JP2011042378A - 紙葉束包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側端面を底部にして立位状態で搬送される同一方向の100枚紙葉束の厚さに係らず正損ごとに区分して集積し、10個に達するごとに同一方向の2箇所を結束帯で結束する紙葉束包装装置を提供する。
【解決手段】搬送される100枚紙葉束Hを立位状態で受取り、当該紙葉束のカテゴリ(正損)A,Bごとに区分して立位状態で搬送し、当該搬送された同一方向の100枚紙葉束Hを立位状態のまま10個まとめて1000枚紙葉束として搬送して同一方向の2箇所を結束帯で結束する紙葉束包装装置1。本発明は、正券紙葉束と損券紙葉束の厚さが2倍程度変化した場合であっても包装可能であることが特徴。
【選択図】図1

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類を区分処理する紙葉類処理装置から排出された100枚束を10個取込んで1000枚束として結束する結束装置を備え、この1000枚束をシュリンクパックにより包装する紙葉束包装装置に関する。
紙葉類処理装置は、有価証券などの紙葉類を紙葉類の種類(券種)又はその品質(正券、損券、排除券)ごとに区分して集積し、その集積した紙葉類が100枚に達するごとに紙帯などの結束帯で結束して100枚紙葉束を形成し、当該紙葉類処理装置から排出する。排出された100枚紙葉束は、ベルトコンベアによって搬送され、後処理装置である紙葉束包装装置に搬送される。
なお、この紙葉束包装装置は、複数の紙葉類処理装置から排出される上記100枚紙葉束を、1台の紙葉束包装装置で処理することが可能である。
このような形態で使用される紙葉束包装装置では、従来、1000枚紙葉束を形成する際、100枚紙葉束の結束位置が同一方向(例えば先端側)になるように5個まとめて形成した一方の500枚紙葉束に対して、その結束位置が反対側(例えば後端側)になるように形成した他方の500枚紙葉束を積み重ねて、あるいは隣り合わせに載置して構成していた。このようにすることにより、紙葉類が均一の厚さでない場合であっても均一な厚さの1000枚紙葉束を形成することができるからである(例えば、特許文献1参照)。
このようにして形成した1000枚紙葉束を結束後ビニル状シートによりシュリンク包装を行う紙葉束包装装置が知られている。
特開2008−276751号公報(第6−7頁、図3)
しかしながら、上述した1000枚紙葉束はそれを構成する500枚紙葉束の一方を反転して積層して形成するために、その反転手段が必要になり、装置が複雑になるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、結束帯の方向が揃った1000枚紙葉束を同一方向に結束する結束装置を備えた包装装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉束包装装置は、第1の結束帯で結束された紙葉束をその側端面を底部にする立位状態で受入れる受入部と、この受入部で受入れた紙葉束を押し出すことによって滑落させる滑落手段と、この滑落手段によって滑落する紙葉束を一時的に静止する開閉可能なシャッタと、このシャッタを開くことによりさらに滑落した紙葉束を載置するコンベアと、このコンベアに載置された紙葉束の上端面を倒れないように保持する保持手段と、この保持手段によって保持された紙葉束を、移動可能な集積トレーに集積する集積手段と、この集積手段によって集積された立位状体の複数の紙葉束が所定数に達すると、前記集積トレーを、複数の紙葉束を持ち上げる位置まで移動する移動手段と、この移動手段によって前記集積トレーを所定位置まで移動後、集積トレーに集積された複数の紙葉束をリフタに一括して受け渡す受渡手段と、前記受渡手段によって受け渡された複数の紙葉束が載置された前記リフタ及びこのリフタを持上げる持上げ手段を有するリフト手段と、このリフト手段によって持上げられた複数の紙葉束の位置を整位しながら搬送する紙葉束搬送手段と、この紙葉束搬送手段によって搬送された複数の紙葉束を所定の位置まで移送する第1の移送手段と、この第1の移送手段によって移送された複数の紙葉束の先端から所定の位置に第2の結束帯で結束する結束手段と、これらの手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
