JP5399267B2 - ゲルコート層を備えた物品および製造方法 - Google Patents

ゲルコート層を備えた物品および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面にゲルコート層を備えた物品およびその製造方法に関する。
不飽和ポリエステル樹脂を主成分とした樹脂組成物に顔料等を添加したゲルコート剤は、浴槽、ユニットバス、ボート、漁船、タンク、車両、ハウジング等の繊維強化プラスチック(FRP)や、レジンコンクリート等の非FRPに意匠性および耐水性を初めとした物理化学的特性を与えるために用いられている。
従来使用されているゲルコート剤用の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、機械特性、耐熱水性のバランスを考慮し、飽和酸としてフタル酸等の芳香族多塩基酸を用いたものが多く、長期の屋外暴露により黄変等の変色や表面光沢の著しい低下が起こるため問題となっている。これら変色や表面光沢の低下防止、すなわち耐候性を改善するため、樹脂組成の検討、紫外線吸収剤の添加等の方法が試みられている。
特許文献1には、脂環式飽和酸と脂肪族不飽和酸とからなる酸成分と、脂肪族アルコールおよび脂環式アルコールから選ばれるアルコール成分とから誘導されるゲルコート用不飽和ポリエステル樹脂組成物が開示されている。また、特許文献2は、不飽和二塩基酸および/またはその酸無水物とヘキサヒドロ(無水)フタル酸およびヘキサヒドロテレフタル酸とからなる酸成分と、多価アルコール成分を反応させて得られる不飽和ポリエステルから誘導されるゲルコート用不飽和ポリエステル樹脂組成物が開示されている。
特許文献1および2において、これらの不飽和ポリエステル樹脂組成物は耐候性が改良されていると記載されている。一方、特許文献3には、これらの不飽和ポリエステル樹脂組成物は、耐黄変性は改良されているものの、光沢保持率は改良されていないとして、光沢保持率が改良された不飽和ポリエステル樹脂組成物が開示されている。該不飽和ポリエステル樹脂組成物は、特定の不飽和ポリエステルと重合性不飽和単量体とを含有して成る不飽和ポリエステル樹脂組成物であり、その硬化物の降温時収縮応力が17MPa以下で、かつ降温時収縮応力/弾性限度が1以下である不飽和ポリエステル樹脂組成物であるが、この発明を実施するには、非常に多くの組合せの中からある特定組成の不飽和ポリエステルを製造し、その降温時収縮応力および降温時収縮応力/弾性限度を測定し、その数値が決められた範囲にあることを確認する必要があった。
また、上記のように樹脂組成物の配合を工夫しても、屋外で直射日光に曝されるような高耐候性が要求される場面、例えば、自動車のウィンドディフレクターやハイルーフ等の外装部品用途では、必要かつ十分な耐候性を達成できていなかった。従って、ゲルコートの黄変等の変色を防止し、保護するため、その表面にウレタン塗料やアクリル塗料などの耐候性のある塗料を塗装しなければならなかった。
特開平7−157645号公報 特開平9−263692号公報 特開2007−107010号公報
しかしながら、ゲルコート層に塗料を塗装するには、ゲルコート層を設けたFRP成形品等の物品を製造してから、そのゲルコート層の表面のゴミや汚れを取り除き、塗料との接着性を良くするための表面処理を施した後、塗料を塗装し、最後に乾燥させるといった煩雑な工程が必要とされる。
従って、本発明は、ゲルコートに塗装といった煩雑な操作を行なうことなく、高耐候性ゲルコート層を備えた物品およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、物品の基材表面に形成されたゲルコート層に耐候性を付与する方法を検討した結果、該ゲルコート層を2層とし、基材側となる第1の層は隠蔽力の大きな高着色層、表面となる第2の層は隠蔽力の小さな低着色層とすることによって耐候性、すなわち光沢保持率、変色性とも大幅に改善されることを見出し、本発明を完成した。
本発明を以下に示す。
(1)基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、第1の層の隠蔽力が第2の層の隠蔽力より大きいことを特徴とする物品。
(2)前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m/L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m/L未満であることを特徴とする(1)に記載の物品。
(3)前記第1の層に含まれる顔料濃度が、前記第2の層に含まれる顔料濃度より高いことを特徴とする(1)または(2)に記載の物品。
(4)前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であることを特徴とする(3)に記載の物品。
(5)基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、第1の層の隠蔽力が第2の層の隠蔽力より大きい物品において、前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m/L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m/L未満であり、前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であって、前記第1のゲルコート剤の顔料濃度は、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度より高いことを特徴とする物品。
(6)前記第1のゲルコート剤および前記第2のゲルコート剤は、不飽和ポリエステル樹脂を含むことを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の物品。
(7)前記第2のゲルコート剤が、紫外線吸収剤および光安定剤を含有することを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の物品。
(8)前記基材が繊維強化プラスチック成形品であることを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の物品。
