JP5403678B2 - 無線通信端末、無線通信システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信端末、無線通信システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、二つ以上の無線通信方式に対応した無線通信端末、無線通信システム及びコンピュータプログラムに関する。
現在、次世代高速無線通信方式(または次世代高速無線通信システム)としてLTE(Long Term Evolution)の開発が進められている。LTEは、最大20MHzの広帯域幅を持ち、下り通信でOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)及びMIMO(Multiple Input Multiple Output)を採用し、上り通信でSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)等を採用することにより、下り通信で最大300Mbps超、上り通信で最大75Mbpsを実現できる。
LTEはパケット通信に特化した通信方式であり、LTEを利用可能な無線通信端末では、回線交換による音声通信については、W−CDMAやcdma2000 1xのような従来の通信方式を利用することが想定されている。この場合、音声通信用の無線通信システムと、LTEシステムとの両方を常に待ち受けるようにすると、無線通信端末の通常の待受中の消費電流が大きくなってしまう。しかし、LTEシステムだけを待ち受けるようにすると、通常状態において音声着信を受けられなくなり、いわゆる“電話”としての機能が成り立たない。また、音声通信用の無線通信システムだけを待ち受けるようにすると、LTEの常時IP接続性という利点を生かせなくなってしまう。
このような問題を解決するために、LTEシステムではCS(Circuit Switched) Fallbackという機能が考えられている。CS Fallbackでは、W−CDMAやcdma2000 1xといった音声通信用無線通信システムからの音声着信通知を、LTEシステム上にトンネリングして無線通信端末に伝送し、音声着信通知を受信した無線通信端末は、LTEシステムに対して一時離脱(中断;Suspend)処理を行い、音声通信用無線通信システムに対して回線接続処理を行って音声通信を実行する。音声通信が終了したら、音声通信用無線通信システムに対して回線解放処理を行い、LTEシステムに対して一時離脱解除(再開;Resume)処理を行い、LTEシステムでの待受状態に戻る。CS Fallbackの動作は、音声着信処理に限らず、音声発信処理の場合も同様な処理となる。
上記のように、LTEを採用した無線通信端末では、通常はLTEシステムだけを待ち受けることができ、音声通信用無線通信システムと、LTEシステムとの両方を待ち受けるのに比べて消費電力を小さくすることができ、さらに音声着信も受けることができるという利点がある(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、従来のLTEを採用した無線通信端末では、短期間に音声着信または音声発信が続けて発生する場合、例えば、音声着信により開始した通話の終了直後に電話を掛け直す場合や、音声発信処理を行ったが相手が応答しなかったので、すぐに別の相手に電話を掛ける場合には、LTEシステムの一時離脱処理と一時離脱解除処理が動作するため、発信処理に時間がかかるという問題点があった。また、一時離脱解除処理のための制御メッセージと、一時離脱処理のための制御メッセージが、無線上で短期間に送受信されることで無線リソースが浪費されるという問題点があった。
同様の問題は、第一の無線通信方式でデータ通信を行う第一の無線通信部と、音声通信が可能な第二の無線通信方式で通信を行う第二の無線通信部とを備える携帯端末では、一般的に、発生してしまう。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、連続して音声通信処理を行った場合に、音声通信処理時間が長くかかってしまうことを防止することができ、また無線リソースの浪費を防止することのできる無線通信端末及び無線通信システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る無線通信端末は、
第一の無線通信方式で、第一の無線通信システムを介したデータ通信を行う第一の無線通信手段と、
音声通信が可能な第二の無線通信方式で、第二の無線通信システムを介した音声通信を行う第二の無線通信手段と、
第一の無線通信手段と第二の無線通信手段とを制御する制御手段と、
検出手段とを備え、
制御手段は、
音声通信の開始が指示された場合に、
第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行し、第二の無線通信手段により、第二の無線通信システムの捕捉処理を実行し、
音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、
第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させ、
所定の時間の経過後、又は所定の時間が経過する前であっても検出手段でユーザが音声通信を行わないことを示す所定の状態を検出した場合に、
第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、
第一の無線通信手段に、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
ことを特徴とする。
制御手段は、例えば、音声通信が終了した後、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続している間に、音声通信の開始が指示された場合に、捕捉していた第二の無線通信システムにより音声通信を再開させる。
検出手段は無線通信端末の開閉状態を検出する手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでの間に、検出手段により、無線端末装置の閉状態が検出された場合に、第二の無線通信手段による第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる。
検出手段は無線通信端末の周囲の明るさを検出する手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでの間に、検出手段により、無線端末装置の周囲の明るさが基準以下となったことが検出された場合に、第二の無線通信手段による第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる。
検出手段は無線通信端末の動きを検出する手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでの間に、検出手段により、無線端末装置の動きが基準以下となったことが検出された場合に、第二の無線通信手段による第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる。
検出手段は無線通信端末が備えるアプリケーションプログラムの起動状態を検出する手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでの間に、検出手段により、所定のアプリケーションプログラムの起動が検出された場合に、第二の無線通信手段による第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる。
無線通信端末はユーザの所定の動作を検出する検出手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでの間に、検出手段により、所定の動作が検出された場合に、第二の無線通信手段による第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、第一の無線通信手段により、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる。
無線通信端末は、通信相手先の情報を取得する通信相手先特定情報取得手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、所定の時間が経過する前に、通信相手先特定情報取得手段が起動された場合に、通信相手先特定情報取得手段が処理を終了するまで、第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させる。
検出手段はユーザの所定の行為を検出する手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、所定の時間が経過する前に、検出手段によりユーザの所定の行為が検出された場合に、第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させる。
制御手段は第二の無線通信手段により行われる音声通信に関連する情報を取得する第二無線通信関連情報取得手段を備えてもよい。この場合、制御手段は、例えば、音声通信が終了した後に、第二無線通信関連情報取得手段により取得した情報に基づいて、第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続する処理を実行させ、または、第二の無線通信手段に、第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、第一の無線通信手段に、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる処理を実行させる。
第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、音声通信の通話相手先を示す通話相手先情報を含んでもよい。
第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、音声通信の成立または不成立を示す情報を含んでもよい。
第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、音声通信の終了状態を含む情報を含んでもよい。
また、この発明の無線通信システムは、データ通信を行う第一の無線通信システムと、音声通信を行う第二の無線通信システムと、無線通信端末と、を備え、音声通信の開始が指示された場合に、無線通信端末が第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行し、第二の無線通信システムの捕捉処理を実行する無線通信システムであって、
音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、無線通信端末は第二の無線通信システムの捕捉状態を継続し、所定の時間の経過後、又は所定の時間が経過する前であってもユーザが音声通信を行わないことを示す所定の状態が検出された場合に、無線通信端末は第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を実行することを特徴とする。
また、この発明のコンピュータプログラムは、第一の無線通信システムを介したデータ通信を行う第一の無線通信手段と、第二の無線通信システムを介した音声通信を行う第二の無線通信手段と、を備えるコンピュータの動作を制御するコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、音声通信の開始が指示された場合に、第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行させ、第二の無線通信システムの捕捉処理を実行させ、音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させ、所定の時間の経過後、又は所定の時間が経過する前であってもユーザが音声通信を行わないことを示す所定の状態が検出された場合に、第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を実行させる処理を実行させることを特徴とする。
本発明では、音声通信が終了しても、一定の条件に従って、音声通信システムの捕捉状態を継続する。このため、連続して音声通信処理を行った場合に、音声通信処理時間を従来よりも短縮することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、無線リソースの浪費を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成図である。 図1に示す無線通信端末の構成図である。 従来のCSFB処理の処理フローを示した図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信端末の処理フローを示した図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムの処理フローを示した図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信端末の処理フローを示した図である。 本発明の実施形態3に係る無線通信端末の処理フローを示した図である。 本発明の実施形態4に係る無線通信端末の処理フローを示した図である。 本発明の実施形態5に係る無線通信端末の処理フローを示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係る無線通信端末及び無線通信システムについて説明する。
(実施形態1)
システム全体構成.
