JP5394855B2 - 電子キーシステム及び電子キーの電源切換方法 - Google Patents

電子キーシステム及び電子キーの電源切換方法 Download PDF

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Description

この発明は、電子キーシステム及び電子キーの電源切換方法に関する。
近年、車両のキーシステムにおいては、車両キーとしての電子キーからキーコードとしてIDコードを車両へ無線発信してID照合を実行させる電子キーシステムが種々の車種で採用されている。この電子キーシステムでは、車両の周囲にIDコードの返信要求としてLF帯の信号でリクエストの通信エリアを形成し、この通信エリアに電子キーが入り込んでリクエストを受け取ると、電子キーがIDコードをRF帯の信号で車両に返信する。そして、車両は、このIDコードを受信するとID照合を行い、ID照合が成立すれば、ドアロックの施解錠やエンジンの始動を許可又は実行する(例えば、特許文献1参照)。
この電子キーシステムでは、車両からリクエストが定期的に発信され、車外において電子キーがリクエストを受信して、リクエストに応答する形で電子キーが返信したIDコードで車両がID照合(車外照合)を実行する。車両は、車外照合が成立した場合にはドアロックの施解錠を許可又は実行する。また、電子キーシステムでは、車内において電子キーがIDコードを受信して、リクエストに応答する形で電子キーが返信したIDコードで車両がID照合(車内照合)を実行する。車両は、車内照合が成立した場合にはエンジンの始動を許可又は実行する。
上記の電子キーは、電池を電源として稼働しているため、使用年月(使用回数)の経過に伴って電池電圧が限界動作電圧付近に至ると、ID照合ができなくなる状況に陥る。なお、目安として電池は交換しないで1年以上使用可能である。そこで、このような電子キーの電池切れに備えて電子キーにはメカニカルキーが収納され、電池切れ時のドアロック施解錠はメカニカルキーを使用することによって対応する。さらに、電子キーにはトランスポンダが内蔵され、電池切れ時のエンジン始動は電子キーを車内のコイルアンテナに近づけて、トランスポンダによるID照合を成立させることによって対応する。
特開2002−29385号公報
しかし、このように電子キーにメカニカルキーやトランスポンダを搭載することで電子キーに電池切れ対策を施しておいても、電子キーが電池切れになる状況は稀である。また、この対処方法が通常操作と大きく異なるため、ユーザに周知されづらい状況がある。このため、実際に電池切れになり車両を操作することができない状況に直面した際に、ユーザは対処できずに困惑してしまうことがあった。また、いつ電池が切れるかわからないという状況を心配するユーザもいるため、電子キーが電池切れに陥ることにより、ユーザに掛ける負担を低減させる新たな技術が要望されていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子キーが電池切れに陥った際にも、ユーザに掛ける負担を低減させることができる電子キーシステム及び電子キーの電源切換方法を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、通信対象から発信されたIDコードの返信要求を電子キーが受信すると、当該電子キーがIDコードを前記通信対象に返信してID照合が行われ、当該ID照合が成立すれば、前記通信対象に設置された操作手段での機器の操作が可能とな
る電子キーシステムにおいて、前記通信対象に設けられ、前記電子キーからの通知情報、又は前記操作手段に対するユーザの操作態様を基に、前記電子キーの電池電圧が閾値未満に陥ったか否かを判定する電池電圧判定手段と、前記通信対象に設けられ、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったと前記電池電圧判定手段が判定した際、前記通信対象に備え付けの電力伝送装置から、前記電子キーの電源となり得る電力電波を前記電子キーに向けて発信させる電力伝送制御手段と、前記電子キーに設けられ、前記電力電波を捕獲し、当該電力電波を当該電子キーの電源とする電源切換手段と、前記電子キーに設けられ、前記電子キーの電池電圧を表す前記通知情報としての電池電圧情報を、前記ID照合の通信過程において前記通信対象に通知する電池電圧情報通知手段と、を備え、前記電力伝送制御手段は、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったことを前記電池電圧情報から確認すると、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始させ、前記電子キーが前記返信要求を受け取る前に前記電子キーが前記電力電波を受信できるように、前記返信要求よりも早いタイミングで前記電力電波を発信させることをその要旨としている。
同構成によれば、電子キーの電池電圧が閾値未満、即ち電子キーが電池切れであると電池電圧判定手段が判定すると、電力伝送装置による電力電波の発信動作が開始され、電子キーの電源が電力電波に切り換えられる。このため、電子キーが電池切れになった際には、電子キーは供給された電力電波によって動作することができ、通信対象からのIDコードの返信要求に対してIDコードを返信し、ID照合を成立させ、機器の操作を可能とすることができる。よって、電子キーが電池切れになってもID照合を継続して行うことが可能となるので、電子キーの電池切れによるユーザに掛ける負担を低減させることができる。
また、電子キーから電池電圧情報がID照合の通信過程で通信対象に通知され、電池電圧情報を取得した通信対象は電池電圧が閾値未満に陥った際には電力電波の発信動作を開始するので、通信対象は電子キーから直接得られる情報に基づいて正確に電池電圧を把握することが可能となる。よって、電子キーが電池切れに陥って電力電波を必要とする際にのみ、通信対象は電力電波を発信することとなるので、電力電波の発信量を最小限にすることができ、ひいては通信対象の電源の省エネルギー化を図ることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電子キーシステムにおいて、前記電力伝送制御手段は、前記電子キーの前記電池が次回のID照合時に使用可能か否かを前記電池電
圧情報により確認し、前記電池が使用不可能であることを確認すると、前記次回のID照合から前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始することをその要旨としている。
同構成によれば、通信対象は電子キーから取得した電池電圧情報から次回のID照合時に電池が使用できないときには次回のID照合時から電力電波の発信動作を開始する。このため、電子キーとID照合を行った今回の電池電圧情報から次回のID照合時に電池切れでないか、言い換えれば前回のID照合時に今回電池切れに陥っていないかの確認が既に行われ、必要であれば電力電波が発信される。よって、ID照合の最初から安定して電子キーに電源を供給することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、前記電力伝送制御手段は、前記電池電圧が閾値未満である状況下において、前記操作手段に対して前記機器を動作させるための操作が行われたことを確認すると、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始することをその要旨としている。
