JP5405191B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、特に調理庫内の温度を正確に検出するようにした加熱調理器に関する。
特許文献1には、食材を収容して調理する調理空間とこの調理空間に熱風を送る加熱空間とを有する調理庫と、調理庫の後壁(一側壁)に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫内の空気を循環させる送風ファンと、調理庫の後壁(一側壁)で送風ファンの外周側に取り付けられて調理庫内を加熱するヒータと、調理庫に形成された蒸気の導入口から調理庫内に蒸気を送出する蒸気発生装置と、調理庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器が開示されている。
特開2007−178118号公報
特許文献1の加熱調理器においては、温度センサを設置した位置について詳細に記載されていないが、温度センサを送風ファンとヒータとが取り付けられた調理庫の後壁(一側壁)でヒータの外周側に取り付けると、調理空間に送る熱風の温度に基づいて調理庫内の温度を制御することが可能となる。また、このような加熱調理器においては、蒸気発生装置を収容する位置によっては、蒸気の送出口を送風ファンとヒータとが取り付けられた調理庫の後壁(一側壁)に設けなければならないときがある。このような加熱調理器において、温度センサを送風ファンを回転させたときの送風方向において蒸気の導入口より下流側に配置したときには、温度センサに蒸気の導入口から蒸気と共に導入される水滴が付着して、温度センサが熱風の正確な温度を検出できなかった。また、この加熱調理器においては、ヒータを通過した熱風の温度が例えば200℃程度であるときに、蒸気の導入口から蒸気が導入されると、熱風の温度が蒸気により低下して、温度センサが熱風の正確な温度を検出できなかった。本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、食材を収容して調理する調理空間とこの調理空間に熱風を送る加熱空間とを有する調理庫と、調理庫の加熱空間側の一側壁に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫内の空気を循環させる送風ファンと、調理庫の加熱空間側の一側壁で送風ファンの外周側に取り付けられて調理庫内を加熱するヒータと、調理庫の加熱空間側の一側壁に形成された蒸気の導入口から調理庫内に蒸気を送出する蒸気発生装置と、調理庫の加熱空間側の一側壁でヒータの外周側となる位置に取り付けられて調理庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、温度センサを送風ファンを回転させたときの送風方向において蒸気の導入口より下流側に配置し、調理庫の加熱空間側の一側壁には温度センサの蒸気の導入口側となる位置に遮蔽板を設けたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器は、温度センサを送風ファンを回転させたときの送風方向において蒸気の導入口より下流側に配置したときに、調理庫の加熱空間側の一側壁には温度センサの蒸気の導入口側となる位置に遮蔽板を設けたので、蒸気の導入口から導入される蒸気が送風ファンによる送風に乗って温度センサ側に吹き付けられたり、蒸気の導入口から蒸気と共に導入された水滴が送風ファンによる送風に乗って温度センサ側に送出されても、蒸気や水滴が遮蔽板により温度センサに当たることがないので、温度センサは蒸気や水滴の影響を受けることなく、送風ファンとヒータによって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。
また、本発明は上記課題を解決するため、他の実施形態においては、食材を収容して調理する調理空間とこの調理空間に熱風を送る加熱空間とを有する調理庫と、調理庫の加熱空間側の一側壁に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫内の空気を循環させる送風ファンと、調理庫の加熱空間側の一側壁で送風ファンの外周側に取り付けられて調理庫内を加熱するヒータと、調理庫の加熱空間側の一側壁に形成された蒸気の導入口から調理庫内に蒸気を送出する蒸気発生装置と、調理庫の加熱空間側の一側壁でヒータの外周側となる位置に取り付けられて調理庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、温度センサを送風ファンを回転させたときの送風方向において蒸気の導入口より上流側にて蒸気の導入口の下側に配置したときに、調理庫の加熱空間側の一側壁には温度センサの上側に遮蔽板を設けたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器は、温度センサを送風ファンを回転させたときの送風方向において蒸気の導入口より上流側にて蒸気の導入口の下側に配置したときに、調理庫の加熱空間側の一側壁には温度センサの上側に遮蔽板を設けたので、蒸気の導入口から導入された蒸気や水滴が送風ファンによる送風に乗って温度センサに当たることがなく、温度センサは送風ファンとヒータによって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。また、蒸気の導入口から水滴が落下しても遮蔽板により温度センサに当たることがないので、温度センサは送風ファンとヒータによって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。