(9)前記物品が自動車の外装部品である(1)から(8)のいずれかに記載の物品。
(10)型表面に前記第2のゲルコート剤を塗布し、未硬化の状態で前記第1のゲルコート剤をさらに塗布する工程と、塗布された前記第2のゲルコート剤と前記第1のゲルコート剤とを硬化させ、第2の層と第1の層とを形成する工程と、前記第1の層上に前記基材となるバック層を形成する工程と、を含むことを特徴とする(1)から(9)のいずれかに記載の物品の製造方法。
本発明によると、ゲルコート層の耐候性を大幅に改善することが可能となる。すなわち、繊維強化プラスチック(FRP)成形品等の物品において2層のゲルコート層、すなわち基材側となる第1の層に高着色ゲルコート層と、表面となる第2の層に低着色ゲルコート層とを形成することにより、従来は実現できなかった高耐候性を達成できる。
また、2層のゲルコートを成すには、2度ゲルコート剤を塗布しなければならないが、最初のゲルコート剤を塗布した後、硬化工程を経ることなく同じ装置内で2度目のゲルコート剤を塗布すればよいので、前記したようにゲルコート層に塗料を塗装するのに比べ工程が格段に簡略化される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
本実施形態において、ゲルコート層を形成する際に用いられるゲルコート剤は第1の層用(第1のゲルコート剤)、第2の層用(第2のゲルコート剤)とも、不飽和ポリエステル樹脂組成物を主成分とし、顔料、重合禁止剤、硬化促進剤、硬化剤等を添加したものである。
本実施形態において、ゲルコート剤に使用される不飽和ポリエステル樹脂組成物は、酸成分と、多価アルコールとを、公知の方法で反応させて得られる不飽和ポリエステル樹脂に重合性不飽和単量体およびその他の添加剤を加えた組成物である。また、不飽和ポリエステル樹脂はその末端に例えば不飽和エポキシ化合物や不飽和イソシアネート化合物を付加させた不飽和ポリエステルアクリレートでも良い。更にジシクロペンタジエンで末端を封止しても良い。
酸成分としては、不飽和二塩基酸、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、脂環式脂肪族ジカルボン酸、これらの酸無水物、脂肪族カルボン酸および芳香族カルボン酸よりなる群から1種以上選択して用いることができる。
前記酸成分を以下に例示するが、これらに限定されるものではない。
不飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、アコニット酸などのα,β−不飽和二塩基酸やジヒドロムコン酸等のβ,γ−不飽和二塩基酸が用いられる。これらは2種以上を併用してもよい。これらの中でもマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸が容易に入手できることから好ましい。
芳香族ジカルボン酸またはその酸無水物としては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、4,4'−ビフェニルジカルボン酸、トリメット酸、ピロメリット酸等などがあげられる。また、これらのハロゲン化物やこれらのエステル誘導体も用いられる。これらは2種以上を併用してもよい。テトラヒドロ無水フタル酸、ダイマー酸等も挙げられる。
脂肪族ジカルボン酸またはその酸無水物としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、メチルコハク酸、2,2−ジメチルコハク酸、2,3−ジメチルコハク酸、ヘキシルコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、2−メチルグルタル酸、3−メチルグルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、3,3−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエチルグルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、ドデカン二酸などがあげられる。これらのハロゲン化物やこれらのエステル誘導体も用いられる。これらは2種以上を併用してもよい。
脂環式脂肪族ジカルボン酸またはその酸無水物としては、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、ヘット酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸などが用いられる。これらのハロゲン化物やこれらのエステル誘導体も用いられる。これらは2種以上を併用してもよい。
脂肪族カルボン酸としては、シクロヘキサンカルボン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などが挙げられ、これらは2種以上を併用しても良い。芳香族カルボン酸は安息香酸などが挙げられ、これらは2種以上併用しても良い。
前記酸成分はこれらの中から適宜選択されるが、耐変色性に優れた樹脂組成物を得るためには芳香族モノカルボン酸、芳香族ジカルボン酸やその無水物などの芳香族化合物以外の酸成分を使用するのが好ましい。
また、前記多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、4,5−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、2−メチル−1,4−ブタンジオール、2−エチル−1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドもしくはブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとの付加物、ビスフェノールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドもしくはブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとの付加物、水素化ビスフェノールF、水素化ビスフェノールFのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドもしくはブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとの付加物、ビスフェノールFのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドもしくはブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとの付加物、エチレングリコールカーボネート等の二価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の三価アルコール、ペンタエリスリトール等の四価アルコールなどが用いられる。
