JP5412049B2 - 光通信モジュール - Google Patents

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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms

Description

本発明は、光ファイバーと、光電変換素子パッケージとを光学的に結合するための光通信モジュールに関するものである。
大容量のディジタル情報に対して光電変換した光情報を光ファイバーにより高速に伝送できる光通信において、光ファイバーと、光電変換素子パッケージ内に取り付けた発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子とを光学的に結合するために光通信モジュールが用いられている。
この種の光通信モジュール(光モジュール)は、各種の構造形態が開発されているものの、従来例として、非球面レンズとホルダーとをプラスチックで一体成形し、且つ、ホルダーの筒状部内に非球面レンズと対向して光電変換素子パッケージを収納させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図13は従来の光モジュールを示した縦断面図である。
図13に示した従来の光モジュール100は、上記した特許文献1に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図13に示した如く、従来の光モジュール100は、筐体111の一側面111a側に光電変換素子112を取り付けた光電変換素子パッケージ110と、不図示の光ファイバーと結合するために光電変換素子パッケージ110の筐体111の一側面111a側に配置され且つ内部に後述する非球面レンズ115gを一体成形したホルダー115とを備えており、且つ、このホルダー115が光電変換素子パッケージ110の筐体111の上下の側面111b,111cに係合して組み立てられている。
まず、上記した光電変換素子パッケージ110は、筐体111の一側面111a側に半導体発光素子(半導体レーザー)又は半導体受光素子(フォトダイオード)のいずれか一方の光電変換素子112が取り付けらており、且つ、筐体111の一側面111aと反対側の他側面111dから光電変換素子112に接続したリード113が突出している。
次に、上記したホルダー115は、光透過性のプラスチック(例えば、PEI,PC,PMMA等)を用いて射出成形されており、一側面115a側に光ファイバー取付用の段付き有底孔115bが形成され、且つ、他端面115c側が筒状部115dとして形成されており、この筒状部115dの内部に光電変換素子パッケージ110を収納するための凹部115eが形成されていると共に、段付き有底孔115bと凹部115eとの間に位置する仕切壁115fに非球面レンズ115gが凸曲面を凹部115e内に突出するように一体的に成形されている。
そして、ホルダー115の凹部115e内に光電変換素子パッケージ110を収納したときに、ホルダー115内に一体成形した非球面レンズ115gが光電変換素子パッケージ110の筐体111の一側面111a側に取り付けた光電変換素子112と間隔を離して対向していると共に、非球面レンズ115gの頂点P1及び焦点P2が光電変換素子パッケージ110の光軸K上にあり、且つ、非球面レンズ115gの焦点P2が光電変換素子112の発光点又は受光点と略合致するように両者115,110が係合して組み立てられている。
これにより、従来の光モジュール100によれば、周囲の環境温度が変化してもホルダー115内に一体成形した非球面レンズ115gの焦点P2の位置と、光電変換素子パッケージ110の筐体111の一端面111a側に取り付けた光電変換素子112の発光点又は受光点とが略合致するので、光学的な結合効率が良好になるために、光率的な光通信が可能になる旨が記載されている。
特開2005−326884号公報
ところで、上記した従来の光モジュール100では、ホルダー115内に非球面レンズ115gを一体成形することで部品点数を削減できるが、ホルダー115と光電変換素子パッケージ110とを係合させて光モジュール100を構成したときに、ホルダー115内に一体成形した非球面レンズ115gの焦点P2の位置と、光電変換素子パッケージ110の筐体111の一端面111a側に取り付けた光電変換素子112の発光点又は受光点とが必ずしも略合致するとは限らないものである。