当該紙葉束包装装置によって100枚紙葉束の結束部分とその他の部分の厚さの違いに係らず、当該100枚紙葉束をカテゴリ毎に10個同一方向に揃えて側端面を底部とする立位状態に集積し、集積された1000枚紙葉束の結束ができる。
本発明の実施例による紙葉類処理装置100及び紙葉束包装装置1のシステム図 図1に示す紙葉束包装装置で1000枚紙葉束をリフタに渡すまでの動作の流れを説明する図 図1に示す紙葉束包装装置で1000枚紙葉束をリフタで上昇後結束するまでの流れを説明する図 図2(1)〜図2(2A)・(2B)に示す100枚紙葉束の取込部及び集積部の動作を説明する図 図2(3A)・(3B)〜図2(5)に示す1000枚紙葉束を結束部に移動する機構を説明する図 図3(1)、(2)に示す1000枚紙葉束を結束する結束機構を示す図
本発明の紙葉束包装装置は紙葉類処理装置と連結されて用いられ、当該紙葉類処理装置から排出される100枚紙葉束を立位状態で受入れた後当該100枚紙葉束を正券紙葉束、損券紙葉束に区分して集積後1000枚紙葉束を形成して包装し、排出する。以下、図面を参照して実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による紙葉類処理装置100び紙葉束包装装置1のシステム図である。紙葉類処理装置100は、一括して供給された紙葉束SB(図1(2))の最上面の紙葉類Pから順番に1枚ずつ取出して搬送し(図2(3))、内部に配置された紙葉類判別装置(図示しない)によって当該紙葉類Pを判別し、その判別結果に基づいて1枚ごとに、例えば、正券(カテゴリA)、損券(カテゴリB)、排除券に区分する。正券(カテゴリA)及び損券(カテゴリB)に区分された紙葉類Pは、区分ごと集積装置(図示しない)によって集積され、100枚に達するごとに施封装置によって紙帯などの結束帯(第1の結束帯)Kによって結束される。このようにして100枚紙葉束Hが形成され(図1(4))、紙葉類処理装置100から次工程に搬送するためのコンベア110(図2参照)に排出される。
なお、上記カテゴリは、以下(1)〜(3)に示すような各種の使用形態がある。
(1)紙葉類の正券をカテゴリAに区分し、損券をカテゴリBに区分する方法。
(2)表搬送された紙葉類をカテゴリAに区分し、裏搬送された紙葉類をカテゴリBに区分する方法。
(3)表搬送された紙葉類をカテゴリAに区分し、表以外で搬送された紙葉類をカテゴリBに区分する方法。
図2は、図1に示す紙葉束包装装置1で1000枚紙葉束Sをリフタ51に渡すまでの動作の流れを説明する図である。
紙葉類処理装置100から排出された100枚紙葉束Hはベルトコンベア110によって図示矢印Z1方向に搬送され、所定の位置に到達するとリフタ120によって図示矢印Z2方向に持上げられると共に、100枚紙葉束Hの一方の側端面を底面とする立位状態に姿勢変換されて保持される。
立位状態に保持された100枚紙葉束Hは、この立位状態のまま図示矢印Aで示す紙葉束包装装置1の受入部10に押し込まれると共に、当該100枚紙葉束Hの種類を示すカテゴリ(カテゴリA又はカテゴリB)信号も紙葉束包装装置1に送信される(図2(1))。
受入部10は、紙葉類処理装置100から受入れた100枚紙葉束Hを取込み、さらに押し込んでシャッタ上に滑落させる。その後、シャッタを閉じて100枚紙葉束Hをコンベア上に滑落させる(図2(2A))。なお、シャッタの詳細は後述する。
