JP5396306B2 - プリコーディングウェイト生成方法及び制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリコーディングウェイト生成方法及び制御装置に関し、特に、マルチアンテナ伝送に対応するプリコーディングウェイト生成方法及び制御装置に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいては、周波数利用効率の向上、データレートの向上を目的として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)やHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)を採用することにより、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)をベースとしたシステムの特徴を最大限に引き出すことが行われている。このUMTSネットワークについては、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている。
第3世代のシステムは、概して5MHzの固定帯域を用いて、下り回線で最大2Mbps程度の伝送レートを実現できる。一方、LTE方式のシステムにおいては、1.4MHz〜20MHzの可変帯域を用いて、下り回線で最大300Mbps及び上り回線で75Mbps程度の伝送レートを実現できる。また、UMTSネットワークにおいては、更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継のシステムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト(LTE−A))。例えば、LTE−Aにおいては、LTE仕様の最大システム帯域である20MHzを、100MHz程度まで拡張することが予定されている。
LTE方式のシステム(LTEシステム)においては、複数のアンテナでデータを送受信し、データレート(周波数利用効率)を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multi Input Multi Output)システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。MIMOシステムにおいては、送受信機に複数の送信/受信アンテナを用意し、送信機(例えば、基地局装置eNB)の異なる送信アンテナから同時に異なる送信情報系列を送信する。一方、受信機(例えば、移動局装置UE)側では、送信/受信アンテナ間で異なるフェージング変動が生じることを利用して、同時に送信された情報系列を分離して検出することにより、データレート(周波数利用効率)を増大することが可能である。なお、LTEシステムにおいては、異なる送信アンテナから同時に送信する送信情報系列が、全て同一のユーザのものであるシングルユーザMIMO(SU−MIMO(Single User MIMO))伝送と、異なるユーザのものであるマルチユーザMIMO(MU−MIMO(Multi-User MIMO))伝送とが規定されている。
また、LTE−A方式のシステム(LTE−Aシステム)においては、セル間干渉の低減或いは受信信号強度の改善を目的として、多地点協調(CoMP:Coordinated multiple point)によるデータチャネル信号の送受信が検討されている。このCoMPによる送受信を行うことで、特にセル端に位置する移動局装置UEにおけるシステム特性の改善が期待される。複数のセルの基地局装置eNBにおいては、各移動局装置UEからフィードバックされるCSI(Channel State Information)情報の測定値に基づいて、各移動局装置UEに対するデータチャネル信号のプリコーディングウェイトを生成する。CoMPによる送信法として、例えば、複数のセルの基地局装置eNBから同一の移動局装置UEに対するデータチャネル信号(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を結合して送信するジョイントトランスミッション(JT:Joint Transmission)が提案されている。
上述したジョイントトランスミッションにおいては、プリコーディングウェイトを生成する基地局装置eNBが、協調する全ての基地局装置eNBに対する全ての移動局装置UEからのCSI情報を正確に把握することができた場合にセル端に位置する移動局装置UEを含む全ての移動局装置UEに対するシステム特性を最大限に改善することが可能となる。しかしながら、CSI情報は、移動局装置UEにおけるフィードバック情報量の削減等に起因して全ての移動局装置UEからフィードバックされないという事態が発生し得る。
特に、ジョイントトランスミッションが行われる環境下において、MU−MIMO伝送が行われる場合においては、空間多重する複数の移動局装置UE間の干渉が増大することが想定される。このため、これらの複数の移動局装置UEに対するプリコーディングウェイトを生成する場合には、これらの移動局装置UE間の干渉を効果的に低減する必要がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複数の移動局装置に対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置からCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置間の干渉を極力低減することができるプリコーディングウェイト生成方法及び制御装置を提供することを目的とする。
本発明のプリコーディングウェイト生成方法は、複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられるプリコーディングウェイト生成方法であって、各基地局装置が管理するセル毎に空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に有するチャネル行列を生成するステップと、当該チャネル行列に基づいてチャネル状態情報をフィードバックする移動局装置が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成するステップとを具備し、プリコーディングウェイトの生成対象となるウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第1の移動局装置をデータ送信対象とする際、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第2の移動局装置に対して干渉を抑圧しない一方、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない第3の移動局装置に対して干渉を抑圧するプリコーディングウェイトを生成することを特徴とする。