この理由は、ホルダー115を光透過性のプラスチック(例えば、PEI,PC,PMMA等)を用いて射出成形したときに、ホルダー115は射出成形直後に熱変形が生じたり、又は、高温使用時や低温使用時の温度変化によっても変形が生じるために、ホルダー115内に一体成形した非球面レンズ115gも変形し、これに伴って非球面レンズ115gの頂点Pの位置や焦点P2の位置が光電変換素子パッケージ110の光軸K上からずれてしまうためである。
従って、ホルダー115内に一体成形した非球面レンズ115gが変形した場合には、従来の光モジュール100を用いて良好に光通信を行なうことができないという問題が生じてしまう。
更に、ホルダー115は、非球面レンズ115gを一体成形するために光透過性が良好な樹脂材を用いる必要があるために、ホルダー115が高価になってしまうなどの問題もある。
そこで、樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために樹脂製筐体の一側面側に搭載される樹脂製レンズ保持枠内に形成した光通過孔中にレンズを収納した光ファイバー結合体とを備えて光通信モジュールを構成する際に、樹脂製レンズ保持枠内のレンズが光電変換素子の光軸に対して光軸ズレを生じない光通信モジュールが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される光ファイバー結合体とを備えた光通信モジュールにおいて、前記光ファイバー結合体は、前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される樹脂製レンズ保持枠内に形成した光通過孔中に金属製レンズ保持板に保持されたレンズを前記光電変換素子の光軸に合致させて収納するようにインサート成形加工したことを特徴とする光通信モジュールである。
また、第2の発明は、樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される光ファイバー結合体とを備えた光通信モジュールにおいて、前記光ファイバー結合体は、
前記光電変換素子と対向して配置されるレンズを保持した金属製レンズ保持板と、前記樹脂製筐体の一側面側に搭載され、且つ、内部に形成した光通過孔中に前記金属製レンズ保持板に保持された前記レンズを前記光電変換素子の光軸に合致させて収納するようにインサート成形加工した樹脂製レンズ保持枠と、を備えたことを特徴とする光通信モジュールである。
また、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の光通信モジュールにおいて、前記金属製レンズ保持板は、金型のガイドピンが嵌合する嵌合用孔を形成した外枠部と、前記レンズを保持するレンズ保持部と、前記外枠部と前記レンズ保持部との間を連結する複数本のステイ部とを有し、前記金属製レンズ保持板に保持された前記レンズを前記樹脂製レンズ保持枠内に収納した後に少なくとも前記外枠部が切り離されることを特徴とする光通信モジュールである。
また、第4の発明は、上記した第1〜第3のいずれかの発明の光通信モジュールにおいて、前記金属製レンズ保持板は、前記レンズを成形して保持するレンズ保持部を有し、且つ、前記レンズを保持した前記レンズ保持部の外周部位を前記樹脂製レンズ保持枠内に埋め込んだことを特徴とする光通信モジュールである。
また、第5の発明は、上記した第4の発明の光通信モジュールにおいて、
前記金属製レンズ保持板は、前記樹脂製レンズ保持枠内に埋め込まれる前記レンズ保持部の外周部位内に、この金属製レンズ保持板の表裏側を前記樹脂製レンズ保持枠の樹脂材により連結する複数の表裏連結用孔を有することを特徴とする光通信モジュールである。
また、第6の発明は、上記した第1〜第5のいずれかの発明の光通信モジュールにおいて、前記樹脂製レンズ保持枠は、前記光ファイバーと結合するための前記光通過孔を内部に形成した円筒部と、前記樹脂製筐体の一側面側に搭載され且つ前記レンズを保持した前記金属製レンズ保持板が埋め込まれる直方体部とを連接して形成したことを特徴とする光通信モジュールである。
また、第7の発明は、上記した第6の発明の光通信モジュールにおいて、前記光ファイバー結合体の前記樹脂製レンズ保持枠を前記光電変換素子パッケージの前記樹脂製筐体に搭載する際に、前記金属製レンズ保持板のレンズ保持部を矩形状に形成してこのレンズ保持部の各コーナー部位に位置決め用孔をそれぞれ貫通して穿設した後に各位置決め用孔を前記樹脂製レンズ保持枠の直方体部の各コーナー部位に露出させ、且つ、直方体形状に形成した前記樹脂製筐体の一側面の各コーナー部位に位置決め用ボスをそれぞれ突出形成して、前記各位置決め用孔内に各位置決め用ボスを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合させたことを特徴とする光通信モジュールである。
