JP5413908B2 - フォーミングマシン - Google Patents

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Description

本発明は、ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備えたフォーミングマシンに関する。
従来、この種のフォーミングマシンとして、保持用スライド駆動機構に備えた折曲加工ツールに保持ツールがスライド可能に組み付けられると共に、圧縮スプリングによって心金側に付勢されたものが知られている。そして、ワークが心金と折曲加工ツールとの間に供給されると、保持ツールが折曲加工ツールと一体になってワークに接近し、先に保持ツールがワークに当接して心金との間でワークを保持する。そこから折曲加工ツールがワークに更に接近してからワークに当接し、ワークが心金に沿った形状に折り曲げ加工される。この間、圧縮スプリングが、折曲加工ツールの移動に伴って圧縮変形される。なお、上記した折り曲げ加工後、複数の加工用スライド駆動機構が巻付加工ツールをワークに押し付けてワークを心金に巻き付けるように成形する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−102899号公報(図3,図4、段落[0024])
ところで、保持ツールによってワークを保持する保持力の最適値や折曲加工ツールでワークを加工する前に保持ツールをワークに当接させる最適な当接タイミングは、ワークの材料や形状によって異なる。しかしながら、上記した従来のフォーミングマシンでは、上記保持力を変更するためには圧縮スプリングを交換する必要があり、上記当接タイミングを変更するためには、折曲加工ツールにおける保持ツールの初期位置を変更する必要があるので、ワークの形状及び材料の変更時の段取りに手間がかかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ワークの形状及び材料の変更に容易に対応可能なフォーミングマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るフォーミングマシンは、ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを心金に向けた同方向でスライド駆動し、保持ツールと心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で折曲加工ツールをワークに押し付けて折り曲げた後、複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールをワークに押し付けてワークを心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、保持用スライド駆動機構に、保持ツール用のサーボモータと折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、保持ツールと折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、折曲加工ツールに形成されて、保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、保持ツール用のサーボモータにより回転駆動され、保持ツールのスライド方向と直交する方向に回転軸を有する回転出力盤と、回転出力盤の回転中心からオフセットした位置に設けられた偏心軸部と、偏心軸部と保持ツールとを連結するリンクとを備えたところに特徴を有する。
請求項の発明に係るフォーミングマシンは、ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを心金に向けた同方向でスライド駆動し、保持ツールと心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で折曲加工ツールをワークに押し付けて折り曲げた後、複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールをワークに押し付けてワークを心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、保持用スライド駆動機構に、保持ツール用のサーボモータと折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、保持ツールと折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、折曲加工ツールに形成されて、保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、保持ツールに固定されかつ保持ツールのスライド方向と平行に配置されたラックと、ベース基板に対して回転可能に固定されかつラックに噛合するピニオンとを備え、ピニオンを保持ツール用のサーボモータにより回転駆動可能としたところに特徴を有する。
