JP6364206B2 - 無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてLTE(Long Term Evolution)が検討されている(たとえば、非特許文献1)。LTEでは、マルチアクセス方式として、下りリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いるとともに、上りリンクにSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、たとえばLTEアドバンストまたはLTEエンハンスメントと呼ばれるLTEの後継システムが検討され、LTE Rel.10/11(LTE−A)として仕様化されている。LTEやLTE−Aにおいては、加入者数の増大およびユーザあたりのトラヒックの増大に対応するために、複数のアンテナでデータを送受信し、セルスループットおよび周波数利用効率を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)多重技術が検討されている。
LTE−Aでは、最大8アンテナのMIMO多重技術の適用が規定されている。MIMO多重では、基地局が送信アンテナ固有のCSI(Channel State Information)測定用の直交参照信号(RS:Reference Signal)を送信し、ユーザ端末が各送信アンテナのCSIを測定する。送信アンテナ数が増大すると、CSI測定用の参照信号の数も増大し、情報シンボルを送信するためのリソースが減少してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、高次MIMO多重技術においてCSI測定用の参照信号のオーバヘッドを低減できる無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、周波数分割複信(FDD)方式の無線通信システムで用いられる無線基地局であって、ユーザ端末が有する複数のアンテナから送信される時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を受信する受信部と、複数の受信アンテナで、前記参照信号を用いてチャネル状態情報を測定する測定部と、前記各受信アンテナで測定した前記チャネル状態情報から最適なプリコーディングベクトルを生成、あるいは、あらかじめ規定したプリコーディングベクトルセットの中から最適なプリコーディングベクトルを選択する生成・選択部と、前記生成・選択部により選択されたプリコーディングベクトルを用いて物理下りリンク共有チャネルをMIMO多重送信する送信部と、を備え、前記受信部は、FDD方式の上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックの送信区間を用いて、ユーザ端末から下りリンクのキャリア周波数で送信される前記TDDチャネル状態情報測定用の参照信号を受信することを特徴とする。
本発明によれば、高次MIMO多重技術においてCSI測定用の参照信号のオーバヘッドを低減できる。
図1Aは、FDD方式の概要を説明する図であり、図1Bは、TDD方式の概要を説明する図である。 MIMO多重技術の概要を説明する図である。 MIMO多重技術におけるプリコーディング送信の概要を説明する図である。 サブフレーム構成の概要を説明する図である。 CSI測定およびMIMO多重送信の概要を説明する図である。 時間領域の無線リソース割り当て例を示す図である。 周波数領域の無線リソース割り当て例を示す図である。 ユーザ端末が上りリンクでCSI−RSを送信する場合の下りリンクの送信帯域を示す図である。 従来法としての送信アンテナ固有のCSI−RSを送信する方法と、キャリア周波数スワップを用いてCSI−RS送信する方法とを比較した図である。 無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 ユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
LTEシステムおよびLTE−Aシステムの無線通信における複信方式(Duplex-mode)として、上りリンク(UL)と下りリンク(DL)を周波数で分割する周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)と、上りリンクと下りリンクを時間で分割する時間分割複信(TDD:Time Division Duplex)とがある。
図1Aは、FDD方式の概要を説明する図である。図1Aに示すように、FDD方式では上りリンクと下りリンクとで異なる周波数帯域を使用する。上りリンクと下りリンクとの周波数間隔は、通常100[MHz]程度であり、上りリンクと下りリンクとのフェージング変動の相関は低い。FDD方式では、上りリンクと下りリンクとの送受信タイミングは独立している。FDD方式では、送信信号と受信信号とは、送信経路と受信経路とを電気的に分離するデュプレクサによって分離する。
図1Bは、TDD方式の概要を説明する図である。図1Bに示すように、TDD方式では上りリンクと下りリンクとで同一の周波数帯域を使用する。したがって、ペアバンドが不必要である。上りリンクと下りリンクとで同一のキャリア周波数を用いるため、フェージング変動の相関は「1」であり、チャネルの相反性(channel reciprocity)を利用できる。TDD方式では、セル間での上りリンクと下りリンクの送受信タイミングの同期が必要となる。セル端における異なる基地局と無線リンクを接続しているユーザ端末間で、上りリンクと下りリンクとのスロット割り当てを同一とする必要があるためである。また、TDD方式では、デュプレクサは不要であるため、ユーザ端末の実装の小型化を実現できる。
