JP5404310B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5404310B2
JP5404310B2 JP2009246773A JP2009246773A JP5404310B2 JP 5404310 B2 JP5404310 B2 JP 5404310B2 JP 2009246773 A JP2009246773 A JP 2009246773A JP 2009246773 A JP2009246773 A JP 2009246773A JP 5404310 B2 JP5404310 B2 JP 5404310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter circuit
semiconductor elements
cooling
receiving block
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009246773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011097673A (ja
Inventor
隆 橋本
裕久 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009246773A priority Critical patent/JP5404310B2/ja
Publication of JP2011097673A publication Critical patent/JP2011097673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5404310B2 publication Critical patent/JP5404310B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電力変換装置、補助電源等の複数の半導体素子を備えた電源装置に関する。
一般に、鉄道車両には、電源装置として、電力を直流から交流あるいは交流から直流へ変換して供給する電力変換装置が設置されている。電力変換装置は、互いに独立した複数のインバータ回路(電力変換回路)を備え、各インバータ回路は、三相ブリッジ接続された複数の半導体素子、各相のアノード、カソード間に接続される相コンデンサ、直流端子PN間に接続されたフィルタコンデンサ等を有している。複数のインバータ回路は、所定期間ごとに交互に作動され、あるいは、一方のインバータ回路は予備として設けられている。また、電力変換装置は、半導体素子を冷却する冷却装置を備え、これらは筺体内に配置されている。
冷却装置は、各相に設けられた板状の受熱ブロックと、受熱ブロックから延出したヒートパイプと、ヒートパイプの周囲に取付けられた複数の放熱フィンと、を有している(例えば、特許文献1および2)。受熱ブロックの一方の面には一方のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられ、受熱ブロックの他方の面には他方のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられる。半導体素子の取り付けは三相共同様である。
半導体素子で発生した熱は、受熱ブロックに伝わり、この熱により、ヒートパイプ内の冷媒が加熱されて蒸発し、放熱フィン側で大気に熱放散して凝縮する。これにより、半導体素子が効率的に冷却される。
通常、鉄道車両は、2つの台車を備え、各台車内に車輪を駆動する2つの主電動機が設置されている。この場合、車両用の電力変換装置は、4つの主電動機にそれぞれ電力を供給する4つのインバータ回路を備えている。また、電力変換装置は、鉄道架線から遮断器を介して、同一台車内に取り付けられた2つの主電動機に電力を供給する方法が一般的となっている。同一台車内に設けられている2つの主電動機に電力を供給する2つのインバータ回路は、同一の冷却装置で冷却されるように構成されている。
特開2006−121843号公報 特開2006−121847号公報
上記のような構成の電力変換装置において、例えば、受熱ブロックの一方の表面上に設けられた半導体素子が物理的に破損した場合、保護回路が作動し、インバータ回路の上流に配置された遮断器が2つのインバータ回路を鉄道架線から切り離す。そのため、受熱ブロックの他方の表面上に取り付けられている健全な半導体素子も一緒に切り離され、動作不能となる。この場合、残りの2つのインバータ回路のみによって一方の台車上の主電動機が駆動され、半導体素子の負荷が増大する。この際、一方の冷却装置によってのみ、半導体素子を冷却する必要があり、冷却装置の負荷も増大し、半導体素子の冷却性が低下する。更に、切り離された側のインバータ回路を冷却するために設けられている他方の冷却装置は、半導体素子の冷却に使用されることがなく、冷却効率に無駄が生じる。
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、一部の半導体素子が破損した場合でも冷却装置により効率よく半導体素子を冷却することができ信頼性の高い電源装置を提供することにある。
