JP4799502B2 - 合焦式距離測定装置 - Google Patents

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本発明は、目標物体で光が合焦するように送光し、目標物体で反射あるいは散乱された光を受光することによって、目標物体までの距離を測定する合焦式距離測定装置に関する。
光波を利用した距離測定装置が知られている。光波による距離測定は、変調光を目標物体に向けて送出し、目標物体で反射される反射光を受光して送出光と受光光との間で変調信号の位相差を検出することにより、目標物体までの距離を求める。このような距離測定装置は、目標物体としてコーナーキューブ(プリズム)を用いて変調光を反射させ、この反射光を受光して距離測定するものと、コーナーキューブと異なる目標対象物の表面で変調光を散乱させ、この散乱光を受光して距離測定するものとがある。このうち、コーナーキューブを用いずに距離測定を行うものは、ノンプリズム方式と呼ばれる。目標対象物で散乱される散乱光は、コーナーキューブによる反射光と比較して受光光束の光量が著しく低い(およそ1/100万)。このため、合焦式距離測定装置では、測定光束を目標対象物上に集光するように対物レンズから目標対象物に向けて測定光(変調光)を射出するとともに、目標対象物による散乱光を対物レンズを介して受光素子上に集光し、受光光量を多くするように構成されている。このような合焦式距離測定装置で、目標物体としてコーナーキューブを用いたいという要求がある。
目標物体にコーナーキューブを用いるとき、コーナーキューブの位置がずれたり、コーナーキューブが揺れたりすると、合焦式距離測定装置の視準位置がコーナーキューブの中心からずれる。測定光束がコーナーキューブの中心からずれた位置に入射されると、コーナーキューブの中心に対して測定光束の入射点と対称となる位置から反射光が射出される。この反射光は、合焦式距離測定装置の視準位置、すなわち、光軸から外れた位置から発した光束として対物レンズを通過し、光軸から外れた位置に像を結ぶ。一般に、受光素子は光軸上に配設されるので、受光素子に入射される光量がコーナーキューブの揺れにともなって変化し、距離測定に支障をきたす。コーナーキューブの揺れは、目標物体までの距離が短い近距離測定の場合に、とくに問題となりやすい。
本発明の目的は、近距離(数十メートル以下)におけるコーナーキューブを用いた距離測定を行いやすくした合焦式距離測定装置を提供することにある。
請求項1の発明による合焦式距離測定装置は、目標物を視準する視準光学系と、前記目標物に測定光束を送光する送光光学系と、前記目標物上に前記測定光束を集光する合焦光学系と、前記目標物により反射された反射光束を前記合焦光学系を介して集光して受光する受光光学系と、前記受光光学系によって集光された前記反射光束を受光する受光素子と、前記受光光学系の光路に挿脱可能に配置され、前記受光光学系の光路に挿入された時に、前記反射光束を前記受光素子に向けて偏向する偏向手段と、前記偏向手段を前記受光光学系の光路に挿入し、及びそこから退出させる駆動機構と、前記目標物にコーナーキューブを用いて近距離測定を行うプリズムモードを設定する操作部材と、前記測定光束と前記反射光束との位相差により前記目標物までの距離を計算すると共に、前記操作部材によって前記プリズムモードが設定されたときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路中に挿入させ、前記偏向手段の挿入時における前記受光素子の出力が所定の値を超えるときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路から退出させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明による合焦式距離測定装置は、目標物を視準する視準光学系と、前記目標物に測定光束を送光する送光光学系と、前記目標物上に前記測定光束を集光する合焦光学系と、前記目標物により反射された反射光束を前記合焦光学系を介して集光して受光する受光光学系と、前記受光光学系によって集光された前記反射光束を受光する受光素子と、前記受光光学系の光路に挿脱可能に配置され、前記受光光学系の光路に挿入された時に、前記反射光束を前記受光素子に向けて偏向する偏向手段と、前記偏向手段を前記受光光学系の光路に挿入し、及びそこから退出させる駆動機構と、前記目標物にコーナーキューブを用いて近距離測定を行うプリズムモードを設定する操作部材と、前記測定光束と前記反射光束との位相差により前記目標物までの距離を計算すると共に、前記操作部材によって前記プリズムモードが設定されたときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路中に挿入させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
