JP5391230B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類などの洗濯を行う洗濯機に関する。
従来、衣類などを洗濯する洗濯機(洗濯乾燥機なども含む)が広く利用されている。洗濯機は一般的に、開口部を有した外筺部(外箱などから成る)と、外筺部の内側に設置される水槽部などから構成される。また脱水動作を可能としたものでは、水槽部の内側に脱水槽が回転可能に収容されている。
このような構成の洗濯機は、開口部を介して、脱水槽の中に洗濯物が入れられる。この状態で当該洗濯機は、脱水槽内に供給された水を撹拌することにより、洗濯動作を行う。更に当該洗濯機は、脱水槽を高速回転させることにより、洗濯物を脱水する脱水動作を行う。
ところで洗濯や脱水動作の実行時などにおいては、水槽部に比較的大きな揺れが発生する。そのため水槽部は、外筺部に完全に固定されるのではなく、ある程度の揺動が許容されるように支持される。但し、外筺部と水槽部の間に隙間があると、そこから水槽部の外側へ水や蒸気が漏れてしまい、結露などを引き起こすおそれがある。
そこで、外筺部と水槽部を密閉(密封)するように連結する連結部品(連結パッキン)が利用される。連結部品は、弾性材料により形成された略筒形状の部品であり、一端側が外筺部に固定され、他端側が水槽部に固定されることにより、外筺部と水槽部を連結する。
なお従来の連結部品は、密閉性を確保するため、予め、外筐部や水槽部に接触する部分にシール部材が貼り付けられる。これにより、連結部品が外筐部や水槽部に固定されたときに高い密着性が得られ、外筺と水槽を密閉するように連結することが可能となっている。
特開2008−161396号公報 特開2008−062020号公報 特開2008−000476号公報
上述した連結部品を利用すれば、外筺部と水槽部を密閉するように連結し、隙間からの水や蒸気漏れ等を防ぐことが可能となる。しかしながら上述した連結部品を利用する場合、シール部材を貼り付けるための工程が必要となる。生産性の観点から、このような工程は省略可能であることが望ましい。
またシール部材を貼り付ける工程において、連結部品ごとに貼り付ける位置等の誤差が生じると、密閉性などの性能がばらつくおそれがある。特に、シール部材を貼り付ける工程が手作業である場合、この問題は顕著となる。品質の観点から、シール部材を貼り付ける工程は省略可能であることが望ましい。また上述した連結部品を利用する場合は、連結部品ごとにシール部材が必要となるため、製造コストを抑えることが難しいといえる。
本発明は上述した問題に鑑み、連結部品を用いて外筐部と水槽部が連結されるようにしたものであって、生産性などを改善することが容易となる洗濯機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る洗濯機は、開口部を有する外筺部と、外筺部の内側に設けられた水槽部と、弾性材料により形成された略筒形状の部品であり、一端側が外筺部に固定され、他端側が水槽部に固定されることにより、前記開口部と水槽部の内側が該略筒形状の内側において導通するように、外筐部と水槽部を連結する連結部品と、を備え、前記連結部品を用いて外筐部と水槽部が連結されており、前記開口部を介して水槽部の内側に入れられた洗濯物を洗濯する洗濯機であって、前記連結部品は、外筐部および水槽部の一方である連結対象に、略全周に亘って押さえ付けられるようにして、該連結対象に固定されるものであり、前記押さえ付けがなされる部分において、該押さえ付けの方向に突出するように形成された突起部を有し、前記突起部は、前記押さえ付けの力によって、前記連結対象に接触しつつ、弾性変形した状態に維持される構成とする。
本構成によれば、突起部が設けられていることにより、シール部材の貼り付け等を要することなく、連結部品と外筐部或いは水槽部との間の密閉性を確保することが容易となる。そのため、生産性などを改善することが容易となる。
また上記構成としてより具体的には、前記連結部品を前記連結対象に、略全周に亘って押さえ付けるようにして固定する固定部材を備え、該固定部材によって、前記連結部品が前記連結対象に固定されている構成としてもよい。
また上記構成において、前記固定部材として、前記連結部品を外筐部に固定する第1固定部材と、前記連結部品を水槽部に固定する第2固定部材と、を備えており、前記連結部品は、前記突起部として、第1固定部材による押さえ付けがなされる部分に形成され、第1固定部材による押さえ付けによって、弾性変形した状態に維持される第1突起部と、第2固定部材による押さえ付けがなされる部分に形成され、第2固定部材による押さえ付けによって、弾性変形した状態に維持される第2突起部と、を有している構成としてもよい。
本構成によれば、シール部材の貼り付け等を要することなく、連結部品と外筐部および水槽部との間において、高い密閉性を確保することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記連結部品は、第1固定部材および第2固定部材が取り付けられた後、第1固定部材が外筐部に取り付けられることで外筐部へ固定され、第2固定部材が水槽部に取り付けられることで水槽部へ固定されている構成としてもよい。