FDD方式のメリットは、基地局間のタイミング同期が不要であるため、セルラ方式のマルチセル環境で、セルごとにトラヒックに応じて上りリンクまたは下りリンクで独立な無線リソースの割り当てが可能な点である。FDD方式のデメリットは、上りリンクと下りリンクとで独立な周波数帯域、すなわちペアバンドが必要な点である。
TDD方式のメリットは、ペアバンドが不必要な点とチャネルの相反性を利用できる点である。したがって、TDD方式はペアバンドが確保できない周波数帯に有効である。TDD方式のデメリットは、セルラ方式のマルチセル環境でセル間のタイミング同期が必要な点である。
図2は、MIMO多重技術の概要を説明する図である。図2には、送信アンテナ数Nの送信部と受信アンテナ数Nの受信部を有する構成が示されている。送信部では、送信アンテナ(アンテナポート)ごとに異なる信号を同一の周波数領域および時間を用いて空間的に多重して送信する。受信部では、各受信アンテナですべての送信信号が受信されるため、送受信アンテナ間の伝搬路変動の違いを利用した信号分離処理をして元の情報を得る。
図3は、MIMO多重技術におけるプリコーディング送信の概要を説明する図である。MIMO多重技術では、各送信ストリームが最大の受信SNR(Signal-to-Noise power Ratio)になるように、各送信アンテナの情報シンボルに適応的に重み係数(ウエイト)を乗算するプリコーディングを行う。これにより、指向性送信により受信品質を向上できる。
ユーザ端末は、各送信アンテナのCSIを測定して、あらかじめ規定されたプリコーディングベクトルセット(コードブック)の中から、受信SNRが最大となるプリコーディングベクトルを選択し、基地局に通知する。コードブックベースのプリコーディングではなく、最適なプリコーディングベクトルを計算する方法もあるが、基地局にフィードバックするプリコーディングベクトル情報が大きくなってしまう。したがって、LTE,LTE−Aでは、コードブックベースのプリコーディングが採用されている。一方、基地局は、ユーザ端末が全送信アンテナからの受信レベルを測定するために、送信アンテナ固有のCSI測定用参照信号を送信する必要がある。送信アンテナ固有の参照信号としては、送信アンテナ数4まではセル固有(Cell-specific)の参照信号が、送信アンテナ数5から8まではCSI−RSが規定されている。
図3に示すMIMOシステムにおいて、送信情報ビットは、送信部としての基地局における直並列変換器(S/P:Serial to Parallel converter)により上位局装置から指示された送信ストリーム分に分配される。その後、乗算器によってプリコーディングウエイトと入力信号を乗算して演算し、演算された信号をそれぞれ加算器に出力する。加算器は、それぞれの演算された信号を送信アンテナTx1からTx4を介して送信する。
受信部としてのユーザ端末における受信アンテナRx1からRx4は、1つ以上の送信アンテナからMIMO伝搬路を介して送信された信号を受信する。それぞれの受信アンテナで受信した信号は伝送路推定部および信号分離部を介して、各ストリームに関する受信信号に分離される。各ストリームに関する受信信号が並直列変換器(P/S:Parallel to Serial converter)により変換されることにより、復号ビットが得られる。
MIMOシステムにおいては、送信および受信アンテナ間のチャネル応答より生成されるチャネル行列の固有値の大きさに応じて送信ストリーム数(ランク)を制御するランクアダプテーションが適用される。
プリコーディングベクトル選択部は、各受信アンテナの受信信号に含まれる送信アンテナ固有の参照信号を用いて推定したチャネル応答から、あらかじめ規定されたプリコーディングベクトルセットであるコードブックの中のプリコーディングベクトル送信を行った場合、すなわち、送信信号にプリコーディング行列を乗算した場合の各受信アンテナにおけるチャネル応答を求める。プリコーディングベクトル選択部は、各受信アンテナのチャネル応答から受信信号電力および雑音電力を測定し、受信希望波信号電力対雑音電力比(SNR)を計算する。プリコーディングベクトル選択部は、受信SNRを受信アンテナ間で平均化して、各プリコーディングベクトルに対する平均受信SNRを求める。そして、プリコーディングベクトル選択部は、平均受信SNRを最大にするプリコーディングベクトルを最適なプリコーディングベクトルとして選択する。
図4Aは、サブフレーム構成の概要を説明する図である。LTEシステムでは、基地局が、送受信データを有する各ユーザに共有データチャネル上の無線リソースを割り当てるスケジューリングを行う。無線リソースの最小割り当て単位は、リソースブロック(RB:Resource Block)と呼ばれる。スケジューリングの最小時間単位は、1サブフレームであり、サブフレームごとにスケジューリングで選択されたユーザ端末へリソースブロックが割り当てられる。