本実施形態に係る無線通信システム10は、図1に示すように、無線通信端末100、無線通信基地局200、移動管理装置300、ゲートウェイ装置400、無線通信基地局500、基地局制御装置600から構成されている。
無線通信基地局200、移動管理装置300、ゲートウェイ装置400は、第一の無線通信システム(以下、通信システムAと呼ぶ)を構成するネットワーク装置である。通信システムAは、例えば、LTE、HSPA(High Speed Packet Access)、EV−DO、WiMAX等の通信方式をサポートし、主として高速なデータ通信サービスを提供するものである。なお図示していないが、他に認証サーバ、加入者情報管理サーバ、ポリシー/課金制御サーバ等を含んでいてもよい。
無線通信基地局500、基地局制御装置600は、第二の無線通信システム(以下、通信システムBと呼ぶ)を構成するネットワーク装置である。通信システムBは、例えば、W−CDMA、cdma2000 1x、PHS(Personal Handyphone System)等の通信方式をサポートし、主として音声通信サービスを提供する。音声通信サービスだけでなく、データ通信サービスを提供する場合もある。なお図示していないが、他に認証サーバ、加入者情報管理サーバ、ポリシー/課金制御サーバ等を含んでいてもよい。
無線通信基地局200は、無線インタフェースを介して、管轄エリア(セル)内の無線通信端末100と無線通信(主に高速データ通信)を行う。例えば、LTEシステムの場合はENB(Evolved Node B)がこれに当たる。
移動管理装置300は、無線通信端末100の位置情報管理、セッション管理、接続するゲートウェイ装置管理等の機能を持つ。例えば、LTEシステムの場合はMME(Mobility Management Entity)がこれに当たる。
ゲートウェイ装置400は、データ通信トラフィックの転送、ハンドオーバー時のデータ転送パス切り替え等の機能を持つ。例えば、LTEシステムの場合はS−GW(Serving Gateway)がこれに当たる。
無線通信基地局500は、無線インタフェースを介して、管轄エリア(セル)内の無線通信端末100と無線通信(主に音声通信)を行う。例えば、Node B、BTS(Base Tranceiver Station)、BS(Base Stataion)がこれに当たる。
基地局制御装置600は、無線通信端末100の位置登録、認証、発着信処理、ハンドオーバー制御等を行う。例えば、RNC(Radio Network Control)、MSC(Mobile Switching Center)がこれに当たる。
図1に示す無線通信システム10は、基地局制御装置600と移動管理装置300とが接続されることで、通信システムAと通信システムBとの相互の接続を可能とする相互接続性を備えた構成となっている。図1では両者が直接接続されているが、両者の間にCS IWS(Circuit Switched fallback Interworking Solution function)のような装置が介在してもよい。
一方、無線通信端末100は、上述した通信システムAと通信システムBとに対応し、無線通信基地局200及び無線通信基地局500と無線通信を行うことができるように構成されている。以下、その構成を図2を参照して具体的に説明する。
図2は、無線通信端末100の構成を示す構成図である。
無線通信端末100は、図2に示すように、第一無線通信部101、第二無線通信部102、操作部103、表示部104、音声出力部105、音声入力部106、記憶部107、タイマ管理部108、端末状態検出部109、第二無線通信関連情報取得部110、通信相手先特定情報取得部111、制御部112、バス113を備える。
第一無線通信部101は、通信システムAをサポートしており、無線通信基地局200を介して、各種のデータを送受信する。また第1無線通信部101は、LTE、HSPA、EV−DO、WiMAX等の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。
第二無線通信部102は、通信システムBをサポートしており、無線通信基地局500を介して、音声通話、各種のデータの送受信を行う。また第2無線通信部102は、W−CDMA、cdma2000 1x、PHS等の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。
操作部103は、キーボード、カーソルキー、テンキー等を備え、ユーザからの操作を受け付け、操作信号を制御部112に入力する。
表示部104は、ドットマトリクスタイプのLCD(液晶表示)パネル等の表示パネルと、ドライバ回路等から構成され、制御部112の制御により任意のデータ(例えば、文字、画像、映像等)を表示する。
音声出力部105は、スピーカ、DAC(Digital Analog Converter)等を備え、例えば、第二無線通信部102から受信した音声信号にDA変換を施し、スピーカにより放音する。
音声入力部106は、マイク等を備え、通話時等に、音声信号を収集し、第二無線通信部102に供給する。
記憶部107は、無線通信端末100に内蔵されるメモリ、取り外し可能な外部メモリ等から構成され、各種のプログラムやデータを記憶する。例えば、制御部112の動作制御用プログラムを記憶する。記憶部107は、また、いわゆる電話帳を記憶する。電話帳は、例えば、通話先の名前、電話番号、メールアドレス、その他の属性情報を対応付けて記憶する。
タイマ管理部108は、例えば、ソフトウェアタイマ等から構成され、制御部112の制御に基づいて、ある時点からの経過時間を計測して、所定の時間が経過したか否かを判別する。
端末状態検出部109は、音声通話終了後、ユーザによる再通話の可能性を否定する行為を間接的に検出する。具体的には、端末状態検出部109は、無線通信端末100の閉状態(無線通信端末100が開閉式の携帯電話等の場合)を検出するスイッチ、周囲の明るさを検出する光センサ、無線通信端末100の振動や向きを検出する加速度センサ、無線通信端末100が備える各種アプリケーションの起動状態を取得するプログラム等のいずれか、または、それらの組み合わせから構成される。
ここで、開閉状態検出スイッチは、無線通信端末100が折り畳み型の場合には、無線通信端末100が折り畳まれて音声通信が困難な状態であること、無線通信端末100がスライド型の場合には、2つの筐体が重ね合わされて音声通信が困難な状態であること、等を検出する。
また、光センサは、無線通信端末100の周囲の明るさが基準レベル以下となった(周囲が暗くなった)ことを検出する。
加速度センサは、無線通信端末100の振動や向きを検出する。
起動検出プログラムは、無線通信端末100が備えるアプリケーションプログラムが起動されたことを検出する。
第二無線通信関連情報取得部110は、第二無線通信部102で行う無線通信に関連する情報を取得する。第二無線通信部102で行う無線通信に関連する情報とは、例えば、通信を行っている相手先(通話先)の名前、電話番号、識別情報等の相手先情報、通信にかかった時間、通信終了理由等である。これらは、記憶部107から読み出したり、第二無線通信部102による通信を監視したり、無線通信基地局500を介して通知されたりする。
通信相手先特定情報取得部111は、例えば、無線通信端末100の記憶部107に記憶されている電話帳にアクセスする機能、ユーザ操作により発信電話番号の入力を受け付ける機能、Web上の電話番号データベースアクセス機能等のいずれか、または、それらの組み合わせである。
制御部112は、マイクロプロセッサユニット等から構成され、記憶部107に記憶されている動作制御用のプログラムを実行し、無線通信端末100全体の動作を制御する。
バス113は、図2に示す各部101〜112の間で相互にデータを伝送する。
従来のCSFB処理の流れ.