この方法によれば、ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない第3の移動局装置に対して干渉を抑圧するプリコーディングウェイトが生成されることから、ウェイト生成対象セル以外のセルで干渉の抑圧が期待できない第3の移動局装置に対する干渉を優先的に抑圧することができるので、チャネル状態情報をフィードバックするセル数が少ない第3の移動局装置におけるシステム特性を効果的に改善でき、複数の移動局装置に対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置からCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第2の移動局装置に対し、ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない第3の移動局装置に対する干渉が優先的に抑圧されることから、基地局装置におけるアンテナの自由度を考慮して効率的に干渉抑圧に利用することができるので、協調するセル数に関わらず、移動局装置間の干渉を抑圧することが可能となる。
本発明のプリコーディングウェイト生成方法は、複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられるプリコーディングウェイト生成方法であって、各基地局装置が管理するセル及び各セルで空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に含み、フィードバックされない移動局装置と基地局装置との間のチャネル状態情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列を生成するステップと、当該チャネル行列に基づいて全ての移動局装置に対するプリコーディングウェイトを一括的に生成するステップとを具備することを特徴とする。
この方法によれば、複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に含み、フィードバックされない移動局装置と基地局装置との間のチャネル状態情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列に基づいてプリコーディングウェイトが生成されることから、チャネル状態情報がフィードバックされない移動局装置も含めてプリコーディングウェイトを生成することができ、チャネル状態情報がフィードバックされた移動局装置に対する干渉を効果的に抑圧することができるので、複数の移動局装置に対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置からCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、複数のセルにチャネル状態情報をフィードバックしている移動局装置については、複数の基地局装置で干渉を抑圧可能な送信ビームを形成することができるので、協調しているセル数(チャネル状態情報をフィードバックしているセル数)が多い移動局装置ほど他の移動局装置間の干渉を抑圧することが可能となる。
本発明によれば、ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない移動局装置に対して干渉を抑圧するプリコーディングウェイトが生成されることから、ウェイト生成対象セル以外のセルで干渉の抑圧が期待できない移動局装置に対する干渉を優先的に抑圧することができるので、チャネル状態情報をフィードバックするセル数が少ない移動局装置におけるシステム特性を効果的に改善でき、複数の移動局装置に対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置からCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置間の干渉を極力低減することが可能となる。
CoMPの1つであるジョイントトランスミッションの概要について説明するためのネットワーク構成図である。 本発明の第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#1にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。 本発明の第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#4にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。 本発明の第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#1にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。 本発明の第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#4にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る移動局装置及び基地局装置を有する移動通信システムの構成を説明するための図である。 上記実施の形態に係る基地局装置の送信部の構成を示すブロック図である。
本発明に係るプリコーディングウェイト生成方法について説明する前に、多地点協調(CoMP)の1つであるジョイントトランスミッションの概要について説明する。図1は、CoMPの1つであるジョイントトランスミッションの概要について説明するためのネットワーク構成図である。なお、図1においては、基地局装置eNB#1と、基地局装置eNB#2とが協調し、これらの基地局装置eNB#1、#2から同一の移動局装置UE#1〜UE#4に対してデータチャネル信号(PDSCH)を結合して送信するジョイントトランスミッションを行う場合について示している。
図1に示す「h11」は、一方の基地局装置eNB#1から移動局装置UE#1に対する伝送路チャネルのチャネル状態情報(以下、「CSI(Channel State Information)情報」という)を示し、「h21」は、他方の基地局装置eNB#2から移動局装置UE#1に対する伝送路チャネルのCSI情報を示している。移動局装置UE#1〜#4においては、これらの伝送路チャネルのCSI情報を測定し、基地局装置eNB#1、#2にフィードバックする。
基地局装置eNB#1、#2にフィードバックされたCSI情報は、ジョイントトランスミッションに必要なプリコーディングウェイトの生成を行う基地局装置eNB#1(以下、適宜「制御基地局装置eNB」という)に集められる。そして、制御基地局装置eNBにおいて、基地局装置eNB#1、#2から各移動局装置UE#1〜#4に対するデータチャネル信号のプリコーディングウェイトが生成される。これらのプリコーディングウェイトを用いて基地局装置eNB#1、#2にて各移動局装置UE#1〜#4に対するデータチャネル信号のプリコーディングを行うことにより、移動局装置UE#1〜#4におけるシステム特性の改善が期待される。すなわち、移動局装置UE#1〜#4におけるシステム特性の改善には、制御基地局装置eNBが、基地局装置eNB#1、eNB#2に対する移動局装置UE#1〜#4からのCSI情報を正確に把握することが前提となる。
