JP2003304030A - 波長可変レーザ装置 - Google Patents

波長可変レーザ装置

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JP2003304030A
JP2003304030A JP2002106716A JP2002106716A JP2003304030A JP 2003304030 A JP2003304030 A JP 2003304030A JP 2002106716 A JP2002106716 A JP 2002106716A JP 2002106716 A JP2002106716 A JP 2002106716A JP 2003304030 A JP2003304030 A JP 2003304030A
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optical
wavelength
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dfb laser
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JP2002106716A
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Tomokazu Mukohara
智一 向原
Shuichi Tamura
修一 田村
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御によって発振波長が制御されるDF
Bレーザ発振器を備えた波長可変レーザ装置であって、
発振波長を変化させた時の光出力の変動を抑制可能な波
長可変レーザ装置を提供する。 【解決手段】 波長可変レーザ装置は、温度制御によっ
て発振波長が制御されるDFBレーザ発振器を備える。
光出力モニタをDFBレーザ発振器の光照射端側に配置
することにより、発振波長を変化させた時の光出力の変
動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長可変レーザ装
置に関し、特に、温度制御によって発振波長が制御され
る分布帰還型半導体レーザ発振器(以下、DFBレーザ
発振器と呼ぶ)を備えた波長可変レーザ装置であって、
発振波長を変化させたときの光出力の変動を抑制可能な
波長可変レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】WDMシステムの急速な発展により、W
DMシステムで多重化される波長数は200ch以上に
も及んでいて、波長数に見合った数のレーザが信号光源
として必要とされている。WDMシステムの安定した運
営のためには、万が一の信号光源の停止を考慮して、発
振波長が同じスペア(Spare、予備)のレーザをそれぞ
れ保持する必要がある。つまり、少なくとも波長数と同
じ数のスペア・レーザが必要になる。これでは、WDM
システムの設備及び運営コストが増大する。
【0003】そこで、1つのレーザ素子で異なる波長の
レーザ光を出力できる波長可変レーザ、なかでも波長可
変型DFBレーザ発振器が注目されている。つまり、波
長可変型DFBレーザ発振器を信号光源のスペアとして
用意することにより、WDMシステムのレーザのスペア
在庫量の低減と、システムの運営費の低コスト化とを実
現することができる。
【0004】従来、WDMシステム等の長距離伝送シス
テムに応用された波長可変レーザ装置は、主として、D
FBレーザ発振器を温度制御によって発振波長が制御さ
れるように組み込んだ装置である。従来の波長可変レー
ザ装置の構成の一例を図4を参照して説明する。波長可
変レーザ装置30は、波長可変レーザ31と、波長可変
レーザ31の後端側に配置された光モニタ34と、波長
可変レーザ31の光照射端側に配置されたコレクタレン
ズ35、及び集光レンズ36を備え、光ファイバ37を
介してレーザ光を伝送する。
【0005】波長可変レーザ31は、図5に示すよう
に、DFBレーザ発振器32と、DFBレーザ発振器3
2の基板側に設けられた温度−電気制御装置(Thermo-E
lectric Cooler:以下、TECと呼ぶ)33とを備え、
TEC33によってDFBレーザ発振器32の動作温度
を変化させ、DFBレーザ発振器32の内の屈折率を変
化させることにより、波長を可変にする。図5中、39
は活性層である。活性層39は、基板と回折格子との間
にあってもよく、また図5に示すように、回折格子39
の上にあってもよい。DFBレーザ発振器32は、25
℃に保持されているとき、発振波長が1550nmにな
るように回折格子の周期が決定されおり、TEC33の
温度を0℃から40℃に変化させると、発振波長は3.
