本実施例1は、請求項1〜3に対応しており、図1は、本発明の情報表示装置である呼び出しランプ装置200が適用された本実施例の遊技システムの構成を示す図である。
本実施例遊技システムは、図1に示すように、遊技場において複数配置された遊技島に並設されたスロットマシン1と、該スロットマシン1に対して1対1に対応設置された呼び出しランプ装置200と、各スロットマシン1の遊技情報を収集する収集ユニット50、該収集ユニット50にて収集された各遊技情報に基づく遊技情報データをホールコンピュータ140に中継する中継ユニット60と、各中継ユニット60にて中継された当該遊技場に設置されている各スロットマシン1の遊技情報を含む遊技情報データを受信し、該受信した遊技情報データに含まれる各スロットマシン1の遊技情報等を管理するホールコンピュータ140とから主に構成されている。
本実施例の遊技島には、図2に示すように、その側面に複数のスロットマシン1並びに該スロットマシン1において遊技を行うための遊技媒体であるメダルを貸し出すためのメダル貸出機102とが並設されているとともに、呼び出しランプ装置200が、対応するスロットマシン1の上方位置に設けられており、本実施例に用いた該呼び出しランプ装置200は、通常のランプの点灯機能に加えて、その前面に表示部を有することで、各種の遊技情報やメッセージ等の表示機能を有している。
また、本実施例のスロットマシン1と収集ユニット50とは、図1並びに図10に示すように信号ケーブル59を介して接続されており、各収集ユニット50はさらに通信ケーブル61を介して中継ユニット60と接続されており、これら収集ユニット50と中継ユニット60とは簡易ローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされていて、収集ユニット50が各スロットマシン1から出力される後述する各種の信号の入力により収集した遊技情報を含む遊技情報データを送信するようになっている。
更に、これら各中継ユニット60はハブ57を介して通信ケーブル58にてホールコンピュータ140に接続されていて、中継ユニット60とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされており、前記中継ユニット60にて各収集ユニット50から送信された送信データが中継されてホールコンピュータ140に送信されることで、該ホールコンピュータ140が各スロットマシン1に関する情報を収集して集中管理できるようになっている。
また、本実施例の呼び出しランプ装置200も、収集ユニット50と同様に中継ユニット60を介してホールコンピュータ140に接続されており、これら中継ユニット60を介して呼び出しランプ装置200とホールコンピュータ140とが、双方向のデータ通信を実施できるようになっている。
まず、本実施例に用いたスロットマシン1について以下に説明すると、本実施例のスロットマシン1は、前面が開口する筐体(図示略)と、この筺体の側端に回動自在に枢支された前面扉と、から構成されている。
本実施例のスロットマシン1の筐体内部には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、図3に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、図5に示すように、それぞれ「赤7(図中黒7)」、「白7」、「黒BAR」、「白BAR」、「リプレイ」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」、「プラム」、「オレンジ」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、透視窓3において各々上中下三段に表示される。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられリールモータ32L、32C、32R(図4参照)によって回転させることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、前面扉の各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51(図4参照)の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で、透過性を有するノーマリーホワイトタイプの液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51b及び透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。また、表示領域51aの透過領域51bを除く領域の裏面には、背後から表示領域51aを照射するバックライト(図示略)が設けられているとともに、更にその裏面には、内部を隠蔽する隠蔽部材(図示略)が設けられている。
また、前面扉には、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いてメダル1枚分の賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5、クレジットを用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数(本実施例では後述の通常遊技状態及びRT(リプレイタイム)においては3、後述のレギュラーボーナスにおいては1)を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、既に行われた遊技に関する遊技履歴データの閲覧や初期化、演出モードを選択する際に操作される選択スイッチ56及び決定スイッチ57、が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
また、前面扉には、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、後述するビッグボーナス中のメダルの獲得枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される遊技補助表示器12、入賞の発生により払い出されたメダル枚数が表示されるペイアウト表示器13が設けられている。
また、前面扉には、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられている。
また、MAXBETスイッチ6の内部には、1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図4参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図4参照)がそれぞれ設けられている。
また、前面扉の内側には、所定のキー操作により後述するRAM異常エラーを除くエラー状態及び後述する打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、後述する設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体内部に設けられた後述のホッパータンク(図示略)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31が設けられている。
筐体内部には、前述したリール2L、2C、2R、リールモータ32L、32C、32R、各リール2L、2C、2Rのリール基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33からなるリールユニット(図示略)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク(図示略)、ホッパータンクに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34、ホッパーモータ34の駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ35、電源ボックス(図示略)が設けられている。
電源ボックスの前面には、後述のビッグボーナス終了時に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36、後述のビッグボーナス終了時に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ29、起動時に設定変更モードに切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはRAM異常エラーを除くエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更モードにおいては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をON/OFFする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するには1枚BETスイッチ5、またはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインL1〜L5(図3参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、本実施例では、規定数の賭数として後述する通常遊技状態及びRTにおいては3枚が定められており、後述するレギュラーボーナス中においては、1枚が定められている。尚、遊技状態に対応する規定数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、有効化されたいずれかの入賞ラインL1〜L5上に予め定められた図柄の組み合わせ(以下、役とも呼ぶ)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図3参照)から払い出されるようになっている。尚、有効化された複数の入賞ライン上にメダルの払出を伴う図柄の組み合わせが揃った場合には、有効化された入賞ラインに揃った図柄の組み合わせそれぞれに対して定められた払出枚数を合計し、合計した枚数のメダルが遊技者に対して付与されることとなる。ただし、1ゲームで付与されるメダルの払出枚数には、上限(本実施例では、後述の通常遊技状態及びRT(リプレイタイム)においては10枚、後述のレギュラーボーナスにおいては15枚)が定められており、合計した払出枚数が上限を超える場合には、上限枚数のメダルが付与されることとなる。また、有効化されたいずれかの入賞ラインL1〜L5上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組み合わせが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組み合わせに応じた遊技状態に移行するようになっている。
図4は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図4に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板100が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板100によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。
電源基板100には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び遊技制御基板40を介して接続された演出制御基板90に供給されるようになっている。
特に、本実施例のスロットマシンにおいては、電源基板100で生成された電圧を各部に供給する電源ラインのうち、少なくとも後述するサブ制御部91(CPU91a)及び後述する表示制御回路92に電圧を供給する電源ラインと、液晶表示器51に搭載された後述する液晶駆動回路215に電圧を供給する電源ラインと、後述するLED駆動回路93に電圧を供給する電源ラインと、後述するリールLED55に電圧を供給する電源ラインと、がそれぞれ電気的に独立して配線されている。
また、電源基板100には、前述したホッパーモータ34、払出センサ35、打止スイッチ36、自動精算スイッチ29、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、投入メダルセンサ31、リールセンサ33が接続されているとともに、電源基板100を介して前述した払出センサ35、打止スイッチ36、自動精算スイッチ29、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したクレジット表示器11、遊技補助表示器12、ペイアウト表示器13、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED10、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板100を介して前述したホッパーモータ34が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、CPU41a、ROM41b、RAM41c、I/Oポート41dを備えたマイクロコンピュータからなり、遊技の制御を行うメイン制御部41、所定範囲(本実施例では0〜16383)の乱数を発生させる乱数発生回路42、乱数発生回路から乱数を取得するサンプリング回路43、遊技制御基板40に直接または電源基板100を介して接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路44、リールモータ32L、32C、32Rの駆動制御を行うモータ駆動回路45、流路切替ソレノイド30の駆動制御を行うソレノイド駆動回路46、遊技制御基板40に接続された各種表示器やLEDの駆動制御を行うLED駆動回路47、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48、電源投入時またはCPU41aからの初期化命令が入力されないときにCPU41aにリセット信号を与えるリセット回路49、その他各種デバイス、回路が搭載されている。
CPU41aは、I/Oポート41d及び外部出力基板110(図4参照)を介して、外部出力信号を出力する。外部出力信号は、メダルIN信号、メダルOUT信号、BB1信号、BB2信号、RB信号を含む。メダルIN信号は、賭数の設定に使用されたメダル枚数を示す信号であり、ゲーム開始時に出力される。メダルOUT信号は、入賞により付与されたメダル枚数を示す信号であり、入賞発生時に出力される。BB1信号は、後述するビッグボーナス(1)中である旨を示す信号であり、ビッグボーナス(1)が開始した後、当該ビッグボーナス(1)が終了するまでの期間にわたり出力される。BB2信号は、後述するビッグボーナス(2)中である旨を示す信号であり、ビッグボーナス(2)が開始した後、当該ビッグボーナス(2)が終了するまでの期間にわたり出力される。RB信号は、後述するレギュラーボーナス中である旨を示す信号であり、レギュラーボーナスが開始した後、当該レギュラーボーナスが終了するまでの期間にわたり出力される。尚、ビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)中にレギュラーボーナスに制御される場合には、BB1信号またはBB2信号とRB信号の双方が出力される。
CPU41aは、I/Oポート41dを介して演出制御基板90に、各種のコマンドを送信する。遊技制御基板40から演出制御基板90へ送信されるコマンドは一方向のみで送られ、演出制御基板90から遊技制御基板40へ向けてコマンドが送られることはない。遊技制御基板40から演出制御基板90へ送信されるコマンドの伝送ラインは、ストローブ(INT)信号ライン、データ伝送ライン、グラウンドラインから構成されているとともに、演出中継基板80を介して接続されており、遊技制御基板40と演出制御基板90とが直接接続されない構成とされている。
演出制御基板90には、前述した選択スイッチ56、決定スイッチ57が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面扉に配置された液晶表示器51(図4参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の電気部品が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様にCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成され、演出の制御を行うサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う表示制御回路92、演出効果LED52、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94、電源投入時またはCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95、演出制御基板90に接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96、日付情報及び時刻情報を含む時間情報を出力する時計装置97、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブ制御部91に対して出力する電断検出回路98、その他の回路等、が搭載されており、CPU91aは、遊技制御基板40から送信されるコマンド、演出制御基板90に接続されたスイッチ類の検出を受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものであり、後述する内部抽選の当選確率は、設定値に応じて定まるものとなる。以下、設定値の変更操作について説明する。
設定値を変更するためには、設定キースイッチ37をON状態としてからスロットマシン1の電源をONする必要がある。設定キースイッチ37をON状態として電源をONすると、設定値表示器24に設定値の初期値として1が表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更操作が可能な設定変更モードに移行する。設定変更モードにおいて、リセット/設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された設定値が1ずつ更新されていく(設定6から更に操作されたときは、設定1に戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると設定値が確定し、確定した設定値がメイン制御部41のRAM41cに格納される。そして、設定キースイッチ37がOFFされると、遊技の進行が可能な状態に移行する。
つまり、本実施例のスロットマシン1における設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38により、事前決定手段となる内部抽選において、入賞の発生が許容される割合の異なる複数の設定値(1〜6)からいずれかの設定値を選択できるようになっており、これらリセット/設定スイッチ38によって本発明の設定値選択手段が形成されている。
本実施例のスロットマシン1は、前述のように遊技状態に応じて設定可能な賭数の規定数が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。本実施例では、後に説明するが、遊技状態として、レギュラーボーナス、通常遊技状態、RT(リプレイタイム)があり、このうちレギュラーボーナスに対応する賭数の規定数として1が定められており、通常遊技状態及びRTに対応する賭数の規定数として3が定められている。このため、遊技状態がレギュラーボーナスにあるときには、賭数として1が設定されるとゲームを開始させることが可能となり、遊技状態が通常遊技状態またはRTにあるときには、賭数として3が設定されるとゲームを開始させることが可能となる。尚、本実施例では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、全ての入賞ラインL1〜L5が有効化されるようになっており、遊技状態に応じた規定数が1であれば、賭数として1が設定された時点で全ての入賞ラインL1〜L5が有効化され、遊技状態に応じた規定数が3であれば、賭数として3が設定された時点で全ての入賞ラインL1〜L5が有効化されることとなる。
本実施例のスロットマシン1は、全てのリール2L、2C、2Rが停止した際に、有効化された入賞ライン(本実施例の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化された入賞ラインを単に入賞ラインと呼ぶ)上に役と呼ばれる図柄の組み合わせが揃うと入賞となる。入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技状態の移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAM41cに設定されている必要がある。
つまり、本実施例のスロットマシン1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置である透過領域51bに表示されるリール2L、2C、2Rに表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該リール2L、2C、2Rの表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンである。
尚、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組み合わせが揃うまで有効とされ、許容された役の組み合わせが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組み合わせを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。
つまり、本実施例のスロットマシン1のメイン制御部41は、特別役の当選フラグを持ち越す処理を実施しており、該当選フラグを持ち越す処理を実施するメイン制御部41によって、本発明における持越手段が形成されている。
図6は、当選役テーブルを示す図である。当選役テーブルは、メイン制御部41のROM41bに予め格納されており、内部抽選において抽選対象となる役及び役の組み合わせに対応して、抽選が行われる順番に割り当てられた役番号(0〜19)が登録されている。
このスロットマシン1における役としては、特別役としてビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスが、小役としてチェリー、スイカ、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)、ベルが、再遊技役としてリプレイが定められている。また、スロットマシン1における役の組み合わせとしては、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+スイカ、ビッグボーナス(2)+スイカ、レギュラーボーナス+スイカ、ビッグボーナス(1)+1枚(1)、ビッグボーナス(2)+1枚(1)、レギュラーボーナス+1枚(1)、ビッグボーナス(1)+1枚(2)、ビッグボーナス(2)+1枚(2)、レギュラーボーナス+1枚(2)、ビッグボーナス(1)+1枚(3)、ビッグボーナス(2)+1枚(3)、レギュラーボーナス+1枚(3)が定められている。すなわち、役及び役の組み合わせの合計は25となっている。
本実施例のスロットマシン1においては、図6に示すように、遊技状態が、通常遊技状態またはRTであるか、レギュラーボーナスであるか、によって抽選の対象となる役及び役の組み合わせが異なる。更に遊技状態が通常遊技状態またはRTである場合には、いずれかの特別役の持ち越し中か否か(特別役の当選フラグにいずれかの特別役が当選した旨が既に設定されているか否か)によっても抽選の対象となる役及び役の組み合わせが異なる。本実施例では、遊技状態に応じた状態番号が割り当てられており、内部抽選を行う際に、現在の遊技状態に応じた状態番号を設定し、この状態番号に応じて抽選対象となる役を特定することが可能となる。具体的には、通常遊技状態においていずれの特別役も持ち越されていない場合には、状態番号として「0」が設定され、RTにおいていずれの特別役も持ち越されていない場合には、状態番号として「1」が設定され、通常遊技状態においていずれかの特別役が持ち越されている場合には、状態番号として「2」が設定され、RTにおいていずれかの特別役が持ち越されている場合には、状態番号として「3」が設定され、レギュラーボーナスである場合には、状態番号として「4」が設定されるようになっている。
図6に示すように、遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれの特別役も持ち越されていない状態、すなわち状態番号として「0」または「1」が設定されている場合には、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+スイカ、ビッグボーナス(2)+スイカ、レギュラーボーナス+スイカ、ビッグボーナス(1)+1枚(1)、ビッグボーナス(2)+1枚(1)、レギュラーボーナス+1枚(1)、ビッグボーナス(1)+1枚(2)、ビッグボーナス(2)+1枚(2)、レギュラーボーナス+1枚(2)、ビッグボーナス(1)+1枚(3)、ビッグボーナス(2)+1枚(3)、レギュラーボーナス+1枚(3)リプレイ、チェリー、スイカ、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)、ベル、すなわち全ての役及び役の組み合わせが内部抽選の対象となる。また、遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれかの特別役が持ち越されている状態、すなわち状態番号として「2」または「3」が設定されている場合には、リプレイ、チェリー、スイカ、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)、ベル、すなわち役番号18以降の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象となる。また、遊技状態がレギュラーボーナス、すなわち状態番号として「4」が設定されている場合には、チェリー、スイカ、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)、ベル、すなわち役番号19以降の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象となる。
