JP2010245888A - ユーザ端末及び基地局、並びに方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ端末における接続遅延を短縮すること。
【解決手段】ユーザ端末は、第1の無線通信システムの第1の基地局及び第2の無線通信システムの第2の基地局を切り替えて接続処理を行う接続処理部と、接続処理が行われた第1の基地局に、通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知部と、該通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局の情報に基づいて、該第2の基地局に対して接続要求を行う接続要求部と、第2の基地局に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録部とを有する。接続要求部は、第2の基地局との接続ができなかった場合に、履歴記録部に記録された第2の基地局に対する接続要求の回数に基づいて、第2の基地局への接続要求を継続するかどうかを設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特にユーザ端末及び基地局に関する。
複数の無線通信方式を切り替えながら使用できる移動局装置(ユーザ端末)を考える。該移動局装置が適用される無線通信システムでは、複数の無線通信システムが展開される。該複数の無線通信システムは、ネットワークを介して接続される。
例えば、無線通信システムAと無線通信システムBとが存在し、無線通信システムAは無線通信方式Aにより通信可能であり、無線通信システムBは無線通信方式Bにより通信可能である。無線通信システムAと無線通信システムBとはネットワークを介して接続される。無線通信システムA及びBにそれぞれ含まれる基地局A及びBは、連携して、移動局装置に対して、無線通信方式A又はBに切り替えることを促す。
一例として、無線通信システムAのサービスエリアは無線通信システムBのサービスエリアよりも広く、無線通信システムAの通信速度は無線通信システムBの通信速度よりも遅い場合について説明する。移動局装置が発呼を行い基地局と接続することによりデータ通信を行う。例えば、該移動局装置は、無線通信システムAの基地局Aに優先的に発呼を行う。そして、基地局Aは、該基地局Aの近傍に無線通信方式Bの基地局Bが存在する場合には、移動局装置に対して基地局Bに接続するように促す。移動局装置は、基地局Bに接続する。基地局Aに発呼を行い該基地局Aに接続した後に、接続Bに接続することにより、移動局装置は、基地局への接続の際におけるサービスエリアが狭いことによる接続失敗の確率を低減できる。また、移動局装置が通信速度の高い無線通信方式により通信を行うことにより、効率的な通信を行うことが可能となり、ネットワーク全体のデータの通信容量を増加できる。
複数の無線通信方式を切り替える方法として、ファーストリダイレクション(Fast redirection)と呼ばれる方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
Fast redirection方式では、移動局装置は、ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)及びユーエムティーエス(UMTS: Universal Mobile Telecommunications System)の両方の通信方式を有する場合について説明される。該移動局装置は、UMTSの基地局に発呼し、接続する。該移動局装置は、該UMTSの基地局に対して、接続要求と共に当該移動局装置がサポートしている無線通信方式を報告する。UMTSの基地局とLTEの基地局とはネットワークを介して接続されていることから、UMTSの基地局は、当該UMTSの基地局の近傍にLTEの基地局が位置する場合には、該LTEの基地局を検出することができる。
UMTSの基地局は、移動局装置がサポートしている無線通信方式にLTE方式が含まれ、且つ当該UMTSの基地局の近傍にLTEの基地局が位置する場合には、該移動局との接続を拒否する。そして、該UMTSの基地局は、移動局装置に、近傍に位置するLTEの基地局の伝送帯域の中心周波数の情報を通知する。移動局装置は、UMTSの基地局により通知された中心周波数によりLTEの基地局を探知する。そして、該移動局装置は、LTEの基地局に接続し、通信を開始する。
3GPP TS 25.331 V8.5.0, Dec. 2008
Fast redirection方式では、UMTSの基地局は、移動局装置に、LTEの基地局の伝送帯域の中心周波数を通知する。そして、移動局装置は、UMTSの基地局により通知された中心周波数に基づいて、LTEの基地局に接続する。
UMTSの基地局は、当該UMTSの基地局の周辺に位置するLTEの基地局の伝送帯域の中心周波数を通知するだけであるため、該中心周波数を通知された移動局装置が確実にLTEの基地局と接続できる保証はない。
特に、無線通信では、電波伝搬環境によって通信エリアが変化するため、移動局装置はUMTSの基地局から、LTEの基地局の中心周波数を通知されても、実際にLTEの基地局を探知できない可能性がある。LTEの基地局を検知できないと、接続できない。
LTEの基地局を探知できない場合、移動局装置は、再度UMTSの基地局に接続する動作を行う。該再度のUMTSの基地局への接続動作において、移動局装置は、該UMTSの基地局からLTEの基地局の中心周波数を再度通知されることもありうる。該UMTSの基地局からLTEの基地局の中心周波数を再度通知された場合、移動局装置は、LTEの基地局に再度接続できないこともありうる。UMTSの基地局からLTEの基地局の中心周波数を通知されても、該LTEの基地局と接続できない場合、通信の開始が大幅に遅れる。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザ端末における接続遅延を短縮できるユーザ端末及び基地局、並びに方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本ユーザ端末は、
第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末であって、
前記第1の無線通信システムの第1の基地局及び前記第2の無線通信システムの第2の基地局を切り替えて接続処理を行う接続処理部と、
該接続処理部により接続処理が行われた第1の基地局に、当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知部と、
該無線通信方式通知部により通知した当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局の情報に基づいて、該第2の基地局に対して接続要求を行う接続要求部と、
該接続要求部により第2の基地局に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録部と
を有し、
前記接続要求部は、前記接続処理部により前記第2の基地局との接続ができなかった場合に、前記履歴記録部に記録された第2の基地局に対する接続要求の回数に基づいて、前記第2の基地局への接続要求を継続するかどうかを設定する。
本基地局は、
第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末との間で無線通信を行う基地局であって、
前記ユーザ端末との間で接続処理を行う接続処理部と、
該接続処理部により接続処理が行われたユーザ端末により通信可能な無線通信方式として通知された第2の無線通信方式に基づいて、当該基地局の周辺に設置された第2の無線通信システムの第2の基地局の情報を取得する基地局情報取得部と、
該基地局情報取得部により取得された第2の基地局の情報を前記ユーザ端末に通知する基地局情報通知部と、
前記ユーザ端末から接続要求を受信したことを記録する履歴記録部と
を有し、
前記接続処理部は、前記履歴記録部に記録された前記ユーザ端末からの接続要求を受信した回数に基づいて、当該基地局との接続を継続するかどうかを判定し、
前記基地局情報通知部は、前記接続処理部により当該基地局との接続を継続しないと判定された場合に、前記第2の基地局の情報を前記ユーザ端末に通知し、
前記ユーザ端末は、当該基地局により第2の基地局の情報が通知された場合に、該第2の基地局に対して接続要求を行う。
本方法は、
第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末における方法であって、
前記第1の無線通信システムの第1の基地局及び前記第2の無線通信システムの第2の基地局を切り替えて接続処理を行う接続処理ステップと、
該接続処理ステップにより接続処理が行われた第1の基地局に、当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知ステップと、
該無線通信方式通知ステップにより通知した当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局の情報に基づいて、該第2の基地局に対して接続要求を行う接続要求ステップと、
該接続要求ステップにより第2の基地局に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録ステップと
を有し、
前記接続要求ステップでは、前記接続処理ステップにより前記第2の基地局との接続ができなかった場合に、前記履歴記録ステップにより記録された第2の基地局に対する接続要求の回数に基づいて、前記第2の基地局への接続要求を継続するかどうかを設定する。
