JP2021527493A - 歯科矯正治療の方法、歯科矯正器具用の保持要素としてのパールの使用法、および歯科矯正治療用のパール - Google Patents

歯科矯正治療の方法、歯科矯正器具用の保持要素としてのパールの使用法、および歯科矯正治療用のパール Download PDF

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Abstract

歯科矯正治療の方法であって、この方法は、a)歯(14)にパール(10)を設置するステップと、b)顎の歯の上に第1のスプリント(40)を設置するステップであって、ステップa)に従って少なくとも1本の歯(14)にパール(10)が設けられている、ステップとを含む。本開示はまた、歯科矯正器具用の保持要素としてのパール(10)の使用法に関係する。

Description

本開示は、歯科矯正治療、歯科矯正器具用の保持要素としてのパールの使用法(use)、および歯科矯正治療用のパールに関する。
より正確には、本開示は、歯科矯正治療の方法に関する。本開示はまた、スプリント用の保持要素としてのパールの使用法に関し、パールは、歯科矯正治療のために歯に設置され、パールは表面を有し、表面は第1の表面と第2の表面とからなり、第1の表面は歯と接触するようになっており(destined to be in contact)、第2の表面は第1の表面と反対側にある。
歯科矯正の分野では、顎の不正咬合および/または歯列不正に悩む患者に、治療期間の間に歯を整列させるように意図された歯科矯正器具を装着することが知られている。各歯科矯正器具は、患者ごとに個別に作られることも、そうでないこともある。様々な治療技法が市場に存在する。
知られている方法では、1本または複数本の歯科矯正ワイヤと、歯科矯正ワイヤを挿入することができる1つもしくは複数のスロット、またはワイヤを保持することができるアタッチメント手段を各々設けられた複数のブラケットとを備える歯科矯正器具が存在する。これらの器具は、2つのバージョンで提供される。
唇側(labial)バージョンでは、ブラケットは、歯の外側(唇側)の表面に配置される。その場合歯科矯正アーチワイヤは、歯を整列させるためにブラケットのスロットに挿入される。このバージョンでは、ブラケットは、ブラケットを装着している対象者が笑うと見える。
舌側(lingual)バージョンでは、ブラケットは、歯の内側(舌側)の表面に配置される。その場合ブラケットは、外面的には見えない。
一般に、特許文献1に開示されているように、ブラケットは、歯の表面に装着するための取付けベースと、ベースの上に形成され、歯科矯正アーチワイヤを受け入れるサイズに作られたアーチワイヤスロットとを含む。ブラケットには、ワイヤ結紮(wire ligature)またはエラスティック結紮(elastic ligature)によってアーチワイヤを保持するタイウィング(tie wing)が設けられる。
同じ目的で、結紮タイのない他のブラケットもまた、使用される。これらのブラケットは、自己結紮ブレースとみなされる。
しかしそのようなブラケットは見えやすく、ブラケットを非審美的にする。さらに、特に歯の舌側表面にパールが設置されるとき、既知のブラケットは、たとえば舌がブラケットに触れるとき、不快感を引き起こす可能性がある。
加えて、通常は硬質アクリルで作られる、1つのアーチ内の歯の咬合面および切端面を覆ってフィットする、取り外し可能な装置からなる、他の歯科矯正器具が存在する。そのような咬合器具は、一般にスプリントと呼ばれる。
さらに、患者がわずかな顎の不正咬合および/または歯列不正に悩むとき、そのようなスプリントが個別に使用されることがある。別の構成は、1本または複数本の歯科矯正ワイヤと、複数のブラケットとを備える歯科矯正器具を用いた治療にさらにスプリントを使用することであり、そのようなスプリントの使用は、歯科矯正治療を補完する。
スプリントは、歯の将来目指す配置に従って設計される。そのために、人が歯にスプリントを装着するとき、スプリントは、厳密には歯と適合しない。スプリントが歯と適合しない場合、スプリントは歯に圧力を加える。この圧力が、歯を所望の配列に導く。それゆえ次第にスプリントは、歯と段々適合する。しかし、特定の歯に関して、それの本質的な特性(たとえばサイズもしくは形状など)のために、またはスプリントがこの歯とよく適合するという理由で、またはやはりスプリント自体が、所望の矯正する動きを加えることができないという理由で、スプリントはこの歯に圧力をかけないと思われる。この状況では、歯にアタッチメントを設置する必要がある。
