JP2008160741A - 携帯端末、通信システム切替方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】Autoモードで2Gアタッチ中のときも、定期的(ユーザから自発的な
サービス開始要求時)に3Gへシステムを切り替える。
【解決手段】Dual端末使用時に2Gシステムにアタッチしており、ユーザからサービス起動要求があった場合、サービスを開始する前3Gシステムへの切り替え実行画面をディスプレイ部35に表示させる機能を用いる。本機能が起動する条件は、2Gシステムにアタッチしたのち待ち受け中3Gセルをモニタできていることとする。本機能を実行するかの判断は、メニューにて“ON/OFF”で選択できるようにし、ONの場合ユーザが何れかのサービスを開始するタイミングで本機能が自動的に起動されるようにする。OFFの場合は、従来の機能のままである。
【選択図】 図3
サービス開始要求時)に3Gへシステムを切り替える。
【解決手段】Dual端末使用時に2Gシステムにアタッチしており、ユーザからサービス起動要求があった場合、サービスを開始する前3Gシステムへの切り替え実行画面をディスプレイ部35に表示させる機能を用いる。本機能が起動する条件は、2Gシステムにアタッチしたのち待ち受け中3Gセルをモニタできていることとする。本機能を実行するかの判断は、メニューにて“ON/OFF”で選択できるようにし、ONの場合ユーザが何れかのサービスを開始するタイミングで本機能が自動的に起動されるようにする。OFFの場合は、従来の機能のままである。
【選択図】 図3
Description
本発明は、携帯端末に関し、特に複数の通信システムを有効利用できるDualシステム携帯端末に関する。
Dualシステム携帯端末(以降Dual端末)は、3G,2Gというように複数の異なる通信方式に対応した携帯端末である。3Gは第3世代の無線通信方式でW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)が一般的である。2Gは第2世代の無線通信方式でGSM(Global System for Mobile Communications)やGPRS(General Packet Radio Service)が主である。
また、3G(第3世代)の移動体通信システムの標準規格を規定する標準化プロジェクトとして、3GPP(3rd Generation Partnership Project)が知られている。
3G,2Gといった複数の通信システムに対応するDual端末において、システムの切り替えを実施する判定方法は、3GPP(TS25.304等)の規定に従い、共通チャネルの受信パワーを基に計算した値をもとに判定する方法が一般的である。ここでいう「受信パワー」は、端末が受信した電波の強さ(受信電力)である。
この受信パワーの大きさを表すパラメータR(X)を用いて、3GPPで規定された演算式よりシステムの切り替えを実施する。演算式には、システムの切り替えが頻発することを抑えるために演算式の一部にヒステリシス(Hysteresis)が設けられている。ヒステリシスとは、システムの切り替え前後の状態に対するスレッシュホールド(threshold:閾値)が異なる特性のことである。ここでは、受信パワーが2Gシステムの閾値と3Gシステムの閾値の間にある状態をHystとする。
例えば、3Gシステムの場合R(3G)、2Gシステムの場合R(2G)、ヒステリシスの場合R(Hyst)とすると、従来のシステムでは、2Gアクティブな場合、所定の時間R(2G)+R(Hyst)<R(3G)の状態を満たしてはじめてシステムを2Gから3Gに切り替える。
3Gと2Gの受信パワーが、Hystの範囲内、すなわち両システムの受信パワーが拮抗している状態にあるときは、3Gシステムへの移行が起こり難いというケースが発生する。つまり、3Gシステムのサービス品質が十分ある状態であっても2Gシステムに居座り続けることがある。
これまでのDual端末は、システムの選択方法として「Auto(自動)モード」と「Manual(手動)モード」という2種類のモードがあり、Autoモードを選択した場合、長く2Gシステムに居続ける可能性がある。
Autoモード時、2Gシステムモードのままでいることはユーザにとってサービス・機能・品質の面でマイナスなことから改善が望まれる。また、3Gサービスを提供している通信事業者にとって、ユーザがローミング先の2Gセルでサービスを受けることは課金(charge)面で優位性が保てなくなる。セルとは、携帯電話やPHSなどに代表される広域移動通信において、1つの基地局がカバーする区域のことである。セル1つに基地局1つが対応する。
関連する技術として、特開2004−356684号公報(特許文献1)に移動無線端末装置のセルサーチ方法及び移動無線端末装置が開示されている。
この従来技術では、2G、3G両方のセルサーチを行い、一方の受信電界レベルに応じて、他方のセルサーチ間隔を調整する旨が記載されている。
この従来技術では、2G、3G両方のセルサーチを行い、一方の受信電界レベルに応じて、他方のセルサーチ間隔を調整する旨が記載されている。
また、特開2006−033552号公報(特許文献2)に携帯通信端末装置、外部端末装置及び無線通信システム切替方法が開示されている。
この従来技術では、外部端末から外部端末識別情報の送信を受けた携帯通信端末が、ユーザに通信システムの選択肢を提示し、ユーザの選択結果に基づいて、利用する通信システムを決定し設定する旨が記載されている。
この従来技術では、外部端末から外部端末識別情報の送信を受けた携帯通信端末が、ユーザに通信システムの選択肢を提示し、ユーザの選択結果に基づいて、利用する通信システムを決定し設定する旨が記載されている。
更に、特開平07−050871号公報(特許文献3)に移動体通信装置の通信チャネル切替装置が開示されている。
