JP5395179B2 - ホットメルト接着剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック及びプラスチック多孔質基材上における粘着力及び接着力の改善されたホットメルト接着剤組成物に関する。
ホットメルト接着剤は、化学的接着により、また一部の表面に対しては機械的かみ合いにより、塗布される表面に接着する。化学的接着は、2つの物質間を分子レベルで非常に密接に接触させる、接着剤と基材との間の良好な相互湿潤の結果として生じる。このレベルでは、分散力、双極子−双極子相互作用、及び水素結合等の分子間力が、接着剤の分子と基材の分子との間で活性化されて、化学的接着の基礎を形成する。機械的かみ合いは、接着剤組成物が、接着剤が塗布される表面の孔、凹凸、及び表面の輪郭に浸透するとき生じる。繊維質基材等の多孔質基材、例えば、プラスチック不織布材料上では、観察される全体的な接着力は、常に、化学的接着と機械的かみ合いとの合計である。
エチレンビニルアセテートコポリマーに基づくホットメルト接着剤組成物は、長い間当該技術分野において知られている。これらの接着剤は、紙、木、ガラス、及び布地等の基材上における強力な接着力、良好な弾性、及び疲れ破損に対する耐性等の幾つかの利点をもたらす。エチレンビニルアセテートコポリマーに基づく製剤は、書籍及び雑誌の製本、アマチュアによる使用(amateur use)の分野における紙の糊付け、並びにカード紙、又は板紙カートン、箱等の糊付け用の接着剤として広く用いられている。
しかし、1種の材料に対して有用なホットメルト接着剤は、他の用途に対して全く使用できない場合もあることが知られている。米国特許第4,299,745号を参照のこと。ダンボール箱及び他の紙系表面の接合に好適なホットメルト接着剤組成物は、プラスチックフィルム及び繊維等の他の表面と強力に接合しない。
例えば、乳幼児及び成人用おむつ、生理用ナプキン等の衛生物品の製造において、プラスチックフィルム、典型的には、ポリオレフィンフィルム同士を及び/又は他のプラスチック若しくはポリオレフィン繊維で作製された不織布材料と糊付けしなければならない、より重要かつ要求の厳しい用途では、エチレンビニルアセテートコポリマーに基づく現在の接着剤製剤は満足に使用することができない。これらの用途では、エチレンビニルアセテートコポリマーに基づくホットメルト接着剤の従来の製剤は、粘着力が低く、破断点伸びが少なく、特にポリオレフィン等の大部分の疎水性プラスチック上において、プラスチックに対する接着力が低く、かつ不織布材料等のプラスチック多孔質基材に対する浸透力及び接着力が低い。
これらの幾つかの問題点のために、衛生物品は、これまで、コストが高く、加工が困難であり、軟化点が高く、また他の問題となる特性を有するにもかかわらず、スチレンブロックコポリマーに基づくホットメルト接着剤を使用することが必要とされてきた。
米国特許第4,299,745号
スチレンブロックコポリマーの現在の製剤は、固有の問題を有しているため、これら問題点は、接着剤の原材料、加工及び輸送のコストが増加するにつれてより厳しくなる。
本発明は、一般的に、2つの異なるエチレンビニルアセテートコポリマー、少なくとも1種の粘着付与剤、少なくとも1種の可塑剤、及び比較的少量の少なくとも1種の炭化水素ワックスを含む、接着剤組成物に関する。より具体的には、接着剤組成物は、150℃における融解粘度が100パスカル/秒以上であることを特徴とする、高分子量の第1のエチレンビニルアセテートコポリマーと、150℃における融解粘度が50パスカル/秒以下であることを特徴とする、低分子量の第2のエチレンビニルアセテートコポリマーと、を含み、第2の低分子量エチレンビニルアセテートコポリマーは、第1の高分子量エチレンビニルアセテートコポリマーの量(重量%)以下である量(重量%)で存在する。組成物はまた、粘着付与樹脂の重量%と、第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーの重量%の合計との比が0.8〜2.5であるような量で存在する、少なくとも1種の粘着付与樹脂を含む。組成物はまた、組成物の0.5重量%〜10重量%の量で存在する少なくとも1種の炭化水素ワックスと、組成物の20重量%以下の量で存在する少なくとも1種の液体可塑剤とを含む。
