JP5395235B2 - 波長可変光送信器および光送受信器 - Google Patents

波長可変光送信器および光送受信器 Download PDF

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Description

本発明は波長可変光送信器および光送受信器に係り、幅広いの波長チャンネルにわたって安定して動作する波長可変光送信器および光送受信器に関する。
現在、幹線系において多く用いられている、複数波長の光信号を一(ひとつ)の光ファイバで伝送する波長多重(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)光伝送は、長距離・大容量光伝送を実現できる重要な伝送方式である。DWDM光伝送については、ITU−T規格において長距離光伝送を実現する1.55μm波長帯でグリッド波長(波長チャンネル)が定義されており、その波長間隔(周波数間隔)は0.4nm(50GHz)または0.8nm(100GHz)である。
近年、一つの光送信器で複数チャンネルの波長をカバーできる波長可変光送信器の開発が進められている。この波長可変光送信器は、DWDM用の波長間隔で発振波長のみを変化させるだけで、その他の特性(光出力パワー、変調特性、伝送特性など)は波長に依らず一定の特性を保つ必要がある。
現在、DWDM用波長可変光送信器に用いられるレーザモジュールには、大きく二つの種類がある。一つは、複数のレーザアレイを用いる方法であり、他方は一つのレーザの温度を変える方法である。
前者は、DWDM用の波長間隔でそれぞれ異なる発振波長で発振するように回折格子のピッチを変えた、複数の分布帰還型レーザ(DFB−LD:Distributed FeedBack Laser
Diode)または分布ブラッグ反射器レーザ(DBR−LD:Distributed Bragg Reflector Laser Diode)を一つの半導体光素子上にアレイ上に集積したLDアレイである。この構成の場合、多モード干渉(MMI:Multi-Mode Interference)合波器と半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)も同一素子に集積化するのが一般的である。MMI合波器はそれぞれのLDアレイからの発振光を一つの導波路に合波し、SOAはMMIでの光パワーの損失を補うためのものである。LDアレイを用いる場合、半導体光素子の温度を一定に保った状態でも、LDアレイの数だけ発振波長を変動させることができるため、多くのチャンネルをカバーすることが可能である。
LDアレイからの複数の波長の発振光を変調させるために、SOAの前方にEA変調器などの外部変調器を集積することも可能である。しかし、集積した外部変調器は、変調特性や伝送特性を一定に保つことができる波長範囲でしか動作できない。このため、一般には波長可変レーザモジュールの外部に、変調・伝送特性に対して波長依存性の小さいニオブ酸リチウム(LN:LiNbO3)変調器モジュールを設けることが多い。
特許文献1には、LDアレイとカップラ(合波器)と1台の半導体光増幅器と1台のEA変調器とを組み合わせた構成の半導体レーザ装置を、EA変調器のオフセットバイアスを変更して駆動することが、記載されている。なお、特許文献1の対応米国特許として、米国特許6,516,017号公報がある。
後者は、一つのEA変調器を集積した一つのDFB−LD(EA/DFB:電界吸収型変調器集積DFBレーザ)である。この場合、EA/DFB素子の温度を変えることによって、発振波長を変化させ、DWDM用の波長チャンネルに合わせる。
特許文献2には、半導体レーザと電界吸収型変調器とを別々に温調する光送信器が記載されている。この光モジュールは、半導体レーザの温度を変えることによって波長を変動させ、その波長の情報を変調器の温調にフィードバックすることにより、変調器の駆動バイアスを変化させることなく一定特性を得ることができる。
非特許文献1には、0℃から85℃の範囲で、冷却なしで使用できるインジウムガリウムアルミ砒素(InGaAlAs)系EA/DFBレーザが記載されている。非特許文献1には、また0℃で1550nmの発振波長が、85℃で約1560nmとなることが記載されている。