同構成によれば、電力電波発信の開始条件は、電池電圧が閾値未満であることに加え、操作手段が操作されたことも条件となっているので、電子キーが電池切れに陥っても、操作手段が操作されてからでないと電力電波が発信されない。このため、無駄に電力電波を発信することを極力抑制することが可能となるので、通信対象の電源の省エネルギー化を図ることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記判定手段は、前記操作手段に対する操作態様として当該操作手段への異常操作を確認すると、前記電子キーが電池切れであると判定することをその要旨としている。
ところで、電子キーの電池切れを要因として電子キーと通信対象とのID照合が成立しない場合、通信対象の機器を操作したいユーザは、機器の操作を可能とする操作手段に対して何度も操作を繰り返したり、通常以上の力を加えたりするなどの異常操作を行う可能性が高い。そこで、上記構成によれば、操作手段に対して異常操作が行われれば電池切れであると判定する。このため、電子キーから電池電圧情報を得ることなく通信対象側だけで電子キーが電池切れであることを判定できる。また、ユーザが通信対象に近づいて操作手段に対して異常操作したときにのみ電力電波を発信するので、電子キーが通信対象に近づいてID照合が必要なときのみ電力電波を発信することができる。よって、無駄に電力電波を発信することを極力抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記電源切換手段は、前記電力電波を受信した際、当該電力電波を電源として該電子キーの切換スイッチを電力電波側に切り換えることにより、前記電子キーの電源を、それまでの前記電池から前記電力電波に切り換えることを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、電力電波を受信したことをトリガとして電子キーの電源を電池から電力電波に切り換えるため、電池の使用を抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記電源切換手段は、前記電力電波の電圧と、前記電子キーの電池電圧とを比較して、当該電子キーの電源を高電圧側に切り換えることを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、電力電波の電圧と、電池電圧とを比較して高電圧側を電子キーの電源とするため、高電圧側を利用することで電子キーの電源として最良のものに選択することができる。また、1つの通信対象に対して複数の電子キーが登録される際には、複数の電子キーのうち1つだけ電池電圧が低下することも考えられる。このような場合、電池電圧が低下した電子キーの情報に基づいて発信された電力電波を、電池電圧が低下していない電子キーが受信した際には、電源が電池側に切り換えられるので安定して電圧を得られる電池を電源とすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記電力伝送制御手段は、前記返信要求が発信される発信エリアよりも前記電力電波の発信エリアを小さく形成することを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、返信要求が発信される発信エリアよりも電力電波の発信エリアを小さくしたため、例えばユーザが電子キーを持って通信対象に近づいても、いつもの返信要求の発信エリアではID照合が成立せず、それよりもさらに通信対象に近づくと電子キーが
電力電波を受信してID照合を成立させることができる。よって、いつもと違うことをユーザに知らせて、ディーラーに行くなりして電池の交換を施すことができる。
請求項に記載の発明は、通信対象から発信されたIDコードの返信要求を受信すると、IDコードを前記通信対象に返信してID照合が行われ、当該ID照合が成立すれば、前記通信対象に設置された操作手段での機器の操作が可能となる電子キーの電源切換方法において、前記通信対象が、前記電子キーからの通知情報、又は前記操作手段に対するユーザの操作態様を基に、前記電子キーの電池が閾値未満に陥ったと判定して、前記通信対象に備え付けの電力伝送装置から発信された前記電子キーの電源となり得る電力電波を捕獲し、当該電力電波を当該電子キーの電源とし、前記電子キーの電池電圧を表す前記通知情報としての電池電圧情報を、前記ID照合の通信過程において前記通信対象に通知し、前記通信対象が、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったことを前記電池電圧情報から確認して、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始させ、前記電子キーが前記返信要求を受け取る前に前記電子キーが前記電力電波を受信できるように、前記返信要求よりも早いタイミングで発信された前記電力電波を捕獲することをその要旨としている。
本発明によれば、電子キーが電池切れに陥った際にも、ユーザに掛ける負担を低減させることができる電子キーシステム及び電子キーの電源切換方法を提供することができる。
電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 電子キーシステムの通信エリアを示す車両の上面図。 ID照合時の電子キーと車両との動作を示すタイムチャート。 電子キーシステムの通信動作を示すシーケンスチャート。 ID照合時の電子キーと車両との動作を示すタイムチャート。 電子キーシステムの通信動作を示すシーケンスチャート。
以下、本発明にかかる電子キーシステムを車両に具体化した一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1に示されるように、車両2には、例えば運転者が実際に車両キーを操作しなくても機器としてのドアロックの施解錠やエンジンの始動及び停止等の車両動作を行うことが可能な電子キーシステム、いわゆるキー操作フリーシステムが搭載されている。ここで、車両2が電子キー1の通信対象である。キー操作フリーシステムは、キー固有のIDコードを無線通信で発信可能な電子キー1が車両キーとして使用され、車両2と狭域無線通信によりID照合が実行される。