なお、上記課題を解決するための手段の項では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態の図と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
本発明によれば、送光光学系によって測定光束を目標物に送光するとともに当該測定光束を目標物に集光させ、この目標物から反射される反射光束を受光して距離測定する合焦式距離測定装置において、測定光束の集光状態を変えたり、反射光束の集光状態を変えたりするようにした。この結果、たとえば、目標物にコーナーキューブ(プリズム)を使用して近距離測定を行う場合に、コーナーキューブが揺れても距離測定が行いやすい合焦式距離測定装置を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
−第一の実施の形態−
図1は、合焦式距離測定装置の光学系の基本構成を説明する図である。図1において、LD(レーザーダイオード)7に不図示の駆動回路からパルス電流が供給され、LD7がパルス変調された測定光を発する。LD7から射出されるパルス光は、分割プリズム6を経てダイクロイックプリズム3に入射される。ダイクロイックプリズム3は、LD7による赤外光を反射し、可視光領域の光を通過する特性を有する。ダイクロイックプリズム3に入射されたパルス光は、ダイクロイックプリズム3内で反射され、合焦レンズ2および対物レンズ1を介して目標対象物9に向けて射出される。
LD7からの測定光によって生じる目標対象物9からの反射光(散乱光)は、対物レンズ1および合焦レンズ2を介してダイクロイックプリズム3に入射される。ダイクロイックプリズム3に入射された散乱光は、ダイクロイックプリズム3内で反射され、分割プリズム6を経てAPD(アバランシェフォトダイオード)8に入射される。一方、目標対象物9を照明する照明光(自然光など)によって生じる目標対象物9からの反射光(散乱光)は、対物レンズ1および合焦レンズ2を介してダイクロイックプリズム3に入射され、可視光成分がダイクロイックプリズム3を通過して焦点板4上に目標対象物9の像を形成する。焦点板4上に形成された目標対象物9の像は、接眼レンズ5を通して使用者によって観察される。
図1において、LD7、APD8および焦点板4は光学的に共役に配設されている。したがって、合焦レンズ2を光軸に沿って図1の左右方向に駆動して目標対象物9に合焦させた状態では、測定光束は目標対象物9上に集光される。このとき、目標対象物9からの反射光(散乱光)もAPD8に集光される。以上により、合焦式距離測定装置の送光光学系、受光光学系および視準光学系が構成される。
図2は、本発明の第一の実施の形態による合焦式距離測定装置の送光光学系を説明する図である。距離測定の際の目標物体として、コーナーキューブ10が用いられる。コーナーキューブ10は図に示すような直交する反射面を有し、入射光に平行な反射光を射出するプリズムによって構成される。図2において、合焦レンズ、分割プリズム、ダイクロイックプリズム、および視準光学系(焦点板、接眼レンズ)などは省略されている。LD7と対物レンズ1との間に、拡散作用を備える偏向板(拡散板)12が配設される。もし、偏向板12が省略されると、LD7から射出される測定光束は、図2の点線で示されるように目標物体であるコーナーキューブ10の中心に集光される。これに対し、偏向板12が配設されると、偏向板12から射出される測定光束は、図2の実線で示されるように当該偏向板12を新たな光源位置としてコーナーキューブ10に向けて進行し、コーナーキューブ10に広がりを持った光束として照射される。すなわち、測定光束は、コーナーキューブ10上においてデフォーカス状態にされる。
図3は、図2の送光光学系によって得られる反射光を受光する受光光学系を含めた光学系を示す図である。実際の反射光は、コーナーキューブ10の表面において折り返されるが、図3ではわかりやすく表すために、反射光を折り返さずに記している。つまり、実際には対物レンズ1および1'は同一のレンズである。
図3において、LD7から射出される測定光束は、実線で示されるように対物レンズ1を介してコーナーキューブ10上にデフォーカス状態で照射される。目標物体がコーナーキューブ10のため、測定光束のデフォーカスの状態は反射後も保持され、デフォーカス状態の反射光束がコーナーキューブ10から射出される。この反射光束は、対物レンズ1'によりAPD8上に集光される。なお、図3において不図示の合焦レンズは、視準光学系の合焦位置に調節されている。