また、第8の発明は、上記した第6の発明の光通信モジュールにおいて、前記光ファイバー結合体の前記樹脂製レンズ保持枠を前記光電変換素子パッケージの前記樹脂製筐体に搭載する際に、前記樹脂製レンズ保持枠の直方体部の各コーナー部位と、直方体形状に形成した前記樹脂製筐体の各コーナー部位のいずれか一方に位置決め用孔をそれぞれ貫通して穿設し、且つ、他方に位置決め用ボスをそれぞれ突出形成して、各位置決め用孔内に各位置決め用ボスを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合させたことを特徴とする光通信モジュールである。
本発明に係る光通信モジュールによると、樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために樹脂製筐体の一側面側に搭載される光ファイバー結合体とを備えて光通信モジュールを構成した際に、とくに、光ファイバー結合体は、樹脂製レンズ保持枠内に形成した光通過孔中に金属製レンズ保持板に保持されたレンズを光電変換素子の光軸に合致させて収納しているので、レンズは熱変形しない金属製レンズ保持板に保持され、且つ、この金属製レンズ保持板が樹脂製レンズ保持枠内に埋め込まれた状態でレンズが樹脂製レンズ保持枠内に収納されるために、光軸ズレが全く発生しない。
この際、レンズは樹脂製レンズ保持枠とは別体であるので、樹脂製レンズ保持枠を成形する際に光透過性が良好な樹脂材を用いる必要がなく、既存の樹脂材を用いることで、樹脂製レンズ保持枠を安価に成形できる。
また、金属製レンズ保持板は、金型のガイドピンが嵌合する嵌合用孔を形成した外枠部と、レンズを保持するレンズ保持部と、外枠部とレンズ保持部との間を連結する複数本のステイ部とを有しているので、射出成形機の金型を用いてアウトサート成形によりレンズを金属製レンズ保持板に位置決めして保持できると共に、射出成形機の金型を用いてインサート成形により樹脂製レンズ保持枠内にレンズを保持した金属製レンズ保持板の外周部位を位置決めして埋め込むことができる。
また、金属製レンズ保持板は、樹脂製レンズ保持枠内に埋め込まれるレンズ保持部の外周部位内に、この金属製レンズ保持板の表裏側を樹脂製レンズ保持枠の樹脂材により連結する複数の表裏連結用孔を有しているので、金属製レンズ保持板が樹脂製レンズ保持枠内から抜け出ることを防止できる。
更に、光ファイバー結合体の樹脂製レンズ保持枠を光電変換素子パッケージの樹脂製筐体に搭載する際に、樹脂製レンズ保持枠の直方体部の各コーナー部位と、直方体形状に形成した樹脂製筐体の各コーナー部位とにそれぞれ設けた各位置決め用孔と各位置決め用ボスとを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合しているので、光軸ズレが発生せず強固な光通信モジュールを提供できる。
以下に本発明に係る光通信モジュールの一実施例について図1〜図12を参照して、実施例1,実施例2の順に詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施例1の光通信モジュールを示した斜視図、
図2は本発明に係る実施例1の光通信モジュールを示した縦断面図である。
図1及び図2に示した如く、本発明に係る実施例1の光通信モジュール1は、直方体形状に形成した樹脂製筐体11の一側面11a側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子12が取り付けられた光電変換素子パッケージ10と、不図示の光ファイバーと結合するための円筒部21a及び樹脂製筐体11の一側面11a側に搭載される直方体部21bとを有する樹脂製レンズ保持枠21内に金属製レンズ保持板22に保持された高耐熱レンズ23を光電変換素子12の光軸Kと合致させて収納するようにインサート成形加工により一体的に組み立てた光ファイバー結合体20とで構成されている。
この際、光電変換素子パッケージ10の樹脂製筐体11と、光ファイバー結合体20の樹脂製レンズ保持枠21とを結合させる際に、この実施例1では後述するように位置決め用孔と位置決め用ボスとの嵌合により位置合わせして、両者11,21を接着剤により接着して結合している。
上記した光ファイバー結合体20がこの実施例1の要部となるものである。この際、光ファイバー結合体20の樹脂製レンズ保持枠21は、円筒部21a内に不図示の光ファイバーが挿脱される光通過孔21a1が形成されており、且つ、直方体部21b内に高耐熱レンズ23を保持した金属製レンズ保持板22が埋め込まれて、この後方に光通過孔21b1(図2のみ図示)が形成されている。