キー操作フリーシステムには、車両2に近づいたり離れたりした際に自動でID照合が行われてドアロックの施解錠が許可されるエントリーシステムがある。これを以下に説明すると、車両2には、電子キー1との間で狭域無線通信を行う際にID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)21と、車両2の電源系を管理するメインボディECU31とが設けられている。照合ECU21には、車両2の各ドアに埋設されて車外にLF(Low Frequency)帯の信号を発信可能な車外LF発信機22と、車内床下等に埋設されて車内にLF帯の無線信号を発信可能な車内LF発信機23と、車内後方の車体等に埋設されてRF(Radio Frequency)帯の無線信号を受信可能なRF受信機24とが接続されている。照合ECU21には、例えばドアロック施解錠等を管理するメインボディECU31が車内LAN(Local Area Network)30を介して接続されている。
一方、電子キー1には、車両2との間で電子キーシステムに準じた無線通信を行う際のコントロールユニットとして通信制御部11が設けられている。通信制御部11は、固有のキーコードとしてIDコードが記憶されたメモリ11aを備えている。通信制御部11には、外部で発信されたLF帯の信号を受信可能なLF受信部12と、通信制御部11の指令に従いRF帯の信号を発信可能なRF発信部13とが接続されている。
照合ECU21は、車外LF発信機22からLF帯のリクエスト信号Srqを間欠的に発信させ、車両2の周辺に車外通信エリアAo(図2参照)を形成して、狭域無線通信(以降、スマート通信という)の成立を試みる。電子キー1がこの車外通信エリアAoに入り込んでリクエスト信号SrqをLF受信部12で受信すると、電子キー1はリクエスト信号Srqに応答する形で、自身のメモリ11aに登録されたIDコードを含ませたRF帯のIDコード信号SidをRF発信部13から返信する。照合ECU21は、RF受信機24でIDコード信号Sidを受信すると、自身のメモリ21aに登録されたIDコードと電子キー1のIDコードとを照らし合わせて、ID照合としてスマート照合(車外照合)を行い、車外照合が成立すると、ドアロックの施解錠を許可する。そして、この許可状態において、照合ECU21は、操作手段としての車外ドアハンドル27のタッチセンサ28がタッチ操作された際にはドアロック装置38を駆動させてドアロックを解錠させる。一方、車外ドアハンドル27のロックボタン29が押圧操作された際にはドアロック装置38を駆動させてドアロックを施錠させる。
また、電子キーシステムには、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに単なるスイッチ操作のみでエンジン始動停止操作を行うことが可能な機能としてワンプッシュエンジンスタートシステムがある。このワンプッシュエンジンスタートシステムを以下に説明すると、車両2には、照合ECU21のID照合成立結果を基に、エンジンの点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU32が設けられている。エンジンECU32は、車内LAN30を通じて照合ECU21等の各種ECUに接続されている。車両2の運転席には、車両2の電源状態(電源ポジション)を切り換える際に操作されるエンジンスイッチ33が設けられている。エンジンスイッチ33は、押し操作される度に電源状態をACCオン→IGオン→電源オフの順に繰り返し遷移させ、エンジン停止時にブレーキペダルが踏み込み操作された状態で操作されると、エンジンを始動に切り換える。
照合ECU21は、車外照合が成立してドアロックが解錠された後、ドアが開けられて運転者が乗車したことを例えばカーテシスイッチ37で認識すると、車内LF発信機23からリクエスト信号Srqを発信して車内全域に車内通信エリアAi(図2参照)を形成する。照合ECU21は、電子キー1がこの車内通信エリアAiに入り込んで返信してきたIDコード信号SidをRF受信機24で受信すると、自身に登録されたIDコードと電子キー1のIDコードとを照らし合わせて、ID照合としてスマート照合(車内照合)を行い、車内照合成立を電源状態切換許可の一条件とする。
また、電子キーシステムには、電子キー1のスイッチ操作で車両2に無線で施錠信号Sl又は解錠信号Sulを発信してドアロックの施解錠を行うことが可能な機能としてワイヤレスキーシステムがある。前述の照合ECU21は、ワイヤレスキーシステムの動作も管理する。電子キー1には、施錠信号Slを発信させる施錠ボタン17と、解錠信号Sulを発信させる解錠ボタン18とが筐体の表面に露出して設けられている。施錠ボタン17と解錠ボタン18とは、通信制御部11に接続されている。前述のRF発信部13は、通信制御部11から得た通信データを変調し、電子キー1が持つ固有のIDコードの含まれたRF帯の施錠信号Sl又は解錠信号Sulを発信する。
施錠ボタン17が操作された際、電子キー1のRF発信部13から施錠信号Slが発信される。照合ECU21は、RF受信機24で施錠信号Slを受信すると、自身のメモリ21aに登録されたIDコードと電子キー1のIDコードとを照らし合わせてID照合を行い、ID照合成立を確認すると、メインボディECU31にドアロックの施錠指令を出力し、ドアロック装置38にドアロックを施錠させる。一方、解錠ボタン18が操作された際、電子キー1のRF発信部13から解錠信号Sulが発信される。そして、解錠信号Sul内のIDコードのID照合が成立すると、解錠指令が照合ECU21からメインボディECU31に出力され、ドアロック装置38によりドアロックが解錠される。
また、ID照合は、チャレンジレスポンス認証により暗号化された暗号通信となっている。チャレンジレスポンス認証とは、ID照合時に車両2が電子キー1にチャレンジ信号Sccを投げかけて、電子キー1にチャレンジ信号Sccのレスポンスを演算させ、このレスポンス信号Sreが正しい演算結果をとるかどうかを車両2が確認する認証の一種である。照合ECU21は、電子キー1からチャレンジ信号Sccに対する演算結果としてレスポンス信号Sreを受信すると、電子キー1のレスポンスと、自ら演算したレスポンスとを照らし合わせてレスポンス照合を行い、同レスポンス照合の成立をID照合成立の一条件とする。
また、本例の電子キーシステムは、車両2から電子キー1の電源となり得る電波(以下、電力電波Svv)を電子キー1に発信して、この電力電波Svvによって電子キー1を動作させる電力伝送システムが設けられている。本例の電力伝送システムは、前回ID照合時における電子キー1の電池16の電圧(電池電圧Vb)を保有し、今回のID照合時において電池電圧Vbが閾値以上であれば、通常通り電子キー1の電源を電池16とし、逆に電池電圧Vbが閾値未満をとる際には、車両2から電力電波Svvを発信して、これを電子キー1の電源とするシステムである。
車両2には、電力電波Svvを発信する電力伝送装置としての車外無線電力発信機25及び車内無線電力発信機26が設けられている。車外無線電力発信機25及び車内無線電力発信機26は、車外LF発信機22、車内LF発信機23、及びRF受信機24とともに照合ECU21に接続され、照合ECU21によって管理されている。車外無線電力発信機25及び車内無線電力発信機26は、照合ECU21からの指令に基づき、電力電波SvvをRF電波により電子キー1に向けて発信可能となっている。また、電力電波Svvの発信エリア(車外電力エリアAvo及び車内電力エリアAvi(図2参照))は、リクエスト信号Srqの車外通信エリアAo及び車内通信エリアAiよりも狭いエリアに設定されている。これは、電子キー1が電力電波Svvを電源にして動く状態、即ち電子キー1が電池切れになっていることを、狭いエリアでID照合が実行されることを以て、ユーザに直感的に分からせるようにするためである。
