JP5402312B2 - 積層フィルム、包装材およびスタンディングパウチ - Google Patents
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Description
少なくとも片面に印刷処理が施された基材(II)とを有する積層フィルムであって、
前記層(I)と、基材(II)の一方の印刷面とが、接着層を介して積層されている積層フィルムである。
成分(A):エチレンに基づく単量体単位と炭素数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol以上であり、分子量分布(Mw/Mn)が5〜25であるエチレン−α−オレフィン共重合体
成分(B):チーグラー・ナッタ型触媒を用いて、エチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンとを共重合して得られ、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体
本発明の第三は、上記積層フィルムを用いて得られるスタンディングパウチである。
少なくとも片面に印刷処理が施された基材(II)とを有する積層フィルムであって、
前記層(I)と、基材(II)の一方の印刷面とが、接着層を介して積層されている積層フィルムである。
成分(A):エチレンに基づく単量体単位と炭素数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol以上であり、分子量分布(Mw/Mn)が5〜25であるエチレン−α−オレフィン共重合体
成分(B):チーグラー・ナッタ型触媒を用いて、エチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンとを共重合して得られ、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体
ln(aT) = m(1/(T+273.16))+n (I)
Ea = |0.008314×m| (II)
aT :シフトファクター
Ea:流動の活性化エネルギー(単位:kJ/mol)
T :温度(単位:℃)
上記計算は、市販の計算ソフトウェアを用いてもよく、該計算ソフトウェアとしては、Rheometrics社製 Rhios V.4.4.4などがあげられる。
なお、シフトファクター(aT)は、夫々の温度(T)における溶融複素粘度−角周波数の両対数曲線を、log(Y)=−log(X)軸方向に移動させて(但し、Y軸を溶融複素粘度、X軸を角周波数とする。)、190℃での溶融複素粘度−角周波数曲線に重ね合わせた際の移動量であり、該重ね合わせでは、夫々の温度(T)における溶融複素粘度−角周波数の両対数曲線は、各曲線ごとに、角周波数をaT倍に、溶融複素粘度を1/aT倍に移動させる。また、130℃、150℃、170℃および190℃の4点の値から(I)式を最小自乗法で求めるときの相関係数は、通常、0.99以上である。
L2 aM2X1 b [1]
(式中、M2は周期律表第3〜11族もしくはランタノイド系列の遷移金属原子である。L2はシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基であり、複数のL2は互いに直接連結されているか、または、炭素原子、ケイ素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子もしくはリン原子を含有する残基を介して連結されていてもよい。X1はハロゲン原子、炭化水素基(但し、シクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基を除く)、または炭化水素オキシ基である。aは0<a≦8を満足する数を、bは0<b≦8を満足する数を表す。)
ジメチルシリレンビス(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−tert−ブチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,3−ジメチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,4,7−トリメチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(4,5−ベンズインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4,5−ベンズインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−フェニルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(4−フェニルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−5−フェニルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)チタンジクロライド、
