JP5409099B2 - 測距装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測距装置に関する。
対象物へ向けて光を送光した時点と、該対象物からの反射光を受光した時点との時間差に基づいて対象物までの距離を測る測距装置において、本測定の前に予備測定を行うことにより、対象物までの概略の距離を測定しておく技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−255046号公報
従来技術では、対象物までの距離が遠かったり、対象物の反射率が低かったりして反射光が弱い場合にはS/N比が低下し、予備測定においてもノイズの影響を受けやすくなるという問題があった。
本発明は、対象物に向けて光を送光する送光手段と、前記対象物で反射された光を受光する受光手段と、前記送光から前記受光までの時間に基づいて前記対象物までの距離を演算する演算手段と、本測定の前に予備測定を行い、該予備測定値を用いて前記本測定を行うように前記送光手段、前記受光手段および前記演算手段をそれぞれ制御する制御手段とを備え、前記予備測定時の前記制御手段は、前記演算手段によって距離演算値を所定回数だけ演算するように前記送光、前記受光および前記演算を繰返し制御し、前記所定回数だけ演算して得た複数の距離演算値に基づいてヒストグラムを求め、前記ヒストグラムの度数のうち最大度数が第1判定閾値P1以上の場合は、前記最大度数の階級に含まれる距離演算値を用いて前記予備測定値を得、前記本測定時の前記制御手段は、前記演算手段によって所定の本測定回数の距離演算値を演算するように前記送光、前記受光および前記演算を繰返し制御し、前記所定の本測定回数の距離演算値のうち、前記予備測定値を含む第2所定範囲X2内の距離演算値を用いて前記本測定値を得ることを特徴とする。
本発明による測距装置では、S/N比が悪くても適切に予備測定を行うことができる。
本発明の一実施の形態による光波式測距装置の電気的な構成を説明するブロック図である。 図1の光波式測距装置の光学的な構成を説明するブロック図である。 演算制御回路で行う予備測定処理の流れを説明するフローチャートである。 演算制御回路で行う予備測定処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による光波式測距装置の電気的な構成を説明するブロック図である。図1において、測距装置は、演算制御回路1と、時間計測回路2と、駆動回路3と、送光回路4と、受光回路5と、増幅回路6と、タイミング検出回路7と、信号レベル測定回路8と、調光フィルタ部9とを有する。
演算制御回路1はマイクロコンピュータ等で構成され、測距装置内各部の動作を制御するとともに、後述する受信信号1のレベル検出を行う。時間計測回路2はFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって構成される。時間計測回路2は、演算制御回路1から送出される計測開始信号S101に応じて、送信トリガ信号S102を駆動回路3へ送出する。時間計測回路2はさらに、送信トリガ信号S102を送出してから後述する計測ストップ信号S112を受け取るまでの時間tを計測する。ここで、時間tが後述する送光光学系42を介して外部送光パルス105を対象物へ向けて送光してから、受光光学系51を介して受光パルス106を受光するまでの時間に相当するように、あらかじめ各回路の伝播遅延時間が調節されている。
演算制御回路1は、時間tと光速度との積を算出して対象物までの距離Dを得る。具体的には、D=c/n×t/2により算出する。ここで、cは真空中の光速度であり、nは空気の屈折率である。cをnで除算するのは、外部送光パルス105および受光パルス106が空気中を進行するので、空気中の光速度を得るためである。また、2で除算するのは、時間tが対象物と測距装置との間の光の往復時間に相当することから片道距離に換算するためである。
駆動回路3は、送信トリガ信号S102に同期させた送信ドライブ信号S103を送光回路4へ送る。送光回路4は、発光素子41および送光光学系42を含む。送光回路4は、送信ドライブ信号S103に応じて発光素子41をパルス駆動し、発光パルス104を出力させる。発光素子41は、たとえば、赤外波長の光を発するレーザダイオードによって構成される。
内部の光路切換器42-c(図2を参照して後述)が「内部光路」側に切り替えられている場合の送光光学系42は、送光パルス104を内部送光パルス115として調光フィルタ部9へ導く。調光フィルタ部9は、内部送光パルス115を所定の信号レベルに減衰した内部受光パルス116を出力する。
