JP5407526B2 - 波長可変レーザ、波長可変レーザ装置、及び波長可変レーザ制御方法 - Google Patents

波長可変レーザ、波長可変レーザ装置、及び波長可変レーザ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、波長可変レーザ、波長可変レーザ装置、及び波長可変レーザ制御方法に関する。
従来、波長可変レーザとして例えば特許文献1には、回折格子がSG(sampled grating)を形成し、利得を持つDFB(distributed-feedback:分布帰還型)領域と、DFB領域とは異なるサンプリング周期を持つ回折格子がSGを形成し、利得を持たないDBR(distribution Bragg reflector:分布ブラッグ反射型)領域と、位相調整領域と、を有する波長可変レーザが記載されている。
特開2004−336002号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているようにDBR領域における回折格子がSGを形成している場合、所望の波長以外の波長で発振してしまうという問題があった。以下図13、及び14を参照して、該問題点について説明する。
図13において点線で示す反射率は、回折格子がSGを形成しているDBR領域における反射率を示す。図13において実線で示す反射率は、回折格子がSGを形成しているDFB領域における反射率を示す。図13に点線で示すようにDBR領域にSGを用いた場合、反射率が最も高い波長から離れるとピークにおける反射率が減少する。
ここで、各ピーク波長での閾値利得(以後Gth0とする)と、その閾値利得に最も近い縦モードの閾値利得(以後Gth1とする)と、の差(Gth1−Gth0)を閾値利得差と呼ぶ。DFB領域の回折格子における反射スペクトルを固定し、DBR領域の回折格子に電流を注入し、DFB領域の反射ピークにDBR領域の反射ピークを合わせたとき(図13においてE、F、G、及びHで示すピーク波長に、それぞれA、B、C、及びDで示すピーク波長を合わせたとき)、の各ピーク波長における閾値利得差を図14に示す。
但し、図14には、中心波長より長波長側の、DFB領域におけるピーク波長(図13においてE、F、G、及びHで示すピーク波長)に、DBR領域のピーク波長(図13においてA、B、C、及びDで示すピーク波長)をそれぞれ合わせた場合のみをプロットしている。なお、中心波長より短波長側における閾値利得差をプロットしても同様の傾向を示す。
閾値利得差が負である場合は、Gth1<Gth0となり、DBR領域におけるピーク波長とDFB領域におけるピーク波長とが重なった波長以外の縦モード波長で発振してしまうこととなる。
そこで、本発明者らは、DBR領域の回折格子が、反射率の波長依存性の小さい位相回折格子(PG:phase grating)を形成している構造とする可能性について検討した。検討の過程において、本発明者らは、DBR領域における回折格子がPGを形成している場合、反射光の位相が大きく変化し、やはり所望の波長で発振できないことを見出した。上記特許文献1等の従来技術にはこの点について言及されておらず、その理由も解明されていない。本発明は、そのような新たな知見に基づいて成されたものである。
すなわち、本発明は、上記課題に鑑み、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能である波長可変レーザ、波長可変レーザ装置、及び波長可変レーザ制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の波長可変レーザは、第1の回折格子が設けられた第1の光導波路を含むDFB部と、第1の光導波路と光学的に結合しており、導波方向に複数の第2の回折格子が設けられた第2の光導波路を含むDBR部と、第1の光導波路及び第2の光導波路と光学的に結合している第3の光導波路を含み、第1の光導波路、第2の光導波路、及び第3の光導波路を導波する光の位相をシフトする位相シフト部と、を備え、各第2の回折格子は、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域と、回折格子位相シフト領域と、を含んで構成され、各第2の回折格子の導波方向の長さは、第1の長さである。
この構成では、DBR部の第2の回折格子がPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより、DBR部の第2の回折格子がSGを形成する場合と比較して、DBR部の反射率の波長依存性が小さく、広い波長帯域において閾値利得条件を一定とすることが可能となる。それに伴って、閾値電流及び各波長における光出力が安定となる。
同時に、DBR部の第2の回折格子がPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより、DBR部の第2の回折格子がSGを形成する場合と比較して、反射スペクトルのピーク波長が一定の帯域に制限されているため、波長可変レーザが発振する光の波長が所望の波長以外の波長となることを防ぐことが可能となる。
更に、光の位相をシフトする位相シフト部を備えるため反射光の位相を調整することが可能となる。それらにより、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。
また、波長可変レーザは、位相シフト部に位相制御用電流を注入する位相制御用電極を更に備えることが好適である。位相シフト部に位相制御用電流を注入することによって、光導波層を導波する光の位相を調整することとなり、DBR部で反射された光の位相が大きくずれることによって所望の波長以外の波長で発振してしまう場合があるという問題を適切に解決することが可能となる。
また、波長可変レーザにおける第1の回折格子は、SGを形成してもよい。この構成によっても、DBR部の第2の回折格子がPGを形成しているため、DBR部の第2の回折格子がSGを形成する場合と比較してDBR部の反射率の波長依存性が小さく、また、反射スペクトルのピーク波長が一定の帯域に制限されているため、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。また、第1の回折格子は、SGを形成することにより各反射ピークにおける位相のずれ(位相シフト量)が少ないので位相制御をより簡単に行うことが可能となる。
また、第1の回折格子の結合係数は、各第2の回折格子の結合係数より大きいことが好適である
