JP2004289421A - マルチモード無線通信装置 - Google Patents

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JP2004289421A JP2003078046A JP2003078046A JP2004289421A JP 2004289421 A JP2004289421 A JP 2004289421A JP 2003078046 A JP2003078046 A JP 2003078046A JP 2003078046 A JP2003078046 A JP 2003078046A JP 2004289421 A JP2004289421 A JP 2004289421A
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理 北浦
Taku Ito
卓 伊藤
Yasunobu Akaoka
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Abstract

【課題】複数の通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者が簡単な操作で待ち受けモードや発呼時通話モードを所望の無線通信方式に切り替えられるようにする。
【解決手段】利用者が待ち受けモード切替操作部105を操作することにより、待ち受けモードをWCDMA方式とGSM方式いずれにするかの指示が制御部103に入力される。制御部103は、操作指示された無線通信方式で待ち受けられるように待ち受けモードの切替制御を行い、WCDMA方式に対応する第1無線部101またはGSM方式に対応する第2無線部102のいずれか一方を動作させる。またこのとき、待ち受けモード通知部104によって選択された待ち受けモードを利用者に通知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばWCDMA方式とGSM方式などの2つ以上の無線通信方式に対応するマルチモード無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、2つ以上の無線通信方式に対応するマルチモード無線通信装置が種々提案され、用いられている。例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式とPHS(Personal Handy−phone System、登録商標)方式の2つの無線通信方式に対応可能なPDC・PHS一体型移動体通信端末では、発呼するモードを選択するための専用のキーを設け、この専用キーの操作によりPDC方式の発呼モードとPHS方式の発呼モードとを選択する構成となっている。これにより、1つの端末でPDC・PHS両方式の携帯電話機として兼用することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−201381号公報 (第2−3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
複数の無線通信システムを利用可能なマルチモード無線通信装置においては、一般に各モード間で課金システムや待ち受け時間や通話時間、通話品質などの特性が異なる。このため、利用者の使い勝手をより良いものにするためには、利用者が状況に応じて待ち受けモードや発呼時通話モードを自由に選択できるのが望ましい。
【0005】
例えば、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式とGSM(Global Systems for Mobile Communications)方式の2つの無線通信方式に対応するマルチモード無線通信装置では、いくつかの規格が存在する(type1〜type4)。これらの規格の中には、上記従来例のマルチモード無線通信装置として挙げたPDC・PHS一体型移動体通信端末と異なり、2つ以上の無線通信方式で同時に待ち受けることができないタイプのマルチモード無線通信装置が存在する(type1,2)。
【0006】
このようなWCDMA・GSM両方式に対応するマルチモード無線通信装置において、複数の無線通信方式で同時待ち受けできないtype2以下のマルチモード無線通信装置では、上記従来例のように両方の無線通信方式の待ち受けモードで待ち受けている状態から単純に発呼モードを選択して発呼することができない。このため、現在待ち受けているモードと異なるモードで発呼するためには、待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えた後に発呼する必要がある。
【0007】
マルチモード無線通信装置の普及を図るためには、これらの待ち受けモードや発呼モードの切り替え操作を十分にわかりやすく、使いやすいものにし、利用者の使い勝手の向上を図る必要がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作により待ち受けモード若しくは発呼時通話モードを所望の通信モードに切り替えることが可能なマルチモード無線通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るマルチモード無線通信装置は、2種類以上の無線通信方式で信号の通信を行う通信手段を有し、いずれか一つの無線通信方式で信号の受信を待ち受けるマルチモード無線通信装置であって、前記2種類以上の無線通信方式のいずれで待ち受けるかを切り替えるための待ち受けモード切替操作手段と、前記待ち受けモード切替操作手段の操作により指定された無線通信方式で信号の受信を待ち受けるように前記通信手段を制御する通信制御手段と、を備えたものである。
【0010】
上記構成では、利用者が待ち受けモード切替操作手段により待ち受けを行う無線通信方式を指定すると、通信制御手段は指定された無線通信方式で信号の受信を待ち受けるように通信手段を制御して切り替える。これにより、複数の無線通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作で待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができ、装置の使い勝手を向上させることができる。
【0011】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた少なくとも1個以上の専用のキーにより構成されるものとする。
【0012】
上記構成では、利用者は待ち受けモードを切り替えるための専用のキーが1個である場合は、無線通信方式によって異なる操作の仕方により、待ち受けする無線通信方式を通信制御手段に指定する。専用のキーが複数ある場合は、各無線通信方式に対応する専用キーを操作して待ち受けする無線通信方式を通信制御手段に指定する。これにより、複数の無線通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作で待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができ、装置の使い勝手を向上させることができる。
【0013】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、前記他の操作機能と異なる操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものとする。
【0014】
上記構成では、兼用のキーを従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、これとは異なる操作をした場合に、待ち受けモード切り替え指示が通信制御手段に入力される。この場合、待ち受けモード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0015】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、複数個のキーの操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものとする。
【0016】
上記構成では、兼用のキーを従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、2個以上のキーを同時に操作することにより、待ち受けモード切り替え指示が通信制御手段に入力される。この場合、待ち受けモード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0017】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にした複数のキーにより構成され、これらのキーの前記他の操作機能と異なる操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものとする。