一方、移動局装置UEにおいては、フィードバック情報量の削減等を目的として、ある基地局装置eNBから到来する信号の受信電力と、受信電力最大となる基地局装置における受信電力との比が所定の閾値を上回る場合に限ってCSI情報をフィードバックすることが一般的である。したがって、移動局装置UEが基地局装置eNBから遠距離に位置し、当該基地局装置eNBからの信号の受信電力比が所定の閾値以下である場合等には、CSI情報がフィードバックされないという事態が発生し得る。図1においては、移動局装置UE#3、#4において、基地局装置eNB#2からの信号の受信電力が所定の閾値以下であり、CSI情報がフィードバックされない場合について示している。すなわち、図1においては、移動局装置UE#1、#2から基地局装置eNB#1、#2にCSI情報がフィードバックされるのに対し、移動局装置UE#3、#4から基地局装置eNB#1にのみCSI情報がフィードバックされる場合について示している。
このように通信対象とする移動局装置UEの一部(図1に示す移動局装置UE#3、#4)において、CSI情報がフィードバックされない場合には、制御基地局装置eNBにおいて、適切なプリコーディングウェイトを生成することができず、移動局装置UE#1〜#4におけるシステム特性を最大限に改善することが困難となる。本発明者らは、ジョイントトランスミッションにおいては、協調する全ての基地局装置eNBに対する全ての移動局装置UEからのCSI情報を正確に把握することが前提であるにも関わらず、必ずしも全ての移動局装置UEからCSI情報がフィードバックされていない点に着目し、本発明をするに至ったものである。
なお、上述した説明においては、ジョイントトランスミッションに必要なプリコーディングウェイトの生成を一方の基地局装置eNB#1で行う場合について説明しているが、プリコーディングウェイトを生成する構成については、これに限定されるものではない。例えば、他方の基地局装置eNB#2で行うようにしても良く、これらの基地局装置eNB#1、#2に接続される上位局装置で行うようにしても良い。このようにジョイントトランスミッションに必要なプリコーディングウェイトの生成を行う基地局装置eNB又は上位局装置は、制御装置と呼ぶことができる。
本発明の第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、協調するセル(基地局装置eNB)毎に空間多重する複数の移動局装置UEのCSI情報を行列成分に有するチャネル行列H(「K」はセルの番号を示す)を生成し、このチャネル行列Hに基づいて、CSI情報をフィードバックする移動局装置UEの数が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成する。この場合において、プリコーディングウェイトを生成する対象となるセル(以下、適宜「ウェイト生成対象セル」という)以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UEに対して優先的に干渉を抑圧する一方、ウェイト生成対象セル以外にCSI情報をフィードバックしている移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。
以下、CSI情報をフィードバックする移動局装置UEの数が多い「セル#1」と、CSI情報をフィードバックする移動局装置UEの数が少ない「セル#2」との2セル間でジョイントトランスミッションが行われる環境下において、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法が適用される場合について説明する。
セル#1にてプリコーディングウェイトを生成する際には、セル#1以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE−NK=1に対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。そして、セル#2にてプリコーディングウェイトを生成する際には、既に干渉を抑圧した移動局装置UE−NK=1を除いた上で、セル#1、#2以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE−NK=2に対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。なお、移動局装置UE−NK=2に対するプリコーディングウェイトを生成する場合には、セル#1にて生成された移動局装置UE−NK=2に対するプリコーディングウェイトが参照される。
なお、ここでは、セル#1、#2におけるプリコーディングウェイトの生成方法について説明しているが、協調するセルが3つ以上存在する場合においても、同様の要領にてプリコーディングウェイトが生成される。この場合には、既に干渉を抑圧した移動局装置UE(移動局装置UE−NK=1、移動局装置UE−NK=2)を除いた上で、セル#1〜#3以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE(移動局装置UE−NK=3)に対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトが生成される。なお、移動局装置UE−NK=3に対するプリコーディングウェイトを生成する場合には、セル#1にて生成された移動局装置UE−NK=3に対するプリコーディングウェイトが参照される。
ここで、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法を図1に示す具体例を用いて説明する。図1に示す例においては、基地局装置eNB#1に対して移動局装置UE#1〜#4からCSI情報がフィードバックされ、基地局装置eNB#2に対して移動局装置UE#1、#2からCSI情報がフィードバックされることから、基地局装置eNB#1が設置されるセルがセル#1に相当し、基地局装置eNB#2が設置されるセルがセル#2に相当する。
セル#1にてプリコーディングウェイトを生成する際には、セル#1以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE#3、#4(移動局装置UE−NK=1に相当)に対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UE#1、#2に対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。そして、セル#2にてプリコーディングウェイトを生成する際には、既に干渉を抑圧した移動局装置UE#3、#4を除いた上で、セル#1、#2以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE#1、#2(移動局装置UE−NK=2に相当)に対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UE(図1においては存在しない)に対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。なお、セル#2にて移動局装置UE#1、#2に対するプリコーディングウェイトを生成する場合には、セル#1にて生成された移動局装置UE#1、#2に対するプリコーディングウェイトが参照される。
