JP5416613B2 - 人工芝連結体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数連結される人工芝体を備える人工芝連結体に関する。
従来、この種の人工芝連結体として、表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面に裏材が形成された複数並設される人工芝体と、隣接する人工芝体同士の対向する端部間を連結する連結体とを備えたものが公知である。この人工芝連結体は、人工芝体の端部が、前記裏材が切欠かれて形成された段部となっており、該段部には連結体に係合可能な係合体が設けられている(下記特許文献1参照)。
かかる人工芝連結体にあっては、複数の人工芝体を並設し、隣接する人工芝体の対向する段部をそれぞれ連結体に重ね合わせるようにして各段部に設けられている係合体を連結部にそれぞれ係合させることによって、当該人工芝体同士を連結することができる。
一方、他の人工芝連結体として、表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面全体に係合層が形成された人工芝体と、前記係合層に係合可能な被係合体が表面に設けられた衝撃吸収体とを備えたものが公知である(下記特許文献2参照)。
かかる人工芝連結体にあっては、衝撃吸収体と人工芝体とを、係合層と被係合体とが係合するように重ね合わせて連結することができる。
特開平5− 84857号公報 特開平7−255889号公報
しかしながら、上記特許文献1に係る人工芝連結体にあっては、連結体と係合する係合体が裏材の端部を切欠いて形成された段部に設けられているので、例えば所望する大きさや形状等に人工芝体を切断すると、当該係合体が切落とされてなくなってしまい、そのため、当該切断した人工芝体は、もはや連結体を用いて隣接する人工芝体に連結することができなくなってしまう。結局、上記従来の人工芝連結体においては、人工芝体を切断せずにそのままの形状で使用しなければならないため、決まったレイアウトにしかできなかった。
一方、上記特許文献2に係る人工芝連結体にあっては、芝本体の裏面に係合層が形成され、衝撃吸収体の表面に被係合体が設けられているので、係合層と被係合体との係合は、芝本体と衝撃吸収体との間で形成される。よって、人工芝連結体に人工芝体の厚み方向(表裏方向)の衝撃や、面方向(表裏方向に略直交する方向)の力が加わると、それらは、係合体と被係合体との係合部分に緩衝等されずにそのまま伝わってしまい、その結果、係合体と被係合体とが係合及び係合解除を不要に繰り返してしまう。故に、この人工芝連結体は、係合体と被係合体との係合機能がすぐに損なわれるため耐久性に乏しいものである。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされ、自由にレイアウトすることができ、しかも、耐久性に優れた人工芝連結体を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る人工芝連結体は、表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面に衝撃吸収層が形成され、該衝撃吸収層の裏面に係合層が形成された複数並設される人工芝体と、前記係合層に係合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の各々の係合層に係合することで当該人工芝体同士を連結する連結体とを備え、前記衝撃吸収層は、前記芝本体の裏面全域に亘って形成されており、前記係合層は、前記衝撃吸収層の裏面全域に亘って形成されていることを特徴とする。
該構成の人工芝連結体にあっては、衝撃吸収層が芝本体の裏面全域に亘って形成されており、係合層が前記衝撃吸収層の裏面全域に亘って形成されている、即ち、衝撃吸収層と係合層とが芝本体の裏面全域に対応して形成されているので、人工芝体を何れの位置でその厚み方向に切断しても、当該切断した人工芝体を、連結体を用いて隣接する人工芝体に連結することができる。よって、人工芝体を所望する形状に切断して人工芝連結体を自由にレイアウトすることができる。