これらは2種以上を併用してもよく適宜選択されるが、耐変色性に優れた樹脂組成物を得るためには変色の原因となる芳香族化合物、即ち光反応により発色団を形成する芳香族化合物やエーテル結合等のように光により劣化反応が進行し易い化合物は使用しない方が好ましい。また、不飽和ポリエステルの末端封鎖のために、ベンジルアルコールや2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ステアリルアルコール等の一価アルコールも使用可能である。
前記不飽和ポリエステル樹脂組成物に使用される重合性不飽和単量体は、ゲルコート剤の粘度調整の役をも果たすものであるが、分子内に1個以上の重合性二重結合を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ジビニルベンゼン、t−ブチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、さらに(メタ)アクリル酸エステル等があり、(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これら重合性不飽和単量体は、2種類以上組み合わせ使用しても良い。
本実施形態において、ゲルコート剤に使用される着色剤は、ゲルコートの着色に使用されるものであるが光安定性の観点から顔料が適している。例えばチタンホワイト、ベンガラ、縮合アゾレッド、チタニウムイエロー、コバルトブルー、キナクリドンレッド、カーボンブラック、鉄黒、ウルトラマリングリーン、ウルトラマリンブルー、ペリレン、紺青、イソインドリノン、クロームグリーン、シアニンブルー、シアニングリーン等が挙げられる。特に紫外線安定性に優れ、不飽和ポリエステル樹脂の硬化を妨げないものが選択され、色調に応じて配合される。これらの着色用顔料は、不飽和ポリエステル樹脂組成物に直接混合分散させるか、不飽和ポリエステル樹脂と予め混練したカラートナーとして添加することもできる。
本実施形態において、ゲルコート剤のうち第1の層用のゲルコート剤は、下地となるFRP等の基材を隠蔽する必要があるため下地隠蔽力を大きくしなければならず、その隠蔽力は5〜10m/Lが好ましい。このレベルの隠蔽力を発揮させるには、下地がパステル色の場合は、白色顔料である二酸化チタンを、該ゲルコート剤100質量%中に、10〜15質量%、下地が赤青黄等の原色の場合は、その顔料の添加量を4〜10質量%含むことが好ましい。
一方、表面層となる第2の層用のゲルコート剤は、下地隠蔽力は小さくてよいため、その隠蔽力は5m/L未満が好ましい。このときの、顔料の添加量は、下地がパステル色の場合は、白色顔料である二酸化チタンを、該ゲルコート剤100質量%中に、5質量%以下、下地が赤青黄等の原色の場合は、その顔料の添加量を2質量%以下含むことが好ましい。なお、ここで言う隠蔽力はファインド式クリプトメーターを用いてJIS K 5101−4に準じて測定した値である。
第1のゲルコート剤の顔料濃度は、第2のゲルコート剤の顔料濃度より高いことが好ましい。これにより、第1の層の顔料濃度は、前記第2の層の顔料濃度より高くなる。
このように第1の層になるゲルコート剤には隠蔽力が必要なため高着色、すなわち顔料の添加量を多くするが、添加された顔料が樹脂の劣化を促進するため、耐候性の指標のうち特に光沢保持率が低下する。一方、表面となる第2の層用のゲルコート剤は顔料を含まないか含まれるとしても添加量は少ないため、樹脂の劣化が促進されることは少なくなるが、光などが直接作用する層のため、変色する。この変色を防止するため紫外線吸収剤および光安定剤を添加するのが好ましく、結果として光の下層への影響を最小限に留めることが可能となる。
なお、前記実施の形態ではゲルコート層を便宜的に2層として説明してきたが、この2層は必ずしも各々独立した層となっている必要はない。例えば、1層であっても表面付近では低着色で基材付近では高着色の濃度分布をもったゲルコート層、紫外線吸収剤や光安定剤についても表面付近で高濃度、基材付近では低濃度といった濃度分布をもったゲルコート層でも良い。
前記紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系およびトリアジン系化合物が挙げられ、吸収波長の特性を考慮して2種類以上用いても良い。また、前記光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系が挙げられる。
第1の層用および第2の層用とも前記ゲルコート剤には、重合禁止剤を添加する。重合禁止剤としては、例えば、トルハイドロキノン、ハイドロキノン、1,4−ナフトキノン、パラベンゾキノン、トリハイドロキノン、p−t−ブチルカテコール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール等が挙げられる。なお、これらの重合禁止剤は、前記不飽和ポリエステル樹脂組成物に前もって添加しておくのが好ましい。
第1の層用および第2の層用とも前記ゲルコート剤には、硬化促進剤が添加される。硬化促進剤としては、例えば、コバルトナフトネート、コバルトオクトネート、2価のアセチルアセトンコバルト、3価のアセチルアセトンコバルト、カリウムヘキソエート、ジルコニウムナフトネート、ジルコニウムアセチルアセトナート、バナジウムナフトネート、バナジウムオクトネート、バナジウムアセチルアセトナート、バナジルアセチルアセトナート、リチウムアセチルアセトナート等の有機金属化合物が用いられる。これらは組み合わせて使用しても良く、また、他の促進剤例えばアミン系、含リン化合物、β−ジケトン類等公知の促進剤と組み合わせても良い。
第1の層用および第2の層用として用いられる前記ゲルコート剤は、硬化剤を添加して硬化する。添加し得る硬化剤としては、電子線硬化剤、熱硬化剤等から選択される1種類以上のものである。なお、これらの硬化剤は、ゲルコート剤を塗布する直前に混合して用いるのがよい。
