JP5412874B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置あるいはそれらの複合機で、転写前除電工程を伴う画像形成装置の画質向上に関するものである。
電子写真方式による画像形成装置には、中間転写体を用いるようにしたものがある。例えば、従来の電子写真方式によるタンデム型画像形成装置では、各静電潜像担持体面上を一様帯電させた後、画像部を光除電することにより得られる各潜像上に、各色トナーを現像した後、これら各色トナー画像を中間転写体である中間転写ベルトと各静電潜像担持体とにより形成される一次転写ニップ近傍でトナーに圧力と電気力を作用させて、中間転写ベルト上にトナーを順次重畳して一次転写画像を形成する。その後、中間転写ベルト上に形成された一次転写画像を二次転写部で記録部材上に一括転写、定着して最終画像を得ている。
単色画像あるいは多色画像にかかわらず、高品位な最終画像を得るためには、静電潜像担持体上のトナー画像を忠実に中間転写ベルト上に移動させる必要がある。ところが、転写ニップ内では、静電潜像担持体と中間転写ベルト表面間の電位差により放電が発生することがある。この転写ニップ内放電は、トナーの帯電量分布に大きな影響を与える。特に、多色画像を形成する際、転写済みトナーが存在する中間転写ベルト面と、潜像が形成されていない、より下流側の別色トナー画像形成用の静電潜像担持体面で形成される転写ニップでは、両面間の電位差が大きくなり、転写ニップ内放電が起こり易い状態となる。
転写ニップ内放電は、転写済みトナーの一部の帯電極性を転写時とは反転させてしまうことがある。これらの、所謂、逆帯電トナーは、静電潜像担持体側へ転写ニップ内の電界により力を受け、中間転写ベルト上から静電潜像担持体上へトナーが移る逆転写現象を起す。この逆転写が発生すると、トナー不足に伴う画像抜けが起こり、画質が劣化する他、静電潜像担持体が画像形成を受け持つ色以外のトナーで汚染される現象も起き、好ましくない。
転写ニップ内放電を防ぐ手段として、一次転写工程の直前に、静電潜像担持体面を光除電し、静電潜像担持体上の電荷を取り除くことで、中間転写ベルト面と静電潜像担持体面間の電位差を下げる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで一般に良く用いられる反転現像を用いる電子写真方式では、潜像形成時に残される非画像部部分の電荷と画像形成に使われるトナー電荷の極性は等しく、この非画像部部分の電荷とトナー電荷間の静電的な反発力により、静電潜像担持体上にトナー画像が保持されている。このため、一次転写工程前に静電潜像担持体上の電荷を除いてしまうと、静電潜像担持体上でトナー飛散が起こり、画像品質を大幅に劣化させてしまう。
このトナー飛散を防ぐために、特許文献2では、光透過性のある中間転写ベルトを用い、ニップ裏側から光を静電潜像担持体に照射し、転写ニップ内で静電潜像担持体上電荷の除電を行うことを提案しているが、この方法は、転写ニップに入ったところで除電するため、転写ニップ内放電を十分に防ぐことは出来ず、また、中間転写ベルトに光透過性を求めるため部材選定の制約が大きくなる不都合がある。
また、特許文献3では、転写前除電前にトナー像に電荷を付与して(つまり放電させて)トナー電荷量の絶対値を増加させ、除電後も静電潜像担持体とトナー間の鏡像力によりトナー飛散を防ぐ手法が提案されている。しかし、トナー帯電量が増すとトナー間静電反発力も増し、トナー飛散防止の観点からは不利である。仮に静電潜像担持体上でトナー飛散が防げても、中間転写ベルト上で多色トナーが重なった場合のトナー飛散を防ぐことは困難であり、タンデム型への展開適用は難しい。
転写前除電に伴い発生するトナー飛散抑制には、転写前除電に用いる光量を制御する方法も幾つか提案されている(例えば、特許文献4、特許文献5等参照特開昭)。然しながら、トナー色毎の光透過率の違いなどもあり、全ての色のトナーに対して均一のトナー飛散抑制効果が得られる方法はなかった。
このような状況に鑑み、本発明者らは、実験とシミュレーションを用いた解析を進め、その結果、転写前除電と静電潜像担持体上で発生するトナー飛散との相関関係を理解するに至った。
本発明は、上記新たな解析結果を踏まえてなされたものであり、転写前除電工程で発生する静電潜像担持体上のトナー飛散が抑制でき、また、逆転写による画像抜けが少ない良好な画像を得ることの出来る転写前除電工程を含む画像形成装置を提案するものである。特に、タンデム型電子写真方式の画像形成装置の場合には、どの色でも均等にトナー飛散の抑制ができ、今までに無い高画質化効果が得られる。
