JP5410321B2 - 複合端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェッジベースバルブを挿着するソケットに設けられる複合端子金具に関する。
従来より、ウェッジベースバルブは、車両のドアの内側下部に取り付けられるカーテシランプ等、車両用灯具の光源として広く使用されている。
ウェッジベースバルブは、一般に、シングルフィラメント型とダブルフィラメント型とに大別されており、直差しソケット又は単独ソケットに挿着して使用される。例えば、直差しソケット(以下、単にソケットともいう)は、一般に、ソケットハウジングと、複合端子金具とを備える。ソケットハウジングは、ウェッジベースバルブのウェッジ部を挿着可能に形成されている。
複合端子金具は、ソケットハウジングの内部に装着されている。複合端子金具は、ウェッジ部に配置されたバルブ端子と所定の電源とを電気的に接続する(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図8(A)及び図8(B)にウェッジベースバルブを挿着するソケットに設けられる複合端子金具100の従来例を示す。図8(A)及び図8(B)に示す複合端子金具100は、ウェッジベースバルブのウェッジ部に形成されたフック部(図示せず)に係合するよう、ウェッジ部に向けて「くの字状」に折り曲げられたロックスプリング110と、バルブ端子に接触導通するよう、ウェッジ部にU字状に折り返されたソケット端子120とを一体に連設している。
また、ロックスプリング110の基部とソケット端子120の基部とを一体に形成し、ロックスプリング110とソケット端子120との境界部に、ソケット端子120のU字状折り返し部に達する程度の切込溝130を設けている。これにより、ロックスプリング110がウェッジ部に押動されて撓み始める際、ロックスプリング110がソケット端子120に接触しないように構成されている。
特許第3037523号公報
しかしながら、図8(A)及び図8(B)に示される複合端子金具100の従来例においては、ウェッジベースバルブのバルブ本体を保持する保持機能を有していない。そのため、ウェッジベースバルブのウェッジ部をソケットに挿着した後、振動等でバルブ本体が揺れた場合等、ソケットの内部でウェッジ部がガタつき、不安定になるおそれがある。これにより、ウェッジ部に配置されるバルブ端子と複合端子金具100とが接触不良等を引き起こし、ウェッジベースバルブの配光のバラツキを生じさせるおそれがあった。
本発明は、(ソケットに挿着したウェッジベースバルブのガタつきを抑制し、)ウェッジベースバルブによる安定した配光が可能な複合端子金具を提供することを目的とする。
本発明は、バルブ本体と、前記バルブ本体の基端部に設けられるウェッジ部とを備えるウェッジベースバルブを挿着可能なソケットハウジングの内部に設けられ、前記ウェッジ部に配置されるバルブ端子と所定の電源とを電気的に接続させる複合端子金具であって、基端側に設けられ、前記ソケットハウジングに固定されると共に、前記所定の電源に電気的に接続可能な一対の端子部と、先端側に設けられ、互いに対向して配置される一対の本体部と、前記一対の端子部と前記一対の本体部との間に設けられ、弾性変形可能な一対の撓み部と、を備え、前記一対の本体部は、互いに対向して配置される一対のガイド部と、互いに対向して配置される一対の通電部と、を有し、前記一対のガイド部の間に前記ウェッジベースバルブを挿入すると、前記一対の撓み部が弾性変形して前記一対のガイド部が互いに離間する方向に移動し、前記一対のガイド部の間に前記バルブ本体が配置可能になると共に、前記一対の通電部が互いに近接する方向に移動し、前記ウェッジ部に配置される前記バルブ端子と前記一対の通電部とが当接することを特徴とする複合端子金具に関する。
また、前記一対の通電部は、前記バルブ本体の基端部に当接して前記ウェッジベースバルブの挿入を規制する一対のストッパ部を有することが好ましい。
また、前記一対のガイド部は、前記バルブ本体の外周面を保持可能な一対の保持部を有することが好ましい。
