JP3969655B2 - 成形機及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーボモータによって成形工具を駆動する成形機及びその制御方法に関し、特に、加工領域の周りに複数の成形工具を配置したフォーミングマシンとしての成形機及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の成形機として、加工領域の周りに放射状に複数のリニア型のサーボモータを配置し、各サーボモータの出力部に取り付けた成形工具を加工領域に進退させて被成形材料から成形品を成形するフォーミングマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−102899号公報(段落[0021]〜[0029]、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被成形材料から成形品を製造する1周期(1サイクル)の間には、サーボモータの位置ループゲインを比較的高くしてサーボ剛性を上げた方が良い場合と、位置ループゲインを下げて発振を抑えた方が良い場合とがある。しかしながら、従来の成形機では、通常、1周期全体を通して、最適と考えられる位置ループゲインに固定していたので、サーボモータの能力を十分に活かしきれなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、サーボモータの能力を十分に活かして、効率よく被成形材料から成形品を成形することが可能な成形機及びその制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明に係る成形機の制御方法は、成形工具をサーボモータにより所定の周期で所定の位置に移動して、被成形材料を成形する成形機の制御方法であって、成形工具の動作に対応させて2種類以上の位置ループゲインを予め設けておき、周期中の位相に応じて、2種類以上の位置ループゲインの何れかに切り替えて成形工具の位置をフィードバック制御すると共に、被成形材料を成形工具により加圧して曲げ変形させた後で、その被成形材料のスプリングバックにより成形工具が押し戻されるサーボ剛性になるまで位置ループゲインを下げてから、被成形材料が成形工具により再加圧されるサーボ剛性になるまで位置ループゲインを上げるところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明に係る成形機は、被成形材料が送給される成形領域と、成形領域に突き合わせて配置された成形工具と、成形工具を被成形材料に対して進退させるサーボモータと、1周期中の複数の位相に対応させて複数の指令位置及び複数の位置ループゲインを予め記憶したメモリと、位相の進行に伴って指令位置及び位置ループゲインを順次読み込み、指令位置と現在位置との偏差に位置ループゲインを乗じた結果を利用して求めた駆動電流にてサーボモータを駆動して、成形工具を指令位置に位置決めするようにフィードバック制御を行うサーボ制御部とを備えた成形機において、被成形材料を成形工具の加圧により曲げ変形させる動作の制御用に、メモリに同じ指令位置を複数の位相分、連続して記憶しかつ、それら同じ指令位置が連続している間に、位置ループゲインを比較的大きな値から小さな値、再度、大きな値へと異ならせて記憶することで、被成形材料を曲げ変形させた後、指令位置を一定位置に保持している間に、被成形材料のスプリングバックにより成形工具が押し戻されるサーボ剛性に下げてからそのサーボ剛性を上げて被成形材料を再加圧するように構成したところに特徴を有する。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2に記載の成形機において、被成形材料が通される材料挿通孔を有した基板を備え、その基板における材料挿通孔の開口近傍を加工領域とし、その加工領域に対峙させて複数の成形工具を配置したフォーミングマシンであるところに特徴を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の成形機としてのフォーミングマシンに関する一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のフォーミングマシン10は、ベース部11から鉛直に起立した基板12を備え、その基板12の中心部分には、材料挿通孔13が貫通形成されている。また、基板12の裏側(図示せず)には、被成形材料を送給するための送給装置39(図2参照)が設けられ、この送給装置39には、駆動源として送給用サーボモータ36(図2参照)が備えられている。そして、この送給装置39により、被成形材料が材料挿通孔13を通して基板12の裏側から表側に所定周期で送給される。
【0016】
基板12の表側における材料挿通孔13の開口近傍は、本発明に係る成形領域Rをなし、この成形領域Rを中心にして複数の成形ユニット30が放射状に配置されている。より具体的には、複数の成形ユニット30は、成形領域Rを中心にして時計の12時、2時、4時、5時、6時、7時、8時、10時の位置に配置されている。