特開2001−144367号公報 特開2005−045548号公報
特許文献1の半導体レーザ装置は、全体のモジュールサイズを縮小することが困難である。また、一素子上に集積される機能素子の種類が多いため、素子を作製する上での歩留が非常に悪くなることが懸念される。
特許文献2の光送信器は、半導体レーザと電界吸収型変調器が別の素子であり、両者間のカップリングロスが必然的に生じる。また、半導体レーザと電界吸収型変調器とを別々に温調するため小型化、低消費電力化が困難である。
本発明は、一つのEA変調器/レーザを用いる。この場合は、幅広い温度範囲で使用することになり、レーザ素子とEA変調器素子の駆動条件を調整する必要がある。本発明により、駆動条件を変更してもEA変調器集積レーザとしての特性が変わらない、小型で高歩留・低コストな波長可変光送信器を提供することである。
前述した課題は、電界吸収型変調器と半導体レーザとが基板上に集積された電界吸収型変調器集積レーザと、電界吸収型変調器集積レーザの温度を調整する温度制御部と、半導体レーザを駆動するレーザ駆動部と、電界吸収型変調器を駆動する変調器駆動部とからなり、温度制御部は、電界吸収型変調器集積レーザの温度を変化させることによって、半導体レーザの発振波長について3nm以上の波長範囲で可変とし、レーザ駆動部と変調器駆動部とは、波長範囲において、電界吸収型変調器集積レーザが概ね同じ変調特性および伝送特性となるように、半導体レーザおよび電界吸収型変調器を駆動する波長可変光送信器により、達成できる。
また、電界吸収型変調器と半導体レーザとが基板上に集積された電界吸収型変調器集積レーザと、電界吸収型変調器集積レーザの温度を調整する温度制御部と、半導体レーザを駆動するレーザ駆動部と、電界吸収型変調器を駆動する変調器駆動部とからなり、レーザ駆動部は、温度制御部によって与えられる温度差30℃以上の温度範囲で、半導体レーザに印加する電流を、温度に依存して変化させ、変調器駆動部は、温度範囲で、電界吸収型変調器に印加する高周波信号の振幅電圧と電界吸収型変調器に印加する逆電圧とを、温度に依存して変化させる波長可変光送信器により、達成できる。
本発明によれば、素子サイズが小さく、波長に拠らず出力特性が変わらない波長可変光送信器を得ることができる。
EA/DFB素子を波長可変モジュールに搭載した光送信器のブロック図である。 DFB-LDの発振波長とEA変調器の吸収端波長の温度依存性を説明する図である。 DFB−LD部の電流−光出力(I−L)特性の素子温度依存性を説明する図である。 静的消光比(DCER)特性の素子温度依存性を説明する図である。 小信号αパラメータの素子温度依存性を説明する図である。 EA変調器に印加する逆方向電圧を変化させ、擬似的にデチューニング量ΔHが各温度において一定になるように補正することを説明する図である。 各温度においてそれぞれ概ね同じの変調特性と伝送特性を満たすようにDFB−LDの駆動電流Iopを求めた結果を説明する図である。 各温度においてそれぞれ概略同等の変調・伝送特性を満たすようにEA変調器に印加する逆電圧Vbを求めた結果を説明する図である。 各温度においてそれぞれ概ね同等の変調・伝送特性を満たすように高周波信号の電圧振幅Vppを求めた結果を説明する図である。 各温度における発振波長、駆動条件、変調特性、伝送特性を説明する図である。 InGaAsP系MQWとInGaAlAs系MQWのバンド構造を説明する図である。 各温度においてそれぞれほぼ同様な変調・伝送特性を満たすようにDFB−LDの駆動電流Iopを求めた結果を説明する図である。 各温度においてそれぞれほぼ同等の変調・伝送特性を満たすようにEA変調器に印加する逆電圧Vbを求めた結果を説明する図である。 各温度においてそれぞれほぼ同等の変調特性と伝送特性を満たすように高周波信号の電圧振幅Vppを求めた結果を説明する図である。 各温度における発振波長、駆動条件、変調特性、伝送特性を説明する図である。 光送受信器のブロック図である。
