JP5394593B1 - ラバーダムクランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】装着時の不快感が少なく、かつがたつき難いラバーダムクランプを提供する。
【解決手段】略C字状となるように切欠部11aが形成され弾性変形によって切欠部11aの幅を拡開可能なスプリング11と、スプリング11の両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠T側面に当接するビーク23を有するフランジ12と、を備え、歯冠Tが露出するように被せられるラバーダムシートを、露出した歯冠Tを一対のビーク23で挟持することで固定するラバーダムクランプ20において、ビーク23は、歯冠Tとの当接部分の凹凸形状が患者の歯冠Tの形状に合わせて形成されるとともに肉厚が患者の歯冠Tの高さと略等しく形成され、歯冠Tを挟持したときにビーク23が歯冠T側面の上端から下端まで面で当接する。
【選択図】図3

Description

本発明は、歯冠を一対のビークで挟持することでラバーダムシートを固定するラバーダムクランプに関するものである。
歯の治療は広義の外科的処置であるので、多数の菌が存在する唾液が治療中の患部に触れることは当然好ましくない。また、患部に唾液が付着すると治療の作業効率も低下してしまう。
さらに、治療中に患者の舌が動いてしまい、治療の妨げになることも多い。
そこで、治療対象の歯冠を口腔内の他の部位と隔絶するためにラバーダムシートが用いられている。
ラバーダムシートは、治療対象の歯冠がラバーダムシートの表側に露出し、口腔内の他の部位(舌や歯茎、他の歯冠)はラバーダムシートの裏側となるように、歯冠に被せられる。
そして、このラバーダムシートを固定するために、図6及び図7に示すようなラバーダムクランプが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図6及び図7に記載の発明は、略C字状のスプリング11と、歯冠側面に当接するビーク13を有するフランジ12とを備える。
ビーク13は一対のフランジ12の内側端部のことであり、ビーク13の肉厚はフランジ12の肉厚に等しい。
また、それぞれのビーク13は円弧状となっており、一対のビーク13が向かい合うことによって略円形が形成される。
そして、歯冠が露出するようにラバーダムシートが被せられ、露出した歯冠の下端(歯茎に近い部分)を一対のビーク13が挟持することでラバーダムシートを固定するものである。
この発明によると、歯茎と歯冠の境界部分である歯冠の下端をビーク13が挟持するので、歯冠が完全に露出した状態でラバーダムシートをしっかり固定することができる。
しかし、このラバーダムクランプ10は歯冠の下端をビーク13が挟持できるようにビーク13の歯冠側面に当接する部分が線状となっているので、装着時には挟持する圧力が歯冠の下端に集中して掛かってしまう。
したがって、ラバーダムクランプ10の装着時に歯冠下端や歯茎に痛みを感じる患者も存在しており、必ずしも快適な付け心地であるとはいえなかった。
この対策として、図8に示すようにビーク13において歯冠との当接する当接部13aの面積を広くして、しかもそれを軟質の柔軟パッドとしたラバーダムクランプ10が開示されている(例えば、引用文献2参照)
特公昭63−13702号公報 米国特許出願公開第2003/87216号明細書
このラバーダムクランプ10では、装着時において柔軟パッド13aを変形させて歯冠側面にフィットさせるので、歯冠を挟持する圧力を分散でき、歯冠や歯茎に掛かる負担が軽減される。
しかしながら、このラバーダムクランプ10のようにビーク13の当接部13aが軟質で、かつ既製品であると、装着時にラバーダムクランプ10に外力が加わるとラバーダムクランプ10ががたついたり、ずれたりしてしまう。
このような装着時のラバーダムクランプ10のがたつきやずれは、例えば根管治療においては、根管内へ細菌が侵入する原因となるので治療の成功率が著しく低下してしまい、好ましくない。
そこで、本発明の目的とするところは、装着時の不快感が少なく、かつがたつき難いラバーダムクランプを提供することにある。
なお、本出願人は当該目的を解決するラバーダムクランプについて既に特許出願を行っており、特許査定となっている(特許第5314809号)。但し、本願出願時において当該特許の特許公報は未発行であり、本願は当該特許においてロストワックス法により形成したビークの部分を他の材料で形成するバリエーションの発明である。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のラバーダムクランプ(20)は、略C字状となるように切欠部(11a)が形成され弾性変形によって前記切欠部(11a)の幅を拡開可能なスプリング(11)と、前記スプリング(11)の両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠(T)側面に当接するビーク(23)を有するフランジ(12)と、を備え、前記歯冠(T)が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠(T)を一対の前記ビーク(23)で挟持することで固定するラバーダムクランプ(20)において、前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠(T)を挟持し、しかも前記ビーク(23)は、前記歯冠(T)との当接部分(23a)の凹凸形状が患者の歯冠(T)の形状に合わせてカスタマイズして光重合レジンで形成されるとともに、前記歯冠(T)を挟持したときに前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とする。
