JP4612455B2 - 選局リモコン装置及びチャンネル選局プログラム - Google Patents
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Description
このように、放送システムをデジタル化することで、映像や音声の品質の向上が図られ、さらに、圧縮・変調技術の進歩によって、多チャンネルの放送番組の提供が可能になっている。
また、ユーザ(視聴者)は、放送受信装置において、視聴したい放送番組のチャンネルを選局する場合、リモコン(リモートコントロール)装置による遠隔操作によって、所望のチャンネルを選局するのが一般的である。
このような問題を解決するために、放送受信装置において、ユーザが選局したチャンネルを視聴履歴情報として保存し、その視聴履歴情報の一覧を画面上に提示することで、リモコン装置からダイレクトにチャンネルを選択することが可能な技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、家庭内で複数のユーザが放送受信装置を共用する場合、ユーザ毎に嗜好が異なるため、視聴履歴情報が分散し、視聴履歴情報の一覧の中には、あるユーザにとっては不要な情報が存在してしまう。すなわち、ユーザは、視聴履歴情報の一覧の中から、さらに、自分の嗜好にあったものを選択しなければならず、操作に手間取ってしまうという問題がある。
なお、電源ボタンは、1つの操作ボタンで電源のオン、オフを制御することとしてもよし、電源オン用のボタンと、電源オフ用のボタンとを個別に設けてもよい。
このチャンネルが選局されている時間は、当該チャンネルが選局された時刻と、他のチャンネルが選局される時刻(あるいは電源オフまでの時刻)との差分時間であって、ユーザがどれだけそのチャンネルの放送番組を視聴しているかを示す時間となる。そこで、ここでは、その時間をチャンネルが選局されている頻度を示す情報として利用し、ポイント化する。
このようにポイント化された情報(ポイント情報)は、計時された時間そのものでもよいし、予め定めた時間を1ポイントとした計時時間分のポイントの合計であってもよい。そして、選局リモコン装置は、このポイント情報の累計値をポイント情報記憶手段に記憶しておく。
このポイント情報の累計値によって、ユーザがどのチャンネルの放送番組を長く視聴しているのかを判定することが可能になる。
そして、選局リモコン装置は、選局ボタンが押下されたときに、選局制御手段によって、ポイント情報記憶手段に記憶されている選局優先度の高いチャンネルを優先的に選局する。これによって、選局リモコン装置は、ユーザが長く視聴しているチャンネルを優先的に選局することができる。
そして、選局リモコン装置は、識別情報読み出し手段によって、選局制御手段によって選局されたチャンネルに対応するチャンネル識別情報を、チャンネル情報記憶手段から読み出し、表示手段によって、そのチャンネル識別情報を表示する。
これによって、ユーザは現在選局されているチャンネルを視覚的に識別することが可能になる。
なお、優先順位の判定は、ポイント情報の累計値の順位を参照することで判定可能であるが、選局優先度を参照する方が、演算量を抑えることができる。
そして、選局リモコン装置は、選局制御手段によって、現時点の曜日や時間帯におけるポイント情報の累計値の大きさ(選局優先度)により、チャンネルの選局を行う。
そして、チャンネル選局プログラムは、選局ボタンが押下されたときに、選局制御手段によって、ポイント情報記憶手段に記憶されている選局優先度の高いチャンネルから優先的に、選局すべきチャンネルを決定する。
[選局リモコン装置の概要]
まず、図1を参照して、選局リモコン装置の概要について説明する。図1は、本発明に係る選局リモコン装置の全体を示す外観図である。
選局リモコン装置1は、放送番組を受信する放送受信装置Tvにおけるチャンネルの選局を、遠隔制御により行うものであって、チャンネルが選局されている時間に基づいて、ユーザが選択する可能性が高いチャンネルを優先的に選局可能にするものである。
これによって、ユーザは、選局リモコン装置1により、過去に選局したチャンネルの視聴時間に基づいて、その視聴時間が長いチャンネルを優先的に選局することが可能になる。
