JP4373902B2 - 電磁気的物性値の測定方法 - Google Patents

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本発明は電磁気的物性値の測定方法に関するもので、特に高周波領域で電子部品として使用するメタライズ同時焼成誘電体基板におけるメタライズと誘電体基板の電磁気的物性値の測定法に関するものである。
近年においては、移動体通信技術の発展、普及に伴い、マイクロ波回路構成用の誘電体基板の誘電定数測定法が強く求められている。誘電体基板のマイクロ波における誘電定数測定法は種々提案されているが、その中でも空洞共振器法(JIS R 1641、2002年制定)は高精度測定法として認知されている。空洞共振器法では基板の面方向の誘電定数が測定される。
一方、セラミックスが電子部品として使用される場合、同時焼成技術により、メタライズとセラミックスが同時に焼成され、電子部品を構成する場合が多い。この場合、セラミックスの誘電定数は、セラミックスだけで焼成した場合との焼成条件の違いや、メタライズとの相互拡散により変化する可能性があるので、誘電定数測定は同時焼成体による試料で測定する必要がある。
しかしながら、前記空洞共振器法で測定できる試料は誘電体単体の基板であり、メタライズと同時焼成されたセラミックス基板の測定はできない。メタライズと同時焼成されたセラミックス基板の誘電特性を測定する方法として、リング共振器を利用した測定法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
この方法では厚さの異なる複数の基板に同一リング共振器を同時焼成で構成し、無負荷Q値の差を測定して、メタライズの導電率とセラミックスの誘電正接を決定している。この方法ではリング共振器の誘電体の厚さが薄いと導体損が大きくなることを測定原理として利用しており、さらに厚さの異なる誘電体の誘電特性は等しいと仮定している。
また、マイクロストリップライン等を想定した場合、メタライズのセラミックス側の導電率(界面導電率)、空気側の導電率(表面導電率)、端面の導電率(端面導電率)が、それぞれの凹凸状態を反映し、異なる値になっている。これらの導電率については、界面導電率に関して非特許文献2、特許文献3に測定方法が提案され、また表面導電率に関しても非特許文献2に測定方法が記述されている。
Aly E. Fathy, et al., "An innovative semianalytical technique for ceramic evaluation at microwave frequencies," IEEE Trans. MTT., vol. 50, pp. 2247-2252, Oct. 2002. A. Nakayama, Y. Terashi, H. Uchimura and, A. Fukuura, "Conductivity measurement at the interface between the sintered conductor and dielectric substrate at microwave frequencies," IEEE Trans. Microwave Theory Tech., vol. MTT-50, No.7, pp. 1665-1674, July 2002. 特開2000−46756号公報
しかしながら、メタライズと同時焼成されたセラミックスにおいては、セラミックスが薄いとき、メタライズからの拡散による誘電特性の変化が相対的に大きくなるため、上記非特許文献1の測定法では精度が低いという問題があった。
一方、メタライズは通常印刷、特にスクリーン印刷により形成され、そのメタライズの端面(メタライズ層の上下面以外の側面部分)は、最も電流密度が大きくなる部分であり、細かな凹凸により導電率が劣化しやすい部位でもあるので、特に端面の導電率(以下端面導電率という)の測定は重要である。しかしながら、現在のところメタライズの端面導電率の測定法は報告されていない。
本発明は、メタライズと同時焼成されたセラミックスであっても、メタライズやセラミックスの電磁気的物性値を精度よく測定できる電磁気的物性値の測定方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、同じ厚さのセラミックス基板を使用した2種類のリング共振器を使用して、誘電正接、導電率等の電磁気的物性値を測定できることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明の電磁気的物性値測定法は、第1誘電体基板の一方の面に第1共振導体が形成され、前記第1誘電体基板の他方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の一方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体が形成され、前記第2誘電体基板の他方の面に前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする。このような測定法に用いられる共振器としては、マイクロストリップライン共振器がある。
