JP2001275056A - 番組ガイド装置、推論装置および推論方法 - Google Patents
番組ガイド装置、推論装置および推論方法Info
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- JP2001275056A JP2001275056A JP2000087609A JP2000087609A JP2001275056A JP 2001275056 A JP2001275056 A JP 2001275056A JP 2000087609 A JP2000087609 A JP 2000087609A JP 2000087609 A JP2000087609 A JP 2000087609A JP 2001275056 A JP2001275056 A JP 2001275056A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 視聴者の嗜好に沿った番組候補を表示する。
【解決手段】 番組名を構成する語句について評価を
し、その結果に基づいて番組候補を抽出する。単語の評
価方法については、既に選択された過去の番組名を参照
して行う。図9の抽出情報テーブルでの単語の評価は、
「単語自身の評価点数」と「関連単語の評価点数」の総
点によって決定される。「単語自身の評価点数」とはあ
る単語の出現数である。「関連単語」とは、当該単語と
同一の番組名に含まれるに単語であり、「関連単語の評
価点数」は、関連単語各々における、関連出現確率×関
連単語自身の出現数の総和である。関連出現確率は、同
時出現数/当該単語の出現数である。このようにして求
めた語句の評価を、これから放送予定となっている番組
名に当てはめ、その「評価」が高いものを、視聴者の嗜
好が強い番組であると推論し、番組候補として優先表示
する。
し、その結果に基づいて番組候補を抽出する。単語の評
価方法については、既に選択された過去の番組名を参照
して行う。図9の抽出情報テーブルでの単語の評価は、
「単語自身の評価点数」と「関連単語の評価点数」の総
点によって決定される。「単語自身の評価点数」とはあ
る単語の出現数である。「関連単語」とは、当該単語と
同一の番組名に含まれるに単語であり、「関連単語の評
価点数」は、関連単語各々における、関連出現確率×関
連単語自身の出現数の総和である。関連出現確率は、同
時出現数/当該単語の出現数である。このようにして求
めた語句の評価を、これから放送予定となっている番組
名に当てはめ、その「評価」が高いものを、視聴者の嗜
好が強い番組であると推論し、番組候補として優先表示
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の嗜好など
を反映したガイドなどをすることができる番組ガイド装
置、推論装置および推論方法に関する。
を反映したガイドなどをすることができる番組ガイド装
置、推論装置および推論方法に関する。
【0002】
【従来の技術】視聴者に対して番組をガイドする装置は
従来から種々開発されており、例えば、デジタル放送受
信機において番組ガイドを行う装置が知られている(特
開平11−164213号参照)。
従来から種々開発されており、例えば、デジタル放送受
信機において番組ガイドを行う装置が知られている(特
開平11−164213号参照)。
【0003】従来の装置は、番組ガイドの機能をテレビ
などの番組受信機器に組み込み、特殊な装置として構成
されていた。
などの番組受信機器に組み込み、特殊な装置として構成
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置にあっては、番組ガイド機能が付加された受信機器で
なければ番組ガイドが受けられないため、例えば、一般
のテレビを使用している視聴者が番組ガイド機能を享受
することはできなかった。また、視聴者の趣向にあった
番組ガイドができれば好適であるため、そのような機能
をもつ番組ガイド装置の開発が望まれていた。ところ
で、嗜好を推論する手法としては、例えば、番組名を構
成する単語を検索し、その出現頻度からどのような番組
を好むかなどの嗜好を判定する方法があり、さらに、共
通文字を有する似たような単語について判定の範囲を拡
げる方法もある。 また、テキストデータを使ったデー
タマイニング(クラスタリング)技術を使用して、樹形
図式に言葉の意味上の包含関係(「スポーツ」の下位に
「野球」が位置するような関係)まで評価する方法も知
られている。 しかしながら、上述した単語を検索する
方法にあっては、単語と単語の関連については全く評価
されず、このため、例えば「野球」が好きであっても、
その単語が含まれていなければ、「スポーツ」という単
語が含まれた番組でも検索されず、嗜好を反映しないと
いう問題があった。また、共通文字を検索するものにつ
いても、完全に同じ文字を共有していないと検索されな
いので、精度に問題があった。 さらに、データマイニ
ング技術を使った技術では、意味上の包含関係まで評価
可能であるが、計算量が多く、メモリ資源も多く必要と
するため高コストになるという問題があった。この発明
は上述した事情に鑑みてなされ、一般的なテレビ等の番
組受信機器を視聴しているときでも番組ガイド機能を享
受することができる番組ガイド装置を提供することを目
的としている。また、本発明においては、視聴者の嗜好
を反映した番組ガイドを行うことを目的とする。さら
に、本発明においては、低コストでありながら、複数の
項目から所定の傾向(利用者の嗜好など)に沿った項目
(番組など)を、単語の関連性も考慮された形で候補と
して推論することができる推論装置および方法を提供す
ることを目的としている。
置にあっては、番組ガイド機能が付加された受信機器で
なければ番組ガイドが受けられないため、例えば、一般
のテレビを使用している視聴者が番組ガイド機能を享受
することはできなかった。また、視聴者の趣向にあった
番組ガイドができれば好適であるため、そのような機能
をもつ番組ガイド装置の開発が望まれていた。ところ
で、嗜好を推論する手法としては、例えば、番組名を構
成する単語を検索し、その出現頻度からどのような番組
を好むかなどの嗜好を判定する方法があり、さらに、共
通文字を有する似たような単語について判定の範囲を拡
げる方法もある。 また、テキストデータを使ったデー
タマイニング(クラスタリング)技術を使用して、樹形
図式に言葉の意味上の包含関係(「スポーツ」の下位に
「野球」が位置するような関係)まで評価する方法も知
られている。 しかしながら、上述した単語を検索する
方法にあっては、単語と単語の関連については全く評価
されず、このため、例えば「野球」が好きであっても、
その単語が含まれていなければ、「スポーツ」という単
語が含まれた番組でも検索されず、嗜好を反映しないと
いう問題があった。また、共通文字を検索するものにつ
いても、完全に同じ文字を共有していないと検索されな
いので、精度に問題があった。 さらに、データマイニ
ング技術を使った技術では、意味上の包含関係まで評価
可能であるが、計算量が多く、メモリ資源も多く必要と
するため高コストになるという問題があった。この発明
は上述した事情に鑑みてなされ、一般的なテレビ等の番
組受信機器を視聴しているときでも番組ガイド機能を享
受することができる番組ガイド装置を提供することを目
的としている。また、本発明においては、視聴者の嗜好
を反映した番組ガイドを行うことを目的とする。さら
に、本発明においては、低コストでありながら、複数の
項目から所定の傾向(利用者の嗜好など)に沿った項目
(番組など)を、単語の関連性も考慮された形で候補と
して推論することができる推論装置および方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、番組情報を記憶する番組
情報記憶手段と、番組受信機器が選択したチャンネルに
対応するチャンネル情報、前記番組情報記憶手段が記憶
した番組情報および時刻に対応する番組を識別する番組
識別手段と、前記番組識別手段が識別した番組を視聴情
報として記憶する視聴情報記憶手段と、予め設定された
アルゴリズムに基づいて前記視聴情報記憶手段が記憶し
た視聴情報を解析して視聴者の嗜好傾向を推論し、この
推論結果に基づいて前記番組情報記憶手段から今後の番
組情報を抽出する推論手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1
記載の番組ガイド装置において、前記推論手段は、既に
抽出した番組情報から番組名を構成する語句を抽出し、
各語句に対して所定の評価を行い、前記番組情報記憶手
段内のこれから放送予定となっている番組情報のうち、
番組名を構成する語句に対して前記評価を当てはめ、そ
れらの評価の総計が高いものほど嗜好傾向が高いと推論
し、前記放送予定の番組情報から推論結果に対応した優
先順位で番組情報を抽出することを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、番組情報を記憶する番組
情報記憶手段と、番組受信機器が選択したチャンネルに
対応するチャンネル情報、前記番組情報記憶手段が記憶
した番組情報および時刻に対応する番組を識別する番組
識別手段と、前記番組識別手段が識別した番組を視聴情
報として記憶する視聴情報記憶手段と、予め設定された
アルゴリズムに基づいて前記視聴情報記憶手段が記憶し
た視聴情報を解析して視聴者の嗜好傾向を推論し、この
推論結果に基づいて前記番組情報記憶手段から今後の番
組情報を抽出する推論手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1
記載の番組ガイド装置において、前記推論手段は、既に
抽出した番組情報から番組名を構成する語句を抽出し、
各語句に対して所定の評価を行い、前記番組情報記憶手
段内のこれから放送予定となっている番組情報のうち、
番組名を構成する語句に対して前記評価を当てはめ、そ
れらの評価の総計が高いものほど嗜好傾向が高いと推論
し、前記放送予定の番組情報から推論結果に対応した優
先順位で番組情報を抽出することを特徴とする。
【0006】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項2記載の番組ガイド装置において、前記推論手段
は、前記各語句に評価を行う際に、ある語句の出現頻度
と当該語句が含まれる番組名における他の語句の出現頻
度とを加味して評価を行うことを特徴とする。また、請
求項4に記載の発明にあっては、請求項2または3記載
の番組ガイド装置において、前記推論手段は、既に抽出
した番組情報から所定の要件を満たす番組情報を削除
し、削除後の番組情報に基づいて番組名を構成する語句
を抽出することを特徴とする。また、請求項5に記載の
発明にあっては、請求項4記載の番組ガイド装置におい
て前記所定の要件を満たす番組情報は、視聴者によって
選択されなかった番組情報であることを特徴とする。
請求項2記載の番組ガイド装置において、前記推論手段
は、前記各語句に評価を行う際に、ある語句の出現頻度
と当該語句が含まれる番組名における他の語句の出現頻
度とを加味して評価を行うことを特徴とする。また、請
求項4に記載の発明にあっては、請求項2または3記載