上記課題を解決するために、請求項1の発明の画像形成装置は、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像装置により顕像化してトナー画像を得て、前記トナー画像を一次転写装置により中間転写体上に一次転写し転写画像を形成した後、該転写画像を記録部材上に転写して二次転写画像を得て、該二次転写画像を定着して最終画像を得る画像形成装置において、前記静電潜像担持体回転方向に現像装置の下流側に続いて順に互いに対向且つ離間して配設された、前記静電潜像担持体の表面を転写前に露光する転写前露光装置と、前記静電潜像担持体の表面に対向して配設された透明電極から成り、且つ、書き込み解像度に合わせてライン上に並設された小電極の集合体とした複数の電極より成り、且つ各々の電極に与える電圧が独立に制御された電界生成用電極とを備え、前記現像装置による現像工程に続き、前記転写前露光装置から前記静電潜像担持体上へ前記電界生成用電極を通して露光を行うと同時に、前記電界生成用電極によって、前記静電潜像担持体の被露光部近傍に、当該電界生成用電極と前記静電潜像担持体上のトナー像との間で放電を生じさせない範囲の電界を形成したことを特徴とする。
また、請求項2の発明の画像形成装置は、複数の静電潜像担持体上に個々に形成された静電潜像を夫々に現像装置により顕像化して各色トナー画像を得て、
前記各色トナー画像夫々を各一次転写装置により中間転写体上に順次重畳して一次転写しカラー転写画像を形成した後、該カラー転写画像を記録部材上に一括して転写して多色の二次転写画像を得て、該二次転写画像を定着して最終画像を得る画像形成装置において、前記各色トナー画像の画像形成過程で少なくとも一色以上の色トナー画像形成過程中で、前記現像装置による現像工程に続き、転写前露光装置から前記静電潜像担持体上へ透明電極から成り、且つ、書き込み解像度に合わせてライン上に並設された小電極の集合体とした複数の電極より成り、且つ各々の電極に与える電圧が独立に制御された電界生成用電極を通して露光を行うと同時に、当該電界生成用電極によって、前記静電潜像担持体の被露光部近傍に、当該電界生成用電極と前記静電潜像担持体上のトナー像との間で放電を生じさせない範囲の電界を形成し、前記一次転写装置によって、前記電界を通過した前記トナー像を前記中間転写体上に一次転写することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記電界生成用電極に与えるバイアス電圧の極性が使用するトナーと同極性であることを特徴とする。
本発明によれば、中間転写体上のトナー飛散を抑制するとともに、PTL除電に伴う静電潜像担持体上のトナー飛散も抑制することができる。特に、中間転写体上で多色トナーが重なった場合にも有効に機能してトナー飛散を効果的に防止できる。
更に、複数の電極を独立に操作して、トナー画像のある部分の電極にのみバイアスを印加するようにした構成では、非潜像部に発生する“不要な正電荷”を極力除くことも可能となり、残像対応の面で有利となる。
本発明の第1実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。 図1に示す複写機本体部分の要部構成を示す拡大図である。 第1実施形態に係る感光体表面近傍領域の、書き込み処理(露光)に応じた状態遷移を模式的に説明する断面図である。 既知方式による感光体表面近傍領域の、転写前露光プロセスに沿った状態遷移を模式的に説明する断面図である。 既知方式による感光体表面近傍領域の、転写前露光プロセスに沿った状態遷移を模式的に説明する断面図である。 既知方式による感光体表面近傍領域の、転写前露光プロセスに沿った状態遷移を模式的に説明する断面図である。 第1実施形態に係る感光体表面近傍領域の、転写前露光プロセスに沿った状態遷移を模式的に説明する断面図である。 第1実施形態に係る感光体表面近傍領域の、転写前露光プロセスに沿った状態遷移を模式的に説明する断面図である。 第1実施形態に係る電界生成用電極を示す上面図である。 第1実施形態に係る電界生成用電極を転写前露光装置とともに示す側面図である。 第1実施形態に係る電界生成用電極の駆動方法を説明する上面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の効果について実験結果を示す表図である。 第1実施形態に係る電界生成用電極を転写前露光装置とともに示す側面図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の効果について実験結果を示す表図である。
本発明では、トナー像に電荷を付与しない(放電させない)で、あたかもトナー像の電荷量が増えたように静電潜像担持体(の電荷生成層)に思い込ませることにより、中間転写体上で多色トナーが重なった場合のトナー飛散を抑制するとともに、PTL除電に伴う静電潜像担持体上のトナー飛散も抑制している。