そして、光ファイバー結合体20の樹脂製レンズ保持枠21を光電変換素子パッケージ10の樹脂製筐体11の一側面11a側に搭載して、樹脂製レンズ保持枠21の円筒部21aに形成した光通過孔21a1中に金属製レンズ保持板22に保持された高耐熱レンズ23を臨ませると共に、この高耐熱レンズ23を樹脂製レンズ保持枠21の直方体部21bに形成した光通過孔21b1(図2のみ図示)を介して光電変換素子パッケージ10内の光電変換素子12と間隔を離して対向させた際に、光電変換素子12の光軸Kに対してレンズ23が光軸ズレを生じないように樹脂製レンズ保持枠21内で高耐熱レンズ23を熱変形を起こさない金属製レンズ保持板22に保持させることを特徴としているものである。
ここで、本発明に係る実施例1の光通信モジュール1を構成する各構成部材について、図3〜図8を用いて順を追って説明する。
図3(a),(b)は図1及び図2に示した光電変換素子パッケージを説明するための斜視図,正面図、
図4は図1及び図2に示した金属製レンズ保持板を製造する状態を示した斜視図、
図5は図1及び図2並びに図4に示した金属製レンズ保持板を拡大して示した正面図、
図6は(a),(b),(c)は図1及び図2に示した高耐熱レンズ23を金属製レンズ保持板上に成形する状態を説明するために示した斜視図,X−X断面図,レンズ単体図、
図7は図1及び図2に示した樹脂製レンズ保持枠内に高耐熱レンズを保持した金属製レンズ保持板を埋め込む状態を説明するために示した斜視図、
図8は図1及び図2に示した光ファイバー結合体を示した斜視図である。
まず、図3に示した如く、光電変換素子パッケージ10は、樹脂材を用いて直方体形状に形成した樹脂製筐体11の一側面11aの中央部位に矩形状凹部11bが形成され、且つ、一側面11aの4箇所のコーナー部位に樹脂製レンズ保持枠21の位置決め用ボス21b4(図8)が嵌合するための位置決め用有底孔11cが形成されている。
また、樹脂製筐体11の一側面11aに形成した矩形状凹部11b内には、発光素子又は受光素子のうちいずれか一方の光電変換素子12と、この光電変換素子12を駆動する駆動用IC13とが基板14上に半田付けされた状態で樹脂製筐体11の一側面11a側を臨むように取り付けられており、且つ、樹脂製筐体11の下面11dから基板14に接続したリード端子15が複数本突出している。
この際、光電変換素子12として発光素子を適用した場合にこの発光素子は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や垂直共振型面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などが用いられている。一方、光電変換素子12として受光素子を適用した場合にこの受光素子は、フォトダイオード(PD:Phto Diode)が用いられている。
次に、図4に示した如く、高耐熱レンズ23(図1,図2)を保持するための金属製レンズ保持板22は、厚みが1mm程度で剛性を有する鉄板,ステンレス板,真鍮板などの金属板を成形用キャリアとして用い、この成形用キャリア内にプレス加工により金属製レンズ保持板22を複数個連続して打ち抜いて、そのうちの一つを2点鎖線で示した切断線に沿って切り離したものである。
具体的には、図5に拡大して示した如く、金属製レンズ保持板22は、金属板を用いて外枠部22aが矩形状に打ち抜かれており、且つ、外枠部22a内で上下2箇所の対角コーナー部位に不図示の金型のガイドピンが嵌合するためのガイドピン嵌合用丸孔22bが貫通して穿設されていると共に、外枠部22aよりも内側に複数本のステイ部(支え部)22cを介してリング状レンズ保持部22dが形成されている。
この際、金属製レンズ保持板22内で外枠部22aとリング状レンズ保持部22dとの間には、リング状レンズ保持部22dの外周上方に2本、外周左右及び外周下方に各1本で合計5本のステイ部22cが連結されており、5本のステイ部22c以外の部位が空洞に打ち抜かれている。
また、ステイ部22cは、外枠部22aに細幅で連結した細幅ステイ部22c1と、リング状レンズ保持部22dに太幅で連結した太幅ステイ部22c2とが互いに接続しており、後述するように、細幅ステイ部22c1と太幅ステイ部22c2との接続部位を2点鎖線で示した切断線に沿って切断することで、2点鎖線の枠内が最終的に高耐熱レンズ23(図1,図2)を保持するための金属製レンズ保持板22として用いられるようになっており、金属製レンズ保持板22のリング状レンズ保持部22dを含めて太幅ステイ部22c2までが樹脂製レンズ保持枠(図1,図2)内に埋め込まれるためのリング状レンズ保持部22dの外周部位であるとみなすものである。