そのようなアタッチメントは、隆起または点のようである。アタッチメントは、アンカーポイントを設ける。アタッチメントは、歯に圧力をかけるのに役立つ。
そのために、スプリントでのこの治療は単純であるにもかかわらず、歯にアタッチメントを設置することからなる予備ステップが必要とされる。
しかし、そのようなアタッチメントにはいくつかの不利点がある。実際に、アタッチメントは非審美的である。加えてアタッチメントは、歯に接着されなければならず、特にいくつかの歯にアタッチメントを設けなければならないとき、歯に設置されるために時間を必要とする。
米国特許第8678817(B2)号
本明細書で、「歯科矯正治療」という用語は、患者の歯の審美的外観の改善として理解されるべきであり、「歯科矯正治療」は手術を除外する。別の言い方では、本開示において、手術を含まない装置によって歯の位置の改善が得られ、上記装置が矯正の力を発揮する。
そのために、本開示は、歯科矯正治療の方法に関し、この方法は、
a)歯にパールを設置するステップと、
b)顎の歯の上に第1のスプリントを設置するステップであって、ステップa)に従って少なくとも1本の歯にパールが設けられている、ステップと
を含む。
さらに、この方法は、
− ステップa)において、パールが歯に固定して設置されるステップと、
− ステップa)の前に、パールにアーチワイヤが設けられ、アーチワイヤがパールを貫通する、ステップと、
− ステップa)の後、ステップb)の前に、パールにアーチワイヤが設けられ、アーチワイヤがパールを貫通する、ステップと、
− ステップb)において、パールにアーチワイヤがないステップと、
− ステップa)に従っていくつかの歯にパールが設けられており、
− 、ステップc)において、第2のスプリントが顎の歯の上に設置され、ステップa)に従って少なくとも1本の歯にパールが設けられており、第2のスプリントが第1のスプリントとは異なる、ステップとを含み、
− ステップc)において、第2のスプリントが中間スプリントであり、方法は、顎の歯の上に最終スプリントを設置することからなるステップd)をさらに含み、ステップa)に従って少なくとも1本の歯にパールが設けられており、最終スプリントが第1のスプリントおよび中間スプリントとは異なり、
− ステップc)が少なくとも1回繰り返され、各中間スプリントが、互いに、および第1のスプリントに、および最終スプリントに対して異なる。
本開示はまた、歯科矯正器具用の保持要素としてのパールの使用法に関し、パールは、歯科矯正治療のために歯に設置され、パールは表面を有し、表面は第1の表面と第2の表面とからなり、第1の表面は歯と接触しており、第2の表面は第1の表面(18)と反対側にあり、第2の表面は鋭い角を含まない。
そのようなパールは、1本または複数本のアーチワイヤを用いる歯科矯正治療に有効であることに加えて、歯に圧力をかけることを可能にする。
本開示の様々な実施形態では、以下の特徴のうちの一方および/または他方(one and/or the other)が、単独でまたは相互に組み合わせて本開示のパールに組み込まれてもよい。
− パールはスプリント用の保持要素である。
− パールは、パールを覆うスプリントの一部分の形状を補完する形状を有する。
パールの外側表面は、滑らかな材料を含む。
第1の表面の外側表面は、滑らかな材料を含む。
第2の表面の外側表面は、滑らかな材料を含む。
パールはさらに、アーチワイヤ用の通路を有し、通路は、第2の表面を通って伸びる。
通路の材料は、金属を含む。
通路は金属製である。
本開示の別の目的は、歯科矯正器具用の保持要素として使用されるパールを製造する方法であり、パールは、歯科矯正治療のために歯に設置され、パールは表面を含み、表面は第1の表面と第2の表面とからなり、第1の表面は歯と接触するようになっており、第2の表面は第1の表面と反対側にあり、第2の表面は鋭い角を含まず、パールは付加製造によって取得される。
一例では、付加製造は、セラミック材料で行われる。
別の例では、付加製造は、生体適合性材料で行われる。
本開示の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、非限定的な例として示す、例の以下の説明から容易に明らかになるであろう。
歯科矯正治療用のいくつかのパールの全体像である。 歯に設置されている、本開示によるパールの斜視図である。 本開示によるパールの一例の正面図である。 図3のパールの斜視側面図である。 図3のパールの断面側面図である。 本開示によるパールの別の例の正面図である。 本開示によるパールの別の例の正面図である。 本開示によるパールの別の例の正面図である。 歯に設置されることを目的とするスプリントの斜視図である。 図9のスプリントの内側表面の部分の側面図である。 図9のスプリントの斜視図である。 本開示による歯科矯正治療の方法を示す図である。