以下本発明の実施の形態について、実施例を用いて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、EA/DFB素子を波長可変モジュールに搭載した光送信器のブロック図である。ここで、EA/DFB素子101は、DFB-LD部とEA変調器部とを集積した素子である。EA/DFB素子101は、チップキャリア102を介して、温度制御用のペルチェ基板103に搭載される。チップキャリア102上には、EA/DFB素子101のできるだけ近傍にサーミスタ104が搭載され、チップキャリア102を介して素子の温度をモニタする。EA/DFB素子101の前方出力光は、ビームスプリッタ107によって、その一部がモニタ用フォトダイオード(モニタPD)117に分光される。ビームスプリッタ107を通過した前方出力光は、レンズ系108によって、光ファイバ200に結合される。一方、EA/DFB素子101の後方出力光は、波長ロッカーモジュール106に入力される。ここで、波長ロッカーモジュール106は、エタロンと2つのフォトダイオードで構成される光部品であり、エタロンを通過前後の、2つのフォトダイオードの光電流比を一定に保つことにより、波長をロックし、高い波長安定性を実現する部品である。逆に、2つのフォトダイオードの光電流比から、発振波長をモニタすることもできる。
図1に示す光送信器100は、上述した波長可変レーザモジュール109を構成する光部品の外に、ペルチェ温度制御回路114、EA変調器駆動ドライバ111、レーザ駆動電流ドライバ112、駆動制御回路110で構成される。ペルチェ温度制御回路114は、通常サーミスタ104の抵抗値が一定となるようペルチェ基板103を制御する。しかし、波長ロッカーモジュール106の2つのフォトダイオードの光電流比が、設定値からずれた場合は、光電流比を一定に制御することを、優先する。これは、DFB-LDの経年変化を補償するものである。また、ペルチェ温度制御回路114には、図示しない制御線により、一定制御する光電流比の値を変えることが可能である。これは、DFB-LDの発振波長を変化させるために用いる。
駆動制御回路110は、EA変調器制御回路115とレーザ駆動電流制御回路116とから構成される。EA変調器制御回路115は、ペルチェ温度制御回路114から得た素子温度に基づいて、EA変調器の駆動条件をEA変調器駆動ドライバ111に設定する。一方、レーザ駆動電流制御回路116は、ペルチェ温度制御回路114から得た素子温度とモニタ用フォトダイオード117が検出した前方出力光の強度に基づいて、DFB-LDの駆動条件をレーザ駆動電流ドライバ112に設定する。
EA変調器駆動ドライバ111は、高周波振幅コントローラ105と逆方法電圧コントローラ113とから構成される。EA変調器駆動ドライバ111は、EA変調器制御回路115が設定した高周波振幅と逆方法電圧で、高周波信号を調整し、EA/DFB素子101のEA変調器部に入力する。
レーザ駆動電流ドライバ112は、レーザ駆動電流制御回路116が設定した駆動電流をEA/DFB素子101のDFB-LD部に入力する。
前方光出力を一定に保つためにモニタPDで受光したパワーの微小変動ΔPをレーザ駆動電流源へ帰還するAPC(Auto Power Control)制御を行う。一方、ペルチェ基板103の温度制御部114はサーミスタ104の抵抗値をモニタしながら素子温度を決定し一定に保つ。素子温度がわずかに変動した場合は、波長モニタ機構でモニタしている発振波長がわずかに変動するため、それを検知してペルチェ基板103のペルチェ温度制御部へ帰還するATC(Auto Temperature Control)制御を行う。
一般にDFB−LDの発振波長λは、素子温度変化に伴ってLD部の実効屈折率が変化するため約0.1nm/℃の依存性がある。このことを利用して意図的に素子温度を変えることによって、DWDM用波長チャンネルに合うように波長を可変にすることができる。例えば素子温度をT1=−5℃からT4=85℃まで90℃変化させたとき、約9nm(0.4nm間隔の場合22チャンネル、0.8nm間隔の場合11チャンネルに相当)波長を変化させることが可能である。一方、素子温度、すなわち発振波長を変えたとき、ペルチェ温度制御部114の情報は素子の駆動条件を決定する制御回路部110へ送られるようにする。素子温度に応じて、LDと変調器の駆動条件を変えることによって、多数の波長チャンネルにわたって概ね同じ変調特性と伝送特性を得ることができる。以下、波長可変光送信器の駆動方法について説明する。