請求項1に記載の複合端子金具によれば、複合端子金具は、一対のガイド部と、一対の通電部とを備える。そのため、ウェッジベースバルブの挿着が完了し、通電が可能になった後も、バルブ本体が一対のガイド部により保持される。これにより、ウェッジベースバルブの挿着後におけるガタつきが抑制される。その結果、ウェッジベースバルブが安定し、ウェッジベースバルブによる安定した配光が可能になる。
また、請求項1に記載の複合端子金具によれば、挿入部から離れた位置にある一対の撓み部を撓ませてウェッジベースバルブを挿入する構成としている。そのため、ウェッジベースバルブの挿入に際し、大きな力を必要としない。これにより、例えば、ウェッジベースバルブの挿入時にバルブ本体のソード等を損傷させるおそれが抑制される。
請求項2に記載の複合端子金具によれば、複合端子金具は、バルブ本体の基端部に当接する一対のストッパ部を備える。そのため、容易にウェッジベースバルブが挿着されたことを推認することができる。これにより、例えば、ウェッジベースバルブの挿入に際し、必要以上に挿入方向に押し込み、ウェッジベースバルブや複合端子金具を破損させることを抑制することができる。
請求項3に記載の複合端子金具によれば、バルブ本体が一対の保持部により押圧された状態で保持される。そのため、ウェッジベースバルブを強固に保持することが可能になる。これにより、ウェッジベースバルブの挿着後におけるガタつきが抑制される。その結果、ウェッジベースバルブが安定し、ウェッジベースバルブによる安定した配光が可能になる。
本発明の実施形態に係る複合端子金具にウェッジベースバルブを挿着した状態を示す斜視図である。 前記実施形態に係る第1端子金具を示す正面図である。 図2に示す第1端子金具の平面図である。 本実施形態に係る第1端子金具と第2端子金具とを組み合わせた状態を示す正面図である。 本実施形態に係る複合端子金具にウェッジベースバルブのウェッジ部を挿入する状態を示す正面図である。 本実施形態に係る複合端子金具にウェッジベースバルブを挿入して第1本体部と第2本体部とが傾動した状態を示す正面図である。 本実施形態に係る複合端子金具へのウェッジベースバルブの挿入が完了した状態を示す正面図である。 (A)は従来の複合端子金具を示す正面図であり、(B)は複合端子金具の側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る複合端子金具1について、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る複合端子金具1にウェッジベースバルブ11を挿着した状態を示す斜視図である。図2は、前記実施形態に係る第1端子金具2を示す正面図である。図3は、図2に示す第1端子金具2の平面図である。図4は、本実施形態に係る第1端子金具2と第2端子金具3とを組み合わせた状態を示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る複合端子金具1は、第1端子金具2と、第1端子金具2と略同形状に形成された第2端子金具3と、を備える。
複合端子金具1は、第1端子金具2と第2端子金具3とを互いに対向させた状態でソケットハウジング(図示せず)に装着される(組み込まれる)ことにより、ウェッジベースバルブ11を挿着可能な挿着部10が形成されるように構成されている。
ウェッジベースバルブ11は、第1端子金具2と第2端子金具3とにより形成された挿着部10に挿入された後、バルブ本体12及びウェッジ部13が第1端子金具2と第2端子金具3とにより保持される。
以下、本実施形態に係る複合端子金具1について、具体的に説明する。
なお、上述したように、第1端子金具2と第2端子金具3とは、略同形状に形成されている。そのため、以下の説明においては、第1端子金具2に係る構成に対しては、名称に「第1」を付すると共に符号の最後に「a」を付したものを用いて説明する。第2端子金具3に係る構成に対しては、名称に「第2」を付すると共に符号の最後に「b」を付して第1端子金具2の説明を援用し、その説明は省略する。