図は、本開示によるパール10の異なる例を示す。パール10は、歯科矯正治療に使用される。たとえば、図1および図2に示すように、パール10は歯14に付けられる。この場合、パール10は、歯14の舌側表面11に付けられる。しかしながら、別の例では、パール10は、歯14の唇側13表面に付けられてもよい。
より正確には、パール10は、アーチワイヤ12用の保持要素である。より正確には、パール10は、アーチワイヤ12のためのブラケットの機能を持つ。パール10は、それの内部にアーチワイヤ12を保持し、これによりアーチワイヤ12がパール10から外れないようにする。一般に、同じ顎のいくつかの歯に取り付けられた一連のパール10にアーチワイヤ12が挿入されると、歯科矯正アーチが形成される。パール10が歯の舌側表面11に付けられるとき、歯科矯正アーチは、舌側歯科矯正アーチである。パール10が歯の唇側表面13に付けられるとき、歯科矯正アーチは、唇側歯科矯正アーチである。
次に図3および図4を参照すると、パール10は、表面16を有する。表面16は、第1の表面18と、第2の表面22とからなる。
第1の表面18および第2の表面22は、パール10の体積を定める。有利には、パールの体積は、2mm(立方ミリメートル)〜25mmの間である。好ましくは、体積は、3mm〜11mmの間である。パール10は、したがって、歯に対して特定のコンパクトなサイズを有する。たとえば、歯に対して、パール10は、歯の舌側表面の20%〜99%を占める。パール10は、解剖学的なおよび/または歯と同型の形状を有してもよい。言い換えれば、それの底部よりもそれの上部自由端でより幅広い歯14の場合、パール10の形状もまた、歯の底部に向かってよりも歯14の上部自由端の方に向かってより幅広くなることがある。
さらに、パールの重さは、好ましくは1g(グラム)〜10gである。
パール10は、たとえば、セラミック材料で作られる。セラミックは、歯の色と同様の色を有し、パール10の美的性質を向上させる。さらに、セラミックは生体適合性があり、人体への利用に適合することを意味する。セラミックはまた、負荷に耐性がある材料であり、アーチワイヤ12によってパール10にかけられる負荷に関してパール10が十分に耐えることを可能にする。しかしながら、パール10は、生体適合性樹脂などの他の材料で作られてもよい。
一体型に製造すると、手動の扱いに関連する組立ての問題を無くすことが可能になる。そのようなパール10は、プラスチック材料、たとえば生体適合性樹脂で作られるとき、特に一体型に製造される。
加えて、パール10は、たとえばスナップフィットのような取付手段によって互いに組み立てられる少なくとも2つの部品に製造されてもよい。そのような2つの部品での製造は、使用される材料の量の最適化を可能にし、したがってコストの削減を可能にする。少なくとも2つの部品での製造は、具体的には、パール10がセラミックなど他の材料を含むとき、適用されてもよい。実際には、セラミック材料は、一般的にプラスチック材料よりも高価である。さらに、歯科矯正治療に使用される材料(プラスチックおよびセラミック)は、生体適合性を有する必要がある。加えて、少なくとも2つの部品での製造は、技術的/経済的理由のために適用されてもよい。
加えて、パールは、コーティングされることがある。より正確には、パール10の外側表面は、コーティングされることがある。実際は、パール10は、技術的または経済的理由のために金属で製造され、患者の快適さを高めるためにそれの表面を滑らかな材料でコーティングされることがある。同様に、パール10は、滑らかな材料で作られることがある。
滑らかな材料は、たとえばセラミック材料またはプラスチック材料である。
第1の表面18は、歯14と接触するようになっている。第1の表面18は、パールエリア20を有する。パールエリア20は、歯エリア15上の、歯14と接触するようになっているエリアである。有利には、パールエリア20および歯エリア15は、相補的である。言い換えれば、パールエリア20の形状および歯エリア15の形状は、相補形である。そのように、パールエリア20の全体は、歯エリア15の全体と接触している。パールがコーティングされているとき、それは少なくとも第2の表面22の外側表面がコーティングされていることを意味する。パールがコーティングされているとき、第1の表面18の外側表面は、さらにコーティングされる場合がある。
