JP2005252639A - Pcm符号を用いたデータ伝送システムおよび音声/データ通信切替方法 - Google Patents

Pcm符号を用いたデータ伝送システムおよび音声/データ通信切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
PCM符号を利用し、ネットワークに負荷のかからない新規なデータ伝送システムおよび通信モード切替方法を提供する。
【解決手段】
送信端末は、送信データの前に所定長の前方アイドル符号列を、送信データの後に所定長の後方アイドル符号列をそれぞれ配置することでPCM符号とみなされるデータPCM符号ストリームを生成し、音声PCM符号ストリームおよびデータPCM符号ストリームを切り替えて受信端末へ送信する。受信端末は、受信したPCM符号ストリームから前方アイドル符号列を検出してから後方アイドル符号列を検出するまでのPCM符号ストリームの符号を受信データとして受信する。
【選択図】 図2




Description

本発明はPCM(Pulse Code Modulation)符号ベースの通信システムに係り、特にPCM符号を用いてデータを送受信可能なシステムおよび方法に関する。
近年、IPネットワークの進展によりVoIP(Voice over IP)技術はネットワーク通信の重要な要素となりつつある。これに伴って、VoIP通信事業者の間では、音声符号化方式としてPCM符号ベースの勧告G.711を採用し、UDP(User Datagram Protocol)パケットの帯域を確保することで通信品質を保証しようとする傾向が強まっている。一方、携帯電話あるいはデジタルカメラ付き携帯電話の普及に伴い、インスタント・メッセージや静止画像などの伝送サービスの利用数が激増している。
このために、ネットワークに負担のかからない簡易なデータ伝送技術が必要とされている。ISDN(Integrated Services Digital Network)のBチャネルでは通話サービスとデータ通信サービスとを共用することができるが、サービス形態を呼毎に設定しネットワーク側の制御が必要となるために、ネットワークの負担が増大するという難点がある。
ネットワーク側の制御なしに端末間で通信モード(音声通話モードとデータ通信モード)の切替を行う方式として、例えば特開昭63−69364号公報(特許文献1)に開示された通信モード切替方式がある。この従来技術では、音声通話モード時にデータ通信モードへ切り替える場合には多周波信号またはプッシュボタン信号などの音声帯域を通過可能な信号を送信して切替を行い、データ通信モード時に音声通話モードに切り替える場合には特定の信号コードを送信して切替制御を行っている。
また、特開平7−58804号公報(特許文献2)には、データ信号の前後に“1”が6個以上連続する先頭フラグFSと終了フラグFEとを付加することで、受信側で音声とデータとの振り分けを可能にした音声・データ複合通信方式が開示されている。
特開昭63−69364号公報(第2ページ左下欄8行から右下欄12行、第2図) 特開平7−58804号公報(明細書段落0009、図1、図2)
しかしながら、上記従来技術はいずれもPCM符号ベースの音声通信については全く考慮されていない。
また、特許文献1に記載された通信モード切替方式では、通信情報とは別の特別な制御信号(プッシュボタン信号や特定コードなど)がネットワークを通して相手側へ送信されており、ネットワークトラフィックを増大させている。
特許文献2に記載された音声・データ複合通信方式では、音声信号やデータ信号の中に存在しないような“1”が6個以上連続する先頭フラグFSおよび終了フラグFEを付加する必要がある。すなわち、音声信号やデータ信号の中に存在しないような任意の連続したビット列をフラグとして使用しているために、受信側でこれら特殊な先頭および終了フラグを検出する手段が不可欠となり構成が複雑化するという問題がある。
本発明の目的は、PCM符号を利用し、ネットワークに負荷のかからない新規なデータ伝送システムおよび方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、PCM符号を利用し、ネットワーク側の制御を必要とせず、かつ、簡易な構成でモード切替が可能な通信モード切替方法を提供することにある。
本発明者は、通常のPCM音声通話では、PCM符号データのレベルはアナログ信号入力0dBm以下であるから、アイドル符号(=“FFh”)は発生し得ないレベルであり、またPCMエンコーダの最大入力値は+3dBm程度であることから、同様に最大レベルであるアイドル符号には到達しないことに着目した。このアイドル符号を利用して音声通信とデータ通信との間の切替を制御することができる。
本発明によるデータ伝送方法は、PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して送信端末から受信端末へネットワークを通して音声を伝送するシステムにおけるデータ伝送方法であって、