また、選局リモコン装置1は、ユーザがユーザ選択ボタン2bを押下することで、ユーザを選択することができる。そして、選局リモコン装置1は、選択されたユーザ毎にポイント情報を累計することで、ユーザ毎の嗜好に合わせてチャンネルを選局することを可能にしている。
これによって、選局リモコン装置1は、現在、どのユーザによって使用されているのかを提示することができ、また、そのユーザの嗜好に合わせたチャンネルの順番にチャンネルの名称を提示することができるので、ユーザの操作性を高めることができる。
次に、図2を参照して、選局リモコン装置の構成について説明する。図2は、本発明に係る選局リモコン装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ここでは選局リモコン装置1は、操作部2と、表示部3と、リモコン信号送信部4と、計時部5と、記憶部6と、制御部10とを備えている。
ここで、電源ボタン2aは、放送受信装置における電源のオン及びオフを操作するためのボタンである。また、ユーザ選択ボタン2bは、当該選局リモコン装置1を使用するユーザを選択するためのボタンである。また、選局ボタン2cは、放送受信装置におけるチャンネルの切り替えを操作するためのボタンである。さらに、音量ボタン2dは、放送受信装置における音量を調節するためのボタンである。
また、操作部2は、各操作ボタン(電源ボタン2a、ユーザ選択ボタン2b、選局ボタン2c、音量ボタン2d)が押下されたことを検出し、後記する制御部10に、押下された操作ボタンを識別する識別情報とともに通知する。例えば、操作部2は、割り込み信号として制御部10に操作ボタンの押下を通知する。
この表示部3は、表示制御手段18から出力されるチャンネル識別情報や、ユーザ識別情報を画面上に表示することで、現在どのチャンネルが選局されているのか、また、現在どのユーザが使用していることになっているのかを、ユーザに対して提示する。
図3(a)に示すように、リモコン信号領域は、チャンネルに関連するチャンネル関連領域6aと、操作ボタンに関連する操作ボタン関連領域6bとからなる。
ここでは、チャンネル識別情報は、チャンネル(放送局)を識別するための情報として、放送局の名称(例えば、「NHK総合」等)の文字列を用いることとする。このチャンネル識別情報は、チャンネルを識別できるものであればどのようなものでもよく、例えば、チャンネルを示す番号の文字列であってもよい。このチャンネル識別情報は、表示部3に表示される情報として利用される。
また、チャンネル信号情報は、リモコン信号のデータ列を示すバイナリデータである。このチャンネル信号情報は、リモコン信号送信部4において赤外線等のリモコン信号を生成するための情報として利用される。
ここでは、操作ボタンは、「電源ボタン」と、音量の増減を指示するための「音量ボタン(+)」、「音量ボタン(−)」とする。「音量ボタン(+)」、「音量ボタン(−)」は、それぞれ、図1に示した2つの音量ボタン2dのいずれか一方を指すものとする。
なお、ユーザ選択ボタン2b及び選局ボタン2cは、直接、リモコン信号として送信しないため、ここでは、リモコン信号には対応付けていない。
ここで、各固有ユーザ領域(6A、6B、6C等)の構造は同一であるため、固有ユーザ領域6Aの記憶内容について説明することとする。
ここで、ポイント情報は、予め定めた時間を1ポイントとし、あるチャンネルが連続して選局されている(ユーザが連続して視聴している)時間分のポイントを合計したものである。
さらに、ここでは、固有ユーザ領域6Aの、ポイント情報累計値と選局優先度とを、予め定めた時間区間毎(ポイント累計区間α、β、…)に区分している。
図2に戻って、選局リモコン装置の構成について説明を続ける。
ここで、電源ボタン2aが押下された場合、押下ボタン解析手段11は、電源状態判定手段13及び電源・音量制御手段16にその旨(「電源ボタン押下通知」)を通知する。
また、ユーザ選択ボタン2bが押下された場合、押下ボタン解析手段11は、ユーザ切り替え手段12にその旨(「ユーザ選択ボタン押下通知」)を通知する。
