JP5394865B2 - 遊技場用空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場において、遊技機の稼働に基づいて各領域の空調を制御することで、遊技場での空調の無駄を省くことのできる遊技場用空調システムに関する。
遊技場の空調システムとしては、遊技場に設置してある管理コンピュータから入場客数に基づく客数情報を取得し、客数に比例した換気能力となるように、換気装置を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−293892号公報(第2頁、第2図)
しかしながら、特許文献1の空調システムにあっては、遊技場であるパチンコ店に設けられた複数の換気装置を、パチンコ店内の入場客数に基づく客数情報に基づいて一斉に制御するので、パチンコ店内の遊技者が少ないエリアにおいても遊技者が多いエリアと同様に一様に換気能力が制御されるため、無駄が多いという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、空調の無駄(消費エネルギー)を省くことのできる遊技場用空調システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技場用空調システムは、
遊技場に予め設定される複数の空調領域(空調エリアA〜F)毎に設けられ、各々の空調領域の空調を行う空調手段(各空調エリアA〜Fに設置された天井空調ユニット10a〜10f、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…、空調サンド4、並びに各空調エリアA〜Fに対応する室外機8a〜8f)と、
前記空調領域毎に設けられ、各々の空調領域の室温を計測する室温計測手段(温度センサ42を有する各空調サンド4並びに該温度センサ42にて計測された検出温度とを含む検出温度情報を空調制御装置100に送信する島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…、制御部110;検出温度更新処理)と、
前記室温計測手段にて計測された室温(検出温度)が、各々の空調領域に設定されている設定温度から逸脱した空調領域が有るとき、当該逸脱空調領域(設定値逸脱エリア)について、該計測された各々の室温が前記設定温度と一致するように、当該逸脱空調領域の空調手段を所定運転負荷(電力負荷)の通常運転状態(運転設定が「強」の状態)に制御する通常運転制御(通常運転制御処理)を行う制御手段(空調制御装置100)と、
を備える遊技場用空調システムであって、
前記遊技場内に設置されている遊技機(パチンコ機2)の稼働情報(ホールコンピュータ140からの稼働情)を取得して、前記空調領域毎の遊技機の稼働状況(稼働台比率)を特定する稼働状況特定手段(制御部110、通常運転制御処理;Sd1、制限運転制御処理;Sc1)を備え、
前記制御手段は、前記逸脱空調領域が所定数(4)以上存在することを条件(S3でYes)に、前記稼働状況特定手段にて特定した各逸脱空調領域の稼働状況(稼働台比率)に基づいて、該逸脱空調領域のうち、他の逸脱空調領域よりも稼働が多い(稼働台比率が高い)一部の逸脱空調領域である多稼働逸脱空調領域(非制限運転エリア)の空調手段を前記通常運転状態に制御する一方、該逸脱空調領域のうち、前記多稼働逸脱空調領域以外の少稼働逸脱空調領域(制限運転エリア)の空調手段を、前記通常運転状態よりも運転負荷(電力負荷)の小さい制限運転状態(運転設定が「弱」の状態)に制御する制限運転制御(制限運転制御処理)を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、室温が設定温度から逸脱した逸脱空調領域の空調手段が、該室温と設定温度とが一致するように通常運転状態に制御されるので、遊技場全体を一律に空調する場合に比較して、空調の無駄を抑えることができるとともに、逸脱空調領域が所定数以上存在するときには、稼働が多い多稼働逸脱空調領域の空調手段を通常運転状態に制御することにより優先的に空調することで、空調についての遊技者の不満を低減しつつ、空調に要する運転負荷も低減することができる。
本発明の請求項2に記載の遊技場用空調システムは、請求項1に記載の遊技場用空調システムであって、
前記制御手段(空調制御装置100)は、前記稼働状況特定手段(制御部110、通常運転制御処理;Sd1、制限運転制御処理;Sc1)にて特定した各逸脱空調領域(設定値逸脱エリア)の稼働状況(稼働台比率)が所定の稼働状況(5%)に満たないことを条件に、該逸脱空調領域の空調手段を前記通常運転状態(運転設定が「強」の状態)に制御しないことを特徴としている。
この特徴によれば、稼働状況が所定の稼働状況に満たない逸脱空調領域の空調手段は、通常運転状態に制御されないので、空調に要する運転負荷をより一層低減することができる。
本発明の請求項3に記載の遊技場用空調システムは、請求項1または2に記載の遊技場用空調システムであって、
任意の時点における、各々の前記空調領域の空調手段の運転負荷の合計である総運転負荷(総消費電力)を計測する総負荷計測手段(電力供給装置20)を備え、
前記制御手段(空調制御装置100)は、前記総負荷計測手段により計測された総運転負荷が、所定の設定総運転負荷(設定電力)を超えていることを条件(S2のステップでYes)に、前記制限運転制御(制限運転制御処理)を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、所定の設定総運転負荷を超えていることを条件として制限運転制御が実施されるので、設定総運転負荷を超えていない状態においても制限運転制御が実施されることにより、設定温度への復帰時間が無用に長くなってしまうことを回避できる。
本発明の請求項4に記載の遊技場用空調システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技場用空調システムであって、
前記制御手段(空調制御装置100)は、前記少稼働逸脱空調領域(制限運転エリア)の稼働状況(稼働台比率)が所定の稼働状況(請求項2の通常運転状態に制御しない稼働台比率5%と異なる30%)に満たないことを条件に、前記多稼働逸脱空調領域(非制限運転エリア)の空調手段の運転状態を、前記通常運転状態(運転設定が「強」の状態)の運転負荷(電力負荷)よりも小さく、前記制限運転状態(運転設定が「弱」の状態)の運転負荷よりも大きい運転負荷(電力負荷)の中間運転状態(運転設定が「中」の状態)に制御することを特徴としている。
この特徴によれば、少稼働逸脱空調領域の稼働状況が所定の稼働状況に満たない場合には、該少稼働逸脱空調領域の空調を実施できるようにするために、多稼働逸脱空調領域の室温を迅速に設定温度に復帰させる必要がないので、多稼働逸脱空調領域の空調手段の運転状態を中間運転状態に制御することにより、空調に要する運転負荷をより一層低減することができる。
本発明の請求項5に記載の遊技場用空調システムは、請求項4に記載の遊技場用空調システムであって、
前記空調手段は、各遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、少なくとも対応する遊技機において遊技中の遊技者に空調済み(熱交換済み)の空気を供給する遊技機対応空調部(空調サンド4)を有し、
前記制御手段(空調制御装置100)は、前記通常運転状態(運転設定が「強」の状態)においては、前記逸脱空調領域(設定値逸脱エリア)の全遊技機(パチンコ機2)に対応する遊技機対応空調部(空調サンド4)から前記空調済みの空気を供給する制御を行う一方、前記中間運転状態(運転設定が「中」の状態)においては、前記多稼働逸脱空調領域(非制限運転エリア)の遊技機に対応する遊技機対応空調部のうち、前記稼働状況特定手段にて取得された稼働情報に基づいて稼働中であると特定された遊技機(空調サンド管理テーブルの「台状況」に「稼働」が格納されている台番号のパチンコ機2)に対応する遊技機対応空調部のみから、前記空調済みの空気を供給する制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、該稼働中の遊技機にて遊技している遊技者を集中的に空調することができるので、空調に要する運転負荷を低減しても、空調についての遊技者の不満の発生を大幅に低減できる。
