JP5407148B2 - シザーズギア機構の仮止め構造及びシザーズギア機構の仮止め方法 - Google Patents

シザーズギア機構の仮止め構造及びシザーズギア機構の仮止め方法 Download PDF

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Description

本発明は、メインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で仮止めされるシザーズギアを用いて回転駆動力を伝達するシザーズギア機構の仮止め構造及びシザーズギア機構の仮止め方法に関する。
特許文献1には、シザーズギアのメインギアとサブギアとを、両ギアの歯すじが合った状態で仮止めする仮止めボルトが開示されている。
特許文献2には、燃料噴射ポンプにおいて、ブラケットに設けた位置決め孔と、該位置決め孔に対して挿脱可能に挿入される位置決めピンと、ポンプギヤに形成された係合部とを備え、前記位置決め孔に挿入された位置決めピンの先端を前記係合部に係合させることで、前記燃料噴射ポンプのポンプ軸を所定の位相に係止することが開示されている。
特開2006−097803号公報 特開平11−062759号公報
ところで、前記シザーズギア機構は、例えば、エンジンのクランクシャフトからバランサシャフトに回転駆動力を伝達するために用いられる。
そして、前記バランサシャフト及び該バランサシャフトに回転駆動力を伝達するためのシザーズギアを含んでなるバランサユニットをエンジン組み立て工場に搬送する場合、シザーズギアのメインギアとサブギアとが歯すじが合った状態で仮止めされ、かつ、バランサシャフトを所定の回転位置(位相)に位置決めしておくことが望まれる。
ここで、前記特許文献1に開示される仮止めボルトでシザーズギアを仮止めし、また、前記特許文献2に開示される位置決め機構でバランサシャフトを所定の位相に係止するようにした場合、バランサユニットの出荷時に仮止めボルト及び位置決めピンをそれぞれに取り付け、更に、バランサユニットをエンジンに組み付ける際に、仮止めボルト及び位置決めピンをそれぞれに取り外す必要があり、工数が多くなると共に、前記仮止めボルト及び位置決めピンにより部品点数が多くなり、かつ、バランサユニットの搬送時の荷姿が大きくなって搬送効率が悪いという問題が生じる。
そこで、本発明は、シザーズギアの歯すじを合わせる仮止め及びシャフトの位置決めのための構造を簡略化し、工数・部品点数を削減すると共に、ユニットの荷姿を小さくすることを目的とする。
そのため、本発明に係るシザーズギア機構の仮止め構造及びシザーズギア機構の仮止め方法では、シザーズギアが回転可能に支持される本体に設けられる係合部と、シザーズギアのメインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で仮止めする仮止め部材を備え、前記仮止め部材が前記仮止め状態で前記係合部に係合するようにした。
上記発明によると、1つの部材が、シザーズギアをメインギアとサブギアとの歯すじが合った状態に仮止めする機能と、シザーズギアの回転を固定する機能とを有するので、仮止め・固定を行うとき及び仮止め・固定状態を解除するときの工数を削減でき、また、部品点数が少なくでき、更に、荷姿が小さくなって搬送効率を高めることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、エンジン(内燃機関)のバランサシャフト及び該バランサシャフトにクランクシャフトからの回転駆動力を伝達するためのシザーズギアを含んでなるバランサユニット(シザーズギア機構)101を示す。
前記バランスユニット101は、エンジンにおけるピストンの往復運動による振動を打ち消すためのものである。
図1に示すバランサユニット101において、アッパーハウジング及びロアーハウジングからなるバランサハウジング102内には、2本のバランサシャフト103,104が、相互に平行にそれぞれ回転可能に支持されている。
前記バランサシャフト103,104には、カウンタウェイト103a,104aが取り付けられている。
また、バランサシャフト103,104には、それぞれにヘリカルギア105,106が軸支されており、該ヘリカルギア105,106が噛み合わされて、第1バランサシャフト103の回転が第2バランサシャフト104に伝達されるようになっている。