滑落した100枚紙葉束Hの集積部は、カテゴリ選択部20により紙葉類処理装置から受信したカテゴリ信号により集積部30a又は30bの何れかが選択される。本実施例では、このカテゴリ信号として正券信号又は損券信号を用いている。
正券(カテゴリA)は、集積部30aに集積される。この際、転倒防止手段が100枚紙葉束Hの転倒を防止する。なお、この転倒防止手段の詳細は後述する。
立位状態の正券の100枚紙葉束Hは、図示矢印Ea方向に押し出されて集積部30aの集積トレー31a上に集積される。このようにして集積された100枚紙葉束Hが10個(1000枚紙葉束S)に達するまで集積される(図2(3A))。
100枚紙葉束Hが10個集積され1000枚紙葉束Sになると、集積トレー31aは移動手段によって図示矢印Fa方向に設けられた方向変換部40aに移動する(図2(4A))。
集積トレー31aが方向変換部40aに到達すると移動が停止する。その後プッシャ(受渡手段)33aが図示矢印Ga1方向に動くことによって当該1000枚紙葉束Sが図示矢印Ga2方向に押し出され、リフト部50のリフタ51上に載置される(図2(5))。
このようにして集積トレー31a上の1000枚紙葉束Sがなくなると逆方向に搬送されて初期状態に復帰する。
損券(カテゴリB)の100枚紙葉束Hは、コンベアによって図示矢印D方向に搬送される(図2(2B))。この際、正券(カテゴリA)の集積部30a同様に転倒防止手段が100枚紙葉束Hの転倒を防止する。なお、転倒防止手段の詳細は後述する。
このようにして集積された100枚紙葉束Hは図示矢印Eb方向に押し出されて、集積トレー31b上に集積される(図2(3B))。集積トレー31b上の100枚紙葉束Hが10個になり1000枚紙葉束Sになると、集積トレー31bは、移動手段によって図示矢印Fb方向に設けられた方向変換部40bに搬送される(図2(4B))。
集積トレー31bが方向変換部40bに到達すると移動が停止する。その後プッシャ33bが図示矢印Gb1方向に動くことによって当該1000枚紙葉束Sが図示矢印Gb2方向に押し出され、リフト部50のリフタ51上に載置される(図2(5))。
リフト部50は、リフタ51上に載置された1000枚紙葉束Sをリフト部50に設けられたスライドレール54に沿って図示矢印I方向に上昇する。
図3は、図1に示す紙葉束包装装置1で1000枚紙葉束Sをリフタ51で上昇後結束するまでの流れを説明する図である。リフト部50によって上昇した1000枚紙葉束Sが所定の位置に達すると、プッシャ65が図示矢印J方向に動作して1000枚紙葉束Sを紙葉束搬送部60に受け渡す。
紙葉束搬送部60は、固定ガイド61、可動ガイド62、搬送テーブル63a〜63cなどで構成されており、1000枚紙葉束Sを上記固定ガイド61及び可動ガイド62で図示矢印K方向に挟持搬送する部分である。可動ガイド61及び固定ガイド62は、1000枚紙葉束Sを搬送する搬送方向に沿って複数のアイドルローラが配置されており、このアイドルローラの外周にベルトが配置されている。1000枚紙葉束Sの厚みが変化した場合であっても可動ガイド62が定荷重バネ(図示しない)によって1000枚紙葉束Sを押圧し、かつ、上記アイドルローラがベルトによって搬送方向には軽負荷搬送になるように構成したものである。
このような構成によって、約1kgある1000枚紙葉束Sをプッシャ65により荷崩れを防止しながら軽負荷搬送が可能になる。また、1000枚紙葉束Sは、この紙葉束搬送部60によって搬送されることによって1000枚紙葉束Sの搬送位置が固定ガイド61側に整位される。
このようにして整位されて搬送された1000枚紙葉束Sは、次の処理工程である結束部70に送られる。
結束部70は、1000枚紙葉束Sをプッシャ72で搬送方向に所定量送りながらビニル状結束帯(第2の結束帯)C1、C2によって2箇所を結束する。