次に、図3を用いて、従来のCS Fallback(以下、CSFBと略す)機能の動作を説明する。なお、無線通信システムの構成及び無線通信端末の機能構成は、図1及び図2に示すものと同様であるため、説明を省略する。
初期状態として、無線通信端末100が通信システムAで待受状態にあるとする(S100)。待受状態とは、無線通信端末100が、通信システムAに属するセル(または無線基地局)に対して同期処理を完了し、そのセルで報知されている通信システムAに関するシステム情報を受信した状態のことで、いわゆる「camp on」した状態のことである。さらに、通信システムAのネットワーク装置(移動管理装置300やゲートウェイ装置400)に対して位置登録処理、セッション(Session)やベアラ(Bearer)の確立処理等を要求する場合もある。無線通信端末100が通常で通信システムAの待受状態にあることにより、データ通信の起動時間が早くなる、ネットワーク側から無線通信端末100に対してサービスを起動することができる等のメリットがある。
ステップS100の状態で、通話相手(図示せず)から無線通信端末100宛に音声発信処理が行われた場合、通信システムBの基地局制御装置600に、無線通信端末100宛の音声着信通知が伝送される(S101)。基地局制御装置600は、無線通信端末100宛の音声着信通知を、通信システムAとBの間をまたいで、通信システムAの移動管理装置300に伝送する(S102)。移動管理装置300は、無線通信端末100宛の音声着信通知を、無線通信基地局200を介して無線通信端末100に伝送する(S103)。ステップS102、S103では、通信システムBの制御メッセージ上に、通信システムAの音声着信通知をトンネリングして伝送する。
音声着信通知を受信した無線通信端末100は、無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB開始通知を伝送する(S104)。移動管理装置300は、無線通信基地局200にCSFB開始通知を伝送する(S105)。
無線通信端末100は、待受セルの受信状態と周辺セルの受信状態を定期的に測定し、無線通信基地局200に対してその結果をレポートする(S106)。受信状態とは、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)等のことである。上記測定と結果レポートは、基本的には音声着信通知の有無に関わらず、定常的に行われる動作である。ただし、音声着信通知受信を契機にして処理を開始してもよい。
無線通信端末100が送信した測定結果レポートを受信した無線通信基地局200は、無線通信端末100に対してリダイレクション指示を通知し、コネクション解放処理を起動する(S107)。リダイレクション先、リダイレクションタイミングは、測定結果レポートの内容に応じて、無線通信基地局200が決める。コネクション解放処理では、無線通信端末100と無線通信基地局200の各々が、両者間で無線通信を行うために確保していた無線リソースを解放し、関連する管理情報等を削除する。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。
無線通信基地局200はコネクション解放処理が完了すると、移動管理装置300に対して、コネクション解放通知を伝送する(S108)。コネクション解放通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱(サスペンド)処理を行う(S109)。一時離脱処理では、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、無線通信端末100宛のデータを伝送するために確保していた通信リソースを一部解放または一時停止したり、関連する管理情報等を一部削除したりする。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。また、無線通信端末100宛のデータのバッファリング機能を有効にしてもよい。いずれにせよ、ここで通信リソースや管理情報を全解放・全削除しないことで、後の一時離脱解除処理において、短時間で通信を再開することが可能になる。
一方、ステップS107においてコネクション解放処理を行った無線通信端末100は、通信システムBの捕捉処理を行う(S110)。この際、無線通信端末100は、通信システムBにおいて全セル探索したり、ステップS107のリダイレクション指示に従ったりして、捕捉する無線通信基地局500を決める。
次に、捕捉した通信システムBの無線通信基地局500に対して、着信応答処理及びコネクション確立処理を行う(S111)。無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間で、着信応答処理及びコネクション確立処理を行う(S112)。
ステップS111、S112の処理が完了すると、無線通信端末100は、通信システムB上で音声通話が可能な状態となる(S113)。
音声通話が終了すると、無線通信端末100は、無線通信基地局500との間のコネクション解放処理を行う(S114)。また無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間のコネクション開放処理を行う(S115)。通信システムBにおいては、基本的には、無線通信端末100と無線通信基地局500との間の無線リソースの確保状況にリンクして、無線通信基地局500や基地局制御装置600で必要な通信リソースを持つ。そのため、基本的には、無線通信基地局500や基地局制御装置600だけに通信リースを残す一時離脱処理や一時離脱解除処理の機能を持たない。
コネクション開放処理を完了した無線通信端末100は、通信システムAにおいてセル探索し、待ち受けるセルを選択する(S116)。無線通信端末100は、選択したセルの無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB終了通知を伝送する(S117)。CSFB終了通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱解除(レジューム)処理を行う(S118)。一時離脱解除処理では、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、ステップS109において一部解放または一時停止していた通信リソースの再確保や再開を行ったり、一部削除していた管理情報の再確立を行ったりする。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。また、無線通信端末100宛にバッファリングしていたデータを、無線通信端末100宛に転送開始しても良い。そして、無線通信端末100は、通信システムAでの待受状態となる(S119)。
以上が、従来の音声着信時のCSFB処理の流れである。音声発信時のCSFB処理の流れも、通信システムBの捕捉前にゲートウェイ装置400に対して一時離脱処理を行うこと、通信システムBでの音声通信終了後、通信システムAを再捕捉してゲートウェイ装置400に対して一時離脱解除処理を行うことは、音声着信時の流れと同様である。
実施形態1に係る無線通信端末100処理の流れ.