また、音量ボタン2dが押下された場合、押下ボタン解析手段11は、電源・音量制御手段16にその旨(「音量ボタン押下通知」)を通知する。なお、この「音量ボタン押下通知」には、2つある音量ボタン2dを識別する情報も付加されているものとする。
このユーザ切り替え手段12は、「ユーザ選択ボタン押下通知」を通知された段階で、記憶部6に記憶されているユーザ選択情報60(図3(b)参照)を読み出し、どの固有ユーザ領域(6A、6B、6C等)を使用するのかを決定し、ユーザ選択情報60を更新する。ここでは、「ユーザ選択ボタン押下通知」を通知される度に、「固有ユーザ領域6A」→「固有ユーザ領域6B」→「固有ユーザ領域6C」→…→「固有ユーザ領域6A」と順次ユーザ領域を切り替える。
また、ユーザ切り替え手段12は、ユーザ領域を切り替えたときに、表示部3に表示されるユーザ識別情報を切り替える旨(「ユーザ表示切り替え指示」)を表示制御手段18に指示する。
また、電源状態判定手段13は、電源状態がオフ状態に変化したと判定した場合、ポイント情報累計手段14にポイント情報を累計する旨(「累計指示」)を指示する。
なお、現在選局されているチャンネル及びそのチャンネルが選局された時刻は、後記する選局制御手段17によって、選局されているチャンネル識別情報とともに、記憶部6に記憶されている。
なお、このポイント情報累計値が、記憶領域の容量を超過する場合、ポイント情報累計手段14は、そのポイント累計区間のポイント情報累計値全体を相対的に減少させることとする。例えば、ポイント累計区間のすべてのポイント情報累計値を半分の値とする。
すなわち、選局制御手段17は、電源ボタン2aが押下され放送受信装置がオン状態になったときに、現在のユーザ領域(例えば、固有ユーザ領域6A;図3(b)参照)において、現在時刻を含む時間区間であるポイント累計区間の中で、最も選局優先度が高いチャンネルに対応するチャンネル信号情報を、チャンネル関連領域6a(図3(a)参照)から読み出し、リモコン信号送信部4に出力する。
さらに、選局制御手段17は、チャンネルが選局された時刻を、記憶部6に記憶しておく。この時刻は、ポイント情報累計手段14において、ポイント情報の累計を行う際の基準時刻として使用される
また、表示制御手段18は、ユーザ切り替え手段12から「ユーザ表示切り替え指示」を指示されたときに、記憶部6に記憶されているユーザ選択情報60(図3(b)参照)を参照して、切り替えられたユーザ領域に記憶されているユーザ識別情報(例えば、「ユーザA」、「ユーザB」等)を読み出し表示部3に出力する。
さらに、表示部3と表示制御手段18とを構成から省略することとしてもよい。これによって、小型の選局リモコン装置として構成することもできる。
また、ここでは、選局リモコン装置1を、放送受信装置であるテレビ受信機を遠隔操作するものとして説明を行ったが、放送受信装置は、チャンネルを切り替えるものであればなんでもよく、例えば、ラジオ受信機でもよい。
また、ここでは、ユーザ選択ボタン2bによって、使用するユーザを切り替えることとしたが、指紋認証等の生体認証を行う認証手段を備え、ユーザを特定することとしてもよい。
次に、図4乃至図8を参照して、選局リモコン装置の動作について説明する。ここでは、まず、選局リモコン装置1の全体動作についてその概略を説明し、その後、個々の動作について説明を行うこととする。
最初に、図4を参照(適宜図1参照)して、選局リモコン装置1の全体動作について説明する。図4は、本発明に係る選局リモコン装置の全体動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザ選択ボタン2bが押下されると、選局リモコン装置1は、表示部3のユーザ識別情報表示領域Usにユーザ識別情報を表示し、チャンネル識別情報表示領域Chにユーザの視聴時間の順番にチャンネル識別情報を表示するユーザ選択処理を行う(ステップS1;ユーザ選択ステップ)。
続けて、選局リモコン装置1は、チャンネルの選局優先度に基づいて、チャンネルの選局を行うリモコン信号を、放送受信装置Tvに送信する選局処理を行う(ステップS3;選局ステップ)。
なお、この選局処理は、選局ボタン2cが押下された場合にも行われ、チャンネルの選局優先度に基づいて、チャンネルの選局が行われる。