チェリーは、いずれの遊技状態においても左リールについて入賞ラインのいずれかに「チェリー」の図柄が導出されたときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては2枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。尚、「チェリー」の図柄が左リールの上段または下段に停止した場合には、入賞ラインL2、L4または入賞ラインL3、L5の2本の入賞ラインにチェリーの組み合わせが揃うこととなり、2本の入賞ライン上でチェリーに入賞したこととなるので、通常遊技状態及びRTにおいては4枚のメダルが払い出されることとなるが、レギュラーボーナスでは、2本の入賞ライン上でチェリーに入賞しても、1ゲームにおいて払い出されるメダル枚数の上限が15枚に設定されているため、15枚のみメダルが払い出されることとなる。スイカは、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「スイカ−スイカ−スイカ」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては5枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。1枚(1)は、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「赤7−ベル−ANY(anyはいずれの図柄でも可)」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては10枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。1枚(2)は、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「白7−ベル−ANY」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては1枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。1枚(3)は、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「黒BAR−ベル−ANY」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては10枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。ベルは、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいては10枚のメダルが払い出され、レギュラーボーナスにおいては15枚のメダルが払い出される。
リプレイは、通常遊技状態及びRTにおいて入賞ラインのいずれかに「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組み合わせが揃ったときに入賞となる。リプレイ入賞したときには、メダルの払い出しはないが次のゲームを改めて賭数を設定することなく開始できるので、次のゲームで設定不要となった賭数(レギュラーボーナスではリプレイ入賞しないので必ず3)に対応した3枚のメダルが払い出されるのと実質的には同じこととなる。
レギュラーボーナスは、通常遊技状態及びRTにおいて入賞ラインのいずれかに「黒BAR−黒BAR−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となる。レギュラーボーナス入賞すると、遊技状態が通常遊技状態またはRTからレギュラーボーナスに移行する。レギュラーボーナスは、12ゲームを消化したとき、または8ゲーム入賞(役の種類は、いずれでも可)したとき、のいずれか早いほうで終了する。遊技状態がレギュラーボーナスにある間は、レギュラーボーナス中フラグがRAM41cに設定される。
ビッグボーナスは、通常遊技状態及びRTにおいて入賞ラインのいずれかに「赤7−赤7−赤7」の組み合わせ、または「白7−白7−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となる。本実施例において「赤7−赤7−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となるビッグボーナスはビッグボーナス(1)であり、「白7−白7−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となるビッグボーナスはビッグボーナス(2)となる。ビッグボーナス(1)が入賞すると、遊技状態がビッグボーナス(1)に移行する。ビッグボーナス(1)に移行すると、ビッグボーナス(1)への移行と同時にレギュラーボーナスに移行し、レギュラーボーナスが終了した際に、ビッグボーナス(1)が終了していなければ、再度レギュラーボーナスに移行し、ビッグボーナス(1)が終了するまで繰り返しレギュラーボーナスに制御される。すなわちビッグボーナス(1)中は、常にレギュラーボーナスに制御されることとなる。そして、ビッグボーナス(1)は、当該ビッグボーナス(1)中において遊技者に払い出したメダルの総数が465枚を超えたときに終了する。この際、レギュラーボーナスの終了条件が成立しているか否かに関わらずレギュラーボーナスも終了する。遊技状態がビッグボーナス(1)にある間は、ビッグボーナス(1)中フラグがRAM41cに設定される。
ビッグボーナス(2)が入賞すると、遊技状態がビッグボーナス(2)に移行する。ビッグボーナス(2)に移行すると、ビッグボーナス(2)への移行と同時にレギュラーボーナスに移行し、レギュラーボーナスが終了した際に、ビッグボーナス(2)が終了していなければ、再度レギュラーボーナスに移行し、ビッグボーナス(2)が終了するまで繰り返しレギュラーボーナスに制御される。すなわちビッグボーナス(2)中は、ビッグボーナス(1)と同様に常にレギュラーボーナスに制御されることとなる。そして、ビッグボーナス(2)は、当該ビッグボーナス(2)中において遊技者に払い出したメダルの総数が300枚を超えたときに終了する。この際、レギュラーボーナスの終了条件が成立しているか否かに関わらずレギュラーボーナスも終了する。遊技状態がビッグボーナス(2)にある間は、ビッグボーナス(2)中フラグがRAM41cに設定される。
尚、「赤7−赤7−赤7」によるビッグボーナス及び「白7−白7−赤7」によるビッグボーナスを区別する必要がある場合には、それぞれビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)と呼ぶものとする。また、前述したレギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)及びビッグボーナス(2)をまとめて、単に「ボーナス」と呼ぶ場合があるものとする。
以下、本実施例の内部抽選について説明する。内部抽選は、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出表示される以前に(実際には、スタートスイッチ7の検出時)決定するものである。内部抽選では、まず、後述するように内部抽選用の乱数(0〜16383の整数)が取得される。そして、遊技状態に応じて定められた各役及び役の組み合わせについて、取得した内部抽選用の乱数と、遊技状態及び設定値に応じて定められた各役及び役の組み合わせの判定値数に応じて行われる。本実施例においては、各役及び役の組み合わせの判定値数から、一般役、特別役がそれぞれ単独で当選する判定値の範囲と、一般役及び特別役が同時に当選する(重複して当選する)判定値の範囲と、が特定されるようになっており、内部抽選における当選は、排他的なものではなく、1ゲームにおいて一般役と特別役とが同時に当選することがあり得る。ただし、種類の異なる特別役については、同時に当選する(重複して当選する)判定値の範囲が特定されることがなく、種類の異なる特別役については、排他的に抽選を行うものである。尚、一般役と特別役とが同時に当選する同時当選を、上述したように、複数の入賞役が重複して当選することから重複当選とも言う。
遊技状態に応じて定められた各役及び役の組み合わせの参照は、図6に示した当選役テーブルに登録された役番号の順番で行われる。遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれの特別役も持ち越されていない状態、すなわち状態番号として「0」または「1」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号0〜24の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
また、遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれかの特別役が持ち越されている状態、すなわち状態番号として「2」または「3」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号18〜24の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
また、遊技状態がレギュラーボーナス、すなわち状態番号として「4」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号19〜24の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
内部抽選では、内部抽選の対象となる役または役の組み合わせ及び現在の遊技状態を示す状態番号について定められた判定値数を、内部抽選用の乱数に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役または役の組み合わせに当選したものと判定される。
そして、いずれかの役または役の組み合わせの当選が判定された場合には、当選が判定された役または役の組み合わせに対応する当選フラグをRAM41cに割り当てられた内部当選フラグ格納ワーク(iwin_flag)に設定する。内部当選フラグ格納ワーク(iwin_flag)は、2バイトの格納領域にて構成されており、そのうちの上位バイトが、特別役の当選フラグが設定される特別役格納ワークとして割り当てられ、下位バイトが、一般役の当選フラグが設定される一般役格納ワークとして割り当てられている。詳しくは、役番号0〜2のいずれかの役(特別役)が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、一般役格納ワークに設定されている当選フラグをクリアする。また、役番号3〜17のいずれかの役(特別役+一般役)が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、当該一般役が当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。また、役番号18〜24のいずれかの役(一般役)が当選した場合には、当該一般役が当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。尚、いずれの役及び役の組み合わせにも当選しなかった場合には、一般役格納ワークのみクリアする。
つまり、本実施例スロットマシン1のメイン制御部41が実施する内部抽選においては、可変表示装置となる透過領域51bに表示されるリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される前に入賞の発生を許容するか否かを決定し、遊技者にとって有利な特別遊技状態であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行を伴う特別入賞である「赤7−赤7−赤7」、「白7−白7−赤7」、「黒BAR−黒BAR−赤7」の発生を許容する旨及び該特別入賞以外の一般入賞のうち特定の一般入賞となるチェリー、スイカ、1枚役(後述の実施例2ではチャンス役)の発生を許容する旨を同時に決定することが可能であるとともに、複数種類の特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役(後述の実施例2ではチャンス役)の発生を許容する旨を単独にて決定すること、並びに、特別遊技状態であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行を伴う複数種類の特別入賞である「赤7−赤7−赤7」、「白7−白7−赤7」、「黒BAR−黒BAR−赤7」の発生を許容する旨を単独にて決定することが可能とされ、本発明の設定値選択手段となる設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38にて選択された設定値(1〜6)に応じた割合にて入賞の発生を許容する旨を決定しており、該内部抽選を実施するメイン制御部41によって、本発明における事前決定手段が形成されている。
図7は、通常遊技状態またはRTにおいていずれの特別役も持ち越されていない場合の、設定値別の役及び役の組み合わせの当選確率(理論値)を示す図である。
本実施例では、通常遊技状態においていずれの特別役も持ち越されていない場合に、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+スイカ、ビッグボーナス(2)+スイカ、レギュラーボーナス+スイカ、ビッグボーナス(1)+1枚(1)〜(3)、ビッグボーナス(2)+1枚(1)〜(3)、レギュラーボーナス+1枚(1)〜(3)、リプレイ、チェリー、スイカ、1枚(1)〜(3)、ベルが内部抽選の対象となり、これら各役及び役の組み合わせのおおよその当選確率は、設定値が6の場合に1/1638.4、1/1092.3、1/546.1、1/5461.3、1/4096、1/3276.8、1/2730.7、1/2048、1/1638.4、1/2730.7、1/1820.4、1/4096、1/7.33、1/52.5、1/256、1/25.1、1/9.86となる。また、設定値が5の場合に1/1820.4、1/1170.3、1/585.1、1/5461.3、1/4096、1/3276.8、1/3276.8、1/2340.6、1/1820.4、1/2730.7、1/1820.4、1/4096、1/7.33、1/53.4、1/256、1/25.3、1/9.86となる。また、設定値が4の場合に1/2048、1/1260.3、1/630.2、1/8192、1/5461.3、1/4096、1/3276.8、1/2340.6、1/2048、1/5461.3、1/1820.4、1/5461.3、1/7.33、1/54.3、1/260、1/25.5、1/9.86となる。また、設定値が3の場合に1/2340.6、1/1365.3、1/682.7、1/8192、1/5461.3、1/4096、1/4096、1/2730.7、1/2340.6、1/5461.3、1/2730.7、1/5461.3、1/7.33、1/55.2、1/260、1/25.8、1/9.86となる。設定値が2の場合に1/2730.7、1/1489.5、1/744.7、1/16384、1/8192、1/5461.3、1/4096、1/2730.7、1/2730.7、1/5461.3、1/2730.7、1/8192、1/7.33、1/56.1、1/264.3、1/26.0、1/9.86となる。また、設定値が1の場合に1/3276.8、1/1638.4、1/819.2、1/16384、1/8192、1/5461.3、1/5461.3、1/3278.8、1/3278.8、1/5461.3、1/2730.7、1/8192、1/7.33、1/57.1、1/264.3、1/26.3、1/9.86となる。
尚、RTにおいていずれの特別役も持ち越されていない場合には、設定値に関わらず、リプレイの当選確率は、おおよそ1/1.17となる。
次に、リール2L、2C、2Rの停止制御について説明する。
CPU41aは、リールの回転が開始したとき及び、リールが停止し、かつ未だ回転中のリールが残っているときに、ROM41bに格納されているテーブルインデックス及びテーブル作成用データを参照して、回転中のリール別に停止制御テーブルを作成する。そして、ストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作が有効に検出されたときに、該当するリールの停止制御テーブルを参照し、参照した停止制御テーブルの滑りコマ数に基づいて、操作されたストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御を行う。
また、本実施例では、停止制御テーブルの滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4コマ図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できるようになっている。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。
また、本実施例では、いずれかの役に当選している場合には、当選役を4コマの範囲で最大限引き込み、当選していない役が揃わないように引き込む滑りコマ数が定められた停止制御テーブルが作成され、リールの停止制御が行われる一方、いずれの役にも当選していない場合には、いずれの役も揃わない滑りコマ数が定められた停止制御テーブルが作成され、リールの停止制御が行われる。これにより、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役の図柄を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役の図柄は、最大4コマの引込範囲でハズシて停止させる制御が行われることとなる。
ここで、図5に示すように、「ベル」、「リプレイ」については、リール2L、2C、2Rのいずれについても5図柄以内、すなわち4コマ以内の間隔で配置されており、4コマの引込範囲で必ず任意の位置に停止させることができる。つまり、ベル、リプレイの当選フラグがそれぞれ設定されているときには、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作タイミングに関わらずに、必ず当該役を入賞させることができる。
また、図5に示すように、「スイカ」については、リール2L、2C、2Rのいずれについても5図柄以上の間隔、すなわち4コマを超える間隔で配置された箇所があり、スイカの組み合わせが揃いうる入賞ラインに対して4コマの引込範囲で停止操作を行わなければスイカの組み合わせを揃えることができない。このため、スイカ当選時には、4コマの引込範囲以外のタイミングで左リールの停止操作がなされた場合にスイカの組み合わせはいずれの入賞ラインにも揃うことがなく、取りこぼすこととなる。
また、「チェリー」については、左リールについて5図柄以上の間隔、すなわち4コマを超える間隔で配置された箇所があり、チェリーの組み合わせが揃いうる入賞ラインに対して4コマの引込範囲で停止操作を行わなければチェリーの組み合わせを揃えることができない。
また、「赤7」、「白7」及び「黒BAR」についてはそれぞれ左リールに1個ずつしか配置されていないため、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)の組み合わせが揃いうる入賞ラインに対して4コマの引込範囲で停止操作を行わなければ1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)の組み合わせを揃えることができない。
次に、チャンス目及びリーチ目について説明する。本実施例におけるチャンス目とは、通常遊技状態においていずれかのボーナスが当選しているとき、またはチェリー、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)が当選しているときに導出されうる表示態様である。
また、リーチ目とは、通常遊技状態においていずれかのボーナス(ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス)が当選しているときのみ導出されうる表示態様である。
また、本実施例では、通常遊技状態またはRTにおいていずれかのボーナスに当選している場合、またはチェリー、1枚(1)、1枚(2)、1枚(3)が当選している場合に、各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた順番に関わらず、チャンス目を導出させることが可能に制御され、通常遊技状態またはRTにおいていずれかのボーナスに当選している場合に、各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた順番に関わらず、リーチ目を導出させることが可能に制御されるが、特定の条件を満たす順番(例えば、左、中、右)で各リールの停止操作が行われたことを条件にチャンス目やリーチ目を導出できるようにしても良い。
本実施例では、ビッグボーナスの終了後、特別役(特別役が持ち越されていない場合のみ)及び小役の抽選確率は通常遊技状態と同一であるが、リプレイの当選確率が高確率となり、かつ1ゲームあたりのメダルの期待増減率(対象となる役の当選確率×払出枚数の合計値/1ゲームに必要な賭数)が1を超えるリプレイタイム(RT)に制御する。遊技状態がRTにある間は、RT中フラグがRAM41cに設定される。そして、RTは、いずれのボーナスもいずれの転落役(本実施例では、1枚(1)〜(3))も入賞せずに規定ゲーム数(本実施例では、ビッグボーナス(1)の終了後であれば1000ゲーム、ビッグボーナス(2)の終了後であれば200ゲーム)に到達するか、規定ゲーム数に到達する前にいずれかのボーナスに入賞するかいずれかの転落役に入賞することで終了するようになっている。尚、RT中にいずれかのボーナスが当選した場合には、以後、規定ゲーム数に到達するか、当選したボーナスが入賞するまでは、転落役が入賞してもRTは終了することがない。
また、本実施例に用いたスロットマシン1の遊技制御基板40は、各種の信号の入出力を行うための外部出力基板110を介して呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50と信号ケーブル59を介して接続されており、メダルの投入枚数を示すメダルIN信号、メダルの払出枚数を示すメダルOUT信号、レギュラーボーナスの発生によるレギュラーボーナスの遊技状態中であることを示すRB信号や、ビッグボーナス(1)の発生によるビッグボーナス(1)の遊技状態中であることを示すBB1信号、ビッグボーナス(2)の発生によるビッグボーナス(2)の遊技状態中であることを示すBB2信号等の外部出力信号が、遊技制御基板40から外部出力基板110を通じて呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50に対して出力されるようになっている。(図10参照)
これら本実施例の外部出力基板110から出力されるメダルIN信号、メダルOUT信号は、図11(b)に示すように、各ゲーム毎に出力されるようになっており、メダルIN信号はスタートスイッチ7が操作された時点において出力され、メダルOUT信号はゲーム終了後におけるメダルの払出の実施時に出力される。
また、本実施例の外部出力基板110から出力されるBB1信号、BB2信号、RB信号としては、図11(a)に示すように、スロットマシン1の各遊技状態に応じて出力されることで、これらの各信号の出力状態により、該スロットマシン1の遊技状態を特定できるようになっている。但し、通常遊技状態とRTとは、BB1信号、BB2信号、RB信号のいずれも出力されないので、これら通常遊技状態とRTとを識別することはできない。
具体的には、図11(a)に示すように、スロットマシン1の遊技状態が通常遊技状態またはRT(リプレイタイム)である場合には、BB1信号、BB2信号、RB信号のいずれも「OFF」の状態であり、その場合における賭数は前述したように3であるので、メダルIN信号としては3パルスの信号がゲーム開始時に出力される。
また、スロットマシン1の遊技状態がビッグボーナス(1)である場合には、BB1信号が「ON」の状態でBB2信号は「OFF」の状態となるとともに、該BB1信号が「ON」の状態中においてRB信号は、図11(a)の下方のタイミングチャートに示すように、レギュラーボーナスの終了時に一旦「OFF」の状態とされるが所定時間(wt)が経過することによりすぐ「ON」状態とされる。尚、この場合における賭数は前述したように1であるので、メダルIN信号としては1パルスの信号がゲーム開始時に出力される。
また、スロットマシン1の遊技状態がビッグボーナス(2)である場合には、BB2信号が「ON」の状態でBB1信号は「OFF」の状態となるとともに、該BB2信号が「ON」の状態中においてRB信号は、図11(a)の下方のタイミングチャートに示すように、レギュラーボーナスの終了時に一旦「OFF」の状態とされるが所定時間(wt)が経過することによりすぐ「ON」状態とされる。尚、この場合における賭数は前述したように1であるので、メダルIN信号としては1パルスの信号がゲーム開始時に出力される。
また、スロットマシン1の遊技状態がレギュラーボーナスである場合には、RB信号が「ON」の状態となる一方、BB1信号並びにBB2信号は「OFF」の状態が維持される。尚、この場合における賭数は前述したように1であるので、メダルIN信号としては1パルスの信号がゲーム開始時に出力される。
次に、本実施例に用いた呼び出しランプ装置200に関して説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200は、図2並びに図8に示すように、遊技島の側面上部位置に開閉可能に設けられているランプ板に取付けられる表示ユニット209と、該表示ユニット209と別体とされ、接続ケーブル271にて表示ユニット209と接続された制御基板270を内在する制御ユニット300とから構成されている。
この本実施例に用いた表示ユニット209の構成は図8に示すように、基体280と該基体280の上部を覆うカバー体250とから成る筐体内に、表示基板260が収容された構成とされており、前記カバー体250は、基体280の両側端部位置に立設された係合爪部281が、カバー体250の側面に形成された係合孔254と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の282は、前記表示基板260の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
前記カバー体250の前面には、前記表示基板260上に実装された液晶表示装置266の前面が外部より目視可能なように開口251が形成されている。また、該開口251の外周における下方近傍には、遊技者が操作可能とされた入力ボタン255a〜dと、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓257と、が形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記入力ボタン255a〜dに対応する入力スイッチ262a〜dと、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット265と、が実装されている。
また、カバー体250の左右両側には、カバー体250の上方側より、赤色、黄色、青色の各透明樹脂材にて形成された報知ランプカバー部250aが形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記報知ランプカバー部250aの各色に対応する位置に電球267が左右対称に装着されており、これら報知ランプカバー部250aと電球267により報知ランプが形成されている。