第1実施形態の加熱調理器の平面断面図である。 図1のA−A線における縦断面図である。 制御装置のブロック図である。 第2実施形態の縦断面図である。 第3実施形態の縦断面図である。 第4実施形態の縦断面図である。
以下、本発明に係る加熱調理器の実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように、第1実施形態の加熱調理器10は、食材を収容して調理する調理空間11aとこの調理空間11aに熱風を送る加熱空間11bとを有する調理庫11と、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫11内の空気を循環させる送風ファン20と、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁で送風ファン20の外周側に取り付けられて調理庫11内を加熱するヒータ30と、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁に形成された蒸気の導入口11cから調理庫11内に蒸気を送出する蒸気発生装置40と、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられて調理庫11内の温度を検出する温度センサ50と、温度センサ50の検出温度に基づいてヒータ30の作動を制御する制御装置60とを備えている。この加熱調理器10においては、温度センサ50は送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより下流側に配置され、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁には温度センサ50の蒸気の導入口11c側となる位置に遮蔽板51が設けられている。以下に、この加熱調理器10について詳述する。
加熱調理器10は、ケーシング10a内に調理庫11と、送風ファン20と、ヒータ30と、蒸気発生装置40と、温度センサ50と、制御装置60とを備えている。
調理庫11は、食材を収容して加熱するためのものであり、前面の一部が開口して周囲を断熱材に覆われた箱形をしている。調理庫11の前面の開口には、耐熱性ガラスの窓を備えた断熱扉12が開閉自在に設けられている。調理庫11は、食材を収容して調理する調理空間11aとこの調理空間11aに熱風を送る加熱空間11bとを有し、調理空間11aと加熱空間11bとはファンカバー22により通風可能に仕切られている。
送風ファン20は、調理庫11内の空気を循環させるものであり、シロッコファン等の遠心ファンが用いられている。送風ファン20は、調理庫11の加熱空間11b側となる左側壁(一側壁)に回転可能に取り付けられており、送風ファン20は、ファンモータ21を駆動して回転させると調理空間11a側から吸い込んだ空気を遠心方向に吐出する。なお、本実施形態の送風ファン20は、調理庫11の右側壁側から見たときに反時計回りに回転するものである。送風ファン20には、空気の吸込口側に板状のファンカバー22が設けられており、このファンカバー22は、送風ファン20に異物の進入を阻止するとともに中心部に多数形成された通風孔22aを通して送風ファン20に調理空間11aの空気を送るものである。ファンカバー22は、上述したように調理庫11内を調理空間11aと加熱空間11bとに仕切っており、調理庫11の上壁、下壁、前壁及び後壁との間に送風ファン20からの送風を通過させる隙間を開けて取り付けられている。
ヒータ30は、調理庫11内を加熱するものであり、シーズヒータ等の周知の電気式ヒータが用いられている。ヒータ30は、調理庫11の加熱空間11b側となる左側壁(一側壁)で送風ファン20の外周側に環状に取り付けられている。送風ファン20により調理庫11内の空気を循環させた状態でヒータ30を作動させると、送風ファン20は調理空間11aの空気を吸い込んで遠心方向に送風し、送風ファン20による遠心方向の送風がその外周側に取り付けられたヒータ30を通過するときに加熱されて熱風となり、この熱風は調理庫11の上壁、下壁、前壁及び後壁とファンカバー22との間に形成された空間よりなる通風路から調理空間11aに送られる。
蒸気発生装置40は、調理庫11内に蒸気を送出するものであり、調理庫11の左側となる位置でケーシング10a内に設けられている。蒸気発生装置40は、筒形状の蒸発容器内に収容した導電性の加熱体を電磁誘導加熱により加熱して蒸気を発生させるものである。蒸気発生装置40の蒸気の送出口は、調理庫11の加熱空間11b側となる左側壁の後壁側上部でヒータ30の外周側となる位置に形成された蒸気の導入口11cに蒸気の送出筒を介して接続されている。送風ファン20とヒータ30とを作動させた状態では、蒸気の導入口11cから導入される蒸気は、送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風とともに調理空間11aに送られる。