また、高耐熱レンズ23(図1,図2)を保持するためのリング状レンズ保持部22dの外周部位内には、このリング状レンズ保持部22dの円周に沿って複数個の表裏連結用長孔22eが貫通して穿設されていると共に、複数個の表裏連結用長孔22eよりも内側にレンズ嵌合用丸孔22fが貫通して穿設されている。
そして、上記した複数個の表裏連結用長孔22eは、後述するように、この金属製レンズ保持板22を樹脂製レンズ保持枠21(図1,図2)内にインサート成形する際に金属製レンズ保持板22の表裏側を樹脂製レンズ保持枠21の樹脂材により連結する機能を備えており、一方、レンズ嵌合用丸孔22fは高耐熱レンズ23(図1,図2)の平坦面23a(図6)を側を固着させるための機能を備えている。
この際、レンズ嵌合用丸孔22fの中心位置は、外枠部22aの上下方向に対して略対称であるが、外枠部22aの左右方向に対しては図示右側に偏っており、この位置は先に図3を用いて説明した光電変換素子パッケージ10内に取り付けた光電変換素子12の位置に合わせているためである。
次に、図6(a),(b)に示した如く、高耐熱レンズ23は、高耐熱性を有する透明な樹脂材を用いて先に図5を用いて説明した金属製レンズ保持板22上にアウトサート成形により作製されているものであり、この際、アウトサート成形はワークとなる金属製レンズ保持板22に樹脂を成形するものである。
また、ここで用いられる金属製レンズ保持板22は、外枠部22aが複数本のステイ部22cの細幅ステイ部22c1と太幅ステイ部22c2との間の接続部位から切り離されていない前のものであり、不図示の射出成形機の金型に設けたガイドピンを外枠部22a内の上下に穿設したガイドピン嵌合用丸孔22bに挿入して金属製レンズ保持板22の位置決めを図ることで、金属製レンズ保持板22に保持される高耐熱レンズ23も位置決めして成形される。
この後、高耐熱レンズ23を成形するために溶融した高耐熱性樹脂材を不図示の金型内に注入すると、金属製レンズ保持板22のリング状レンズ保持部22dの内側に形成したレンズ嵌合用丸孔22f内に溶融した高耐熱性樹脂材が注入されて高耐熱レンズ23の平坦面23a側が成形されると共に、高耐熱レンズ23の中間部23b及び凸曲面部23cが金属製レンズ保持板22よりも前方に突出するよう成形されるので、高耐熱レンズ23が金属製レンズ保持板22のリング状レンズ保持部22dに一体的に保持されることになる。
この際、不図示の金型内では、溶融した高耐熱性樹脂材が金属製レンズ保持板22のリング状レンズ保持部22d内に形成した複数個の表裏連結用長孔22eに注入されないように図られている。
そして、図6(c)に示した如く、高耐熱レンズ23は、光電変換素子12(図1〜図3)として発光素子用に形成されているために、平坦面23a側が発光素子と対向する側となり、且つ、凸曲面部23c側が平坦面23a側から入射させた発光素子の光を中間部23bを介して不図示の光ファイバー側に出射させるように形成されており、この凸曲面部23cは例えばR5.0で形成されている。
尚、光電変換素子12(図1〜図3)として受光素子を適用する場合には、不図示の凸曲面部側が受光素子と対向するように高耐熱レンズを形成すれば良いものである。
次に、図7に示した如く、樹脂製レンズ保持枠21は、先に図6を用いて説明したように、高耐熱レンズ23を一体的に保持した金属製レンズ保持板22をワークとして不図示の射出成形機の金型内に取り付けてインサート成形により作製されているものであり、この際、インサート成形はワークが樹脂の中に包みこまれて成形するものである。
上記した樹脂製レンズ保持枠21は、光透過性を有する高耐熱レンズ23とは別体に形成されるものであるから、良好な光透過性を有する樹脂材を用いる必要がなくなり、既存の樹脂材を用いて安価に成形可能である。
そして、この場合にも、金属製レンズ保持板22は、外枠部22aが複数本のステイ部22cの細幅ステイ部22c1と太幅ステイ部22c2との間の接続部位から切り離されていない前のものであり、不図示の射出成形機の金型に設けたガイドピンを外枠部22a内の上下に穿設したガイドピン嵌合用丸孔22bに挿入することで、樹脂製レンズ保持枠21に対して金属製レンズ保持板22の位置決めを図っている。
この後、樹脂製レンズ保持枠21を成形するために溶融した樹脂材を不図示の金型内に注入すると、高耐熱レンズ23の凸曲面部23c側に光通過孔21a1を有する円筒部21aが長尺に成形され、且つ、高耐熱レンズ23を保持した金属製レンズ保持板22が複数本のステイ部22cのうちで太幅ステイ部22c2まで直方体部21b内に埋め込まれた状態となり、且つ、この直方体部21bの前面21b2に円筒部21aが連接されている。