本発明の請求項6に記載の遊技場用空調システムは、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技場用空調システムであって、
前記室温計測手段(制御部110;検出温度更新処理)は、各遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられた、室温を測定するための複数の室温計測部(各空調サンド4に設けられた温度センサ42)を有し、各々の空調領域(空調エリアA〜F)内に設置されている遊技機に対応する室温計測部により計測された室温のうち、前記稼働状況特定手段(制御部110、通常運転制御処理;Sd1、制限運転制御処理;Sc1)にて取得された稼働情報に基づいて稼働中であると特定された遊技機(空調サンド管理テーブルの「台状況」に「稼働」が格納されている台番号のパチンコ機2)が存在するときには、該稼働中であると特定された遊技機に対応する室温計測部にて計測された室温の平均値を、当該空調領域の室温(検出温度)として特定する(Sk3)ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載としている。
この特徴によれば、遊技している遊技者近傍の室温を測定できるばかりか、その時点において遊技中の遊技者が体感している室温を、空調領域の室温に反映させることができるので、遊技中の遊技者の体感温度に合致した空調を実施することができる。
本発明の請求項7に記載の遊技場用空調システムは、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技場用空調システムであって、
その時点の時刻を特定可能な時刻情報を出力する時刻情報出力手段(リアルタイムクロック111)を備え、
前記制御手段(空調制御装置100)は、前記時刻情報出力手段から出力される時刻情報により特定される時刻が、予め設定された所定の時間帯(営業時間帯)に該当することを条件(S1でYes)に前記制限運転制御(制限運転制御処理)を実施する一方、前記時刻情報により特定される時刻が、予め設定された所定の時間帯に該当しないことを条件に、前記通常運転制御(通常運転制御処理)のみを実施することを特徴としている。
この特徴によれば、所定の時間帯、例えば、営業時間帯以外の営業開始前等においても制限運転制御が実施されてしまうことにより、設定温度への到達時間が無用に長くなってしまうことを回避できる。
本発明の実施例における遊技島1を示す外観斜視図である。 本発明を適用した遊技場における遊技島のレイアウト並びに空調エリアを示す図である。 本発明の実施例における遊技場用空調システムのシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100における空調サンド管理テーブルを示す図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100における空調状況テーブルを示す図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100にて実施される運転種別判定処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100にて実施される検出温度更新処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100にて実施される通常運転制御処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例に用いた空調制御装置100にて実施される制限運転制御処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例における空調状況テーブルの変化状況を示す説明図である。 本発明の実施例における空調状況テーブルの変化状況を示す説明図である。
本発明に係る遊技場用空調システムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。なお、以下の実施例における説明において、遊技機の一例として遊技媒体であるパチンコ玉を使用するパチンコ遊技機を用いた例を示すが、本発明に係る遊技機はこれらパチンコ遊技機に限定されるものではなく、パチンコ玉が指触不可に封入されることで点数やポイント等により遊技を行う封入式パチンコ機や、遊技媒体としてメダルを用いるメダルスロットマシン、更にはこれらコインを用いずにパチンコ玉で遊技を実施可能なスロットマシン等にも適用可能である。
図1は、本実施例の遊技場用空調システムが適用された遊技場に設置されている遊技島1を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例の遊技場用空調システムが適用された遊技場における遊技島の配置状況を示す図であり、図3は、本実施例の遊技場用空調システムのシステム構成を示すブロック図である。
はじめに、本実施例の遊技場に設置されている遊技島1について図1並びに図2に基づいて説明する。
本実施例の遊技島1には、従来公知の遊技島と同じく、床面とほぼ垂直をなす長幅とされた側面に、複数(本実施例では10台)の遊技機であるパチンコ機2が並設されている。この遊技島1の内部には、パチンコ機2に遊技媒体であるパチンコ玉を供給する、遊技島1の上部に架設された図示しないパチンコ玉供給樋や、パチンコ機2から排出されるパチンコ玉(アウト玉)を遊技島1内の所定位置に回収するように、遊技島1の下部に架設された図示しない回収樋や、回収したパチンコ玉を、パチンコ玉供給樋に揚送する揚送装置や、パチンコ機2に電力を供給するための電源ケーブル等の、パチンコ機2を動作させるために必要となる各種の機器が内在されている。
隣接するパチンコ機2の間には、パチンコ機2に1対1に対応して、対応するパチンコ機2において遊技に使用するパチンコ玉の貸出しや貯玉の返却等を、遊技者が所持する遊技用記録媒体であるプリペイドカードや会員カードを受付けて実施するカードユニット3と、熱交換により空調された空気を遊技者に供給するための空調サンド4とが設けられており、パチンコ機2とカードユニット3とは、貸出しされるパチンコ玉や返却されるパチンコ玉の払出しをパチンコ機2において実施するための各種の信号を互いに授受できるようにケーブルにて接続されている。
また、遊技島1のパチンコ機2が設置されている各側面に繋がる上面端部位置には、遊技島1の長手方向に亘って開口するように吸入部5が設けられており、該吸入部5から、後述するように、遊技場の店舗の天井に設置されている天井空調ユニット10(10a〜10f)から供給される空調済みの空気を取り込むことができるようになっている。
また、パチンコ機2が設置されている遊技島1の側面下方位置には、図1に示すように、空気の供給口6が、各パチンコ気2毎に設けられている。
吸入部5は、吸入部5の下方に遊技島の長手方向に遊技島1を横断するように設けられた図示しない吸気通路を介して、該吸入部5が対応する側面に対応して設けられた島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に接続されているとともに、遊技島1の同一側面に設けられている供給口6も、遊技島の長手方向に遊技島1を横断するように設けられた図示しない排気通路を介して、該供給口6が設けられている側面に対応して設けられた島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に接続されており、該島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に内在されている図示しない送風装置により、遊技島1上部の吸入部5から導入された空調空気が、島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)を通じて遊技島1下方の供給口6から排出されるようになっている。