また、第1の光導波路は、導波方向に設けられた複数の第1の回折格子を有し、第1の回折格子は、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域と、回折格子位相シフト領域と、を含んで構成される、ことが好適である。
DFB部における第1の回折格子がPGを形成することによって、DFB部における第1の回折格子がSGを形成する場合と比較して、回折格子の結合係数を小さくできるため、回折格子の作成がより容易となる。
また、波長可変レーザは、第1の光導波路の温度を調整することによって波長可変レーザが発振する光の波長を変化させることが好適である。これにより、より簡易に波長可変レーザが発振する光の波長を変化させることが可能となる。
また、波長可変レーザは、第1の光導波路にDFB部波長制御電流を注入するDFB部波長制御電極を更に備えることが好適である。第1の光導波路にDFB部波長制御電流を注入することにより、第1の光導波路における反射スペクトルを調整することで、波長可変レーザが発振する光の波長を変化させることが可能となる。
また、波長可変レーザにおける、複数の第2の回折格子の間に第3の回折格子が配置されており、第3の回折格子は、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域と、回折格子位相シフト領域と、を含んで構成され、第3の回折格子の導波方向の長さは、第1の長さとは異なる第2の長さであることが好適である。第2の光導波路10bに設けられた回折格子が複数の異なった長さを備えるため、当該複数の長さを調整することにより、反射スペクトルにおけるピーク波長の本数を調整することが可能となる。
また、第2の光導波路の導波方向の長さは、第1の光導波路の導波方向の長さより長いことが好適である。これにより、回折格子位相シフト領域の間隔が大きくなっても多くの回折格子位相シフト領域を配置できるため、DBR部の反射率を高めることが可能となる。
上記課題を解決するため、本発明の波長可変レーザ装置は、波長可変レーザと、第1の回折格子が設けられた第1の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDFB部波長制御部と、DBR部に注入するDBR部波長制御電流を調整することにより、第2の回折格子が設けられた第2の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDBR部波長制御部と、波長可変レーザが発振する光の光出力が最大となるように、位相シフト部に注入される位相制御用電流を制御する位相制御用電流制御部と、を備える。
この構成により、波長可変レーザは、光出力が最大となるように光の位相を制御することにより、所望の波長の光を発振するように適切に制御され、光の位相が変化することに伴って所望の波長以外の波長の光が発振してしまう問題をより適切に解決することが可能となる。その為、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の波長可変レーザ制御方法は、波長可変レーザにおける第1の回折格子が設けられた第1の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDFB部波長制御ステップと、第2の回折格子が設けられた第2の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDBR部波長制御ステップと、波長可変レーザが発振する光の光出力が最大となるように、位相シフト部に注入される位相制御用電流を制御する位相制御用電流制御ステップと、を備える。
このように構成された制御方法によって、波長可変レーザは、光出力が最大となるように光の位相が制御されることにより、所望の波長の光を発振するように適切に制御され、光の位相が変化することに伴って所望の波長以外の波長の光が発振してしまう問題をより適切に解決することが可能となる。その為、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。
本発明によれば、所望の波長において安定した光出力の光を得ることが可能な波長可変レーザ、波長可変装置及び波長可変レーザ制御方法を提供することが可能となる。
第1実施形態における波長可変レーザ装置を示す図である。 PGを説明するための図である。 PGを説明するための図である。 回折格子がPGを形成する光導波路における反射スペクトルの例を示す図である。 図1に示す制御部及びモニタ部の機能構成を示す図である。 第1実施形態における波長可変レーザ制御方法の処理の流れを示す図である。 SG−PG波長可変レーザのDFB部及びDBR部の各回折格子の反射スペクトルを示す図である。 SG−PG波長可変レーザの各ピーク波長での閾値利得差を示す図である。 第2実施形態における波長可変レーザ装置を示す図である 図9に示す制御部及びモニタ部の機能構成を示す図である。 第2実施形態に係る波長可変レーザ制御方法の処理の流れを示す図である。 第2実施形態の変形例における波長可変レーザ装置を示す図である。 従来技術の説明をするための図である。 従来技術の説明をするための図である。
<第1実施形態>
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1に、本実施形態における波長可変レーザ装置1aの構成を示す。この図に示すように、本実施形態の波長可変レーザ装置1aは、波長可変レーザ100、波長可変レーザ100の適切な位置に配置された電極等を制御する制御部200、及び、波長可変レーザ100の出力をモニタして該モニタ結果を制御部200へ出力するモニタ部300を含んで構成されている。本実施形態における波長可変レーザ100の発振波長可変範囲は、1.25マイクロメートルから1.75マイクロメートルであり、光通信用波長多重光源として用いることができる。但し、波長可変レーザ100の発振波長をこれに限定する意図はない。
波長可変レーザ100は、DFB(distributed-feedback:分布帰還型)部2、DBR(distributionBragg reflector:分布ブラッグ反射型)部3、及びDFB部2とDBR部3との間に位置する位相シフト部4を備える。波長可変レーザ100は、DFB部2と、DBR部3と、のピーク波長をわずかに変えておくことで、バーニア効果を利用して所望の発振波長を選択する。