【0017】
各成形ユニット30には、レール状のガイド31が備えられ、各ガイド31によって工具台32が成形領域Rに進退可能に案内され、それら各工具台32には、成形工具33が成形領域Rに対峙するように固定されている。これら成形工具33は、基板12に接離する方向において2層構造になっている。詳細には、図1において2時、12時、10時の位置に配置された成形ユニット30の工具台32には、基板12に近い側に配置された第1層(予備成形層)の成形工具33B1,33B2,33B3(図6〜8参照)と基板12から遠い側に配置された第2層(本成形層)の成形工具33A1,33A2,33A3(図9,10参照)とが共に固定されている。また、8時、6時、4時の位置に配置された成形ユニット30の工具台32には、基板12から遠い側に配置された第2層の成形工具33A4,33A6,33A8(図9,10参照)のみが固定されている。さらに、7時、5時の位置に配置された成形ユニット30の工具台32には、基板12にスライド係合した第1層の成形工具33B5,33B7(図6〜8参照)が摺動連結されている。
【0018】
そして、図8に示すように、前記した第1層の成形工具33B1,33B2,33B3,33B5,33B7は、互いに突き合わせた部分の形状が、縦長の長円形になるように構成されている。また、図10に示すように、第2層の成形工具33A1,33A2,33A3,33A4,33A6,33A8は、互いに突き合わせた部分の形状が、円形になるように構成されている。
【0019】
各成形ユニット30のうち成形領域Rから離れた側の後端部には成形用サーボモータ34が備えられている。成形用サーボモータ34と工具台32との間には、成形用サーボモータ34のローターによる回転出力を工具台32の直動動作に変換するリンク機構38(図2参照)が設けられている。また、成形用サーボモータ34には、ローターの回転位置を検出するための位置センサー35(例えば、アブソリュートエンコーダー)が備えられ、位置センサー35の検出信号がフォーミングマシン10の制御装置20(図2参照)に取り込まれている。
【0020】
図2に示すように、制御装置20には、各成形用サーボモータ34に対応した複数の成形用サーボアンプ21と、送給用サーボモータ36に対応した送給用サーボアンプ22とが設けられている。そして、メインCPU24が、メインメモリ25に記憶されたデータに基づいて、各サーボアンプ21,22に制御信号を出力している。
【0021】
メインメモリ25には、位置データP0(i),P1(i),P2(i),・・・(i=1,2,・・・,360)と、ゲインデータG1(i),G2(i),・・・(i=1,2,・・・,360)とが記憶されている。ここで、位置データP0(i)は、送給用サーボモータ36を駆動するためのものである。また、位置データP1(i)及びゲインデータG1(i)は、2時の位置の成形用サーボモータ34を駆動するためのものであり、位置データP2(i)及びゲインデータG2(i)は、12時の位置の成形用サーボモータ34を駆動するためのものであり、以下同様である。なお、P1(i),P2(i),・・・を総称して、以下、適宜「位置データPn(i)」といい、G1(i),G2(i),・・・を総称して以下適宜「ゲインデータGn(i)」という。
【0022】
メインCPU24は、図3に示したメインプログラムを所定の周期でランして、メインメモリ25からデータを読み込み、それらデータを各サーボアンプ21,22に備えたCPU21A,22Aに指令値として出力する。具体的には以下のようである。メインプログラムがランされると、メインCPU24は、カウンタiが、上限値(例えば、360)以上になったか否かをチェックする(S1)。本実施形態では、このカウンタiの値が、本発明に係る「周期中の位相」に相当し、カウンタiが「0」から「360」になる迄の間が、本発明に係る「所定の周期」に相当する。以下、カウンタiが「0」から「360」になる迄の間の周期を、他の周期と区別するために「成形周期」という。
【0023】
上記したカウンタiが上限値以上であった場合には(S1でYES)、カウンタiを「0」にリセットする(S2)。一方、カウンタiが上限値より小さかった場合には(S1でNO)、メインCPU24に接続されたメインメモリ25から、位置データP0(i),Pn(i)及びゲインデータGn(i)を読み込む(S3)。
【0024】
次いで、位置データP0(i)を送給用サーボアンプ22に出力すると共に、位置データPn(i)及びゲインデータGn(i)を成形用サーボアンプ21に出力する(S4)。そして、カウンタiを1つインクリメントして(S5)、このメインプログラムから抜ける。
【0025】
さて、成形用サーボモータ34のサーボ系は、図4に示すように、位置センサー35で求めたローターの現在位置θsをフィードバックして位置制御を行っている。具体的には、現在位置θsと指令位置θmとの偏差Δθ(=θm−θs)に位置ループゲインGを乗じた値(=G・Δθ)に、その他の現在位置θsから求めた速度要素に係る値を加えて指令電流Imを求め、その指令電流Imに応じた駆動電流を成形用サーボアンプ21のモータドライブ回路から成形用サーボモータ34に流してローターを駆動する。
