JP5401932B2 - 入力選択装置およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号が入力される複数の入力手段の中から1つの入力手段を選択する入力選択装置に関する。
増幅装置は、複数の音声入力端子(以下、入力端子という。)を備えており、各入力端子には、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、MDプレーヤ等の再生装置が接続され、これらの機器から音声信号が入力される。また、増幅装置には、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、MDプレーヤ等の再生装置が内蔵されている場合もある。増幅装置はセレクタ部を備えており、セレクタ部は各入力端子や内蔵された再生装置(これらを総称して、入力手段という。)の中から1つの入力手段を選択する。選択された入力手段に入力される音声信号は増幅装置の増幅回路によって増幅されて、スピーカーから音声が再生される。一般的には、セレクタ部は、ユーザ操作によって1つの入力手段を選択する。
また、各入力手段に音声信号が入力開始されたことをマイコンによって検出し、セレクタ部がその入力手段を選択することにより、ユーザ操作によらずにセレクタ部が入力手段を選択する技術が提案されている。しかし、この技術によると、第1の入力手段が選択され、第1の入力手段に音声信号が入力されている際に、第2の入力手段に音声信号が入力開始された場合に、どちらの入力手段を選択すべきであるか不明であるという問題がある。
特開2000−148112号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、その目的は、第1の入力手段が選択され、第1の入力手段に音声信号が入力されている際に、第2の入力手段に音声信号が入力開始された場合に、最適な入力手段を選択する入力選択装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態による入力選択装置は、入力信号が入力される複数の入力手段と、前記複数の入力手段の中から1つの入力手段を選択する選択手段と、前記各入力手段の優先度を設定する優先度設定手段と、第1の入力信号が入力される第1の入力手段が前記選択手段によって選択され、かつ、前記第1の入力信号が入力されている状態で、第2の入力信号が入力開始されたことが検出された場合に、前記第2の入力信号が入力される第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも大きいか否かを判断する判断手段と、前記第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも大きいと判断された場合、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる制御手段とを備える。
第1の入力手段が選択手段によって選択され、かつ、第1の入力信号が入力されている状態で、第2の入力信号が入力開始されたことが検出された場合に、第2の入力手段の優先度が、第1の入力手段の優先度よりも大きいか否かが判断され、第2の入力手段の優先度が第1の入力手段の優先度よりも大きい場合、選択手段は第2の入力手段を選択する。従って、第1の入力手段が選択され、第1の入力手段に音声信号が入力されている際に、第2の入力手段に入力信号が入力開始された場合にも、ユーザの意向にあった最適な入力手段を選択することができる。
好ましい実施形態においては、前記第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも小さいと判断された場合、前記判断手段が、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる指示がユーザ操作によって入力されたか否かをさらに判断し、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる指示がユーザ操作によって入力された場合、前記制御手段が、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させ、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させない指示がユーザ操作によって入力された場合、前記制御手段が、前記選択手段に前記第1の入力手段の選択を継続させる。
第2の入力手段の優先度が第1の入力手段の優先度よりも小さい場合、選択手段に第2の入力手段を選択させる指示がユーザ操作によって入力されたときは、選択手段が第2の入力手段を選択し、選択手段に第2の入力手段を選択させない指示がユーザ操作によって入力されたときは、選択手段は第1の入力手段の選択を継続する。従って、さらにユーザの意向にあった最適な入力手段を選択することができる。