また、第1バランサシャフト103の一端は、バランサハウジング102の外部にまで延設され、このバランサハウジング102の外部に延設された部分にヘリカルギア107が軸支されている。
そして、ヘリカルギア107は、アイドラギア108と噛み合わされ、前記バランサユニット101をエンジンに組み付けた状態では、前記アイドラギア108にクランクシャフトのクランクギアが噛み合わされ、クランクシャフトの回転駆動力が前記アイドラギア108を介してヘリカルギア107に伝達されて第1バランサシャフト103が回転し、更に、ヘリカルギア105,106の噛み合わせによって第1バランサシャフト103の回転が第2バランサシャフト104に伝達されるようになっている。
前記アイドラギア108は、図2に示すように、軸方向の中央に配置されたメインギア201と、該メインギア201の両側に相対回転自在に配置された2つのサブギア202,203と、前記メインギア201とサブギア202,203との間に配置されて、両サブギア202,203をメインギア201に対して周方向へ相対回転するように付勢する(サブギア202,203とメインギア201とを互いに反対方向に回転付勢する)2組のスプリング204,205と、を備えてなるシザーズギアである。
前記アイドラギア(シザーズギア)108は、前記バランサハウジング102の外側に一体的に形成されるボス102aに対して回転可能に支持されている。
図1に示したバランサユニット101は、エンジン組み立て工場に搬送されて、エンジンに組み付けられるが、該組み付け時に、前記アイドラギア(シザーズギア)108とクランクシャフトのクランクギアとの噛み合わせを容易に行わせるために、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合った状態で仮止めし、該仮止め状態のままエンジン組み立て工場に搬送する。
そして、エンジンに組み付けられてから(アイドラギア108とクランクギアとを噛み合わせてから)前記仮止め状態を解除し、メインギア201とサブギア202,203との間に、相手側(クランクギア及びヘリカルギア107)の歯を挟み込んで、ギアのガタをなくすようにする。
また、前記バランサシャフト103,104によって、ピストンの往復運動による振動を打ち消すためには、エンジンのピストン位置と、前記バランサシャフト103,104のカウンタウェイト103a,104aの回転位置との相関を予め設定された相関(設計値)に合わせる必要があり、エンジンに対してバランサユニット101を組み付ける際に、前記バランサシャフト103,104の回転位置(位相)を予め所定位置(所定位相)に位置決めしておくことが要求される。
そこで、本実施形態では、図3に示す仮止め用ボルト301(仮止め部材)によって、アイドラギア(シザーズギア)108の歯すじを合わせる仮止めを行い、かつ、前記仮止め用ボルト301(仮止め部材)によって前記バランサシャフト103,104の位置決めを行うようにしてある。
前記アイドラギア(シザーズギア)108の歯すじを合わせる仮止めのために、前記仮止め用ボルト301を用いる一方、図2に示すように、前記メインギア201及びサブギア202,203には、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合った状態で軸心が一致する孔201a,202a,203aが、アイドラギア(シザーズギア)108の軸心と平行な中心軸に沿ってそれぞれに形成されている。
前記メインギア201とサブギア202とにそれぞれ形成される孔201a,202aは、仮止め用ボルト301を挿通させる挿通孔であり、サブギア203に形成される孔203aは、前記仮止め用ボルト301の雄ねじ部301aが螺合される雌ねじが形成される雌ねじ孔として形成されている。
そして、メインギア201とサブギア202,203との歯すじを合わせた状態で、前記仮止め用ボルト301を、サブギア202の挿通孔202aから差し入れ、雄ねじ部301aを雌ねじ孔203aに螺合させると、仮止め用ボルト301によってメインギア201とサブギア202,203との間の相対回転が阻止され、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合った状態に仮止め固定されることになる。
ここで、前記仮止め用ボルト301をその六角頭部301bがサブギア202の端面に当接するまでねじ込むと、雄ねじ部301aよりも先に延設される棒状部(棒状延長部)301cが、サブギア203の端面から所定の長さだけ突出するように設定されている。