本発明の形態に係る電源装置は、第1遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第1被駆動器に電力を供給する第1系インバータ回路と、前記第1遮断器に対し独立した第2遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第2被駆動器に電力を供給する第2系インバータ回路と、前記第1遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第3被駆動器に電力を供給する第3系インバータ回路と、前記第2遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第4被駆動器に電力を供給する第4系インバータ回路と、前記第1系のインバータ回路を構成する分の複数の半導体素子が取り付けられた第1設置面、および前記2系のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられた第2設置面を有する受熱ブロックと、前記受熱ブロックに接続された放熱部とを備えた第1冷却ユニットと、前記第3系のインバータ回路を構成する分の複数の半導体素子が取り付けられた第1設置面、および前記4系のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられた第2設置面を有する受熱ブロックと、前記受熱ブロックに接続された放熱部とを備えた第2冷却ユニットと、を有し、前記半導体素子を冷却する冷却装置と、を具備する。
上記構成によれば、一部の半導体素子が物理的に破損した場合でも、他の半導体素子を冷却装置により効率よく冷却することができ、信頼性の高い電源装置を提供することができる。
図1は、この発明の実施形態に係る電力変換装置を備えた鉄道車両を概略的に示す側面図。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る車両用電力変換装置の電気回路図。 図3は、第1の実施形態に係る電力変換装置を示す断面図。 図4は、前記電力変換装置の冷却装置の冷却ユニットを示す側面図及び正面図。 図5は、前記電力変換装置の3個の冷却ユニットの装着状態を示す断面図。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る車両用電力変換装置の電気回路図。 図7は、第2の実施形態に係る電力変換装置を示す断面図。 図8は、前記電力変換装置の冷却装置の冷却ユニットを示す側面図及び正面図。 図9は、前記電力変換装置の2個の冷却ユニットの装着状態を示す断面図。 図10は、本発明の第3の実施形態に係る車両用電力変換装置の電気回路図。 図11は、第3の実施形態に係る電力変換装置を示す断面図。 図12は、前記電力変換装置の冷却装置の冷却ユニットを示す側面図及び正面図。 図13は、前記電力変換装置の冷却ユニットの装着状態を示す断面図。 図14は、変形例に係る冷却ユニットを示す平面図。 図15は、本発明の第4の実施形態に係る車両用電力変換装置の電気回路図。 図16は、前記電力変換装置の冷却装置の冷却ユニットを示す側面図及び正面図。
以下図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る電力変換装置ついて詳細に説明する。始めに、電源装置としての電力変換装置を備えた鉄道車両について説明する。
図1は鉄道車両を概略的に示している。この鉄道車両20は、それぞれ車輪14が設けられた一対の台車16a、16bと、台車上に空気ばね15を介して支持された車体21と、を備えている。台車16aには、例えば、4つの車輪14と、これらの車輪を駆動する2つの主電動機33A、33Bとが載置されている。台車16bには、例えば、4つの車輪14と、これらの車輪を駆動する2つの主電動機33C、33Dとが載置されている。各主電動機は、図示しないギアボックスおよびカップリングを介して回転力を車輪14に伝達し、車輪を駆動する。車輪14はレール13上に載置されている。
車体21の天井側にはパンタグラフ19が設けられ、このパンダグラフは架線31と接触している。車体21の床下には、電力変換装置10および他の床下装置23が艤装されている。架線31からパンタグラフ19に供給された電力は、図示しない他の機器を通過し、電力変換装置10に供給される。電力は電力変換装置10により直流から交流に変換され、図示しない配線を通して、各主電動機33A〜33Dに供給される。主電動機33A〜33Dは供給された電力により駆動し、ギアボックスとカップリングを介して車輪14を回転させる。これにより、車体21はレール13上を走行する。
次に、この発明の第1の実施形態に係る電力変換装置10について説明する。
図2は電力変換装置10の電気回路を示している。すなわち、電力変換装置10は、鉄道架線31から遮断器を介して入力される直流電流をそれぞれ3相の交流電力に変換して主電動機、空調装置等の被駆動器に供給する第1、第2、第3、第4系の4つのインバータ回路30A、30B、30C、30Dを備えている。また、電力変換装置10は、2つのインバータ回路30A、30Bを冷却する冷却装置4A、および2つのインバータ回路30C、30Dを冷却する冷却装置4Bを備えている。
冷却装置4Aによって冷却される2つのインバータ回路の内の一方、例えば、インバータ回路30Aと、他方の冷却装置4Bによって冷却される2つのインバータ回路の内の一方、例えば、インバータ回路30Cは、遮断器32Aを介してパンタグラフ19および架線31に接続される。冷却装置4Aによって冷却される他方のインバータ回路30Bと、他方の冷却装置4Bによって冷却される他方のインバータ回路30Dは、遮断器32Bを介してパンタグラフ19および架線31に接続される。遮断器32Aおよび32Bは、架線31に対して並列に接続されている。
第1系のインバータ回路30Aは、遮断器32Aを介して直流端子P1、N1に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して被駆動器としての主電動機33Aに供給し、第2系のインバータ回路30Bは、遮断器32Bを介して直流端子P2、N2に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Bに供給する。冷却装置4Aによって冷却される第1系および第2系のインバータ回路30A、30Bから電力供給を受ける主電動機33A、33Bは、同一の台車に属さず、互いに異なる台車16a、16bに載置されている。