次に、図4を参照して、実施形態1に係る無線通信端末100の処理を説明する。
なお、図4に示す各ステップは、制御部112が記憶部107に記憶されている動作制御プログラムを実行することにより、制御部112による制御により実行される。
無線通信端末100の電源がONされると(S200)、制御部112は、第一無線通信部101を制御して、通信システムAを捕捉させる。第一無線通信部101は、通信システムAにて待受状態となる(S201)。この時、第二無線通信部102による通信システムBの捕捉処理や受信状態測定は行わない。この状態で、音声通信開始指示を受信した場合には(S202;Yes)、制御部112は、通信システムAに対して(即ち、無線通信基地局200に)、第一無線通信部101を介してCSFB開始通知を送信する(S203)。一方、音声通信開始指示を受信しない場合には(S202;No)、制御部112は、音声通信開始指示を受信するまで待つ(S202)。なお、音声通信開始指示とは、図3のステップS103と同様の他の端末装置からの音声着信通知や、ユーザが操作部103を操作して発信操作がなされ、制御部112が出す音声発信処理開始指示のことである。また、ステップS203のCSFB開始通知は、図3のステップS104のCSFB開始通知と同じである。
ステップS203でCSFB開始通知を送信した後、制御部112は、通信システムAの基地局200から、第一無線通信部101を介して、通信システムBへの移行指示を受信するのを待つ(S204)。これは、図3のステップS107のリダイレクション指示に相当する。制御部112は、第一無線通信部101が通信システムBへの移行指示を受信すると(S204;Yes)、第二無線通信部102により、通信システムBの捕捉処理を行う(S205)。即ち、基地局500を捕捉する処理を行う。これは図3のステップS110に相当する。通信システムBのセルの捕捉に成功したら(S206;Yes)、制御部112は、第二無線通信部102を介してそのセルに対して発信要求を送信する(S207)。これは図3のステップS111の処理に相当する。一方、通信システムBのセルの捕捉に失敗した場合(S206;No)、制御部112は、第一無線通信部101により、通信システムAにてセル選択を新たに行い(S208)、ステップS201の状態へと戻る。
ステップS207を実行した後、無線通信端末100は、制御部112の制御下に、通信システムBにて通話状態となる(S209)。これは図3のステップS113に相当する。
無線通信端末100は通信システムBでの通話を終了すると(S210;Yes)、タイマ管理部108はタイマを計測開始する(S211)。例えば、ユーザが操作部103を操作して通話終了を指示した場合、通信システムBから通信の切断が指示された場合、或いは、通信システムBの基地局500からの受信電波の強度が基準値以下となって通信を切断した場合等に、制御部112は、第二無線通信部102からの通話切断の通知等に応答して、タイマ管理部108を制御し、計時を開始させる。
所定の時間が経過してタイマが満了すると(S212;Yes)、タイマ管理部108は、その旨を制御部112に通知する。制御部112は、通知に応答して、第一無線通信部101を制御して、通信システムAの捕捉処理を行う(S213)。これは図3のステップS116に相当する。なおここで所定の時間は、ユーザが再び発信操作を行う可能性が高いと考えられる長さに設定されており、例えば30秒に設定されている。
通信システムAのセルの捕捉に成功したら(S216;Yes)、制御部112は、第一無線通信部101を制御して、そのセルに対してCSFB終了通知を送信する(S217)。これは図3のステップS117に相当する。以上が完了すると、第一無線通信部101による、通信システムAでの待受状態に戻る(S201)。これは図3のステップS119に相当する。ステップS216において通信システムAのセルの捕捉に失敗した場合(S216;No)、制御部112は、第一無線通信部101及び第二無線通信部102を制御して、新たに全ての無線通信システムにてセル選択を行う(S218)。通信システムAを捕捉できれば、ステップS201の状態へと戻る。通信システムAを捕捉できない場合は、通信システムBの捕捉処理を行ったり、圏外スリープ処理を行ったりする(図示せず)。なお、続けて音声通信開始指示を受信した場合には、以上の処理を繰り返し行う。
ステップS212においてタイマが満了していないと判断された場合(S212;No)、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる(S214)。ここで、制御部112は、音声通信開始指示を受信した場合には(S215;Yes)、制御をステップS207に戻し、第二無線通信部102を介して、通信システムBのセルに対して発信要求を送信する。一方、音声通信開始指示を受信しなければ(S215;No)、タイマ満了か否かの判定処理に戻る(S212)。
以上説明したように、本実施形態の無線通信端末100は、通信システムBでの音声通話終了後、すぐに通信システムAの捕捉処理に移るのではなく、一定の条件を満たす場合に、即ち、所定の時間内という条件を満たす場合に、通信システムBの捕捉状態を維持し、その後、通信システムAの捕捉処理に移る。この処理手順を採用することにより、音声通話が終了した後所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に、従来は必要であったステップS203からS206の処理を行わずに通信システムBに対して発信要求を送信できる。このため、音声通信開始までの時間を短縮することができる。また、その間、ステップS217のCSFB終了通知とステップS203のCSFB開始通知を送信する必要がなく、無線リソースを節約することも可能となる。
無線通信システム10の処理の流れ.