なお、ここでは、ステップS1の処理を、放送受信装置Tvの電源がオフの状態で行っているが、電源がオンの状態で行ってもよい。
以下、この全体動作において、各操作ボタンが押下されたときの動作を個々に説明する。
まず、図5を参照(適宜図2参照)して、選局リモコン装置1のユーザ選択ボタン2b押下時の動作を説明する。図5は、本発明に係る選局リモコン装置のユーザ選択ボタン押下時の動作を示すフローチャートである。なお、この動作は、図4におけるステップS1の動作に相当する。
選局リモコン装置1は、押下ボタン解析手段11によって、ユーザ選択ボタン2bが押下されたことを検出すると、ユーザ切り替え手段12によって、記憶部6のユーザ領域(図3参照)の中で、どの固有ユーザ領域を使用するのかを切り替える(ステップS10)。
さらに、選局リモコン装置1は、表示制御手段18によって、切り替えられたユーザ及び現在時刻に対応するポイント累計区間の中で、選局優先度が“1”、“2”及び“N(最下位)”であるチャンネルのチャンネル識別情報を記憶部6から読み出し(ステップS13)、表示部3にそのチャンネル識別情報を表示する(ステップS14)。
次に、図6を参照(適宜図2参照)して、選局リモコン装置1の電源ボタン2a押下時の動作を説明する。図6は、本発明に係る選局リモコン装置の電源ボタン押下時の動作を示すフローチャートである。なお、この動作は、図4における最初に電源ボタン2aが押下されたときのステップS2及びステップS3、並びに、2回目に電源ボタン2aが押下されたときのステップS4の動作に相当する。
選局リモコン装置1は、押下ボタン解析手段11によって、電源ボタン2aが押下されたことを検出すると、電源・音量制御手段16によって、記憶部6に記憶されている、電源ボタン2aに対応するボタン信号情報を読み出し、リモコン信号送信部4がそのボタン信号情報をリモコン信号として、放送受信装置に送信する(ステップS20)。
ここで、放送受信装置の電源状態が、オフ状態からオン状態に変化した場合(ステップS21で〔OFF→ON〕)、選局リモコン装置1は、選局優先度設定手段15によって、記憶部6に記憶されているポイント情報の累計値(ポイント情報累計)の大きさの順番に選局優先度を設定する(ステップS22)。
そして、選局リモコン装置1は、選局優先度設定手段15によって、現在のユーザ及び現在時刻に対応するポイント累計区間の中で、選局優先度が“1”であるチャンネルのチャンネル信号情報を記憶部6から読み出し(ステップS23)、リモコン信号送信部4がそのチャンネル信号情報を、リモコン信号として放送受信装置に送信する(ステップS24)。
一方、放送受信装置の電源状態が、オフ状態からオン状態に変化した場合(ステップS21で〔ON→OFF〕)、選局リモコン装置1は、ポイント情報累計手段14によって、選局されたチャンネルの時間に基づいてポイント情報の累計を行う(ステップS26)。なお、このポイント情報の累計の処理については、後で図8を参照して、さらに詳細に説明を行う。
そして、選局リモコン装置1は、電源状態判定手段13によって、記憶部6に記憶されている電源の状態(状態情報)を、現在の電源状態(「オン状態」又は「オフ状態」)に変更し記憶する(ステップS27)。
次に、図7を参照(適宜図2参照)して、選局リモコン装置1の選局ボタン2c押下時の動作を説明する。図7は、本発明に係る選局リモコン装置の選局ボタン押下時の動作を示すフローチャートである。なお、この動作は、図4における選局ボタン2cが押下されたときのステップS3の動作に相当する。
選局リモコン装置1は、押下ボタン解析手段11によって、選局ボタン2cが押下されたことを検出すると、ポイント情報累計手段14によって、選局されていたチャンネルの時間に基づいてポイント情報の累計を行う(ステップS30)。なお、このポイント情報の累計の処理については、後で図8を参照して、さらに詳細に説明を行う。
そして、選局リモコン装置1は、選局制御手段17によって、選局ボタン2cが、次候補を示すものか、前候補を示すものかどうかの選局方向の判定を行う(ステップS31)。