偏向板12を配設することにより、送光光学系と受光光学系の共役関係が失われ、APD8の受光面において反射光束(受光光束)が結像されなくなる。しかしながら、APD8は、その受光面への入射光量に応じた光電流を出力すればよいので、少なくとも反射光束が受光面に入射されていれば、その受光面上で結像されているか否かは問題にならない。図3は、コーナーキューブ10から反射射出される光束がhで示される範囲内にあれば、反射光がAPD8で受光されることを示している。本実施の形態は、距離測定の際に目標物体としてコーナーキューブ10を用いる場合に、LD7と対物レンズ1との間に偏向板12を挿入し、反射光束をAPD8上に入射しやすくすることに特徴を有する。
偏向板12が省略される場合を図3で説明する。LD7から射出される測定光束は、点線で示されるように対物レンズ1を介してコーナーキューブ10の中心にフォーカスを結ぶ状態で照射される。反射光束は、コーナーキューブ10の中心を新たな光源位置として対物レンズ1'に向かって進行し、対物レンズ1'によりAPD8上に結像される。この場合には、コーナーキューブ10の中心が光軸AX上、もしくは光軸AXに近接している場合にのみ、反射光束がAPD8で受光される。つまり、図3に点線で示される光束は、コーナーキューブ10の中心が光軸AXからずれると、反射光束がAPD8上に集光されにくくなることを示している。
図4は、平行光束が対物レンズ1'に入射される場合に、コーナーキューブ10の中心の光軸AXからのずれと、受光光束の光軸AXからのずれとを説明する図である。図4において、Dはコーナーキューブ10から対物レンズ1'までの距離、Lは対物レンズ1'から受光光束(反射光束)の結像位置までの距離、Sはコーナーキューブ10の視準ずれによって生じる光軸AXから反射光束までの距離(シフト量)、Yは光軸AXから受光光束の結像位置までの距離である。これら各距離の間には、次式(1)の関係が成立する。
(数1)
Y=(S×L)/D (1)
たとえば、距離測定装置の光学系でL=200mm、S=10mmとする場合、コーナーキューブ10から対物レンズ1'までの距離Dを短くすると、光軸AXから受光光束の結像位置までの距離YはDの変化に反比例して次のように大きくなる。
D L S Y
20m 200mm 10mm 0.1mm
10m 200mm 10mm 0.2mm
5m 200mm 10mm 0.4mm
2m 200mm 10mm 1.0mm
上記数値は、コーナーキューブ10から対物レンズ1'までの距離Dが20m以下になると、光軸AXから受光光束の結像位置までの距離Yが0.1mm以上になることを示している。一般に、APD8の受光面積は数十μmφ〜0.2mmφである。このため、入射光束が光軸AXからずれることによってYが0.1mm以上になると、光軸AX上に配設されるAPD8の受光面には受光光束が入射されなくなってしまう。このような場合に、LD7と対物レンズ1との間に偏向板12を挿入し、コーナーキューブ10にデフォーカス状態の測定光束を入射させることで、反射光束がAPD8上に入射されるようになる。なお、上記数値例による光学系では、距離Dが20m以上になると光軸AXから受光光束の結像位置までの距離Yが0.1mm以下になるので、偏向板12を挿入する必要がない。
合焦式距離測定装置では、APD8で受光される光量が目標物体までの距離D、目標物体の材質および表面処理により大きく変化する。そこで、APD8に入射される光量を一定に調整するために光可変減衰器が備えられている。この光可変減衰器は、たとえば、段階的な濃度変化を持つNDフィルタ等を光路上に回動可能に挿入して構成される。光可変減衰器が挿入される光路は、LD7と対物レンズ1との間である。
図5は、NDフィルタを説明する図である。NDフィルタは、中心Oの円形フィルムの周囲に、点Pから点Qにかけて帯状に濃淡が形成されたものである。点Pの部分の濃度を最高にして時計回り方向に徐々に濃度が低くなり、点Qの部分の濃度が最も低い。点Rの部分には拡散板が貼りつけられている。NDフィルタは、中心Oを回転中心にしてモータMによって回転駆動される。これにより、光路中に挿入される部分の濃淡が変化し、光減衰量が調整される。モータMが光路中に拡散板を挿入する状態で停止すると、上述した偏向板12が配設された状態に相当する。
モータMは、たとえば、ステッピングモータであり、制御回路51から送出される駆動パルス信号に応じて回転角が制御される。制御回路51は、APD8から出力される光電流に基づいて必要な減衰量を演算し、当該減衰量を得るのに必要なNDフィルタの濃淡部を光路中に挿入するように、モータMを回転させるパルス信号を生成する。制御回路51は、偏向板12が必要な場合に当該偏向板12を光路中に挿入するように、モータMを回転させるパルス信号を生成する。
制御回路51にはコーナーキューブ使用ボタン52、およびコーナーキューブ非使用ボタン53から操作信号がそれぞれ入力される。制御回路51は、コーナーキューブ使用ボタン52から操作信号が入力されるとプリズムモードと判定し、コーナーキューブ非使用ボタン53から操作信号が入力されると、ノンプリズムモードと判定する。プリズムモードは目標物体としてコーナーキューブを用いて測距する動作モードであり、ノンプリズムモードはコーナーキューブを用いずに測距する動作モードである。