図4Bは、1サブフレーム構成の概要を説明する図である。1サブフレームは時間方向に14OFDMシンボル(FFT(Fast Fourier Transform)ブロック)、周波数方向に12サブキャリアを含む。図4Bに示す例では、アンテナポート4までのセル固有の参照信号RS#1から#4があらかじめ規定された多重法により配置されている。参照信号が配置されていないリソースには、ユーザ情報シンボルあるいは制御情報シンボルを配置できる。
既存のLTE−Aシステムの最大送信アンテナ数は8であるが、アンテナポート5から8までは、セル固有参照信号(CS−RS)とは異なるCSI−RSを規定することにより、全てのリソースブロックにCSI測定用の参照信号を多重する必要がなくなった。しかしながら、8アンテナ送信のMIMO多重送信を行うユーザのリソースブロックには、8アンテナ分のCSI−RSを多重する必要がある。今後、送信アンテナ数がさらに増大した場合に、CSI測定用の参照信号の数も増大し、情報シンボルを送信するためのリソースが減少するという課題がある。
そこで、本発明者らは、高次MIMO多重技術において、キャリア周波数スワップを用いてCSIを測定することを見出した。これにより、高次MIMO多重技術においてCSI測定用の参照信号のオーバヘッドを低減できる。以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図5は、CSI測定およびMIMO多重送信の概要を説明する図である。ここでは、FDD方式を仮定する。FDD方式を採用することにより、基地局間非同期の柔軟な基地局の設置を実現できる。また、上りリンクと下りリンクに異なるキャリア周波数を使用するため、上りリンクと下りリンクとのフェージング変動は無相関となる。
図5を用いて、既存のCSI測定およびMIMO多重送信について説明する。まず、基地局は、送信アンテナ固有のCSI測定用の参照信号を送信する。ユーザ端末は、各送信アンテナのCSIを測定して、あらかじめ規定されたプリコーディングベクトルセットの中から、受信SNRが最大となるプリコーディングベクトルを選択する。ユーザ端末は、選択したプリコーディング行列情報、選択した変調方式および符号化スキームをチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)として、上りリンクで基地局に送信する。基地局は、ユーザ端末から通知されたプリコーディングベクトルを用いて下りリンクのスケジューリングで割り当てられたリソースブロックを用いて物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送信する。
続いて、図5を用いて、本発明の実施の形態に係るキャリア周波数を用いるCSI測定およびMIMO多重送信について説明する。この方法は、下りリンクおよび上りリンク双方に適用可能であるが、下りリンクに着目して説明する。
まず、ユーザ端末は、上りリンクのサブフレームにおける1あるいは複数のFFTブロックを用いてTDD CSI−RSあるいはサウンディング参照信号を、下りリンクのキャリア周波数(fDL)で送信する。下りリンクのPDSCH送信を仮定すると、基地局は、複数の受信アンテナでCSI−RSを用いて周波数領域のチャネル応答を測定する。CSI−RSは下りリンクのキャリア周波数で送信されているため、伝搬チャネルの相反性(reciprocity)を用いることができる。基地局では、各受信アンテナで測定したCSIから最適なプリコーディングベクトルを選択し、選択したプリコーディングベクトルを用いて下りリンクのPDSCHを送信する。
図6は、本発明の実施の形態に係る時間領域の無線リソース割り当て例を示す図である。図7は、本発明の実施の形態に係るの周波数領域の無線リソース割り当て例を示す図である。
図6に示す例では、先頭の1FFTブロックを用いてCSI−RSを送信する。このとき、下りリンク(DL:DownLink)のサブフレームにおいては、先頭の1FFTブロックのみ上りリンクのキャリア周波数(fUL)を用いて、残りのFFTブロックでは下りリンクのキャリア周波数(fDL)を用いる。上りリンク(UL:UpLink)のサブフレームにおいては、先頭の1FFTブロックのみ下りリンクのキャリア周波数(fDL)を用いて、残りのFFTブロックではの上りリンクのキャリア周波数(fUL)を用いる。すなわち、先頭の1FFTブロックのみキャリア周波数スワップを行っている。
図7に示す例では、先頭の1FFTブロックを用いてCSI−RSを送信する。このとき、上りリンク用の周波数スペクトル領域においては、先頭の1FFTブロックのみ下りリンクのキャリア周波数(fDL)を用いて、残りのFFTブロックではの上りリンクのキャリア周波数(fUL)を用いる。下りリンク用の周波数スペクトル領域においては、先頭の1FFTブロックのみ上りリンクのキャリア周波数(fUL)を用いて、残りのFFTブロックでは下りリンクのキャリア周波数(fDL)を用いる。すなわち、先頭の1FFTブロックのみキャリア周波数スワップを行っている。
なお、上りリンク用の周波数スペクトル領域において下りリンクのキャリア周波数(fDL)を用いて送信するCSI−RSの送信区間に、上りリンクの制御情報を多重することもできる。先頭の1FFTブロック以外のFFTブロックでは、上りリンクのユーザ情報や制御情報、下りリンクのユーザ情報や制御情報をそれぞれ無線リソースに割り当てる。
