JP5396250B2 - 電子写真機器用トナー供給ロール - Google Patents
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Description
(A)エチレンオキサイド(EO)の量が、全体の0重量%ないし20重量%以下のポリプロピレングリコール。
(B)水溶性フッ素化合物。
(C)水(発泡剤)。
(D)アミン触媒。
(E)トルエンジイソシアネート(TDI)と、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびポリメリックイソシアネート(Cr−MDI)の少なくとも一方の双方からなるイソシアネート系硬化剤。
(A)エチレンオキサイド(EO)の量が、全体の0重量%ないし20重量%以下のポリプロピレングリコール。
(B)水溶性フッ素化合物。
(C)水(発泡剤)。
(D)アミン触媒。
(E)トルエンジイソシアネート(TDI)と、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびポリメリックイソシアネート(Cr−MDI)の少なくとも一方の双方からなるイソシアネート系硬化剤。
上記特定のプロピレングリコール(PPG)(A成分)としては、エチレンオキサイド(EO)を含有しないポリプロピレングリコール(EO未変性PPG)、およびEOの含有量が全体の20重量%以下のEO変性ポリプロピレングリコール(EO変性PPG)の少なくとも一方が用いられる。
つぎに、上記特定のPPG(A成分)とともに用いられる水溶性フッ素化合物(B成分)は、いわゆる連通化剤(破泡剤)として用いられる。本発明において、連通化剤(破泡剤)とは、発泡セル(単にセルともいう)に穴(連通穴)を開け、セル同士を連通させるために用いるものをいう。上記図4〜図7のSEM写真において、球状の発泡セルに開いた黒っぽい部分は連通穴を示す。
つぎに、上記A成分およびB成分とともに、発泡剤として水(C成分)が用いられる。
本発明においては、上記A〜C成分とともに、アミン触媒(D成分)が用いられる。上記アミン触媒(D成分)としては、例えば、トリエチレンジアミン(TEDA)、ジメチルアミノエチルモルフォリン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン(DMEDA)、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチレントリアミン(PMDETA)、ジメチルアミノエタノール(DMEA)、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル(BDMEE)等の第三級アミン触媒等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。これらのなかでも、硬化性の点で、トリエチレンジアミン(TEDA)、ジメチルアミノエチルモルフォリンが好ましい。
本発明においては、上記A成分〜D成分とともに特定のイソシアネート系硬化剤(E成分)として、トルエンジイソシアネート(TDI)と、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびポリメリックイソシアネート(Cr−MDI)の少なくとも一方(MDI系)の双方からなるイソシアネート系硬化剤が用いられる。
本発明においては、上記ウレタン発泡層2を形成するウレタン組成物中に、上記A〜E成分に加えて、シリコーン系整泡剤(F成分)を配合することができる。
図3(a)に示すように、トナー供給ロールを、その両端の軸体1部分において支持し、ウレタン発泡層2を、板状押圧面を有する治具7により10mm/分の速度で押圧した時の、1mm変位時の荷重(gf)を測定する。なお、上記硬度の測定は、図3(b)に示すように、軸方向(幅方向)の2ヶ所×周方向の90°ごとの4ヶ所の計8ヶ所の測定ポイントについて行い、その平均値を示す。
トナー供給ロールを市販プリンターの現像装置に組み込み、5000枚画像出しを行った後、トナー供給ロールを取り出し、上述のロール硬度と同様にして硬度を測定し、硬度変化量(Δgf)を算出する。
〔ポリオールA(A成分)〕
PPG(第一工業製薬社製、ハイフレックスG3000)、EO含有率:0%、OHv:56mgKOH/g、Mw:3000
EO変性PPG(三洋化成社製、サンニックスFA908)、EO含有率:15%、OHv:28mgKOH/g、Mw:6000
EO変性PPG(第一工業製薬社製、ハイフレックスG6000)、EO含有率:20%、OHv:28mgKOH/g、Mw:6000
EO変性PPG(三洋化成社製、サンニックスFA103)、EO含有率:70%、OHv:50mgKOH/g、Mw:3500
上記ポリオールA〔PPG(第一工業製薬社製、ハイフレックスG3000)、EO含有率:0%〕64部と、上記ポリオールa〔EO変性PPG(三洋化成社製、サンニックスFA103)、EO含有率:70%〕36部とを混合して、EO変性PPG(EO含有率:25%)を作製した。
〔水溶性フッ素化合物A(B成分)〕
トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(関東化学社製)
リチウムビストリフルオロメタンスルホニルイミド(LiTFSI)(関東化学社製)
三洋化学社製、PEG400
三洋化学社製、サンニックスFA−728
〔水(C成分)〕
OHv:6233mgKOH/g
トリエチレンジアミン
ジメチルアミノエチルモルフォリン
ペンタメチレントリアミン
〔トルエンジイソシアネート(TDI)〕
三井化学ポリウレタン社製、コスモネートT80(NCO:48%)
住友バイエルウレタン社製、スミジュール44V20(NCO:32%)
日本ポリウレタン社製、ミリオネートMR200
東芝シリコーン社製、L650