図2は、DFB-LDの発振波長とEA変調器の吸収端波長の温度依存性を説明する図である。上述したようにDFB−LDの発振波長λ(lambda)は、約0.1nm/℃の依存性がある。一方、EA変調器の吸収端波長Λ(large lambda)は約0.6nm/℃の温度依存性がある。これらの差で定義されるデチューニング量ΔH(=λ−Λ)はEA/DFB素子の特性を決定する重要なパラメータであり、約−0.5nm/℃の温度依存性を有する。
図3は、DFB−LD部の電流−光出力(I−L)特性の素子温度依存性を説明する図である。図3は、EA変調器部を劈開により切り落としてDFB−LD単体にしたものについて、温度をパラメータに電流−光出力(I−L)特性を測定した結果である。ここで、T1<T2<T3<T4である。図3から、素子温度が上昇するとともに、レーザ発振が始まる閾値電流(曲線のx軸切片)が増加し、光パワーが低下することが分かる。
一方、EA変調器について、静的消光比(DCER:Direct Current Extinction Ratio)特性と小信号αパラメータ(alpha parameter:チャーピングパラメータ)の素子温度依存性を説明しよう。ここで、図4は、静的消光比(DCER:Direct Current Extinction Ratio)特性の素子温度依存性を説明する図である。図5は、小信号αパラメータの素子温度依存性を説明する図である。図4と図5で、横軸はEA変調器部に印加する逆方向電圧である。素子温度が上昇するにつれ、デチューニング量ΔHが小さくなりEA変調器部での吸収が増大するため、DCERが減少する。同様に、素子温度が上昇するにつれ、デチューニング量ΔHが小さくなりEA変調器部での吸収が増大するため、小信号αパラメータが低減する。
DWDM用波長チャンネルに合うように素子温度を変動させたとき、その温度範囲において概ね同じの変調特性と伝送特性にする必要がある。まず概ね同等の変調時光出力を得るために、DFB−LDの動作電流を変動させなければならない。具体的には、高温になるほどDFB−LD自身の光出力が減少することと、基礎吸収量(EA変調器に印加する逆方向電圧がゼロの状態での吸収量)がデチューニング量ΔHの減少に伴って増大することを考慮すると、図3の各曲線に黒点をもって示すように動作電流をIop1からIop4まで変動させる必要がある。すなわち、高温ほどより多くのDFB−LDの光出力が必要であるということを示している。
また、EA変調器部においては、デチューニング量ΔHの温度依存性を低減するために、逆方向印加電圧を温度によって変化させる。つまり、量子閉じ込めシュタルク効果によってEA変調器に逆方向電圧を印加すると、EA変調器部の吸収スペクトルが長波長側にシフトし、デチューニング量ΔHが擬似的に小さくなることを利用する。図6はEA変調器に印加する逆方向電圧を変化させ、擬似的にデチューニング量ΔHが各温度において一定になるように補正することを説明する図である。図6には、図3の特性も併記し、低温ほど逆方向印加電圧を大きくすることによって、デチューニング量ΔHの温度依存性を低減している。このように、EA変調器の変調・伝送特性を各温度で同様にするためには、まずΔHがほぼ一定になるように補正することが重要である。
さらに、図4に示すように静的消光特性における飽和消光比が低温になるほど小さくなることから、各温度で動的消光比(ACER:Alternating Current Extinction Ratio)をほぼ一定にするためには、低温になるほど動作させる高周波電圧の振幅を大きくする必要がある。図4において、あるACERを得るためには低温(T1)では大きな逆方向電圧Vb1と大きな振幅電圧Vpp1が必要である。一方、高温(T4)では小さな逆方向電圧Vb4と小さな振幅電圧Vpp4で十分である。
