JPH11230740A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH11230740A
JPH11230740A JP4624098A JP4624098A JPH11230740A JP H11230740 A JPH11230740 A JP H11230740A JP 4624098 A JP4624098 A JP 4624098A JP 4624098 A JP4624098 A JP 4624098A JP H11230740 A JPH11230740 A JP H11230740A
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JP4624098A
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English (en)
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Yuuji Fukuroda
祐司 袋田
Hiroshi Inaba
浩 稲葉
Hiroyuki Matsumoto
博行 松本
Jun Sasagawa
潤 笹川
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光波距離測定装置に於いて、光量調整の応答速
度を飛躍的に向上させ、測定時間の短縮を図ると共に測
定回数の大幅な増加を実現し、信頼性、精度の向上を図
る。 【解決手段】測定光を発する発光手段6と、該発光手段
を駆動する発光駆動手段21,22,23と、前記測定
光の光量を選択する光量選択手段7,20と、前記測定
光を受光する受光手段9と、該受光手段の受光光量を調
整する光量調整手段10,11と、前記受光手段の受光
光量に基づき前記発光手段、前記光量選択手段、前記光
量調整手段の少なくとも1つを制御して最適受光光量と
する制御手段を具備し、光量の調整は、選択モータの出
力の調整、光量選択チョッパの透過量の選択、濃度調整
フィルタの調整により行われ、前記選択モータの出力選
択、光量選択チョッパの選択により、概略が調整され、
受光量調整モータによる濃度フィルタの回転で微調が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は距離測定装置、特に
発光ダイオードを用いた光波距離測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】距離測定装置として発光ダイオードを用
いた光波距離測定装置が普及している。図4に於いて、
光波距離測定装置について説明する。
【0003】該光波距離測定装置は光波距離計本体1と
反射器2から構成されている。
【0004】前記光波距離計本体1について説明する。
【0005】筐体3の鏡筒部に設けられた対物レンズ4
に対峙してプリズム5が配設され、該プリズム5によ
り、前記対物レンズ4に向けて反射された測定光は測距
光となり、受光素子に向けられた測定光は参照光とな
る。前記プリズム5を挟んで一方の側に発光ダイオード
(LD、LED)等の発光素子6が配設され、該発光素
子6からは変調が掛けられた測定光が射出され、射出さ
れた測定光は選択モータ7により回転される選択チョッ
パ8を通して前記プリズム5に照射される。
【0006】前記選択チョッパ8は図5に示される様
に、円板の外縁部を所要角度で円弧状に欠切した測距光
透過部8aと参照光透過部8bとは半径方向と回転方向
の位置が異なり相互にオーバラップしない様に円弧状に
穿設されている。
【0007】前記プリズム5を挟んで他方の側には受光
素子9が配設され、該受光素子9は前記プリズム5で反
射されたレーザ光線を濃度調整フィルタ11を介して受
光する様になっており、該濃度調整フィルタ11は受光
量調整モータ10により回転される。
【0008】前記濃度調整フィルタ11は図6に示さ
れ、測距レーザ光線用の光量調節部11aと参照レーザ
光線用の光量調節部11bが同心状に形成され、該光量
調節部11a、光量調節部11bは円周方向に漸次濃度
が変化し、前記光量調節部11aと光量調節部11bと
では変化の方向が逆になっていると共に一方の濃度最大
に対して他方は濃度が最小となる位置関係である。図6
中では線の密度が濃度の濃さを表している。
【0009】前記発光素子6の発光状態、前記選択モー
タ7の回転、前記受光量調整モータ10の回転は制御器
12によって同期制御され、又前記受光素子9の受光信
号は前記制御器12に入力される様になっている。
【0010】前記発光素子6は変調が掛けられた変調測
定光を射出し、前記選択チョッパ8の回転で測距光14
と参照光15とに時間的分割されると共に光路分割され
る。
【0011】前記測距光14は前記プリズム5で反射さ