続いて、MIMO多重技術におけるキャリア周波数スワップを用いるCSI−RSの多重法の実施例について説明する。このような実施例の1つは分散FDMA(Distributed FDMA)であり、1つは直交CDMAである。図8Aおよび図8Bは、キャリア周波数スワップを行うことにより、ユーザ端末が上りリンクでCSI−RSを送信する場合の下りリンクの送信帯域を示している。
分散FDMAでは、図8Aに示すように、異なるサブキャリアに異なるユーザ端末のCSI−RSを多重する。シングルキャリアFDMAにおいて、ピーク電力の増大を招くことなく、CSI−RSを分散FDMA送信することが可能である。マルチパスフェージングを受けた周波数選択性フェージングチャネルにおいては、帯域全体にわたるチャネル応答の推定が必要である。一方、最大送信電力が低いユーザ端末では、送信帯域内のすべてのサブキャリアからCSI−RSを送信した場合、サブキャリアあたりの電力密度が低くなりCSI測定精度の劣化を招く。しかし、分散FDMA送信により、離散的なサブキャリアでCSI−RSを送信することにより、CSI測定精度誤差を小さくできる。CSI−RSを送信していないサブキャリアのCSIは補間により推定する。
直交CDMAでは、図8Bに示すように、異なるユーザ端末のCSI−RSを直交CDMA多重する。直交CDMA多重では、時間および周波数領域で一定の振幅を有するCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)系列を巡回シフトして生成した系列が拡散符号として有効である。LTEシステムでは、CAZAC系列としてZadoff-Chu系列が用いられている。最大送信電力が低いユーザ端末では、分散FDMA多重と比較して、直交CDMA多重の方がサブキャリアあたりの電力密度が低くなり、CSI測定精度誤差は大きい。
図9に基づいて、従来法としての送信アンテナ固有のCSI−RSを送信する方法と、提案法としての本発明の実施の形態に係るキャリア周波数スワップを用いてCSI−RS送信する方法とを比較する。
図9に示すように、従来法では、MIMO多重のプリコーディングにおけるCSI測定はユーザ端末が行う。一方、提案法では、当該CSI測定は基地局が行う。
従来法および提案法のCSI−RSおよびCQIフィードバックのオーバヘッドの比較について示す。ここでは、送受共用アンテナ構成を仮定し、基地局のアンテナ数をNBS、ユーザ端末のアンテナ数をNUEとする。
シングルユーザ(SU:Single-User)MIMO多重において、NBS=NUEの場合には、提案法と従来法とで送信アンテナ固有の直交CSI−RSのオーバヘッドは変わらない。しかし、提案法では上りリンクでCSI−RSを送信するため、従来法と比較してCQIのオーバヘッドを低減できる。さらに、基地局でCSIを直接測定するため、CQIフィードバックの量子化に起因する測定精度の劣化も低減できる。
マルチユーザ(MU:Multi-User)MIMO多重において、
Figure 0006364206
の場合には、提案法では各ユーザ端末はNUEに相当する直交CSI−RSを送信すればよく、従来法に比較して、ユーザ端末あたりの直交CSI−RSのオーバヘッドを大幅に低減することができる。また、従来法と比較して、提案法でCQIフィードバックのオーバヘッドを低減できる点はSU−MIMOと同様である。
従来法では、基地局のRF送信部および受信部回路の位相または振幅偏差を補正するキャリブレーションは不要である。一方、提案法では、当該キャリブレーションが必要となる。
さらに、提案法では、従来法と比較すると、サブフレーム内のメインのリンクで使用できるリソースエレメント数が低減する点に違いがある。これにより、提案法では、参照信号の挿入損失を若干低くできる。
以上説明したように、キャリア周波数スワップを用いてCSI−RS送信する提案法では、従来法に比較して、CSI−RSおよびCQIフィードバックのオーバヘッドを低減できる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述のキャリア周波数スワップを用いるTDD CSI−RS送信方法が適用される。
図10は、本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略構成図である。図10に示すように、無線通信システム1は、複数の無線基地局10と、各無線基地局10によって形成されるセル内にあり、各無線基地局10と通信可能に構成された複数のユーザ端末20と、を備えている。無線基地局10は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。
無線基地局10は、所定のカバレッジを有する無線基地局である。なお、無線基地局10は、相対的に広いカバレッジを有するマクロ基地局(eNodeB、マクロ基地局、集約ノード、送信ポイント、送受信ポイント)であってもよいし、局所的なカバレッジを有するスモール基地局(スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送信ポイント、送受信ポイント)であってもよい。
ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。ユーザ端末20は、無線基地局10を経由して他のユーザ端末20と通信を実行することができる。