図面を参照して本発明の実施形態について以下に詳しく説明する。但し、以下の実施形態に用いられている、構成部品の配置、種類等は本発明の範囲を限定しない。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。図2は同じ画像形成装置の画像形成処理に主として関わる要部(以下、画像形成部120と言う)の構成を模式的に示した拡大断面図である。図に示されている画像形成装置は、画像情報に対応した画像を像担持体としての感光体に光書き込みをして現像後に中間転写体を介して転写紙に転写および定着して画像形成を行うことが可能な複写機である。ちなみに、本発明は、画像形成装置として、上述した複写機のみでなくプリンタやファクシミリ装置や印刷機あるいは複合機(MFP)を対象として実施することも可能である。
本実施形態に係る複写機全体の構成の概略について説明する。図1の概略構成図に示すように、この複写機は、複写機本体100と、この複写機本体100を載置する給紙テーブル200と、その複写機本体100上に取り付けるスキャナ300と、このスキャナ300の上部に取り付けられる原稿自動搬送装置(ADF)400とから構成されている。
複写機の要部となる画像形成部120は、図2の拡大図に示すように、複写機本体100内に、4つの異なるトナー色用に対応させて4つの画像形成手段:シアン(Cy)、イエロー(Ye)、マゼンタ(Ma)、ブラック(Bk)が順に配列されたタンデム方式を採用している。夫々の画像形成手段には静電潜像担持体としての4つの感光体(感光体ドラム)2Cy、2Ye、2Ma、2Bkが備えられ、これらの感光体2に夫々に形成した一次転写画像(トナー画像)が順次重ね合わせて重畳転写される中間転写体として無端ベルト状の中間転写ベルト8が張設されている。
中間転写ベルト8は、3つの支持ローラ14、15、16に張架された状態で、図2中で時計回り方向に回転駆動される。3つの支持ローラ14、15、16のうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間のベルト張架部分(展張部)に、シアン(Cy)、イエロー(Ye)、マゼンタ(Ma)、ブラック(Bk)の4つの各色用画像形成手段(画像形成ユニット)1Cy、1Ye、1Ma、1Bkが並んで配置されている。トナー色の設置順番に制限はないが、本実施形態では、シアン(Cy)、イエロー(Ye)、マゼンタ(Ma)、ブラック(Bk)の順とした。各画像形成手段において、電気的に接地された芯金上に有機感光体層を形成してなる感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)は、矢印R1〜R4方向にそれぞれ回転可能に保持されている。なお、以下の説明中では、対応色を示すアルファベットの添字を略して総称的に感光体2と記すことにする。その他の構成部分についても総称的に言う場合はアルファベット添字は原則として省略することがある。
上記の各色画像形成ユニット1Cy、1Ye、1Ma、1Bkの上方には、図1に示すように、書き込み装置4が設けられている。この書き込み装置4としては、例えばレーザ光源、カップリングレンズ、光偏向器(回転多面鏡等)、走査結像レンズやミラー等の光学系などから構成されるレーザ走査方式のものや、あるいは、発光ダイオード(LED)アレイと結像光学系を組み合わせたLED書込み方式のものなどが用いられ、スキャナ300で読み取った原稿の画像情報に基づいて書き込み光を照射し、各画像形成ユニットに設けられる静電潜像担持体としての感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bk上に静電潜像を形成するためのものである。また、支持ローラのうちの第3支持ローラ16は二次転写対向部材(バックアップローラ)として機能し、この第3支持ローラ(バックアップローラ)16に対向する位置には、二次転写ローラ23が設けられ二次転写装置22を形成している。そして、中間転写ベルト8上のトナー画像を記録部材(例えば記録紙)P上に二次転写する際には、二次転写ローラ23を第3支持ローラ(バックアップローラ)16に巻回された中間転写ベルト8部分に押し当てて二次転写を行う。また、二次転写装置の二次転写ローラ23による記録紙搬送方向下流側には、ローラ23′との間に無端ベルト状の搬送ベルト24を張架してある。また、このさらに搬送方向下流側には、記録紙上に転写されたトナー画像を定着させるための定着装置25が設けられている。17は、中間転写ベルト8の残留トナー等を除去する周知のベルトクリーニング装置である。
図2の画像形成部は、各色感光体(ドラム)2に形成された単色トナー像を中間転写ベルト8上に重畳することで得たカラー画像を記録部材Pへと画像を転写する方式を採っている。各色夫々の感光体(ドラム)2の周囲には、反時計方向の回転過程において画像形成処理を実行するための各装置、すなわち、帯電装置としてのコロナ放電装置3に続いて、感光体2の回転方向に感光体2に対して中間転写ベルト8が接する位置(一次転写ニップ8NCy、8NYe、8NMa、8NBk:以下では、単に一次転写ニップ8Nと記す場合あり)までの間に、レーザーダイオードを発光源とした書き込み装置(図2では光路Lのみが示されている)4、現像装置5、そして現像装置5の下流側に続いて転写前露光装置12(12Cy、12Ye、12Ma、12Bk)と電界生成用電極13(13Cy、13Ye、13Ma、13Bk)とがそれぞれ順に配置されている。また、一次転写ニップ8N位置では感光体2に対して中間転写ベルト8を介して対向して、一次転写装置である転写ローラ9(9Cy、9Ye、9Ma、9Bk)が設けられている。一次転写ニップ8Nから感光体2の回転方向に、更に感光体クリーニング装置7、潤滑剤塗布装置6(実施形態では潤滑油供給を行う)が配置されて、前述帯電装置3へと続き一巡している。