また、各パチンコ機2に対応して設けられている空調サンド4の前面には、該空調サンド4内に内在されている、送風装置を含む熱交換装置により熱交換された空調空気が排出される吐出口41と、該空調サンド4の前面領域の雰囲気温度である室温を測定する温度センサ42が設けられており、各空調サンド4は、排出口6と同様に前記排気通路を通じて対応する島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に接続されており、該排気通路を通じて島端ユニット7から供給される空気を内在する熱交換装置により熱交換して前記吐出口41より排出する。
尚、各空調サンド4は、空調サンド4が設置されている側面に対応する島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に電気的に接続されており、島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)を介して接続されている空調制御装置100(図3参照)によって、各空調サンド4毎に、その動作・非動作が制御されるとともに、各空調サンド4の温度センサ42によって計測された室温を、空調制御装置100が把握できるようになっている。
また、各空調サンド4に内在されている熱交換装置に繋がる図示しない冷媒管は、対応する島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)に集約されて、該島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)と通じて、該島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)が該当する空調エリアの室外機8(8a〜8f)に接続されている。つまり、室外機8(8a〜8f)により熱交換された冷媒は、島端ユニット7(7a、7a’、7b、7b’、…)により分配されて各空調サンド4内の熱交換装置に供給される。
ここで、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について、簡単に説明すると、本実施例のパチンコ機2は、図1、図3に示すように、遊技媒体であるパチンコ玉を使用して遊技を行う従来公知のパチンコ機とされており、額縁状に形成されたガラス扉枠を有し、ガラス扉枠の下部表面には打球供給皿(上皿)が設けられている。打球供給皿の上面所定箇所には、操作部が設けられているとともに、打球供給皿の下部には、打球供給皿から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿(下皿)と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)とが設けられている。
操作部の上面には、1対1に対応するカードユニット3に受付け中のプリペイドカードや会員カードから特定されるプリペイド残額に対応した度数(プリペイド残額の100円を単位とする単位数)が表示される図示しない度数表示部と、遊技の開始または打球供給皿に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される図示しない貸出スイッチと、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードや会員カードを返却させるための図示しない返却スイッチとが設けられている。
ガラス扉枠の後方には、遊技盤が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤の前面には遊技領域が設けられている。
遊技盤106には、複数の入賞口や通過ゲート、可変始動入賞球装置、大当り状態において開成する開閉板を備える可変入賞球装置等が設けられているとともに、遊技領域の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口が形成されている。
打球供給皿(上皿)から供給されたパチンコ玉は、パチンコ機2の下方に設けられた打球操作ハンドルの操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって、遊技領域に向けて発射される。発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域に入り、その後、遊技領域を流下していく。いずれの入賞口や可変始動入賞球装置や可変入賞球装置等に入賞しなかった打玉(パチンコ玉)はアウト口に流入することで、パチンコ機2の背面側に誘導されてパチンコ機2の下方からアウト玉として排出される。該排出されるアウト玉は、各パチンコ機2に対応して設けられているアウト玉計数機51(図3参照)によって計数される。
これらアウト玉計数機51によるアウト玉の計数信号や、パチンコ機2に遊技島1から供給されるパチンコ玉数を計数する図示しない供給玉計数機による供給玉の計数信号や、パチンコ機2から遊技に応じて出力される大当り信号、確変信号、始動信号、賞球信号等の各信号は、所定台数(本実施例では4台)のパチンコ機2毎に設けられた台管理コンピュータ50に入力されることで、該台管理コンピュータ50において各パチンコ機2の台データ(遊技情報)として収集され、該収集された台データ(遊技情報)が、同一の遊技島1に設置されている複数の台管理コンピュータ50が接続され、各遊技島1毎に設けられている島管理コンピュータ60を介してホールコンピュータ140に送信されることで、遊技場内に設置されている各パチンコ機2の台データ(遊技情報)がホールコンピュータ140にて管理されている。
このように、ホールコンピュータ140は、管理している台データ、例えば、所定時間以上アウト玉数の変化がないことにより非稼働と判断し、所定時間内にアウト玉数の変化があることにより稼働と判断する等により、各パチンコ機2の稼働の有無を、逐次判断する。
そして、これらホールコンピュータ140には、図3に示すように、空調制御装置100と接続されており、該ホールコンピュータ140における稼働の有無の判断に基づいて、各パチンコ機2の台番号と当該パチンコ機2の稼働の有無とから成る稼働情報が、稼働状態に変化があった際に逐次、空調制御装置100に対して出力される。
次に、図2に基づいて、本実施例の遊技場における、遊技島1の設置状況と空調エリア(領域)について以下に説明する。
本実施例の遊技場には、図2に示すように、第1島〜第8島の8つの遊技島1、1’が設置されている。尚、第1島、第4島、第5島、第8島は、パチンコ機2とカードユニット3並びに空調サンド4とが並設された側面を1つのみ有する遊技島1’とされている。
本実施例では、遊技者が着席する椅子9が配置されている、遊技島1、1’間に挟まれた各領域を、A〜Fの空調エリア(領域)としており、これら各空調エリアA〜Fの中央位置に当たる天井部に、熱交換した空調空気を4方向に吐出供給可能な、下面が正方形状とされている天井空調ユニット10a〜10fが設けられている。
また、店舗屋外には、各空調エリアA〜Fに対応する室外機8a〜8fが設置されており、各空調エリアA〜Fに設けられている天井空調ユニット10a〜10f並びに島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…が、対応する空調エリアの室外機8a〜8fに接続されている。
具体的には、例えば、空調エリアAであれば、天井空調ユニット10a並びに島端ユニット7a、7a’とが室外機8aに接続されて、該室外機8aにて熱交換された冷媒が室外機8aから天井空調ユニット10a並びに島端ユニット7a、7a’に循環供給される。尚、前述したように、室外機8aから島端ユニット7aに供給された冷媒は、島端ユニット7aから第1島に設置されている各空調サンド4に分配供給される。
本実施例に用いた天井空調ユニット10a〜10fは、店舗等において天井に設置されて使用される、公知の空調ユニットを使用すれば良い。具体的には、正方形状とされた下面の中央部に空気の取り入れ部と、外周の4つの各辺に沿って4つのスリット状の空気吹き出し部とを有するとともに、その内部に送風装置を含む熱交換装置を有し、空気の取り入れ部から取り入れた空気を、熱交換装置を通過させることで熱交換した空調空気とした後、4つの空気吹き出し部から4方向に向けて吐出供給する。
尚、これら各天井空調ユニット10a〜10f並びに室外機8a〜8fは、図3に示すように、各空調エリアの空調を制御する空調制御装置100に、接続ケーブル等を介して電気的に接続されており、これら天井空調ユニット10a〜10f並びに室外機8a〜8fの動作が空調制御装置100により制御される。
