JP5391677B2 - ヒートポンプ式空気調和装置の室外機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和装置の室外機 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートポンプ式空気調和装置の室外機に関するものである。
従来、ヒートポンプ式空気調和装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1〜4など)。こうした空気調和装置では、室外機内部の電源として、ガス電磁弁、エンジン点火装置(イグナイタ)、エンジンや冷媒を制御する主制御回路、当該室外機と室内機との間の通信を行う通信回路、電動補機駆動用のインバータなどに使用する複数の電源が存在しており、これら電源の電圧・電流などの要求スペックも互いに異なることが通例である。
特開2004−364491号公報 特開平9−53872号公報 特開2001−304651号公報 特開平7−198154号公報
ところで、従来のヒートポンプ式空気調和装置の室外機では、内部の複数の回路ごとに使用される複数電源を搭載することになり、これら電源は互いに略独立した回路構成を呈する。このため、例えば瞬時電圧低下・停電に対する各電源の検出方式・電圧がバラバラとなって、これら電源間で保護協調をしたり、装置の円滑な動作を確保しつつ各電源の停止保証をしたりすることが困難であった。
具体的には、例えば停電に伴う電圧低下で主制御回路の電源電圧が不安定になった後に、ガス電磁弁やエンジン点火装置などの電源電圧を遮断しようとしても、その信頼性は低いものとなる。あるいは、電源の立ち上がり時(電源投入時)、主制御回路の電源電圧が未だ不安定な状態で、通信回路やその他の回路を初期化しようとしても、やはりその信頼性は低いものとなる。
本発明の目的は、複数の回路ごとに使用される複数電源間で保護協調することができるヒートポンプ式空気調和装置の室外機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電動補機、燃料により駆動されるエンジン、該エンジンにより駆動されて冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ及び冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能する室外機熱交換器を有する室外機であって、室内機に設けられ冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する室内機熱交換器及び前記室外機熱交換器に冷媒回路を通じて冷媒が循環されるヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、前記電動補機を駆動するインバータと、前記エンジン及び冷媒を制御する主制御回路と、当該室外機と前記室内機又は他の室外機との間の通信を行う通信回路と、商用電源から直流電源を生成する電源回路と、前記電源回路に電気的に接続され、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路に個別に電源供給するマルチ出力電源と、前記電源回路に電気的に接続され、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路への電源供給の開始又は停止を個別に切り替える切替手段と、前記主制御回路により駆動制御される燃料供給電磁弁と、前記主制御回路により駆動制御されるエンジン点火装置とを備え、前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記燃料供給電磁弁及び前記エンジン点火装置にも個別に電源供給しており、前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記燃料供給電磁弁及び前記エンジン点火装置への電源供給の開始又は停止も個別に切り替えており、前記切替手段が前記マルチ出力電源による前記燃料供給電磁弁、前記エンジン点火装置、前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路への電源供給を停止に切り替えるときの前記監視する直流電源の電圧レベルをそれぞれVg、Vig、Vi、Vm及びVsで表すと、Vg≧Vig≧Vi≧Vs≧Vm(ただし、全て等値を除く)の関係を満たすように設定されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、前記電源回路は、商用電源としての単相又は三相の交流商用電源をAC/DC変換して直流電源を生成することを要旨とする。