開示のユーザ端末及び基地局、並びに方法によれば、ユーザ端末における接続遅延を短縮できる。
本実施例に従った複数の無線通信システムが混在する環境を示す説明図である。 本実施例に従った無線ネットワーク制御装置、基地局装置、ユーザ端末を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。 本実施例に従った無線ネットワーク制御装置、基地局装置、ユーザ端末を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。 本実施例に従った無線ネットワーク制御装置、基地局装置、ユーザ端末を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフロー図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<第1の実施例>
<無線通信システム>
図1は、本実施例に従った無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)400と、基地局(BS: Base Station)300と、基地局(eNB: eNodeB)500と、ユーザ端末(UE: User Equipment)200とが適用される環境を示す。
本無線ネットワーク制御装置400と、基地局300及び500と、ユーザ端末200とが適用される環境は、複数の異なる無線通信システムが混在する環境である。該無線通信システムには、W-CDMA方式の無線通信システムと、Evolved UTRA and UTRAN方式の無線通信システムが含まれる。Evolved UTRAN and UTRAN方式の無線通信システムは、ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)と呼ばれることもあるし、スーパ3G(Super3G)と呼ばれることもある。また、無線通信システムには、IEEE802.16eに準拠したMobile WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3GPP2におけるCDMA2000 1xEV-DO、UMB(Ultra Mobile Broadband)が含まれるようにしてもよい。
本実施例では、一例として複数の無線通信システムに、WCDMA方式が適用されるシステムと、LTE方式が適用されるシステムとが含まれる場合について説明する。複数の無線通信システムに、WCDMA方式が適用されるシステムと、LTE方式が適用されるシステムとが含まれる場合、LTE方式が適用されてからしばらくの間は、WCDMA方式が適用されるシステム
のサービスエリアは、LTE方式が適用されるシステムのサービスエリアより広い。また、LTE方式が適用されるシステムの伝送速度は、WCDMA方式が適用されるシステムの伝送速度より高い。
W-CDMA方式が適用されるシステム(以下、「第1のシステム」と呼ぶ)は、基地局(Base Station)300(300、300)と、無線ネットワーク制御装置400とを含む。
基地局300は無線ネットワーク制御装置400と接続され、無線ネットワーク制御装置400は、コアネットワーク700と接続される。基地局300及び300は、それぞれセル350及び350をカバーする。また、図1には、無線ネットワーク制御装置400に2台の基地局300及び300が接続されているが、1台でもよいし、3台以上でもよい。また、図1には、1台の無線ネットワーク制御装置400が描かれているが、2台以上であってもよい。
Evolved UTRA and UTRAN方式の無線通信システム(以下、「第2のシステム」と呼ぶ)は、基地局500と、アクセスゲートウェイ600とを含む。
基地局500はアクセスゲートウェイ600と接続され、アクセスゲートウェイ600はコアネットワーク700と接続される。基地局500は、セル550をカバーする。アクセスゲートウェイ600は、モビリティマネジメントエンティティ/サービングゲートウェイ(MME/SGW: Mobility Management Entity/Serving Gateway)と呼ばれることもある。図1には、アクセスゲートウェイ600に1台の基地局500が接続されているが、2台以上でもよい。また、図1には、1台のアクセスゲートウェイ600が描かれているが、2台以上であってもよい。
また、図1には、ユーザ端末200が描かれている。該ユーザ端末200は、セル350(350、350)において、基地局300(300、300)とW-CDMA方式により無線通信を行う。また、該ユーザ端末200は、セル550において、基地局500とEvolved UTRA and UTRAN方式により無線通信を行う。換言すれば、ユーザ端末200は、デュアルモード端末である。デュアルモード端末は、既存の無線通信システム、例えばW-CDMA方式と、新たに導入される無線通信システム、例えばLTE方式により通信を行うことができる。図1には、1台のユーザ端末200が描かれているが、2台以上であってもよい。
本実施例に係るユーザ端末200は、接続する無線通信システムを切り替えて、該当する基地局との間で無線通信を行う。本実施例では、一例として、第1のシステムと第2のシステムとの間で切り替えて無線通信を行う場合について説明する。具体的には、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300と、第2のシステムの基地局500との間で、接続する基地局を切り替える。
図2は、本実施例に従った無線ネットワーク制御装置400と、基地局300及び500と、ユーザ端末200とを示す機能ブロック図を示す。
図2には、説明の簡略化のために、図1に示されるアクセスゲートウェイ600及びコアネットワーク700が省略される。また、図1には基地局300が2台描かれていたが、同様の動作をするため、図2には1台の基地局300が描かれる。
<無線ネットワーク制御装置>
無線ネットワーク制御装置400は、基地局情報通知部402と、記憶部404とを有する。無線ネットワーク制御装置400は、第1のシステムと第2のシステムとを接続する。具体的には、W-CDMA方式が適用される第1のシステムの基地局300とEvolved UTRA and UTRAN方式が適用される第2のシステムの基地局500との間を接続する。実際には、無線ネットワーク制御装置400は、コアネットワーク700と、アクセスゲートウェイ600とを介して、基地局500と接続される。
記憶部404は、基地局300及び500に関する情報を記憶する。該情報には、設置位置、基地局500の伝送帯域の中心周波数が含まれる。
基地局情報通知部402は、記憶部404と接続され、基地局300からの要求に応じて、該基地局300の周辺に設置された基地局500の情報を応答する。該基地局300の周辺に設置された基地局500には、基地局300により基地局500への接続を促されたユーザ端末200が、該基地局500からの下りリンクの信号を受信できると想定される範囲に設置された基地局が含まれる。例えば、基地局情報通知部402は、基地局300の設置位置と、基地局500の設置位置と、該基地局500のセル半径とに基づいて、基地局300に通知する基地局500を設定する。さらに、ユーザ端末200の位置に基づいて、基地局300に通知する基地局500を設定するようにしてもよい。
<第1のシステムの基地局>
基地局300は、送受信部302と、通信制御部304と、送受信データ処理部306と、通信履歴記録部308とを有する。通信制御部304は、接続開始要求受信回数取得部3042と、接続基地局設定部3044とを有する。
送受信部302は、ユーザ端末200に対して下りリンクの信号を送信する。該下りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。該通信制御情報には、共通パイロットチャネル(CPICH: Common Pilot Channel)が含まれてもよい。ユーザ端末200は、該共通パイロットチャネルを用いて、下りリンクの無線品質を算出する。該下りリンクの無線品質の算出には、希望波及び干渉波の受信電力を求めることが含まれてもよい。ユーザ端末200は、下りリンクの無線品質に基づいて、接続開始要求を送信する基地局300を選択する。また、送受信部302は、ユーザ端末200からの上りリンクの信号を受信し、該受信信号を通信制御部304に入力する。該上りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。
通信制御部304は、送受信部302と接続され、該送受信部302により入力されたデータ及び通信制御情報を、それぞれ送受信データ処理部306及び通信履歴記録部308に入力する。
接続開始要求受信回数取得部3042は、ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1を取得する。例えば、接続開始要求受信回数取得部3042は、通信履歴記録部308を参照し、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時から過去T1時間以内に、該ユーザ端末200から接続開始要求を受信した回数M1を取得する。そして、接続開始要求受信回数取得部3042は、接続開始要求を受信した回数M1を接続基地局設定部3044に入力する。例えば、T1は、接続時間として許容される遅延時間に基づいて設定される。