利得を生じさせる機能を含むDFB部2は、第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aを含む。本実施形態においては、第1の回折格子31aと、第1の回折格子31aに連続する回折格子を形成していないブランク部35と、からなる単位構造が、周期的に配置されることによりSG(sampled grating)を形成している。
光導波路10は、光閉じ込め層11と、光閉じ込め層13と、光閉じ込め層11及び13に挟まれたコア層12と、を含んで構成されている。
図1においては、第1の回折格子31a、及び第2の回折格子32aは光閉じ込め層13(図1においてコア層12に対して下方)に設けられているように記載されているが、第1の回折格子31a及び第2の回折格子32aは、光閉じ込め層11(すなわち、図1におけるコア層12の上方)に設けられていてもよい。光閉じ込め層11及び光閉じ込め層13は、コア層12(活性層)のバンドギャップエネルギーより大きいバンドギャップエネルギーを持つGaInAsP系又はAlGaInAs系素材を用いることが可能である。
DBR部3は、PG(phase grating)を形成する第2の回折格子32aが設けられた第2の光導波路10bを含む。第2の回折格子32aがPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより第2の光導波路10bの回折格子がSGを形成する場合等と比較して、DBR部3の反射率の波長依存性が小さく、広い波長帯域において閾値利得条件を一定とすることが可能となる。それに伴って、閾値電流及び各波長における光出力が安定となる。
同時に、DBR部3の第2の回折格子32aがPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより反射スペクトルのピーク波長が一定の帯域に制限されているため、波長可変レーザ100が発振する光の波長が所望の波長以外の波長となることを防ぐことが可能となる。
波長可変レーザ100は、更に、DFB部2及びDBR部3の間に形成され、光導波路10を導波する光の位相をシフトさせる位相シフト部4を備える。位相シフト部4に加えて、DFB部2及びDBR部3内に、λ/4位相シフト部分を入れても良い。λ/4位相シフト部分は、分割してDFB部2或いはDBR部3内に複数個入れても良い。これらのλ/4位相シフト部分をあらかじめ形成することにより、DFB部2とDBR部3との間の位相シフト部4での調整量が小さくて済む利点がある。
本実施形態においては、光の位相をシフトする位相シフト部4を備えるため反射光の位相を調整することが可能となる。それにより、位相が大きく変わってしまうために所望の波長以外の波長の光が発振されてしまう課題を適切に解決することが可能となる。
第1の光導波路10a、第2の光導波路10b、及び第3の光導波路10cは光学的に結合している(なお、第1の光導波路10a、第2の光導波路10b、及び第3の光導波路10cの全てを含めて光導波路10と称する)。DFB部2とDBR部3との回折格子の結合係数は、50cm-1〜500cm-1である。DFB部2における第1の回折格子31aの結合係数は、DBR部3における第2の回折格子32aの結合係数より大きいことが好適である。
第2の光導波路10bの光導波方向の長さは、第1の光導波路10aの光導波路方向の長さより長いことが好適である。これにより、DBR部3における反射率を高めることが可能となる。
DFB部2におけるレーザ光L1が出射される面である光出射端面60aと、DBR部3に設けられた、光をモニタする(後述)ための光であるモニタ光L2が出射される面である光出射端面60bと、は誘電体多層膜(61a、及び61b)により低反射コーティングされている(すなわち、低反射膜で覆われている)。
コア層12は、DFB部2に位置している活性層33及び光導波層34(第1のコア層)、DBR部3に位置している第2のコア層12b(第2のコア層)、並びに、位相シフト部4に位置している第3のコア層12cから構成されている。第3のコア層12c、及び第2のコア層12bは、活性層33のバンドギャップエネルギーより大きいバンドギャップエネルギーを持つGaInAsP系或いはAlGaInAs系の素材とすることが好適である。
ここで本実施形態の第2の回折格子32aについて図2及び図3を用いて説明する。第2の回折格子32aはPGを形成している。ここで、「回折格子がPGを形成している」とは、回折格子は、例えば凹部あるいは凸部が所定の周期で設けられ、光導波路10の屈折率が周期的に変化する回折格子形成領域37と、回折格子の周期と異なる長さを有し、当該回折格子の周期と異なる長さ(つまり、回折格子の位相シフト量)に対応して光導波路10を導波する光の位相をシフトさせるための回折格子位相シフト領域36と、から構成されており、且つ、所定の長さ(第1の長さ)を有する当該回折格子が導波方向に複数設けられていることを指す。図2に示すように、回折格子位相シフト領域36と、回折格子形成領域37と、は導波方向に隣接して配置されている。なお、回折格子位相シフト領域36の長さが回折格子の周期と一致する場合、位相シフト量は2πであり、回折格子位相シフト領域36の長さが回折格子の周期の1/2の長さの場合は、位相シフト量はπに相等する。
図2に、「所定の周期」がΛp0、及び「所定の長さ」がΛp1である第2の回折格子32a(第2の回折格子)が設けられている状態を模式的に示す。第2の回折格子32aの繰り返しが始まるまでの距離を開始距離Sとする。なお、後で述べる第1の回折格子31bがPGを形成している場合も同様である。
第2の光導波路10bにおける光閉じ込め層13が、位相シフト部4の第3の光導波路10cにおける光閉じ込め層13と接する位置を示す端部Aからの距離が開始距離Sである位置を示す開始位置Bに光導波路10を導波する光の位相をシフトする回折格子位相シフト領域36が設けられている。
本実施形態においては、該位相シフト量はπとする。但し、位相シフト量は、πに限らず例えばπ/2でもよい。その他どのような値を用いてもよい。位相シフト量がπの場合、位相シフト量の絶対値(|π|)は、波長可変レーザ100を通じて同一であることが好適である。なお、位相シフト量は一周期(すなわち2π)増減されても同様の効果を奏する。