上記各構成によれば、前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路に個別に電源供給する。そして、前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路への電源供給の開始又は停止を個別に切り替える。このように、室外機の複数回路への電源供給は前記マルチ出力電源で集約的に行われており、それらの開始又は停止は共通の直流電源(電源回路の生成した直流電源)を監視する前記切替手段によって個別に切り替えられる。従って、例えば停電に伴う電圧低下の際、他の回路に対して主動的な役割を担う一の回路(例えば主制御回路)の電源が不安定になる前に、他の回路(通信回路など)の電源供給を停止しておくことで、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。あるいは、電源の立ち上がり時(電源投入時)、他の回路に対して主動的な役割を担う一の回路の電源を最初に立ち上げることで、他の回路の立ち上げ(イニシャライズ)に際し、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。
同構成によれば、例えば停電に伴う電圧低下の際、主制御回路の電源供給が停止される前に、他の回路(特に、燃料供給電磁弁及びエンジン点火装置)の電源供給が速やかに停止されることで、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機を回生制御して直流電力を得るとともに、前記電源回路が前記生成した直流電源を前記マルチ出力電源に出力する出力部に回生出力するコンバータとを備え、前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記コンバータにも個別に電源供給しており、前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記コンバータへの電源供給の開始又は停止も個別に切り替えており、前記切替手段が前記マルチ出力電源による前記コンバータへの電源供給を停止に切り替えるときの前記監視する直流電源の電圧レベルをVcで表すと、Vc≧Vgの関係を満たすように設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、例えば停電に伴う電圧低下の際、前記発電機の回生制御に係る前記コンバータへの電源供給が最優先で停止されることで、例えば発電機負荷の電源を速やかに停止することができ、交流商用電源負荷と発電機負荷が混在するシステムが不安定になることがないため、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。
本発明では、複数の回路ごとに使用される複数電源間で保護協調することができるヒートポンプ式空気調和装置の室外機を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係るガスヒートポンプ式空気調和装置を示す冷媒系統の回路図である。同図に示されるように、このガスヒートポンプ式空気調和装置は、室外機10と、一つ又は複数の室内機30とを備えて構成されている。
室外機10に設置され、駆動源としてのガスエンジン11により駆動されるコンプレッサ12は、冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して、冷媒配管13aを介して接続された四方弁14に冷媒を送り出す。なお、冷媒配管13aには、オイルセパレータ26が設けられている。
四方弁14は、冷媒配管13bを介して室外機熱交換器15に接続されるとともに、冷媒配管13cを介してサブ熱交換器16に接続され、更に冷媒配管13dを介して開閉弁17に接続されている。また、四方弁14は、冷媒配管13eを介してアキュームレータ18に接続されるとともに、該アキュームレータ18は、冷媒配管13fを介して前記コンプレッサ12に接続されている。
なお、前記室外機熱交換器15は、冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能するもので、冷媒配管13gを介して過冷却熱交換器19に接続されている。また、冷媒配管13gには、過冷却熱交換器19側への冷媒の流れを許容する逆止弁21が配置されるとともに、該逆止弁21と並列で流量調整弁22aが配置されている。さらに、前記サブ熱交換器16は、暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能するもので、冷媒配管13hを介して過冷却熱交換器19に接続されている。そして、冷媒配管13hには、流量調整弁22bが配置されている。また、過冷却熱交換器19は、冷媒配管13iを介して開閉弁20に接続されている。
室内機30に設置された室内機熱交換器31は、冷媒配管32aを介して前記開閉弁17に接続されるとともに、冷媒配管32bを介して前記開閉弁20に接続されている。そして、冷媒配管32bには、電子膨張弁33が配置されている。なお、前記室内機熱交換器31は、冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する。
冷媒配管13a〜13i,32a,32bは、コンプレッサ12から吐出された冷媒が該コンプレッサ12に吸入されるまでの流路を形成して、室外機熱交換器15及び室内機熱交換器31に冷媒を循環させる冷媒回路Lを構成する。
ここで、冷媒の流れについて説明する。なお、図1では、冷房運転時及び暖房運転時の冷媒の流れを実線矢印及び破線矢印で表している。