また、照合ECU21には、車外無線電力発信機25及び車内無線電力発信機26の動作を管理する電力発信制御部21cが設けられている。電力発信制御部21cは、車外LF発信機22及び車内LF発信機23からのLF電波の発信に同期して、車外無線電力発信機25及び車内無線電力発信機26から電力電波Svvを発信させる。より具体的には、電力発信制御部21cは、電子キー1がLF電波を受け取る若干前に電子キー1が電力電波Svvを受信できるように、LF電波よりも少し早いタイミングで電力電波Svvを発信させる。
電子キー1には、電力電波Svvを受信する無線電力受信部14が設けられている。無線電力受信部14は、電力電波Svvを整流する電源再生回路14aを備えている。無線電力受信部14は、通信制御部11に接続されるとともに、受信した電力電波Svvの値を確認するための情報として電圧情報を通信制御部11へ出力する。また、電源再生回路14aは、受信した電力電波Svvを整流し、整流後の電圧(電波電圧Vw)を、電子キー1(通信制御部11、LF受信部12、RF発信部13)に電源として供給可能となっている。
通信制御部11は、切換スイッチ15を介して無線電力受信部14と並列する状態で、電子キー1の電源として働く電池16と接続されている。切換スイッチ15は、電源制御部11bの指令に基づいて電子キー1(通信制御部11)の電源を電池16と電力電波Svvとのいずれかに切り換えるスイッチである。切換スイッチ15は、通常、電池16側に接続されて電池電圧Vbを電源として電子キー1を動作させ、電池16が切れた(残り僅かの場合も含む)とき、無線電力受信部14側に繋がって、電波電圧Vwを電源として電子キー1を動作させる。
また、電子キー1には、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)19が電子キー1の筐体の表面に露出して設けられている。LED19は、電子キー1の電源が電池16ではなく、電力電波Svvを電源としている際に点灯又は点滅する。また、LED19は、電子キー1が電力電波Svvを受けている期間中、点灯又は点滅を継続し、電力電波Svvを受信しなくなると消灯する。なお、スマート通信やワイヤレス通信を行っている際に点灯又は点滅するLEDを別途設ける際には、異なる色のLEDが望ましい。
電子キー1には、切換スイッチ15の動作を制御する電源制御部11bが設けられている。電源制御部11bは、電池16の電圧値を定期的に取得し、IDコード信号Sid(レスポンス信号Sre)の発信時に電池電圧情報をレスポンス信号Sreに含ませて発信する。ここで、電池電圧情報は、電子キー1の動作に必要な閾値、すなわち限界動作電圧以上である場合には「0」、限界動作電圧未満である場合には「1」で示す1ビットのコードである。なお、電源制御部11bが電池電圧情報通知手段として機能する。
照合ECU21には、電子キー1が電池切れであるか否かを判定する電池電圧判定手段としての電池切れ判定部21bが設けられている。電池切れ判定部21bは、電子キー1から発信されたレスポンス信号Sreを受信すると、このレスポンス信号Sreに含まれる電池電圧情報を取り出し、電池電圧Vbが限界動作電圧以上であるか未満であるかを認識する。電池切れ判定部21bは、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であることを確認すると、次回以降のID照合を電子キー1の電池16で実行できないと認識し、メモリ21aに電池電圧低下フラグを立てる。
照合ECU21には、電力電波Svvの発信を制御する電力伝送制御手段としての電力発信制御部21cが設けられている。電力発信制御部21cは、電子キー1とスマート通信を行う際、前回ID照合時において電子キー1の電池切れを確認していれば、車外無線電力発信機25(車内無線電力発信機26)による電力電波Svvの発信動作を開始させ、これを電子キー1の新たな電源として電子キー1に供給する。本例の場合、電力発信制御部21cは、タッチセンサ28及びロックボタン29(エンジンスイッチ33)の少なくとも1つに対する操作を検出すると、電池電圧低下フラグが立っていることを条件に、車外無線電力発信機25(車内無線電力発信機26)から電力電波Svvを発信させる。
なお、電力発信制御部21cは、電池電圧情報に基づかず、車外ドアハンドル27(エンジンスイッチ33)に対して異常操作が行われたことのみを電池切れの判定条件としても電力電波Svvを発信する。具体的には、車外ドアハンドル27(エンジンスイッチ33)に対して何度も操作を繰り返したり、通常以上の力を加えたりするなどの異常操作が検出されると、電池切れ判定部21bが電池切れと認識し、電力発信制御部21cが電力電波Svvを発信させる。これは、前回スマート通信を行った際には限界動作電圧以上であった電池電圧Vbが、車両2を長期間使用しない間に低下して限界動作電圧未満になった場合に備えたものである。また、車両2に対して複数の電子キー1が登録された際に、電池電圧Vbが低下していない電子キー1の電池電圧情報でフラグを倒してしまうと、電池電圧Vbが低下した電子キー1が電力電波Svvを受信できない場合に備えたものである。すなわち、電子キー1が電池切れの際に、車両2の操作をしたいユーザは、車両2の操作を可能とする車外ドアハンドル27(エンジンスイッチ33)に対して異常操作を行う可能性が高く、これを電池切れと判定することで電力電波Svvを発信する。
また、通信制御部11には、電子キー1の電源を電池電圧Vb及び電波電圧Vwの一方に設定する電源切換手段としての電源選択部11cが設けられている。本例の電源選択部11cは、電力電波Svvを受信した際、電波電圧Vwを基に切換スイッチ15を電源再生回路14a側に繋げて電波電圧Vwの値を把握し、切換スイッチ15を切り換える前に得ていた電池電圧Vbと、この電波電圧Vwとを比較する。そして、電源選択部11cは、電波電圧Vwの方が高ければ電子キー1の電源を電波電圧Vwに設定し、電池電圧Vbの方が高ければ電子キー1の電源を電池電圧Vbに設定する。電源選択部11cは、電子キー1の電源を電力電波Svvとした際、その旨をユーザに通知するためにLED19を点灯又は点滅させる。
ところで、車両2に複数の電子キー1が登録された際には、1つの電子キー1の電池電圧Vbが低下したとしても他の電子キー1の電池電圧Vbが低下しているとは限らない。よって、車両2から電力電波Svvが発信されている際、電池16の切れていない電子キー1が車両2とスマート通信を行う場合もあるが、この場合は、電池電圧Vbと電波電圧Vwのうち高い側を電源として行動することとなる。このため、車両2が電力電波Svvを発信する状態にあって、電池切れになっていない電子キー1が車両2とスマート通信を行う場合であっても、問題なく通信を実行することが可能である。
次に、本例のキー操作フリーシステムの動作を図3〜図6を参照して説明する。