前記送信端末は、送信すべきデータを入力し、前記データの前に所定長の前方アイドル符号列を、前記データの後に所定長の後方アイドル符号列をそれぞれ配置することでPCM符号とみなされるデータPCM符号ストリームを生成し、音声PCM符号ストリームおよび前記データPCM符号ストリームを切り替えることでPCM符号ストリームを生成して前記受信端末へ送信し、
前記受信端末は、前記送信端末からPCM符号ストリームを受信し、前記受信したPCM符号ストリームから前記前方アイドル符号列を検出してから前記後方アイドル符号列を検出するまでのPCM符号ストリームの符号を受信データとして受信する、ことを特徴とする。
本発明による音声/データ通信切替方法は、PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して送信端末から受信端末へネットワークを通して音声を伝送するシステムにおける音声/データ通信切替方法であって、前記送信端末は、音声とデータとの切替タイミングで、音声PCM符号列と送信データとの間に所定長のアイドル符号列を配置することでPCM符号ストリームを生成し、前記受信端末は、前記送信端末から受信したPCM符号ストリームから前記アイドル符号列を検出することで音声通信とデータ通信とを切り替える、ことを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、アイドル符号を利用して音声通信とデータ通信との間の切替を制御する。これによりネットワークの制御チャネルを用いることなく、ネットワーク内に確保された通話帯域内で通信モードの切替およびデータ伝送が可能となり、ネットワークに負担をかけない音声/データ通信切替が可能となる。
(1)PCMストリーム送信部
図1は、本発明の第1実施形態によるデータ伝送システムにおける送信側端末のPCMストリーム送信部を示すブロック図である。ここでは、送信側端末10と受信側端末30との間にデジタル交換網20によって回線が確立されているものとする。また、図面を煩雑にしないために、送信側端末10のPCMストリーム送信部に関係する構成だけを示し、当該端末10の受信部などは省略している。
図1において、送信側端末10は、デジタル交換網20に確立された回線を通して、送受信器101により後述するPCM符号ストリームの送信および受信を行うことができる。また、タイミング信号発生部102は、デジタル交換網20から網同期信号を抽出し、8kHzサンプリング信号SS、フレーム信号SFおよび8ビット送信タイミング信号ST8をそれぞれ生成する。
送信側端末10には、バンドパスフィルタにより300〜4000Hzに帯域制限されたアナログ音声信号をPCM符号化するPCMエンコーダ103が設けられている。PCMエンコーダ103は、タイミング信号発生部102から供給される8kHzサンプリング信号SS、フレーム信号SFおよび8ビット送信タイミング信号ST8に同期して、入力アナログ音声信号を所定の圧伸方法により量子化し8ビットPCM符号ストリームを生成する。
(シリアルデータ変換)
また、送信側端末10には、コンピュータ等から入力したパラレルデータをシリアルデータに変換するシリアルデータ変換部104が設けられている。シリアルデータ変換部104は、タイミング信号発生部102から供給される8kHzサンプリング信号SS、フレーム信号SFおよび8ビット送信タイミング信号ST8に同期して、入力パラレルデータを8ビットシリアルデータに変換し、さらに、制御部106の指示により送信データの前後のタイミングで、アイドル符号(全8ビット=“1”)を所定回数連続して出力する。したがって、シリアルデータ変換部104の出力は、8ビットデータあるいは8ビットアイドル符号のシリアルビット列である。
例えば、シリアルデータ変換部105は送信データを蓄積するバッファと並列入力/直列出力型シフトレジスタとを用いて構成することができる。アイドル符号を出力するときには、8kHzサンプリング信号SSあるいはフレーム信号SFに同期して、シフトレジスタにアイドル符号を取り込み、8ビット送信タイミング信号ST8に同期して順次シフトさせて出力する。また、送信データを出力するときには、8kHzサンプリング信号SSあるいはフレーム信号SFに同期して、バッファからシフトレジスタに送信データを取り込み、8ビット送信タイミング信号ST8に同期して順次シフトさせて出力する。
PCMエンコーダ103の出力である8ビットPCMストリームと、シリアルデータ変換部104の出力である8ビットシリアルデータとはデータパススイッチ105へ出力される。データパススイッチ105は、制御部106の制御に従い、タイミング信号発生部102から供給される8kHzサンプリング信号SS、フレーム信号SFおよび8ビット送信タイミング信号ST8に同期して、8ビットPCMストリームおよび8ビットシリアルデータのいずれかを出力する。