以上説明した合焦式距離測定装置の制御回路51で行われる測距処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。第一の実施の形態では、合焦式距離測定装置がプリズムモードに設定されているとき、必要に応じて偏向板12をLD7と対物レンズ1との間に挿入する。ステップS11において、制御回路51は、プリズムモードに設定されているか否かを判定する。プリズムモードに設定されている場合はステップS11を肯定判定してステップS12へ進み、プリズムモードに設定されていない場合はステップS11を否定判定してステップS20へ進む。
ステップS12において、制御回路51は、測定がスタートされたか否かを判定する。不図示のスタートボタンから操作信号が入力された場合に、ステップS12を肯定判定してステップS13へ進み、スタートボタンから操作信号が入力されていない場合に、ステップS12を否定判定してステップS11へ戻る。ステップS13において、制御回路51は、LD7をパルス発光させる指令を出力してステップS14へ進む。
ステップS14において、制御回路51は、偏向板12を挿入する必要の有無を判定する。制御回路51は、APD8から出力される光電流の値が所定値より小さいか、光電流の値が大幅(たとえば、1000倍以上)に変化する場合にステップS14を肯定判定してステップS15へ進む。光電流の値が所定値より小さいことは、受光レベルが低いことを意味する。一方、光電流の値が所定値以上、かつ光電流の値の変化が少ない場合にステップS14を否定判定してステップS18へ進む。光電流の値が大幅に変化する場合とは、コーナーキューブ10に揺れが生じて視準位置からずれることにより、反射光束がAPD8上に集光されたりされなかったりして受光レベルが大きく変化する状態である。
ステップS15において、制御回路51は、偏向板12を光路中に挿入するように、モータMを回転させるパルス信号を出力してステップS16へ進む。ステップS16において、制御回路51は、LD7をパルス発光させる指令を出力してステップS17へ進む。ステップS17において、制御回路51は、送出されるパルス光のタイミングと、APD8から出力される光電流のタイミングとの位相差から目標物体までの距離を計算し、図6による処理を終了する。
上述したステップS14で否定判定されて進むステップS18において、制御回路51は、APD8から出力される光電流の値を所定の範囲内にするように減衰量を演算し、演算した減衰量を得るためのパルス信号をモータMに出力してステップS19へ進む。ステップS19において、制御回路51は、LD7をパルス発光させる指令を出力してステップS17へ進む。
一方、プリズムモードに設定されていない場合に進むステップS20において、制御回路51は周知のノンプリズムモードの測定処理を行い、図6による処理を終了する。
一般に、目標対象物9の表面で散乱される散乱光のレベルは、コーナーキューブ10による反射光のレベルに比べて約1/100万低いものとなる。このため、散乱光を受光対象とするノンプリズムモードの測定に適するように、受光光学系の受光感度が高く設定されている。この受光感度でコーナーキューブ10から反射される反射光を受光対象とするプリズムモードの測定を行うと、受光光量が多過ぎて信号レベルが高くなり過ぎる。そこで、ステップS20で否定判定して受光光束を減衰させることによって、ノンプリズムモード時とプリズムモード時とで実際にAPD8に入射される光量をほぼ同じレベルにするように調整している。
以上説明した第一の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)コーナーキューブ10と異なる目標対象物9を使用するノンプリズムモード、およびコーナーキューブ10を使用するプリズムモードのそれぞれで測距を行う合焦式距離測定装置において、プリズムモードに設定されているとき、APD8で受光される受光光量が所定値より少ないか、受光光量が大幅(たとえば、1000倍以上)に変化する場合に、測定光を発するLD7と対物レンズ1との間に偏向板12を挿入するようにした。これにより、コーナーキューブ10にデフォーカス状態の測定光束が入射される結果、反射光束をAPD8上に集光できるようになる。とくに、対物レンズ1とコーナーキューブ10との距離Dが短かく、コーナーキューブ10に揺れが生じている場合に効果がある。
(2)APD8で受光される受光光量が所定値より多い場合、LD7と対物レンズ1との間の光路中に挿入するNDフィルタの濃度を変化させ、APD8による受光光量をほぼ一定にするようにした。APD8から出力される光電流をほぼ同じ値に調整できる結果、散乱光のレベルが異なる場合でもAPD8以降の受光回路のゲインを変化させることなく共通に使用できるから、ゲイン可変とする場合に比べてコストを低減できる。
