JP5392649B2 - 自励式無効電力補償装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自励式無効電力補償装置に関し、特に、電力系統に用いられる自励式無効電力補償装置に関する。
STATCOM(Static Synchronous Compensator)、SVG(Static Var Generator)あるいは自励式SVC(Static Var Compensator)などと呼ばれる自励式無効電力補償装置は、系統無効電力を制御することによって系統の安定度を向上させるために導入されることが多い。自励式無効電力補償装置は、定常運転時の系統の安定度を向上させる場合のみならず、系統事故中および事故除去後といった系統の過渡的な安定度の向上にも有効である。
上記目的を達成するため、自励式無効電力補償装置の制御部は一般に以下のように構成されている。すなわち制御部は、系統電圧が所望の系統電圧指令に追従するように無効電流指令を出力する電圧制御ループ(主ループ)と、電力変換器の出力電流がこの無効電流指令に追従するように電力変換器の出力電圧を制御する電流制御ループ(従ループ)とを有している。
たとえば非特許文献1には、STATCOMにおける制御部が、過渡的な動揺の第1波における同期化力向上のためのAVR(アベレージ・ボルテージ・レギュレータ)制御、および第2波以降の動揺を抑えるためのPSS(パワー・システム・スタビライザ)制御を行なう構成が開示されている。
平成3年度電気学会、電力・エネルギー部門大会、pp.683−686
これらのAVR制御およびPSS制御は、必ずしも制御方向が互いに一致するような動きをするわけではない。しかしながら、非特許文献1に記載の構成では、PSS制御の出力およびAVR制御の出力を単に加算しているため、AVR制御およびPSS制御が互いを相殺するように動作しているときに、制御ゲインが小さくなり、無効電力が小さくなってしまう。このような場合でもSTATCOMからある程度の大きさの無効電力を出力するためには、STATCOMの容量を大きくする必要があるが、STATCOMが大型化してしまう。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、十分な無効電力を出力し、かつ小型化を図ることが可能な自励式無効電力補償装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる自励式無効電力補償装置は、複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて上記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、上記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、上記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、上記電力系統と上記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、上記電圧検出器によって検出された電圧、上記第1の電流検出器によって検出された電流および上記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて上記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される上記無効電力を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記電圧検出器により検出された電圧に基づいて、上記電力系統の電圧を制御するための上記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、上記電圧検出器により検出された電圧および上記第1の電流検出器によって検出された電流に基づいて上記電力系統における送電電力を演算し、演算した上記送電電力に基づいて上記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、上記電圧検出器によって検出された電圧および上記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、上記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、上記無効電流検出部により検出された上記無効電流が上記電流基準調整部から出力された上記最終電流基準値になるように、上記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、上記電圧基準値に基づいて、上記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む。
またこの発明の別の局面に係わる自励式無効電力補償装置は、複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて上記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、上記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、上記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、上記電力系統と上記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、上記電圧検出器によって検出された電圧、上記第1の電流検出器によって検出された電流および上記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて上記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される上記無効電力を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記電圧検出器により検出された電圧に基づいて、上記電力系統の電圧を制御するための上記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される上記無効電力にバイアスを与えるための上記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、上記電圧検出器によって検出された電圧および上記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、上記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、上記無効電流検出部により検出された上記無効電流が上記電流基準調整部から出力された上記最終電流基準値になるように、上記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、上記電圧基準値に基づいて、上記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む。