次に、本実施形態における複写機としての動作について既知動作を含めて簡略に説明しておく。上述した構成をもつ複写機を用いて原稿のコピーをとる場合、まず、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台130に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、ユーザーが図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿がコンタクトガラス32上に搬送される。そして、スキャナ300が駆動して第1走行体33および第2走行体34が走行を開始する。これにより、第1走行体33からの光がコンタクトガラス32上の原稿で反射し、その反射光が第2走行体34のミラーで反射されて、結像レンズ35を通じてCCD等の読取センサ36に案内される。このようにして原稿の画像情報を読み取る。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、図示しない駆動モータが駆動し、支持ローラ14、15、16のうちの1つが回転駆動して中間転写ベルト8が回転駆動する。また、これと同時に、各画像形成ユニット1Cy、1Ye、1Ma、1Bkの感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bkも回転駆動する。
画像形成過程を詳述する。画像形成ユニット1(1Cy、1Ye、1Ma、1Bk)では、感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)の回転過程において、感光体2の回転とともに、まずコロナ放電装置3(3Cy、3Ye、3Ma、3Bk)によって感光体2の表面を一様に帯電する。次いでスキャナ300により読み取った画像情報に基づいて書き込み装置4(4Cy、4Ye、4Ma、4Bk)からレーザやLED等による書込み光を照射される。この光書き込みにより、各感光体2上には、それぞれ静電潜像が形成される。その後、静電潜像が現像装置5(5Cy、5Ye、5Ma、5Bk)から供給されるトナーにより可視像処理されて各感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bk上には、それぞれ、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各色のトナー画像が形成される。
各色トナー画像は、各一次転写装置9により一次転写電流が印加され、順次中間転写ベルト(中間転写体)8上に重なり合うようにそれぞれ一次転写される。これにより、中間転写ベルト8上には、各色のトナー画像が重なり合った合成トナー画像が形成される。なお、この時印加される転写電流には、基準パターンを用いたプロセス制御値の決定過程で求められた電流値が設定されていて、これに従って各一次転写電流が印加される。
中間転写ベルト8に重畳して一次転写されたトナー画像は、給紙装置から繰り出された記録部材Pに対して二次転写装置22にて静電転写(二次転写)され、定着装置25(図1参照)に搬送されて定着されることにより画像出力物とされる。
合成トナー画像が形成されるのに合わせて、下部の給紙テーブル200において、給紙ローラ142のうちの1つを選択的に回転させ、ペーパーバンク143に多段に備える給紙カセット(トレイ)から記録部材(シート)Pの給紙が開始される。給紙カセット144の1つから記録部材Pを繰り出し、分離ローラ145で1枚ずつ分離して給紙路146に送出す。そして、搬送ローラ147で搬送して画像形成装置本体100内の給紙路に導き、搬送ローラ148を経由してレジストローラ149に突き当てて止める。
一方、レジストローラ149は、上述のようにして転写ベルト8上に形成された合成トナー画像が、転写ベルト8に対向する二次転写装置(二次転写ローラ22、二次転写対向ローラ16)のニップ部へと搬送されるタイミングに合わせて回転を開始する。なお、レジストローラ149は、一般には接地されて使用されるが、記録部材Pの紙粉除去のためにバイアスが印加された状態で使用されてもよい。
このようにして、給紙部から搬送された記録部材Pが、各感光体2への作像タイミングに合わせてレジストローラ149により二次転写ニップに給紙され、各感光体2上で現像されたトナー像は、二次転写ニップに挾まれた記録部材P上に転写される。