の番組ガイド装置において、前記推論手段は、既に抽出
した番組情報から所定の要件を満たす番組情報を削除
し、削除後の番組情報に基づいて番組名を構成する語句
を抽出することを特徴とする。また、請求項5に記載の
発明にあっては、請求項4記載の番組ガイド装置におい
て前記所定の要件を満たす番組情報は、視聴者によって
選択されなかった番組情報であることを特徴とする。
【0007】また、請求項6に記載の発明にあっては、
複数の項目の中から所定の傾向に沿ったものを候補とし
て推論する推論装置であって、前記複数の項目を記憶す
る項目記憶手段と、前記項目記憶手段内の各項目につい
て選択済グループと未処理グループとを仕分ける仕訳手
段と、前記選択済みグループ内の各項目を構成する語句
を抽出し、各語句に対して所定の評価を行い、前記未処
理グループ内の各項目を構成する語句に対して前記評価
を当てはめ、それらの評価の総計が高いものほど所定の
傾向に沿っていると推論し、前記未処理グループから前
記推論結果に対応した優先順位で前記項目の抽出を行う
推論手段と、前記抽出手段によって抽出された項目のう
ち、利用者によって選択された項目を前記選択済みグル
ープに振り分ける振分手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項7に記載の発明にあっては、請求項6
記載の推論装置において、前記推論手段は、前記各語句
に評価を行う際に、ある語句の出現頻度と当該語句が含
まれる項目における他の語句の出現頻度とを加味して評
価を行うことを特徴とする。また、請求項8に記載の発
明にあっては、請求項6または7記載の推論装置におい
て、前記推論手段は、選択済みグループから所定の要件
を満たす項目を削除し、削除後の各項目に基づいて項目
を構成する語句を抽出することを特徴とする。また、請
求項9に記載の発明にあっては、請求項8記載の推論装
置において、前記所定の要件を満たす項目は、前記推論
手段によって抽出されたものの前記利用者によって選択
されなかった項目であることを特徴とする。また、請求
項10に記載の発明にあっては、請求項6乃至9いずれ
かに記載の推論装置において、前記項目とは番組名であ
り、前記選択済みグループとは選択された番組名からな
るグループであり、前記未処理グループとはこれから放
送予定の番組名であることを特徴とする。また、請求項
11に記載の発明にあっては、複数の項目の中から所定
の傾向に沿ったものを候補として推論する推論方法であ
って、前記複数の項目を第1の記憶手段に記憶させる過
程と、前記第1の記憶手段内の各項目について選択済グ
ループと未処理グループとを仕分ける過程と、前記選択
済みグループ内の各項目を構成する語句を抽出し、各語
句に対して所定の評価を行い、前記未処理グループ内の
各項目を構成する語句に対して前記評価を当てはめ、そ
れらの評価の総計が高いものほど所定の傾向に沿ってい
ると推論し、前記未処理グループから前記推論結果に対
応した優先順位で前記項目の抽出を行う過程と、前記抽
出を行う過程によって抽出された項目のうち、利用者に
よって選択された項目を前記選択済みグループに振り分
ける過程とを具備することを特徴とする。
複数の項目の中から所定の傾向に沿ったものを候補とし
て推論する推論装置であって、前記複数の項目を記憶す
る項目記憶手段と、前記項目記憶手段内の各項目につい
て選択済グループと未処理グループとを仕分ける仕訳手
段と、前記選択済みグループ内の各項目を構成する語句
を抽出し、各語句に対して所定の評価を行い、前記未処
理グループ内の各項目を構成する語句に対して前記評価
を当てはめ、それらの評価の総計が高いものほど所定の
傾向に沿っていると推論し、前記未処理グループから前
記推論結果に対応した優先順位で前記項目の抽出を行う
推論手段と、前記抽出手段によって抽出された項目のう
ち、利用者によって選択された項目を前記選択済みグル
ープに振り分ける振分手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項7に記載の発明にあっては、請求項6
記載の推論装置において、前記推論手段は、前記各語句
に評価を行う際に、ある語句の出現頻度と当該語句が含
まれる項目における他の語句の出現頻度とを加味して評
価を行うことを特徴とする。また、請求項8に記載の発
明にあっては、請求項6または7記載の推論装置におい
て、前記推論手段は、選択済みグループから所定の要件
を満たす項目を削除し、削除後の各項目に基づいて項目
を構成する語句を抽出することを特徴とする。また、請
求項9に記載の発明にあっては、請求項8記載の推論装
置において、前記所定の要件を満たす項目は、前記推論
手段によって抽出されたものの前記利用者によって選択
されなかった項目であることを特徴とする。また、請求
項10に記載の発明にあっては、請求項6乃至9いずれ
かに記載の推論装置において、前記項目とは番組名であ
り、前記選択済みグループとは選択された番組名からな
るグループであり、前記未処理グループとはこれから放
送予定の番組名であることを特徴とする。また、請求項
11に記載の発明にあっては、複数の項目の中から所定
の傾向に沿ったものを候補として推論する推論方法であ
って、前記複数の項目を第1の記憶手段に記憶させる過
程と、前記第1の記憶手段内の各項目について選択済グ
ループと未処理グループとを仕分ける過程と、前記選択
済みグループ内の各項目を構成する語句を抽出し、各語
句に対して所定の評価を行い、前記未処理グループ内の
各項目を構成する語句に対して前記評価を当てはめ、そ
れらの評価の総計が高いものほど所定の傾向に沿ってい
ると推論し、前記未処理グループから前記推論結果に対
応した優先順位で前記項目の抽出を行う過程と、前記抽
出を行う過程によって抽出された項目のうち、利用者に
よって選択された項目を前記選択済みグループに振り分
ける過程とを具備することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】1.実施形態 A:実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態の基本構成を示す斜視図で
ある。図1において、100はテレビ用のリモコンであ
り、テンキー部120と赤外線信号を出力する出力部1
10とを有する。200はテレビであり、リモコン10
0からの赤外線信号を受信する受光部210とTVモニ
ター部220とを有する。
ある。図1において、100はテレビ用のリモコンであ
り、テンキー部120と赤外線信号を出力する出力部1
10とを有する。200はテレビであり、リモコン10
0からの赤外線信号を受信する受光部210とTVモニ
ター部220とを有する。
【0009】テレビ200は、受信した赤外線信号によ
り所望の番組を表示する。300は捕捉装置であり、持
ち運び可能なケーシングに収納されており、図示の状態
においてはテレビ200に近設して配置されている。こ
の補足装置300には、リモコン100からの赤外線信
号を捕捉するための受光部310と、番組ガイド表示装
置400へ赤外線信号を出力する出力部340とが設け
られている。
り所望の番組を表示する。300は捕捉装置であり、持
ち運び可能なケーシングに収納されており、図示の状態
においてはテレビ200に近設して配置されている。こ
の補足装置300には、リモコン100からの赤外線信
号を捕捉するための受光部310と、番組ガイド表示装
置400へ赤外線信号を出力する出力部340とが設け
られている。
【0010】番組ガイド表示装置400は、番組のガイ
ドを行う装置であり、詳細は後述する。この番組ガイド
表示装置400には、リモコン100を収納し得るポケ
ットが設けられており、このポケットにリモコン100
を挿入して両者一体化して使用する。
ドを行う装置であり、詳細は後述する。この番組ガイド
表示装置400には、リモコン100を収納し得るポケ
ットが設けられており、このポケットにリモコン100
を挿入して両者一体化して使用する。
【0011】また、番組ガイドボタン460が設けられ
ており、これが操作されると表示部440に利用者の嗜
好を反映した番組ガイドが表示されるようになってい
る。また、辞書利用ガイドボタン461が設けられてお
り、これが操作されることにより、嗜好辞書(詳細は後
述)を使用するか否かが切り替えられるようになってい
る。
ており、これが操作されると表示部440に利用者の嗜
好を反映した番組ガイドが表示されるようになってい
る。また、辞書利用ガイドボタン461が設けられてお
り、これが操作されることにより、嗜好辞書(詳細は後
述)を使用するか否かが切り替えられるようになってい
る。
【0012】500はパーソナルコンピュータ(以下P
Cという)であり、インターネットを介して情報の授受
が可能になっている。この実施形態の場合、番組情報を
提供しているサイトから番組情報を取得し、取得した番
組情報を出力部510より赤外線信号として出力する。
なお、CS放送(衛星放送)のEPG(番組ガイド)の
ように放送(デジタル放送)に重畳された番組情報を受
信して取得しても良い。
Cという)であり、インターネットを介して情報の授受
が可能になっている。この実施形態の場合、番組情報を
提供しているサイトから番組情報を取得し、取得した番
組情報を出力部510より赤外線信号として出力する。
なお、CS放送(衛星放送)のEPG(番組ガイド)の
ように放送(デジタル放送)に重畳された番組情報を受
信して取得しても良い。
【0013】次に、実施形態の内部構成について詳細に
説明する。図2は、実施形態の内部構成を示すブロック
図である。図2において、320は受信信号処理部であ
り、図3に示したコード・チャンネルテーブル321を
有している。コード・チャンネルテーブル321は、リ
モコン100において使用する赤外線信号の制御コード
と、チャンネル番号を示すCHとの対応関係を表すテー
ブルである。
説明する。図2は、実施形態の内部構成を示すブロック
図である。図2において、320は受信信号処理部であ
り、図3に示したコード・チャンネルテーブル321を
有している。コード・チャンネルテーブル321は、リ
モコン100において使用する赤外線信号の制御コード
と、チャンネル番号を示すCHとの対応関係を表すテー
ブルである。
【0014】受信信号処理部320は、受光部310か
ら受け取った赤外線信号をもとに、コード・チャンネル
テーブル321を参照し、選択されたチャンネル番号
(以下CHという)を判別する。そして、所定時間以上
CHが切り替わらなければ、このCHを確定し、視聴情
報記憶部330へ送る。この実施形態の場合、所定時間
は2分に設定されている。
ら受け取った赤外線信号をもとに、コード・チャンネル
テーブル321を参照し、選択されたチャンネル番号
(以下CHという)を判別する。そして、所定時間以上
CHが切り替わらなければ、このCHを確定し、視聴情
報記憶部330へ送る。この実施形態の場合、所定時間
は2分に設定されている。
【0015】視聴情報記憶部330は、受信信号処理部
320において判別・確定されたCHと、時刻管理機能
部350より入手した現在の時刻とを対にして記憶する
とともに、視聴情報として出力部340から出力する。
ここで図4は、視聴情報記憶部330の記憶内容の一例