またこの発明の別の局面に係わる自励式無効電力補償装置は、複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて上記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、上記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、上記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、上記電力系統と上記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、上記電圧検出器によって検出された電圧、上記第1の電流検出器によって検出された電流および上記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて上記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される上記無効電力を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記電圧検出器により検出された電圧および上記第1の電流検出器によって検出された電流に基づいて上記電力系統における送電電力を演算し、演算した上記送電電力に基づいて上記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される上記無効電力にバイアスを与えるための上記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、上記電圧検出器によって検出された電圧および上記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、上記第1の電流基準値および上記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、上記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、上記自励式変換器から上記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、上記無効電流検出部により検出された上記無効電流が上記電流基準調整部から出力された上記最終電流基準値になるように、上記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、上記電圧基準値に基づいて、上記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む。
本発明によれば、十分な無効電力を出力し、かつ小型化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。 自励式変換器1の回路図である。 電流基準調整部22Aの構成を示す図である。 電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置が電流基準調整部22Aを備えないと仮定した場合の動作を示す波形図である。 電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。 電流基準調整部の変形例の構成を示す図である。 (a)および(b)は、リミッタの動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。 電流基準調整部22Cの構成を示す図である。 電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。 電流基準調整部の変形例の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。 電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第3の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。 本発明の第4の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。 電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第4の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。
図1を参照して、自励式無効電力補償装置101は、自励式変換器1と、変換器用変圧器2と、電圧検出器4と、電流検出器5と、電流検出器6と、制御部10とを備える。
自励式変換器1は、u相、v相、w相を有する電力系統3に結合され、自己消弧型のスイッチング素子を含み、外部から受けた電力に基づいて電力系統3へ無効電力を出力する。変換器用変圧器2は、自励式変換器1から出力された電圧を変圧して電力系統3へ出力する。
図2は、自励式変換器1の回路図である。
図2を参照して、自励式変換器1は、スイッチング素子Q1〜Q6と、ダイオードD1〜D6と、平滑用コンデンサC1とを含む。スイッチング素子Q1〜Q6はたとえばGTO(Gate Turn Off thyristor)であるが、自己消弧型のスイッチング素子であればこれに限定されるものではない。ダイオードD1〜D6はスイッチング素子Q1〜Q6にそれぞれ逆並列接続される。平滑用コンデンサC1は、外部からの電力を平滑化する。
スイッチング素子Q1〜Q6の各々には制御部10から駆動信号(ゲートパルス信号)が供給される。スイッチング素子Q1〜Q6は駆動信号に基づいてスイッチング動作を行ない、平滑用コンデンサC1によって平滑化された電圧すなわち直流電圧を交流電圧に変換して電力系統3に供給する。
再び図1を参照して、電圧検出器4は、電力系統3の電圧(系統電圧)を検出する。電圧検出器4によって検出された電圧はフィードバック電圧として制御部10に与えられる。電流検出器5は、自励式変換器1の出力電流すなわち電力系統3と自励式変換器1との間に流れる電流を検出する。電流検出器5によって検出された電流は、フィードバック電流として制御部10に与えられる。電流検出器6は、電力系統3を通して流れる電流(系統電流)を検出する。電流検出器6によって検出された電流は、フィードバック電流として制御部10に与えられる。
次に、制御部10の構成について説明する。制御部10は、振幅検出部11と、無効電流検出部12と、電圧指令生成部13と、減算器14,16,24と、系統電圧制御部(電流基準演算部)15と、無効電力制御部(電圧基準演算部)17と、系統電力検出部18と、系統電力制御部(電流基準演算部)19と、加算器21と、電流基準調整部22Aと、ゲートパルス発生部(駆動信号生成部)23とを含む。