第2の表面22は、第1の表面18と反対側にある。第2の表面22は、口の内側の周囲環境と接触するようになっている。そのために舌が第2の表面22に触れる。さらに、第2の表面22は、アーチワイヤ12が交差するようになっている。
有利には、第2の表面22は、鋭い角を含まない。言い換えれば、第2の表面22には表面のむらまたは粗さがない。そのために第2の表面22は滑らかである。第2の表面22は、したがって歯14の外観を仕上げるように形作られる。
さらに、たとえば第2の表面22は、ドーム形状を有する。好ましくは、第2の表面22の接線間の角度は、120°〜180°の間である。
図5に示すように、たとえば、第2の表面22は凸状である。第2の表面22の凸性は、より顕著であってもよく、あまり顕著でなくてもよい。実際、歯14が、パール10を設置するようになっている場所に穴を含む場合、第2の表面22の凸性は低い(すなわち、第2の表面22は少ししか湾曲していない)。この場合、パール10は、穴を閉じる。結果として、第1の表面18の形状は、第2の表面22の形状よりも凸状である。さらに、第2の表面22は、歯14の表面とひと続きになっている。
より正確には、数学的に言えば、第2の表面22は、滑らかな関数として表すことができる。滑らかな関数は、連続した曲線および少なくとも第1の導関数を有する。たとえば、第2の表面22を表す関数は、第1の導関数が連続的でありさえすれば、C級であってもよい。別の例では、関数は、C級であってもよく、それの第1および第2の導関数は連続である。別の例では、関数は、C級であってもよく、それの第1、第2、および第3の導関数は連続である。言い換えれば、関数は、C級であってもよく、それのn個の導関数は連続であり、nは正の整数である。
第2の表面22のこの特定の形状は、パール10の美的結果をもたらす。さらに、人が自分の歯に自分の舌を走らせるとき、人は、歯がそれの表面に異質な要素を含む感覚を持たない。第2の表面22の形状のために、舌は、パール10の上を走るときパール10に引っかからない、または剥がれない。
その上、第2の表面22は、頂部24を含むことができる。頂部24は鋭くない。実際は、頂部24は凸状である。頂部24の曲率半径は、歯14に触れている感覚(したがって、パール10がない感覚)をできるだけ与えるために選ばれる。たとえば、歯またはパール10が反対顎の歯と接触することができる歯にパール10が設置されるとき、頂部24の曲率半径は、パール10と反対顎の歯との接触を回避するために選択されるべきである。
さらに、頂部24は、以下で説明する通路30に対して位置を定めることができる。
さらに、図3の例について示すように、第2の表面22は、第1の開口26と、第2の開口27とを含む。第1の開口26および第2の開口27は、通路30を定める。第1の開口26および第2の開口27は、ほぼ頂部24の両側に配置される。
通路30は、アーチワイヤ12のための中空導管(hollow channel)を画定する。通路30は、パール10の内部で、第1の開口26および第2の開口27を通って長手方向Dに沿って長手方向に伸びる。第1および第2の開口26、27は、長手方向Dに沿って、頂部24に関して反対側に位置している。通路30の形状は、アーチワイヤ12を受け入れるように与えられる。より正確には、本開示によれば、通路30は、アーチワイヤ12に専用である。言い換えれば、通路30の断面形状は、アーチワイヤ12の断面形状に対応する。しかしながら、アーチワイヤ12と通路30との間にはあそびがある。あそびは、通路30の断面サイズとアーチワイヤ12の断面サイズとの差に対応する。より正確には、通路30の断面サイズは、アーチワイヤ12の断面サイズよりも大きいまたはこれに等しい。あそび、したがって通路30の断面サイズおよび/またはアーチワイヤ12の断面サイズは、アーチワイヤ12が通路30内で横方向に動くことを多かれ少かれ可能にするために選ばれる。通路30とアーチワイヤ12との最良適合は、したがってこの目的で選ばれる。あそびが大きければ大きいほど、アーチワイヤ12は通路30内でより動くことになる。たとえば、通路30の断面サイズが、アーチワイヤ12の断面サイズにほぼ対応する場合、アーチワイヤ12は通路30内で横方向にほとんど動くことができない。このように、通路30とアーチワイヤ12との間の摩擦が大きければ大きいほど、歯14の動きは制御される(たとえば、ねじる動き(torque movement)など)。反対に、通路30の断面サイズが、アーチワイヤ12の断面サイズよりも大きい場合、アーチワイヤ12は通路30内で横方向に動くことができる。
