JP5395605B2 - 紙葉類処理システム及び紙葉束包装装置 - Google Patents

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本発明は、有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理システム及び形成された紙葉束を包装する紙葉束包装装置に関する。
紙葉類処理システムは、有価証券などの紙葉類を区分処理する紙葉類処理装置と一体になって、この紙葉類処理装置から排出された紙葉束を包装する紙葉束包装装置で構成される。
紙葉類処理装置は、搬送される紙葉類を1枚ごとに内部に設けられた紙葉類判別装置によって真偽・正損判別し、その判別結果に基づいて区分集積する。また、このようにして区分集積された紙葉類が100枚に達するごとに、紙帯などで結束して100枚紙葉束を形成する。形成された100枚紙葉束は、コンベア上に排出され、後処理装置としての紙葉束包装装置に引き渡される。
後処理装置は、コンベア上に排出された100枚紙葉束を10個積層してさらに紙帯又はプラスチック状帯などでさらに結束して1000枚紙葉束を形成して排出、又は、シュリンク包装装置などの包装装置に引き渡される。なお、鑑査機(紙葉類処理装置)から再流通可能な正券が所定枚数毎に施封されて2箇所の排出口から排出されたものを収納庫(カーゴ)に集積する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−1839号公報(第5頁、図2)
しかしながら、上述した後処理装置としての紙葉束包装装置は、前処理装置としての紙葉類処理装置と連結して用いられるため、例えば、紙葉束包装装置で障害が発生した場合には、上述した100枚紙葉束は紙葉束包装装置に備えられている退避スタッカ部に、又は後処理装置に搬送せずに装置外に排出していた、なお、本装置の退避スタッカ部には、100枚紙葉束が立位状態で集積される。
従来、このようにして集積された100枚紙葉束を処理する方法としては、操作員が、手動で、当該退避スタッカに集積された100枚紙葉束又は紙葉類処理装置から排出された100枚紙葉束の帯を確認して正券、損券などのカテゴリ毎に区分して10個積層した1000枚紙葉束を帯掛け機にかけて結束し1000枚紙葉束を形成していた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、紙葉束包装装置に障害が発生した際、紙葉類処理装置から供給される100枚紙葉束を紙葉束包装装置の退避スタッカ部に集積して当該取引処理を継続して終了する。その後、操作員が退避スタッカに集積された100枚紙葉束をマニュアル投入口から供給すると共にカテゴリ選択することにより、カテゴリ毎に区分して1000枚紙葉束を結束することのできる紙葉類処理システム及び紙葉束包装装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理システムは、供給部に供給された紙葉類を区分処理し、所定の枚数からなる紙葉束を形成して複数個所から排出する紙葉類処理装置と、この紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れて所定数集積後包装する紙葉束包装装置と、を備えた紙葉類処理システムであって、前記紙葉類処理装置は、前記紙葉束包装装置と通信する通信手段と、この通信手段による通信の結果、前記紙葉束包装装置がオンライン設定手段によるオンライン状態であり、かつ、当該紙葉束包装装置が正常動作中に紙葉束を排出する第1の排出口と、前記紙葉束包装装置が前記オンライン状態であり、かつ、当該紙葉束包装装置に障害が発生したときに紙葉束を排出する第2の排出口と、を備え、前記紙葉束包装装置は、前記紙葉類処理装置と通信する通信手段と、当該紙葉束包装装置をオンライン設定するオンライン設定手段又はオフライン設定するオフライン設定手段と、当該紙葉束包装装置が前記オンライン設定時、かつ、正常動作中に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第1の受入手段と、前記オンライン設定時で、かつ、当該紙葉束包装装置に障害発生時に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第2の受入手段と、紙葉束を投入可能なマニュアル投入口と、前記オフライン設定時、このマニュアル投入口から投入された紙葉束のカテゴリを設定するカテゴリ設定手段と、を備え、前記オンライン設定時は、前記第1の受入手段に受入れられた紙葉束を前記通信手段による通信情報に基づいてカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