また、水槽部の内側に回転可能に収容された脱水槽が備えられ、該脱水槽内に洗濯物が入れられる上記構成の洗濯機において、より具体的には、前記洗濯の動作に加え、前記脱水槽を回転させることによる脱水動作を行う構成としてもよい。
上述した通り本発明に係る洗濯機によれば、突起部が設けられていることにより、シール部材の貼り付け等を要することなく、連結部品と外筐部或いは水槽部との間の密閉性を確保することが容易となる。そのため、生産性などを改善することが容易となる。
本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の概略化した断面図である。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る連結部品の上方視点による外観図である。 本発明の実施形態に係る連結部品の斜め下方視点による外観図である。 本発明の実施形態に係る連結部品の断面図である。 本発明の実施形態に係る連結部品の別の断面図である。 各固定部材が取り付けられた連結部品の断面図である。 上面板および水槽カバーに固定された連結部品の断面図である。 上面板および水槽カバーに固定された連結部品の別の断面図である。 連結部品の状態に関する説明図である。 本発明の実施形態の変形例に係る連結部品の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を前方斜め上視点で示す斜視図であり、図2Aは、図1の洗濯乾燥機を側方視点で示す側面断面図である。また図2Bは、洗濯乾燥機1の主な構造を理解容易とするため、上面板11より下側の部分について、側方視点による洗濯乾燥機1の概略化した断面図を示したものである。なお、図2Aおよび図2Bに示した洗濯乾燥機は、左側が前面、右側が背面である。
[洗濯乾燥機の全体的な構成等について]
洗濯乾燥機1は全自動型であり、直方体形状の外箱10を備えている。外箱10は、略直方体に成形され、その上側は開放されている。外箱10の上側の開放部は上面板11で覆われている。上面板11の前部には、洗濯乾燥機の操作を受付ける操作部(操作ボタン等)や、洗濯乾燥機1の動作状態等を表示する表示部が設けられる。上面板11の背面側にはバックパネル14が装着される。
上面板11の中央部には、洗濯乾燥機1内に洗濯物を投入するための出入口(開口部)11aが開設されている。出入口11aは、バックパネル14の前端部に設けたヒンジ部15aで枢支される蓋部15によって開閉される。蓋部15の周縁にはパッキン(不図示)が設けられ、出入口11aと蓋部15との間が密封されている。蓋部15を上下に回動させて出入口11aを開閉することにより、後述する脱水槽30に洗濯物を投入したり、脱水槽30から洗濯物を取り出したりすることができる。
図3は蓋部15を開いた状態を示す斜視図である。図1〜図3において、外箱10の内部には、洗濯槽を兼ねる脱水槽30と、脱水槽30を収容する水槽20が収容される。脱水槽30は、洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水(以下これらを総称して「洗濯水」という)を溜める。水槽20及び脱水槽30は、ともに上方に向けて開口した有底筒状のカップの形状を呈しており、各々軸線を垂直にして水槽20を外側、脱水槽30を内側とする形で同心的に配置される。
また蓋部15における出入口11aに対向する面には、ハンガーを掛けるためのフック15bが設けられている。衣類を取り付けたハンガーがフック15bに掛けられ、蓋部15が閉じられると、脱水槽30内において衣類が吊り下げられた状態となる。この状態にて後述する乾燥動作が行われることにより、衣類の吊り干乾燥が実現される。
水槽20は、サスペンション部材21によって吊り下げられる。サスペンション部材21は、水槽20の外面下部と外箱10の内面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配備され、水槽20を水平面内で揺動できるように支持している。また水槽20には、水槽20の上端や外側などを覆うように、水槽カバー20aが固定されている。
脱水槽30は上方にテーパ状に広がる周壁を有し、この周壁にはその最上部に環状に配置した複数個の脱水孔31を除いて、液体を通すための開口部はない。即ち、脱水槽30はいわゆる「孔なし」タイプに形成される。脱水槽30の上部開口部の縁には、洗濯物の脱水のため脱水槽30を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする、環状のバランサ32が装着される。脱水槽30の内部底面には、槽内で洗濯水の流動を生じさせるためのパルセータ33が配置される。