制御部106は、音声通信中であってもコンピュータからのデータ送信要求に応答してデータ伝送を行う。したがって、制御部106は、音声送信時にはPCMエンコーダ103からの8ビットPCMストリームを選択するようにデータパススイッチ105を制御し、データ送信要求が発生するとシリアルデータ変換部104からの8ビットシリアルデータを選択するように制御する。データ伝送速度は、たとえば64kbpsである。
(データ送信動作)
データ送信要求を受け取ると、制御部106はシリアルデータ変換部104に対して、送信データをバッファに蓄積すると共に、所定フレーム数だけアイドル符号を出力し、その後バッファに蓄積された送信データを順次出力するように指示する。送信するデータがバッファになくなると、シリアルデータ変換部104は制御部106に割り込み信号を出力する。割り込み信号を受けると、制御部106はシリアルデータ変換部104に対して、データ送信終了符号の送信を指示し、続いて所定フレーム数だけアイドル符号の送信を指示する。
アイドル符号を所定フレーム数だけ送信し終えると、制御部106はデータパススイッチ105に対してPCMエンコーダ103からのPCMデータストリームを選択して出力するように指示する。こうしてデータパススイッチ105が選択して出力するPCMストリームは送受信器101によりデジタル交換網20へ送出される。したがって、受信側では、所定フレーム数連続するアイドル符号をモニタすることで音声通信とデータ通信との切替判定を行うことができる。
なお、アイドル符号(“FFh”)は最大レベル値を意味するコードであるために、本発明においては、A−law、μ−lawのいずれの符号化則に対しても有効である。次に、この音声/データ切替判定手段を有する受信側の端末について詳細に説明する。
(2)PCMストリームの受信部
図2は、本発明の第1実施形態によるデータ伝送システムにおける受信側端末のPCMストリーム受信部を示すブロック図である。ここでは、図面を煩雑にしないために、受信側端末30のPCMストリーム受信部に関係する構成だけを示し、当該端末30の送信部などは省略している。
図2において、受信側端末30は、デジタル交換網20に確立された回線を通して、送受信器301により後述するPCM符号ストリームの送信および受信を行うことができる。また、タイミング信号発生部302は、デジタル交換網20から網同期信号を抽出し、フレーム信号SFおよび8ビット受信タイミング信号SR8を生成する。送受信器301により受信したPCMストリームはアイドル符号・データ受信開始/終了検出部303およびデータパス切替スイッチ307へ出力される。
アイドル符号・データ受信開始/終了検出部303は、タイミング信号発生部302から供給されるフレーム信号SFおよび8ビット受信タイミング信号SR8に同期して、受信PCMストリームからアイドル符号および・データ受信開始/終了符号を検出する。アイドル符号を1つ検出するごとに、アイドル符号・データ受信開始/終了検出部303はカウンタ204をインクリメントする。
カウンタ304はアイドル符号受信回数をカウントし、そのカウント値Cを比較器306へ出力する。比較器306はカウント値Cと所定フレーム数NFとを比較する。所定フレーム数NFは適宜設定すればよい。カウント値Cが所定フレーム数NFに到達したか否かによって、切替信号をデータパス切替スイッチ307へ出力し、同時に、切替信号を割り込み信号として制御部305へ出力する。この割り込み信号が発生すると、制御部305は後述する受信モード切替処理を実行する。制御部305は端末の送受信動作全体を制御する。ここでは、PCMストリーム受信部の動作状態を制御する。
データパス切替スイッチ307および308は、タイミング信号発生部302から供給されるフレーム信号SFおよび8ビット受信タイミング信号SR8に同期し、比較器306からの切替信号に応じたスイッチ動作を同時に実行する。より詳しくは、データパス切替スイッチ307は、音声PCMストリームを受信しているとき、受信PCMストリームをデータパス切替スイッチ308へ出力し、データPCMストリームを受信しているとき、受信PCMストリームをパラレルデータ変換部311へ出力するようにスイッチ動作を行う。他方、データパス切替スイッチ308は、音声PCMストリームを受信しているとき、データパス切替スイッチ307から入力した受信PCMストリームをPCMデコーダ310へ出力し、データPCMストリームを受信しているとき、無音PCM挿入部309からの無音PCMストリームをPCMデコーダ310へ出力するようにスイッチ動作を行う。
言い換えれば、音声PCMストリームを受信しているときには、受信PCMストリームはデータパス切替スイッチ307および308を通してPCMデコーダ310へ転送される。他方、データPCMストリームを受信しているときには、受信PCMストリームはデータパス切替スイッチ307を通してパラレルデータ変換部311へ転送され、同時に無音PCMストリームがデータパス切替スイッチ308を通してPCMデコーダ310へ転送される。