さらに、選局リモコン装置1は、表示制御手段18によって、ユーザ及び現在時刻に対応するポイント累計区間の中で、選局優先度が“n”、“n+1”及び“n+2”であるチャンネルのチャンネル識別情報を記憶部6から読み出し(ステップS33)、ステップS36に進む。
なお、“n”が最下位の選局優先度である場合は、“n+1”及び“n+2”をそれぞれ“1”及び“2”とする。これによって、全チャンネルがリング状に管理されることになる。
さらに、選局リモコン装置1は、表示制御手段18によって、ユーザ及び現在時刻に対応するポイント累計区間の中で、選局優先度が“n−2”、“n−1”及び“n”であるチャンネルのチャンネル識別情報を記憶部6から読み出す(ステップS35)。
なお、“n”が“1”(最上位の選局優先度)である場合は、“n−1”及び“n−2”をそれぞれ“N(最下位の選局優先度)”及び“N−1”とする。これによって、全チャンネルがリング状に管理されることになる。
また、選局リモコン装置1は、表示部3によって、ステップS33又はステップS35で読み出されたチャンネル識別情報を表示する(ステップS37)。
そして、選局リモコン装置1は、選局制御手段17によって、選局されたチャンネル及びそのチャンネルが選局された時刻(選局開始時刻)を記憶部6に記憶しておく(ステップS38、ステップS39)。
次に、図6のステップS26及び図7のステップS30におけるポイント情報累計処理について、図8を参照(適宜図2参照)して、詳細に説明する。図8は、ポイント情報累計処理の動作を示すフローチャートである。
選局リモコン装置1は、ポイント情報を累計する場合、ポイント情報累計手段14によって、計時部5で計時される時刻(現在時刻)と、記憶部6に記憶されているチャンネルが選局された時刻(選局開始時刻)とに基づいて、その差分時間に対応するポイント情報を生成する(ステップS40)。
なお、ポイント情報累計手段14は、ポイント情報の累計時に、その累計値が記憶容量等、予め定めた上限値を超過するかどうかを判定し(ステップS42)、超過する場合(Yes)のみ、そのポイント累計区間のポイント情報累計値全体を減少させる(ステップS43)。なお、このステップS43における減少量は、一例として、1/2、1/3等であって、ポイント累計区間のポイント情報累計値全体を相対的に減少させることが望ましい。
以上の動作によって、選局リモコン装置1は、ユーザ毎の嗜好に合わせたチャンネルを優先的に選局することが可能になる。
最後に、図9を参照して、本発明に係るチャンネルの選局方法を、従来の選局方法と比較して説明する。図9は、チャンネルの選局方法を模式的に示した図であって、(a)は従来のチャンネルの選局方法、(b)は本発明のチャンネルの選局方法を示している。なお、(a)は従来のチャンネルの選局方法として、2種類の方法〔(a−1)及び(a−2)〕を示している。また、図9では、各丸印を1つのチャンネルとして表している。
そこで、例えば、最も選局優先度の高いチャンネル(例えば、NHK総合(Ch011))と、2番目に選局優先度の高いチャンネル(例えば、BS−ハイビジョン(Ch103))とを1回のボタン操作で切り替えることが可能になる。
このように、本発明のチャンネルの選局方法は、ユーザが、メディアのモードを意識することなく、少ないボタン操作で、ユーザの嗜好に合ったチャンネルを素早く選局することができる。
2 操作部
3 表示部(表示手段)
4 リモコン信号送信部
5 計時部
6 記憶部(チャンネル情報記憶手段、ポイント情報記憶手段)
10 制御部
11 押下チャンネル解析手段
12 ユーザ切り替え手段
13 電源状態判定手段
14 ポイント情報累計手段
15 選局優先度設定手段
16 電源・音量制御手段
17 選局制御手段
18 表示制御手段(識別情報読み出し手段)
Claims (6)
- 放送番組を受信する放送受信装置におけるチャンネルの選局を、遠隔制御により行う選局リモコン装置において、
前記放送受信装置における電源のオン及びオフを操作するための電源ボタンと、
前記チャンネルの切り替えを操作するための選局ボタンと、
時刻を計時する計時手段と、
前記電源ボタンの押下に基づいて、前記放送受信装置のオン状態及びオフ状態を判定する電源状態判定手段と、