冷房運転時、コンプレッサ12を出た冷媒は、オイルセパレータ26及び四方弁14を通過した後、室外機熱交換器15に導かれる。ここで、冷媒は、外気により熱を奪われて凝縮・液化し、更に過冷却熱交換器19により過冷却状態となる。その後、冷媒配管32bを通り室内機30の電子膨張弁33で減圧された冷媒は、室内機熱交換器31で室内の熱を奪い気化する。その後、冷媒は、冷媒配管32aを通り四方弁14及びアキュームレータ18を経てコンプレッサ12に戻る。
一方、暖房運転時、コンプレッサ12を出た冷媒は、オイルセパレータ26及び四方弁14を通過した後、室内機熱交換器31(室内機30)に導かれる。ここで、冷媒は、室内へ熱を放出し、凝縮・液化する。その後、室内機30の電子膨張弁33で減圧された冷媒は、冷媒配管32bを通り、室外機10の流量調整弁22a,22bでそれぞれ減圧され、該流量調整弁22aを通過した冷媒は室外機熱交換器15に、流量調整弁22bを通過した冷媒はサブ熱交換器16にそれぞれ導かれる。冷媒は、室外機熱交換器15では外気から熱を吸収、気化し、サブ熱交換器16ではエンジン排熱から熱を吸収、気化する。その後、室外機熱交換器15を通過し四方弁14を経た冷媒と、サブ熱交換器16を通過した冷媒とが合流し、アキュームレータ18を経てコンプレッサ12に戻る。
図1に併せ示したように、室外機10には、前記室外機熱交換器15に外気を送風する一対のファン44,45と、ガスエンジン11に冷却液を循環させる冷却液ポンプ46とが配設されている。これらファン44,45、冷却液ポンプ46は、室外機10の電動補機(補助機器)を構成するものである。ファン44,45、冷却液ポンプ46を回転駆動する駆動源は、同期モータからなるDCブラシレスモータ44a,45a,46aで構成されている。
また、室外機10には、前記ガスエンジン11の点火に係るエンジン点火装置の電源を構成するイグナイタ電源47(図2参照)と、燃料ガスの供給に係る燃料供給電磁弁としてのガス電磁弁48とが配設されている。
次に、室外機10に搭載される制御ユニット40の電気的構成について説明する。図2は、制御ユニット40を示す電気回路図である。同図に示されるように、制御ユニット40は、三相の交流商用電源AC(例えば200V)に3本の交流電線51a,51b,51cを介して電気的に接続されたDCブラシレスモータ駆動基板(以下、「DCBL基板52」という)を備える。なお、これら交流電線51a〜51cには、ブレーカ53及びノイズフィルタを構成するEMC基板54が電気的に接続されている。
DCBL基板52は、三相ダイオードブリッジ55において交流電線51a〜51cと電気的に接続されている。この三相ダイオードブリッジ55は、6個のダイオードを有しており、交流商用電源ACの交流電圧を整流する。三相ダイオードブリッジ55は、プラス側の直流電線56a及びマイナス側の直流電線56bをそれぞれ介してインバータ57に電気的に接続されるとともに、両直流電線56a,56bは、平滑用の電解コンデンサ58を介して電気的に接続されている。従って、インバータ57には、電解コンデンサ58での平滑化によって生成された直流電源としての直流電圧(つまり、三相ダイオードブリッジ55及び電解コンデンサ58でAC/DC変換された直流電圧)が供給されている。三相ダイオードブリッジ55及び電解コンデンサ58は、電源回路を構成する。
インバータ57は、6個のスイッチング素子を有しており、3本の交流電線60a,60b,60cを介して前記DCブラシレスモータ44a,45a,46aと電気的に接続されている。これらDCブラシレスモータ44a,45a,46aは、インバータ57のスイッチング制御によりPWM駆動されることで回転速度を変化させる。図2では、便宜的にDCブラシレスモータ44a〜46a及びインバータ57を各1個で描画しているが、ファン44,45及び冷却液ポンプ46に対応して3個ずつ配設されている。なお、インバータ57は、DCBL基板52に設けられた制御回路59によってスイッチング制御されている。
直流電線56a,56bには、インバータ57及び電解コンデンサ58間の接続点P,N(電源回路の出力部)において電源基板41が電気的に接続されている。電源基板41は、直流電線56aのプラス側の電位V+及び直流電線56bのマイナス側の電位V−をそれぞれ入力する。この電源基板41は、フライバック型の電源及びコンパレータを1単位とする組を複数組備えており、両接続点P,N間の直流電圧をDC/DC変換した直流電圧を主制御基板42、通信基板43及び前記制御回路59(インバータ57)に個別に供給する。あるいは、電源基板41は、主制御基板42からの指令信号に基づき、両接続点P,N間の直流電圧をDC/DC変換した直流電圧を前記イグナイタ電源47及びガス電磁弁48に個別に供給する。
なお、主制御基板42及び通信基板43間でデジタル信号が伝送(送受)されるようになっている。そして、通信基板43は、所定の伝送方式(例えばシリアル・ベースバンド伝送)に従って、当該室外機10と室内機30又は冷媒系統を跨いだ他の室外機との間の通信を行う。