このようにして結束された1000枚紙葉束Sは、更に図示矢印L方向に押し出されて(図3(3))、収納庫(図示しない)に収納される(図3(4))。
図4は、図2(1)〜図2(2A)・(2B)に示す100枚紙葉束Hの取込部10、カテゴリ選択部20及び集積部30の動作を説明する図である。
受入部10は、平面板で構成され、この平面版の100枚紙葉束Hを受入れる上流側の進行方向右側端部10aは他の端部の高さより低い位置になるように配置されている。このような配置により、紙葉類処理装置100から図示矢印A方向に押込まれた100枚紙葉束Hは、当該紙葉束Hの重心が当該端部10a側に移動するため立位状態に保持される。
立位状態の100枚紙葉束Hは、図示しないプッシャによって押し出され斜面を滑落してシャッタ15上に落下する。
このシャッタ15は、複数の棒状体で構成され、滑落手段を構成する斜面から開閉可能に突出するように配置される。このシャッタ15の閉時に100枚紙葉束Hは、その側端面を底部にして当該100枚紙葉束Hの表面又は裏面が滑落面(斜面)に当接しながら滑落しシャッタ15上に載置される。また、このシャッタ15を開状態にすることにより、当該100枚紙葉束Hは、シャッタ15下部の滑落面に沿って滑落しながらコンベア21上に立位状態で載置される。
このシャッタ15があることにより、受入部10の高さとコンベア21の高さの調整を行うことができる。
カテゴリ選択部20は、コンベア21、押込みバー23などによって構成され、コンベア21上に載置された100枚紙葉束Hを各カテゴリごとに設けられた集積部に搬送する。本実施例では、正券は、押込みバー23によってカテゴリA側の集積部30aに押込まれて集積される。同様に損券は、コンベア21によりコンベア側壁22に当接した状態で搬送され、所定の位置に到達すると押込みバーによってカテゴリB側の集積部30bに押込まれて集積される。
なお、コンベア21上に載置された100枚紙葉束Hが集積部30bに向って搬送中であり、次の100枚紙葉束Hが集積部30aに集積する場合は、集積部30bへの集積処理終了後に、次に100枚紙葉束HをカテゴリA側の集積部30aに集積できるように上記シャッタ15によってコンベア21上への排出を制御する。このような処理によって、紙葉類処理装置100からランダムにカテゴリの異なる100枚紙葉束Hが供給された場合であってもカテゴリ毎に集積を行うことができる。このようにして、100枚紙葉束Hの入り繰りが防止される。
また、集積トレー31aに集積された100枚紙葉束Hは転倒防止手段によって転倒が防止される。この転倒防止手段は、転倒防止プッシャ32a及び転倒防止ガイド23aで構成される。
転倒防止プッシャ32aは、集積された100枚紙葉束Hを転倒防止ガイド23a側に定荷重バネ(図示しない)によるバネ力によって押圧する。従って、当該集積トレー31aに集積される100枚紙葉束Hの個数によらず定荷重による押圧が可能になる。
転倒防止ガイド23aは100枚紙葉束Hの挿入部分が楔形形態を有し、かつ、100枚紙葉束の挿入によって当該100枚紙葉束の上端面によって押し上げられ、当該100枚紙葉束と接触する部分の一部に切り欠きが設けられている。この結果、100枚紙葉束が挿入されると当該切り欠き部分に100枚紙葉束Hの上端部が入り込み、かつ、上述した転倒防止プッシャ33aによる押圧が加わるために、当該100枚紙葉束Hは転倒せず、立位状態に保持される。
本実施例では、2つの集積部30a、30bに100枚紙葉束Hのカテゴリに応じて、正券(カテゴリA)は集積部30aに集積され、損券(カテゴリB)は集積部30bに集積される。
損券は、上述したように集積部30bに搬送手段によって立位状態のまま送られる。この搬送手段はコンベア21及びこのコンベア21に対して搬送方向右側に配置したコンベア側壁22で構成される。