一方、前記ボス102aに接して、凹状のボス102b(係合部)を、バランサハウジング102の外側に一体的に形成してある。
前記凹状のボス102bの内径は、前記棒状部301cが嵌挿される大きさに設定される一方、前記棒状部301cの長さは、前記仮止め用ボルト301をその六角頭部301bがサブギア202の端面に当接するまでねじ込んだ状態で、前記棒状部301cの先端が、ボス102bの開口端よりもバランサハウジング102に近く、かつ、ボス102b内部の底面よりもアイドラギア(シザーズギア)108側に近い位置になるように設定されている。
即ち、前記孔201a,202a,203a及び前記凹状のボス102bの軸心が一致する場合に、仮止め用ボルト301の棒状部301cが、前記凹状のボス102bに嵌挿(係合)されるように設定されている(図4参照)。
更に、前記凹状のボス102bの位置は、前記仮止め用ボルト301の棒状部301cがボス102bに嵌挿された状態でのバランサシャフト103,104の回転位置が、エンジンに対する組み付け時の基準位置になるように設定されている。
ここで、バランサシャフト103,104の回転位置がエンジンに対する組み付け時の基準位置になっていて、かつ、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合っている状態で、仮止め用ボルト301の雄ねじ部301aを雌ねじ孔203aに螺合させると、アイドラギア(シザーズギア)108を仮止め用ボルト301が貫通し、かつ、その先端の棒状部301cが、凹状のボス102bに差し入れられることになる。
そして、上記状態では、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合った状態に仮止め固定されると共に、アイドラギア(シザーズギア)108の回転がバランサハウジング102に対して固定されることになり、アイドラギア(シザーズギア)108の回転が固定されることで、バランサシャフト103,104の回転が前記基準位置に固定される。
前記棒状部301c及び凹状のボス102bを設けずに、前記仮止め用ボルト301がバランサハウジング102側に係止されない場合では、仮止め用ボルト301をアイドラギア(シザーズギア)108に装着しても、メインギア201とサブギア202,203との歯すじが合った状態に保持されるものの、アイドラギア(シザーズギア)108は回転可能であり、バランサシャフト103,104の回転位置は不定となる。
これに対し、上記のように、前記棒状部301cと凹状のボス102bとの係合によって、前記仮止め用ボルト301がバランサハウジング102側に係止されれば、前記アイドラギア(シザーズギア)108は回転不能な状態に固定され、その回転位置を保持するから、バランサシャフト103,104の回転位置も、孔201a,202a,203aの開口位置と凹状のボス102bの形成位置とで決定される一定位置を保持することになる。
換言すれば、アイドラギア(シザーズギア)108を貫通させた仮止め用ボルト301の軸心を、凹状のボス102bの軸心に合わせるように、アイドラギア(シザーズギア)108を回転させることは、バランサシャフト103,104を、エンジンへの組み付け時における基準回転位置まで回転させることになり、更に、仮止め用ボルト301の先端を凹状のボス102bに嵌挿させれば、バランサシャフト103,104を前記基準回転位置に固定することになる。
従って、エンジンに対してバランサユニット101を組み付ける場合に、バランサシャフト103,104の回転位置が一定であり、エンジンのピストン位置を予め基準位置としておくことで、エンジンのピストン位置とバランサシャフト103,104の回転位置との相関を一定とした組み付けが行える。
即ち、エンジン組み立て工場において、アイドラギア108とクランクギアとを噛み合わせてから仮止め用ボルト301を取り外せるようにすれば、アイドラギア108とクランクギアとを噛み合わせを容易に行えると共に、バランサシャフト103,104の回転位置を基準位置としてエンジンに組み付けたことになる。
上記のように、前記仮止め用ボルト301は、アイドラギア(シザーズギア)108のメインギア201とサブギア202,203とを歯すじが合った状態に仮止めする機能を有すると共に、アイドラギア(シザーズギア)108の回転位置を所定の位置で固定させることで、バランサシャフト103,104の回転位置を位置決めして保持する機能を有する。