2nm変化する。
【0006】光モニタ34は、光出力をモニタする機能
と、光波長をモニタする機能とを備えている。即ち、光
モニタ34はDFBレーザ発振器32の後端から出射さ
れた出力光を検出し、検出した光出力を電流信号に変換
し、この電流値が所定値になるようにDFBレーザ発振
器32の光出力をフィードバック制御する。また、出力
光の光波長をモニタリングし、出力光が所定の光波長に
なるようにTEC33の温度をフィードバック制御す
る。DFBレーザ発振器32の光照射端から出射された
所定の光波長と所定の光出力とに制御された出力光は、
コレクタレンズ35及び集光レンズ36により光ファイ
バ37の入射面に集光され、光ファイバ37を経由して
伝送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の波長可変レーザ装置は、DFBレーザ発振器の後端側
に光モニタを備え、光モニタの信号を受けた電流制御部
がDFBレーザ発振器から出射される光出力が一定にな
るように制御する。しかし、本発明者は、上述のような
従来の波長可変レーザ装置で、温度を制御して発振波長
を変化させたときに、光照射端から実際に出射される出
力光が一定しないという事実を発見し、以下の実験によ
り確認を行った。
【0008】従来の波長可変レーザ装置30を用い、0
℃、25℃、40℃の各動作温度において、DFBレー
ザ発振器32への注入電流を変化させ、光モニタの電流
値Imと光照射端から出射される出力光の光出力Pfと
の関係を調べた。光出力Pfは、光ファイバ37に代え
て光検出器を設置して計測した。図6(b)のグラフに
この結果を示す。同図中で、(i)は動作温度0℃、
(ii)は動作温度25℃、(iii)は動作温度40℃にお
けるデータを示す。
【0009】同図に示すように、光モニタの電流値Im
と光照射端から出射される出力光の光出力Pfとの関係
は、各動作温度下で異なる。即ち、温度が上昇するに伴
って光モニタの電流値Imに対する光出力Pfは低下す
る。このため、光モニタの電流値Im一定で波長可変レ
ーザ装置を駆動する場合、温度を制御して発振波長を変
化させた時に、光出力が変動するという問題があった。
【0010】また、DFBレーザ発振器32の状態によ
っては、図7に示すように、ImとPfとの関係が線形
にならない場合があった。この場合、前述のように温度
を制御して発振波長を変化させた時に、光出力の変動が
更に大きくなる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、温度制御によって発振波長が
制御されるDFBレーザ発振器を備えた波長可変レーザ
装置であって、発振波長を変化させた時の光出力の変動
を抑制可能な波長可変レーザ装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明者は、温度制御によって発振波長が制御され
るDFBレーザ発振器を備えた波長可変レーザ装置にお
いては、DFBレーザ発振器の光照射端から出射する出
力光とDFBレーザ発振器の後端から出射する出力光と
が温度変化に対して一定の関係になっていないことに想
到し、本発明を完成するに到った。
【0013】即ち、本発明に係る波長可変レーザ装置
は、温度制御によって発振波長が制御されるDFBレー
ザ発振器と、前記DFBレーザ発振器の光出力を検出す
る光出力モニタと、前記光出力モニタの出力に基づいて
前記DFBレーザ発振器の注入電流を制御する電流制御
部と、前記DFBレーザ発振器の発振波長を検出する光
波長モニタと、前記光波長モニタの出力に基づいて前記
DFBレーザ発振器の温度を制御する温度制御部とを備
える波長可変レーザ装置において、前記光出力モニタ
は、前記DFBレーザ発振器の光照射端から出射された
出力光の一部を検出する第1光検出器を備えることを特
徴とする。
【0014】本発明に係る波長可変レーザ装置では、第
1光検出器がDFBレーザ発振器の光照射端側に配置さ
れるため、光出力モニタで検出したDFBレーザ発振器
の光出力(電流値)と、実際のDFBレーザ発振器の光
出力とが動作温度に依存しない線形な関係となる。つま
り、温度制御によってDFBレーザ発振器の発振波長を
変化させ、光出力モニタで検出したDFBレーザ発振器
の光出力(電流値)が所定値になるようにDFBレーザ
発振器の光出力を制御することによって、DFBレーザ
発振器を所定の光出力で発振させることができる。
【0015】前記光出力モニタは、前記DFBレーザ発
振器の出力光を所定の比率で分岐する第1光分岐器を備
えることが出来る。第1光分岐器としては例えばビーム
スプリッタが採用される。
【0016】上記に代えて、光出力モニタが前記DFB
レーザ発振器と同一基板上に集積される前記第1光検出
器を備えることもできる。この場合、波長可変レーザ装
置をコンパクトにすることが可能である。
【0017】本発明の好適な実施態様では、前記光波長
モニタは、前記DFBレーザ発振器の後端から出射され
た出力光の内の所定波長の出力光を透過するフィルタ
と、該フィルタを透過した所定波長の出力光を検出する
第2光検出器とを備える。
【0018】上記に代えて、前記光波長モニタは、前記
DFBレーザ発振器の光照射端側に、前記DFBレーザ