請求項の発明に係るフォーミングマシンは、ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを心金に向けた同方向でスライド駆動し、保持ツールと心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で折曲加工ツールをワークに押し付けて折り曲げた後、複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールをワークに押し付けてワークを心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、保持用スライド駆動機構に、保持ツール用のサーボモータと折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、保持ツールと折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、折曲加工ツールに形成されて、保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、保持ツールに固定されかつ保持ツールのスライド方向と平行に延びるスライド用螺子と、ベース基板に対して回転可能に固定されかつスライド用螺子に螺合する回転ナットとを備え、回転ナットを保持ツール用のサーボモータにより回転駆動可能としたところに特徴を有する。
請求項の発明に係るフォーミングマシンは、ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを心金に向けた同方向でスライド駆動し、保持ツールと心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で折曲加工ツールをワークに押し付けて折り曲げた後、複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールをワークに押し付けてワークを心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、保持用スライド駆動機構に、保持ツール用のサーボモータと折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、保持ツールと折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、折曲加工ツールに形成されて、保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、ベース基板の前面と平行でベース基板の前方に位置した揺動軸を中心に揺動可能に設けられ、揺動軸よりベース基板側の端部が保持ツールに連結されたシーソー形の揺動レバーと、ベース基板に固定されかつ折曲加工ツールよりベース基板から前方に離れた位置まで突出し、揺動レバーを揺動可能に支持するレバー支持突部と、ベース基板に固定されかつ保持用スライド駆動機構よりベース基板から前方に離れた位置まで突出し、保持ツール用のサーボモータを支持するモータ支持突部と、ベース基板の前面より前方に離して設けられ、保持ツール用のサーボモータの回転出力を揺動レバーの揺動出力に変換する回転揺動変換機構とを備え、折曲加工ツール用のサーボモータの回転出力を折曲加工ツールのスライド動作に変換する回転スライド変換機構を、ベース基板と回転揺動変換機構との間に配置したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシンにおいて、心金には、ブランク材であるワークが側方から送給される第1次加工位置と、その第1次加工位置より前方に配置された第2次加工位置とが設定され、ベース基板には、心金の側面に沿ってツール挿通孔が前後に貫通形成されると共に、ツール挿通孔を介してワークを後方から押圧し、第1次加工位置から第2次加工位置へと移動するワークシフト機構が設けられ、保持ツール、折曲加工ツール及び巻付加工ツールには、それぞれ第1次加工位置でワークに押しつけられる1次加圧部と、第2次加工位置でワークに押しつけられる2次加圧部とが一体に備えられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシンにおいて、心金の側方位置でベース基板を前後に貫通した板金送給孔と、板金送給孔を通してベース基板の後側から前側へと帯板状板金を間欠的に送給する板金送給装置と、板金送給孔の前側位置で帯板状板金からブランク材を打ち抜くプレス機構と、プレス機構で打ち抜かれたブランク材をワークとして心金と保持ツールとの間に側方から送給するブランク材送給装置とを備えたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシンにおいて、保持ツールをワークに当接させて心金との間で第1の保持力でワークを仮保持した後、折曲加工ツールによる折り曲げ加工を行う前に、第1の保持力をそれより大きな第2の保持力へと変化させて保持するように保持ツール用のサーボモータの制御プログラムが構成されているところに特徴を有する。
[請求項1〜4の発明]
本発明のフォーミングマシンでは、保持ツールと折曲加工ツールとを別々のサーボモータによって別々にスライド駆動可能としたので、保持ツールによるワークに対する保持力やワークへの当接タイミングをサーボモータの制御プログラムの変更によって容易に変更することができ、ワークの形状及び材料の変更に容易に対応することが可能になる。
発明において、保持ツール用のサーボモータにより保持ツールをスライドさせる機構は、例えば、請求項の構成のように、サーボモータにより回転駆動される回転出力盤に備えた偏心軸部と、偏心軸部と保持ツールとを連結するリンクとで構成されてもよい。また、請求項の構成のように、保持ツールに固定されかつ保持ツールのスライド方向と平行に延びるラックと、ベース基板に対して回転可能に固定されかつラックに噛合するピニオンとを設け、ピニオンをサーボモータにより回転駆動可能にすることで構成されてもよいし、請求項3の構成のように、保持ツールに固定されて保持ツールのスライド方向と平行に延びるスライド用螺子と、ベース基板に対して回転可能に固定されかつスライド用螺子に螺合する回転ナットとを設け、回転ナットをサーボモータにより回転駆動可能にすることで構成されてもよい。