無音PCM挿入部309は、タイミング信号発生部302から供給されるフレーム信号SFおよび8ビット受信タイミング信号SR8に同期して無音レベルに相当するPCM符号“00h”あるいは無音ストリームを出力している。あるいは、プルダウン抵抗器を用いて信号レベルを常時0Vに設定しておいても良い。
PCMデコーダ310は、タイミング信号発生部302から供給されるフレーム信号SFおよび8ビット受信タイミング信号SR8に同期し、データパス切替スイッチ308から出力されるPCMストリームを復号化する。上述したように、送信側端末10が音声を送信したときにはデータパス切替スイッチ308が受信PCMストリームを出力するので、送信側の音声信号が復号され、送信側端末10がデータを送信したときにはデータパス切替スイッチ308が無音PCMストリームを出力するので、無音の音声信号が復号される。
パラレルデータ変換部311は、フレーム信号SFと8ビット受信タイミング信号SR8とに同期して、データパス切替スイッチ307から出力される受信PCMストリームの連続したマルチフレームから8ビットパラレルデータを生成する。
図2における各ブロックの機能はハードウエアにより構成することも可能であるが、CPU等のプログラム制御プロセッサを制御部305として用い、ソフトウエアにより実装することもできる。以下、受信側端末の音声/データ受信プログラムをCPU上で実行する場合の音声/データ受信モード切替動作について詳細に説明する。
(音声/データ受信切替動作)
図3は、本発明の第1実施形態における受信切替方法の一実施例を示すフローチャートである。制御部305は端末の受信状態を常時モニタし、その時点の受信状態に応じて、通話状態処理ルーチンA、前方アイドル符号受信状態処理ルーチンB、データ受信状態処理ルーチンC、および、後方アイドル符号受信状態処理ルーチンDのいずれかの処理を実行する(ステップS401)。
通話状態であるときは、音声PCMストリームがスイッチ307および308を通してPCMデコーダ310で復号化されている状態であるから、比較器306から割り込み信号は発生したか否か、すなわちデータ伝送の始まりを意味する前方アイドル符号を所定フレーム数受信したか否か、を判定する(ステップS402)。前方アイドル符号を所定フレーム数受信していなければ(ステップS402のNO)、スイッチ307および308の状態はそのまま維持され、音声PCMストリームの復号が継続される。
比較器306から割り込み信号は発生し、前方アイドル符号を所定フレーム数受信したと判定されると(ステップS402のYES)、制御部305は前方アイドル符号受信状態処理ルーチンBを起動し、通話状態から前方アイドル符号受信状態へ移行する(ステップS403)。これによりスイッチ307および308は切り替わり、受信PCMストリームはスイッチ307を通してパラレルデータ変換部311へ出力され、また無音PCM符号がスイッチ308を通してPCMデコーダ310へ出力される(ステップS404)。
前方アイドル符号受信状態になると、制御部305はアイドル符号・データ受信開始/終了検出部303がデータ受信開始フラグを検出したか否か、すなわちデータ受信が開始されたか否かを判定する(ステップS405)。データ受信が開始されていなければ(ステップS405のNO)、パラレルデータ変換部311はデータを出力しない。データ受信が開始されると(ステップS405のYES)、制御部305はデータ受信状態処理ルーチンCを起動し、前方アイドル符号受信状態からデータ受信状態へ移行する(ステップS406)。これにより、スイッチ308から出力する受信PCMストリームはパラレルデータ変換部311で受信データに変換される。
データ受信状態になると、制御部305はアイドル符号・データ受信開始/終了検出部303がデータ受信終了フラグを検出したか否か、すなわちデータ受信が終了したか否かを判定する(ステップS407)。データ受信が終了していなければ(ステップS407のNO)、データ受信を継続する(ステップS408)。データ受信が終了すると(ステップS407のYES)、制御部305は後方アイドル符号受信状態処理ルーチンDを起動し、データ受信状態から後方アイドル符号受信状態へ移行する(ステップS409)。
後方アイドル符号受信状態であるときは、制御部305は比較器306から割り込み信号は発生したか否か、すなわちデータ伝送の終了を意味する後方アイドル符号を所定フレーム数受信したか否か、を判定する(ステップS410)。後方アイドル符号を所定フレーム数受信していなければ(ステップS410のNO)、スイッチ307および308の状態はそのまま維持される。
比較器306から割り込み信号は発生し、後方アイドル符号を所定フレーム数受信したと判定されると(ステップS410のYES)、制御部305は通話状態処理ルーチンAを起動し、後方アイドル符号受信状態から通話状態へ移行する(ステップS411)。これによりスイッチ307および308は切り替わり、受信PCMストリームはスイッチ307および308を通してPCMデコーダ310へ出力され、音声信号に復号化される。同時に、無音PCM符号はスイッチ308から出力されなくなる(ステップS404)。