第1のエチレンビニルアセテートコポリマーと第2のエチレンビニルアセテートコポリマーとの重量比は、好ましくは、0.8以上、より好ましくは、1以上である。種々の実施形態では、組成物中の第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーの合計重量%は、15重量%〜40重量%の範囲内である。各第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーは、個々に、単一コポリマーの30重量%以下のビニルアセテート含量を有する。組成物の種々の実施形態では、組成物中のビニルアセテートの総含量は、組成物の10重量%以下、好ましくは、組成物の8重量%以下である。換言すれば、個々のビニルアセテート含量と、組成物中の各エチレンビニルアセテートコポリマーの割合との乗算の2つの結果の合計が、組成物の10重量%以下である。
組成物の種々の実施形態では、第1のエチレンビニルアセテートコポリマーの150℃における融解粘度は、150パスカル/秒以上であり得る。第2のエチレンビニルアセテートコポリマーの150℃における融解粘度は、25パスカル/秒以下であり得る。120℃における組成物の種々の実施形態の粘度は、好ましくは、2,000〜10,000ミリパスカル/秒である。
組成物の種々の実施形態は、酸化防止剤、ミネラル充填剤、色素、染料、安定剤、揮発性液体、及びこれらの組み合わせ等の1種以上の添加剤を含み得る。添加剤は、接着剤組成物の30重量%以下含まれ得る。例えば、酸化防止剤は、存在する場合、組成物の0.03〜1重量%の量含まれ得る。
本発明の組成物は、プラスチック上及び不織布等のプラスチック多孔質基材上において優れた粘着力、接着力の独自のかつ最適なバランスをもたらす、新規かつバランスのとれた一連の特性を有する。驚くべきことに、本明細書に記載される製剤により提供される特性のバランスにより、エチレンビニルアセテートコポリマーに基づくホットメルト接着剤を、衛生物品等において用いられるポリオレフィンフィルム及び不織布等の、プラスチック材料、特に疎水性プラスチックフィルム及びプラスチック不織布材料の接着による接合に用いることが可能になることが見出された。接着剤組成物は、かかる表面上においてエチレンビニルアセテートに基づく接着剤が過去に悩まされてきた問題を克服する。
例えば、エチレンビニルアセテートに基づくホットメルトの粘着力を改善するための当該技術分野における過去の試みは、製剤中のポリマー含量を増加させることを配合者に強いていた。しかし、ポリマーの増加は、ホットメルトの軟化点に非常に悪影響を与え、軟化点を上昇させる。更に、ポリマー含量の増加は、融解粘度にも悪影響を与え、融解粘度が高くなりすぎて、特に衛生物品用ライン等の高速で稼働している工業ライン上で押出及び塗布を行うのが非常に困難になる。エチレンビニルアセテートコポリマーの分子量を増加させることにより、接着剤の粘着力を改善することを試みた場合にも、同様のことが生じる。しかし、例えば、大量の硬質及びクリスタリンワックスを添加することにより組成物が硬化した場合、組成物は脆弱になり、特に低い破断点伸び値を呈する傾向がある。粘着力及び破断点伸びが低いという両方の特性は、使用中類似の問題を生じさせる、即ち、使用中に中程度の応力又は伸長下でさえも接着剤が容易に破断する。
エチレンビニルアセテートの分子は、原則としてポリオレフィン基材上において良好な接合をもたらすことができるはずであるポリエステルで構成されるセグメントだけではなく、極性が高く、かつポリオレフィン上における接着力が低いビニルアセテートのセグメントも含む。ビニルアセテートの製剤中の含量のバランスをとり、制御するだけで、主に衛生物品の製造中に接触する、フィルム及び繊維(不織布)の両方の形態の、疎水性プラスチック、特にポリオレフィン上において、満足できる接合が得られることが見出された。
実は、これまで入手可能であったエチレンビニルアセテートの製剤、特に大量のワックスを含有する製剤も、粘度と粘着力とのバランス、及びプラスチック上における接着力の低さの問題に部分的に取り組んでいる。しかし、大量のワックスは組成物を硬化させるが、全体的な粘着力は実質的に改善されない。更に、ワックスは接着剤の破断点伸びを低下させることが見出されており、これは対象となる多くの用途で非常に問題である。より重要なことには、大量のワックスを添加すると、多孔質基材、特に不織布上におけるこれら製剤の接着力が著しく低下することが見出されている。