次に、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法におけるプリコーディングウェイトの生成式の一例を示す。ここでは、説明の便宜上、図1に示す具体例を用いて第1の態様に係るプリコーディングウェイトの生成式について説明するものとする。なお、ここでは、ZF(Zero Forcing)プリコーディング法を用いた生成式について示すが、これに限定されるものではない。例えば、MMSE(Minimum Mean Squared Error:最小限平均二乗誤差)法やブロック対角化法を用いた生成式を使用することも可能である。
セル#1におけるプリコーディングウェイトを生成する際には、まず、セル#1で空間多重される全ての移動局装置UE#1〜#4のCSI情報で構成される(式1)に示すチャネル行列HeNB1が生成される。そして、このチャネル行列HeNB1に基づいて、移動局装置UE#1〜#4に対するプリコーディングウェイトが個別に生成される。
(式1)
Figure 0005396306
移動局装置UE#1に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE1は、チャネル行列HeNB1の部分行列である、(式2)に示すチャネル行列H´eNB1を用いて、(式3)により算出される。ここで、チャネル行列H´eNB1は、移動局装置UE#2を除く移動局装置UE#1、#3、#4のCSI情報(h11、h13、h14)から構成されている。すなわち、チャネル行列H´eNB1は、移動局装置UE#2に対する行列成分を削除したチャネル行列を構成する。
(式2)
Figure 0005396306
(式3)
Figure 0005396306
ここで、チャネル行列H´eNB1から移動局装置UE#2のCSI情報h12を除いているのは、移動局装置UE#3、#4に優先的にヌルを向けた送信ビームを形成すると共に、ヌルを向けた送信ビームを形成する対象から移動局装置UE#2を外すためである。すなわち、チャネル行列H´eNB1にCSI情報が含まれるということは、当該CSI情報を参照して該当する移動局装置UEに適切な送信ビームを形成できることを意味する。つまり、データ送信の対象端末には指向性を有する送信ビームを形成できる一方、データ送信の非対象端末にはヌルを向けた送信ビームを形成することが可能となる。第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、ウェイト生成対象セル以外にもCSI情報をフィードバックしている移動局装置UE#2については、ヌルを向けた送信ビームを形成する対象から外して、基地局装置eNBにおけるアンテナの選択の自由度を確保しているのである。
なお、上記(式3)においては、移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトw´eNB1,UE3、w´eNB1,UE4も生成されるが、これらの値は使用されない。移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE3、weNB1,UE4は、後述する(式6)に従って生成される値が使用される。
同様に、移動局装置UE#2に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE2は、チャネル行列HeNB1の部分行列である、(式4)に示すチャネル行列H´´eNB1を用いて、(式5)により算出される。ここで、チャネル行列H´´eNB1は、移動局装置UE#1を除く移動局装置UE#2、#3、#4のCSI情報(h12、h13、h14)から構成されている。
(式4)
Figure 0005396306
(式5)
Figure 0005396306
なお、上記(式5)においては、移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトw´´eNB1,UE3、w´´eNB1,UE4も生成されるが、上記(式3)と同様、これらの値は使用されない。移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE3、weNB1,UE4は、後述する(式6)に従って生成される値が使用される。
移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE3、weNB1,UE4は、チャネル行列HeNB1を用いて、(式6)により算出される。
(式6)
Figure 0005396306
この場合において、上記(式1)、(式3)と異なり、全ての移動局装置UE#1〜#4のCSI情報(h11、h12、h13、h14)を含めるのは、データ送信対象となる移動局装置UE以外の全ての移動局装置UE#1〜#4に対してヌルを向けた送信ビームを形成するためである。
なお、上記(式6)においては、移動局装置UE#1、#2に対するプリコーディングウェイトw´eNB1,UE1、w´eNB1,UE2も生成されるが、これらの値は使用されない。移動局装置UE#1、#2に対するプリコーディングウェイトweNB1,UE1、weNB1,UE2は、それぞれ上記(式3)、(式5)に従って生成される値が使用される。
このようにセル#1におけるプリコーディングウェイトを生成した後、セル#2におけるプリコーディングウェイトが生成される。セル#2におけるプリコーディングウェイトを生成する際には、まず、セル#2で空間多重される全ての移動局装置UE#1、#2のCSI情報で構成される(式7)に示すチャネル行列HeNB2が生成される。そして、このチャネル行列HeNB2に基づいて、移動局装置UE#1、#2に対するプリコーディングウェイトが個別に生成される。
(式7)
Figure 0005396306
移動局装置UE#1に対するプリコーディングウェイトweNB2,UE1を生成する際には、移動局装置UE#2に対してヌルを向けた送信ビームを形成するためのプリコーディングウェイトが生成される。移動局装置UE#2に対してヌルを向けた送信ビームを形成するのは、セル#1にてヌルを向けた送信ビームを形成する対象から移動局装置UE#2を外している結果、移動局装置UE#2について他の移動局装置UE間の干渉が低減されていないためである。この場合には、セル#1にて生成したプリコーディングウェイトweNB1,UE1と、移動局装置UE#2のCSI情報h12、h22とが考慮される。ここで、移動局装置UE#1の送信ビームパターンが移動局装置UE#2に与える干渉量は、(式8)により算出される。このような干渉量を考慮して、移動局装置UE#1に対するプリコーディングウェイトweNB2,UE1は、(式9)により算出される。これにより、先行するセル#1で生成された移動局装置UE#2に対するプリコーディングウェイトによる干渉の影響を弱めることができるものとなっている。
(式8)
Figure 0005396306
(式9)
Figure 0005396306
同様に、移動局装置UE#2に対するプリコーディングウェイトweNB2,UE2を生成する際には、移動局装置UE#1に対してヌルを向けた送信ビームを形成するためのプリコーディングウェイトが生成される。この場合には、セル#1にて生成したプリコーディングウェイトweNB1,UE2と、移動局装置UE#1のCSI情報h11、h21とが考慮される。ここで、移動局装置UE#2の送信ビームパターンが移動局装置UE#1に与える干渉量は、(式10)により算出される。このような干渉量を考慮して、移動局装置UE#2に対するプリコーディングウェイトweNB2,UE2は、(式11)により算出される。これにより、先行するセル#1で生成された移動局装置UE#1に対するプリコーディングウェイトによる干渉の影響を弱めることができるものとなっている。
