JP5409500B2 - 厚さ測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、膜状絶縁体試料の厚さ測定方法に関し、特に電磁界の共振現象を利用して膜状絶縁体試料の厚さを測定する厚さ測定方法に関するものである。
近年、回路基板として用いられるセラミック積層基板の薄層化が進み、セラミック積層基板を構成するセラミック絶縁層一層あたりの厚さが50μm以下のセラミック積層基板が製造されるようになってきている。焼結後のセラミック絶縁層の厚さは特性インピーダンスやキャパシタンスに影響を与えるので、設計値通りの厚さを有する必要がある。このために焼結前のセラミックスシートの厚さを、高精度に、具体的には誤差1μm以下の精度で評価、管理しなければならない。また積層セラミックコンデンサにおいては、セラミック誘電体層一層の厚さが1μm以下である小型部品も生産されており、このために焼結前のセラミックスシートの厚さを誤差0.1μm以下の精度で評価、管理しなければならない。
膜状絶縁体試料の厚さ測定法としては、従来、マイクロメータや非接触レーザ変位計による測定方法が知られている。
マイクロメータによる測定方法は、膜状試料を測定端子で挟んで、機械的に膜状試料の厚さを測定する方法であり、非接触レーザ変位計による測定方法は、レーザ光を膜状試料および膜状試料が配置された基板に照射し、反射して戻ってくるレーザ光を利用して、膜状試料の厚さを測定する測定方法である。
なお、本出願人は、2つの有底筒状導体の開口部間に、誘電体薄膜が形成された基板を配置し、誘電体薄膜に電界が集中するように空洞共振器を構成し、この空洞共振器の共振周波数が、誘電体薄膜の比誘電率に影響を受けるようにして、誘電体薄膜の比誘電率を測定する測定法を出願した(特許文献1参照)。また、誘電体薄膜が形成された基板を、誘電体薄膜が上側となるように導体板上に配置し、誘電体薄膜上に有底筒状導体の開口部を当接させて空洞共振器を構成し、誘電体薄膜に電界を集中させる一方で、誘電体基板における電界の集中を小さくし、空洞共振器の共振周波数が、誘電体薄膜の比誘電率に影響を受けるようにして、誘電体薄膜の比誘電率を測定する方法を出願した(特許文献2参照)。
特開2002−228600号公報 特開2006−300856号公報
しかしながら、従来の膜状試料の厚さをマイクロメータで測定する方法の場合の測定誤差は1μm以上であり、非接触レーザ変位計においてもレーザヘッドの固定の不安定性や膜状試料の変形などによる不安定性から測定誤差を1μm以下に抑えることは容易ではない。
本発明は、電磁界の共振現象を利用して膜状絶縁体試料の厚さを容易にかつ高精度に測定することができる厚さ測定方法を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題に対して検討を重ねた結果、誘電体共振器のTEモードの電界強度は導体板表面でゼロとなるため、膜状絶縁体試料が十分薄い場合には、膜状絶縁体試料を誘電体共振器の導体板表面に配置することにより、TEモードの共振周波数は膜状絶縁体試料の比誘電率の影響を殆ど受けず、一方、TEモードの共振周波数は共振器寸法に敏感であるため、膜状絶縁体試料の厚さにも敏感となるため、TEモードの共振周波数から膜状絶縁体試料の厚さを求めることができることを見出し、本発明に至った。
本発明の厚さ測定方法は、下側導体板上に膜状絶縁体試料を配置し、円柱状誘電体を、その下面が前記膜状絶縁体試料の上面に当接するように配置し、前記円柱状誘電体の上面に上側導体板を配置して誘電体共振器を構成し、前記円柱状誘電体の比誘電率、前記誘電体共振器の寸法および前記誘電体共振器のTEモードの共振周波数の測定値に基づき、前記膜状絶縁体試料の厚さを求めることを特徴とする。
このような厚さ測定方法では、誘電体共振器のTEモードの電界強度は導体板表面でゼロとなるため、膜状絶縁体試料が十分薄い場合には、膜状絶縁体試料を誘電体共振器の導体板表面に配置することにより、TEモードの共振周波数は膜状絶縁体試料の比誘電率の影響を殆ど受けず、一方、TEモードの共振周波数は、誘電体共振器の寸法、特に下側導体板と上側導体板との間隔に敏感であるため、膜状絶縁体試料の厚さにも敏感となるため、TEモードの共振周波数から膜状絶縁体試料の厚さを容易にかつ高精度に求めることができる。
