JP5401993B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンの排気ガスを浄化するエンジンの排気浄化装置に関する。
例えば特許文献1には、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するために、排気通路において、排気ガス中の微粒子(パティキュレート)を捕集するフィルタと、該フィルタの下流側において排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を還元して排気ガスを浄化するNOx吸蔵還元触媒とを設ける技術が開示されている。
かかる構成からなる排気浄化装置では、背圧の増大を抑制するために、フィルタに所定捕集量以上の微粒子が捕集されると、フィルタの再生が行われる。フィルタの再生には、例えば、排気ガス中の未燃燃料と酸化反応を起こす酸化触媒が用いられる。酸化触媒は、排気通路においてフィルタよりも上流側に設けられ、未燃燃料と酸化触媒が酸化反応を起こすと、その酸化反応で生じる反応熱により、酸化触媒の下流側にあるフィルタが加熱される。このようにしてフィルタが加熱されると、フィルタに捕集された微粒子が燃焼し、フィルタが再生される。
一方、NOx吸蔵還元触媒は、酸化雰囲気において排気ガス中のNOxを吸蔵する。NOx吸蔵還元触媒に所定吸蔵量以上のNOxが吸蔵されると、所定の制御(例えば還元剤の供給、EGRの流量増大、ポスト噴射等)により酸化雰囲気から還元雰囲気に切り替えられる。これにより、NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxが還元されて放出され、排気ガスが浄化される。
以上のように、上述の排気浄化装置は、フィルタの再生とNOx吸蔵還元触媒のNOx還元制御とを適宜行うことで、良好な浄化性能を継続的に発揮することができる。
特開平9−53442号公報
ところで、上述の排気浄化装置では、フィルタ再生中にNOx還元制御が要求されることがある。なお、フィルタ再生中はNOx吸蔵還元触媒の温度が上昇し、NOx吸蔵還元触媒の温度が著しく高いときは一般にNOx還元制御の要求がなされないが、フィルタ再生の開始直後はNOx吸蔵還元触媒が著しく高温にならないため、NOx還元制御が要求され得る。
しかし、フィルタ再生時は上記の酸化反応が生じるため酸化雰囲気になる傾向があるのに対して、NOx還元制御は還元雰囲気で実行する必要があるため、フィルタの再生とNOx還元制御を同時に実行することはできない。
また、フィルタの再生を中断してNOx還元制御を実行することも考えられるが、フィルタの再生を中断すると、一旦加熱したフィルタの温度が低下してしまう。よって、フィルタ再生を再開する際、フィルタを加熱し直さなければならず、未燃燃料の供給量の増大を招いてしまう。
そこで、本発明は、排気通路において微粒子捕獲用のフィルタの下流側にNOx吸蔵還元触媒が配置されたエンジンの排気浄化装置において、フィルタ再生の効率化を図ることを、基本的な目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1の発明に係るエンジンの排気浄化装置は、
エンジンの排気ガス中の微粒子を捕集するために前記エンジンの排気通路に設けられたフィルタと、
該フィルタに捕集された微粒子を燃焼させて前記フィルタを再生させるためのフィルタ再生制御を行うフィルタ再生手段と、
前記フィルタ再生制御が実行されているか否かを判定する判定手段と、
前記排気通路において前記フィルタよりも下流側に設けられ、酸化雰囲気で排気ガス中のNOxを吸蔵し且つ該吸蔵したNOxを還元雰囲気で還元して放出する特性を有するNOx吸蔵還元触媒と、
該NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxの量を検出するNOx吸蔵量検出手段と、
該NOx吸蔵量検出手段による検出量が所定吸蔵量以上になると、前記NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxを還元するためのNOx還元制御を行う還元制御手段と、
前記エンジンが停止しているか否かを検出する停止検出手段と、
前記フィルタ再生制御および/または前記NOx還元制御を実行するか否かを決定する決定手段と、を備え、
該決定手段は、