次に、図5を用いて、実施形態1に係る無線通信システム10の処理フローを説明する。本処理フローの大部分は図3と同じであり、図3と同じ処理に当たる処理には図3と同じ番号を付している。
ステップS100からS115までの動作は図3の処理と同様である。即ち、初期状態として、無線通信端末100が通信システムAで待受状態にいるとする(S100)。待受状態(ステップS100)で、通話相手から無線通信端末100宛に音声発信処理が行われた場合、通信システムBの基地局制御装置600に、無線通信端末100宛の音声着信通知が伝送される(S101)。基地局制御装置600は、無線通信端末100宛の音声着信通知を、通信システムAとBの間をまたいで、通信システムAの移動管理装置300に伝送する(S102)。移動管理装置300は、無線通信端末100宛の音声着信通知を、無線通信基地局200を介して無線通信端末100に伝送する(S103)。
音声着信通知を受信した無線通信端末100は、無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB開始通知を伝送する(S104)。移動管理装置300は、無線通信基地局200にCSFB開始通知を伝送する(S105)。
無線通信端末100は、待受セルの受信状態と周辺セルの受信状態を定期的に測定し、無線通信基地局200に対してその結果をレポートする(S106)。
無線通信端末100が送信した測定結果レポートを受信した無線通信基地局200は、無線通信端末100に対してリダイレクション指示を通知し、コネクション解放処理を起動する(S107)。
無線通信基地局200はコネクション解放処理が完了すると、移動管理装置300に対して、コネクション解放通知を伝送する(S108)。コネクション解放通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱(サスペンド)処理を行う(S109)。一時離脱処理では、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、無線通信端末100宛のデータを伝送するために確保していた通信リソースを一部解放または一時停止したり、関連する管理情報等を一部削除したりする。
ステップS107においてコネクション解放処理を行った無線通信端末100は、通信システムBの捕捉処理を行う(S110)。
次に、捕捉した通信システムBの無線通信基地局500に対して、着信応答処理及びコネクション確立処理を行う(S111)。無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間で、着信応答処理及びコネクション確立処理を行う(S112)。
ステップS111、S112の処理が完了すると、無線通信端末100は、通信システムB上で音声通話が可能な状態となる(S113)。
音声通話が終了すると、無線通信端末100は、無線通信基地局500との間のコネクション解放処理を行う(S114)。また無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間のコネクション開放処理を行う(S115)。
音声通話が終了し、S114、S115にて無線通信端末100と無線通信基地局500間のコネクション、無線通信基地局500と基地局制御装置600間のコネクションが開放されると、無線通信端末100のタイマ管理部108はタイマを起動する(S120)。これは、図4のステップS211に相当する。そのまま所定の時間が経過してタイマが満了すれば(S121)、ステップS116の待受セル選択処理へと移行する。タイマが満了するまでは、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる。その後のステップS117からS119までの動作は図3の処理と同様である。S119の状態で、無線通信端末100に対して新たに音声通信開始指示があった場合には、ステップS104からS110までの一連の処理を再度行って、音声通話処理へと移行する。
しかしながら、ステップS121のタイマ満了前に、無線通信端末100に対して新たに音声通信開始指示があった場合には(図4のS215;Yesに相当)、無線通信端末100は無線通信基地局500に対して音声通信開始要求を発行(S122)、コネクション確立処理、音声通信処理(S123)を行う。その後、タイマが満了した場合(S121)には、図3のS116からS119に示す処理と同様の処理が行われる。
以上のように処理を行うことで、連続して音声通信動作を行う際に、音声通信開始までの時間を短縮することができ、無線通信システムの利便性を向上させることができる。また、その間、ステップS117のCSFB終了通知とS104のCSFB開始通知を送信する必要がなくなるので、無線リソースを節約することも可能となる。
なお、タイマで計測する「所定の時間」をユーザが、操作部103を記憶部107等に設定・記憶させることができるように設定してもよい。この場合、ステップS211で、制御部112は、記憶部107に記憶されている時間を読み取り、タイマ管理部108は、読み取った時間をタイマに設定する。
また、制御部112が、音声通話の終了から次の音声通話の開始までの時間を毎回計時して記録し、これを統計処理して、ユーザが再び発信操作を行う可能性が高いと考えられる時間を所定の時間として自動的に設定するようにしてもよい。例えば、通話が終了してから再通話までの時間を求めて統計処理し、再通話の80%以上をカバーする時間を所定時間として設定するようにしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1においては、音声通話終了後、所定の時間が経過するまでは、第二通信部102が通信システムBを捕捉した状態を維持する。しかし、ユーザが再音声通話を行わないことが明らかな場合には、通信システムAの一時離脱状態を早急に解除することが望ましい。以下、ユーザが音声通話を行わないと判別した場合に、音声通話終了から所定時間内であっても、一時離脱状態を終了する実施形態を説明する。
なお、本実施形態における無線通信システム10と無線通信端末100の構成は、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同一である。
また、それらの基本動作も、図4、図5を参照して説明した動作とほぼ同一であり、以下、無線通信端末100の動作の特徴的な部分を図6を参照して説明する。
本実施形態においても、制御部112は、図4のステップS200〜S209の処理を行って通信システムBにより音声通話を行って、通話終了を検出すると(S210;Yes)、タイマを起動する(S211)。ステップS211で計測開始したタイマが満了しない間は(S212;No)、制御部112は端末状態検出部109が検出した値を元に、ユーザが音声通話を行わない状態になったか否か、具体的には、無線通信端末100が所定の端末状態になったか否かの判定処理を行う(S219)。この判定処理については後に説明する。所定の端末状態になったと判定された場合には(S219;Yes)、無線通信端末100はタイマの満了を待たずに通信システムAの捕捉処理に移る(S213)。所定の端末状態になっていないと判定された場合には(S219;No)、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる(S214)。
このように、通信システムBでの音声通話終了後の所定の時間は通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができる。さらに、所定の時間が経過する前であっても、ユーザが音声通話を行わないことを示す所定の動作を行った場合、具体的には、無線通信端末100の状態が所定の状態になった場合には通信システムAの待受状態に戻るようにすることで、ユーザが発信操作を行う可能性が低くなった場合に通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、使い勝手を向上させることができる。
ここで、ステップS219の判定処理の具体例を説明する。
例えば、無線通信端末100が複数の筐体がヒンジで結合された折り畳み型で、端末状態検出部109が、無線通信端末100の開閉状態を検出するスイッチから構成されているとする。この場合、音声通話終了後、無線通信端末100が折り畳まれてしまうと、通常、ユーザは、音声通話を再開する意志はないと解される。そこで、端末状態検出部109、無線通信端末100が閉じられた状態となった場合には、ユーザの所定の動作により無線通信端末100が所定の端末状態になったと判別する。
また、例えば、無線通信端末100が複数の筐体がスライド可能に結合されたスライド型で、端末状態検出部109が、複数の筐体が重ね合わされてコンパクト化された閉状態であることを検出するスイッチから構成されているとする。この場合、音声通話終了後、無線通信端末100を構成する筐体が重ね合わされて閉じられてしまうと、通常、ユーザに音声通話を再開する意志がないと解される。そこで、端末状態検出部109、無線通信端末100が閉じられた状態となった場合には、所定の端末状態になったと判別する。これらの場合、端末状態検出部109により無線通信端末100が閉じられたことが検出されると、制御部112はYes判定と見なし、通信システムAの捕捉処理を行わせる。
このように、通信システムBでの音声通話終了後の所定時間は通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができる。さらに、音声通話終了後所定の時間が経過する前であっても、無線通信端末100が閉じられた場合には通信システムAの待受状態に戻すことで、ユーザが発信操作を行う可能性が低くなった場合に通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になる。従って、使い勝手を向上させることができる。