接続基地局設定部3044は、接続開始要求受信回数取得部3042と接続され、接続開始要求受信回数取得部3042により入力された接続開始要求を受信した回数M1に基づいて、接続する基地局を設定する。接続基地局設定部3044は、接続開始要求を受信した回数M1が所定の回数Mより大きい場合に、当該基地局300を接続する基地局に設定する。該所定の回数Mは、ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500へ接続する回数として許容される回数に基づいて設定される。
送受信データ処理部306は、通信制御部304と接続される。送受信データ処理部306は、通信制御部304により入力されたデータを処理する。また、送受信データ処理部306は、ユーザ端末200に送信すべき下りリンクの信号を生成する。該下りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。具体的には、下りリンクの信号には、当該基地局300との接続を拒否する制御情報、当該基地局300の周辺に設置された基地局500の情報が含まれる。該基地局500の情報には、該基地局500の伝送帯域の中心周波数の情報が含まれる。
通信履歴記録部308は、接続開始要求を受信したユーザ端末200毎に、通信の履歴を記録する。通信の履歴には、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時、該ユーザ端末200の識別番号が含まれる。
<第2のシステムの基地局>
基地局500は、送受信部502と、通信制御部504と、送受信データ処理部506とを有する。
送受信部502は、ユーザ端末200に対して下りリンクの信号を送信する。該下りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。該通信制御情報には、同期チャネル(SCH: Synchronization Channel)が含まれてもよい。送受信部502は、当該基地局500の送信周波数帯域の中央部分の周波数帯域に同期チャネルをマッピングし、送信する。ユーザ端末200は、該基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて各基地局との間で同期を取る。
また、送受信部502は、ユーザ端末200から上りリンクの信号を受信し、該受信信号を通信制御部504に入力する。該上りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。
通信制御部504は、送受信部502と接続され、該送受信部502により入力されたデータ及び通信制御情報を送受信データ処理部506に入力する。
送受信データ処理部506は、通信制御部504と接続される。送受信データ処理部506は、通信制御部504により入力されたデータを処理する。また、送受信データ処理部506は、ユーザ端末200に送信すべき下りリンクの信号を生成する。該下りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。
<ユーザ端末>
ユーザ端末200は、送受信部202と、通信制御部204と、送受信データ処理部206と、通信履歴記録部208とを有する。通信制御部204は、無線通信方式通知部2041と、接続処理部2042と、接続手続き回数取得部2044とを有する。
送受信部202は、基地局300又は500からの下りリンクの信号を受信し、通信制御部204に入力する。また、送受信部202は、通信制御部204による制御に従って、基地局300又は500に、上りリンクの信号を送信する。該上りリンクの信号には、データ及び/又は通信制御情報が含まれる。また、送受信部202は、通信制御部204による制御に従って、第1のシステムと第2のシステムとを切り替える。送受信部202は、第1のシステムとの間で通信を行う場合には、基地局300との間で接続処理を行う。例えば、送受信部202は、共通パイロットチャネルを受信する。そして、該下りリンクの無線品質に基づいて選択された基地局300に対して、接続開始要求を送信する。
また、送受信部202は、第2のシステムとの間で通信を行う場合には、基地局500との間で接続処理を行う。例えば、送受信部202は、基地局300により通知された基地局500の伝送帯域の中心周波数に基づいて、基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該基地局500との間で同期を取る。そして、送受信部202は、該基地局500に、接続開始要求を送信する。
通信制御部204は、送受信部202と接続され、送受信部202により入力された基地局300又は500からの下りリンクの信号に含まれるデータ及び通信制御情報を、それぞれ送受信データ処理部206及び通信履歴記録部208に入力する。
無線通信方式通知部2041は、当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式を保持しており、当該ユーザ端末200との間で接続処理が行われた基地局300に、送受信部202を通じて、当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式を通知する。例えば、無線通信方式通知部2042は、当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式として、第1のシステム及び/又は第2のシステムを通知する。
接続手続き回数取得部2044は、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1を取得する。該接続手続きを行った回数は、接続開始要求を送信した回数であってもよい。例えば、接続手続き回数取得部2044は、通信履歴記録部208を参照し、当該ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500に接続できなかった場合に、該接続開始要求を送信した日時から過去T2時間以内に、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1取得する。接続手続き回数取得部2044は、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1を接続処理部2042に入力する。例えば、T2は、接続時間として許容される遅延時間に基づいて設定される。
接続処理部2042は、無線通信方式通知部2041及び接続手続き回数取得部2044と接続され、第1のシステムと第2のシステムとを切り替える制御を行う。接続処理部2042は、接続手続き回数取得部2044により入力された第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1に基づいて、接続すべき基地局を設定する。接続処理部2042は、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1が所定の回数Nより大きい場合に、第1のシステムの基地局300を接続すべき基地局に設定する。該所定の回数Nは、ユーザ端末200が第1のシステムの基地局300へ接続する回数として許容される回数に基づいて設定される。換言すれば、該所定の回数Nは、ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500への接続が失敗した回数として許容される回数に基づいて設定される。
接続処理部2042は、通信履歴記録部208に、第1のシステムの基地局300に接続手続きを行った日時を記録する。第1のシステムの基地局300に、接続開始要求を送信した日時であってもよい。また、接続処理部2042は、通信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500に接続手続きを行った日時を記録する。第2のシステムの基地局500に、接続開始要求を送信した日時であってもよい。
送受信データ処理部206は、通信制御部204と接続される。送受信データ処理部206は、通信制御部204により入力されたデータを処理する。また、送受信データ処理部206は、基地局300又は500に送信すべき上りリンクの信号を生成する。該上りリンクの信号には、データや通信制御情報が含まれる。該通信制御情報には、通信開始要求が含まれる。
通信履歴記録部208は、当該ユーザ端末200が接続開始要求を送信した基地局毎に、通信の履歴を記録する。通信の履歴には、第1のシステムの基地局300に接続手続きを行った日時、第2のシステムの基地局500に接続手続きを行った日時が含まれる。
<本無線通信システムの動作>
図3及び図4は、本無線通信システムにおける通信制御処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末200は、基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS302)。ユーザ端末200は、共通パイロットチャネルを用いて、下りリンクの無線品質を算出する。そして、ユーザ端末200は、下りリンクの無線品質に基づいて、接続開始要求を送信する基地局300を選択する。送受信データ処理部206は、接続開始要求を生成し、通信制御部204に入力する。通信制御部204は、送受信データ生成部206により入力された接続開始要求を送受信部202に入力する。送受信部202は、通信制御部204による制御に従って、基地局300に接続開始要求を送信する。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200の能力を識別するための情報(以下、ユーザ端末能力識別情報と呼ぶ)を送信する(ステップS304)。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムで通信ができることを示す情報が含まれる。無線通信方式通知部2041は、ユーザ端末能力識別情報を生成し、該ユーザ端末能力識別情報を送受信部202に入力する。送受信部202は、基地局300に、無線通信方式通知部2041により入力されたユーザ端末能力識別情報を送信する。