更に、金属製レンズ保持板22に形成した複数個の表裏連結用長孔22e内にも溶融した樹脂材が注入されるために、樹脂製レンズ保持枠21の直方体部21bの内部で金属製レンズ保持板22の表裏側が複数個の表裏連結用長孔22e内に注入した溶融樹脂材によって連結されるので、金属製レンズ保持板22が樹脂製レンズ保持枠21内から抜け出ることを防止できる。
この後、樹脂製レンズ保持枠21の外側に露出した金属製レンズ保持板22の複数本の細幅ステイ部22c1及び複数本の細幅ステイ部22c1に連結した外枠部22aを切断すると、図8に示したように、実施例1の要部となる光ファイバー結合体20が得られる。
この光ファイバー結合体20は、上記したように、樹脂製レンズ保持枠21の円筒部21aに形成した光通過孔21a1内に不図示の光ファイバーが挿脱可能になっていると共に、樹脂製レンズ保持枠21の直方体部21b内に高耐熱レンズ23を保持した金属製レンズ保持板22を埋め込んでいるので、高耐熱レンズ23は熱変形しない金属製レンズ保持板22を介して樹脂製レンズ保持枠21内に収納されるために光軸ズレが全く発生しない。
そして、樹脂製レンズ保持枠21の直方体部21bの背面21b3の4箇所のコーナー部位に突出形成した位置決め用ボス21b4を先に図3を用いて説明した樹脂製筐体11の一側面11aの4箇所のコーナー部位に形成した位置決め用有底孔11c内に嵌合して接着剤により接着して結合すると、光電変換素子パッケージ10の樹脂製筐体11と、光ファイバー結合体20の樹脂製レンズ保持枠21内で金属製レンズ保持板22に保持された高熱レンズ23とが光電変換素子12の光軸Kに対して良好に合致した状態となり、図1及び図2に示した本発明に係る実施例1の光通信モジュール1が得られる。
図9は本発明に係る実施例2の光通信モジュールを示した斜視図、
図10は図9に示した光電変換素子パッケージを説明するための斜視図、
図11は図9に示した金属製レンズ保持板を拡大して示した正面図、
図12は図9に示した光ファイバー結合体を示した斜視図である。
図9に示した実施例2の光通信モジュール1Aは、先に図1及び図2を用いて説明した実施例1の光通信モジュール1の構成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付して図示し詳細な説明を省略するものの、実施例1と異なる構成部材に新たな符号を付して、実施例1に対して異なる点を中心にして簡略に説明する。
図9に示した如く、本発明に係る実施例2の光通信モジュール1Aも、実施例1と略同様に、直方体形状に形成した樹脂製筐体11Aの一側面11a側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子12が取り付けられた光電変換素子パッケージ10Aと、不図示の光ファイバーと結合するための円筒部21a及び樹脂製筐体11Aの一側面11a側に搭載される直方体部21bとを有する樹脂製レンズ保持枠21A内に金属製レンズ保持板22Aに保持された高耐熱レンズ23を光電変換素子12の光軸Kと合致させて収納するようにインサート成形加工により一体的に組み立てた光ファイバー結合体20Aとで構成されている。
ここで、実施例1に対して異なる点は、光電変換素子パッケージ10Aの樹脂製筐体11Aと、光ファイバー結合体20Aの樹脂製レンズ保持枠21Aとを結合させる際に、この実施例2では後述するように位置決め用孔と位置決め用ボスとの嵌合により位置合わせして、両者11A,21Aを熱溶着により結合させる点が実施例1に対して異なるものである。
これに伴って、光電変換素子パッケージ10Aの樹脂製筐体11Aと、光ファイバー結合体20A中の樹脂製レンズ保持枠21A及び金属製レンズ保持板22Aとが熱溶着可能な形状に対応しているものであり、各構成部材について順を追って説明する。
まず、図10に示した如く、光電変換素子パッケージ10Aは、樹脂材を用いて直方形状に形成した樹脂製筐体11の一側面11a側を臨むように発光素子又は受光素子のうちいずれか一方の光電変換素子12が取り付けられている点は実施例1と同じであるが、樹脂製筐体11の一側面11aの4箇所の各コーナー部位に金属製レンズ保持板22Aの位置決め用丸孔22h(図11)と嵌合するための位置決めボス11eが突出形成されている点が実施例1に対して異なっている。
次に、図11に示した如く、高耐熱レンズ23(図9)を保持するための金属製レンズ保持板22Aは、外枠部22a内で上下2箇所の対角コーナー部位に不図示の金型のガイドピンが嵌合するためのガイドピン嵌合用丸孔22bが貫通して穿設されていると共に、外枠部22aよりも内側に複数本の細幅ステイ部22c1を介して矩形状レンズ保持部22gが形成されている。