また、所定の端末状態を、「無線通信端末100が明所から暗所に格納された状態」とすることも可能である。この場合、端末状態検出部109は、例えば、無線通信端末100の周囲の明るさを検出する光センサから構成される。この場合、端末状態検出部109が、無線通信端末100の周囲の明るさが、基準よりも明るい状態から基準よりも暗い状態に変化したことを検出すると、すなわち、無線通信端末100が鞄の中やポケットの中のような暗所に格納されたことを検出すると、制御部112はステップS219でYesと判定し、通信システムAの捕捉処理を行わせる。
このように、通信システムBでの音声通話終了後の所定の時間は通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができる。さらに、所定の時間が経過する前であっても無線通信端末100が鞄の中等に格納された場合には通信システムAの待受状態に戻るようにすることで、ユーザが発信操作を行う可能性が低くなった場合に通信システムAでデータ通信を素早く起動できる。従って、使い勝手を向上させることができる。
また、所定の端末状態を「無線通信端末100が安定した場所に置かれた状態」としてもよい。この場合、例えば、端末状態検出部109は、無線通信端末100の振動や向きを検出する加速度センサ、または、接触センサから構成される。この場合、端末状態検出部109が、無線通信端末100の動きが所定の大きさよりも小さくなったことを検出すると、すなわち、無線通信端末100が机の上やクレードルのような安定した場所に置かれたことを検出すると、制御部112はステップS219でYesと判定し、通信システムAの捕捉処理を行わせる。
このように、通信システムBでの音声通話終了後の所定時間は通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができる。さらに、所定の時間が経過する前であっても無線通信端末100が机の上等に置かれた場合には通信システムAの待受状態に戻るようにすることで、ユーザが発信操作を行う可能性が低くなった場合に通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、使い勝手を向上させることができる。
また、所定の端末状態を「無線通信端末100が備える所定のアプリケーションが起動された状態」としてもよい。この場合、例えば、端末状態検出部109は、無線通信端末100が備える各種アプリケーションの起動状態を取得するプログラム等から構成される。この場合、端末状態検出部109により無線通信端末100の記憶部107に記憶されている所定のアプリケーションプログラムが起動されたことが検出されると、制御部112は、ステップS219でYesと判定し、通信システムAの捕捉処理を行わせる。所定のアプリケーションプログラムとは、音声通信に関係のないアプリケーションであり、例えば、カメラのアプリケーションプログラム、テレビのアプリケーションプログラム、ブラウザのアプリケーションプログラム、メールのアプリケーションプログラム等である。なお、ユーザ操作により明示的に通信システムBでの待受状態解除の指示が出された場合も同様である。また、ここで言うアプリケーションプログラムの起動とは、アプリケーションプログラムを最初から起動することだけでなく、ステップS202の音声通信開始指示をトリガにして中断されていたアプリケーションプログラムの実行を再開することや、バックグラウンドで動作するアプリケーションプログラムが動作し始めることも含む。
このように、通信システムBでの音声通話終了後の所定の時間は通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができる。さらに、所定の時間が経過する前であっても音声通信と無関係なアプリケーションが起動された場合には通信システムAの待受状態に戻るようにすることで、ユーザが発信操作を行う可能性が低くなった場合に通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、使い勝手を向上させることができる。
なお、「所定の端末状態」は、以上例示したものに限定されない。また、以上例示したものをどのように組み合わせて使用してもよい。例えば、ステップS219で、無線通信端末100が閉じられたことか或いは無線通信端末100の周囲が明から暗に変化したことが検出された場合に、通信システムAの捕捉処理に移行するようにしてもよい。
(実施形態3)
上記実施形態1及び2においては、音声通話終了後、一定期間が経過すると、通信システムBを開放してしまうが、ユーザが、次の音声通話を準備する所定の行為を行っている場合等には、むしろ、通信システムBを捕捉し続ける方が効率がよい。以下、ユーザが音声通話を準備している場合に、通信システムBを捕捉し続ける実施形態3について説明する。
なお、本実施形態における無線通信システム10と無線通信端末100の構成は、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同一である。
また、それらの基本動作も、図4、図5を参照して説明した動作とほぼ同一であり、以下、無線通信端末100の動作の特徴的な部分を図7を参照して説明する。
本実施形態においても、制御部112は、図4のステップS200〜S209の処理を行って通信システムBにより音声通話を行う。制御部112は、通話終了を検出すると(S210;Yes)、タイマを起動する(S211)。
ステップS211で計測開始したタイマが満了しない間は(S212;No)、制御部112は通信相手先特定情報取得部111が起動されたか否かの判定処理を行う(S220)。通信相手先特定情報取得部111が起動された状態とは、例えば、電話帳(アドレス帳)機能が起動された状態、ユーザ操作により発信電話番号の入力が開始された状態、Web上の電話番号データベース機能等にアクセスした状態のいずれか、または、それらの組み合わせ等、ユーザが所定の行為を行った状態である。通信相手先特定情報取得部111が起動されたと判定された場合には(S220;Yes)、起動された通信相手先特定情報取得部111の処理が終了するのを待つ(S221)。通信相手先特定情報取得部111の処理が終了した場合には(S221;Yes)、図4のS211に戻り、タイマをリセットし、計測開始し直す。通信相手先特定情報取得部111が起動されていないと判定された場合には(S220;No)、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる(S214)。
このように、音声通話終了後所定の時間が経過する前に、電話帳機能等が起動された場合には、その電話帳機能等の処理が終了するまでは通信システムBの待受状態にあるようにすることで、その間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、通信相手先特定情報取得部111の起動及び通信相手先情報の取得に限らず、ユーザが音声通話のための処理を開始したと解される所定の行為を検出した場合、例えば、無線通信端末100にヘッドセットが接続されたことを検出した場合に、図4のステップS211にリターンするようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが発信操作を行った場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
(実施形態4)
終了した音声通話の内容や種類によっては、ユーザが音声通信を再開する可能性が少なく、通信システムBを捕捉した状態を維持するよりも通信システムAを捕捉する状態に迅速に切り替える方が効率が良い場合がある。以下、このような場合に対応した実施形態4を説明する。
なお、本実施形態における無線通信システム10と無線通信端末100の構成は、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同一である。
また、それらの基本動作も、図4、図5を参照して説明した動作とほぼ同一であり、以下、無線通信端末100の動作の特徴的な部分を図8を参照して説明する。
本実施形態においても、制御部112は、図4のステップS200〜S209の処理を行って通信システムBにより音声通を行う。制御部112は、通話終了を検出すると(S210;Yes)、第二無線通信関連情報取得部110を介し、第二無線通信部102で行った無線通信に関連する情報を取得し、制御部112は、その情報に基づいて直前の音声通話が所定条件を満たすか否かの判定処理を行う(S222)。この判定処理については後に説明する。
ステップS222で、所定条件を満たすと判別された場合(S222;Yes)、タイマ管理部108はタイマによる計時を開始する(S211)。所定の時間が経過してタイマが満了すると(S212;Yes)、通信システムAの捕捉処理を行う(S213)。一方、タイマが満了しない間は(S212;No)、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる(S214)。
一方、ステップS222の判定処理において所定条件を満たさないと判断された場合(S222;No)、すぐに通信システムAの捕捉処理を行う(S213)。
このように、通信システムBでの音声通話終了後、通常はすぐに通信システムAの待受状態に戻って、通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、所定条件を満たした場合だけ、所定の時間の間、通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
ここで、ステップS222の判定処理の具体例を説明する。
所定条件に該当する例として、「直前の音声通話の通話相手先が、留守番電話ネットワークサービスである場合」が挙げられる。この場合、留守番電話ネットワークサービスに電話を掛けて、その通話が終了した後、留守番電話メッセージを残した相手にすぐに電話を掛け直す可能性が高い。このため、所定時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。別の例として、「直前の通話相手先が、事前に登録された、よく電話を掛け合うグループメンバの場合」という例が挙げられる。この場合、グループメンバの内の一人に電話を掛けて、その通話が終了した後、同グループの他のメンバにすぐに電話を掛け直す可能性が高い。このため、所定の時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。