また、芝本体の裏面に形成される衝撃吸収層の裏面に係合層が形成されている、即ち、芝本体と係合層との間には衝撃吸収層が形成されているので、芝本体の表面側から作用する人工芝体における厚み方向(表裏方向)の衝撃や面方向(表裏方向に略直交する方向)の力は、芝本体の裏面に形成されている衝撃吸収層で吸収・緩衝される。よって、衝撃吸収層の裏面側において形成される係合層と連結体との係合部分には、前記衝撃や力が作用しない又は作用し難くなる。従って、係合層と連結体との係合機能が損なわれ難くなって長く維持され、その結果、人工芝連結体の耐久性が向上する。
また、本発明に係る人工芝連結体は、表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面に発泡樹脂層が形成され、該発泡樹脂層の裏面に不織布層が形成された複数並設される人工芝体と、前記不織布層に係合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の各々の不織布層に係合することで当該人工芝体同士を連結する面ファスナーとを備え、前記発泡樹脂層は、前記芝本体の裏面全域に亘って形成されており、前記不織布層は、前記発泡樹脂層の裏面全域に亘って形成されていることを特徴とする。
該構成の人工芝連結体にあっては、発泡樹脂層が芝本体の裏面全域に亘って形成されており、不織布層が前記発泡樹脂層の裏面全域に亘って形成されている、即ち、発泡樹脂層と不織布層とが芝本体の裏面全域に対応して形成されているので、人工芝体を何れの位置でその厚み方向に切断しても、当該切断した人工芝体を、面ファスナーを不織布層に係合させて隣接する人工芝体に連結することができる。よって、人工芝体を所望する形状に切断して人工芝連結体を自由にレイアウトすることができる。
また、芝本体の裏面に形成される発泡樹脂層の裏面に不織布層が形成されている、即ち、芝本体と不織布層との間には発泡樹脂層が形成されているので、芝本体の表面側から作用する人工芝体における厚み方向(表裏方向)の衝撃や面方向(表裏方向に略直交する方向)の力は、芝本体の裏面に形成されている発泡樹脂層で吸収・緩衝される。よって、発泡樹脂層の裏面側において形成される不織布層と面ファスナーとの係合部分には、前記衝撃や力が作用しない又は作用し難くなる。従って、不織布層と面ファスナーとの係合機能が損なわれ難くなって長く維持され、その結果、人工芝連結体の耐久性が向上する。
また、本発明に係る人工芝連結体は、前記人工芝体の端部には、面方向外方に向けて突設される凸部と、面方向内方に向けて凹設される凹部と、が形成され、前記凸部と前記凹部とは互いに嵌合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の凸部と凹部とが嵌合することで、両人工芝体同士が連結可能に構成され、前記凸部は、基端部の幅が先端部の幅よりも小さく構成され、前記凹部は、面方向内方側端部の幅が面方向外方側端部の幅よりも大きく構成されていてもよい。
該構成の人工芝連結体にあっては、基端部の幅が先端部の幅よりも小さい凸部と、面方向内方側端部の幅が面方向外方側端部の幅よりも大きい凹部とが嵌め合って掛合するので、凸部と凹部とが人工芝体の面方向において引っ掛かる。よって、両人工芝体に、連結方向(隣接方向)の力が作用したり、該連結方向に交差する方向の力が作用したりしても、かかる凸部と凹部との引っ掛かりによって、両人工芝体が、互いに離間する方向(連結方向)に位置ずれしたり、連結方向に交差する方向に位置ずれしたりすることを効果的に抑制することができる。
このように、本発明は、衝撃吸収層を芝本体の裏面全域に亘って形成すること、係合層を衝撃吸収層の裏面全域に亘って形成することによって、人工芝体を何れの位置でその厚み方向に切断しても、当該切断した人工芝体を連結体を用いて隣接する人工芝体に連結することができ、また、芝本体の表面側から作用する人工芝体における厚み方向の衝撃や面方向の力を衝撃吸収層で吸収・緩衝して当該衝撃や力が衝撃吸収層の裏面側において形成される係合層と連結体との係合部分に作用するのを防止又は抑制することができる結果、人工芝体を所望する形状に切断して人工芝連結体を自由にレイアウトすることができ、また、係合層と連結体との係合機能を長く維持させて耐久性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明は、発泡樹脂層を芝本体の裏面全域に亘って形成すること、不織布層を発泡樹脂層の裏面全域に亘って形成することによって、人工芝体を何れの位置でその厚み方向に切断しても、当該切断した人工芝体を面ファスナーを用いて隣接する人工芝体に連結することができ、また、芝本体の表面側から作用する人工芝体における厚み方向の衝撃や面方向の力を発泡樹脂層で吸収・緩衝して当該衝撃や力が発泡樹脂層の裏面側において形成される不織布層と面ファスナーとの係合部分に作用するのを防止又は抑制することができる結果、人工芝体を所望する形状に切断して人工芝連結体を自由にレイアウトすることができ、また、不織布層と面ファスナーとの係合機能を長く維持させて耐久性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明に係る人工芝連結体の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る人工芝連結体の第2の実施形態を示す平面図である。
以下、本発明に係る人工芝連結体について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に、本実施形態における人工芝連結体1が示されている。該人工芝連結体1は、例えば、保育園等の園庭や、各種スポーツ練習施設、店舗、住居のベランダ、公園等のグラウンド、ビルの屋上などの様々な施設における地面や床面等としての基礎層2の表面上に敷設されて人工芝敷設構造Aを形成するものであり、表面側に延設されるように芝糸312が植設された芝本体31を備える複数の人工芝体3と、人工芝体3同士を連結する連結体4とを備える。
尚、本実施形態では、基礎層2は、表面が平坦面となっている地面であるが、これに限らず、例えば、地面の表面に、表面が平坦な下地層が形成されたものであってもよい。ここで、この下地層は、例えば、大径砕石体と、該大径砕石体よりも小径の小径砕石体とからなり、表面が平坦面に形成されると共に弾性を有する液体バインダー又は合成樹脂バインダー等の固結剤によって固結されて構成される砕石層とすることができる。或いは、下地層は、例えば透水性又は非透水性のアスファルトコンクリートからなるコンクリート層とすることも可能である。尚、基礎層2は、透水性又は非透水性のアスファルトコンクリートからなるコンクリート層であってもよい。
人工芝体3は、例えば長辺が約1800mmであり、短辺が1500mmである略矩形状の人工芝パネルであり、その面方向に並設されるよう複数準備されている。この人工芝体3は、表面側に延設されるように芝糸312が植設された芝本体31と、該芝本体31の裏面に形成される衝撃吸収層32と、該衝撃吸収層32の裏面に形成される係合層33とを備える。尚、人工芝体3は、略矩形状の人工芝パネルに限らず、例えばロール状にすることができる帯状の人工芝シート体であってもよい。
芝本体31は、基布311の表面側に延設されるように該基布311に複数の芝糸312が植設され、該植設された芝糸312を固定するためのバッキング材313が基布311の裏面側に設けられて構成されている。具体的には、芝本体31は、ポリプロピレン製の平織りの織布を用いた基布311に、例えば1800デシテックスのポリエチレン製モノフィラメントの芝糸312を、例えば糸重量0.5kg/m2乃至4.0kg/m2及びパイル長5mm乃至50mmとなるように植設して芝葉を形成し、基布311の裏面に例えばSBRやウレタン樹脂等のバッキング材313を塗布して前記芝糸312を基布311に固定して構成されている。尚、本実施形態では、芝本体31の芝糸312は基布311の上方向に向けて植設され、カットパイル状に10乃至25mm程度の長さに整えられている。尚、芝糸312は、ポリエチレン製モノフィラメントの他に、例えばポリプロピレン製モノフィラメントやナイロン製モノフィラメントなども好適に用いることができる。
衝撃吸収層32は、弾性材からなる低反発弾性層であり、例えば天然ゴムや合成ゴム等の樹脂発泡体からなる発泡樹脂層である。本実施形態では、衝撃吸収層32は、発泡ウレタンをシート状に形成して構成されている。この衝撃吸収層32は、その厚さが例えば1mm乃至50mmであり、芝本体31の基布311の裏面全域に亘るように形成されている。
係合層33は、連結体4に係合可能に構成されており、不織布で構成される不織布層であり、その単位面積当りの重量が例えば30g/m2乃至1000g/m2である。かかる係合層33は、衝撃吸収層32の裏面全域に亘って形成されている。即ち、衝撃吸収層32と不織布層とは、芝本体31の裏面側全域に対応して設けられている。尚、不織布は、例えば60g/m2乃至300g/m2のものが好ましく、特に100g/m2乃至150g/m2のものが、連結体4との繰り返しの係合・係合解除に対して耐久性があって好ましい。