第3系のインバータ回路30Cは、遮断器32Aを介して直流端子P3、N3に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Cに供給し、第4系のインバータ回路30Cは、遮断器32Bを介して直流端子P4、N4に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Cに供給する。冷却装置4Bによって冷却される第3系および第4系のインバータ回路30C、30Dから電力供給を受ける主電動機33C、33Dは、同一の台車に属さず、互いに異なる台車16a、16bに載置されている。
第1系のインバータ回路30Aは、直流端子P1、N1間に接続されたコンデンサ3Aと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P1、N1に接続され、交流側が出力部5Aに接続された6個の電力用半導体素子1Aとを備えている。図2において、各電力用半導体素子1Aは、等価の回路1Aとして示されている。各回路1Aは、IGBT(insulated gate bipolar transistor)17と、ダイオード18とを有し、インバータブリッジ回路のいわゆる1アームを構成している。本実施形態において、インバータ回路30Aは、回路1Aを6個組み合わせて3相ブリッジ回路を構成している。
6個の回路1Aは、例えば、3個ずつ2列に並んで配置され、向い合う2個の回路1Aを1組として、3組の回路を構成している。各回路1Aは、直流端子から供給される直流電力の正極または負極のいずれかが、それぞれ正側端子または負側端子のいずれかに印加される。1組を構成する2個の回路1Aは、直流電力が供給されていない負側端子と正側端子とが互いに連結され、かつ、出力部5Aに接続されている。そして、インバータ回路30Aは、6個のIGBT17の各ゲートを制御することにより、直流電力を交流電力に変換して、出力部5Aに出力する。コンデンサ3Aは、例えば電源平滑用コンデンサであり、オイルコンデンサなどである。
第2、第3、第4系のインバータ回路30B、30C、30Dは、それぞれ第1系のインバータ回路30Aと同様に構成されている。すなわち、第2系のインバータ回路30Bは、直流端子P2、N2間に接続されたコンデンサ3Bと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P2、N2に接続され、交流側が出力部5Bに接続された6個の電力用半導体素子1Bとを備えている。
第3系のインバータ回路30Cは、直流端子P3、N3間に接続されたコンデンサ3Cと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P3、N3に接続され、交流側が出力部5Cに接続された6個の電力用半導体素子1Cとを備えている。第4系のインバータ回路30Dは、直流端子P4、N4間に接続されたコンデンサ3Dと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P4、N4に接続され、交流側が出力部5Dに接続された6個の電力用半導体素子1Dとを備えている。
次に、電力変換装置10の冷却装置4A、4Bについて説明する。
図3は、冷却装置4A、4Bを備えた電力変換装置10全体を一部破断して示す側面図、図4は、1相分の冷却ユニットを示す側面図および正面図、図5は、3相U、V、Wの冷却ユニットを組み込んだ状態を示す冷却装置の側面図である。
図3および図4に示すように、電力変換装置10の第1系および第2系のインバータ回路30A、30Bの半導体素子、つまり、回路1A、1Bを冷却するための冷却装置4Aは、各相に対応した3つの冷却ユニット12A、12B、12Cを備えている。3つの冷却ユニット12A、12B、12Cは、車体21の床下に吊設された箱体6内に配置されている。箱体6内には密閉容器34が設けられ、この密閉容器内にインバータ回路30A、30Bのコンデンサ3A、3Bおよびゲートアンプ7等が収納されている。
各冷却ユニット12A、12B、12Cは、発熱部50を構成する受熱ブロック51と受熱ブロックの熱を放熱する放熱部52とを有している。受熱ブロック51は、アルミニウム等の伝熱性の高い材料で矩形板状に形成されている。受熱ブロック51の一方の主面は、第1設置面51aを形成し、この第1設置面51aと反対側に位置した他方の主面は、第2設置面51bを形成している。
受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第1系のインバータ回路30Aの内、1相分に相当する1組の回路1Aが熱伝導グリース等を介して取り付けられている。受熱ブロック51の第2設置面51b上には、第2系統のインバータ回路30Bの内、1相分、例えば、U相分、に相当する1組の回路1Bが熱伝導グリース等を介して取り付けられている。
放熱部52は、受熱ブロック51の側端面から延出した複数のヒートパイプ54と、これらのヒートパイプ54に取り付けられた複数の放熱フィン56とを備えている。各ヒートパイプ54は、例えば、直管型のヒートパイプであり、その一端部が受熱ブロック51内に埋め込まれている。受熱ブロック51と各ヒートパイプ54との間は、絶縁シール等により、電気的に絶縁されている。そして、各ヒートパイプ54の直線部分は、受熱ブロック51から外側に延出し、かつ、水平方向に対して所定角度だけ上方に傾斜して延びている。複数のヒートパイプ54は、例えば、鉛直方向に所定の間隔を置いて平行に並んで設けられている。各ヒートパイプ54内には、冷媒、例えば、純水が封入されている。
なお、ヒートパイプ54は、直管型に限らず、U字形状のヒートパイプを用いても良い。この場合、ヒートパイプの折曲げ部分が、受熱ブロック51に埋め込まれた状態で設置される。
複数の放熱フィン56は、ヒートパイプ54の長手方向に所定の間隔を置いて、ヒートパイプ54に嵌着されている。各放熱フィン56は、例えば、矩形板状に形成され、鉛直方向に沿って延びている。最も受熱ブロック51寄りに位置した放熱フィン56aには、矩形枠状の境界板58が防水処理を施した状態で固定され、更に、境界板に矩形枠状のパッキン60が取り付けられている。