制御部10は、電圧検出器4によって検出された電圧、電流検出器5によって検出された電流および電流検出器6によって検出された電流に基づいてスイッチング素子Q1〜Q6を制御することにより、自励式変換器1から電力系統3へ出力される無効電力を制御する。
より詳細には、振幅検出部11は、電圧検出器4によって検出された系統電圧の振幅値Vsを算出することによって振幅値Vsを検出し、その算出した(検出した)振幅値Vsを減算器14に与える。電力系統3のu相、v相、w相の電圧をそれぞれVu,Vv,Vwとすると、振幅検出部11は以下の式に基づいて振幅値Vsを算出する。
Vs=(Vu2+Vv2+Vw21/2
電圧指令生成部13は、振幅値Vsの基準値を示す電圧指令Vrefを生成して出力する。
減算器14は、電圧指令Vrefから振幅値Vsを減算することにより偏差ΔVを算出して、その偏差ΔVを系統電圧制御部15に与える。
系統電圧制御部15はPI(Proportional Integral)制御を行なう演算器として構成される。系統電圧制御部15は、電圧検出器4により検出された電圧に基づいて、系統電圧が所定電圧値になるように、無効電流の電流基準値Iref1を演算するAVR制御を行なう。具体的には、系統電圧制御部15は、入力された偏差ΔVを小さくするための電流基準値Iref1を演算して、その電流基準値Iref1を出力する。
なお、系統電圧制御部15は、上記のようなAVR制御を行なう構成に限らず、電圧検出器4により検出された電圧に基づいて、系統電圧を制御するための電流基準値Iref1を演算する構成であればよい。たとえば、系統電圧制御部15は、系統電圧の変動を抑えるように無効電力を出力する。具体的には、系統電圧制御部15は、系統電圧の変動を示す系統電圧の微分値がゼロになるように、無効電流の電流基準値Iref1を演算するAVR制御を行なう。
系統電力検出部18は、電圧検出器4によって検出された電圧および電流検出器6によって検出された電流に基づいて系統電力すなわち電力系統3における送電電力を検出し、その検出した電力値Psを減算器24に与える。
減算器24は、電力値Psの基準値を示す電力指令Prefから電力値Psを減算することにより偏差ΔPを算出して、その偏差ΔPを系統電力制御部19に与える。
系統電力制御部19はPI制御を行なう演算器として構成される。系統電力制御部19は、系統電力の変動を抑えるように無効電力を出力するPSS制御を行なう。系統電力制御部19は、電圧検出器4により検出された電圧および電流検出器6によって検出された電流に基づいて電力系統における送電電力を演算し、演算した送電電力に基づいて無効電流の電流基準値Iref2を演算する。具体的には、系統電力制御部19は、入力された偏差ΔPを小さくするための電流基準値Iref2を演算して、その電流基準値Iref2を出力する。あるいは、系統電力制御部19は、電力系統における送電電力の微分値がゼロになるように、電流基準値Iref2を演算する。なお、系統電力制御部19は、上記のようなPSS制御を行なう構成に限らず、電圧検出器4により検出された電圧および電流検出器6によって検出された電流に基づいて電力系統における送電電力を演算し、演算した送電電力に基づいて無効電流の電流基準値Iref2を演算する構成であればよい。
加算器21は、系統電圧制御部15から出力された電流基準値Iref1および系統電力制御部19から出力された電流基準値Iref2を加算することにより電流基準値IrefCを演算し、その電流基準値IrefCを出力する。電流基準値IrefCは、自励式変換器1から出力される無効電流Iqの基準値に対応する。
電流基準調整部22Aは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて系統電圧制御部15および系統電力制御部19の出力を制御することにより、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2のいずれかを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
無効電流検出部12は、電流検出器5によって検出された自励式変換器1の出力電流に基づいて、自励式変換器1から出力される無効電流Iqを検出する。具体的には、無効電流検出部12は、電流検出器5により検出されたu相電流、v相電流およびw相電流を3相/2相変換することによって無効電流Iqを検出する。
減算器16は、電流基準値IrefCから無効電流Iqを減算することにより偏差ΔIを算出して、その偏差ΔIを無効電力制御部17に与える。
無効電力制御部17は、PI制御を行なう演算器として構成される。無効電力制御部17は、無効電流検出部12により検出された無効電流が電流基準調整部22Aから出力された電流基準値IrefCになるように、自励式変換器1から出力される電圧の電圧基準値Viを演算する。すなわち、無効電力制御部17は入力された偏差ΔIを小さくするための電圧基準値Viを演算して、その電圧基準値Viをゲートパルス発生部23に与える。
ゲートパルス発生部23は、たとえばPWM(Pulse Width Modulation)制御に従って、自励式変換器1が電圧基準値Viに相当する電圧を出力するためのゲートパルス信号を自励式変換器1におけるスイッチング素子Q1〜Q6に供給する。
電圧基準値Viは、系統電圧制御部15を制御器とする電圧フィードバック制御系に無効電力制御部17を制御器とする電流マイナーループ制御を加えた制御系の出力として得られる。この制御系により、電圧基準値Viを系統電圧の変化に追従して変化させることができる。
図3は、電流基準調整部22Aの構成を示す図である。
図3を参照して、電流基準調整部22Aは、電圧低下率検出部31と、電圧低下幅検出部32と、出力制御回路33と、スイッチSW1,SW2とを含む。
電圧低下率検出部31は、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、系統電圧の低下率すなわち定常状態における系統電圧からの所定時間当たりの低下幅を検出し、検出結果を示す信号を出力する。
電圧低下幅検出部32は、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、系統電圧の定常状態からの低下幅を検出し、検出結果を示す信号を出力する。
出力制御回路33は、電圧低下率検出部31の出力信号および電圧低下幅検出部32の出力信号に基づいて、スイッチSW1およびSW2を制御するための制御信号を出力する。
スイッチSW1は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、オンすることにより系統電圧制御部15からの電流基準値Iref1を加算器21へ出力するか、オフすることにより系統電圧制御部15からの電流基準値Iref1の加算器21への出力を停止するかを切り替える。スイッチSW1から電流基準値Iref1が出力されない場合、加算器21では、電流基準値Iref1としてゼロが加算される。