例えば、ユーザ端末200は、位置登録する際に、ユーザ端末能力識別情報を送信する。例えば、ユーザ端末200は、ユーザ端末無線ケイパビリティ(UE Radio Capability)などを送信する。該UE Radio Capabilityにより、基地局300は、ユーザ端末200の能力を取得する。基地局300は、端末能力識別情報に基づいて、該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムの両方をサポートできるデュアルモード端末であるかどうかを判別することができる。
尚、端末能力識別情報は、ユーザ端末200からコアネットワーク700に通知された国際移動局装置識別子ソフトウェアバージョンナンバー(IMEISV: International Mobile station Equipment Identity and Software Version number)等の端末情報を基にコアネットワーク700で生成され、該コアネットワーク700から基地局300に通知されてもよい。なおIMEISVは、3GPP標準に定められた16桁の数字である。IMEISVにより、ユーザ端末200を一意に識別することやユーザ端末200の種別を判別することができる。
ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300に接続を開始した日時を記録する(ステップS306)。通信制御部204は、基地局300に接続開始要求を送信した日時を通信履歴記録部208に記録する。
基地局300は、ユーザ端末200から接続開始要求を受信すると、該受信日時から過去T1時間以内に、該ユーザ端末200から接続開始要求を受信した回数M1を取得する(ステップS308)。接続開始要求受信回数取得部3042は、当該基地局300がユーザ端末200から接続開始要求を受信した際に、通信履歴記録部308に格納されたユーザ端末毎の処理の履歴を参照し、該接続開始要求の受信時刻から過去T1時間以内に、該ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1を求める。
基地局300は、ステップS308により求められたユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値であるかを判定する。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値であるかどうかを判定する。
ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値であると判定された場合(ステップS310:YES)、第1のシステムの基地局300は、該ユーザ端末200と接続する設定を行う(ステップS312)。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値である場合、該ユーザ端末200と接続する設定を行う。接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値である場合には、接続開始要求の受信時刻から過去T1時間以内に、該ユーザ端末200は、M回より多く第2のシステムの基地局500との接続に失敗していると想定される。従って、再度第2のシステムの基地局500に対して接続を試みても失敗する可能性が高いと想定されるため、当該基地局300と接続する設定を行う。また、接続遅延の観点からも、再度第2のシステムの基地局500への接続を促すよりは、当該基地局300と接続するのが好ましい。
ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値でないと判定された場合(ステップS310:NO)、基地局300は、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する(ステップS314)。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がMよりも大きい値でない場合、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する。ユーザ端末200からの接続開始要求の受信回数M1がM以下である場合には、第2のシステムの基地局500への接続が成功する可能性があると想定される。また、接続遅延についても、まだ許容できる範囲であると想定される。伝送速度の観点から、再度第2のシステムの基地局500への接続を促す方が好ましい。
基地局300は、ユーザ端末200に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報と、ステップS314による要求に対する応答に含まれる当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を送信する(ステップS316)。接続基地局設定部3044は、無線ネットワーク制御装置400から、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を含む応答を受信すると、送受信データ処理部306に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報を生成するように命令する。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200に、送受信データ処理部306により生成された制御情報と、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報とを送信するように送受信部302を制御する。該第2のシステムの基地局500の情報には、該基地局500の送信帯域の中心周波数の情報が含まれる。
基地局300は、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する(ステップS318)。接続基地局設定部3044は、通信履歴記録部308に、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する。
ユーザ端末200は、基地局300により通知された第2のシステムの基地局500の情報に基づいて、第2のシステムの基地局500を探知する(ステップS320)。送受信部202は、第2のシステムの基地局500の送信帯域の中心周波数の情報に基づいて、基地局500から送信される同期チャネルをサーチする。
ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたかどうかを判断する(ステップS322)。接続処理部2042は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて該基地局500との間で同期を取り、接続要求を送信することにより接続することができたかどうかを判断する。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたと判断された場合(ステップS322:YES)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500と通信を開始する(ステップS324)。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知できない場合、又は探知できたが接続できない場合(ステップS322:NO)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500に接続手続きを行った日時を記録する。同期チャネルのサーチを開始した日時でもよい。接続処理部2042は、通信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500に接続手続きを行った日時を記録する。
ユーザ端末200は、過去T2時間以内に、第1のシステムの基地局300と接続を行った回数N1を求める。接続手続き回数取得部2044は、通信履歴記録部208を参照し、過去T2時間以内に、第1のシステムの基地局300と接続を行った回数N1を求める。
ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値であるかを判断する(ステップS330)。接続手続き回数取得部2044は、第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値であるかを判断する。
第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値でない場合(ステップS330:NO)、ステップS302に戻る。ユーザ端末200は、再度第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する。第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値でない場合には、第2のシステムの基地局500への接続が成功する可能性があると想定される。第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値でない場合には、第2のシステムの基地局500への接続手続きが失敗した回数もNより大きくないため、再度、第2のシステムの基地局500へ接続要求を行うことにより、該基地局500への接続が成功する可能性があると想定される。第2のシステムの基地局500への接続を促すほうが伝送速度の観点からも好ましい。