本発明の厚さ測定方法は、前記誘電体共振器のTE011モードの共振周波数の測定値から前記膜状絶縁体試料の厚さを求める場合がある。この場合には、TE011モードがTEモードの基本モード、あるいは最低次モードであることから、他の高次のTEモードに比べて共振が起こりやすく、また一般に複数個ある共振ピークから所望のピークであるTE011モードの共振ピークを探しやすいという利点がある。
本発明の厚さ測定方法は、前記膜状絶縁体試料に入る電界エネルギーが、前記誘電体共振器全体の電界エネルギーに対して0.1%以下の条件の下で、前記膜状絶縁体試料の厚さを求める場合がある。この場合には、TEモードの共振周波数に対する膜状絶縁体試料の比誘電率の影響をさらに小さくできるため、誘電体共振器の共振周波数と膜状絶縁体試料の厚みが膜状絶縁体試料の比誘電率に依存せずに負の比例関係にあり、予め誘電体共振器の共振周波数と膜状絶縁体試料の厚みとの関係式を求めておけば、この関係式に、誘電体共振器のTEモードの共振周波数の測定値を代入することにより、膜状絶縁体試料の厚さをより高い精度で求めることができる。
本発明の厚さ測定方法では、TEモードの共振周波数は膜状絶縁体試料の比誘電率の影響を殆ど受けず、一方、TEモードの共振周波数は誘電体共振器の寸法に敏感であるため、膜状絶縁体試料の厚さにも敏感となるため、TEモードの共振周波数から膜状絶縁体試料の厚さを容易にかつ高精度に求めることができる。
厚さ測定方法に用いられる誘電体共振器を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図である。 (a)は誘電体共振器の構造を示す断面図であり、(b)は、(a)の誘電体共振器のTE011モードの電界強度分布を示す説明図である。

膜状絶縁体試料の厚さと、図1の誘電体共振器の共振周波数または膜状絶縁体試料への電界エネルギー集中率との関係を示すグラフである。 膜状絶縁体試料の厚さと、図3とは比誘電率が異なる柱状誘電体を用いた誘電体共振器の共振周波数または膜状絶縁体試料への電界エネルギー集中率との関係を示すグラフである。
図1は厚さ測定方法に用いられる誘電体共振器の一形態を示す縦断面図である。この図1における誘電体共振器1は、円柱状誘電体2の下面と下側導体板3との間に膜状絶縁体試料4を配置し、さらに円柱状誘電体2の上面に上側導体板5を配置して構成されている。
詳細に説明すると、円板状の下側導体板3の上面に、主面が円形状の膜状絶縁体試料4を配置し、膜状絶縁体試料4の上面中央部に、円柱状誘電体2を、その下面が当接するように配置し、円柱状誘電体2の上面に円板状の上側導体板5を配置して構成されている。下側導体板3と上側導体板5とは同一形状とされている。導体板3、5の直径は、円柱状誘電体2の直径よりも3倍以上の直径を有することが、電磁界の放射を抑制するために望ましい。また、膜状絶縁体試料4の直径についても、円柱状誘電体2の直径よりも3倍以上の直径を有することが、誘電体共振器の共振周波数と膜状絶縁体試料の厚みとの関係式を求めるための電磁界解析モデルをシンプルにするという点から望ましい。
導体板3、5は、例えば銅からなり、円柱状誘電体2は、例えばサファイア単結晶や低損失な誘電体共振器材料から構成されている。
下側導体板3と上側導体板5との間には、円柱状誘電体2を挟んで対向するように、同軸ケーブル6a、6bが配置されており、その円柱状誘電体2側の先端にはループアンテナ7a、7bが配置されている。ループアンテナ7a、7bと円柱状誘電体2との距離は、TE011モードの共振周波数における挿入損失が30dB程度かそれ以上になるように調整されている。挿入損失が30dB程度かそれ以上であれば、共振周波数はループアンテナ7a、7bや同軸ケーブル6a、6bの影響を殆ど受けない。
本発明の厚さ測定方法によって、誘電体共振器のTE011モードの共振周波数から膜状絶縁体試料の厚さが求められる理由を説明する。図2は誘電体共振器とこの誘電体共振器のTE011モードの電界強度の分布を示すもので、この誘電体共振器のTE011モードの電界強度は誘電体共振器の高さ方向の中心面、言い換えると導体板3、5間の間隔の中央面で最大になり、上下両端でゼロ、言い換えると、導体板3、5の円柱状誘電体2側の面でゼロになる。
図1に示したように、誘電体共振器の下側導体板3の上面に膜状絶縁体試料4を配置すると、誘電体共振器の高さに対して膜状絶縁体試料4の厚さtが十分に薄い場合には、電界がゼロに近い場所に膜状絶縁体試料4が存在するため、膜状絶縁体試料4に蓄えられる電界エネルギーは無視できる程度に小さくなるので、TE011モードの共振周波数は膜状絶縁体試料4の比誘電率に殆ど影響を受けない。
