JP2007259547A - 電力変換器の制御方法及び制御装置並びに電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの寿命を延ばすことが目的とされる。
【解決手段】判定部22は、倍電圧整流回路を選択してモータ13を起動した場合に当該モータ13の起動直後に期待される効率ηを、モータ13を起動させる前に求める。そして、判定部22は、当該効率ηが所定値η0以下であるかどうかを判定する。ステップ103で効率ηが所定値η0以下であると判定部22が判定した場合にのみ、スイッチ切換部21はスイッチSをオンに制御する。インバータ制御部23は、スイッチ切換部21によるスイッチSの制御に並行して、またはその後に、インバータ12にその出力をモータ13に供給させる。これにより、モータ13が起動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換器の制御に関し、特に二種の整流回路を切り換えるスイッチの切換えに関する。
電力変換器は、入力された電圧を整流するコンバータと、整流された電圧を所望の電圧に変換するインバータとを備える。そして、当該所望の電圧をモータに供給することで、モータを駆動することができる。
コンバータは、倍電圧整流回路と、全波整流回路とを有し、これらのいずれか一方がスイッチによって切換え可能に選択される。つまり、選択された一方がインバータに接続される。
かかる制御は、例えば後掲の特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1では、当該制御により、低速時のモータ位置検出精度を向上し、またトルクの脈動成分を低減し、低騒音・低振動化を図っている。また、特許文献2では、当該制御により、低速時のモータ効率の向上を図っている。
特開平11−32498号公報 特開昭61−112575号公報
しかし、従来の電力変換器の制御では、モータの起動直後に期待される効率に依らずに、全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれか一方でのみ当該モータを起動していた。
例えば特許文献1,2では、起動時負荷が大きいため高速運転が必要であり、モータの起動直後に期待される効率が倍電圧整流回路の方が大きい場合であっても、全波整流回路でモータが起動される。このため、モータの起動直後に、全波整流回路から倍電圧整流回路への切換えが行われていた。よって、モータ起動後のスイッチの切換え回数が増大し、スイッチの寿命が短くなっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、スイッチの寿命を延ばすことが目的とされる。
この発明の請求項1にかかる電力変換器の制御方法は、交流電圧が供給される一対の入力端子(11a,11b)と、前記交流電圧を全波整流する全波整流回路(11)と、前記交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路(11)と、前記全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれか一方からの出力を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を前記モータ(13)に供給するインバータ(12)と、前記入力端子と前記インバータとの間で前記全波整流回路及び前記倍電圧整流回路のいずれを接続するかを選択可能なスイッチ(S)とを備える電力変換器を制御する方法であって、前記モータを起動させる前に、前記倍電圧整流回路を選択して前記モータを起動した場合に当該モータの起動直後に期待される効率(η)を求め、前記効率が第1の所定値(η0)以下である場合にのみ、前記スイッチに前記全波整流回路を選択させて前記モータを起動する。
この発明の請求項2にかかる電力変換器の制御方法は、請求項1記載の電力変換器の制御方法であって、前記モータ(13)は空調機に搭載され、前記空調機で調節される室温(T)を測定し、前記空調機での設定温度(T0)と前記室温との差の絶対値が第2の所定値以下である場合には、前記効率(η)が前記第1の所定値(η0)以下であると判断して、前記スイッチ(S)に前記全波整流回路を選択させて前記モータを起動し、前記絶対値が前記第2の所定値より大きい場合には、前記効率が前記第1の所定値より大きいと判断して、前記スイッチに前記倍電圧整流回路を選択させて前記モータを起動する。
この発明の請求項3にかかる電力変換器の制御方法は、交流電圧が供給される一対の入力端子(11a,11b)と、前記交流電圧を全波整流する全波整流回路(11)と、前記交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路(11)と、前記全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれか一方からの出力を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するモータ(13)に供給するインバータ(12)と、前記入力端子と前記インバータとの間で前記全波整流回路及び前記倍電圧整流回路のいずれを接続するかを選択可能なスイッチ(S)とを備え、前記冷媒を利用して空気調和を行う空調機に搭載される電力変換器(1)を制御する方法であって、前記空調機は、前記空調機で調節される室温(T)が設定温度(T0)に達した場合に、前記空調機の電源をオンにしたまま前記モータを停止する機能を有し、前記空調機の電源が継続してオンしている場合であって、前記機能によってモータが停止した場合のみ、その後の前記モータの起動を前記スイッチに前記全波整流回路を選択させた状態で行う。