れた後前記対物レンズ4を通って前記反射器2に照射さ
れる。該反射器2で反射された測距光14は前記対物レ
ンズ4を通り、前記プリズム5で反射され、前記濃度調
整フィルタ11を透過して前記受光素子9に受光され
る。
【0012】前記参照光15は濃度調整フィルタ13を
通って前記プリズム5の底面で反射され、前記濃度調整
フィルタ11を透過して前記受光素子9により受光され
る。
【0013】前記制御器12は前記受光素子9からの受
光信号により、前記反射器2で反射された前記測距光1
4の反射変調波と前記参照光15の変調レーザ光線との
位相差を検出する。該位相差は前記光波距離計本体1と
前記反射器2との距離に対応することから、前記検出し
た位相差を基に前記光波距離計本体1と前記反射器2と
の距離を算出する様になっている。測定距離の算出は数
秒間で数百回行われ、平均値をとることで精度の向上が
図られている。
【0014】距離測定装置に於いて、前記光波距離計本
体1の前記発光素子6から射出される測定光の出力を一
定とすると、前記測距光14の受光量は測定距離が長い
場合は小さく、測定距離が短い場合は大きくなる。この
受光量の変化は、105程度のオーダである。従って、
広範囲の測定精度、信頼性を向上させる為には、反射器
2からの測距光14と参照光15とを受光した場合に両
者間での受光量の差を少なくする必要がある。
【0015】上記した従来例では、遠距離測定をする場
合には、発光素子6からの発光量を増大させ、近距離測
定を行う場合は、光波距離計本体1の受光手段に入光す
る受光量を減じていた。又、測距光14が反射され更に
光波距離計本体1に入光する迄の光量減衰分については
前記濃度調整フィルタ11により調整している。
【0016】前記濃度調整フィルタ11の光量調節部1
1aには前記測距光14が透過し、前記光量調節部11
bには前記参照光15が透過する様になっており、更に
前述した様に光量調節部11aと光量調節部11bとは
濃度調整フィルタ11の回転により相互で濃度が反比例
する様になっているので濃度調整フィルタ11を回転す
ることで受光素子9に入光する測距光14と参照光15
の受光量を一致させることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来2つの受光レーザ
光線の受光量を減ずる手段として、光量調整板即ち濃度
調整フィルタ11により減衰させる、発光素子6の発光
量を減ずる、或は光量調整板と発光素子6の発光量を減
ずるという2つの手段を併用するという手段を講じてい
た。
【0018】従来の濃度調整フィルタのみを使用した距
離測定装置では、光量一致の点を見いだすのに時間が掛
り、応答速度が遅くなるという問題があり、更に濃度調
整フィルタと射出手段の射出光量の調整を併用したもの
も、調整により射出するレーザ光線の位相特性がずれる
ということがあり、その為、測定距離の誤差が大きくな
る為、数倍程度の光量調整しかできず充分なものではな
く、結局濃度調整フィルタによる光量調整が支配的とな
っており、応答速度も濃度調整フィルタによる調整速度
に依存していた。
【0019】本発明は斯かる実情に鑑み、光量調整の応
答速度を飛躍的に向上させ、測定時間の短縮を図ると共
に測定回数の大幅な増加を実現し、信頼性、精度の向上
を図るものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、測定光を発す
る発光手段と、該発光手段を駆動する発光駆動手段と、
前記測定光の光量を選択する光量選択手段と、前記測定
光を受光する受光手段と、該受光手段の受光光量を調整
する光量調整手段と、前記受光手段の受光光量に基づき
前記発光手段、前記光量選択手段、前記光量調整手段の
少なくとも1つを制御して最適受光光量とする制御手段
を具備した距離測定装置に係り、又前記光量選択手段が
回転式の光量選択チョッパを具備し、該光量選択チョッ
パが透過する測定光を選択する複数の開口部を有し、該
開口部の少なくとも1つは透過光量を減少する距離測定
装置に係り、又前記制御手段が記憶器を有し、前記受光
手段の受光光量と該記憶器に記憶された光量調整データ
とにより、前記発光手段、前記光量選択手段、前記光量
調整手段の少なくとも1つを制御する距離測定装置に係
り、又前記制御手段は記憶手段を有し、該記憶手段は受
光手段の受光量に対応し最適受光光量となる、前記発光
駆動手段による発光量、前記光量選択手段の選択、光量
調整手段の調整の組合わせを記憶する距離測定装置に係
り、更に又最適受光光量とする制御毎のデータを記憶
し、次の制御の目標値とする距離測定装置に係るもので
ある。
【0021】光量の調整は、発光手段の出力調整、光量
選択チョッパの透過量の選択、濃度調整フィルタの調整
により行われる。発光手段の出力調整、光量選択チョッ