スイッチSW2は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、オンすることにより系統電力制御部19からの電流基準値Iref2を加算器21へ出力するか、オフすることにより系統電力制御部19からの電流基準値Iref2の加算器21への出力を停止するかを切り替える。スイッチSW1から電流基準値Iref2が出力されない場合、加算器21では、電流基準値Iref2としてゼロが加算される。
すなわち、電流基準調整部22Aは、スイッチSW1をオンすることによりAVR制御を有効にし、スイッチSW1をオフすることによりAVR制御を無効にする。また、電流基準調整部22Aは、スイッチSW2をオンすることによりPSS制御を有効にし、スイッチSW2をオフすることによりPSS制御を無効にする。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作について説明する。
図4は、電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置が電流基準調整部22Aを備えないと仮定した場合の動作を示す波形図である。
図4を参照して、時刻t1において電力系統3で事故が発生すると、系統電圧および系統電力が低下する。そうすると、系統電圧制御部15は、自励式変換器1から進みの無効電力を出力させるために正の電流基準値Iref1を出力する。一方、系統電力検出部18は、自励式変換器1から遅れの無効電力を出力させるために負の電流基準値Iref2を出力する。
次に、時刻t3において電力系統3の事故が除去されると、系統電圧および系統電力が上昇する。そうすると、系統電圧制御部15は、自励式変換器1から遅れの無効電力を出力させるために負の電流基準値Iref1を出力する。一方、系統電力検出部18は、自励式変換器1から進みの無効電力を出力させるために正の電流基準値Iref2を出力する。
時刻t1およびt3のいずれにおいても、系統電圧制御部15によるAVR制御および系統電力検出部18によるPSS制御が互いを相殺するように動作するため、制御ゲインが小さくなり、自励式変換器1から電力系統3へ出力される無効電力が小さくなってしまう。
図5は、電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。
図5を参照して、時刻t1において電力系統3で事故が発生すると、系統電圧および系統電力が低下する。
電流基準調整部22Aは、時刻t1後の時刻t2までは、AVR制御およびPSS制御を有効にしている。
時刻t2において、電流基準調整部22Aは、電力系統3の事故を検出する。すなわち、電流基準調整部22Aは、系統電圧の低下幅が所定の閾値以上となり、また、系統電圧の低下率が所定の閾値以上となったため、PSS制御を無効にする。
系統電圧の低下幅に加えて系統電圧の低下率を電力系統3の事故検出基準とすることにより、電力系統3の事故をさらに正確に検出することができる。なお、電流基準調整部22Aは、系統電圧の低下幅のみを電力系統3の事故検出基準とする構成であってもよい。
時刻t3において、電流基準調整部22Aは、電力系統3の事故が除去されたことを検出する。すなわち、電流基準調整部22Aは、系統電圧の低下率が所定の閾値より大きくなったため、PSS制御を再び有効にし、また、電流基準調整部22Aは、時刻t4まですなわち系統電圧が定常レベルとなってから所定時間経過するまでAVR制御を無効にする。
時刻t4において、電流基準調整部22Aは、AVR制御を再び有効にする。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置では、電流基準調整部22Aは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2のいずれかを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
このような構成により、AVR制御およびPSS制御が互いを相殺するように動作するときに制御ゲインが小さくなることを防ぐことができる。これにより、自励式無効電力補償装置の容量を大きくすることなく十分な無効電力を出力することができ、自励式無効電力補償装置の小型化を図ることができる。
電流基準調整部22Aは、スイッチSW1およびSW2を制御することにより、電流基準値Iref1およびIref2をそれぞれ加算器21へ出力するか否かを切り替える構成であるとしたが、このような構成に限定するものではない。電流基準調整部が、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を補正し、補正した電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を合成して電流基準値IrefCとして出力する構成であってもよい。電流基準値を補正する構成の一例として、リミッタを用いた例を以下に説明する。なお、リミッタを用いる構成以外には、電流基準値を所定の演算式に従って補正する構成が考えられる。
図6は、電流基準調整部の変形例の構成を示す図である。図7(a)および(b)は、リミッタの動作を示す図である。
図6を参照して、電流基準調整部22Bは、電圧低下率検出部31と、電圧低下幅検出部32と、出力制御回路33と、リミッタLM1,LM2とを含む。
出力制御回路33は、電圧低下率検出部31の出力信号および電圧低下幅検出部32の出力信号に基づいて、リミッタLM1およびLM2を制御するための制御信号を出力する。
図7(a)は、リミッタLM1およびLM2が両極性リミッタとして動作する場合、すなわち受けた電流基準値IrefINを負の所定値以上かつ正の所定値以下に制限して出力する場合を示している。図7(b)は、リミッタLM1およびLM2が片極性リミッタとして動作する場合、すなわち受けた電流基準値IrefINをゼロ以上かつ正の所定値以下に制限して出力する場合を示している。
リミッタLM1は、系統電圧制御部15からの電流基準値Iref1を所定値に制限して加算器21へ出力する。リミッタLM1は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、両極性リミッタとして動作するか、片極性リミッタとして動作するかを切り替える。リミッタLM1が片極性リミッタとして動作する場合、加算器21では、ゼロ以上の電流基準値Iref1が加算される。
リミッタLM2は、系統電力制御部19からの電流基準値Iref2を所定値に制限して加算器21へ出力する。リミッタLM2は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、両極性リミッタとして動作するか、片極性リミッタとして動作するかを切り替える。リミッタLM2が片極性リミッタとして動作する場合、加算器21では、ゼロ以上の電流基準値Iref2が加算される。