まず、電子キー1の電池16が切れていない場合について図3に従って説明する。照合ECU21は、駐車時において、電子キー1とスマート通信を実行する際、まず停止状態(スリープ状態)になっている電子キー1を起動させるべく、ウェイク信号Swkを車外LF発信機22から発信させる。ウェイク信号Swkは、車外LF発信機22から一定間隔をおいて繰り返し発信され、車両2の周囲における電子キー1の有無が監視される。
そして、電子キー1がウェイク信号Swkの車外通信エリアAoに入り込むと、このとき電子キー1の電池16は切れていないので、電子キー1は電池16を電源としてウェイク信号Swkを受信する。LF受信部12はウェイク信号Swkの正否を判定し、正規のものであれば、通信制御部11をスリープ状態から起動状態に切り換える。通信制御部11は、起動状態に切り換わると、アック信号SacをRF発信部13から発信する。
車両2は、ウェイク信号Swkを発信した後の所定時間内にアック信号Sacを受信すると、電子キー1が車外通信エリアAoに存在すると認識し、ビークルID信号Sviを車外LF発信機22から発信する。このビークルID信号Sviには、車両2を識別するための車両固有のIDとしてビークルIDが含まれている。ビークルID信号Sviを受信した電子キー1は、メモリ11aに登録されたコードと照らし合わせるビークルID照合を行い、照合が一致すると、アック信号SacをRF発信部13から発信する。
車両2は、ビークルID信号Sviを発信した後の所定時間内にアック信号Sacを受信すると、自身に対応する電子キー1が車外通信エリアAoに存在すると認識する。車両2は、チャレンジ信号Sccを車外LF発信機22から発信する。チャレンジ信号Sccには、発信の度に毎回値が変わるチャレンジコードと、電子キー1のキー番号とが含まれている。なお、キー番号は、何番目のマスターキーであるか、又は何番目のサブキーであるかを通知するものである。
電子キー1の通信制御部11は、LF受信部12でチャレンジ信号Sccを受信すると、このチャレンジ信号Sccのキー番号の正否を見る番号照合を実行し、自身がこのときの通信相手であるか否かを判断する。なお、この番号照合は、通信相手の電子キー1についてマスター又はサブのキー種を判定する照合である。そして、この番号照合が成立すると、通信制御部11は、チャレンジ信号Sccに含まれるチャレンジコードを、自身の暗号鍵によって演算することにより、レスポンスコードを生成する。通信制御部11は、レスポンスコードの生成が終了すると、自身のメモリ11aに登録されたIDコードと、このレスポンスコードとを含むレスポンス信号SreをRF発信部13から発信させる。なお、レスポンス信号Sre内におけるIDコードとレスポンスコードとの並び順は、適宜変更可能である。
また、通信制御部11(電源制御部11b)は、レスポンス信号Sreを車両2に発信する際、このレスポンス信号Sreに電池電圧情報を含ませて発信する。この電池電圧情報は、照合時における電池電圧Vbをビットにより表したものである。電源制御部11bは、チャレンジレスポンス認証のレスポンスを車両2に返す際、これと同時に電池電圧情報も車両2に通知している。
照合ECU21は、チャレンジ信号Sccを発信する際、自身が持つ暗号鍵によってチャレンジコードを演算して、自らもレスポンスコードを生成する。そして、照合ECU21は、電子キー1からレスポンス信号SreをRF受信機24で受信すると、電子キー1のレスポンスコードと、自身が演算したレスポンスコードとを照らし合わせて、レスポンス照合を実行する。照合ECU21は、このレスポンス照合が成立することを確認すると、レスポンス信号Sreに含まれるIDコードの正否を照合する。そして、照合ECU21は、レスポンス照合及びIDコード照合が成立することを確認すると、これを以てスマート照合成立として処理する。
また、照合ECU21は、レスポンス信号Sreを受信した際、このレスポンス信号Sreに含まれる電池電圧情報を電池切れ判定部21bによって判定する。このとき、電池切れ判定部21bは、電池電圧Vbが限界動作電圧以上であることを確認すると、電池16がまだ充分に残っていると認識し、通常動作を継続する。これにより、電子キー1は、次回のスマート通信も自身の電池16を電源として動作を継続する。
一方、電池切れ判定部21bは、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であれば、電子キー1の電池16が今回のID照合で切れたと認識する。そして、電池切れ判定部21bは、電池電圧低下フラグをメモリ21aに立てることでこの記憶状態を保持し、この状態で以て処理を終了する。これにより、次回以降のスマート通信は、車両2から電力電波Svvが発信され、この電力電波Svvが電子キー1の電源として供給される。
また、電池切れ判定部21bは、メモリ21aに電池電圧低下フラグを立てた後、スマート通信を行った電子キー1において限界動作電圧以上の判定結果を得ると、電子キー1の電池16が交換されるなどして電源が回復したと認識して、メモリ21aの電池電圧低下フラグを倒す。
続いて、電子キー1の電池16が切れている場合について図4及び図5に従って説明する。前回(1つ前)のスマート通信で電子キー1の電池16が電池切れと判定された状況下では、車両2のメモリ21aに電池電圧低下フラグが立っている(ステップS21)。このときも、照合ECU21は、駐車時において、車両2の周囲に電子キー1が存在するか否かを監視するために、車外LF発信機22からウェイク信号Swkを、一定間隔をおいて繰り返し発信させる。
この状態において、電池電圧Vbが限界動作電圧未満の電子キー1を所持した車両2のユーザが車両2に近づき、電子キー1がウェイク信号Swkの車外通信エリアAoに入り込んだとする。このとき、通常であればウェイク信号Swkの受信で電子キー1が起動するが、この場合は電池16が切れているので、電子キー1は電源オフ状態を継続し起動しない。そして、ユーザは、電池切れには気付かず、通常のドアロック操作に準じて車外ドアハンドル27を操作する。
電力発信制御部21cは、車外ドアハンドル27に対する操作、具体的にはタッチセンサ28にタッチ操作又はロックボタン29に押圧操作を検出する(ステップS22)と、電池電圧低下フラグが立っていることを条件に、電力電波Svvを車外無線電力発信機25から発信する(ステップS23)。電力電波Svvは、ウェイク信号Swkよりも若干早いタイミングで発信される。また、電力電波Svvは、電子キー1が同電力電波Svvを電源としてウェイク信号Swkのアック応答を返せるように、少なくともアック信号Sacの発信時間の間、発信が継続される。そして、電力発信制御部21cは、ウェイク信号Swkに対するアック応答を受け付けることができると、電力電波Svvの発信を継続し、逆にこのアック応答を受け付けることができなければ、その時点で電力電波Svvの発信を停止する。