パの選択により、概略が調整され、前記受光量調整モー
タによる濃度調整フィルタの回転で微調整が行われる。
受光光量は外要因により受光毎に僅かに変化する為、微
調整は前記濃度調整フィルタにより行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0023】図1は本実施の形態の要部を示す図であ
り、図中、図4中で示したものと同一のものには同符号
を付してある。
【0024】発光素子6は発光素子駆動回路21によっ
て駆動されて発光する。該発光素子駆動回路21には光
量調整バイアス回路22及びクロック回路23が接続さ
れ、更に前記光量調整バイアス回路22は演算器24に
より制御される。前記発光素子駆動回路21、光量調整
バイアス回路22、クロック回路23は発光駆動手段を
構成し、前記発光素子駆動回路21は前記クロック回路
23からの信号に基づき変調信号を形成し、又前記光量
調整バイアス回路22からのバイアス信号により発光素
子6から射出されるレーザ光線の発光量を決定し、前記
発光素子6を駆動する。前記光量調整バイアス回路22
のバイアス信号は前記演算器24により制御される。
【0025】受光手段である受光素子9からの受光信号
は増幅器25を介してA/D変換器26に入力され、該
A/D変換器26及び記憶器27は前記演算器24に接
続される。該演算器24には前記受光素子9からの受光
信号が前記増幅器25により増幅され、増幅されたアナ
ログ信号は前記A/D変換器26によりデジタル信号に
変換されて、前記演算器24に入力される。又、前記演
算器24には記憶器27が接続され、該記憶器27には
各種設定値が設定入力されると共に前記演算器24で演
算された演算結果が記憶され、該演算器24と前記記憶
器27との間でデータの授受が行われる。
【0026】該演算器24は演算結果を基に前記光量調
整バイアス回路22を制御すると共に光量選択手段であ
る光量選択チョッパ20の回転位置を選択モータ7を駆
動制御することで決定し、又光量調整手段である濃度調
整フィルタ11の回転位置を受光量調整モータ10を駆
動制御して決定する。前記発光素子6から射出されるレ
ーザ光線は前記光量選択チョッパ20により測距光1
4、参照光15に分割され、更に分割の過程で光量の選
択も行われる。前記光量選択チョッパ20を図2により
説明する。
【0027】該光量選択チョッパ20は円板の外縁部を
所要角度に亘り円弧状に欠切した測距レーザ光線透過部
20aと該測距レーザ光線透過部20aに対して回転方
向及び半径方向の位置を異ならせ相互にオーバラップし
ない様に穿設した円弧スリット状の参照レーザ光線透過
部20bと、前記測距レーザ光線透過部20aと同一半
径、同一角度を有しメッシュ状、或は小孔を多数穿設し
た減光測距レーザ光線透過部20cとを有する。
【0028】前記測距レーザ光線透過部20aと減光測
距レーザ光線透過部20cは前記発光素子6から発せら
れるレーザ光線を測距光14に分割し、前記参照レーザ
光線透過部20bは参照光15に分割する。又、前記参
照レーザ光線透過部20bは測距レーザ光線透過部20
aに対して狭幅に形成され、測距光14に対して参照光
15の透過する光量を制限している。又、前記減光測距
レーザ光線透過部20cは開口率を適宜な値に設定し、
測定状況により測距レーザ光線透過部20a、減光測距
レーザ光線透過部20cのいずれかを選択することで前
記光波距離計本体1より照射する光量を選択することが
できる。
【0029】該測距光14、参照光15は前記濃度調整
フィルタ11を通して前記受光素子9に受光される。前
記濃度調整フィルタ11については図6で説明した様に
光量調節部11aと光量調節部11bとが同心状に形成
してあり、前記受光量調整モータ10により濃度調整フ
ィルタ11を回転させることで前記受光素子9に到達す
る測距光14、参照光15の光量が調整される。
【0030】以下作動を説明する。
【0031】反射器2により反射された測距光14と前
記参照光15は前記濃度調整フィルタ11を通して前記
受光素子9に交互に入光し、前記受光素子9からは測距
光14と、参照光15の受光信号が前記増幅器25、A
/D変換器26により所要の信号処理がなされて反射光
信号と参照光信号として前記演算器24に入力される。
該演算器24では2つの信号の位相差を演算し、前記光
波距離計本体1と反射器2間の距離を算出する。
【0032】更に、前記演算器24では前記受光素子9
の受光光量が適正かどうかを判断し、受光光量が適正と
なる様にする。受光光量の適正化については、測距光1
4の光量と参照光15の光量を測定し、A/D変換器2
6より出力される反射光信号と参照光信号との信号値を
比較し、偏差が存在する場合は、前記光量調整バイアス
回路22を介して発光素子6の発光光量を増減し、又前
記選択モータ7、前記受光量調整モータ10を制御し、