また、請求項のフォーミングマシンでは、折曲加工ツール用のサーボモータの回転出力を折曲加工ツールのスライド動作に変換する回転スライド変換機構と、保持ツール用のサーボモータの回転出力を揺動レバーを介して保持ツールのスライド動作に変換する回転揺動変換機構とが、ベース基板の前側で前後方向に重ねて配置されるので、保持用スライド駆動機構全体がコンパクトになる。
[請求項の発明]
請求項のフォーミングマシンでは、心金の第1次加工位置にブランク材であるワークが側方から送給されると、保持ツールの1次加圧部と心金との間にワークが保持された状態で、折曲加工ツール及び巻付加工ツールの1次加圧部によってワークが加圧されて心金に巻き付けられたリング状に成形される。そして、保持ツール、折曲加工ツール及び巻付加工ツールの1次加圧部がワークから離間したときに、リング状のワークがワークシフト機構によって心金の第1次加工位置から第2次加工位置へと押されて移動し、新たなブランク材であるワークが第1次加工位置に送給される。そして、第1次加工位置では、新たなブランク材であるワークが、上述の通り加圧されてリング状に成形され、第2次加工位置ではリング状のワークが保持ツール、折曲加工ツール及び巻付加工ツールの2次加圧部によって再加圧されて目標形状へと近づけられる。このように複数回に亘ってワークを加圧成形することで、ワークの成形の形状が安定する。
[請求項の発明]
請求項の構成では、帯板状板金からのブランク材を打ち抜く工程と、ブランク材を心金に巻き付けたリング状に成形する工程とを、1台のフォーミングマシンで行うことができるので生産効率もよい。
[請求項の発明]
請求項のフォーミングマシンでは、ワークに対する保持力を第1から第2の保持力へと増加させてワークを保持するので、ワークに打痕が付くことを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るフォーミングマシンの前面図 フォーミングマシンの一部を拡大した前面図 フォーミングマシンの側断面図 保持ツール等が心金から離間した一部拡大側断面図 保持ツール等が心金に接近した状態の一部拡大側断面図 プレス機構の側断面図 心金、保持ツール、加工ツール群の前面図 心金、保持ツール、加工ツール群の前面図 心金、保持ツール、加工ツール群の前面図 第2実施形態に係るフォーミングマシンの一部拡大側断面図 第3実施形態に係るフォーミングマシンの一部拡大側断面図 変形例に係るフォーミングマシンの一部拡大側断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1には、本実施形態のフォーミングマシン10を前方から見た状態が示されている。同図に示すように、フォーミングマシン10は、ベース基板11の前面に設けた心金12の周りに保持用スライド駆動機構40と複数の加工用スライド駆動機構13とを放射状に配置して備えている。加工用スライド駆動機構13は全部で3つ備えられ、そのうちの1つの加工用スライド駆動機構13は心金12の下方に延び、残りの2つの加工用スライド駆動機構13,13は、心金12から斜め下方に延びかつ左右対照に配置されている。一方、保持用スライド駆動機構40は、心金12から上方に延びている。
図3に示すように、心金12は、ベース基板11に備えた中心台30に固定されている。中心台30は、ベース基板11に貫通形成された中心孔11Aに嵌合固定されてベース基板11の前面に突出している。中心台30の前面には、前面凹部30Aが形成され、そこに前面盤31が嵌合固定されている。そして、図4に示すように、前面盤31を前後に貫通した心金支持孔31Aに中心台30側から心金12が挿通されて前方に突出した状態に固定されている。その心金12は、図2に示すように、軸方向の前方から見ると下面が水平になって、その下面から両側面が上方に直角に立ち上がると共に、略半円状の上面によって両側面の上端部間が連絡された形状になっている。また、前面盤31の前面には、心金12の回りを囲む包囲壁32が突出して設けられ、その包囲壁32には、保持用スライド駆動機構40及び複数の加工用スライド駆動機構13に対応した複数のガイド孔32Gが放射状に形成されている。さらに、図3に示すように、包囲壁32の前面に前面カバー33が固定され、その前面カバー33に貫通形成されたワーク排出孔33A内に心金12の先端部が遊嵌されている。
加工用スライド駆動機構13は、ベース基板11の前面に重ねて固定された固定ベース14を備え、その固定ベース14のうち心金12側の端部には、可動ベース15が心金12に接離するようにスライド可能(直動可能)に支持されている。また、固定ベース14のうち心金12から離れた側の端部には、クランク軸16が回転可能に設けられている。クランク軸16の回転中心は、ベース基板11の前後方向を向いていて、クランク軸16のうち回転軸からオフセットした偏心軸部16Aと可動ベース15との間がクランクリンク17によって連結されている。
固定ベース14及びベース基板11には、クランク軸16の回転軸上に動力伝達孔18が形成され、その動力伝達孔18のうちベース基板11の後面側開口縁には、減速機19が固定されている。また、その減速機19の後面には、巻付加工用のサーボモータ20のステータ20Sが固定され、サーボモータ20の図示しない回転出力軸が減速機19に連結されている。そして、減速機19の回転出力軸19Gが動力伝達孔18内でクランク軸16に連結され、これにより、サーボモータ20にてクランク軸16が回転駆動されて、可動ベース15が心金12に接離するようにスライド駆動される。