開始位置Bを始点とし端部Aとは反対側に向かって、長さがΛp1である第2の回折格子32aが光導波路10の導波方向に連続して配列されている。第2の回折格子32aは、凹部あるいは凸部が所定の周期Λp0で形成されている回折格子形成領域37と、回折格子の位相をシフトすることにより光導波路10を導波する光の位相をシフトさせるための回折格子位相シフト領域36と、を含んで構成されている。回折格子位相シフト領域36は、所定の位相シフト量πを備えている。ここで、本実施形態においては、回折格子形成領域37は、所定の周期Λp0を有する凹部あるいは凸部を設けることにより、光導波路の屈折率が、当該所定の周期Λp0で周期的に変化することにより回折格子の機能を有している。回折格子形成領域37における回折格子構造として、例えば、不純物分布を光導波路方向に周期的に変化させる等の方法により光導波路の屈折率が所定の周期Λp0で周期的に変化する構造を備えていてもよい。
このように構成することによって、開始位置Bを始点として、回折格子位相シフト領域36が一定の間隔(この例では所定の長さΛp1)で設けられることとなる。
第2の光導波路10bは、第2の回折格子32aと、第2の回折格子32aと異なる長さを備える第3の回折格子32bとを、含んで備えてもよい。図3に、「所定の周期」がΛp0、「所定の長さ」が異なった2種類のΛp1(第1の長さ)及びΛp2(第2の長さ)、並びに、開始距離がSで回折格子が設けられている状態を模式的に示す。ここで、第2の回折格子32aの長さはΛp1(第1の長さ)、第3の回折格子32bの長さはΛp2(第2の長さ)である。端部Aと開始位置Bとの間については図2を用いて説明した部分と同様である。
開始位置Bを始点とし端部Aとは反対側に向かって、長さがΛp1である第2の回折格子32aと、長さがΛp2、である第3の回折格子32bと、が光導波路10の導波方向に交互に連続して配列されている。すなわち、第2の回折格子32aの間に、第3の回折格子32bが配置されている。
このように構成することによって、開始位置Bを始点として、回折格子位相シフト領域36が交互に繰り返す2種類の間隔(この例では所定の長さΛp1及びΛp2)で設けられることとなる。端部Aを基準とした場合には、回折格子位相シフト領域36の間隔は、S1、Λp1、Λp2、Λp1、Λp2…となる。
図3に示す例では、「所定の長さ」は異なった2種類(Λp1及びΛp2)であったが、「所定の長さ」は例えばΛp1(第1の長さ)、Λp2(第2の長さ)、及びΛp3の3種類、或いはΛp1(第1の長さ)、Λp2(第2の長さ)、Λp3、及びΛp4の4種類等何種類でもよい。所定の長さが3種類の場合は、回折格子の配列をその長さで示すと(Λp1、Λp2、Λp3、Λp1、Λp2、Λp3、…)のように配列される。これにより、回折格子位相シフト領域36の間隔は(S、Λp1、Λp2、Λp3、Λp1、Λp2、Λp3、…)のようになる。回折格子位相シフト領域36の異なった間隔が4種類の場合は、回折格子の配列をその長さで示すと(Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、…)のように配列される。これにより、回折格子位相シフト領域36の間隔は(S、Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、…)のようになる。
また、回折格子位相シフト領域36は、少なくとも、上記説明した位置に含まれればよい。それ以外の位置に含まれていてもよい。
図4に、回折格子がPGを形成する導波路における反射スペクトルの例を示す。この図は、一定の周期Λp0を0.2419μm、回折格子の全長Lを500μm、回折格子の結合係数κを60cm−1、及び、開始距離Sを12.396μmと設定した場合の反射スペクトルである。また、回折格子の所定の長さは、整数mとして((Λp0/2)×m)によって求められる値となっている。図4に示した反射スペクトルにおいては、所定の間隔が4個あり、Λp1が33.86μm(m=280)、Λp2が7.135μm(m=59)、Λp3が15.117μm(m=125)、Λp4が15.48μm(m=128)に設定している。
すなわち、図4に示した反射スペクトルは、開始距離S=12.396の後、Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、Λp1、Λp2、Λp3、Λp4、…の順で所定の間隔を繰り返し、Λp1、Λp2、Λp3、及びΛp4の間、及びLの間に、π位相シフトとしての回折格子位相シフト領域36(ここでは長さΛp0/2)を含む。また、この繰り返しにおけるΛp1、Λp2、Λp3、Λp4の値のばらつきは一定の周期Λp0以下となっている。
図1に戻り、本実施形態における光導波層34は、波長を制御する透明導波路を構成する部分である。活性層33は、利得を制御する部分であり、活性層構造を有する。本実施形態においては、活性層33は、第1の回折格子31aが形成された位置に対応したコア層12に位置している。
光導波層34におけるバンドギャップエネルギーは、活性層33におけるバンドギャップエネルギーより大きくなるように構成されている。その為、光導波路10の光吸収を小さくできるため、レーザ閾値を下げることとなり、第1の光導波路10aが発振する光の光出力を大きくすることが可能となる。
DFB部2におけるコンタクト層21の上部であって光導波層34に電流(以下、「DFB部波長制御電流」と称する)を注入する位置に、DFB部波長制御電極45が設けられている。また、DFB部2におけるコンタクト層21の上部であって活性層33に電流(以下、「利得用電流」と称する)を注入する位置に、利得用電極41aが設けられている。
本実施形態の波長可変レーザ100が発振する光は、バーニア効果(第1の光導波路10a、及び第2の光導波路10bにおける反射スペクトルのピーク波長間隔のわずかの差を利用して、微少な波長の変化を拡大する効果)を用いることにより、発振する光の波長を所望の波長に制御することができる。
位相シフト部4の上部には、光導波路10を導波する光の位相を制御する電流である位相制御用電流を位相シフト部4に注入する位相制御用電極42が設けられている。
DBR部3の上部には、第2の光導波路10bの実効屈折率を変化させることで反射スペクトルを調整する電流(以下、「DBR部波長制御電流」と称する)をDBR部3に注入するDBR部波長制御電極43が設けられている。
位相シフト部4の上部には、光導波路10を導波する光の位相を調整する電流(以下、「位相制御用電流」と称する)を第3の光導波路10cに注入する位相制御用電極42が設けられている。