電子線硬化剤としては、例えば、ハロゲン化アルキルベンゼン、ジサルファイド、アセトフェノン、ベンゾインエーテル、ベンゾフェノン、チオキサントン系化合物等が挙げられる。
熱硬化剤としては、例えばジアシルパーオキサイド系、パーオキシエステル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオキサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート系等の公知の有機過酸化物が挙げられ、具体的には、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等が挙げられる。
第1の層用および第2の層用とも前記ゲルコート剤には、微粉末シリカ等の揺変性付与剤を添加する。また、必要に応じて消泡剤、レベリング剤等を添加しても良い。
本実施形態の物品は、第2の層用のゲルコート剤(硬化剤を含まない)に硬化剤1.0質量%程度を加え均一に混合した後、その得られたゲルコート剤を、離型剤を塗布した成形型に塗布し、硬化させることなく第1の層用のゲルコート剤を同様の方法により塗布して硬化させ、更にその上に基材となるバック層を形成することによって製造される。前記物品の基材がFRPの場合、該バック層の形成方法としては、ハンドレイアップ法、スプレーアップ法、レジントランスファーモールディング法等があげられる。なお、ゲルコート層の厚さは、第1および第2のゲルコート層とも0.2〜0.4mmが好ましい。
本実施形態においては、ゲルコート層が2層構造である態様を例に説明したが、ゲルコート層の基材側の下地隠蔽力がゲルコート層の上面付近の下地隠蔽力より大きければ1層であってもよく、また上述の2層の構造を含んでいれば3層以上から構成されていてもよい。
以下、参考形態の例を付記する。
1.基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、第1の層の隠蔽力が第2の層の隠蔽力より大きいことを特徴とする物品。
2.前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m /L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m /L未満であることを特徴とする1.に記載の物品。
3.前記第1の層の顔料濃度が、前記第2の層の顔料濃度より高いことを特徴とする1.または2.に記載の物品。
4.前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であることを特徴とする3.に記載の物品。
5.基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、前記第1の層の隠蔽力が前記第2の層の隠蔽力より大きい物品において、
前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m /L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m /L未満であり、
前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であって、前記第1のゲルコート剤の顔料濃度は、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度より高いことを特徴とする物品。
6.前記第1のゲルコート剤および前記第2のゲルコート剤は、不飽和ポリエステル樹脂を含むことを特徴とする1.から5.のいずれかに記載の物品。
7.前記第2のゲルコート剤が、紫外線吸収剤および光安定剤を含有することを特徴とする1.から6.のいずれかに記載の物品。
8.前記基材が繊維強化プラスチック成形品であることを特徴とする1.から7.のいずれかに記載の物品。
9.前記物品が自動車の外装部品である1.から8.のいずれかに記載の物品。
10.型表面に前記第2のゲルコート剤を塗布し、未硬化の状態で前記第1のゲルコート剤をさらに塗布する工程と、
塗布された前記第2のゲルコート剤と前記第1のゲルコート剤とを硬化させ、第2の層と第1の層とを形成する工程と、
前記第1の層上に前記基材となるバック層を形成する工程と、
を含むことを特徴とする1.から9.のいずれかに記載の物品の製造方法。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の記述中で部とあるのは、質量部を示す。
「製造例1」 不飽和ポリエステル樹脂組成物の製造
温度計、撹拌器、不活性ガス導入口、及び還流冷却器を備えた2Lの4つ口フラスコにネオペンチルグリコール366部、エチレングリコール88部、2−ブチル−2-エチル−1,3−プロパンジオール88部、ヘキサヒドロ無水フタル酸462部およびフマル酸232部を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら205℃まで昇温して14時間反応後、スチレンモノマー468部、ハイドロキノン0.12部を加え、不揮発分70%、酸価12の不飽和ポリエステル樹脂組成物を得た。
<第1の層用のゲルコート剤(硬化剤を含まない)の製造>
「製造例2」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 5部 およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 10部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部 を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:6質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用) 10〜15部を撹拌機で良く分散させ粘度を20〜24ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