電子キー1が電力電波Svvを無線電力受信部14で受信すると、電力電波Svvは電源再生回路14aで整流され、電波電圧Vwとして電子キー1に供給される。電源制御部11bは、電力電波Svvを受信すると、無線電力受信部14から出力される電圧値と電池16の電圧値とを比較する(ステップS24)。ここで、電池16の電圧は限界動作電圧未満であるため、電池電圧Vbよりも無線電力受信部14が受信した電力電波Svvの電圧の方が高い。よって、電源選択部11cは、電源を電圧の高い方に切り換え(ステップS25)、電源を無線電力受信部14の電源再生回路14aに切り換える。即ち、電子キー1の電源が、それまでの電池16から電力電波Svvに切り換わる。
照合ECU21は、電力電波Svvの発信の後、リクエスト信号Srq(即ち、ウェイク信号Swk)を車外LF発信機22から発信する(ステップS26)。ここで、電子キー1は、車外通信エリアAoよりも狭い、言い換えれば車両2により近づいた車外電力エリアAvoにおいて、ウェイク信号Swkの受信が可能であるので、同車外電力エリアAvoに進入したタイミングでスマート通信が開始される。このとき、LED19は、電子キー1が電力電波Svvを電源としてスマート通信を開始したことをユーザに通知すべく、点灯又は点滅する(ステップS27)。そして、電子キー1は、電力電波Svvを電源としてスマート通信を継続する。
電子キー1の電源制御部11bは、定期的に電池電圧情報を取得している。よって、通信制御部11は、ビークルID照合の後に続けて車両2から発信されるチャレンジ信号SccをLF受信部12で受信すると、電源制御部11bが取得した電池電圧情報を含ませたIDコード信号Sid(即ち、レスポンス信号Sre)をRF発信部13から発信する(ステップS28)。
照合ECU21は、レスポンス信号SreをRF受信機24で受信すると、前述したレスポンス照合及びIDコード照合を行い、同照合成立を確認する(ステップS29)と、ドアロック施解錠を実行する(ステップS30)。このとき、車外ドアハンドル27のタッチセンサ28が操作された際にはドアロックが解錠され、ロックボタン29が操作された際にはドアロックが施錠される。また、電池切れ判定部21bは、このときもレスポンス信号Sreに含まれる電池電圧情報を取得し、限界動作電圧以上か未満かを判定する(ステップS31)。電池切れ判定部21bは、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であれば、メモリ21aの電池電圧低下フラグを立てたままにし、電池電圧Vbが限界動作電圧以上に復帰すれば、メモリ21aの電池電圧低下フラグを倒して、処理を終了する。
なお、車両2のメモリ21aに電池電圧低下フラグが立っている状態において、電池切れでない電子キー1を所持した車両2のユーザが車両2に近づき、電子キー1がウェイク信号Swkの車外通信エリアAoに入り込むと、電子キー1はアック信号Sacを返信し、スマート通信を開始する。
照合ECU21は、レスポンス信号SreをRF受信機24で受信すると、前述したレスポンス照合及びIDコード照合を行い、同照合成立を確認すると、ドアロック施解錠を実行する。また、電池切れ判定部21bは、このときもレスポンス信号Sreに含まれる電池電圧情報を取得し、限界動作電圧以上か未満かを判定する。電池切れ判定部21bは、電池切れでない電子キー1の電池電圧情報であるため、電池電圧Vbが限界動作電圧以上と判定し、メモリ21aの電池電圧低下フラグを倒して、処理を終了する。
次に、電池電圧低下フラグが倒された状態で、電池切れの電子キー1を所持した車両2のユーザが車両2に近づいた場合について図6を参照して説明する。
この状態において、電池電圧Vbが限界動作電圧未満の電子キー1を所持した車両2のユーザが車両2に近づき、電子キー1がウェイク信号Swkの車外通信エリアAoに入り込んだとする。このとき、通常であればウェイク信号Swkの受信で電子キー1が起動するが、この場合は電池16が切れているので、電子キー1は電源オフ状態を継続し起動しない。そして、ユーザは、電池切れには気付かず、通常のドアロック操作に準じて車外ドアハンドル27を操作する。しかしながら、ドアロックが解錠されないため、車外ドアハンドル27に対して何度も操作を繰り返したり、通常以上の力を加えたりするなどの異常操作を行う。電池切れ判定部21bは、異常操作を検出する(ステップS41)と、電池切れと認識する。電力発信制御部21cは、電力電波Svvを車外無線電力発信機25から発信させる(ステップS42)。なお、ステップS43以降は、図4のステップS24以降と同様である。そして、電池切れ判定部21bは、このときもレスポンス信号Sreに含まれる電池電圧情報を取得し、限界動作電圧以上か未満かを判定する(ステップS50)。電池切れ判定部21bは、電池切れの電子キー1の電池電圧情報であるため、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であると判定し、メモリ21aの電池電圧低下フラグを立てて、処理を終了する。
なお、ここでは、車外照合時における車両2及び電子キー1の動作について説明したが、車内照合のときも同様の動作を行うので、車内照合の説明は省略する。
さて、本例の電子キーシステムでは、電子キー1が電池切れであるとともに、車外ドアハンドル27に対して操作があった際に、車両2から電力電波Svvが発信され、電子キー1の電源をこの電力電波Svvに切り換えられる。このため、電子キー1が電池切れになった際に、車両2からの電力電波Svvを電源として動作することができ、ID照合を成立させてドアロックの施解錠等を可能とすることができる。よって、電子キー1が電池切れになってもID照合を継続して行うことができ、電子キー1の電池切れによるユーザに掛ける負担を低減させることができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)電子キー1の電池電圧Vbが閾値未満、即ち電子キー1が電池切れであると電池切れ判定部21bが判定すると、車外無線電力発信機25による電力電波Svvの発信動作が開始され、電子キー1の電源が切換スイッチ15により電力電波Svvに切り換えられる。このため、電子キー1が電池切れになった際には、電子キー1は供給された電力電波Svvによって動作することが可能となるので、電子キー1が電池切れになっても継続してスマート通信を実行することができる。よって、電子キー1の電池切れによるユーザに掛ける負担を低減させることができる。また、電子キー1の電源が電力電波Svvに切り換わった際には、LED19によりその旨がユーザに通知されるので、電子キー1が電池切れになっていることも、ユーザに通知することができる。
(2)電子キー1から発信されるレスポンス信号Sreに電池電圧情報を含ませ、このレスポンス信号Sreによって車両2に電子キー1の電池電圧Vbを通知するので、車両2は電子キー1から直接得られる情報に基づいて正確に電池電圧Vbを把握することができる。よって、電子キー1が電池切れに陥って電力電波Svvを真に必要とする際にのみ電力電波Svvを発信することとなるので、電力電波Svvの発信量を最小限にすることができ、ひいては車両2の電源の省エネルギー化を図ることが可能となる。