この従来技術では、受信状態の悪化に伴い通信チャネルを自動で切り替えることができると共に、使用者が通信チャネルの切り替えの必要性を感じたときには、通信チャネルを手動で切り替えることができる旨が記載されている。
この従来技術では、受信状態の悪化に伴い通信チャネルを自動で切り替えることができると共に、使用者が通信チャネルの切り替えの必要性を感じたときには、通信チャネルを手動で切り替えることができる旨が記載されている。
本発明の目的は、複数のシステムに対応するDual端末において、端末としての品質を落とさない携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザ要求やユーザの動作によって行われるサービス開始時に、システム切り替えを可能にする携帯端末を提供することである。
本発明の更に他の目的は、システム切り替えにおいて、ユーザに切り替え有無の選択を促す携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザ要求やユーザの動作によって行われるサービス開始時に、システム切り替えを可能にする携帯端末を提供することである。
本発明の更に他の目的は、システム切り替えにおいて、ユーザに切り替え有無の選択を促す携帯端末を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の携帯端末は、3G,2Gといった複数の通信方式に対応したDualシステム携帯端末であって、複数の通信方式のセルと通信可能な通信部(31,32)と、所定の通信方式の通信品質保証の指標となる閾値を示す閾値情報を保持する記憶部(34)と、所定の通信方式のセルの電界レベルを測定し、所定の通信方式のサービスに対するユーザからの要求の有無を判定し、ユーザからの要求がある場合、電界レベルが閾値を超えている状態を一定時間満たしていれば、ユーザに通信方式の切り替えの可否を確認し、ユーザからの切り替え許可に応じて所定の通信方式に切り替える制御部(33)とを具備する。ここでは、例として、所定の通信方式は3Gとしている。但し、実際には、3G,2G以外の通信方式を対象としていても良い。
本発明の携帯端末は、記憶部(34)から取得した閾値情報及び制御部(33)により測定された電界レベルに基づいて、電界レベルが閾値を超えている状態を一定時間満たしているか判断し、制御部(33)に通知する判定部(37)を更に具備する。
本発明の携帯端末は、ユーザに通信方式の切り替えの可否を選択させるための切り替え実行画面を表示する表示部(35)を更に具備する。
制御部(33)は、電界レベルの測定を行う第1レイヤ部(44,45)と、電界レベルの品質確認を行う第2レイヤ部(42,43)と、第1レイヤ部(44,45)に電界レベルの測定情報を第2レイヤ部(42,43)に周期的に報告するよう指示する第3レイヤ部(41)とを具備する。
制御部(33)は、通信ネットワークの種別又は電界レベルに応じて、所定の通信方式の複数のセルから移行先セルの候補を選択する際の優先順位を設定する。
制御部(33)は、所定の通信ネットワークであるか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断する。例えば、HPLMN(Home Public Land Mobile Network)である場合は切り替え不可、それ以外は切り替え許可とする。
制御部(33)は、報知された周辺セル情報に所定の通信方式のセルが含まれているか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断する。
制御部(33)は、サービスの種別に応じて通信方式の切り替えの可否を判断する。
本発明の通信システム切替方法は、(a)第1通信システムにアタッチしている状態のとき、第2通信システムのセルを検知し、セルの電界レベルを測定するステップと、(b)ユーザから第2通信システムのサービスに対する要求があるかどうかを判定するステップと、(c)通信品質保証の指標となる閾値を示す閾値情報を取得するステップと、(d)電界レベルが閾値を超えているか判断するステップと、(e)電界レベルが閾値を超えていれば、電界レベルが閾値を超えている状態を一定時間満たしているか判断するステップと、(f)サービスを開始する前に、第1通信システムから第2通信システムへのシステム切り替えを実行するかどうかユーザに確認するステップと、(g)ユーザがシステム切り替えを許容した場合、セルにシステムを切り替え、第2通信システムのアタッチ処理を開始するステップと、(h)アタッチが成功すればサービスを開始するステップとを具備する。
ここでは、例として、第1通信システムは2G、第2通信システムは3Gとしている。但し、実際には、3G,2G以外の通信システムを対象としていても良い。
ここでは、例として、第1通信システムは2G、第2通信システムは3Gとしている。但し、実際には、3G,2G以外の通信システムを対象としていても良い。
(d)ステップは、(d1)電界レベルが閾値を超えていない場合、又は、電界レベルが閾値を超えている状態を一定時間満たしていない場合、第1通信システムの利用を継続するステップを具備する。
(f)ステップは、(f1)ユーザがシステム切り替えを拒否した場合、第1通信システムの利用を継続するステップを具備する。
本発明の通信システム切替方法は、(i)通信ネットワークの種別又は電界レベルに応じて、第2通信システムの複数のセルから移行先セルの候補を選択する際の優先順位を設定するステップを更に具備する。
本発明の通信システム切替方法は、(j)所定の通信ネットワークであるか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断するステップを更に具備する。例えば、HPLMNである場合は切り替え不可、それ以外は切り替え許可とする。