(式10)
Figure 0005396306
(式11)
Figure 0005396306
また、セル#2においては、移動局装置UE#3、#4のCSI情報h23、h24がフィードバックされていないことから、移動局装置UE#3、#4に対するプリコーディングウェイトweNB2,UE3、weNB2,UE4は「0」とされる。すなわち、基地局装置eNB2から移動局装置UE#3、#4へは信号が送信されない状態とされる。なお、基地局装置eNB2から移動局装置UE#1、#2にデータ送信を行う場合においては、移動局装置UE#3、#4に対してヌルが向けられていない送信ビームが形成され、移動局装置UE#3、#4においては、移動局装置UE間の干渉の影響を受けることとなる。
図2は、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#1にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。図2においては、基地局装置eNBから移動局装置UEに対する送信ビームの状態を太実線、細実線及び一点鎖線の矢印で示している。太実線は指向性を有する送信ビームを示し、細実線はヌルが向けられていない送信ビームを示し、一点鎖線は、ヌルが向けられた送信ビームを示している。
図2に示すように、基地局装置eNB#1からは、データ送信の対象である移動局装置UE#1に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。また、セル#1以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UE#3、#4(移動局装置UE−NK=1に相当)に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、他の移動局装置UE間の干渉が抑圧された状態となっている。一方、移動局装置UE#2に対しては、ヌルが向けられていない送信ビームが形成され、他の移動局装置UE間の干渉が抑圧されていない状態となっている。
一方、基地局装置eNB#2からは、データ送信の対象である移動局装置UE#1に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。基地局装置eNB#1で干渉が抑圧されていない移動局装置UE#2に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、干渉が抑圧された状態となっている。一方、移動局装置UE#3、#4に対しては、ヌルが向けられていない送信ビームが形成され、干渉が抑圧されていない状態となっている。これらの場合、移動局装置UE#1が請求の範囲における第1の移動局装置を構成し、移動局装置UE#2が第2の移動局装置を構成し、移動局装置UE#3、#4が第3の移動局装置を構成する。
図3は、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#4にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。図3に示すように、基地局装置eNB#1からは、データ送信の対象である移動局装置UE#4に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。また、移動局装置UE#1〜#3に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、他の移動局装置UE間の干渉が抑圧された状態となっている。一方、基地局装置eNB#2からは、データ送信の対象である移動局装置UE#4に対してデータ送信されることはない(図3においては点線の矢印で示している)。
このように第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、協調するセル毎に空間多重する複数の移動局装置UEのCSI情報で構成されるチャネル行列Hを生成し、このチャネル行列Hに基づいて、CSI情報をフィードバックする移動局装置UEの数が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成する。この場合において、ウェイト生成対象セル以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UEに対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。これにより、ウェイト生成対象セル以外のセルで干渉の抑圧が期待できない移動局装置UEに対する干渉を優先的に抑圧することができるので、CSI情報をフィードバックするセル数が少ない移動局装置UEにおけるシステム特性を効果的に改善でき、複数の移動局装置UEに対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置UEからCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置UE間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、基地局装置eNBにおけるアンテナの自由度を考慮して効率的に干渉抑圧に利用することができるので、協調するセル数に関わらず、移動局装置UE間の干渉を抑圧することが可能となる。
本発明の第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、協調する複数のセル(基地局装置eNB)及びMU−MIMOにより空間多重する複数の移動局装置UEのCSI情報を行列成分に含み、フィードバックされない移動局装置UEと基地局装置eNBとの間のCSI情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列Hを生成し、このチャネル行列Hに基づいて、全ての移動局装置UEに対する全ての基地局装置eNBからのプリコーディングウェイトを一括的に生成する。
ここで、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法におけるプリコーディングウェイトの生成式の一例を示す。ここでは、説明の便宜上、図1に示す具体例を用いて第2の態様に係るプリコーディングウェイトの生成式について説明するものとする。なお、ここでは、ZF(Zero Forcing)プリコーディング法を用いた生成式について示すが、これに限定されるものではない。例えば、MMSE(Minimum Mean Squared Error:最小限平均二乗誤差)法やブロック対角化法を用いた生成式を使用することも可能である。
第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法でプリコーディングウェイトを生成する際には、まず、全てのセル#1、#2で空間多重される全ての移動局装置UE#1〜#4のCSI情報で構成される(式12)に示すチャネル行列Hが生成される。この場合において、CSI情報がフィードバックされない移動局装置UE#3、#4と基地局装置eNB#2との間のCSI情報に対応する行列成分には、「0」の値が挿入される。