装させるオンライン動作と、前記第2の受入手段に受入れられた紙葉束を集積する集積動作と、を行い、前記オフライン設定時は、前記マニュアル投入口から投入された紙葉束をカテゴリ設定手段によって設定されたカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装するオフライン動作を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の紙葉束包装装置は、紙葉類処理装置から排出される紙葉束を包装する紙葉束包装装置であって、前記紙葉束包装装置は、前記紙葉類処理装置と通信する通信手段と、当該紙葉束包装装置をオンライン設定するオンライン設定手段又はオフライン設定するオフライン設定手段と、当該紙葉束包装装置が前記オンライン設定時、かつ、正常動作中に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第1の受入手段と、前記オンライン設定時で、かつ、当該紙葉束包装装置に障害発生時に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第2の受入手段と、紙葉束を投入可能なマニュアル投入口と、前記オフライン設定時、このマニュアル投入口から投入された紙葉束のカテゴリを設定するカテゴリ設定手段と、を備え、前記オンライン設定時は、前記第1の受入手段に受入れられた紙葉束を前記通信手段による通信情報に基づいてカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装させるオンライン動作と、前記第2の受入手段に受入れられた紙葉束を集積する集積動作と、を行い、前記オフライン設定時は、前記マニュアル投入口から投入された紙葉束をカテゴリ設定手段によって設定されたカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装するオフライン動作を行うことを特徴とする。
紙葉類処理装置と紙葉束包装装置とのインターフェースまたは、紙葉束包装装置に障害が発生し、当該紙葉束包装装置の退避スタッカ部に集積された100枚紙葉束をマニュアル操作によりカテゴリ毎に区分することにより1000枚紙葉束を形成することが可能になる。
本発明の実施例に係る紙葉類処理システムを構成する紙葉束包装装置及びこの紙葉束包装装置に紙葉束を供給する紙葉類処理装置の外観図 図1に示す紙葉類処理装置から排出された100枚紙葉束を退避スタッカに渡すまでの動作の流れを説明する図 図2に示す退避スタッカに集積された100枚紙葉束がマニュアル操作によって処理され1000枚紙葉束が形成されるまでの動作の流れを説明する図 図1に示す紙葉束包装装置の紙葉束受入部及び退避スタッカ部を示す背面斜視図 図2に示す紙葉束包装装置の退避スタッカ部を示す前面斜視図 退避スタッカ内部の構成図 図5に示す退避スタッカ部を移動した状態を示す図 図4に示す退避スタッカ部を移動することにより操作可能になった紙葉束包装装置のマニュアル操作部 100枚紙葉束をマニュアル投入口に投入しマニュアル操作する状態を示す図
本発明を実施するための形態は、以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係る紙葉類処理システムを構成する紙葉束包装装置1及びこの紙葉束包装装置1に100枚紙葉束を供給する紙葉類処理装置100の外観図である。図2は、図1に示す紙葉類処理装置100から排出された100枚紙葉束Hを退避スタッカ部11に渡すまでの動作の流れを説明する図である。
紙葉類処理装置100は、供給部101aに一括して供給された紙葉束SBの最上面の紙葉類Pから順番に1枚ずつ取出ロータ101bによって取出す(図2(1))。取出された紙葉類Pを図示矢印A1方向に搬送し、紙葉類処理装置100内部に配置された紙葉類判別装置102によって当該紙葉類Pの真偽・正損などを判別する(図2(2))。その判別結果に基づいて1枚ごとに正券(カテゴリA)、損券(カテゴリB)、排除券に区分する。正券は図示矢印A2a方向に搬送され、損券は、図示矢印A2b方向に搬送される。
正券及び損券に区分された紙葉類Pは、区分ごとに設けられた集積装置に集積され、100枚に達するごとに施封装置(結束装置)によって熱接着可能な紙帯Kを用いて結束され100枚紙葉束(請求項記載の紙葉束)Hが形成される(図2(3))。この際、カテゴリAに区分された紙葉類を結束する紙帯KとカテゴリBに区分された紙葉類を結束する紙帯Kは、目視で区別できるような異なった紙帯K、または紙帯Kにカテゴリ毎の区分属性が印字される場合もある。