一次転写後に感光体2の表面に残留した転写残トナーは、感光体クリーニング装置7(7Ye、7Ma)により除去され、その後、感光体2の表面は、帯電装置3により帯電(除電)されて、次の画像形成に供される。なお、二次転写後の中間転写ベルト8上に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置17(図1参照)により除去される。
ここで暫く、反転現像を用いた画像形成方法を例に本発明での静電潜像担持体上のトナー飛散抑制方法の概要について比較用構成例(図4乃至図6)の場合も例示して、対比しながら説明する。図3乃至図8は、感光体2の表面近傍部分について、色々な条件下での転写前露光プロセスに沿った状態遷移を断面図で模式的に示した説明図であり、図3中で(a)は、書き込み装置4による露光処理時の状態を、(b)と(c)は、露光処理後の状態を夫々に示している。また、図4乃至図8の各図中で(d)は、転写前露光装置12による露光処理時の状態を、また(e)と(f)は、露光処理後の状態を夫々に示している。本実施形態においても採用している反転現像の場合、図示の各過程を経て、静電潜像が形成される。
特に、図7,図8は,実施形態に対応するもので、電界生成用電極13を介在させた場合であり、(d)は、転写前露光装置12による露光処理時の状態を、(e)は、(d)で生成された電界の影響を受けた状態を、また、(f)は転写に際しての状態を夫々に示している。
公知の反転現像過程では、図3に示すように、先ず一様に負帯電した静電潜像担持体1上の画像形成露光を行う。すなわち、現像装置5(5Cy、5Ye、5Ma、5Bk)にはそれぞれ、異なる色のトナーがそれぞれ負帯電状態で、キャリアと保持されている。感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)は、矢印R1〜R4方向にそれぞれ回転して、各色夫々に各コロナ放電装置3で表面を均一に負帯電(−600V)された後、各色の書き込み装置(発光手段)4により、画像対応部分に光照射が行われて、静電潜像が形成される(図3(a)〜(c)を参照)。なお、本説明では、書き込み解像度は600dpiとしている。
これら感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)に対して、前記現像装置5においてトナーにより現像処理された後、各転写前露光装置12による感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)への露光が夫々に行われる(図4〜図8夫々の()を参照)。但し、図4の比較例では、比較的少ない光量で転写前除電を行ったものとする。この時、図4()〜()に示したように、光と電界の作用により、静電潜像担持体2の表面コート層18の内部の電荷生成領域(層)19で発生した正電荷が静電潜像担持体2上の負電荷に引き寄せられて画像部が除電される。転写前除電は、この原理を応用している。ところで実施形態においては、転写前露光装置12(12Cy、12Ye、12Ma、12Bk)の露光と同時に、後述する電界生成用電極13(13Cy、13Ye、13Ma、13Bk)に対してのバイアス印加が行われて電界が形成され、これによって電荷生成領域で生成される正電荷量を増やしているが、これについては後から詳述することとし、比較として電界生成用電極が無く電界をかけない従前構成の場合の条件が異なる場合の作用を先ず図4〜図6によって説明する。
図4に示しように比較的少ない光量で転写前除電を行った場合(図4(d)参照)を考えてみると、トナー:Tによる光遮蔽効果によりトナー層下部の電荷生成領域19には十分な光が到達せず、この領域では正電荷の発生が起こらない(図4(e))。このため、図4(f)に模式的に示すように、非潜像部の負電荷の除去が行われるのみであり、この時、顕像化トナー像の電荷量変化は略無く、トナー電荷間での反発力によりトナー飛散が発生してしまうことになる。
しかし、転写前除電用の光量が増し、十分な量の光がトナー層を通過するようにするのみで、図5に示すように、電荷生成領域19のトナー層下部では、トナー:Tに含まれる電荷を概ね打ち消すだけの正電荷が発生し、トナー:Tはトナー層直下へ引き付けられる。このため、転写前除電用の光量が適切で充分な場合には、非潜像部分の電荷が除去されてもトナー電荷と正電荷間の静電引力によりトナー飛散が適切に抑制され得る。
然しながら、トナー像部のトナー層は各種の条件によって変わりその光透過率は一定で無い。特に、各色のトナーを用いるカラー画像方式の場合には原理的に、トナー層の光透過率は色によって異なる。特にブラックトナーでは(図6参照)、イエローやマゼンタトナーの1/10程度の光透過率しか示さないこともある。この場合は、単に光量を上げても、トナー層を光が十分に透過せず、十分な正電荷(トナー層の電荷量を打ち消すのに十分な量)がトナー層直下に集まらず、トナー飛散を十分に抑止することが出来ないことになる。この事態を避けるためだけであれば、光透過率の低いトナーを用いるようにして、転写前除電用の光量を増やすことが考えられるが、この場合には色毎に静電潜像担持体の光劣化の程度が異なり、寿命がアンバランスとなってしまい保守管理上は好ましいものではない。