【0018】
上記構成では、兼用のキーそれぞれにおいて従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、これとは異なる操作をした場合に、そのキーに設定されている無線通信方式への切り替え指示が通信制御手段に入力される。この場合、待ち受けモード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0019】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、前記無線通信方式の切替制御に関する指示のための音声を入力する音声入力手段であるものとする。
【0020】
上記構成では、音声入力手段は無線通信方式に対応する切替指示として音声コマンドを入力し、入力した音声コマンドを対応する無線通信方式の待ち受けモードに切り替えるための指令信号に変換して通信制御手段に入力する。この場合、音声入力によって待ち受けモードの切り替えを指示し、利用者の手動操作無しで、容易に待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0021】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の2分割された筐体を回動可能に連結するヒンジ機構により構成され、前記ヒンジ機構の回動に伴う前記2つの筐体の開閉角度の違いにより異なる無線通信方式を指定するものとする。
【0022】
上記構成では、利用者がいわゆる2つ折りタイプの筐体の開閉角度の大きさを変えることにより、前記開閉角度の大きさに対応する無線通信方式に待ち受けモードを切り替える指令が通信制御手段に入力される。この場合、筐体の開閉によって待ち受けモードの切り替えを指示し、容易に待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0023】
また、前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられたアンテナの伸縮機構により構成され、前記アンテナの伸縮状態の違いにより異なる無線通信方式を指定するものとする。
【0024】
上記構成では、利用者がアンテナの伸縮させて伸縮状態を変更することにより、前記伸縮状態の大きさに対応する無線通信方式に待ち受けモードを切り替える指令が通信制御手段に入力される。この場合、アンテナの伸縮によって待ち受けモードの切り替えを指示し、容易に待ち受けモードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0025】
また、前記兼用にしたキーを通信開始キーとし、使用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーを待ち受けモード切り替えのための操作方法で操作した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととする。
【0026】
上記構成では、利用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーを待ち受けモード切り替えのための操作方法で操作すると、待ち受けモードの切り替えと発呼が一括して行われる。これにより、容易に待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。
【0027】
また、前記兼用にしたキーを通信開始キーとし、使用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーと待ち受けモード切り替えのためのもう一つのキーとを同時に操作した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととする。
【0028】
上記構成では、利用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーと待ち受けモード切り替えのためのもう一つのキーを同時に操作すると、待ち受けモードの切り替えと発呼が一括して行われる。これにより、容易に待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。
【0029】
また、前記音声入力手段により通信先の電話番号を音声入力した後、待ち受けモードの切り替えコマンドを音声入力した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととする。
【0030】
上記構成では、利用者が通信先の電話番号を音声入力した後、待ち受けモードの切り替えコマンドを音声入力すると、待ち受けモードの切り替えと発呼が一括して行われる。これにより、容易に待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。
【0031】
本発明に係るマルチモード無線通信装置は、2種類以上の無線通信方式で信号の通信を行う通信手段を有し、いずれか一つの無線通信方式で発呼するマルチモード無線通信装置であって、前記2種類以上の無線通信方式のいずれで発呼するかを切り替えるための発呼モード切替操作手段と、前記発呼モード切替操作手段の操作により指定された無線通信方式で信号を発呼するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、を備えたものである。
【0032】
上記構成では、利用者が発呼モード切替操作手段により発呼の際の無線通信方式を指定すると、通信制御手段は指定された無線通信方式で信号を発呼するように通信手段を制御して切り替える。これにより、複数の無線通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作で発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができ、装置の使い勝手を向上させることができる。
【0033】
また、前記発呼する際の無線通信方式を予め設定する設定手段を設け、前記通信制御手段は、前記設定手段に設定された無線通信方式で信号を発呼するように前記通信手段を制御するものとする。
【0034】
上記構成では、設定手段において予め利用者の操作等により発呼する際の無線通信方式が設定され、通信制御手段は、この設定に基づいて対応する無線通信方式で発呼する。この場合、予め発呼時の無線通信方式を設定しておくことで、常に発呼モードを設定された無線通信方式で行うことができる。
【0035】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた少なくとも1個以上の専用のキーにより構成されるものとする。
【0036】
上記構成では、利用者は発呼モードを切り替えるための専用のキーが1個である場合は、無線通信方式によって異なる操作の仕方により、発呼する際の無線通信方式を通信制御手段に指定する。専用のキーが複数ある場合は、各無線通信方式に対応する専用キーを操作して発呼する無線通信方式を通信制御手段に指定する。これにより、複数の無線通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作で発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができ、装置の使い勝手を向上させることができる。
【0037】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、前記他の操作機能と異なる操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものとする。
【0038】
上記構成では、兼用のキーを従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、これとは異なる操作をした場合に、発呼モード切り替え指示が通信制御手段に入力される。この場合、発呼モード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0039】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、複数個のキーの操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものとする。
【0040】
上記構成では、兼用のキーを従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、2個以上のキーを同時に操作することにより、発呼モード切り替え指示が入力される。この場合、発呼モード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0041】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にした複数のキーにより構成され、これらのキーの前記他の操作機能と異なる操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものとする。