好ましい実施形態においては、前記優先度設定手段が、ユーザ操作に基づいて前記優先度を設定する。
好ましい実施形態においては、前記優先度設定手段が、下記式1に基づいて優先度を算出する。
Figure 0005401932
ここで、得点合計は、前記入力手段が選択されていた選択時間を、選択時から現在までに経過した時間で除算した値である得点の前記入力手段毎の合計であり、選択回数は、前記入力手段に入力信号が入力開始されたことが検出されたときに、その入力手段が前記選択手段によって選択された回数であり、トータル選択回数は、全ての入力手段に対する入力信号が入力開始されたことが検出された回数である。
好ましい実施形態においては、前記優先度設定手段が、前記式1にさらに学習係数を加算し、優先度を算出する。ここで、学習係数は、優先度が低い方の前記入力手段に対する入力信号の入力開始が検出されたときに優先度が低い方の前記入力手段が選択された回数を、優先度が低い方の前記入力手段に対する入力信号が入力開始された回数で除算した値である。
第1の入力手段が選択手段によって選択され、かつ、第1の入力信号が入力されている状態で、第2の入力信号が入力開始されたことが検出された場合に、第2の入力手段の優先度が、第1の入力手段の優先度よりも大きいか否かが判断され、第2の入力手段の優先度が第1の入力手段の優先度よりも大きい場合、選択手段は第2の入力手段を選択する。従って、第1の入力手段が選択され、第1の入力手段に音声信号が入力されている際に、第2の入力手段に入力信号が入力開始された場合にも、ユーザの意向にあった最適な入力手段を選択することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態による入力選択装置としての機能を含む増幅装置1の構成を示す概略ブロック図である。増幅装置1は、例えば、マイコン等の制御手段11、セレクタ部12、リモコン信号受信部13、複数の音声入力端子(以下、入力端子という。)14a、14b、増幅回路15、音声出力端子16、操作部17、表示部18等を備える。複数の入力端子14a、14bには音声信号を供給する再生装置が接続可能であり、本例では、入力端子14aにCDプレーヤ21が、入力端子14bにDVDプレーヤ22が接続されている。CDプレーヤ21、DVDプレーヤ22等の再生装置は増幅装置1内に内蔵されていてもよい。入力端子14a、14bや、増幅装置1に内蔵されている再生装置を、総称して、入力手段という。
CDプレーヤ21は挿入されたCDディスクに記録されている音声データを再生し、音声信号を入力端子14aに供給する。入力端子14aに供給された音声信号は、マイコン11のADポート11aに供給され、かつ、セレクタ部12に供給される。DVDプレーヤ22は挿入されたDVDディスクに記録されている音声データを再生し、音声信号を入力端子14bに供給する。入力端子14bに供給された音声信号は、マイコン11のADポート11bに供給され、かつ、セレクタ部12に供給される。
セレクタ部12は、入力される複数の音声信号の中から1つの音声信号を選択する。つまり、セレクタ部12は、複数の入力端子14a、14bの中から入力端子を1つ選択する。選択された入力端子に供給される音声信号は、増幅回路15で増幅され、音声出力端子16を介して、図示しないスピーカーを介して音声として出力される。
操作部17は、ユーザによって操作され、当該操作に対応する操作信号をマイコン11に供給する。リモコン信号受信部13は、リモコン送信機30から受信した赤外線のリモコン信号を電気信号に変換し、マイコン11に供給する。表示部18は、選択されている入力端子14a、14bに関する情報、又は、後述する処理によって入力端子14a、14bを選択するか否かをユーザに問い合わせる画面を表示するものであり、LCDやFL管等である。
マイコン11は、増幅装置1の各部を制御するものである。マイコン11は、内蔵又は接続されたメモリ11cに格納されている入力選択装置の動作プログラムに基づいて以下で説明する各処理を実行する。
マイコン11は、ADポート11a、11bを有している。ADポート11aには入力端子14aが接続され、入力端子14aから音声信号が供給される。ADポート11bには入力端子14bが接続され、入力端子14bから音声信号が供給される。マイコン11は、ADポート11a、11bに入力される音声信号をAD(アナログ−デジタル)変換し、レベルを判別することによって、入力端子14a、14bへの音声信号の入力有無を判断する。また、マイコン11は、ADポート11a、11bに入力される音声信号の立ち上がりエッジを検出することによって、入力端子14a、14bに音声信号が入力開始されたことを判断する。