一方、内部の光路切換器42-cが「外部光路」側に切り替えられている場合の送光光学系42は、送光パルス104を外部送光パルス105として対象物へ向けて送光する。対象物は、たとえば測量用ターゲットなどである。光路切換器42-cは、演算制御回路1から送出される光路切換信号S117によって制御される。
対象物からの反射光は、受光パルス106として受光回路5で受光される。受光回路5は、受光光学系51、調光回路52、合波回路53および受光素子54を含む。受光光学系51を通過した受光パルス107は、調光回路52および合波回路53を介して受光素子54へ入射される。調光回路52は、たとえば、不図示のモータで駆動される濃度可変フィルタを有し、受光パルス106を減衰させて所定レベルの受光パルス108を出力する。調光回路52による光の減衰量は、演算制御回路1から送出されるモータ駆動信号S118によって制御される。
合波回路53は、上述した内部受光パルス116が入射された場合には、該受光パルスを受信パルス光109として受光素子54へ導く。また、合波回路53は、上述した受光パルス108が入射された場合には、該受光パルスを受信パルス光109として受光素子54へ導く。
受光素子54は、たとえばアバランシェフォトダイオードによって構成され、受信パルス光109を光電変換する。光電変換信号は、受信信号S110として増幅回路6へ送出される。増幅回路6は受信信号S110を増幅し、増幅後の受信信号S111をタイミング検出回路7および信号レベル測定回路8へそれぞれ送出する。
タイミング検出回路7は、受信信号S111のレベルがピークとなるタイミングを検出し、該ピークタイミングに対応した計測ストップ信号S112を時間計測回路2へ送出する。時間計測回路2は、計測ストップ信号S112を受けると測定終了信号S114を演算制御回路1へ送る。
受信信号S111を受けた信号レベル測定回路8は、受信信号S111のピークレベルに対応した振幅レベル信号S113を演算制御回路1へ送る。演算制御回路1は、測定終了信号S114をトリガにして、内蔵するA/Dコンバータ(不図示)によって振幅レベル信号S113をA/D変換することにより、該信号S113のレベル検出を行う。
図2は、図1の光波式測距装置の光学的な構成を説明するブロック図である。図2において、測距装置の光学系は、送光部4A、受光部5A、および望遠鏡部10に大別される。本実施形態では、送光部4A、受光部5Aおよび望遠鏡部10の光軸を同一軸に構成し、後述する対物レンズなど一部の構成を送光部4A、受光部5Aおよび望遠鏡部10間で兼用している。
送光部4Aは、発光素子41および送光光学系42によって構成される。送光光学系42は、レンズ42-a、ビームスプリッタ42-b、光路切換器42-c、ミラー42-d、および対物レンズ42-eを含む。レンズ42-aは、発光素子41が発した光をコリメートする。ビームスプリッタ42-bは、入射された光を2分割する。光路切換信号S117(図1)によって「内部光路」側へ切り換え指示を受けた光路切換器42-cは、ビームスプリッタ42-bから射出される光を調光フィルタ部9へ導く。また、光路切換信号S117(図1)によって「外部光路」側へ切り換える指示を受けた光路切換器42-cは、ビームスプリッタ42-bから射出される光をミラー42-dへ導く。
ミラー42-dは、ビームスプリッタ42-bから射出された光(測距光と呼ぶ)を折り曲げて対物レンズ42-eへ導く。対物レンズ42-eは、対象物に向けて測距光を射出する。本実施形態では、「外部光路」側への切り換え時に対物レンズ42-eの中心部を介して測距光を射出するように構成されている。上述したように、対物レンズ42-eは、望遠鏡部10の対物レンズ10-a、および受光部5Aの対物レンズ51-aを兼ねるように構成されている。
受光部5Aは、受光光学系51、調光部52、合波部53A、および受光素子54を含む。受光光学系51は、対物レンズ51-aおよびダイクロイックプリズム51-bによって構成される。対物レンズ51-aに入射した対象物からの光は、ダイクロイックプリズム51-bへ導かれる。ダイクロイックプリズム51-bは、所定波長成分(本実施形態では赤外波長領域)の光を折り曲げて結合プリズム53-aへ導き、所定波長成分以外の光(本実施形態では可視波長領域光)を望遠鏡部10の観察光学系へ導く。