この実施例2では、金属製レンズ保持板22A内に矩形状レンズ保持部22gを形成して、この矩形状レンズ保持部22gの4箇所のコーナー部位に位置決め用孔22hが貫通して穿設されている点が実施例1に対して異なっている。
そして、実施例2でも実施例1と同様に、金属製レンズ保持板22Aに高耐熱レンズ23(図9)をアウトサート成形により作製しているが、高耐熱レンズ23(図9)を保持した金属製レンズ保持板22Aの矩形状レンズ保持部22gの外周部位を樹脂製レンズ保持枠21A(図9)内に埋め込んだときに、矩形状レンズ保持部22gの外周に沿って複数本の細幅ステイ部22c1及び外枠部21aを切り落とせば良い。
次に、図12に示した如く、光ファイバー結合体20Aの樹脂製レンズ保持枠21Aは、実施例1と同様に、高耐熱レンズ23を一体的に保持した金属製レンズ保持板22をワークとして不図示の射出成形機の金型内に取り付けてインサート成形により作製されているものであるが、この実施例2では、金属製レンズ保持板22Aの矩形状レンズ保持部22gの4箇所のコーナー部位に貫通して穿設した位置決め用丸孔22hが露出するように、樹脂製レンズ保持枠21Aの直方体部21bの前面21b2の4箇所のコーナー部位に切り欠き部21b5を形成すると共に、樹脂製レンズ保持枠21Aの直方体部21bの背面21b3を平坦面に形成している点が実施例1に対して異なっている。
そして、樹脂製レンズ保持枠21Aの直方体部21bの前面21b2に露出された金属製レンズ保持板22Aの各位置決め用丸孔22h内に、樹脂製筐体11Aの一側面11aに突出形成した各位置決め用ボス11eを嵌合させた後に両者22h,11eを熱溶着により結合すると、光電変換素子パッケージ10Aの樹脂製筐体11Aと、光ファイバー結合体20Aの樹脂製レンズ保持枠21A内で金属製レンズ保持板22Aに保持された高熱レンズ23とが光電変換素子12の光軸Kに対して良好に合致し且つ強固に結合された状態となり、図9に示した本発明に係る実施例2の光通信モジュール1Aが得られる。
尚、実施例2において、実施例1で説明した金属製レンズ保持板22を用いて光ファイバー結合体20を構成し、光電変換素子パッケージ10の樹脂製筐体11と、光ファイバー結合体20の樹脂製レンズ保持枠21とを、光電変換素子12の光軸Kに対して合致させるように位置合わせして熱溶着により結合させることも可能であり、この場合には、直方体形状に形成した樹脂製筐体11の各コーナー部位と、樹脂製レンズ保持枠21の直方体部21bの各コーナー部位のいずれか一方に位置決め用孔をそれぞれ穿設し、且つ、他方に位置決め用ボスをそれぞれ形成して、各位置決め用孔内に各位置決め用ボスを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合させれば良いものである。
本発明に係る実施例1の光通信モジュールを示した斜視図である。 図2は本発明に係る実施例1の光通信モジュールを示した縦断面図である。 図1及び図2に示した光電変換素子パッケージを説明するための斜視図,正面図である。 図1及び図2に示した金属製レンズ保持板を製造する状態を示した斜視図である。 図1及び図2並びに図4に示した金属製レンズ保持板を拡大して示した正面図である。 (a),(b),(c)は図1及び図2に示した高耐熱レンズ23を金属製レンズ保持板上に成形する状態を説明するために示した斜視図,X−X断面図,レンズ単体図である。 図1及び図2に示した樹脂製レンズ保持枠内に高耐熱レンズを保持した金属製レンズ保持板を埋め込む状態を説明するために示した斜視図である。 図1及び図2に示した光ファイバー結合体を示した斜視図である。 本発明に係る実施例2の光通信モジュールを示した斜視図である。 図9に示した光電変換素子パッケージを説明するための斜視図である。 図9に示した金属製レンズ保持板を拡大して示した正面図である。 図9に示した光ファイバー結合体を示した斜視図である。 従来の光モジュールを示した縦断面図である。
符号の説明
1…実施例1の光通信モジュール、
1A…実施例2の光通信モジュール、
10…実施例1の光電変換素子パッケージ、
10A…実施例2の光電変換素子パッケージ、
11…実施例1の樹脂製筐体、
11A…実施例2の樹脂製筐体、
11a…一側面、11b…矩形状凹部、11c…位置決め用有底孔、11d…下面、
11e…位置決め用ボス、
12…光電変換素子、13…駆動用IC、14…基板、15…リード端子、
20…実施例1の光ファイバー結合体、
20A…実施例2の光ファイバー結合体、
21…実施例1の樹脂製レンズ保持枠、
21A…実施例2の樹脂製レンズ保持枠、
21a…円筒部、21a1…光通過孔、21b…直方体部、21b1…光通過孔、
21b2…前面、21b3…背面、21b4…位置決め用ボス、21b5…切り欠き部、