ここで、主制御基板42は、室外機10に配設された各種センサを通じて該室外機10における冷媒等の情報(温度情報等)を取得する。また、主制御基板42は、通信基板43を通じて室内機30又は他の室外機に要求信号を送信し、該室内機30等に配設された各種センサの取得した冷媒等の情報(温度情報等)をデジタル信号で応答させるとともに、これらを通信基板43を介して受信する。そして、主制御基板42は、これらの情報に基づいて室外機10に配設されたコンプレッサ12、一対のファン44,45、冷却液ポンプ46、イグナイタ電源47及びガス電磁弁48を駆動制御する。あるいは、主制御基板42は、通信基板43を通じて室内機30又は他の室外機に指令信号を送信し、該室内機30等に配設された電子膨張弁33等を駆動制御する。
なお、直流電線56a,56bは、接続点P,Nにおいてコンバータとしての発電コンバータ61に電気的に接続されている。そして、発電コンバータ61には、前記電源基板41により両接続点P,N間の直流電圧がDC/DC変換されてなる直流電圧が供給されている。この発電コンバータ61は、前記インバータ57と同様に6個のスイッチング素子を有しており、前記ガスエンジン11により駆動される同期モータからなる発電機(図示略)と3本の交流電線を介して電気的に接続されている。発電コンバータ61は、主制御基板42又は適宜の制御回路により駆動制御されており、発電機を回生制御して直流電圧(直流電力)を生成するとともに、該直流電圧を両接続点P,Nに回生出力する。発電により生成される直流電圧は、交流商用電源AC(200V)から生成された両接続点P,N間の直流電圧(例えば312V)を嵩上げした電圧(例えば320V)に設定されている。両接続点P,Nに回生出力された直流電圧は、充電装置に充電される。充電装置に充電された電力は、例えばガスエンジン11の始動に係るスタータモータの駆動に利用される。
次に、電源基板41の電気的構成について図3に基づき更に説明する。
同図に示されるように、電源基板41は、主制御基板42に電源供給する第1電源P1及び第1コンパレータCOM1、通信基板43に電源供給する第2電源P2及び第2コンパレータCOM2、制御回路59(DCBL基板52)に電源供給する第3電源P3及び第3コンパレータCOM3、発電コンバータ61に電源供給する第4電源P4及び第4コンパレータCOM4、イグナイタ電源47に電源供給する第5電源P5及び第5コンパレータCOM5、ガス電磁弁48に電源供給する第6電源P6及び第6コンパレータCOM6を備えて構成される。なお、第1〜第6電源P1〜P6は、マルチ出力電源PMを構成しており、第1〜第6コンパレータCOM1〜COM6は、切替手段SWを構成する。
第1電源P1は、高周波トランスTを有する。高周波トランスTの一次コイルL1の一端は前記接続点Pに電気的に接続されており、該一次コイルL1の他端はNチャネルMOSFETからなるトランジスタQのドレインに電気的に接続されている。そして、トランジスタQのソースは、前記接続点Nに電気的に接続されている。また、トランジスタQのゲートには、発振部OSCが電気的に接続されている。トランジスタQは、発振部OSCの生成する信号周波数に応じたデューティ比でスイッチング(オン・オフ)動作する。一方、高周波トランスTの二次コイルL2の一端はダイオードDのアノードに電気的に接続されている。そして、二次コイルL2の他端はグランドGNDに電気的に接続されており、ダイオードDのカソードは接続点CNに電気的に接続されている。また、これら接続点CN及びグランドGNDは、平滑用の電解コンデンサCを介して電気的に接続されている。
また、接続点CNは、前記発振部OSCが備えるエラーアンプAの一方の入力端子に電気的に接続されている。そして、エラーアンプAの他方の入力端子には、所定レベルVrefの基準電圧が入力されている。なお、前記トランジスタQのゲートは、エラーアンプAの出力端子において発振部OSCに電気的に接続されている。エラーアンプAは、接続点CNからのフィードバック電圧のレベルと所定レベルVrefとの比較結果に応じた周波数でオン・オフする出力信号をトランジスタQのゲートに出力する。
そして、第1電源P1は、発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じて前記接続点P,N間の直流電圧を降圧した電圧レベルV1(例えば12V)の直流電圧を接続点CNに出力する。この直流電圧は、高周波トランスTにより前記接続点P,N(交流商用電源AC)から電気的に絶縁された状態で生成されている。
第1コンパレータCOM1は、一方の入力端子が前記接続点Pに電気的に接続されており、他方の入力端子に所定レベルVmの基準電圧が入力されている。そして、第1コンパレータCOM1の出力端子は、前記発振部OSCに電気的に接続されている。第1コンパレータCOM1は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルVmとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成し、これを前記発振部OSCに出力する。本実施形態の発振部OSC(エラーアンプA)は、第1コンパレータCOM1から入力する出力信号のレベルに応じて活性化されるように構成されており、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVm以上のときに発振可能である。つまり、第1電源P1は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVm以上のときに電圧レベルV1を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVm未満のときに当該直流電圧の出力を停止(遮断)する。