本発明の通信システム切替方法は、(k)報知された周辺セル情報に第2通信システムに対応したセルが含まれているか否かに応じてシステム切り替えの可否を判断するステップを更に具備する。
本発明の通信システム切替方法は、(l)サービスの種別に応じてシステム切り替えの可否を判断するステップを更に具備する。
本発明のプログラムは、上記のいずれかの通信システム切替方法をコンピュータに実行させる。
ユーザに最終的な選択権利を与えることにより、Dual端末のパフォーマンス低下を防ぐ。また、サービス開始時というユーザが端末操作を行っているタイミングでの機能追加により、ユーザに対する操作性インパクト(操作に要する負担)は少なく、定期的なタイミングで3Gシステムへの切り替えが可能になることから、ユーザ/キャリア(ネットワーク側)双方の利便性向上を図ることができる。
本発明について添付図面を参照して説明する。
本発明は、図1に示すように、3G,2Gといった複数の通信システムに対応するDual端末において、通信システム(通信方式)の異なるエリア間の移動の際のシステムの切り替えを対象としている。ここでは、2Gシステムのエリアから3Gシステムのエリアに移動した場合を例にする。
本発明は、図1に示すように、3G,2Gといった複数の通信システムに対応するDual端末において、通信システム(通信方式)の異なるエリア間の移動の際のシステムの切り替えを対象としている。ここでは、2Gシステムのエリアから3Gシステムのエリアに移動した場合を例にする。
本発明では、Auto(自動)モードにおいて2Gシステムにアタッチしているとき、ユーザ要求によるサービスの開始前に、2Gシステムから3Gシステムへのシステム切り替えを可能にする機能を追加する。アタッチするとは、位置登録が完了しユーザのサービス要求に対応可能な状態になることである。ここでいうサービスの例として、音声通話発信、パケット接続、ブラウザ(i−mode(登録商標))接続、一部TV電話発信等がある。
具体的には、Autoモードであり、2Gにアタッチしているとき、ユーザ要求によるサービスの開始時に本発明を適用する。なお、「サービスが開始された」と判定するタイミングは、以下の通りである。
(1)CSサービス…ダイヤルキー押下,電話帳開帳,発信/着信履歴メニュー選択,音声発信ボタン押下,TV電話発信ボタン押下
(2)PSサービス…メニューでブラウザ(i−mode(登録商標))開始選択,APN(AccessPointName:接続先名)設定画面選択
(1)CSサービス…ダイヤルキー押下,電話帳開帳,発信/着信履歴メニュー選択,音声発信ボタン押下,TV電話発信ボタン押下
(2)PSサービス…メニューでブラウザ(i−mode(登録商標))開始選択,APN(AccessPointName:接続先名)設定画面選択
図2に示すように、2Gシステムのエリアにおいて、ユーザによるサービス開始要求があった場合、Dual端末は、モニタ(監視)している3Gセルの電界レベルが一定時間(t)、所定の閾値を満たしていれば、3Gシステムのエリアに対応するようにシステム切り替えを行う。すなわち、ユーザによるサービス開始要求を受けてから、モニタしている3Gセルの電界レベルが所定の閾値を満たした状態で一定時間(t)が経過すれば3Gシステムのエリアに対応するようにシステム切り替えを行う。
このとき、Dual端末がモニタしているセルの中に3Gセルがあるということを条件に、Dual端末のディスプレイ(表示画面)に3Gシステムへの切り替えを実行するか選択画面を表示してユーザに選択権利を与える。移行先セルは、そのとき最も電界レベルの高いセルとする。ここで、Dual端末がセルをモニタする際、周期的に自セル及び周辺セルの電界レベルを計測する。2Gにアタッチしていても、周辺セル情報に3Gセルが存在すれば3Gセルのサーチ及び測定を実施する。
以上のように、Autoモードで2Gアタッチ中のときも、定期的、或いはユーザからの自発的なサービス開始要求時に3Gへシステムを切り替える機会が発生する。これにより、ユーザ(Dual端末使用者)及びキャリア(3Gサービスを提供する通信事業者)双方にとって利用価値が高まり相乗効果が生まれる。
このとき、品質の悪いセル<3G>への移行を防止するため、Criteria(判定基準、ここでは閾値)を設定し本機能を実行するか否か判定する機能を追加する。これは、品質低下防止を目的としている。
つまり、本機能はシステム移行先<3G>の通信品質が十分確保されたと判断された
場合のみ実行することで、端末としての品質を落とさないようにする。3Gの品質判断は、受信パワーが端末内部に記憶された任意の値(Criteria=閾値)を上回り、定められた時間本状態を満たすことを条件とする。
場合のみ実行することで、端末としての品質を落とさないようにする。3Gの品質判断は、受信パワーが端末内部に記憶された任意の値(Criteria=閾値)を上回り、定められた時間本状態を満たすことを条件とする。
以下に本発明の第1実施形態について説明する。
図3を参照すると、本発明のDual端末は、アンテナ部31と、無線部32と、制御部33と、記憶部34と、ディスプレイ部35と、メモリ部36と、判定部37を備える。
図3を参照すると、本発明のDual端末は、アンテナ部31と、無線部32と、制御部33と、記憶部34と、ディスプレイ部35と、メモリ部36と、判定部37を備える。
アンテナ部31は、電波を受信する。無線部32は、受信した電波を復調する。制御部33は、復調されたデータを制御する。また、各部の制御を行う。記憶部34は、閾値や時間に関する設定情報を保存する。ディスプレイ部35は、データを表示する。メモリ部36は、データを保存する。判定部37は、本機能を実行するかどうか判断する。