調光部52は、図1の調光回路52に対応する。合波部53Aは図1の合波回路53に対応し、結合プリズム53-a、受信ファイバ53-b、および結合光学系53-cを含む。結合プリズム53-aは、調光フィルタ部9で減衰された光を受信ファイバ53-bへ入射させる一方、ダイクロイックプリズム51-bによって折り曲げられた光(赤外波長光)を受信ファイバ53-bへ入射させる。受信ファイバ53-bを通った光は、結合光学系53-cによって受光素子54の受光面に入射される。ここで、結合光学系53-cは波長選択フィルタを含み、送光部4Aによる発光波長(赤外波長)と異なる波長の不要な光(たとえば太陽光など)を減衰させるように構成されている。
望遠鏡部10は、対物レンズ10-a(51-a、42-eを兼用)、ダイクロイックプリズム10-b(51-bと兼用)、および観察光学系を含む。観察光学系は、たとえば、合焦レンズ10-c、正立プリズム10-d、焦点板10-eおよび接眼レンズ10-fによって構成される。
観察光学系へ導かれた可視光は、合焦レンズ10-cおよび正立プリズム10-dを通って焦点板10-eに結像する。観察者は、焦点板10-e上の中間正立像を接眼レンズ10-fを介して観察する。
上記測距装置は、該測距装置から対象物までの距離測定処理を(i)光量平衡処理、(ii)予備測定処理、(iii)本測定処理の順番で行う。
<光量平衡処理>
光量平衡処理は、上述した「内部光路」側への切り換え時に受光部5Aで受光される光の受光レベルと、上述した「外部光路」側への切り換え時に受光部5Aで受光される光の受光レベルとを揃えるように、調光部52による減衰量を調節する処理である。具体的には、「外部光路」側へ切り換え時に演算制御回路1が検出する信号S113のレベルを、「内部光路」側へ切り換え時に演算制御回路1が検出する信号S113のレベルに近づけるように、調光部52へ送出するモータ駆動信号S118を変化させることにより、受光レベルを調節する。
<予備測定処理>
予備測定処理は、本測定前に、測距装置から対象物までの概略の距離を測定し、この概略距離を予備測定値DPとする処理である。予備測定処理の詳細については後述する。
<本測定処理>
本測定処理は、予備測定値DPを用いて測距装置から対象物までの距離を所定回数繰り返し測定する。測定値のうち予備測定値DPを含む所定範囲から外れる測定値を廃棄し、所定範囲内に含まれる測定値の数があらかじめ設定されている測定回数(たとえば2000回〜7000回)に達するまで本測定を繰り返す。測距装置は、上記所定回数分の測定値に基づいて、たとえば単純平均値を算出することにより、対象物までの距離D(本測定値)を求める。
本実施形態は、予備測定処理に特徴を有するので、以降はフローチャートを参照して予備測定処理を中心に説明する。図3および図4は、予備測定処理の流れを説明するフローチャートである。演算制御回路1は、(i)の光量平衡処理に続けて、時間計測回路2に予備測定処理を行わせる。
図3のステップP1において、時間計測回路2は、予備測定回数c、概略距離積算値Sdp、および有効概略距離データ数Ndpをそれぞれ初期化(ここではリセット)してステップP2へ進む。本実施形態では、予備測定で行う所定回数の距離測定によって得られる所定個数の概略距離が所定のまとまり状態を有している場合に、これらの概略距離を採用して有効概略距離とする。反対に、所定のまとまり状態を有していない場合には、新たに予備測定を行う。本例では、たとえば、30回の距離測定を1セットとして当該30個の概略距離のヒストグラムを求め、該ヒストグラムの最大度数が所定値(たとえば15)に満たない場合にさらに1セット(30回分)の距離測定を行うことで、最大20セットまで予備測定を行う。
予備測定回数cは、上記セット数を計数するためのカウンタとして用いる。概略距離積算値Sdpは、上記有効概略距離を積算した積算距離を表す。有効概略距離データ数Ndpは、上記有効概略距離の数を表す。
ステップP2において、時間計測回路2は1セット分の予備測定を行い、概略距離データD1〜Dn(本例ではn=30)を、それぞれメモリのアドレスA1〜An(n=30)に格納する。また、概略距離データD1〜Dnを順番に距離積算値データS1〜Skに対応させておくとともに、アドレスA1〜Anに対応するF1〜Fnを初期化(ここではリセット)してステップP3へ進む。F1〜Fnは、ヒストグラムにおける度数を計数するためのカウンタとして用いる。