また、各島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…も接続ケーブル等を介して空調制御装置100に電気的に接続されているとともに、前述したように、各空調サンド4は、対応する島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…の個別の接続ポート(I/Oポート)に接続されているので、空調制御装置100は、各島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…を介して、空調サンド4の動作を制御することができるようになっている。
また、天井空調ユニット10a〜10f、室外機8a〜8f、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…には、空調機器専用の電力供給装置20から稼働に必要な電力が供給されている。尚、各遊技島1、1’に設置された空調サンドへの電力供給は、冷媒と同様に、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…から分配供給されるようになっている。
よって、電力供給装置20から空調に伴う電力が全て供給されるようになっており、該電力供給装置20は、その時点において供給している総エネルギー量である総電力量を逐次計測して、空調制御装置100に出力するようになっており、空調制御装置100は、その時点において空調に使用されている総電力量(総エネルギー量)を逐次把握できるようになっている。
ここで、本実施例に用いた空調制御装置100の構成を、図4に基づいて以下に説明すると、本実施例の空調制御装置100は、コンピュータ制御により天井空調ユニット10a〜10f、室外機8a〜8f、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…、空調サンド4から成る各空調機器の動作を制御するものであり、その前面には、現在の各空調機器の状況を示す各種のインジケータ103と、操作者が対話形式にて各種の設定や表示を行うことのできるタッチパネル式の表示装置101が設けられている。
空調制御装置100の内部には、各島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…並びに各島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…を介して空調サンド4に接続され、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…並びに各空調サンド4の動作の制御を行う第1コントローラ105と、天井空調ユニット10a〜10fに接続されて該天井空調ユニット10a〜10fの動作制御を行う第2コントローラ106と、室外機8a〜8fに接続されて該室外機8a〜8fの動作制御を行う第3コントローラ107とが設けられている。
これら第1コントローラ105、第2コントローラ106、第3コントローラ107は、空調制御装置が実施する制御内容が記述された制御プログラムに基づいて制御を行う制御部110に接続されており、制御部110からの指示に基づいて接続されている各空調機器の動作・非動作等の各種の制御を実施する。
制御部110は、制御プログラムを記憶するリードオンリーメモリ(ROM)や、制御プログラムをROMから読み出して実行する中央演算処理回路(CPU)や、CPUが制御プログラムを実行するためのワークメモリ等として使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)等が搭載されたコンピュータ基板から構成されている。
また、制御部110には、図4に示すように、前述した装置前面に配置された表示装置101や、該表示装置101上における入力位置を検出する透明タッチパネル102が接続されており、表示装置101に操作メニュー画面等を表示して操作メニュー画面における入力位置を透明タッチパネル102にて検知することで、表示装置101において対話型の操作ができるようになっている。
また、制御部110には、時間情報(日、時、分)を出力するリアルタイムクロック111が接続されていることにより、その時点の現在時刻を把握できるようになっている。
また、制御部110には、電力供給装置20が接続される外部インターフェイス(I/F)109が接続されており、該外部(I/F)109を通じて電力供給装置20から出力される総電力量の情報が逐次入力されることで、現時点における総電力量を把握できるようになっている。
さらに制御部110には、各種のインジケータ103を駆動するためのインジケータ駆動部104が接続されているとともに、ホールコンピュータ140との通信を行うための通信部108が接続されており、ホールコンピュータ140から上述した稼働情報を逐次受信できるようになっている。
本実施例の制御部110が有するRAM内の所定の記憶領域には、図5並びに図6に示すように、空調機器の制御を行うための、空調サンド管理テーブルや空調状況テーブルが記憶されている。尚、これら空調サンド管理テーブルや空調状況テーブルは、ROMに記憶されている制御プログラム並びに設定データに基づいて設定される。
本実施例の空調サンド管理テーブルにおいては、図5に示すように、各空調サンド4が接続されている接続ポートに固有に割り当てられた空調サンドポート番号に対応付けて、当該空調サンド4が設置されている空調エリア(A〜F)と、該空調サンド4に設けられている温度センサ42により検出された検出温度と、空調サンド4の動作状況(稼働・停止)と、対応するパチンコ機2の台番号である対応台番号と、該パチンコ機2の稼働・非稼働の状況である台状況とが記憶・管理されるようになっている。尚、空調サンド管理テーブルにおける検出温度は、空調サンド4において検出温度が変化したときに、該変化後の検出温度が島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…に対して出力されることで、該検出温度の出力を受けて島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…が、該出力された検出温度の入力のあった接続ポートのポート番号と検出温度とを含む検出温度情報を空調制御装置100に送信することで、該検出温度情報に含まれるポート番号に対応する検知温度が、受信した検出温度情報に含まれる検出温度に更新されるようになっており、これら検出温度として、ほぼリアルタイムの検知温度が管理されるようになっている。
尚、台状況における稼働・非稼働については、前述したように、稼働状態に変化が生じた際に、変化の生じたパチンコ機2の台番号と変化後の状態(稼働・非稼働)を含む稼働情報がホールコンピュータ140から逐次送信されることに応じて更新されることにより、遊技場内の各パチンコ機2の稼働状態を把握できるようになっている。
また、本実施例の空調状況テーブルには、図6に示すように、各空調エリア毎に、当該空調エリアに設定されている設定温度、後述する検出温度更新処理により特定される当該エリアの検出温度、当該空調エリアに設置されているパチンコ機の総台数に占める稼働しているパチンコ機の割合である稼働台比率、当該空調エリアに設置されている空調強度(強・中・弱)である運転設定とが記憶されることで、その時点における各エリアの検出温度が設定温度に一致しているか否かや、稼働台比率、並びに設定されている運転設定の内容を把握できるようになっている。
この空調状況テーブルにおける運転設定に「強」が設定されている場合には、当該「強」が設定されている空調エリア、例えば空調エリアAに設置されている天井空調ユニット10aとともに、当該空調エリアAに設置されている全ての空調サンド4が動作状態とされる。
また、空調状況テーブルにおける運転設定に「中」が設定されている場合には、当該「中」が設定されている空調エリア、例えば空調エリアAに設置されている天井空調ユニット10aとともに、当該空調エリアAに設置されている空調サンド4のうち、稼働中のパチンコ機2に対応する空調サンド4のみが、空調サンド管理テーブルから特定されて動作状態とされる。