温度センサ50は、調理庫11内の温度を検出するものであり、例えば熱電対が用いられている。温度センサ50は、調理庫11の加熱空間11b側となる左側壁(一側壁)の前壁側上部でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられている。温度センサ50は、送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより下流側に配置されており、調理庫11の左側壁には、温度センサ50の蒸気の導入口11c側に遮蔽板51が取り付けられている。遮蔽板51は、左側壁から調理庫11側に突出するL形をした板部材よりなり、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が送風ファン20による送風に乗って温度センサ50に直接吹き付けられないようにするとともに、蒸気の導入口11cから蒸気と共に導入される水滴が送風ファン20による送風に乗って温度センサ50に当たらないようにするものである。また、遮蔽板51は、温度センサ50のヒータ30側となる位置を遮っているので、温度センサ50はヒータ30の放射熱を検出しにくくなっている。
制御装置60はマイクロコンピュータを備えており、図3に示すように、ファンモータ21、ヒータ30、蒸気発生装置40及び温度センサ50に接続されている。制御装置60は、図示しないメモリに調理プログラムを記憶しており、この調理プログラムに基づき温度センサ50の検出温度からヒータ30の作動を制御するとともに、ファンモータ21と蒸気発生装置40の作動を制御している。
上記のように構成した加熱調理器10において、温度センサ50が送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度を検出し、制御装置60はこの温度センサ50による検出温度に基づいて調理庫11内が例えば200℃のように蒸気の温度(100℃)より高い温度となるようにヒータ30の作動を制御しているときに、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が温度センサ50に直接当たると、温度センサ50による検出温度は100℃の温度の蒸気の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。また、同様に、蒸気の導入口11cから蒸気とともに導入される水滴が温度センサ50に直接当たると、温度センサ50による検出温度は水滴の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。しかし、本実施形態の加熱調理器10は、温度センサ50を送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより下流側に配置したときに、調理庫11の加熱空間11b側の一側壁には温度センサ50の蒸気の導入口11c側となる位置に遮蔽板51を設けたので、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が送風ファン20による送風に乗って温度センサ50側に吹き付けられたり、蒸気の導入口11cから蒸気と共に導入された水滴が送風ファン20による送風に乗って温度センサ50側に送出されても、遮蔽板51により蒸気や水滴が温度センサ50に当たることがないので、温度センサ50は蒸気や水滴の影響を受けることなく、送風ファン20とヒータ30によって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。
(第2実施形態)
図4は図1に示す第1実施形態のA−A線と同じ位置で切断した図であり、図4に示すように、第2実施形態の加熱調理器10Aは、食材を収容して調理する調理空間11aとこの調理空間11aに熱風を送る加熱空間11bとを有する調理庫11と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫11内の空気を循環させる送風ファン20と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)で送風ファン20の外周側に取り付けられて調理庫11内を加熱するヒータ30と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に形成された蒸気の導入口11cから調理庫11内に蒸気を送出する蒸気発生装置40と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられて調理庫11内の温度を検出する温度センサ50Aと、温度センサ50Aの検出温度に基づいてヒータ30の作動を制御する制御装置60とを備えている。この加熱調理器10Aにおいては、温度センサ50Aは送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより上流側に配置されている。また、この加熱調理器10Aにおいては、温度センサ50Aは蒸気の導入口11cの下側にあるときに、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)には温度センサ50Aの上側に遮蔽板51Aが設けられている。この第2実施形態の加熱調理器10Aは、温度センサ50Aと遮蔽板51Aの配置位置を第1実施形態の加熱調理器10の配置位置と異なる位置にしたものであり、それ以外は第1実施形態と同一であるので、温度センサ50Aと遮蔽板51Aの配置位置とその作用効果について詳述し、詳細な説明は省略する。