不織布等の多孔質基材上で強力な接着を形成するためには、一旦塗布された溶融ホットメルトを十分に長い時間液体かつ比較的低粘性状態に保つことが必須であり、その結果できる限り多くの接着剤が不織布材料の繊維と単一繊維の周囲との間の空間に浸透することができる。溶融接着剤が繊維間に深く浸透することができない場合、接着剤と不織布材料との間の接触領域が、最も外側の繊維の一部の非常に小さな上部の領域に限定され、これにより接着力が非常に低くなる。多孔質基材を強力に接合させるために好適な接着剤は、比較的平坦な融解粘度対温度曲線を有しなければならないことが見出されている。これは、多孔質基材内部に接着剤が容易に流れ得るように、接着剤が基材上に塗布された後自然冷却により温度が低下する間、比較的長時間にわたって、接着剤組成物を液体かつ低粘度に保たなければならないことを意味する。
本発明の組成物は、不織布材料に十分に深く浸透するため、接着剤組成物と不織布繊維との間に十分強力な機械的かみ合いが得られ、不織布材料に優れた接合強度をもたらす。この要件は、加工温度付近で粘度対温度曲線が比較的平坦な形状を有するという事実により表される。つまり、多孔質基材上において良好な浸透力及び接着力を得るために、溶融ホットメルト接着剤を比較的に緩徐に固化させる。エチレンビニルアセテートコポリマーに基づく従来の製剤は、ワックスを含有しない場合でさえも、一般的に、多孔質基材に十分浸透させるには粘度対温度曲線の勾配が急すぎる。ワックスは、極めて急な粘度対温度曲線を有するため、非常に急速に固化し、更にエチレンビニルアセテートコポリマーに基づく接着剤が不織布材料等の多孔質基材に浸透する能力に悪影響を与える。
本発明の組成物は、上述の問題を解決する。組成物は、少なくとも2つのエチレンビニルアセテートコポリマーを含有し、1つは高分子量かつ高粘度で高い粘着力に対して有利であり、1つは低分子量かつ低粘度で多孔質基材への浸透に対して有利である。本発明の組成物は、塗布温度、例えば、120℃において明確な範囲の融解粘度を有し、また冷却の関数として確定される「固化率」を有する。これら2つのパラメータは、多孔質基材内部への優れた浸透力、及び機械的かみ合いの発生に寄与する。
組成物は、プラスチック上、特にポリオレフィン等の大部分の疎水性プラスチック上における強力な接着に有利であるように、限定量の極性成分ビニルアセテートを含有する。組成物は、限定量のワックスも含有する。組成物は、限定量添加された場合に破断点伸びを増加させ、プラスチック基材上における接着を補助する幾つかの液体可塑剤、例えば、鉱物油若しくは植物油又はこれらの組み合わせを含有する。
本明細書に記載されるさまざまな実施形態は、次の添付図面を用いた以下の説明を参照することにより理解され得る。
本明細書に記載される接着剤組成物の実施形態を用いて得られる良好な結果と、実施例3(△)等の比較例の組成物から得られる許容できない結果とを示す、実施例1(□)及び比較例の粘度対温度曲線のグラフ。
A.定義
本明細書で使用するとき、「the」、「a」及び「an」を包含する冠詞は、特許請求の範囲又は明細書で使用されるときには、請求又は記載されるものの1以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、「含む(comprising)」という用語は、本開示の組成物の調製において共に使用される種々の構成成分を意味する。したがって、用語「から本質的に成る(consisting essentially of)」及び「から成る(consisting of)」は用語「含む(comprising)」に包含される。
本明細書で使用するとき、用語「衛生物品」は、おむつ、他の着用可能かつ吸収性物品、例えば、失禁用パンツ、失禁用下着、吸収性挿入物、おむつカバー及びライナ、女性用衛生衣類、パンティーライナ、パッド、吸収性ベビーベッド、ベッドライナ及びベッドパッド、靴の中敷き、包帯等を指す。
「使い捨て」は、通常の意味では、様々な期間にわたって限定された使用回数、例えば、約20回未満、約10回未満、約5回未満、又は約2回未満の後に、処分される又は廃棄されることを意味する物品に使われる。