判定部37は、Dual端末使用時において、2Gシステムにアタッチしており、ユーザからサービス起動要求があった場合、サービスを開始する前に3Gシステムへの切り替え実行画面をディスプレイ部35に表示する機能を有する。制御部33が本機能を有していても良い。すなわち、制御部33と判定部37は一体化していても良い。本機能が起動する条件は、2Gシステムにアタッチした後、待ち受け中3Gセルをモニタできていることとする。本発明を実行するかの判断は、メニューにて“ON/OFF”で選択できるようにし、ONの場合は、ユーザが何れかのサービスを開始するタイミングで本機能が自動的に起動されるようにする。従って、ユーザに対する操作性インパクト(操作に要する負担)は極めて少ない。OFFの場合は、従来の機能のままである。
図4を参照して、Dual端末の制御部33を説明する。
制御部33は、複数のレイヤ(層)を使用しており、ここでは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3を使用する。レイヤ1は、電界レベルの測定のためのレイヤである。レイヤ2は、電界レベルの品質確認のためのレイヤである。レイヤ3は、他のレイヤに指示するためのレイヤである。
制御部33は、複数のレイヤ(層)を使用しており、ここでは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3を使用する。レイヤ1は、電界レベルの測定のためのレイヤである。レイヤ2は、電界レベルの品質確認のためのレイヤである。レイヤ3は、他のレイヤに指示するためのレイヤである。
図4では例として、NAS_MRSL41と、UL2R_RRCB(3G)42と、GAS_RR(2G)43と、HWC_MRTR(3G)44と、HWC_GLL1(2G)45を示している。NAS_MRSL41は、レイヤ3に属する。UL2R_RRCB(3G)42,GAS_RR(2G)43は、レイヤ2に属する。HWC_MRTR(3G)44,HWC_GLL1(2G)45は、レイヤ1に属する。
ここでは、NAS_MRSL41は、3Gと2Gの双方に共通である。UL2R_RRCB(3G)42は、3Gのセルの電界レベルの品質確認を行う。GAS_RR(2G)43は、2Gのセルの電界レベルの品質確認を行う。HWC_MRTR(3G)44は、3Gのセルの電界レベルの測定を行う。HWC_GLL1(2G)45は、2Gのセルの電界レベルの測定を行う。
アンテナ部31で受信した電波は、無線部32で復調され、復調されたデータが制御部33に入る。このとき、制御部33は、HWC_MRTR(3G)44,HWC_GLL1(2G)45にて、3Gと2Gのモニタセル(監視対象セル)の電界レベルを測定する。3Gと2Gのモニタセルの測定情報(電界情報)は、NAS_MRSL41からの指示に基づき、HWC_MRTR(3G)44,HWC_GLL1(2G)45から上位のレイヤであるUL2R_RRCB(3G)42,GAS_RR(2G)43へ周期的に報告される。最終的には、NAS_MRSL41まで報告結果が上がる。
判定部37は、制御部33から取得したモニタセルの電界情報をもとに各処理を実行する。なお、受信電界レベルといったモニタセルの電界情報は、メモリ部36にて任意の間サンプリング結果を保存できるよう規定する。メモリ容量オーバー時は、過去の情報から順次削除するよう定める。
図5を参照して、2Gアタッチ中、ユーザからの自発的サービス開始時システムを切り替える際の動作について説明する。説明に用いる端末は、2Gと3Gの2種類の無線通信システムに対応しているDual端末を想定する。また、2Gシステムにアタッチしている状態で機能ONになっていることとする。
(1)ステップS101
制御部33は、2Gシステムにアタッチしている状態のとき、隣接セルモニタで3Gセルを検知し、セルの電界レベルを測定する。
(2)ステップS102
制御部33は、ユーザから予め定めたサービス開始の起動があるかどうかを判定する。すなわち、3Gシステムのサービスに対するユーザ要求の有無を判定する。サービスの例としては、音声通話、パケット接続、ブラウザ(i−mode(登録商標))接続、TV電話の各サービスが考えられる。
(3)ステップS103
判定部37は、記憶部34から品質低下防止機能の指標となるCriteria情報(RX_th)を入手する。ここで、Criteria情報(RX_th)は、通信品質保証の指標となる電界レベルの閾値を定義している。
(4)ステップS104
判定部37は、記憶部34から入手したCriteria情報(RX_th)と、制御部33が現在モニタしている3Gセルの電界レベル(RX_3GLev)に基づいて、RX_3GLev>RX_thであるか判断する。
(5)ステップS105
判定部37は、RX_3GLev>RX_thであれば、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしているか判断する。すなわち、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)継続しているか判断する。
(6)ステップS106
制御部33は、RX_3GLev>RX_thでない場合、或いはRX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしていない場合、以降は従来の制御とする。すなわち、2Gシステムのままである。
(7)ステップS107
制御部33は、RX_3GLev>RX_thであり、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしている場合、ユーザから要求のあるサービスを開始する前に、ディスプレイ部35にシステム切り替え(2G→3G)を実行するかどうか選択表示する。このとき、判定部37が、ディスプレイ部35への選択表示も含めてユーザにシステム切り替えを問い合わせる処理を実行し、ユーザからのシステム選択の可否を判定するようにしても良い。
(8)ステップS108
制御部33は、システム選択をユーザ側で拒否した場合、従来の制御に移行する。すなわち、2Gシステムのままである。サービス終了後、一度最初の処理(ステップS101)に戻る。