光導波路10の上方には第2クラッド層23が設けられ、更に、第2クラッド層23の上方には、コンタクト層21が設けられている。コンタクト層21は高ドープn型GaInAsを用いることができる。コンタクト層21上に利得用電極41a、位相制御用電極42、DBR部波長制御電極43、及びDFB部波長制御電極45が設けられている。
光導波路10の下方には第1クラッド層22が設けられ、更に、第1クラッド層22の下方には、半導体基板24が設けられている。半導体基板24の下方にはn型電極44が設けられている。n型半導体基板を用いた場合は、第1クラッド層22はn型InPを、第2クラッド層23はp型InPを、それぞれ用いることが可能である。
制御部200は、利得用電極41a、位相制御用電極42、DBR部波長制御電極43、及びDFB部波長制御電極45を用いて波長可変レーザ100が発振する光の光強度及び光の波長を制御する機能を有する。
モニタ部300は、波長可変レーザ100が発振した光の波長及び光出力をモニタし、モニタ結果を制御部200へ出力する機能を有する。
モニタ部300は、光出射端面60bから発振されるモニタ光L2をモニタしてもよい。又は、光出射端面60aから発振されるレーザ光L1から分岐された光をモニタしてもよい。
図5は、制御部200及びモニタ部300の機能構成を示す図である。この図に示すように、制御部200は、DFB部波長制御部101a、DBR部波長制御部102、位相制御用電流制御部103、光出力制御部104、メモリ105、及び判断部106を含んで構成される。
制御部200における、DFB部波長制御部101aは、DFB部波長制御電極45を用いて光導波層34に注入する電流を調整することにより、第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aにおける反射スペクトルの複数のピーク波長を所望の発振波長λ0に制御する機能を有する。
DBR部波長制御部102は、DBR部波長制御電極43を用いてDBR部波長制御電流を調整することで、第2の回折格子32aが設けられた第2の光導波路10bにおける反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長をλ0に制御する機能を備える。
位相制御用電流制御部103は、波長可変レーザ100が発振する光の光出力が最大となるように、位相制御用電流を制御する機能を備える。
本実施形態において、波長可変レーザ装置1aは、位相制御用電流制御部103を備え、波長可変レーザ100が発振する光の光出力が最大となるように光の位相を制御する。このため、DBR部における回折格子がPGを形成していることにより反射光の位相が大きく変化するために所望の波長以外の波長で発振してしまう場合があるという問題を解決することが可能となる。
光出力制御部104は、利得用電極41aを用いて利得用電流を調整することにより、波長可変レーザ100が発振する光の光出力を所望の値に制御する機能を備える。
メモリ105は、DFB部波長制御電流と第1の光導波路10aの反射スペクトルのピーク波長との関係、DBR部波長制御電流と第2の光導波路10bの反射スペクトルのピーク波長との関係、その他、制御部200が制御する各種設定値と、モニタ部300がモニタした結果との関係、及び、それらの関係についての計算結果を初期値として記憶する機能を備える。それら、記憶された値は、次回同じλ0が選択された場合に初期値として用いられる。
モニタ部300は、具体的には、波長可変レーザ100が発振する光の波長をモニタする波長モニタ部201、及び波長可変レーザ100が発振する光の光出力をモニタする光出力モニタ部202を含んで構成されている。
波長モニタ部201は具体的には例えば波長ロッカー等が該当する。また、光出力モニタ部202は具体的には例えばモニタフォトダイオード(Monitor photodiode)等が該当する。
次に、本実施形態における波長可変レーザ100の製造方法について説明する。
図1に本実施形態の波長可変レーザ100の層構造の一例を示しているが、これらの層構造は、GaAs、或いはInPなどの半導体基板上にOMVPE(Organic Metal Vapor Phase Epitaxy:有機金属気相成長)法などの結晶成長法を用いて各層を積層していくことにより形成することができる。また、回折格子の形成は、電子ビーム露光装置を用いてフォトリソグラフィ技術により凹凸パターンを形成することにより行うことができる。DFB部2とDBR部3において層の構造が異なる場合には、何れかの層をエッチングで除去した後、そこに別の層構造を再成長することで形成できる。
<処理の流れについて>
次に図6を用いて本実施形態における処理の流れについて説明する。
光出力制御部104は、利得用電極41aを用いてレーザ発振閾値以上の利得用電流を、DFB部2における活性層33に対して注入する(ステップS501)。
DFB部波長制御部101aは、DFB部波長制御電極45を用いてDFB部2における光導波層34が設けられた部分に注入されるDFB部波長制御電流を調整することにより、第1の回折格子31aにおける反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所望の発振波長λ0に制御する(ステップS502)。この時、初期値として、DFB部波長制御電流と第1の回折格子31aの反射スペクトルのピーク波長との関係をあらかじめ測定あるいは計算しておきメモリ105に保存しておく。
DBR部波長制御部102は、DBR部波長制御電極43を用いてDBR部3に注入するDBR部波長制御電流を調整することにより、第2の回折格子32aが設けられた第2の光導波路10bにおける反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所望の発振波長λ0に制御する(ステップS503)。この時、初期値として、注入するDBR部波長制御電流と第2の光導波路10bにおける反射スペクトルのピーク波長との関係をあらかじめ測定あるいは計算しておきメモリ105に保存しておく。
光出力モニタ部202は、波長可変レーザ100が発振する光の光出力をモニタする(ステップS504)。
位相制御用電流制御部103は、位相制御用電極42を用いて位相制御用電流を調整することにより、光出力モニタ部202がモニタする光出力を最大に制御する(ステップS505)。