前記NOx吸蔵量検出手段による検出量が前記所定吸蔵量以上であり、且つ、前記判定手段により前記フィルタ再生制御が実行されていると判定されたとき、前記フィルタ再生制御の実行を継続しつつ前記NOx還元制御の実行を禁止することを決定し、
該決定に従い前記フィルタ再生制御の実行が継続されつつ前記NOx還元制御の実行が禁止されているときに前記停止検出手段により前記エンジンの停止が検出された後、該停止検出手段により前記エンジンの再始動が検出されたとき、前記フィルタ再生制御の実行を禁止しつつ前記NOx還元制御を実行することを決定することを特徴とする。
本願の第2の発明に係るエンジンの排気浄化制御装置は、第1の発明において、
前記決定手段は、該決定手段の決定に従い前記フィルタ再生制御の実行が禁止されつつ前記NOx還元制御が実行されている場合、前記NOx還元制御の実行終了後に前記フィルタ再生制御を実行することを決定することを特徴とする。
本願の第1の発明によれば、NOx吸蔵還元触媒のNOx吸蔵量が所定吸蔵量以上であっても、フィルタ再生制御が実行されているときは、フィルタ再生制御の実行が継続されつつNOx還元制御の実行が禁止される。このようにフィルタ再生制御の中断が回避されるため、フィルタ再生制御により一旦上昇させた排気温度が低下してしまうことを防止できる。よって、排気温度を再度上昇させる必要がなく、フィルタの再生を効率的に行うことができる。
また、本願の第1の発明によれば、フィルタ再生制御の実行が継続されつつNOx還元制御の実行が禁止されているときにエンジンが停止された場合、エンジンが再始動されると、フィルタ再生制御の実行が禁止されつつNOx還元制御が実行される。すなわち、排気温度が低下したエンジンの再始動時は、NOx還元制御が優先的に実行されることで、NOxの排出を確実に抑制することができる。
本願の第2の発明によれば、第1の発明により優先的に実行されたNOx還元制御が終了した後、フィルタ再生制御が実行されるため、フィルタの目詰まりを防止できる。また、NOx還元制御は短時間で終了するため、フィルタ再生制御の実行開始前にフィルタの目詰まりが生じることを防止できる。

本発明の一実施形態に係るエンジンの排気浄化装置を示す概略図である。 フィルタ再生制御とNOx還元制御に関する各処理の流れを示すフローチャートである。 NOx吸蔵還元触媒とNOxの最大吸蔵量との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動車のエンジンの排気浄化装置2を示す概略図である。排気浄化装置2は、例えば、図示しないディーゼルエンジンに接続されており、そのエンジンから排出される排気ガスが排気浄化装置2に導かれるようにしてある。
排気浄化装置2は、エンジンの排気通路4と、エンジンの排気ガス中の微粒子(パティキュレート)を捕獲するために排気通路4に設けられたフィルタ6と、排気通路4においてフィルタ6よりも上流側に設けられた酸化触媒10と、排気通路4においてフィルタ6よりも下流側に設けられたNOx吸蔵還元触媒8と、を備えている。また、排気浄化装置2は、フィルタ6の温度Tfを検知するフィルタ用温度センサ28と、NOx吸蔵還元触媒8の温度Tnを検知する触媒用温度センサ30と、を備えている。
フィルタ6に多量の微粒子が捕獲されると、背圧が上昇してエンジンに不具合が生じる懸念がある。そのため、所定量Xs以上の微粒子がフィルタ6に捕獲されるとフィルタ6の再生が行われる。フィルタ6の再生については後に具体的に説明する。
フィルタ6に捕獲された微粒子の量Mfは、微粒子捕獲量検出手段としての差圧センサ26により検出される。差圧センサ26は、排気通路4においてフィルタ6の上流側部分とフィルタ6の下流側部分との差圧ΔPを検知可能に設けられている。フィルタ6による微粒子捕獲量Mfが多いほど差圧ΔPが大きくなることから、差圧センサ26により検知される差圧ΔPに基づき、フィルタ6による微粒子捕獲量Mfを検出することができる。
ただし、微粒子捕獲量検出手段としては、差圧センサ26以外の種々のセンサを使用することができ、例えば、差圧センサ26に代えて、排気通路4においてフィルタ6の上流側部分の排気圧を検知する上流側の圧力センサと、フィルタ6の下流側部分の排気圧を検知する下流側の圧力センサとを設けるようにしてもよい。