この表示基板260に実装された液晶表示装置266は、平面ディスプレイである後述の液晶(LCD)パネル263がカバー体250の開口251に臨むように配置されて表示画面261が形成され、該表示画面261には、該呼び出しランプ装置200が接続されているスロットマシン1のレギュラーボーナス回数やビッグボーナス回数やボーナス間ゲーム回数等の遊技情報が表示されるとともに、該表示画面261の遊技者側となる下方表示領域には、前記入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニューが、各入力ボタン255a〜dに臨むそれぞれの位置に表示されるようになっている。
この本実施例に用いたLCDパネル263は、フルカラー表示が可能なドットマトリックスLCDパネルを用いており、各種の文字や数字やグラフ等を、多種の表示色にて表示できるようになっている。
このように本実施例では、表示画面261を形成する表示パネルとしてドットマトリックスLCDパネルを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面261を、例えば、ELパネルや、LEDパネルや、蛍光管表示装置や、セグメント表示器としても良い。
また、該LCDパネル263の下部には、ELバックライト295が配置され、該ELバックライト295に所定の高周波電源を供給するドライバ回路294を接続することにより面発光し、前記LCDパネル263を下方より照光するようになっており、前記LCDパネル263およびELバックライト295とは、表示基板260に設置される基台298上に配置され、該LCDパネル263の前面を覆う透明保護部材としてのポリカーボネート板290に設けられた係合突起291が前記基台298の4角に設けられた係合溝と係合することにより、LCDパネル263及びELバックライト295が挟持された形にて一体化されており、このように係合突起291を外すことによりポリカーボネート板290が容易に着脱できるようになっている。尚、ドライバ回路294は接続ポート272(図9参照)を介して制御マイコン279に接続され、制御マイコン279によりELバックライト295の点灯が制御される。
このLCDパネル263は、表示基板260の下面260bに実装されたLCDドライバ264並びに接続ポート272(図9参照)を介して制御マイコン279に接続され、該制御マイコン279より出力される表示データに基づく表示がLCDパネル263に表示されるようになっている。また、該制御マイコン279には前記入力スイッチ262a〜dが接続ポート272を介して接続されており、入力ボタン255a〜dが操作され入力スイッチ262a〜dが入力されると、前記制御マイコン279において、各画面での各入力スイッチ262a〜dに該当する処理が実施される。
また、前記受信ユニット265は、遊技場の店員により操作されるリモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「決定(OK)」や、「不可(NG)」、「上」、「下」等に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン279に出力することで、該制御マイコン279が前記リモコンにて選択操作された「決定(OK)」や、「不可(NG)」、「上」、「下」等の操作内容を把握できるようになっている。
また、表示基板264の下面260bには、電球267の点灯や消灯等の点灯制御を行う点灯制御回路268が実装されており、該点灯制御回路268も接続ポート272(図9参照)を介して制御マイコン279に接続されていて、該制御マイコン279の指示データに基づいて点灯制御回路268が各電球267を個別に点灯制御することで、制御マイコン279が左右各色の点灯や消灯を制御することができる。尚、本実施例では、制御マイコン279は、各電球267の点灯や消灯、並びに繰り返しタイミング等の状態を示す所定フォーマットの点灯制御データを点灯制御回路268に出力することで、点灯制御回路268が該点灯制御データに合致した点灯や消灯を実施する。
これら表示ユニット209に設けられている、LCDドライバ264、点灯制御回路268、ドライバ回路294、入力スイッチ262a〜dと、受信ユニット265とは、図8に示すように、表示基板260の下面260bより導出され、前記基体280の略中央部に形成された開口283を通じて外部に引き出された接続ケーブル271により前記制御基板270に接続されている。
そして、この制御基板270には、図9に示すように、前記表示ユニット209に設けられている各種のデバイスや回路との各種信号の授受を実施するための接続ポート272や、呼び出しランプ装置200の表示動作や後述する各種の制御を行うためのプログラムが記憶され、該プログラムにより各種の制御を行う制御マイコン(MPU)279と、図13に示す遊技情報テーブルやホールコンピュータ140から送信される設定情報(付属されている各種のデータファイルを含む)等が記憶される不揮発性のEEPROM276と、制御マイコン(MPU)279が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるとともに、図12に示す小役ゲームカウンタや図示しない後述する表示カウンタを有するRAM275と、該呼び出しランプ装置200における初期設定の入力を行うディップスイッチ277と、その時点に時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)273とが設けられている。
尚、制御基板270には、電源から入力される交流電源を直流の動作電源に変換して当該制御基板270や表示ユニット209に供給する電源回路や、制御マイコン(MPU)279に動作クロックを供給する動作クロック発生回路や、制御マイコン(MPU)279をリセットするためのリセット回路等を含む。
また、本実施例の制御基板270には、中継ユニット60を介してホールコンピュータ140とデータ通信を行うための通信部269を有しており、該通信部269を通じてホールコンピュータ140から送信される設定情報を受信できるようになっている(図10参照)。
更に制御基板270には、図9に示すように、5つの信号入力部278a〜278eと、2つの信号入出力部278L〜278Rが設けられており、信号入力部278a、278b、278c、278d、278eに、それぞれ、スロットマシン1から出力されるBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号が入力され、該信号入力部278a、278b、278c、278d、278eにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されるようになっている。
つまり、本実施例の信号入力部278a〜278eには、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行と伴う複数種類の特別入賞の内のいずれの特別入賞が発生したかを特定可能な特別入賞情報であるBB1信号、BB2信号、RB信号と、本発明における複数種類の特定の一般入賞となるチェリー、スイカ、1枚役の内のいずれの特定の一般入賞が発生したかを特定可能な特定一般入賞情報となるメダルOUT信号と、対応するスロットマシン1においてゲームが実施されたことを特定可能なゲーム情報となるメダルIN信号とが入力されており、該信号入力部278a〜278eによって本発明における情報入力手段が形成されている。
尚、本発明において「ゲームが実施されたこと」とは、対応するスロットマシン1において1つのゲームが開始されて終了したことを示すものである。
また、本実施例の信号入力部278a〜278eには、対応する前記スロットマシン1における遊技に関連して発生する遊技関連情報となるBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号が入力されている。
一方、信号入出力部278L、278Rには、隣接する呼び出しランプ装置200の各信号入出力部278L、278Rが接続されて、遊技島の一面に設置されている全呼び出しランプ装置200が相互接続されており、これら信号入出力部278L、278Rからは、ボーナスの発生時において、互いに接続されている遊技島の一面の呼び出しランプ装置200が連携して順次点灯状態となるランニング点灯が実施されるようにランニング信号が、信号入出力部278L、278Rの双方(つまり左右両方)から出力されるとともに、隣接する呼び出しランプ装置200からランニング信号の入力があったときには、該ランニング信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されることで、制御マイコン(MPU)279が実施するランニング点灯処理において、全電球267が1回点灯されるとともに、ランニング信号の入力側と反対側(終端設定が有るときは入力側)の信号入出力部278L、278Rにランニング信号が出力される。
また、本実施例の制御基板270には、ディップスイッチ277が実装されており、該ディップスイッチ277においては、各種の設定を呼び出しランプ装置200側において実施するかホールコンピュータ140において実施するかの設定や、接続された各呼び出しランプ装置200にて連携してランニング点灯するランニング回数や、終端設定を設定できるようになっている。尚、本実施例では、ホールコンピュータ140が各呼び出しランプ装置200に接続されているので、これらディップスイッチ277の設定においては、各種の設定を呼び出しランプ装置200側において実施する設定がなされている。
また、本実施例のRAM275には、図12に示すように、対応するスロットマシン1において発生する各一般役(一般入賞)の内、特別入賞であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する一般役である各小役、具体的には、チェリー、スイカ、1枚役のそれぞれに対応付けて、当該小役入賞が発生してからのゲーム数が記憶される小役ゲームカウンタが設けられており、該小役ゲームカウンタによって、各小役入賞が発生してからのゲーム数を計数(カウント)して把握できるようになっている。
つまり、本実施例の小役ゲームカウンタにおいて、本発明の特定一般入賞発生特定手段となる、払出関連処理のSh3のステップにおいて特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役の発生が特定されてからのゲーム数が計数されており、該小役ゲームカウンタにより本発明のゲーム数計数手段が構成されている。
また、本実施例のEEPROM276には、図13に示す遊技情報テーブルが記憶されている。この本実施例の遊技情報テーブルには、本日を含む3日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データが記憶されている。尚、これらのデータの内、本日データについては、EEPROM276から読み出すよりも高速に読み出し処理できるようにするために、RAM275にも記憶するようにしており、これらRAM275の変更に伴って、EEPROM276の本日データも自動更新されるようになっている。
この本実施例の遊技情報テーブルには、図13に示すように、その時点の遊技状態(本日データのみ、通常(RTを含む)、BB1、BB2、RB)と、メダルIN信号の入力回数に基づく総ゲーム数と、前回のビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスからのゲーム数であるボーナス間ゲーム数(本日データのみ)と、営業開始時点からのビッグボーナス(1)の累計発生回数であるBB(1)発生回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(1)とチェリー小役とが同時当選したと特定した回数であるチェリー−BB(1)重複当選回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(1)とスイカ小役とが同時当選したと特定した回数であるスイカ−BB(1)重複当選回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(1)と1枚役(1)〜(3)のいずれかが同時当選したと特定した回数である1枚−BB(1)重複当選回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(2)の累計発生回数であるBB(2)発生回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(2)とチェリー小役とが同時当選したと特定した回数であるチェリー−BB(2)重複当選回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(2)とスイカ小役とが同時当選したと特定した回数であるスイカ−BB(2)重複当選回数と、営業開始時点からのビッグボーナス(2)と1枚役(1)〜(3)のいずれかが同時当選したと特定した回数である1枚−BB(2)重複当選回数と、営業開始時点からのレギュラーボーナスの累計発生回数であるRB発生回数と、営業開始時点からのレギュラーボーナスとチェリー小役とが同時当選したと特定した回数であるチェリー−RB重複当選回数と、営業開始時点からのレギュラーボーナスとスイカ小役とが同時当選したと特定した回数であるスイカ−RB重複当選回数と、営業開始時点からのレギュラーボーナスと1枚役(1)〜(3)のいずれかが同時当選したと特定した回数である1枚−RB重複当選回数と、営業開始時点からのチェリー小役の累計発生回数であるチェリー入賞回数と、これらチェリー入賞回数の内でビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスと重複当選(同時当選)した回数(つまり、チェリー−BB(1)重複当選回数とチェリー−BB(2)重複当選回数とチェリー−RB重複当選回数の合計)である重複当選チェリー入賞回数と、営業開始時点からのスイカ小役の累計発生回数であるスイカ入賞回数と、これらスイカ入賞回数の内でビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスと重複当選した回数(つまり、スイカ−BB(1)重複当選回数とスイカ−BB(2)重複当選回数とスイカ−RB重複当選回数の合計)である重複当選スイカ入賞回数と、営業開始時点からの1枚役(1)〜(3)の累計発生回数である1枚入賞回数と、これら1枚入賞回数の内でビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスと重複当選した回数(つまり、1枚−BB(1)重複当選回数と1枚−BB(2)重複当選回数と1枚−RB重複当選回数の合計)である重複当選1枚入賞回数と、メダルIN信号に基づく営業開始時点からの投入メダルの累計数である総投入メダル数と、メダルOUT信号に基づく営業開始時点からの払出メダルの累計数である総払出メダル数と、総投入メダル数と総払出メダル数との差数である差メダル数と、後述する設定値推定処理において推定された対応するスロットマシン1の推定設定値とが記憶されており、これら遊技情報は、信号入力部278a〜278eへの各種信号の入力により実施される後述する投入関連処理、払出関連処理、遊技状態特定処理、設定値推定処理により、逐次最新の情報に更新される。
つまり、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、本発明におけるゲーム数計数手段を成す小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、本発明の特別入賞発生特定手段となる遊技状態特定処理によって発生が特定された特別入賞、つまり、本発明の重複当選特別入賞判定手段となる遊技状態特定処によって重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数であって、特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数、すなわち、重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数、並びに特別入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数となる、チェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数、1枚−RB重複当選回数を集計しており、該遊技情報テーブルによって本発明の重複当選特別入賞回数集計手段が構成されている。
また、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、本発明の特定一般入賞発生特定手段となる払出関連処理のSh3のステップによって発生が特定された、前記特定の一般入賞の種類毎の発生回数である、チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数が集計されており、該遊技情報テーブルによって本発明における特定一般入賞回数集計手段が構成されている。
また、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、信号入力部278a〜278eに入力される遊技関連情報となるBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号の入力に基づいて、総ゲーム回数、BB1回数、BB2回数、RB回数、チェリー入賞回数、1枚入賞回数、チャンス入賞回数とが集計されており、図24に示す設定値推定処理のSs2のステップにおいて、該集計されている各回数情報に基づいて、対応する前記スロットマシン1を評価するための評価情報となる、後述する呼び出しランプ設定画面の設定値推定用遊技情報設定の項目において指定される各確率(BB1確率、BB2確率、RB確率、チェリー確率、1枚役確率)が算出されており、前記遊技情報テーブルおよび設定値推定処理のSs2のステップによって本発明における評価情報集計手段が構成されている。
また、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、前日において本発明の設定値推定手段となる設定値推定処理のSs4のステップにて推定された前日設定値が、前日データとして記憶されており、該遊技情報テーブルによって本発明の前日設定値記憶手段が形成されている。
また、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、本発明におけるゲーム数計数手段を成す小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、本発明の重複当選特別入賞判定手段となる遊技状態特定処理によって、特定の一般入賞と同時に発生を許容する旨が決定された重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数であって、前記特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数並びに前記特別入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数と、前記重複当選判定期間外において本発明の特別入賞発生特定手段となる遊技状態特定処理によって発生が特定された、本発明の重複当選特別入賞判定手段により単独当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である単独当選特別入賞回数とを特定可能な当選種別特別入賞回数特定情報となる、BB1回数、チェリー−BB1重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数、並びにBB2回数、チェリー−BB2重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数、並びにRB回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−RB重複当選回数が集計されており、該遊技情報テーブルによって本発明の当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
つまり、遊技情報テーブルに集計されたBB1回数からチェリー−BB1重複当選回数とスイカ−BB1重複当選回数と1枚−BB1重複当選回数とを減算することで、BB1単独当選回数が得られ、BB2回数からチェリー−BB2重複当選回数とスイカ−BB2重複当選回数と1枚−BB2重複当選回数とを減算することで、BB2単独当選回数が得られ、RB回数からチェリー−RB重複当選回数とスイカ−RB重複当選回数と1枚−RB重複当選回数とを減算することで、RB単独当選回数が得られるので、これらの各当選回数を集計することにより、各特別入賞毎の重複当選回数と単独当選回数とを特定できるので、これらの各当選回数が本発明における当選種別特別入賞回数特定情報に該当する。
尚、本実施例では、当選種別特別入賞回数特定情報として、各特別入賞毎の重複当選回数(チェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数、1枚−RB重複当選回数)と、各特別入賞毎の総特別入賞回数(BB1回数、BB2回数、RB回数)とを用いることで、単独当選回数を算出にて特定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆に各特別入賞毎の単独当選回数と各特別入賞毎の総特別入賞回数とを集計して用いることで、各特別入賞毎の重複当選回数を算出にて特定するようにしても良いし、直接的に、各特別入賞毎の重複当選回数と、各特別入賞毎の単独当選回数とを集計するようにしても良い。なお、各特別入賞毎の単独当選回数を集計する場合には、図23に示す遊技状態特定処理のS5、S15およびS23のステップにおいて、小役ゲームカウンタの経過ゲーム数が重複当選判定ゲーム数(5ゲーム)以内でないと判定されたときに、当該特別入賞を単独当選入賞と判定して、対応する特別入賞(BB1、BB2またはRB)の単独当選回数に1を加算することで集計するようにすれば良い。
さらに、本実施例では、図26(b)に示すように、表示において各特別入賞毎の特別入賞重複当選回数(各小役の表示に対応する回数)と、特別入賞単独当選回数(「単独」の表示に対応する回数)と、総特別入賞当選回数(「合計」の表示に対応する回数)とを全て集計(算出)して表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したように、これら特別入賞重複当選回数と、特別入賞単独当選回数と、総特別入賞当選回数の内、少なくとも2つの当選回数を集計(算出)して表示することで、残りの1つの当選回数は、遊技者が算出して特定することが可能となるので、本発明の当選種別特別入賞回数表示手段となる液晶表示装置266に表示する当選種別特別入賞回数特定情報としては、特別入賞重複当選回数と特別入賞単独当選回数と総特別入賞当選回数の3つの当選回数の内、少なくとも2つの当選回数にて構成すれば良い。
次に、本実施例に用いた収集ユニット50について説明すると、収集ユニット50は、図1並びに図10に示すように、4台のスロットマシン1に対して1台の収集ユニット50を配置して、該4台の各スロットマシン1から出力される各信号を1台の収集ユニット50に入力して、呼び出しランプ装置200と同様に各スロットマシン1の各種遊技情報を集計し、該集計した各スロットマシン1に関する各種遊技情報を含む台遊技情報データを中継ユニット60を介してホールコンピュータ140に送信することで、該ホールコンピュータ140において各スロットマシン1の遊技情報を集中管理できるようになっている。
尚、本実施例では、多数の収集ユニット50を設置可能とするために中継ユニット60を使用した形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら中継ユニット60を介することなく、収集ユニット50とホールコンピュータ140とを直接接続するようにしても良い。
ここで、本実施例に用いた収集ユニット50の構成を図14(a)に基づいて簡潔に説明すると、収集ユニット50は、第1ポート581から第4ポート584までの4つのポートを有しており、該4つのポート581〜584にそれぞれスロットマシン1が接続されることで、1台の収集ユニット50に4台のスロットマシン1を接続できるようになっている。
これら4つの各ポート581〜584は、収集ユニット50の動作を制御するための制御マイコン(MPU)579に接続されており、該制御マイコン(MPU)579が各ポート581〜584における信号の入力の有無を検知することができるようになっている。
また、制御マイコン(MPU)279には、該制御マイコン(MPU)579が実行する各種の制御を行うためのプログラムや当該収集ユニット50のユニットIDや各ポート581〜584に接続されたスロットマシン1の台番号や、図15に示す遊技情報テーブル、並びにホールコンピュータ140から送信される各スロットマシン1毎の設定情報等が記憶された不揮発性のEEPROM576と、制御マイコン(MPU)579が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるとともに、図16に示す小役ゲームカウンタを有するRAM575と、中継ユニット60とのデータ通信を行うための通信部569が接続されており、該通信部569から図14(b)に示す送信データ列の構成とされた前述の台遊技情報データを送信する。
また、各ポート581〜584には、図14(a)において、ポート581に例示するように、5つの信号入力部581a〜581eが設けられており、信号入力部581a、581b、581c、581d、581eに、それぞれ、スロットマシン1から出力されるBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号が入力され、該信号入力部281a、281b、281c、281d、281eにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されるようになっている。
また、本実施例のRAM575に設けられている小役ゲームカウンタは、図16に示すように、対応する4台のスロットマシン1において発生する各一般役(一般入賞)の内、特別入賞であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する一般役である各小役、具体的には、チェリー、スイカ、1枚役と当該小役入賞が発生してからのゲーム数とが対応付けて、各スロットマシン1の台番号毎に記憶される小役ゲームカウンタが設けられており、該小役ゲームカウンタによって、各スロットマシン1において各小役入賞が発生してからのゲーム数を把握できるようになっている。
また、本実施例のEEPROM576には、接続されているスロットマシン1に対応して設けられている呼び出しランプ装置200に記憶されている遊技情報テーブルにおいて集計される遊技情報と同一の遊技情報(本日データのみ)を、各スロットマシン1毎に集計するための、図15に示す遊技情報テーブルが記憶されている。