【0042】
上記構成では、兼用のキーそれぞれにおいて従来通りの所定の操作をすれば既存の他の機能の操作指示が入力され、これとは異なる操作をした場合に、そのキーに設定されている無線通信方式への切り替え指示が通信制御手段に入力される。この場合、発呼モード切替操作手段として他の操作機能と兼用のキーを用いるため、キーの数を増やすことなく、利用者の簡単な操作で発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0043】
また、前記発呼モード切替操作手段は、前記無線通信方式の切替制御に関する指示のための音声を入力する音声入力手段であるものとする。
【0044】
上記構成では、音声入力手段は無線通信方式に対応する切替指示として音声コマンドを入力し、入力した音声コマンドを対応する無線通信方式の発呼モードに切り替えるための指令信号に変換して通信制御手段に入力する。この場合、音声入力によって発呼モードの切り替えを指示し、利用者の手動操作無しで、容易に発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0045】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の2分割された筐体を回動可能に連結するヒンジ機構により構成され、前記ヒンジ機構の回動に伴う前記2つの筐体の開閉角度の違いにより異なる無線通信方式を指定するものとする。
【0046】
上記構成では、利用者がいわゆる2つ折りタイプの筐体の開閉角度の大きさを変えることにより、前記開閉角度の大きさに対応する無線通信方式に発呼モードを切り替える指令が通信制御手段に入力される。この場合、筐体の開閉によって発呼モードの切り替えを指示し、容易に発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0047】
また、前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられたアンテナの伸縮機構により構成され、前記アンテナの伸縮状態の違いにより異なる無線通信方式を指定するものとする。
【0048】
上記構成では、利用者がアンテナの伸縮させて伸縮状態を変更することにより、前記伸縮状態の大きさに対応する無線通信方式に発呼モードを切り替える指令が通信制御手段に入力される。この場合、アンテナの伸縮によって発呼モードの切り替えを指示し、容易に発呼モードを所望の無線通信方式に切り替えることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図である。
【0050】
マルチモード無線通信装置10は、WCDMA方式に対応する第1無線部101と、GSM方式に対応する第2無線部102と、待ち受けモードを通知する待ち受けモード通知部104と、使用者による待ち受けモードの切替操作入力を行う待ち受けモード切替操作部105と、待ち受けモード切替操作部105の操作情報によって第1無線部101と第2無線部102を制御して待ち受けモードを切り替え、またこの待ち受けモードの切り替えに応じて待ち受けモード通知部104を制御する制御部103とを有して構成される。ここで、第1無線部101及び第2無線部102は特許請求の範囲に記載の通信手段に相当し、待ち受けモード切替操作部105は特許請求の範囲に記載の待ち受けモード切替操作手段に相当する。また、制御部103は特許請求の範囲に記載の通信制御手段に相当する。
【0051】
なお、制御部103はCPUまたはDSP、記憶素子などからなり、その基本動作はソフトウェアで変更可能なように構成されている。また、以降、WCDMA方式とGSM方式の2種類の無線通信方式に対応するマルチモード無線通信装置について説明するが、複数の無線通信方式に対応するものであれば良く、WCDMA方式とGSM方式に限らない。また、3つ以上の無線部があっても良い。更に、待ち受けモード通知部104は、液晶などの表示デバイスで構成されても良いし、振動や音で通知する構成としても良い。また、表示デバイスやLEDや振動や音などの複数の手段を用いて通知する構成としても良い。
【0052】
次に、上記のように構成された第1実施形態のマルチモード無線通信装置の動作について説明する。マルチモード無線通信装置10がWCDMA方式で待ち受けている状態で、利用者が待ち受けモード切替操作部105からGSM方式への切り替え操作を行うと、制御部103はその操作内容が切り替え操作であると判断する。そして、制御部103は第2無線部102からの情報に基づき、現在の位置でGSM方式のネットワークが利用可能かどうかを判断する。
【0053】
ここで、利用可能である場合には、第1無線部101と第2無線部102を制御して、当該マルチモード無線通信装置の端末の位置登録先ネットワークをWCDMA方式のネットワークからGSM方式のネットワークに切り替えて、待ち受けモードを切り替える。一方、サービス圏外であるなどの理由によりGSM方式のネットワークが利用不可能な場合、制御部103はその旨を待ち受けモード通知部104を介して利用者に通知すると共に、WCDMA方式のネットワークへの位置登録状態を継続する。
【0054】
また、GSM方式で待ち受けている状態で、利用者が待ち受けモード切替操作部105からWCDMA方式への切り替え操作を行うと、制御部103はその操作内容が切り替え操作であると判断し、第1無線部101からの情報に基づき、現在の位置でWCDMA方式のネットワークが利用可能かどうかを判断する。
【0055】
ここで、利用可能である場合には、第1無線部101と第2無線部102を制御して、当該マルチモード無線通信装置の端末の位置登録先ネットワークをGSM方式のネットワークからWCDMA方式のネットワークに切り替えて、待ち受けモードの切り替えを行う。一方、サービス圏外であるなどの理由によりWCDMA方式のネットワークが利用不可能な場合、制御部103はその旨を待ち受けモード通知部104を介して利用者に通知すると共に、GSM方式のネットワークへの位置登録状態を継続する。
【0056】
このように、第1実施形態のマルチモード無線通信装置10によれば、利用者が現在待ち受けているモードと異なるモードで待ち受けたい場合、待ち受けモード切替操作部105を用いて待ち受けモード切り替え操作を行うことにより、簡単な操作でマルチモード無線通信装置10の待ち受けモードを切り替えることができる。
【0057】
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0058】
第2実施形態のマルチモード無線通信装置20は、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部201に対して第2筐体である蓋部202が回動可能に連結されている。本体部201の前面には、待ち受けモード切り替えのための専用キー205a(図中「W/G」で示される)が配置され、側面には待ち受けモード切り替えのための専用スイッチ205bが配置されている。なお、図2において、破線で示すように左側に専用キー205aを拡大して示している。このマルチモード無線通信装置20の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0059】
この第2実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものであり、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を専用キー205aまたは専用スイッチ205bの操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件を専用キー205aまたは専用スイッチ205bの操作であるように設定したものである。
【0060】
次に第2実施形態の動作について説明する。利用者がマルチモード無線通信装置20の待ち受けモードを切り替えたい時、蓋部202が開いている状態では専用キー205aを押下することにより、待ち受けモードを切り替えることができる。例えば、マルチモード無線通信装置20がWCDMA方式で待ち受けている時に専用キー205aか押下されると、制御部103は待ち受けモードをGSM方式へ切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。また、マルチモード無線通信装置20がGSM方式で待ち受けている時に専用キー205aが押下されると、制御部103は待ち受けモードをWCDMA方式へ切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。