また、空調状況テーブルにおける運転設定に「弱」が設定されている場合には、当該「弱」が設定されている空調エリア、例えば空調エリアAに設置されている天井空調ユニット10aのみが動作状態とされ、当該空調エリアAに設置されている空調サンド4は非動作状態とされる。
つまり、本実施例では、「強」の運転設定においては空調エリア内の全ての空調サンドが動作されるので、消費電力が大きく、「中」の運転設定においては空調エリア内の稼働中のパチンコ機2に対応する空調サンドのみが動作されるので、消費電力としては「強」の運転設定における消費電力よりも少なく、「弱」の運転設定においては空調エリア内のいずれの空調サンドも動作されないので、消費電力としては「中」の運転設定における消費電力よりも少なくなる。
尚、島端ユニット7a、7a’、7b、7b’、…は、運転設定に関係なく、空調の実施中においては常に動作して、吸入部5から導入した遊技島1の上部の空気を供給口6から排出するようになっている。
ここで、図8に基づき、空調制御装置100において実施される、空調状況テーブルにおける検出温度を更新するための検出温度更新処理について以下に説明する。尚、本実施例の検出温度更新処理は、検出温度情報または稼働情報の受信に応じて空調サンド管理テーブルにおける検知温度または台状況が更新されたことに応じて実施される。
まず、検出温度更新処理においては、変更のあった検知温度または台状況に該当する空調エリア内の稼働台、具体的には、空調サンド管理テーブルにおいて、設置エリアの項目に、変更のあった検知温度または台状況に対応するアルファベットと同一のアルファベットが格納され、且つ台状況の項目に「稼働」が格納されている対応台番号を全て特定する(Sk1)。
そして、特定した各対応台番号に対応する検知温度を空調サンド管理テーブルから読み出した後(Sk2)、該読み出した各対応台番号に対応する検知温度の平均を算出することで、該設置エリア(空調エリア)内で稼働しているパチンコ機2に対応する空調サンド4の温度センサ42により検出された検出温度の平均を算出し、該算出した平均を当該空調エリアの検出温度として特定する。
そしてSk4のステップに進み、変更のあった検知温度または台状況に対応するアルファベットと同一のアルファベットが格納され、且つ台状況の項目に「稼働」が格納されている対応台番号が存在しない、つまり、変更のあった空調エリアにおいて稼働台が1台も存在しないか否かを、変更のあった検知温度または台状況に対応するアルファベットと同一のアルファベットが格納されているデータの台状況の項目のデータが、全て「非稼働」であるか否かにより判定する。
稼働台が1台も存在しない場合にはSk5のステップに進み、変更のあった検知温度または台状況に対応するアルファベットと同一のアルファベットが格納されている全てのデータの検知温度を読み出して平均を算出し、該平均を特定する。
そしてSk5のステップに進み、空調状況テーブルにおける当該検出温度が対応する空調エリアの検出温度を、Sk3またはSk6のステップにて平均を算出することにより特定した検出温度に更新して処理を終了する。
尚、空調状況テーブルにおける「稼働台比率」のデータは、ホールコンピュータ140からの稼働情報の受信に応じて、空調サンド管理テーブルにおける台状況の更新とともに更新される。
次いで、空調に伴う消費電力(商品エネルギー)を、空調状況テーブルにおける運転設定を更新することで低減させるために、空調制御装置100において所定時間間隔(本実施例では5秒)毎に実施される制御種別判定処理について実施する。
この制御種別判定処理においては、まず、RTC111から出力される、その時点の現在時刻が、予め設定されている営業時間帯の範囲に該当するか否か、つまり、現時点が営業時間帯に該当するか否かを判定する(S1)。
現時点が営業時間帯に該当する場合にはS2のステップに進む一方、現時点が営業時間帯に該当しない場合には、図9に示す通常運転制御処理を実施する。
S2のステップにおいては、さらに、外部(I/F)109を通じて電力供給装置20から入力される総電力量情報に基づいて特定される、その時点にて空調に使用されている総エネルギーである総消費電力が、予め設定されている設定電力以上であるか否かを判定し、予め設定されている設定電力以上である場合にはS3のステップに進む一方、予め設定されている設定電力未満である場合には、図9に示す通常運転制御処理を実施する。
尚、これら設定電力としては、各種の空調機器が全て動作した際に消費される最大消費電力よりも低い値であって、外気との温度差や来店者数の状況等に応じて、空調に使用する消費電力の制限を実施するのに適した値、例えば、最大消費電力の1/2である50%や、約1/3である65%等の値を設定すれば良い。
S3のステップおいては、さらに、空調状況テーブルにおいて、検出温度が対応する設定温度に到達していない(空調が冷房であれば、検出温度が設定温度よりも高く、空調が暖房であれば、検出温度が設定温度よりも低い)逸脱状態にある空調エリア(設定値逸脱エリア)の数が所定数である4以上であるか否かを判定し、4以上である場合にはS4のステップに進む一方、4以上でない場合には、図9に示す通常運転制御処理を実施する。
S4のステップにおいては、さらに、S3のステップにおける設定値逸脱エリアについて、稼働台比率が5%以上の設定値逸脱エリアが存在するか否かを判定し、存在する場合にはS5のステップに進む一方、存在しない場合、つまり、いずれの設定値逸脱エリアの稼働台比率も5%以上ではない場合には、図9に示す通常運転制御処理を実施する。
S5のステップにおいては、さらに、S3のステップにおける設定値逸脱エリアについて、稼働台比率が全て80%以上であるか否かを判定し、稼働台比率が全て80%以上でない場合、つまり、稼働台比率が80%未満であって5%以上である設定値逸脱エリアが存在する場合には、図10に示す制限運転制御処理を実施する一方、全ての設定値逸脱エリアの稼働台比率が80%以上である場合には図9に示す通常運転制御処理を実施する。
つまり、現時点が営業時間帯中であって、現時点の総消費電力が設定電力以上であり、稼働台比率が80%未満であって5%以上である設定値逸脱エリアを少なくとも含む4以上の設定値逸脱エリアが存在する場合において制限運転制御処理を実施し、それ以外は全て、通常運転制御処理を実施する。
尚、本実施例の制御種別判定処理においては、総消費電力が、予め設定されている設定電力以上であるか否かの判定を、設定値逸脱エリアの数が所定数である4以上であるか否かの判定より前に実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、設定値逸脱エリアの数が所定数である4以上であるか否かの判定をした後に、総消費電力が、予め設定されている設定電力以上であるか否かの判定を実施するようにしても良い。
また、本実施例の制御種別判定処理においては、総消費電力が予め設定されている設定電力以上であるか否かの判定(S2)と設定値逸脱エリアの数が所定数である4以上であるか否かの判定(S3)の双方を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの判定の内、いずれの判定を実施するかを選択できるようにしても良い。
本実施例の通常運転制御処理においては、図9に示すように、まず、その時点において設定値を逸脱していない空調エリアを特定して、該空調エリアの運転設定に「弱」を設定した後(Sd0)、その時点における設定値逸脱エリアとその稼働台比率とを特定する(Sd1)。
そして、稼働台比率が5%未満、つまり、稼働しているパチンコ機2が1台以上存在しない、すなわち全てのパチンコ機2が非稼働である設定値逸脱エリアが存在するか否かを判定する(Sd2)。
該判定において稼働台比率が5%未満の設定値逸脱エリアが存在する場合には、Sd3のステップに進み、該稼働台比率が5%未満の全ての設定値逸脱エリアの運転設定に「弱」を設定する一方、稼働台比率が5%未満の設定値逸脱エリアが存在しない場合には、Sd3の処理をスキップしてSd4のステップに進む。
Sd4のステップにおいては、5%以上の設定値逸脱エリアが存在するか否かを判定し、5%以上の設定値逸脱エリアが存在する場合には、Sd5のステップに進み、該稼働台比率が5%以上の全ての設定値逸脱エリアの運転設定に「強」を設定する一方、稼働台比率が5%以上の設定値逸脱エリアが存在しない場合には、Sd5の処理をスキップしてSd6のステップに進む。