また、本発明の電磁気的物性値測定法は、第1誘電体基板の一方の面に第1共振導体と、該第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の一方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体と、該第2共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする。このような測定法に用いられる共振器としては、コプレナー共振器がある。
さらに、本発明の電磁気的物性値測定法は、第1誘電体基板の内部に第1共振導体が形成され、前記第1誘電体基板の両面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の内部に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体が形成され、前記第2誘電体基板の両面に、前記第2共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする。このような測定法に用いられる共振器としては、ストリップライン共振器がある。
本発明の電磁気的物性値の測定方法は、例えば、リング共振器の導体損がリング導体の幅に依存するので、リング導体の幅の異なる第1、第2リング共振器の無負荷Q値に差が生じることを利用している。
即ち、第1リング共振器と、この第1リング共振器の第1リング導体の幅と異なる幅の第2リング導体を有する第2リング共振器を準備し、第1、第2リング共振器の共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qを測定し、これらのデータを用いて、FEM等の数値解析により、リング導体の導電率、誘電体基板の比誘電率及び誘電正接のうち少なくとも一種の電磁気的物性値を算出できる。
言い換えると、第1誘電体基板と第2誘電体基板の厚さが同じであるから、セラミックスとメタライズの同時焼成体から第1誘電体基板と第2誘電体基板が構成される場合でも、それらの誘電正接が等しいと仮定できる。さらに、第1リング導体と第2リング導体の幅が異なるため導体損失に差が生じ、無負荷Q値Q、Qに差が発生し、従って、Q、Qを測定することで、導体の導電率と誘電体基板の誘電正接を未知数とし、これらを分離して測定することができる。さらに、リング共振器を構成する導体の界面導電率と表面導電率を予め別の測定方法(例えば非特許文献2、特許文献3)で測定しておくことにより、端面導電率を求めることができる。
なお、誘電正接や導電率には一般に周波数特性があるので、本発明で、Q、Qを測定する際、その周波数f、fをできるだけ同じにすることが望ましく、後述のように、特にf、fの差が10%以内であることが望ましい。また、共振周波数はリング導体の直径に強く依存するので、後述のように、第1リング導体の直径Dと第2リング導体Dの差が10%以内であることが望ましい。
誘電体基板の比誘電率の算出のためには、想定される範囲で比誘電率と共振周波数の関係をFEM等の数値解析で求めておき、この関係を適当な関数で近似し、この近似関数と共振周波数f、fの測定値から比誘電率を算出できる。また、リング導体の導電率、誘電体基板の誘電正接の算出のためには、共振器の形状因子Gや誘電体基板の電界エネルギー集中率PをFEMで計算し、このG、PとQ、Qの測定値からリング導体の導電率、誘電体基板の誘電正接を算出できる。
例えば、リング共振器を遮蔽導体で囲み、放射損が生じない条件で、共振周波数と無負荷Q値をFEMにより求め、図4にQu、Qc、Qdのリング幅w依存性の計算結果を示した。Quは無負荷Q値、Qcは導体損によるQ、Qdは誘電体損によるQであり、1/Qu=1/Qc+1/Qdである。
ただし、図4に示した計算ではリング直径をD=10mm、誘電体基板厚さをt=0.3mm、比誘電率をε’=5、誘電正接をtanδ=0.001、導体の導電率をσ=2.9×10Ωm、共振モードは最低次モードとした。この図4ではQdは1/tanδ=1000にほぼ近い値である。これは電界エネルギーが誘電体内部に90%以上集中しているためである。これに対して、Qcは顕著なリング幅w依存性を示し、wが0.5mm前後で傾きが変化している。図1、2においてw=0.1mm、w=0.5mmとすれば、Qcの差が大きくなり、結果的に測定量であるQuにも大きな差がつくので、導体の導電率と、誘電体基板の誘電正接を精度良く測定できる。
また、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、共振導体の導電率、誘電体基板の比誘電率及び誘電正接のうち少なくとも一種の電磁気的物性値を算出することを特徴とする。共振導体の導電率における端面の導電率をも算出できる。