先に記したように、転写前除電用の光がトナー層を十分に通過する場合(図5)には、トナー層の電荷を打ち消す分の正電荷が発生し、この正電荷とトナー間の静電引力によりトナー飛散が抑制される。トナー層中の電荷の効果は、この電荷が作る電界として電荷生成領域19に作用している。同一光量が当たる場合にはトナー層電荷量が多い方が、電荷生成領域19に働く電界が強くなり、生成される正電荷も多いものと考えられる。
そこでこれを活用すべく、本実施形態では、図7に示す如くに、トナー層の近傍にトナー電荷と同極性の電極を電界生成用電極13として配置することで、電荷生成領域19近傍の電界を強くすれば、あたかもトナー層電荷が増えた状況を作り出すことが可能となり、結果として少ない光透過量でもトナー飛散を抑えるのに十分な正電荷を発生させることが可能となる。
本実施形態では、上記知見を活かして、前述した転写前露光装置12a〜12dの露光と同時に、電界生成用電極13へのバイアス印加が行われ、これによって電荷生成領域で生成される正電荷量を増やしている。
更に、本実施形態では、各色夫々の全ての電界生成用電極13(13Cy、13Ye、13Ma、13Bk)を互いに電気的に絶縁された複数の小電極を同一面に並べた構造とし、複数の電極を個々に駆動可能にした明示しない周知の駆動回路によって独立にバイアスのON/OFFを操作して、トナー画像のある部分の電極にのみバイアスを印加するようにした構成としている。このため、非潜像部に発生する“不要な正電荷”を極力除くことも可能となり、残像対応の面から高画質化に一段と有利となっている(図8参照)。
本実施形態の電界生成用電極について詳述する。各電界生成用電極13は、図9の上面図および図10の側面図に示すように書き込み解像度に合わせて小電極13sの集合体として作成されており、画素数(7021個/297mm幅まで対応)分の独立に制御できる透明電極13s(ITO電極)が透明で絶縁性を有した透明基板上にライン上に並んでいる。なお、各透明電極13sには、図示を省略した配線パターンが個別に設けられていて、図示しない駆動回路(ここでは、電子スイッチ)に個々に接続されていて、所定高電圧の単一電源部(各色毎に設定電圧可変なものとする)からの高電圧印加のON/OFFを制御可能になっている。
図10に示すように電界生成用電極13は感光体2表面から500μm離間させて設置した。また、転写前露光装置12については電界生成用電極13裏面から500μm離間させて設置した。電界生成用電極13は前述の通り、透明電極を使用しているので、電極を通して感光体2上に光を照射している。この場合、転写前露光装置12から放射される光量は、実際には、露光装置に与えられる電圧値で決められる。本実施形態では、稼働範囲の中央に電圧をセットした。
各感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)上へ書き込まれる印画データ情報は、適宜コンディショニングされて対応電圧が電界生成用電極13にも転送され、トナー転写部分が小電極の真下を通った時にのみバイアス(電圧)が与えられる(図11参照)。すなわち、画像データに応じて、潜像形成部のみへのバイアス印加が可能になっている。
バイアス印加タイミングは、各感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)の線速と電界生成用電極13の位置関係から求めることが出来る。搬送系の微妙な線速変動に対応するために、感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)の回転軸に付けたエンコーダ(不図示)からのデータ及び各静電潜像担持体上に標記されている位置合わせ用マーク検出時間の二つからフィードバック制御をかけて、バイアス印加タイミングの精度向上を図っている。
電界生成用電極13(13Cy、13Ye、13Ma、13Bk)に与えるバイアスは各色に夫々に適するものに設定値を変える(バイアスなしと設定することも含まれる)。本実施形態で用いた赤色光源の波長は660nmでトナーの光透過率(660nmでの値)は、イエロー67%、マゼンタ63%、シアン13%、ブラック5%だった。予備実験の結果、イエローとマゼンタについては、バイアスなしで良好な画像が得られたため、バイアス印加は行わなかった。シアン用の電界生成用電極13Cyには、−300V、ブラック用の電界生成用電極13Bkには、−645Vを印加した場合に良好な画像が得られたため、これらの値を設定値とした。