一方、前記主制御基板42には、前述したガスエンジン11や冷媒の各種制御を司る主制御回路としてのメインマイコン71が実装されている。このメインマイコン71は、前記第1電源P1の接続点CNに電気的に接続されており、電圧レベルV1を有する直流電圧が供給される。なお、メインマイコン71(主制御基板42)への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルVmは、メインマイコン71が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
第2電源P2は、第1電源P1に準じた回路構成を有しており、その内蔵する発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じた電圧レベルV2(例えば16V)を有する直流電圧を出力する。また、第2コンパレータCOM2は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルVsとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成しており、第2電源P2は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVs以上のときに電圧レベルV2を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVs未満のときに当該直流電圧の出力を停止する。
一方、前記通信基板43には、前述した通信の各種制御を司る通信回路としての通信マイコン72が実装されている。この通信マイコン72には、電圧レベルV2を有する直流電圧が供給されている。なお、通信マイコン72(通信基板43)への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルVsは、通信マイコン72が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
また、第3電源P3も、第1電源P1に準じた回路構成を有しており、その内蔵する発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じた電圧レベルV3(例えば15V)を有する直流電圧を出力する。また、第3コンパレータCOM3は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルViとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成しており、第3電源P3は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVi以上のときに電圧レベルV3を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVi未満のときに当該直流電圧の出力を停止する。
そして、この電圧レベルV3を有する直流電圧は、DCBL基板52の制御回路59に供給されている。なお、制御回路59(DCBL基板52)への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルViは、制御回路59が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
さらに、第4電源P4も、第1電源P1に準じた回路構成を有しており、その内蔵する発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じた電圧レベルV4を有する直流電圧を出力する。また、第4コンパレータCOM4は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルVcとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成しており、第4電源P4は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVc以上のときに電圧レベルV4を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVc未満のときに当該直流電圧の出力を停止する。
そして、この電圧レベルV4を有する直流電圧は、発電コンバータ61に供給されている。なお、発電コンバータ61への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルVcは、発電コンバータ61が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