図2に示すように、可動ベース15の先端部から心金12側に向けて巻付加工ツール21が突出し、前面盤31のガイド孔32Gにスライド可能に挿入されている。また、図4に示すように、各巻付加工ツール21の先端部からは、心金12の軸方向に沿った2カ所から心金12に向かって1対の突部が突出していて、それら突部のうちベース基板11側の突部が本発明に係る1次加圧部21Aとなり、ベース基板11から離れた側の突部が本発明に係る2次加圧部21Bになっている。なお、巻付加工ツール21の1次加圧部21Aと2次加圧部21Bは、略同一形状になっている。以下、1次加圧部21Aと2次加圧部21Bとを区別しない場合には、巻付加工ツール21の先端部といい、後述する折曲加工ツール41、保持ツール45に関しても同様とする。
図2に示すように、中央の加工用スライド駆動機構13における巻付加工ツール21の先端部は、巻付加工ツール21の下面と平行な平坦面を有し、その平坦面の両横角部は、両横の巻付加工ツール21,21との干渉を避けるために面取りされて傾斜面になっている。これに対し、両横の加工用スライド駆動機構13,13の巻付加工ツール21,21における先端部には、心金12の下面側両角部に対応したV字溝が形成されている。
図3に示すように、保持用スライド駆動機構40は、加工用スライド駆動機構13と同様に、固定ベース14と可動ベース15とクランク軸16とクランクリンク17と折曲加工用のサーボモータ40Mとを備え、そのサーボモータ40Mの動力により可動ベース15が心金12に対して接離するようにスライド駆動される。この保持用スライド駆動機構40の可動ベース15の先端部からは、図2に示すように、心金12に向けて折曲加工ツール41が突出している。折曲加工ツール41は、ツール基礎部42の先端部に形成した凹部42Aにツール本体部43を嵌合固定してなり、ツール基礎部42が前面盤31のガイド孔32Gにスライド可能に支持されている。
図4に示すように、ツール本体部43の先端部には、巻付加工ツール21と同様に、心金12の軸方向に沿った2箇所に1次加圧部43Aと2次加圧部43Bとが突出した状態に設けられ、1次加圧部43Aがベース基板11側に配置される一方、2次加圧部43Bがベース基板11から離れた側に配置されている。このツール本体部43においても、1次加圧部43Aと2次加圧部43Bの形状は略同一になっていて、共に、図7(A)に示すように心金12の略半円状の上面に対応した略半円状の湾曲凹部43Wを中央に備えた二股形状になっている。
図2に示すように、折曲加工ツール41のうちツール基礎部42には、可動ベース15(図3参照)側の端部から長手方向の中間位置に亘って第1ガイド溝44Aが形成されている。また、折曲加工ツール41には、第1ガイド溝44Aのうち心金12側の端面中央と湾曲凹部43Wの奥部中央との間を連絡するように第2ガイド溝44Bが形成されている。そして、保持ツール45が第1と第2のガイド溝44A,44Bにスライド可能に組み付けられている。
具体的には、保持ツール45は、第1ガイド溝44Aにスライド可能に係合したブロック状の保持ツール基礎部46の先端から保持ツール本体部47を突出させてなり、その保持ツール本体部47が第2ガイド溝44Bにスライド可能に係合している。また、保持ツール本体部47は、図2に示すように前方から見た状態より、図4に示すように側方から見た状態が幅広になった帯板状をなしている。そして、保持ツール45の先端部(詳細には、その保持ツール本体部47の先端部)にも、巻付加工ツール21と同様に、心金12の軸方向に沿った2箇所に1次加圧部47Aと2次加圧部47Bとが突出した状態に設けられ、1次加圧部47Aがベース基板11側に配置される一方、2次加圧部47Bがベース基板11から離れた側に配置されている。また、この保持ツール45では、1次加圧部47Aと2次加圧部47Bの形状が異なっている。即ち、1次加圧部47Aの先端面には、後述するワークWと同じ幅の押圧溝47Mが形成されている。これに対し、2次加圧部47Bの先端面は平坦になっている。
図3に示すように、保持用スライド駆動機構40のうち固定ベース14には、可動ベース15の位置よりもベース基板11から離れる位置まで突出したレバー支持突部59が備えられている。具体的には、固定ベース14の両側縁部の上面に1対のL形アングルの一方辺58,58(図1参照)が取り付けられ、その他方辺がベース基板11から離れる側に立ち上がって1対の側壁を形成している。また、それら1対の側壁は、折曲加工ツール41の両側方に位置し、それら1対の側壁から1対のレバー支持突部59,59が前方に突出している。そして、図2に示すように、1対のレバー支持突部59,59の間に揺動軸49Jが差し渡されている。また、揺動軸49Jは、図3に示すように、保持ツール45の上端部の前方位置に配置され、その揺動軸49Jに本発明に係るシーソー形の揺動レバー49が揺動可能に支持されている。そして、揺動レバー49におけるベース基板11側の端部が、保持ツール45の上端部に備えた摺動孔48に受容されて、揺動レバー49の揺動に連動して保持ツール45が直動するようになっている。
図3に示すように、一方のレバー支持突部59における上端位置には、減速機51が固定されている。減速機51のうち保持用スライド駆動機構40における左右方向の中央側を向いた端面には、図示しない回転出力盤が取り付けられ、その回転出力盤のうち回転中心からオフセットした位置に偏心軸部51Gが設けられている。そして、その偏心軸部51Gと揺動レバー49のうちベース基板11から離れた側の端部との間が、リンク50によって連結されている。また、減速機51のうち前記回転出力盤と反対側の端面には、図1に示すように、ギヤボックス53が取り付けられている。このギヤボックス53は、減速機51と反対側の端部が上方に向かって屈曲し、その上端面に保持ツール用のサーボモータ40Nが取り付けられている。そして、ギヤボックス53内に備えた図示しない1対のベベルギヤを介して保持ツール用のサーボモータ40Nの回転出力軸が減速機51に連結されている。これにより、保持ツール用のサーボモータ40Nの動力によってリンク50、揺動レバー49を揺動させて保持ツール45を上下にスライド駆動することができる。