この電源状態判定手段において前記放送受信装置がオン状態と判定されているときに、前記計時手段で計時された時刻に基づいて、チャンネルが選局されている度合いを示すポイント情報を生成し、累計するポイント情報累計手段と、
このポイント情報累計手段によって累計されたポイント情報の累計値を、前記チャンネル毎に記憶するポイント情報記憶手段と、
このポイント情報記憶手段に記憶されている前記ポイント情報の累計値に、その大きさの順番に順位付けした選局優先度を設定し、前記チャンネル毎に前記ポイント情報の累計値と前記選局優先度とを対応付けて前記ポイント情報記憶手段に記憶する選局優先度設定手段と、
前記選局ボタンが押下されたときに、前記ポイント情報記憶手段に記憶されている選局優先度に基づいて、前記チャンネルの選局を行う選局制御手段と、を備え、
前記選局優先度設定手段は、前記電源状態判定手段において前記放送受信装置がオン状態又はオフ状態に変化したと判定されたときに前記選局優先度を設定することを特徴とする選局リモコン装置。 - 前記チャンネルを識別するためのチャンネル識別情報を、前記チャンネルに対応付けて記憶するチャンネル情報記憶手段と、
前記選局制御手段によって選局されたチャンネルに対応するチャンネル識別情報を前記チャンネル情報記憶手段から読み出す識別情報読み出し手段と、
この識別情報読み出し手段で読み出されたチャンネル識別情報を表示する表示手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の選局リモコン装置。 - 前記識別情報読み出し手段は、選局されたチャンネルに加え、前記チャンネルの前記選局優先度の順位で前後するチャンネルに対応するチャンネル識別情報を、前記チャンネル情報記憶手段から読み出し、前記表示手段は、その読み出された複数のチャンネル識別情報を表示することを特徴とする請求項2に記載の選局リモコン装置。
- 前記放送受信装置を使用する予め設定されたユーザを選択するユーザ選択ボタンを備え、
前記ポイント情報累計手段は、前記ユーザ選択ボタンで選択されたユーザ単位に、前記ポイント情報を累計することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の選局リモコン装置。 - 前記ポイント情報累計手段は、曜日又は予め定めた時間帯の少なくとも一方の区間毎に、前記ポイント情報を累計し、
前記選局優先度設定手段は、前記区間毎に前記選局優先度を設定し、
前記選局制御手段は、現時点の前記区間における前記選局優先度に基づいて、前記チャンネルの選局を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の選局リモコン装置。 - 電源のオン及びオフを操作するための電源ボタンと、チャンネルの切り替えを操作するための選局ボタンとにより、放送番組を受信する放送受信装置における選局チャンネルを決定するために、選局リモコン装置のコンピュータを、
前記電源ボタンの押下に基づいて、前記放送受信装置のオン状態及びオフ状態を判定する電源状態判定手段、
この電源状態判定手段において前記放送受信装置がオン状態と判定されているときに、チャンネルが選局されている時間に基づいて、当該チャンネルが選局される度合いを示すポイント情報を生成及び累計し、前記チャンネル毎にポイント情報記憶手段に記憶するポイント情報累計手段、
前記ポイント情報記憶手段に記憶されている前記ポイント情報の累計値に、その大きさの順番に順位付けした選局優先度を設定し、前記チャンネル毎に前記ポイント情報の累計値と前記選局優先度とを対応付けて前記ポイント情報記憶手段に記憶する選局優先度設定手段、
前記選局ボタンが押下されたときに、前記ポイント情報記憶手段に記憶されている選局優先度に基づいて、選局すべきチャンネルを決定する選局制御手段、として機能させ、
前記選局優先度設定手段は、前記電源状態判定手段において前記放送受信装置がオン状態又はオフ状態に変化したと判定されたときに前記選局優先度を設定することを特徴とするチャンネル選局プログラム。
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