(式12)
Figure 0005396306
そして、このチャネル行列Hを用いて、(式13)により全ての移動局装置UE#1〜#4に対する基地局装置eNB#1、#2からのプリコーディングウェイトが生成される。
(式13)
Figure 0005396306
図4は、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#1にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。図4においては、図2と同様に、基地局装置eNBから移動局装置UEに対する送信ビームの状態を太実線、細実線及び一点鎖線の矢印で示している。太実線は指向性を有する送信ビームを示し、細実線はヌルが向けられていない送信ビームを示し、一点鎖線は、ヌルが向けられた送信ビームを示している。
図4に示すように、基地局装置eNB#1からは、データ送信の対象である移動局装置UE#1に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。また、移動局装置UE#2〜#4に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、他の移動局装置UE間の干渉が抑圧された状態となっている。
一方、基地局装置eNB#2からは、データ送信の対象である移動局装置UE#1に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。また、移動局装置UE#2に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、干渉が抑圧された状態となっている。一方、移動局装置UE#3、#4に対しては、ヌルが向けられていない送信ビームが形成され、干渉が抑圧されていない状態となっている。
図5は、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法により生成されるプリコーディングウェイトを用いて移動局装置UE#4にデータ送信する場合の送信ビームの状態を説明するための図である。図5に示すように、基地局装置eNB#1からは、データ送信の対象である移動局装置UE#4に対して指向性を有する送信ビームが形成されている。また、移動局装置UE#1〜#3に対しては、ヌルが向けられた送信ビームが形成され、他の移動局装置UE間の干渉が抑圧された状態となっている。一方、基地局装置eNB#2からは、データ送信の対象である移動局装置UE#4に対してデータ送信されることはない(図5においては点線の矢印で示している)。
このように第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、全てのセルで空間多重される全ての移動局装置UE#1〜#4のCSI情報を含み、フィードバックされない移動局装置UEと基地局装置eNBとの間のCSI情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列Hを生成し、このチャネル行列Hに基づいて、全ての移動局装置UEに対する全ての基地局装置eNBからのプリコーディングウェイトを一括的に生成する。これにより、CSI情報がフィードバックされない移動局装置UEも含めてプリコーディングウェイトを生成することができ、CSI情報がフィードバックされた移動局装置UEに対する干渉を効果的に抑圧することができるので、複数の移動局装置UEに対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置UEからCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置UE間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法においては、協調している複数のセル(基地局装置eNB)にCSI情報をフィードバックしている移動局装置UEについては、複数の基地局装置eNBで干渉を抑圧可能な送信ビームを形成することができるので、協調しているセル数が多い移動局装置UEほど他の移動局装置UE間の干渉を抑圧することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、LTE−Aシステムに対応する基地局装置及び移動局装置を用いる場合について説明する。
図6を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る移動局装置(UE)10及び基地局装置(eNB)20を有する移動通信システム1について説明する。図6は、本発明の一実施の形態に係る移動局装置10及び基地局装置20を有する移動通信システム1の構成を説明するための図である。なお、図6に示す移動通信システム1は、例えば、LTEシステム又はSUPER 3Gが包含されるシステムである。また、この移動通信システム1は、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図6に示すように、移動通信システム1は、基地局装置20と、この基地局装置20と通信する複数の移動局装置10(10、10、10、・・・10、nはn>0の整数)とを含んで構成されている。基地局装置20は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。移動局装置10は、セル50において基地局装置20と通信を行っている。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
各移動局装置(10、10、10、・・・10)は、同一の構成、機能、状態を有するので、以下においては、特段の断りがない限り移動局装置10として説明を進める。また、説明の便宜上、基地局装置20と無線通信するのは移動局装置10であるものとして説明するが、より一般的には移動端末装置も固定端末装置も含むユーザ装置(UE:User Equipment)でよい。
移動通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、LTEシステムにおける通信チャネルについて説明する。下りリンクについては、各移動局装置10で共有されるPDSCHと、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)とが用いられる。このPDSCHにより、ユーザデータ、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。送信データは、このユーザデータに含まれる。なお、基地局装置20で移動局装置10に割り当てたCCやスケジューリング情報は、L1/L2制御チャネルにより移動局装置10に通知される。
上りリンクについては、各移動局装置10で共有して使用されるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とが用いられる。このPUSCHにより、ユーザデータが伝送される。また、PUCCHにより、CSI情報や下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)等が伝送される。