データ伝送の始まりと終わりを意味する前記アイドル符号連続送出のフレーム数については特に規定しないが、必要以上に多い回数にすると、通話からデータ伝送へ、および、データ伝送から通話へ、の切り替わり時間に影響が生じる。通話からデータ伝送へ、および、データ伝送から通話へ、の切り替わり時には、異音が発生するおそれがあるが、前方アイドル符号列および後方アイドル符号列の長さを短く調整すれば実用上問題ない。
なお、図1および図2に示すシリアルデータ変換部104およびパラレルデータ変換部311は、HDLC通信、Bi−SYNC通信およびMono−SYNC通信が可能な一般的なシリアル通信デバイスを用いることができる。
(3)他の適用例
図4は、本発明の第1実施形態を適用した通信システムの模式図である。送信側端末10から上述したPCMストリームが受信側端末30へデジタル交換網20の回線を通して送信される。ただし、本発明はこのようなデジタル交換網に適用されるだけではなく、VoIP網にも適用することができる。
図5は、本発明の第1実施形態を適用した他の通信システムの模式図である。端末11および31はVoIP網21を介して接続されており、G.711パケットストリームにより音声/データの送受信を行う。このシステムでは、端末11および31には、それぞれパケットのジッタ等を吸収するジッタバッファとPCMストリームとパケットとの間の変換を行う変換器が設けられている。それ以外のPCMストリームの送受信に関する構成は、上述した図1および2と基本的に同じであり、同様の効果を得ることができるので説明は省略する。
上述した実施形態は、デジタル交換網30における制御チャンネルや、G.711を使用するVoIP網21におけるTCPパケットを利用しないで、網内に確保される通話帯域内で行うデータ通信なので、網内の制御データのトラヒックを上げず、網に負担をかけないでデータを伝送できる。特に、携帯電話等で多用されているインスタント・メッセージのデータ伝送方法として、または、遠隔地端末に接続される周辺機器のリモートカメラやスピーカなど、比較的即時性を要求される制御機器の制御データの伝送路として、本特許は有効である。
また、データ通信期間中は、送信端末10から受信端末30への音声は途絶えることになるが、両端末の利用者同士は周知のデータ通信であり、この間の音声の途絶えは実使用上問題ないと考える。また、「通話状態からデータ受信状態へ」および「データ受信状態から通話状態へ」の切り換え期間には、異音が発生する恐れがあるが、前方アイドル符号列および後方アイドル符号列長を短く調整すれば、実用上問題ない。
本発明の第1実施形態によるデータ伝送システムにおける送信側端末のPCMストリーム送信部を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるデータ伝送システムにおける受信側端末のPCMストリーム受信部を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における通信モード切替方法の一実施例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態を適用した通信システムの模式図である。 本発明の第1実施形態を適用した他の通信システムの模式図である。
符号の説明
10 送信側端末
20 デジタル交換網
30 受信側端末
101 送受信器
102 タイミング信号発生器
103 PCMエンコーダ
104 シリアルデータ変換部
105 データパススイッチ
106 制御部
301 送受信器
302 タイミング信号発生器
303 アイドル符号・データ受信開始/終了検出部
304 カウンタ
305 制御部
306 比較器
307 データパススイッチ
308 データパススイッチ
309 無音PCM挿入部
310 PCMデコーダ
311 パラレルデータ変換部

Claims (5)

  1. PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して送信端末から受信端末へネットワークを通して音声を伝送するシステムにおけるデータ伝送方法において、
    前記送信端末は、
    送信すべきデータを入力し、
    前記データの前に所定長の前方アイドル符号列を、前記データの後に所定長の後方アイドル符号列をそれぞれ配置することでPCM符号とみなされるデータPCM符号ストリームを生成し、
    音声PCM符号ストリームおよび前記データPCM符号ストリームを切り替えることでPCM符号ストリームを生成して前記受信端末へ送信し、
    前記受信端末は、
    前記送信端末からPCM符号ストリームを受信し、
    前記受信したPCM符号ストリームから前記前方アイドル符号列を検出してから前記後方アイドル符号列を検出するまでのPCM符号ストリームの符号を受信データとして受信する、