「おむつ」とは、着用者の腰部及び脚部を取り巻くように、胴体下部の周囲で幼児及び失禁症状のある人によって一般に着用され、特に尿及び糞便を受け取り収容するように構成されている吸収性物品を指す。本明細書で使用するとき、用語「おむつ」は、以下で定義されている「パンツ」も包含する。
「パンツ」又は「トレーニングパンツ」とは、本明細書で使用されるとき、幼児又は成人の着用者用に設計された腰部開口部及び脚部開口部を有する使い捨て衣類を指す。パンツは、着用者の脚を脚部開口部に挿入し、パンツを着用者の胴体下部の周囲の位置にまで滑らせることによって着用者の所定位置に配置されてよい。
特に記載のない限り、成分又は組成物の濃度はすべて、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
百分率及び比率はすべて、特に指示しない限り、重量で計算される。百分率及び比率はすべて、特に指示しない限り、組成物全体を基準にして計算される。
本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最大数値限定は、それより小さいあらゆる数値限定を、そのような小さい数値限定が本明細書に明示的に記載されたものとして包含すると理解されるべきである。本明細書全体を通じて記載される最小数値限定は、それより大きいあらゆる数値限定を、そのような大きい数値限定が本明細書に明示的に記載されたものとして包含する。本明細書全体を通じて記載される数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内に入るそれよりも狭いあらゆる数値範囲を、そのようなより狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
B.種々の実施形態の説明
驚くべきことに、規定されたビニルアセテート含量及び分子量を有するエチレンビニルアセテートコポリマーと、規定された量のポリオレフィンワックスと、ある量の液体可塑剤と、をバランスよく含むポリマー組成物は、粘着付与剤と共に、組成物の接着力又は低粘度を改善し、同時に、固化時間の増加は、プラスチック上、特にポリオレフィン上における良好な粘着力、良好な破断点伸び、比較的低い粘度、良好な接着力と、プラスチック不織布上における優れた浸透力及び接着力との間のバランスに優れ、十分に満足のいくものであるエチレンビニルアセテートコポリマーに基づくホットメルト接着剤を導き得ることが見出されている。このような組成物は、ホットメルト接着剤として適用でき、また驚くべきことに、大部分の基材、特にプラスチックフィルムに対し良好な接着力も有する。この特性の組み合わせにより、重要な用途、特に衛生物品の製造でさえも、新規エチレンビニルアセテートコポリマーに基づくホットメルト接着剤組成物が選択接着剤となる。
本発明の種々の実施形態のホットメルト接着剤組成物は、一般的に、1つは高分子量を有し、もう1つが低分子量を有する2つのエチレンビニルアセテートコポリマーと、比較的限定された量の炭化水素ワックスと、少なくとも1種の好適な粘着付与剤と、少なくとも1種の可塑剤とを含む。接着剤組成物の種々の実施形態の構成は、プラスチック、特にプラスチック多孔質基材、例えば、不織布材料等に対する粘着力、並びに化学的及び機械的接着力に関する驚くべき有効な特性を組成物に付与する、明確な特徴及び比を有する。本発明の組成物の改善された特徴により、その組成物は、衛生物品の製造に用いるのに特に有利になる。
本発明の組成物は、塗布温度、例えば、120℃において明確な範囲の融解粘度を有し、また例えば、規定の値より低い粘度対温度曲線の傾斜により求められる温度の関数としての固化率を有する。
エチレンビニルアセテートコポリマーの分子量は、150℃における融解粘度により特徴付けられる。より具体的には、高分子量エチレンビニルアセテートコポリマーは、150℃において100パスカル/秒以上、好ましくは150パスカル/秒以上の融解粘度を有することを特徴とする。低分子量エチレンビニルアセテートコポリマーは、150℃において50パスカル/秒以下、好ましくは25パスカル/秒以下の融解粘度を有することを特徴とする。