であり、図示のように、視聴者が視聴した番組の時刻と
CHとが、対になって記憶されている。
320において判別・確定されたCHと、時刻管理機能
部350より入手した現在の時刻とを対にして記憶する
とともに、視聴情報として出力部340から出力する。
ここで図4は、視聴情報記憶部330の記憶内容の一例
であり、図示のように、視聴者が視聴した番組の時刻と
CHとが、対になって記憶されている。
【0016】また、この視聴情報記憶部330のデータ
は、記憶エリアが一杯になると古いものから順に削除さ
れる。視聴情報記憶部330が、新たな視聴情報を出力
する際は、記憶している視聴情報も併せて出力する。
は、記憶エリアが一杯になると古いものから順に削除さ
れる。視聴情報記憶部330が、新たな視聴情報を出力
する際は、記憶している視聴情報も併せて出力する。
【0017】図2において、420は情報蓄積部であ
り、視聴履歴情報蓄積部421と、番組情報蓄積部42
2の2つの記憶エリアを有している。番組情報蓄積部4
22は、受光部410を介して、PC500から受信し
た最新の番組情報を蓄積する。ここで図5は、番組情報
蓄積部422の記憶内容の一例であり、図示のように、
放送時間、CH、番組名、ジャンルのデータ項目から構
成されている。この記憶エリアのデータは、最新の番組
情報がPC500から送られてくるタイミングにおいて
更新される。
り、視聴履歴情報蓄積部421と、番組情報蓄積部42
2の2つの記憶エリアを有している。番組情報蓄積部4
22は、受光部410を介して、PC500から受信し
た最新の番組情報を蓄積する。ここで図5は、番組情報
蓄積部422の記憶内容の一例であり、図示のように、
放送時間、CH、番組名、ジャンルのデータ項目から構
成されている。この記憶エリアのデータは、最新の番組
情報がPC500から送られてくるタイミングにおいて
更新される。
【0018】また、視聴履歴情報蓄積部421は、捕捉
装置300が出力する視聴情報を受光部410を介して
受け取り、視聴履歴情報として蓄積する。このとき、視
聴情報記憶部330は、前述のように内部に記憶した複
数の視聴情報を出力するが、視聴履歴情報蓄積部421
は、受け取った視聴情報のうち、既に蓄積されているも
のについては、重複受信として破棄する。このように複
数の視聴情報を受け渡すようにしているのは、通信エラ
ーによって視聴情報が欠落しても、それ以後の通信にお
いて復帰できるようにするためである。
装置300が出力する視聴情報を受光部410を介して
受け取り、視聴履歴情報として蓄積する。このとき、視
聴情報記憶部330は、前述のように内部に記憶した複
数の視聴情報を出力するが、視聴履歴情報蓄積部421
は、受け取った視聴情報のうち、既に蓄積されているも
のについては、重複受信として破棄する。このように複
数の視聴情報を受け渡すようにしているのは、通信エラ
ーによって視聴情報が欠落しても、それ以後の通信にお
いて復帰できるようにするためである。
【0019】ここで図6は、視聴履歴情報蓄積部421
の記憶内容の一例であり、図示のように、時刻、CH、
番組名、ジャンルのデータ項目から構成されている。こ
のデータ項目のうち時刻とCHは、捕捉装置300から
受信した視聴情報の時刻とCHである。番組名とジャン
ルは、この時刻とCHをもとに、番組情報蓄積部422
に蓄積されたデータを参照して判別したものである。ま
た、この視聴履歴情報蓄積部421のデータは、記憶エ
リアが一杯になると古いものから順に削除される。
の記憶内容の一例であり、図示のように、時刻、CH、
番組名、ジャンルのデータ項目から構成されている。こ
のデータ項目のうち時刻とCHは、捕捉装置300から
受信した視聴情報の時刻とCHである。番組名とジャン
ルは、この時刻とCHをもとに、番組情報蓄積部422
に蓄積されたデータを参照して判別したものである。ま
た、この視聴履歴情報蓄積部421のデータは、記憶エ
リアが一杯になると古いものから順に削除される。
【0020】470は嗜好辞書部であり、選択情報部4
71、非選択情報部474及び抽出情報部477の3つ
の記憶エリアを有している。選択情報部471には、表
示部440に表示された番組候補のリストのうち、視聴
者によって選択された番組候補の番組名(以下、タイト
ルという)が選択情報として記憶されている。また、こ
の選択情報部471のデータは、記憶エリアが一杯にな
ると古いものから順に削除される。
71、非選択情報部474及び抽出情報部477の3つ
の記憶エリアを有している。選択情報部471には、表
示部440に表示された番組候補のリストのうち、視聴
者によって選択された番組候補の番組名(以下、タイト
ルという)が選択情報として記憶されている。また、こ
の選択情報部471のデータは、記憶エリアが一杯にな
ると古いものから順に削除される。
【0021】さらに、選択情報部471は、図7に示し
た選択情報テーブル472を有している。選択情報テー
ブル472は、利用者が選択した番組におけるタイトル
の構成要素であり、その番組を特徴付ける複数の単語に
ついての情報であって、各々の単語の出現数及び同時出
現数からなる嗜好辞書を構成する。出現数はその単語自
身の出現数を単純にカウントしたものであり、同時出現
数は当該タイトルにおける当該単語とともに同時に出現
している単語についてカウントしたもので当該単語との
関連度を表すものである。
た選択情報テーブル472を有している。選択情報テー
ブル472は、利用者が選択した番組におけるタイトル
の構成要素であり、その番組を特徴付ける複数の単語に
ついての情報であって、各々の単語の出現数及び同時出
現数からなる嗜好辞書を構成する。出現数はその単語自
身の出現数を単純にカウントしたものであり、同時出現
数は当該タイトルにおける当該単語とともに同時に出現
している単語についてカウントしたもので当該単語との
関連度を表すものである。
【0022】非選択情報部474には、表示部440に
表示された番組候補のリストのうち、選択されなかった
番組候補のタイトルが非選択情報として記憶されてい
る。また、この非選択情報部474のデータは、記憶エ
リアが一杯になると古いものから順に削除される。
表示された番組候補のリストのうち、選択されなかった
番組候補のタイトルが非選択情報として記憶されてい
る。また、この非選択情報部474のデータは、記憶エ
リアが一杯になると古いものから順に削除される。
【0023】さらに、非選択情報部474は、図8に示
した非選択情報テーブル475を有している。非選択情
報テーブル475は、利用者が選択しなかった番組にお
けるタイトルの構成要素であり、その番組を特徴付ける
複数の単語についての情報である点を除けば選択情報テ
ーブル472と同様である。
した非選択情報テーブル475を有している。非選択情
報テーブル475は、利用者が選択しなかった番組にお
けるタイトルの構成要素であり、その番組を特徴付ける
複数の単語についての情報である点を除けば選択情報テ
ーブル472と同様である。
【0024】抽出情報部477は、図9に示した抽出情
報テーブル478を有している。抽出情報テーブル47
8は選択情報テーブル472と非選択情報テーブル47
5との差分により作成された嗜好辞書の一つである。な
お、データ項目等は選択情報テーブル472及び非選択
情報テーブル475と同様である。
報テーブル478を有している。抽出情報テーブル47
8は選択情報テーブル472と非選択情報テーブル47
5との差分により作成された嗜好辞書の一つである。な
お、データ項目等は選択情報テーブル472及び非選択
情報テーブル475と同様である。
【0025】図2において、430は評価・推論部であ
り、番組情報蓄積部422に蓄積された番組情報の評価
をし、利用者の視聴するであろう番組を推論し、いくつ
かの番組候補リストを作成し番組候補記憶部431に記
憶させるとともに表示部440へ出力する。番組情報の
評価手段は2通りあり、番組ガイドボタン460が操作
されたときの第1の評価手段と、辞書利用ガイドボタン
461が操作されたときの第2の評価手段とがある。
り、番組情報蓄積部422に蓄積された番組情報の評価
をし、利用者の視聴するであろう番組を推論し、いくつ
かの番組候補リストを作成し番組候補記憶部431に記
憶させるとともに表示部440へ出力する。番組情報の
評価手段は2通りあり、番組ガイドボタン460が操作
されたときの第1の評価手段と、辞書利用ガイドボタン
461が操作されたときの第2の評価手段とがある。
【0026】第1の評価手段は、視聴履歴情報蓄積部4
21の視聴履歴情報に基づいて視聴者の嗜好を分析し、
分析した嗜好に基づき番組情報の評価をする(詳細は後
述)。第2の評価手段は、嗜好辞書部470の選択情報
テーブル472または抽出情報テーブル478に基づい
て、番組情報におけるタイトルを評価する(詳細は後
述)。450は設定部であり、第2の評価手段において
選択情報テーブル472に基づいて評価するか、抽出情
報テーブル478に基づいて評価するかを選択できるよ
うになっている。
21の視聴履歴情報に基づいて視聴者の嗜好を分析し、
分析した嗜好に基づき番組情報の評価をする(詳細は後
述)。第2の評価手段は、嗜好辞書部470の選択情報
テーブル472または抽出情報テーブル478に基づい
て、番組情報におけるタイトルを評価する(詳細は後
述)。450は設定部であり、第2の評価手段において
選択情報テーブル472に基づいて評価するか、抽出情
報テーブル478に基づいて評価するかを選択できるよ
うになっている。
【0027】B:実施形態の動作 次に、番組ガイド表示装置400の動作について、例を
挙げて、詳細に説明する。例えば、まず、利用者が、1
4:00に3CHを選局したとすると、選局したチャン
ネル番号に対応する赤外線信号が、出力部110から出
力される。出力された赤外線信号は、空間的な広がりを
持つため、テレビ200の受光部210と、捕捉装置3
00の受光部310の両方において受信される。テレビ
200は、受光部210において受信した赤外線信号に
より、該当する番組をTVモニター部220に出力す
る。
挙げて、詳細に説明する。例えば、まず、利用者が、1
4:00に3CHを選局したとすると、選局したチャン
ネル番号に対応する赤外線信号が、出力部110から出
力される。出力された赤外線信号は、空間的な広がりを
持つため、テレビ200の受光部210と、捕捉装置3
00の受光部310の両方において受信される。テレビ
200は、受光部210において受信した赤外線信号に
より、該当する番組をTVモニター部220に出力す
る。
【0028】一方、捕捉装置300の受光部310にお
いて受信すなわち捕捉された赤外線信号は、受信信号処
理部320に送られる。受信信号処理部320は、コー
ド・チャンネルテーブル321を照会することにより、
受光部310より受け取った赤外線信号に該当するCH
を3と判別し、2分以上CHが切り替わらなかったなら
ばこのCHを確定し、視聴情報記憶部330へ送る。
いて受信すなわち捕捉された赤外線信号は、受信信号処
理部320に送られる。受信信号処理部320は、コー
ド・チャンネルテーブル321を照会することにより、
受光部310より受け取った赤外線信号に該当するCH
を3と判別し、2分以上CHが切り替わらなかったなら