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して送信端末から受信端末へネットワークを通して音声を伝送するシステムにおいて、
    前記送信端末は、
    音声信号を符号化して音声PCM符号ストリームを生成するPCM符号化手段と、
    送信すべきデータの前に所定長の前方アイドル符号列を、前記データの後に所定長の後方アイドル符号列をそれぞれ配置することでPCM符号とみなされるデータPCM符号ストリームを生成するデータ変換手段と、
    前記音声PCM符号ストリームおよび前記データPCM符号ストリームを切り替えることでPCM符号ストリームを生成する送信側データパス切替手段と、
    前記PCM符号ストリームを前記受信端末へ送信する送信手段と、
    を有し、
    前記受信端末は、
    前記送信端末からPCM符号ストリームを受信する受信手段と、
    前記受信PCM符号ストリームから所定長の前方アイドル符号列および後方後方アイドル符号列を検出する検出手段と、
    前記受信PCM符号ストリームをPCM復号するPCM復号化手段と、
    前記受信PCM符号ストリームを並列データに変換する変換手段と、
    前記前方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記変換手段へ転送し、前記後方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記PCM復号化手段へ転送する受信側データパス切替手段と、
    を有する、
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 音声PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームおよびデータPCM符号ストリームからなるPCM符号ストリームを受信する受信端末において、
    PCM符号ストリームを受信する受信手段と、
    前記受信PCM符号ストリームから所定長の前方アイドル符号列および後方後方アイドル符号列を検出する検出手段と、
    前記受信PCM符号ストリームをPCM復号するPCM復号化手段と、
    前記受信PCM符号ストリームを並列データに変換する変換手段と、
    前記前方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記変換手段へ転送し、前記後方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記PCM復号化手段へ転送するスイッチ手段と、
    を有することを特徴とする受信端末。
  4. PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して音声およびデータをネットワークを通して送受信する送受信端末において、
    音声信号を符号化して音声PCM符号ストリームを生成するPCM符号化手段と、
    送信すべきデータの前に所定長の前方アイドル符号列を、前記データの後に所定長の後方アイドル符号列をそれぞれ配置することでPCM符号とみなされるデータPCM符号ストリームを生成するデータ変換手段と、
    前記音声PCM符号ストリームおよび前記データPCM符号ストリームを切り替えることでPCM符号ストリームを生成する送信側データパス切替手段と、
    前記PCM符号ストリームを宛先端末へ前記ネットワークを通して送信する送信手段と、
    前記ネットワークから自端末宛のPCM符号ストリームを受信する受信手段と、
    前記受信PCM符号ストリームから所定長の前方アイドル符号列および後方後方アイドル符号列を検出する検出手段と、
    前記受信PCM符号ストリームをPCM復号するPCM復号化手段と、
    前記受信PCM符号ストリームを並列データに変換する変換手段と、
    前記前方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記変換手段へ転送し、前記後方アイドル符号列を検出すると、それに続く受信PCM符号ストリームを前記PCM復号化手段へ転送する受信側データパス切替手段と、
    を有することを特徴とする送受信端末。
  5. PCM(Pulse Code Modulation)符号ストリームを利用して送信端末から受信端末へネットワークを通して音声を伝送するシステムにおける音声/データ通信切替方法において、
    前記送信端末は、音声とデータとの切替タイミングで、音声PCM符号列と送信データとの間に所定長のアイドル符号列を配置することでPCM符号ストリームを生成し、
    前記受信端末は、前記送信端末から受信したPCM符号ストリームから前記アイドル符号列を検出することで音声通信とデータ通信とを切り替える、
    ことを特徴とする音声/データ通信切替方法。

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