酸化触媒10は、フィルタ6の再生に使用される。フィルタ6の再生は、フィルタ6に導かれる排気ガスの温度を著しく上昇させ、フィルタ6に捕獲された微粒子を燃焼させることにより行われる。本実施形態では、フィルタ6に導かれる排気ガスの温度を上昇させるために、エンジンから酸化触媒10へ未燃燃料を供給し、これを酸化触媒10で酸化させている。酸化触媒10に未燃燃料を供給するためには、例えば、エンジンにおいて、圧縮行程で行われる通常の燃料噴射とは別に、膨張行程で追加的な燃料噴射を行うことで、燃料を燃焼させないまま酸化触媒10に供給することができる。
ただし、本発明において、フィルタ6を再生させる構成は特に限定されるものではなく、例えば、フィルタ6に捕獲された微粒子を電気的な加熱手段により加熱させて燃焼させることで、フィルタ6を再生させるようにしてもよい。
NOx吸蔵還元触媒8は、酸化雰囲気で排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を吸蔵し、吸蔵したNOxを還元雰囲気で還元して放出する特性を有する。かかる特性により、NOx吸蔵還元触媒8は排気ガスを浄化することができる。具体的に説明すると、通常は酸化雰囲気にあるNOx吸蔵還元触媒8が排気ガス中のNOxを吸蔵し、触媒8のNOx吸蔵量Mnが所定吸蔵量Ys以上になると、触媒8に吸蔵されたNOxを還元するための制御(以下、「NOx還元制御」という。)が行われる。これにより、排気ガス中のNOxは触媒8により還元されてから放出される。NOx還元制御の具体的な構成については後述する。
触媒8に吸蔵されたNOxの量Mnは、NOx吸蔵量検出手段として機能するエンジン回転速度センサ22とアクセル開度センサ24と触媒用温度センサ30とにより検出される。具体的には、エンジン回転速度センサ22により検知されるエンジンの回転速度Neと、アクセル開度センサ24により検知されるアクセル開度θと、触媒用温度センサ30により検知される触媒8の温度Tnとにより、触媒8のNOx吸蔵量Mnが算出される。また、NOx還元制御の実行時に還元剤を供給する場合、NOx還元制御の実行中の触媒8のNOx吸蔵量Mnは、エンジンの回転速度Ne、アクセル開度θ及び触媒8の温度Tnに加えて、還元剤供給量にも基づいて算出される。
なお、触媒8のNOx吸蔵量Mnの算出に触媒8の温度Tnが用いられる理由は、触媒8が吸蔵可能なNOxの最大量が触媒8の温度Tnに応じて変化することにある(図3参照)。
フィルタ6を再生させるための制御(以下、「フィルタ再生制御」という。)およびNOx還元制御は、自動車に搭載されたECU(Electronic Control Unit)11により行われる。
ECU11は、フィルタ再生制御を行うフィルタ再生手段としての再生制御部12と、フィルタ再生制御が実行されているか否かを判定する判定手段としての判定部17と、NOx還元制御を行う還元制御手段としての還元制御部14と、フィルタ再生制御および/またはNOx還元制御を実行するか否かを決定する決定手段としての実行決定部16と、を備えている。また、ECU11は、エンジンが停止しているか否かを検出する停止検出手段としての停止検出部18を備えている。
再生制御部12は、通常は上述のように検出されるフィルタ6の微粒子捕獲量Mfが第1の捕獲量Xs以上になるとフィルタ再生制御を行うが、フィルタ再生制御を実行するか否かは、実行決定部16による最終的な決定に従う。フィルタ再生制御は、例えば、上述のようにエンジンの膨張行程で追加的な燃料噴射を行うように制御することで行う。また、フィルタ再生制御は、フィルタ6の微粒子捕獲量Mfが第1の捕獲量Xsよりも小さい第2の捕獲量Xe以下になると終了する。
還元制御部14は、通常は上述のように検出されるNOx吸蔵還元触媒8のNOx吸蔵量Mnが所定吸蔵量Ys以上になるとNOx還元制御を行うが、NOx還元制御を実行するか否かは、実行決定部16による最終的な決定に従う。NOx還元制御は、NOx吸蔵還元触媒8に導かれる排気ガスを酸化雰囲気から還元雰囲気に切り替えることにより行う。具体的には、例えば、排気通路4に還元剤を供給し、エンジンから排気浄化装置2に導かれる排気ガスの空燃比を調整することで、酸化雰囲気から還元雰囲気への切り替えを行うことができる。空燃比の調整は、公知の方法(例えばEGRの流量増量、ポスト噴射等)により行うことができる。NOx還元制御は、所定の終了条件(例えば、NOx吸蔵量Mnが所定量α以下であること)が成立したときに終了する。