(3)上記偏向板12をNDフィルタを構成する円形フィルムの一部に張りつけるようにしたので、偏向板12を光路中に挿入するための光学系を新たに追加しなくてよいので、装置の小型化およびコスト低減に効果が得られる。
以上の説明では、偏向板12が光路中に挿入されている状態ではNDフィルタによる光減衰量を変化させなかったが、偏向板12の挿入時に当該フィルタによる光減衰量を変化させる構成にしてもよい。この場合には、円形フィルムに形成されている濃淡の異なる部分にそれぞれ複数の偏向板を貼り付け、光路中に挿入される偏向板を変えて当該フィルタによる減衰量を可変にする。
上述したステップS14において、制御回路51が偏向板12の要/不要の判定を行い、肯定判定した場合に偏向板12を光路中に挿入するようにした。この代わりに、合焦式距離測定装置に不図示の近距離測定ボタンを設け、使用者によって近距離測定ボタンが操作されたか否かを判定することにより、当該近距離測定ボタンが操作された場合に偏向板12を光路中に挿入するようにしてもよい。
拡散作用を備える偏向板12の代わりに、屈折作用を備える偏向板を用いてもよい。図7は、第一の実施の形態による送光光学系の変形例を説明する図である。合焦レンズ、分割プリズム、ダイクロイックプリズム、および視準光学系(焦点板、接眼レンズ)などは省略されている。図7において、LD7と対物レンズ1との間に屈折作用を備える凹レンズによる偏向板12Aが配設される。偏向板12Aから射出される測定光束は、図7の実線で示されるように当該偏向板12Aを新たな光源位置としてコーナーキューブ10に向けて進行し、コーナーキューブ10に広がりを持った光束として照射される。つまり、凹レンズを用いても、測定光束をコーナーキューブ10上でデフォーカス状態にできる。
拡散作用を備える偏向板の具体例としては、表面に微小な凹凸面を有する、薄板ガラスやアクリル製やポリカーボネート製の透明樹脂基板を使用することができる。また、屈折作用を備える偏向板の具体例としては、表面に回折溝を有するアクリル製やポリカーボネート製の透明樹脂基板を使用することができる。
−第二の実施の形態−
第二の実施の形態では、合焦式距離測定装置がプリズムモードに設定されているとき、LD7と対物レンズ1との間に挿入される偏向板(拡散板)12が必要に応じて抜かれる。第二の実施の形態による合焦式距離測定装置の制御回路51で行われる測距処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。ステップS31において、制御回路51は、プリズムモードに設定されているか否かを判定する。プリズムモードに設定されている場合はステップS31を肯定判定してステップS32へ進み、プリズムモードに設定されていない場合はステップS31を否定判定してステップS40へ進む。
ステップS32において、制御回路51は、偏向板12を光路中に挿入するように、モータMを回転させるパルス信号を出力してステップS33へ進む。ステップS33において、制御回路51は、測定がスタートされたか否かを判定する。不図示のスタートボタンから操作信号が入力された場合に、ステップS33を肯定判定してステップS34へ進み、スタートボタンから操作信号が入力されていない場合に、ステップS33を否定判定してステップS31へ戻る。
ステップS34において、制御回路51は、LD7をパルス発光させる指令を出力してステップS35へ進む。ステップS35において、制御回路51は、偏向板12を抜く必要の有無を判定する。制御回路51は、APD8から出力される光電流の値が所定値以上、かつ光電流の値が大幅(たとえば、1000倍以上)に変化しない場合に、ステップS35を肯定判定してステップS36へ進む。一方、光電流の値が所定値より小さいか、光電流の値が大幅に変化する場合に、ステップS35を否定判定してステップS39へ進む。
ステップS36において、制御回路51は、偏向板12を光路中から抜くように、モータMを回転させるパルス信号を出力してステップS37へ進む。ステップS37において、制御回路51は、APD8から出力される光電流の値を所定の範囲内にするように減衰量を演算し、演算した減衰量を得るためのパルス信号をモータMに出力してステップS38へ進む。ステップS38において、制御回路51は、LD7をパルス発光させる指令を出力してステップS39へ進む。
ステップS39において、制御回路51は、送出されるパルス光のタイミングと、APD8から出力される光電流のタイミングとの位相差から目標物体までの距離を計算し、図8による処理を終了する。一方、プリズムモードに設定されていない場合に進むステップS40において、制御回路51は、周知のノンプリズムモードの測定処理を行い、図8による処理を終了する。
以上説明した第二の実施の形態でも、第一の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
−第三の実施の形態−