(9)ステップS109
制御部33は、システム選択をユーザ側で許容した場合、3Gセルにシステムを切り替えアタッチ処理を開始する。アタッチが成功すれば3Gにて起動サービスを開始する。
制御部33は、2Gシステムにアタッチしている状態のとき、隣接セルモニタで3Gセルを検知し、セルの電界レベルを測定する。
(2)ステップS102
制御部33は、ユーザから予め定めたサービス開始の起動があるかどうかを判定する。すなわち、3Gシステムのサービスに対するユーザ要求の有無を判定する。サービスの例としては、音声通話、パケット接続、ブラウザ(i−mode(登録商標))接続、TV電話の各サービスが考えられる。
(3)ステップS103
判定部37は、記憶部34から品質低下防止機能の指標となるCriteria情報(RX_th)を入手する。ここで、Criteria情報(RX_th)は、通信品質保証の指標となる電界レベルの閾値を定義している。
(4)ステップS104
判定部37は、記憶部34から入手したCriteria情報(RX_th)と、制御部33が現在モニタしている3Gセルの電界レベル(RX_3GLev)に基づいて、RX_3GLev>RX_thであるか判断する。
(5)ステップS105
判定部37は、RX_3GLev>RX_thであれば、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしているか判断する。すなわち、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)継続しているか判断する。
(6)ステップS106
制御部33は、RX_3GLev>RX_thでない場合、或いはRX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしていない場合、以降は従来の制御とする。すなわち、2Gシステムのままである。
(7)ステップS107
制御部33は、RX_3GLev>RX_thであり、RX_3GLev>RX_thの状態を一定時間(t)満たしている場合、ユーザから要求のあるサービスを開始する前に、ディスプレイ部35にシステム切り替え(2G→3G)を実行するかどうか選択表示する。このとき、判定部37が、ディスプレイ部35への選択表示も含めてユーザにシステム切り替えを問い合わせる処理を実行し、ユーザからのシステム選択の可否を判定するようにしても良い。
(8)ステップS108
制御部33は、システム選択をユーザ側で拒否した場合、従来の制御に移行する。すなわち、2Gシステムのままである。サービス終了後、一度最初の処理(ステップS101)に戻る。
(9)ステップS109
制御部33は、システム選択をユーザ側で許容した場合、3Gセルにシステムを切り替えアタッチ処理を開始する。アタッチが成功すれば3Gにて起動サービスを開始する。
次に、無線通信技術(Radio Access Technology:RAT)に注目して従来技術と本発明の差異について説明する。ここでは、3GのRATを「3G_RAT」、2GのRATを「2G_RAT」とする。また、「2G_IDLE」は、2G_RATにアタッチが完了し待ち受け中の状態である。IDLE状態ともいう。
従来のDual端末は、端末内部のメニューに設けられているネットワーク設定(RAT選択)において、Auto(自動)モードを選択し一度2G_RATにアタッチすると、3Gへ遷移するには以下の条件を満たさなければならない。これは、3GPP(TS45.008)において規定されている。
まず、Dual端末は、2G_IDLE中に基地局からの報知情報SI2_quater(GPRSの場合、SI3_quater)にて設定されたパラメータ(Qsearch_I)をもとに、3Gの隣接セルを測定するか判断する。その上で3Gセルをモニタしている場合、2G→3Gへ切り替わる条件は以下の通りである。
(条件1)3GセルのRSCP>2GセルのRSSI+offset_1
(条件2)3GセルのEc/No>offset_2−offset_3
(条件3)3GセルのRSCP>RSCP_threshold
(条件2)3GセルのEc/No>offset_2−offset_3
(条件3)3GセルのRSCP>RSCP_threshold
ここで、「3GセルのRSCP」は、共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel:CPICH)の受信パワー(Radio Signal Code Power:RSCP)である。「2GセルのRSSI」は、2Gセルの受信パワー(Received Signal Strength Indicator:RSSI)である。「offset_1」,「offset_2」,「offset_3」は、基地局からの報知情報で指定される任意のパラメータである。「3GセルのEc/No」は、RSCPと逆拡散前の帯域内全電力RSSIの比(Received energy per chip divided by the power density in the band)である。「RSCP_threshold」は、基地局からの報知情報で指定される閾値である。
モニタしている3Gセルが複数存在する場合、最もRSCPの高いセルへ遷移する。また、15秒以内に3Gセル→2Gセルに切り替わったばかりのときは、offset_1は5dB嵩上げされる。
上記から、2Gに一度アタッチすると隣接セルとして3Gセルが存在する電波環境下であっても2Gセルに居座り続ける可能性がある。これは、ユーザ(Dual端末使用者)及びキャリア(3Gサービスを提供する通信事業者)双方にとって好ましいとはいえない。
そこで本発明では、Autoモードで2GにアタッチしているDual端末ユーザが、サービスを開始する操作をトリガに3Gセルをモニタしているかどうか判断して、電界レベルの良い3Gセルを検知しているならば、サービス開始前ディスプレイ部に3Gへのシステム切り替え画面を表示させる。