すなわち、電流基準調整部22Bは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2の少なくとも一方を所定値に制限し、制限した電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を合成して電流基準値IrefCとして出力する。より詳細には、電流基準調整部22Bは、リミッタLM1を両極性リミッタとして動作させることによりAVR制御の正負の出力を有効にし、リミッタLM1を片極性リミッタとして動作させることによりAVR制御の負の出力を無効にする。また、電流基準調整部22は、リミッタLM2を両極性リミッタとして動作させることによりPSS制御の正負の出力を有効にし、リミッタLM2を片極性リミッタとして動作させることによりPSS制御の負の出力を無効にする。
自励式無効電力補償装置101が電流基準調整部22Aの代わりに電流基準調整部22Bを備える場合の動作波形は図5と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、リミッタLM1およびLM2は、片極性リミッタとして動作する場合、受けた電流基準値IrefINをゼロ以上かつ正の所定値以下に制限して出力する構成であるとしたが、これに限定するものではない。電力系統3の系統電圧が何らかの原因で過電圧状態になるような場合には、リミッタLM1およびLM2は、片極性リミッタとして動作する場合、受けた電流基準値IrefINを負の所定値以上かつゼロ以下に制限して出力する構成とすることも可能である。
また、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置における電流基準調整部22Aは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2のいずれかを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1および電流基準値Iref2を合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える構成であるとしたが、これに限定するものではない。電流検出器6によって検出された電流の低下幅および低下率によって電力系統3の事故を検出することは可能であるから、電流基準調整部22Aは、電流検出器6によって検出された電流に基づいて、上記動作を行なう構成であってもよい。
さらに、系統電圧の増加幅、系統電圧の増加率、系統電圧の歪み、系統電圧の逆相電圧すなわち三相不平衡の大きさに基づいて上記動作を行なう構成であってもよい。また、系統電力検出部18によって検出された電力値Psに基づいて、系統電力の低下幅、系統電力の低下率、系統電力の増加幅、系統電力の増加率、ならびに系統電力の振動の周期および大きさに基づいて上記動作を行なう構成であってもよい。また、系統電圧の周波数の変化幅、系統電圧の周波数の変化率、ならびに系統電圧の振動の周期および大きさに基づいて上記動作を行なう構成であってもよい。
また、AVR制御では系統電圧を制御し、PSS制御では系統電力を制御することから、上記のような系統電圧の各条件に基づいてAVR制御を優先させ、上記のような系統電力の各条件に基づいてPSS制御を優先させることが考えられる。また、系統電圧の逆相電圧が所定値より大きい、すなわち、各相における電力のアンバランスが大きいときにはQバイアス制御を優先させることが考えられる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べてQバイアス制御を追加した自励式無効電力補償装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様である。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。
図8を参照して、自励式無効電力補償装置102では、本発明の第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べて、制御部10が、無効電力バイアス部(電流基準演算部)20をさらに含む。
無効電力バイアス部20は、自励式変換器1から電力系統3へ出力される無効電力にバイアスを与えるための無効電流の電流基準値Iref3を演算するQバイアス制御を行なう。すなわち、無効電力バイアス部20は、電力系統3に供給すべき最低限の無効電力値を示す必要無効電力Qを受けて、自励式変換器1から必要無効電力Qを出力させるための電流基準値Iref3を演算して、その電流基準値Iref3を出力する。
加算器21は、系統電圧制御部15から出力された電流基準値Iref1、系統電力制御部19から出力された電流基準値Iref2および無効電力バイアス部20から出力された電流基準値Iref3を加算して電流基準値IrefCを演算し、その電流基準値IrefCを出力する。電流基準値IrefCは、自励式変換器1から出力される無効電流Iqの基準値に対応する。
電流基準調整部22Cは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて系統電圧制御部15、系統電力制御部19および無効電力バイアス部20を制御することにより、電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3のいずれか1つを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3の少なくともいずれか2つを選択かつ合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
図9は、電流基準調整部22Cの構成を示す図である。
図9を参照して、電流基準調整部22Cは、電圧低下率検出部31と、電圧低下幅検出部32と、出力制御回路33と、スイッチSW1,SW2,SW3とを含む。
出力制御回路33は、電圧低下率検出部31の出力信号および電圧低下幅検出部32の出力信号に基づいて、スイッチSW1、SW2およびSW3を制御するための制御信号を出力する。
スイッチSW3は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、オンすることにより無効電力バイアス部20からの電流基準値Iref3を加算器21へ出力するか、オフすることにより無効電力バイアス部20からの電流基準値Iref3の加算器21への出力を停止するかを切り替える。スイッチSW3から電流基準値Iref3が出力されない場合、加算器21では、電流基準値Iref3としてゼロが加算される。
すなわち、電流基準調整部22Cは、スイッチSW3をオンすることによりQバイアス制御を有効にし、スイッチSW1をオフすることによりQバイアス制御を無効にする。
図10は、電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。
図10を参照して、時刻t1において電力系統3で事故が発生すると、系統電圧および系統電力が低下する。