良好な粘着力に有利なように、高分子量コポリマーと低分子量コポリマーとの重量比(全組成物中の重量の相対比及び含量%の比)は、好ましくは少なくとも0.8、より好ましくは1以上である。融解粘度を容易に加工可能な値に限定するために、組成物中における2種のエチレンビニルアセテートコポリマーの重量による合計全含量は、約15重量%〜約40重量%である。
種々の実施形態では、各第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーは、個々に、単一コポリマーの30重量%以下のビニルアセテート含量を有する。組成物の種々の実施形態では、組成物中のビニルアセテートの総含量は、組成物の10重量%以下、好ましくは、組成物の8重量%以下である。換言すれば、個々のビニルアセテート含量と、組成物中の各エチレンビニルアセテートコポリマーの割合との乗算の2つの結果の合計が、組成物の10重量%以下である。
好適なエチレンビニルアセテートコポリマーは、商業的に入手することができ、例えば、DupontによりElvax(商標)として、ArkemaによりEvathane(商標)として、Exxon MobilによりEscorene(商標)として、BayerによりLevapren(商標)及びLevamelt(商標)として販売されている。
粘着付与樹脂又は樹脂のブレンドは、以下の化学的分類の粘着付与剤から選択され得る:芳香族炭化水素粘着付与剤、脂肪族炭化水素粘着付与剤、脂肪族−芳香族炭化水素粘着付与剤(C5〜C9粘着付与剤としても知られている)、テルペン性粘着付与剤、ロジン、ロジンエステル粘着付与剤、及び前述の粘着付与剤のいずれかの組み合わせ及びブレンド。組成物中に含有される粘着付与剤はそれぞれ、45℃〜130℃の軟化点を有する。接着剤組成物中の粘着付与剤又は粘着付与剤のブレンドは、好ましくは、2種のエチレンビニルアセテートコポリマーの合計の重量による全含量に対して約0.8〜2.5の重量比で存在する。
組成物の種々の実施形態はまた、約90℃〜140℃の滴点を有する少なくとも1種の炭化水素ワックス、好ましくはポリオレフィンワックスを含有する。ワックスは、組成物の粘度を低下させて、比較的低温、例えば、120℃で組成物を加工するのを補助し、また組成物の結晶化を促進することにより組成物の機械的接着特性を上昇させる。しかし、ワックスの量が多すぎることにより、当該技術分野においてこれまで悩まされてきた幾つかの問題点を避けるために、接着剤組成物中のワックス含量は、約0.5〜10重量%の範囲に限定されることが有利である。好ましい炭化水素ワックスは、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス、及びマイクロクリスタリンワックスから選択される。
組成物はまた、組成物の粘度調整を可能にするため、また比較的低温における組成物の加工性を改善するために、少なくとも1種の可塑剤を含有する。可塑剤も、組成物の破断点伸びを増加させる。可塑剤の量は、良好な粘着力を維持するために20重量%以下である。本発明に好適な油可塑剤は、ナフタレン、芳香族、又はパラフィン鉱物油、植物油、及びそれぞれの誘導体若しくは混合物から選択される。液体可塑剤は、組成物中に、総組成物の約3重量%〜20重量%の量で存在する。
本発明の組成物の種々の実施形態では、酸化防止剤、ミネラル充填剤、色素、染料、安定剤、及び揮発性物質等の他の添加剤が、所望により、30重量%以下の量で存在してもよい。組成物は、例えば、0.03〜1.0重量%の好適な酸化防止剤を含有してもよい。
本発明で使用できる揮発性物質は、例えば、防臭剤、芳香、防虫剤(repelling agents)、及び香料である。本明細書で使用するとき、香料という用語は、いかなる発香性物質をも意味する。本発明で使用できる典型的な香料は、例えば、ビャクダン油、シベット及びパチョリ油などのような外国産の材料を含有する木質/土壌性のベースを含む。他の好適な香料は、例えば淡い、花の芳香剤、例えば、バラ抽出物、スミレ抽出物などである。香料は、望ましい果実の香り、例えば、ライム、レモン、オレンジなどの香りをもたらすように配合することができる。要するに、心地よい香り又は他の望ましい香りを発する、化学的に適合するいかなる材料も、本発明において香料として使用することができる。香料物質については、S.Arctander,Perfume Flavors and Chemicals,Vols.I and II,Aurthor,Montclair,N.J.,and the Merck Index,8th Edition,Merck & Co.,Inc.Rahway,N.J.に更に記載されている。