なお、本実施形態では、イエロー、マゼンタ用の電界生成電極13についても設置した構成を示してあるが、画像形成装置の総合特性によっては、一部の色系統については、トナー飛散が少なく、必要な画質が確保できるのであれば電界生成用電極を設けないで良い場合もある。例えば、ある特定色の画像形成において、トナーの光透過性が良く、電界生成用の電極が不要であることが分かっている場合には、対応するトナーに作用する電界生成用電極は初めから設置しなくても良い。
これまで説明した転写前除電工程が終わるとトナー像は正電圧及び圧力を印加された一次転写ローラ9(9Cy、9Ye、9Ma、9Bk)と感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)の接触領域に形成される一次転写ニップ内及びその近傍で中間転写ベルト8上へ転写される。同様の過程が各色について行われ、全てのトナー像が順次に中間転写ベルト8上へ転写・重畳され所望のカラー画像が形成される。
四色目のトナー像を中間転写ベルト8上に形成後、中間転写ベルト8上に重畳的に形成された各トナーは、二次転写装置である接地された二次転写ローラ22と負電圧を与えられた二次転写対向ローラ23の作る二次転写ニップへ搬送され、記録部材Pに一括転写された後、定着装置25により記録部材P上に固着される(定着処理)。
感光体(静電潜像担持体)2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)上に残ったトナー像(残留トナー)は感光体クリーニング装置7(7Cy、7Ye、7Ma、7Bk)にて回収、再利用される。潤滑油供給装置6(6Cy、6Ye、6Ma、6Bk)からは潤滑油としてステアリン酸亜鉛が感光体2上に一定量供給され、各感光体2表面の静止摩擦係数を一定に保つようになっている。
上述した実施形態に則した評価機を、IPSio CX400(商品型番)を母体として作製した。この評価機を用いて、評価画像の出力とトナー飛散に関する画質評価を行った。
評価実験は、評価用画像として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色で記録部材搬送方向に垂直な幅3ドットのライン(長さは中間転写ベルト幅方向に最大)を各10本ずつ印画したものを用い、600dpi出力にて行った。
連続10000枚の画像形成を行い、定着終了後の最終画像を100枚おきにサンプリングして、計100枚について画像評価を、トナー飛散がなく良好な画像をランク5、トナー飛散が著しく画像として成立しない場合をランク1とする、限度見本による5段階の官能評価として行った。比較例1として、全ての電界生成用電極13Cy、13Ye、13Ma、13Bkのバイアスを0V(感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bkと同電位)とした設定を採用して第1実施形態の効果を実験で確認した。
図12の表図に結果を示す。第1実施形態では、各色ともトナー飛散がない良好な画像を得ることが出来た。一方、比較例1では、光透過率の高い、イエロー、マゼンタ画像では、第1実施形態と同等な画質を示したが、シアン、ブラック画像では、トナー飛散の著しい画像となり、実用レベルには及ばなかった。
以上説明したように、上述実施形態によれば、中間転写体上で多色トナーが重なった場合のトナー飛散発生量と転写前除電工程によるトナー飛散発生量とが抑制された良好な画像を得ることが出来る。例示した実施形態では、電界生成用電極13に与える電圧の極性が使用するトナーと同極性とした画像形成装置であるので、より多くの正電荷を荷電生成層で発生させることが可能となり、この正電荷によって、トナー飛散を抑え、良好な画像を得ることが出来ている。
特に、電界生成用電極13は複数の電極より成り、且つ各々の電極に与える電圧を独立に制御することが可能であることに起因して、不要な正電荷を発生させることなく、トナー飛散を抑え、良好な画像を得ることが出来ている。
また、電界生成用電極13は透明電極であるから、電極を通した転写前露光装置による露光が可能であり、より精度の高い転写前除電を行うことが出来、不要な正電荷を発生させることなく、トナー飛散を抑え、良好な画像を得ることが出来る。
<第2実施形態>
電界生成用電極は、必ずしも透明でなくとも良く、不透明電極を使用した場合でも次に示すような構成とすることで、充分に実用的な性能を得ることができる。図13は、第2の実施形態の電界生成用電極を示す図である。基本構成は第1実施形態の場合と同じであるが、使用する電界生成用電極13として、不透明電極を用いている(構造自体は図9と同じ。基板部および各小電極が不透明素材で構成されている)。不透明電極を用いたため、図13に示すように転写前露光装置12からの露光は斜め方向から行われる。この構成および配置方法では、一般的な電極(不透明電極)を使用することが出来、部材選択の自由度が拡がり、コスト的にも有利な設計が可能である。なお、基板部または各小電極のいずれかのみ不透明な場合でもここで言う不透明電極に含まれる。