このようにして100枚紙葉束Hが形成され、紙葉類処理装置100から次工程に搬送するためにコンベア110に排出される(図2(3))。
このコンベア上に排出された100枚紙葉束Hは、コンベア110によって図示矢印A3方向に搬送され、所定の位置に達するとリフト装置120のリフタ121上に載置される(図2(A4))。
リフタ121上に載置された100枚紙葉束Hは、図示矢印A4方向に搬送(上昇)され、所定の位置(第1の排出口)に到達すると、この100枚紙葉束Hの一方の側端部が持上げられ、他方の側端部を底面とする立位状態が形成され、保持される(図2(5))。
第1の排出口に立位状態に保持された100枚紙葉束Hは、この立位状態のまま、当該100枚紙葉束Hの背面から図示矢印A5の方向に押し出されて下段受入部(第1の受入部)10に受け渡される(図2(7))。この際、当該100枚紙葉束Hの種類を示すカテゴリ(カテゴリA又はカテゴリB)信号(通信情報)も紙葉束包装装置1に送信される。
一方、上述した処理中に紙葉束包装装置1に障害が発生した場合には、当該紙葉束包装装置1にそのまま引き渡すと障害がさらに拡大する場合がある。また、この状態で紙葉類処理装置100の動作を停止すると、前処理としての紙葉類処理装置100に障害がないのに停止することになり、当該紙葉類処理装置100の処理能力が低下することになる。
本実施例では、この課題を解決するために、紙葉束包装装置1側に障害が発生した場合には、上記リフタ121をさらに上昇し所定の位置(第2の排出口)に到達すると、当該100枚紙葉束Hの背面から図示矢印A6の方向に押し出して当該紙葉束包装装置1側に配置した退避スタッカ部11の上段受入部12に集積する(図2(8))。なお、この動作の詳細は後述する。
以上の処理によって、紙葉類処理装置100及び紙葉束包装装置1が正常に動作している場合には当該100枚紙葉束Hは紙葉束包装装置1の下段受入部(第1の受入部)10に集積されるが、紙葉束包装装置1に障害が発生した場合又は、紙葉束包装装置1は正常であるが紙葉類処理装置100と紙葉束包装装置1とのインターフェースに障害が発生し通信できない状態の場合には、紙葉類処理装置100は、正常に処理して形成した各カテゴリ毎の100枚紙葉束Hを紙葉束包装装置1に設けられた退避スタッカ部11の上段受入部(第2の受入部)12に集積する。
紙葉束包装装置1には、操作表示部71が設けられており、この操作表示部に当該紙葉束包装装置1をオンライン設定するためのオンライン設定手段及びオフライン設定するためのオフライン設定手段が備えられている。オンライン設定手段及びオフライン設定手段は、何れか一方を設定するためのスイッチで構成されている。
オンライン設定とは、当該紙葉束包装装置1を紙葉類処理装置100と連結して使用する設定を行うことである。このオンライン設定時には、紙葉類処理装置100は、当該紙葉束包装装置1と通信回線を介して通信可能になり、紙葉束包装装置1の可動状態を知ることができる。例えば、紙葉束包装装置1が使用可能状態になっているか、又は上述した退避スタッカ部11が満杯になっていないかなどの紙葉束包装装置1の可動状態を知ることができる。また、紙葉束包装装置1に対して、100枚紙葉束Hを排出する(供給すると同義)際に当該100枚紙葉束Hのカテゴリ情報を送信する。
なお、本実施例では、このカテゴリ情報として、供給する100枚紙葉束Hの正券(カテゴリA)又は損券(カテゴリB)情報を100枚紙葉束Hを供給する毎に送信する。
この結果、紙葉束包装装置1が100枚紙葉束Hの受入可の状態であるオンライン状態であり、かつ、当該紙葉束包装装置が正常動作中であれば、紙葉類処理装置100は、当該100枚紙葉束Hを第1の排出口から排出する。なお、このオンライン動作中に紙葉束包装装置1に障害が発生した場合には紙葉類処理装置100は、紙葉束包装装置1が使用可能状態にないことを知ることができるので、その場合には、当該100枚紙葉束Hを第2の排出口から排出する。この排出された100枚紙葉束Hは、第2の排出口に連結された紙葉束包装装置1の退避スタッカ部11の上段受入部12に集積される(なお、単に退避スタッカ部11に集積されると称する場合もある。)。即ち集積動作が行われる。
オフライン設定とは、当該紙葉束包装装置1を単独で動作させる設定を行うことである。このオフライン設定時には、紙葉類処理装置100は、当該紙葉束包装装置1の可動状況を知ることができない。
この場合には、紙葉類処理装置100は、紙葉束包装装置1に対して100枚紙葉束Hを排出する際に当該100枚紙葉束Hのカテゴリ情報を送信することができないため、当該100枚紙葉束Hを上述した第2の排出口から排出し紙葉束包装装置1の退避スタッカ部11の上段受入部12に集積する。