一方、小信号αパラメータについては、図5に示すように同じ逆印加電圧と振幅電圧を与えたとき温度でほぼ同程度のαカーブを切り出すことができる。つまり、低温(T1)において逆方向電圧Vb1でのα値と、高温(T4)において逆方向電圧Vb4でのα値とはほぼ同じである。また、低温(T1)において逆方向電圧Vb1と振幅電圧Vpp1の和である電圧でのα値と、高温(T4)において逆方向電圧Vb4と振幅電圧Vpp4の和である電圧でのα値とはほぼ同じである。したがって、いずれの温度でも所望の距離の伝送が可能となる。
以下に、EA変調器部の活性層にインジウムガリウム砒素燐(InGaAsP)系MQWを用いたEA/DFB素子において、伝送速度10Gbit/sで駆動し、40km伝送させた結果を説明する。このとき、素子温度15℃から55℃、すなわち波長範囲約4nmにわたって動作させた。図7は、各温度においてそれぞれ概ね同じの変調特性と伝送特性を満たすようにDFB−LDの駆動電流Iopを求めた結果を説明する図である。図8は、各温度においてそれぞれ概略同等の変調・伝送特性を満たすようにEA変調器に印加する逆電圧Vbを求めた結果を説明する図である。図9は、各温度においてそれぞれ概ね同等の変調・伝送特性を満たすように高周波信号の電圧振幅Vppを求めた結果を説明する図である。いずれの図においても、15℃から55℃の温度範囲において、ほぼ線形の特性である。したがって、これらの特性を図1のEA変調器制御回路115およびレーザ駆動電流制御回路116に記録し、EA変調器ドライバ111およびレーザ駆動電流ドライバ112を制御すれば、15℃から55℃の温度範囲において、ほぼ同等の変調特性、伝送特性を得ることができる。
上述した波長可変光送信器を伝送速度10Gbit/sで駆動し、40km伝送させたときの、実測して求めた最適な駆動条件、および変調・伝送特性の結果を図10にまとめる。これらは、素子の状態で広い温度範囲にわたって調べたおおよその駆動条件を微調整することによって得ることができた最適な特性である。ここで、図10は、各温度における発振波長、駆動条件、変調特性、伝送特性を説明する図である。図10において、T
201はEA/DFB素子温度、Iop202はその温度でのDFB-LD駆動電流、Vb203はEA変調器の逆方向印加電圧、Vpp204はEA変調器の高周波振幅電圧、λ205はその温度での発振波長、ITU−T規格波長チャンネル206は該当するチャネル番号、ACER 207は変調特性の動的消光比、Pp208は伝送特性のパスペナルティである。図10に示すようにITU−T規格を満足する特性を6波長チャンネルにおいて得ることができた。
なお本実施例では、波長可変レーザモジュールに搭載する半導体光素子のレーザ部はDFB−LDとして駆動条件を決定したが、DBR−LDの場合でも発振波長の温度依存性はDFB−LDのそれと同じであるため、上記波長可変レーザモジュールに搭載した場合、その駆動条件も同様に決定することができることは当業者が認めるところである。これは、他の実施例でも同様である。
また、本実施例に適用した半導体レーザは、30dB以上(より好ましくは35dB以上)の副モード抑圧比を有する単一縦モードで発振する半導体レーザである。さらに、温度制御範囲を20℃〜50℃に狭め、可変とする波長範囲の幅を3nmとして、更に安定した特性としても良い。
図11は、InGaAsP系MQWとInGaAlAs系MQWのバンド構造を説明する図である。図11(a)に示すInGaAsP系MQWでは、荷電子帯のバンドオフセットΔEvが大きく、伝導帯のバンドオフセットΔEcが小さいという特徴がある。また、図11(b)に示すInGaAlAs系MQWでは、ΔEvが小さく、ΔEcが大きいという特徴がある。InGaAsP系MQWから成るEA変調器では、井戸が深いときは電子を十分に閉じ込めることができるが、チャーピング特性の改善、すなわち小信号αパラメータの低減を狙って正孔の閉じ込めを弱くする構造にすると、同時に有効質量の軽い電子の閉じ込めが十分でなくなり、光のオン・オフの比である消光比が劣化する。一方、InGaAlAs系MQWから成るEA変調器では、図11の比較で分かるように正孔の閉じ込めを弱くしてチャーピング特性を向上させても、電子の閉じ込めも十分に強くすることができ、大きな消光比を得ることが可能である。