第三の実施の形態では、目標物体としてコーナーキューブ10を用いる場合に、対物レンズ1とAPD8との間に偏向板を挿入し、反射光束をAPD8上に入射しやすくすることに特徴を有する。図9は、本発明の第三の実施の形態による合焦式距離測定装置の受光光学系を説明する図である。図9において、合焦レンズ、分割プリズム、ダイクロイックプリズム、および視準光学系(焦点板、接眼レンズ)などは省略されている。第一の実施の形態に比べて、測定光を発するLD7と対物レンズ1との間の偏向板12が省略され、対物レンズ1'とAPD8との間に拡散作用を備える偏向板(拡散板)12Bが配設される。
図9において、コーナーキューブ10の中心は、当該コーナーキューブの揺れなどによって光軸AXに対してS/2の距離のずれを有する。測定光束がコーナーキューブ10の中心からS/2ずれた位置Mに入射されると、コーナーキューブの中心に対して測定光束の入射点と対称となる位置Nから反射光が射出される。この結果、反射光は合焦式距離測定装置の視準位置、すなわち、光軸AXから距離Sを隔てた位置から発した光束として対物レンズ1'を通過し、光軸AXから距離Yを隔てた位置Xに像を結ぼうとする。
ところが、偏向板12Bが配設される結果として、偏向板12Bから射出される反射光束は、当該偏向板12Bによって拡散して進行し、その一部がAPD8の受光面に入射されるようになる。
合焦式距離測定装置では、上述したように、APD8で受光される光量が目標物体までの距離D、目標物体の材質および表面処理により大きく変化する。そこで、APD8に入射される光量を一定に調整するために、対物レンズ1'とAPD8との間の光路中に光可変減衰器が備えられる。偏向板12Bは、第一の実施の形態と同様に、当該光可変減衰器を構成するNDフィルタの一部に貼り付けられる。制御回路51がモータMを回転させるパルス信号を出力すると、モータMが円形のNDフィルタを回転駆動し、NDフィルタの所望の濃淡部分、もしくは偏向板12Bが光路中に挿入される。
偏向板12Bを光路中に挿入するか否かの判定は、上述した第一および第二の実施形態における偏向板12を挿入するか否かの判定処理と同様に行えばよい。
以上説明した第三の実施の形態によれば、測定光を発するLD7と対物レンズ1との間に偏向板12を挿入する代わりに、対物レンズ1'とAPD8との間に偏向板12Bを挿入するようにした。これにより、対物レンズ1'を通過した反射光束が散乱される結果、光軸AXから離れた反射光束の一部がAPD8で受光されるようになる。とくに、対物レンズ1とコーナーキューブ10との距離Dが短かく、コーナーキューブ10に揺れが生じている場合に効果がある。
図10は、偏向板12Cを常に固定して配設する場合を説明する図である。この場合には、ノンプリズムモードにおいて散乱光による受光光束が通過する光軸AX上の光路を遮らない様にすることが好ましい。そこで、図10において点線で示す散乱光の光路を遮らないように、光軸AXを中心に同心円状にくりぬいた形状の偏向板12Cを用いる。この偏向板12Cを用いることにより、ノンプリズムモードの測定時に散乱光を偏向板12Cでさらに減衰させることがないから、コーナーキューブによる反射光に比べて非常に光量が少ない散乱光が光量不足になることを防止できる。なお、この場合には、受光光量調整用のNDフィルタが別に設けられる。
図9の偏向板12Bの代わりに、屈折作用を備える偏向板を用いてもよい。図11は、第三の実施の形態による受光光学系の変形例を説明する図である。図11において、合焦レンズ、分割プリズム、ダイクロイックプリズム、および視準光学系(焦点板、接眼レンズ)などは省略されている。対物レンズ1'とAPD8との間に、屈折作用を備える凸レンズによる偏向板12Dが配設される。偏向板12Dから射出される反射光束は、APD8の受光面に向けて進行する。つまり、凸レンズを用いても反射光束をAPD8で受光させることができる。
さらに、自由曲面を備える偏向板を用いるようにしてもよい。図12において、対物レンズ1'とAPD8との間に反射作用を備える偏向板12Eが配設される。偏向板12Eから射出される反射光束は、APD8の受光面に向けて進行する。つまり、反射板を用いても反射光束をAPD8で受光させることができる。
以上説明した各種の偏向板は、それぞれ単独で使用しても、複数の偏向板を組み合わせて使用してもよい。
上述した各偏向板は、いずれも図1においてダイクロイックプリズム3よりLD7側、もしくはAPD8側に挿入される。したがって、送光光学系もしくは受光光学系において挿入される偏向板は、可視光による像を観察する視準光学系に何ら影響を与えるものではない。
−第四の実施の形態−
図13は、第四の実施形態の光学系の基本構成を説明する図である。図1の光学系に切替えシャッタ−20を付加した構成である。切替えシャッタ−はLD7から発せられたパルス光を、目標対象物に導く外部光路あるいは内部光路のいずれかに切替えるシャッターである。