さらに、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、共振周波数f、fの差が、共振周波数fの10%以内であることを特徴とする。このような電磁気的物性値の測定方法では、第1、第2共振器の共振周波数f、fの差を小さくすることができ、算出された電磁気的物性値の精度を高めることができる。
さらに、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、第1誘電体基板及び第2誘電体基板の厚みが同一であることを特徴とする。メタライズと同時焼成されたセラミックスにおいては、セラミックスが薄いとき、メタライズからの拡散による誘電特性の変化が相対的に大きいことが予想されるので、第1、第2誘電体基板の厚みを同じにして、メタライズからの拡散による影響を等しくし、算出することにより、精度の高い電磁気的物性値を得ることができる。
また、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、支持基板上に共振器が形成されていることを特徴とする。第1誘電体基板及び第2誘電体基板の厚みが0.3mm以下であることを特徴とする。実際のメタライズと同時焼成するセラミックスは、同時焼成基板等が知られているが、小型薄型化の要求により、セラミック層1層当たりの厚みは0.3mm以下となっており、実際の基板におけるメタライズ拡散による影響も加味した物性値を求めるには、第1、第2誘電体基板の厚みを実際のセラミック層の厚みとする必要があるが、誘電体基板の厚みが薄い場合、共振器を形成することが困難であった。これに対して、本発明の電磁気的物性値測定法では、支持基板上に共振器を形成することにより、測定法に用いる試料を、容易に現実に即した状態(実際に用いられる状態)で作製できる。
さらに、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、第1、第2誘電体基板がセラミックス又はガラスセラミックスからなり、該第1、第2誘電体基板と第1、第2共振導体が同時焼成されて一体化されていることを特徴とする。このような電磁気的物性値の測定法では、メタライズと同時焼成するセラミックスにおいて、より現実に即した状態で電磁気的物性値を測定できる。さらに、支持基板及び共振器が同時焼成されて一体化されていることを特徴とする。この場合には、セラミック層が薄くて同時焼成される場合、言わばより現実のセラミック基板に近い試料を作製でき、より精度の高い電磁気的物性値を測定できる。
また、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、共振器は、ループアンテナ、マイクロストリップライン、ストリップライン、コプレナーライン及びNRDガイドのいずれかにより励振されることを特徴とする。このような電磁気的物性値の測定法によれば、共振器を有効に共振させることができる。
さらに、本発明の電磁気的物性値の測定方法によれば、共振周波数f、f及び無負荷Q値、Q、Qの温度依存性を測定し、電磁気的物性値の温度依存性を得ることもできる。
また、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、マイクロ波帯において有効であり、特に共振周波数が1GHz以上である場合に好適である。
さらに、本発明の電磁気的物性値の測定方法は、第1、第2共振器はリング共振器であり、第1共振導体の直径Dと第2共振導体の直径Dの差が、第1共振導体の直径Dの10%以内であることを特徴とする。このような電磁気的物性値の測定方法では、第1、第2共振器の共振周波数f、fの差を小さくすることができ、算出された電磁気的物性値の精度を高めることができる。
第1共振導体と第2共振導体の幅w、wのうち細い方の幅は0.5mm以下であることが望ましい。細い方の導体の幅が0.5mm以下の場合には、導体損失の導体幅依存性が大きいので、異なるw、wを持つ2個の共振器のQu測定から、精度良く導電率、誘電正接等の2種類の損失に関する物性値を決めることができるため、共振導体の幅は0.5mm以下の場合に本発明を好適に用いることができる。
本発明の電磁気的物性値の測定方法では、共振器の導体損が共振導体の幅に依存し、共振導体の幅の異なる第1、第2共振器の無負荷Q値に差が生じることを利用するもので、第1、第2共振器の共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qを測定し、これらのデータを用いて、FEM等の数値解析により、共振導体の導電率、誘電体基板の比誘電率、誘電正接等を精度良く算出できる。
本発明の電磁気的物性値の測定方を、図1、2を用いて説明する。先ず、測定試料として、測定に用いる図1に示す第1マイクロストリップリング共振器A及び図2に示す第2マイクロストリップリング共振器Bを作製する。以下、マイクロストリップリング共振器をリング共振器と記述する。