水槽20の下面には、駆動ユニット40が取り付けられる。駆動ユニット40はモータ41及びクラッチ・ブレーキ機構43を有している。クラッチ・ブレーキ機構43は、モータ41にベルト42で連結され、脱水軸44及びパルセータ軸45が上方に突出する。クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力で動作し、脱水軸44及びパルセータ軸45の一方を、択一的にモータ41に連結する。また、クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力によって脱水軸44の回転にブレーキを掛けるとともに、ブレーキを解除する。
脱水軸44とパルセータ軸45は二重軸構造となっており、脱水軸44が外側に配されてパルセータ軸45が内側に配される。脱水軸44は、水槽20を貫通して脱水槽30に連結され、脱水槽30を軸支する。パルセータ軸45は、水槽20及び脱水槽30を貫通してパルセータ33に連結され、パルセータ33を軸支する。脱水軸44と水槽20との間、及び脱水軸44とパルセータ軸45との間には、各々水もれを防ぐためのシール部材が配置される。
上面板11は、出入口11aの周囲から下方に延びており、環状に形成される略鉛直の鉛直部と、鉛直部の下端から略水平に外側へ延びる水平部とを有している。上面板11の下側には、側面が蛇腹状である略筒形状の連結部品17が固定されている。連結部品17によって、脱水槽30の回転等による水槽20の振動が吸収されるように、上面板11と水槽カバー20aとが連結されている。なお連結部品17の構成や固定形態等については、改めて詳細に説明する。
また、上面板11及び連結部品17により、出入口11aの周囲と水槽20の上面との間を遮蔽する遮蔽部が構成される。遮蔽部によって水槽20と出入口11aとの間に密封空間が形成される。これにより、水槽20の上面を開閉する内蓋を必要とせず、蓋部15を閉じて洗濯及び乾燥を行うことができる。
外箱10の後部の上面板11上には、乾燥ユニットが設置されている。乾燥ユニットは、送風機やヒータなどを備えており、乾燥工程の実行時に、脱水槽30の内周壁に沿って温風を吹き出す機能を有している。
また、上面板11の水平面には、給水口が設けられている。給水口は給水弁を介して市水に接続される。このように給水口及び給水弁は、脱水槽30に給水する給水部を構成する。なお給水口は、埃などの異物が内部に入らないように配慮されている。
水槽20の底部には、水槽20及び脱水槽30内の水を外箱10の外部に排水する、排水ホース60が取付けられている。脱水槽30には、排水孔62が同一円周上に4箇所設けられ、各排水孔62と排水ホース60との間は、排水ダクト61により連結される。排水ダクト61内には、排水弁63が設けられる。排水弁63を開くと、排水ダクト61及び排水ホース60を介して、脱水槽30内の水が排水される。また、脱水時に脱水槽30の上部から流出した水は、水槽20の周壁と脱水槽30の周壁との間を通って、排水ホース60から排水される。
また洗濯乾燥機1には、蓋部15の開閉状態を検知する蓋開閉センサ、脱水槽30の水位を検知する水位センサ、脱水槽30の内部の温度を検知する温度センサ、および脱水槽30の内部の湿度を検知する湿度センサといった、各種のセンサが備えられている。また更に洗濯乾燥機1には、ユーザの操作や各種センサの検知情報などに応じ、洗濯乾燥機1が適切に動作するように各部を制御する、制御装置が備えられている。制御装置は、外箱10の背面上部に配されている。
上記構成の洗濯乾燥機1においては、出入口11aから脱水槽30に洗濯物が入れられ、蓋部15が閉じられる。ユーザによって洗濯条件が選択され、洗濯の開始が指示されると、蓋開閉センサにより蓋部15が閉じたことを検知して、洗濯工程の動作が実行される。
洗濯工程では、排水弁63を閉じて給水弁が開かれ、給水口から脱水槽30に給水する。脱水槽30に所定量の水が溜まると、水位センサの検知によって給水弁が閉じられる。次に、クラッチ・ブレーキ機構43により、パルセータ軸45をモータ41に連結してモータ41を駆動する。これにより、パルセータ33が回転し、脱水槽30の中の水を攪拌して洗濯動作が行われる。
洗濯工程を開始して所定時間が経過すると、排水弁63を開いて脱水槽30内の水が排水され、クラッチ・ブレーキ機構43により、脱水軸44がモータ41に連結される。これにより、モータ41の駆動によって脱水槽30が高速回転して脱水動作が行われる。脱水槽30の高速回転によって洗濯物から飛散した水は、排水ダクト61及び脱水孔31から流出する。
脱水動作を開始して所定時間が経過すると、モータ41が停止され、排水弁63を閉じて給水弁が開かれる。脱水槽30に所定量の水が溜まると、水位センサの検知によって給水弁が閉じられる。次に、クラッチ・ブレーキ機構43により、パルセータ軸45をモータ41に連結してモータ41を駆動する。これにより、パルセータ33が回転し、脱水槽30の中の水を攪拌してすすぎ動作が行われる。