また、請求項2に記載のラバーダムクランプ(20)は、略C字状となるように切欠部(11a)が形成され弾性変形によって前記切欠部(11a)の幅を拡開可能なスプリング(11)と、前記スプリング(11)の両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠(T)側面に当接するビーク(23)を有するフランジ(12)と、を備え、前記歯冠(T)が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠(T)を一対の前記ビーク(23)で挟持することで固定するラバーダムクランプ(20)において、前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠(T)を挟持し、しかも前記ビーク(23)は、前記歯冠(T)との当接部分(23a)の凹凸形状が患者の歯冠(T)の形状に合わせてカスタマイズして熱可塑性樹脂で形成されるとともに、前記歯冠(T)を挟持したときに前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とする。
また、請求項3に記載のラバーダムクランプ(20)は、略C字状となるように切欠部(11a)が形成され弾性変形によって前記切欠部(11a)の幅を拡開可能なスプリング(11)と、前記スプリング(11)の両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠(T)側面に当接するビーク(23)を有するフランジ(12)と、を備え、前記歯冠(T)が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠(T)を一対の前記ビーク(23)で挟持することで固定するラバーダムクランプ(20)において、前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠(T)を挟持し、しかも前記ビーク(23)は、前記歯冠(T)との当接部分(23a)の凹凸形状が患者の歯冠(T)の形状に合わせてカスタマイズして即時重合レジンで形成されるとともに、前記歯冠(T)を挟持したときに前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とする。
また、請求項4に記載のラバーダムクランプ(20)は、略C字状となるように切欠部(11a)が形成され弾性変形によって前記切欠部(11a)の幅を拡開可能なスプリング(11)と、前記スプリング(11)の両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠(T)側面に当接するビーク(23)を有するフランジ(12)と、を備え、前記歯冠(T)が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠(T)を一対の前記ビーク(23)で挟持することで固定するラバーダムクランプ(20)において、前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠(T)を挟持し、しかも前記ビーク(23)は、前記歯冠(T)との当接部分(23a)の凹凸形状が患者の歯冠(T)の形状に合わせてカスタマイズしてシリコーンゴムで形成されるとともに、前記歯冠(T)を挟持したときに前記ビーク(23)が前記歯冠(T)側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とする。
なお、ここでいう下とは歯に対して歯茎側をいい、上とは歯の噛み合わせ部分側をいう。したがって、下顎の歯においては通常の上下方向と一致するが、一方、上顎の歯においては通常の上下方向とは逆となる。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のラバーダムクランプによれば、ビークが歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠を挟持するので、ビークが歯冠側面の下端のみを挟持する場合に比べて圧力が分散される。よって、歯冠側面を挟持する圧力が低いので、装着時に患者の不快感が低減される。