しかしながら、たいていの場合、歯科矯正治療中の歯14の動きを可能にするために、通路30内のアーチワイヤ12の(長手方向Dに沿った)長手方向の動きが可能でなければならないことに留意されたい。
その上、パール10が滑らかな材料で作られるとき、通路30は、アーチワイヤ12の挿入を容易にするために、およびアーチワイヤ12と通路30との間の摩擦を減らすために、金属製とすることができる。
図5でわかるように、通路30の断面は正方形とすることができる。
別の例では、通路30の断面は、長方形であってもよい。
別の例では、通路30の断面は、円形であってもよい。
通路30の断面はまた、三角形であってもよい。
別の例では、通路30の断面は、上記で提示した形状の混合であってもよい。たとえば、通路30は、1つの直角の角および残りが丸みを帯びた断面を有することがある。別の例では、通路は、2つの直角の角および残りが丸みを帯びた断面を有することができる。通路30の正方形の断面は、具体的には正方形のアーチワイヤに適応している。同様に、通路30の長方形の断面は、具体的には長方形のアーチワイヤに適応しており、通路30の円形の断面は、具体的には円形のアーチワイヤに適応している。しかしながら、正方形の通路で長方形または円形のアーチワイヤを使用すること、円形の通路で長方形または正方形のアーチワイヤを使用することなどが可能であることに留意されたい。
図6に示す別の例では、第2の表面22は、第1および第2の開口26および27に加えて、第3および第4の開口28および29を含む。
第3の開口38および第4の開口29は、補助通路31を画定する。この補助通路31は、通路30と同様であってもよい。この補助通路31はまた、通路30と異なっていてもよい。たとえば、通路30は正方形の断面形状を有するが、補助通路31は、円形の断面形状を有してもよい。
補助通路31は、補助アーチワイヤ12’用の補助中空導管を画定する。補助アーチワイヤ12’は、アーチワイヤ12と同一であってもよい。しかし、補助アーチワイヤ12’はまた、アーチワイヤ12と異なっていてもよい。たとえば、アーチワイヤ12は、それの断面が円形であるのに対して、補助アーチワイヤ12’は、円形断面を有する。
補助通路31は、歯科矯正治療の効率を向上させ得る。実際、歯科矯正治療の間、歯は、不正咬合位置から整列位置(aligned position)に、動くように意図される。そのような動きは、パール10を介して、各歯にアーチワイヤ12によって加えられる力によるものである。パール10内のアーチワイヤ12の位置は、歯14の動きを決定する。パール10が補助通路31を含むとき、および補助アーチワイヤ12’が補助通路31に挿入されるとき、アーチワイヤ12は、たとえば歯14の配列を制御してもよく、補助アーチワイヤ12’は、歯14の向き、したがって歯14のねじる動きを制御してもよい。この場合、補助アーチワイヤ12’は、歯科矯正治療を仕上げる。さらに、補助アーチワイヤ12’は、歯科矯正治療の効果を高める。有利には、補助アーチワイヤ12’の存在は、より大きい力が歯14に加えられることを可能にし、したがって歯科矯正治療の期間の短縮を可能にする。
別の例では、通路30および補助通路31は、同時にアーチワイヤ12を受け入れてもよい。
図5に戻ると、パール10は、表面16と通路30との間をそれの材料で完全に満たされる。パール10は、したがって、通路30を含む中実体である。
別の例では、パール10は、それの表面16に、および通路30の周りにのみ物質を含む場合があり、材料は通路30を取り囲む。言い換えれば、この場合、パール10は中空であるが、通路30は材料によって定められる。
別の例では、パール10は、物質の配置がパール10の剛性を向上させるように、表面16と通路30との間に材料および間隙を含む場合がある(たとえば、ハニカム構造を想像することができる)。
また別の例では、パール10は、それの表面16にのみ物質を含んでもよい。この場合、パール10は中空である。
図8に示す別の例によれば、第2の表面22は、収容開口(housing opening)32を含む。収容開口32は、アーチワイヤ12の自由端を受け入れるために設けられる。たとえば、収容開口32は、歯科矯正アーチの最後または最初の歯に設置されるパール10上に設けることができる。収容開口32は、アーチワイヤ12の自由端を詰め込み、この歯科矯正治療を受けている人の口の中でアーチワイヤ12の端部を固定しないままにしておかないことを可能にする。