冷却ユニット12B、12Cは、それぞれ冷却ユニット12Aと同様に構成されている。冷却ユニット12Bにおいて、受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第1系のインバータ回路30Aの内、V相分に相当する1組の回路1Aが設置され、第2設置面51b上には、第2系統のインバータ回路30Bの内、V相分に相当する1組の回路1Bが設置されている。冷却ユニット12Cにおいて、受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第1系のインバータ回路30Aの内、W相分に相当する1組の回路1Aが設置され、第2設置面51b上には、第2系統のインバータ回路30Bの内、W相分に相当する1組の回路1Bが設置されている。
このように構成された3つの冷却ユニット12A、12B、12Cは、図3および図5に示すように、箱体6内に設けられた支持フレーム62に、それぞれ境界板58をボルト止めすることにより、支持フレーム62に固定されている。この際、境界板58に取り付けられたパッキン60が支持フレーム62に押圧され、支持フレームとの境界板の水密性を維持している。3つの冷却ユニット12A、12B、12Cは、箱体6内に、水平方向に並んで配設され、ヒートパイプ54および放熱フィン56は、箱体6の開放部に配置されている。
また、図5に示すように、3つの冷却ユニット12A、12B、12Cは、受熱ブロック51の設置面が互いに平行でかつ予め定められた一定の間隔を保つように並べて固定されている。真ん中に配置された冷却ユニット12Bに対して、残りの一方の冷却ユニット12Aは受熱ブロック51の第1設置面51a同士が対向し、他方の冷却ユニット12Cは受熱ブロック51の第2設置面51b同士が対向するように配設されている。これによって、第1系のインバータ回路30Aを構成する2相の半導体素子1A同士が対向し、残りの1相の半導体素子1Aが外側を向いている。同様に、第2系のインバータ回路30Bを構成する2相の半導体素子1B同士が対向し、残りの1相の半導体素子1Bが外側を向くことになり、半導体素子1Aと半導体素子1Bとは受熱ブロック51によって互いに隔てられる。
第3系および第4系のインバータ回路30C、30Dを冷却する冷却装置4Bは、冷却装置4Aと同様に構成され、3つの冷却ユニットを備えている。
上記構成の冷却装置4A、4Bによれば、電力変換装置10の作動により半導体素子1A、1B、1C、あるいは1Dが発熱すると、この熱が受熱ブロック51に伝わり、その熱により、ヒートパイプ54内に封入された冷媒が加熱されて蒸発し、放熱フィン56側で凝縮して大気へ熱放散を行う。凝縮した冷媒は、ヒートパイプ54の内部で重力により受熱ブロック51側へ戻り、再び加熱され、このサイクルを繰り返す。放熱フィン56は自然冷却あるいは車両の走行風により大気へ熱放散を行うため、地面に対してほぼ垂直に設置され、放熱フィン56の間から上昇気流が通りやすくなっている。これにより、半導体素子1A、1B、1C、1Dが効率的に冷却される。
以上のように構成された電力変換装置10によれば、インバータ回路を構成する一部の半導体素子が物理的に破損した場合でも、冷却装置4A、4Bにより他のインバータ回路の半導体素子を効率よく冷却し、他のインバータ回路に及ぼす影響を軽減することができ、信頼性の向上を図ることができる。すなわち、1つの冷却装置に設けられた2系のインバータ回路は、それぞれ別々の遮断器32A、32Bを介して架線に接続されている。また、1つの冷却装置に設けられた2系のインバータ回路は、それぞれ別々の台車16a、16bに設置されている。例えば、第1系のインバータ回路30Aを構成する半導体素子が何らかの理由により破壊した場合、保護回路が作動し、インバータ回路の上流に配置された遮断器32Aが2つのインバータ回路30A、30Cを鉄道架線から切り離す。この場合でも、健全な残りのインバータ回路30B、30Dは、それぞれ別の冷却装置4A、4Bに設けられているため、半導体素子の負荷が増大しても冷却装置4A、4Bによって効率よく冷却される。従って、一部の半導体素子が破壊した場合でも、一方の冷却装置の冷却効率に無駄が生じることがなく、健全な半導体素子を充分に冷却し、主電動機への電力供給を維持することができる。これにより、信頼性の高い車両用の電カ変換装置が得られる。
なお、第1の実施形態において、1つの冷却装置によって冷却される2系統のインバータ回路から電力供給を受ける主電動機は、別々の台車に設けられた主電動機に限らず、同一の台車に設けられた複数の主電動機としてもよい。また、インバータ回路により電力供給を受ける被駆動器は、主電動機に限らず、空調装置等の他の駆動器としてもよい。
次に、この発明の第2の実施形態に係る電力変換装置について説明する。
図6は、電力変換装置の電気回路図、図7は、冷却装置を備えた電力変換装置10全体を一部破断して示す側面図、図8は、冷却ユニットを示す側面図および正面図、図9は、2つの冷却ユニットを組み込んだ状態を示す冷却装置の側面図である。
なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、電力変換装置10は、鉄道架線31から遮断器を介して入力される直流電流をそれぞれ3相の交流電力に変換して主電動機33A、33B、33C、33Dに供給する第1、第2、第3、第4系の4つのインバータ回路30A、30B、30C、30Dを備えている。また、電力変換装置10は、1つの冷却装置4を備え、この冷却装置4は、2つのインバータ回路30A、30Bを冷却する冷却ユニット12Aおよび2つのインバータ回路30C、30Dを冷却する冷却ユニット12Bを有している。