しかもビークは、歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして形成されるので、ビークと患者の歯冠の接触面の形状は同一となり、装着時の不快感が確実に低減されるとともに、ビークと歯冠が密着してビークに外力が加わってもがたつき難い。よって、根管治療において、口腔内の細菌隔絶状態を良好に維持可能であるので、根管治療の成功率が向上する。
また、ビークの歯冠との当接部分は光重合レジンで形成されるので、容易に患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズ可能であり、さらに形成時に熱を発することもない。
また、請求項2に記載のラバーダムクランプによれば、ビークが歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠を挟持するので、ビークが歯冠側面の下端のみを挟持する場合に比べて圧力が分散される。よって、歯冠側面を挟持する圧力が低いので、装着時に患者の不快感が低減される。
しかもビークは、歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして形成されるので、ビークと患者の歯冠の接触面の形状は同一となり、装着時の不快感が確実に低減されるとともに、ビークと歯冠が密着してビークに外力が加わってもがたつき難い。
また、ビークの歯冠との当接部分は熱可塑性樹脂で形成されるので、容易に患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズ可能である。
また、請求項3に記載のラバーダムクランプによれば、ビークが歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠を挟持するので、ビークが歯冠側面の下端のみを挟持する場合に比べて圧力が分散される。よって、歯冠側面を挟持する圧力が低いので、装着時に患者の不快感が低減される。
しかもビークは、歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして形成されるので、ビークと患者の歯冠の接触面の形状は同一となり、装着時の不快感が確実に低減されるとともに、ビークと歯冠が密着してビークに外力が加わってもがたつき難い。
また、ビークの歯冠との当接部分は即時重合レジンで形成されるので、熱を発することなく容易に患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズ可能である。
また、請求項4に記載のラバーダムクランプによれば、ビークが歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠を挟持するので、ビークが歯冠側面の下端のみを挟持する場合に比べて圧力が分散される。よって、歯冠側面を挟持する圧力が低いので、装着時に患者の不快感が低減される。
しかもビークは、歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして形成されるので、ビークと患者の歯冠の接触面の形状は同一となり、装着時の不快感が確実に低減されるとともに、ビークと歯冠が密着してビークに外力が加わってもがたつき難い。
また、ビークの歯冠との当接部分はシリコーンゴムで形成されるので、容易に患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズ可能である。
なお、本発明のラバーダムクランプのように、患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズされたビークが歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠を挟持する点は、上述した特許文献1及び2には全く記載されていない。
本発明の実施形態に係るラバーダムクランプを示す平面図である。 本発明の実施形態に係るラバーダムクランプを示す正面図である。 本発明の実施形態に係るラバーダムクランプを示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るラバーダムクランプを歯冠に装着した状態を示す拡大平面図である。 本発明の実施形態に係るラバーダムクランプを歯冠に装着した状態を示す拡大斜視図である。 従来例に係るラバーダムクランプを示す平面図である。 図7のラバーダムクランプを示す正面図である。 他の従来例に係るラバーダムクランプを示す斜視図である。
図1乃至図5を参照して、本発明の実施形態に係るラバーダムクランプ20を説明する。
このラバーダムクランプ20は、スプリング11と、ビーク23を有するフランジ12を備え、特にビーク23の形状に特徴がある。
本実施形態に係るラバーダムクランプ20は、最も奥の歯冠T一つに対して挟持するように装着され、その歯冠Tが露出するように被せられたラバーダムシート(図示しない)を固定するものである。
従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