この発明の請求項4にかかる電力変換器の制御装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電力変換器の制御方法を実行する。
この発明の請求項5にかかる電力変換装置は、請求項4記載の電力変換器の制御装置(2)と、請求項1または請求項3に記載の前記電力変換器(1)とを備える。
この発明の請求項6にかかる電力変換装置は、請求項5記載の電力変換装置であって、前記スイッチ(S)はラッチリレーである。
この発明の請求項1にかかる電力変換器の制御方法によれば、モータの起動前に求めた効率が第1の所定値以下である場合には、全波整流回路でモータを起動するので、モータの起動直後の効率は高い。よって、かかる場合に倍電圧整流回路で当該モータを起動した場合に比べて、起動後のスイッチの切換え回数が低減され、以ってスイッチの寿命が延びる。
また、モータの起動前に求めた効率が第1の所定値より大きい場合には、倍電圧整流回路でモータを起動するので、モータの起動直後の効率は高い。よって、かかる場合に全波整流回路で当該モータを起動した場合に比べて、起動後のスイッチの切換え回数が低減され、以ってスイッチの寿命が延びる。
この発明の請求項2にかかる電力変換器の制御方法によれば、スイッチの切換えを室温に基づいて行うので、制御が簡略化される。
この発明の請求項3にかかる電力変換器の制御方法によれば、当該機能の解除によるモータの起動を倍電圧整流回路で行う場合に比べて、起動後のスイッチの切換え回数が低減され、以ってスイッチの寿命が延びる。当該機能によってモータが停止した場合には、空調機で調節される室温が設定温度に達しており、空調機の電源を継続してオンしている場合においてその後当該機能が解除された時点においては、室温は設定温度近傍にあり、モータの再起動を倍電圧整流回路で行うと効率が低くなる。つまり、全波整流回路を選択してモータを起動することで、モータの起動直後の効率は高く、以ってモータの起動直後のスイッチの切換えが不要となる。
この発明の請求項4にかかる電力変換器の制御装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の制御を実行することができる。
この発明の請求項5にかかる電力変換装置によれば、スイッチの寿命が延びる。
この発明の請求項6にかかる電力変換装置によれば、スイッチで消費される電力が小さい。
図1は、本発明にかかる電力変換装置を概念的に示す。電力変換装置は、電力変換器1及び制御部2を備える。なお、図1では、電力変換器1に交流電圧Vcを供給する電源及び電力変換器1の出力が供給されるモータ13も示されている。
電力変換器1は、入力端子11a,11b、コンバータ11、インバータ12及びスイッチSを備える。
入力端子11a,11bは、その間に交流電圧Vcが印加され、交流電圧Vcをコンバータ11に供給する。
コンバータ11は、全波整流回路と倍電圧整流回路とを有し、入力端子11a,11bとインバータ12との間に接続される。全波整流回路は交流電圧Vcを全波整流し、倍電圧整流回路は交流電圧Vcを倍電圧整流する。
スイッチSは、全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれを入力端子11a,11bとインバータ12との間に接続するかを選択することができる。スイッチSには、例えばラッチリレーを採用することが望ましい。なぜなら、スイッチSで消費される電力が小さくなるからである。また、比較的寿命の短いラッチリレーであっても良い。
コンバータ11及びスイッチSの具体的な構成について以下に説明する。
コンバータ11は、ブリッジダイオード111とコンデンサC1,C2とを有する。
ブリッジダイオード111はダイオードD1〜D4を有する。ダイオードD1のカソード及びダイオードD2のアノードは各々、入力端子11aに接続される。ダイオードD3については、カソードが入力端子11bに、アノードがダイオードD1のアノードに、それぞれ接続される。ダイオードD4については、アノードが入力端子11bに、カソードがダイオードD2のカソードに、それぞれ接続される。
コンデンサC1,C2は、ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとの間で直列に接続される。
スイッチSは、コンデンサC1,C2が相互に接続される位置r1と、入力端子11bとの間に接続される。
そして、スイッチSをオンに制御することで、位置r1と入力端子11bとの間が短絡するので、コンバータ11は全波整流回路として機能する。他方、スイッチSをオフに制御することで、位置r1と入力端子11bとの間が開放されるので、コンバータ11は倍電圧整流回路として機能する。つまり、スイッチSの切換えによって倍電圧整流回路への接続と全波整流回路への接続とを相互に切り換えることができる。なお、スイッチSの制御は、後述するように制御部2によって行われる。
インバータ12には、コンバータ11の出力が供給される。インバータ12は、当該出力を所望の交流電圧に変換し、当該交流電圧をモータ13に供給する。図1では、インバータ12がコンバータ11の出力を3相交流電圧に変換し、これをモータ13に供給する場合が示されている。
制御部2は、スイッチ切換部21、判定部22及びインバータ制御部23を有する。以下では、制御部2による電力変換器の制御について説明する。
第1の実施の形態.