上位局装置30には、たとえば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel、EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)、報知チャネル(PBCH)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI)が伝送される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。図11に示すように、無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インターフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインターフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、たとえば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナごとにプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
各送受信部103は、ユーザ端末20が有する複数のアンテナから送信されるTDD CSI−RSを受信する。各送受信部103は、選択されたプリコーディングベクトルを用いて下りリンクのPDSCHをMIMO多重送信する。各送受信部103は、後述するチャネル推定部により求めた送信ストリーム数のMIMO多重を用いてPDSCHをMIMO多重送信する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インターフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インターフェース部106は、基地局間インターフェース(たとえば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信(バックホールシグナリング)する。あるいは、インターフェース部106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図12に示すように、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104は、制御部301と、下り制御信号生成部302と、下りデータ信号生成部303と、マッピング部304と、デマッピング部305と、チャネル推定部306と、上り制御信号復号部307と、上りデータ信号復号部308と、判定部309と、生成・選択部310と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCHと拡張PDCCH(EPDCCH)の両方、またはいずれか一方で伝送される下り制御情報、下り参照信号などのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、PRACHで伝送されるRAプリアンブル、PUSCHで伝送される上りデータ、PUCCHまたはPUSCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリングの制御(割り当て制御)も行う。上りリンク信号(上り制御信号、上りユーザデータ)の割り当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末20に通知される。
制御部301は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて、下りリンク信号および上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。つまり、制御部301は、スケジューラとしての機能を有している。
下り制御信号生成部302は、制御部301により割り当てが決定された下り制御信号(PDCCH信号とEPDCCH信号の両方、またはいずれか一方)を生成する。具体的に、下り制御信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りリンク信号の割り当て情報を通知するDLアサインメントと、上りリンク信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。
下りデータ信号生成部303は、制御部301によりリソースへの割り当てが決定された下りデータ信号(PDSCH信号)を生成する。下りデータ信号生成部303により生成されるデータ信号には、各ユーザ端末20からのCSI等に基づいて決定されたチャネル符号化率、変調方式に従ってチャネル符号化処理、変調処理が行われる。
マッピング部304は、制御部301からの指示に基づいて、下り制御信号生成部302で生成された下り制御信号と、下りデータ信号生成部303で生成された下りデータ信号の無線リソースへの割り当てを制御する。
デマッピング部305は、ユーザ端末20から送信された上りリンク信号をデマッピングして、上りリンク信号を分離する。チャネル推定部306は、デマッピング部305で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を上り制御信号復号部307、上りデータ信号復号部308に出力する。すなわち、チャネル推定部306は、受信したTDD CSI−RSを用いてCSIを測定する測定部の機能を含む。また、チャネル推定部306は、各受信アンテナで測定したCSIから最適な送信ストリーム数を計算する。