冷却ユニット12Aによって冷却される2つのインバータ回路の内の一方、例えば、インバータ回路30Aと、他方の冷却ユニット12Bによって冷却される2つのインバータ回路の内の一方、例えば、インバータ回路30Cは、遮断器32Aを介してパンタグラフ19および架線31に接続される。冷却ユニット12Aによって冷却される他方のインバータ回路30Bと、他方の冷却ユニット12Bによって冷却される他方のインバータ回路30Dは、遮断器32Bを介してパンタグラフ19および架線31に接続される。遮断器32Aおよび32Bは、架線31に対して並列に接続されている。
第1系のインバータ回路30Aは、遮断器32Aを介して直流端子P1、N1に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Aに供給し、第2系のインバータ回路30Bは、遮断器32Bを介して直流端子P2、N2に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Bに供給する。主電動機33A、33Bは、同一の台車に属さず、互いに異なる台車16a、16bに載置されている。
第3系のインバータ回路30Cは、遮断器32Aを介して直流端子P3、N3に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Cに供給し、第4系のインバータ回路30Cは、遮断器32Bを介して直流端子P4、N4に入力される直流電力を3相の交流電力に変換して主電動機33Cに供給する。主電動機33C、33Dは、互いに異なる台車16a、16bに載置されている。
第2の実施形態において、第1系のインバータ回路30Aは、直流端子P1、N1間に接続されたコンデンサ3Aと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P1、N1に接続され、交流側が主電動機33Aに接続される3個の2イン1タイプの電力用半導体素子1Eとを備えている。3個の半導体素子1Eは、1列に並んで配置されている。インバータ回路30Aは、3個の半導体素子1Eの各ゲートを制御することにより、直流電力を交流電力に変換して、出力部に出力する。コンデンサ3Aは、例えば電源平滑用コンデンサであり、オイルコンデンサなどである。
第2、第3、第4系のインバータ回路30B、30C、30Dは、それぞれ第1系のインバータ回路30Aと同様に構成されている。すなわち、第2インバータ回路30Bは、直流端子P2、N2間に接続されたコンデンサ3Bと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P2、N2に接続され、交流側が主電動機33Bに接続される3個の2イン1タイプの電力用半導体素子1Fとを備えている。第3インバータ回路30Cは、直流端子P3、N3間に接続されたコンデンサ3Cと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P3、N3に接続され、交流側が主電動機33Cに接続される3個の2イン1タイプの電力用半導体素子1Gとを備えている。第4インバータ回路30Dは、直流端子P4、N4間に接続されたコンデンサ3Dと、3相ブリッジ接続されてその直流側が直流端子P4、N4に接続され、交流側が主電動機33Dに接続される3個の2イン1タイプの電力用半導体素子1Hとを備えている。
図6ないし図8に示すように、第2の実施形態によれば、電力変換装置10の冷却装置4は、2つの冷却ユニット12A、12Bを有する1つの冷却装置により構成されている。すなわち、冷却装置4は、第1系および第2系のインバータ回路30A、30Bの半導体素子1Eおよび1Fを冷却する冷却ユニット12Aと、第2系および第3系のインバータ回路30C、30Dの半導体素子1Gおよび1Hを冷却する冷却ユニット12Bと、を備えている。
冷却ユニット12A、12Bは、発熱部50を構成する受熱ブロック51と受熱ブロックの熱を放熱する放熱部52とを有している。受熱ブロック51は、アルミニウム等の伝熱性の高い材料で矩形板状に形成されている。受熱ブロック51の一方の主面は、第1設置面51aを形成し、この第1設置面51aと反対側に位置した他方の主面は、第2設置面51bを形成している。
冷却ユニット12Aにおいて、受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第1系のインバータ回路30Aの3相分に相当する3つの半導体素子1Eが熱伝導グリース等を介して取り付けられている。受熱ブロック51の第2設置面51b上には、第2系統のインバータ回路30Bの3相分に相当する3つの半導体素子1Fが熱伝導グリース等を介して取り付けられている。
放熱部52は、受熱ブロック51の側端面から延出した複数のヒートパイプ54と、これらのヒートパイプ54に取り付けられた複数の放熱フィン56とを備えている。各ヒートパイプ54は、例えば、直管型のヒートパイプであり、その一端部が受熱ブロック51内に埋め込まれている。受熱ブロック51と各ヒートパイプ54との間は、絶縁シール等により、電気的に絶縁されている。そして、各ヒートパイプ54の直線部分は、受熱ブロック51から外側に延出し、かつ、水平方向に対して所定角度だけ上方に傾斜して延びている。複数のヒートパイプ54は、例えば、鉛直方向に所定の間隔を置いて平行に並んで設けられている。各ヒートパイプ54内には、冷媒、例えば、純水が封入されている。
複数の放熱フィン56は、ヒートパイプ54の長手方向に所定の間隔を置いて、ヒートパイプ54に嵌着されている。各放熱フィン56は、例えば、矩形板状に形成され、鉛直方向に沿って延びている。最も受熱ブロック51寄りに位置した放熱フィン56aには、矩形枠状の境界板58が防水処理を施した状態で固定され、更に、境界板に矩形枠状のパッキン60が取り付けられている。
冷却ユニット12Bは、冷却ユニット12Aと同様に構成されている。冷却ユニット12Bにおいて、受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第3系のインバータ回路30Cの3相分に相当する3つの半導体素子1Gが取り付けられている。受熱ブロック51の第2設置面51b上には、第4系のインバータ回路30Dの3相分に相当する3つの半導体素子1Hが取り付けられている。