比較例2として、第2実施形態で全ての電界生成用電極13Cy、13Ye、13Ma、13Bkのバイアスを0V(感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)と同電位)とした場合を採用して第2実施形態の効果を確認した。第1実施形態と同様の画像評価を行った結果を図13に示す。
本第2実施形態においても、トナー飛散のない、良好な画像を得られることが確認出来た。これに対して、比較例2では、比較例1と同様にシアン、ブラックでトナー飛散の著しい画像しか得ることが出来なかった。
1(1Cy、1Ye、1Ma、1Bk) 画像形成手段(感光体ユニット)
2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk) 感光体ドラム(静電潜像担持体)
3(3Cy、3Ye、3Ma、3Bk) コロナ放電装置(帯電装置)
4 書き込み装置(潜像形成用の露光装置)
5(5Cy、5Ye、5Ma、5Bk) 現像装置
6(6Cy、6Ye、6Ma、6Bk) 潤滑剤塗布装置(潤滑油供給装置)
7(7Cy、7Ye、7Ma、7Bk) 感光体クリーニング装置
8 中間転写体(中間転写ベルト)
8N(8NCy、8NYe、8NMa、8NBk) 一次転写ニップ
9(9Cy、9Ye、9Ma、9Bk) 一次転写装置(一次転写ローラ)
12(12Cy、12Ye、12Ma、12Bk) 転写前露光装置
13(13Cy、13Ye、13Ma、13Bk) 電界生成電極
14、15、16 支持ローラ
17 ベルトクリーニング装置
18 表面コート層
19 電荷生成領域(層)
22 二次転写装置(二次転写ローラ)
23 二次転写対向ローラ
25 定着装置
100 複写機本体
120 画像形成部
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
P 記録部材
特開平05−165383号公報 特開2003−263006号公報 特開2002−055544号公報 特開昭63−081378号公報 特開昭63−100478号公報

Claims (3)

  1. 静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像装置により顕像化してトナー画像を得て、
    前記トナー画像を一次転写装置により中間転写体上に一次転写し転写画像を形成した後、該転写画像を記録部材上に転写して二次転写画像を得て、
    該二次転写画像を定着して最終画像を得る画像形成装置において、
    前記静電潜像担持体回転方向に現像装置の下流側に続いて順に互いに対向且つ離間して配設された、
    前記静電潜像担持体の表面を転写前に露光する転写前露光装置と、
    前記静電潜像担持体の表面に対向して配設された透明電極から成り、且つ、書き込み解像度に合わせてライン上に並設された小電極の集合体とした複数の電極より成り、且つ各々の電極に与える電圧が独立に制御される電界生成用電極とを備え、
    前記現像装置による現像工程に続き、
    前記転写前露光装置から前記静電潜像担持体上へ前記電界生成用電極を通して露光を行うと同時に、
    前記電界生成用電極によって、前記静電潜像担持体の被露光部近傍に、当該電界生成用電極と前記静電潜像担持体上のトナー像との間で放電を生じさせない範囲の電界を形成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の静電潜像担持体上に個々に形成された静電潜像を夫々に現像装置により顕像化して各色トナー画像を得て、
    前記各色トナー画像夫々を各一次転写装置により中間転写体上に順次重畳して一次転写しカラー転写画像を形成した後、該カラー転写画像を記録部材上に一括して転写して多色の二次転写画像を得て、
    該二次転写画像を定着して最終画像を得る画像形成装置において、
    前記各色トナー画像の画像形成過程で少なくとも一色以上の色トナー画像形成過程中で、前記現像装置による現像工程に続き、
    転写前露光装置から前記静電潜像担持体上へ透明電極から成り、且つ、書き込み解像度に合わせてライン上に並設された小電極の集合体とした複数の電極より成り、且つ各々の電極に与える電圧が独立に制御される電界生成用電極を通して露光を行うと同時に、
    当該電界生成用電極によって、前記静電潜像担持体の被露光部近傍に、当該電界生成用電極と前記静電潜像担持体上のトナー像との間で放電を生じさせない範囲の電界を形成し、
    前記一次転写装置によって、前記電界を通過した前記トナー像を前記中間転写体上に一次転写することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記電界生成用電極に与えるバイアス電圧の極性が使用するトナーと同極性であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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