本発明は、紙葉束包装装置1のオフライン設定時での利用に関する発明であるため、100枚紙葉束Hが上記下段受入部10に集積されるオンライン設定時の動作の説明は省略し、100枚紙葉束Hが退避スタッカ部11の上段受入部12に集積された後の、100枚紙葉束Hの処理について説明する。
図3は、図2に示す退避スタッカ部11に集積された100枚紙葉束Hがマニュアル操作によって処理され1000枚紙葉束Sが形成されるまでの動作の流れを説明する図である。
最初に、退避スタッカ部11を手前側(操作員による操作側)にスライドさせると、退避スタッカ部11の底部に操作部13が現れる。この操作部13には、100枚紙葉束Hを投入するマニュアル投入口13a、投入された100枚紙葉束Hを取込むための把取込スイッチA(13b)及び把取込スイッチB(13c)が設けられている(図3(1))。なお、退避スタッカ部11には取っ手及びキー挿入部が取り付けてあり、この取っ手を持ち移動金庫として使用できる他、キーを挿入してロックを解除すると取っ手が取り付けてある側面及び上面を開閉することができ、内部に集積されている100枚紙葉束Hにアクセスができる。
操作員が退避スタッカ部11を開け、集積されている100枚紙葉束Hを1個取出し、マニュアル投入口13aに入れる(図3(1))。その際紙帯Kのカテゴリ区分用印字(標識)を確認する。
マニュアル投入口13aに入れた100枚紙葉束Hの紙帯KがカテゴリAに区分されたものであれば、取込スイッチA(13b)また、カテゴリBに区分されたものであれば、取込スイッチB(13c)を押す。
取込スイッチA(13b)又は取込スイッチB(13c)が押されると、当該100枚紙葉束Hが包装装置1の下段取込部10上に落下し、100枚紙葉束Hが下段取込部10に取込まれた場合と同様に取込まれる(図3(2))。
取込まれた100枚紙葉束Hは、カテゴリ選択部20のシャッタ21上に落下する(図3(3))。さらに下部のコンベア22上に滑落する。
ここで、取込スイッチAが押下された場合には、押込バー31aが当該100枚紙葉束Hを立位状態のままカテゴリA側の集積部50aの集積トレー51aに集積する。具体的には押込バー31aが図示矢印A11aで示す前方に進みながら、かつ図示矢印Bで示す回転をしながら100枚紙葉束Hを集積トレー51aに押込む(図3(4a)、(5a)、(6a))。このようにすることにより100枚紙葉束Hを立位状態に保持しながら前方に押し出すことが可能になる。
一方、取込スイッチB(13c)が押下された場合には、コンベア22上に滑落した100枚紙葉束Hは、コンベア22が駆動され、図示矢印A10方向に立位状態のまま搬送される。カテゴリB側に到達した100枚紙葉束Hは、押込バー31bが当該100枚紙葉束Hを立位状態のままカテゴリB側の集積部50bの集積トレー51bに集積される。具体的には押込バー31bが図示矢印A11bで示す前方に進みながら、かつ図示矢印Bで示す回転をしながら100枚紙葉束Hを集積トレー51aに押込む(図3(4b)、(5b)、(6b)。
なお、立位状態で集積された100枚紙葉束Hは転倒防止プッシャ52a又は52bによって転倒防止が図られる。
このようにして集積された100枚紙葉束Hが所定の数(本実施例では10個)に達すると、1000枚紙葉束Sとなり、リフタ61に受け渡される(図3(7)。
リフタ61は、図示矢印A14方向に上昇し、所定の一に達すると、リフタ上の1000枚紙葉束Sは図示しないプッシャによって結束部70に受け渡される。
結束部70は、1000枚紙葉束Sを搬送する搬送機構、1000枚紙葉束の搬送位置を検知するセンサ(図示しない)、及びプッシャ(図示しない)及び帯掛機72などで構成される。帯掛機72は、上記搬送機構によって所定量搬送された1000枚紙葉束Sにビニル状結束帯C1による結束を行った後、さらに所定量搬送後、同様にビニル状結束帯C2による結束を行う(図3(8)、(9))。このようにして結束された1000枚紙葉束Sは、排出され、シュリンクパック部80でシュリンクパックされる。
図4は、図1に示す紙葉束包装装置1の退避スタッカ部11の斜視図である。本実施例の紙葉束包装装置1には退避スタッカ部11が配置されている。図5は、図4に示す紙葉束包装装置1の退避スタッカ部11を図示矢印Z1方向から見た斜視図である。
退避スタッカ部11は、上記下段受入部10の上部に配置されており、100枚紙葉束Hの搬送方向に向って右下側が左下側より低くなるように配置される。このような配置にすることにより、当該退避スタッカ部11に退避された100枚紙葉束Hは自重によって右下側に整位される。
図6は、退避スタッカ部11内部の構成図である。退避スタッカ部11の受入部(上段受入部)12は100枚紙葉束Hが挿入できるように開口されており、ここから受入れられた100枚紙葉束Hが転倒しないように転倒防止ガイド13が配置されている。