また、本実施形態においては、略円筒状のバルブ本体12と、バルブ本体12の基端部14に設けられバルブ本体12よりも直径の小さい略円筒状のウェッジ部13と、ウェッジ部13に配置される一対のバルブ端子15と、を備えるウェッジベースバルブ11を用いて説明する。
まず、第1端子金具2について、図1に加え、図2及び図3を参照しながら説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る第1端子金具2は、基端側に形成される第1端子部4aと、先端側に形成される第1本体部5aと、第1端子部4aと第1本体部5aとの間に形成される第1撓み部6aと、を備える。
第1端子部4aは、板状に形成されており、バスバー(図示せず)に連結されている(バスバーの一部を構成している)。また、第1端子部4aは、ハウジングソケット(図示せず)に装着された(組み込まれた)ときに、ハウジングソケットの内部においてハウジングソケットによって固定される。
図2及び図3に示すように、第1本体部5aは、ウェッジベースバルブ11を挿入可能な第1挿入部10aと、ウェッジベースバルブ11を第1挿入部10aに案内する第1ガイド部7aと、ウェッジ部13のバルブ端子15に接触して通電を行う第1通電部8aと、第1ガイド部7aと第1通電部8aとを連結する第1連結部9aと、を備える。
第1挿入部10aは、第1本体部5aの略中央に設けられている。
第1ガイド部7aは、第1本体部5aの先端側に設けられている。また、第1ガイド部7aは、第1挿入部10aに対して、ウェッジベースバルブ11の挿脱方向(図2に示すX方向をいい、以下、「第1方向X」ともいう)と直交する方向(図2及び図3に示すY方向をいい、以下、「第2方向Y」ともいう)におけるY1側(第2ガイド部7bにおいてはY2側)に設けられている。
第1ガイド部7aは、ウェッジベースバルブ11を第1挿入部10aに案内する第1案内部70aと、第1挿入部10aに挿入されたウェッジベースバルブ11のバルブ本体12を保持可能な第1保持部71aと、を備える。
第1案内部70aは、バルブ本体12の基端部14に当接可能な第1当接面72aを備える。第1当接面72aは、基端部14の傾斜(バルブ本体12とウェッジ部13とを連結するための傾斜)と略同角度をなすように形成されている。つまり、第1当接面72aは、基端部14の傾斜と略同角度で内側に傾斜している。
第1保持部71aは、バルブ本体12の外周面に沿った曲面状に形成されており、バルブ本体12の外周面に当接可能に形成されている。
第1通電部8aは、第1ガイド部7aの下方側(第1方向XにおけるX1側)に設けられている。また、第1通電部8aは、第1挿入部10aに対して、第2方向YにおけるY2側(第2通電部8bにおいてはY1側)に設けられている。つまり、第1通電部8aは、第1挿入部10aを中心に、第1ガイド部7aの反対側に設けられている。
第1通電部8aは、基端部が第2方向Yに弾性変形可能に第1連結部9aに連結されている。
また、第1通電部8aは、ウェッジ部13に配置されたバルブ端子15と接触する第1接触部80aと、バルブ本体12の基端部14と当接する第1ストッパ部81aと、を備える。
第1接触部80aは、第2方向YにおけるY1側(第2接触部80bにおいてはY2側)に突出するように形成されている。
また、第1接触部80aは、第1保持部71aとの第2方向Yにおける距離が、バルブ本体12の半径とウェッジ部13との半径を足した長さと略等しくなるように位置している。
第1ストッパ部81aは、第1通電部8aの先端に形成されている。
第1連結部9aは、第1ガイド部7aと第1通電部8aとを連結すると共に、基端部において、第1撓み部6aと連結している。
第1撓み部6aは、板状に形成されており、第2方向Yに傾動するように弾性変形可能に形成されている。具体的には、ハウジングソケットによって固定された第1端子部4aに対して、第1本体部5aを第2方向Yに傾動可能に形成されている。