ばこのCHを確定し、視聴情報記憶部330へ送る。
【0029】視聴情報記憶部330は、判別・確定した
CHの3と、時刻管理機能部350より入手した現在の
時刻14:00とを、視聴情報として出力部340へ送
ると同時に図4の矢印aに示すように記憶する。出力部
340は、この視聴情報(14:00、3CH)を、赤
外線信号として出力する。出力された視聴情報は、番組
ガイド表示装置400の受光部410を介して、情報蓄
積部420へ送られる。
CHの3と、時刻管理機能部350より入手した現在の
時刻14:00とを、視聴情報として出力部340へ送
ると同時に図4の矢印aに示すように記憶する。出力部
340は、この視聴情報(14:00、3CH)を、赤
外線信号として出力する。出力された視聴情報は、番組
ガイド表示装置400の受光部410を介して、情報蓄
積部420へ送られる。
【0030】情報蓄積部420は、視聴情報を受け取る
と、図5に示すような番組情報蓄積部422に記憶され
た番組情報を参照して、該当する番組名、例えば、「印
象派の画家達」とジャンル「芸術」を判別し、時刻「1
4:00」、CH「3」と併せて、図6の矢印aに示す
ように視聴履歴情報蓄積部421に記憶する。
と、図5に示すような番組情報蓄積部422に記憶され
た番組情報を参照して、該当する番組名、例えば、「印
象派の画家達」とジャンル「芸術」を判別し、時刻「1
4:00」、CH「3」と併せて、図6の矢印aに示す
ように視聴履歴情報蓄積部421に記憶する。
【0031】次に、利用者が、14:10に6CHを選
局したとすると、同様に、受光部320において捕捉さ
れた赤外線信号は、受信信号処理部320に送られる。
受信信号処理部320は、コード・チャンネルテーブル
321を参照し、この赤外線信号に該当するCHを6と
判別し、図4の矢印bに示すように、時刻「14:1
0」、CH「6」という視聴情報を視聴情報記憶部33
0に記憶し、この視聴情報(14:10、6CH)を出
力部340を介して出力する。
局したとすると、同様に、受光部320において捕捉さ
れた赤外線信号は、受信信号処理部320に送られる。
受信信号処理部320は、コード・チャンネルテーブル
321を参照し、この赤外線信号に該当するCHを6と
判別し、図4の矢印bに示すように、時刻「14:1
0」、CH「6」という視聴情報を視聴情報記憶部33
0に記憶し、この視聴情報(14:10、6CH)を出
力部340を介して出力する。
【0032】出力された視聴情報は、受光部410を介
して情報蓄積部420へ送られ、図5に示すような番組
情報蓄積部422に記憶された番組情報を参照して、該
当する番組名、例えば「名画の旅」とジャンル「芸術」
を判別し、時刻「14:10」、CH「6」と併せて、
図6の矢印bに示すように視聴履歴情報蓄積部421に
記憶する。
して情報蓄積部420へ送られ、図5に示すような番組
情報蓄積部422に記憶された番組情報を参照して、該
当する番組名、例えば「名画の旅」とジャンル「芸術」
を判別し、時刻「14:10」、CH「6」と併せて、
図6の矢印bに示すように視聴履歴情報蓄積部421に
記憶する。
【0033】以上のようにして、例えば、利用者が、1
4:20に4CHを選局したとすると、図4の矢印cに
示すように、視聴情報記憶部330に、時刻「14:2
0」、CH「4」という視聴情報が記憶され、図6の矢
印cに示すように、視聴履歴情報蓄積部421に、時刻
「14:20」、CH「4」、番組名「今日のサッカー
ニュース」、ジャンル「スポーツ」という視聴履歴情報
が記憶される。
4:20に4CHを選局したとすると、図4の矢印cに
示すように、視聴情報記憶部330に、時刻「14:2
0」、CH「4」という視聴情報が記憶され、図6の矢
印cに示すように、視聴履歴情報蓄積部421に、時刻
「14:20」、CH「4」、番組名「今日のサッカー
ニュース」、ジャンル「スポーツ」という視聴履歴情報
が記憶される。
【0034】同様にして、例えば、利用者が、14:3
0に3CHを選局したとすると、図4の矢印dに示すよ
うに、視聴情報記憶部330に、時刻「14:30」、
CH「3」という視聴情報が記憶され、図6の矢印dに
示すように、視聴履歴情報蓄積部421に、時刻「1
4:30」、CH「3」、番組名「印象派の画家達」、
ジャンル「芸術」という視聴履歴情報が記憶される。
0に3CHを選局したとすると、図4の矢印dに示すよ
うに、視聴情報記憶部330に、時刻「14:30」、
CH「3」という視聴情報が記憶され、図6の矢印dに
示すように、視聴履歴情報蓄積部421に、時刻「1
4:30」、CH「3」、番組名「印象派の画家達」、
ジャンル「芸術」という視聴履歴情報が記憶される。
【0035】次に、第1の評価手段の場合における、番
組ガイド表示装置400の動作について詳細に説明す
る。利用者が番組ガイドボタン460を操作して、例え
ば15:00に、番組ガイド表示を要求したとすると、
評価・推論部430は、視聴履歴情報蓄積部421に記
憶された視聴履歴情報を参照し、視聴者の嗜好を分析す
る。分析のアルゴリズムは種々考えられるが、例えば、
図6に示したような視聴履歴情報を参照し、まず、ジャ
ンル別に選択された回数をカウントして順位付けをし、
1位芸術(3回)、2位スポーツ(1回)という結果を
得る。
組ガイド表示装置400の動作について詳細に説明す
る。利用者が番組ガイドボタン460を操作して、例え
ば15:00に、番組ガイド表示を要求したとすると、
評価・推論部430は、視聴履歴情報蓄積部421に記
憶された視聴履歴情報を参照し、視聴者の嗜好を分析す
る。分析のアルゴリズムは種々考えられるが、例えば、
図6に示したような視聴履歴情報を参照し、まず、ジャ
ンル別に選択された回数をカウントして順位付けをし、
1位芸術(3回)、2位スポーツ(1回)という結果を
得る。
【0036】次に、CH別に選択された回数をカウント
し、順位付けをし、1位3CH(2回)、2位4CH、
6CH(各1回)という結果を得る。そして、これらの
結果から、この利用者は、ジャンルでは芸術を、CHで
は3CHを好むという嗜好があると判断する。
し、順位付けをし、1位3CH(2回)、2位4CH、
6CH(各1回)という結果を得る。そして、これらの
結果から、この利用者は、ジャンルでは芸術を、CHで
は3CHを好むという嗜好があると判断する。
【0037】次に、分析した嗜好に基づき、図5に示し
た番組情報から、この嗜好に近い番組候補を抽出する。
まず、15:00以降の番組情報からジャンル「芸術」
の番組情報を抽出すると、「3CH、ピカソの人生」と
「6CH、モナリザ」の2つが抽出される。次に、この
2つの番組情報からCH「3」の番組情報を抽出する
と、「3CH、ピカソの人生」が番組候補として最終的
に抽出される。次に、抽出した番組候補「3CH、ピカ
ソの人生」は、ジャンル「芸術」、放送時間「15:0
0〜16:00」という情報と併せて、番組候補リスト
として番組候補記憶部431に記憶されるとともに、表
示部440に表示される。
た番組情報から、この嗜好に近い番組候補を抽出する。
まず、15:00以降の番組情報からジャンル「芸術」
の番組情報を抽出すると、「3CH、ピカソの人生」と
「6CH、モナリザ」の2つが抽出される。次に、この
2つの番組情報からCH「3」の番組情報を抽出する
と、「3CH、ピカソの人生」が番組候補として最終的
に抽出される。次に、抽出した番組候補「3CH、ピカ
ソの人生」は、ジャンル「芸術」、放送時間「15:0
0〜16:00」という情報と併せて、番組候補リスト
として番組候補記憶部431に記憶されるとともに、表
示部440に表示される。
【0038】次に、表示部440に表示された番組候補
リストを参照し、リモコン100を操作して利用者が番
組を選択すると、番組ガイド表示装置400は、前述し
た視聴履歴情報の蓄積と同様の動作をする。ただし、こ
の場合さらに以下の動作をする。
リストを参照し、リモコン100を操作して利用者が番
組を選択すると、番組ガイド表示装置400は、前述し
た視聴履歴情報の蓄積と同様の動作をする。ただし、こ
の場合さらに以下の動作をする。
【0039】番組ガイド表示装置400は、蓄積された
視聴履歴情報におけるそれぞれのタイトルと、番組候補
記憶部431に記憶された番組候補リストにおけるそれ
ぞれのタイトルとを照合し、選択された番組候補リスト
のタイトルと、選択されなかった番組候補リストのタイ
トルとを判別する。
視聴履歴情報におけるそれぞれのタイトルと、番組候補
記憶部431に記憶された番組候補リストにおけるそれ
ぞれのタイトルとを照合し、選択された番組候補リスト
のタイトルと、選択されなかった番組候補リストのタイ
トルとを判別する。
【0040】判別の結果、選択されたタイトルは選択情
報部471に記憶され、選択されなかったタイトルは非
選択情報部474に記憶される。このようにして、選
択、非選択それぞれの情報(タイトル)が取得できる。
番組ガイド表示装置400は、選択情報部471に記憶
された複数のタイトルに基づいて、選択情報テーブル4
72を作成・更新する。
報部471に記憶され、選択されなかったタイトルは非
選択情報部474に記憶される。このようにして、選
択、非選択それぞれの情報(タイトル)が取得できる。
番組ガイド表示装置400は、選択情報部471に記憶
された複数のタイトルに基づいて、選択情報テーブル4
72を作成・更新する。
【0041】ここで図11は、選択情報テーブル472
の作成・更新における番組ガイド表示装置400の動作
の流れを示したフローチャートであり、選択情報部47
1からある情報(タイトル)を読み込み(ステップS
1)、そのタイトルの中から公知の形態素解析技術及び
全文解析技術を利用してそれぞれの番組を特徴づける単
語を特定・抽出し、すべて一時記憶ファイル473に一
時的に記憶する(ステップS2)。
の作成・更新における番組ガイド表示装置400の動作
の流れを示したフローチャートであり、選択情報部47
1からある情報(タイトル)を読み込み(ステップS
1)、そのタイトルの中から公知の形態素解析技術及び
全文解析技術を利用してそれぞれの番組を特徴づける単
語を特定・抽出し、すべて一時記憶ファイル473に一
時的に記憶する(ステップS2)。
【0042】図示したように一時記憶ファイル473
は、単語、登録処理フラグ及び関連処理フラグのデータ
項目を含む情報になっている。単語はあるタイトルにお
いて特定・抽出された単語(例:「今日」)であり、登
録処理フラグは当該単語の処理が終了したか否かを判別
するためのフラグであり、選択情報テーブル472への
登録と出現数の項目のカウントとを制御する。
は、単語、登録処理フラグ及び関連処理フラグのデータ
項目を含む情報になっている。単語はあるタイトルにお
いて特定・抽出された単語(例:「今日」)であり、登
録処理フラグは当該単語の処理が終了したか否かを判別
するためのフラグであり、選択情報テーブル472への
登録と出現数の項目のカウントとを制御する。
【0043】関連処理フラグは当該タイトルにおける当
該単語以外の関連する単語についての処理が終了したか
否かを判別するためのフラグであり、選択情報テーブル
472における関連する単語の項目の同時出現数のカウ
ントを制御する。
該単語以外の関連する単語についての処理が終了したか