【0061】
一方、蓋部202が閉じている状態では、利用者は専用スイッチ205bを操作して待ち受けモードを切り替える。例えば、マルチモード無線通信装置20がWCDMA方式で待ち受けている時に専用スイッチ205bがG側に操作されると、制御部103は待ち受けモードをGSM方式に切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。また、マルチモード無線通信装置20がGSM方式で待ち受けている時に専用スイッチ205bがW側に操作されると、制御部103は待ち受けモードをWCDMA方式に切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。
【0062】
この第2実施形態によれば、利用者が専用キー205a及び専用スイッチ205bを用いて待ち受けモード切り替え操作を行うことにより、第1実施形態と同様の作用効果が得られ、簡単な操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。なお、上記専用キー205a,専用スイッチ205bの配設位置は上記実施形態に限らず、マルチモード無線通信装置20の筐体面のどの位置に備えていても良いし、更に、専用キー205a或いは、専用スイッチ205bのいずれか一方を備えていても良い。
【0063】
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0064】
第3実施形態のマルチモード無線通信装置30は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部301に対して第2筐体である蓋部302が回動可能に連結されている。本体部301の前面には、通話開始と待ち受けモード切り替えのための兼用の通話開始キー305が配置されている。このマルチモード無線通信装置30の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0065】
この第3実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものである。第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を通話開始キー305による操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件を、通話開始キー305を通常に比べて長い時間押下する操作、或いは2回連続で押下する動作など、通常の通話開始のための操作とは異なる特定の押下操作であるように設定したものである。
【0066】
次に第3実施形態の動作について説明する。利用者がマルチモード無線通信装置30の待ち受けモードを切り替えたい時、通話開始と待ち受けモード切り替えのための兼用の通話開始キー305を通常の操作時よりも長めに押下することにより、待ち受けモードを切り替えることができる。なお、兼用の通話開始キー305を短めに押下すると、通話開始指令が制御部103に入力されるものとする。
【0067】
例えば、マルチモード無線通信装置30がWCDMA方式で待ち受けている時に兼用の通話開始キー305が長めに押下されると、制御部103は待ち受けモードをGSM方式に切り替える操作入力があったと判断して、第1実施形態で説明した切り替え制御を行う。また、マルチモード無線通信装置30がGSM方式で待ち受けている時に兼用の通話開始キー305が長めに押下されると、制御部103は待ち受けモードをWCDMA方式へ切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。
【0068】
また、マルチモード無線通信装置30がGSM方式で待ち受けている時に兼用の通話開始キー305が長めに押下されると、制御部103は待ち受けモードをWCDMA方式へ切り替える操作入力があったと判断して、上述した第1実施形態と同様の待ち受けモード切り替え制御を行う。
【0069】
この第3実施形態によれば、利用者が兼用の通話開始キー305を用いて長めに押下する待ち受けモード切り替え操作を行うことにより、第1実施形態と同様の作用効果が得られ、簡単な操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。また第3実施形態では、特に待ち受けモード切り替え及び発呼に必要な操作手順を簡略化することができると共に、待ち受けモード切り替えのための専用のキーなどを増やすことなく、構成を複雑にせずに現行のキーの数で上記効果を得ることができる。
【0070】
なお、待ち受けモードを切り替えてから発呼したい場合、通話相手先の電話番号を入力した後に、兼用の通話開始キー305を長く押すなどして待ち受けモード切り替え指令を入力することにより、待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行えるようにすることも可能である。
【0071】
また、兼用の通話開始キー305は、待ち受けモードを切り替える場合と通話開始を行う場合とでは、上記実施形態の押下形態の他に連続で2回以上押下する操作など、何らかの方法で異なる押下形態を設定することにより、制御部103は両者を区別でき、キーを増加させることなく簡単な操作で待ち受けモードの切り替えと通話開始を行うことができる。
【0072】
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0073】
第4実施形態のマルチモード無線通信装置40は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部401に対して第2筐体である蓋部402が回動可能に連結されている。本体部401の前面には、待ち受けモード切り替えのための既存の兼用キー405aと既存の兼用の通話開始キー405bとが配置されている。このマルチモード無線通信装置40の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0074】
この第4実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものであり、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を通話開始キー405b及びこの通話開始キー405b以外の特定の兼用キー405aによる操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をこの兼用キー405aと通話開始キー405bを同時に押下する操作であるように設定したものである。
【0075】
次に第4実施形態の動作について説明する。利用者が通話開始キー405bを単独で押下すれば、通話開始指令が入力される。そして、利用者が待ち受けモード切り替えのための既存の兼用キー405aと同時に通話開始キー405bを押下すれば、待ち受けモード切り替え指令が入力され、制御部103はマルチモード無線通信装置40の現行の待ち受けモードを異なる待ち受けモード(WCDMA方式或いはGSM方式)に切り替える。なお、兼用キー405aまたは通話開始キー405bを単独で押下した場合は、既存の設定機能に対応するキーとして動作する。
【0076】
この第4実施形態によれば、第3実施形態と同様に、新たにキーなどを増やすことなく、簡単な操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。
【0077】
なお、第4実施形態では、通話開始キー405bの上に位置している既存のキーを待ち受けモード切り替えのための兼用キー405aとしたが、通話開始キー以外のキーであればどの既存のキーを待ち受けモード切り替えのためのキーにしても良い。
【0078】
また、待ち受けモードを切り替えてから発呼したい場合、通話相手先の電話番号を入力した後に、待ち受けモード切り替えのための兼用キー405aと同時に通話開始キー405bを押下すれば、待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。これにより、待ち受けモード切り替え及び発呼に必要な操作手順を簡略化することができる。
【0079】
(第5実施形態)
図5は、本発明の第5実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0080】
第5実施形態のマルチモード無線通信装置50は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部501に対して第2筐体である蓋部502が回動可能に連結されている。本体部501の前面には、待ち受けモード切り替えと終話のための兼用の終話キー505が配置されている。このマルチモード無線通信装置50の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0081】