図2に示すように、前面盤31には、心金12から両側方に延びるように水平溝32M,32Mが包囲壁32に形成され、それらのうち図2に向かって左側の水平溝32Mにワークストッパ57が組み付けられる一方、右側の水平溝32Mにワーク送給ガイド56が組み付けられている。そして、細長い長方形をなしたブランク材であるワークWがワーク送給ガイド56側から心金12と保持ツール45及び折曲加工ツール41との間に送給されるようになっている。
具体的には、ワーク送給ガイド56には、心金12の上面の頂点に接する水平線上にワーク送給溝56Aが形成されている。また、ワーク送給ガイド56の先端部は、ワーク送給溝56Aより上側部分が下側部分より段付き状に心金12側に突出している。また、ワークストッパ57の先端面は、ワーク送給溝56Aの延長線上に段差部を有し、ワーク送給ガイド56と同様に段差部より上側部分が下側部分より段付き状に心金12側に突出している。そして、図7(A)に示すように、ワーク送給溝56Aから心金12側に送給されたワークWの一端部が、ワークストッパ57のうち段差面より下側のストッパ面57Sに当接した状態で、ワークWの他端部がワーク送給ガイド56のうち段差面より下側部分の先端面より僅かに前方に配置される。また、心金12の軸方向においては、その心金12のうち前記した巻付加工ツール21、折曲加工ツール41及び保持ツール45(以下、適宜「ツール群21,41,45」という)の1次加圧部21A,43A,47Aに囲まれた第1次加工位置に、ワーク送給溝56AからワークWが送給される。その第1次加工位置でワークWは、図5に示すように、保持ツール45の押圧溝47Mに受容されて、図7(B)に示すように、保持ツール45と心金12との間に挟持される。この状態で折曲加工ツール41が心金12に接近し、図8(A)に示すように、折曲加工ツール41の湾曲凹部43Wと心金12の上面との間で、ワークWが中央にU字状に湾曲変形される。次いで、図8(B)に示すように、左右両側の巻付加工ツール21,21が心金12に接近してワークWの両端部を心金12の下端側両角部に合わせて折り曲げる。そして、最後に中央の巻付加工ツール21が心金12に接近してワークWの両端部を心金12の下面に押し付ける。これらにより、ワークWが心金12に巻き付けられた状態に成形される。
図3に示すように、ベース基板11の後面には、ベース基板11の後面と直交しかつ鉛直に起立した後面補強壁11Wが備えられると共に、ベース基板11の後面と後面補強壁11Wとに支持された水平板11Vが、ベース基板11における中心台30の下方位置に設けられている。そして、水平板11Vの上面には、ワークシフト機構70が取り付けられている。ワークシフト機構70は、上記した加工用スライド駆動機構13と同様に、固定ベース14と可動ベース15とクランク軸16とクランクリンク17とワークシフト用のサーボモータ71とを備えている。そして、可動ベース15がベース基板11の後面に近い側に配置される一方、サーボモータ71がベース基板11の後方に離れた側に配置され、サーボモータ71の動力によって可動ベース15をベース基板11の後面に接離させるようにスライド駆動する。
ワークシフト機構70の可動ベース15には、ワーク移動ツール72が取り付けられている。ワーク移動ツール72は、円柱状のガイド突部73に先端から直動ロッド74を突出させた構造になっている。直動ロッド74は、図7(A)に示すように、左右に対をなして設けられている。このワーク移動ツール72に対応させて、図4に示すように、中心台30の中心部には、ガイド孔30Bが貫通形成されると共に、前面盤31には心金12の両側面に沿って1対のツール挿通孔(図示せず)が前後方向に貫通形成されている。そして、ガイド突部73がガイド孔30Bにスライド可能に係合した状態で、1対の直動ロッド74,74が1対のツール挿通孔に挿通されている。また、1対の直動ロッド74,74の前端部は、通常は図5に示すように心金12における第1次加工位置より後方に位置している。そして、ツール群21,41,45が心金12から離れたときに、第1次加工位置で成形済みのワークWを、図4に示すように直動ロッド74,74が後側から押して、心金12のうちツール群21,41,45の2次加圧部21B,43B,47Bに囲まれた第2次加工位置に送給する。そして、その第2次加工位置で、ワークWがツール群21,41,45の2次加圧部21B,43B,47Bにて再加圧される。また、ワークWは、直動ロッド74,74に押されて心金12の前端側に溜まると共に心金12の前端から押し出されてワーク排出孔33Aから排出される。
図2に示すように、ワーク送給ガイド56におけるワークWの送給元側には、そのワーク送給ガイド56の延長線上にワーク送給レール55が延びている。ワーク送給レール55には、ワーク送給ガイド56のワーク送給溝56Aに連通したワーク送給溝55Aが形成されている。そして、図1に示すように、ワーク送給レール55の送給元側には、プレス機構60、ブランク材送給装置80が設けられている。