このような人工芝体3は、例えば、不織布からなる係合層33の表面側に、未硬化のウレタン樹脂を塗布し、該塗布したウレタン樹脂の表面側に芝本体31を貼り付けて硬化させることで製造することができる。或いは、係合層33の表面に、既硬化のウレタン樹脂発泡体を例えば接着剤等で接着し、該ウレタン樹脂発泡体の表面に芝本体31を接着することでも製造可能である。
連結体4は、人工芝体3の係合層33に係合及び係合解除可能に構成されており、互いに隣接する人工芝体3のそれぞれの係合層33に係合して当該人工芝体3同士を連結することができるように構成されている。この連結体4は、所定幅、具体的には、互いに隣接する人工芝体3の対向する端部間に跨る程度の幅を有する長尺の帯状体である。本実施形態では、連結体4は、不織布に係合可能な面ファスナー、具体的には、表面がフック状に起毛した面ファスナーである。
次に、かかる構成の人工芝連結体1を基礎層2に敷設する方法について説明する。まず、表面が平坦な基礎層2に連結体4を敷設する。具体的には、その裏面が基礎層2の表面と対向するような向きで基礎層2に連結体4を敷設する。尚、連結体4を基礎層2に接着或いは固定してもよい。
そして、その上から複数の人工芝体3を並べて敷設する。具体的には、連結体4の幅方向中央より一方側の領域に、人工芝体3の一端部の係合層33を係合させて該人工芝体3を敷設し、連結体4の幅方向中央より他方側の領域に、他の人工芝体3の一端部の係合層33を係合させて該他の人工芝体3を敷設することによって、前記人工芝体3と他の人工芝体3とを隣接させた状態で連結体4で連結して敷設する。このとき、連結体4の厚み成分は衝撃吸収層32によって吸収される。具体的には、人工芝体3を敷設した状態においては、人工芝体3の一端部と基礎層2との間に連結体4が挟み込まれた状態となっているところ、衝撃吸収層32は、挟み込まれた連結体4の厚みに相当する分だけ、その厚み方向に変形(具体的には、弾性変形)している。このため、敷設した人工芝体3の一端部が盛り上がってしまうのを効果的に抑制・防止することができ、見栄えを良くすることができる。
(第2実施形態)
人工芝連結体の第2実施形態を図2を中心に説明する。
図2に示すように、人工芝体3は、一辺が約960mmの略正方形の人工芝パネルである。図2では、2枚の人工芝パネルを面方向に並設しているが、複数であれば、何枚並設してもよい。また、図2では、図1で示した芝本体31の芝糸312を省略し、図1で示した衝撃吸収層32や係合層33については、同一構造であるため、図示しないと共に説明を省略する。尚、人工芝体3は、略正方形の人工芝パネルである場合に限らず、略長方形の人工芝パネルであってもよい。
人工芝体3の4辺のそれぞれには、面方向外方に向けて突設される凸部5と、面方向内方に向けて凹設される凹部6とが辺方向に沿って連続して隣り合うように形成されている。前記凸部5と前記凹部6とは、互いに嵌合可能に構成されており、互いに隣接する人工芝体3の凸部5と凹部6とが嵌合することで、両人工芝体3,3同士が連結可能に構成されている。
また、凸部5と凹部6とは、前記人工芝体3の厚み方向全域に亘って形成されている。具体的には、凸部5と凹部6とは、前記人工芝体3の表面側から裏面側まで略一定形状となるように構成されている。従って、配設された人工芝体3…のどの人工芝体3でも上方へ移動させるだけで容易に取り外すことができ、部分的な取替えを容易に行える利点がある。
前記凸部5は、平面視において略逆台形状に構成され、基端部の幅が先端部の幅よりも小さくなっている。これに対して、前記凹部6は、平面視において略台形状に構成され、面方向内方側端部の幅が面方向外方側端部の幅よりも大きくなっている。このように構成することによって、前記凸部5には、嵌合した凹部6に面方向内外方で掛合する掛合部5Aが備えられ、前記凹部6には、前記掛合部5Aが掛合する被掛合部6Aが備えられている。従って、互いに隣接して連結される人工芝体のうち、一方の人工芝体3の端部に突設される凸部5と、他方の人工芝体3の端部に凹設される凹部6とが例えば上下方向から嵌り合って掛合することによって、両人工芝体に、連結方向(隣接方向)の力が作用したり、該連結方向に交差する方向の力が作用したりしても、両人工芝体が、互いに離間する方向B(連結方向)に位置ずれしたり、連結方向に略直交する方向Aに位置ずれしたりすることを効果的に抑制することができる。