この第5実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものである。第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を終話キー505の操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件を、非通話時において終話キー505を1回押下する操作、或いは非通話時において終話キー505を連続で2回以上押下する操作など、通常の電源断のための長押し操作とは異なる特定の押下操作であるように設定したものである。
【0082】
よって第5実施形態は、待ち受けモード切り替えと終話のための兼用キーを通話開始キー305から終話キー505に置き換えて構成した以外は、図3に示した第3実施形態と同様である。
【0083】
この第5実施形態によれば、第3実施形態と同様に、新たにキーなどを増やすことなく、簡単な操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。
【0084】
(第6実施形態)
図6は、本発明の第6実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0085】
第6実施形態のマルチモード無線通信装置60は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部601に対して第2筐体である蓋部602が回動可能に連結されている。本体部601の前面には、待ち受けモード切り替えのための既存の兼用キー605aと既存の兼用の終話キー605bとが配置されている。このマルチモード無線通信装置60の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0086】
この第6実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものであり、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を終話キー605b及びこの終話キー605b以外の特定の兼用キー605aによる操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をこの兼用キー605aと終話キー605bを同時に押下する操作であるように設定したものである。
【0087】
よって第6実施形態は、待ち受けモード切り替えのための兼用キーと同時に押下操作するキーを通話開始キー405bから終話キー605bに置き換えて構成した以外は、図4に示した第4実施形態と同様である。この場合、待ち受けモード切り替えのための兼用キー605aと兼用の終話キー605bとを同時に押すことにより、待ち受けモード切り替え指令を入力することができる。
【0088】
この第6実施形態によれば、第4実施形態と同様に、新たにキーなどを増やすことなく、簡単な操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。
【0089】
なお、第6実施形態では、終話キー605bの上部に位置しているキーを待ち受けモード切り替えのための兼用のキー605aとしているが、終話キー605b以外のキーであればどのキーでも良く、数字キーなどの他のキーを待ち受けモード切り替えのための兼用キーにしても良い。
【0090】
(第7実施形態)
図7は、本発明の第7実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0091】
第7実施形態のマルチモード無線通信装置70は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部701に対して第2筐体である蓋部702が回動可能に連結されている。本体部701の前面には待ち受けモードをWCDMA方式に切り替えるための専用のキー705a(図中「W」で示される)及びGSM方式に切り替えるための専用のキー705b(図中「G」で示される)が配置されている。このマルチモード無線通信装置70の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0092】
この第7実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものであり、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を専用のキー705a及びキー705bによる操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件として、キー705aの操作をWCDMA方式に切り替えるための条件に、キー705bの操作をGSM方式に切り替えるための条件に設定したものである。
【0093】
第7実施形態では、マルチモード無線通信装置70の待ち受けモードをWCDMA方式に切り替えるためにはキー705aを押下し、GSM方式に切り替えるためにはキー705bを押下することで、待ち受けモードの無線通信方式を切り替えられる。したがって、利用者が専用キー705a及び705bを用いて待ち受けモード切り替え操作を行うことにより、第1実施形態と同様の作用効果が得られ、簡単かつ利用者がわかりやすい操作でマルチモード無線通信装置の待ち受けモードを切り替えることができる。
【0094】
(第8実施形態)
図8は、本発明の第8実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0095】
第8実施形態のマルチモード無線通信装置80は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部801に対して第2筐体である蓋部802が回動可能に連結されている。本体部801の前面には、待ち受けモードをWCDMA方式に切り替えるためと通話を開始するための兼用の第1の通話開始キー805aと、待ち受けモードをGSM方式に切り替えるためと通話を開始するための兼用の第2の通話開始キー805bとが配置されている。即ち、マルチモード無線通信装置80は2つの兼用の通話開始キー805a、805bを備える。このマルチモード無線通信装置80の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0096】
この第8実施形態は、操作部として設けられるキーの機能設定、及び制御部103の動作が第1実施形態と異なるものである。第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を第1の通話開始キー805a及び第2の通話開始キー805bによる操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件として、第1の通話開始キー805aを通常に比べて長い時間押下する操作、或いは2回連続で押下する動作など、通常の通話開始のための操作とは異なる特定の押下操作をWCDMA方式に切り替えるための条件に、第2の通話開始キー805bを通常に比べて長い時間押下する操作、或いは2回連続で押下する動作など、通常の通話開始のための操作とは異なる特定の押下操作をGSM方式に切り替えるための条件に設定したものである。
【0097】
次に第8実施形態の動作について説明する。マルチモード無線通信装置80の待ち受けモードをWCDMA方式に切り替えるためには、兼用の第1の通話開始キー805aを長めに押下するとWCDMA方式への切り替え指令が制御部103に入力される。一方、GSM方式に切り替えるためには、兼用の第2の通話開始キー805bを長めに押下するとGSM方式への切り替え指令が制御部103に入力される。このため、制御部103はマルチモード無線通信装置80の待ち受けモードを第1実施形態と同様の動作により、押下されたキーに応じて切り替えることができる。なお、兼用の第1通話開始ーキー805a及び第2の通話開始ーキー805bは、短めに押下した場合、いずれも通話開始指令が制御部103に入力されるものとする。
【0098】
この第8実施形態によれば、各モードに対応する待ち受けモード切り替えのための専用のキーが増えるものの、通話開始キーと兼用であるため、キーの増加数を抑えつつ、利用者が簡単かつ分かり易い操作で待ち受けモードを切り替えることができる。また、利用者が発呼して通話する時に、現在の待ち受けモードと異なるモードで通話したい場合、第1または第2の通話開始キー805a,805bの操作だけで、簡単に待ち受けモードを切り替えた上で発呼することができる。
【0099】
なお、上記兼用の第1、第2の通話開始キー805a,805bは、待ち受けモードを切り替える場合と、通話開始を行う場合とでは、上記実施形態の押下形態の他に連続で2回以上押下する操作など、何らかの方法で異なる押下形態を設定することにより、制御部103は両者を区別でき、キーを増加させることなく簡単な操作で待ち受けモードの切り替えと通話開始を行うことができる。