否かを判別するためのフラグであり、選択情報テーブル
472における関連する単語の項目の同時出現数のカウ
ントを制御する。
【0044】一時記憶ファイル473に特定・抽出した
単語を記憶した後、未処理を表すために登録処理フラグ
を全てOFFにすることで初期化し(ステップS3)、
同様に関連処理フラグを全てOFFにし(ステップS
4)、登録処理フラグがOFFの単語が有るか判定し
(ステップS5)、無しの場合は一時記憶ファイル47
3のデータをクリアして(ステップS6)、処理を終了
する(ステップS7)。
単語を記憶した後、未処理を表すために登録処理フラグ
を全てOFFにすることで初期化し(ステップS3)、
同様に関連処理フラグを全てOFFにし(ステップS
4)、登録処理フラグがOFFの単語が有るか判定し
(ステップS5)、無しの場合は一時記憶ファイル47
3のデータをクリアして(ステップS6)、処理を終了
する(ステップS7)。
【0045】一方、登録処理フラグOFFの単語が「有
り」の場合は一時記憶ファイル473から該当する単語
を含むレコードを読み込み(ステップS8)、当該単語
の登録処理フラグ及び関連処理フラグをONにし(ステ
ップS9)、当該単語(例:「今日」)が選択情報テー
ブル472に有るか判定し(ステップS10)、無しの
場合は選択情報テーブル472に新たに登録し出現数及
び同時出現数を0にする(ステップS11)。一方、有
りの場合は直接次のステップに進み、登録されたレコー
ドにおいて出現数の項目に1を加える(ステップS1
2)。
り」の場合は一時記憶ファイル473から該当する単語
を含むレコードを読み込み(ステップS8)、当該単語
の登録処理フラグ及び関連処理フラグをONにし(ステ
ップS9)、当該単語(例:「今日」)が選択情報テー
ブル472に有るか判定し(ステップS10)、無しの
場合は選択情報テーブル472に新たに登録し出現数及
び同時出現数を0にする(ステップS11)。一方、有
りの場合は直接次のステップに進み、登録されたレコー
ドにおいて出現数の項目に1を加える(ステップS1
2)。
【0046】次に、一時記憶ファイル473にある全て
のレコードを検索し関連処理フラグがOFFの単語が有
るかを判定し(ステップS13)、無しの場合はステッ
プS4の直前へ戻り、有りの場合は当該単語と同一であ
るか判定し(ステップS14)、同一であれば処理をせ
ずステップS13の直前に戻る。一方、同一でなく、す
なわち異なった単語であれば当該単語に該当する選択情
報テーブル472のレコードにおける該当する同時出現
数のデータ項目に1を加え(ステップS15)、関連処
理フラグをONにし(ステップS16)、ステップS1
3の直前に戻る。
のレコードを検索し関連処理フラグがOFFの単語が有
るかを判定し(ステップS13)、無しの場合はステッ
プS4の直前へ戻り、有りの場合は当該単語と同一であ
るか判定し(ステップS14)、同一であれば処理をせ
ずステップS13の直前に戻る。一方、同一でなく、す
なわち異なった単語であれば当該単語に該当する選択情
報テーブル472のレコードにおける該当する同時出現
数のデータ項目に1を加え(ステップS15)、関連処
理フラグをONにし(ステップS16)、ステップS1
3の直前に戻る。
【0047】上述したアルゴリズムに基づく具体例を示
すと次のようになる。例えば、選択情報部471に、 タイトル1(サッカー) タイトル2(今日のニュース、スポーツ) タイトル3(スポーツ特集、Jリーグサッカー) タイトル4(日本のスポーツ) という4つのレコードが記憶されていたとする。
すと次のようになる。例えば、選択情報部471に、 タイトル1(サッカー) タイトル2(今日のニュース、スポーツ) タイトル3(スポーツ特集、Jリーグサッカー) タイトル4(日本のスポーツ) という4つのレコードが記憶されていたとする。
【0048】これらから単語のみを抽出するとそれぞれ
のレコードは次のようになる。 タイトル1(「サッカー」) タイトル2(「今日」「ニュース」「スポーツ」) タイトル3(「スポーツ」「特集」「Jリーグ」「サッ
カー」) タイトル4(「日本」「スポーツ」)
のレコードは次のようになる。 タイトル1(「サッカー」) タイトル2(「今日」「ニュース」「スポーツ」) タイトル3(「スポーツ」「特集」「Jリーグ」「サッ
カー」) タイトル4(「日本」「スポーツ」)
【0049】これらの情報から図7に示すような選択情
報テーブル472を作成する。まず、タイトル1につい
て処理し、「サッカー」のレコードの出現数に1カウン
トする。続いて、タイトル2について処理し、「今日」
のレコードの出現数に1カウントし、「ニュース」及び
「スポーツ」も同時に出現しているため当該レコードに
おける「ニュース」と「スポーツ」の同時出現数にそれ
ぞれ1カウントする。「ニュース」のレコードも前述し
た「今日」のレコードと同様に出現数に1カウントし、
当該レコードにおける「今日」と「スポーツ」の同時出
現数にそれぞれ1カウントする。
報テーブル472を作成する。まず、タイトル1につい
て処理し、「サッカー」のレコードの出現数に1カウン
トする。続いて、タイトル2について処理し、「今日」
のレコードの出現数に1カウントし、「ニュース」及び
「スポーツ」も同時に出現しているため当該レコードに
おける「ニュース」と「スポーツ」の同時出現数にそれ
ぞれ1カウントする。「ニュース」のレコードも前述し
た「今日」のレコードと同様に出現数に1カウントし、
当該レコードにおける「今日」と「スポーツ」の同時出
現数にそれぞれ1カウントする。
【0050】「スポーツ」のレコードも前述と同様に出
現数に1カウントし、当該レコードにおける「今日」と
「ニュース」の同時出現数にそれぞれ1カウントする。
以下同様にタイトル3及びタイトル4も処理し、最終的
に図7に示すような選択情報テーブル472を得る。こ
のようにして、選択された情報に係る嗜好辞書が作成さ
れる。また、上記動作は、表示部440に表示された番
組候補リストを参照し、リモコン100を操作して視聴
者が番組を選択するたびに行われるが、この場合には嗜
好辞書の内容が順次更新される。
現数に1カウントし、当該レコードにおける「今日」と
「ニュース」の同時出現数にそれぞれ1カウントする。
以下同様にタイトル3及びタイトル4も処理し、最終的
に図7に示すような選択情報テーブル472を得る。こ
のようにして、選択された情報に係る嗜好辞書が作成さ
れる。また、上記動作は、表示部440に表示された番
組候補リストを参照し、リモコン100を操作して視聴
者が番組を選択するたびに行われるが、この場合には嗜
好辞書の内容が順次更新される。
【0051】また、非選択情報部474に記憶された複
数のタイトルに基づいて、非選択情報テーブル475を
作成・更新する場合も、選択情報テーブル472を作成
・更新する場合と同様の動作をする。
数のタイトルに基づいて、非選択情報テーブル475を
作成・更新する場合も、選択情報テーブル472を作成
・更新する場合と同様の動作をする。
【0052】例えば、非選択情報部474に、 タイトル1(今日の特集) タイトル2(明日の世界と日本) タイトル3(おはよう日本) という3つのレコードが記憶されていたとすると、図8
に示したような非選択情報テーブル475が作成・更新
できる。
に示したような非選択情報テーブル475が作成・更新
できる。
【0053】次に、番組ガイド表示装置400は、選択
情報テーブル472及び非選択情報テーブル475に基
づいて、抽出情報を抽出し抽出情報テーブル478を作
成・更新する。この抽出方法としては種々考えられる
が、図10はその作成・更新方法の一例を示す説明図で
あり、選択情報テーブル472、非選択情報テーブル4
75それぞれを単語の出現数でソートし、非選択情報の
例えば上位3つに該当するレコードを選択情報から差し
引くことで削除し、その差分として図9に示すような抽
出情報テーブル478を得る。
情報テーブル472及び非選択情報テーブル475に基
づいて、抽出情報を抽出し抽出情報テーブル478を作
成・更新する。この抽出方法としては種々考えられる
が、図10はその作成・更新方法の一例を示す説明図で
あり、選択情報テーブル472、非選択情報テーブル4
75それぞれを単語の出現数でソートし、非選択情報の
例えば上位3つに該当するレコードを選択情報から差し
引くことで削除し、その差分として図9に示すような抽
出情報テーブル478を得る。
【0054】以上の処理を行うのは、嗜好要素とは異な
る情報を削除し、テーブルの規模を抑えるためである。
より詳しく言えば、「一般的に使用する言葉で嗜好を反
映しないもの」「嗜好と相反するもの(嫌いなもの)」
といったような要素を削除するためであり、このことに
より、テーブルの規模を抑えることが可能になり、結果
として計算、メモリの効率をあげることができる。
る情報を削除し、テーブルの規模を抑えるためである。
より詳しく言えば、「一般的に使用する言葉で嗜好を反
映しないもの」「嗜好と相反するもの(嫌いなもの)」
といったような要素を削除するためであり、このことに
より、テーブルの規模を抑えることが可能になり、結果
として計算、メモリの効率をあげることができる。
【0055】次に、第2の評価手段の場合における、番
組ガイド表示装置400の動作について詳細に説明す
る。利用者が辞書利用ガイドボタン461を操作して、
番組ガイド表示を要求したとすると、評価・推論部43
0は、これから利用可能な最新の複数の番組情報におけ
るタイトルを番組情報蓄積部422から取得する。
組ガイド表示装置400の動作について詳細に説明す
る。利用者が辞書利用ガイドボタン461を操作して、
番組ガイド表示を要求したとすると、評価・推論部43
0は、これから利用可能な最新の複数の番組情報におけ
るタイトルを番組情報蓄積部422から取得する。
【0056】また、評価・推論部430は、選択情報テ
ーブル472または抽出情報テーブル478におけるそ
れぞれの単語を評価をしその評価データを記憶する。単
語の評価方法については、種々のアルゴリズムが考えら
れるが、ここでは設定部450により抽出情報テーブル
478に基づいて評価するように設定された場合を例に
図9を参照して説明する。
ーブル472または抽出情報テーブル478におけるそ
れぞれの単語を評価をしその評価データを記憶する。単
語の評価方法については、種々のアルゴリズムが考えら
れるが、ここでは設定部450により抽出情報テーブル
478に基づいて評価するように設定された場合を例に
図9を参照して説明する。
【0057】図9は抽出情報テーブル478に基づく単
語の評価方法の一例を示す説明図であり、単語の評価
は、「単語自身の評価点数」と「関連単語の評価点数」
の総点を求めることで実施する。「単語自身の評価点
数」はある単語の出現数であり、「関連単語の評価点
数」は、当該単語に関連する単語各々における、関連出
現確率×関連単語自身の出現数の総和である。関連出現
確率は、同時出現数/当該単語の出現数である。
語の評価方法の一例を示す説明図であり、単語の評価
は、「単語自身の評価点数」と「関連単語の評価点数」
の総点を求めることで実施する。「単語自身の評価点
数」はある単語の出現数であり、「関連単語の評価点
数」は、当該単語に関連する単語各々における、関連出