などや、これらの化合物のチタンをジルコニウムまたはハフニウムに変更した化合物、(2−フェノキシ)を(3−フェニル−2−フェノキシ)、(3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)、または(3−tert−ブチルジメチルシリル−2−フェノキシ)に変更した化合物、ジメチルシリレンをメチレン、エチレン、ジメチルメチレン(イソプロピリデン)、ジフェニルメチレン、ジエチルシリレン、ジフェニルシリレン、またはジメトキシシリレンに変更した化合物、ジクロライドをジフルオライド、ジブロマイド、ジアイオダイド、ジメチル、ジエチル、ジイソプロピル、ジフェニル、ジベンジル、ジメトキシド、ジエトキシド、ジ(n−プロポキシド)、ジ(イソプロポキシド)、ジフェノキシド、またはジ(ペンタフルオロフェノキシド)に変更した化合物、トリクロライドをトリフルオライド、トリブロマイド、トリアイオダイド、トリメチル、トリエチル、トリイソプロピル、トリフェニル、トリベンジル、トリメトキシド、トリエトキシド、トリ(n−プロポキシド)、トリ(イソプロポキシド)、トリフェノキシド、またはトリ(ペンタフルオロフェノキシド)に変更した化合物などを例示することができる。
|2−y−2z|≦1 (2)
z≧−2.5y+2.48 (3)
y<1 (4)
(上記式(2)〜(4)において、yおよびzは0よりも大きな数を表す。)
工程(1):メタロセン系錯体を含有する飽和脂肪族炭化水素化合物溶媒を40℃以上で熱処理する工程。
工程(2):工程(1)で熱処理してなる熱処理物と助触媒担体とを接触処理する工程。
工程(3):工程(2)で接触処理してなる接触処理物と有機アルミニウム化合物とを接触処理する工程。
である。
(1)層(I)/接着層/基材(II)、
(2)層(I)/接着層/基材(II)/バリア層、
(3)層(I’)/層(I)/接着層/基材(II)、
(4)シーラント層/層(I)/接着層/基材(II)、
(5)シーラント層/アルミニウム箔/接着層/層(I)/接着層/基材(II)
上記の例(1)、(2)における層(I)、例(3)における層(I’)は、シーラント層の機能を兼ねる。
上記の例(3)において、層(I’)とは、成分(A)の含有量が50〜80重量%であり、成分(B)の含有量が20〜50重量%であって(ただし成分(A)と成分(B)の合計量を100重量%とする)、層(I)とは組成が異なる層である。
実施例および比較例の物性は、次の方法に従って測定した。
JIS K 7210−1995に規定された方法に従い、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定した。
JIS K 7112−1995のうち、A法に規定された方法に従って、測定した。なお、試料には、JIS K 6760−1995に記載のアニーリングを行った。
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ(GPC)法を用いて、下記の条件(1)〜(9)により、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を測定し、分子量分布(Mw/Mn)を求めた。
測定条件
(1)装置:Waters社製 150CV ALC/GPC
(2)分離カラム:昭和電工社製Shodex GPC AT−806MS
(3)温度 :140℃
(4)溶媒 :o−ジクロロベンゼン
(5)溶出溶媒流速:1.0ml/分
(6)試料濃度:1mg/ml
(7)測定注入量:400μl
(8)分子量標準物質:標準ポリスチレン(東ソー社製;分子量=6000000〜500)
(9)検出器:示差屈折
粘弾性測定装置(Rheometrics社製Rheometrics Mechanical Spectrometer RMS−800)を用いて、下記測定条件で130℃、150℃、170℃および190℃での溶融複素粘度−角周波数曲線を測定し、次に、得られた溶融複素粘度−角周波数曲線から、Rheometrics社製計算ソフトウェア Rhios V.4.4.4を用いて、活性化エネルギー(Ea)を求めた。
<測定条件>
ジオメトリー:パラレルプレート
プレート直径:25mm
プレート間隔:1.5〜2mm
ストレイン:5%
角周波数:0.1〜100rad/秒
測定雰囲気:窒素下
熱プレスにより作成した厚さ約0.5mmのシートから、約10mgの試片を切り出したものを測定用サンプルとし、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製 DSC−7)を用いて測定した。測定では、測定用サンプルを、150℃で5分間保持した後、1℃/分で40℃まで降温し、次に40℃で5分間保持した後、10℃/分の速度で150℃まで昇温した。40℃から150℃まで10℃/分の速度で昇温した際に得られる融解曲線の融解ピークから融点を求めた。
(6)剛性(1%SM)(単位:MPa)