この本実施例の遊技情報テーブルには、図15に示すように、前述した呼び出しランプ装置200に記憶されている遊技情報テーブルと同様に、接続されている各スロットマシン1の台番号に対応付けて、その時点の遊技状態と、総ゲーム数と、ボーナス間ゲーム数と、BB(1)発生回数と、チェリー−BB(1)重複当選回数と、スイカ−BB(1)重複当選回数と、1枚−BB(1)重複当選回数と、BB(2)発生回数と、チェリー−BB(2)重複当選回数と、スイカ−BB(2)重複当選回数と、1枚−BB(2)重複当選回数と、RB発生回数と、チェリー−RB重複当選回数と、スイカ−RB重複当選回数と、1枚−RB重複当選回数と、チェリー入賞回数と、重複当選チェリー入賞回数と、スイカ入賞回数と、重複当選スイカ入賞回数と、1枚入賞回数と、重複当選1枚入賞回数と、総投入メダル数と、総払出メダル数と、差メダル数とが記憶されており、これら遊技情報は、呼び出しランプ装置200の制御マイコン(MPU)279が実施する後述する投入関連処理、払出関連処理、遊技状態特定処理、設定値推定処理と同様の各処理が、各ポート581〜584への各種信号の入力により実施されることにより、逐次最新の情報に更新される。
そして、このように遊技情報テーブルにおいて集計された各遊技情報と、台番号、収集ユニット50のユニットIDとを含む台遊技情報データ(図14(b)参照)が、ホールコンピュータ140からの所定時間毎(例えば10秒毎)の問い合わせに応じて送信されることで、ホールコンピュータ140において、各スロットマシン1の遊技情報が管理されるようになっている。
尚、遊技状態がビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスに移行した場合には、ホールコンピュータ140からの問い合わせに基づくことなく、該移行時において台遊技情報データが、ホールコンピュータ140に送信される。
次に、本実施例に用いたホールコンピュータ140について説明すると、ホールコンピュータ140は、図17に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、台遊技情報データの受信に応じて後述する本日遊技情報テーブルを更新するともに、各スロットマシン1の遊技情報を表示する表示処理や設定情報の送信処理等を実施するCPU142、ワークメモリ等として使用されるRAM143、時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)144、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置145、後述する呼び出しランプ設定画面における機種の選択受付けや重複当選(同時当選)を判定するためのゲーム数等を入力するためのキーボードやマウス等の入力装置146、図19に示す呼び出しランプ設定画面や図27に示す台別遊技情報画面等を表示出力するための表示装置147や、該台別遊技情報画面等を印刷出力するためのプリンタ148、各中継ユニット60を介した収集ユニット50とのデータ通信並びに各呼び出しランプ装置200とのデータ通信を行う通信部149、が接続された通常のコンピュータである。
また、記憶装置145には、該ホールコンピュータ140が実施する各種処理を実施するための処理プログラムに加えて、図18に示すように、各スロットマシン1の台番号に対応付けて、当該スロットマシン1の機種名、当該スロットマシン1に接続されている収集ユニット50のユニットID、当該スロットマシン1に接続されている呼び出しランプ装置200のユニットID、総投入メダル数等の本日の各種遊技情報が更新記憶される本日遊技情報テーブルや、各スロットマシン1の台番号に対応付けて前日の各種遊技情報が記憶、管理される前日遊技情報テーブルや、各スロットマシン1の台番号に対応付けて前々日の各種遊技情報が記憶、管理される前々日遊技情報テーブル等の各種遊技情報テーブルや、スロットマシン1の各機種毎の設定別当選確率データ等が記憶されている。
この本実施例の遊技情報テーブルには、図18に示すように、各スロットマシン1の台番号に対応付けて、当該スロットマシン1の機種名、当該スロットマシン1に接続されている収集ユニット50のユニットID、当該スロットマシン1に接続されている呼び出しランプ装置200のユニットID、総投入メダル数、総払出メダル数と、差メダル数と、総ゲーム数と、ボーナス間ゲーム数と、BB(1)発生回数と、チェリー−BB(1)重複当選回数と、スイカ−BB(1)重複当選回数と、1枚−BB(1)重複当選回数と、BB(2)発生回数と、チェリー−BB(2)重複当選回数と、スイカ−BB(2)重複当選回数と、1枚−BB(2)重複当選回数と、RB発生回数と、チェリー−RB重複当選回数と、スイカ−RB重複当選回数と、1枚−RB重複当選回数と、チェリー入賞回数と、重複当選チェリー入賞回数と、スイカ入賞回数と、重複当選スイカ入賞回数と、1枚(1)〜(3)入賞回数と、重複当選1枚(1)〜(3)入賞回数と、営業開始時点からビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスが初めて発生するまでのゲーム数並びに、各ビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスが発生する間のゲーム数であるボーナス間ゲーム回数とが記憶、管理されており、これらの各遊技情報は、各収集ユニット50から送信される図14(b)に示す台遊技情報データの受信に応じて、該受信した台遊技情報データに含まれる台番号に対応する各遊技情報が、当該台遊技情報データに含まれる各遊技情報のデータに更新されることで、その当日の最新の遊技情報が、本日遊技情報テーブルにおいて集中管理され、該本日遊技情報テーブルに管理されている各スロットマシン1の遊技情報が、図27の台別遊技情報画面において表示出力されるようになっている。
また、本実施例のホールコンピュータ140においては、所定の操作を実施することで、図19に示す呼び出しランプ設定画面が表示され、各呼び出しランプ装置200に関する設定を行うことができるようになっている。
この本実施例の呼び出しランプ設定画面は、図19に示すように、設定対象とする呼び出しランプ装置200を選択指定するための「設定対象台」の項目と、重複当選(同時当選)である小役入賞を判定するためのゲーム数を指定するための「重複当選判定ゲーム数」の項目と、小役期待度を表示するか否かを選択指定するための「重複当選期待度表示設定」の項目と、重複当選(同時当選)する小役の発生を特定するために必要となるこれら重複当選(同時当選)する各小役の種別と当該小役の払出枚数とを指定するための「重複当選小役枚数設定」の項目と、設定値を推定するために必要となる当該設定対象台のスロットマシン1の各設定値毎の当選確率を含む設定別当選確率データ(図7参照)のデータファイルを指定するための「設定別当選確率データ」の項目と、当該設定対象台のスロットマシン1における設定値の推定に用いる遊技情報を指定するための「設定値推定用遊技情報設定」の項目とが設けられている。
この呼び出しランプ設定画面における「設定対象台」の項目には、図19に示すように、排他選択可能とされた「島単位」と「台単位」の各選択メニュー毎にチェックボックス並びに選択ウインドウとが設けられており、1つの島に設置されているスロットマシン1全台を設定対象台として設定する場合には、「島単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて設定対象台が設置されている島番号を選択する一方、1台のスロットマシン1を設定対象台として設定する場合には、「台単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて設定対象としたいスロットマシン1の台番号を選択すれば良い。
また、重複当選判定ゲーム数の項目に1つの選択ウインドウが設けられており、該選択ウインドウにおいて、各小役入賞が発生した後にビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスが発生したときに、該発生したビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスと当該小役とが重複当選(同時当選)していたと判定するための所定ゲーム数、つまり、小役入賞が発生後の所定ゲーム数内にビッグボーナス(1)またはビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスが発生したときに重複当選(同時当選)であると判定するための所定ゲーム数、例えば5(ゲーム)を選択指定すれば良い。
尚、本実施例では、これらゲーム数を各小役入賞に共通するものとして1つのみを受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら小役の種類であるチェリー、スイカ、1枚役毎に、異なる所定ゲーム数を受付けるようにしても良い。
また、重複当選期待度表示設定の項目には、「する」並びに「しない」の各表示に対応してチェックボックスが設けられており、小役発生時において当該小役の重複当選期待度を表示させたい場合には、「する」に対応するチェックボックスをチェックし、対応するスロットマシンが重複当選機能を有しないスロットマシンである場合や、重複当選機能を有するスロットマシンである場合でも重複当選期待度を表示させない場合には、「しない」に対応するチェックボックスをチェックする。
また、重複当選小役枚数設定の項目には、小役1〜小役4の表示に対応して、小役の種別と払出枚数を指定する選択ウインドウが設けられており、対応するスロットマシン1において重複当選(同時当選)する各小役と、その払出枚数を指定する。
また、設定別当選確率データの項目においては、設定別当選確率データのデータファイルへのパスを指定するウインドウと、「参照」の選択入力部とが設けられており、「参照」を選択入力することで表示されるディレクトリ構成がアイコン化されたファイル参照画面において該当データファイルを選択することで、該選択したデータファイルのパスデータがウインドウ内に自動入力されるようになっている。
また、設定値推定用遊技情報設定の項目には、遊技情報1〜遊技情報6の表示に対応して選択ウインドウが設けられており、これら各選択ウインドウに、設定値の推定に用いる遊技情報、つまり、設定値が異なることで当選確率も異なることにより、設定値の推定に利用できる遊技情報、例えば、図7に示すスロットマシン1の設定別当選確率データの場合であれば、設定値が異なることで当選確率も異なるBB1確率、BB2確率、RB確率、チェリー確率、1枚役確率を選択すれば良い。
そして、これら呼び出しランプ設定画面における各項目において設定内容を指定した後に、該呼び出しランプ設定画面の下方に設けられている「設定」の選択入力部を選択入力することで、該呼び出しランプ設定画面にて選択した内容と設定別当選確率データのデータファイルとを含む設定情報が、本日遊技情報テーブルに当該台番号に対応して記憶されている呼び出しランプIDの呼び出しランプ装置200、すなわち、設定対象台に対応して設置されている呼び出しランプ装置200と、本日遊技情報テーブルに当該台番号に対応して記憶されている収集ユニットIDの収集ユニット50に対して送信され、これら設定情報が呼び出しランプ装置200のEEPROM276、並びに収集ユニット50のEEPROM576に記憶されて、該呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50において実施される後述の各処理において利用される。尚、収集ユニット50においては、接続されているスロットマシン1が複数の4台であるので、接続されているスロットマシン1の各台番号に対応付けて設定情報が記憶される。
つまり、本実施例のEEPROM276には、スロットマシン1の設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38により該スロットマシン1において選択可能とされた各設定値(1〜6)と、当該設定値(1〜6)に対応する前記評価情報の理論値である、ビッグボーナス(1)の当選確率、ビッグボーナス(2)の当選確率、レギュラーボーナスの当選確率、チェリー入賞確率、1枚役入賞確率とを対応付けて記憶する設定別当選確率データを有する設定情報が記憶されており、該EEPROM276によって本発明の設定特定情報記憶手段が形成されている。
以下、本実施例1のスロットマシン1から、BB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号の出力に応じて呼び出しランプ装置200において実施される各種処理について、図20〜24のフロー図に基づいて以下に説明する。
まず、これらBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号の信号変化の有無や入力の有無は、図20に示す割込監視処理を、制御マイコン(MPU)279が実施することにより、常時監視されている。
つまり、該割込監視処理においては、図20に示すように、まず、メダルIN信号の入力の有無を判定し(SK1)、該判定においてメダルIN信号の入力が無い場合にはSK2のステップに進んでメダルOUT信号の入力の有無を判定し、該判定においてメダルOUT信号の入力が無い場合にはSK3のステップに進んで、BB1信号、BB2信号、RB信号に変化があるか否かを判定し、変化がない場合にはSK1のステップに戻ることで、これらSK1〜SK3のステップを巡回実施することにより、メダルIN信号の入力の有無、メダルOUT信号の入力の有無、並びにBB1信号、BB2信号、RB信号の変化の有無を監視する。
そして、対応するスロットマシン1において、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始されることにより、メダルIN信号が信号入力部278dに入力された場合には、該メダルIN信号の入力がSK1のステップにおいて検知されて図21に示すSt1〜St4の各ステップから成る投入関連処理が実施され、対応するスロットマシン1において、ゲームが終了して、小役入賞またはリプレイが発生することに応じてメダルOUT信号が信号入力部278eに入力された場合には、該メダルOUT信号の入力がSK2のステップにおいて検知されて図22に示すSh1〜Sh11の各ステップから成る払出関連処理が実施され、BB1信号、BB2信号、RB信号に変化があった場合には、該信号変化がSK3のステップにおいて検知されて図23に示すS1〜S の各ステップから成る遊技状態特定処理並びに図24に示すSs1〜Ss8のステップから成る設定値推定処理が実施される。
まず、本実施例の投入関連処理においては、図21に示すように、入力されてきたメダルIN信号を構成するパルス数により、ゲームに使用されたメダル数(投入メダル数)を特定する。具体的に、メダルIN信号を構成するパルス数が1パルス(ボーナス中)であれば投入メダル数を1として特定し、メダルIN信号を構成するパルス数が3パルス(通常状態中またはRT中)であれば投入メダル数を3として特定する。
そしてSt2のステップに進み、St1のステップにおいて特定した投入メダル数を、遊技情報テーブルの総投入メダル数に加算更新する。尚、該総投入メダル数の更新に伴って差メダル数も更新される。
次に、St3のステップに進み、総ゲーム回数、ボーナス間ゲーム数に1を加算更新した後、小役ゲームカウンタを更新する(St4)。
このSt4のステップにおいては、小役ゲームカウンタに経過ゲーム数の数値が登録されている小役が存在する場合において、当該小役の経過ゲーム数の数値に1を加算更新することにより、当該小役の入賞が発生したときからの経過ゲーム数が小役ゲームカウンタにて計数される。
つまり、本実施例の投入関連処理のSt4のステップにおいて小役ゲームカウンタが更新されることにより、本発明の特定一般入賞発生特定手段となる、払出関連処理のSh3のステップにおいて特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役の発生が特定されてからのゲーム数が計数されており、該投入関連処理のSt4のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明のゲーム数計数手段が構成されている。
また、本実施例の呼び出しランプ装置200に実施される払出関連処理においては、図22に示すように、まず、入力されてきたメダルOUT信号を構成するパルス数により、払出されたメダル数(払出メダル数)を特定する。具体的に、メダルOUT信号を構成するパルス数が1パルスであれば払出メダル数を1として特定し、メダルOUT信号を構成するパルス数が3パルスであれば払出メダル数を3として特定し、メダルOUT信号を構成するパルス数が5パルスであれば払出メダル数を5として特定し、メダルOUT信号を構成するパルス数が10パルスであれば払出メダル数を10として特定し、メダルOUT信号を構成するパルス数が15パルスであれば払出メダル数を15として特定する(Sh1)。
そしてSh2のステップに進み、Sh1のステップにおいて特定した払出メダル数を、遊技情報テーブルの総払出メダル数に加算更新する。尚、該総払出メダル数の更新に伴って差メダル数も更新される。
次に、Sh3のステップに進み、Sh1のステップにおいて特定した払出メダル数に対応する重複当選(同時当選)が可能な重複当選小役の発生を特定する。
具体的には、EEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選小役枚数設定データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における重複当選小役枚数設定の項目における設定内容に基づく設定データにより、特定した払出メダル数が4であればチェリーが発生したものとして特定し、特定した払出メダル数が5であればスイカが発生したものとして特定し、特定した払出メダル数が1であれば1枚役が発生したものとして特定する。
つまり、本実施例の制御マイコン(MPU)279は、払出関連処理のSh3のステップにおいて、情報入力手段となる信号入力部278eへの特定一般入賞情報となるメダルOUT信号の入力に基づいて、複数種類の特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役の内、いずれの特定の一般入賞が発生したかを特定しており、該払出関連処理のSh3のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明における特定一般入賞発生特定手段が形成されている。
尚、特定した払出メダル数がリプレイの発生に伴う3であったり、ベルの入賞発生による10であった場合には、重複当選小役以外の役入賞が発生したものと特定する。
そして、Sh4のステップに進み、Sh3のステップにおいて重複当選小役の発生が特定されたか否かを判定し、該判定において重複当選小役の発生が特定されていないと判定された場合に、すなわち、払出メダル数が3または10であった場合には当該処理を終了する一方、該Sh4の判定において重複当選小役の発生が特定されたと判定された場合には、Sh5のステップに進み、遊技情報テーブル(本日データ)のSh3のステップにおいて特定した小役の入賞回数に1を加算する。
具体的には、Sh3のステップにおいて特定した小役がチェリーであれば、遊技情報テーブルのチェリー入賞回数(本日データ)に1を加算し、Sh3のステップにおいて特定した小役がスイカであれば、遊技情報テーブルのスイカ入賞回数(本日データ)に1を加算し、Sh3のステップにおいて特定した小役が1枚役であれば、遊技情報テーブルの1枚入賞回数(本日データ)に1を加算する。
つまり、本実施例の払出関連処理のSh5のステップにおいては、本発明の特定一般入賞発生特定手段となる払出関連処理のSh3のステップによって発生が特定された、前記特定の一般入賞の種類毎の発生回数である、遊技情報テーブルのチェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数に1を加算更新することで、これら各回数が集計されており、該払出関連処理のSh5のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明における特定一般入賞回数集計手段が構成されている。
次に、Sh6のステップに進み、小役ゲームカウンタを更新する。具体的に該Sh6のステップにおいては、Sh3のステップにおいて特定した小役に対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、前述した投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定した小役以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新する。
そして、Sh6のステップに進んで、EEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度表示設定データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における重複当選期待度表示設定の項目における設定内容に基づく設定データにより、期待度表示設定がなされているか否かを判定し、期待度表示設定がなされていない場合には当該処理を終了する一方、期待度表示設定がなされている場合には、Sh8のステップに進み、Sh3のステップにおいて発生を特定した小役、例えばスイカの重複当選回数、すなわち、遊技情報テーブルにおける重複当選スイカ入賞回数(本日データ)が「0」であるか否か、つまり、営業開始時点からの経過時間が短い場合や、対応するスロットマシン1における遊技時間が短く、未だに重複当選回数が「0」である場合であるか否かを判定する。
そして、重複当選回数が「0」である場合には、Sh11のステップに進み、Sh3のステップにおいて発生を特定した小役であるスイカ入賞回数(前日データ)に対する重複当選スイカ入賞回数(前日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(前日データ)に対するスイカ−BB1重複当選回数(前日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(前日データ)に対するスイカ−BB2重複当選回数(前日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(前日データ)に対するスイカ−RB重複当選回数(前日データ)との割合(%)とを算出した後、Sh10のステップに進んで、これら算出した各割合(%)を、各種重複当選期待度として表示画面261に表示する(図25(b)参照)。
一方、重複当選回数が「0」でない場合には、Sh8からSh9のステップに進み、Sh3のステップにおいて発生を特定した小役であるスイカ入賞回数(本日データ)に対する重複当選スイカ入賞回数(本日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(本日データ)に対するスイカ−BB1重複当選回数(本日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(本日データ)に対するスイカ−BB2重複当選回数(本日データ)との割合(%)と、スイカ入賞回数(本日データ)に対するスイカ−RB重複当選回数(本日データ)との割合(%)とを算出した後、Sh10のステップに進んで、これら算出した各割合(%)を、各種重複当選期待度として表示画面261に、図25(b)に示すように表示した後、当該処理を終了する。
つまり、本実施例の払出関連処理のSh10においては、本発明の特定一般入賞発生特定手段となる払出関連処理のSh3のステップによって特定の一般入賞となるチェリー、スイカ、1枚役の発生が特定されたときに、本発明における特定一般入賞回数集計手段となる遊技情報テーブルにて集計された、当該発生が特定された小役の特定一般入賞回数、つまり、チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数に対する、該遊技情報テーブルにて集計された重複当選特別入賞回数である、重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数の割合となる、当該発生した小役のトータル重複当選期待度(%)と、当該発生した小役の入賞回数(チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数のいずれか)に対するビッグボーナス(1)の重複当選回数(チェリー−BB1重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数)の割合となる、当該発生した小役のBB1重複当選期待度(%)と、当該発生した小役の入賞回数(チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数のいずれか)に対するビッグボーナス(2)の重複当選回数(チェリー−BB2重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数)の割合となる、当該発生した小役のBB2重複当選期待度(%)と、当該発生した小役の入賞回数(チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数のいずれか)に対するレギュラーボーナスの重複当選回数(チェリー−RB重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−RB重複当選回数)の割合となる、当該発生した小役のRB重複当選期待度(%)とが表示されており、該Sh10のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって、本発明における重複当選期待度情報表示手段が構成されている。
尚、これらSh10のステップにおいては、表示カウンタが、所定ゲーム数である5がセットされている初期状態にリセットされるとともに、該表示カウンタの値が、小役ゲームカウンタが前述のSt4のステップにおいて更新される際に1が減算更新され、該表示カウンタの値が0となったときに、若しくは、図25(c)に示すようにビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)またはレギュラーボーナスが発生したときに、これら各種重複当選期待度の表示が終了されるようになっている。
尚、本実施例では、これら重複当選期待度として、各割合(%)を算出し、該算出した各割合(%)を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら重複当選期待度としては、例えば、スイカ入賞回数(本日データ)が60回であって、重複当選スイカ入賞回数(本日データ)が5回である場合に、これら割合を算出することなく、これら割合を遊技者等が特定できるように、「トータル60回中の5回が重複当選です」のように表示しても良い。
また、本実施例の呼び出しランプ装置200に実施される遊技状態特定処理について、図23に基づき説明すると、まず、S1、S11の各ステップを実施することで、変化した信号が、BB1信号であるか、BB2信号であるか、RB信号であるかを特定する。
変化した信号がBB1信号である場合には、S1のステップにおいて「Yes」と判定されてS2のステップに進み、当該BB1信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化であるか、つまり、変化後のBB1信号の入力状態が「ON」状態であるか否かを判定する。