このように構成された2つの冷却ユニット12A、12Bは、図7および図9に示すように、箱体6内に設けられた支持フレーム62に、それぞれ境界板58をボルト止めすることにより、支持フレーム62に固定されている。境界板58に取り付けられたパッキン60が支持フレーム62に押圧され、支持フレームとの境界板の水密性を維持している。2つの冷却ユニット12A、12Bは、箱体6内に、水平方向に並んで配設され、ヒートパイプ54および放熱フィン56は、箱体6の開放部に配置されている。2つの冷却ユニット12A、12Bは、受熱ブロック51の設置面が互いに平行でかつ予め定められた一定の間隔を保つように並べて固定されている。
第2の実施形態において、電力変換装置の他の構成は、第1の実施形態と同一である。
以上のように構成された電力変換装置10によれば、第1の実施形態と同様に、インバータ回路を構成する一部の半導体素子が破壊した場合でも、冷却装置4の2つの冷却ユニットにより他のインバータ回路の半導体素子を効率よく冷却し、他のインバータ回路に及ぼす影響を軽減することができ、信頼性を確保することができる。また、2イン1タイプの半導体素子を用いることにより、冷却ユニットの個数を低減することができ、電力変換装置の小型、軽量化を実現することが可能となる。
次に、この発明の第3の実施形態に係る電力変換装置について説明する。第3の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10、図11、図12、図13に示すように、第3の実施形態によれば、電力変換装置10の冷却装置4は、1つの冷却ユニットによって4系のインバータ回路を冷却するように構成されている。
図10に示すように、第1、第2、第3、第4のインバータ回路30A、30B、30Cは、それぞれコンデンサ3A、3B、3C、3Dと、3つの2イン1タイプの半導体素子1E、1F、1G、1Hと、を有して構成されている。
図11ないし図13に示すように、冷却装置4は、1つの冷却ユニット12により4系のインバータ回路を冷却するように構成されている。すなわち、冷却ユニット12は、発熱部50を構成する受熱ブロック51と受熱ブロックの熱を放熱する放熱部52とを有している。受熱ブロック51は、アルミニウム等の伝熱性の高い材料で矩形板状に形成されている。受熱ブロック51の一方の主面は、第1設置面51aを形成し、この第1設置面51aと反対側に位置した他方の主面は、第2設置面51bを形成している。
受熱ブロック51の第1設置面51a上には、第1系のインバータ回路30Aの3相分に相当する3つの半導体素子1E、および第系のインバータ回路30Bの3相分に相当する3つの半導体素子1Fが、熱伝導グリース等を介して取り付けられ、2列に並んで配置されている。受熱ブロック51の第2設置面51b上には、第3系のインバータ回路30Cの3相分に相当する3つの半導体素子1G、および第4系のインバータ回路30Dの3相分に相当する3つの半導体素子1Hが、熱伝導グリース等を介して取り付けられ、2列に並んで配置されている。
放熱部52は、受熱ブロック51の側端面から延出した複数のヒートパイプ54と、これらのヒートパイプ54に取り付けられた複数の放熱フィン56とを備えている。各ヒートパイプ54は、例えば、直管型のヒートパイプであり、その一端部が受熱ブロック51内に埋め込まれている。受熱ブロック51と各ヒートパイプ54との間は、絶縁シール等により、電気的に絶縁されている。そして、各ヒートパイプ54の直線部分は、受熱ブロック51から外側に延出し、かつ、水平方向に対して所定角度だけ上方に傾斜して延びている。複数のヒートパイプ54は、例えば、鉛直方向に所定の間隔を置いて平行に並んで設けられている。各ヒートパイプ54内には、冷媒、例えば、純水が封入されている。
複数の放熱フィン56は、ヒートパイプ54の長手方向に所定の間隔を置いて、ヒートパイプ54に嵌着されている。各放熱フィン56は、例えば、矩形板状に形成され、鉛直方向に沿って延びている。最も受熱ブロック51寄りに位置した放熱フィン56aには、矩形枠状の境界板58が防水処理を施した状態で固定され、更に、境界板に矩形枠状のパッキン60が取り付けられている。
以上のように構成された電力変換装置10によれば、第1の実施形態と同様に、インバータ回路を構成する一部の半導体素子が破壊した場合でも、冷却装置4の2つの冷却ユニットにより他のインバータ回路の半導体素子を効率よく冷却し、他のインバータ回路に及ぼす影響を軽減することができ、信頼性を確保することができる。例えば、1つの半導体素子が何らかの原因で物理的に破損され、2系のインバータ回路が切り離された場合でも、健全な残りの2系のインバータ回路を構成する半導体素子は、受熱ブロックの第1設置面および第2設置面に分かれて設置された状態となっている。そのため、冷却ユニットにより健全な半導体素子の冷却効率を維持し、信頼性を確保することができる。また、2イン1タイプの半導体素子を用い、かつ、1つの受熱ブロックに4系のインバータ回路の半導体素子を設けることにより、冷却ユニットを1つとすることができ、電力変換装置の小型、軽量化を実現することが可能となる。
なお、第2および第3の実施形態においても、インバータ回路から電力供給を受ける主電動機は、別々の台車に設けられた主電動機に限らず、同一の台車に設けられた複数の主電動機としてもよい。また、インバータ回路により電力供給を受ける被駆動器は、主電動機に限らず、空調装置等の他の駆動器としてもよい。冷却ユニットのヒートパイプは、直管型に限らず、U字形状のヒートパイプを用いても良い。
第2の実施形態において、1つの冷却ユニット12により半導体素子を冷却する場合、冷却ユニットの冷却能力を上げるため、図14に示すように、受熱ブロック51を厚くして熱容量を高くするとともに、ヒートパイプ54の数を増やして2列に配置する構成としてもよい。