一方、膜状絶縁体試料4の厚さtだけ誘電体共振器の寸法が高さ方向に伸びたことになるため、TE011モードの共振周波数は膜状絶縁体試料4の厚さtに応じて変化する。従って、膜状絶縁体試料4の厚さtをTE011モードの共振周波数の変化から求めることができる。
なお、TE011モード以外の、例えばTE012モードであっても、上下両端でゼロ、言い換えると、導体板3、5の円柱状誘電体2側の面でゼロになるという点はTE011モードと同様なので、TEモードであれば膜状絶縁体試料の厚さを求めることができる。
図3は、図1において円柱状誘電体2の比誘電率が9.4、円柱状誘電体2の高さHが5mm、円柱状誘電体2の直径Dが10mmの場合に、膜状絶縁体試料4の比誘電率εfを1、10、100として、膜状絶縁体試料4の厚さtと、共振周波数fおよび膜状絶縁体試料4の電界エネルギー集中率Peとの関係を有限要素法により計算したものである。なお、導体板3、5、膜状絶縁体試料4の直径は、円柱状誘電体2の直径Dよりも3倍以上の直径を有するとして計算した。
ここで、膜状絶縁体試料4の電界エネルギー集中率Peは、誘電体共振器全体の電界エネルギーに対する膜状絶縁体試料4中に蓄積される電界エネルギーの比を表すものであり、次式で定義される。
Figure 0005409500
ここで、Eは電界、Vfは膜状絶縁体試料が占める空間、Vは誘電体共振器内の空間、
ε(v)は共振器内の誘電率分布を示す。
図4は、図1において円柱状誘電体4の誘電率が45、高さHが5mm、直径Dが10mmの場合に、膜状絶縁体試料4の比誘電率εfを1、10、100として、膜状絶縁体試料4の厚さtと、共振周波数fおよび膜状絶縁体試料4の電界エネルギー集中率Peの関係を有限要素法により計算したものである。
図3においては、膜状絶縁体試料4の厚さtが100μm以下では膜状絶縁体試料4の比誘電率εfによらず、共振周波数fの厚さtに対する依存性がほぼ一致しており、共振周波数fの厚さtとが負の比例関係にあることわかるが、厚さtが100μmより大きくなると共振周波数fの厚さtに対する依存性が比誘電率εfの影響を受けるようになることがわかる。一方、図4においては、膜状絶縁体試料4の厚さtが200μm以下では膜状絶縁体試料4の比誘電率εfによらず共振周波数fの厚さtに対する依存性がほぼ一致しており、共振周波数fの厚さtとが負の比例関係にあることわかるが、厚さtが200μmより大きくなると共振周波数fの厚さt依存性が比誘電率εfの影響を受けるようになることがわかる。
膜状絶縁体試料4の比誘電率εfの正確な値がわからない場合においても、膜状絶縁体試料4の厚さtを精度良く測定するためには、共振周波数fの厚さt依存性が比誘電率εfの影響を受けない範囲が望ましい。共振周波数fの厚さt依存性が比誘電率εfの影響を受けない範囲は、円柱状誘電体2の比誘電率、高さ、直径に依存する。しかし、膜状絶縁体試料4への電界エネルギー集中率Peに着目すると、共振周波数fの厚さtによる依存性が比誘電率εfの影響を受けない範囲を規定できることが図3、図4よりわかる。
すなわち、膜状絶縁体試料4への電界エネルギー集中率Peが0.1%以下においては、共振周波数fの厚さtによる依存性が比誘電率εfの影響を殆ど受けないことが図3、図4よりわかる。従って比誘電率εfの正確な値がわからない場合においても、本発明により厚さを精度良く測定するためには、膜状絶縁体試料4への電界エネルギー集中率Peが0.1%以下の範囲が望ましい。
よって、膜状絶縁体試料4の比誘電率εfの正確な値がわかっている場合には、膜状絶縁体試料4の比誘電率εfによる共振周波数fへの影響を加味して、共振周波数fと厚さtとの関係式を求めておき、これに、誘電体共振器の共振周波数の測定値を代入することにより、膜状絶縁体試料4の厚さを求めることができる。一方、膜状絶縁体試料4の比誘電率εfの正確な値がわからない場合であっても、膜状絶縁体試料4への電界エネルギー集中率Peが0.1%以下では、共振周波数fの厚さtとが比例関係にあるため、予め共振周波数fと厚さtとの関係式を求めておき、これに、誘電体共振器の共振周波数の測定値を代入することにより、膜状絶縁体試料4の厚さを求めることができる。