このため、シザーズギアの歯すじが合った状態に仮止めするための部材と、バランサシャフト103,104の位置決めを行う部材とを個別に設け、2つの部材それぞれについて個別に脱着作業を行う場合に対して、仮止め及び位置決めの作業が仮止め用ボルト301の取り付けのみで完了し、また、エンジンの組み付けた後の取り外しも仮止め用ボルト301のみについて行えばよいことになる。
従って、上記実施形態によると、バランサユニット101の組み立て及びエンジンへの取り付け作業における工数を削減でき、また、部品点数の削減によってコスト低下を図れ、かつ、バランサユニット101の搬送時の荷姿を小さくして搬送効率を高めることが可能となる。
前記仮止め用ボルト301の六角頭部301b側(基端側)には、エンジンへの組み付け後に仮止め用ボルト301を取り忘れることを防止するために取り忘れ防止用延長部301dが設けられ、該延長部301dが他部品と干渉することで、エンジンの組み立てが行えないようにしてある。
前記仮止め用ボルト301と共に、バランサシャフト103,104の位置決めを行う専用のピンを用いる場合には、この位置決めピンについても取り忘れ防止のための延長部を設ける必要が生じ、2箇所で大きな出っ張りが生じることになり、バランサユニット101の搬送時の荷姿が大きくなってしまうが、仮止め用ボルト301のみを用いる構成であれば、出っ張り箇所が少なくなって搬送時の荷姿を小さくすることができる。
また、前記凹状のボス102bは、アイドラギア(シザーズギア)108を回転可能に支持するボス102aに接して設けられるから、前記ボス102aの倒れ剛性を向上させるためのリブと同様に作用させることができ、補強用の専用リブを設けることなく、ボス102aの倒れ剛性を高めることができる。
また、仮止め用ボルト301の延長した先端部(棒状部301c)は、雄ねじではなく、棒状に形成されるから、仮止め用ボルト301をねじ込むための回転数は、棒状部301cを設けない場合と同じであり、脱着作業時間が増えることがない。
更に、本実施形態では、バランサユニット101をエンジンに組み付けてエンジンが運転されるときに、ギア部にオイルを噴射するためのオイルジェットを、前記凹状のボス102bに設けてある。
具体的には、前記ボス102bの仮止め用ボルト301が嵌挿される凹部と同心に、より内径の小さいオイル通路401を、前記凹部の底面からバランサハウジング102に向けて延設する一方、オイル通路401の内周壁に一端が開口し、他端がボス102bの外周壁に開口し、軸心がヘリカルギア107付近を指向するオイル噴出孔402を形成してある。
前記ボス102bの仮止め用ボルト301が嵌挿される凹部と、オイル通路401とは、バランサハウジング102側に向かう途中で内径がステップ的に減少変化する連続した筒状空間として形成され、その後、前記内径がステップ的に変化する段差部を遮蔽板501で遮蔽することで、仮止め用ボルト301が嵌挿される凹部と、オイル通路401とを隔成し、オイル通路41からオイル噴出孔402を介してボス102bの周囲(例えばヘリカルギア107)にオイルを噴射させるようにしてある。
尚、例えば、前記遮蔽板501に代えてオイル噴射孔(オリフィス)が形成されるノズルプレートを設け、前記仮止め用ボルト301が嵌挿される凹部の開口部からオイルが吹き出るように構成することも可能であり、オイルの噴出経路・噴出方向は図4のものに限定されない。
上記のように、凹状のボス102bにオイルジェットを設けるようにすれば、オイルジェット部の設計自由度を確保できる。
ところで、仮止め用ボルト301をバランサハウジング102(本体)に係止するための構造は、前記凹状のボス102bに対する仮止め用ボルト301の先端部の嵌挿に限定されない。
例えば、仮止め用ボルト301の先端部が嵌挿される凹部を、バランサハウジング102の外表面に凹陥形成することができ、また、仮止め用ボルト301の先端面に凹部を形成し、バランサハウジング102側に設けた凸部と嵌合させることができる。
また、凹状のボス102bを雌ねじとして形成する一方、アイドラギア(シザーズギア)108に形成される孔201a,202a,203aを、全て仮止め用ボルト301を挿通させるための挿通孔とし、仮止め用ボルト301の棒状部301cを雄ねじとして形成し、軸心を揃えた孔201a,202a,203aに挿通させた仮止め用ボルト301の先端を、雌ねじとして凹状のボス102bに螺合させるようにできる。
更には、仮止め用ボルト301の代わりにねじ部が形成されない棒状部材(仮止め部材)を用い、該棒状部材(仮止め部材)の抜け止めを別途に施すようにできる。