図15および図16は、第4の実施形態に係る電力変換装置の電気回路図である。第4の実施形態によれば、第1系および第2系のインバータ回路30A、30Bは、遮断器32Aを介してパンタグラフ19および架線31に接続され、第3系および第4系のインバータ回路30C、30Dは、遮断器32Bを介してパンタグラフ19および架線31に接続されている。第1系および第2系のインバータ回路30A、30Bを構成する2インタイプの半導体素子1Eおよび1Fは、冷却ユニット12の受熱ブロック51の第1設置面51a上に取り付けられている。第系および第系のインバータ回路30C、30Dを構成する2インタイプの半導体素子1Gおよび1Hは、冷却ユニット12の受熱ブロック51の第2設置面51b上に取り付けられている。
第4の実施形態において、他の構成は第3の実施形態と同一であり、同一の構成部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。第4の実施形態においても、前述した第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示され
ている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実
施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実
施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した各実施形態において、半導体素子としてIGBTを用いた構成としたが、他の種類のトランジスタやサイリスタなどを用いた構成としてもよい。この発明に係る電源装置は、電力変換装置に限らず、補助電源装置等の他の電源装置にも適用可能である。
上述した実施形態において、電力変換装置は、4系のインバータ回路を備える構成としたが、これに限らず、2系のインバータ回路、あるいは6系以上のインバータ回路を備える構成としてもよい。
1A〜1H…半導体素子、3A,3B、3C、3D…コンデンサ、
4、4A、4B…冷却装置、10…電力変換装置、
12、12A、12B、12C…冷却ユニット、16a、16b…台車、
17…IGBT、18…ダイオード、20…鉄道車両、21…車体、
30A、30B、30C、30D…インバータ回路、31…鉄道架線、
32A、32B…遮断器、33A、33B、33C、33D…主電動機、
51…受熱ブロック、51a…第1設置面、51b…第2設置面、
54…ヒートパイプ、56…放熱フィン

Claims (4)

  1. 第1遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第1被駆動器に電力を供給する第1系インバータ回路と、
    前記第1遮断器に対し独立した第2遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第2被駆動器に電力を供給する第2系インバータ回路と、
    前記第1遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第3被駆動器に電力を供給する第3系インバータ回路と、
    前記第2遮断器を介して電源に接続される複数の半導体素子を有し、第4被駆動器に電力を供給する第4系インバータ回路と、
    前記第1系のインバータ回路を構成する複数の半導体素子が取り付けられた第1設置面、および前記2系のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられた第2設置面を有する受熱ブロックと、前記受熱ブロックに接続された放熱部とを備えた第1冷却ユニットと、前記第3系のインバータ回路を構成する複数の半導体素子が取り付けられた第1設置面、および前記4系のインバータ回路を構成する半導体素子が取り付けられた第2設置面を有する受熱ブロックと、前記受熱ブロックに接続された放熱部とを備えた第2冷却ユニットと、を有し、前記半導体素子を冷却する冷却装置と、
    を具備する電源装置。
  2. 第1遮断器を介して電源に接続される複数の2イン1型の半導体素子を有し、第1被駆動器に電力を供給する第1系インバータ回路と、
    前記第1遮断器に対し独立した第2遮断器を介して電源に接続される複数の2イン1型の半導体素子を有し、第2被駆動器に電力を供給する第2系インバータ回路と、
    前記第1遮断器を介して電源に接続される複数の2イン1型の半導体素子を有し、第3被駆動器に電力を供給する第3系インバータ回路と、
    前記第2遮断器を介して電源に接続される複数の2イン1型の半導体素子を有し、第4被駆動器に電力を供給する第4系インバータ回路と、
    前記第1系および第2系のインバータ回路を構成する複数の半導体素子が取り付けられた第1設置面、および前記第3系および第4系のインバータ回路を構成する複数の半導体素子が取り付けられた第2設置面を有する受熱ブロックと、前記受熱ブロックに接続された放熱部とを備えた冷却ユニットを有し、前記半導体素子を冷却する冷却装置と、
    を具備する電源装置。
  3. 前記放熱部は、前記受熱ブロックに接続され受熱ブロックから延出するヒートパイプと、前記ヒートパイプに取り付けられた複数の放熱板と、を有している請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記第1被駆動器は、車両の台車上に設置された主電動機を有し、前記第2被駆動器は、前記車両の他の台車上に設置された主電動機を有し、前記第3被駆動器は、前記台車上に設置された主電動機を有し、前記第4被駆動器は、前記他の台車上に設置された主電動機を有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源装置。