さらにまた、第5電源P5も、第1電源P1に準じた回路構成を有しており、その内蔵する発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じた電圧レベルV5(例えば12V)を有する直流電圧を出力する。また、第5コンパレータCOM5は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルVigとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成しており、第5電源P5は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVig以上のときに電圧レベルV5を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVig未満のときに当該直流電圧の出力を停止する。
そして、この電圧レベルV5を有する直流電圧は、イグナイタ電源47に供給されている。なお、イグナイタ電源47への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルVigは、イグナイタ電源47が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
また、第6電源P6も、第1電源P1に準じた回路構成を有しており、その内蔵する発振部OSCの信号周波数(デューティ比)に応じた電圧レベルV6(例えば12V)を有する直流電圧を出力する。また、第6コンパレータCOM6は、接続点Pの電圧レベルと所定レベルVgとの大小関係に応じてレベル(論理)の切り替わる出力信号を生成しており、第6電源P6は、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVg以上のときに電圧レベルV6を有する直流電圧の出力を開始(継続)し、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVg未満のときに当該直流電圧の出力を停止する。
そして、この電圧レベルV6を有する直流電圧は、ガス電磁弁48に供給されている。なお、ガス電磁弁48への電源供給の切り替えに係る前記所定レベルVgは、ガス電磁弁48が安定して動作し得る接続点Pの電圧レベルに基づき設定されている。
ここで、前述した所定レベルVm、Vs、Vi、Vc、Vig、Vgは、
Vc>Vg>Vig>Vi=Vs>Vm
の関係を満たすようにそれらの大小関係が設定されている。つまり、例えば停電に伴う電圧低下の際、発電コンバータ61、ガス電磁弁48、イグナイタ電源47、DCBL基板52及び通信基板43、主制御基板42の順番で電源供給が停止されるように設定されている。
図4は、電源電圧の立ち上がり時(電源投入時)からその後に電圧低下するまでの各回路(基板)への電源供給の開始又は停止の推移を示すタイムチャートである。同図に示されるように、室外機10が起動され時刻t0において前記ブレーカ53がオンすると、前記接続点Pの電圧レベルが増加し始める。これに伴い、時刻t1において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVm以上になると、主制御基板42(メインマイコン71)への電圧レベルV1の電圧供給が開始される。
接続点Pの電圧レベルの更なる増加に伴い、時刻t2において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVs(=Vi)以上になると、通信基板43(通信マイコン72)及びDCBL基板52(制御回路59)への電圧レベルV2,V3の電圧供給が同時に開始される。
引き続き、接続点Pの電圧レベルが増加し、時刻t3において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVig以上になると、イグナイタ電源47への電圧レベルV5の電圧供給が開始される。
そして、接続点Pの電圧レベルが更に増加することで、時刻t4において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVg以上になると、ガス電磁弁48への電圧レベルV6の電圧供給が開始される。
なお、その後、接続点Pの電圧レベルは所定レベルVcを超えて最大値まで増加する。これにより、発電コンバータ61による発電機の回生制御が行われるときは、接続点Pの電圧レベルは発電により生成される直流電圧によって嵩上げされる。
一方、室外機10の起動停止、あるいは瞬時電圧低下・停電に伴い、時刻t5において前記ブレーカ53がオフすると、前記接続点Pの電圧レベルが減少し始める。これに伴い、接続点Pの電圧レベルが所定レベルVcを下回ると、発電コンバータ61への電圧レベルV4の電圧供給が最初に停止される。
そして、接続点Pの電圧レベルの減少に伴い、時刻t6において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVg未満になると、ガス電磁弁48への電圧レベルV6の電圧供給が停止される。
接続点Pの電圧レベルの更なる減少に伴い、時刻t7において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVig未満になると、イグナイタ電源47への電圧レベルV5の電圧供給が停止される。