現確率×関連単語自身の出現数の総和である。関連出現
確率は、同時出現数/当該単語の出現数である。
【0058】「スポーツ」を評価する例で具体的に説明
すると、「単語自身の評価点数」は出現数が「3」であ
るため(図9のa参照)「3」となる。この「スポー
ツ」という単語に関連しているとしてカウントされてい
るものが「サッカー」「ニュース」「Jリーグ」であ
り、これらが「関連単語」である。次に、こららの「関
連単語」についての「評価点数」を求める必要がある。
すると、「単語自身の評価点数」は出現数が「3」であ
るため(図9のa参照)「3」となる。この「スポー
ツ」という単語に関連しているとしてカウントされてい
るものが「サッカー」「ニュース」「Jリーグ」であ
り、これらが「関連単語」である。次に、こららの「関
連単語」についての「評価点数」を求める必要がある。
【0059】例えば「サッカー」の「関連単語の評価点
数」を求める手順を説明する。まず、「スポーツ」の語
が3回出現したとき、「サッカー」は1回出現してい
る。ここで、「スポーツ」に対する「サッカー」の関連
出現確率は、(同時出現数=1(図9のb参照)/当該
単語(「スポーツ」)の出現数=3(図9のa参照)に
より求める。すなわち、「1/3」となる。ここで、関
連単語自身の出現数は、図9のcに示すように「2」で
あるため、この値と前述の関連出現確率を乗じて、当該
「関連単語」の評価とする。すなわち、(1/3)×2
=(2/3)となる。以下同様に「ニュース」の「関連
単語の評価点数」は「1/3」、「Jリーグ」の「関連
単語の評価点数」は「1/3」となる。結果として「ス
ポーツ」の評価は、「3」+「2/3」+「1/3」+
「1/3」により「4.33」となる。このようにし
て、「スポーツ」の評価データとして「4.33」が得
られ記憶される。
数」を求める手順を説明する。まず、「スポーツ」の語
が3回出現したとき、「サッカー」は1回出現してい
る。ここで、「スポーツ」に対する「サッカー」の関連
出現確率は、(同時出現数=1(図9のb参照)/当該
単語(「スポーツ」)の出現数=3(図9のa参照)に
より求める。すなわち、「1/3」となる。ここで、関
連単語自身の出現数は、図9のcに示すように「2」で
あるため、この値と前述の関連出現確率を乗じて、当該
「関連単語」の評価とする。すなわち、(1/3)×2
=(2/3)となる。以下同様に「ニュース」の「関連
単語の評価点数」は「1/3」、「Jリーグ」の「関連
単語の評価点数」は「1/3」となる。結果として「ス
ポーツ」の評価は、「3」+「2/3」+「1/3」+
「1/3」により「4.33」となる。このようにし
て、「スポーツ」の評価データとして「4.33」が得
られ記憶される。
【0060】次に、評価・推論部430は取得したそれ
ぞれの最新の番組情報におけるタイトルから、前述した
選択情報テーブル472の作成・更新の際の単語抽出と
同様に、該当する番組を特徴づける単語を抽出する。評
価・推論部430は記憶した各単語の評価データに基づ
いて、抽出した単語を評価し、それらの総点を番組情報
のタイトルの評価とする。
ぞれの最新の番組情報におけるタイトルから、前述した
選択情報テーブル472の作成・更新の際の単語抽出と
同様に、該当する番組を特徴づける単語を抽出する。評
価・推論部430は記憶した各単語の評価データに基づ
いて、抽出した単語を評価し、それらの総点を番組情報
のタイトルの評価とする。
【0061】例えば、番組情報のタイトルとして、 タイトル1(明日のニュース) タイトル2(今日の天気) という2つが取得されたとする。
【0062】これらから単語のみを抽出するとそれぞれ
は次のようになる。 タイトル1(「明日」「ニュース」) タイトル2(「今日」「天気」) タイトル1において、「明日」は嗜好辞書にないため評
価「0」となり、「ニュース」は図9に示した抽出情報
テーブル478から前述した評価方法に基づき、「1」
+「1/1」×「3」により評価「3」となり、結果と
してタイトル1の評価は、「0」+「3」により「4」
となる。
は次のようになる。 タイトル1(「明日」「ニュース」) タイトル2(「今日」「天気」) タイトル1において、「明日」は嗜好辞書にないため評
価「0」となり、「ニュース」は図9に示した抽出情報
テーブル478から前述した評価方法に基づき、「1」
+「1/1」×「3」により評価「3」となり、結果と
してタイトル1の評価は、「0」+「3」により「4」
となる。
【0063】タイトル2においても同様にして、「今
日」も「天気」も嗜好辞書にないため結果としてタイト
ル2の評価は、「0」+「0」により「0」となる。番
組ガイド表示装置400はこれらの評価結果に基づい
て、番組候補リストの表示処理をする。表示処理として
は種々の方法が考えられるが、例えばタイトルの評価の
高い順に番組候補をリスト表示して視聴者の利用に供す
る。
日」も「天気」も嗜好辞書にないため結果としてタイト
ル2の評価は、「0」+「0」により「0」となる。番
組ガイド表示装置400はこれらの評価結果に基づい
て、番組候補リストの表示処理をする。表示処理として
は種々の方法が考えられるが、例えばタイトルの評価の
高い順に番組候補をリスト表示して視聴者の利用に供す
る。
【0064】C:変形例 利用者によっては、少数の単語だけ非常に大きな出現数
になるといったように、単語の出現数が非常に偏ってし
まう場合も考えられる。このため、本実施形態における
番組ガイド表示装置400は、選択情報テーブル472
や抽出情報テーブル478といった嗜好辞書をその偏り
に適したものに分割してもよい。この場合、分割方法と
しては、テーブルの各レコードを出現数でソートし、ソ
ートされた順に相関度の高いものが同じテーブルになる
ように分割する。
になるといったように、単語の出現数が非常に偏ってし
まう場合も考えられる。このため、本実施形態における
番組ガイド表示装置400は、選択情報テーブル472
や抽出情報テーブル478といった嗜好辞書をその偏り
に適したものに分割してもよい。この場合、分割方法と
しては、テーブルの各レコードを出現数でソートし、ソ
ートされた順に相関度の高いものが同じテーブルになる
ように分割する。
【0065】ここで図12から図15は選択情報テーブ
ル472の分割方法の一例を示す説明図であり、図12
のテーブルを出現数の多い順にソート後(図13参
照)、「ジャイアンツ」のレコードにおいて、同時出
現数のカウントがある「野球」及び「スポーツ」を
その出現数の多い順に「ジャイアンツ」のレコードの
次に移動し、さらに「マーラー」のレコードにおいて
も同様に関連度のある「クラシック」及び「音楽」
を「マーラー」のレコードの次に移動する(図14参
照)。
ル472の分割方法の一例を示す説明図であり、図12
のテーブルを出現数の多い順にソート後(図13参
照)、「ジャイアンツ」のレコードにおいて、同時出
現数のカウントがある「野球」及び「スポーツ」を
その出現数の多い順に「ジャイアンツ」のレコードの
次に移動し、さらに「マーラー」のレコードにおいて
も同様に関連度のある「クラシック」及び「音楽」
を「マーラー」のレコードの次に移動する(図14参
照)。
【0066】続いて、図14のテーブルにおいて、同時
出現数が「0」の部分はデータとして持っていても意味
がない部分であるため削除するとともに、「天気」の
レコードは出現数が少ないため削除することにより、図
15(a)及び(b)の2つのテーブルに分割する。こ
のようにして、テーブルすなわち嗜好辞書の規模をその
偏りに適したものに調整することで、計算コスト及びメ
モリコストの低減を図ることができる。
出現数が「0」の部分はデータとして持っていても意味
がない部分であるため削除するとともに、「天気」の
レコードは出現数が少ないため削除することにより、図
15(a)及び(b)の2つのテーブルに分割する。こ
のようにして、テーブルすなわち嗜好辞書の規模をその
偏りに適したものに調整することで、計算コスト及びメ
モリコストの低減を図ることができる。
【0067】また、嗜好辞書の作成・更新において、急
に頻繁に使用されるようになった新しい単語や全く使用
されなくなった古い単語に対応するために、番組が選択
されたときには更新は行わず、嗜好辞書を所定の時間周
期で更新するようにしてもよい。この場合、この嗜好辞
書の更新においては、既存の嗜好辞書を用いながら、新
たに選択された番組に含まれる単語を蓄積して新しい嗜
好辞書を形成する。新しい嗜好辞書が作成された時点で
古い嗜好辞書と切り替えるようにする。
に頻繁に使用されるようになった新しい単語や全く使用
されなくなった古い単語に対応するために、番組が選択
されたときには更新は行わず、嗜好辞書を所定の時間周
期で更新するようにしてもよい。この場合、この嗜好辞
書の更新においては、既存の嗜好辞書を用いながら、新
たに選択された番組に含まれる単語を蓄積して新しい嗜
好辞書を形成する。新しい嗜好辞書が作成された時点で
古い嗜好辞書と切り替えるようにする。
【0068】さらに、所定の周期毎に新しい嗜好辞書の
作成を併行して開始するようにし、幾つかの嗜好辞書が
形成されるようにしてもよい。この場合、嗜好辞書の日
付を参照し古くなったものから順に削除していくことで
漸次的に更新(切換)をする。この場合においては、蓄
積した複数の嗜好辞書のうち実際に使用するのは、最新
の例えば上位3つのみにするようにしてもよい。このよ
うにして、嗜好辞書の経時的変化に対応できるようにな
るとともに、蓄積された各時間周期間の嗜好辞書の差分
を分析することにより、利用者の嗜好における短期的及
び長期的経時変化の傾向を分析することもできる。ま
た、その(個人差の予想される)分析結果に基づいて、
嗜好の短期的変動が大きいと考えられる場合には、使用
する嗜好辞書を最新の上位2つに減らしても良く、上位
3つを使用するにしても新しい順に重みをつければよ
い。さらに、その個人調整の検証方法として各辞書(上
位3つ、上位2つ、上位3つに重み付け)による番組候
補の評価と、実際の番組選択との一致を考えることも可
能である。なお、嗜好辞書の更新の態様をまとめると以
下のようになる。 新しい番組が選択される度に、その番組を構成する単
語を加えて所定のアルゴリズムによる解析を行い、新た
に頻出した単語についてカウント値を増加させ、その都
度、嗜好辞書を更新してゆく。 番組が選択されたときには更新は行わず、所定の周期
毎に嗜好辞書を更新する。この場合、新たに作成される
嗜好辞書については、所定の時期以降の頻出単語につい
て、所定のアルゴリズムによる解析を行って各単語の評
価をする。このようにして、新たに形成される嗜好辞書
については所定周期毎に初めから作成を行う。 上記との方法を併用する。
作成を併行して開始するようにし、幾つかの嗜好辞書が
形成されるようにしてもよい。この場合、嗜好辞書の日
付を参照し古くなったものから順に削除していくことで
漸次的に更新(切換)をする。この場合においては、蓄
積した複数の嗜好辞書のうち実際に使用するのは、最新
の例えば上位3つのみにするようにしてもよい。このよ
うにして、嗜好辞書の経時的変化に対応できるようにな
るとともに、蓄積された各時間周期間の嗜好辞書の差分
を分析することにより、利用者の嗜好における短期的及
び長期的経時変化の傾向を分析することもできる。ま