JP2009246773A 2009-10-27 2009-10-27 電源装置 Active JP5404310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009246773A JP5404310B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009246773A JP5404310B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011097673A JP2011097673A (ja) 2011-05-12
JP5404310B2 true JP5404310B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=44113997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009246773A Active JP5404310B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5404310B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10840903B2 (en) 2018-09-14 2020-11-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5868750B2 (ja) * 2012-03-23 2016-02-24 株式会社東芝 車両駆動システム、電気車制御装置、車両駆動システムを有する電気車両、及び電気車制御装置を有する電気車両

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211513A (ja) * 2000-01-20 2001-08-03 Hitachi Ltd 電気車の制御方式
JP3563038B2 (ja) * 2001-03-05 2004-09-08 東芝トランスポートエンジニアリング株式会社 電力変換装置
JP4208814B2 (ja) * 2004-10-22 2009-01-14 株式会社東芝 半導体冷却装置
JP4202999B2 (ja) * 2004-10-22 2008-12-24 株式会社東芝 車両用の電源装置
JP2008017609A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP5058545B2 (ja) * 2006-09-26 2012-10-24 株式会社東芝 電気車制御装置
JP4594958B2 (ja) * 2007-05-14 2010-12-08 株式会社東芝 電気車制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10840903B2 (en) 2018-09-14 2020-11-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011097673A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3563038B2 (ja) 電力変換装置
US20110249421A1 (en) Power Conversion Device
US10021816B2 (en) Power converter arrangement and method for producing a power converter arrangement
JP6504832B2 (ja) 統合された取り付けおよび冷却の装置、電子装置、および車両
JP6837554B2 (ja) 電力変換装置
JP6169187B2 (ja) 電力変換装置
JP5404310B2 (ja) 電源装置
JP6827477B2 (ja) 電動機動力システム及び電気車
TW201601423A (zh) 電力變換裝置及車輛用控制裝置
JP2006149199A (ja) 鉄道車両用電力変換装置
JP6047175B2 (ja) 電力供給システムのための破損保護
JP2011019305A (ja) 鉄道車両電動機駆動用インバータ装置
JP3822612B2 (ja) 鉄道車両用電力変換装置
JP5058545B2 (ja) 電気車制御装置
JP4202999B2 (ja) 車両用の電源装置
JP4208814B2 (ja) 半導体冷却装置
RU2007118323A (ru) Силовой полупроводниковый преобразовательный комплекс для энергоснабжения транспортного средства, преимущественно пассажирского поезда с тяговым синхронным генератором, вспомогательным генератором и общими магистральными шинами электроснабжения
JP4502849B2 (ja) 鉄道車両用の電力変換装置
JP4020833B2 (ja) 車両用電力変換装置
KR20200092999A (ko) 전력 변환 장치 및 철도 차량
JP3799352B2 (ja) 電力変換装置
JP7451386B2 (ja) 電力変換装置
JP2015076933A (ja) 電力変換装置
WO2022264460A1 (ja) 電子機器
WO2023144914A1 (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131029

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5404310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151