温度センサ50Aは、調理庫11の加熱空間11b側となる左側壁の後壁側下部でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられている。温度センサ50Aは、送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより上流側に配置されている。また、温度センサ50Aは蒸気の導入口11cの直下となる位置に配置されている。調理庫11の左側壁には、温度センサ50Aの蒸気の導入口11c側となる上側に遮蔽板51Aが取り付けられている。遮蔽板51Aは、左側壁から調理庫11側に突出するL形をした板部材よりなり、蒸気の導入口11cから蒸気と共に導入されて下方に滴下する水滴が温度センサ50Aに当たらないようにするものである。また、遮蔽板51Aは、温度センサ50Aのヒータ30側となる位置を遮っているので、温度センサ50Aはヒータ30の放射熱を検出しにくくなっている。
上記のように構成した加熱調理器10Aにおいて、温度センサ50Aが送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度を検出し、この温度センサ50Aによる検出温度に基づいて調理庫11内が例えば200℃のように蒸気の温度(100℃)より高い温度となるようにヒータ30の作動を制御しているときに、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が温度センサ50Aに直接当たると、温度センサ50Aによる検出温度は100℃の温度の蒸気の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。また、同様に、蒸気の導入口11cから蒸気とともに導入される水滴が温度センサ50Aに直接当たると、温度センサ50Aによる検出温度は水滴の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。しかし、本実施形態の加熱調理器10Aは、温度センサ50Aを送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより上流側に配置したので、蒸気の導入口11cから導入された蒸気や水滴が送風ファン20による送風に乗って温度センサ50Aに当たることがなく、温度センサ50Aは送風ファン20とヒータ30によって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。また、本実施形態の加熱調理器10Aは、温度センサ50Aが蒸気の導入口11cの直下(下側)にあり、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁には温度センサ50Aの上側に遮蔽板51Aを設けたので、蒸気の導入口11cから蒸気とともに導入されて落下する水滴が遮蔽板51Aにより温度センサ50Aに当たることがないので、温度センサ50Aは送風ファン20とヒータ30によって生成される熱風の温度を正確に検出をすることができる。
(第3実施形態)
図5は図1に示す第1実施形態のA−A線より右側でファンカバー22が表示される位置で切断した図であり、図5に示すように、第3実施形態の加熱調理器10Bは、食材を収容して調理する調理空間11aとこの調理空間11aに熱風を送る加熱空間11bとを有する調理庫11と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫11内の空気を循環させる送風ファン20と、調理庫11内に設けられて送風ファン20の吸込口を通風可能に覆うファンカバー22と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)で送風ファン20の外周側に取り付けられて調理庫11内を加熱するヒータ30と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に形成された蒸気の導入口11cから調理庫11内に蒸気を送出する蒸気発生装置40と、調理庫11内の温度を検出する温度センサ50Bと、温度センサ50Bの検出温度に基づいてヒータ30の作動を制御する制御装置60とを備えている。この加熱調理器10Bにおいては、温度センサ50Bをファンカバー22における送風ファン20の吸込口の近傍となる位置に取り付けている。この第3実施形態の加熱調理器10Bは、温度センサ50Bの配置位置を第1実施形態の加熱調理器10の配置位置と異なる位置にするとともに遮蔽板51を無くしたものであり、それ以外は第1実施形態と同一であるので、温度センサ50Bの配置位置とその作用効果について詳述し、詳細な説明は省略する。
送風ファン20の吸込口側に設けられたファンカバー22には、吸込口の近傍となる位置で中心部に多数形成された通風孔22aが形成された位置に温度センサ50Bが設けられている。
上記のように構成した加熱調理器10Bにおいて、温度センサ50Bが調理空間11a側から吸い込んだ空気の温度を検出し、この温度センサ50Bによる検出温度に基づいて調理庫11内が例えば200℃のように蒸気の温度(100℃)より高い温度となるようにヒータ30の作動を制御しているときに、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が温度センサ50Bに直接当たると、温度センサ50Bによる検出温度は100℃の温度の蒸気の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。また、同様に、蒸気の導入口11cから蒸気とともに導入される水滴が温度センサ50Bに直接当たると、温度センサ50Bによる検出温度は水滴の影響により送風ファン20とヒータ30とにより生成される熱風の温度より低い温度となる。しかし、本実施形態の加熱調理器10Bは、温度センサ50Bをファンカバー22における送風ファン20の吸込口の近傍となる位置に取り付けたので、蒸気の導入口11cから導入された蒸気や水滴が送風ファン20による送風に乗って温度センサに当たることがなく、温度センサ50Bは調理空間11a側から吸い込まれる空気の温度を正確に検出をすることができる。