た、その(個人差の予想される)分析結果に基づいて、
嗜好の短期的変動が大きいと考えられる場合には、使用
する嗜好辞書を最新の上位2つに減らしても良く、上位
3つを使用するにしても新しい順に重みをつければよ
い。さらに、その個人調整の検証方法として各辞書(上
位3つ、上位2つ、上位3つに重み付け)による番組候
補の評価と、実際の番組選択との一致を考えることも可
能である。なお、嗜好辞書の更新の態様をまとめると以
下のようになる。 新しい番組が選択される度に、その番組を構成する単
語を加えて所定のアルゴリズムによる解析を行い、新た
に頻出した単語についてカウント値を増加させ、その都
度、嗜好辞書を更新してゆく。 番組が選択されたときには更新は行わず、所定の周期
毎に嗜好辞書を更新する。この場合、新たに作成される
嗜好辞書については、所定の時期以降の頻出単語につい
て、所定のアルゴリズムによる解析を行って各単語の評
価をする。このようにして、新たに形成される嗜好辞書
については所定周期毎に初めから作成を行う。 上記との方法を併用する。
【0069】また、選択可能な番組候補が増えれば、選
択できる数にも限界があるので、非選択情報テーブルの
規模が膨大になる可能性があるため、デフォルトで非選
択と定義する単語の辞書を持ち、この辞書に該当する単
語については選択から除外し、また、非選択情報テーブ
ルへの更新もしないように無視してもよい。このように
して、辞書には一切登録しない単語の辞書を持つことに
より、非選択情報テーブルの規模を縮小することができ
る。
択できる数にも限界があるので、非選択情報テーブルの
規模が膨大になる可能性があるため、デフォルトで非選
択と定義する単語の辞書を持ち、この辞書に該当する単
語については選択から除外し、また、非選択情報テーブ
ルへの更新もしないように無視してもよい。このように
して、辞書には一切登録しない単語の辞書を持つことに
より、非選択情報テーブルの規模を縮小することができ
る。
【0070】また、利用者が番組を視聴した時間データ
も嗜好辞書に含めるようにしてもよい。この場合、嗜好
辞書の各テーブルにおいて、この時間データは、所定の
時間単位で分類することで量子化し(例:15分単位で
7時45分の分類には7時37分30秒〜7時52分3
0秒が所属)単語のデータ項目に登録し(例:「7時4
5分」)、該当する出現数のデータ項目には代表値評価
を登録する。
も嗜好辞書に含めるようにしてもよい。この場合、嗜好
辞書の各テーブルにおいて、この時間データは、所定の
時間単位で分類することで量子化し(例:15分単位で
7時45分の分類には7時37分30秒〜7時52分3
0秒が所属)単語のデータ項目に登録し(例:「7時4
5分」)、該当する出現数のデータ項目には代表値評価
を登録する。
【0071】ここで代表値評価としては、これから見よ
うとする番組候補の情報に示されている時間が量子化し
た時間と一致すれば「1」の評価を与え、一致しなけれ
ばそのずれが小さいほど「1」に近い評価を与える
(例:7時45分なら「1」の評価、7時52分30秒
なら「0.5」の評価)。このようにして、視聴した時
間データも嗜好辞書に含めるようにすることにより、特
定の時間帯の番組をよく見るまたは見ないといった時刻
だけで特定される嗜好への対応もできる(例:6時45
分に視聴した場合自動的に天気予報がでる)。
うとする番組候補の情報に示されている時間が量子化し
た時間と一致すれば「1」の評価を与え、一致しなけれ
ばそのずれが小さいほど「1」に近い評価を与える
(例:7時45分なら「1」の評価、7時52分30秒
なら「0.5」の評価)。このようにして、視聴した時
間データも嗜好辞書に含めるようにすることにより、特
定の時間帯の番組をよく見るまたは見ないといった時刻
だけで特定される嗜好への対応もできる(例:6時45
分に視聴した場合自動的に天気予報がでる)。
【0072】さらに、特定の時間長の番組をよく見るま
たは見ないといった時間長だけで特定される嗜好への対
応もできる(例:2時間番組を優先的に番組候補リスト
に表示する)。このような時間長データを応用すること
により、例えば帰宅した際2時間余裕があればその2時
間の中で視聴可能なものを自動的に選択して番組候補リ
ストに表示させることもできる。
たは見ないといった時間長だけで特定される嗜好への対
応もできる(例:2時間番組を優先的に番組候補リスト
に表示する)。このような時間長データを応用すること
により、例えば帰宅した際2時間余裕があればその2時
間の中で視聴可能なものを自動的に選択して番組候補リ
ストに表示させることもできる。
【0073】また、番組を視聴する際の番組受信機器の
状態情報(例:「スポーツ」を見るときはボリューム値
を60にする。「映画」を見るときは画面の輝度を抑え
ている。)も視聴パラメータとして併せて管理するよう
にしてもよい。このように管理している視聴パラメータ
を参照することにより、例えば所定のジャンルを視聴す
る際に視聴者の好む番組受信機器の状態を自動的に再現
することができる。
状態情報(例:「スポーツ」を見るときはボリューム値
を60にする。「映画」を見るときは画面の輝度を抑え
ている。)も視聴パラメータとして併せて管理するよう
にしてもよい。このように管理している視聴パラメータ
を参照することにより、例えば所定のジャンルを視聴す
る際に視聴者の好む番組受信機器の状態を自動的に再現
することができる。
【0074】また、本実施形態では選択された番組情報
からタイトルを取得しているが、番組情報に当該番組に
関連するインターネット上のサイト等へのリンク情報も
含まれている場合には、そのリンク情報も併せて取得す
るようにしてもよい。このように取得したリンク情報を
参照することにより、例えば番組候補リストを表示する
際に関連サイトの情報も併せて表示することもできる。
からタイトルを取得しているが、番組情報に当該番組に
関連するインターネット上のサイト等へのリンク情報も
含まれている場合には、そのリンク情報も併せて取得す
るようにしてもよい。このように取得したリンク情報を
参照することにより、例えば番組候補リストを表示する
際に関連サイトの情報も併せて表示することもできる。
【0075】また、本実施形態では番組情報は、PCを
介してインターネット上の番組情報を提供しているサイ
トから取得しているが、CS放送のEPG(電子番組ガ
イド:electronic program gui
de)のようにデジタル放送に重畳された番組情報を受
信して取得するようにしてもよい。この場合、番組本体
の情報から重畳している番組情報を分離抽出する。
介してインターネット上の番組情報を提供しているサイ
トから取得しているが、CS放送のEPG(電子番組ガ
イド:electronic program gui
de)のようにデジタル放送に重畳された番組情報を受
信して取得するようにしてもよい。この場合、番組本体
の情報から重畳している番組情報を分離抽出する。
【0076】また、この実施形態の場合、視聴情報取得
装置を構成する、捕捉装置300と番組ガイド表示装置
400とは、別体となっているが、両者一体として、持
ち運び可能なケーシングに収納し、テレビ200に近設
してもよい。この場合、表示部440を比較的大型の液
晶画面等で構成すれば、離れたところにいる利用者で
も、候補番組を目視することができる。
装置を構成する、捕捉装置300と番組ガイド表示装置
400とは、別体となっているが、両者一体として、持
ち運び可能なケーシングに収納し、テレビ200に近設
してもよい。この場合、表示部440を比較的大型の液
晶画面等で構成すれば、離れたところにいる利用者で
も、候補番組を目視することができる。
【0077】また、さらに、表示部440は設けず、代
わりに、テレビ200の外部ビデオ入力端子に対し、番
組候補の映像信号を出力する出力部を設けてもよい。こ
の場合は、利用者が、テレビ用のリモコン100を操作
し、外部ビデオ入力端子を選択すると、番組ガイドがT
Vモニター部220に表示される。このようにして、よ
り大きなTVモニター部に、番組ガイドを表示させるこ
ともできる。
わりに、テレビ200の外部ビデオ入力端子に対し、番
組候補の映像信号を出力する出力部を設けてもよい。こ
の場合は、利用者が、テレビ用のリモコン100を操作
し、外部ビデオ入力端子を選択すると、番組ガイドがT
Vモニター部220に表示される。このようにして、よ
り大きなTVモニター部に、番組ガイドを表示させるこ
ともできる。
【0078】また、上述した実施形態においては、番組
受信機器としてテレビを用いたが、ラジオ、CATVな
どを用いるようにしてもよい。また、番組受信機器への
制御情報を捕捉する手段としては、空中捕捉の代わりに
共通バスから捕捉してもよい。また、チャンネル情報
は、ラジオ局の場合は放送周波数となる。
受信機器としてテレビを用いたが、ラジオ、CATVな
どを用いるようにしてもよい。また、番組受信機器への
制御情報を捕捉する手段としては、空中捕捉の代わりに
共通バスから捕捉してもよい。また、チャンネル情報
は、ラジオ局の場合は放送周波数となる。
【0079】また、視聴情報の利用の態様としては、取
得した視聴情報をインターネットや記憶媒体を介して、
放送提供者などに渡すことにより、番組の人気の推移や
視聴率の算出などに利用することもできる。
得した視聴情報をインターネットや記憶媒体を介して、
放送提供者などに渡すことにより、番組の人気の推移や
視聴率の算出などに利用することもできる。
【0080】D:発明のその他の態様 上述した実施形態においては、本発明における推論の手
法を、テレビ番組について嗜好に沿った抽出を行うにこ
とに適用した。しかし、本発明の適用はこれに限らず、
その他の推論に用いることも当然に可能である。まず、
推論の対象となるものは番組に限らず、様々な項目につ
いて適用可能である。例えば、書籍名、映画の題名、論
文名称、各種用語(例えば複数の語句を含む複合語)な
ど言語や記号を含んでアイテムが表現されるものであれ
ば全て本発明の推論手法が適用可能である。また、推論
は嗜好に沿って行うことに限らない。推論の対象となる
項目に含まれる語句をどのように評価するかについて、
推論の目的に沿った設定とすればよい。したがって、あ
る技術目的、プロジェクト課題などに沿って語句の評価
を設定すれば、その目的により合致する項目を母集団か
ら優先的に抽出することができる。知能的な検索システ
ムや、カオス的母集団から解を見つけだす推論装置など
にも適用が可能である。
法を、テレビ番組について嗜好に沿った抽出を行うにこ
とに適用した。しかし、本発明の適用はこれに限らず、
その他の推論に用いることも当然に可能である。まず、
推論の対象となるものは番組に限らず、様々な項目につ
いて適用可能である。例えば、書籍名、映画の題名、論
文名称、各種用語(例えば複数の語句を含む複合語)な
ど言語や記号を含んでアイテムが表現されるものであれ
ば全て本発明の推論手法が適用可能である。また、推論
は嗜好に沿って行うことに限らない。推論の対象となる
項目に含まれる語句をどのように評価するかについて、
推論の目的に沿った設定とすればよい。したがって、あ
る技術目的、プロジェクト課題などに沿って語句の評価
を設定すれば、その目的により合致する項目を母集団か
ら優先的に抽出することができる。知能的な検索システ