また、演算制御回路1は、上述した光量平衡処理時に「外部光路」側へ切り換えた状態で検出した信号S113のレベルが所定レベルより低かった場合、1セット当たりの測定回数nの値を増やす。本実施形態では通常n=30回の予備測定を1セットとするが、信号S113のレベルが低い場合には、たとえばn=60回へ増やすように変更する。これにより、ノイズの影響を受けやすい状況では通常時の2倍の距離測定を行って、1セットにつき60個の概略距離を求めるようになる。
ステップP3において、時間計測回路2は、最大度数Fmaxを格納するアドレスmaxに初期値1を、最大度数Fmaxに初期値1を、それぞれセットしてステップP4へ進む。時間計測回路2は、アドレスA1に格納されている初回の概略距離データ(D1)をイニシャルとする。
ステップP4において、時間計測回路2は、アドレスA2〜Anに格納されている2回目以降の概略距離データDkを読み出してステップP5へ進む。ステップP5において、時間計測回路2は、2回目以降の概略距離データDkを順次アドレスの若いデータD(k−1)と比較してステップP6へ進む。
ステップP6において、時間計測回路2は、概略距離データの差が所定範囲か否かを判定する。時間計測回路2は、概略距離データの差が所定範囲内の場合にステップP6を肯定判定してステップP10へ進む。時間計測回路2は、概略距離データの差が所定範囲外である場合にステップP6を否定判定してステップP7へ進む。
ステップP7において、時間計測回路2は、アドレスAkに対応する度数カウンタFkを+1加算し、ステップP8へ進む。これにより、概略距離データDkが概略距離データD1〜D(k-1)の全てのデータと略一致でない場合には、次ステップP8で比較対象を変えるためアドレスAkを1つ繰り上げる。
ステップP8において、時間計測回路2は、アドレスAkを+1加算してステップP9へ進む。ステップP9において、時間計測回路2は、k>nが成立するか否か(すなわちアドレスAkの概略距離データDkが1セット内の30番目のデータか否か)を判定する。時間計測回路2は、k>nが成立する場合にステップP9を肯定判定して図4のステップP14へ進む。時間計測回路2は、k>nが成立しない場合にはステップP9を否定判定してステップP4へ戻る。ステップP4へ戻る場合は、上述した比較処理を繰り返す。
上述したステップP6を肯定判定して進むステップP10において、時間計測回路2は、略一致した概略距離データのうち若い方のアドレスAiに対応する度数カウンタFiを+1加算し、距離積算値データSiに概略距離データDkを加算してステップP11へ進む。
ステップP11において、時間計測回路2は、上記略一致した若い方のアドレスの「i」がアドレスmaxと一致するか否かの判定を行う。時間計測回路2は、「i」が最大度数を格納するアドレスmaxと一致している場合はステップP11を肯定判定してステップP8へ進む。時間計測回路2は、「i」がアドレスmaxと一致していない場合はステップP11を否定判定してステップP12へ進む。
ステップP12において、時間計測回路2は、度数カウンタFiが最大度数Fmaxより大か否かの判定を行う。時間計測回路2は、Fi>Fmaxが成立する場合はステップP12を肯定判定してステップP13へ進む。時間計測回路2は、Fi>Fmaxが成立しない場合はステップP12を否定判定してステップP8へ進む。
ステップP13において、時間計測回路2は、アドレスの「i」をアドレスmaxに変更する。これにより、度数カウンタFiに対応する階級に含まれる概略距離データの積算値Siが、最大度数Fmaxの階級に含まれる概略距離値の積算値Smaxとなる。
以上説明したステップP4−P13の処理は、30個の概略距離データについて階級ごとの度数を求めるヒストグラム作成に相当する。なお、本実施形態では最大度数および該最大度数に対応する概略距離データを特定できればよいため、図表化のための処理は不要である。
図4のステップP14において、時間計測回路2は、最大度数Fmaxがあらかじめ規定した数(本例では15)以上か否かを判定する。時間計測回路2は、最大度数Fmaxが15以上の場合にステップP14を肯定判定してステップP15へ進む。時間計測回路2は、最大度数Fmaxが15未満の場合には、ステップP14を否定判定してステップP16へ進む。
ステップP15へ進む場合は予備測定処理を終了する。ステップP15において、時間計測回路2は概略距離積算値Smaxを最大度数Fmaxで除して得られる商を予備測定処理による概略距離とする。すなわち、最大度数の階級に含まれる概略距離データの平均値を予備測定値DPとして予備測定処理を終了する。