一例では、パール10がそれの材料で完全に満たされるとき、材料は、パール内に収容開口32から伸びる収容部34を定める。より正確には、長手方向Hに沿って、収容部34は、収容開口32から底部33まで伸びる。収容部34は、したがって底部33によって定められる深さを有する。収容部34は、収容部34内に受け入れられるアーチワイヤ12の形状を補完する形状を有する。さらに、収容部34は、アーチワイヤ12が歯科矯正治療中に長手方向Hに沿って動くことができるように設けられる。収容部34内のアーチワイヤ12の動きは、たとえば、歯が不正咬合位置から整列位置に動くことによるものであり、歯が整列位置に向かって進めば進むほど、アーチワイヤ12は底部33に近づく。実際は、収容部34の深さは、アーチワイヤ12が収容部34の底部33に接触しないように選ばれる。したがって収容部34の底部33は、歯科矯正治療を妨げない。
パール10の寸法は、いくつかの要素によって決まる。たとえば、要素は、以下のうちの1つまたは組合せとすることができる。
− 歯14の外部形状、
− 歯14の寸法、
− 顎上の歯14の位置、
− 歯14の不正咬合位置、
− 歯14の整列位置、
− パール10内に挿入されるために提供されるアーチワイヤ12の寸法、
− 歯14と反対の顎の歯との接触、
− 歯14と同じ顎の歯との接触、
− 患者の快適さ、
− アーチワイヤ12の曲がりを最小限に抑えること、
− 治療の必要性。
これらの要素がすべて、治療の効果、およびそのようなパール10を歯14に付けた患者が感じる快適さに寄与する。
図4および図5は、パール10を備えることができる寸法の一例を示す。パール10は、第1の方向Y、第2の方向X、および第3の方向Zに沿って伸び、第1の方向Y、第2の方向X、および第3の方向Zは、互いに直交している。第1の方向Yは、水平方向を表す。第2の方向Xは、横断方向を表す。第3の方向Zは、垂直方向を表す。
第1の方向Yに沿って、第1の表面18は、2つの最も離れた点A18とB18との間で計った、5mm(ミリメートル)を下回る水平寸法H18を有する。たとえば、水平寸法は2.5mmである。
有利には、水平寸法H18は、アーチワイヤ12の最大可能長さを含むように選ぶことができる。舌がアーチワイヤ12と接触することは減少する。言い換えれば、パール10は、アーチワイヤ12に触れるときの不快感から舌を守る。
第3の方向Zに沿って、第1の表面18は、2つの最も離れた点C18とD18との間で計った、5mmを下回る垂直寸法V18を有する。たとえば、垂直寸法は4mmである。
横断方向Xに沿って、頂部24は、1mm〜4mmの間である、頂部24のピークP24と、第1の表面18との間で計った距離D24である。たとえば、距離D24は、2mm〜3mmの間である。
パール10は、歯科矯正器具用の保持要素として使用されることもある。より正確には、歯科矯正治療は、スプリント40(図9、図10、および図11に示す)である場合がある。
実際、アーチワイヤ12をパールから外すことは、アーチワイヤを含む歯科矯正器具を用いた歯科矯正治療の終わりを意味する。
しかし、何らかの理由で、スプリント40を用いてこの歯科矯正治療を完了する必要があることがある。スプリント40は、歯に設置されることになる。
そのために、スプリント40は、歯の形状を補完する形状を有する。より正確には、スプリント40は、歯の将来目指す配置に従って設計される。将来目指す配置は、必ずしも歯の整列位置であるとは限らない。実際、将来目指す配置は、歯の中間的配置であってもよい。
したがって、スプリント40は、望まれる整列位置か、それとも中間的な位置かに応じて設計される。言い換えれば、スプリント40は、最初のスプリント40、中間スプリント52、または最終スプリント54である場合がある。最初のスプリント40、中間スプリント52、および最終スプリント54は各々、互いに異なる。
スプリント40は歯の将来目指す配置に従って設計されるので、スプリント40は厳密には歯に適合しない。スプリント40はしたがって、歯に圧力をかける。この圧力が、歯を所望の配列に導く。
スプリント40は、内側表面42と外側表面44とを備える。
外側表面44は、口の内側の周囲環境と接触するようになっている。
内側表面42は、少なくとも1本の歯14と接触するようになっている。実際、内側表面42は、歯の目指す配列での、スプリント40が覆う歯の外部形状に対応する。
さらに、内側表面42もまた、舌側表面46と、唇側表面48とを有する。舌側表面46は、少なくとも1本の歯14の舌側表面と接触するようになっている。唇側表面48は、少なくとも1本の歯14の唇側表面と接触するようになっている。