内部光路とは、電子回路に使用される受光素子等の素子が温度により特性が変化することに起因する測定誤差をキャンセルために設けられている光路である。高精度の距離測定装置では、外部光路で測定した距離から内部光路で測定した距離を減じて距離測定装置から目標対象物までの距離を求める。
本実施例では、切替えシャッタ−20を回転することによって、内部光路と外部光路とを切替える。図14は第四の実施の形態の切替えシャッター20を正面から(光軸方向から)見た図である。切替えシャッタ−20は略円形であり、その外縁の一部に内部回路用窓21が設けられている。また、シャッタの一部を扇形に切り取った外部回路用窓22、23が設けられている。外部回路用窓22は単なる開口であるが、もう一つの外部光路用窓23には拡散作用のある光学部材24が設けられ、パルス光がこの窓を通過する時に光束が拡散される。切替えシャッタ−20の中心にはモーターに取付けられた回転軸があり、モーターにより回転を制御することにより光路を選択する。
本実施の形態の装置ではLD7が固定され、LD7から送光される光束の位置は変わらず切替えシャッタ−20を回転させるが、図15では便宜的に、切替えシャッタ−20を固定し、光束の位置を変化させて説明する。目標対象物にコーナーキューブを用いずに測定光束を照射する場合には、光束が25Aで示す位置となる様に切替えシャッタ−20を制御する。光束25Aのシャッター20の内側に位置する半分は外部光路用窓22を通過し分割プリズム6へと進み、ダイクロイックプリズム3内で反射され、合焦レンズ2及び対物レンズ1を介して目標対象物9に向けて射出される。外部光路用窓22を通過した測定光束は目標対象物9で集光する。
また、内部光路の測定を行うときには光束が25Bで示す位置となる様に切替えシャッタ−20を制御する。光束25Bのシャッター20の内側に位置する半分はシャッターで遮蔽され、外側の半分が内部光路用窓21を通過し、図示しないNDフィルターを通過し、内部光路用プリズムで反射されAPD8で受光される。
コーナーキューブを目標対象物とするような場合は光束が25Cで示す位置となる様に切替えシャッタ−20を制御する。光束25Cのシャッタ−20の外側に位置する半分はシャッターで遮蔽され、他方の半分は外部光路用窓23を通過する。外部光路用窓23には拡散部材24が設けられているため、LD7から射出された光束は拡散される。拡散された測定光束は、分割プリズム6へと進み、ダイクロイックプリズム3内で反射され、合焦レンズ2及び対物レンズ1を介して目標対象物9に向けて射出される。
測定時には目標対象物を視準光学系で視準し確認しながら測定する。そのため、合焦レンズ2は視準光学系が目標対象物に合焦する位置に調節される。しかし、拡散部材24が有るために視準光学系との共役関係が失われ、視準光学系ではコーナーキューブ10上に合焦しても、測定光束はコーナーキューブ10に集光せずデフォーカスした状態となる。このように、コーナーキューブ10上では集光せずに測定光束の照射する面積が大きくなるため、コーナーキューブ10の揺れ等の理由で測定光束の中心がコーナーキューブ10の中心からずれても、APD8はコーナーキューブ10からの反射光を受光することが出来る。
第四の実施形態では、切替えシャッター上に集光状態を変化させる偏向手段として拡散部材を設けたが、これに限らず屈折作用を備える部材を設けても良い。
また、円形の切替えシャッタ―を回転して光路を切替える代わりに、シャッターを挿抜して光路を切替える構成としても良い。
第四の実施の形態では、従来から配置されている内部光路と外部光路とを切替えるために設けられていた切替えシャッター上に新たな窓を設け、その窓に偏向光学部材を追加した構成である。そのため、新たな挿抜機構を追加することなく目的を達成することが出来る。
さらに、切替えシャッターの制御即ち送光光学系への偏向手段の挿入は、第1および第2の実施の形態で説明した様な方法で行っても良い。
以上の説明では、パルスを用いる測距方式を例にあげて説明したが、異なる他の測距方式に本発明を適用してもよい。たとえば、変調光の位相差を用いる測距方式にも本発明を適用できる。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明の実施の形態における各構成要素との対応について説明すると、目標対象物9およびコーナーキューブ10が目標物に、対物レンズ1(1')、ダイクロイックプリズム3、焦点板4および接眼レンズ5が視準光学系に、LD7、分割プリズム6、ダイクロイックプリズム3、および対物レンズ1(1')が送光光学系に、合焦レンズ2が合焦光学系に、APD8、分割プリズム6、ダイクロイックプリズム3、および対物レンズ1(1')が受光光学系に、偏向板12(12A)、偏向板12B(12C,12D,12E)、拡散部材24が偏向手段に、コーナーキューブ使用ボタン52が第1の操作部材および操作部材に、デフォーカス状態の測定光束を入射させることが集光状態の変化に、近距離測定ボタン(不図示)が第2の操作部材に、NDフィルタが光減衰器に、偏向板から射出される反射光束をAPD8の受光面に向けて進行させることが集光状態の変化に、それぞれ対応する。