図6に示すように、プレス機構60は、ベース基板11の前面に固定されてワーク送給レール55の上方に配置され、上記した加工用スライド駆動機構13と同様に、図6に示すように、固定ベース14と可動ベース15とクランク軸16とクランクリンク17と打抜プレス用のサーボモータ60Mとを備えている。そして、可動ベース15がプレス機構60の下端部に配置される一方、サーボモータ60Mがプレス機構60の上端部に配置されて、サーボモータ60Mの動力によって可動ベース15が上下にスライド駆動される。また、可動ベース15の下端面には、打抜用パンチ62と裁断用パンチ63とが前後に並べて取り付けられている。
可動ベース15の下方には、ベース基板11から前方に突出した台座部11Dが設けられ、その台座部11Dの上には、上から順番に押え盤64、ダイ65、ガイド盤66が重ねて設けられている。押え盤64とダイ65とには、打抜用パンチ62を突入可能な打ち抜き孔68が形成されると共に、ガイド盤66には、打ち抜き孔68との対向位置にワークWの板厚程度の深さのガイド溝(図6には小さすぎて現れず)が形成されている。そして、そのガイド溝がワーク送給レール55のワーク送給溝55Aに繋がっている。また、押え盤64、ダイ65、ガイド盤66及び台座部11Dには、裁断用パンチ63との対向位置に裁断孔67が貫通形成されている。さらに、ベース基板11には、押え盤64等と対向する位置に板金送給孔11Tが貫通形成され、ベース基板11の後面側に備えた板金送給装置61からフープ材91(本発明の「帯板状板金」に相当する)が押え盤64とダイ65との間に備えた隙間に間欠的に送給される。そして、フープ材91から打抜用パンチ62がブランク材を打ち抜いてガイド盤66のガイド溝内へとワークWとして排出し、ブランク材が打ち抜かれた後のフープ材91を裁断用パンチ63で裁断して台座部11Dの下方に排出する。
また、図1に示すように、ブランク材送給装置80は、サーボモータ82でクランク軸83を回転駆動し、そのクランク軸83に連結されたクランクリンク84をガイド盤66側に進退させて、そのクランクリンク84の先端に備えた図示しない直動突片によって、ガイド盤66におけるガイド溝内でワークWをワーク送給レール55側に送給する。これにより、プレス機構60にてフープ材91からワークWとしてのブランク材が打ち抜かれる度に、そのワークWがワーク送給レール55側に移動され、ワーク送給レール及びガイド55,56のワーク送給溝55A,56A内のワークWが心金12と折曲加工ツール41及び保持ツール45との間に押し出されるようにして供給される。
本実施形態のフォーミングマシン10の構成に関する説明は以上である。次に、このフォーミングマシン10の作用効果について説明する。このフォーミングマシン10では、フープ材91から打ち抜いたブランク材としてのワークWを、図5に示すように、心金12における第1加工位置にてツール群21,41,45の1次加圧部21A,43A,47Aにて加圧してリング状に成形する。そして、そのリング状のワークを心金12における第2加工位置にてツール群21,41,45の2次加圧部21B,43B,47Bにて再加圧する。これにより、ワークWの成形の形状が安定する。しかも、フープ材91からのブランク材をワークWとして打ち抜く工程と、ブランク材であるワークWを心金12に巻き付けたリング状に成形する工程とを、1台のフォーミングマシン10で行うことができるので生産効率もよい。
ここで、上記した心金12を図9に示した角柱状の心金12Vに交換すると共に、上記した折曲加工ツール41のツール本体部43を、図9(A)に示した角溝43Zを備えたツール本体部43Vに交換して、図9(B)に示した角筒状にワークWを成形するようにワークWの形状変更を行った場合、上記した半円弧状の曲面を有する形状にワークWを成形する場合とは異なる保持力や当接タイミングで保持ツール45をワークWに押し付ける必要が生じ得る。
しかしながら、本実施形態のフォーミングマシン10では、折曲加工ツール41と保持ツール45とを別々のサーボモータ40M,40Nによって別々にスライド駆動可能としたので、保持ツール45によるワークWに対する保持力やワークWへの当接タイミングをサーボモータ40Nの制御プログラム(図示せず)の変更によって容易に変更することができ、ワークWの形状及び材料の変更に容易に対応することが可能になる。これにより、ワークWの生産効率が向上する。
また、本実施形態のフォーミングマシン10では、折曲加工ツール41用のサーボモータ40Mの回転出力を折曲加工ツール41のスライド動作に変換する回転スライド変換機構(保持用スライド駆動機構40のクランク軸16、クランクリンク17、可動ベース15等)と、保持ツール45用のサーボモータ40Nの回転出力を揺動レバー49を介して保持ツール45のスライド動作に変換する回転揺動変換機構(リンク50,偏心軸部51G等)とが、ベース基板11の前側で前後方向に重ねて配置されるので、保持用スライド駆動機構40全体がコンパクトになる。
[第2実施形態]
本実施形態に係るフォーミングマシン10Wは、図10に示されている。フォーミングマシン10Wの保持ツール45Wの上端部には、前方に突出したラック用突部100Aが設けられ、その前面に上下方向に延びたラック100が形成されている。ラック100の前方には、ラック100と噛合するピニオン101が配置され、図示しない傘歯車を介してサーボモータ40Nによって回転駆動可能になっている。また、サーボモータ40N及び減速機51は、保持用スライド駆動機構40の下側位置に配置され、保持用スライド駆動機構40に設けた図示しない支持部材に固定されている。その他の構成に関しては、第1実施形態と同じである。本実施形態によっても、第1実施形態と同様に、ワークWの形状及び材料の変更に容易に対応することが可能になる。
[第3実施形態]