なお、図4及び図5では簡単のためにラバーダムシートを省略しているが、通常歯茎Gはラバーダムシートに覆われており視認できない。
スプリング11は、幅の狭い金属帯が湾曲してなり、それが略C字状となるように切欠部11aが形成されている。つまり、「C」という文字における切れた部分が切欠部11aである。
その切欠部11aの幅は治療対象の歯冠Tの幅と略等しく、弾性変形によって切欠部11aの幅を拡開可能である。よって、切欠部11aの幅を拡開させてもその力を取り去ると、切欠部11aの幅は元通り狭くなる。
フランジ12は、図2に示すように山折りされた板状(平面状であってもよい)で、スプリング11の両端部から突出するものであって、スプリング11の幅方向に関してそれぞれ同じ側(例えば図1においては下側)一対形成される。
よって、図1に示すように平面視においてフランジ12はスプリング11とは重なっていない。
また、それぞれのフランジ12の内側端部には、互いに向かい合い歯冠Tへの装着時には歯冠T側面に当接するビーク23を有する。
また、それぞれのフランジ12のスプリング11近傍には孔12aが形成されている。この孔12aには拡開治具(図示しない)を挿入可能であって、ラバーダムクランプ20を歯冠Tへ装着するときには、拡開治具によってスプリング11の切欠部11aの幅が一時的に広げられる。
ビーク23は、それぞれのフランジ12から立設する基部23bと、基部23bの内側に取付けられ歯冠Tに当接する当接部23aからなる。
当接部23aは歯冠Tを包み込むように互いに離間する方向に湾曲して形成され、ラバーダムクランプ20装着時にはビーク23の当接部23aは歯冠T側面に両側から当接する。
しかも、ビーク23の歯冠Tとの当接部分(当接部23a)の凹凸形状はそれぞれの患者の歯冠Tの形状に合わせて形成されている。よって、一方のビーク23と他方のビーク23は互いに異なる形状となっている。
また、一人の患者用のラバーダムクランプ20であっても装着する歯冠Tが異なれば、ビーク23の形状もそれぞれ異なるように形成される。
このように、患者の歯冠Tの形状に合わせてカスタマイズしてビーク23の当接部23aを一つ一つ形成するために、本実施形態では光重合レジンを用いた。これは最初には軟質であって容易に歯冠Tの形状に合わせて成形可能であるが、形状が定まった後に470nm前後の波長の光を照射することで、重合し口腔内で硬化する。
また、基部23bには孔23cが形成されており、ここに硬化前の光重合レジンが食い込むことで、硬化後の光重合レジン(当接部23a)が基部23bから取れ難くなる。
またビーク23の肉厚は、フランジ12の肉厚よりも厚く、患者の歯冠Tの高さと略等しく形成されている。
したがって、歯冠Tを挟持したときにはビーク23の当接部23aが歯冠T側面の上端から下端まで面で当接する。
なお、スプリング11、フランジ12、ビーク23の基部23cは全て金属製であり、特にスプリング11とフランジ12は一体的に形成されている。
以上のように構成されたバーダムクランプ20の一対のビーク23でラバーダムシートから露出した歯冠Tを挟持して、ラバーダムシートを固定する。
本実施形態に係るラバーダムクランプ20によれば、ビーク23が歯冠T側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で歯冠Tを挟持するので、ビーク23が歯冠T側面の下端のみを挟持する場合に比べて圧力が分散される。よって、歯冠T側面を挟持する圧力が低いので、装着時に患者の不快感が低減される。
しかもビーク23は、歯冠Tとの当接部分23aの凹凸形状が患者の歯冠Tの形状に合わせてカスタマイズして形成されるので、ビーク23と患者の歯冠Tの接触面の形状は同一となり、装着時の不快感が確実に低減されるとともに、ビーク23と歯冠Tが密着してビーク23に外力が加わってもがたつき難い。
よって、根管治療において、口腔内の細菌隔絶状態を良好に維持可能であるので、根管治療の成功率が向上する。
また、ビーク23の歯冠Tとの当接部分23aは光重合レジンで形成されるので、容易に患者の歯冠Tの形状に合わせてカスタマイズ可能であり、さらに形成時に熱を発することもない。
なお、本実施形態において、ビーク23の当接部23aを光重合レジンで形成したが、この材料に限られるものではない。
光重合レジンの代わりに、例えば患者の歯型を取って熱可塑性樹脂でビーク23の当接部23aを形成することもできる。加熱して溶解した熱可塑性樹脂で当接部23aを形成し、冷却(常温での放置)により硬化する。
また、即時重合レジン(常温重合レジン)でビーク23の当接部23aを形成することもできる。この場合、材料の粉に液体を混ぜることで餅状となり約2分後から硬化するので、形成も容易で硬化に掛かる時間も短い。しかも形成時に熱も発生しない。
さらに、同様にベースにキャタリストを混合して硬化させるシリコーンゴムによってビーク23の当接部23aを形成することもできる。
また、ビーク23が歯冠T側面の上端から下端まで面で当接するとしたが、これに限られるものではなく、上部から下部まで面で当接すればよい。