該判定においてBB1信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化でない場合、つまり、変化後のBB1信号の入力状態が「OFF」状態である場合には、S27のステップに進み、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「通常」に更新した後、当該処理を終了する一方、変化後のBB1信号の入力状態が「ON」状態である場合には、S3のステップに進み、対応するスロットマシン1においてビッグボーナス(1)への移行を伴う特別入賞である「赤7−赤7−赤7」が発生したと特定する。
そして、S4のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「BB1」に更新するとともに、本日データのBB1回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS4のステップにおいては、本発明の当選種別特別入賞回数特定情報を成すBB1回数に1を加算更新することで、これらBB1回数が集計されており、該遊技状態特定処理のS4のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明における当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
次に、S5のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて計数されている経過ゲーム数が、設定情報中の重複当選判定ゲーム数データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における重複当選判定ゲーム数の項目における設定内容に基づく重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内であるか否かを判定する。
そして、該判定において重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内でない場合、つまり経過ゲーム数が例えば6ゲーム以上のゲーム数である場合には、当該発生したビッグボーナス(1)を単独当選特別入賞と判定してS9のステップに進み、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
一方、重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内である場合には、S5のステップにおける判定において「Yes」と判定されてS6のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて該経過ゲームに対応している小役、例えばチェリーが当該発生したビッグボーナス(1)と重複当選(同時当選)した重複当選小役として特定するとともに、当該発生したビッグボーナス(1)を重複当選特別入賞と判定し(S6)、当該重複当選小役であるチェリーの重複当選チェリー入賞回数に1を加算更新するとともに(S7)、当該重複当選小役であるチェリーとビッグボーナス(1)との重複当選回数であるチェリー−BB1重複当選回数に1を加算更新した後(S8)、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに(S9)、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
つまり、本実施例のS5並びにS6のステップにおいては、小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、本発明の特別入賞発生特定手段となるS3のステップにおいて発生が特定されたビッグボーナス(1)を、前記特定の一般入賞(例えばチェリー)と同時に発生を許容する旨が決定された重複当選特別入賞と判定するとともに、重複当選判定期間外となる小役ゲームカウンタによるゲーム数が6ゲーム以上である場合においてS3のステップにおいて発生が特定された特別入賞を単独当選特別入賞と判定しており、該S5並びにS6のステップによって本発明の重複当選特別入賞判定手段が形成されている。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS7並びにS8のステップにおいては、本発明におけるゲーム数計数手段を成す小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、該遊技状態特定処理のS3のステップにおいて発生が特定されたビッグボーナス(1)の発生回数、つまり、本発明の重複当選特別入賞判定手段となる遊技状態特定処によって重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数であって、特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数、すなわち、遊技情報テーブルの重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数並びに、特別入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数となる、当該小役とビッグボーナス(1)との重複当選回数であるチェリー−BB1重複当選回数や、スイカー−BB1重複当選回数や、1枚−BB1重複当選回数に1を加算更新することによりこれらの各回数を集計しており、該遊技状態特定処理のS7並びにS8のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の重複当選特別入賞回数集計手段並びに当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
また、変化した信号がBB2信号である場合には、S1のステップにおいて「No」と判定された後にS11のステップにおいて「Yes」と判定されてS12のステップに進み、当該BB2信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化であるか、つまり、変化後のBB2信号の入力状態が「ON」状態であるか否かを判定する。
該判定においてBB2信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化でない場合、つまり、変化後のBB2信号の入力状態が「OFF」状態である場合には、S27のステップに進み、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「通常」に更新した後、当該処理を終了する一方、変化後のBB2信号の入力状態が「ON」状態である場合には、S13のステップに進み、対応するスロットマシン1においてビッグボーナス(2)への移行を伴う特別入賞である「白7−白7−赤7」が発生したと特定する。
そして、S14のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「BB2」に更新するとともに、本日データのBB2回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS14のステップにおいては、本発明の当選種別特別入賞回数特定情報を成すBB2回数に1を加算更新することで、これらBB2回数が集計されており、該遊技状態特定処理のS14のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明における当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
次に、S15のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて計数されている経過ゲーム数が、設定情報中の重複当選判定ゲーム数データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における重複当選判定ゲーム数の項目における設定内容に基づく重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内であるか否かを判定する。
そして、該判定において重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内でない場合、つまり経過ゲーム数が例えば6ゲーム以上のゲーム数である場合には、当該発生したビッグボーナス(2)を単独当選特別入賞と判定してS9のステップに進み、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
一方、重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内である場合には、S15のステップにおける判定において「Yes」と判定されてS16のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて該経過ゲームに対応している小役、例えばスイカが当該発生したビッグボーナス(2)と重複当選(同時当選)した重複当選小役として特定するとともに、当該発生したビッグボーナス(2)を重複当選特別入賞と判定し(S16)、当該重複当選小役であるスイカの重複当選スイカ入賞回数に1を加算更新するとともに(S17)、当該重複当選小役であるスイカとビッグボーナス(1)との重複当選回数であるスイカ−BB2重複当選回数に1を加算更新した後(S18)、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに(S9)、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
つまり、本実施例のS15並びにS16のステップにおいては、小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、本発明の特別入賞発生特定手段となるS13のステップにおいて発生が特定されたビッグボーナス(2)を、前記特定の一般入賞(例えばスイカ)と同時に発生を許容する旨が決定された重複当選特別入賞と判定するとともに、重複当選判定期間外となる小役ゲームカウンタによるゲーム数が6ゲーム以上である場合においてS3のステップにおいて発生が特定された特別入賞を単独当選特別入賞と判定しており、該S15並びにS16のステップによって本発明の重複当選特別入賞判定手段が形成されている。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS17並びにS18のステップにおいては、本発明におけるゲーム数計数手段を成す小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、該遊技状態特定処理のS13のステップにおいて発生が特定されたビッグボーナス(2)の発生回数、つまり、本発明の重複当選特別入賞判定手段となる遊技状態特定処によって重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数であって、特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数、すなわち、遊技情報テーブルの重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数並びに、特別入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数となる、チェリー−BB2重複当選回数や、スイカー−BB2重複当選回数や、1枚−BB2重複当選回数に1を加算更新することによりこれらの各回数を集計しており、該遊技状態特定処理のS17並びにS18のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の重複当選特別入賞回数集計手段並びに当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
また、変化した信号がRB信号である場合には、S1のステップにおいて「No」と判定された後にS11のステップにおいても「No」と判定されてS19のステップに進み、その時点においてBB1信号またはBB2信号が「ON」状態であるか否かを判定し、BB1信号またはBB2信号が「ON」状態である場合には、当該処理を終了する。
一方、BB1信号またはBB2信号が「OFF」状態である場合には、S20のステップに進み、当該RB信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化であるか、つまり、変化後のRB信号の入力状態が「ON」状態であるか否かを判定する。
該判定においてRB信号の変化が「OFF」状態から「ON」状態に移行した変化でない場合、つまり、変化後のRB信号の入力状態が「OFF」状態である場合には、S27のステップに進み、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「通常」に更新した後、当該処理を終了する一方、変化後のRB信号の入力状態が「ON」状態である場合には、S21のステップに進み、対応するスロットマシン1においてレギュラーボーナスへの移行を伴う特別入賞である「黒BAR−黒BAR−赤7」が発生したと特定する。
そして、S22のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データの遊技状態を「RB」に更新するとともに、本日データのRB回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS22のステップにおいては、本発明の当選種別特別入賞回数特定情報を成すRB回数に1を加算更新することで、これらRB回数が集計されており、該遊技状態特定処理のS22のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明における当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
次に、S23のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて計数されている経過ゲーム数が、設定情報中の重複当選判定ゲーム数データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における重複当選判定ゲーム数の項目における設定内容に基づく重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内であるか否かを判定する。
そして、該判定において重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内でない場合、つまり経過ゲーム数が例えば6ゲーム以上のゲーム数である場合には、当該発生したレギュラーボーナスを単独当選特別入賞と判定してS9のステップに進み、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
一方、重複当選判定ゲーム数(例えば5ゲーム)以内である場合には、S23のステップにおける判定において「Yes」と判定されてS24のステップに進み、小役ゲームカウンタにおいて該経過ゲームに対応している小役、例えば1枚役(1)〜(3)が当該発生したレギュラーボーナスと重複当選(同時当選)した重複当選小役として特定するとともに、当該発生したレギュラーボーナスを重複当選特別入賞と判定し(S24)、当該重複当選小役である1枚役(1)〜(3)の重複当選1枚入賞回数に1を加算更新するとともに(S25)、当該重複当選小役である1枚役(1)〜(3)とレギュラーボーナスとの重複当選回数である1枚−RB重複当選回数に1を加算更新した後(S26)、小役ゲームカウンタをリセット(全ての小役に対応する経過ゲーム数を「−」に更新)するとともに(S9)、ボーナス間ゲーム数を「0」にリセットして(S10)、当該処理を終了する。
つまり、本実施例のS23並びにS24のステップにおいては、小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、本発明の特別入賞発生特定手段となるS21のステップにおいて発生が特定されたレギュラーボーナスを、前記特定の一般入賞(例えば1枚役(1)〜(3))と同時に発生を許容する旨が決定された重複当選特別入賞と判定するとともに、重複当選判定期間外となる小役ゲームカウンタによるゲーム数が6ゲーム以上である場合においてS21のステップにおいて発生が特定された特別入賞を単独当選特別入賞と判定しており、該S23並びにS24のステップによって本発明の重複当選特別入賞判定手段が形成されている。
つまり、本実施例の遊技状態特定処理のS25並びにS26のステップにおいては、本発明におけるゲーム数計数手段を成す小役ゲームカウンタによって所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの重複当選判定期間に、該遊技状態特定処理のS21のステップにおいて発生が特定されたレギュラーボーナスの発生回数、つまり、本発明の重複当選特別入賞判定手段となる遊技状態特定処によって重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数であって、特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数、すなわち、遊技情報テーブルの重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数、並びに、特別入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数となる、チェリー−RB重複当選回数や、スイカー−RB重複当選回数や、1枚−RB重複当選回数に1を加算更新することによりこれらの各回数を集計しており、該遊技状態特定処理のS25並びにS26のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の重複当選特別入賞回数集計手段並びに当選種別特別入賞回数特定情報集計手段が構成されている。
また、本実施例の制御マイコン(MPU)279が実施する遊技状態特定処理のS3、S13、S21の各ステップにおいては、情報入力手段となる信号入力部278a〜278eへの特別入賞情報となるBB1信号、BB1信号、RB信号の入力に基づいて、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行を伴う複数種類の特別入賞である「赤7−赤7−赤7」、「白7−白7−赤7」、「黒BAR−黒BAR−赤7」の内、いずれの特別入賞が発生したかを特定しており、該遊技状態特定処理を実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明における特別入賞発生特定手段が形成されている。
次に、これら図23に示す遊技状態特定処理に次いで実施される図24に示す設定値推定処理について説明すると、まず、EEPROM276に記憶されている設定情報中の設定値推定用遊技情報設定データ、つまり、図19の呼び出しランプ設定画面における設定値推定用遊技情報設定の項目における設定内容に基づく設定データにより、対応するスロットマシン1の設定値を推定するために用いる推定用遊技情報(評価情報)がどの遊技情報であるか、具体的には、図19に示す例であれば、BB1確率、BB2確率、RB確率、チェリー確率、1枚役確率が推定用遊技情報(評価情報)であると特定する(Ss1)。
そして、Ss1にて特定した推定用遊技情報(評価情報)であるBB1確率、BB2確率、RB確率、チェリー確率、1枚役確率の各確率を、遊技情報テーブルの本日データから抽出したBB1回数、BB2回数、RB回数、チェリー回数、1枚役回数を遊技情報テーブルの総ゲーム数の値により抽出した各回数を除することにより算出する(Ss2)。
そして、Ss2において算出した各確率を、EEPROM276に記憶されている設定情報中の設定別当選確率データ(ファイルデータ、図7参照)における当該遊技情報の各確率(理論値)と照合し、算出した確率が最も近い設定値を各推定用遊技情報毎に特定する(Ss3)。尚、この際、BB1回数、BB2回数、RB回数が「0」であることにより算出した確率が「0」である場合には、当該「0」である推定用遊技情報の設定値の特定は実施せず、後述するSs4の平均対象からも除外する。
そして、Ss3にて特定した設定値の平均値を四捨五入することにより、本日の設定値を推定し、該推定設定値を遊技情報テーブルの本日データの推定設定値として更新記憶する。
具体的には、Ss3にて特定した設定値が、例えば、BB1回数による確率(BB1確率)が最も近い設定値が「4」であり、BB2回数による確率(BB2確率)が最も近い設定値が「5」であり、RB回数による確率(RB確率)が最も近い設定値が「6」であり、チェリー回数による確率(チェリー確率)が最も近い設定値が「5」であり、1枚役回数による確率(1枚役確率)が最も近い設定値が「4」である場合であれば、これらの平均である4.8が算出され、該4.8を四捨五入した「5」を設定値として推定する。
つまり、本実施例の設定値推定処理におけるSs3のステップにおいては、本発明の評価情報集計手段となる遊技情報テーブルにて集計した総ゲーム回数、BB1回数、BB2回数、RB回数、チェリー入賞回数、1枚入賞回数に基づいて算出した評価情報である各確率(BB1確率、BB2確率、RB確率、チェリー確率、1枚役確率)と、本発明の設定特定情報記憶手段となるEEPROM276中の設定別当選確率データに記憶されている評価情報の理論値となる各当選確率とに基づいて、対応するスロットマシン1の設定値を推定しており、該Ss3のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明における設定値推定手段が形成されている。
そして、該特定した推定設定値を含むとともに、その時点において遊技情報テーブルの遊技状態に記憶されている遊技状態、例えばBB(2)に対応する表示画面、具体的には図25(c)に示すように、「ビッグボーナス2発生中」の表示と、「推定設定値は5です。」を含む表示画面を表示画面261に表示するとともに、表示カウンタを、所定ゲーム数である5がセットされている初期状態にリセットする(Ss5)。
つまり、本実施例の設定値推定処理におけるSs5のステップにおいては、本発明の設定値推定手段となるSs3のステップにおいて推定した設定値を表示しており、該Ss5のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって本発明の推定設定値表示手段が形成されている。
尚、この表示カウンタの値は、小役ゲームカウンタが前述のSt4のステップにおいて更新される際に1が減算更新され、該表示カウンタの値が0となったときに、「推定設定値は5です。」の表示を消去するようになっている。
次に、Ss6のステップに進んで、Ss4のステップにおいて推定した本日の推定設定値と、遊技情報テーブルに前日データとして記憶されている前日推定設定値とを比較し、本日の推定設定値が前日推定設定値よりも大きいか否かを判定する。
つまり、本実施例の設定値推定処理のSs6のステップにおいて、当日において本発明の設定値推定手段となるSs4のステップにて推定した当日設定値と、前記前日設定値記憶手段となる遊技情報テーブルに記憶されている前日データの推定設定値(前日設定値)とを比較しており、該Ss6のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明における設定値比較手段が形成されている。
該判定にて本日の推定設定値が前日推定設定値よりも大きいと判定された場合には、Ss7のステップに進み、対応するスロットマシン1の設定値が前日を上回る旨の表示となる「設定向上台かも」の表示を、表示画面261の2カ所の上方隅部位置に常時表示するように表示を更新させて当該処理を終了する一方、該Ss6のステップにおける判定にて本日の推定設定値が前日推定設定値よりも大きくないと判定された場合には、Ss8のステップに進み、対応するスロットマシン1の設定値が前日を上回る旨の表示となる「設定向上台かも」の表示が常時表示されていれば、当該表示を消去するように表示を更新させて当該処理を終了する。
つまり、本実施例の設定値推定処理のSs7のステップにおいて、本発明の設定値比較手段となるSs6のステップにおける比較結果が前記当日設定値が前記前日設定値を上回るとの比較結果であるときに、当日設定値が前日設定値を上回る旨となる「設定向上台かも」を表示しており、該Ss7のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって本発明における比較結果表示手段が形成されている。
次に、本実施例の呼び出しランプ装置200の表示画面261に表示される表示内容について、図26に基づき説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200の表示画面261には、図25(a)並びに図26(a)に示すように、通常においては対応するスロットマシン1の台データを含む通常画面が表示されている。
この通常画面中の台データは、遊技情報テーブルにおいて集計された本日データに基づいて表示されるものであり、「総ゲーム数」の表示に対応付けて本日データの総ゲーム回数が表示され、「BB(1)回数」の表示に対応付けて本日データのBB1回数が表示され、「BB(2)回数」の表示に対応付けて本日データのBB2回数が表示され、「RB回数」の表示に対応付けて本日データのRB回数が表示され、「BB間ゲーム数」の表示に対応付けて本日データのボーナス間ゲーム数が表示されるとともに、「BB(1)確率」の表示に対応付けて本日データのBB1回数を本日データの総ゲーム数で除した値が分数形式にて表示され、「BB(2)確率」の表示に対応付けて本日データのBB2回数を本日データの総ゲーム数で除した値が分数形式にて表示され、「RB確率」の表示に対応付けて本日データのRB回数を本日データの総ゲーム数で除した値が分数形式にて表示されるようになっている。
また、表示画面261の下方表示領域には、前記入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する位置に、「次データ」、「前日」、「前々日」、「呼出」の各入力メニューが表示されるようになっている。
この入力メニューの内、「呼出」のメニューに対応する入力ボタン255dを操作した場合には、電球267が点灯制御されて係員の呼び出しの報知が実施される。
また、入力メニューの内、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作した場合や、「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作した場合には、遊技情報テーブルの前日データ並びに前々日データに基づく台データ(総ゲーム数、BB(1)回数、BB(2)回数、RB回数、BB(1)確率、BB(2)確率、RB確率)が表示される。