ステップP16において、時間計測回路2は予備測定回数cが1か否かを判定する。時間計測回路2は、c=1(すなわち予備測定における1セット目)である場合にステップP16を肯定判定してステップP17へ進む。時間計測回路2は、c≠1(すなわち予備測定における2セット目以降)である場合にステップP16を否定判定してステップP18へ進む。
ステップP17において、時間計測回路2は、概略距離積算値Smaxを最大度数Fmaxで除して得られる商(1セット目の予備測定値DP1)を、概略距離積算値Sdpとしてメモリに保存してステップP24へ進む。これにより、1セット目の予備測定値によるヒストグラムの最大度数の階級に含まれる概略距離データの平均値が、概略距離積算値Sdpとなる。
ステップP18において、時間計測回路2は、概略距離積算値Smaxを最大度数Fmaxで除して得られる商(cセット目(c≧2)の予備測定値DPc)を算出してステップP19へ進む。これにより、cセット目の予備測定値によるヒストグラムの最大度数の階級に含まれる概略距離データの平均値が、cセット目の予備測定値DPcとなる。
ステップP19において、時間計測回路2は、|DPc−DP1|≦規定値が成立するか否かを判定する。時間計測回路2は、cセット目の予備測定値DPcと1セット目の予備測定値DP1との差があらかじめ規定されている所定値以内の場合はステップP19を肯定判定してステップP20へ進む。時間計測回路2は、cセット目の予備測定値DPcと1セット目の予備測定値DP1との差が所定値を超えている場合はステップP19を否定判定してステップP24へ進む。ステップP19を否定判定する場合は、予備測定値DPcを有効概略距離として採用しない。
ステップP20へ進む場合は、予備測定値DPcを有効概略距離として採用する。ステップP20において、時間計測回路2は、概略距離積算値Sdpにcセット目の予備測定値DPcを積算してステップP21へ進む。
ステップP21において、時間計測回路2は、有効概略距離データ数Ndpを+1加算してステップP22へ進む。ステップP22において、時間計測回路2は有効概略距離データ数Ndpが規定数に達したか否かを判定する。時間計測回路2は、Ndp=規定数(たとえば10)の場合にステップP22を肯定判定してステップP23へ進む。時間計測回路2は、Ndp≠規定数(たとえば10)の場合にステップP22を否定判定してステップP24へ進む。
ステップP24において、時間計測回路2は、予備測定回数cを+1加算してステップP25へ進む。ステップP25において、時間計測回路2は予備測定回数cが規定数以下か否かを判定する。時間計測回路2は、cが所定数(たとえば20)以下の場合にステップP25を肯定判定して図3のステップP2へ戻り、次セットの予備測定を行う。一方、時間計測回路2は、cが所定数(20)を超えている(すなわち20セット分の距離測定を終えている)場合にステップP25を否定判定してステップP26へ進む。
ステップP26において、時間計測回路2は、予備測定が正常に行われなかったことを知らせるエラー出力を行って予備測定処理を終了する。エラー出力は、たとえば不図示のアラームランプを点灯させたり、不図示のスピーカからアラーム音を発生させたりすることによって行う。
ステップP23において、時間計測回路2は概略距離積算値Sdpを有効概略距離データ数Ndpで除して得られる商を予備測定処理による概略距離とする。すなわち、採用した予備測定値DPcの平均値を予備測定値DPとして予備測定処理を終了する。
予備測定処理後の時間計測回路2は、ステップP15またはステップP23において予備測定値DPを得た場合(すなわち予備測定処理を正常終了した場合)に本測定処理に入る。時間計測回路2は、予備測定エラーを出力して予備測定処理を終了した場合には、本測定処理へ進まずに再び光量平衡処理を行う。
本測定処理では、演算される複数の本測定値のうち、予備測定値DPに対して所定範囲内に含まれる本測定値の数が上記測定回数(たとえば2000回〜7000回)に達するまで本測定を繰り返す。ここで、本測定における「所定範囲」は、予備測定処理においてステップP19の判定に用いた所定値で決まる「所定範囲」より広くする。たとえば、予備測定処理(ステップP19)において、予備測定値DPcと1セット目の予備測定値DP1との差が±0.4m以内か否かを判定した場合は、本測定処理における判定では、予備測定値DPと本測定値との差が±0.6m以内か否かを判定する。そして、予備測定値DPに対して±0.6mから外れる本測定値を廃棄し、予備測定値DP±0.6mに含まれる本測定値の数が上記測定回数(たとえば2000回〜7000回)に達するまで本測定を繰り返す。