上り制御信号復号部307は、上り制御チャネル(PRACH,PUCCH)でユーザ端末から送信されたフィードバック信号(送達確認信号等)を復号し、制御部301へ出力する。上りデータ信号復号部308は、上り共有チャネル(PUSCH)でユーザ端末から送信された上りデータ信号を復号し、判定部309へ出力する。判定部309は、上りデータ信号復号部308の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに結果を制御部301に出力する。
生成・選択部310は、各受信アンテナで測定したCSIから最適なプリコーディングベクトルを生成する。または、生成・選択部310は、各受信アンテナで測定したCSIに基づいて、コードブックから最適なプリコーディングベクトルを選択する。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。図13に示すように、ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などがなされる。この下りリンクのデータのうち、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(HARQ:Hybrid ARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
送受信部203は、たとえば上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックを用いて、下りリンクのキャリア周波数でTDD CSI−RSを送信する。
図14は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図14に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、上り制御信号生成部402と、上りデータ信号生成部403と、マッピング部405と、デマッピング部406と、チャネル推定部407と、下り制御信号復号部408と、下りデータ信号復号部409と、判定部410と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部401は、無線基地局から送信された下り制御信号(PDCCH信号)や、受信したPDSCH信号に対する再送制御判定結果に基づいて、上り制御信号(A/N信号等)や上りデータ信号の生成を制御する。無線基地局から受信した下り制御信号は下り制御信号復号部408から出力され、再送制御判定結果は、判定部410から出力される。
上り制御信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上り制御信号(送達確認信号やチャネル状態情報(CSI)等のフィードバック信号)を生成する。上りデータ信号生成部403は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。なお、制御部401は、無線基地局から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、上りデータ信号生成部403に上りデータ信号の生成を指示する。
マッピング部405は、制御部401からの指示に基づいて、上り制御信号(送達確認信号等)と、上りデータ信号の無線リソース(PUCCH、PUSCH)への割り当てを制御する。
デマッピング部406は、無線基地局10から送信された下りリンク信号をデマッピングして、下りリンク信号を分離する。チャネル推定部407は、デマッピング部406で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を下り制御信号復号部408、下りデータ信号復号部409に出力する。
下り制御信号復号部408は、下り制御チャネル(PDCCH)で送信された下り制御信号(PDCCH信号)を復号し、スケジューリング情報(上りリソースへの割り当て情報)を制御部401へ出力する。また、下り制御信号に送達確認信号をフィードバックするセルに関する情報や、RF調整の適用有無に関する情報が含まれている場合も、制御部401へ出力する。
下りデータ信号復号部409は、下り共有チャネル(PDSCH)で送信された下りデータ信号を復号し、判定部410へ出力する。判定部410は、下りデータ信号復号部409の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに、結果を制御部401に出力する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
1…無線通信システム
10…無線基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…インターフェース部
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…制御部(スケジューラ)
302…下り制御信号生成部
303…下りデータ信号生成部
304…マッピング部
305…デマッピング部
306…チャネル推定部
307…上り制御信号復号部
308…上りデータ信号復号部
309…判定部
310…生成・選択部
401…制御部
402…上り制御信号生成部
403…上りデータ信号生成部
405…マッピング部
406…デマッピング部
407…チャネル推定部
408…下り制御信号復号部
409…下りデータ信号復号部
410…判定部