「製造例3」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 10部 および黄色顔料(イルガジンイエロー2GLTE、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)5部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部 を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:6質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用) 10〜15部を撹拌機で良く分散させ粘度を20〜24ポイズ、揺変度5〜6に調整して黄色ゲルコート剤を得た。
「製造例4」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物10部 および赤色顔料(パリオゲンレッド3911HD、BASFジャパン株式会社製)5部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部 を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:6質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用) 10〜15部を配合し撹拌機で良く分散させ粘度を20〜24ポイズ、揺変度5〜6に調整して赤色ゲルコート剤を得た。
「製造例5」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物10部 および青色顔料(リオノールブルーFG7400G、東洋インキ製造株式会社製)5部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部 を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:6質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用) 10〜15部を撹拌機で良く分散させ粘度を20〜24ポイズ、揺変度5〜6に調整して青色ゲルコート剤を得た。
<第2の層用のゲルコート剤(硬化剤を含まない)の製造>
「製造例6」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 70部および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びに、スチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
「製造例7」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 15部 およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 5部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物 、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
「製造例8」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各2部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
「製造例9」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部 およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 5部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物 、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各2部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
「製造例10」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 15部 および黄色顔料(イルガジンイエロー2GLTE、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を配合し撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して黄色ゲルコート剤を得た。
「製造例11」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部 および黄色顔料(イルガジンイエロー2GLTE、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製)3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各2部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して黄色ゲルコート剤を得た。
「製造例12」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物70部および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 15部 、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を配合し撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して顔料を含まないゲルコート剤を得た。
「製造例13」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部および赤色顔料(パリオゲンレッド3911HD、BASFジャパン製)2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して赤色ゲルコート剤を得た。
「製造例14」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部 および青色顔料(リオノールブルーFG7400G、東洋インキ製造株式会社製)2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにスチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整してゲルコート剤を得た。