Sd6のステップにおいては、Sd3並びにSd5にて更新された空調状況テーブルの運転設定の空調強度である「強」、「弱」に対応する動作状態に、各空調エリアの空調機器の動作状態を変更する制御を実施することで、稼働しているパチンコ機2が存在する設定値逸脱エリアについては、「強」の空調強度の空調が実施されることで、検出温度が迅速に設定温度となるように制御される一方、稼働しているパチンコ機2が存在しない設定値逸脱エリアについては、検出温度が設定温度から逸脱していても、「強」の空調強度の空調とせずに「弱」の空調強度が維持されることで、稼働しているパチンコ機2が存在しない空調エリアが無駄に空調されることで電力が消費されることを防止できることで、効率の良く空調を実施できるようになっている。
尚、これら「強」に運転設定された空調エリアについては、該空調エリアの検出温度を運転設定の変更後において監視するようになっていて、該空調エリアの検出温度が設定温度と同じ温度に更新された時点、該空調エリアの検出温度が設定温度と同一となった時点において、図7に示す制御種別判定処理が実施されることで、制限運転制御処理または通常運転制御処理が実施されることにより、運転設定が「弱」に更新されるとともに、制限運転制御処理にて「弱」が設定されている空調領域の運転設定の見直しが実施されることになる。
次いで、本実施例の制限運転制御処理について、図10に基づいて以下に説明する。本実施例の制限運転制御処理においては、まず、その時点において設定値を逸脱していない空調エリアを特定して、該空調エリアの運転設定に「弱」を設定した後(Sc0)、その時点における設定値逸脱エリアとその稼働台比率とを特定する(Sc1)。
そして、稼働台比率が5%未満、つまり、稼働しているパチンコ機2が1台以上存在しない、すなわち全てのパチンコ機2が非稼働である設定値逸脱エリアが存在するか否かを判定する(Sc2)。
該判定において稼働台比率が5%未満の設定値逸脱エリアが存在する場合には、Sc3のステップに進み、該稼働台比率が5%未満の全ての設定値逸脱エリアの運転設定に「弱」を設定する一方、稼働台比率が5%未満の設定値逸脱エリアが存在しない場合には、Sc3の処理をスキップしてSc4のステップに進む。
Sc4のステップにおいては、5%以上の各設定値逸脱エリアを、その稼働台比率が高い順に順位付けする。つまり、一番稼働台比率が高い設定値逸脱エリアを1位とし、5%以上で一番稼働台比率が低い設定値逸脱エリアを最下位とする。
そして、順位付けした4位以下に、稼働台比率が80%以上の設定値逸脱エリアが存在するか否かを判定し(Sc4+)、稼働台比率が80%以上の設定値逸脱エリアが4位以下に存在しない場合にはSc5のステップに進んで、順位付けした上位3位までの設定値逸脱エリアを非制限運転エリアとして特定し、順位付けした4位以下の設定値逸脱エリアを制限運転エリアとして特定した後(Sc5)、Sc6のステップに進む。
一方、稼働台比率が80%以上の設定値逸脱エリアが4位以下に存在する場合には、Sc4+からSc11のステップに進んで、稼働台比率が80%以上の設定値逸脱エリアを非制限運転エリアとして特定し、稼働台比率が80%未満の設定値逸脱エリアを制限運転エリアとして特定した後、Sc6のステップに進む。
次いで、Sc5またはSc11のステップにて特定した制限運転エリアの運転設定を「弱」に更新した後(Sc6)、該制限運転エリアの稼働台比率が、予め設定されている稼働台比率についての判定値(本実施例ではSc3のステップにおける5%よりも高い30%)未満であるか否か、つまり、制限運転エリアで遊技している遊技者の数が比較的少ない状態であるか否かを判定する。
該判定において、制限運転エリアの稼働台比率が判定値である30%未満ではない場合(Sc7でNo)には、Sc8のステップに進んで、Sc5のステップにて特定した非制限運転エリアの運転設定を「強」に更新した後にSc9のステップに進む一方、制限運転エリアの稼働台比率が判定値である30%未満である場合には、Sc10のステップに進んで、Sc5のステップにて特定した非制限運転エリアに運転設定を「中」に更新した後にSc9のステップに進む。
そして、Sc9のステップにおいては、Sc3、Sc8、Sc10にて更新された空調状況テーブルの運転設定の空調強度である「強」、「中」、「弱」に対応する上述した動作状態に、各空調エリアの空調機器の動作状態を変更する制御を実施する。
このようにすることで、設定値逸脱エリアのうち、相対的に稼働の多い(稼働台比率が高い)設定値逸脱エリアについては制限せずに空調しつつ、稼働台比率が5%以上で80%未満の範囲にあり、所定順位である4位以下の相対的に稼働の少ない(稼働台比率が低い)設定値逸脱エリアについては、空調強度を「強」や「中」とはせずに、「弱」に制限することで、空調に消費される消費電力を低減することができる。
また、制限運転エリアの稼働台比率が、判定値である30%未満であるような、比較的低い場合には、非制限運転エリアを早急に設定温度に到達させて、これら制限運転エリアの空調をできるだけ早くに実施できるようにする必要性が低いので、これら非制限運転エリアの運転設定を「中」として、該非制限運転エリアにて遊技している遊技者が存在する稼働中のパチンコ機2に対応する空調サンド4のみを動作させることで、更に、調に消費される消費電力を低減することができる。
以上のように空調制御装置100が通常運転制御処理並びに制限運転制御処理を行うことにより、具体的に空調状態が営業期間中にどのように推移するのかを、図11、図12に基づいて説明する。尚、本実施例は、空調種別を冷房としているので、検出温度が設定温度を超えた場合に逸脱状態となるが、空調種別が暖房である場合には、検出温度が設定温度より低くなった場合に逸脱状態となる。
例えば、遊技場の空調状態が、図6に示す、空調エリアEと空調エリアDとが設定値逸脱エリアとなっているのみで、総消費電力が設定電力以上となっていないことにより、運転設定に「強」が設定されている状態から、図11(a)に示すように、空調エリアAと空調エリアBにおいて、来店した遊技者が着席するとともに、遊技を開始することでパチンコ機2が稼働状態となることにより、検出温度が設定温度よりも高くなって、新たに設定値逸脱エリアとなった場合には、未だ総消費電力が設定電力以上となっていないので、上述した制御種別判定処理のS2のステップにおいて「No」と判定されて通常運転制御処理が実施されることにより、これら新たに設定値逸脱エリアとなった空調エリアAと空調エリアBの運転設定には、「強」が設定される。
そして、これら「強」が設定されることにより、空調エリアA並びに空調エリアBの全ての空調サンド4が動作されることで、総消費電力が設定電力以上となった場合には、制御種別判定処理のS1〜S4にて「Yes」、S5にて「No」と判定されることによって制限運転制御処理が実施される。
この制限運転制御処理においては、上述したように、その時点において設定温度を逸脱している設定値逸脱エリアとして、空調エリアA、空調エリアB、空調エリアD、空調エリアEが特定されるとともに、これらの設定値逸脱エリアが稼働台比率に基づいて、空調エリアDが1位、空調エリアAが2位、空調エリアBが3位、空調エリアEが4位として順位付けされる。
そして、4位の空調エリアEが制限運転エリアをとして特定されて、運転設定が「弱」に更新されることで、図11(b)の状態における総消費電力よりも少ない総消費電力に抑えつつ、該制限運転エリアである空調エリアEの稼働台比率が判定値である30%を超える40%であるので、非制限運転エリアとして特定される上位3位までの空調エリアD、空調エリアA、空調エリアBの運転設定は「強」のまま維持されことで、これら相対的に稼働の高い非制限運転エリアである空調エリアD、空調エリアA、空調エリアBの検出温度が迅速に設定温度となるように空調される。
尚、本実施例では、これら制限運転エリアの検出温度に係わらず、該制限運転エリアの運転設定を「弱」に更新するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら制限運転エリアの検出温度と設定温度との差が、他の非制限運転エリアよりも大きい場合には、運転設定の「弱」への更新を実施しないようにしても良い。