基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値である場合(ステップS330:YES)、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS332)。接続処理部1042は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する。そして、接続処理部2042は、無線通信方式通知部2041に、第1のシステムと接続することを通知する。第1のシステムの基地局300へ接続手続きを行った回数N1がNよりも大きい値である場合には、過去T2時間以内に、該ユーザ端末200は、N回より多く第2のシステムの基地局500との接続に失敗していると想定される。従って、再度第2のシステムの基地局500に対して接続を試みても失敗する可能性が高いと想定されるため、基地局300と接続するように促される。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS334)。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。無線通信方式通知部2041は、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを通知する。当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であっても、第1のシステムにより通信が可能であることを通知することにより、確実に第1のシステムの基地局300との間で接続処理を行うことができる。
ユーザ端末200と第1のシステムの基地局300との間で通信が開始される(ステップS336)。
本実施例によれば、ユーザ端末200は、第1のシステムに優先的に接続を行う。第1のシステムは、第2のシステムよりサービスエリアが広いため、第1のシステムに優先的に接続を行うことにより、接続の失敗が生じる可能性を低減できる。
本実施例によれば、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300と接続後、該基地局300から第2のシステムの基地局500と接続するように促される。第2のシステムの基地局500と接続することにより、第1のシステムよりも高い伝送速度で通信を行うことができる。
本実施例によれば、第1のシステムの基地局300は、所定時間の間における当該基地局300とユーザ端末200との間の接続回数に基づいて、該ユーザ端末200に第2のシステムの基地局500との接続を促すかどうかを判断する。所定時間の間における当該基地局300とユーザ端末200との間の接続回数は、ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500との接続に失敗した回数に相当する。従って、該接続回数が許容される回数以下である場合に第2のシステムの基地局500との接続を促し、該接続回数が許容される回数より大きい場合に第2のシステムの基地局500との接続を促さないことにより、更なる接続の失敗を回避できる。また、更なる接続の失敗を回避できるため、接続遅延を短縮できる。
<第2の実施例>
<無線通信システム>
本無線通信システムは、上述した実施例と同様に図1により説明される。
図5は、本実施例に従った無線ネットワーク制御装置400と、基地局装置300及び500と、ユーザ端末200とを示す機能ブロック図を示す。無線ネットワーク制御装置400、基地局500、ユーザ端末200については、上述した実施例と同様である。
基地局300は、図2を参照して説明した基地局300において、接続開始要求受信回数取得部3042が省略される。
本無線通信システムでは、ユーザ端末200に記録された通信の履歴に基づいて、当該ユーザ端末200が接続するシステムを選択する。
<本無線通信システムの動作>
図6及び図7は、本無線通信システムにおける通信制御処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末200は、基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS602)。ユーザ端末200は、共通パイロットチャネルを用いて、下りリンクの無線品質を算出する。そして、ユーザ端末200は、下りリンクの無線品質に基づいて、接続開始要求を送信する基地局300を選択する。送受信データ処理部206は、接続開始要求を生成し、通信制御部204に入力する。通信制御部204は、送受信データ生成部206により入力された接続開始要求を送受信部202に入力する。送受信部202は、通信制御部204による制御に従って、基地局300に接続開始要求を送信する。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS604)。無線通信方式通知部2041は、ユーザ端末能力識別情報を生成し、該ユーザ端末能力識別情報を送受信部202に入力する。送受信部202は、基地局300に、無線通信方式通知部2041により入力されたユーザ端末能力識別情報を送信する。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。
第1のシステムの基地局300は、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する(ステップS606)。接続基地局設定部3044は、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する。
基地局300は、ユーザ端末200に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報と、ステップS606による要求に対する応答に含まれる当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を送信する(ステップS608)。接続基地局設定部3044は、無線ネットワーク制御装置400から、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を含む応答を受信すると、送受信データ処理部306に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報を生成するように命令する。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200に、送受信データ処理部306により生成された制御情報と、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報とを送信するように送受信部302を制御する。該第2のシステムの基地局500の情報には、該基地局500の送信帯域の中心周波数の情報が含まれる。
基地局300は、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する(ステップS610)。接続基地局設定部3044は、通信履歴記録部308に、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する。
ユーザ端末200は、基地局300により通知された第2のシステムの基地局500の情報に基づいて、第2のシステムの基地局500を探知する(ステップS612)。送受信部202は、第2のシステムの基地局500の送信帯域の中心周波数の情報に基づいて、基地局500から送信される同期チャネルをサーチする。接続処理部2042は、送信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500からの同期チャネルのサーチを開始した日時を記録する。
ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたかどうかを判断する(ステップS614)。接続処理部2042は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて該基地局500との間で同期を取り、接続要求を送信することにより、接続できたかどうかを判断する。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたと判断された場合(ステップS614:YES)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500と通信を開始する(ステップS616)。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知できない場合、又は探知できたが接続できない場合(ステップS614:NO)、ユーザ端末200は、時刻T3において再度第2のシステムの基地局500を探知する(ステップS618)。該T3は、第2のシステムの基地局500の探知を再試行する時間として予め設定されてもよい。送受信部202は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて、該基地局500との間で同期を取る。接続処理部2042は、送信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500からの同期チャネルのサーチを開始した日時を記録する。
ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたかを判断する(ステップS620)。接続処理部2042は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて該基地局500との間で同期を取り、接続要求を送信することにより接続できたかどうかを判断する。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたと判断された場合(ステップS620:YES)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500と通信を開始する(ステップS622)。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知できない場合、又は探知できたが接続できない場合(ステップS620:NO)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500への接続実施回数をカウントし、該接続実施回数がO回を超えたかを判断する(ステップS624)。接続手続き回数取得部2044は、通信履歴記録部208を参照し、第2のシステムの基地局500への接続実施回数として、探知回数をカウントし、
接続処理部2042に入力する。接続処理部2042は、接続手続き回数取得部2044により入力された接続実施回数がO回を超えたかを判断する。該Oは、ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500への接続回数として許容される回数に基づいて、設定される。
接続実施回数がO回を超えたと判断されない場合(ステップS624:NO)、ステップS618に戻る。接続実施回数がO回を超えるか第2のシステムの基地局500と接続できるまで、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500の探知を継続する。
接続実施回数がO回を超えたと判断された場合(ステップS624:YES)、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS626)。接続処理部2042は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する。そして、接続処理部2042は、無線通信方式通知部2041に、第1のシステムと接続することを通知する。第2のシステムの基地局500への接続実施回数がO回を超えても第2のシステムの基地局500と接続できない場合には、再度第2のシステムの基地局500に対して接続を試みても失敗する可能性が高いと想定されるため、基地局300と接続する設定を行う。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS628)。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。無線通信方式通知部2041は、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを通知する。当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であっても、第1のシステムにより通信が可能であることを通知することにより、確実に第1のシステムの基地局300との間で接続処理を行うことができる。
ユーザ端末200と第1のシステムの基地局300との間で通信が開始される(ステップS630)。
本実施例によれば、ユーザ端末200は、当該ユーザ端末200の履歴情報に基づいて、第2のシステムの基地局500と接続するかどうかが設定される。該履歴情報には、当該ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500へ接続開始要求を行った回数が含まれる。従って、基地局300側に履歴情報を記録する必要がない。上記フローでは、第1のシステムの基地局300がユーザ端末200の通信の履歴を記録する場合について説明したが、ユーザ装置200は、該通信の履歴に関係なく、接続するシステムを選択できる。
<第3の実施例>
<無線通信システム>
本無線通信システムは、上述した実施例と同様に図1により説明される。
図8は、本実施例に従った無線ネットワーク制御装置400と、基地局装置300及び500と、ユーザ端末200とを示す機能ブロック図を示す。無線ネットワーク制御装置400、基地局500については、上述した実施例と同様である。
基地局300は、図2を参照して説明した基地局300において、接続開始要求受信回数取得部3042が省略される。ユーザ端末200は、図2を参照して説明したユーザ端末200において、接続手続き回数取得部2044の代わりに通信品質測定部2046を有する。
本無線通信システムでは、ユーザ端末200は通信品質を測定し、該通信品質に基づいて、当該ユーザ端末200が接続するシステムを設定する。
<本無線通信システムの動作>
図9及び図10は、本無線通信システムにおける接続処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300により送信された下りリンクの信号に基づいて、通信品質を測定する(ステップS902)。通信品質測定部2046は、下りリンクの信号に基づいて、通信品質を測定する。具体的には、通信品質測定部2046は、第1のシステムの基地局300により送信された下りリンクの信号に対して逆拡散処理を行い、得られた共通パイロットチャネルを用いて、下りリンクの通信品質を算出する。例えば、希望波及び干渉波の受信電力を求める。通信品質測定部2046は、下りリンクの通信品質を接続処理部2042に入力する。
ユーザ端末200は、ステップS902により測定された通信品質が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS904)。接続処理部2042は、通信品質測定部2046により入力された通信品質が閾値以上であるかどうかを判定する。該閾値は、当該ユーザ端末200と第1のシステムの基地局300との間で許容される通信品質に基づいて設定される。
通信品質が閾値以上でない場合(ステップS906:NO)、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS908)。接続処理部2042は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する。第1のシステムの基地局300との間における通信品質が閾値未満である場合には、第2のシステムの基地局500に対して接続を試みても失敗する可能性が高いと想定されるため、基地局300と接続する設定を行う。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS910)。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。無線通信方式通知部2041は、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを通知する。当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であっても、第1のシステムにより通信が可能であることを通知することにより、確実に第1のシステムの基地局300との間で接続処理を行うことができる。
ユーザ端末200と第1のシステムの基地局300との間で通信が開始される(ステップS912)。
通信品質が閾値以上である場合(ステップS906:YES)、ユーザ端末200は、基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS914)。通信制御部204は、送受信データ生成部206により入力された接続開始要求を送受信部202に入力する。送受信部202は、通信制御部204による制御に従って、基地局300に接続開始要求を送信する。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS916)。無線通信方式通知部2041は、ユーザ端末能力識別情報を生成し、該ユーザ端末能力識別情報を送受信部202に入力する。送受信部202は、基地局300に、無線通信方式通知部2041により入力されたユーザ端末能力識別情報を送信する。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。
基地局300は、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する(ステップS918)。接続基地局設定部3044は、無線ネットワーク制御装置400に対して、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を要求する。
基地局300は、ユーザ端末200に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報と、ステップS918による要求に対する応答に含まれる当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を送信する(ステップS920)。接続基地局設定部3044は、無線ネットワーク制御装置400から、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報を含む応答を受信すると、送受信データ処理部306に、当該基地局300との接続を拒否する情報を含む制御情報を生成するように命令する。接続基地局設定部3044は、ユーザ端末200に、送受信データ処理部306により生成された制御情報と、当該基地局300の周辺に設置された第2のシステムの基地局500の情報とを送信するように送受信部302を制御する。該第2のシステムの基地局500の情報には、該基地局500の送信帯域の中心周波数の情報が含まれる。