【0026】
ここで、成形用サーボアンプ21のCPU21Aは、メインCPU24から受けた位置データPn(i)に基づいて指令位置θmの信号を生成する。これにより、成形工具33が成形周期の位相に応じた所定の位置に位置決めされる。なお、本実施形態では、成形用サーボアンプ21のCPU21AとメインCPU24とから本発明に係る「サーボ制御部」が構成されている。
【0027】
各成形用サーボモータ34のサーボ系では、メインCPU24から出力されたゲインデータGn(i)によって位置ループゲインGが変更可能となっている。具体的には、CPU21Aは、メインCPU24から受けたゲインデータGn(i)が前回のゲインデータGn(i)と異なるときに、位置ループゲインGを変更する。これにより、位置ループゲインGが成形周期の位相に対応した値に切り替えられて、前記偏差Δθ(=θm−θs)に基づいて演算される指令電流Imの値が変更される。
【0028】
送給用サーボモータ36のサーボ系は、前記した成形用サーボモータ34のサーボ系のうち位置ループゲインGが成形周期の位相変化に関わらず一定の値になっている点を除いて同一の構成になっている。
【0029】
次に、本実施形態のフォーミングマシン10を用いて図5(A)に示した平板状の被成形材料50から、図5(D)に示した円筒状の成形品51を成形する場合について説明する。
【0030】
フォーミングマシン10を起動すると、メインCPU24からの各サーボアンプ21,22に出力された位置データP0(i),Pn(i)及びゲインデータGn(i)に基づいて、各サーボモータ34,36により成形工具33が以下のように動作する。即ち、図6に示すように、被成形材料50が送給用サーボモータ36によって成形領域Rに送給され、第1層(予備成形層)の成形工具33B1,33B2,33B3,33B5,33B7が被成形材料50に対峙した状態になる。そして、図7に示すように、成形工具33B5,33B7が前進して芯金(図示しない)との間に被成形材料50を挟み、被成形材料50をU字状に屈曲変形させる。このとき、成形工具33B5,33B7に係る成形用サーボアンプ21に付与されるゲインデータGn(i)は、例えば比較的高い値にされてサーボ剛性が上げられ、成形工具33B5,33B7以外の第1層の成形工具33B1,33B2,33B3に係る成形用サーボアンプ21に付与されるゲインデータGn(i)は、比較的低い値にされて発振が抑えられる。
【0031】
次いで、図8に示すように、2時、12時、10時の成形工具33B1,33B2,33B3が前進して、被成形材料50をU字形から長円形に変形させる。このとき、成形工具33B1,33B2,33B3に係る成形用サーボアンプ21に付与されるゲインデータGn(i)が比較的高い値に切り替えられ、サーボ剛性が上げられる。
【0032】
次いで、図6に示すように、第1層の成形工具33B1,33B2,33B3,33B5,33B7が全て後退し、送給用サーボモータ36により被成形材料50(長円形筒)が、第1層(予備成形層)から第2層(本成形層)に送給され、第2層の成形工具33A1,33A2,33A3,33A4,33A6,33A8が被成形材料50に対峙した状態になる。
【0033】
次いで、第2層の8時、6時、4時の成形工具33A4,33A6,33A8が前進して、次いで、第2層の2時、12時、10時の成形工具33A1,33A2,33A3が前進する。ここで、第2層の成形工具33A1,33A2,33A,33A4,33A6,33A8に係る成形用サーボアンプ21に付与されるゲインデータGn(i)は、全て同じ高い値に統一される。そして、各成形用サーボアンプ21に付与される位置データPn(i)が同一位置の値に保持されたまま、ゲインデータGn(i)のみが比較的低い値に変更される。これにより、2時、12時、10時、8時、6時、4時の成形工具33に係るサーボ剛性が低くなり、被成形材料50のスプリングバックにより、各成形工具33が押されて後退する。その後、各成形用サーボアンプ21に付与する位置データPn(i)を同一位置の値に保持したまま、ゲインデータGn(i)を比較的高い値に変更する。これにより、2時、12時、10時、8時、6時、4時の成形工具33に係るサーボ剛性が再度高くなり、被成形材料50が再加圧されて、スプリングバックが除去される。
【0034】
以上により、被成形材料50から円筒の成形品51(図5参照)が完成する。なお、第2層(本成形層)における被成形材料50の成形時には、第1層では次の被成形材料50が成形されており、従って、第2層から被成形材料50が排出されると共に、次の被成形材料50が第1層から送給される。
【0035】