図2は、本実施の形態にかかる制御をフローチャートで示す。かかる制御は、ステップ101〜106を備える。
モータ13の起動が、例えば制御部2から指令される(ステップ101)。例えば、外部から制御部2に当該指令を入力しても良い。
上記指令があった場合には、判定部22は、倍電圧整流回路を選択してモータ13を起動した場合に当該モータ13の起動直後に期待される効率ηを、モータ13を起動させる前に求める(ステップ102)。そして、判定部22は、当該効率ηが所定値η0以下であるかどうかを判定する(ステップ103)。
ステップ103で効率ηが所定値η0以下であると判定部22が判定した場合には、スイッチ切換部21はスイッチSをオンに制御する(ステップ104)。つまり、スイッチ切換部21は、スイッチSに全波整流回路を選択させる。
他方、ステップ103で効率ηが所定値η1より大きいと判定部22が判定した場合には、スイッチ切換部21はスイッチSをオフに制御する(ステップ105)。つまり、スイッチ切換部21は、スイッチSに倍電圧整流回路を選択させる。
ステップ103〜105の内容は、効率ηが所定値η0以下であると判定部22が判定した場合にのみ、スイッチ切換部21はスイッチSをオンに制御すると把握することができる。
インバータ制御部23は、スイッチ切換部21によるスイッチSの制御に並行して、またはその後に、インバータ12にその出力をモータ13に供給させる。これにより、モータ13が起動される(ステップ106)。
図1では、判定部22の判定結果がインバータ制御部23に与えられ、当該判定結果に基づいてインバータ制御部23が全波整流/倍電圧整流の相違を反映してインバータ12を制御する場合が示される。
あるいは、スイッチ切換部21の制御結果がインバータ制御部23に与えられ、当該制御結果に基づいてインバータ制御部23が全波整流/倍電圧整流の相違を反映してインバータ12を制御しても良い。また、判定部22で求められた効率ηがスイッチ切換部21に与えられ、スイッチ切換部21で効率ηが所定値η0以下であるかどうかが判定されても良い。
上述した制御によれば、モータ13の起動前に求めた効率ηが所定値η0以下である場合には、全波整流回路でモータ13を起動するので、モータ13の起動直後の効率は高い。倍電圧整流回路でモータ13を起動した場合に効率を高めるためには、その後に全波整流回路を採用すべくスイッチSを切り換えることになる。よって、本実施の形態にように、起動を全波整流回路で行う場合の方が、起動後のスイッチSの切換え回数が低減され、以ってスイッチSの寿命が延びる。
また、モータ13の起動前に求めた効率ηが所定値η0より大きい場合には、倍電圧整流回路でモータ13を起動するので、モータ13の起動直後の効率ηは高い。全波整流回路でモータ13を起動した場合に効率を高めるためには、その後に倍電圧整流回路を採用すべくスイッチSを切り換えることになる。また、負荷が大きく高速運転が必要であり、倍電圧整流回路に切り換えることが必要な場合も同様である。よって、本実施の形態のように、起動を倍電圧整流回路で行う場合の方が、起動後のスイッチSの切換え回数が低減され、以ってスイッチSの寿命が延びる。
第2の実施の形態.