次に、第1端子金具2と第2端子金具3とを組み合わせた状態について、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、第1端子金具2と第2端子金具3とは、第1ガイド部7aと第2ガイド部7b、第1通電部8aと第2通電部8bとを互いに対向させると共に、第1挿入部10aと第2挿入部10bとの少なくとも一部が重複する(互いに重なり合う)ようにそれぞれ配置される。第1端子金具2と第2端子金具3とは、この状態でソケットハウジングに装着され、複合端子金具1として機能する。
つまり、複合端子金具1は、第1端子金具2と第2端子金具3とを組み合わせることにより、一対のガイド部(第1ガイド部7a、第2ガイド部7b)と、一対の通電部(第1通電部8a、第2通電部8b)と、一対の撓み部(第1撓み部6a、第2撓み部6b)と、一対の端子部(第1端子部4a、第2端子部4b)とを備えることになる。また、挿着部10は、第1端子金具2の第1挿入部10aと第2端子金具3の第2挿入部10bとにより構成される。
なお、一対のガイド部を構成する第1ガイド部7aと第2ガイド部7bとは、所定距離(例えば、ウェッジ部13を挿入可能な距離)離間して配置される。これにより、一対の通電部を構成する第1通電部8aと第2通電部8bも所定距離離間して配置される。
具体的には、複合端子金具1は、略同形状に形成された第1端子金具2と第2端子金具3とを備え、第1端子金具2は、基部側に設けられ、ソケットハウジングに固定されると共に、所定の電源に電気的に接続可能な第1端子部4aと、先端部側に設けられバルブ本体12の外周面に当接可能な第1ガイド部7aと、バルブ端子15に当接可能な第1通電部8aと、を有する第1金具本体5aと、第1端子部4aと第1金具本体5aとを連結すると共に弾性変形可能な第1撓み部6aと、を有し、第1通電部8aは、第1ガイド部7aに対して、所定距離離間して位置するように形成されており、第2端子金具3は、基部側に設けられ、ソケットハウジングに固定されると共に、所定の電源に電気的に接続可能な第2端子部4bと、先端部側に設けられバルブ本体12の外周面に当接可能な第2ガイド部7bと、バルブ端子15に当接可能な第2通電部8bと、を有する第2金具本体5bと、第2端子部4bと第2金具本体5bとを連結すると共に弾性変形可能な第2撓み部6bと、を有し、第2ガイド部7bは、第1ガイド部7aと所定距離(ウェッジ部13を挿入可能な距離)離間した状態で対向する位置に配置され、第2通電部8bは、第2ガイド部7bに対して、所定距離離間して位置するように形成されると共に、第1通電部8aと対向する位置に配置されている。
また、第1通電部8aは、バルブ本体12の基端部14に当接してウェッジベースバルブ11の挿入を規制する第1ストッパ部81aを有し、第2通電部8bは、バルブ本体12の基端部14に当接してウェッジベースバルブ11の挿入を規制する第2ストッパ部81bを有している。
さらに、第1ガイド部7aは、バルブ本体12の外周面を保持可能な第1保持部71aを有し、第2ガイド部7bは、バルブ本体12の外周面を保持可能な第2保持部71bを有している。
次に、本実施形態に係る複合端子金具1の作用について、図5から図7を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する複合端子金具1は、不図示のソケットハウジングの内部に装着されており、第1端子部4a及び第2端子部4bがソケットハウジングに固定されているものとして説明する。
図5は、本実施形態に係る複合端子金具1にウェッジベースバルブ11のウェッジ部13を挿入する状態を示す正面図である。図6は、本実施形態に係る複合端子金具1にウェッジベースバルブ11を挿入して第1本体部5aと第2本体部5bとが傾動した状態を示す正面図である。図7は、本実施形態に係る複合端子金具1へのウェッジベースバルブ11の挿入が完了した状態を示す正面図である。
図5に示すように、まず、複合端子金具1の挿着部10にウェッジベースバルブ11のウェッジ部13を挿入する。このとき、第1ガイド部7aと第2ガイド部7bとは、所定距離(ウェッジ部13を挿入可能な距離)離間した状態で配置されている。そのため、ウェッジベースバルブ11は、第1ガイド部7aと第2ガイド部7bとが移動することなく挿入可能となる。