ムや、カオス的母集団から解を見つけだす推論装置など
にも適用が可能である。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明の番組ガイド装置に
よれば、テレビなどの番組受信機器と別体に構成するこ
とが可能であり、特殊なガイド機能を具備しない通常の
テレビの利用者にも趣向に沿った番組ガイドを提供する
ことができる。また、本発明においては、低コストであ
りながら、複数の項目から所定の傾向(利用者の嗜好な
ど)に沿った項目(番組など)を、単語の関連性も考慮
された形で候補として推論することができる。
よれば、テレビなどの番組受信機器と別体に構成するこ
とが可能であり、特殊なガイド機能を具備しない通常の
テレビの利用者にも趣向に沿った番組ガイドを提供する
ことができる。また、本発明においては、低コストであ
りながら、複数の項目から所定の傾向(利用者の嗜好な
ど)に沿った項目(番組など)を、単語の関連性も考慮
された形で候補として推論することができる。
【図1】 本発明の一実施形態の基本構成の外観を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 実施形態の基本構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】 受信信号処理部320内のコード・チャンネ
ルテーブルの内容を示す説明図である。
ルテーブルの内容を示す説明図である。
【図4】 視聴情報記憶部330の記憶内容の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】 番組情報蓄積部422の記憶内容の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】 視聴履歴情報蓄積部421の記憶内容の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図7】 選択情報テーブル472の一例を示す説明図
である。
である。
【図8】 非選択情報テーブル475の一例を示す説明
図である。
図である。
【図9】 抽出情報テーブル478の一例を示す説明図
である。
である。
【図10】 抽出情報テーブル478の作成方法の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図11】 選択情報テーブル472の作成・更新方法
の一例を示すフローチャートである。
の一例を示すフローチャートである。
【図12】 選択情報テーブル472の分割方法の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図13】 選択情報テーブル472の分割方法の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図14】 選択情報テーブル472の分割方法の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図15】 選択情報テーブル472の分割方法の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
100…リモコン、110…出力部、120…テンキー
部、200…テレビ、210…受光部、220…TVモ
ニター部、300…捕捉装置、310…受光部、320
…受信信号処理部、330…視聴情報記憶部、340…
出力部、350…時刻管理機能部、400…番組ガイド
表示装置、410…受光部、420…情報蓄積部、42
1…視聴履歴情報蓄積部、422…番組情報蓄積部、4
30…評価・推論部、431…番組候補記憶部、440
…表示部、450…設定部、460…番組ガイドボタ
ン、461…辞書利用ガイドボタン、470…嗜好辞書
部、471…選択情報部、474…非選択情報部、47
7…抽出情報部、500…PC、510…出力部、32
1…コード・チャンネルテーブル、472…選択情報テ
ーブル、475…非選択情報テーブル、478…抽出情
報テーブル、473…一時記憶ファイル。
部、200…テレビ、210…受光部、220…TVモ
ニター部、300…捕捉装置、310…受光部、320
…受信信号処理部、330…視聴情報記憶部、340…
出力部、350…時刻管理機能部、400…番組ガイド
表示装置、410…受光部、420…情報蓄積部、42
1…視聴履歴情報蓄積部、422…番組情報蓄積部、4
30…評価・推論部、431…番組候補記憶部、440
…表示部、450…設定部、460…番組ガイドボタ
ン、461…辞書利用ガイドボタン、470…嗜好辞書
部、471…選択情報部、474…非選択情報部、47
7…抽出情報部、500…PC、510…出力部、32
1…コード・チャンネルテーブル、472…選択情報テ
ーブル、475…非選択情報テーブル、478…抽出情
報テーブル、473…一時記憶ファイル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 17/00 Fターム(参考) 5C025 BA25 BA27 BA30 DA01 DA04 DA05 DA10 5C056 AA05 BA01 CA13 CA19 EA06 EA20 5C061 BB03 BB06 BB07 CC05 5C063 AA20 AB03 AB05 DA20 EB33 EB45 EB50
Claims (11)
- 【請求項1】 番組情報を記憶する番組情報記憶手段
と、 番組受信機器が選択したチャンネルに対応するチャンネ
ル情報、前記番組情報記憶手段が記憶した番組情報およ
び時刻に対応する番組を識別する番組識別手段と、 前記番組識別手段が識別した番組を視聴情報として記憶
する視聴情報記憶手段と、 予め設定されたアルゴリズムに基づいて前記視聴情報記
憶手段が記憶した視聴情報を解析して視聴者の嗜好傾向
を推論し、この推論結果に基づいて前記番組情報記憶手
段から今後の番組情報を抽出する推論手段とを具備する
ことを特徴とする番組ガイド装置。 - 【請求項2】 前記推論手段は、既に抽出した番組情報
から番組名を構成する語句を抽出し、各語句に対して所
定の評価を行い、前記番組情報記憶手段内のこれから放
送予定となっている番組情報のうち、番組名を構成する
語句に対して前記評価を当てはめ、それらの評価の総計
が高いものほど嗜好傾向が高いと推論し、前記放送予定
の番組情報から推論結果に対応した優先順位で番組情報
を抽出することを特徴とする請求項1記載の番組ガイド
装置。 - 【請求項3】 前記推論手段は、前記各語句に評価を行
う際に、ある語句の出現頻度と当該語句が含まれる番組
名における他の語句の出現頻度とを加味して評価を行う
ことを特徴とする請求項2記載の番組ガイド装置。 - 【請求項4】 前記推論手段は、既に抽出した番組情報
から所定の要件を満たす番組情報を削除し、削除後の番
組情報に基づいて番組名を構成する語句を抽出すること
を特徴とする請求項2または3記載の番組ガイド装置。 - 【請求項5】 前記所定の要件を満たす番組情報は、視
聴者によって選択されなかった番組情報であることを特
徴とする請求項4記載の番組ガイド装置。 - 【請求項6】 複数の項目の中から所定の傾向に沿った
ものを候補として推論する推論装置であって、 前記複数の項目を記憶する項目記憶手段と、 前記項目記憶手段内の各項目について選択済グループと
未処理グループとを仕分ける仕訳手段と、 前記選択済みグループ内の各項目を構成する語句を抽出
し、各語句に対して所定の評価を行い、前記未処理グル
ープ内の各項目を構成する語句に対して前記評価を当て
はめ、それらの評価の総計が高いものほど所定の傾向に
沿っていると推論し、前記未処理グループから前記推論
結果に対応した優先順位で前記項目の抽出を行う推論手
段と、 前記推論手段によって抽出された項目のうち、利用者に
よって選択された項目を前記選択済みグループに振り分
ける振分手段とを具備することを特徴とする推論装置。 - 【請求項7】 前記推論手段は、前記各語句に評価を行
う際に、ある語句の出現頻度と当該語句が含まれる項目
における他の語句の出現頻度とを加味して評価を行うこ
とを特徴とする請求項6記載の推論装置。 - 【請求項8】 前記推論手段は、選択済みグループから
所定の要件を満たす項目を削除し、削除後の各項目に基
づいて項目を構成する語句を抽出することを特徴とする
請求項6または7記載の推論装置。 - 【請求項9】 前記所定の要件を満たす項目は、前記推
論手段によって抽出されたものの前記利用者によって選
択されなかった項目であることを特徴とする請求項8記
載の推論装置。 - 【請求項10】 前記項目とは番組名であり、前記選択
済みグループとは選択された番組名からなるグループで
あり、前記未処理グループとはこれから放送予定の番組
名であることを特徴とする請求項6乃至9いずれかに記
載の推論装置。 - 【請求項11】 複数の項目の中から所定の傾向に沿っ
たものを候補として推論する推論方法であって、 前記複数の項目を第1の記憶手段に記憶させる過程と、 前記第1の記憶手段内の各項目について選択済グループ
と未処理グループとを仕分ける過程と、 前記選択済みグループ内の各項目を構成する語句を抽出
し、各語句に対して所定の評価を行い、前記未処理グル
ープ内の各項目を構成する語句に対して前記評価を当て
はめ、それらの評価の総計が高いものほど所定の傾向に
沿っていると推論し、前記未処理グループから前記推論
結果に対応した優先順位で前記項目の抽出を行う過程
と、 前記抽出を行う過程によって抽出された項目のうち、利
用者によって選択された項目を前記選択済みグループに
振り分ける過程とを具備することを特徴とする推論方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000087609A JP2001275056A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 番組ガイド装置、推論装置および推論方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000087609A JP2001275056A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 番組ガイド装置、推論装置および推論方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001275056A true JP2001275056A (ja) | 2001-10-05 |
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ID=18603589
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001275056A (ja) |
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- 2000-03-27 JP JP2000087609A patent/JP2001275056A/ja active Pending
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