22…実施例1の金属製レンズ保持板、
22A…実施例2の金属製レンズ保持板、
22a…外枠部、22b…ガイドピン嵌合用丸孔、
22c…ステイ部(支え部)、22c1…細幅ステイ部、22c2…太幅ステイ部、
22d…リング状レンズ保持部、22e…表裏連結用長孔、22f…レンズ嵌合用丸孔、
22g…矩形状レンズ保持部、22h…位置決め用丸孔、
23…高耐熱レンズ、23a…平坦面、23b…中間部、23c…凸曲面部、
K…光電変換素子の光軸。

Claims (8)

  1. 樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される光ファイバー結合体とを備えた光通信モジュールにおいて、
    前記光ファイバー結合体は、
    前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される樹脂製レンズ保持枠内に形成した光通過孔中に金属製レンズ保持板に保持されたレンズを前記光電変換素子の光軸に合致させて収納するようにインサート成形加工したことを特徴とする光通信モジュール。
  2. 樹脂製筐体の一側面側を臨むように発光素子又は受光素子のいずれか一方の光電変換素子が取り付けられた光電変換素子パッケージと、光ファイバーと結合するために前記樹脂製筐体の一側面側に搭載される光ファイバー結合体とを備えた光通信モジュールにおいて、
    前記光ファイバー結合体は、
    前記光電変換素子と対向して配置されるレンズを保持した金属製レンズ保持板と、
    前記樹脂製筐体の一側面側に搭載され、且つ、内部に形成した光通過孔中に前記金属製レンズ保持板に保持された前記レンズを前記光電変換素子の光軸に合致させて収納するようにインサート成形加工した樹脂製レンズ保持枠と、
    を備えたことを特徴とする光通信モジュール。
  3. 前記金属製レンズ保持板は、金型のガイドピンが嵌合する嵌合用孔を形成した外枠部と、前記レンズを保持するレンズ保持部と、前記外枠部と前記レンズ保持部との間を連結する複数本のステイ部とを有し、前記金属製レンズ保持板に保持された前記レンズを前記樹脂製レンズ保持枠内に収納した後に少なくとも前記外枠部が切り離されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光通信モジュール。
  4. 前記金属製レンズ保持板は、前記レンズを成形して保持するレンズ保持部を有し、且つ、前記レンズを保持した前記レンズ保持部の外周部位を前記樹脂製レンズ保持枠内に埋め込んだことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の光通信モジュール。
  5. 前記金属製レンズ保持板は、前記樹脂製レンズ保持枠内に埋め込まれる前記レンズ保持部の外周部位内に、この金属製レンズ保持板の表裏側を前記樹脂製レンズ保持枠の樹脂材により連結する複数の表裏連結用孔を有することを特徴とする請求項4記載の光通信モジュール。
  6. 前記樹脂製レンズ保持枠は、前記光ファイバーと結合するための前記光通過孔を内部に形成した円筒部と、前記樹脂製筐体の一側面側に搭載され且つ前記レンズを保持した前記金属製レンズ保持板が埋め込まれる直方体部とを連接して形成したことを特徴とする請求項2〜請求項5のうちいずれか1項記載の光通信モジュール。
  7. 前記光ファイバー結合体の前記樹脂製レンズ保持枠を前記光電変換素子パッケージの前記樹脂製筐体に搭載する際に、前記金属製レンズ保持板のレンズ保持部を矩形状に形成してこのレンズ保持部の各コーナー部位に位置決め用孔をそれぞれ貫通して穿設した後に各位置決め用孔を前記樹脂製レンズ保持枠の直方体部の各コーナー部位に露出させ、且つ、直方体形状に形成した前記樹脂製筐体の一側面の各コーナー部位に位置決め用ボスをそれぞれ突出形成して、前記各位置決め用孔内に各位置決め用ボスを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合させたことを特徴とする請求項6記載の光通信モジュール。
  8. 前記光ファイバー結合体の前記樹脂製レンズ保持枠を前記光電変換素子パッケージの前記樹脂製筐体に搭載する際に、前記樹脂製レンズ保持枠の直方体部の各コーナー部位と、直方体形状に形成した前記樹脂製筐体の各コーナー部位のいずれか一方に位置決め用孔をそれぞれ貫通して穿設し、且つ、他方に位置決め用ボスをそれぞれ突出形成して、各位置決め用孔内に各位置決め用ボスを嵌合させた後に両者を熱溶着により結合させたことを特徴とする請求項6記載の光通信モジュール。
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