時間計測回路2は上記回数の本測定を終了すると、測定終了信号S114を演算制御回路1に送り、演算制御回路1は本測定の回数分に相当する時間データの積算値を時間計測回路2より受け取る。演算制御回路1は、受け取った積算値から、たとえば単純平均値を算出し、さらに前述の光速および屈折率を含めた演算を行うことによって対象物までの距離Dを計算する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本測定の前に予備測定を行い、該予備測定値DP(概略距離)を用いて本測定を行うように送光回路4、および受光回路5をそれぞれ制御して距離を演算する演算制御回路1および時間計測回路2は、予備測定時において、距離演算値を所定回数だけ演算するように送光、受光および演算を繰返し制御し、所定回数だけ演算して得た複数の距離演算値に基づいてヒストグラムを求め、ヒストグラムの度数のうち最大度数Fmaxが所定値P1(たとえば15)以上の場合は、最大度数Fmaxの階級に含まれる距離演算値を用いて予備測定値DPを得るようにした。これにより、S/N比が悪い状態でも予備測定を適切に行うことができる。
(2)上記(1)の時間計測回路2は、演算される距離演算値の数がN(たとえば30)個に達すると該30個の距離演算値に係るヒストグラムを求め、ヒストグラムの度数のうち最大度数が上記P1(たとえば15)未満の場合に、さらに30個の距離演算値を演算するように送光、受光および演算を繰返し制御するようにした。1セットの測定回数を30個に制限したことにより、無制限に行う場合に比べて、メモリ使用量の抑制や処理の負担の軽減、さらには演算に用いる回路の規模(たとえば、FPGAのゲート数)を抑えることができる。
(3)上記(2)の時間計測回路2は、上記30個の距離演算値に係るヒストグラムごとに度数が最大となる階級を求め、各最大階級ごとに当該最大階級に含まれる距離演算値の平均値(距離平均値と呼ぶ)を求め、各最大階級ごとの距離平均値のうち第1所定範囲X1(たとえば±0.4m)内に含まれる距離平均値の数が所定値P2(たとえば10)以上の場合は、X1内に含まれる距離平均値を用いて予備測定値DPを得るようにした。これにより、所定のまとまり状態を有している距離演算値のみを採用して予備測定値DPを得ることから、ノイズの影響などによってばらつきが大きい(すなわち、まとまりがない)距離演算値を排除することができる。
(4)上記(3)の時間計測回路2は、上記30個の距離演算値の演算をM(たとえば20)回繰り返してもX1内に含まれる距離平均値の数がP2(たとえば10)未満である場合は、予備測定値DPの取得をやめるようにしたので、ノイズの影響などによってばらつきが大きい(すなわち、まとまりがない)場合に、無駄な予備測定を行い続けることを防止できる。
(5)演算制御回路1は、受光回路5で受光される反射光レベルが所定レベルより低い場合にNの値を通常値30から2倍の60へ増やすようにしたので、Nの値を変えない場合に比べて、ばらつきが大きい状態でありながらも予備測定値が得られる可能性を高めることができる。
(6)上記(1)〜(5)の時間計測回路2は、本測定時において、所定の本測定回数(たとえば2000〜7000)の距離演算値を演算するように送光、受光および演算を繰返し制御し、所定の本測定回数の距離演算値のうち、予備測定値DPを含む第2所定範囲X2(たとえば±0.6m)内の距離演算値を用いて本測定値を得るようにしたので、たとえば、本測定中に測距装置と対象物との間を人やクルマ、動物などが横切った場合に得られる異常な距離演算値(予備測定値DPと大きく異なる値)を排除できる。
(7)上記(6)の時間計測回路2は、本測定時において、X2(たとえば±0.6m)内の距離演算値の数が(N×M)より大きい第3所定数Q(2000〜7000)に達するまで本測定を続けるようにしたので、ノイズの影響を低く抑えることができる。
(8)上記(6)または(7)の時間計測回路2は、X2をX1より広くしたので、逆の場合(X2がX1より狭い)に比べて、本測定処理に要する時間を短くすることができる。
(変形例1)
図4におけるステップP15において、最大度数の階級に含まれる全ての概略距離データの平均値を予備測定値DPとする代わりに、最大度数の階級に含まれる一部の概略距離データの平均値を予備測定値DPとしてもよい。たとえば、最大度数の階級に含まれる概略距離データの最大値および最小値をそれぞれ除外し、残りの概略距離データの平均値を予備測定値DPとする。なお、cセット目の予備測定値DPcを算出する(ステップP17,ステップP18)場合も同様である。