基地局300は、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する(ステップS922)。接続基地局設定部3044は、通信履歴記録部308に、ユーザ端末200から接続開始要求を受信した日時と、該ユーザ端末の識別番号とを記録する。
ユーザ端末200は、基地局300により通知された第2のシステムの基地局500の情報に基づいて、第2のシステムの基地局500を探知する(ステップS924)。送受信部202は、第2のシステムの基地局500の送信帯域の中心周波数の情報に基づいて、基地局500から送信される同期チャネルをサーチする。接続処理部2042は、送信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500からの同期チャネルのサーチを開始した日時を記録する。
ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたかどうかを判断する(ステップS926)。接続処理部2042は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて該基地局500との間で同期を取り、接続要求を送信することにより接続できたかどうかを判断する。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたと判断された場合(ステップS926:YES)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500と通信を開始する(ステップS928)。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知できない場合、又は探知できたが接続できない場合(ステップS926:NO)、ユーザ端末200は、時刻T3において再度第2のシステムの基地局500を探知する(ステップS930)。送受信部202は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて、該基地局500との間で同期を取る。接続処理部2042は、送信履歴記録部208に、第2のシステムの基地局500からの同期チャネルのサーチを開始した日時を記録する。
ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたかを判断する(ステップS932)。接続処理部2042は、第2のシステムの基地局500から送信される同期チャネルをサーチし、該同期チャネルに基づいて該基地局500との間で同期を取り、接続要求を送信することにより接続できたかどうかを判断する。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知でき、接続できたと判断された場合(ステップS932:YES)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500と通信を開始する(ステップS934)。
ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500を探知できない場合、又は探知できたが接続できない場合(ステップS932:NO)、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500への接続実施回数をカウントし、該接続実施回数がO回を超えたかを判断する(ステップS936)。接続手続き回数取得部2044は、通信履歴記録部208を参照し、第2のシステムの基地局500への接続実施回数として、探知回数をカウントし、
接続処理部2042に入力する。接続処理部2042は、接続手続き回数取得部2044により入力された接続実施回数がO回を超えたかを判断する。該Oは、ユーザ端末200が第2のシステムの基地局500への接続回数として許容される回数に基づいて、設定される。
接続実施回数がO回を超えたと判断されない場合(ステップS936:NO)、ステップS930に戻る。接続実施回数がO回を超えるか第2のシステムの基地局500と接続できるまで、ユーザ端末200は、第2のシステムの基地局500の探知を継続する。
接続実施回数がO回を超えたと判断された場合(ステップS936:YES)、ユーザ端末200は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する(ステップS938)。接続処理部2042は、第1のシステムの基地局300に接続開始要求を送信する。
そして、接続処理部2042は、無線通信方式通知部2041に、第1のシステムと接続することを通知する。第2のシステムの基地局500への接続実施回数がO回を超えても第2のシステムの基地局500と接続できない場合には、再度第2のシステムの基地局500に対して接続を試みても失敗する可能性が高いと想定されるため、基地局300と接続する設定を行う。
ユーザ端末200は、接続開始要求を送信する際に、当該ユーザ端末200のユーザ端末能力識別情報を送信する(ステップS940)。該ユーザ端末能力識別情報には、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを示す情報が含まれる。無線通信方式通知部2041は、当該ユーザ端末200が第1のシステムにより通信が可能であることを通知する。当該ユーザ端末200が第1及び第2のシステムにより通信が可能であっても、第1のシステムにより通信が可能であることを通知することにより、確実に第1のシステムの基地局300との間で接続処理を行うことができる。
ユーザ端末200と第1のシステムの基地局300との間で通信が開始される(ステップS942)。
本実施例によれば、ユーザ端末200は、下りリンクの通信品質に基づいて、第2のシステムへの接続を試みるかを判断できる。下りリンクの通信品質が悪い場合には、第2のシステムへの接続は行われないため、第2のシステムへの接続処理の回数を低減できる。また、接続の遅延時間も短縮できる。
上述した実施例において、通信履歴記録部208及び308に記録される通信の履歴の保持時間を制限し、予め設定された時間が経過した通信の履歴は自動的に削除するようにしてもよい。通信の履歴を自動的に削除することにより、ユーザ端末200及び基地局300に要求される記憶容量を削減できる。
上述した実施例において、ユーザ端末200の接続するシステムに関する処理は、無線ネットワーク制御装置400により行われるようにしてもよいし、第2のシステムの基地局500において行われるようにしてもよい。さらに、無線ネットワーク制御装置400、第1のシステムの基地局500、及び第2のシステムの基地局500により協働して行われるようにしてもよい。
本実施例によれば、第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末200が提供される。該ユーザ端末200は、前記第1の無線通信システムの第1の基地局及び前記第2の無線通信システムの第2の基地局300を切り替えて接続処理を行う接続処理部としての接続処理部2042と、該接続処理部により接続処理が行われた第1の基地局300に、当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知部としての無線通信方式通知部2041と、該無線通信方式通知部により通知した当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局500の情報に基づいて、該第2の基地局500に対して接続要求を行う接続要求部としての接続処理部2042と、該接続要求部により第2の基地局500に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録部としての通信履歴記録部208を有する。前記接続要求部は、前記接続処理部により前記第2の基地局500との接続ができなかった場合に、前記履歴記録部に記録された第2の基地局500に対する接続要求の回数に基づいて、前記第2の基地局500への接続要求を継続するかどうかを設定し、前記第1の基地局は、当該ユーザ端末により通信可能な無線通信方式として通知された第2の無線通信方式に基づいて、前記第1の基地局の周辺に設置された第2の基地局の情報を取得し、該情報を当該ユーザ端末に通知する。
第2の基地局500に対する接続要求の回数に基づいて第2の基地局500への接続要求を継続するかどうかを判断することにより、第2の基地局500に接続できない場合に、該第2の基地局500に対する接続要求の回数を低減できる。該第2の基地局500に対する接続要求の回数を低減できるため、第2の基地局500への接続要求時間を短縮できる。上述した実施例では、接続処理部2042が、接続処理部の機能と接続要求部の機能を有する場合について説明した。しかし、接続処理部2042を、接続処理部と接続要求部とに分けて構成してもよい。
さらに、前記接続要求部は、所定期間における接続要求の回数に基づいて、当該ユーザ端末200と前記第2の基地局500との間の通信が不可能であると判定される場合に、前記第2の基地局500への接続要求を行わないと判定する。前記接続処理部は、前記接続要求部により前記第2の基地局500への接続要求を行わないと判定された場合に、前記第1の基地局300との間で接続処理を行う。