また、入力メニューの内、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作した場合には、図26(b)に示すように、遊技情報テーブルの各データに基づき、重複当選(同時当選)に関する各データを含む台データ2並びに台データ3画面を表示する台データ表示処理が、制御マイコン(MPU)279において実施されることにより台データ2画面並びに台データ3画面が表示される。
本実施例の台データ2画面には、縦軸項目として「重複当選BB(1)回数」、「重複当選BB(2)回数」、「重複当選RB回数」の3つの項目と、横軸項目として、重複当選(同時当選)する各小役である「チェリー」、「スイカ」、「1枚役」とともに、重複当選(同時当選)しない「単独」と、「合計」の項目とが表示され、これら表示項目により構成されるマトリックスに、対応するデータが表示されるようになっている。
つまり、「重複当選BB(1)回数」と「チェリー」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー−BB1重複当選回数が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「スイカ」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ−BB1重複当選回数が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「1枚役」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚−BB1重複当選回数が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「単独」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのBB1回数からチェリー−BB1重複当選回数とスイカ−BB1重複当選回数と1枚−BB1重複当選回数とを減じた数値が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「合計」とに該当する位置には遊技情報テーブルにおける本日データのBB1回数が表示される。
同様に、「重複当選BB(2)回数」と「チェリー」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー−BB2重複当選回数が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「スイカ」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ−BB2重複当選回数が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「1枚役」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚−BB2重複当選回数が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「単独」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのBB2回数からチェリー−BB2重複当選回数とスイカ−BB2重複当選回数と1枚−BB2重複当選回数とを減じた数値が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「合計」とに該当する位置には遊技情報テーブルにおける本日データのBB2回数が表示される。
同様に、「重複当選RB回数」と「チェリー」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー−RB重複当選回数が表示され、「重複当選RB回数」と「スイカ」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ−RB重複当選回数が表示され、「重複当選RB回数」と「1枚役」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚−RB重複当選回数が表示され、「重複当選RB回数」と「単独」とに該当する位置には、遊技情報テーブルにおける本日データのRB回数からチェリー−RB重複当選回数とスイカ−RB重複当選回数と1枚−RB重複当選回数とを減じた数値が表示され、「重複当選RB回数」と「合計」とに該当する位置には遊技情報テーブルにおける本日データのRB回数が表示される。
つまり、本実施例の台データ表示処理においては、本発明の当選種別特別入賞回数特定情報集計手段を成す遊技情報テーブルにて集計された当選種別特別入賞回数特定情報であるBB1回数、BB2回数、RB回数、並びにチェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数、1枚−RB重複当選回数により特定される各小役であるチェリー、スイカ、1枚役毎の重複当選特別入賞回数、並びに各特別入賞毎の重複当選特別入賞回数(各小役−BB1重複当選回数の合計、各小役−BB2重複当選回数の合計、各小役−RB重複当選回数の合計を算出する回数)と、各特別入賞毎の単独当選特別入賞回数(BB1回数から各小役−BB1重複当選回数の合計を減算した回数、BB2回数から各小役−BB2重複当選回数の合計を減算した回数、RB回数から各小役−RB重複当選回数の合計を減算した回数であって、「単独」の表示に対応する回数)とが液晶表示装置266に表示されており、該台データ表示処理を実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって、本発明の当選種別特別入賞回数表示手段が形成されている。
そして、この台データ2画面の下方表示領域にも、図26(b)に示すように、台データ画面と同様に、入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する位置に、「次データ」、「前日」、「前々日」、「呼出」の各入力メニューが表示されるようになっている。
これら入力メニューの内、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作した場合や、「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作した場合には、遊技情報テーブルの前日データ並びに前々日データに基づく台データ2画面、つまり、重複当選(同時当選)に関する各種のデータが、本日データに基づく台データ2画面と同様に表示される。
また、これら台データ2画面における入力メニューの内、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作した場合には、図26(c)に示すように、台データ2画面中の各小役に対応する各種の重複当選回数の表示に対応して、当該小役の総入賞回数が、分母形態にて表示される台データ3画面が表示される。
この台データ3画面における「重複当選BB(1)回数」と「チェリー」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー入賞回数が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「スイカ」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ入賞回数が表示され、「重複当選BB(1)回数」と「1枚役」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚入賞回数が表示される。
同様に、「重複当選BB(2)回数」と「チェリー」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー入賞回数が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「スイカ」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ入賞回数が表示され、「重複当選BB(2)回数」と「1枚役」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚入賞回数が表示される。
同様に、「重複当選RB回数」と「チェリー」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのチェリー入賞回数が表示され、「重複当選RB回数」と「スイカ」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データのスイカ入賞回数が表示され、「重複当選RB回数」と「1枚役」とに該当する位置の分母としては、遊技情報テーブルにおける本日データの1枚入賞回数が表示される。
つまり、本実施例の当選種別特別入賞回数表示手段を成す台データ表示処理においては、本発明の当選種別特別入賞回数特定情報となる「重複当選BB(1)回数」、「重複当選BB(2)回数」、「重複当選RB回数」と各小役表示とに該当する位置の重複当選特別入賞回数とともに、特定一般入賞回数集計手段を成す遊技情報テーブルにて集計されたチェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数を表示している。
次に、本実施例の収集ユニット50において実施される処理について、以下に簡潔に説明すると、収集ユニット50の制御マイコン(MPU)579が実施する処理は、呼び出しランプ装置200における表示画面1の表示に係わる処理や呼び出しランプ(ランニング点灯等)の点灯処理等がないことが異なるのみで、基本的には、呼び出しランプ装置200における制御マイコン(MPU)279が実施する前述の各処理と同様とされている。
つまり、収集ユニット50の制御マイコン(MPU)579も、呼び出しランプ装置200における制御マイコン(MPU)279と同様に、図20に示す割込監視処理を各ポート毎に割り当てられた4つの個別のタスクにおいて実施することで、第1ポート581から第4ポート584までの4つのポート毎に割込監視処理、並びに該割込監視処理に付随して実施することになる投入関連処理(図21)、払出関連処理(図22)、遊技状態特定処理(図23)を、独立して実施できるようになっている。
つまり、本実施例の収集ユニット50は、各種の遊技情報を遊技情報テーブルに収集してホールコンピュータ140に台遊技情報データとして送信すれば良く、これら収集した遊技情報を表示出力する必要がないので、上記した各処理において表示に係わる処理については、実施しないようになっているとともに、遊技情報テーブル並びに小役ゲームカウンタを更新する場合には、対応するポートに接続されているスロットマシン1の台番号のデータのみを更新、又は利用するようになっている。
具体的には、表示に係わる処理となる払出関連処理(図22)におけるSh7〜Sh10の処理や、設定値推定処理に関しては実施しない。
このように、収集ユニット50の制御マイコン(MPU)579が、割込監視処理(図20)、投入関連処理(図21)、払出関連処理(図22)、遊技状態特定処理(図23)、設定値推定処理(図24)を、4つのポート毎に独立して実施することで、4つのポートのそれぞれに接続されている各スロットマシン1の遊技情報が、図15に示す遊技情報テーブルにおいて集計されて、台遊技情報データ(図14(b)参照)としてホールコンピュータ140に送信され、該台遊技情報データの受信に応じて本日遊技情報テーブル内の各遊技情報が更新される。
そして、このようしてホールコンピュータ140の本日遊技情報テーブルにおいて管理されている各遊技情報は、該ホールコンピュータ140において所定の表示操作を実施する、具体的には、台データを表示させたいスロットマシン1の台番号の指定操作を実施することにより、該指定した台番号に対応付けて本日遊技情報テーブルにおいて記憶されている各遊技情報が、図27に示すように、台別遊技情報画面において表示される。
尚、本実施例の台別遊技情報画面には、図27に示すように、本日遊技情報テーブルにおいて管理している各遊技情報である、総投入メダル数、総払出メダル数と、差メダル数と、総ゲーム数と、ボーナス間ゲーム数と、BB(1)発生回数と、チェリー−BB(1)重複当選回数と、スイカ−BB(1)重複当選回数と、1枚−BB(1)重複当選回数と、BB(2)発生回数と、チェリー−BB(2)重複当選回数と、スイカ−BB(2)重複当選回数と、1枚−BB(2)重複当選回数と、RB発生回数と、チェリー−RB重複当選回数と、スイカ−RB重複当選回数と、1枚−RB重複当選回数と、チェリー入賞回数と、重複当選チェリー入賞回数と、スイカ入賞回数と、重複当選スイカ入賞回数と、1枚入賞回数と、重複当選1枚入賞回数と、ボーナス間ゲーム回数に加えて、これらの遊技情報に基づくチェリー−BB(1)重複当選期待度、チェリー−BB(2)重複当選期待度、チェリー−RB重複当選期待度、スイカ−BB(1)重複当選期待度、スイカ−BB(2)重複当選期待度、スイカ−RB重複当選期待度、1枚−BB(1)重複当選期待度、1枚−BB(2)重複当選期待度、1枚−RB重複当選期待度が、呼び出しランプ装置200と同様に算出されて一覧表示されるようになっている。
次に、実施例2に係る遊技用システムに関して、図28〜図40を参照して説明する。尚、本実施例2は請求項4〜6に対応しており、本実施例2の特徴としては、前記実施例1のスロットマシン1が、各小役の入賞出力を実施しないスロットマシンであるので、これら小役の入賞発生をメダルOUT信号のパルス数により特定しているのに対し、本実施例2のスロットマシン1’は、各小役の入賞発生時に該発生した小役に対応する信号出力がなされることにより、これら各小役に対応する信号出力により各小役の入賞発生が特定できる点と、実施例1の呼び出しランプ装置200では、重複当選期待度を、遊技情報テーブルにおいて集計した各遊技情報から算出して表示している対し、本実施例2の呼び出しランプ装置200においては、予め重複当選期待度データ(図35参照)に記憶されている重複当選期待度を使用して表示している点であり、その他のシステム構成等は、前述の実施例1の遊技用システムと同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分について以下に説明する。
まず、本実施例2に用いたスロットマシン1’について説明すると、本実施例2のスロットマシン1’も、その構成は実施例1のスロットマシン1とほぼ同一とされているが、異なる点としては、実施例1のスロットマシン1は、小役として1枚役(1)〜(3)が発生するスロットマシンであるのに対し、本実施例2のスロットマシン1’は、図28の当選役テーブルに示すように、発生する小役として、これら1枚役(1)〜(3)に代えてメダル払い出しが発生しないチャンス役「オレンジ−オレンジ−オレンジ」が発生するスロットマシンとされている。
つまり、本実施例2のスロットマシン1’における役としては、図28に示すように、特別役としてビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスが、小役としてチェリー、スイカ、チャンス役、ベルが、再遊技役としてリプレイが定められている。また、スロットマシン1’における役の組み合わせとしては、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+スイカ、ビッグボーナス(2)+スイカ、レギュラーボーナス+スイカ、ビッグボーナス(1)+チャンス役、ビッグボーナス(2)+チャンス役、レギュラーボーナス+チャンス役が定められている。すなわち、役及び役の組み合わせの合計は16となっている。
チャンス役は、いずれの遊技状態においても入賞ラインのいずれかに「オレンジ−オレンジ−オレンジ」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、通常遊技状態及びRTにおいてはメダルが払い出しはないが、レギュラーボーナスにおいては実施例1の1枚役と同様に15枚のメダルが払い出される。
次に、本実施例2のスロットマシン1’における内部抽選について簡潔に説明する。内部抽選における遊技状態に応じて定められた各役及び役の組み合わせの参照は、図28に示した当選役テーブルに登録された役番号の順番で行われる。遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれの特別役も持ち越されていない状態、すなわち状態番号として「0」または「1」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号0〜16の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
また、遊技状態が通常遊技状態またはRTであり、いずれかの特別役が持ち越されている状態、すなわち状態番号として「2」または「3」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号12〜16の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
また、遊技状態がレギュラーボーナス、すなわち状態番号として「4」が設定されている場合には、当選役テーブルを参照し、役番号13〜16の役及び役の組み合わせが内部抽選の対象役として順に読み出される。
そして内部抽選では、実施例1と同様に、該内部抽選の対象となる役または役の組み合わせ及び現在の遊技状態を示す状態番号について定められた判定値数を、内部抽選用の乱数に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役または役の組み合わせに当選したものと判定される。
また、図36は、通常遊技状態またはRTにおいていずれの特別役も持ち越されていない場合の、設定値別の役及び役の組み合わせの当選確率を示す図である。
本実施例では、通常遊技状態においていずれの特別役も持ち越されていない場合に、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+スイカ、ビッグボーナス(2)+スイカ、レギュラーボーナス+スイカ、ビッグボーナス(1)+チャンス役、ビッグボーナス(2)+チャンス役、レギュラーボーナス+チャンス役、リプレイ、チェリー、スイカ、チャンス役、ベルが内部抽選の対象となり、これら各役及び役の組み合わせのおおよその当選確率は、図36に示すように、実施例1の場合とほぼ同一である。
また、本実施例2のスロットマシン1’の特徴点としては、図29に示すように、スロットマシン1’の外部出力基板110からは、実施例1と同じBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号に加えて、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が外部出力される点であり、これらチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が、信号ケーブル59を介して呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50に入力されるようになっている。
これらチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号は、図30に示すように、スロットマシン1’において、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されてゲームが終了したときに、該導出表示された表示結果によりチェリーが入賞して場合に所定のパルス幅のチェリー信号が出力され、導出表示された表示結果によりスイカが入賞して場合、所定のパルス幅のスイカ信号が出力され、導出表示された表示結果によりチャンス役が入賞して場合に所定のパルス幅のチャンス役信号が出力される。尚、これら各信号に対応するいずれの小役同士も、本実施例においては同時に発生することがないので、これらのチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号は同時に出力されることはない。
このように本実施例2のスロットマシン1’は、実施例1と同じBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号に加えて、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が外部出力されるので、本実施例2の呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50は、図31並びに図32に示すように、これらチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号も入力できるように、信号入力部が拡張されている。
具体的に呼び出しランプ装置200の信号入力部には、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号を入力するための信号入力部278f〜278hが増設されており、該増設された信号入力部278fにチェリー信号が、信号入力部278gにスイカ信号が、信号入力部278hにチャンス信号が入力されるように接続され、これら信号入力部278f〜278hにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されるようになっている。
つまり、本実施例2の信号入力部278f〜278hには、本発明における複数種類の特定の一般入賞となるチェリー、スイカ、チャンス役の内のいずれの特定の一般入賞が発生したかを特定可能な特定一般入賞情報となるチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が入力されており、該信号入力部278f〜278hによって本発明の請求項4における情報入力手段が形成されている。
また、本実施例の信号入力部278a〜278hには、対応する前記スロットマシン1における遊技に関連して発生する遊技関連情報となるBB1信号、BB1信号、RB信号、メダルIN信号、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が入力されている。
同様に、収集ユニット50の第1ポート581から第4ポート584までの各ポートも、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号を入力するための信号入力部581f〜581h、信号入力部5821f〜582h、信号入力部583f〜583h、信号入力部5814〜584hが増設されており、該増設された信号入力部581f,582f,583f,584fにチェリー信号が、信号入力部581g,582g,583g,584gににスイカ信号が、信号入力部581h,582h,583h,584hにチャンス信号が入力されるように接続され、これら信号入力部581f〜581h、5821f〜582h、583f〜583h、5814〜584hにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)579に出力されるようになっている。
尚、本実施例2では、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号を入力するために、3つの信号入力部を呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50において拡張しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら信号入力部を、その他の機種のスロットマシンから出力される信号を入力可能とするために、4つ以上の信号入力部を拡張して設けるようにしても良い。
また、本実施例2のスロットマシン1’は、上述したように、実施例1のスロットマシン1における1枚役に代えてメダル払出のないチャンス役が入賞するので、これに対応するように、呼び出しランプ装置200のEEPROM276に記憶されている遊技情報テーブルが、図33に示すように、チャンス役に対応したものに変更されている。
尚、図示しないが、収集ユニット50のEEPROM576に記憶されている遊技情報テーブル(図15参照)においても同様に、1枚役がチャンス役に置き換え変更されている。
次に、本実施例2のホールコンピュータ140における呼び出しランプ設定画面について、図34に基づき説明すると、実施例1の呼び出しランプ設定画面と同じ、「設定対象台」の項目と、「重複当選判定ゲーム数」の項目と、「重複当選期待度表示設定」の項目と、「設定別当選確率データ」の項目と、「設定値推定用遊技情報設定」の項目とが設けられているとともに、実施例1と設定内容が異なる「重複当選小役枚数設定」の項目に加えて、「重複当選期待度データ」の項目と、「前日設定値」の項目とが新たに設けられている。
これら各項目の内、実施例1と同一の項目の説明は省略するものとし、実施例1と設定内容が異なる「重複当選小役枚数設定」の項目、新規項目である「重複当選期待度データ」の項目と、「前日設定値」の項目について以下に説明する。
尚、本実施例2の「設定別当選確率データ」の項目においては、図36に示す、スロットマシン1’の設定別当選確率データのデータファイル(機種b)へのパスを、「参照」を選択入力することで表示されるファイル参照画面において指定すれば良い。
本実施例2の「重複当選小役設定」の項目には、図34に示すように、「メダルOUT信号特定」の表示、並びに「個別信号特定」の表示に対応してチェックボックスが設けられており、実施例1のスロットマシン1のように、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号(1枚信号)が出力されない機種の場合には、メダルOUT信号に含まれるパルス数(払出メダル数に一致)により重複当選(同時当選)する各小役の発生を特定する設定となる「メダルOUT信号特定」の表示に対応するチェックボックスをチェックし、本実施例2のスロットマシン1’のように、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が個別に出力される機種の場合には、これらの信号の出力により各小役の発生を特定する設定となる「個別信号特定」の表示に対応するチェックボックスをチェックすれば良い。
尚、「メダルOUT信号特定」の表示に対応するチェックボックスをチェックした場合には、実施例1における呼び出しランプ設定画面の「重複当選小役枚数設定」の項目と同様に、該「重複当選小役枚数設定」の項目内に設けられている小役1〜小役4の表示に対応する選択ウインドウにおいて、小役の種別と払出枚数を指定すれば良く、この設定を実施することで、実施例1における各種処理が呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50において実施される。
一方、本実施例2のように、呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50が接続されているスロットマシン1’が、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号が個別に出力される機種である場合において、「個別信号特定」の表示に対応するチェックボックスをチェックしたときには、該「重複当選小役設定」の項目内に設けられている小役1〜小役4の表示に対応する選択ウインドウにおいて、小役の種別を指定すれば良く、この設定を実施することで、図37〜図40に示す本実施例2の割込監視処理、払出関連処理、小役関連処理(呼び出しランプ装置200)、小役関連処理2(収集ユニット50)が実施される。