発振器の出力光を所定の比率で分岐する第2光分岐器
と、前記第2光分岐器により分岐された出力光の内の所
定波長の出力光を透過するフィルタと、該フィルタを透
過した所定波長の出力光を検出する第2光検出器とを備
えることもできる。
【0019】本発明の好適な実施態様では、前記DFB
レーザ発振器の光照射端側に隣接して、光増幅器又は光
変調器を更に備える。光増幅器を備えることにより大き
な光出力の出力光を供給することが可能となる。特に、
第1光検出器又は分岐器による出力光の損失を補うこと
が可能である。また、光変調器を備えることにより、波
長可変レーザ装置の内部での変調が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明を具体的かつ詳細に説明する。実施形態例1 図1は、本発明の一実施形態例に係る波長可変レーザ装
置の構成を示す模式的平面図である。波長可変レーザ装
置10は、レーザ部11と、光出力モニタ部18と、電
流制御部19と、光波長モニタ部13と、温度制御部2
2とを有する。レーザ部11と光出力モニタ部12とは
同一基板上に形成され、光波長モニタ部13と共にパッ
ケージ24を構成する。
【0021】レーザ部11は、DFBレーザ発振器16
と、DFBレーザ発振器16の光照射端側に光導波路を
介し、DFBレーザ発振器16と共通の半導体基板14
上に形成された光増幅器(SOA:Semiconductor Opti
cal Amplifier)17とから構成される。光出力モニタ
部18は、光増幅器17の出射端側に光導波路を介して
接続され、DFBレーザ発振器16及び光増幅器17と
共通の半導体基板14上に形成された第1光検出器(T
apPD)からなる。光波長モニタ部13は、DFBレ
ーザ発振器16の後端側に配置されており、エタロン
(Etalon)20及び第2光検出器21から構成される。
【0022】DFBレーザ発振器16は、温度制御部1
9及び半導体基板14の下側に設けられたTEC15に
より温度制御されており、25℃に保持されていると
き、発振波長が1550nmになるように回折格子の周
期が決定されている。TEC15の温度を10℃から4
0℃に変化させると、DFBレーザ発振器16の発振波
長は3.2nm変化する。例えば10℃のときに155
0nmであったものが、40℃のときに1553.2n
mになる。光増幅器17は、DFBレーザ発振器16の
光照射端から光導波路を介して送られてきた出力光を所
定の利得で増幅する。
【0023】光出力モニタ部18は、光導波路を介して
光増幅器17から送られてきた出力光の一部を電流値に
変換し、出力光の光強度情報として、電流制御部19に
送る。電流制御部19では、光ファイバ23端の光出力
が25mWとなるように、DFBレーザ発振器16に対
するレーザ注入電流を制御する。光出力モニタ部18を
透過した出力光は、レンズ等(図示せず)を介して光フ
ァイバ23の入射面に結合され、光ファイバ23を経由
して伝送される。
【0024】エタロン20は、DFBレーザ発振器16
の後端面に配置され、DFBレーザ発振器16の後端か
ら出射された出力光の内の所定波長の出力光を透過す
る。エタロン20を透過した所定波長の出力光は第2光
検出器(フォトダイオード)21で検出され、第2光検
出器21は所定波長の出力光の光強度情報を温度制御器
22に送る。温度制御器22は、第2光検出器21の光
強度情報を監視し、TEC15の温度を調整することに
より、DFBレーザ発振器16の発振波長を所定の波長
に制御する。エタロン20は、一種の波長フィルタであ
って、例えば50GHz周期等の波長周期特性を有し、
所望の波長を選択することができる。
【0025】本実施形態例の波長可変レーザ装置10を
試作し、光出力モニタ19の電流値Imと光ファイバ2
3端での光出力値Pfとの関係を、光ファイバ23に代
えて光検出器を設置して計測した。結果、図6(a)に
示すように、電流値Imと光出力値Pfとは動作温度に
依存しない線形な関係となった。従って、波長可変レー
ザ装置10の光出力は動作温度、つまりは発振波長によ
って変化しない。
【0026】一方、従来の波長可変レーザ装置30で
は、図6(b)に示したように、光モニタの電流値Im
を100μAで一定になるようにDFBレーザ発振器3
2の光出力を制御したと仮定すると、DFBレーザ発振
器32の光照射端から出射される出力光の光出力は、動
作温度0℃のときに21mW、動作温度25℃のときに
20mW、動作温度40℃のときに19mWとなり、変
動が極めて大きい。
【0027】今後、WDMシステムの信号光源として、
例えば40mWや更には100mWなどの、より高い光
出力での作動が必要とされるが、同図より、光モニタの
電流値をより高い側に設定すると、動作温度間の光出力
の変動は更に顕著になる。光出力の変動は、WDMシス
テムにおいて、変調特性、光ファイバ増幅の不均一性な
どの性能に影響を与えるため、安定した光出力で発振で
きる波長可変レーザ装置が求められる。
【0028】本実施形態例の波長可変レーザ装置10で
は、光出力モニタ部18を光増幅器17の出射端側に配
置したことにより、発振波長に依存する動作温度による
光出力の変動を抑制可能である。