ジエタノールアミン(OHv:534mgKOH/g)
まず、前記図2に示した成形型を準備し、円筒型3内の中心軸上に軸体1となる芯金(直径5mm、SUS304製)をセットし、上記円筒型3の両端をキャップ4,5で閉塞した。つぎに、後記の表1に示す材料(イソシアネート系硬化剤を除く)を同表に示す割合で混合した予備混合物と、イソシアネート系硬化剤を同表に示す割合で混合したウレタン組成物を、上記円筒型3の成形キャビティ6の片側から注入した。これを60℃のオーブン中で30分間加熱して発泡硬化させた後、脱型して、軸体の外周面にウレタン発泡層(厚み5.5mm)が形成されてなるトナー供給ロールを作製した。なお、上記ウレタン発泡は、発泡体比重が0.13(g/cc)となるように調整した。
ウレタン発泡層を形成する材料(ウレタン組成物)の各成分の種類および配合割合を、下記の表1および表2に示すものに変更する以外は、実施例1と同様にしてトナー供給ロールを作製した。
再公表特許公報(WO2005/047395)の実施例1に準じて、トナー供給ロールを作製した。すなわち、グリセリンにプロピレンオキサイドと,エチレンオキサイドとをランダムに付加したポリエーテルポリオール(EO:16%、官能基数:3、分子量5,000、OH価:34)60部と、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)(分子量:1,000、OH価:113)40部と、ジフェニルメタンジイソシアナートと,ウレタン変性ジフェニルメタンジイソシアナートと,カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアナートとの混合物であってイソシアナート含有率26.3%であるイソシアナート22部と、シリコーン整泡剤(ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合物、OH価:32)4部と、エチル硫酸変性脂肪族ジメチルエチルアンモニウム0.333部と、3フッ化メチルスルホン酸リチウムイミド〔Li(CF3SO2)2N〕0.0045部と、ジブチル錫ジラウレート0.013部と、黒色顔料をポリオールに分散させてなる黒色着色料(OH価:45)2.5部とを、機械的攪拌により発泡させながら混合し、その混合物を、直径6mmの金属製の芯金を中心に配設したモールドに注型した後、90℃で6時間キュアして、直径16.5mmで長さ215mmのウレタンフォーム製のトナー供給ロールを作製した。
前述の図3に示す方法により、ロール硬度を測定した。すなわち、図3(a)に示すように、トナー供給ロールを、その両端の軸体1部分において支持し、ウレタン発泡層2を、板状押圧面(50mm×50mm、厚み7mm)を有する治具7により10mm/分の速度で押圧した時の、1mm変位時の荷重(g)を測定した。なお、上記硬度の測定は、図3(b)に示すように、軸方向(幅方向)の2ヶ所×周方向の90°ごとの4ヶ所の計8ヶ所の測定ポイントについて行い、その平均値を示した。
走査型電子顕微鏡(SEM)(堀場社製、S3000)によりセル径を測定し、10個のセルの平均セル径(μm)を算出した。
JIS K 6400(2007年)に記載の方法に準じて、通気量(cc/min)を測定した。
各トナー供給ロールを市販プリンターの現像装置に組み込み、5000枚画像出しを行った後、トナー供給ロールを取り出し、上述のロール硬度と同様にして硬度を測定し、硬度変化量(Δgf)を算出した。
(初期)
各トナー供給ロールを市販プリンターの現像装置に組み込み、画像出しを行った後、複写画像評価(濃度むら)を行った。評価は、濃度むらがなく画像が良好なものを○、濃度むらが実用に供しがたいものを×とした。
各トナー供給ロールを市販プリンターの現像装置に組み込み、5000枚画像出しを行った後、複写画像評価(濃度むら)を行った。評価は、濃度むらがなく画像が良好なものを○、濃度むらが実用に供しがたいものを×とした。
2 ウレタン発泡層
Claims (5)
- 軸体と、この軸体の外周に形成されるウレタン発泡層とを備えた電子写真機器用トナー供給ロールであって、上記ウレタン発泡層が、下記の(A)〜(E)成分を含有するウレタン組成物の発泡硬化体により形成されていることを特徴とする電子写真機器用トナー供給ロール。
(A)エチレンオキサイド(EO)の量が、全体の0重量%ないし20重量%以下のポリプロピレングリコール。
(B)水溶性フッ素化合物。
(C)水(発泡剤)。
(D)アミン触媒。
(E)トルエンジイソシアネート(TDI)と、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびポリメリックイソシアネート(Cr−MDI)の少なくとも一方の双方からなるイソシアネート系硬化剤。 - 上記(B)成分が、ビストリフルオロメタンスルホニルイミド(TFSI)構造を有するものである請求項1記載の電子写真機器用トナー供給ロール。
- 上記(B)成分の配合量が、(A)成分100重量部に対して、0.01〜1.0重量部の範囲である請求項1または2記載の電子写真機器用トナー供給ロール。
- 上記(E)成分中のTDIと、MDIおよびCr−MDIの少なくとも一方(MDI系)との重量混合比が、TDI/MDI系=20/80〜80/20の範囲である請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子写真機器用トナー供給ロール。
- 上記ウレタン組成物が、上記(A)〜(E)成分に加えて、さらに下記の(F)成分を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子写真機器用トナー供給ロール。
(F)シリコーン系整泡剤。
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