電力変換装置が空調機に搭載され、当該空調機で室温Tが調節される場合には、以下のような制御を行っても良い。
図3は、本実施の形態にかかる制御をフローチャートで示す。かかる制御は、ステップ201〜206を備える。
モータ13の起動が指令された場合(ステップ201)には、判定部22は、モータ13を起動させる前に、室温Tを測定し(ステップ202)、当該室温Tと所定値T0との差の絶対値|T−T0|が所定値ΔT以下であるかどうかを判定する(ステップ203)。
ステップ203で絶対値|T−T0|が所定値ΔT以下であると判定部22が判定した場合には、スイッチ切換部21はスイッチSをオンに制御する(ステップ204)。つまり、スイッチ切換部21は、スイッチSに全波整流回路を選択させる。
他方、ステップ203で絶対値|T−T0|が所定値ΔTより大きいと判定部22が判定した場合には、スイッチ切換部21はスイッチSをオフに制御する(ステップ205)。つまり、スイッチ切換部21は、スイッチSに倍電圧整流回路を選択させる。
倍電圧整流回路を選択してモータを起動した場合の効率の室温Tに対する変化と、全波整流回路を選択してモータ13を起動した場合の効率の室温Tに対する変化との、クロスポイントでの室温Tと、設定温度T0との差を所定値ΔTに採用し、当該クロスポイントでの効率を所定値η0とすることが望ましい。なぜなら、絶対値|T−T0|が所定値ΔT以下である場合には、効率ηが所定値η0以下であると判断でき、以ってその後の制御に第1の実施の形態で説明した制御(図2で示されるステップ103〜106)を採用できるからである。
インバータ制御部23は、スイッチ切換部21によるスイッチSの制御に並行して、またはその後に、インバータ12にその出力をモータ13に供給させる。これにより、モータ13が起動される(ステップ206)。
本実施の形態で説明した制御によっても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果が得られる。しかも、スイッチSの切換えを室温T、設定温度T0及び所定値ΔTに基づいて行うので、切換えのための制御が簡略化される。
第3の実施の形態.
本実施の形態では、電力変換装置は空調機に搭載され、当該空調機は冷媒を利用して室温Tが調節される。そして空調機は、室温Tが設定温度T0に達した場合に、空調機の電源をオンにしたまま上記冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するモータ13を停止する機能(以下、「サーモオフ機能」と称す。)を有する。以下、本実施の形態にかかる制御を冷媒運転を例にとって説明する。
図4及び図5には、(a)室温T、(b)モータ13の回転速度ω、(c)インバータ12に入力する直流電圧Vd及び(d)スイッチSの切換えがそれぞれ示されている。
図4及び図5のいずれにおいも、室温Tが設定温度T0より大きい時刻t0から(同図(a))、スイッチSで倍電圧整流回路が選択されて(同図(c))、室温Tが設定温度T0へと導かれている。その後、室温Tが設定温度T0に達した時刻t1(同図(a))で、モータ13が停止されている(同図(b))。
時刻t1でのモータ13の停止がサーモオフ機能によるものであって、空調機の電源がオンのまま継続している場合のみ、その後のサーモオフの解除によるモータ13の起動(時刻t3)が、スイッチSに全波整流回路を選択させた状態で行われる(同図(b))。なお、時刻t1でのモータ13の停止がサーモオフ機能によるものかどうかの判定は、例えば判定部22で行うことができる。
図4では、スイッチSで倍電圧整流回路が選択されたまま、時刻t1でサーモオフ機能によりモータ13が停止した場合が示されている。モータ13の停止後、スイッチSを切り換えることで全波整流回路を選択する。この後、室温Tが上昇して、時刻t3において室温がT0+δに至ると、モータ13を再び起動する。なお、図4では、スイッチSの切換えが、時刻t1後時刻t3前の時刻t2で行われている。スイッチSに負荷電流が流れていない状態で当該スイッチSを切り換えることで、スイッチSの劣化が防止される。例えば、時刻t1においてモータ13の停止に並行して、もしくは時刻t3でモータ13の起動に並行して、スイッチSの切換えを行っても良い。
図5では、時刻t1前の、室温Tが設定温度T0に近傍まで低下した時刻t4で(図5(a))、スイッチSを切り換えて全波整流回路を選択し、そのまま時刻t1でサーモオフ機能によりモータ13が停止した場合が示されている。モータ13の停止後、室温Tが上昇して、時刻t3において室温がT0+δに至ると、スイッチSでの全波整流回路の選択を維持したままモータ13を再び起動する。