前記光量選択チョッパ20の測距レーザ光線透過部20
aと減光測距レーザ光線透過部20cのいずれかを選択
し、更に前記濃度調整フィルタ11の回転位置を決定す
る。
【0033】前記記憶器27には予め制御シーケンス、
或は濃度調整フィルタ11の回転量に対する光量の変化
量等の調整データが設定入力されており、測定受光量の
大きさに応じて、又前記偏差の大きさに応じて前記光量
調整バイアス回路22、選択モータ7、受光量調整モー
タ10のいずれを制御するか、或は制御順序が決められ
ている。例えば、偏差値が所定値以上である場合は、先
ず光量調整バイアス回路22が制御され、次に光量選択
チョッパ20の位置が決定され、更に濃度調整フィルタ
11の位置が調整される。又、偏差値が所定値以下の場
合は、前記光量調整バイアス回路22、光量選択チョッ
パ20は制御されず前記濃度調整フィルタ11のみが制
御される等である。
【0034】上述した様に光量の調整は、発光素子6の
発光量の調整、光量選択チョッパ20の透過量の選択、
濃度調整フィルタ11の調整により行われる。ここで前
記発光素子6の発光量を例えば2段階に設定し、更に前
記光量選択チョッパ20による光量選択を2段階と設定
すると、前記選択モータ7の出力選択、光量選択チョッ
パ20の選択により4段階の発光量の調整が可能とな
り、この調整は選択だけでよいので調整時間は著しく短
くなる。而して、前記選択モータ7の出力選択、光量選
択チョッパ20の選択により、概略が調整され、前記受
光量調整モータ10による濃度調整フィルタ11の回転
で微調整が行われる。受光光量は外要因により受光毎に
僅かに変化する為、微調整は前記濃度調整フィルタ11
により行われる。
【0035】更に、前記記憶器27には、前記光量選択
チョッパ20と受光素子9の実際のの受光量、濃度調整
フィルタ11の回転位置と受光素子9の受光量の変化
等、制御毎のデータが記憶される。記憶されたデータは
次の制御の目標値となる。斯かる制御データが蓄積され
ることで光量調整速度、調整精度が漸次向上していく。
【0036】更に、図3を参照して具体的に説明する。
【0037】先ず、発光素子6の最大発光量をPT と
し、受光素子9の最大受光量をPR とする。又、前記光
量調整バイアス回路22により発光素子6の発光量を減
少させる時の発光減少係数をNt とし、更に前記光量選
択チョッパ20による透過光量の選択減少係数をNs と
し、前記濃度調整フィルタ11で受光素子9の受光量が
減じる場合の調整減少係数をNr とそれぞれ定義する。
尚、Nt ≧1、Ns ≧1、Ns ≧Nt である。従って、
発光素子6から射出され、前記光量選択チョッパ20を
透過するレーザ光線の光量Pt は数式1で表され、受光
素子9の受光量Pr は数式2で表される。
【0038】
【数式1】Pt =PT /(Nt ・Ns ) ここでPT /Nt >PT /Ns とする。
【0039】
【数式2】Pr =PR /Nr
【0040】先ず、STEP1で前記発光減少係数Nt
、選択減少係数Ns を共に1に設定する。前記演算器
24は前記光量調整バイアス回路22により最大バイア
スを設定し、前記発光素子駆動回路21を介して発光素
子6を最大出力により発光させる。又、前記調整減少係
数Nr を初期値(適宜決定する)に設定する。
【0041】STEP2で前記受光素子9による受光光
量を測定する。前記受光素子9に到達する最大光量をA
とし、測定可能な最大受光光量をBとし、最適受光光量
をCとすると、前記最大光量A、最大受光光量B、最適
受光光量Cの大小関係は、A>B>Cとなり、更にA=
Ntmax×Nsmax×Cと定義する。前記最大光量A、最大
受光光量B、最適受光光量Cは予め前記記憶器27に設
定入力しておく。
【0042】STEP2での受光量測定の結果を基に光
量が適正であるかどうかの判断をする。即ち、前記受光
量測定結果が最大光量A以下であるか否か、最大受光光
量Bであるか否かが判断される。
【0043】STEP2での判断の結果最大光量A以下
でない場合は前記Nt 、Ns を最大値に設定し、後述す
るSTEP3に進む。
【0044】又、最大光量A以下で且最大受光光量B以
上である場合には現在の受光量より判断し、計算により
最大受光光量B以下で最適受光光量C以上となる様に前
記Nt 、Ns を設定し、STEP3に進む。
【0045】STEP2での判断が最大受光光量B以下
である場合には前記Nt 、Ns の設定を変更することな
くSTEP3に進む。
【0046】STEP3では前記STEP2で定められ
たNt 、Ns を固定とし、前記受光素子9の受光光量が
最適受光光量Cとなる様に前記演算器24により前記受
光量調整モータ10を駆動して前記濃度調整フィルタ1
1を回転させる。
【0047】上述した様に本実施の形態では濃度調整フ