また、素子温度をより低温にすると一般に静的消光比の飽和消光比が小さくなるため動的消光比が小さくなる傾向があるが、InGaAlAs系MQWでは上で述べたバンド構造の特徴によって、低温においてもなお十分な動的消光比を得ることが可能である。また、InGaAlAs系MQWから成るDFB−LDの場合、InGaAsP系MQWから成るDFB−LDに比べて、電子の閉じ込めが強く、かつ正孔が均一に注入されるため、高温においてもMQWから電子がもれにくく広い温度にわたって安定した動作が可能となる。ただし、最終的にEA変調器である程度光パワーが吸収されてもなお、広い温度範囲で必要な光出力パワーを得ることができるのであれば、DFB−LDの活性層に用いる半導体材料はInGaAsP系MQW、InGaAlAs系MQWのいずれでも構わない。このように、活性層にInGaAlAs系MQWを用いることは、特性向上に対して非常に有効な手段である。InGaAlAs系MQWで構成されるEA/DFB素子は、InGaAsP系MQWで構成されるそれに比べると、用いる半導体材料が異なるだけである。そのため、InGaAlAs系MQWで構成されるEA/DFB素子は、エッチング液や結晶性成長の前処理方法など製造プロセスを多少変更するだけで歩留を悪化させることなく作製が可能である。
以下に、EA変調器部の活性層にInGaAlAs系MQWを用いたEA/DFB素子を搭載した光送信器において、伝送速度10Gbit/sの駆動し、80km伝送させた結果を説明する。このとき、素子温度−5℃から85℃、すなわち波長範囲約9nmにわたって動作させた。ここで、図12は、各温度においてそれぞれほぼ同様な変調・伝送特性を満たすようにDFB−LDの駆動電流Iopを求めた結果を説明する図である。図13は、各温度においてそれぞれほぼ同等の変調・伝送特性を満たすようにEA変調器に印加する逆電圧Vbを求めた結果を説明する図である。図14は、各温度においてそれぞれほぼ同等の変調特性と伝送特性を満たすように高周波信号の電圧振幅Vppを求めた結果を説明する図である。いずれの図においても、−5℃から85℃の温度範囲において、ほぼ線形の特性である。したがって、これらの特性を図1のEA変調器制御回路115およびレーザ駆動電流制御回路116に記録し、EA変調器ドライバ111およびレーザ駆動電流ドライバ112を制御すれば、−5℃から85℃の温度範囲において、ほぼ同等な変調特性と伝送特性を得ることができる。
この波長可変光送信器を伝送速度10Gbit/sで駆動し、80km伝送させたときの最適な駆動条件、および変調・伝送特性の結果を図15にまとめる。ここで、図15は、各温度における発振波長と駆動条件と伝送特性を説明する図である。図15の各コラムの説明は図10と同様であるが、InGaAlAs系MQWを用いたEA/DFB素子を搭載しているので、使用可能な温度範囲がひろく、12波長チャンネルの範囲で波長可変な光送信器を得ることができた。図15に示すようにITU−T規格を満足する特性を12波長チャンネルにおいて得ることができた。
図16を参照して、他の実施の形態である光送受信器を説明する。ここで、図16は光送受信器のブロック図である。図16において、複数の低ビットレートの電気信号をMUX(合波器)904で伝送速度10Gbit/sの電気信号に変換し、EA変調器駆動ドライバ111に入力する。波長可変レーザモジュール109は、図示しない制御線によってその発振波長が決定され、その発振波長となるように温度制御される。その制御温度は駆動制御回路110に伝達され、駆動制御回路110に備えた図示しない参照テーブルを参照することによって、LDの駆動電流、EA変調器の逆方向電圧と高周波振幅電圧が求められる。駆動制御回路110は、これらの駆動条件をそれぞれEA変調器駆動ドライバ111とレーザ駆動電流ドライバ112に設定する。EA変調器駆動ドライバ111とレーザ駆動電流ドライバ112は、それぞれ波長可変レーザモジュール109のEA変調器部とDFB-LD部を駆動する。この結果、可変可能な波長チャンネルいずれにおいても、ほぼ同等な変調特性と伝送特性を確保された伝送速度10Gbit/sの光信号をファイバ200−1に送出できる。