第1リング共振器A及び第2リング共振器Bは、第1、第2リング導体1a、1bと、第1、第2誘電体基板2a、2bと、第1、第2グラウンド導体3a、3bとを具備して構成されており、これらの第1リング共振器A及び第2リング共振器Bは支持基板4a、4b上に形成されている。
誘電体基板2a、2bの上面にリング導体1a、1bが形成されている。又、誘電体基板2a、2bと支持基板4a、4bとの間にはグラウンド導体3a、3bが形成されている。第1リング導体1aの直径D1は第2リング導体1bの直径D2より大きく形成される。ここで、第1、第2リング導体1a、1bの直径とは、図1,2からも理解されるように、リング導体1a、1bの幅の中央間距離を示している。
リング共振器A、Bの放射損が無視できない場合には、リング共振器A、Bを囲む遮蔽導体5を設置することが望ましい。この遮蔽導体5は、図3に示すように、リング共振器全体を囲むように構成され、中空円筒導体の端面に導体板を付加した構造などが好適である。
測定試料の誘電体基板2a、2bがセラミックス、ガラスセラミックスからなる場合には、リング共振器A、Bは同時焼成して形成されたり、誘電体基板2a、2bにリング導体1a、1b、グラウンド導体3a、3bを焼き付けて形成される。即ち、基板成形体にスクリーン印刷等で導体パターンを形成し、同時焼成したり、焼成された誘電体基板に、スクリーン印刷等で導体パターンを形成し、高温で焼き付けてリング共振器が形成される。この場合、支持基板4a、4bもリング共振器A、Bと同時焼成することができ、リング共振器の作製が特に容易となる。
また、測定試料の誘電体基板2a、2bが有機樹脂からなる場合には、リング共振器A、Bは接合、または圧着されて形成される。いずれの場合にも、共振電磁界が放射しないように、第1、第2リング導体1a、1b、第1、第2グラウンド導体3a、3bの厚みは少なくとも5μm以上、特に10μm以上が望ましい。
第1、第2誘電体基板2a、2bの厚みは、導体と誘電体基板の拡散効果が同じになるように、同一厚みであることが望ましい。第1、第2誘電体基板2a、2bの厚みtが0.3mm以下である場合には、支持基板4a、4b上にリング共振器A、Bを形成することが、製法上望ましい。
第1リング導体1aの直径Dと第2リング導体1bの直径Dの差は、直径Dの10%以内であることが、第1リング共振器A及び第2リング共振器Bの共振周波数をほぼ同じにするという点から望ましい。例えば、第1リング導体1aの直径Dが10mmの場合、第2リング導体1bの直径Dは9〜11mmであることが望ましい。
さらに、第1リング導体1aと第2リング導体1bの厚みは、焼成条件を同じに保つという点から同一厚みが望ましい。また、第1グラウンド3aと第2グラウンド3bの厚みも、同じ観点から同一厚みが望ましい。
第1、第2グラウンド3a、3bは誘電体基板2a、2bの下面全面に形成されているが、リング導体1a、1bの下方に形成されていれば、誘電体基板2a、2bの下面の一部に形成されていても良い。より具体的には、第1、第2グラウンド3a、3bは、リング導体1a、1bのリング幅の3倍以上のリング幅を有するリング状グラウンド導体としても良い。
以下に、導電率測定方法及び誘電定数測定方法の測定工程について説明する。先ず、リング共振器を、ループアンテナ、モノポールアンテナ、マイクロストリップライン及びNRDガイドのいずれかにより励振し、第1、第2リング共振器の共振周波数f1、f2、無負荷Q値Q、Qを求める。
次に解析工程について説明する。まず、共振周波数f、fの測定値から、有限要素法(FEM)やモードマッチング法などの数値解析により、誘電体基板2a、2bの比誘電率ε’を求める。ここでは有限要素法を用いる場合について述べる。図1で示されるリング共振器の共振周波数fは、誘電体基板2aの比誘電率ε’、リング径D、リング幅w、リング導体の厚みの関数となっている。D、リング幅w、リング導体の厚みを測定値、あるいは設計値に固定し、誘電体基板2aの比誘電率ε’を予想される範囲で数点設定し、対応する共振周波数fを有限要素法で計算する。これらの計算結果から、共振周波数fと比誘電率ε’の関係を適当な関数で近似し、この近似式と共振周波数fの測定値から、誘電体基板1の比誘電率ε’を計算する。同様にして、共振周波数fの測定値から、誘電体基板2の比誘電率ε’を計算する。
次に、QとQの測定値から、リング共振器の導体の導電率σと誘電体基板の誘電正接tanδを次式数1、2により求める。
Figure 0004373902
Figure 0004373902