マイコン11は、複数の入力端子14a、14bに対応付けて優先度を設定し、メモリ11cに記憶する。優先度は、本例においては、ユーザ操作によって設定される。マイコン11は、入力端子14a及び14bに音声信号が入力されていない場合に、入力端子14a又は14bへの音声信号の入力開始が検出されると、検出された入力端子14a又は14bを選択するようにセレクタ部12を制御する。
一方、入力端子14aが選択され、入力端子14aに音声信号が入力されている場合に、入力端子14bへの音声信号の入力開始が検出されると、マイコン11は、入力端子14bの優先度が入力端子14aの優先度よりも大きければ、入力端子14bを選択するようにセレクタ部12を制御し、入力端子14bの優先度が入力端子14aの優先度よりも小さければ、入力端子14bを選択するか否かを問い合わせる画面を表示部18に表示させ、ユーザ操作によって入力端子14bを選択する指示が入力された場合に、入力端子14bを選択するようにセレクタ部12を制御する。
同様に、入力端子14bが選択され、入力端子14bに音声信号が入力されている場合に、入力端子14aへの音声信号の入力開始が検出されると、マイコン11は、入力端子14aの優先度が入力端子14bの優先度よりも大きければ、入力端子14aを選択するようにセレクタ部12を制御し、入力端子14aの優先度が入力端子14bの優先度よりも小さければ、入力端子14aを選択するか否かを問い合わせる画面を表示部18に表示させ、ユーザ操作によって入力端子14aを選択する指示が入力された場合に、入力端子14aを選択するようにセレクタ部12を制御する。
以下、本例の動作を説明する。
図2は、マイコン11の優先度設定処理を示すフローチャートである。マイコン11は、ユーザ操作によって優先度の設定指示が入力されると、その指示が入力端子14aの優先度を入力端子14bの優先度よりも大にする指示であるか否かを判断する(S1)。入力端子14aの優先度を入力端子14bの優先度よりも大にする指示である場合(S1でYES)、マイコン11は、入力端子14aの優先度を入力端子14bの優先度よりも大に設定し、メモリ11cに記憶する(S2)。一方、入力端子14bの優先度を入力端子14aの優先度よりも大にする指示である場合(S1でNO)、マイコン11は、入力端子14bの優先度を入力端子14aの優先度よりも大に設定し、メモリ11cに記憶する(S3)。なお、入力端子14a、14bの優先度は、例えば、数値で設定してもよく、優先度の順位で設定してもよい。
図3は、マイコン11による入力信号の検出処理を示すフローチャートである。マイコン11は、入力端子14aが選択され、かつ、入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力中であるか否かを判断する(S11)。入力端子14aが選択されていない、又は、入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力中でない場合(S11でNO)、S12に進む。入力端子14aが選択され、かつ、入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力中である場合(S11でYES)、入力端子選択処理A(S15)に進む。S15の詳細を図4のフローチャートに示す。
図4に示すように、マイコン11は、入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力開始されたか(つまり、音声信号の立ち上がりエッジを検出したか)否かを判断する(S21)。入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力開始されない場合(S21でNO)、処理を終了する。これにより、セレクタ部12は、入力端子14aの選択を維持し、CDプレーヤ21からの音声信号が継続してスピーカーから再生される。
入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力開始された場合(S21でYES)、マイコン11は、入力端子14bの優先度が入力端子14aの優先度よりも大きいか否かを判断する(S22)。入力端子14bの優先度が入力端子14aの優先度よりも大きい場合(S22でYES)、マイコン11は、入力端子14bを選択するようにセレクタ部12を制御する(S23)。これにより、セレクタ部12は、選択する入力端子を入力端子14aから入力端子14bに切り換え、DVDプレーヤ22からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。