一方、ファイバ200−2からの伝送速度10Gbit/sの光信号は、光受信モジュール906でOE変換され、アンプ907で増幅されたあと、DEMUX(分波器)908で複数の低ビットレートの電気信号に分波される。
本実施例では、実施例1および実施例2で述べた各波長チャンネルでDFB−LDおよびEA変調器の駆動条件を定めた波長可変光送信器を光送受信器に組み込んだ。これによって、伝送速度10Gbit/sで40kmまたは80km伝送可能で、0.8nm波長間隔でそれぞれ6チャンネルまたは12チャンネル波長可変の小型で低コストな光送受信器を実現できた。なお、本明細書において、光送信器には光送受信器を含む。
100 波長可変光送信器、101 EA/DFB素子、102 チップキャリア、103 ペルチェ基板、104 サーミスタ、105 高周波振幅コントローラ、106 波長ロッカーモジュール、107 ビームスプリッタ、108 集光用レンズ、109 波長可変レーザモジュールのパッケージ、110 駆動制御回路、111 EA変調器駆動ドライバ、112 レーザ駆動電流ドライバ、113 逆方向電圧コントローラ、114 ペルチェ温度制御回路、115 EA変調器制御回路、116 レーザ駆動電流制御回路、117 モニタ用フォトダイオード、900 波長可変光送受信器、904 MUX(合波器)、906 光受信モジュール、907 アンプ、908 DEMUX(分波器)。

Claims (10)

  1. 電界吸収型変調器と半導体レーザとが同一の半導体基板上に集積された電界吸収型変調器集積レーザと、
    前記電界吸収型変調器集積レーザの温度を可変する温度制御回路と、
    前記半導体レーザを駆動するレーザ駆動部と、
    前記電界吸収型変調器を駆動する変調器駆動部と、
    前記レーザ駆動部及び前記変調器駆動部を制御する駆動制御回路と、
    を備え、
    前記温度制御回路が、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度を変化させることにより、前記電界吸収型変調器集積レーザの発振波長を3nm以上の波長範囲で可変とし、
    前記駆動制御回路は、前記半導体レーザに印加する駆動電流と温度の関係、前記電界吸収型変調器に印加する逆方向電圧と温度の関係、及び前記電界吸収型変調器に印加する高周波振幅の電圧と温度の関係を、それぞれ記録し、
    前記駆動制御回路は、前記記録されている関係に基づいて前記レーザ駆動部及び前記変調器駆動部を制御し、
    前記レーザ駆動部が、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度上昇に伴って前記半導体レーザの駆動電流を増加させるとともに、前記変調器駆動部が、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度上昇に伴って、前記電界吸収型変調器部に印加する逆電圧の絶対値を減少させ、前記電界吸収型変調器部において動作させる高周波電圧の振幅を減少させることにより、前記波長範囲において概ね同じ変調特性および伝送特性となるように、前記レーザ駆動部及び前記変調器駆動部に前記半導体レーザ及び前記電界吸収型変調器をそれぞれ駆動させる、
    ことを特徴とする波長可変送信器。
  2. 電界吸収型変調器と半導体レーザとが同一の半導体基板上に集積された電界吸収型変調器集積レーザと、
    前記電界吸収型変調器集積レーザの温度を可変する温度制御回路と、
    前記半導体レーザを駆動するレーザ駆動部と、
    前記電界吸収型変調器を駆動する変調器駆動部と、
    前記レーザ駆動部及び前記変調器駆動部を制御する駆動制御回路と、
    を備え、
    前記温度制御回路は、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度を温度差30℃以上の温度範囲で制御し、
    前記駆動制御回路は、前記半導体レーザに印加する駆動電流と温度の関係、前記電界吸収型変調器に印加する逆方向電圧と温度の関係、及び前記電界吸収型変調器に印加する高周波振幅の電圧と温度の関係を、それぞれ記録し、