尚、本実施例2においては、小役1〜小役4の順に、上位から下位のポートの信号に対応するようになっているので、小役1には上位のポートに接続される信号の小役を指定し、順次、下位のポートに接続される信号の小役を指定するようにする。
次に、新規項目である「重複当選期待度データ」の項目には、図34に示すように、重複当選期待度データのデータファイルへのパスを指定するウインドウと、「参照」の選択入力部とが設けられており、「参照」を選択入力することで表示されるディレクトリ構成がアイコン化されたファイル参照画面において該当データファイル(図35参照)を選択することで、該選択したデータファイルのパスデータがウインドウ内に自動入力されるようになっている。
この重複当選期待度データには、図35に示すように、スロットマシン1’において重複当選(同時当選)する各小役毎並びにこれら重複当選(同時当選)する全小役が入賞する内、各種の特別入賞であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する割合、つまり、重複当選(同時当選)する各小役またはこれら重複当選(同時当選)するいずれかの小役の入賞が発生したときに、当該発生した小役が重複当選(同時当選)している可能性(確率)が、スロットマシン1’において設定可能な設定値別に記憶されている。
尚、本実施例2の重複当選期待度データにおける各確率(%)は、これらの実際の値、例えば0.4%等を四捨五入をすると0%の値が存在することになってしまい、これら0%の値が表示されてしまうことで、重複当選(同時当選)する可能性が「0」と遊技者に認識されてしまうので、全ての確率の1%未満を切り上げた値としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、1%未満の値は全て「1%未満」とし、その他の1%以上の値の確率について、四捨五入若しくは切り捨てた値としても良い。
具体的に本実施例2において用いた重複当選期待度データにおいては、図35に示すように、チェリーが入賞する場合において、ビッグボーナス(1)と重複当選(同時当選)する確率は設定値6〜1で全て1%であり、ビッグボーナス(2)と重複当選(同時当選)する確率は設定値6、5で2%、設定値4〜1で1%であり、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する確率は設定値6〜3で2%、設定値2,1で1%である。
また、スイカが入賞する場合において、ビッグボーナス(1)と重複当選(同時当選)する確率は設定値6で10%、設定値5、4で8%、設定値3、2で7%、設定値1で5%、ビッグボーナス(2)と重複当選(同時当選)する確率は設定値6で13%、設定値5、4で11%、設定値3、2で10%、設定値1で9%、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する確率は設定値6で16%、設定値5で14%、設定値4で13%、設定値3で12%、設定値2で10%、設定値1で9%である。
また、チャンス役が入賞する場合において、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する確率は、いずれも1%である。
この重複当選期待度データは、設定別当選確率データと同様に、設定情報として「設定対象台」の項目において指定された台番号のスロットマシン1’に対応する呼び出しランプ装置200に対して送信されて、実施例1と同様にEEPROM276に記憶される。
尚、これら設定別当選確率データは、期待度表示において使用されるので、表示関連の処理を実施しない収集ユニット50に対しては送信されない。
つまり、本実施例2のEEPROM276には、本発明の事前決定手段となるスロットマシン1’の内部抽選における特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、チャンス役の発生を許容する旨の決定の内、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行を伴う各種特別入賞の発生を許容する旨が同時に決定される決定の割合を特定可能な重複当選期待度情報となる重複当選期待度データを有する設定情報が記憶されており、該EEPROM276によって本発明における重複当選期待度情報記憶手段が形成されている。
また、本発明の重複当選期待度情報記憶手段となる本実施例2のEEPROM276に記憶されている重複当選期待度データは、本発明の特定の一般入賞の種類毎、すなわち、チェリー、スイカ、チャンス役毎に重複当選期待度情報となる重複当選期待度(%)を記憶しているとともに、特別入賞の種類、すなわち、図35におけるBB(1)、BB(2)、RB毎の重複当選期待度情報となる重複当選期待度(%)を記憶している。
次に、新規項目である「前日設定値」の項目には、図34に示すように、前日において「設定対象台」の項目において指定された台番号のスロットマシン1’に設定していた設定値を入力すれば良く、この「前日設定値」の項目を入力することにより、該前日設定値が設定情報の前日設定値データとして、EEPROM276に記憶され、図37に示す設定値推定処理のSs6のステップ(図24参照)での判定において、前日設定値として遊技情報テーブルの前日データの推定設定値に代えて、当該「前日設定値」の項目において指定された設定値が使用されて、当該判定が実施されるようになっている。
つまり、本実施例2のEEPROM276には、対応する前記スロットマシン1’の前日設定値として外部より入力された前日設定値、すなわち、図34の呼び出しランプ設定画面の前日設定値の項目にて指定された前日設定値の内容を含む前日設定値データを有する設定情報が記憶されており、該EEPROM276によって本発明の前日設定値記憶手段が形成されている。
以下、本実施例2のスロットマシン1’から、BB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号の出力に応じて呼び出しランプ装置200において実施される各種処理について、図37〜39のフロー図に基づいて以下に説明する。
まず、これらBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号の信号変化の有無や入力の有無は、図37に示す割込監視処理を、制御マイコン(MPU)279が実施することにより、常時監視されている。
つまり、本実施例2の割込監視処理においては、図37に示すように、実施例1における割込監視処理と同様にSK1〜SK3のステップを有することにより、メダルIN信号の入力の有無を判定(SK1)、メダルOUT信号の入力の有無を判定(SK2)、BB1信号、BB2信号、RB信号の変化の有無判定(SK3)を実施するとともに、SK3の判定において「No」と判定された場合に、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号のいずれかの信号入力の有無を判定するSK4のステップを加え、該SK4のステップにおいていずれの信号入力も無い場合にSK1のステップに戻ることで、これらSK1〜SK4のステップを巡回実施することにより、メダルIN信号の入力の有無、メダルOUT信号の入力の有無、並びにBB1信号、BB2信号、RB信号のいずれかの信号の変化の有無、並びにチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号のいずれかの信号入力の有無を監視する。
そして、対応するスロットマシン1’からメダルIN信号が信号入力部278dに入力された場合には、図21に示すSt1〜St4の各ステップから成る実施例1と同一の投入関連処理が実施される。
また、対応するスロットマシン1’からメダルOUT信号が信号入力部278eに入力された場合には、図38に示するSh1並びにSh2のステップから成る払出関連処理が実施される。尚、このSh1並びにSh2のステップにおける処理は、実施例1の払出関連処理におけるSh1並びにSh2のステップにおける処理と同一であるので、ここでの説明は省略する。
また、対応するスロットマシン1’から出力されるBB1信号、BB2信号、RB信号のいずれかの信号に変化があった場合には、当該変化がSK3のステップにおいて検知されることにより、実施例1と同様に、図23並びに図24に示す遊技状態特定処理並びに設定値推定処理とが実施される。尚、該設定値推定処理においては、前述したように、呼び出しランプ設定画面の「前日設定値」の項目において前日設定値が指定されている場合には、該前日設定値を用いた判定がSs6のステップにおいて実施される。
また、対応するスロットマシン1’からチェリー信号、スイカ信号、チャンス信号のいずれかの信号の出力(入力)があった場合には、該出力がSK4のステップにおいて検知されて図39に示す小役関連処理が実施される。
この本実施例2の小役関連処理においては、図39に示すように、まず、Sc1、Sc7の各ステップを実施することで、該出力(入力)された信号が、チェリー信号であるか、スイカ信号であるか、チャンス信号であるかを特定する。
出力(入力)された信号がチェリー信号である場合には、Sc1のステップにおいて「Yes」と判定されてSc2のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてチェリー入賞が発生したと特定する。
つまり、本実施例2のSc2のステップにおいて、本発明の情報入力手段となる信号入力部278fへのチェリー信号(特定一般入賞情報)の入力に基づいて、複数種類の前記特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、チャンス役の内、チェリー入賞が発生したことを特定しており、該小役関連処理のSc2のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の特定一般入賞発生特定手段が構成されている。
そして、Sc3のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データのチェリー入賞回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例のSc3のステップにおいては、遊技情報テーブルのチェリー入賞回数に1を加算更新することで、該チェリー入賞回数を集計しており、該Sc3のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明の特定一般入賞回数集計手段が構成されている。
次にSc4のステップに進んで、EEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)から、Sc3のステップにおいて発生を特定した小役であるチェリーの重複当選期待度であって、その時点において遊技情報テーブルの本日データにおける推定設定値、例えば、推定設定値が6であれば、設定値6の重複当選期待度であるBB(1)重複当選期待度1%、BB(2)重複当選期待度2%、RB重複当選期待度2%を抽出する。
そして、該抽出したBB(1)重複当選期待度1%、BB(2)重複当選期待度2%、RB重複当選期待度2%と、これらの期待度の合計値である5%を、トータル重複当選期待度として、実施例1と同じく、図25(b)に示すように表示する(Sc5)。
つまり、本実施例2のSc5のステップにおいて、本発明の特定一般入賞発生特定手段となるSc2のステップにおいてチェリー入賞(特定の一般入賞)の発生が特定されたときに、本発明の重複当選期待度情報記憶手段となるEEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)に記憶されている、該発生が特定された特定の一般入賞の種類であるチェリーに対応する、特別入賞の種類毎となるBB(1)、BB(2)、RB)毎の重複当選期待度情報を表示しており、該Sc5のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって本発明の重複当選期待度情報表示手段が構成されている。
次に、Sc6のステップに進んで、小役ゲームカウンタを更新する。具体的に該Sc6のステップにおいては、Sc2のステップにおいて発生を特定した小役である、チェリーに対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したチェリー以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して当該処理を終了する。
また、対応するスロットマシン1’から出力(入力)された信号がスイカ信号である場合には、Sc7のステップにおいて「Yes」と判定されてSc8のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてスイカ入賞が発生したと特定する。
つまり、本実施例2のSc8のステップにおいて、本発明の情報入力手段となる信号入力部278gへのスイカ信号(特定一般入賞情報)の入力に基づいて、複数種類の前記特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、チャンス役の内、スイカ入賞が発生したことを特定しており、該小役関連処理のSc8のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の特定一般入賞発生特定手段が構成されている。
そして、Sc9のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データのスイカ入賞回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例のSc9のステップにおいては、遊技情報テーブルのスイカ入賞回数に1を加算更新することで、該スイカ入賞回数を集計しており、該Sc9のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明の特定一般入賞回数集計手段が構成されている。
次にSc10のステップに進んで、EEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)から、Sc8のステップにおいて発生を特定した小役であるスイカの重複当選期待度であって、その時点において遊技情報テーブルの本日データにおける推定設定値、例えば、推定設定値が5であれば、設定値5の重複当選期待度であるBB(1)重複当選期待度8%、BB(2)重複当選期待度11%、RB重複当選期待度14%を抽出する。
そして、該抽出したBB(1)重複当選期待度8%、BB(2)重複当選期待度11%、RB重複当選期待度14%と、これらの期待度の合計値である33%を、トータル重複当選期待度として、実施例1と同じく、図25(b)に示すように表示する(Sc5)。
つまり、本実施例2のSc5のステップにおいて、本発明の特定一般入賞発生特定手段となるSc8のステップにおいてスイカ入賞(特定の一般入賞)の発生が特定されたときに、本発明の重複当選期待度情報記憶手段となるEEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)に記憶されている、該発生が特定された特定の一般入賞の種類であるスイカに対応する、特別入賞の種類毎となるBB(1)、BB(2)、RB)毎の重複当選期待度情報を表示しており、該Sc5のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって本発明の重複当選期待度情報表示手段が構成されている。
次に、Sc6のステップに進んで、Sc8のステップにおいて発生を特定したスイカに対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したスイカ以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して当該処理を終了する。
また、対応するスロットマシン1’から出力(入力)された信号がチャンス信号である場合には、Sc7のステップにおいて「No」と判定されてSc11のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてチャンス役入賞が発生したと特定する。
つまり、本実施例2のSc11のステップにおいて、本発明の情報入力手段となる信号入力部278hへのチャンス信号(特定一般入賞情報)の入力に基づいて、複数種類の前記特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、チャンス役の内、チャンス役が発生したことを特定しており、該小役関連処理のSc11のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって本発明の特定一般入賞発生特定手段が構成されている。
そして、Sc12のステップに進んで、遊技状態テーブル中の本日データのチャンス入賞回数に1を加算更新する。
つまり、本実施例のSc12のステップにおいては、遊技情報テーブルのスイカ入賞回数に1を加算更新することで、該スイカ入賞回数を集計しており、該Sc12のステップを実施する制御マイコン(MPU)279によって、本発明の特定一般入賞回数集計手段が構成されている。
次にSc13のステップに進んで、EEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)から、Sc11のステップにおいて発生を特定した小役であるチャンス役の重複当選期待度であって、その時点において遊技情報テーブルの本日データにおける推定設定値、例えば、推定設定値が4であれば、設定値4の重複当選期待度であるBB(1)重複当選期待度1%、BB(2)重複当選期待度1%、RB重複当選期待度1%を抽出する。
そして、該抽出したBB(1)重複当選期待度1%、BB(2)重複当選期待度1%、RB重複当選期待度1%と、これらの期待度の合計値である3%を、トータル重複当選期待度として、実施例1と同じく、図25(b)に示すように表示する(Sc5)。
つまり、本実施例2のSc5のステップにおいて、本発明の特定一般入賞発生特定手段となるSc11のステップにおいてチャンス役(特定の一般入賞)の発生が特定されたときに、本発明の重複当選期待度情報記憶手段となるEEPROM276に記憶されている設定情報中の重複当選期待度データ(図35参照)に記憶されている、該発生が特定された特定の一般入賞の種類であるチャンス役に対応する、特別入賞の種類毎となるBB(1)、BB(2)、RB毎の重複当選期待度情報を表示しており、該Sc5のステップを実施する制御マイコン(MPU)279並びに液晶表示装置266によって本発明の重複当選期待度情報表示手段が構成されている。
次に、Sc6のステップに進んで、Sc11のステップにおいて発生を特定したチャンス役に対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したチャンス役以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して当該処理を終了する。
このようにすることで、実施例1の呼び出しランプ装置200と同様に、対応するスロットマシンが、本実施例2のスロットマシン1’のように、メダル払出のないチャンス役が発生する機種である場合でも、チャンス信号を入力することにより、メダル払出のないチャンス役の発生を特定して、当該チャンス役の入賞時において、該チャンス役が重複当選(同時当選)している可能性である重複当選期待度を表示することができる。
次に、本実施例2の収集ユニット50でも、実施例1の場合と同様に、本実施例2の呼び出しランプ装置200において実施される図37の割込監視処理と同じ割込監視処理が各ポート毎に個別に実施されるようになっており、この場合において収集ユニット50にて小役関連処理に代えて実施される小役関連処理2について、図40に基づき説明する。
この本実施例2の小役関連処理2においては、図40に示すように、対応するスロットマシン1’から 出力(入力)された信号がチェリー信号である場合には、Sd1のステップにおいて「Yes」と判定されてSd2のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてチェリー入賞が発生したと特定する。
そして、Sd3のステップに進んで、遊技状態テーブル中の当該チェリー信号が入力されたポートが対応する台番号の本日データのチェリー入賞回数に1を加算更新した後、Sd2のステップにおいて発生を特定した小役である、チェリーに対応し、当該ポートに該当する台番号に対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したチェリー以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して(Sd4)、当該処理を終了する。
また、対応するスロットマシン1’から 出力(入力)された信号がスイカ信号である場合には、Sd5のステップにおいて「Yes」と判定されてSd6のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてスイカ入賞が発生したと特定する。
そして、Sd7のステップに進んで、遊技状態テーブル中の当該スイカ信号が入力されたポートが対応する台番号の本日データのスイカ入賞回数に1を加算更新した後、Sd6のステップにおいて発生を特定した小役である、スイカに対応し、当該ポートに該当する台番号に対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したチェリー以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して(Sd4)、当該処理を終了する。
また、対応するスロットマシン1’から 出力(入力)された信号がチャンス信号である場合には、Sd5のステップにおいて「No」と判定されてSd8のステップに進み、対応するスロットマシン1’においてチャンス役の入賞が発生したと特定する。
そして、Sd9のステップに進んで、遊技状態テーブル中の当該チャンス信号が入力されたポートが対応する台番号の本日データのチャンス入賞回数に1を加算更新した後、Sd8のステップにおいて発生を特定した小役である、チャンス役に対応し、当該ポートに該当する台番号に対応する小役ゲームカウンタの経過ゲーム数に「0」をセットして初期化することで、投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象にセットするとともに、該特定したチェリー以外の各小役の経過ゲーム数に「−」をセットすることで投入関連処理のSt4のステップにおけるゲーム数の加算対象から除外するように小役ゲームカウンタを更新して(Sd4)、当該処理を終了する。
このようにすることで、実施例1の収集ユニット50と同様に、対応するスロットマシンが、本実施例2のスロットマシン1’のように、メダル払出のないチャンス役が発生するとともに、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号を個別に出力する機種であっても、チェリー入賞回数や、スイカ入賞回数や、チャンス入賞回数等の遊技情報を正確に収集して、ホールコンピュータ140に送信することができる。
以上、前記各実施例によれば、特定の一般入賞となるチェリー、スイカ、1枚役(実施例2ではチャンス役)の発生に伴って、図25(b)に示すように、重複当選期待度自体を含む重複当選期待度情報が表示されるようになるので、特別入賞であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスの発生を許容する旨及び特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役(実施例2ではチャンス役)の発生を許容する旨を同時に決定することが可能な事前決定手段となる内部抽選を行うことで、同時当選機能を有するスロットマシン1、1’における重複当選(同時当選)に対する遊技者の期待感を効果的に刺激し、遊技を盛り上げることができる。
また、前記各実施例によれば、特定の一般入賞の種類毎、つまり、チェリー、スイカ、1枚役(実施例2ではチャンス役)毎に、特別入賞であるビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスと重複当選(同時当選)する確率が異なるスロットマシン1、1’であっても、対応するスロットマシン1、1’において発生した特定の一般入賞の種類毎の適切な重複当選期待度情報を表示して、遊技を盛り上げることができる。
また、前記各実施例によれば、対応するスロットマシン1、1’が、特別入賞の種類毎、つまり、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス毎に、特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役(実施例2ではチャンス役)と重複当選(同時当選)する確率が異なるスロットマシン1、1’であっても、特別入賞の種類毎の適切な重複当選期待度情報を表示して、遊技を盛り上げることができる。
また、前記各実施例によれば、図25(c)に示すように、対応するスロットマシン1、1’の推定設定値が表示されるので、遊技者が、遊技するスロットマシンを選択する上で有用な情報となる推定設定値を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、図25並びに図26に示すように、当日設定値が前日設定値を上回る旨となる「設定向上台かも」を表示して、対応するスロットマシン1、1’が、前日よりも設定値が向上されている可能性が高いことを示唆することにより、当該スロットマシン1、1’における遊技を促すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、重複当選期待度情報として、図25(b)に示すように、特定一般入賞回数となるチェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚入賞回数に対する重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚入賞回数の割合を算出して、該割合自体を%として表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、重複当選期待度情報としては、例えば、スイカ入賞回数が30回であって、重複当選スイカ入賞回数が2回である場合であれば、「本日は、スイカ30回中2回が重複当選(同時当選)です」のように表示しても良い。
また、前記実施例では、対応するスロットマシン1、1’の外部出力基板110から出力される各信号を呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50に入力するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら外部出力基板110から出力される各信号に代えて、これらスロットマシン1、1’の内部において授受される、これら外部出力されるBB1信号、BB2信号、RB信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号と同様の信号の授受や出力、例えば、ビッグボーナス(1)の発生時のみに点灯制御される装飾ランプの駆動電圧信号等を検知して、該検知した情報を呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50に入力したり、或いは、ビッグボーナス(1)の発生時のみに点灯制御される装飾ランプの点灯を検知する光センサを設けて、当該装飾ランプの点灯検知信号を呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50に入力するようにしても良い。