【0100】
また、通話相手先の電話番号を入力した後に、第1の通話開始キー805aを操作することで、WCDMA方式への待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。一方、通話相手先の電話番号を入力した後に、第2の通話開始キー805bを操作することで、GSM方式への待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。
【0101】
(第9実施形態)
図9は、本発明の第9実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0102】
第9実施形態のマルチモード無線通信装置90は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部901に対して第2筐体である蓋部902が回動可能に連結されている。本体部901の前面下部には、音声入力手段であるマイク905が配置されている。なお、マイク905は通話用マイクと兼用であっても良い。
【0103】
図10は、図9に示した第9実施形態のマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図である。
【0104】
マルチモード無線通信装置90は、WCDMA方式に対応する第1無線部91と、GSM方式に対応する第2無線部92と、待ち受けモードを通知する待ち受けモード通知部94と、音声入力手段であるマイク905と、マイク905に入力された音声信号の認識を行う音声認識部96と、音声認識部96の認識結果によって第1無線部91と第2無線部92を制御して待ち受けモードを切り替え、またこの待ち受けモードの切り替えに応じて待ち受けモード通知部94を制御する制御部93とを有して構成される。音声認識部96は、マイク905から入力された音声コマンドを認識して、制御部93を動作させるモード切り替え指令信号に変換する。
【0105】
この第9実施形態は、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作を音声入力手段であるマイク905への音声入力に置き換え、制御部93が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をマイク905に入力する音声コマンドによって設定したものである。例えば、現在の待ち受けモードと異なるモードに切り替えるための音声コマンドを「モード切り替え」、WCDMA方式に切り替えるための音声コマンドを「WCDMA」、GSM方式に切り替えるための音声コマンドを「GSM」とする。
【0106】
次に第9実施形態の動作について説明する。利用者は待ち受けモードをWCDMA方式に切り替えたい時、マイク905に向かって「WCDMA」と音声入力する。この音声信号は制御部93を介して音声認識部96に送られて音声認識され、WCDMA方式に待ち受けモードを切り替える指令信号に変換されて、制御部93に入力される。これにより、制御部93は待ち受けモードをWCDMA方式に切り替える。
【0107】
また、利用者は待ち受けモードをGSM方式に切り替えたい時、マイク905に向かって「GSM」と音声入力する。この音声信号は制御部93を介して音声認識部96に送られて音声認識され、GSM方式に待ち受けモードを切り替える指令信号に変換されて、制御部93に入力される。これにより、制御部93は待ち受けモードをGSM方式に切り替える。
【0108】
また、待ち受けモードを切り替えてから発呼したい場合、マイク905を用いて通話相手先の電話番号を音声入力した後に、「WCDMA」と音声入力することで、WCDMA方式への待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。同様に、音声入力手段905を用いて通話相手先の電話番号を音声入力した後に、「GSM」と音声入力することで、GSM方式への待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うことができる。なお、通話相手先の電話番号はテンキーを用いて入力しても良い。
【0109】
この第9実施形態によれば、利用者はキー操作をすることなく、音声入力によりマルチモード無線通信装置90の待ち受けモードを極めて簡単に切り替えることができる。また、マルチモード無線通信装置90のキーを増加させることなく容易に待ち受けモードを切り替えることができる。更に、利用者が発呼して通話する時に、現在の待ち受けモードと異なるモードで通話したい場合、必要な音声指示の数を1つ削減することができ、簡単に待ち受けモードを切り替えた上で発呼することができる。
【0110】
なお、待ち受けモード切り替えのための音声コマンドについては、上記の音声コマンドに限らず、利用者が覚えやすいものや発声しやすいものならばどのようなものでも良い。また、利用者が切り替えのための音声コマンドを自分で設定するようにしても良い。
【0111】
(第10実施形態)
図11は、本発明の第10実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0112】
第10実施形態のマルチモード無線通信装置100は、回動可能なヒンジ部1005によるヒンジ機構を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部1001に対して第2筐体である蓋部1002がヒンジ部1005を介して回動可能に連結されている。このヒンジ部1005は、ヒンジ部1005の開閉角度を計測するセンサ(図示せず)を内蔵し、待ち受けモード切り替えのための操作手段を構成している。このマルチモード無線通信装置100の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0113】
この第10実施形態は、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作をヒンジ部1005による筐体の開閉操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をヒンジ部1005の開閉角度(本体部1001と蓋部1002がなす角度)により設定したものである。
【0114】
例えば、ヒンジ部1005の開閉角度が所定角度より大きい場合はWCDMA方式の待ち受けモードに切り替え、所定角度より小さい場合はGSM方式の待ち受けモードに切り替えるように設定する。
【0115】
この第10実施形態によれば、利用者はヒンジ部1005の開閉角度を操作することにより、例えば開閉角度を大きくしてWCDMA方式に切り替えたり、小さくしてGSM方式に切り換えることができる。したがって、ヒンジ部1005の開閉操作によって容易に待ち受けモードの切り替えを行うことができる。
【0116】
(第11実施形態)
図12は、本発明の第11実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0117】
第11実施形態のマルチモード無線通信装置110は、摺動可能なスライド式の筐体により構成され、本体部1101に対してスライド部1105がスライドし、筐体が伸縮する構造になっている。スライド部1105は、筐体のスライド量を計測するセンサ(図示せず)を内蔵し、待ち受けモード切り替えのための操作手段を構成している。このマルチモード無線通信装置110の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0118】
この第11実施形態は、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作をスライド部1105による筐体のスライド操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をスライド部1105のスライド量により設定したものである。
【0119】
例えば、スライド部1105のスライド量が所定量より大きい場合はWCDMA方式の待ち受けモードに切り替え、所定量より小さい場合はGSM方式の待ち受けモードに切り替えるように設定する。
【0120】
この第11実施形態によれば、利用者はスライド部1105のスライド量を操作することにより、例えばスライド量を大きくしてWCDMA方式に切り替えたり、小さくしてGSM方式に切り換えることができる。したがって、スライド部1105のスライド操作によって容易に待ち受けモードの切り替えを行うことができる。
【0121】
(第12実施形態)
図13は、本発明の第12実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図である。
【0122】