紙葉類処理装置100から押込まれた100枚紙葉束Hは、退避スタッカ部11の底部に載置される。立位状態に載置されている100枚紙葉束Hの上部は転倒防止ガイド13によって後ろ側への転倒防止が行われる。転倒防止ガイドは、100枚紙葉束の挿入部分は楔型形状を有し、かつ、100枚紙葉束Hの挿入によって当該100枚紙葉束Hの上端面によって押し上げられ、当該100枚紙葉束Hと接触する部分の一部に設けられた切り欠き部13aに100枚紙葉束Hの上端部が入り込む。
また、バックアップ14aは、立位状態で退避スタッカ部11の底部に集積された100枚紙葉束Hを転倒防止ガイド13側に定加重バネ(図示しない)によるバネ力によって押圧する。従って、当該退避スタッカ部11に集積された100枚紙葉束の個数によらず定荷重で押圧する。
以上の動作によって立位状態で退避スタッカ部11の底部に集積された100枚紙葉束Hは、転倒防止ガイド13及びバックアップ14aの間で前後から押圧されて立位状態が保持される。
図7は、図5に示す退避スタッカ部11を図示矢印X方向に移動した状態を示す図である。退避スタッカ部11は、設置台15の上に図示矢印Z方向に移動可能に配置されているため、マニュアル操作が必要な場合には、退避スタッカ部11を図示矢印X方向に移動してマニュアル操作部面を見えるようにする。
退避スタッカ部11は、解除キー11bを操作することにより取手11aを含む上部扉をヒンジ11cを支点として図示矢印C方向に開くことができる。このようにして上部扉を開くことにより、内部に集積された100枚紙葉束Hを取出すことができる。
図8は、図4に示す退避スタッカ部11を移動することにより操作可能になった紙葉束包装装置のマニュアル操作部を示す。図9は、100枚紙葉束Hをマニュアル投入口13aに投入しマニュアル操作する状態を示す図である。
紙葉類処理装置100は、紙葉束包装装置1に障害が発生した場合、又は紙葉束包装装置1と紙葉類処理装置100とのインターフェースに障害が発生した場合には紙葉束包装装置1の下段受入部10に100枚紙葉束を供給することができないため、退避スタッカ部11の上段受入部12に紙葉類を供給する。
当該実施例に係る紙葉類処理装置100には、図1に示すように紙葉束SBとして紙葉類1000枚が1処理量として一括供給される場合が多い。このようにして供給された紙葉類Pは、1枚ずつ取り出されて区分処理され、100枚に達する毎に結束されて100枚紙葉束Hが形成されることはすでに説明した。この処理されている途中に上述した障害が発生した場合に本発明に係る退避スタッカ部11が有効に機能する。
即ち、上述した障害が発生するまでは、紙葉類書類装置100は、100枚紙葉束Hを紙葉束包装装置1の下段受入部10に供給する。この供給の途中で障害が検知された場合には、引き続いて供給された100枚紙葉束Hを退避スタッカ部11の上段受入部12に供給する。
このような処理により、紙葉束包装装置1に障害が発生した場合であっても一括供給された1000枚紙葉類の処理(1取引処理)が連続して処理され、1取引処理中の紙葉類Pなくなると、紙葉類処理装置100は、紙葉類Pの供給を停止し、次の取引処理の紙葉類が供給されるのを待つことになる。
通常はこの状態で紙葉束包装装置1の障害の回復処理を行う。この障害回復処理により障害が回復した場合、退避スタッカ部11に集積された100枚紙葉束Hを本実施例に係るオフライン処理(マニュアル処理と同義)を行うことになる。
図8は、上述した処理の結果、当該退避スタッカ部11を移動した状態を示す。
図9は、当該退避スタッカ部11に集積された100枚紙葉束Hを1個取り出してマニュアル投入口13aに投入し、当該投入した100枚紙葉束Hの帯を目視確認して得たカテゴリ情報に基づいて把取込スイッチA(13b)又は把取込スイッチB(13c)を押下する。
把取込スイッチA又はBが押下された後の処理は、図3に示す流れ図の通りである。
以上説明したように本発明の実施例によれば、紙葉束包装装置に障害が発生したとき、紙葉類処理装置から供給される100枚紙葉束を紙葉束包装装置の退避スタッカ部に集積して当該取引処理を継続し、紙葉束包装装置の障害回復後、退避スタッカに集積された100枚紙葉束を取り出してマニュアル投入することにより、カテゴリ毎に区分して1000枚紙葉束毎に結束する紙葉類処理システム及び紙葉束包装装置を提供することができる。
H 100枚紙葉束
S 1000枚紙葉束
C1、C2 結束帯
1 紙葉束包装装置
10 下段受入部
11 退避スタッカ部
12 上段受入部
13 転倒防止ガイド
13a 切り欠き部
14a バックアップ
20 カテゴリ選択部
21 シャッタ
22 コンベア