また、遊技場の空調状態が、上述した図6に示す状態から、図12(a)に示すように、設定値逸脱エリアである空調エリアD並びに空調エリアEから遊技者が空調エリアA並びに空調エリアBに移動するとともに、遊技を開始することでパチンコ機2が稼働状態となることにより、該空調エリアA並びに空調エリアBの検出温度が設定温度よりも高くなって、新たに設定値逸脱エリアとなった場合には、上述した図11(a)の場合と同じく、未だ総消費電力が設定電力以上となっていないので、上述した制御種別判定処理のS2のステップにおいて「No」と判定されて通常運転制御処理が実施されることにより、これら新たに設定値逸脱エリアとなった空調エリアAと空調エリアBの運転設定には、「強」が設定される。
そして、これら「強」が設定されることにより、空調エリアA並びに空調エリアBの全ての空調サンド4が動作されることで、総消費電力が設定電力以上となった場合には、制御種別判定処理のS1〜S4にて「Yes」、S5にて「No」と判定されることによって制限運転制御処理が実施される。
この制限運転制御処理においては、上述したように、その時点において設定温度を逸脱している設定値逸脱エリアとして、空調エリアA、空調エリアB、空調エリアD、空調エリアEが特定されるとともに、これらの設定値逸脱エリアが稼働台比率に基づいて、空調エリアDが1位、空調エリアAが2位、空調エリアBが3位、空調エリアEが4位として順位付けされる。
そして、4位の空調エリアEが制限運転エリアをとして特定されて、運転設定が「弱」に更新されるとともに、該制限運転エリアである空調エリアEの稼働台比率が判定値である30%未満である20%であるので、非制限運転エリアとして特定される上位3位までの空調エリアD、空調エリアA、空調エリアBの運転設定は「中」に変更されることで、総消費電力が低減される。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例の空調サンド4は、対応するパチンコ機2で遊技する遊技者の方向のみに熱交換した空調済みの空気を吐出供給するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、吐出口41における空気の吐出方向を、対応しない隣接するパチンコ機2で遊技している遊技者の方向にも変更可能な吐出方向変更機構を空調サンド4に設けることで、例えば、運転設定が「強」の場合においては、これら吐出方向変更機構を動作させて、空気の吐出方向を変化させるようにしても良い。つまり、本発明における遊技機対応空調部である空調サンド4は、少なくとも対応するパチンコ機2において遊技中の遊技者に空調済みの空気を供給するものであれば良い。
また、前記実施例では、逸脱空調領域である設定値逸脱エリアについて、稼働台比率に基づく順位の上位3位までを非制限運転エリアとし、4位以降の設定値逸脱エリアを制限運転エリアとすることで、設定値逸脱エリアが所定数である4以上存在することを条件に、制限運転エリアに「弱」の状態が設定されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定数は、前述したように、空調エリアの数や遊技客の来店状況等に応じて適宜に決定すれば良い。
また、前記実施例では、各空調エリアA〜Fに設置されているパチンコ機2の台数を一定としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら空調エリア(空調領域)に設置される遊技機の台数が異なっていても良い。
また、前記実施例では、非制限運転エリアと制限運転エリアとを決定する順位付けに用いる稼働として、各空調アリアに設置されているパチンコ機2の台数と、稼働しているパチンコ機2の台数との比率(%)である稼働台比率を用いており、このようにすることは、例え、各空調アリアに設置されているパチンコ機2の台数が異なっていても、その稼働状況を、設置されている台数に係わらずに平等に取り扱うことが可能となることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら稼働としては、単に、その時点において各空調エリアにおいて稼働しているパチンコ機の台数を用い、これら稼働しているパチンコ機の台数の多少に基づいて順位付けを実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技島1、1’に、吸入部5と供給口6を設け、吸入部5から取り込んだ空気を供給口6から排出することで、天井空調ユニット10a〜10fから各空調エリアに供給される空調済みの空気を、遊技島1、1’の下方に供給して各空調エリアの上部領域と下部領域との温度差を少ないものにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら吸入部5と供給口6を設けて、遊技島1、1’上方の空気の遊技島1、1’の下方への供給を実施しないようにしても良い。
また、前記実施例においては、ホールコンピュータ140において、遊技機の稼働・非稼働を、所定時間内におけるアウト玉の変化の有無により判定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カードユニット3に会員カードやプリペイドカードの受付けがあることに基づいて、遊技機の稼働・非稼働を判定するようにしたり、或いは、パチンコ機2が、発射ハンドルの操作による稼働信号を出力する機種であれば、該稼働信号を出力の有無に基づいて稼働・非稼働を判定するようにしても良く、これら稼働・非稼働の判定は、稼働・非稼働を判定可能な遊技機に関する適宜な情報に基づいて判定すれば良い。
また、前記実施例においては、本発明における通常運転状態を運転設定が「強」の状態とし、本発明における制限運転状態を運転設定が「弱」の状態としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら通常運転状態を、各空調エリア内の全ての空調サンド4並びに天井空調ユニット10a〜10fをONとする状態とし、制限運転状態を、各空調エリア内の全ての空調サンド4並びに天井空調ユニット10a〜10fをOFFとする状態としても良い。
また、前記実施例においては、設定値逸脱エリアの稼働台比率が80%以上である場合には、これら設定値逸脱エリアの数が4以上であっても、全ての設定値逸脱エリアの運転設定に「強」を設定するようにしており、このようにすることは、稼働台比率が80%以上であるような非常に遊技客が多い場合には、非常時(スクランブル)的に制御運転制御を実施しないようにすることで、遊技者が空調に関して不満を抱くことを極力回避できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら稼働台比率が80%以上の設定値逸脱エリアの数が4以上である場合についても、稼働台比率が4位以下の設定値逸脱エリアについては、運転設定を「弱」とする制限運転制御を実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、非制限運転エリアの運転設定を「中」とするか否かの判定をする判定値を、稼働台比率30%とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら判定値は、非制限運転エリアとする上位台数の数や空調手段の空調能力等に応じて適宜に設定すれば良い。
また、前記実施例においては、その時点が、営業時間帯である場合に制限運転制御処理を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら時間帯としては、来店者が多い時間帯を設定しておき、これら来店者が多い時間帯においてのみ制限運転制御処理を実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、各パチンコ機2に対応する空調サンド4に設けられた温度センサ42にて、各空調領域の室温を検知するようにしているが、このようにすることは、遊技者近傍の室温を計測できることから遊技者の体感温度に合致した空調を実施できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各空調領域の室温を、例えば、天井空調ユニット10a〜10f内部に設けられた、赤外線等により室温を検出する単一の温度センサ等により実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、運転設定が「強」の場合には、空調エリアA〜F内の空調サンド4を動作させ、運転設定が「弱」の場合には、空調エリアA〜F内の空調サンド4を動作させないように制御しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、運転設定が「強」の場合でも「弱」の場合でも、天井空調ユニット10a〜10fと空調エリアA〜F内の空調サンド4の双方を動作させ、運転設定が「強」の場合には、天井空調ユニット10a〜10fと空調エリアA〜F内の空調サンド4の送風強度を電力負荷の大きい「強」とし、運転設定が「弱」の場合には、送風強度を電力負荷の小さい「弱」とするようにしても良い。