電流基準調整部22Cは、時刻t1後の時刻t2までは、AVR制御、PSS制御およびQバイアス制御を有効にしている。ここでは、無効電力バイアス部20は、自励式変換器1から遅れの無効電力を出力させるための負の電流基準値Iref3を出力するように外部から設定されている。
時刻t2において、電流基準調整部22Cは、電力系統3の事故を検出する。すなわち、電流基準調整部22Cは、系統電圧の低下幅が所定の閾値以上となり、また、系統電圧の低下率が所定の閾値以上となったため、PSS制御およびQバイアス制御を無効にする。
時刻t3において、電流基準調整部22Cは、電力系統3の事故が除去されたことを検出する。すなわち、電流基準調整部22Cは、系統電圧の低下率が所定の閾値より大きくなったため、PSS制御およびQバイアス制御を再び有効にし、また、電流基準調整部22Cは、時刻t4まですなわち系統電圧が定常レベルとなってから所定時間経過するまでAVR制御を無効にする。
時刻t4において、電流基準調整部22Cは、AVR制御を再び有効にする。
このように、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置では、電流基準調整部22Cは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3のいずれか1つを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3の少なくともいずれか2つを選択かつ合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
このような構成により、AVR制御、PSS制御およびQバイアス制御が互いを相殺するように動作するときに制御ゲインが小さくなることを防ぐことができる。これにより、自励式無効電力補償装置の容量を大きくすることなく十分な無効電力を出力することができ、自励式無効電力補償装置の小型化を図ることができる。
図11は、電流基準調整部の変形例の構成を示す図である。
図11を参照して、電流基準調整部22Dは、電圧低下率検出部31と、電圧低下幅検出部32と、出力制御回路33と、リミッタLM1,LM2,LM3とを含む。
出力制御回路33は、電圧低下率検出部31の出力信号および電圧低下幅検出部32の出力信号に基づいて、リミッタLM1、LM2およびLM3を制御するための制御信号を出力する。
リミッタLM3は、無効電力バイアス部20からの電流基準値Iref3を所定値に制限して加算器21へ出力する。リミッタLM3は、出力制御回路33からの制御信号に基づいて、図7(a)に示すような両極性リミッタとして動作するか、、図7(b)に示すような片極性リミッタとして動作するかを切り替える。リミッタLM3が片極性リミッタとして動作する場合、加算器21では、ゼロ以上の電流基準値Iref3が加算される。
すなわち、電流基準調整部22Dは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて、電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3の少なくともいずれか1つを所定値に制限し、制限した電流基準値Iref1、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3を合成して電流基準値IrefCとして出力する。より詳細には、電流基準調整部22Dは、リミッタLM1を両極性リミッタとして動作させることによりAVR制御の正負の出力を有効にし、リミッタLM1を片極性リミッタとして動作させることによりAVR制御の負の出力を無効にする。また、電流基準調整部22Dは、リミッタLM2を両極性リミッタとして動作させることによりPSS制御の正負の出力を有効にし、リミッタLM2を片極性リミッタとして動作させることによりPSS制御の負の出力を無効にする。また、電流基準調整部22Dは、リミッタLM3を両極性リミッタとして動作させることによりQバイアス制御の正負の出力を有効にし、リミッタLM2を片極性リミッタとして動作させることによりQバイアス制御の負の出力を無効にする。
自励式無効電力補償装置102が電流基準調整部22Cの代わりに電流基準調整部22Dを備える場合の動作波形は図10と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べてPSS制御を削除した自励式無効電力補償装置に関する。以下で説明する内容以外は第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様である。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。
図12を参照して、自励式無効電力補償装置103では、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べて、制御部10が、電流基準調整部22Cの代わりに電流基準調整部22Eを含み、系統電力検出部18と、系統電力制御部(電流基準演算部)19と、減算器24とを含まない構成である。
加算器21は、系統電圧制御部15から出力された電流基準値Iref1および無効電力バイアス部20から出力された電流基準値Iref3を加算して電流基準値IrefCを演算し、その電流基準値IrefCを出力する。電流基準値IrefCは、自励式変換器1から出力される無効電流Iqの基準値に対応する。
電流基準調整部22Eは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて系統電圧制御部15および無効電力バイアス部20を制御することにより、電流基準値Iref1および電流基準値Iref3のいずれかを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref1および電流基準値Iref3を合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
図13は、電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第3の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。
図13を参照して、時刻t1において電力系統3で事故が発生すると、系統電圧および系統電力が低下する。
電流基準調整部22Eは、時刻t1後の時刻t2までは、AVR制御およびQバイアス制御を有効にしている。ここでは、無効電力バイアス部20は、自励式変換器1から遅れの無効電力を出力させるための負の電流基準値Iref3を出力するように外部から設定されている。
時刻t2において、電流基準調整部22Eは、電力系統3の事故を検出する。すなわち、電流基準調整部22Eは、系統電圧の低下幅が所定の閾値以上となり、また、系統電圧の低下率が所定の閾値以上となったため、Qバイアス制御を無効にする。すなわち、加算器21では、電流基準値Iref3としてゼロが加算される。