「製造例15」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物15部およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製)2部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 組成物70部 および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製)3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各2部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)2部、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びにメタアクリル酸メチル(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
<隠蔽力の測定>
製造例2〜15のゲルコート剤について、ファインド式クリプトメーターを用いてJIS K 5101−4に準じて測定し、その結果を表1に記載した。
Figure 0005399267
<ゲルコートされたFRP板の調製>
「実施例1」
製造例6で得られたゲルコート剤(第2のゲルコート剤)に55%メチルエチルケトンパーオキサイド1.0質量%を添加して撹拌し、均一分散後、離型剤(ケムリースPMR ケムリースジャパン株式会社製)を塗布したガラス板上にスプレー塗布した。さらに、その上に、製造例2で得られたゲルコート剤(第1のゲルコート剤)に55%メチルエチルケトンパーオキサイド1.0質量%を添加して撹拌し、均一分散後、スプレー塗布した。
常温で30分放置後、50℃で1時間更に硬化させ、ゲルコート層を得た。該ゲルコート層は、製造例6のゲルコート剤から作成されたゲルコート層(厚さ0.2〜0.3mm、第2のゲルコート層に相当する)および製造例2のゲルコート剤から作成されたゲルコート層(厚さ0.2〜0.3mm、第1のゲルコート層に相当する)から成っていた。
冷却後、得られた塗膜に、450g/mガラスチョップストランドマット(M)3枚と積層用樹脂(商品名サンドーマLP-921、ディーエイチ・マテリアル株式会社製)とを用いて積層板を成形した。尚、このとき、硬化剤として積層用樹脂に対し1.0質量%の55%メチルエチルケトンパーオキサイドを用いた。その後、常温で30分放置した後、更に50℃で1時間硬化させた。冷却後ガラス板よりFRP成形品を剥離し試験板とした。
「実施例2」
第2のゲルコート剤として製造例7のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例3」
第2のゲルコート剤として製造例8のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例4」
第2のゲルコート剤として製造例9のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例5」
第2のゲルコート剤として製造例10のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例3のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例6」
第2のゲルコート剤として製造例11のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例3のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例7」
第2のゲルコート剤として製造例12のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例8」
第2のゲルコート剤として製造例13のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例4のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例9」
第2のゲルコート剤として製造例14のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例5のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「実施例10」
第2のゲルコート剤として製造例15のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「比較例1」
製造例2で得られたゲルコート剤に55%メチルエチルケトンパーオキサイド1.0質量%を添加して撹拌し、均一分散後、離型剤(ケムリースPMR ケムリースジャパン株式会社製)を塗布したガラス板上にスプレー塗布した。常温で30分放置後、50℃で1時間更に硬化させ、厚さ約0.5mmのゲルコート層を得た。
冷却後、得られた塗膜に、450g/mガラスチョップストランドマット3枚と積層用樹脂(商品名サンドーマLP-921、ディーエイチ・マテリアル株式会社製)を用い積層板を成形した。尚、このとき、硬化剤として積層用樹脂に対し1.0質量%の55%メチルエチルケトンパーオキサイドを用いた。その後、常温で30分放置した後、更に50℃で1時間硬化させた。冷却後ガラス板よりFRP成形品を剥離し試験板とした。
「比較例2〜4」
各々製造例3〜5の各ゲルコート剤を用いて比較例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「比較例5」