    前記駆動制御回路は、前記記録されている関係に基づいて、前記レーザ駆動部と前記変調器駆動部を制御し、
    前記レーザ駆動部が、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度上昇に伴って前記半導体レーザの駆動電流を増加させるとともに、前記変調器駆動部が、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度上昇に伴って、前記電界吸収型変調器部に印加する逆電圧の絶対値を減少させ、前記電界吸収型変調器部において動作させる高周波電圧の振幅を減少させることにより、前記温度範囲において概ね同じ変調特性および伝送特性となるように、前記レーザ駆動部及び前記変調器駆動部に前記半導体レーザ及び前記電界吸収型変調器を駆動させる、
    ことを特徴とする波長可変送信器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の波長可変送信器であって、
    前記電界吸収型変調器は、インジウムガリウムアルミニウム砒素を材料とする多重量子井戸を備えていることを特徴とする波長可変送信器。
  4. 請求項1または請求項2に記載の波長可変送信器であって、
    前記電界吸収型変調器は、インジウムガリウム砒素燐を材料とする多重量子井戸を備えていることを特徴とする波長可変送信器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の波長可変送信器であって、
    前記半導体レーザは、分布帰還型レーザまたは分布反射型レーザであることを特徴とする波長可変送信器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の波長可変送信器であって、
    前記電界吸収型変調器集積レーザは2.5Gbit/s以上の伝送速度において動作することを特徴とする波長可変送信器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の波長可変送信器であって、
    前記駆動制御回路は、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度が上昇した場合に、前記レーザ駆動部に、前記半導体レーザに印加する駆動電流を増加させ、前記電界吸収変調器集積レーザの温度が下降した場合に、前記レーザ駆動部に、前記半導体レーザに印加する駆動電流を減少させる、
    ことを特徴とする波長可変送信器。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の波長可変送信器であって、
    前記駆動制御回路は、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度が上昇した場合に、前記変調器駆動部に、前記電界吸収型変調器に印加する前記逆方向電圧及び前記高周波振幅の電圧を低減させ、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度が下降した場合に、前記変調器駆動部に、前記電界吸収型変調器に印加する前記逆方向電圧及び前記高周波振幅の電圧を増加させる、
    ことを特徴とする波長可変送信器。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の波長可変送信器であって、
    前記電界吸収型変調器集積レーザを搭載したチップキャリアと、
    前記チップキャリアを搭載したペルチエ素子と、を更に備え、
    前記温度制御回路は、前記ペルチエ素子を制御することにより、前記電界吸収型変調器集積レーザの温度を可変する、
    ことを特徴とする波長可変送信器。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の波長可変送信器と、
    受信した光信号を電気信号に変換する光受信モジュールを含む光受信器と、
    を備える、光送受信器。
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