これらの処理を実現するため、例えば、第二無線通信関連情報取得部110は、第二無線通信部102の発信時に通話相手先情報を保存する機能、着信時に無線通信基地局から通知される通話相手先情報を保存する機能、それらを読み出す機能等を持つ。また、事前に記憶部107には、事前に特定の通話相手先の情報が格納されている。制御部112は、ステップS222で、第二無線通信関連情報取得部110が取得した情報が記憶部107に記録されている特定の通話相手先情報と一致するか否かを判別し、一致する場合は、直前の音声通話が所定条件を満たすと判別する。
このように、通信システムBでの音声通話終了後、通常はすぐに通信システムAの待受状態に戻って、通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、特定の通話相手と通話が終了した時だけ、所定の時間の間、通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
例えば、図4のステップS209で、正常に音声通話が開始できなかった場合を、所定の条件を満たすと判別するようにしてもよい。この場合、S209における音声通話が不成立だったら、ユーザはすぐに同じ相手に電話を掛け直したり、別の相手に電話を掛け直したりする可能性が高いため、所定の時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。この場合、第二無線通信関連情報取得部110は、第二無線通信部102の発信処理の成否を保存する機能、それを読み出す機能等を持つ処理部である。制御部112は、第二無線通信関連情報取得部110が取得した音声通話成否情報が、音声通話不成立を示した場合に直前の音声通話が所定条件を満たすと判別し、ステップS211に進み、所定の時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。
このように、通信システムBでの音声通話終了後、通常はすぐに通信システムAの待受状態に戻って、通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、直前の音声通話が成立しなかった場合だけ、所定の時間の間、通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定の時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
また、ステップS209の音声通話が正常に終了しなかったときに、ステップS222で、直前の音声通話が所定の「所定条件」を満たすと判別するようにしてもよい。音声通話が正常に終話しなかった場合、ユーザはすぐに同じ相手に電話を掛け直す可能性が高い。このため、音声通話が正常に終了しなかった場合には、所定の時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。この場合、第二無線通信関連情報取得部110は、第二無線通信部102の通信終了時の電波状況を取得し、保存する機能、それを読み出す機能等を持つ処理部、もしくは、無線通信基地局から正常な終話通知を受信したか否かを示す情報を保存する機能、それを読み出す機能等を持つ処理部、もしくは、第二無線通信部102の通話状況(音声通話が続いている状態か、無音状態か)をモニタする機能、終話時点の通話状況を保存する機能、それを読み出す機能等を持つ処理部等から構成される。また、制御部112は、第二無線通信関連情報取得部110が取得した音声通話終了状態情報が、正常な終話でないことを示した場合に、ステップS222で、直前の音声通話が予定条件を満たすと判別し、所定の時間の間は通信システムBでの待受状態のままでいる。それ以外の場合はすぐに通信システムAの待受状態に戻る。
このように、通信システムBでの音声通話終了後、通常はすぐに通信システムAの待受状態に戻って、通信システムAでデータ通信を素早く起動できる状態になり、直前の音声通話が異常終了した場合だけ、所定の時間の間、通信システムBの待受状態にあるようにすることで、所定時間の間にユーザに発信操作がなされた場合に音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、直前の音声通話が所定の条件を満たすと判別する条件は、例示であり、他の条件を設定したり、上述の条件を適宜組み合わせる等してもよい。例えば、直前の音声通話の通話相手先が予め登録されている場合、音声通話が正常に開始しなかった場合、音声通話が正常に終了しなかった場合のいずれかが成立した場合に、直前の音声通話が所定条件を満たすと判別するようにしてもよい。
(実施形態5)
上記実施形態2〜実施形態4の機能を全て備える無線通信端末100の動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。
なお、本実施形態における無線通信システム10と無線通信端末100の構成は、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同一である。
まず、本実施形態においても、制御部112は、図4のステップS200〜S209の処理を行って通信システムBにより音声通話を行う。
続いて、通話終了を検出すると(S210;Yes)、制御部112は、第二無線通信関連情報取得部110を介して、第二無線通信部102で行った無線通信に関連する情報を取得し、制御部112は、その情報に基づいて直前の音声通話が所定条件を満たすか否かの判定処理を行う(S222)。
通話先が特定の通話先ではなかった、且つ、音声通話を正常に開始し且つ終了した場合で、直前の音声通話が所定条件を満たさないと判断された場合(S222;No)、すぐに通信システムAの捕捉処理を行う(S213)。
一方、通話先が特定の通話先であった、或いは、音声通話を正常に開始できなかった、或いは、音声通話を正常に終了できなかった、等の理由により、直前の音声通話が所定の条件を満たすと判断された場合(S222;Yes)、制御部112は、タイマ管理部108にタイマによる計時を開始させる(S211)。タイマが満了すると(S212;Yes)、通信システムAの捕捉処理を行う(S213)。
一方、ステップS211で計測を開始したタイマが満了しない間は(S212;No)、制御部112は、ユーザが音声通信を行わないことを表す行為を行ったか否か、例えば、端末状態検出部109が検出した値を元に所定の端末状態になったか否かの判定処理を行う(S219)。所定の端末状態になったと判定された場合には(S219;Yes)、無線通信端末100はタイマの満了を待たずに通信システムAの捕捉処理に移る(S213)。所定の端末状態になっていないと判定された場合には(S219;No)、制御部112は、ユーザが音声通信の準備を開始しているか否か、例えば、通信相手先特定情報取得部111が起動されたか否かの判定処理を行う(S220)。通信相手先特定情報取得部111が起動されたと判定された場合には(S220;Yes)、起動された通信相手先特定情報取得部111の処理が終了するのを待つ(S221)。通信相手先特定情報取得部111の処理が終了した場合には(S221;Yes)、ステップS211に戻り、タイマをリセットし、計測を開始し直す。通信相手先特定情報取得部111が起動されていないと判定された場合には(S220;No)、無線通信端末100は通信システムBでの待受状態のままでいる(S214)。
ここで、音声通信開始指示を受信した場合には(S215;Yes)、ステップS207に戻り、通信システムBのセルに対して発信要求を送信する。音声通信開始指示を受信しなければ(S215;No)、タイマ満了か否かの判定処理に戻る(S212)。なお、ステップS219の判定処理と、ステップS220の判定処理の順序は逆であっても良い。
上記のような処理を行うことで、連続して音声通信動作を行う際に、音声通信開始までの時間を短縮することができ、使い勝手を向上させることができる。また、その間、S217のCSFB終了通知とS203のCSFB開始通知を送信する必要がなくなるので、無線リソースを節約することも可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうる様々な変更、改良が含まれることは言うまでもない。例えば、図1及び図2に示した無線通信システムの構成及び無線通信端末の機能構成は、図1及び図2に示す構成要件以外の構成要素を含んでもよく、場合によっては図1及び図2に示す構成と異なっていてもよい。例えば、タイマ管理部108,第二無線通信関連情報取得部110、通信相手先特定情報取得部111等を、制御部112の機能の一部としてもよい。また、端末状態検出部109の端末状態の条件や第二無線通信関連情報取得部110の所定の条件等を種々組み合わせて、音声通信システムの捕捉状態の継続条件とすることができる。
上記実施形態1〜5は、全て組み合わされる必要はなく、適宜組み合わせて使用可能である。また、制御部112に上述の動作を実行させるための動作制御プログラムを、記録媒体に記録して配布したり、ネットワークを介して配信し、記憶部107に格納する等してもよい。
10…無線通信システム、100…無線通信端末、200…無線通信基地局、300…移動管理装置、400…ゲートウェイ装置、500…無線通信基地局、600…基地局制御装置、101…第一無線通信部、102…第二無線通信部、103…操作部、104…表示部、105…音声出力部、106…音声入力部、107…記憶部、108…タイマ管理部、109…端末状態検出部、110…第二無線通信関連情報取得部、111…通信相手先特定情報取得部、112…制御部、113…バス