第12実施形態のマルチモード無線通信装置120は、図2に示した第2実施形態と同様、回動可能なヒンジ部を有する2つ折りタイプの筐体により構成され、第1筐体である本体部1201に対して第2筐体である蓋部1202が回動可能に連結されている。蓋部1202の先端部の側面(先端端面部)には、伸縮機構によって伸縮自在のアンテナ1205が取り付けられている。このアンテナ1205は、伸縮の状態を計測できるセンサ(図示せず)を内蔵し、待ち受けモード切り替えのための操作手段を構成している。このマルチモード無線通信装置120の回路構成は、図1に示した第1実施形態の構成と同様であるため、図示は省略する。
【0123】
この第12実施形態は、第1実施形態における待ち受けモード切替操作部105の操作をアンテナ1205の伸縮操作に置き換え、制御部103が通信モードの切り替え操作であることを判断する操作条件をアンテナ1205の伸縮状態により設定したものである。
【0124】
例えば、アンテナ1205の伸長量が所定量より大きい場合はWCDMA方式の待ち受けモードに切り替え、所定量より小さい場合はGSM方式の待ち受けモードに切り替えるように設定する。
【0125】
この第12実施形態によれば、利用者はアンテナ1205の伸長量を操作することにより、例えば伸長量を大きくしてWCDMA方式に切り替えたり、小さくしてGSM方式に切り換えることができる。したがって、アンテナ1205の伸長操作によって容易に待ち受けモードの切り替えを行うことができる。
【0126】
なお、アンテナ1205の伸縮状態の代わりに、アンテナ1205の回転状態を検出できるように構成して、アンテナ1205の回転状態を待ち受けモードの切り替え操作に用いても同様の効果がある。
【0127】
(第13実施形態)
図14は、本発明の第13実施形態に係るマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図である。
【0128】
マルチモード無線通信装置130は、WCDMA方式に対応する第1無線部1301と、GSM方式に対応する第2無線部1302と、待ち受けモードを通知する待ち受けモード通知部1304と、使用者による待ち受けモードの切替操作入力を行う待ち受けモード切替操作部1305と、通常の通信操作或いは各種設定などを行うためのキー若しくは音声入力手段などからなる入力部1306と、発呼時の通話モードを設定する発呼時通話モード設定部1307とを有して構成される。
【0129】
なお、制御部1303はCPUまたはDSP、記憶素子などからなり、その基本動作はソフトウェアで変更可能なように構成されている。また、待ち受けモード切替操作部1305は入力部1306の一部であっても良いし、また、発呼時通話モード設定部1307は制御部1303の一部であっても良い。
【0130】
次に第13実施形態の動作について説明する。制御部1303は、待ち受けモード切替操作部1305から入力された操作内容を読み取り、その操作内容が待ち受けモードの切り替え操作であると判断すると、第1無線部1301または第2無線部1302を制御して、操作指示された待ち受けモードにマルチモード無線通信装置130を切り替える。そして、待ち受けモード切り替え結果などを待ち受けモード通知部1304に通知する。また、制御部1303は利用者が入力部1306から入力した発呼時の通話モードを発呼時通話モード設定部1307に記憶する。
【0131】
次に第13実施形態のマルチモード無線通信装置130の発呼モード切り替え動作について説明する。図15は第13実施形態のマルチモード無線通信装置における発呼モード切り替え手順を示すフローチャートである。利用者は、事前に入力部1306を用いた入力操作により発呼時の通話モードをWCDMA方式に設定するかGSM方式に設定するか、或いはどちらにも設定しないかを選択する。この選択に基づき、制御部1303は選択された設定内容を発呼時通話モード設定部1307に記憶する(ステップS1401)。
【0132】
ここで、上記した発呼時通話モード設定は一度設定しておけば利用者が変更するまでその設定内容が保存される。利用者がこの発呼時通話モード設定を行わない場合は、製品出荷時の標準の状態が利用される。製品出荷時にはいずれかの方式に設定されていても良いし、特に設定されていなくても良い。
【0133】
その後、利用者が入力部1306より通話開始操作を行うと(ステップS1402)、制御部1303は発呼時通話モード設定部1307をチェックし、発呼時通話モードがどの方式に設定されているかどうか或いは、何も設定されていないのかを判断する(ステップS1403)。
【0134】
この発呼時通話モードの判別結果に応じて、発呼時通話モードがいずれかの方式に設定されている場合は、制御部1303は設定されている発呼時通話モードと現在の待ち受けモードとが等しいかどうか判断する(ステップS1404)。ここで、発呼時通話モードと現在の待ち受けモードとが等しくない場合は、制御部1303は第1無線部1301若しくは第2無線部1302からの情報に基づき、現在の位置で発呼時通話モードとして設定されている無線通信方式のネットワークが利用可能かどうかを判断する(ステップS1405)。そして、設定されている発呼時通話モードの無線通信方式が使用可能な場合は、制御部1303は第1無線部1301と第2無線部1302を制御して当該マルチモード無線通信装置の端末の位置登録先ネットワークを設定されている発呼時通話モードに切り替える(ステップS1406)。
【0135】
その後、制御部1303は発呼動作を開始する(ステップS1407)。また、上記ステップS1403で発呼時通話モードが何も設定されていない場合、上記ステップS1404で設定されている発呼時通話モードと現在の待ち受けモードとが等しい場合、及び上記ステップS1405で設定されている発呼時通話モードの無線通信方式が使用できない場合は、ステップS1407に進んで発呼動作を行う。
【0136】
この第13実施形態によれば、事前に発呼時通話モードを設定しておくことにより、特に発呼時に待ち受けモード切り替えのための操作を行わなくても、利用者が通話に用いたい無線通信方式が利用可能な場合はその方式で通話を開始することができる。また、マルチモード無線通信装置の端末を販売する無線通信事業者が、周波数利用効率の面などから推奨したいモードを製品出荷時の標準の発呼時通話モードとして設定することができる。
【0137】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施し得るものである。上記第1〜第12実施形態では待ち受けモードの切り替えについて説明したが、これらの構成は発呼モード切り替えについてもそのままて適用でき、同様の効果が得られる。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の通信方式を選択可能なエリアにおいて、利用者の簡単な操作により待ち受けモード若しくは発呼時通話モードを所望の通信モードに切り替えることが可能なマルチモード無線通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図
【図2】本発明の第2実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図3】本発明の第3実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図4】本発明の第4実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図5】本発明の第5実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図6】本発明の第6実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図7】本発明の第7実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図8】本発明の第8実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図9】本発明の第9実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図10】図9に示した第9実施形態のマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図
【図11】本発明の第10実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図12】本発明の第11実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図13】本発明の第12実施形態に係るマルチモード無線通信装置の外観構成を示した斜視図
【図14】本発明の第13実施形態に係るマルチモード無線通信装置の回路構成を示したブロック図
【図15】第13実施形態のマルチモード無線通信装置における発呼モード切り替え手順を示すフローチャート