第2の基地局500に対する接続要求の回数に基づいて第1の基地局300との間で接続処理を行うことにより、第2の基地局500に対する接続要求の回数が増加し、当該ユーザ端末200と第2の基地局500との間の通信が不可能であると判定される場合に、第1の基地局300との間で接続処理を行うことができる。
さらに、前記第1の基地局300からの下りリンクの信号に基づいて、通信品質を測定する通信品質測定部を有する。前記無線通信方式通知部は、前記第1の基地局300に、前記通信品質測定部により測定された通信品質が所定の閾値より大きい場合に当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式として第2の無線通信方式を通知し、前記通信品質測定部により測定された通信品質が所定の閾値以下である場合に当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式として第1の無線通信方式を通知する。
第1の基地局300からの下りリンクの信号に基づいて、通信品質を測定する通信品質測定部を有し、該通信品質が所定の閾値以下である場合には、当該ユーザ端末200の通信可能な無線通信方式として第1の無線通信方式を通知することにより、第2の基地局500に対して接続要求を行うことなく、第1の基地局300との間で接続処理を行うことができる。通信品質が所定の閾値以下である場合には、第2の基地局500に対して接続要求を行っても失敗すると想定される。第1の基地局300との間で接続処理を行うことにより、当該ユーザ端末200と基地局との間の接続時間を短縮できる。
本実施例によれば、第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末200との間で無線通信を行う基地局300が提供される。該基地局装置は、前記ユーザ端末200との間で接続処理を行う接続処理部としての通信制御部304と、該接続処理部により接続処理が行われたユーザ端末200により通信可能な無線通信方式として通知された第2の無線通信方式に基づいて、当該基地局の周辺に設置された第2の無線通信システムの第2の基地局500の情報を取得する基地局情報取得部としての接続基地局設定部3044と、該基地局情報取得部により取得された第2の基地局500の情報を前記ユーザ端末200に通知する基地局情報通知部としての接続基地局設定部と、前記ユーザ端末200から接続要求を受信したことを記録する履歴記録部としての通信履歴記録部308とを有する。前記接続処理部は、前記履歴記録部に記録された前記ユーザ端末200からの接続要求を受信した回数に基づいて、当該基地局300との接続を継続するかどうかを判定する。前記基地局情報通知部は、前記接続処理部により当該基地局300との接続を継続しないと判定された場合に、前記第2の基地局500の情報を前記ユーザ端末200に通知し、
前記ユーザ端末は、当該基地局により第2の基地局の情報が通知された場合に、該第2の基地局に対して接続要求を行う。
ユーザ端末200からの接続要求を受信した回数に基づいて、当該基地局300との接続を拒否するかどうかを判定することにより、第2の基地局500に接続できない場合に、該第2の基地局500に対する接続要求の回数を低減できる。該第2の基地局500に対する接続要求の回数を低減できるため、第2の基地局500への接続要求時間を短縮できる。上述した実施例では、接続基地局設定部3044が、基地局情報取得部の機能と基地局情報通知部の機能を有する場合について説明した。しかし、接続基地局設定部3044を、基地局情報取得部と基地局情報通知部とに分けて構成してもよい。
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
200 ユーザ端末
202 送受信部
204 通信制御部
2041 無線通信方式通知部
2042 接続処理部
2044 接続手続き回数取得部
2046 通信品質測定部
206 送受信データ処理部
208 通信履歴記録部
300(300、300) 基地局(第1のシステムの基地局)
302 送受信部
304 通信制御部
3042 接続開始要求受信回数取得部
3044 接続基地局設定部
306 送受信データ処理部
308 通信履歴記録部
350(350、350) セル
400 無線ネットワーク制御装置
402 基地局情報通知部
404 記憶部
500 基地局(第2のシステムの基地局)
502 送受信部
504 通信制御部
506 送受信データ処理部
550 セル
600 アクセスゲートウェイ
700 コアネットワーク

Claims (5)

  1. 第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末であって、
    前記第1の無線通信システムの第1の基地局及び前記第2の無線通信システムの第2の基地局を切り替えて接続処理を行う接続処理部と、
    該接続処理部により接続処理が行われた第1の基地局に、当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知部と、
    該無線通信方式通知部により通知した当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局の情報に基づいて、該第2の基地局に対して接続要求を行う接続要求部と、
    該接続要求部により第2の基地局に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録部と
    を有し、
    前記接続要求部は、前記接続処理部により前記第2の基地局との接続ができなかった場合に、前記履歴記録部に記録された第2の基地局に対する接続要求の回数に基づいて、前記第2の基地局への接続要求を継続するかどうかを設定するユーザ端末。
  2. 請求項1に記載のユーザ端末において、
    前記接続要求部は、所定期間における接続要求の回数に基づいて、当該ユーザ端末と前記第2の基地局との間の通信が不可能であると判定される場合に、前記第2の基地局への接続要求を行わないと判定し、
    前記接続処理部は、前記接続要求部により前記第2の基地局への接続要求を行わないと判定された場合に、前記第1の基地局と間で接続処理を行うユーザ端末。
  3. 請求項1に記載のユーザ端末において、
    前記第1の基地局からの下りリンクの信号に基づいて、通信品質を測定する通信品質測定部
    を有し、
    前記無線通信方式通知部は、前記第1の基地局に、前記通信品質測定部により測定された通信品質が所定の閾値より大きい場合に当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式として第2の無線通信方式を通知し、前記通信品質測定部により測定された通信品質が所定の閾値以下である場合に当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式として第1の無線通信方式を通知するユーザ端末。
  4. 第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末との間で無線通信を行う基地局であって、
    前記ユーザ端末との間で接続処理を行う接続処理部と、
    該接続処理部により接続処理が行われたユーザ端末により通信可能な無線通信方式として通知された第2の無線通信方式に基づいて、当該基地局の周辺に設置された第2の無線通信システムの第2の基地局の情報を取得する基地局情報取得部と、
    該基地局情報取得部により取得された第2の基地局の情報を前記ユーザ端末に通知する基地局情報通知部と、
    前記ユーザ端末から接続要求を受信したことを記録する履歴記録部と
    を有し、
    前記接続処理部は、前記履歴記録部に記録された前記ユーザ端末からの接続要求を受信した回数に基づいて、当該基地局との接続を継続するかどうかを判定し、
    前記基地局情報通知部は、前記接続処理部により当該基地局との接続を継続しないと判定された場合に、前記第2の基地局の情報を前記ユーザ端末に通知し、
    前記ユーザ端末は、当該基地局により第2の基地局の情報が通知された場合に、該第2の基地局に対して接続要求を行う基地局。
  5. 第1の無線通信方式により通信可能な第1の無線通信システムと、第2の無線通信方式により通信可能な第2の無線通信システムとを含む複数の無線通信システムを切り替えて無線通信可能なユーザ端末における方法であって、
    前記第1の無線通信システムの第1の基地局及び前記第2の無線通信システムの第2の基地局を切り替えて接続処理を行う接続処理ステップと、
    該接続処理ステップにより接続処理が行われた第1の基地局に、当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式を通知する無線通信方式通知ステップと、
    該無線通信方式通知ステップにより通知した当該ユーザ端末の通信可能な無線通信方式に対する応答として通知された第2の基地局の情報に基づいて、該第2の基地局に対して接続要求を行う接続要求ステップと、
    該接続要求ステップにより第2の基地局に対して接続要求が行われたことを記録する履歴記録ステップと
    を有し、
    前記接続要求ステップでは、前記接続処理ステップにより前記第2の基地局との接続ができなかった場合に、前記履歴記録ステップにより記録された第2の基地局に対する接続要求の回数に基づいて、前記第2の基地局への接続要求を継続するかどうかを設定する方法。
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