コンベア側壁22は、コンベアに対する鉛直方向に対して所定の角度傾けて配置し、100枚紙葉束Hを当該コンベア側壁22に当接しながら搬送できるようにしてある。この結果、当該100枚紙葉束Hは、立位状態のまま集積部30bに搬送される。
この集積方法に限らず、例えば、正券のみ又は損券のみを処理する使用方法の場合には、一方の集積部30aの集積トレー31aに100枚紙葉束Hが10個集積されるまで(満杯になるまで)の間は他の集積部30bの集積トレー31bには集積せず、集積トレー31aが満杯になり、続けて搬送される100枚紙葉束Hを他方の集積部30bに集積する方法がある。この場合には他方の集積部30bに集積している間に、集積部30aに集積された1000枚紙葉束Sを次の処理を行うために移動して引き渡すことが可能になる。
このような方法によれば、2つの集積部30a、30bによって連続に搬送される100枚紙葉束Hの処理が可能である。
図5は、図2(3A)・(3B)〜図2(5)に示す1000枚紙葉束Sを結束部70に移動する機構を説明する図である。
上述したように受入部10で受入れた100枚紙葉束Hはカテゴリ選択部20を経て100枚紙葉束Hの側端面を底面とする立位状態でコンベア21上に載置された後に集積トレー31aに積載される。この積載された100枚紙葉束Hが10個積載され1000枚紙葉束Sになると、1000枚紙葉束Sを載置した集積トレー31aが方向変換部40aまで移動する。図はこのようにして集積トレー31aが移動した状態を示す。
集積トレー31aに載置された1000枚紙葉束Sは、転倒防止プッシャ33aによってリフト部50のリフタ51の上に渡される。
このようにしてリフタ51に載置された1000枚紙葉束Sはガイド52及びプッシャ53によって挟持されてスライダ54に沿って上昇する。図示した状態は、リフタ51上に1000枚紙葉束Sが載置された状態を示す。
このように1000枚紙葉束Sをリフト部50によって上昇するのは、カテゴリ毎に区分された1000枚紙葉束Sを連続的に集積する部分と、この集積された1000枚紙葉束Sを結束する結束部70を並行して駆動するために、装置の下部に集積部30a、30bを配置し、上部空間で結束部70を配置しコンパクトにするためである。また、結束部70は1000枚紙葉束の外周に沿って結束帯を回転する必要があり、回転部分の空間が必要であるため、その空間を確保するため、1000枚紙葉束Sをリフト部50によって上昇させている。
図6は、図3(1)、(2)に示す1000枚紙葉束Sを結束する結束機構を示す図である。図5に示すリフタ31aに載置された1000枚紙葉束Sは、リフト部50のスライドレール54に沿って上昇する。
上昇した1000枚紙葉束Sは、プッシャ65によって紙葉束搬送部60に受け渡される。
紙葉束搬送部60は、図3で説明した通り、1000枚紙葉束Sを固定ガイド61及び可動ガイド62によって固定ガイド61側に整位する。整位された1000枚紙葉束Sは、プッシャ65によってさらに押込まれて搬送され、結束部70に供給される。
結束部70は、紙葉束搬送部60から供給された1000枚紙葉束Sを結束する帯掛機(包装手段)72、この帯掛機72に1000枚紙葉束Sを送るアーム71a及びこのアーム71aに備えられたプッシャ71bからなる第1の移送手段、このプッシャ71bで押込まれた1000枚紙葉束Sを結束部70から排出するアーム73a及び2このアーム73aに備えられたプッシャ73bからなる第2の移送手段でなどで構成される。
紙葉束搬送部60から受け渡された1000枚紙葉束Sは、プッシャ71bによって押し出され、プッシャ71bが設定された所定の位置(第1の結束位置)Bに到達すると(その地点のプッシャ71bをプッシャ71b(B)とする。)、帯掛機72は1000枚紙葉束Sをビニル状結束帯(第2の結束帯)C1によって結束する。この第1の結束位置Bは各紙葉束Hの結束帯Kの一部に掛かるように設定される(図3(2)〜(4)参照)。