幅20mm、長さ120mmの短冊形試験片を、長手方向がフィルム引取り方向(MD)およびMD方向に対して直交する方向(TD)となるようにそれぞれ採取し、該試験片を用いて、チャック間60mm、引張速度5mm/minの条件で引張試験を行い、応力−歪曲線を測定した。該応力−歪曲線から、1%伸び時の荷重(単位:N)を求め、下記式から1%SMを求め、フィルムの剛性とした。
1%SM=[F/(t×l)]/[s/L0]/106
F:1%伸び時の荷重(単位:N)
t:試験片厚み(単位:m)
l:試験片幅(単位:m,0.02)
L0:チャック間距離(単位:m,0.06)
s:1%歪み (単位:m,0.0006)
実施例で得られた積層フィルムの層(I)面側同士を重ね合わせた後、該2枚重ねのフィルムを15μmのナイロンフィルム2枚で挟み、ナイロンフィルムごと、下記シール条件により、ヒートシーラー(テスター産業社製)を用いてヒートシールを行った。
シール温度:180℃、5℃間隔
シール時間:1秒
シール圧力:0.98MPa
シール巾 :10mm
得られたサンプルを23℃で24時間以上状態調整した後、シール巾方向から直角方向に巾15mmの試験片を切り出し、次に、該試験片のシール部を引張試験機により、200mm/分の速度で180°剥離し、各シール温度でのシール強度を測定した。シール強度が最大となる強度を最大強度(単位:N/15mm巾)、最大強度となるシール温度を最大強度時温度(単位:℃)とした。最大強度が高いほどシール強度に優れる。
実施例および比較例で得られた積層フィルムについて、MD方向に約3mmの切込み(ノッチ)を入れ、手で引き裂き、下記の基準に基づいて官能評価を行った。
○:フィルムをカットする時に、抵抗感を感じることなく、一息に切断することができる。
×:フィルムをカットする時に、強い抵抗感(引掛り)があり、一息に切断することができない。
実施例および比較例で得られた積層フィルムから、適当な大きさのフィルムを切り出し、3方、もしくは4方シール(富士インパルス社製 インパルスシーラー OPL−300−5、シール温度:180℃)により、内容物として10mlの水を空気が入らないよう封入した、内径寸法が50mm×50mmである小袋を作成した。この小袋の上に、幅が200mm×200mmの金属板を乗せ、この金属板の上から重量1kg重の重りを落下させ、小袋が破袋する高さを測定した。この高さから、積層フィルムが破袋するまでに要するエネルギー(単位:N・m)を計算することができる。このエネルギーが高いほど、内容物を封入した該積層フィルムからなる包装材を落とした際に、破袋しにくくなることを表す。
(1)助触媒担体の調製
窒素置換した撹拌機を備えた反応器に、窒素流通下で300℃において加熱処理したシリカ(デビソン社製 Sylopol948;50%体積平均粒子径=55μm;細孔容量=1.67ml/g;比表面積=325m2/g)2.8kgとトルエン24kgとを入れて、撹拌した。その後、5℃に冷却した後、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン0.9kgとトルエン1.4kgとの混合溶液を反応器の温度を5℃に保ちながら30分間で滴下した。滴下終了後、5℃で1時間撹拌し、次に95℃に昇温し、95℃で3時間撹拌し、ろ過した。得られた固体生成物をトルエン20.8kgで6回、洗浄を行った。その後、トルエン7.1kgを加えスラリーとし、一晩静置した。
予め窒素置換した内容積210リットルの撹拌機付きオートクレーブに、ブタン80リットルを投入した後、ラセミ−エチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジフェノキシド144mmolを投入し、オートクレーブを50℃まで昇温して撹拌を2時間行った。次に上記助触媒担体(a)0.5kgを投入し、オートクレーブを31℃まで降温して系内が安定した後、エチレンを0.1kg、水素を0.1リットル(常温常圧体積)仕込み、続いてトリイソブチルアルミニウム207mmolを投入して重合を開始した。エチレンと水素をそれぞれ0.6kg/Hrと0.5リットル(常温常圧体積)で連続供給しながら30分経過した後、50℃へ昇温するとともに、エチレンと水素をそれぞれ3.6kg/Hrと10.9リットル(常温常圧体積)/Hrで連続供給することによって合計6時間の予備重合を実施した。重合終了後、エチレン、ブタン、水素などをパージして残った固体を室温にて真空乾燥し、助触媒担体(a)1g当り37gのポリエチレンを含有する予備重合触媒成分(1)を得た。
上記の予備重合触媒成分(1)を用い、連続式流動床気相重合装置でエチレンと1−ヘキセンとの共重合を実施した。重合条件は、温度85℃、全圧2MPa、エチレンに対する水素のモル比は1.22%、エチレンに対する1−ヘキセンのモル比は1.31%で、重合中はガス組成を一定に維持するためにエチレン、1−ヘキセン、水素を連続的に供給した。さらに、流動床の総パウダー重量を80kgに維持し、平均重合時間4hrとなるように、上記予備重合触媒成分と、トリイソブチルアルミニウムとを一定の割合で連続的に供給した。重合により、20.5kg/hrの重合効率でエチレン−1−ヘキセン共重合体(以下、PE−1と称する。)のパウダーを得た。