上記したように本実施形態のフォーミングマシン10によれば、成形周期中の位相に対応して位置ループゲインを切り替えて成形工具33を所定の位置に位置決めするので、被成形材料50に順次加工が施される過程で、必要に応じてサーボ剛性を変更して、発振の発生を抑えることが可能になる。しかも、被成形材料50のスプリングバックを解放するために、位置ループゲインを変更してサーボ剛性を下げることで対処したので、成形工具33を移動してスプリングバックを解放した場合に比べて、動作がスムーズになる。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0040】
(1)前記第1実施形態では、フォーミングマシンに本発明を適用したものを例示したが、フォーミングマシン以外の成形機に本発明を適用してもよい。従って、バネ成形機等に本発明を適用してもよい。
【0041】
(2)前記第1実施形態では、通常の回転式のサーボモータを備えたフォーミングマシン10に本発明を適用したものを例示したが、リニア式のサーボモータを備えた成形機に本発明を適用してもよい。
【0042】
【発明の作用及び効果】
請求項1の発明によれば、周期中の位相に対応して位置ループゲインを切り替えて成形工具を所定の位置に位置決めするので、被成形材料に順次加工が施される過程で、必要に応じてサーボ剛性を変更して、発振の発生を抑えることが可能になる。また、被成形材料のスプリングバックを解放するために、位置ループゲインを変更してサーボ剛性を下げることで対処したので、成形工具をサーボモータの駆動により移動して対処した場合に比べて、動作がスムーズになる。
【0043】
また、請求項2の発明によれば、被成形材料のスプリングバックを解放するために、位置ループゲインを変更してサーボ剛性を下げることで対処したので、成形工具をサーボモータの駆動により移動して対処した場合に比べて、動作がスムーズになる。
【0045】
なお、上記した請求項2の発明は、被成形材料が通される材料挿通孔を有した基板を備え、その基板における材料挿通孔の開口近傍を加工領域とし、その加工領域に対峙させて複数の成形工具を配置したフォーミングマシンに適用することができる(請求項3の発明)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るフォーミングマシン成形機の正面図
【図2】 フォーミングマシンの電気的な構成を示したブロック図
【図3】 メインプログラムのフローチャート
【図4】 サーボ系の構成を示したブロック線図
【図5】 被成形材料が成形品になるまでの変化を示した斜視図
【図6】 フォーミングマシンに備えた成形工具の正面図
【図7】 フォーミングマシンに備えた成形工具の正面図
【図8】 フォーミングマシンに備えた成形工具の正面図
【図9】 フォーミングマシンに備えた成形工具の正面図
【図10】 フォーミングマシンに備えた成形工具の正面図
Claims (3)
- 成形工具をサーボモータにより所定の周期で所定の位置に移動して、被成形材料を成形する成形機の制御方法であって、
前記成形工具の動作に対応させて2種類以上の位置ループゲインを予め設けておき、前記周期中の位相に応じて、前記2種類以上の前記位置ループゲインの何れかに切り替えて前記成形工具の位置をフィードバック制御すると共に、
前記被成形材料を前記成形工具により加圧して曲げ変形させた後で、その被成形材料のスプリングバックにより前記成形工具が押し戻されるサーボ剛性になるまで前記位置ループゲインを下げてから、前記被成形材料が前記成形工具により再加圧されるサーボ剛性になるまで前記位置ループゲインを上げることを特徴とする成形機の制御方法。 - 被成形材料が送給される成形領域と、
前記成形領域に突き合わせて配置された成形工具と、
前記成形工具を前記被成形材料に対して進退させるサーボモータと、
1周期中の複数の位相に対応させて複数の指令位置及び複数の位置ループゲインを予め記憶したメモリと、
前記位相の進行に伴って前記指令位置及び前記位置ループゲインを順次読み込み、前記指令位置と現在位置との偏差に前記位置ループゲインを乗じた結果を利用して求めた駆動電流にて前記サーボモータを駆動して、前記成形工具を前記指令位置に位置決めするようにフィードバック制御を行うサーボ制御部とを備えた成形機において、
前記被成形材料を前記成形工具の加圧により曲げ変形させる動作の制御用に、前記メモリに同じ前記指令位置を複数の位相分、連続して記憶しかつ、それら同じ前記指令位置が連続している間に、前記位置ループゲインを比較的大きな値から小さな値、再度、大きな値へと異ならせて記憶することで、前記被成形材料を曲げ変形させた後、前記指令位置を一定位置に保持している間に、前記被成形材料のスプリングバックにより前記成形工具が押し戻されるサーボ剛性に下げてからそのサーボ剛性を上げて前記被成形材料を再加圧するように構成したことを特徴とする成形機。 - 前記被成形材料が通される材料挿通孔を有した基板を備え、その基板における前記材料挿通孔の開口近傍を前記加工領域とし、その加工領域に対峙させて複数の前記成形工具を配置したフォーミングマシンであることを特徴とする請求項2に記載の成形機。
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