一方、入力端子14bの優先度が入力端子14aの優先度よりも小さい場合(S22でNO)、マイコン11は、図5に示すように、入力端子14b(DVDプレーヤ22)を選択するか否かをユーザに問い合わせる画面を表示部18に表示させる(S24)。マイコン11は、ユーザ操作によって入力端子14bを選択する指示が入力されたか否かを判断する(S25)。ユーザ操作によって入力端子14bを選択する指示が入力された(図5で「はい」が選択された)場合(S25でYES)、マイコン11は、入力端子14bを選択するようにセレクタ部12を制御する(S23)。これにより、セレクタ部12は、選択する入力端子を入力端子14aから入力端子14bに切り換え、DVDプレーヤ22からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。一方、ユーザ操作によって入力端子14bを選択しない指示が入力された(図5で「いいえ」が選択された)場合(S25でNO)、処理を終了する。これにより、セレクタ部12は、入力端子14aの選択を維持し、CDプレーヤ21からの音声信号が継続してスピーカーから再生される。
図3に戻って、S12において、マイコン11は、入力端子14bが選択され、かつ、入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力中であるか否かを判断する(S12)。入力端子14bが選択されていない、又は、入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力中でない場合(S12でNO)、S13に進む。入力端子14bが選択され、かつ、入力端子14bにDVDプレーヤ22から音声信号が入力中である場合(S12でYES)、入力端子選択処理B(S16)に進む。S16の詳細を図6のフローチャートに示す。
図6に示すように、マイコン11は、入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力開始されたか(つまり、音声信号の立ち上がりエッジを検出したか)否かを判断する(S31)。入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力開始されない場合(S31でNO)、処理を終了する。これにより、セレクタ部12は、入力端子14bの選択を維持し、DVDプレーヤ22からの音声信号が継続してスピーカーから再生される。
一方、入力端子14aにCDプレーヤ21から音声信号が入力開始された場合(S31でYES)、マイコン11は、入力端子14aの優先度が入力端子14bの優先度よりも大きいか否かを判断する(S32)。入力端子14aの優先度が入力端子14bの優先度よりも大きい場合(S32でYES)、マイコン11は、入力端子14aを選択するようにセレクタ部12を制御する(S33)。これにより、セレクタ部12は、選択する入力端子を入力端子14bから入力端子14aに切り換え、CDプレーヤ21からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。
一方、入力端子14aの優先度が入力端子14bの優先度よりも小さい場合(S32でNO)、マイコン11は、図7に示すように、入力端子14a(CDプレーヤ21)を選択するか否かをユーザに問い合わせる画面を表示部18に表示させる。マイコン11は、ユーザ操作によって入力端子14aを選択する指示が入力されたか否かを判断する(S35)。ユーザ操作によって入力端子14aを選択する指示が入力された(図7で「はい」が選択された)場合(S35でYES)、マイコン11は、入力端子14aを選択するようにセレクタ部12を制御する(S33)。これにより、セレクタ部12は、選択する入力端子を入力端子14bから入力端子14aに切り換え、CDプレーヤ21からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。一方、ユーザ操作によって入力端子14aを選択しない指示が入力された(図7で「いいえ」が選択された)場合(S35でNO)、処理を終了する。これにより、セレクタ部12は、入力端子14bの選択を維持し、DVDプレーヤ22からの音声信号が継続してスピーカーから再生される。
図3に戻って、マイコン11は、入力端子14a及び14bに音声信号が入力されていない状態から、入力端子14aに音声信号が入力開始されたか(音声信号の立ち上がりエッジを検出したか)否かを判断する(S13)。入力端子14aに音声信号が入力開始された場合(S13でYES)、マイコン11は、入力端子14aを選択するようにセレクタ部12を制御する(S17)。これにより、セレクタ部12は入力端子14aを選択し、CDプレーヤ21からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。
一方、入力端子14aに音声信号が入力開始されない場合(S13でNO)、マイコン11は、入力端子14a及び14bに音声信号が入力されていない状態から、入力端子14bに音声信号が入力開始されたか(音声信号の立ち上がりエッジを検出したか)否かを判断する(S14)。入力端子14bに音声信号が入力開始された場合(S14でYES)、マイコン11は、入力端子14bを選択するようにセレクタ部12を制御する(S18)。これにより、セレクタ部12は入力端子14bを選択し、DVDプレーヤ22からの音声信号がスピーカーから再生されるようになる。入力端子14bに音声信号が入力開始されない場合(S14でNO)、処理を終了する。