上記で得たPE−1のパウダーを、押出機(神戸製鋼所社製 LCM50)により、フィード速度50kg/hr、スクリュー回転数450rpm、ゲート開度4.2mm、サクション圧力0.2MPa、樹脂温度200〜230℃条件で造粒することにより、PE−1のペレットを得た。PE−1のペレットの評価結果を表1に示す。
上記で得たPE−1のペレット70重量%と、チーグラー・ナッタ型触媒により製造されたエチレン・1−ブテン共重合体(住友化学株式会社製 スミカセンL CL1079:以下、LL−1とする。LL−1の基本物性を表1に示した。)のペレット30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合し、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表2に示す。
インフレーションフィルム加工において、PE−1のペレットを50重量%、LL−1ペレットを50重量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表2に示す。
(1)予備重合触媒成分(2)の調製
予め窒素置換した内容積210リットルの撹拌機付きオートクレーブに、ブタン80リットルを投入した後、ラセミ−エチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジフェノキシド144mmolを投入し、オートクレーブを50℃まで昇温して撹拌を2時間行った。次に上記助触媒担体(a)0.5kgを投入し、オートクレーブを31℃まで降温して系内が安定した後、エチレンを0.1kg、水素を0.1リットル(常温常圧体積)仕込み、続いてトリイソブチルアルミニウム207mmolを投入して重合を開始した。エチレンと水素をそれぞれ0.6kg/Hrと0.5リットル(常温常圧体積)で連続供給しながら30分経過した後、50℃へ昇温するとともに、エチレンと水素をそれぞれ3.6kg/Hrと10.9リットル(常温常圧体積)/Hrで連続供給することによって合計6時間の予備重合を実施した。重合終了後、エチレン、ブタン、水素などをパージして残った固体を室温にて真空乾燥し、助触媒担体(a)1g当り37gのポリエチレンを含有する予備重合触媒成分を得た。該ポリエチレンの[η]は1.51dl/gであった。
上記の予備重合触媒成分を用い、連続式流動床気相重合装置でエチレンと1−ブテンと1−ヘキセンとの共重合を実施した。重合条件は、温度84℃、全圧2MPa、エチレンに対する水素のモル比は1.04%、エチレンに対する1−ブテンのモル比は2.16%、エチレンに対する1−ヘキセンのモル比は0.73%で、重合中はガス組成を一定に維持するためにエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、水素を連続的に供給した。さらに、流動床の総パウダー重量を80kgに維持し、平均重合時間4hrとなるように、上記予備重合触媒成分と、トリイソブチルアルミニウムとを一定の割合で連続的に供給した。重合により、22.9kg/hrの重合効率でエチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体(以下、PE−2と称する。)のパウダーを得た。
上記で得たPE−2のパウダーを、押出機(神戸製鋼所社製 LCM50)により、フィード速度50kg/hr、スクリュー回転数450rpm、ゲート開度4.2mm、サクション圧力0.2MPa、樹脂温度200〜230℃条件で造粒することにより、PE−2のペレットを得た。PE−2のペレットの評価結果を表1に示す。
上記で得たPE−2のペレット70重量%と、LL−1のペレット30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合し、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表2に示す。
インフレーションフィルム加工において、PE−2のペレットを50重量%、LL−1ペレットを50重量%とした以外は実施例3と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表2に示す。
(1)フィルム加工
市販のメタロセン系線状低密度ポリエチレン(住友化学株式会社製 スミカセンE FV205:以下、LL−2とする。LL−2の基本物性を表1に示した。)のペレットを70重量%と、市販の高圧法低密度ポリエチレン(住友化学株式会社製 スミカセン G201−F:以下、LD−1とする。LD−1の基本物性を表1に示した。)を30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表3に示す。