【0029】従来の波長可変レーザ装置30で、図7の
ように、光モニタの電流値と光照射端から出射される出
力光の光出力の関係が線形でない原因は、DFBレーザ
発振器の光照射端面及び後端面における内部光の位相の
状態が、DFBレーザ発振器への注入電流により変化
し、内部光密度が変化するためと考えられる。
【0030】なお、上記本実施形態例の波長可変レーザ
装置10は、光増幅器17に代えて光変調器を配置して
もよい。光変調器を備えることにより、波長可変レーザ
装置内部での変調が可能となる。
【0031】実施形態例2 図2は、本実施形態例に係る波長可変レーザ装置の構成
を示す模式的平面図である。波長可変レーザ装置25
は、レーザ部11と、光出力モニタ部12と、電流制御
部19と、光波長モニタ部13と、温度制御部22とを
有する。レーザ部11、光出力モニタ部12、及び光波
長モニタ部13はパッケージ28を構成する。
【0032】光出力モニタ部12は、光分岐器26及び
第1光検出器27から構成される。光分岐器26は、光
増幅器17の出射端から出射された出力光の一部(10
%)を分岐し第1光検出器27に送り、残り(90%)
を光ファイバ(図示なし)に送る。第1光検出器27は
分岐器26から送られてきた出力光を電流値に変換し、
これを出力光の光強度情報として電流制御部19に送
る。電流制御部19は、この光強度情報に基づいて、光
ファイバ(図示なし)端の光出力が25mWとなるよう
にDFBレーザ発振器16に対するレーザ注入電流を制
御する。
【0033】本実施形態例の波長可変レーザ装置25を
試作し、第2光検出器27の電流値と光ファイバ(図示
なし)端での光出力値との関係を調べたところ、実施形
態例1と同様の結果となった。
【0034】実施形態例3 図3は、本実施形態例に係る波長可変レーザ装置の構成
を示す模式的平面図である。波長可変レーザ装置40
は、レーザ部11と、光出力モニタ部12と、電流制御
部19と、光波長モニタ部13と、温度制御部22とを
有する。レーザ部11、光出力モニタ部12、及び光波
長モニタ部13はパッケージ42を構成する。光出力モ
ニタ部12は、第1光分岐器26及び第1光検出器27
から構成される。光波長モニタ部13は、レーザ部11
の出射端側に配置され、第2光分岐器41、エタロン
(Etalon)20、及び第2光検出器21から構成され
る。
【0035】光出力モニタ部12では、第2光分岐器4
1は、光増幅器17の出射端から出射された出力光の一
部(10%)を分岐し、エタロン20に送り、残り(9
0%)を通過させ第1光分岐器26に送る。エタロン2
0は、第2光分岐器41で分岐された出力光の内の所定
波長の出力光を透過する。エタロン20を透過した所定
波長の出力光は第2光検出器(フォトダイオード)21
で検出され、第2光検出器21は所定波長の出力光の光
強度情報を温度制御器22に送る。温度制御器22は、
第2光検出器21の光強度情報を監視し、TEC15の
温度を調整することにより、DFBレーザ発振器16の
発振波長を所定の波長に制御する。
【0036】光波長モニタ部13では、第1光分岐器2
6は、第2光分岐器41を通過した出力光の一部(10
%)を分岐し第1光検出器27に送り、残り(90%)
を光ファイバ(図示なし)に送る。第1光検出器27は
第1光分岐器26から送られてきた出力光を電流値に変
換し、これを出力光の光強度情報として電流制御部19
に送る。電流制御部19は、この光強度情報に基づい
て、光ファイバ(図示なし)端の光出力が25mWとな
るようにDFBレーザ発振器16に対するレーザ注入電
流を制御する。
【0037】本実施形態例の波長可変レーザ装置40を
試作し、第2光検出器27の電流値と光ファイバ(図示
なし)端での光出力値との関係を調べたところ、実施形
態例1と同様の結果となった。
【0038】本実施形態例では、光波長モニタ部12と
光出力モニタ部13の位置を入れ替えて、光波長モニタ
部12を光ファイバ側に配置してもよい。この場合、第
1光分岐器26及び第2光分岐器41には、分岐精度の
良いものを用いる。
【0039】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の波長可変レーザ装置は、上
記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上
記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した波
長可変レーザ装置も、本発明の範囲に含まれる。
【0040】
【発明の効果】本発明の波長可変レーザ装置によれば、
温度制御によって発振波長が制御されるDFBレーザ発
振器を備えた波長可変レーザ装置において、光出力モニ
タをDFBレーザ発振器の光照射端側に配置することに
より、発振波長を変化させた時の光出力の変動が抑制さ
れた波長可変レーザ装置を実現している。本発明に係る
波長可変レーザ装置を適用することにより、光出力が安
定した波長可変レーザ装置を実現でき、長距離からメト
ロまで広い分野での応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の波長可変レーザ装置の構成を示