本発明に係るプリコーディングウェイト生成方法は、主に、このような移動通信システム1が有する基地局装置20の処理に関するものである。移動局装置10においては、基地局装置20との間の伝送路チャネルのチャネル状態情報を測定し、測定結果をCSI情報としてフィードバックする通常の機能を有する構成であるので、その詳細な説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る基地局装置20の送信部の構成を示すブロック図である。なお、図7においては、説明の便宜上、協調する2つの基地局装置20(20A、20B)の送信部を示している。また、図7においては、上方部分に記載される基地局装置20Aが、プリコーディングウェイトを生成する制御基地局装置を構成し、下方部分に記載される基地局装置20Bが制御基地局装置からプリコーディングウェイトを受信する基地局装置(被制御基地局装置)を構成する。
また、図7においては、基地局装置20Aを、図1に示す基地局装置eNB#1に対応づけ、基地局装置20Bを、図1に示す基地局装置eNB#2に対応づけている。すなわち、基地局装置20Aは、移動局装置UE#1〜#4からCSI情報を受信し、基地局装置20Bは、移動局装置UE#1、#2のみからCSI情報を受信している。上述のように、基地局装置20Aは、制御基地局装置を構成し、基地局装置20Bで受信されたCSI情報(移動局装置UE#1、#2からのCSI情報)が集められるものとなっている。以下においては、説明の便宜上、図1に合わせて移動局装置UE#1〜#4の文言を用いるものとする。
不図示の上位局装置30から送信が指示された移動局装置UE#1〜#4に対する送信データ#1〜#4は、チャネル符号化部200#1〜200#4に送出される。チャネル符号化部200#1〜200#kでチャネル符号化された後、送信データ#1〜#4は、データ変調部201#1〜201#4に出力され、サブキャリア変調される。データ変調部201#1〜201#4でサブキャリア変調された送信データ#1〜#4は、プリコーディング乗算部202#1〜202#4、並びに、プリコーディング乗算部210#1〜210#4に出力される。
プリコーディング乗算部202#1〜202#4は、後述するプリコーディングウェイト生成部208から与えられるプリコーディングウェイトに基づいて、送信アンテナTX#1〜TX#N毎に送信データ#1〜#4を位相及び/又は振幅シフトする(プリコーディングによる送信アンテナTX#1〜TX#Nの重み付け)。プリコーディング乗算部202#1〜202#kにより位相及び/又は振幅シフトされた送信データ#1〜#4は、マルチプレクサ(MUX)203に出力される。
マルチプレクサ(MUX)203においては、位相及び/又は振幅シフトされた送信データ#1〜#4を合成し、送信アンテナTX#1〜TX#N毎の送信信号を生成する。マルチプレクサ(MUX)203により生成された送信信号は、逆高速フーリエ変換部(IFFT)204#1〜204#Nにて逆高速フーリエ変換して周波数領域の信号から時間領域の信号に変換される。そして、サイクリックプレフィクス(CP)付加部205#1〜205#NにてCPが付加された後、RF送信回路206#1〜206#Nへ出力される。そして、RF送信回路206#1〜206#Nで無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施された後、デュプレクサ(Duplexer)207#1〜207#Nを介して送信アンテナTX#1〜TX#Nに出力され、送信アンテナTX#1〜TX#Nから下りリンクで移動局装置UE#1〜#4に送出される。
一方、プリコーディング乗算部210#1〜210#4は、後述するプリコーディングウェイト生成部208から与えられるプリコーディングウェイトに基づいて、送信アンテナTX#1〜TX#M毎に送信データ#1〜#4を位相及び/又は振幅シフトする(プリコーディングによる送信アンテナTX#1〜TX#Mの重み付け)。プリコーディング乗算部210#1〜210#4により位相及び/又は振幅シフトされた送信データ#1〜#4は、マルチプレクサ(MUX)211に出力される。
マルチプレクサ(MUX)211においては、位相及び/又は振幅シフトされた送信データ#1〜#4を合成し、送信アンテナTX#1〜TX#M毎の送信信号を生成する。マルチプレクサ(MUX)211により生成された送信信号は、逆高速フーリエ変換部(IFFT)212#1〜212#Mにて逆高速フーリエ変換して周波数領域の信号から時間領域の信号に変換される。そして、サイクリックプレフィクス(CP)付加部213#1〜213#MにてCPが付加された後、RF送信回路214#1〜214#Mへ出力される。そして、RF送信回路214#1〜214#Mで無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施された後、デュプレクサ(Duplexer)215#1〜215#Mを介して送信アンテナTX#1〜TX#Mに出力され、送信アンテナTX#1〜TX#Mから下りリンクで移動局装置UE#1〜#4に送出される。
プリコーディングウェイト生成部208には、移動局装置UE#1〜#4で測定された基地局装置20A(eNB#1)との間のCSI情報(図7に示す「UE#1−eNB#1CSI情報」等)と、移動局装置UE#1、#2で測定された基地局装置20B(eNB#2)との間のCSI情報(図7に示す「UE#1−eNB#2CSI情報」等)とが入力される。プリコーディングウェイト生成部208は、上述した第1又は第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法に従って、これらのCSI情報を行列成分に有するチャネル行列H又はチャネル行列Hを生成し、これらのチャネル行列H又はチャネル行列Hに基づいて、移動局装置UE#1〜#4に対するプリコーディングウェイトを生成する。すなわち、プリコーディングウェイト生成部208は、請求の範囲における行列生成手段及びウェイト生成手段を構成する。
例えば、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法に従う場合には、協調するセル毎に空間多重する複数の移動局装置UEのCSI情報で構成されるチャネル行列Hを生成し、このチャネル行列Hに基づいて、CSI情報をフィードバックする移動局装置UEの数が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成する。この場合において、ウェイト生成対象セル以外にCSI情報をフィードバックしていない移動局装置UEに対して優先的に干渉を抑圧する一方、その他の移動局装置UEに対して干渉を抑圧しないプリコーディングウェイトを生成する。これにより、ウェイト生成対象セル以外のセルで干渉の抑圧が期待できない移動局装置UEに対する干渉を優先的に抑圧することができるので、CSI情報をフィードバックするセル数が少ない移動局装置UEにおけるシステム特性を効果的に改善でき、複数の移動局装置UEに対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置UEからCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置UE間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、第1の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法に従う場合には、基地局装置eNBにおけるアンテナの自由度を考慮して効率的に干渉抑圧に利用することができるので、協調するセル数に関わらず、移動局装置UE間の干渉を抑圧することが可能となる。