1000枚紙葉束Sがさら押し出され、設定された所定の位置(第2の結束位置)Cに到達すると(その地点のプッシャ71bをプッシャ71b(C)とする。)、帯掛機72は、1000枚紙葉束Sをビニル状結束帯(第2の結束帯)C2によって結束する。
ビニル状結束帯C1を紙葉束Hを結束する結束帯Kの一部に掛かるように結束することにより、結束された1000枚紙葉束Sが当該装置内部を搬送中に結束帯Kが当該装置内部の機能に引っかからなくする効果がある。
また、ビニル状結束帯C1、C2の位置は、上記第1の結束位置及び第2の結束位置を任意に設定することにより可能である、本実施例では、引っかかりを防止するために紙葉束Hの結束位置に掛かるようにビニル状結束帯C1を用いたが、他のビニル状結束帯C2の位置は当該紙葉束の模様などが隠れない適当な位置に設定することができる。
従って、紙葉束Hの結束帯Kが後端側で搬送される構成でなった場合には、ビニル状結束帯C2が紙葉束Hの結束帯Kに掛かるように結束することにより引っかかりを防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、ビニル状結束位置C1によって当該1000枚紙葉束を固定し、ビニル状結束位置C2によって1000枚紙葉束Sの先端に対する後端の厚みの変化を抑えることができる。このような結束方法は、1000枚紙葉束を立位状態で取り扱うことにより可能になったものである。例えば、100枚紙葉束Hを10個重力方向に積層した場合には、1000枚紙葉束Sの厚さの変化が大きくなり、積層した状態が不安定になる。この不安定性を防止するためには、例えば上述した500枚紙葉束を相互に反転して積層するなどの手段が必要になるが、本発明はこの不安定性を立位状態にすることにより解消できている。
次に、アーム73aがビニル状結束帯C1及びC2によって結束された1000枚紙葉束Sが載置されている位置まで移動し、当該1000枚紙葉束Sの後端面がプッシャ73と当接した後、アーム73aが搬送下流に移動するのに伴い、当該1000枚紙葉束Sを結束部70の機外に排出する。
このようにして排出された1000枚紙葉束Sは、さらに搬送されてビニル状シートによるシュリンクパックによる包装がされて完成する。この部分は、当該発明の趣旨ではないため、その詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本発明の紙葉束包装装置によれば、紙葉類処理装置から排出された100枚紙葉束Hの結束部分とその他の部分の厚さの違いに係らず、当該100枚紙葉束Hをカテゴリ毎に10個同一方向に揃えて側端面を底部とする立位状態に集積し、集積された1000枚紙葉束の結束ができる。
従来行われていたように100枚紙葉束を10個積層して1000枚紙葉束を形成すると、紙葉類の品質又は紙葉類の厚さが均一でないため、500枚紙葉束毎に反転して積層して1000枚紙葉束を形成する必要があるが、本発明のように100枚紙葉束Hを立位状態で10個集積した場合には、10個積層した場合のような厚さの違いによる載置位置の不安定要素が解消される。従って、この状態で同一方向に2箇所結束することが可能になる。
また、この同一方向の結束は、1000枚紙葉束Sを使用するユーザの好みに合致するという効果も得られる。
H 100枚紙葉束
K 結束帯
C1、C2 結束帯
S 1000枚紙葉束
1 紙葉束包装装置
10 受入部
20 カテゴリ選択部
21 コンベア
22 コンベア側壁
23a、23b 転倒防止ガイド
30a、30b 集積部
31a、31b 集積トレー
32a、32b 転倒防止プッシャ
40a、40b 方向変換部
50 リフト部
60 紙葉束搬送部
61 固定ガイド
62 可動ガイド
65 プッシャ
70 結束部
71 帯掛機
72 プッシャ
100 紙葉類処理装置