停止検出部18は、イグニッションスイッチ20から送られる信号に基づき、エンジンが停止しているか否かを検出する。具体的に、停止検出部18は、イグニッションスイッチ20のオフ信号を受信したときに、エンジンが停止していることを検出する。
実行決定部16は、NOx吸蔵還元触媒8のNOx吸蔵量Mnが所定吸蔵量Ys以上であっても、フィルタ再生制御が実行されているときは、フィルタ再生制御の実行を継続しつつNOx還元制御の実行を禁止することを決定する。このようにフィルタ再生制御を中断しないようにすることで、一旦上昇させた排気温度が低下してしまうことを防止できる。よって、排気温度を再度上昇させる必要がなく、フィルタ6の再生を効率的に行うことができる。
また、かかる実行決定部16の決定に従いフィルタ再生制御の実行が継続されつつNOx還元制御の実行が禁止されているときにエンジンが停止された場合、エンジンの停止に伴いフィルタ再生制御が強制的に中断され、上昇していた排気温度が低下する。よって、この場合においてエンジンの停止が解除されたとき、フィルタ再生制御とNOx還元制御のいずれを優先的に実行してもフィルタ6を効率的に再生することはできない。そのため、この場合、実行決定部16は、エンジンが再始動されたときにフィルタ再生制御の実行を禁止しつつNOx還元制御を実行することを決定する。このように、NOx還元制御を優先的に実行することで、NOxの排出を確実に抑制することができる。
さらに、この場合、実行決定部16は、NOx還元制御の実行終了後にフィルタ再生制御を実行することを決定する。NOx還元制御は短時間で終了するため、フィルタ6に目詰まりが生じる前にフィルタ6を再生させることができる。
図2を参照しながら、フィルタ再生制御とNOx還元制御に関する各処理の流れについて説明する。
図2に示すように、先ずステップS1において、イグニッションスイッチ20から送られる信号に基づき、エンジンが停止しているか否かが判断される。エンジンが停止していないと判断されるとステップS2に進み、エンジンが停止していると判断されるとステップS14に進む。
[エンジン駆動中の処理]
ステップS2では、エンジンの回転速度Neがエンジン回転速度センサ22により検知され、アクセル開度θがアクセル開度センサ24により検知され、NOx吸蔵還元触媒8の温度Tnが触媒用温度センサ30により検知される。
次のステップS3では、ステップS2で検知されたエンジンの回転速度Ne、アクセル開度θ及びNOx吸蔵還元触媒8の温度Tnに基づき、NOx吸蔵還元触媒8のNOx吸蔵量Mnが算出される。ただし、NOx還元制御の実行中は、排気通路4に還元剤が供給されるため、エンジンの回転速度Ne、アクセル開度θ及び触媒8の温度Tnに加えて、還元剤の供給量にも基づいてNOx吸蔵量Mnが算出される。
続くステップS4では、NOx還元制御の終了条件が成立しているか否かが判断される。具体的には、NOx還元制御実行中のNOx吸蔵量Mnが所定量α以下であるか否かが判断される。この判断により、NOx還元制御の終了条件が成立していない場合はステップS5に進む。一方、NOx還元制御の終了条件が成立している場合はステップS13に進んで、NOx還元制御フラグが0にセットされ、これによりNOx還元制御が実行されることがない(ステップS11)。
ステップS5では、NOx還元制御の開始条件が成立しているか否かが判断される。具体的には、NOx吸蔵量Mnが所定吸蔵量Ys以上であるか否かが判断される。
ステップS5の判断により、NOx還元制御の開始条件が成立している場合はステップS6に進み、NOx還元制御を開始するためにNOx還元制御フラグが1にセットされて、ステップS7に進む。
一方、ステップS5の判断により、NOx還元制御の開始条件が成立していない場合はステップS12に進み、NOx還元制御フラグが1にセットされているか否かが判断される。この判断により、NOx還元制御フラグが1にセットされている場合はステップS7に進む。一方、NOx還元制御フラグが0にセットされている場合は、NOx還元制御が実行されない(ステップS11)。
ステップS7では、フィルタ再生フラグが1にセットされているか否かが判断される。この判断により、フィルタ再生フラグが1にセットされている場合はステップS9に進む。一方、フィルタ再生フラグが0にセットされている場合は、フィルタ再生制御が実行されることなく、NOx還元制御が実行される(ステップS8)。