ただし、μは導体の透磁率である。Pは電界エネルギーの集中率、Gは形状因子であり、「J. Krupka, K. Derzakowski, A. Abramowicz, M.E. Tobar and R.G. Geyer, “Use of whispering-gallery modes for complex permittivity determinations of ultra-low-loss dielectric materials,” IEEE Trans. Microwave Theory Tech., vol. 47, pp.752-759, June 1999」に記載されている。
より具体的にはPe1、Pe2は第1、第2リング共振器の誘電体基板2a、2b内の電界エネルギーの集中率である。電界エネルギーの集中率は、共振器に蓄えられる電界エネルギーに対する、個々の部分に蓄えられる電界エネルギーの分率として定義される。Pe1、Pe2は次式数3で与えられる。
Figure 0004373902
数1、2のG、Gは第1、第2リング共振器の形状因子を示す。G、Gは次式数4で与えられる。
Figure 0004373902
数3、4は、有限要素法(FEM)やモードマッチング法などの数値解析法により求める。求めたPe1、Pe2、G、Gを、数1、2に代入し、連立方程式を解くことにより、導体の導電率σと誘電体基板の誘電正接tanδを求めることができる。
尚、上記形態では、共振器としてリング共振器を用いた場合について説明したが、図5に示すように、リング導体の代わりに線路を形成し、マイクロストリップライン共振器を形成し、この共振器を用いて測定することもできる。
また、図6に示すように、誘電体基板の一方の面に共振導体と、この共振導体と同じ電磁気的物性値を有するグラウンド導体を形成したコプレナー共振器を形成し、この共振器を用いて測定することもできる。
さらに、図7に示すように、誘電体基板の内部に共振導体が形成され、誘電体基板の両面に共振導体と同じ電磁気的物性値を有するグラウンド導体が形成されたストリップライン共振器を形成し、この共振器を用いて測定することもできる。尚、図5〜7において符号1は共振導体、2は誘電体基板、3はグラウンド導体、4は支持基板である。
以下に、端面導電率の測定方法の測定工程について説明する。先ず、図1、2のリング共振器を、ループアンテナ、モノポールアンテナ、マイクロストリップライン及びNRDガイドのいずれかにより励振し、第1、第2リング共振器の共振周波数f、f、無負荷Q値Q、Qを求める。次に、f、fから誘電体基板2a、2bの比誘電率ε’を解析により求める。さらにf、f、Q、Qから、リング導体1の端面導電率σedge(図8の1edgeの導電率)と誘電体基板2の誘電正接tanδを解析により求める。尚、端面導電率とは、言い換えれば、高周波信号の信号方向に沿ってほぼ平行に形成される側面の導電率である。ただし、リング導体1の表面導電率σsur(図8の1surの導電率)、リング導体1の界面導電率σint(図8の1intの導電率)、グラウンド導体3の界面導電率σint(図8の3intの導電率)は、上記文献に開示された測定法等で予め測定されていなければならない。このとき、リング導体1の界面導電率σintとグラウンド導体3の界面導電率σintは同じ値を持つと仮定する。
次に解析工程について説明する。まず、共振周波数f、fの測定値から、有限要素法(FEM)やモードマッチング法などの数値解析により、誘電体基板2a、2bの比誘電率ε’を求める。ここでは有限要素法を用いる場合について述べる。図1で示されるリング共振器の共振周波数fは、誘電体基板2aの比誘電率ε’、リング径D、リング幅w、リング導体の厚みの関数となっている。D、リング幅w、リング導体の厚みを測定値、あるいは設計値に固定し、誘電体基板2aの比誘電率ε’を予想される範囲で数点設定し、対応する共振周波数fを有限要素法で計算する。これらの計算結果から、共振周波数fと比誘電率ε’の関係を適当な関数で近似し、この近似式と共振周波数fの測定値から、誘電体基板1の比誘電率ε’を計算する。同様にして、共振周波数fの測定値から、誘電体基板2の比誘電率ε’を計算する。
次に、QとQの測定値から、リング共振器の導体の端面導電率σedgeと誘電体基板の誘電正接tanδを次の2式数5、6により求める。
Figure 0004373902
Figure 0004373902
ただし、μは導体の透磁率である。Pは電界エネルギーの集中率、Gは形状因子であり、上記J. Krupkaの文献で定義されている。より具体的にはPe1、Pe2は第1、第2リング共振器の誘電体基板2a、2b内の電界エネルギーの集中率である。電界エネルギーの集中率は、共振器に蓄えられる電界エネルギーに対する、個々の部分に蓄えられる電界エネルギーの分率として定義される。Pe1、Pe2は次式数7で与えられる。
Figure 0004373902
ただし、Eは電界、V2a、V2bは誘電体基板2a、2bの体積、Vairはリング共振器の外側で電界が分布する体積を表す。
数1、2のGは共振器の形状因子を示し、Gedge,1は第1リング共振器のリング導体の1edge部分(図8)の形状因子を表す。同じようにGedge,2は第2リング共振器のリング導体の1edge部分(図8)の形状因子を表す。Gedge,1、Gedge,2は次式数8で与えられる。