上述した制御によれば、サーモオフ機能の解除によるモータ13の起動が、倍電圧整流回路で行われる場合に比べて、起動後のスイッチSの切換え回数が低減され、以ってスイッチSの寿命が延びる。サーモオフ機能によってモータ13が停止した場合には、室温Tが設定温度T0に達しており、空調機の電源を継続してオンしている場合においてその後サーモオフ機能が解除された時点においては、室温Tは設定温度T0近傍にあり、モータ13の再起動を倍電圧整流回路で行うと効率が低くなる。つまり、スイッチSで全波整流回路を選択してモータ13を起動することで、モータ13の起動直後の効率は高く、以ってモータ13の起動直後のスイッチSの切換えが不要となる。
本発明にかかる電力変換装置を概念的に示す図である。 第1の実施の形態で説明される制御のフローを示す図である。 第2の実施の形態で説明される制御のフローを示す図である。 第3の実施の形態で説明される制御をグラフで示す図である。 第3の実施の形態で説明される制御をグラフで示す図である。
符号の説明
1 電力変換器
2 制御装置
11 コンバータ
11a,11b 入力端子
12 インバータ
13 モータ
S スイッチ
η 効率
η0,T0 所定値
T 室温

Claims (6)

  1. 交流電圧が供給される一対の入力端子(11a,11b)と、
    前記交流電圧を全波整流する全波整流回路(11)と、
    前記交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路(11)と、
    前記全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれか一方からの出力を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を前記モータ(13)に供給するインバータ(12)と、
    前記入力端子と前記インバータとの間で前記全波整流回路及び前記倍電圧整流回路のいずれを接続するかを選択可能なスイッチ(S)と
    を備える電力変換器を制御する方法であって、
    前記モータを起動させる前に、前記倍電圧整流回路を選択して前記モータを起動した場合に当該モータの起動直後に期待される効率(η)を求め、
    前記効率が第1の所定値(η0)以下である場合にのみ、前記スイッチに前記全波整流回路を選択させて前記モータを起動する、電力変換器の制御方法。
  2. 前記モータ(13)は空調機に搭載され、
    前記空調機で調節される室温(T)を測定し、
    前記空調機での設定温度(T0)と前記室温との差の絶対値が第2の所定値以下である場合には、前記効率(η)が前記第1の所定値(η0)以下であると判断して、前記スイッチ(S)に前記全波整流回路を選択させて前記モータを起動し、
    前記絶対値が前記第2の所定値より大きい場合には、前記効率が前記第1の所定値より大きいと判断して、前記スイッチに前記倍電圧整流回路を選択させて前記モータを起動する、請求項1記載の電力変換器の制御方法。
  3. 交流電圧が供給される一対の入力端子(11a,11b)と、
    前記交流電圧を全波整流する全波整流回路(11)と、
    前記交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路(11)と、
    前記全波整流回路及び倍電圧整流回路のいずれか一方からの出力を所望の電圧に変換し、前記所望の電圧を、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するモータ(13)に供給するインバータ(12)と、
    前記入力端子と前記インバータとの間で前記全波整流回路及び前記倍電圧整流回路のいずれを接続するかを選択可能なスイッチ(S)と
    を備え、前記冷媒を利用して空気調和を行う空調機に搭載される電力変換器(1)を制御する方法であって、
    前記空調機は、前記空調機で調節される室温(T)が設定温度(T0)に達した場合に、前記空調機の電源をオンにしたまま前記モータを停止する機能を有し、
    前記空調機の電源が継続してオンしている場合であって、前記機能によってモータが停止した場合のみ、その後の前記モータの起動を前記スイッチに前記全波整流回路を選択させた状態で行う、電力変換器の制御方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電力変換器の制御方法を実行する、電力変換器の制御装置。
  5. 請求項4記載の電力変換器の制御装置(2)と、
    請求項1または請求項3に記載の前記電力変換器(1)と
    を備える、電力変換装置。
  6. 前記スイッチ(S)はラッチリレーである、請求項5記載の電力変換装置。
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