70 結束部
72 帯掛け機
80 シュリンクパック部
90 制御部
100 紙葉類処理装置

Claims (4)

  1. 供給部に供給された紙葉類を区分処理し、所定の枚数からなる紙葉束を形成して複数個所から排出する紙葉類処理装置と、この紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れて所定数集積後包装する紙葉束包装装置と、を備えた紙葉類処理システムであって、
    前記紙葉類処理装置は、
    前記紙葉束包装装置と通信する通信手段と、
    この通信手段による通信の結果、前記紙葉束包装装置がオンライン設定手段によるオンライン状態であり、かつ、当該紙葉束包装装置が正常動作中に紙葉束を排出する第1の排出口と、
    前記紙葉束包装装置が前記オンライン状態であり、かつ、当該紙葉束包装装置に障害が発生したときに紙葉束を排出する第2の排出口と、
    を備え、
    前記紙葉束包装装置は、
    前記紙葉類処理装置と通信する通信手段と、
    当該紙葉束包装装置をオンライン設定するオンライン設定手段又はオフライン設定するオフライン設定手段と、
    当該紙葉束包装装置が前記オンライン設定時、かつ、正常動作中に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第1の受入手段と、
    前記オンライン設定時で、かつ、当該紙葉束包装装置に障害発生時に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第2の受入手段と、
    紙葉束を投入可能なマニュアル投入口と、
    前記オフライン設定時、このマニュアル投入口から投入された紙葉束のカテゴリを設定するカテゴリ設定手段と、
    を備え、
    前記オンライン設定時は、
    前記第1の受入手段に受入れられた紙葉束を前記通信手段による通信情報に基づいてカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装させるオンライン動作と、
    前記第2の受入手段に受入れられた紙葉束を集積する集積動作と、を行い、
    前記オフライン設定時は、
    前記マニュアル投入口から投入された紙葉束をカテゴリ設定手段によって設定されたカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装するオフライン動作を行うことを特徴とする紙葉類処理システム。
  2. 紙葉類処理装置から排出される紙葉束を包装する紙葉束包装装置であって、前記紙葉束包装装置は、
    前記紙葉類処理装置と通信する通信手段と、
    当該紙葉束包装装置をオンライン設定するオンライン設定手段又はオフライン設定するオフライン設定手段と、
    当該紙葉束包装装置が前記オンライン設定時、かつ、正常動作中に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第1の受入手段と、
    前記オンライン設定時で、かつ、当該紙葉束包装装置に障害発生時に前記紙葉類処理装置から排出された紙葉束を受入れる第2の受入手段と、
    紙葉束を投入可能なマニュアル投入口と、
    前記オフライン設定時、このマニュアル投入口から投入された紙葉束のカテゴリを設定するカテゴリ設定手段と、
    を備え、
    前記オンライン設定時は、
    前記第1の受入手段に受入れられた紙葉束を前記通信手段による通信情報に基づいてカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装させるオンライン動作と、
    前記第2の受入手段に受入れられた紙葉束を集積する集積動作と、を行い、
    前記オフライン設定時は、
    前記マニュアル投入口から投入された紙葉束をカテゴリ設定手段によって設定されたカテゴリ毎に区分して所定数集積後包装するオフライン動作を行うことを特徴とする紙葉束包装装置。
  3. 前記マニュアル投入口は、
    前記第1の受入手段の上部に配置され、当該マニュアル投入口から投入された紙葉束は立位状態で前記第1の受入手段上に載置され、
    前記カテゴリ設定手段によってカテゴリが設定されると前記第1の受入手段上に載置された紙葉束が前記オンライン設定時と同様に処理されることを特徴とする請求項2記載の紙葉束包装装置。
  4. 前記第2の受入手段は、
    前記紙葉類処理装置から押し出された紙葉束を立位状態で集積することを特徴とする請求項2記載の紙葉束包装装置。
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