(第4実施形態)
図6は図1に示す第1実施形態のA−A線より右側でファンカバー22が表示される位置で切断した図であり、図6に示すように、第3実施形態の加熱調理器10Cは、食材を収容して調理する調理空間11aとこの調理空間11aに熱風を送る加熱空間11bとを有する調理庫11と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して調理庫11内の空気を循環させる送風ファン20と、調理庫11内に設けられて送風ファン20の吸込口を通風可能に覆うファンカバー22と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)で送風ファン20の外周側に取り付けられて調理庫11内を加熱するヒータ30と、調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)に形成された蒸気の導入口11cから調理庫11内に蒸気を送出する蒸気発生装置40と、調理庫11内の温度を検出する温度センサ50Cと、温度センサ50Cの検出温度に基づいてヒータ30の作動を制御する制御装置60とを備えている。この加熱調理器10Cにおいては、温度センサ50Cは調理庫11の加熱空間11b側の左側壁(一側壁)でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられた第1の温度センサ50C1と、ファンカバー22における送風ファン20の吸込口の近傍となる位置に取り付けられた第2の温度センサ50C2とからなり、制御装置60は第1の温度センサ50C1と第2の温度センサ50C2との両検出温度に基づいてヒータ30の作動を制御するようにしている。また、制御装置60は、第1の温度センサ50C1の検出温度と第2の温度センサ50C2の検出温度との温度差から調理庫11内の食材の重量を算出する算出手段を備えている。この第4実施形態の加熱調理器10Cは、温度センサ50Cが第1の温度センサ50C1と第2の温度センサ50C2とからなることと、制御装置60による制御が第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同一であるので、これらについて詳述し、詳細な説明は省略する。
この加熱調理器10Cにおいては、温度センサ50Cは調理庫11の加熱空間11b側の一側壁の前壁側上部でヒータ30の外周側となる位置に取り付けられた第1の温度センサ50C1と、ファンカバー22における送風ファン20の吸込口の近傍となる位置に取り付けられた第2の温度センサ50C2とからなる。第1の温度センサ50C1は、送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより下流側に配置されており、調理庫11の左側壁には、第1の温度センサ50C1の蒸気の導入口11c側に遮蔽板51Cが取り付けられている。遮蔽板51Cは、左側壁から調理庫11側に突出するL形をした板部材よりなり、蒸気の導入口11cから導入される蒸気が送風ファン20による送風に乗って第1の温度センサ50C1に直接吹き付けられないようにするとともに、蒸気の導入口11cから蒸気と共に導入される水滴が送風ファン20による送風に乗って第1の温度センサ50C1に当たらないようにするものである。また、遮蔽板51Cは、第1の温度センサ50C1のヒータ30側となる位置を遮っているので、第1の温度センサ50C1はヒータ30の放射熱を検出しにくくなっている。
制御装置60は、第1の温度センサ50C1と第2の温度センサ50C2との両検出温度から算出される温度として第1の温度センサ50C1と第2の温度センサ50C2の両検出温度の平均の温度に基づいてヒータ30の作動を制御するようにしている。第1の温度センサC1による検出温度は、送風ファン20によって調理空間11aから吸引された空気がヒータ30を通過することで加熱された直後の空気の温度であるので、調理空間11aに収容された食材の温度より若干高くなっている。また、第2の温度センサC2による検出温度は、加熱空間11bから調理空間11aに送られた熱風が収容された食材を加熱することで熱交換されてから再び送風ファン20に吸引される空気の温度であるので、調理空間11aに収容された食材の温度より若干低くなっている。そのため、制御装置60は、第1の温度センサ50C1と第2の温度センサ50C2の両検出温度の平均の温度に基づいてヒータ30の作動を制御するので調理空間11aに収容した食材に近い温度に基づいてヒータ30の作動を制御することができる。
また、制御装置60は、第1の温度センサ50C1の検出温度と第2の温度センサ50C2の検出温度との温度差から調理庫11内の食材の重量を算出する算出手段を備えている。この算出手段について詳述すると、制御装置60のメモリには、食材の調理メニュー毎に調理庫11内に収容された食材の重量と、この食材の重量に応じた第1の温度センサC1と第2の温度センサC2との温度差とからなるデータが記録されており、制御装置60の算出手段は、上記データに基づき第1の温度センサ50C1の検出温度と第2の温度センサ50C2の検出温度との温度差から調理庫11内の食材の重量を算出するようにしている。