以上のように、優先度を設定することによって、複数の入力端子に音声信号が供給される場合であっても、ユーザが所望する方の入力端子を自動的に選択することができる。なお、入力端子が2つの場合に限らず、3つ以上場合も同様である。また、セレクタ部12が選択する入力手段として、増幅装置1に内蔵されているMDプレーヤや、FMチューナ等の場合にも、上記と同様の処理を実行できる。
次に、本発明の別の好ましい実施形態を説明する。本例では、優先度をユーザ操作で設定する代わりに、入力端子14a、14bの選択履歴に基づいて、マイコン11が自動的に算出する。メモリ11cには、図8に示す操作履歴テーブルと、図9に示す優先度テーブルとが格納されている。図8の操作履歴テーブルは、各選択履歴番号に対応付けて、選択された入力端子と、その入力端子が選択されていた時間と、その入力端子の選択時(選択開始時又は選択終了時)から現在までに経過した時間(すなわち、どのくらい前に選択されたかを示す)と、これらの値から算出される得点とが記憶される。
ある入力端子がセレクタ部12によって選択されてから、別の入力端子に選択が切り換えられるまで、もしくは、ある入力端子がセレクタ部12によって選択されてから、増幅装置1の図示しない電源部がスタンバイ状態(又は電源オフ状態)にされるまでの選択履歴情報が、1つの選択履歴番号の各項目として記憶される。例えば、選択履歴番号1については、入力端子14aが選択されてから増幅装置1がスタンバイ状態にされるまでの選択履歴情報(選択時間等)が記憶されている。選択履歴番号2については、入力端子14aが選択され、増幅装置1がスタンバイ状態から電源オン状態にされてから、入力端子14bに選択が切り換えられるまでの選択履歴情報が記憶されている。
マイコン11は、各選択履歴番号について、選択時間を、選択時から現在までに経過した時間で除算することによって得点を算出する。従って、選択時間が長い方が、得点が高くなり、選択時間が短い方が、得点が低くなる。また、選択時から現在までに経過した時間が長い(つまり、過去の選択であるほど)得点が低くなり、選択時から現在までに経過した時間が短い(つまり、直近の選択であるほど)得点が高くなる。なお、後述するように、得点が高い方が、優先度が高く、得点が低い方が、優先度が低くなる。
図9の優先度テーブルは、各入力端子14a、14bに対応付けて、得点合計と、選択回数と、優先度とを記憶可能である。得点合計は、図8の選択履歴テーブルにおける各入力端子14a、14bに記録されている全選択履歴番号の得点を加算することによって算出される。つまり、入力端子14aについては、7つの選択履歴番号の全得点を加算したものであり、入力端子14bについては、3つの選択履歴番号の全得点を加算したものである。選択回数は、いずれかの音声信号が入力開始されたことが検出されたときに、その入力端子が選択された回数である。図9では、合計10回音声信号の入力開始が検出され(これをトータル選択回数という。)、入力端子14aが7回選択され(入力端子14aの選択回数が7回であり)、入力端子14bが3回選択された(入力端子14bの選択回数が3回である)ことを示している。マイコン11は、以下の式に基づいて、各入力端子14a、14bに対する優先度を算出する。
Figure 0005401932
すなわち、得点合計が高い方が、優先度が高く、得点合計が低い方が、優先度が低くなる。また、トータル選択回数に対する選択回数が多い方が、優先度が高く、トータル選択回数に対する選択回数が少ない方が、優先度が低くなる。その結果、ユーザの意図をより反映した優先度を自動的に算出することができる。
好ましくは、マイコン11は、以下の式に基づいて、各入力端子14a、14bに対する優先度を算出する。
Figure 0005401932
ここで、yは任意の係数であり、αは学習係数である。学習係数αは、「優先度が低い方の入力端子14a又は14bが、優先度が低いにも関わらず、音声信号が入力開始されたときにユーザ操作によって選択された回数(つまり、図4のS25又は図6のS35でYESと判断された回数)」を、「優先度が低い方の入力端子14a又は14bに音声信号が入力開始された回数(つまり、図4のS22又は図6のS32でNOと判断された回数)」で除算することによって算出される。従って、図4のS25又は図6のS35でYESと判断された場合に、「優先度が低い方の入力端子14a又は14bが、優先度が低いにも関わらず、音声信号が入力開始されたときにユーザ操作によって選択された回数」が1増加され、図4のS22又は図6のS32でNOと判断された場合に、「優先度が低い方の入力端子14a又は14bに音声信号が入力開始された全回数」が1増加される。