本実施形態に係るフォーミングマシン10Xは図11に示されており、前記第2実施形態を変形したものである。フォーミングマシン10Xの保持ツール45Xの上端部には、上方に向かって延びるスライド用螺子102が固定されている。また、保持ツール45Xの上方には、スライド用螺子102に螺合するウォームホイール103(本発明の「回転ナット」に相当する)が配置されている。ウォームホイール103は、減速機51に設けられて保持用スライド駆動機構40における左右方向に延びたホイール支持部材51Aに対して回転可能に固定されている。ホイール支持部材51の内部には、ウォームギア104が備えられ、このウォームギア104とウォームホイール103とが噛合している。また、ウォームギア104は、第2実施形態のピニオン101と同様に、図示しない傘歯車を介してサーボモータ40Nによって回転駆動可能になっている。その他の構成に関しては、第2実施形態と同じである。本実施形態の構成によっても第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態では、サーボモータ40Nの動力によって揺動するリンク50が、揺動レバー49を介して保持ツール45に連結されていたが、図12に示すように、直接、保持ツール45Vに連結されてもよい。
(2)前記第3実施形態では、本発明に係る「回転ナット」をウォームホイール103に適用していたが、平歯車に適用してもよい。即ち、保持ツール45Xのスライド方向と平行な回転軸を有する平歯車をスライド用螺子102に螺合させ、この平歯車と噛合する別の平歯車をサーボモータ40Nによって回転駆動してもよい。
10,10W,10X フォーミングマシン
11 ベース基板
11T 板金送給孔
12,12V 心金
13 加工用スライド駆動機構
20,40M,40N,60M,71,82 サーボモータ
21 巻付加工ツール
21A,43A,47A 1次加圧部
21B,43B,47B 2次加圧部
40 保持用スライド駆動機構
41 折曲加工ツール
44A 第1ガイド溝
44B 第2ガイド溝
45,45V,45W,45X 保持ツール
49 揺動レバー
49J 揺動軸
50 リンク
60 プレス機構
61 板金送給装置
70 ワークシフト機構
72 ワーク移動ツール
80 ブランク材送給装置
91 フープ材
100 ラック
101 ピニオン
102 スライド用螺子
103 ウォームホイール(回転ナット)
W ワーク

Claims (7)

  1. ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、前記保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを前記心金に向けた同方向でスライド駆動し、前記保持ツールと前記心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で前記折曲加工ツールを前記ワークに押し付けて折り曲げた後、前記複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールを前記ワークに押し付けて前記ワークを前記心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、
    前記保持用スライド駆動機構に、前記保持ツール用のサーボモータと前記折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、前記保持ツールと前記折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし
    前記折曲加工ツールに形成されて、前記保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、
    前記保持ツール用のサーボモータにより回転駆動され、前記保持ツールのスライド方向と直交する方向に回転軸を有する回転出力盤と、
    前記回転出力盤の回転中心からオフセットした位置に設けられた偏心軸部と、
    前記偏心軸部と前記保持ツールとを連結するリンクとを備えたことを特徴とするフォーミングマシン。
  2. ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、前記保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを前記心金に向けた同方向でスライド駆動し、前記保持ツールと前記心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で前記折曲加工ツールを前記ワークに押し付けて折り曲げた後、前記複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールを前記ワークに押し付けて前記ワークを前記心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、
    前記保持用スライド駆動機構に、前記保持ツール用のサーボモータと前記折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、前記保持ツールと前記折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、
    前記折曲加工ツールに形成されて、前記保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、
    前記保持ツールに固定されかつ前記保持ツールのスライド方向と平行に配置されたラックと、
    前記ベース基板に対して回転可能に固定されかつ前記ラックに噛合するピニオンとを備え、