Figure 0004373902
ただし、H、Hは磁界、導体表面での磁界である。Vはリング共振器内外の共振空間全体の体積、Sedgeはリング導体の1edge(図8)の面積である。μは真空の透磁率、ω=2πfは共振角周波数である。同じように、Gint,1、Gint,2、Gsur,1、Gsur,2は次式数9、10で与えられる。
Figure 0004373902
Figure 0004373902
intはリング導体の1int(図8)とグラウンド導体3int(図8)の面積である。Ssurはリング導体の1int(図8)の面積である。
数7〜10は、有限要素法(FEM)やモードマッチング法などの数値解析法により求めることができる。これらを数5,6に代入し、連立方程式を解くことにより、共振導体の端面導電率σedgeと誘電体基板の誘電正接tanδを求めることができる。
本発明の測定方法を銅メタライズ同時焼成LTCC基板に適用した結果を示す。第1リング共振器(リング直径D10mm、リング幅W=1.0mm、誘電体基板の厚さt0.3mm)と第2リング共振器(リング直径D10mm、リング幅W=0.1mm、誘電体基板の厚さt0.3mm)を作製し、共振周波数f、fと無負荷Q、Q、Qを測定した。さらに、軸対象FEM解析プログラムにより、比誘電率ε’、リング導体の端面導電率σedge、誘電正接tanδを計算した。結果を表1に示す。表中の導電率σは純銅の導電率5.8×10(S/m)で規格化した値である。なお、界面導電率σint、表面導電率σsurの値は非特許文献1の測定方法で測定した値である。
Figure 0004373902
この表1から、誘電体基板の比誘電率ε’、誘電正接tanδのみならず、リング導体の端面導電率σedgeをも測定でき、本測定方法で得た端面導電率σedgeは銅メタライズの表面導電率や界面導電率に比べて非常に小さい値となっていることが分かる。これは銅メタライズによるリング導体の端面の凹凸に起因しているものと思われる。即ち、端面の凹凸により、電流経路の実効長が大きくなり、結果として端面の実効的な導電率が低下したものと考えられる。
このように、本発明の測定方法によれば、伝送線路の導体の端面の凹凸を反映した、端面の実効導電率が測定できる。伝送線路の導体の電流密度分布は端面に最も集中することが知られているため、端面の実効導電率が測定できる本発明の測定方法によれば、メタライズ導体原料の選定や、同時焼成プロセスを最適化する上で、非常に有効であることが分かる。
本発明の電磁気的物性値の測定方法に用いられる第1リング共振器の一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は概略断面図である。 本発明の電磁気的物性値の測定方法に用いられる第2リング共振器の一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は概略断面図である。 リング共振器に遮蔽導体を付加した構造の概略断面図である。 本発明の電磁気的物性値の測定方法に用いられるリング共振器の無負荷Q値等のリング幅依存性の計算結果を示す図である。 マイクロストリップライン共振器を示すもので、(a)は平面図、(b)は概略断面図である。 コプレナー共振器を示すもので、(a)は平面図、(b)は概略断面図である。 ストリップライン共振器を示すもので、(a)は平面図、(b)は概略断面図である。 本発明の測定方法に使用するリング共振器において、リング導体の端面、界面、表面、グラウンド導体の界面の位置を説明するための図である。
符号の説明
1・・・リング導体
2・・・誘電体基板
3・・・グラウンド導体
4・・・支持基板
5・・・遮蔽導体
A・・・第1リング共振器
B・・・第2リング共振器

Claims (19)

  1. 第1誘電体基板の一方の面に第1共振導体が形成され、前記第1誘電体基板の他方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
    前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の一方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体が形成され、前記第2誘電体基板の他方の面に前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
    測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする電磁気的物性値の測定方法。
  2. 第1誘電体基板の一方の面に第1共振導体と、該第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