Claims (7)

  1. 第1の結束帯で結束された紙葉束をその側端面を底部にする立位状態で受入れる受入部と、
    この受入部で受入れた紙葉束を押し出すことによって滑落させる滑落手段と、
    この滑落手段によって滑落する紙葉束を一時的に静止する開閉可能なシャッタと、
    このシャッタを開くことによりさらに滑落した紙葉束を載置するコンベアと、
    このコンベアに載置された紙葉束の上端面を倒れないように保持する保持手段と、
    この保持手段によって保持された紙葉束を、移動可能な集積トレーに集積する集積手段と、
    この集積手段によって集積された立位状体の複数の紙葉束が所定数に達すると、前記集積トレーを、複数の紙葉束を持ち上げる位置まで移動する移動手段と、
    この移動手段によって前記集積トレーを所定位置まで移動後、集積トレーに集積された複数の紙葉束をリフタに一括して受け渡す受渡手段と、
    前記受渡手段によって受け渡された複数の紙葉束が載置された前記リフタ及びこのリフタを持上げる持上げ手段を有するリフト手段と、
    このリフト手段によって持上げられた複数の紙葉束の位置を整位しながら搬送する紙葉束搬送手段と、
    この紙葉束搬送手段によって搬送された複数の紙葉束を所定の位置まで移送する第1の移送手段と、
    この第1の移送手段によって移送された複数の紙葉束の先端から所定の位置に第2の結束帯で結束する結束手段と、
    これらの手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉束包装装置。
  2. 立位状に載置された紙葉束を集積する前記一方の集積手段と、
    この集積手段と離間して配置された他方の集積手段と、
    この他方の集積手段まで立位状態で搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって他方の集積手段に搬送された紙葉束の上端面が倒れないように保持する保持手段と、
    この保持手段によって保持された紙葉束を移動可能な他方の集積トレーと、
    を備え、
    前記制御手段はさらに、
    前記受入部が紙葉束を受入れる際、当該紙葉束の種類に関するカテゴリ情報を受信し、当該カテゴリ情報の内容によって、紙葉束を集積する集積手段を選択することを特徴とする請求項1記載の紙葉束包装装置。
  3. 前記カテゴリ情報が紙葉束の正券情報又は損券情報であることを特徴とする請求項2記載の紙葉束包装装置。
  4. 紙葉束を前記立位状態で搬送する搬送手段は、
    前記コンベアに対して搬送方向側端部に配置した側壁を前記コンベアに対する鉛直方向に対して所定の角度傾けて配置し、当該紙葉束を当該側壁に当接しながら搬送することを特長とする請求項1又は請求項2記載の紙葉束包装装置。
  5. 前記受入部は、
    平面板状体で構成され、紙葉束を受入れる上流側の一方の端部を他の端部の高さより低い位置になるように配置したことを特徴とする請求項1記載の紙葉束包装装置。
  6. 前記シャッタは、
    複数の棒状体で構成され、前記滑落手段を構成する滑落面から開閉可能に突出するように配置され、閉時に前記紙葉束の側端面を底部にして載置し、開時に当該紙葉束を前記滑落面に沿って滑落することを特徴とする請求項1記載の紙葉束包装装置。
  7. 前記結束手段は、
    複数の紙葉束の先端から所定の位置に設定した前記第1の結束位置及びこの第1の結束位置の後方に設定した第2の結束位置に、第2の結束帯で結束する際、前記第1の結束位置又は前記第2の結束位置に結束した結束帯の何れか一方が、紙葉束を結束する第1の結束帯に掛かるように結束することを特徴とする請求項1記載の紙葉束包装装置。
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