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130 マルチモード無線通信装置
91、101、1301 第1無線部
92、102、1302 第2無線部
93、103、1303 制御部
94、104、1304 待ち受けモード通知部
95、105、1305 待ち受けモード切替操作部
96 音声認識部
201、301、401、501、601、701、801、901、1001、1101 本体部
202、302、402、502、602、702、802、902、1002 蓋部
205a 待ち受けモード切替専用キー
205b 待ち受けモード切替専用スイッチ
305 兼用の通話開始キー
405a 通話開始キー以外の既存の兼用のキー
405b 兼用の通話開始キー
505 兼用の終話キー
605a 終話キー以外の既存の兼用のキー
605b 兼用の終話キー
705a WCDMA方式への切替キー
705b GSM方式への切替キー
805a 兼用の第1通話開始キー
805b 兼用の第2通話開始キー
905 マイク(音声入力手段)
1005 ヒンジ部
1105 スライド部
1205 アンテナ部
1306 入力部
1307 発呼時通話モード設定部

Claims (20)

  1. 2種類以上の無線通信方式で信号の通信を行う通信手段を有し、いずれか一つの無線通信方式で信号の受信を待ち受けるマルチモード無線通信装置であって、
    前記2種類以上の無線通信方式のいずれで待ち受けるかを切り替えるための待ち受けモード切替操作手段と、
    前記待ち受けモード切替操作手段の操作により指定された無線通信方式で信号の受信を待ち受けるように前記通信手段を制御する通信制御手段と、
    を備えたマルチモード無線通信装置。
  2. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた少なくとも1個以上の専用のキーにより構成される請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  3. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、前記他の操作機能と異なる操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものである請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  4. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、複数個のキーの操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものである請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  5. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にした複数のキーにより構成され、これらのキーの前記他の操作機能と異なる操作によって前記待ち受けモードの切替操作指示を行うものである請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  6. 前記待ち受けモード切替操作手段は、前記無線通信方式の切替制御に関する指示のための音声を入力する音声入力手段である請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  7. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の2分割された筐体を回動可能に連結するヒンジ機構により構成され、前記ヒンジ機構の回動に伴う前記2つの筐体の開閉角度の違いにより異なる無線通信方式を指定するものである請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  8. 前記待ち受けモード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられたアンテナの伸縮機構により構成され、前記アンテナの伸縮状態の違いにより異なる無線通信方式を指定するものである請求項1に記載のマルチモード無線通信装置。
  9. 前記兼用にしたキーを通信開始キーとし、使用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーを待ち受けモード切り替えのための操作方法で操作した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととした請求項3に記載のマルチモード無線通信装置。
  10. 前記兼用にしたキーを通信開始キーとし、使用者が通信先の電話番号を入力した後、前記通信開始キーと待ち受けモード切り替えのためのもう一つのキーとを同時に操作した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととした請求項4に記載のマルチモード無線通信装置。
  11. 前記音声入力手段により通信先の電話番号を音声入力した後、待ち受けモードの切り替えコマンドを音声入力した場合に、前記通信制御手段は待ち受けモードの切り替えと発呼を一括して行うこととした請求項6に記載のマルチモード無線通信装置。
  12. 2種類以上の無線通信方式で信号の通信を行う通信手段を有し、いずれか一つの無線通信方式で発呼するマルチモード無線通信装置であって、
    前記2種類以上の無線通信方式のいずれで発呼するかを切り替えるための発呼モード切替操作手段と、
    前記発呼モード切替操作手段の操作により指定された無線通信方式で信号を発呼するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、
    を備えたマルチモード無線通信装置。
  13. 前記発呼する際の無線通信方式を予め設定する設定手段を設け、前記通信制御手段は、前記設定手段に設定された無線通信方式で信号を発呼するように前記通信手段を制御するものである請求項12に記載のマルチモード無線通信装置。
  14. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた少なくとも1個以上の専用のキーにより構成される請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  15. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、前記他の操作機能と異なる操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものである請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  16. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にしたキーであり、複数個のキーの操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものである請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  17. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられた、前記無線通信方式の切替操作機能と当該装置における他の操作機能とを兼用にした複数のキーにより構成され、これらのキーの前記他の操作機能と異なる操作によって前記発呼モードの切替操作指示を行うものである請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  18. 前記発呼モード切替操作手段は、前記無線通信方式の切替制御に関する指示のための音声を入力する音声入力手段である請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  19. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の2分割された筐体を回動可能に連結するヒンジ機構により構成され、前記ヒンジ機構の回動に伴う前記2つの筐体の開閉角度の違いにより異なる無線通信方式を指定するものである請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
  20. 前記発呼モード切替操作手段は、当該装置の筐体部に設けられたアンテナの伸縮機構により構成され、前記アンテナの伸縮状態の違いにより異なる無線通信方式を指定するものである請求項12又は13に記載のマルチモード無線通信装置。
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