学習係数を優先度に加算することによって、優先度が低い入力端子14a又は14bが、音声信号が入力開始されたときにユーザ操作によって多く選択されている場合には、その入力端子の優先度が高くなるように優先度が学習係数αによって補正される。これにより、ユーザの意向に合わせた優先度を自動的に算出できるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。音声信号以外に、映像信号に対しても本発明を適用することができる。本発明は、上記の動作をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムという形態で提供することもできる。
本発明は、システムコンポ、AVアンプ、PC等に好適に採用され得る。
増幅装置1の構成示す概略ブロック図である。 マイコン11の優先度設定処理を示すフローチャートである。 マイコン11の入力チェック処理を示すフローチャートである。 マイコン11の入力端子選択処理を示すフローチャートである。 入力端子を選択するか否かをユーザに問い合わせる画面を示す図である。 マイコン11の入力端子選択処理を示すフローチャートである。 入力端子を選択するか否かをユーザに問い合わせる画面を示す図である。 操作履歴テーブルを示す図である。 優先度テーブルを示す図である。
符号の説明
1 増幅装置
11 マイコン
12 セレクタ部
13 リモコン信号受信部
14 入力端子
15 増幅回路
16 音声出力端子
17 操作部
18 表示部
21 CDプレーヤ
22 DVDプレーヤ

Claims (5)

  1. 入力信号が入力される複数の入力手段と、
    前記複数の入力手段の中から1つの入力手段を選択する選択手段と、
    前記各入力手段の優先度を設定する優先度設定手段と、
    第1の入力信号が入力される第1の入力手段が前記選択手段によって選択され、かつ、前記第1の入力信号が入力されている状態で、第2の入力信号が入力開始されたことが検出された場合に、前記第2の入力信号が入力される第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも大きいか否かを判断する判断手段と、
    前記第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも大きいと判断された場合、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる制御手段とを備え
    前記第1の入力手段が前記選択手段によって選択され、かつ、前記第1の入力信号が入力されている状態で、前記第2の入力信号が入力開始されたことが検出されて、前記第2の入力手段の優先度が、前記第1の入力手段の優先度よりも小さいと判断された場合、前記判断手段が、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる指示がユーザ操作によって入力されたか否かをさらに判断し、
    前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させる指示がユーザ操作によって入力された場合、前記制御手段が、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させ、前記選択手段に前記第2の入力手段を選択させない指示がユーザ操作によって入力された場合、前記制御手段が、前記選択手段に前記第1の入力手段の選択を継続させる入力選択装置。
  2. 前記優先度設定手段が、ユーザ操作に基づいて前記優先度を設定する、請求項に記載の入力選択装置。
  3. 前記優先度設定手段が、下記式1に基づいて優先度を算出する、請求項1または2に記載の入力選択装置。
    Figure 0005401932
    ここで、得点合計は、前記入力手段が選択されていた選択時間を、選択時から現在までに経過した時間で除算した値である得点の前記入力手段毎の合計であり、選択回数は、前記入力手段に入力信号が入力開始されたことが検出されたときに、その入力手段が前記選択手段によって選択された回数であり、トータル選択回数は、全ての入力手段に対する入力信号が入力開始されたことが検出された回数である。
  4. 前記優先度設定手段が、前記式1にさらに学習係数を加算し、優先度を算出する、請求項に記載の入力選択装置。
    ここで、学習係数は、優先度が低い方の前記入力手段に対する入力信号の入力開始が検出されたときに優先度が低い方の前記入力手段が選択された回数を、優先度が低い方の前記入力手段に対する入力信号が入力開始された回数で除算した値である。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の入力選択装置の各手段をコンピュータに実行させる、入力信号選択プログラム。
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