す模式的平面図である。
【図2】実施形態例2の波長可変レーザ装置の構成を示
す模式的平面図である。
【図3】実施形態例3の波長可変レーザ装置の構成を示
す模式的平面図である。
【図4】従来の波長可変レーザの構造を示す模式的平面
図である。
【図5】従来の波長可変レーザ装置の構成を示す模式的
断面図である。
【図6】(a)は実施形態例1の波長可変レーザ装置の
光出力モニタの電流値Imと光出力Pfとの関係を示す
グラフであり、(b)は従来の波長可変レーザ装置の光
モニタの電流値Imと光出力Pfとの関係の一例を示す
グラフである。
【図7】従来の波長可変レーザ装置の光モニタの電流値
Imと光出力Pfとの関係の別の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 実施形態例1の波長可変レーザ装置 11 レーザ部 12 光出力モニタ部 13 光波長モニタ部 14 半導体基板 15 TEC 16 DFBレーザ発振器 17 光増幅器(SOA) 18 光波長モニタ部(第1光検出器) 19 電流制御部 20 50GHz周期のエタロン 21 第2光検出器(フォトダイオード) 22 温度制御部 23 光ファイバ 24 パッケージ 25 実施形態例2の波長可変レーザ装置 26 (第1)光分岐器 27 第1光検出器 28 パッケージ 30 従来の波長可変レーザ装置 31 波長可変レーザ 32 DFBレーザ発振器 33 TEC 34 光モニタ 35 コレクタレンズ 36 集光レンズ 37 光ファイバ 38 回折格子 39 活性層 40 実施形態例3の波長可変レーザ装置 41 第2光分岐器 42 パッケージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA64 AB21 AB25 AB28 BA02 EA03 EA04 EA15 FA02 FA25 GA12 GA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度制御によって発振波長が制御される
    DFBレーザ発振器と、前記DFBレーザ発振器の光出
    力を検出する光出力モニタと、前記光出力モニタの出力
    に基づいて前記DFBレーザ発振器の注入電流を制御す
    る電流制御部と、前記DFBレーザ発振器の発振波長を
    検出する光波長モニタと、前記光波長モニタの出力に基
    づいて前記DFBレーザ発振器の温度を制御する温度制
    御部とを備える波長可変レーザ装置において、前記光出
    力モニタは、前記DFBレーザ発振器の光照射端から出
    射された出力光の一部を検出する第1光検出器を備える
    ことを特徴とする波長可変レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記光出力モニタは、前記DFBレーザ
    発振器の出力光を所定の比率で分岐する第1光分岐器を
    備えることを特徴とする、請求項1に記載の波長可変レ
    ーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1光検出器が、前記DFBレーザ
    発振器と同一基板上に集積されることを特徴とする、請
    求項1に記載の波長可変レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記光波長モニタは、前記DFBレーザ
    発振器の後端から出射された出力光の内の所定波長の出
    力光を透過するフィルタと、該フィルタを透過した所定
    波長の出力光を検出する第2光検出器とを備えることを
    特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の波長可変レ
    ーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記光波長モニタは、前記DFBレーザ
    発振器の光照射端側に、前記DFBレーザ発振器の出力
    光を所定の比率で分岐する第2光分岐器と、前記第2光
    分岐器により分岐された出力光の内の所定波長の出力光
    を透過するフィルタと、該フィルタを透過した所定波長
    の出力光を検出する第2光検出器とを備えることを特徴
    とする、請求項1〜3の何れかに記載の波長可変レーザ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記DFBレーザ発振器の光照射端側に
    隣接して、光増幅器又は光変調器を更に備えることを特
    徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の波長可変レー
    ザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010258297A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 波長可変レーザ、波長可変レーザ装置、及び波長可変レーザ制御方法

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