光出力制御部104は、利得用電極41aを用いてDFB部2における活性層33が設けられた部分に注入される利得用電流を調整することにより、波長可変レーザ100が発振する光の光出力を所望の値に制御する(ステップS506)。
波長モニタ部201は、波長可変レーザ100が発振する光の波長をモニタする(ステップS507)。
DFB部波長制御部101aは、DFB部波長制御電極45を用いてDFB部2における光導波層34が設けられた部分に注入されるDFB部波長制御電流を再調整することにより、波長モニタ部201がモニタした波長可変レーザ100が発振した光の波長をλ0に制御する(ステップS508)。
DBR部波長制御部102は、DBR部波長制御電極43を用いてDBR部3に注入するDBR部波長制御電流を再調整することにより波長可変レーザ100が発振する光の光出力を最大に制御する(ステップS509)。
位相制御用電流制御部103は、位相制御用電極42を用いて位相シフト部4に注入する位相制御用電流を調整することにより波長可変レーザ100が発振する光の光出力を最大に制御する(ステップS510)。
判断部106は、光出力モニタ部202がモニタした光出力が所望の光出力以上であるか否か判断する(ステップS511)。
光出力モニタ部202がモニタした波長可変レーザ100が発振した光の光出力が所望の光出力以上でない場合(ステップS511において“NO”)は、ステップS506以降の処理を繰り返す。
光出力モニタ部202がモニタした光出力が所望の光出力以上である場合(ステップS511において“YES”)は、波長モニタ部201がモニタした波長可変レーザ100が発振した光の波長における波長精度が所望の精度以上であるか否かを判断する(ステップS512)。
波長精度が所望の精度以上ではないと判断した場合(ステップS512において“NO”)は、ステップS506以降の処理を繰り返す。
波長精度が所望の精度以上であると判断した場合(ステップS512において“YES”)は、処理を終了する。
なお、便宜のため図には示していないが、所望の発振波長λ0が変更された場合には、上記ステップ502以降の処理を実行する。
<作用及び効果について>
次に本実施形態における作用及び効果について説明する。
本実施形態における波長可変レーザ100は、DBR部3の第2の回折格子32aがPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより、DBR部3の第2の回折格子32aがSGを形成する場合と比較して、DBR部3の反射率の波長依存性が小さく、広い波長帯域において閾値利得条件を一定とすることが可能となる。それに伴って、閾値電流及び各波長における光出力が安定となる。
また、DBR部3の第2の回折格子32aがPGを形成しているため、光の干渉効果を利用することにより、反射スペクトルのピーク波長が一定の帯域に制限されており、波長可変レーザが発振する光の波長が所望の波長以外の波長となることを防ぐことが可能となる。
更に、光の位相をシフトする位相シフト部4を備えるため反射光の位相を調整することが可能となり、位相シフト部4の反射スペクトルの位相が大きく変化してしまう課題を適切に解決できる。それらにより、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。
ここで、図7及び8を用いて、本実施形態における位相シフト部4の作用及び効果について説明する。
図7において点線で示す反射率は、PGを形成している回折格子が設けられたDBR部3における反射率を示す。図7において実線で示す反射率は、SGを形成している第1の回折格子31aが設けられたDFB部2における反射率を示す。図7に点線で示すようにDBR部3における回折格子がPGを形成している場合、SGを形成している場合と比較して波長依存性が少ない。
ここで、各ピーク波長での閾値利得(以後Gth0とする)と、その閾値利得に最も近い縦モードの閾値利得(以後Gth1とする)と、の差(Gth1−Gth0)を閾値利得差と呼ぶ。SGを形成する第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aの反射スペクトルを固定し、PGを形成する回折格子が設けられた第2の光導波路10bに注入するDBR部波長制御電流を変化させることによって、DFB部2の反射ピークにDBR部3の反射ピークを合わせたとき(図7においてE、F、G、及びHで示すピーク波長に、それぞれA、B、C、及びDで示すピーク波長を合わせたとき)、の各ピーク波長における閾値利得差を図8に示す。
図8において、白三角を用いたプロットが位相シフト部4による位相調整を行わない場合の閾値利得差を、白丸を用いたプロットが位相シフト部4による位相調整を行った場合の閾値利得差を、それぞれ示す。但し、位相調整はDFB部2(SG)における反射ピーク波長について、DBR部3(PG)における反射ピーク波長を合わせた状態で位相シフト部4に位相制御用電流を注入することにより位相調整を行っている。
また、図8には、中心波長より長波長側の、DFB部2におけるピーク波長(図7においてE、F、G、及びHで示すピーク波長)に、DBR部3のピーク波長(図7においてA、B、C、及びDで示すピーク波長)をそれぞれ合わせた場合のみをプロットしている。なお、中心波長より短波長側における閾値利得差をプロットしても同様の傾向を示す。
閾値利得差が負である場合は、Gth1<Gth0となり、DBR部3におけるピーク波長とDFB部2におけるピーク波長とが重なった波長以外の縦モード波長で発振してしまうこととなる。
図8に示すように位相調整を行わない場合には、閾値利得差が負となる場合があり、DFB部2(SG)の第1の光導波路10aにおける反射スペクトルのピーク波長と、DBR部3(PG)の第2の光導波路10bにおける反射スペクトルのピーク波長と、が重なった波長以外の縦モード波長で発振することが分かる。
それに対して位相調整を行った場合は、閾値利得差が全て正となり、上記問題が解消していることが分かる。更に、位相調整を行うことにより、位相調整を行わない場合と比較してより(正の値で)大きな位相利得差を得られるため、発振波長が安定であり、且つ、大きなサイドモード抑圧比が得られる。
また、波長可変レーザ100は、位相シフト部4に位相制御用電流を注入する位相制御用電極42を更に備えるため、位相シフト部4に位相制御用電流を注入することによって、光導波路10を導波する光の位相を調整することとなり、DBR部3で反射された光の位相が大きくずれることによって所望の波長以外の波長で発振してしまう場合があるという問題を適切に解決することが可能となる。