引き続き、接続点Pの電圧レベルが減少し、時刻t8において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVs(=Vi)未満になると、通信基板43(通信マイコン72)及びDCBL基板52(制御回路59)への電圧レベルV2,V3の電圧供給が同時に停止される。
そして、時刻t9において接続点Pの電圧レベルが所定レベルVm未満になると、主制御基板42(メインマイコン71)への電圧レベルV1の電圧供給が停止される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、マルチ出力電源PM(第1〜第6電源P1〜P6)は、三相ダイオードブリッジ55及び電解コンデンサ58(電源回路)の生成した共通の直流電圧をDC/DC変換して主制御基板42(メインマイコン71)、通信基板43(通信マイコン72)、DCBL基板52(制御回路59)、発電コンバータ61、イグナイタ電源47及びガス電磁弁48に個別に電圧供給する。そして、切替手段SW(第1〜第6コンパレータCOM1〜COM6)は、三相ダイオードブリッジ55及び電解コンデンサ58(電源回路)の生成した共通の直流電圧を監視して、マルチ出力電源PMによる主制御基板42(メインマイコン71)、通信基板43(通信マイコン72)、DCBL基板52(制御回路59)、発電コンバータ61、イグナイタ電源47及びガス電磁弁48への電圧供給の開始又は停止を個別に切り替える。このように、室外機10の複数回路への電圧供給は共通の接続点P,Nに電気的に接続されたマルチ出力電源PMで集約的に行われており、それらの開始又は停止は共通の接続点Pの電圧レベルを監視する切替手段SWによって個別に切り替えられる。従って、例えば停電に伴う電圧低下の際、他の回路に対して主動的な役割を担う一の回路(例えばメインマイコン71)の電源が不安定になる前に、他の回路の電源供給を遮断しておくことで、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。あるいは、電源の立ち上がり時(電源投入時)、他の回路に対して主動的な役割を担う一の回路の電源を最初に立ち上げることで、他の回路の立ち上げ(イニシャライズ)に際し、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。そして、室外機10の各回路の安定した動作により、装置全体として効率向上及びコスト削減を図ることができる。
(2)本実施形態では、例えば停電に伴う電圧低下の際、メインマイコン71の電圧供給が停止される前に、他の回路(特に、イグナイタ電源47及びガス電磁弁48)の電圧供給が速やかに停止されることで、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。
(3)本実施形態では、例えば停電に伴う電圧低下の際、発電機の回生制御に係る発電コンバータ61への電圧供給が最優先で停止されることで、例えば発電機負荷(発電機により電力供給される機器等)の電源を速やかに停止することができ、交流商用電源負荷と発電機負荷が混在するシステムが不安定になることがないため、より信頼性の高い保護協調を保つことができる。
(4)本実施形態では、マルチ出力電源PMを複数のフライバック型の電源(第1〜第6電源P1〜P6)からなる極めて簡易な回路構成にすることができる。
(5)本実施形態では、切替手段SWを、複数のコンパレータ(第1〜第6コンパレータCOM1〜COM6)からなる極めて簡易な回路構成にすることができる。
(6)本実施形態では、室外機10内部の複数回路ごとに独立した電源を配設する場合に比べて全体としての回路構成を簡易化することができ、ひいてはコストを削減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、室外機10の各回路への電源供給の切り替えに係る電圧レベルの大小関係は、
Vc≧Vg≧Vig≧Vi≧Vs≧Vm(ただし、全て等値を除く)
の関係を満たすのであれば適宜変更してもよい。
・前記実施形態において、室外機10の各回路に供給される電圧レベルV1〜V6の大小関係は一例である。
・前記実施形態において、メインマイコン71(主制御基板42)による駆動制御の対象は、例えば室内機30に設置される送風ファン用のモータや風向き変更用のモータなどであってもよい。
・前記実施形態において、発電機及びその回生制御に係る発電コンバータ61等を割愛してもよい。
・前記実施形態において、第1〜第6電源P1〜P6は、フライバック型の電源に限定されるものではなく、DC/DC変換可能なその他の回路構成であってもよい。ただし、第1〜第6電源P1〜P6のDC/DC変換の方式は互いに同等であることが好ましい。例えば、接続点CNのフィードバック電圧に基づく周波数で発振する発振部OSCを採用したが、自励発振型の発振部を採用してもよい。
・前記実施形態において、交流商用電源ACは単相であってもよい。
・本発明は、電気式ヒートポンプや灯油ヒートポンプの空気調和装置に適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源を電気的に絶縁された状態でDC/DC変換して前記個別の電源供給を行う複数のフライバック型の電源を有することを特徴とする。同構成によれば、前記マルチ出力電源を、複数のフライバック型の電源からなる極めて簡易な回路構成にすることができる。