また、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法に従う場合には、全てのセルで空間多重される全ての移動局装置UE#1〜#4のCSI情報を含み、フィードバックされない移動局装置UEと基地局装置eNBとの間のCSI情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列Hを生成し、このチャネル行列Hに基づいて、全ての移動局装置UEに対する全ての基地局装置eNBからのプリコーディングウェイトを一括的に生成する。これにより、CSI情報がフィードバックされない移動局装置UEも含めてプリコーディングウェイトを生成することができ、CSI情報がフィードバックされた移動局装置UEに対する干渉を効果的に抑圧することができるので、複数の移動局装置UEに対してジョイントトランスミッションが行われる環境下で全ての移動局装置UEからCSI情報がフィードバックされない場合においても、移動局装置UE間の干渉を極力低減することが可能となる。
特に、第2の態様に係るプリコーディングウェイト生成方法に従う場合には、協調している複数のセル(基地局装置eNB)にCSI情報をフィードバックしている移動局装置UEについては、複数の基地局装置eNBで干渉を抑圧可能な送信ビームを形成することができるので、協調しているセル数が多い移動局装置UEほど他の移動局装置UE間の干渉を抑圧することが可能となる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 移動通信システム
10 移動局装置
20、20A、20B 基地局装置
200 チャネル符号化部
201 データ変調部
202 プリコーディング乗算部
203 マルチプレクサ(MUX)
204 IFFT部
205 CP付加部
206 RF送信回路
207 デュプレクサ(Duplexer)
208 プリコーディングウェイト生成部
210 プリコーディング乗算部
211 マルチプレクサ(MUX)
212 IFFT部
213 CP付加部
214 RF送信回路
215 デュプレクサ(Duplexer)
30 上位局装置
40 コアネットワーク
50 セル

Claims (6)

  1. 複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられるプリコーディングウェイト生成方法であって、
    各基地局装置が管理するセル毎に空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に有するチャネル行列を生成するステップと、当該チャネル行列に基づいてチャネル状態情報をフィードバックする移動局装置が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成するステップとを具備し、
    プリコーディングウェイトの生成対象となるウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第1の移動局装置をデータ送信対象とする際、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第2の移動局装置に対して干渉を抑圧しない一方、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない第3の移動局装置に対して干渉を抑圧するプリコーディングウェイトを生成することを特徴とするプリコーディングウェイト生成方法。
  2. 前記第2の移動局装置に対応する行列成分を削除した前記チャネル行列を用いてプリコーディングウェイトを生成することを特徴とする請求項1記載のプリコーディングウェイト生成方法。
  3. 後続してプリコーディングウェイトが生成されるセルにおいて、先行して生成された前記第2の移動局装置に対するプリコーディングウェイトによる干渉の影響を弱めるプリコーディングウェイトを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプリコーディングウェイト生成方法。
  4. 複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられるプリコーディングウェイト生成方法であって、
    各基地局装置が管理するセル及び各セルで空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に含み、フィードバックされない移動局装置と基地局装置との間のチャネル状態情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列を生成するステップと、当該チャネル行列に基づいて全ての移動局装置に対するプリコーディングウェイトを一括的に生成するステップとを具備することを特徴とするプリコーディングウェイト生成方法
  5. 複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられるプリコーディングウェイトを生成する制御装置であって、
    各基地局装置が管理するセル毎に空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に有するチャネル行列を生成する行列生成手段と、当該チャネル行列に基づいてチャネル状態情報をフィードバックする移動局装置が多いセルから逐次的にプリコーディングウェイトを生成するウェイト生成手段とを具備し、
    プリコーディングウェイトの生成対象となるウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第1の移動局装置をデータ送信対象とする際、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしている第2の移動局装置に対して干渉を抑圧しない一方、前記ウェイト生成対象セル以外にチャネル状態情報をフィードバックしていない第3の移動局装置に対して干渉を抑圧するプリコーディングウェイトを生成することを特徴とする制御装置。
  6. 複数の基地局装置が協調してジョイントトランスミッションにより複数の移動局装置に対してデータ送信する際に用いられる制御装置であって、
    各基地局装置が管理するセル及び各セルで空間多重される複数の移動局装置からフィードバックされるチャネル状態情報を行列成分に含み、フィードバックされない移動局装置と基地局装置との間のチャネル状態情報に対応する行列成分を0成分とするチャネル行列を生成する行列生成手段と、当該チャネル行列に基づいて全ての移動局装置に対するプリコーディングウェイトを一括的に生成するウェイト生成手段とを具備することを特徴とする制御装置。
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