本形態では、膜状絶縁体試料4として、焼結前のセラミックシート、いわゆるグリーンシートの厚さを測定する場合に用いることができる。これは、従来のマイクロメータではサブミクロンの測定精度は達成され難く、また非接触レーザ変位計による測定方法では、焼結前のセラミックシートが変形しやいこと等に起因して、十分な精度で求めることが困難であるが、本形態では、円柱状誘電体が膜状絶縁体試料に広い面積で当接する等の理由により、容易にかつ精度良く求めることができるためである。
特に、厚さが100μm以下の膜状絶縁体試料の厚さを精度良く求めることができる。
なお、上記形態では、予め共振周波数fと厚さtとの関係式を求めておき、これに、誘電体共振器の共振周波数の測定値を代入して、膜状絶縁体試料4の厚さを求めたが、関係式を予め求めることなく、例えば図1の空洞共振器の電磁界を厳密に数式表現し、共振周波数から厚さを直接求める数式を導出することにより、膜状絶縁体試料4の厚さを求めることもできる。
また、上記形態では、円板状の導体板3、5を用いたが、導体板3、5は円板状である必要はなく、例えば、主面が四角形であっても良い。また、主面が円形状の膜状絶縁体試料4を導体板3上に配置したが、膜状絶縁体試料4は、主面が円形状である必要はなく、例えば、四角形であっても良い。導体板3、5、膜状絶縁体試料4の主面が円形状でない場合においては、円柱状誘電体2の直径よりも3倍以上の直径を有する円が、導体板3、5、膜状絶縁体試料4の主面内に入るような寸法であることが望ましい。
まず、測定に使用する円柱状誘電体2の比誘電率を、JIS―R―1627に従い、両端短絡形誘電体共振器のTE011モードとTE012モードの共振周波数の測定値から求めた。この結果を表1に示す。
Figure 0005409500
次に、表1の円柱状誘電体2を用いて、公称値として50μmの厚さを持つ市販のフッ素系樹脂シートからなる膜状絶縁体試料4の厚さtを、図1に示す誘電体共振器を用いて測定した。
共振周波数から厚さを計算する方法には種々の電磁場解析法が適用できるが、ここでは軸対称有限要素法を適用した。計算方法をより具体的に説明する。
まず、図1の誘電体共振器と対応する解析モデルを作成し、厚さtを50μmの周辺で5μm間隔に変化させ、各厚さtに対するTE011モードの共振周波数を計算した。次に共振周波数と厚さtとの関係の近似式を最小2乗法により求めた。
ここで、フッ素系樹脂シートの比誘電率は2.0であることが知られているので、図1の空洞共振器と対応する解析モデルでは、膜状絶縁体試料の比誘電率を2.0とした。
なお、フッ素系樹脂シートの比誘電率は2.0前後であり、厚さが50μm前後であるので、本発明の膜状絶縁体試料4への電界エネルギー集中率Peが0.1%以下の条件を満たしている。従って、電界エネルギー集中率Peが0.1%以下となる範囲でフッ素系樹脂シートの比誘電率の値を変えて共振周波数と厚さtの関係の近似式を求めても、近似式は変化しない。
上記近似式に、共振周波数の測定値を入力し、フッ素系樹脂シートの厚さtを計算し、求めた厚さtを表2に示した。表中の厚さの値は、同一試料を空洞共振器に配置しなおし、5回繰り返し測定を行うことによって求めた平均値であり、表中の誤差は標準偏差である。
Figure 0005409500
表2から、本形態の厚さ測定方法により得られたフッ素系樹脂シートの厚さtと、フッ素系樹脂シートの厚さtの公称値とがほぼ一致しており、測定誤差も小さいことがわかる。
1・・・誘電体共振器
2・・・円柱状誘電体
3・・・下側導体板
4・・・膜状絶縁体試料
5・・・上側導体板
t・・・膜状絶縁体試料の厚さ

Claims (3)

  1. 下側導体板上に膜状絶縁体試料を配置し、円柱状誘電体を、その下面が前記膜状絶縁体試料の上面に当接するように配置し、前記円柱状誘電体の上面に上側導体板を配置して誘電体共振器を構成し、前記円柱状誘電体の比誘電率、前記誘電体共振器の寸法および前記誘電体共振器のTEモードの共振周波数の測定値に基づき、前記膜状絶縁体試料の厚さを求めることを特徴とする厚さ測定方法。
  2. 前記誘電体共振器のTE011モードの共振周波数の測定値から前記膜状絶縁体試料の厚さを求めることを特徴とする請求項1記載の厚さ測定方法。
  3. 前記膜状絶縁体試料に入る電界エネルギーが、前記誘電体共振器全体の電界エネルギーに対して0.1%以下の条件の下で、前記膜状絶縁体試料の厚さを求めることを特徴とする請求項2記載の厚さ測定方法。
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