Claims (9)

  1. 周波数分割複信(FDD)方式の無線通信システムで用いられる無線基地局であって、
    ユーザ端末が有する複数のアンテナから送信される時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を受信する受信部と、
    複数の受信アンテナで、前記参照信号を用いてチャネル状態情報を測定する測定部と、
    前記各受信アンテナで測定した前記チャネル状態情報から最適なプリコーディングベクトルを生成、あるいは、あらかじめ規定したプリコーディングベクトルセットの中から最適なプリコーディングベクトルを選択する生成・選択部と、
    前記生成・選択部により選択されたプリコーディングベクトルを用いて物理下りリンク共有チャネルをMIMO多重送信する送信部と、を備え、
    前記受信部は、FDD方式の上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックの送信区間を用いて、ユーザ端末から下りリンクのキャリア周波数で送信される前記TDDチャネル状態情報測定用の参照信号を受信する、
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 周波数分割複信(FDD)方式の無線通信システムで用いられる無線基地局であって、
    ユーザ端末が有する複数のアンテナから送信される時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を受信する受信部と、
    複数の受信アンテナで、前記参照信号を用いてチャネル状態情報を測定する測定部と、
    前記各受信アンテナで測定した前記チャネル状態情報から最適な送信ストリーム数を計算するチャネル推定部と、
    前記チャネル推定部により求めた送信ストリーム数のMIMO多重を用いて物理下りリンク共有チャネルをMIMO多重送信する送信部と、を備え、
    前記受信部は、FDD方式の上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックの送信区間を用いて、ユーザ端末から下りリンクのキャリア周波数で送信される前記TDDチャネル状態情報測定用の参照信号を受信する、
    ことを特徴とする無線基地局。
  3. 前記送信部は、FDD方式の下りリンクのサブフレーム内の前記送信区間に対応する送信区間を用いて、上りリンクのキャリア周波数でTDDチャネル状態情報測定用の参照信号を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記チャネル状態情報測定用の参照信号は、分散FDMA多重して送受信されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線基地局。
  5. 前記チャネル状態情報測定用の参照信号は、直交CDMA多重して送受信されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 周波数分割複信(FDD)方式の無線通信システムで用いられるユーザ端末であって、
    FDD方式の上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックを用いて、下りリンクのキャリア周波数で時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を送信する送信部を備えることを特徴とするユーザ端末。
  7. FDD方式の下りリンクのサブフレーム内の前記送信区間に対応する送信区間を用いて、無線基地局から上りリンクのキャリア周波数で送信される時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を受信する受信部を備えることを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。
  8. 前記送信部は、上りリンクにおいて下りリンクのキャリア周波数を用いて送信する前記チャネル状態情報測定用の参照信号の送信区間に上りリンクの制御情報を多重して送信することを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。
  9. 周波数分割複信(FDD)方式の無線通信システムで用いられる無線基地局の無線通信方法であって、
    ユーザ端末が有する複数のアンテナから送信される時間分割複信(TDD)チャネル状態情報測定用の参照信号を受信する工程と、
    複数の受信アンテナで、前記参照信号を用いてチャネル状態情報を測定する工程と、
    前記各受信アンテナで測定した前記チャネル状態情報から最適なプリコーディングベクトルを選択する工程と、
    前記選択されたプリコーディングベクトルを用いて物理下りリンク共有チャネルをMIMO多重送信する工程と、を有し、
    前記受信する工程は、FDD方式の上りリンクのサブフレーム内の1または複数のFFTブロックの送信区間を用いて、ユーザ端末から下りリンクのキャリア周波数で送信される前記TDDチャネル状態情報測定用の参照信号を受信する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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