ステップS9では、一旦ステップS6で1にセットされたNOx還元制御フラグが0にリセットされ、続くステップS10でサブフラグが1にセットされる。なお、サブフラグは、フィルタ再生制御の実行中にNOx還元制御の開始条件が成立したときにフィルタ再生制御を継続しつつNOx還元制御の実行を禁止する場合に1にセットされ、その他の場合に0にセットされるフラグである。ステップS10においてサブフラグが1にセットされると、NOx還元制御の実行が禁止されつつ(ステップS11)、フィルタ再生制御が継続される。このように、フィルタ再生制御の実行中はフィルタ再生制御を優先させることで、フィルタ6を効率的に再生させることができる。
[エンジン停止中の処理]
ステップS14では、エンジンがオフされた直後であるか否かが判断される。具体的には、前回行われた図2のルーチンにおいてはステップS1でエンジンがオンであると判断されたか否かが判断される。この判断により、エンジンがオフされた直後である場合のみステップS15に進む。
ステップS15では、サブフラグが1にセットされているか否かが判断される。サブフラグが1にセットされている場合、サブフラグは0にリセットされ(ステップS16)、NOx還元制御が終了するまでフィルタ再生フラグが0にセットされる(ステップS17)。これにより、エンジン再始動時は、NOx還元制御が優先的に実行されるため、NOxの排出を確実に抑制することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
2:エンジンの排気浄化装置、4:排気通路、6:微粒子捕獲用のフィルタ、8:NOx吸蔵還元触媒、10:酸化触媒、11:ECU、12:再生制御部、14:還元制御部、16:実行決定部、17:判定部、18:停止検出部、20:イグニッションスイッチ、22:エンジン回転速度センサ、24:アクセル開度センサ、26:差圧センサ、28:フィルタ用温度センサ、30:触媒用温度センサ。

Claims (2)

  1. エンジンの排気ガス中の微粒子を捕集するために前記エンジンの排気通路に設けられたフィルタと、
    該フィルタに捕集された微粒子を燃焼させて前記フィルタを再生させるためのフィルタ再生制御を行うフィルタ再生手段と、
    前記フィルタ再生制御が実行されているか否かを判定する判定手段と、
    前記排気通路において前記フィルタよりも下流側に設けられ、酸化雰囲気で排気ガス中のNOxを吸蔵し且つ該吸蔵したNOxを還元雰囲気で還元して放出する特性を有するNOx吸蔵還元触媒と、
    該NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxの量を検出するNOx吸蔵量検出手段と、
    該NOx吸蔵量検出手段による検出量が所定吸蔵量以上になると、前記NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxを還元するためのNOx還元制御を行う還元制御手段と、
    前記エンジンが停止しているか否かを検出する停止検出手段と、
    前記フィルタ再生制御および/または前記NOx還元制御を実行するか否かを決定する決定手段と、を備え、
    該決定手段は、
    前記NOx吸蔵量検出手段による検出量が前記所定吸蔵量以上であり、且つ、前記判定手段により前記フィルタ再生制御が実行されていると判定されたとき、前記フィルタ再生制御の実行を継続しつつ前記NOx還元制御の実行を禁止することを決定し、
    該決定に従い前記フィルタ再生制御の実行が継続されつつ前記NOx還元制御の実行が禁止されているときに前記停止検出手段により前記エンジンの停止が検出された後、該停止検出手段により前記エンジンの再始動が検出されたとき、前記フィルタ再生制御の実行を禁止しつつ前記NOx還元制御を実行することを決定することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 前記決定手段は、該決定手段の決定に従い前記フィルタ再生制御の実行が禁止されつつ前記NOx還元制御が実行されている場合、前記NOx還元制御の実行終了後に前記フィルタ再生制御を実行することを決定することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
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