ユーザに最終的な選択権利を与えることにより、従来とのパフォーマンス低下を防ぐ。また、サービス開始時というユーザが端末操作を行っているタイミングでの機能追加により、ユーザに対する操作性インパクト(操作に要する負担)は少なく、定期的なタイミングで3Gシステムへの切り替えが可能になることから、ユーザ/キャリア(ネットワーク側)双方の利便性向上を図ることができる。
以下に本発明の第2実施形態について説明する。
本発明は、メニューにあるネットワーク設定において、ユーザがAutoモードを選択したとき機能する体系をとっているが、Manual(手動)モードで2Gにアタッチしているときに実行する形をとっても良い。
本発明は、メニューにあるネットワーク設定において、ユーザがAutoモードを選択したとき機能する体系をとっているが、Manual(手動)モードで2Gにアタッチしているときに実行する形をとっても良い。
以下に本発明の第3実施形態について説明する。
本機能を実行する条件として、2G_IDLE中、3Gセルをモニタしていることが前提の上で、3Gセルの受信パワーが規定の時間、任意の閾値を満たしていることを条件にしているが、閾値及び規定の時間はどちらも可変できるようにしても良い。規定の時間を長時間に設定し、過去のデータをフィードバックする場合は、メモリ部36にて保存されているサンプリング結果を参照する。
本機能を実行する条件として、2G_IDLE中、3Gセルをモニタしていることが前提の上で、3Gセルの受信パワーが規定の時間、任意の閾値を満たしていることを条件にしているが、閾値及び規定の時間はどちらも可変できるようにしても良い。規定の時間を長時間に設定し、過去のデータをフィードバックする場合は、メモリ部36にて保存されているサンプリング結果を参照する。
以下に本発明の第4実施形態について説明する。
本機能適用にあたり、2Gアタッチ時のPLMN(Public Land Mobile Network)を、HPLMN(Home Public Land Mobile Network)とその他で区別しても良い。例えば、HPLMNである場合は機能OFF、それ以外は機能ONにすることが考えられる。PLMNは、一般電話回線網等の固定網に対し、陸上移動通信サービスの提供を目的とした無線回線を含む移動通信専用ネットワークである。HPLMNは、SIMカード購入元ネットワークである。
本機能適用にあたり、2Gアタッチ時のPLMN(Public Land Mobile Network)を、HPLMN(Home Public Land Mobile Network)とその他で区別しても良い。例えば、HPLMNである場合は機能OFF、それ以外は機能ONにすることが考えられる。PLMNは、一般電話回線網等の固定網に対し、陸上移動通信サービスの提供を目的とした無線回線を含む移動通信専用ネットワークである。HPLMNは、SIMカード購入元ネットワークである。
以下に本発明の第5実施形態について説明する。
移行先3Gセルの選択について、2G_IDLE時にモニタしている3Gセルの中で最も電界レベルの高いセルが移行先セルの候補と規定しているが、PLMN(RPLMN,HPLMN,UPLMN,OPLMN,VPLMN)又はセルの電界レベル(受信パワー)を基に優先順位を決定できるようにしても良い。優先順位を決定する際、PLMN又はモニタしているセルの電界レベルのどちらかを選択する。セルの電界レベルを選択した場合、そのとき最も電界レベルの高いセルをCandidateセル(移行先セルの候補)に決定する。PLMNを選択した場合、PLMN毎に優先順位を設定する。その上で、モニタ結果から選択したPLMNの中で最も電界レベルの高いセルをCandidateセルに決定する。
移行先3Gセルの選択について、2G_IDLE時にモニタしている3Gセルの中で最も電界レベルの高いセルが移行先セルの候補と規定しているが、PLMN(RPLMN,HPLMN,UPLMN,OPLMN,VPLMN)又はセルの電界レベル(受信パワー)を基に優先順位を決定できるようにしても良い。優先順位を決定する際、PLMN又はモニタしているセルの電界レベルのどちらかを選択する。セルの電界レベルを選択した場合、そのとき最も電界レベルの高いセルをCandidateセル(移行先セルの候補)に決定する。PLMNを選択した場合、PLMN毎に優先順位を設定する。その上で、モニタ結果から選択したPLMNの中で最も電界レベルの高いセルをCandidateセルに決定する。
以下に本発明の第6実施形態について説明する。
報知(SI2_quarter)の中の周辺セル情報に3Gセルがない場合は本機能をOFF、3Gセルの情報があれば本機能をONというように、フレキシブルに可変できるようにしても良い。
報知(SI2_quarter)の中の周辺セル情報に3Gセルがない場合は本機能をOFF、3Gセルの情報があれば本機能をONというように、フレキシブルに可変できるようにしても良い。
以下に本発明の第7実施形態について説明する。
サービス種別により機能ON/OFFの区別を設けても良い。例えば、以下の様に区別することが考えられる。
(1)音声通話 → 機能OFF
音声通話の場合、高速・高品質なサービスが必須でないため、機能OFFにする。
(2)パケット(データ)通信 → 機能ON
パケット(データ)通信の場合、高速データ転送が求められるため、機能ONにする。
サービス種別により機能ON/OFFの区別を設けても良い。例えば、以下の様に区別することが考えられる。
(1)音声通話 → 機能OFF
音声通話の場合、高速・高品質なサービスが必須でないため、機能OFFにする。
(2)パケット(データ)通信 → 機能ON
パケット(データ)通信の場合、高速データ転送が求められるため、機能ONにする。
以下に本発明の第8実施形態について説明する。
これまでの説明では、2Gにおける3Gへのシステム選択という見地で記載しているが、3Gシステムから2Gシステムへの移行という逆のパターン(3G→2G)に適用しても良い。