また、このラバーダムクランプ20は最も奥の歯に装着するとしたが、これに限られるものではなく、必要に応じて他の歯に装着可能な形状のビーク23を有するラバーダムクランプ20としてもよい。
また、基部23bに孔23cを設けたが、これに限られるものではなく、当接部23a(光重合レジン等)が硬化する前に基部23bに光重合レジン等が食い込み易い(からみ易い)形状であればよい。
10 ラバーダムクランプ
11 スプリング
11a 切欠部
12 フランジ
12a 孔
13 ビーク
13a 当接部(柔軟パッド)
20 ラバーダムクランプ
23 ビーク
23a 当接部
23b 基部
23c 孔
G 歯茎
T 歯冠

Claims (4)

  1. 略C字状となるように切欠部が形成され弾性変形によって前記切欠部の幅を拡開可能なスプリングと、
    前記スプリングの両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠側面に当接するビークを有するフランジと、を備え、前記歯冠が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠を一対の前記ビークで挟持することで固定するラバーダムクランプにおいて、
    前記ビークが前記歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠を挟持し、
    しかも前記ビークは、前記歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして光重合レジンで形成されるとともに、前記歯冠を挟持したときに前記ビークが前記歯冠側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とするラバーダムクランプ。
  2. 略C字状となるように切欠部が形成され弾性変形によって前記切欠部の幅を拡開可能なスプリングと、
    前記スプリングの両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠側面に当接するビークを有するフランジと、を備え、前記歯冠が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠を一対の前記ビークで挟持することで固定するラバーダムクランプにおいて、
    前記ビークが前記歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠を挟持し、
    しかも前記ビークは、前記歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして熱可塑性樹脂で形成されるとともに、前記歯冠を挟持したときに前記ビークが前記歯冠側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とするラバーダムクランプ。
  3. 略C字状となるように切欠部が形成され弾性変形によって前記切欠部の幅を拡開可能なスプリングと、
    前記スプリングの両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠側面に当接するビークを有するフランジと、を備え、前記歯冠が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠を一対の前記ビークで挟持することで固定するラバーダムクランプにおいて、
    前記ビークが前記歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠を挟持し、
    しかも前記ビークは、前記歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズして即時重合レジンで形成されるとともに、前記歯冠を挟持したときに前記ビークが前記歯冠側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とするラバーダムクランプ。
  4. 略C字状となるように切欠部が形成され弾性変形によって前記切欠部の幅を拡開可能なスプリングと、
    前記スプリングの両端部にそれぞれ形成されるとともに歯冠側面に当接するビークを有するフランジと、を備え、前記歯冠が露出するように被せられるラバーダムシートを、前記露出した歯冠を一対の前記ビークで挟持することで固定するラバーダムクランプにおいて、
    前記ビークが前記歯冠側面の少なくとも上部及び下部に当接した状態で前記歯冠を挟持し、
    しかも前記ビークは、前記歯冠との当接部分の凹凸形状が患者の歯冠の形状に合わせてカスタマイズしてシリコーンゴムで形成されるとともに、前記歯冠を挟持したときに前記ビークが前記歯冠側面の上部から下部まで面で当接することを特徴とするラバーダムクランプ。
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