製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 5部およびチタンホワイト(R−902、デュポン株式会社製) 10部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた樹脂組成物、製造例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂 70部および微粉末シリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製) 3部を撹拌機で混合してから三本ロールで混練して得られた樹脂組成物、紫外線吸収剤2種(TINUVIN479およびTINUVIN900、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)各1部、光安定剤(TINUVIN152、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)1部 、ナフテン酸Co溶液(Co濃度:1質量%) 0.5部 、並びに、スチレンモノマー(粘度調節用)5〜10部を撹拌機で良く分散させ粘度を15〜20ポイズ、揺変度5〜6に調整して白色ゲルコート剤を得た。
該ゲルコート剤を用いて比較例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
「比較例6」
第2のゲルコート剤として製造例2のゲルコート剤を用い、第1のゲルコート剤として製造例6のゲルコート剤を用い、実施例1と同様にしてFRP成形品の試験板を作製した。
<耐候性試験>
実施例および比較例で作製した試験板から50mm×50mmの試験片を切り出し、耐候性試験片とした。該試験片にサンシャインウェザーメーター(スガ試験機株式会社製 WEL−SUN−HCH−B型)を用いて耐候性試験を行い、色差および光沢保持率を算出した。
なお、試験条件は、温度 63±3℃、サイクル120分中18分降雨、曝露時間 4000時間である。
色差: 色差計(日本電色工業株式会社製 SE−2000)を用い、試験前後の試験片の色差を測定し、下記規準により2000時間までは500時間毎に、それ以降は1000時間毎に3段階評価した。
色差 0〜3未満 : 評価○
色差 3〜6未満 : 評価△
色差 6以上 : 評価×
光沢保持率: 試験前後の試験片の光沢を、光沢計(スガ試験機株式会社製 ハンディグロスメーター HG−268)を用いて測定角を60度として測定し、試験後の光沢保持率を算出し、下記規準により2000時間までは500時間毎に、それ以降は1000時間毎に3段階評価した。
光沢保持率100%〜80%: 評価 ○
光沢保持率 80%未満〜50%: 評価 △
光沢保持率 50%未満: 評価 ×
実施例1〜10の評価結果を表2に、比較例1〜6についての評価結果を表3にまとめた。これらによると実施例ではいずれも比較例に比べ色差は小さく、光沢保持率が高いことから、本発明における2層ゲルコートは優れた耐候性を有していることが分かる。また、比較例5では紫外線吸収剤2種および光安定剤を加えてあるにも拘らず、実施例に比べ光沢保持率が低下している。
なお、比較例で試験時間を2000時間までとしているのは、2000時間で評価△以下のものは、それ以降は色差および光沢保持率とも評価が×になることが経験上明らかだからである。
Figure 0005399267
Figure 0005399267

Claims (8)

  1. 基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、第1の層の隠蔽力が第2の層の隠蔽力より大きく、
    前記第1のゲルコート剤の顔料濃度は、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度より高く、
    前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であり、
    前記第1のゲルコート剤の顔料と前記第2のゲルコート剤の顔料は、チタンホワイト、イソインドリノン、ペリレンまたはシアニンブルーであることを特徴とする物品。
  2. 前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m/L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m/L未満であることを特徴とする請求項1に記載の物品。
  3. 基材上に、第1のゲルコート剤により形成された第1の層と、第2のゲルコート剤により形成された第2の層とを順に備え、前記第1の層の隠蔽力が前記第2の層の隠蔽力より大きい物品において、
    前記第1のゲルコート剤の隠蔽力がファインド式クリプトメーターを用いJIS K 5101- 4に準じた測定法による値で5〜10m/L、前記第2のゲルコート剤の隠蔽力が5m/L未満であり、
    前記第1のゲルコート剤の顔料濃度が4〜15質量%、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度が5質量%以下であって、前記第1のゲルコート剤の顔料濃度は、前記第2のゲルコート剤の顔料濃度より高く、
    前記第1のゲルコート剤の顔料と前記第2のゲルコート剤の顔料は、チタンホワイト、イソインドリノン、ペリレンまたはシアニンブルーであることを特徴とする物品。
  4. 前記第1のゲルコート剤および前記第2のゲルコート剤は、不飽和ポリエステル樹脂を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の物品。
  5. 前記第2のゲルコート剤が、紫外線吸収剤および光安定剤を含有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の物品。
  6. 前記基材が繊維強化プラスチック成形品であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の物品。
  7. 前記物品が自動車の外装部品である請求項1から6のいずれかに記載の物品。
  8. 型表面に前記第2のゲルコート剤を塗布し、未硬化の状態で前記第1のゲルコート剤をさらに塗布する工程と、
    塗布された前記第2のゲルコート剤と前記第1のゲルコート剤とを硬化させ、第2の層と第1の層とを形成する工程と、
    前記第1の層上に前記基材となるバック層を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の物品の製造方法。
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