合焦式距離測定装置の光学系の基本構成を説明する図である。 第一の実施の形態による合焦式距離測定装置の送光光学系を説明する図である。 受光光学系を含めた光学系を示す図である。 平行光束が対物レンズに入射される場合のコーナーキューブの中心の光軸からのずれと、受光光束の光軸からのずれとを説明する図である。 NDフィルタを説明する図である。 制御回路で行われる測距処理を説明するフローチャートである。 送光光学系の変形例を説明する図である。 第二の実施の形態による制御回路で行われる測距処理を説明するフローチャートである。 第三の実施の形態による合焦式距離測定装置の受光光学系を説明する図である。 偏向板を常に固定して配設する場合を説明する図である。 受光光学系の変形例を説明する図である。 受光光学系の別の変形例を説明する図である。 第四の実施の形態による合焦式距離測定装置の光学系を示す図である。 第四の実施の形態の切替えシャッターを示す図である。 第四の実施の形態の切替えシャッターと光束とを示す図である。
符号の説明
1、1'…対物レンズ、 2…合焦レンズ、
3…ダイクロイックプリズム、 4…焦点板、
5…接眼レンズ、 6…分割プリズム、
7…LD、 8…APD、
9…目標対象物、 10…コーナーキューブ、
12、12A〜12E…偏向板、 20…切替えシャッタ−、
24…拡散部材、 51…制御回路、
52…コーナーキューブ使用ボタン、 53…コーナーキューブ非使用ボタン

Claims (3)

  1. 目標物を視準する視準光学系と、
    前記目標物に測定光束を送光する送光光学系と、
    前記目標物上に前記測定光束を集光する合焦光学系と、
    前記目標物により反射された反射光束を前記合焦光学系を介して集光して受光する受光光学系と、
    前記受光光学系によって集光された前記反射光束を受光する受光素子と、
    前記受光光学系の光路に挿脱可能に配置され、前記受光光学系の光路に挿入された時に、前記反射光束を前記受光素子に向けて偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段を前記受光光学系の光路に挿入し、及びそこから退出させる駆動機構と、
    前記目標物にコーナーキューブを用いて近距離測定を行うプリズムモードを設定する操作部材と、
    前記測定光束と前記反射光束との位相差により前記目標物までの距離を計算すると共に、前記操作部材によって前記プリズムモードが設定されたときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路中に挿入させ、前記偏向手段の挿入時における前記受光素子の出力が所定の値を超えるときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路から退出させる制御手段と、を備えることを特徴とする合焦式距離測定装置。
  2. 請求項1に記載の合焦式距離測定装置において、
    前記受光光学系の光路に配置され、前記受光素子に入射する前記反射光束を連続的に減量し、前記受光素子の受光量を調節する光減衰手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記偏向手段の挿入時における前記受光素子の出力が所定の値を超えるときに、前記受光素子の出力が所定の範囲の値になるように前記光減衰手段により前記受光素子の受光量を調節させることを特徴とする合焦式距離測定装置。
  3. 目標物を視準する視準光学系と、
    前記目標物に測定光束を送光する送光光学系と、
    前記目標物上に前記測定光束を集光する合焦光学系と、
    前記目標物により反射された反射光束を前記合焦光学系を介して集光して受光する受光光学系と、
    前記受光光学系によって集光された前記反射光束を受光する受光素子と、
    前記受光光学系の光路に挿脱可能に配置され、前記受光光学系の光路に挿入された時に、前記反射光束を前記受光素子に向けて偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段を前記受光光学系の光路に挿入し、及びそこから退出させる駆動機構と、
    前記目標物にコーナーキューブを用いて近距離測定を行うプリズムモードを設定する操作部材と、
    前記測定光束と前記反射光束との位相差により前記目標物までの距離を計算すると共に、前記操作部材によって前記プリズムモードが設定されたときに前記駆動機構により前記偏向手段を前記受光光学系の光路中に挿入させる制御手段と、を備えることを特徴とする合焦式距離測定装置。
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