(ロ)前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源と所定レベルを有する基準電源とを比較して、該比較の結果に応じた出力信号によって前記個別の電源供給の開始又は停止を個別に切り替える複数のコンパレータを有することを特徴とする。同構成によれば、前記切替手段を、複数のコンパレータからなる極めて簡易な回路構成にすることができる。
本発明の一実施形態の冷媒系統を示す回路図。 同実施形態の電気系統を示す回路図。 同実施形態の電気系統を示す回路図。 同実施形態の動作を示すタイムチャート。
符号の説明
L…冷媒回路、AC…交流商用電源、P,N…接続点(出力部)、PM…マルチ出力電源、SW…切替手段、10…室外機、11…ガスエンジン(駆動源)、12…コンプレッサ、15…室外機熱交換器、30…室内機、31…室内機熱交換器、42…主制御基板、43…通信基板、44,45…ファン(電動補機)、46…冷却液ポンプ(電動補機)、52…DCBL基板、47…イグナイタ電源(エンジン点火装置)、48…ガス電磁弁(燃料供給電磁弁)、55…三相ダイオードブリッジ(電源回路)、57…インバータ、58…電解コンデンサ(電源回路)、59…制御回路、61…発電コンバータ(コンバータ)、71…メインマイコン(主制御回路)、72…通信マイコン(通信回路)。

Claims (3)

  1. 電動補機、燃料により駆動されるエンジン、該エンジンにより駆動されて冷媒を吸入するとともに該吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ及び冷房運転時は冷媒の凝縮器として機能し暖房運転時は冷媒の蒸発器として機能する室外機熱交換器を有する室外機であって、室内機に設けられ冷房運転時は冷媒の蒸発器として機能し暖房運転時は冷媒の凝縮器として機能する室内機熱交換器及び前記室外機熱交換器に冷媒回路を通じて冷媒が循環されるヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、
    前記電動補機を駆動するインバータと、
    前記エンジン及び冷媒を制御する主制御回路と、
    当該室外機と前記室内機又は他の室外機との間の通信を行う通信回路と、
    商用電源から直流電源を生成する電源回路と、
    前記電源回路に電気的に接続され、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路に個別に電源供給するマルチ出力電源と、
    前記電源回路に電気的に接続され、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路への電源供給の開始又は停止を個別に切り替える切替手段と
    前記主制御回路により駆動制御される燃料供給電磁弁と、
    前記主制御回路により駆動制御されるエンジン点火装置とを備え
    前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記燃料供給電磁弁及び前記エンジン点火装置にも個別に電源供給しており、
    前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記燃料供給電磁弁及び前記エンジン点火装置への電源供給の開始又は停止も個別に切り替えており、
    前記切替手段が前記マルチ出力電源による前記燃料供給電磁弁、前記エンジン点火装置、前記インバータ、前記主制御回路及び前記通信回路への電源供給を停止に切り替えるときの前記監視する直流電源の電圧レベルをそれぞれVg、Vig、Vi、Vm及びVsで表すと、
    Vg≧Vig≧Vi≧Vs≧Vm(ただし、全て等値を除く)
    の関係を満たすように設定されていることを特徴とするヒートポンプ式空気調和装置の室外機。
  2. 請求項1に記載のヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、
    前記電源回路は、商用電源としての単相又は三相の交流商用電源をAC/DC変換して直流電源を生成することを特徴とするヒートポンプ式空気調和装置の室外機。
  3. 請求項1又は2に記載のヒートポンプ式空気調和装置の室外機において、
    前記エンジンにより駆動される発電機と、
    前記発電機を回生制御して直流電力を得るとともに、前記電源回路が前記生成した直流電源を前記マルチ出力電源に出力する出力部に回生出力するコンバータとを備え、
    前記マルチ出力電源は、前記電源回路の生成した直流電源をDC/DC変換して前記コンバータにも個別に電源供給しており、
    前記切替手段は、前記電源回路の生成した直流電源を監視して、前記マルチ出力電源による前記コンバータへの電源供給の開始又は停止も個別に切り替えており、
    前記切替手段が前記マルチ出力電源による前記コンバータへの電源供給を停止に切り替えるときの前記監視する直流電源の電圧レベルをVcで表すと、
    Vc≧Vg
    の関係を満たすように設定されていることを特徴とするヒートポンプ式空気調和装置の室外機。
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