これまでの説明では、2Gにおける3Gへのシステム選択という見地で記載しているが、3Gシステムから2Gシステムへの移行という逆のパターン(3G→2G)に適用しても良い。
以下に本発明の第9実施形態について説明する。
3G,2Gのみに限らず、複数システムを有する通信装置に本機能を適用しても良い。通信規約の異なる複数の通信システムに対応する通信装置に対して、本機能は有効に作用する。
3G,2Gのみに限らず、複数システムを有する通信装置に本機能を適用しても良い。通信規約の異なる複数の通信システムに対応する通信装置に対して、本機能は有効に作用する。
本発明の携帯端末は、以下のような特徴を有する。
(特徴1)Manual(2G_RAT固定)モードにおいてユーザからの自発的なサービス開始要求に合わせてシステム切り替え(2G−>3G)を可能にする。
(特徴2)複数のシステム間において本機能の適用を可能にする。
(特徴3)本機能実行に際し条件を設けて機能のON/OFFの変更を可能にする。
(特徴4)電界レベルの低いセルへ遷移を防ぐ品質低下防止の機能が設けられている。
(特徴1)Manual(2G_RAT固定)モードにおいてユーザからの自発的なサービス開始要求に合わせてシステム切り替え(2G−>3G)を可能にする。
(特徴2)複数のシステム間において本機能の適用を可能にする。
(特徴3)本機能実行に際し条件を設けて機能のON/OFFの変更を可能にする。
(特徴4)電界レベルの低いセルへ遷移を防ぐ品質低下防止の機能が設けられている。
以上のように、本発明は、Dualシステム携帯端末にて有効となる。複数のシステム(3G,2G)を有するDual端末は、システム選択にあたりユーザ自ら設定する「Manual(手動)モード」と、使用している環境から移動機が自動的にシステムを選択する「Auto(自動)モード」の2種類ある。
Manualモードは、サービスを享受したいシステムを手動選択できることからユーザの意思を反映できる反面、選択したシステムと異なる波しかないエリアの場合、ユーザが長くサービスを受けられないというケースが発生しうる。一方、Autoモードは環境に応じて最適なシステムを自動的に選択できることからユーザがサービスを享受できないというケースは減り効率的である。
但し、通常2Gにアタッチしているとき、2Gから3Gへのシステム切り替えは2Gの電界レベルが3Gに対して5秒間下回ること、また3Gセルの電界レベルが任意の閾値(ネットワークから指定される)を上回ることが条件となる。これにより、3G,2Gの電界レベルが拮抗している電界下では、2Gに居座り続けるケースが生まれると考えられる。
基本的に、3Gシステムにアタッチしているほうが、高速・高品質なサービスを享受できるという点で優位なことから上記事象はユーザにとって好ましくない。
そこで本発明では、2Gにアタッチしているとき、ユーザがサービス(音声通話・パケット・ブラウザ/i−mode(登録商標)・テレビ電話)を開始する際のシステム切り替え(2G→3G)機能を提供する。これにより、ユーザに対して効率的で有効なシステム提供が可能となり、Dual端末としての機能・品質向上に繋がる。
31… アンテナ部
32… 無線部
33… 制御部
34… 記憶部
35… ディスプレイ部
36… メモリ部
37… 判定部
41… NAS_MRSL
42… UL2R_RRCB(3G)
43… GAS_RR(2G)
44… HWC_MRTR(3G)
45… HWC_GLL1(2G)
32… 無線部
33… 制御部
34… 記憶部
35… ディスプレイ部
36… メモリ部
37… 判定部
41… NAS_MRSL
42… UL2R_RRCB(3G)
43… GAS_RR(2G)
44… HWC_MRTR(3G)
45… HWC_GLL1(2G)
Claims (16)
- 複数の通信方式に対応した携帯端末であって、
複数の通信方式のセルと通信可能な通信部と、
所定の通信方式の通信品質保証の指標となる閾値を示す閾値情報を保持する記憶部と、
前記所定の通信方式のセルの電界レベルを測定し、前記所定の通信方式のサービスに対するユーザからの要求の有無を判定し、前記ユーザからの要求がある場合、前記電界レベルが前記閾値を超えている状態を一定時間満たしていれば、前記ユーザに通信方式の切り替えの可否を確認し、前記ユーザからの切り替え許可に応じて前記所定の通信方式に切り替える制御部と
を具備する
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記記憶部から取得した前記閾値情報及び前記制御部により測定された前記電界レベルに基づいて、前記電界レベルが前記閾値を超えている状態を一定時間満たしているか判断し、前記制御部に通知する判定部
を更に具備する
携帯端末。 - 請求項1又は2に記載の携帯端末であって、
前記ユーザに通信方式の切り替えの可否を選択させるための切り替え実行画面を表示する表示部
を更に具備する
携帯端末。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
前記制御部は、
前記電界レベルの測定を行う第1レイヤ部と、
前記電界レベルの品質確認を行う第2レイヤ部と、
前記第1レイヤ部に前記電界レベルの測定情報を前記第2レイヤ部に周期的に報告するよう指示する第3レイヤ部と
を具備する
携帯端末。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
前記制御部は、通信ネットワークの種別又は前記電界レベルに応じて、前記所定の通信方式の複数のセルから移行先セルの候補を選択する際の優先順位を設定する
携帯端末。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
前記制御部は、所定の通信ネットワークであるか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断する