本発明の接着剤組成物は、120℃において、2000〜10,000ミリパスカル/秒の融解粘度を有する。不織布材料等の多孔質基材への浸透を更に促進するために、本発明の組成物は、加工温度周辺、好ましくは90℃〜130℃に含まれる温度で比較的平坦な形状を示す「粘度対温度」曲線を有する。融解粘度は、パスカル/秒で表される90℃における粘度Eta(90℃)、及びパスカル/秒で表される130℃における粘度Eta(130℃)について、以下の関係が有効であるという事実により表される:
(Eta(90℃)−Eta(130℃))/(130−90)≦100、好ましくは(Eta(90℃)−Eta(130))/(130−90)≦50、より好ましくは、(Eta(90℃)−Eta(130℃))/(130−90)≦20。
組成物の改善された特徴、特に低融解粘度により、150〜160℃、及び更に高い温度で加工される他の現在のホットメルトの良好な特性を全て維持しながら、重要なエネルギーを節約しつつ、現在のエチレンビニルアセテートコポリマー及びスチレンブロックコポリマーホットメルトよりも著しく低い温度、例えば120℃において、組成物を加工することが可能になる。
本発明のポリマー組成物は、好ましくは熱可塑性ポリマー組成物である。これらは、熱可塑性ポリマー組成物を製造するいずれの既知の方法を用いても製造でき、典型的には、ポリマーを融解させ、次いで、可塑剤、粘着付与剤、及び任意の添加剤を均質にブレンドして、均一な塊を形成し、それを冷却して本発明に係るポリマー組成物を得る工程を含む。
本発明のポリマー組成物は、そのレオロジー及び接着特性により、選択された基材に溶融状態で塗布して、基材に直接接着するのに特に有用である。本発明の組成物は、任意の好適な基材に対して接着剤として用いることができる。複数の基材を互いに接着させることができる、及び/又は、1枚の基材をそれ自体に接着させることができる(例えば、同じ基材上の少なくとも2つの異なる点が互いに接着するように折り畳まれた基材)。例えば、組成物は、コーティングの塗布、フィルム、積層体に用いられ、衛生物品(例えば、おむつ、生理用ナプキン及びタンポン等の女性用保護製品、失禁パッド等の成人用失禁製品)、流体吸収性清浄化製品、創傷包帯、涎掛け等の使い捨て吸収性物品に対して最も有利である。特に、接着剤組成物は、衛生物品等の種々の物品に含まれるプラスチック不織布材料に塗布するのに非常に有益である。
本発明の組成物を以下の実施例を用いて説明する。
試験方法
製剤の内部粘着力は、以下の方法で評価されている。組成物のサンプルを、厚さ約3mm及び長さ80mmの「犬の骨」形状の平板に成形した。サンプルを動力計に入れ、材料が破断するまで0.26MPaの一定負荷を印加した。破断に必要な時間(クリープ時間)を、良好な粘着力の第1の指標として用いた(クリープ時間が長いほど粘着力が高い)。
内部粘着力の第2の種類の評価を以下の方法で行った。上記と同じ犬の骨形サンプルを、0.8mm/sの一定の伸長速度で、標準的な応力/歪試験に供した。破断点伸び及びサンプルを破断させるために吸収される総エネルギーを、粘着力の更なる指標とした。
プラスチック上、特にポリオレフィンフィルム及び不織布上における接着特性を、以下の方法で評価した。ポリオレフィンフィルム上における接着については、試験中の製剤を35g/m2のコーティング重量で間に押し出すことにより、2枚のポリプロピレンフィルムを糊付けした。接着力は、50mm/分において、標準的なT字剥離により試験した。不織布上における接着力は、2枚のポリプロピレンフィルムを、15g/m2の坪量を有するSMSポリプロピレン不織布に置換したことを除いて上記の通り評価した。
重要な特徴は、以下の非網羅的かつ非限定的な実施例に更に示す。
実施例1:接着剤組成物及び特性
材料:
以下の原材料を、本発明に従って配合した(bw=重量基準):
Figure 0005395179