前記人工芝体3は、前述したように、凸部5と凹部6とが辺方向に沿って連続して隣り合うように形成され、対向する2辺のうちの一方の辺の凸部5に対して他方の辺の凹部6が対向して位置するように、対向する2辺に凸部5と凹部6とが千鳥配置になるように凸部5と凹部6とを形成している。
前記人工芝体3の4個の角部に位置する凸部7と凹部8のそれぞれは、幅方向の一端が切り取られた形状とすることで、図2において右側又は左側に例えば2つの人工芝体3を更に連結して4つの人工芝体3を連結した場合に、隙間無く連結することができるようにしている。
次に、かかる構成の人工芝連結体1を基礎層2に敷設する方法について説明する。まず、表面が平坦な基礎層2に連結体4を敷設する。具体的には、その裏面が基礎層2の表面と対向するような向きで基礎層2に連結体4を敷設する。尚、連結体4を基礎層2に接着或いは固定してもよい。また、連結体4の幅方向の寸法は自由に変更することができる。
そして、その上から複数(図2では2個)の人工芝体3を並べて敷設する。具体的には、連結体4の幅方向一端部から少し他端部側に一方の人工芝体3の凸部5の先端が位置するように該一方の人工芝体3を配置し、人工芝体3の一端部の係合層33(図1参照)を連結体4に係合させて、連結体4の他端部側に一方の人工芝体3を敷設する。続いて、連結体4の幅方向一端部側から前記敷設した一方の人工芝体3の凸部5及び凹部6にそれぞれ凹部6及び凸部5が掛合するように他方の人工芝体3を配置し、他方の人工芝体3の一端部の係合層33(図1参照)を連結体4に係合させて、連結体4の一端部側に他方の人工芝体3を敷設する。連結体4は、凸部5の突出量よりも幅広に構成されているので、一方の人工芝体3の凸部5と他方の人工芝体3の凸部5との全体、即ち一方の人工芝体3と他方の人工芝体3との掛合部分全体に跨って、両人工芝体3に係合している。このとき、連結体4の厚み成分は衝撃吸収層32(図1参照)によって吸収される。具体的には、人工芝体3を敷設した状態においては、人工芝体3の一端部と基礎層2との間に連結体4が挟み込まれた状態となっているところ、衝撃吸収層32は、挟み込まれた連結体4の厚みに相当する分だけ、その厚み方向に変形(具体的には、弾性変形)している(図1参照)。このため、敷設した人工芝体3の一端部が盛り上がってしまうのを効果的に抑制・防止することができ、見栄えを良くすることができる。また、一方の人工芝体3の凸部5及び凹部6にそれぞれ凹部6及び凸部5が掛合するように他方の人工芝体3を配置するだけで、両人工芝体3,3の位置決めが容易に行える利点もある。
このように、複数の人工芝体3を基礎層2の表面に沿って並べて連結体4で連結することで人工芝敷設構造Aが形成される(図1参照)。尚、本実施形態では、人工芝体3の前記芝本体31の表面側芝糸間には、例えば粒状体を充填して形成される充填層等を設けない。
以上のような構成の人工芝連結体1にあっては、発泡ウレタンで形成される衝撃吸収層32と不織布で形成される係合層33とが芝本体31の裏面全域に対応して形成されているので、人工芝体3を何れの位置で厚み方向に切断しても、当該切断した人工芝体3の端部には、衝撃吸収層32及び係合層33が存在する。よって、当該切断した人工芝体3とこれに隣接する人工芝体3とを、フック状の面ファスナーである連結体4をそれぞれの係合層33に係合させて連結することができる。故に、人工芝体3を所望する形状に切断して人工芝連結体1を自由にレイアウトすることができる。
また、衝撃吸収層32が芝本体31と係合層33との間に形成されているので、芝本体31の表面側から作用する人工芝体3における厚み方向(表裏方向)の衝撃や面方向(表裏方向に略直交する方向)の力は、発泡ウレタンで形成された衝撃吸収層32で吸収・緩衝される。よって、衝撃吸収層32の裏面側において形成される係合層33と連結体4との係合部分、つまり、不織布と面ファスナーとの係合部分には、前記衝撃や力が作用しない又は作用し難くなる。従って、係合層33と連結体4との係合機能(具体的には、不織布と面ファスナーとの係合力)が損なわれ難くなって長く維持され、その結果、人工芝連結体1の耐久性が向上する。しかも、第2実施形態のように、一方の人工芝体3の端部に突設される凸部5と、他方の人工芝体3の端部に凹設される凹部6とが嵌り合って掛合する場合には、両人工芝体に、連結方向(隣接方向)の力が作用したり、該連結方向に交差する方向の力が作用したりしても、両人工芝体が、互いに離間する方向B(連結方向)に位置ずれしたり、連結方向に略直交する方向Aに位置ずれしたりすることを効果的に抑制することができる。