携帯端末。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
前記制御部は、報知された周辺セル情報に前記所定の通信方式のセルが含まれているか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断する
携帯端末。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の携帯端末であって、
前記制御部は、前記サービスの種別に応じて通信方式の切り替えの可否を判断する
携帯端末。 - (a)第1通信システムにアタッチしている状態のとき、第2通信システムのセルを検知し、前記セルの電界レベルを測定するステップと、
(b)ユーザから前記第2通信システムのサービスに対する要求があるかどうかを判定するステップと、
(c)通信品質保証の指標となる閾値を示す閾値情報を取得するステップと、
(d)前記電界レベルが前記閾値を超えているか判断するステップと、
(e)前記電界レベルが前記閾値を超えていれば、前記電界レベルが前記閾値を超えている状態を一定時間満たしているか判断するステップと、
(f)前記サービスを開始する前に、前記第1通信システムから前記第2通信システムへのシステム切り替えを実行するかどうか前記ユーザに確認するステップと、
(g)前記ユーザが前記システム切り替えを許容した場合、前記セルにシステムを切り替え、前記第2通信システムのアタッチ処理を開始するステップと、
(h)アタッチが成功すれば前記サービスを開始するステップと
を具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9に記載の通信システム切替方法であって、
前記(d)ステップは、
(d1)前記電界レベルが前記閾値を超えていない場合、又は、前記電界レベルが前記閾値を超えている状態を一定時間満たしていない場合、前記第1通信システムの利用を継続するステップ
を具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9又は10に記載の通信システム切替方法であって、
前記(f)ステップは、
(f1)前記ユーザが前記システム切り替えを拒否した場合、前記第1通信システムの利用を継続するステップ
を具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9乃至11のいずれか一項に記載の通信システム切替方法であって、
(i)通信ネットワークの種別又は前記電界レベルに応じて、前記第2通信システムの複数のセルから移行先セルの候補を選択する際の優先順位を設定するステップ
を更に具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9乃至12のいずれか一項に記載の通信システム切替方法であって、
(j)所定の通信ネットワークであるか否かに応じて通信方式の切り替えの可否を判断するステップ
を更に具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9乃至13のいずれか一項に記載の通信システム切替方法であって、
(k)報知された周辺セル情報に前記第2通信システムに対応したセルが含まれているか否かに応じて前記システム切り替えの可否を判断するステップ
を更に具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9乃至14のいずれか一項に記載の通信システム切替方法であって、
(l)前記サービスの種別に応じて前記システム切り替えの可否を判断するステップ
を更に具備する
通信システム切替方法。 - 請求項9乃至15のいずれか一項に記載の通信システム切替方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006350190A JP2008160741A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 携帯端末、通信システム切替方法、及びプログラム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008160741A true JP2008160741A (ja) | 2008-07-10 |
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ID=39661098
Family Applications (1)
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JP2006350190A Pending JP2008160741A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 携帯端末、通信システム切替方法、及びプログラム |
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JP (1) | JP2008160741A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2136268A2 (en) | 2008-06-19 | 2009-12-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device |
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- 2006-12-26 JP JP2006350190A patent/JP2008160741A/ja active Pending
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