ウェッジベースバルブ11を複合端子金具1の挿着部10にさらに挿入すると、バルブ本体12の基端部14が第1ガイド部7aの第1案内部70a及び第2ガイド部7bの第2案内部70bに当接する。具体的には、バルブ本体12の基端部14が第1案内部70aの第1当接面72a及び第2案内部70bの第2当接面72bに当接する。
図6に示すように、バルブ本体12の基端部14が第1案内部70aの第1当接面72a及び第2案内部70bの第2当接面72bに当接した後、ウェッジベースバルブ11をさらに挿入させると、第1当接面72a及び第2当接面72bが基端部14の傾斜と略同角度で内側に傾斜しているため、第1撓み部6aが弾性変形により第2方向YにおけるY1側に傾動し、第1本体部5aが第2方向YにおけるY1側に移動する。同様に、第2撓み部6bが弾性変形により第2方向YのY2側に傾動し、第2本体部5bが第2方向YにおけるY2側に移動する。これにより、第1ガイド部7aが第2方向YにおけるY1側に移動し、第2ガイド部7bが第2方向YにおけるY2側に移動する。
第1ガイド部7aが第2方向YにおけるY1側に移動し、第2ガイド部7bが第2方向YにおけるY2側に移動すると、挿着部10が第2方向Yに広がる。
バルブ本体12が挿着部10に挿入可能となるまで挿着部10が第2方向Yに広がると、バルブ本体12が挿着部10に挿入する。バルブ本体12が挿着部10に挿入すると、第1ガイド部7aの第1保持部71aがバルブ本体12の外周面に当接する。同様に、第2ガイド部7bの第2保持部71bがバルブ本体12の外周面に当接する。
このとき、第1保持部71aは、第1撓み部6aの弾性力により、バルブ本体12を第2方向YにおけるY2側に押圧する。同様に、第2保持部71bは、第2撓み部6bの弾性力により、バルブ本体12を第2方向YにおけるY1側に押圧する。このようにして、バルブ本体12は、第1保持部71a及び第2保持部71bに押圧された状態で保持される。
一方、第1ガイド部7aが第2方向YにおけるY1側に移動すると、第1通電部8aが第2方向YにおけるY1側に移動する。第1通電部8aが第2方向YにおけるY1側に移動すると、第1通電部8aに設けられた第1接触部80aがウェッジ部13に配置されたバルブ端子15に当接する。同様に、第2通電部8bが第2方向YにおけるY2側に移動し、第2通電部8bに設けられた第2接触部80bがウェッジ部13に配置されたバルブ端子15に当接する。これにより、ウェッジベースバルブ11は、通電可能となる。
また、このとき、第1通電部8aは、基端部が第2方向Yに弾性変形可能に第1連結部9aに連結されている。そのため、第1接触部80aは、ウェッジ部13を第2方向YにおけるY1側に押圧した状態で当接する。同様に、第2通電部8bは、基端部が第2方向Yに弾性変形可能に第2連結部9bに連結されている。そのため、第2接触部80bは、ウェッジ部13を第2方向YにおけるY2側に押圧した状態で当接する。このようにして、ウェッジ部13は、第1接触部80a及び第2接触部80bに押圧された状態で保持される。
図7に示すように、ウェッジベースバルブ11をさらに挿入させると、第1通電部8aの先端に設けられた第1ストッパ部81aがバルブ本体12の基端部14に当接する。同様に、第2通電部8bの先端に設けられた第2ストッパ部81bがバルブ本体12の基端部14に当接する。これにより、ウェッジベースバルブ11の挿入が規制される。つまり、ウェッジベースバルブ11の挿着が完了する。
このようにして、ウェッジベースバルブ11は、第1保持部71a及び第2保持部71bと、第1接触部80a及び第2接触部80bとにより保持された状態で、第1接触部80a及び第2接触部80bにより通電可能となる。
以上のような構成を有する本実施形態に係る複合端子金具1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態に係る複合端子金具1は、第1保持部71aを有する第1ガイド部7aと、第2保持部71bを有する第1ガイド部7bと、を備える。そのため、ウェッジベースバルブ11の挿着が完了した後も、バルブ本体12が第1保持部71a及び第2保持部71bにより保持可能となる。これにより、ウェッジベースバルブ11の挿着後におけるガタつきが抑制される。その結果、ウェッジベースバルブ11が安定し、ウェッジベースバルブ11による安定した配光が可能になる。