また、前記実施例では、運転設定が「中」の場合には、空調エリアA〜F内の空調サンド4のうち、稼働中のパチンコ機2に対応する空調サンド4のみを動作させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら運転設定が「中」の場合において、空調エリアA〜F内の全ての空調サンド4を、送風強度を電力負荷が「強」よりも小さい「中」とするとともに、天井空調ユニット10a〜10fの送風強度も「強」よりも小さい「中」とするようにしても良い。
また、前記実施例では、空調エリアA〜Fの検出温度として、空調エリアA〜F内に稼働のパチンコ機2が存在する場合には、該稼働のパチンコ機2に対応する空調サンド4に設けられている温度センサ42の平均を特定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら空調エリアA〜Fの検出温度として、遊技機の稼働にかかわらず、空調エリアA〜F内の全空調サンド4に設けられている温度センサ42の平均を特定するようにしても良い。
また、前記実施例では、設定値逸脱エリアの稼働台比率が所定の稼働状況である5%に満たないときには、該設定値逸脱エリアの運転設定を「強」に変更しないようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら稼働台比率が5%に満たない場合であっても、運転設定を「強」に変更しても良い。また、これら運転設定を「強」に変更しないと判定するための稼働台比率としては、5%に限定されるものではなく、空調エリアにおけるパチンコ機2の設置台数や、空調エリアの面積や空調手段の能力等により、適宜に決定すれば良い。
また、前記実施例では、空調制御装置100が、稼働情報をホールコンピュータ140から取得するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ホールコンピュータ140と同じく、空調制御装置100が各島管理コンピュータ60から台データを受信して、各パチンコ機2の稼働・非稼働を判断するようにしても良い。
1 遊技島
1’ 遊技島
2 パチンコ機
3 カードユニット
4 空調サンド
5 吸入部
6 供給口
7a〜f 島端ユニット
7a’〜f’ 島端ユニット
8a〜8f 室外機
9 椅子
10a〜10f 天井空調ユニット
20 電力供給装置
41 吐出口
42 温度センサ
50 台管理コンピュータ
60 島管理コンピュータ
100 空調制御装置
101 表示装置
102 透明タッチパネル
105 第1コントローラ
106 第2コントローラ
107 第3コントローラ
109 外部インターフェイス(I/F)
110 制御部
111 リアルタイムクロック(RTC)
140 ホールコンピュータ

Claims (7)

  1. 遊技場内に予め設定される複数の空調領域毎に設けられ、各々の空調領域の空調を行う空調手段と、
    前記空調領域毎に設けられ、各々の空調領域の室温を計測する室温計測手段と、
    前記室温計測手段にて計測された室温が、各々の空調領域に設定されている設定温度から逸脱した空調領域が有るとき、当該逸脱空調領域について、該計測された各々の室温が前記設定温度と一致するように、当該逸脱空調領域の空調手段を所定運転負荷の通常運転状態に制御する通常運転制御を行う制御手段と、
    を備える遊技場用空調システムであって、
    前記遊技場内に設置されている遊技機の稼働情報を取得して、前記空調領域毎の遊技機の稼働状況を特定する稼働状況特定手段を備え、
    前記制御手段は、前記逸脱空調領域が所定数以上存在することを条件に、前記稼働状況特定手段にて特定した各逸脱空調領域の稼働状況に基づいて、該逸脱空調領域のうち、他の逸脱空調領域よりも稼働が多い一部の逸脱空調領域である多稼働逸脱空調領域の空調手段を前記通常運転状態に制御する一方、該逸脱空調領域のうち、前記多稼働逸脱空調領域以外の少稼働逸脱空調領域の空調手段を、前記通常運転状態よりも運転負荷の小さい制限運転状態に制御する制限運転制御を行うことを特徴とする遊技場用空調システム。
  2. 前記制御手段は、前記稼働状況特定手段にて特定した前記逸脱空調領域の稼働状況が所定の稼働状況に満たないことを条件に、該逸脱空調領域の空調手段を前記通常運転状態に制御しないことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用空調システム。
  3. 任意の時点における、各々の前記空調領域の空調手段の運転負荷の合計である総運転負荷を計測する総負荷計測手段を備え、
    前記制御手段は、前記総負荷計測手段により計測された総運転負荷が、所定の設定総運転負荷を超えていることを条件に、前記制限運転制御を実施することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用空調システム。
  4. 前記制御手段は、前記少稼働逸脱空調領域の稼働状況が所定の稼働状況に満たないことを条件に、前記多稼働逸脱空調領域の空調手段の運転状態を、前記通常運転状態の運転負荷よりも小さく、前記制限運転状態の運転負荷よりも大きい運転負荷の中間運転状態に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技場用空調システム。
  5. 前記空調手段は、各遊技機に対応して設けられ、少なくとも対応する遊技機において遊技中の遊技者に空調済みの空気を供給する遊技機対応空調部を有し、
    前記制御手段は、前記通常運転状態においては、前記逸脱空調領域の全遊技機に対応する遊技機対応空調部から前記空調済みの空気を供給する制御を行う一方、前記中間運転状態においては、前記多稼働逸脱空調領域の遊技機に対応する遊技機対応空調部のうち、前記稼働状況特定手段にて取得された稼働情報に基づいて稼働中であると特定された遊技機に対応する遊技機対応空調部のみから、前記空調済みの空気を供給する制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の遊技場用空調システム。
  6. 前記室温計測手段は、各遊技機に対応して設けられた、室温を測定するための複数の室温計測部を有し、各々の空調領域の遊技機に対応する室温計測部により計測された室温のうち、前記稼働状況特定手段にて取得された稼働情報に基づいて稼働中であると特定された遊技機が存在するときには、該稼働中であると特定された遊技機に対応する室温計測部にて計測された室温の平均値を、当該空調領域の室温として特定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技場用空調システム。
  7. その時点の時刻を特定可能な時刻情報を出力する時刻情報出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記時刻情報出力手段から出力される時刻情報により特定される時刻が、予め設定された所定の時間帯に該当することを条件に前記制限運転制御を実施する一方、前記時刻情報により特定される時刻が、予め設定された所定の時間帯に該当しないことを条件に、前記通常運転制御のみを実施することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技場用空調システム。
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