このようにした加熱調理器10Cにおいては、調理庫11の調理空間11aに収容される食材の量により第1の温度センサ50C1により検出される送風ファン20とヒータ30によって生成される熱風の温度と、第2の温度センサ50C2により検出される調理空間11a側から吸い込まれた空気の温度とが大きく異なるようなときがある。このようなときに、制御装置60は第1及び第2の温度センサ50C1、C2の両検出温度の平均の温度に基づいてヒータ30の作動を制御しているので、ヒータ30は調理庫11に収容した食材の温度に近い温度に基づいてその作動を制御されるようになる。これにより、加熱調理器10Cは、調理庫11に収容した食材の量に関わらず収容した食材の温度に近い正確な温度制御をすることができるようになる。
このようにした加熱調理器10Cにおいては、制御装置60は第1の温度センサ50C1の検出温度と第2の温度センサ50C2の検出温度との温度差から調理庫11内の食材の重量を算出する算出手段を備えているので、調理庫11内の食材の重量を検出する重量センサ等を設けることなく食材の重量を算出することができ、食材の重量に応じてヒータ20の作動を制御する等の加熱調理を実行することが可能となる。
なお、第4実施形態においては、第1の温度センサ50C1は、送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより下流側に配置させており、調理庫11の左側壁には第1の温度センサ50C1の蒸気の導入口11c側に遮蔽板51Cが取り付けられているが、本発明はこれに限られるものでなく、第1の温度センサ50C1を、送風ファン20を回転させたときの送風方向において蒸気の導入口11cより上流側に配置してもよい。また、温度センサ50C1を蒸気の導入口11cの直下となる位置に配置したときには、調理庫11の左側壁に温度センサ50C1の蒸気の導入口11c側となる上側に遮蔽板51Cを取り付けるようにしてもよく、このようにすると第2実施形態において説明したような作用効果を得ることができる。
10…加熱調理器、11…調理庫、11a…調理空間、11b…加熱空間、20…送風ファン、30…ヒータ、40…蒸気発生装置、50、50A、50B、50C…温度センサ、第1の温度センサ…50C1、第2の温度センサ50C2、60…制御装置。

Claims (2)

  1. 食材を収容して調理する調理空間とこの調理空間に熱風を送る加熱空間とを有する調理庫と、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して前記調理庫内の空気を循環させる送風ファンと、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁で前記送風ファンの外周側に取り付けられて前記調理庫内を加熱するヒータと、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁に形成された蒸気の導入口から前記調理庫内に蒸気を送出する蒸気発生装置と、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁で前記ヒータの外周側となる位置に取り付けられて前記調理庫内の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出温度に基づいて前記ヒータの作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、
    前記温度センサを前記送風ファンを回転させたときの送風方向において前記蒸気の導入口より下流側に配置したときに、前記調理庫の加熱空間側の一側壁には前記温度センサの前記蒸気の導入口側となる位置に遮蔽板を設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 食材を収容して調理する調理空間とこの調理空間に熱風を送る加熱空間とを有する調理庫と、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁に回転可能に取り付けられて中心部から吸い込んだ空気を遠心方向に送風して前記調理庫内の空気を循環させる送風ファンと、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁で前記送風ファンの外周側に取り付けられて前記調理庫内を加熱するヒータと、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁に形成された蒸気の導入口から前記調理庫内に蒸気を送出する蒸気発生装置と、
    前記調理庫の加熱空間側の一側壁で前記ヒータの外周側となる位置に取り付けられて前記調理庫内の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出温度に基づいて前記ヒータの作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、
    前記温度センサを前記送風ファンを回転させたときの送風方向において前記蒸気の導入口より上流側にて前記蒸気の導入口の下側に配置したときに、前記調理庫の加熱空間側の一側壁には前記温度センサの上側に遮蔽板を設けたことを特徴とする加熱調理器。
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