また、波長可変レーザ100における第1の回折格子31aは、SGを形成してもよい。この構成によっても、DBR部3の第2の回折格子がPGを形成しているため、DBR部3の反射率の波長依存性が小さく、また、反射スペクトルのピーク波長が一定の帯域に制限されているため、所望の波長において安定した光出力のレーザ光を得ることが可能となる。また、第1の回折格子31aは、SGを形成することにより各反射ピークにおける位相のずれ(位相シフト量)が少ないので位相制御をより簡単に行うことが可能となる。
また、第1の回折格子31aの結合係数は、第2の回折格子32aの結合係数より大きい
また、波長可変レーザ100は、第1の光導波路10aにDFB部波長制御電流を注入するDFB部波長制御電極45を備えている。第1の光導波路10aにDFB部波長制御電流を注入することにより、第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aにおける反射スペクトルをより適切に調整することが可能となる。
波長可変レーザ100は、長さがΛp1の複数の第2の回折格子32aの間に、長さがΛp2の第3の回折格子32bが配置されておいる。すなわち、第2の光導波路10bに設けられた回折格子の長さは複数種類となっている。その為、当該複数の長さを調整することにより、反射スペクトルにおけるピーク波長の本数を調整することが可能となる。
また、第2の光導波路10bの導波方向の長さは、第1の光導波路10aの導波方向の長さより長いため、DBR部3の反射率を高めることが可能となる。
<第2実施形態>
次に、図9〜11を用いて第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態においては、DFB部2における第1の光導波路10aの反射スペクトルを変化させるために、DFB部波長制御電流を用いたが、波長可変レーザの温度を変化させることによって反射スペクトルを変化させてもよい。次に、この実施形態について説明する。
図9に示すように本実施形態の可変レーザ装置1bは、波長可変レーザ100、制御部200、モニタ部300、及び温度調整部400を含んで構成されている。
本実施形態のDFB部2の第1の光導波路10aは、単一の組成から構成されている第1のコア層12aを含んで構成されている。DFB部2におけるコンタクト層21の上部には、利得を生じさせる利得用電流を第1の光導波路10aに対して注入する利得用電極41bが設けられている。
DFB部2における利得を生じさせる第1の光導波路10aは、例えば、GaInAsP系、又はAlGaInAs系の多重量子井戸構造を有することが可能である。
波長可変レーザ100の下方には、DFB部2の第1の光導波路10aの温度を調整するための温度調整部400が設けられている。温度調整部400の例としてペルチェ素子を用いることができる。あるいは、ペルチェ素子と併用して、波長可変レーザ100のDFB部2の上面に、あらかじめ線状の金属薄膜パターンを形成しておき、その金属薄膜に電流を流すことにより発生するジュール熱でDFB部2の第1の光導波路10aの温度調整をしても良い。温度調整部400は、少なくとも第1の光導波路10aの温度を調整できればよい。波長可変レーザ100のその他の部分の温度も同時に変更してもよい。
図10に制御部200及びモニタ部300の機能構成を示す。この図で示したように、制御部200は、DFB部波長制御部101b、DBR部波長制御部102、位相制御用電流制御部103、光出力制御部104、メモリ105、及び判断部106を含んで構成されている。
DFB部波長制御部101bは、温度調整部400を用いてDFB部2における第1の光導波路10aの温度を調整することにより、第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aにおける反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所望の発振波長λ0に制御する機能を有する。
本実施形態における、その他の機能については上記第1実施形態で説明した機能と同様である。
<処理の流れについて>
次に、図11を用いて本実施形態における波長可変レーザ100を制御する処理の流れを説明する。
光出力制御部104は、利得用電極41bを用いてレーザ発振閾値以上の利得用電流をDFB部2における第1の光導波路10aに対して注入する(ステップS601)。
DFB部波長制御部101bは、温度調整部400を用いてDFB部2における第1の光導波路10aの温度を調整することにより、第1の回折格子31aが設けられた第1の光導波路10aにおける反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所望の発振波長λ0に制御する(ステップS602)。この時、初期値として、第1の光導波路10aの温度と第1の回折格子31aの反射スペクトルのピーク波長との関係をあらかじめ測定あるいは計算しておきメモリ105に保存しておく。
ステップS603〜ステップS605の処理は、第1実施形態におけるステップS503〜ステップS505の処理と同様であるためここでは説明を省略する。
光出力制御部104は、利得用電極41bを用いてDFB部2における第1の光導波路10aに注入される利得用電流を調整することにより、波長可変レーザ100が発振する光の光出力を所望の値に制御する(ステップS606)。
ステップS607の処理は、上記実施形態におけるステップS507の処理と同様であるためここでは説明を省略する。
DFB部波長制御部101bは、温度調整部400を用いてDFB部2における第1の光導波路10aの温度を再調整することにより、波長モニタ部201がモニタした波長可変レーザ100が発振した光の波長を発振波長λ0に制御する(ステップS608)。
ステップS609以降の処理については上記第1の実施形態と同様である。
<変形例>
次に図12を用いて本実施形態の変形例を説明する。図12と図9との差異は、DFB部2の第1の光導波路10aに設けられた回折格子は、図9においてはSGを形成しており、図12においてはPGを形成している点である。