Escorene UL 15019 CCは、エチレンビニルアセテートコポリマーであり、Exxon Mobilから入手可能であり、ビニルアセテート含量が19重量%、かつ150℃における融解粘度が262パスカルであることを特徴とする。
Escorene MV 2528 EH2は、エチレンビニルアセテートコポリマーであり、Exxon Mobilから入手可能であり、ビニルアセテート含量が28重量%、かつ150℃における融解粘度が9.6パスカルであることを特徴とする。
Sylvalite RE100 Lは、ロジンエステル粘着付与剤であり、Arizona Co.から入手可能であり、軟化点が100℃であることを特徴とする。
Nytex 820は、Nynas Co.から入手可能な、可塑化ナフタレン鉱物油である。
Vestowax H2050は、Evonik Degussaから入手可能な合成フィッシャー・トロプシュワックスであり、滴点は約117℃である。
ホットメルトを得るために当該技術分野において周知である手順により、上記成分を溶融状態で配合した。例えば、接着剤組成物は、成分をシグマブレードミキサ(例えば、IKA MIXER HD 0.6T)に供給し、成分を融解させ、150℃で60分間混合して、均質なブレンドを作製することにより調製できる。得られた組成物は、以下の特性を示した:
120℃における粘度=4990ミリパスカル/秒
破断点伸び=272%
破断に必要なエネルギー=388ミリジュール
クリープ時間=2180秒
Eta(90)−Eta(130)/(130−90)=9.80
フィルムとフィルムとのT字剥離=54.3g/cm(138g/インチ)
フィルムと不織布とのT字剥離=16.1g/cm(41g/インチ)
上述の特性は、衛生物品を製造するため、特にポリオレフィン上で良好な粘着力及び接着力により不織布をフィルムに接合させるための接着剤組成物として優れている。
実施例2:比較例
実施例1で用いたのと同じ成分を、先行技術により教示されているものと類似の配合基準に従って配合した。組成物を作製する手順は、上記手順と同じである。具体的には、以下の配合に従ってより多量のワックスを用いた:
Figure 0005395179
配合は、以下の特性を示した:
120℃における粘度=2800ミリパスカル/秒
破断点伸び=30%
破断に必要なエネルギー=53ミリジュール
クリープ時間=40秒
Eta(90)−Eta(130)/(130−90)=9.39
フィルムとフィルムとのT字剥離=5.5g/cm(14g/インチ)
フィルムと不織布とのT字剥離=13.4g/cm(34g/インチ)
衛生物品を作製する分野の当業者は、前述の特性が、特にフィルム上において粘着力が満足のいくものではなく、接着力が低いことを理解する。具体的には、ポリプロピレンフィルム上における接着力が僅か5.5g/cm(14g/インチ)であることは、かかる特性により、フィルムが剥離する恐れがあり、したがって、製品が使用中に広がってしまう恐れさえもあるため、乳幼児用おむつ又は女性用パッドの一部としては絶対に許容することができない。
実施例3:比較例
以下の成分は、以下の式に従って可塑化油を全く用いずに配合した:
Figure 0005395179
YT 314は、Euro−Yser Companyから入手可能なロジンエステル粘着付与剤であり、軟化点が94℃であることを特徴とする。
配合は、以下の特性を示した:
120℃における粘度=18,000ミリパスカル/秒
破断点伸び=234%
破断に必要なエネルギー=150ミリジュール
クリープ時間=>4,000秒
Eta(90)−Eta(130)/(130−90)=470
フィルムとフィルムとのT字剥離=3.0g/cm(7.6g/インチ)
フィルムと不織布とのT字剥離=1.2g/cm(3.0g/インチ)
上述の特性は、粘度対温度曲線の非常に急な勾配により概説されるように、非常に浸透力が低いため、特に不織布材料上において、加工するには粘度が高すぎ、非常に接着力が低いことを示す。図1に示すように、実施例1及び比較例の粘度対温度曲線は、実施例1に記載される接着剤組成物の実施形態を用いて得られる良好な結果と、実施例3の組成物から得られる許容できない結果とを示す。