さらに、図10に詳述するように、内側表面42は、陥凹(impression)50を含む。陥凹50は、歯に設置されるパール10を受け入れることができる。実際、各陥凹50は、パール10を受け入れるためにスプリント40の内側表面42に設置される。この状況では、パール10は、歯14に圧力をかけるために寄与する。したがって陥凹50は、多かれ少かれパール10とよく適合する。実際、パールが陥凹50内によく受け入れられる場合、パール10は、歯14に圧力をほとんどかけない、またはまったくかけない。反対に、パール10が陥凹50内によく受け入れられない(したがって陥凹50を越える)場合、パール10はスプリント40によってパール10に加えられる圧力を歯14に伝える。
パール10が歯14の舌側表面に設置されるとき、陥凹50は、したがってスプリント40の内側表面42の舌側表面46に設置される。同様に、パール10が歯14の唇側表面に設置されるとき、陥凹50は、したがってスプリント40の内側表面42の唇側表面48に設置される。陥凹50は、パール10の第2の表面22の凸形状を補完する、一般的な凹形状を有する。言い換えれば、陥凹50は、パール10を受け入れる切欠きのようである。
結果として、各パール10は、歯に対するスプリントの保定装置(retainer)の役割を果たす。スプリント40は、歯から外れて落ちない。
本開示の別の目的は、パール10を製造する方法である。
本開示によれば、パール10は、付加製造によって製造される。たとえば、付加製造は、3次元プリンティングである。3次元プリンティングは、コストを削減し、生産能力を増大させる。
有利には、パール10は、セラミック材料または生体適合性樹脂で作ることができる。
プリンティングの前に、パール10は、コンピュータ支援設計(CAD)によって設計される。コンピュータ支援設計は、1本または複数本の歯の不正咬合位置および整列位置を考慮に入れる。
別の例では、パール10は、除去製造によって製造される。たとえば、除去製造は、CNC(コンピュータ数値制御)フライス盤を用いて、またはレーザー切断機を用いて材料を切ることによって行われる。
別の例では、パール10は、金属またはセラミックまたはPEEKを鋳造することによって型から作られる。
本開示の別の目的は、歯科矯正治療の方法である。この方法は、アーチワイヤ12と、少なくともスプリント40とを含む歯科矯正器具を含む。
図12に示すように、第1のステップa)において、パール10が歯14に設置される。パール10は、歯14に固定して設置される。このステップでは、いくつかの歯にパールを設けてもよい。
図12の例では、ステップa)の前に、パール10はアーチワイヤ12を施される。
別の例では、アーチワイヤ12は、ステップa)の後にパール10内に設置される。
別の例では、パール10は、アーチワイヤ12と補助アーチワイヤ12’の両方を施されることがある。
歯の所望の位置が取得されると、アーチワイヤ12は取り外されてもよい。
ステップb)において、第1のスプリント40が、顎の歯の上に設置される。
次いで、歯の所望の位置が取得されると、第1のスプリント40は第2のスプリント52と取り替えられる。
より正確には、ステップc)において、第2のスプリントは、第1のスプリント40を前に受け入れていた歯に設置され、第1のスプリント40はあらかじめ取り外される。
歯の所望の位置が最終的な位置(整列位置でもあり得る)に対応する場合、第2のスプリントはしたがって最終スプリント54である。したがって、そのような場合、歯科矯正治療は、このステップc)でやめる。
歯の所望の位置が中間的な位置に対応する場合、第2のスプリントは中間スプリント52に対応する。
次いで、中間スプリント52は、歯の取得された位置に応じて、別の中間スプリント52または最終スプリント54のいずれかと取り替えられる。
中間スプリント52は、必要な回数だけ別の中間スプリント52と取り替えられてもよい。その場合、各中間スプリント52は、他の中間スプリント52と異なる。より正確には、各中間スプリント52の寸法は、歯の特定の位置に対応する。
それは、取得された位置が、次いで最終スプリント54が設置され得る歯の位置に対応するまで、ステップc)が繰り返されることを意味する。
ステップd)において、中間スプリント52が最終スプリント54と取り替えられるとき、最終スプリント54は、中間スプリント52を前に受け入れていた歯に設置され、中間スプリント52はあらかじめ取り外される。
10 パール
11 舌側表面
12 アーチワイヤ
12’ 補助アーチワイヤ
13 唇側表面
14 歯
15 歯エリア
16 表面
18 第1の表面
20 パールエリア
22 第2の表面
24 頂部
26 第1の開口
27 第2の開口
28 第3の開口
29 第4の開口
30 通路
31 補助通路
32 収容開口
33 底部
34 収容部
40 スプリント
42 内側表面