時刻t3において、電流基準調整部22Eは、電力系統3の事故が除去されたことを検出する。すなわち、電流基準調整部22Eは、系統電圧の低下率が所定の閾値より大きくなったため、Qバイアス制御を再び有効にする。
このような構成により、AVR制御およびQバイアス制御が互いを相殺するように動作するときに制御ゲインが小さくなることを防ぐことができる。これにより、自励式無効電力補償装置の容量を大きくすることなく十分な無効電力を出力することができ、自励式無効電力補償装置の小型化を図ることができる。
その他の構成および動作は第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べてAVR制御を削除した自励式無効電力補償装置に関する。以下で説明する内容以外は第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様である。
図14は、本発明の第4の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の構成を示す図である。
図14を参照して、自励式無効電力補償装置104では、本発明の第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と比べて、制御部10が、電流基準調整部22Cの代わりに電流基準調整部22Fを含み、振幅検出部11と、電圧指令生成部13と、減算器14と、系統電圧制御部15とを含まない構成である。
加算器21は、系統電力制御部19から出力された電流基準値Iref2および無効電力バイアス部20から出力された電流基準値Iref3を加算して電流基準値IrefCを演算し、その電流基準値IrefCを出力する。電流基準値IrefCは、自励式変換器1から出力される無効電流Iqの基準値に対応する。
電流基準調整部22Fは、電圧検出器4によって検出された電圧に基づいて系統電力制御部19および無効電力バイアス部20を制御することにより、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3のいずれかを選択して電流基準値IrefCとして出力するか、電流基準値Iref2および電流基準値Iref3を合成して電流基準値IrefCとして出力するかを切り替える。
図15は、電力系統において事故が発生した場合における、本発明の第4の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置の動作を示す波形図である。
図15を参照して、時刻t1において電力系統3で事故が発生すると、系統電圧および系統電力が低下する。
電流基準調整部22Fは、時刻t1後の時刻t2までは、PSS制御およびQバイアス制御を有効にしている。ここでは、無効電力バイアス部20は、自励式変換器1から進みの無効電力を出力させるための正の電流基準値Iref3を出力するように外部から設定されている。
時刻t2において、電流基準調整部22Fは、電力系統3の事故を検出する。すなわち、電流基準調整部22Fは、系統電圧の低下幅が所定の閾値以上となり、また、系統電圧の低下率が所定の閾値以上となったため、Qバイアス制御を無効にする。すなわち、加算器21では、電流基準値Iref3としてゼロが加算される。
時刻t3において、電流基準調整部22Fは、電力系統3の事故が除去されたことを検出する。すなわち、電流基準調整部22Fは、系統電圧の低下率が所定の閾値より大きくなったため、Qバイアス制御を再び有効にする。
このような構成により、PSS制御およびQバイアス制御が互いを相殺するように動作するときに制御ゲインが小さくなることを防ぐことができる。これにより、自励式無効電力補償装置の容量を大きくすることなく十分な無効電力を出力することができ、自励式無効電力補償装置の小型化を図ることができる。
その他の構成および動作は第2の実施の形態に係る自励式無効電力補償装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 自励式変換器、2 変換器用変圧器、3 電力系統、4 電圧検出器、5 電流検出器、6 電流検出器、10 制御部、11 振幅検出部、12 無効電流検出部、13 電圧指令生成部、14,16,24 減算器、15 系統電圧制御部(電流基準演算部)、17 無効電力制御部(電圧基準演算部)、18 系統電力検出部、19 系統電力制御部(電流基準演算部)、20 無効電力バイアス部(電流基準演算部)、21 加算器、22A,22B,22C,22D,22E,22F 電流基準調整部、23 ゲートパルス発生部(駆動信号生成部)、31 電圧低下率検出部、32 電圧低下幅検出部、33 出力制御回路、101〜104 自励式無効電力補償装置、Q1〜Q6 スイッチング素子、D1〜D6 ダイオード、C1 平滑用コンデンサ、SW1,SW2,SW3 スイッチ、LM1,LM2,LM3 リミッタ。

Claims (8)

  1. 複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて前記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、
    前記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、
    前記電力系統と前記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧、前記第1の電流検出器によって検出された電流および前記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて前記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電圧検出器により検出された電圧に基づいて、前記電力系統の電圧を制御するための前記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、
    前記電圧検出器により検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流に基づいて前記電力系統における送電電力を演算し、演算した前記送電電力に基づいて前記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、
    前記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、
    前記無効電流検出部により検出された前記無効電流が前記電流基準調整部から出力された前記最終電流基準値になるように、前記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、
    前記電圧基準値に基づいて、前記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む、自励式無効電力補償装置。