また、本実施形態に係る複合端子金具1は、バルブ本体12が第1保持部71aにより第2方向YにおけるY2側に押圧され、第2保持部71bにより第2方向YにおけるY1側に押圧された状態で保持される。そのため、ウェッジベースバルブ11を強固に保持することができる。
また、本実施形態に係る複合端子金具1は、挿着部10から離れた位置にある第1撓み部6a及び第2撓み部6bを撓ませてウェッジベースバルブ11を挿入させる構成としている。そのため、ウェッジベースバルブ11の挿入に際し、大きな力を必要としない。これにより、例えば、ウェッジベースバルブ11の挿入にバルブ本体12のソード等を損傷させるおそれが抑制される。
また、本実施形態に係る複合端子金具1は、バルブ本体12の基端部14に当接する第1ストッパ部81a及び第2ストッパ部81bを備える。そのため、挿着されたことを容易に推認することができる。これにより、例えば、ウェッジベースバルブ11の挿入に際し、必要以上に挿入方向に押し込み、ウェッジベースバルブ11や複合端子金具を破損させることを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、本実施形態においては、複合端子金具1は、第1端子金具2と、第1端子金具2と略同形状に形成された第2端子金具3とを組み合わせて構成したが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、複合端子金具1は、第1端子金具2と第2端子金具3とが一体成型されたものであってもよい。
1 複合端子金具
2 第1端子金具
3 第2端子金具
4a 第1端子部(一対の端子部)
4b 第2端子部(一対の端子部)
5a 第1本体部
5b 第2本体部
6a 第1撓み部(一対の撓み部)
6b 第2撓み部(一対の撓み部)
7a 第1ガイド部(一対のガイド部)
7b 第2ガイド部(一対のガイド部)
8a 第1通電部(一対の通電部)
8b 第2通電部(一対の通電部)
9a 第1連結部
9b 第2連結部
10 挿着部
10a 第1挿入部
10b 第2挿入部
11 ウェッジベースバルブ(バルブ)
12 バルブ本体
13 ウェッジ部
15 バルブ端子

Claims (3)

  1. バルブ本体と、前記バルブ本体の基端部に設けられるウェッジ部とを備えるウェッジベースバルブを挿着可能なソケットハウジングの内部に設けられ、前記ウェッジ部に配置されるバルブ端子と所定の電源とを電気的に接続させる複合端子金具であって、
    基端側に設けられ、前記ソケットハウジングに固定されると共に、前記所定の電源に電気的に接続可能な一対の端子部と、
    先端側に設けられ、互いに対向して配置される一対の本体部と、
    前記一対の端子部と前記一対の本体部との間に設けられ、弾性変形可能な一対の撓み部と、を備え、
    前記一対の本体部は、
    互いに対向して配置される一対のガイド部と、
    互いに対向して配置される一対の通電部と、を有し、
    前記一対のガイド部の間に前記ウェッジベースバルブを挿入すると、前記一対の撓み部が弾性変形して前記一対のガイド部が互いに離間する方向に移動し、前記一対のガイド部の間に前記バルブ本体が配置可能になると共に、前記一対の通電部が互いに近接する方向に移動し、前記ウェッジ部に配置される前記バルブ端子と前記一対の通電部とが当接することを特徴とする複合端子金具。
  2. 前記一対の通電部は、前記バルブ本体の基端部に当接して前記ウェッジベースバルブの挿入を規制する一対のストッパ部を有することを特徴とする請求項1に記載の複合端子金具。
  3. 前記一対のガイド部は、前記バルブ本体の外周面を保持可能な一対の保持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の複合端子金具。
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