44 外側表面
46 舌側表面
48 唇側表面
50 陥凹
52 中間スプリント
54 最終スプリント

Claims (16)

  1. 歯科矯正治療の方法であって、
    a)歯(14)にパール(10)を設置するステップと、
    b)顎の歯の上に第1のスプリント(40)を設置するステップであって、ステップa)に従って少なくとも1本の歯(14)にパール(10)が設けられている、ステップと
    を含む、方法。
  2. 前記パール(10)がコーティングされている、請求項1に記載の方法。
  3. ステップa)において、前記パール(10)が歯(14)に固定して設置される、請求項1または2に記載の方法。
  4. ステップa)の前に、前記パール(10)にアーチワイヤ(12)が設けられ、前記アーチワイヤ(12)が前記パール(10)を貫通する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ステップa)の後、且つステップb)の前に、前記パール(10)にアーチワイヤ(12)が設けられ、前記アーチワイヤ(12)が前記パール(10)を貫通する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ステップb)において、前記パール(10)にアーチワイヤ(12)がない、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ステップa)に従っていくつかの歯(14)にパール(10)が設けられる、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. c)顎の歯の上に第2のスプリント(52)を設置するステップであって、ステップa)に従って少なくとも1本の歯(14)にパール(10)が設けられており、前記第2のスプリント(52)が前記第1のスプリント(40)とは異なる、ステップ
    をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ステップc)において、前記第2のスプリント(52)が中間スプリントであり、前記方法が、
    d)顎の歯の上に最終スプリント(54)を設置するステップであって、ステップa)に従って少なくとも1本の歯(14)にパール(10)が設けられており、前記最終スプリント(54)が前記第1のスプリント(40)および前記中間スプリント(52)とは異なる、ステップ
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. ステップc)が少なくとも1回繰り返され、各中間スプリント(52)が互いに対して、前記第1のスプリント(40)に対して、および前記最終スプリント(54)に対して異なる、請求項9に記載の方法。
  11. 歯科矯正器具用の保持要素としてのパール(10)の使用法であって、
    前記パール(10)が歯科矯正治療のために歯(14)に設置され、前記パール(10)が表面(16)を有し、前記表面(16)が第1の表面(18)と、第2の表面(22)とからなり、前記第1の表面(18)が歯(14)と接触しており、前記第2の表面(22)が前記第1の表面(18)と反対側にあり、前記第2の表面(22)が鋭い角を含まない、使用法。
  12. 前記パール(10)が、スプリント(40、52、54)用の保持要素である、請求項11に記載の使用法。
  13. 前記パール(10)が、前記スプリント(40、52、54)の一部分の形状を補完する形状を有する、請求項12に記載の使用法。
  14. 歯科矯正器具用の保持要素として使用されるパール(10)を製造する方法であって、
    前記パール(10)が歯科矯正治療のために歯に設置され、前記パール(10)が表面(16)を含み、前記表面(16)が、
    歯(14)と接触するようになっている第1の表面(18)と、
    前記第1の表面(18)と反対側にある第2の表面(22)であって、前記第2の表面(22)が鋭い角を含まず、滑らかな関数として表され、前記滑らかな関数が連続した曲線および少なくとも第1の導関数を有する、第2の表面(22)と
    からなり、
    前記パール(10)が付加製造によって取得される、方法。
  15. 前記付加製造がセラミック材料で行われる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記付加製造が生体適合性材料で行われる、請求項14に記載の方法。
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