  2. 前記電流基準調整部は、前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値の少なくとも一方を補正し、補正した前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力する請求項1に記載の自励式無効電力補償装置。
  3. 前記電流基準調整部は、前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値の少なくとも一方を所定値に制限し、制限した前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力する請求項2に記載の自励式無効電力補償装置。
  4. 前記自励式無効電力補償装置は、さらに、
    前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力にバイアスを与えるための前記無効電流の第3の電流基準値を演算する第3の電流基準演算部を備え、
    前記電流基準調整部は、前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値、前記第2の電流基準値および前記第3の電流基準値のいずれか1つを選択して最終電流基準値として出力するか、前記第1の電流基準値、前記第2の電流基準値および前記第3の電流基準値の少なくともいずれか2つを選択かつ合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える請求項1に記載の自励式無効電力補償装置。
  5. 前記電流基準調整部は、前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値、前記第2の電流基準値および前記第3の電流基準値の少なくともいずれか1つを補正し、補正した各電流基準値を合成して最終電流基準値として出力する請求項4に記載の自励式無効電力補償装置。
  6. 前記電流基準調整部は、前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値、前記第2の電流基準値および前記第3の電流基準値の少なくともいずれか1つを所定値に制限し、制限した各電流基準値を合成して最終電流基準値として出力する請求項5に記載の自励式無効電力補償装置。
  7. 複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて前記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、
    前記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、
    前記電力系統と前記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧、前記第1の電流検出器によって検出された電流および前記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて前記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電圧検出器により検出された電圧に基づいて、前記電力系統の電圧を制御するための前記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、
    前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力にバイアスを与えるための前記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、
    前記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、
    前記無効電流検出部により検出された前記無効電流が前記電流基準調整部から出力された前記最終電流基準値になるように、前記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、
    前記電圧基準値に基づいて、前記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む、自励式無効電力補償装置。
  8. 複数の相を有する電力系統に結合され、スイッチング素子を含み、受けた電力に基づいて前記電力系統へ無効電力を出力するための自励式変換器と、
    前記電力系統の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電力系統を通して流れる電流を検出する第1の電流検出器と、
    前記電力系統と前記自励式変換器との間に流れる電流を検出する第2の電流検出器と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧、前記第1の電流検出器によって検出された電流および前記第2の電流検出器によって検出された電流に基づいて前記スイッチング素子をスイッチングさせることにより、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電圧検出器により検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流に基づいて前記電力系統における送電電力を演算し、演算した前記送電電力に基づいて前記無効電流の第1の電流基準値を演算する第1の電流基準演算部と、
    前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される前記無効電力にバイアスを与えるための前記無効電流の第2の電流基準値を演算する第2の電流基準演算部と、
    前記電圧検出器によって検出された電圧および前記第1の電流検出器によって検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値のいずれかを選択して最終電流基準値として出力するか、前記第1の電流基準値および前記第2の電流基準値を合成して最終電流基準値として出力するかを切り替える電流基準調整部と、
    前記第2の電流検出器により検出された電流に基づいて、前記自励式変換器から前記電力系統へ出力される無効電流を検出する無効電流検出部と、
    前記無効電流検出部により検出された前記無効電流が前記電流基準調整部から出力された前記最終電流基準値になるように、前記自励式変換器から出力される電圧の電圧基準値を演算する電圧基準演算部と、
    前記電圧基準値に基づいて、前記スイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む、自励式無効電力補償装置。
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