また、前記実施例1では、メダルOUT信号のパルス数により、重複当選(同時当選)する小役であるチェリー、スイカ、1枚役(1)〜(3)を識別して、各小役の入賞の発生を特定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらチェリー、スイカ、1枚役(1)〜(3)の発生を、実施例2と同様にチェリー信号、スイカ信号、1枚役信号が対応するスロットマシンから出力される場合には、これらの信号の入力により、各小役の発生を特定するようにしても良い。
また、前記実施例では、重複当選(同時当選)する特定の一般入賞として、チェリー、スイカ、1枚役、チャンス役を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら重複当選(同時当選)する特定の一般入賞にリプレイを含めるようにしても良いし、これらの小役以外の他の小役を重複当選(同時当選)する特定の一般入賞としても良い。
また、前記実施例では、これら重複当選(同時当選)する特定の一般入賞が、チェリー、スイカ、1枚役、チャンス役のように、複数種類の特定の一般入賞が重複当選(同時当選)する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら重複当選(同時当選)する特定の一般入賞が1つの一般入賞のみであっても良い。
また、前記実施例では、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスが全て、特定の一般入賞であるチェリー、スイカ、1枚役またはチャンス役と、重複当選(同時当選)するようになっているスロットマシン1、1’を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスのいずれか1つ、若しくはいずれか2つのみが特定の一般入賞と重複当選(同時当選)するスロットマシンであっても良い。
また、前記実施例では、事前決定手段となる内部抽選において、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスへの移行を伴う特別入賞の発生を許容する旨を単独にて決定することが可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの特別入賞の発生を許容する旨が、必ず、特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役)の発生を許容する旨を同時に決定されるものであっても良い。
また、前記実施例では、図26(c)の台データ2画面において、各特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役)の入賞回数が、分母形式にて表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役)の入賞回数が、当該特定の一般入賞の重複当選回数に対応するものであることが判るように、当該重複当選回数とともに表示されるようにすれば良い。
また、前記実施例では、情報表示装置である呼び出しランプ装置200として、各種の処理等を実施する制御マイコン(MPU)279が搭載された制御ユニット300と、各種の情報を表示する液晶表示装置266を有する表示ユニット209とが別体の構成とされ、該制御ユニット300をスロットマシン1、1’の近傍位置に配置することが可能とされたものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、制御ユニット300と表示ユニット209とが一体とされたものであっても良い。
また、前記実施例では、各呼び出しランプ装置200並びに収集ユニット50の設定を、ホールコンピュータ140において集中設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらホールコンピュータ140における各種の設定を、前述したように、ディップスイッチ277における設定において、各種の設定を呼び出しランプ装置200側において実施するように設定し、これらの設定をリモコン等を用いて、呼び出しランプ装置200側において実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、収集ユニット50が、ホールコンピュータ140に対して台遊技情報データを送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台遊技情報データを呼び出しランプ装置200がホールコンピュータ140に対して送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、推定設定値の情報を、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスのいずれかが発生した際に、所定ゲーム数に亘って表示することで、これらの推定設定値の表示が、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスを発生させないとされないこととなるので、これらの推定設定値を表示させようと、遊技者の遊技意欲を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの推定設定値の情報を、台データのメニュー操作に応じて表示するようにしても良く、これら推定設定値の表示タイミングとしては、適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例では、当日設定値が前日設定値を上回る旨の表示として「設定向上台かも」の表示を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの表示内容は、当日設定値が前日設定値を上回る旨が判るものであれば良く、例えば「設定↑」等の表示であっても良い。
また、前記実施例では、これら「設定向上台かも」の表示を表示画面261の上方隅部位置に、当日設定値が前日設定値を上回ると判定され、当日設定値が前日設定値を上回らないと判定されるまでの間において常時表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの表示を、例えば、推定設定値の表示と同様に、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスのいずれかが発生した際の所定ゲーム数においてのみ、表示するようにしても良く、これら当日設定値が前日設定値を上回る旨の表示の表示タイミングとしては、適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例2では、重複当選期待度データをホールコンピュータ140から各呼び出しランプ装置200に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら重複当選期待度データを、リモコンまたはリモコンに装着可能な記憶媒体に記憶しておき、該リモコンから呼び出しランプ装置200に送信するようにしたり、重複当選期待度データが記憶された記憶媒体自体を呼び出しランプ装置200に装着して、重複当選期待度情報記憶手段として利用するようにしても良い。
また、前記実施例では、設定値推定処理において、評価情報である各確率により特定した設定値の平均値を推定設定値としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら推定設定値としては、信用度の高い評価情報(確率)の値を重要視し、信用度の低い評価情報の値を軽視するように重み付けの指数を用いて、推定設定値を算出するようにしても良い。
また、前記実施例では、設定値推定処理において、ホールコンピュータ140の呼び出しランプ設定画面の設定値推定用遊技情報設定の項目において設定された、遊技情報1〜遊技情報5の5つの評価情報(確率)毎に、該当する設定値を特定して、平均を算出することで推定設定値としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら評価情報(確率)を、遊技情報1のみ、つまり、1つの遊技情報(評価情報)のみにて推定設定値を推定するようにしても良い。
また、前記実施例では、推定設定値を推定するための設定値推定用遊技情報を、ホールコンピュータ140にて集中設定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら設定値推定用遊技情報の設定を、呼び出しランプ装置200側において、リモコンやディップスイッチ277等により実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、推定設定値を推定するたに使用する図7に示す設定別当選確率データを、ホールコンピュータ140から各呼び出しランプ装置200に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら設定別当選確率データを、リモコンまたはリモコンに装着可能な記憶媒体に記憶しておき、該リモコンから呼び出しランプ装置200に送信するようにしたり、設定別当選確率データが記憶された記憶媒体自体を呼び出しランプ装置200に装着して、設定特定情報記憶手段として利用するようにしても良い。
また、前記実施例では、Sh8のステップにおいて、Sh3のステップにおいて特定した小役の重複当選回数が0である場合には、該特定した小役の前日データの入賞回数に対する該小役の重複当選回数の割合を算出して、重複当選期待度として表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前述の実施例2のように、各呼び出しランプ装置200に予め重複当選期待度データを送信して記憶しておき、これらSh3のステップにおいて特定した小役の重複当選回数が0である場合には、重複当選期待度データに基づく当該小役の重複当選期待度を表示するようにしても良い。尚、この際、重複当選期待度を特定するための設定値としては、前日データの推定設定値に対応する重複当選期待度を使用するようにしても良い。
また、前記実施例では、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスが発生が特定されたときに、その直近において発生が特定された小役であって、該小役の発生が特定されてから5ゲーム以内である場合に、当該小役が重複当選小役であるとして判定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スイカ入賞が発生した後、2ゲーム目においてチェリー入賞が発生し、該チェリー入賞の発生後の2ゲーム目においてビッグボーナス(1)が発生した場合のように、ビッグボーナス(1)の発生前の所定のゲーム数である5ゲーム(重複当選判定期間)内に発生が特定された小役が複数存在する場合には、直近において発生が特定されたチェリー入賞を重複当選小役として判定するのではなく、先に発生が特定された小役であるスイカ入賞を重複当選小役として判定するようにしても良い。
また、同様に、ビッグボーナス(1)の発生前の所定のゲーム数である5ゲーム(重複当選判定期間)内に発生が特定された小役が複数存在する場合において、各重複当選小役に、例えば重複当選(同時当選)する確率の高い順等に優先順位を予め付与しておくことにより、これら複数存在する小役の内で、優先順位の最も高い小役を重複当選小役として判定するようにしても良い。
また、前記実施例では、本発明における重複当選特別入賞回数と単独当選特別入賞回数とを特定可能な当選種別特別入賞回数特定情報として、本発明における重複当選判定期間となる各重複当選小役が発生してから所定のゲーム数である5ゲームが計数されるまでの期間に発生が特定されたビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナスの各発生回数であるチェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚(チャンス)−BB1重複当選回数、1枚(チャンス)−BB2重複当選回数、1枚(チャンス)−RB重複当選回数と、これらの各重複当選回数を減算することで単独当選特別入賞回数を算出できるBB1回数、BB2回数、RB回数とを集計、つまり、重複当選特別入賞回数と単独当選特別入賞回数自体を算出可能な総特別入賞回数とを集計するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら当選種別特別入賞回数特定情報としては、これら総特別入賞回数に代えて、単独当選特別入賞回数、つまり、図23の遊技状態特定処理のS5、S15、S23の各ステップにおいて「No」と判定されたときに、加算更新されるBB1単独当選回数、BB2単独当選回数、RB単独当選回数を遊技情報テーブルにおいて集計するようにしても良いし、更には、これらBB1単独当選回数、BB2単独当選回数、RB単独当選回数を集計するとともに、BB1回数、BB2回数、RB回数とを集計し、BB1回数、BB2回数、RB回数からBB1単独当選回数、BB2単独当選回数、RB単独当選回数を減算することでBB1重複当選回数、BB2重複当選回数、RB重複当選回数を算出して特定するようにしても良い。
また、前記実施例では、小役ゲームカウンタにおいて、所定のゲーム数である5ゲーム以降も、カウントを継続するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定のゲーム数である5ゲームを超えた6ゲームとなった時点でカウントを終了しても良いし、逆に、所定のゲーム数である5ゲームをカウント開始時に小役ゲームカウンタにセットし、1ゲームが実施される毎に1を減算更新(ダウンカウント)するようにし、ゲーム数がマイナスとなったときにダウンカウントを終了するようにしても良い。
また、前記実施例では、評価情報として、BB1確率やチェリー確率等の各入賞役の当選確率を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これら評価情報として、BB1とBB2の発生比率や、BB1とRBの発生比率や、BB2とRBの発生比率や、BB1と各小役の発生比率であっても良い。
つまり、これら評価情報としては、各設定値により異なるものであれば良く、例えば、前記実施例2の重複当選期待度データに示すように、重複当選期待度が各設定値により異なる場合であれば、実施例2の場合において、実施例1に示すように、各重複当選小役毎の重複当選期待度を算出して、重複当選期待度データと照合することにより、設定値の推定を実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、スロットマシン1、1’において当選する小役の内、一部の小役のみが重複当選するものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら発生する小役が全て重複当選するものであっても良い。尚、この場合にあっては、その一部、例えば「ベル」の重複当選確率が、非常に低く、当該「ベル」の重複当選期待度を表示しても、遊技者の期待感を効果的に刺激できないと考えられる場合には、図19に示す呼び出しランプ設定画面の「重複当選小役枚数設定」の項目や、図34に示す呼び出しランプ設定画面の「重複当選小役設定」の項目において、これら重複当選期待度の低い小役を除いた重複当選小役を指定することで、重複当選期待度の表示対象から、これら重複当選期待度の低い小役を除外することで、有る程度、重複当選期待度の大きな小役のみを、重複当選期待度の表示対象とすれば良い。
また、前記実施例では、全ての重複当選小役が単独に当選することのできるスロットマシン1、1’を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら重複当選小役の内のある小役については、必ず特別入賞と重複当選する、つまり、重複当選期待度が100%であるものであっても良い。
また、本件発明は、同時当選機能を有するスロットマシンにおける重複当選(同時当選)に対する遊技者の期待感を効果的に刺激し、遊技を盛り上げることを課題としているが、これらの課題以外に、以下の第二の課題を解決することもできる。
つまり、前述した特許文献1の遊技用情報表示装置は、対応するスロットマシンにおいてその当日にて発生した特別遊技状態であるボーナスの累計回数や、その当日にて通常遊技状態中において発生したボーナスの回数であるボーナス初当り回数を表示するとともに、対応するスロットマシンにおいて累積的にストックされているボーナスの解除抽選に当選した後、所定ゲーム数の潜伏を経て当該ボーナスの解除がなされる際に、該解除抽選への当選とともに当選するチェリーやスイカ等の特定小役の入賞の発生を、該スロットマシンから出力される払出枚数信号に基づいて特定し、該特定小役の入賞の発生の特定に応じてゲーム数に関するカウントダウン表示を行うことで、遊技者の解除抽選に当選していることへの期待感を高揚させるものである。
近年においては、ボーナスゲーム(特別入賞)と、特別入賞以外の一般入賞のうち特定の一般入賞、例えば特定の小役入賞とが同時に当選する同時当選機能を備えたスロットマシンが主流となってきており、該同時当選機能を有するスロットマシンに対応して上述した特許文献1の遊技機用情報表示装置を設置した場合にあっては、ボーナスの累計回数やボーナス初当り回数が提供されるものの、遊技者が、遊技するスロットマシンを選択する上で有用な情報となる、該スロットマシンの特徴である同時当選(重複当選)に係わる情報を提供することができないという問題があった。
よって、本件発明は、このような問題点にも着目してなされたもので、遊技者が、遊技するスロットマシンを選択する上で有用な情報となる、同時当選機能を有するスロットマシンにおける同時当選(重複当選)に係わる情報を、遊技者に提供することのできる情報表示装置を提供することを第二の目的としている。
つまり、この第二の課題を解決するために、本発明の情報表示装置は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R、透過領域51b)に表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされ、
前記可変表示装置の表示結果が導出される前に入賞の発生を許容するか否かを決定する手段であり、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行を伴う特別入賞(ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス)の発生を許容する旨及び該特別入賞以外の一般入賞のうち特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役)の発生を許容する旨を同時に決定することが可能であるとともに、前記特別入賞の発生を許容する旨を単独にて決定することが可能な事前決定手段(メイン制御部41;内部抽選)と、
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生を許容する旨が決定され、該特別入賞が発生しなかったときに、当該特別入賞の発生を許容する旨の決定を次ゲーム以降に持ち越す持越手段(メイン制御部41;特別役の当選フラグの持ち越す処理)と、
を備えるスロットマシン1、1’に対して設けられる情報表示装置(呼び出しランプ装置200)であって、
前記特別入賞が発生したことを特定可能な特別入賞情報(BB1信号、BB1信号、RB信号)と前記特定の一般入賞が発生したことを特定可能な特定一般入賞情報(メダルOUT信号(実施例1)、チェリー信号、スイカ信号、チャンス役信号(実施例2))と前記ゲームが実施されたことを特定可能なゲーム情報(メダルIN信号)とが入力される情報入力手段(信号入力部278a〜278h)と、
前記情報入力手段への前記特別入賞情報の入力に基づいて前記特別入賞の発生を特定する特別入賞発生特定手段(制御マイコン(MPU)279;遊技状態特定処理;S3、S13、S21)と、
前記情報入力手段への前記特定一般入賞情報の入力に基づいて前記特定の一般入賞の発生を特定する特定一般入賞発生特定手段(制御マイコン(MPU)279;払出関連処理、Sh3(実施例1)、小役関連処理、Sc2,SC8,Sc11(実施例2))と、
前記情報入力手段への前記ゲーム情報の入力に基づいて、前記特定一般入賞発生特定手段により前記特定の一般入賞の発生が特定されてからのゲーム数を計数するゲーム数計数手段(制御マイコン(MPU)279;投入関連処理、小役ゲームカウンタ)と、
前記ゲーム数計数手段によって所定のゲーム数(5ゲーム)が計数されるまでの重複当選判定期間に前記特別入賞発生特定手段によって発生が特定された特別入賞を、前記特定の一般入賞と同時に発生を許容する旨が決定された重複当選特別入賞と判定するとともに、前記重複当選判定期間外において前記特別入賞発生特定手段によって発生が特定された特別入賞を単独当選特別入賞と判定する重複当選特別入賞判定手段(制御マイコン(MPU)279;遊技状態特定処理;S5、S6、S15、S16、S23、S24)と、
該重複当選特別入賞判定手段により重複当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である重複当選特別入賞回数と、該重複当選特別入賞判定手段により単独当選特別入賞と判定された特別入賞の発生回数である単独当選特別入賞回数とを特定可能な当選種別特別入賞回数特定情報(BB1回数、BB2回数、RB回数、チェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚−BB1重複当選回数、1枚−BB2重複当選回数、1枚−RB重複当選回数)を集計する当選種別特別入賞回数特定情報集計手段(制御マイコン(MPU)279;遊技状態特定処理、遊技情報テーブル)と、
前記当選種別特別入賞回数特定情報集計手段にて集計された当選種別特別入賞回数特定情報を表示する当選種別特別入賞回数表示手段(制御マイコン(MPU)279、台データ表示処理、液晶表示装置266)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者が、遊技するスロットマシンを選択する上で有用な情報となる、同時当選機能を有するスロットマシンにおける同時当選に係わる情報である当選種別特別入賞回数特定情報を遊技者に提供することができる。
また、本発明の情報表示装置は、前記事前決定手段(メイン制御部41;内部抽選)は、複数種類(チェリー、スイカ、1枚役(チャンス役))の前記特定の一般入賞の内のいずれか1つの特定の一般入賞の発生を許容する旨及び前記特別入賞(ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス)の発生を許容する旨を同時に決定し、
前記情報入力手段(信号入力部278a〜278h)には、複数種類の前記特定の一般入賞の内のいずれの特定の一般入賞が発生したかを特定可能な前記特定一般入賞情報(メダルOUT信号(実施例1)、チェリー信号、スイカ信号、チャンス信号(実施例2))が入力され、
前記特定一般入賞発生特定手段(制御マイコン(MPU)279;払出関連処理、Sh3、小役関連処理、Sc2,SC8,Sc11(実施例2))は、前記情報入力手段への前記特定一般入賞情報の入力に基づいて前記複数種類の前記特定の一般入賞の内、いずれの特定の一般入賞が発生したかを特定し、
前記当選種別特別入賞回数特定情報集計手段は、前記特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数と、前記単独当選特別入賞回数とを特定可能な当選種別特別入賞回数特定情報(重複当選チェリー入賞回数、重複当選スイカ入賞回数、重複当選1枚(チャンス)入賞回数、BB1回数、BB2回数、RB回数)を集計することを特徴としている。
この特徴によれば、対応するスロットマシンが、特定の一般入賞の種類毎に、特別入賞と同時当選する確率が異なるスロットマシンであっても、これらのスロットマシンを選択する上でより有用な情報となる、特定の一般入賞の種類毎の重複当選特別入賞回数と単独当選特別入賞回数とを提供することができる。
また、本発明の情報表示装置は、前記事前決定手段(メイン制御部41;内部抽選)は、複数種類(ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、レギュラーボーナス)の前記特別入賞の内のいずれか1つの特別入賞の発生を許容する旨及び前記特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役(チャンス役))の発生を許容する旨を同時に決定し、
前記情報入力手段(信号入力部278a〜278h)には、複数種類の前記特別入賞の内のいずれの特別入賞が発生したかを特定可能な前記特別入賞情報(BB1信号、BB1信号、RB信号)が入力され、
前記特別入賞発生特定手段は、前記情報入力手段への前記特別入賞情報の入力に基づいて複数種類の前記特別入賞の内のいずれの特別入賞が発生したかを特定し、
前記当選種別特別入賞回数特定情報集計手段は、前記当選種別特別入賞回数特定情報を前記特別入賞の種類毎(チェリー−BB1重複当選回数、チェリー−BB2重複当選回数、チェリー−RB重複当選回数、スイカ−BB1重複当選回数、スイカ−BB2重複当選回数、スイカ−RB重複当選回数、1枚(チャンス)−BB1重複当選回数、1枚(チャンス)−BB2重複当選回数、1枚(チャンス)−RB重複当選回数)に集計することを特徴としている。
この特徴によれば、対応するスロットマシンが、特別入賞の種類毎に、特定の一般入賞と同時当選する確率が異なるスロットマシンであっても、これらのスロットマシンを選択する上でより有用な情報となる、特別入賞の種類毎の当選種別特別入賞回数特定情報を提供することができる。
また、本発明の情報表示装置は、前記事前決定手段は、前記特定の一般入賞(チェリー、スイカ、1枚役(チャンス役))の発生を許容する旨を単独にて決定することが可能であって、
前記特定一般入賞発生特定手段によって発生が特定された前記特定の一般入賞の発生回数である特定一般入賞回数(チェリー入賞回数、スイカ入賞回数、1枚(チャンス)入賞回数)を集計する特定一般入賞回数集計手段を備え、
前記当選種別特別入賞回数表示手段は、前記当選種別特別入賞回数特定情報とともに前記特定一般入賞回数集計手段にて集計された前記特定の一般入賞の発生回数(図26(c)台データ3画面において分母形態にて表示された小役総入賞回数)を表示することを特徴としている。
この特徴によれば、重複当選特別入賞回数とともに前記特定の一般入賞の発生回数を表示することで、特定の一般入賞が入賞したときの特別入賞との重複当選確率を把握できるようになるので、スロットマシンを選択する参考となるとともに、特定の一般入賞が発生したときの遊技者の期待感を刺激し、遊技を盛り上げることができる。