(3)車両2は電子キー1から取得した電池電圧情報から、次回のID照合も電池16が持つかどうかを確認し、電池16が切れるときには次回のID照合時から電力電波Svvの発信動作を開始する。このため、1つ前のID照合で予め電池切れの判定を行っておくので、次回のID照合では最初から安定して電力電波Svvによる電源供給を実行することができる。
(4)電池電圧Vbの限界動作電圧未満への低下に加え、車外ドアハンドル27に対して操作が行われた際に電力電波Svvを発信するので、電子キー1が電池切れになったことだけでなく、ユーザが車両2に近づいて車外ドアハンドル27に対して操作したことを条件として電力電波Svvを発信する。このため、ユーザが真に車両2を操作するときのみに電力電波Svvの発信が開始されるので、無駄に電力電波を発信することを極力抑制することができ、ひいては車両2の電源の省エネルギー化を図ることができる。
(5)電力電波Svvを電源として電子キー1が動作している際には、車外通信エリアAoからさらに車外電力エリアAvoに入ると、リクエスト信号Srqを受信できるようになる。これにより、電池電圧Vbが低下して電力電波Svvを電源として動作しているときには、電子キー1が電池16を電源として駆動する通常時とは異なることをユーザに認識させることが可能である。よって、電池切れと気付かなかったとしても、違和感を覚えさせることでユーザに電池交換を暗に促すことができる。
(6)本例の技術を、ドアロックの施解錠やエンジンの始動又は停止が許可又は実行される電子キーシステムに用いるので、電子キー1は電池切れになっても電力電波Svvを受信することで電池切れ時でもドアロックの施解錠やエンジンの始動停止が可能となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、電池電圧情報を「0」、「1」の1ビットのコードとしたが、例えば信号の内容を文章の情報として通知するデータでもよい。
・上記実施形態において、電池電圧低下フラグが立っている状態で、電力電波Svvを発信する前にウェイク信号Swkに対するアック信号Sacの応答があった際には、電力電波Svvの発信を行わないようにしてもよい。
・上記実施形態では、電力電波Svvの車外電力エリアAvoを車外通信エリアAoよりも小さくした。しかしながら、車外電力エリアAvoと車外通信エリアAoとを同じ大きさにしてもよい。同様に、車内電力エリアAviと車内通信エリアAiとを同じ大きさにしてもよい。
・また、車外電力エリアAvoを車外通信エリアAoよりも大きくして、ウェイク信号Swkの受信よりも電力電波Svvによる電源供給を先に行えるようにしてもよい。
・上記実施形態では、電池16の電圧と無線電力受信部14からの電圧とを比較して切換スイッチ15によって電源を高電圧側に切り替えるようにした。しかしながら、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であるか否かによって限界動作電圧未満であれば切換スイッチ15によって電源を電源再生回路14aに切り替えるようにしてもよい。また、無線電力受信部14の電圧が限界動作電圧以上であるか否かによって限界動作電圧以上であれば切換スイッチ15によって電源を電源再生回路14aに切り換えるようにしてもよい。
・また、電力電波Svvを受信すると電源を電池16から電源再生回路14aに切り換える構成を採用してもよい。例えば、受信した電力電波Svvの電力によって切換スイッチ15を切り換える構成として、切換スイッチ15にトランジスタを組み込む構成でもよい。
・また、電源選択部11cが次回のID照合時に電池切れで行えないと判断した際には、電池16の余力を使用して電子キー1の電源を事前に電池16の余力で電源再生回路14a側に切り換えるようにしてもよい。
・上記実施形態では、電子キー1の電池電圧Vbが限界動作電圧未満であるとともに、車外ドアハンドル27に対して操作があった際に電池切れと判定したが、電池電圧Vbが限界動作電圧未満であることのみを電池切れの判定条件としてもよい。
・上記実施形態では、電池電圧低下フラグを立てた後に、電池電圧Vbが限界動作電圧以上の電子キー1から電池電圧情報を取得すると、電池電圧低下フラグを倒すようにした。しかしながら、電池電圧低下フラグを電池電圧Vbが限界動作電圧未満であった同じ電子キー1から電池電圧Vbが限界動作電圧以上である電池電圧情報が得られるまで立てたままにするようにしてもよい。また、電池切れ判定部21bは、メモリ21aに電池電圧低下フラグを立てた後、このフラグを立てた電子キー1において限界動作電圧以上の判定結果を得ると、電子キー1の電池16が交換されるなどして電源が回復したと認識して、メモリ21aの電池電圧低下フラグを倒す。また、電池切れ判定部21bは、限界動作電圧以上の電池電圧情報を受け付けても、フラグを立てた電子キー1とIDコードが異なれば、メモリ21aの電池電圧低下フラグは立てたままにする。
・また、電池電圧低下フラグを立てた後に、電池電圧Vbが限界動作電圧以上の電子キーとスマート通信を複数回行った際に、電池電圧低下フラグを倒すようにしてもよい。
・上記実施形態において、電力電波Svvの発信は、電子キー1の電池電圧Vbが限界動作電圧未満で、かつ車両2に対して異常操作があったことを条件としてもよい。
・上記実施形態において、異常操作は、車外ドアハンドル27への数回のタッチ操作に限定されず、例えば窓を叩くなどの他の操作態様としてもよい。
・上記実施形態において、スマート通信(ワイヤレス通信も含む)の途中で電子キー1が電池切れに陥った際、途中から電源を電池16から電力電波Svvに切り換えるようにしてもよい。
・上記実施形態において、電池電圧情報の通知時期は、ID照合の通信過程の中に含ませることに限らず、独立した情報通知の形式としてもよい。例えば、電子キー1から車両2への電池電圧情報通知が、ID照合の通信に寄らず定期的に行われるものでもよい。
・上記実施形態では、LED19によって電池電圧Vbの低下を報知するようにしたが、LED19に限らず、音や振動等の他の報知手段を採用してもよい。また、これを省略した構成を採用してもよい。
・上記構成において、車両2に電子キー1と近距離無線通信によりID照合を行うイモビライザーシステムを搭載してもよい。
・上記実施形態では、番号照合、レスポンス照合、IDコード照合から認証を行うようにしたが、種々の認証形式が採用可能である。
・上記実施形態において、電子キーシステムで使用する電波の周波数は、必ずしもLFやRFに限定されず、これら以外の周波数が使用可能である。また、車両2から電子キー1に電波発信するときの周波数と、電子キー1から車両2に電波を返すときの周波数とは、必ずしも異なるものに限定されず、これらを同じ周波数としてもよい。
・上記実施形態において、本例の電子キーシステムは、必ずしも車両2のみに適用されることに限らず、電子キーを使用する通信対象であれば、その採用先は特に限定されない。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する