Claims (15)

  1. 第一の無線通信方式で、第一の無線通信システムを介したデータ通信を行う第一の無線通信手段と、
    音声通信が可能な第二の無線通信方式で、第二の無線通信システムを介した音声通信を行う第二の無線通信手段と、
    前記第一の無線通信手段と前記第二の無線通信手段とを制御する制御手段と、
    検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信の開始が指示された場合に、
    前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行し、前記第二の無線通信手段により、前記第二の無線通信システムの捕捉処理を実行し、
    前記音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、
    前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させ、
    前記所定の時間の経過後、又は前記所定の時間が経過する前であっても前記検出手段でユーザが前記音声通信を行わないことを示す所定の状態を検出した場合に、
    前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、
    前記第一の無線通信手段に、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記制御手段は、
    前記音声通信が終了した後、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続している間に、前記音声通信の開始が指示された場合に、
    捕捉していた前記第二の無線通信システムにより音声通信を再開させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記検出手段は前記無線通信端末の開閉状態を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信が終了してから前記所定の時間が経過するまでの間に、前記検出手段により、前記無線端末装置の閉状態が検出された場合に、
    前記第二の無線通信手段による前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、
    前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. 前記検出手段は前記無線通信端末の周囲の明るさを検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信が終了してから前記所定の時間が経過するまでの間に、前記検出手段により、前記無線端末装置の周囲の明るさが基準以下となったことが検出された場合に、
    前記第二の無線通信手段による前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  5. 前記検出手段は前記無線通信端末の動きを検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信が終了してから前記所定の時間が経過するまでの間に、前記検出手段により、前記無線端末装置の動きが基準以下となったことが検出された場合に、
    前記第二の無線通信手段による前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  6. 前記検出手段は前記無線通信端末が備えるアプリケーションプログラムの起動状態を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信が終了してから前記所定の時間が経過するまでの間に、前記検出手段により、所定のアプリケーションプログラムの起動が検出された場合に、
    前記第二の無線通信手段による前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  7. 前記検出手段は、ユーザの所定の動作を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声通信が終了してから前記所定の時間が経過するまでの間に、前記検出手段により、前記所定の動作が検出された場合に、
    前記第二の無線通信手段による前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、
    前記第一の無線通信手段により、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  8. 前記無線通信端末は、
    さらに、通信相手先の情報を取得する通信相手先特定情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記所定の時間が経過する前に、前記通信相手先特定情報取得手段が起動された場合に、
    前記通信相手先特定情報取得手段が処理を終了するまで、
    前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  9. 前記検出手段は、ユーザの所定の行為を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記所定の時間が経過する前に、前記検出手段によりユーザの所定の行為が検出された場合に、前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させる、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  10. 前記制御手段は、
    前記第二の無線通信手段により行われる音声通信に関連する情報を取得する第二無線通信関連情報取得手段を備え、
    前記音声通信が終了した後に、
    前記第二無線通信関連情報取得手段により取得した情報に基づいて、
    前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続する処理を実行させ、または、
    前記第二の無線通信手段に、前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、前記第一の無線通信手段に、前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を開始させる処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  11. 前記第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、前記音声通信の通話相手先を示す通話相手先情報を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信端末。
  12. 前記第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、前記音声通信の成立または不成立を示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の無線通信端末。
  13. 前記第二無線通信関連情報取得手段により取得する情報は、前記音声通信の終了状態を含む情報である、
    ことを特徴とする請求項1011又は12に記載の無線通信端末。
  14. データ通信を行う第一の無線通信システムと、音声通信を行う第二の無線通信システムと、無線通信端末と、を備え、
    前記音声通信の開始が指示された場合に、前記無線通信端末が前記第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行し、前記第二の無線通信システムの捕捉処理を実行する無線通信システムであって、
    前記音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、
    前記無線通信端末は前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続し、
    前記所定の時間の経過後、又は前記所定の時間が経過する前であってもユーザが前記音声通信を行わないことを示す所定の状態が検出された場合に、
    前記無線通信端末は前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除し、
    前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を実行する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  15. 第一の無線通信システムを介したデータ通信を行う第一の無線通信手段と、第二の無線通信システムを介した音声通信を行う第二の無線通信手段と、を備えるコンピュータの動作を制御するコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記音声通信の開始が指示された場合に、
    前記第一の無線通信システムに対して一時離脱処理を実行させ、前記第二の無線通信システムの捕捉処理を実行させ、
    前記音声通信が終了してから所定の時間が経過するまでは、
    前記第二の無線通信システムの捕捉状態を継続させ、
    前記所定の時間の経過後、又は前記所定の時間が経過する前であってもユーザが前記音声通信を行わないことを示す所定の状態が検出された場合に、
    前記第二の無線通信システムの捕捉状態を解除させ、
    前記第一の無線通信システムに対して一時離脱解除処理を実行させる、
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
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