ィルタ11による光量調整だけでなく、発光素子6の出
力調整、更に前記光量選択チョッパ20による光量選択
も行っているので、広範囲に、而も極めて高速に前記受
光素子9の受光光量を最適な状態に制御することができ
る。
【0048】而して、前記制御手段は、発光手段が最大
出力となる様に前記駆動手段及び光量選択手段を動作さ
せた時に、前記受光手段の受光光量が測距可能な最大受
光光量以下、若しくはそれに最も近い光量になる様に前
記駆動手段及び光量選択手段を調整し、更に、制御手段
は、前記受光手段の受光光量が最適受光光量となる様に
前記光量調整手段を調整する。
【0049】又、前記制御手段は、発光手段が最小出力
となる様に前記駆動手段及び光量選択手段を動作させた
時に、前記受光手段の受光光量が測距可能な最小受光光
量以上、若しくはそれに最も近い光量になる様に前記駆
動手段及び光量選択手段を調整し、更に、制御手段は、
前記受光手段の受光光量が最適受光光量となる様に前記
光量調整手段を調整する。
【0050】更に、前記制御手段は、前記受光手段の受
光光量が測距可能な受光光量範囲内から外れた時に、受
光光量が測距可能な受光光量範囲内、若しくは測距可能
な受光光量範囲内に最も近い光量になる様に前記駆動手
段及び光量選択手段を調整し、更に、制御手段は、前記
受光手段の受光光量が最適受光光量となる様に前記光量
調整手段を調整する。
【0051】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、発光手
段の発光光量の調整を発光素子の駆動手段と光量選択手
段との組合わせで行うことにより瞬時に最適な発光光量
に調整することができ、更に、受光手段の光量調整手段
により、最適な受光光量に微調整することができるので
応答手段の極めて高速な光量調整ができ、応答速度の高
速化から、同一時間内での測定回数を増加することがで
き、測定能率が向上するという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を示すブロック図で
ある。
【図2】該実施の形態に使用される光量選択チョッパの
説明図である。
【図3】該実施の形態の作動を示すフローチャートであ
る。
【図4】従来の距離測定装置の要部を示す説明図であ
る。
【図5】該従来例に使用される選択チョッパの説明図で
ある。
【図6】該従来例に使用される濃度調整フィルタの説明
図である。
【符号の説明】
1 光波距離計本体 5 プリズム 6 発光素子 7 選択モータ 9 受光素子 10 受光量調整モータ 11 濃度調整フィルタ 14 測距光 15 参照光 20 光量選択チョッパ 21 発光素子駆動回路 22 光量調整バイアス回路 23 クロック回路 24 演算器 27 記憶器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹川 潤 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を発する発光手段と、該発光手段
    を駆動する発光駆動手段と、前記測定光の光量を選択す
    る光量選択手段と、前記測定光を受光する受光手段と、
    該受光手段の受光光量を調整する光量調整手段と、前記
    受光手段の受光光量に基づき前記発光手段、前記光量選
    択手段、前記光量調整手段の少なくとも1つを制御して
    最適受光光量とする制御手段を具備したことを特徴とす
    る距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光量選択手段が回転式の光量選択チ
    ョッパを具備し、該光量選択チョッパが透過する測定光
    を選択する複数の開口部を有し、該開口部の少なくとも
    1つは透過光量を減少するものである請求項1の距離測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が記憶器を有し、前記受光
    手段の受光光量と該記憶器に記憶された光量調整データ
    とにより、前記発光手段、前記光量選択手段、前記光量
    調整手段の少なくとも1つを制御する請求項1の距離測
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は記憶手段を有し、該記憶
    手段は受光手段の受光量に対応し最適受光光量となる、
    前記発光駆動手段による発光量、前記光量選択手段の選
    択、光量調整手段の調整の組合わせを記憶する請求項1
    の距離測定装置。
  5. 【請求項5】 最適受光光量とする制御毎のデータを記
    憶し、次の制御の目標値とする請求項1の距離測定装
    置。
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