本変形例では、波長可変レーザ100は、PGを形成する第1の回折格子31bが設けられた第1の光導波路10aにおける反射スペクトルのピーク波長と、PGを形成する回折格子が設けられた第2の光導波路10bにおける反射スペクトルのピーク波長と、のバーニア効果を利用して所望の波長の光を発振している。なお、バーニア効果を利用するため、DFB部2におけるPGと、DBR部3におけるPGと、は異なる。すなわち、第1の光導波路10aにおける反射スペクトルのピーク波長の波長間隔と、第2の光導波路10bにおける反射スペクトルのピーク波長の波長間隔と、は異なっている。
本変形例のような構成とすることで、DFB部2の第1の回折格子31bの結合係数は、DFB部2の回折格子がSGを形成している場合と比較して小さくできるため、回折格子の作成が容易となるという効果を得ることができる。
<作用及び効果について>
次に本実施形態における作用及び効果について説明する。本実施形態の波長可変レーザ100における第1の光導波路10aは、導波方向に設けられた複数の第1の回折格子31bを有し、第1の回折格子31bは、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域37と、回折格子の位相をシフトすることにより光導波路10を導波する光の位相をシフトさせるための回折格子位相シフト領域36と、を含んで構成されている。すなわち、DFB部2における第1の回折格子31bはPGを形成している。その為、DFB部2における第1の回折格子がSGを形成する場合と比較して、回折格子の結合係数を小さくできるため、回折格子の作成がより容易となる。
本実施形態における波長可変レーザ100は、第1の光導波路10aの温度を調整することによって波長可変レーザ100が発振する光の波長を変化させているため、より簡易に波長可変レーザ100が発振する光の波長を変化させることが可能となる。
1a、1b…波長可変レーザ装置、2…DFB部、3…DBR部、4…位相シフト部、10…光導波路、10a…第1の光導波路、10b…第2の光導波路、10c…第3の光導波路、11、13…光閉じ込め層、12a…第1のコア層、12b…第2のコア層、12c…第3のコア層、21…コンタクト層、22…第1クラッド層、23…第2クラッド層、24…半導体基板、31a、31b…第1の回折格子、32a…第2の回折格子、32b…第3の回折格子、33…活性層、34…光導波層、35…ブランク部、36…回折格子位相シフト領域、37…回折格子形成領域、41a、41b…利得用電極、42…位相制御用電極、43…DBR部波長制御電極、44…n型電極、45…DFB部波長制御電極、60a、60b…光出射端面、61a、61b…誘電体多層膜、100…波長可変レーザ、101a、101b…DFB部波長制御部、102…DBR部波長制御部、103…位相制御用電流制御部、104…光出力制御部、105…メモリ、106…判断部、200…制御部、201…波長モニタ部、202…光出力モニタ部、300…モニタ部、400…温度調整部、L1…レーザ光、L2…モニタ光、A…端部、B…開始位置、L…回折格子の全長、Λp1…所定の長さ(第1の長さ)、Λp2…所定の長さ(第2の長さ)。

Claims (6)

  1. 第1の回折格子が設けられた第1の光導波路を含むDFB部と、
    前記第1の光導波路と光学的に結合しており、導波方向に複数の第2の回折格子が設けられた第2の光導波路を含むDBR部と、
    前記第1の光導波路及び前記第2の光導波路と光学的に結合している第3の光導波路を含み、前記第1の光導波路、前記第2の光導波路、及び前記第3の光導波路を導波する光の位相をシフトする位相シフト部と、
    前記位相シフト部に位相制御用電流を注入する位相制御用電極と、を備え、
    各前記第2の回折格子は、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域と、回折格子位相シフト領域と、を含んで構成され、
    各前記第2の回折格子の導波方向の長さは、第1の長さであり、
    前記第1の回折格子は、SGを形成し、
    前記複数の第2の回折格子の間に第3の回折格子が配置されており、
    前記第3の回折格子は、屈折率が所定の周期で変化している回折格子形成領域と、回折格子位相シフト領域と、を含んで構成され、
    前記第3の回折格子の導波方向の長さは、前記第1の長さとは異なる第2の長さである波長可変レーザ。
  2. 前記第1の光導波路の温度を調整することによって前記波長可変レーザが発振する光の波長を変化させる請求項に記載の波長可変レーザ。
  3. 前記第1の光導波路にDFB部波長制御電流を注入するDFB部波長制御電極を更に備える請求項1又は2に記載の波長可変レーザ。
  4. 前記第2の光導波路の導波方向の長さは、前記第1の光導波路の導波方向の長さより長い請求項1〜の何れか1項に記載の波長可変レーザ。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載の波長可変レーザと、
    前記第1の回折格子が設けられた第1の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDFB部波長制御部と、
    前記DBR部に注入するDBR部波長制御電流を調整することにより、前記第2の回折格子が設けられた第2の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を前記所定値に制御するDBR部波長制御部と、
    前記波長可変レーザが発振する光の光出力が最大となるように、前記位相シフト部に注入される位相制御用電流を制御する位相制御用電流制御部と、
    を備える波長可変レーザ装置。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載された波長可変レーザにおける第1の回折格子が設けられた第1の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を所定値に制御するDFB部波長制御ステップと、
    前記DBR部に注入するDBR部波長制御電流を調整することにより、前記第2の回折格子が設けられた第2の光導波路における反射スペクトルの複数のピーク波長の中の一つのピーク波長を前記所定値に制御するDBR部波長制御ステップと、
    前記波長可変レーザが発振する光の光出力が最大となるように、前記位相シフト部に注入される位相制御用電流を制御する位相制御用電流制御ステップと、
    を備える波長可変レーザ制御方法。
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