    前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の一方の面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体と、該第2共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
    測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする電磁気的物性値の測定方法。
  3. 第1誘電体基板の内部に第1共振導体が形成され、前記第1誘電体基板の両面に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第1グラウンド導体が形成された第1共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第1の工程と、
    前記第1誘電体基板と同じ電磁気的物性値を有する第2誘電体基板の内部に、前記第1共振導体と同じ電磁気的物性値を有し、かつ前記第1共振導体の幅と異なる幅を有する第2共振導体が形成され、前記第2誘電体基板の両面に、前記第2共振導体と同じ電磁気的物性値を有する第2グラウンド導体が形成された第2共振器の共振周波数fと無負荷Q値Qを測定する第2の工程と、
    測定された共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、前記共振導体及び/又は前記誘電体基板の電磁気的物性値を算出することを特徴とする電磁気的物性値の測定方法。
  4. 共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qに基づき、共振導体の導電率、誘電体基板の比誘電率及び誘電正接のうち少なくとも一種の電磁気的物性値を算出することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  5. 共振導体の導電率は端面の導電率であることを特徴とする請求項4記載の電磁気的物性値の測定方法。
  6. 共振周波数f、fの差が、共振周波数fの10%以内であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  7. 第1誘電体基板及び第2誘電体基板の厚みが同一であることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  8. 第1誘電体基板及び第2誘電体基板の厚みが0.3mm以下であることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  9. 第1、第2誘電体基板がセラミックス又はガラスセラミックスからなり、該第1、第2誘電体基板と第1、第2共振導体が同時焼成されて一体化されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  10. 支持基板及び共振器が同時焼成されて一体化されていることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  11. 共振器は、ループアンテナ、マイクロストリップライン、ストリップライン、コプレナーライン及びNRDガイドのうちいずれかにより励振されることを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  12. 共振周波数f、f及び無負荷Q値Q、Qの温度依存性を測定し、電磁気的物性値の温度依存性を得ることを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  13. 共振器の共振周波数f、fが1GHz以上であることを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  14. 第1、第2共振器はリング共振器であることを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれかに記載の電磁気的物性値の測定方法。
  15. 第1共振導体の直径Dと第2共振導体の直径Dの差が、前記第1共振導体の直径Dの10%以内であることを特徴とする請求項14記載の電磁気的物性値の測定方法。
  16. 第1共振導体と第2共振導体の幅のうち、細い方の幅が0.5mm以下であることを特徴とする請求項14又は15記載の電磁気的物性値の測定方法。
  17. 第1、第2共振器はストリップライン共振器であることを特徴とする請求項3記載の電磁気的物性値の測定方法。
  18. 第1、第2共振器はコプレナー共振器であることを特徴とする請求項2記載の電磁気的物性値の測定方法。
  19. 第1、第2共振器はマイクロストリップライン共振器であることを特徴とする請求項1記載の電磁気的物性値の測定方法。
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