    前記ピニオンを前記保持ツール用のサーボモータにより回転駆動可能としたことを特徴とするフォーミングマシン。
  3. ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、前記保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを前記心金に向けた同方向でスライド駆動し、前記保持ツールと前記心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で前記折曲加工ツールを前記ワークに押し付けて折り曲げた後、前記複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールを前記ワークに押し付けて前記ワークを前記心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、
    前記保持用スライド駆動機構に、前記保持ツール用のサーボモータと前記折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、前記保持ツールと前記折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、
    前記折曲加工ツールに形成されて、前記保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、
    前記保持ツールに固定されかつ前記保持ツールのスライド方向と平行に延びるスライド用螺子と、
    前記ベース基板に対して回転可能に固定されかつ前記スライド用螺子に螺合する回転ナットとを備え、
    前記回転ナットを前記保持ツール用のサーボモータにより回転駆動可能としたことを特徴とするフォーミングマシン。
  4. ベース基板の前面に設けた心金の周りに保持用スライド駆動機構と複数の加工用スライド駆動機構とを放射状に配置して備え、前記保持用スライド駆動機構が保持ツールと折曲加工ツールとを前記心金に向けた同方向でスライド駆動し、前記保持ツールと前記心金との間で、ブランク材であるワークを挟持した状態で前記折曲加工ツールを前記ワークに押し付けて折り曲げた後、前記複数の加工用スライド駆動機構がそれぞれ巻付加工ツールを前記ワークに押し付けて前記ワークを前記心金に巻き付けるフォーミングマシンにおいて、
    前記保持用スライド駆動機構に、前記保持ツール用のサーボモータと前記折曲加工ツール用のサーボモータとを別々に設けて、前記保持ツールと前記折曲加工ツールとを別々にスライド駆動可能とし、
    前記折曲加工ツールに形成されて、前記保持ツールをスライド可能に案内するツールガイド部と、
    前記ベース基板の前面と平行で前記ベース基板の前方に位置した揺動軸を中心に揺動可能に設けられ、前記揺動軸より前記ベース基板側の端部が前記保持ツールに連結されたシーソー形の揺動レバーと、
    前記ベース基板に固定されかつ前記折曲加工ツールより前記ベース基板から前方に離れた位置まで突出し、前記揺動レバーを揺動可能に支持するレバー支持突部と、
    前記ベース基板に固定されかつ前記保持用スライド駆動機構より前記ベース基板から前方に離れた位置まで突出し、前記保持ツール用のサーボモータを支持するモータ支持突部と、
    前記ベース基板の前面より前方に離して設けられ、前記保持ツール用のサーボモータの回転出力を前記揺動レバーの揺動出力に変換する回転揺動変換機構とを備え、
    前記折曲加工ツール用のサーボモータの回転出力を前記折曲加工ツールのスライド動作に変換する回転スライド変換機構を、前記ベース基板と前記回転揺動変換機構との間に配置したことを特徴とするフォーミングマシン。
  5. 前記心金には、前記ブランク材であるワークが側方から送給される第1次加工位置と、その第1次加工位置より前方に配置された第2次加工位置とが設定され、
    前記ベース基板には、前記心金の側面に沿ってツール挿通孔が前後に貫通形成されると共に、前記ツール挿通孔を介して前記ワークを後方から押圧し、前記第1次加工位置から前記第2次加工位置へと移動するワークシフト機構が設けられ、
    前記保持ツール、前記折曲加工ツール及び前記巻付加工ツールには、それぞれ前記第1次加工位置で前記ワークに押しつけられる1次加圧部と、前記第2次加工位置で前記ワークに押しつけられる2次加圧部とが一体に備えられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。
  6. 前記心金の側方位置で前記ベース基板を前後に貫通した板金送給孔と、
    前記板金送給孔を通して前記ベース基板の後側から前側へと帯板状板金を間欠的に送給する板金送給装置と、
    前記板金送給孔の前側位置で前記帯板状板金から前記ブランク材を打ち抜くプレス機構と、
    前記プレス機構で打ち抜かれた前記ブランク材を前記ワークとして前記心金と前記保持ツールとの間に側方から送給するブランク材送給装置とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。
  7. 前記保持ツールを前記ワークに当接させて前記心金との間で第1の保持力で前記ワークを仮保持した後、前記折曲加工ツールによる折り曲げ加工を行う前に、前記第1の保持力をそれより大きな第2の保持力へと変化させて保持するように前記保持ツール用のサーボモータの制御プログラムが構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。
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