尚、第1及び第2実施形態では、係合層33が不織布で構成され、連結体4が面ファスナーで構成される場合について説明したが、これに限らず、係合層33を面ファスナーで構成し、連結体4を不織布で構成してもよい。また、連結体4の幅寸法及び配置する個数は自由に変更可能である。
また、第1及び第2実施形態では、不織布とフック状に起毛した面ファスナーとを係合させる場合について説明したが、これに限らず、ループ状に起毛した面ファスナーとフック状に起毛した面ファスナーとを係合させる場合や、ループ状の起毛及びフック状の起毛の双方を備えた一対の面ファスナーを互いに係合させる場合、クリックタイプの一対の面ファスナーを互いに係合させる場合、シャークタイプの一対の面ファスナーを互いに係合させる場合であってもよい。
更に、第1及び第2実施形態では、芝本体31の表面側芝糸間に粒状体を充填して形成される充填層を設けない場合について説明したが、これに限らず、当該充填層を設けてもよい。但し、人工芝体3を取替える際の利便性を考慮して充填層は設けないのが好ましい。
また、第2実施形態では、凸部5を略逆台形状に構成したが、これに限らず、例えば略T字状または楔状あるいは半円部を有する茸状などのように、嵌合した凹部に対して掛合可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、第2実施形態では、人工芝体3の対向2辺の一方の辺の凸部5に対して異なる形状の凹部6が対向する位置になるように凸部5と凹部6を千鳥状に形成したが、人工芝体3の対向2辺の一方の辺の凸部5に対して同一形状の凸部5が対向する位置になるように凸部5と凹部6を形成してもよい。また、人工芝体3の対向2辺の一方の辺に、凸部5のみを形成し、他方の辺に、凸部5が嵌合する凹部6のみを形成してもよい。
1…人工芝連結体、2…基礎層、3…人工芝体、4…連結体、5,7…凸部、6,8…凹部、5A…掛合部、6A…被掛合部、31…芝本体、32…衝撃吸収層、33…係合層、311…基布、312…芝糸、313…バッキング材、A…人工芝敷設構造

Claims (3)

  1. 表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面に衝撃吸収層が形成され、該衝撃吸収層の裏面に係合層が形成された複数並設される人工芝体と、前記係合層に係合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の各々の係合層に係合することで当該人工芝体同士を連結する連結体とを備え、前記衝撃吸収層は、前記芝本体の裏面全域に亘って形成されており、前記係合層は、前記衝撃吸収層の裏面全域に亘って形成されていることを特徴とする人工芝連結体。
  2. 表面側に延設されるように芝糸が植設された芝本体の裏面に発泡樹脂層が形成され、該発泡樹脂層の裏面に不織布層が形成された複数並設される人工芝体と、前記不織布層に係合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の各々の不織布層に係合することで当該人工芝体同士を連結する面ファスナーとを備え、前記発泡樹脂層は、前記芝本体の裏面全域に亘って形成されており、前記不織布層は、前記発泡樹脂層の裏面全域に亘って形成されていることを特徴とする人工芝連結体。
  3. 前記人工芝体の端部には、面方向外方に向けて突設される凸部と、面方向内方に向けて凹設される凹部と、が形成され、前記凸部と前記凹部とは互いに嵌合可能に構成され、互いに隣接する人工芝体の凸部と凹部とが嵌合することで、両人工芝体同士が連結可能に構成され、前記凸部は、基端部の幅が先端部の幅よりも小さく構成され、前記凹部は、面方向内方側端部の幅が面方向外方側端部の幅よりも大きく構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の人工芝連結体。
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