LL−1のペレットを70重量%と、LD−1のペレットを30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表3に示す。
(1)フィルム加工
PE−1のペレット70重量%と、市販のメタロセン系線状低密度ポリエチレン(住友化学株式会社製 スミカセンE FV203:以下、LL−3とする。LL−3の基本物性を表1に示した。)のペレット30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合し、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表3に示す。
インフレーションフィルム加工において、PE−1のペレットを50重量%、LL−3ペレットを50重量%とした以外は比較例3と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表3に示す。
(1)フィルム加工
PE−2のペレット70重量%と、LL−3のペレット30重量%に加え、滑剤(エルカ酸アミド)、アンチブロッキング剤(アルミナシリケート)を最終添加量がそれぞれ300ppm、2100ppmとなるように調整したマスターバッチを配合し、混合したものを、プラコー(株)製50mmφインフレ加工機により180℃でフィルム加工し、厚み135μmのポリエチレン系単層フィルムを得た。
上記ポリエチレン系単層フィルムと、片面にグラビア印刷処理が施された二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)とを、テストコーター(康井精機(株)製)を用いて、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(武田薬品工業(株)製タケラックA310/タケネートA−3)によりドライラミネート加工を行い、ポリエチレン系単層フィルム/接着層/二軸延伸ナイロンフィルムとなる構成の積層フィルムを得た。なお、ナイロン層の印刷処理面が、接着層を介してポリエチレン系単層フィルムと積層されるようにした。また、ドライラミネート加工では、貼合後40℃で48時間エージングした。得られた積層フィルムの物性評価結果を表3に示す。
インフレーションフィルム加工において、PE−2のペレットを50重量%、LL−3ペレットを50重量%とした以外は比較例5と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表3に示す。
積層フィルムの製造において、両面に印刷処理がされていない無地の二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)を用いる以外は比較例3と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表4に示す。
積層フィルムの製造において、両面に印刷処理がされていない無地の二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)を用いる以外は比較例4と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表4に示す。
積層フィルムの製造において、両面に印刷処理がされていない無地の二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)を用いる以外は比較例5と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表4に示す。
積層フィルムの製造において、両面に印刷処理がされていない無地の二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm)を用いる以外は比較例6と同様に行った。得られた積層フィルムの評価結果を表4に示す。
Claims (3)
- 以下の成分(A)および成分(B)を含有し、成分(A)と成分(B)の合計量を100重量%として、成分(A)の含有量が50〜80重量%であり、成分(B)の含有量が20〜50重量%である層(I)と、
少なくとも片面に印刷処理が施された基材(II)とを有する積層フィルムであって、
前記層(I)と、基材(II)の一方の印刷面とが、接着層を介して積層されている積層フィルム。
成分(A):エチレンに基づく単量体単位と炭素数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol以上であり、分子量分布(Mw/Mn)が5〜25であるエチレン−α−オレフィン共重合体
成分(B):チーグラー・ナッタ型触媒を用いて、エチレンと炭素数4〜12のα−オレフィンとを共重合して得られ、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体 - 包装材である請求項1に記載の積層フィルム。
- 請求項1に記載の積層フィルムを用いて得られるスタンディングパウチ。
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