(イ)電子キーシステムにおいて、前記電源切換手段は、次回のID照合が電池切れで行えないと判断した際、当該電池の余力を使用して該電子キーの電源を電力電波側に切り換えることにより、前記電子キーの電源を、それまでの前記電池から前記電力電波に切り換えることを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、次回のID照合が電池切れとなる前に電池の余力によって電子キーの電源を電池から電力電波に切り換えるため、電子キーは電力電波による切換動作を行うことなく電力電波を電源として電力電波を受信して動作することができる。
ハ)電子キーシステムにおいて、前記通信対象は車両であって、前記ID照合が成立すると、ドアロックの施解錠やエンジンの始動又は停止が許可又は実行されることを特徴とする電子キーシステム。
同構成によれば、通信対象を車両として、ドアロックの施解錠やエンジンの始動又は停止が許可又は実行される電子キーシステムに用いるので、電子キーは電力電波を受信することで電池切れ時でもドアロックの施解錠やエンジンの始動停止が可能となる。
1…電子キー、2…通信対象としての車両、11…通信制御部、11a…メモリ、11b…電源制御部、11c…電源選択部、12…LF受信部、13…RF発信部、14…無線電力受信部、14a…電源再生回路、15…切換スイッチ、16…電池、17…施錠ボタン、18…解錠ボタン、19…LED、21…照合ECU、21a…メモリ、21b…電池切れ判例部、21c…電力発信制御部、22…車外LF発信機、23…車内LF発信機、24…RF受信機、25…車外無線電力発信機、26…車内無線電力発信機、27…車外ドアハンドル、28…タッチセンサ、29…ロックボタン、31…メインボディECU、32…エンジンECU、33…エンジンスイッチ、37…カーテシスイッチ、38…ドアロック装置、Ai…車内通信エリア、Ao…車外通信エリア、Avi…車内電力エリア、Avo…車外電力エリア、Sac…アック信号、Scc…チャレンジ信号、Sid…IDコード信号、Sre…レスポンス信号、Srq…リクエスト信号、Svi…ビークルID信号、Svv…電力電波、Swk…ウェイク信号、Vb…電池電圧、Vw…電波電圧。

Claims (8)

  1. 通信対象から発信されたIDコードの返信要求を電子キーが受信すると、当該電子キーがIDコードを前記通信対象に返信してID照合が行われ、当該ID照合が成立すれば、前記通信対象に設置された操作手段での機器の操作が可能となる電子キーシステムにおいて、
    前記通信対象に設けられ、前記電子キーからの通知情報、又は前記操作手段に対するユーザの操作態様を基に、前記電子キーの電池電圧が閾値未満に陥ったか否かを判定する電池電圧判定手段と、
    前記通信対象に設けられ、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったと前記電池電圧判定手段が判定した際、前記通信対象に備え付けの電力伝送装置から、前記電子キーの電源となり得る電力電波を前記電子キーに向けて発信させる電力伝送制御手段と、
    前記電子キーに設けられ、前記電力電波を捕獲し、当該電力電波を当該電子キーの電源とする電源切換手段と
    前記電子キーに設けられ、前記電子キーの電池電圧を表す前記通知情報としての電池電圧情報を、前記ID照合の通信過程において前記通信対象に通知する電池電圧情報通知手段と、を備え、
    前記電力伝送制御手段は、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったことを前記電池電圧情報から確認すると、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始させ、前記電子キーが前記返信要求を受け取る前に前記電子キーが前記電力電波を受信できるように、前記返信要求よりも早いタイミングで前記電力電波を発信させる
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 請求項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電力伝送制御手段は、前記電子キーの前記電池が次回のID照合時に使用可能か否かを前記電池電圧情報により確認し、前記電池が使用不可能であることを確認すると、前記次回のID照合から前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始する
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電力伝送制御手段は、前記電池電圧が閾値未満である状況下において、前記操作手段に対して前記機器を動作させるための操作が行われたことを確認すると、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始する
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記判定手段は、前記操作手段に対する操作態様として当該操作手段への異常操作を確認すると、前記電子キーが電池切れであると判定する
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電源切換手段は、前記電力電波を受信した際、当該電力電波を電源として該電子キーの切換スイッチを電力電波側に切り換えることにより、前記電子キーの電源を、それまでの前記電池から前記電力電波に切り換える
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電源切換手段は、前記電力電波の電圧と、前記電子キーの電池電圧とを比較して、当該電子キーの電源を高電圧側に切り換える
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電力伝送制御手段は、前記返信要求が発信される発信エリアよりも前記電力電波の発信エリアを小さく形成する
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  8. 通信対象から発信されたIDコードの返信要求を受信すると、IDコードを前記通信対象に返信してID照合が行われ、当該ID照合が成立すれば、前記通信対象に設置された操作手段での機器の操作が可能となる電子キーの電源切換方法において、
    前記通信対象が、前記電子キーからの通知情報、又は前記操作手段に対するユーザの操作態様を基に、前記電子キーの電池が閾値未満に陥ったと判定して、前記通信対象に備え付けの電力伝送装置から発信された前記電子キーの電源となり得る電力電波を捕獲し、当該電力電波を当該電子キーの電源とし、
    前記電子キーの電池電圧を表す前記通知情報としての電池電圧情報を、前記ID照合の通信過程において前記通信対象に通知し、
    前記通信対象が、前記電子キーの前記電池電圧が閾値未満に陥ったことを前記電池電圧情報から確認して、前記電力伝送装置による前記電力電波の発信動作を開始させ、前記電子キーが前記返信要求を受け取る前に前記電子キーが前記電力電波を受信できるように、前記返信要求よりも早いタイミングで発信された前記電力電波を捕獲する
    ことを特徴とする電子キーの電源切換方法。
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