(変形例2)
また、上述したステップP15、P17、P18においては単純平均を算出して予備測定値を得る例を説明したが、単純平均の代わりに重みつけ処理を行って予備測定値を得てもよい。
(変形例3)
上記実施形態では、図4におけるステップP19において、cセット目の予備測定値DPcが1セット目の予備測定値DP1と所定差以内の場合に予備測定値DPcを有効概略距離として採用するようにした。この代わりに、全20セットの予備測定値DPx(1≦x≦20)のうち、ばらつきが小さい10個(ステップP22における規定数に相当)の予備測定値DPxiを抽出して有効概略距離として採用するようにしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、各判定に用いた閾値や回数の値は、適宜変更して構わない。
1…演算制御回路
2…時間計測回路
3…駆動回路
4…送光回路
5…受光回路
6…増幅回路
7…タイミング検出回路
8…信号レベル測定回路
9…調光フィルタ部

Claims (7)

  1. 対象物に向けて光を送光する送光手段と、
    前記対象物で反射された光を受光する受光手段と、
    前記送光から前記受光までの時間に基づいて前記対象物までの距離を演算する演算手段と、
    本測定の前に予備測定を行い、該予備測定値を用いて前記本測定を行うように前記送光手段、前記受光手段および前記演算手段をそれぞれ制御する制御手段とを備え、
    前記予備測定時の前記制御手段は、
    前記演算手段によって距離演算値を所定回数だけ演算するように前記送光、前記受光および前記演算を繰返し制御し、
    前記所定回数だけ演算して得た複数の距離演算値に基づいてヒストグラムを求め、
    前記ヒストグラムの度数のうち最大度数が第1判定閾値P1以上の場合は、前記最大度数の階級に含まれる距離演算値を用いて前記予備測定値を得
    前記本測定時の前記制御手段は、
    前記演算手段によって所定の本測定回数の距離演算値を演算するように前記送光、前記受光および前記演算を繰返し制御し、
    前記所定の本測定回数の距離演算値のうち、前記予備測定値を含む第2所定範囲X2内の距離演算値を用いて前記本測定値を得ることを特徴とする測距装置。
  2. 請求項1に記載の測距装置において、
    前記予備測定時の前記制御手段は、
    前記演算手段によって演算される距離演算値の数が第1所定数N個に達すると該N個の距離演算値に係るヒストグラムを求め、
    前記ヒストグラムの度数のうち最大度数が前記P1未満の場合に、さらにN個の距離演算値を演算するように前記送光、前記受光および前記演算を繰返し制御することを特徴とする測距装置。
  3. 請求項2に記載の測距装置において、
    前記予備測定時の前記制御手段は、
    前記ヒストグラムの度数のうち最大度数が前記P1未満の場合には、前記N個の距離演算値に係るヒストグラムを最大M回繰り返し、前記N個の距離演算値に係るヒストグラムごとに度数が最大となる階級を求め、
    各最大階級ごとに当該最大階級に含まれる距離演算値の平均値(距離平均値と呼ぶ)を求め、
    前記各最大階級ごとの前記距離平均値のうち第1所定範囲X1内に含まれる距離平均値の数が第2判定閾値P2以上の場合は、前記X1内に含まれる距離平均値を用いて前記予備測定値を得ることを特徴とする測距装置。
  4. 請求項3に記載の測距装置において、
    前記予備測定時の前記制御手段は、
    前記N個の距離演算値の演算を前記M回繰り返しても前記X1内に含まれる距離平均値の数が前記P2未満である場合は、前記予備測定値の取得をやめることを特徴とする測距装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の測距装置において、
    前記予備測定時の前記制御手段は、
    前記受光手段で受光される反射光レベルが所定レベルより低い場合に前記第1所定数Nの値を増やすことを特徴とする測距装置。
  6. 請求項3に記載の測距装置において、
    前記本測定時の前記制御手段は、
    前記X2内の距離演算値の数が前記(N×M)より大きい第3所定数Qに達するまで前記本測定を続けることを特徴とする測距装置。
  7. 請求項6に記載の測距装置において、
    前記本測定時の前記制御手段は、前記X2を前記X1より広くすることを特徴とする測距装置。
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