また、アイドラギア(シザーズギア)108を介して回転駆動力を伝達するシャフトは、バランサシャフト103,104に限定されず、また、バランサシャフトを回転駆動する場合でもシャフトの数は2本に限定されない。
本願発明の実施形態におけるバランサユニット(シザーズギア機構)を示す上面図。 本願発明の実施形態におけるアイドラギア(シザーズギア)を示す断面図。 本願発明の実施形態における仮止め用ボルト(仮止め部材)を示す側面図。 本願発明の実施形態における仮止め及び位置決めの機構を示す部分拡大図。
符号の説明
101…バランサユニット(シザーズギア機構)、102…バランサハウジング(本体)、102a…ボス、102b…凹状のボス(係合部)、103,104…バランサシャフト、103a,104a…カウンタウェイト、105,106,107…ヘリカルギア、108…アイドラギア(シザーズギア)、201…メインギア、202,203…サブギア、204,205…スプリング、201a,202a…挿通孔、203a…雌ねじ孔、301…仮止め用ボルト301(仮止め部材)、301a…雄ねじ部、301b…六角頭部、301c…棒状部(棒状延長部)、301d…取り忘れ防止用延長部

Claims (8)

  1. メインギアとサブギアとが互いに反対方向に回転付勢されるシザーズギアを用いて回転駆動力を伝達するシザーズギア機構の仮止め構造であって
    前記シザーズギアが回転可能に支持される本体に設けられる係合部と
    前記メインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で仮止めする仮止め部材
    を備え、
    前記仮止め部材が前記仮止め状態で前記係合部に係合することを特徴とするシザーズギア機構の仮止め構造
  2. 前記仮止め部材が、前記歯すじが合った状態で前記メインギアとサブギアとを貫通する棒状部材であり、該棒状部材の先端が、前記本体に設けられた前記係合部に係合することを特徴とする請求項1記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  3. 前記係合部が、前記棒状部材の先端が嵌挿される凹部であることを特徴とする請求項2記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  4. 前記メインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で軸心が一致する雌ねじ孔とボルト挿通孔とを、前記シザーズギアの中心軸と平行に、前記サブギアとメインギアとにそれぞれ設け、前記仮止め部材としての仮止め用ボルトを、前記ボルト挿通孔に通して前記雌ねじ孔に螺合することにより、前記メインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で仮止めすると共に、
    前記仮止め用ボルトの先端を延長して設けた棒状延長部が、前記仮止め状態で、前記シザーズギアが回転可能に支持される本体に設けられた前記係合部としての凹部に嵌挿されることを特徴とする請求項1記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  5. 前記凹部が、前記シザーズギアの取付け用ボスに接する凹形状のボスとして設けられることを特徴とする請求項3又は4記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  6. 前記凹部にオイルジェットが形成されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  7. 前記シザーズギアが、エンジンのバランサシャフトに軸支されたギアと噛み合わされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のシザーズギア機構の仮止め構造
  8. メインギアとサブギアとが互いに反対方向に回転付勢されるシザーズギアを用いて回転駆動力を伝達するシザーズギア機構の仮止め方法であって
    仮止め部材によって前記メインギアとサブギアとの歯すじが合った状態で仮止めし、
    前記シザーズギアが回転可能に支持される本体に対して、前記仮止め部材を係合させることを特徴とするシザーズギア機構の仮止め方法。
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