実施例は、本発明の組成物が、従来の製剤と比較したとき、優れた結果を提供し、エチレンビニルアセテートコポリマーに基づく組成物が、プラスチック及び不織布材料、特に新規エチレンビニルアセテートコポリマーに基づく組成物で製造される衛生物品用のホットメルト接着剤として有用であることを示すが、一方先行技術の製剤は、かかる材料に対して接着剤として用いることができない。
「発明を実施するための形態」で引用したすべての文書は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。この文書における用語の任意の意味又は定義が、参照として組み込まれる文献における用語の任意の意味又は定義と矛盾する範囲については、本文書における用語に与えられた意味又は定義が適用される。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (11)

  1. a)150℃における融解粘度が100パスカル・秒以上であることを特徴とする、高分子量を有する第1のエチレンビニルアセテートコポリマーと、
    b)150℃における融解粘度が50パスカル・秒以下であることを特徴とする、低分子量を有する第2のエチレンビニルアセテートコポリマーであって、前記第1のエチレンビニルアセテートコポリマーの量(重量%)以下の量(重量%)で存在する、第2のエチレンビニルアセテートコポリマーと、
    c)粘着付与樹脂の重量%と、前記第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーの重量%の合計との比が0.8〜2.5であるような量で存在する、少なくとも1種の粘着付与樹脂と、
    d)組成物の0.5重量%〜10重量%の量で存在する少なくとも1種の炭化水素ワックスと、
    e)組成物の20重量%以下の量で存在する少なくとも1種の液体可塑剤と、を含む、組成物。
  2. 前記組成物の120℃における前記粘度が2,000〜10,000ミリパスカル・秒である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記粘着付与樹脂が、芳香族炭化水素粘着付与剤、脂肪族炭化水素粘着付与剤、脂肪族−芳香族炭化水素粘着付与剤、ロジン及びロジンエステル粘着付与剤、これらの部分的又は完全に水素化された誘導体、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記可塑剤が、ナフタレン鉱物油、芳香族鉱物油、パラフィン鉱物油、植物油、並びにトランスエステル化植物油、部分水素化植物油、完全水素化植物油、及びこれらのトランスエステルからなる群から選択される植物油の誘導体、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記可塑剤が、前記組成物の3重量%〜20重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記炭化水素ワックスが、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス、及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  7. 第1のエチレンビニルアセテートコポリマーと第2のエチレンビニルアセテートコポリマーとの重量比が0.8以上である、請求項1に記載の組成物。
  8. a)90℃における前記組成物と130℃における前記組成物との粘度(パスカル・秒で測定される)の差と、b)130℃〜90℃の温度差との比として定義される、前記組成物の固化率が100以下である、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記炭化水素ワックスが90℃〜140℃の滴点を有し、前記粘着付与樹脂が45℃〜130℃の軟化点を有する、請求項1に記載の組成物。
  10. 請求項1に記載の接着剤組成物により結合される少なくとも1種のポリオレフィン基材を含む物品。
  11. 前記各第1及び第2のエチレンビニルアセテートコポリマーは、個々に、単一コポリマーの30重量%以下のビニルアセテート含量を有する、請求項1に記載の組成物。
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