すすぎ動作を開始して所定時間が経過すると、上記の脱水動作が再度行われる。そして、脱水動作が所定時間行われると、洗濯工程が終了する。また洗濯乾燥機1は、洗濯工程の終了後、或いは、ユーザによる乾燥動作の実行指示がなされたときには、乾燥動作を行う。乾燥動作では、乾燥ユニットに備えられた送風機及びヒータを駆動させ、温められた空気を水槽20内に循環させること等により、衣類の乾燥が行われる。
[連結部品について]
次に、連結部品17の構成について説明する。連結部品17は先述したように、全体的に見て、概ね、側面蛇腹状の略筒形状となっている。図4は、連結部品17の上視点による外観図であり、図5は、連結部品17の斜め下視点による外観図である。
また図6および図7は、連結部品17の軸を含む面で切った断面図(ほぼ左右対称のため、左側の表示を省略する)である。また図7における右側の枠内は、一部についての拡大図を示している。なお本願での連結部品に関する「軸」は、特に断りのない限り、連結部品17を筒形状と見た場合の中心軸を指す。
連結部品17は、図6や図7に示す上端側および下端側の部分が、それぞれ、上面板11の下側および水槽カバー20aに固定されることにより、出入口11aと水槽20の内側が略筒形状の内側において導通するように、これらを略密閉状態に連結する部品である。連結部品17は、例えば金型を用いたゴム材料(弾性材料)の成型により、突起部(17a、17b)を含めて、全体が一体的に形成されている。なお連結部品17の肉厚は、全周に亘って同じである必要は無く、例えば、成型の誤差等により生じる隙間の大きさの差に応じて、肉厚を変化させるようにしても構わない。
また連結部品17の上端側には、中心軸に向かって突出するように形成された第1突起部17aが設けられている。第1突起部17aは、図7に示すように、連結部品17の外面S1から突出した形状となっている。また連結部品17の下端側には、下側に向かって突出するように形成された第2突起部17bが設けられている。第2突起部17bは、図7に示すように、連結部品17の外面S2から突出した形状となっている。なおこれらの突起部(リップ)は、何れも、全周に亘り連なって突出するように形成されている。なお本願での連結部品に関する「全周」は、特に断りのない限り、連結部品17を筒形状と見た場合の、軸を中心とした全周を指す。
次に、連結部品17を上面板11および水槽カバー20aに固定する工程について、順を追って説明する。先ず連結部品17には、図8(軸を含む面で切った断面図)に示すように、第1固定部材91および第2固定部材92が取り付けられる。
なお第1固定部材91は、連結部品17の上端側を上面板11に固定するための部材であり、第2固定部材92は、連結部品17の下端側を水槽カバー20aに固定するための部材である。これらの固定部材(91、92)は、例えば連結部品17に設けられている窪みに一部が嵌め込まれるようにして、連結部品17に取り付けられる。
その後、固定部材(91、92)の取り付けられた連結部品17は、第1固定部材91が上面板11に取り付けられることで上面板11へ固定され、第2固定部材92が水槽カバー20aに取り付けられることで水槽カバー20aへ固定される。なお、各固定部材を上面板11や水槽カバー20aに取り付ける形態としては、例えばねじ止めを利用する形態など、各種の形態が採用され得る。第1固定部材91が上面板11へ、第2固定部材92が水槽カバー20aへ、それぞれ取り付けられることにより、連結部品17を上面板11および水槽カバー20aに固定する工程は完了する。
なお第1固定部材91は、連結部品17の一部(第1突起部17aが設けられている部分)を上面板11に、全周に亘って押さえ付けるように、上面板11に取り付けられる。また第2固定部材92は、連結部品17の一部(第2突起部17bが設けられている部分)を水槽カバー20aに、全周に亘って押さえ付けるように、水槽カバー20aに取り付けられる。
連結部品17がこのようにして上面板11および水槽カバー20aに固定された状態を、図9および図10(何れも、軸を含む面で切った断面図)に示す。このように固定された状態では、第1突起部17aは、第1固定部材91に押さえ付けられることによって、上面板11に接触した状態に維持される。
より詳細には、第1突起部17aは、第1固定部材91による押さえ付けの方向へ突出するように形成されている。そして第1突起部17aは、第1固定部材91による押さえ付けの力(上面板11と第1固定部材91に挟まれる力)によって、上面板11に接触しつつ、弾性変形した状態(押し潰された状態)に維持される。
一方、第2突起部17bは、第2固定部材92に押さえ付けられることによって、水槽カバー20aに接触した状態に維持される。
より詳細には、第2突起部17bは、第2固定部材92による押さえ付けの方向へ突出するように形成されている。そして第2突起部17bは、第2固定部材92による押さえ付けの力(水槽カバー20aと第2固定部材92に挟まれる力)によって、水槽カバー20aに接触しつつ、弾性変形した状態(押し潰された状態)に維持される。
図11は、固定部材(91、92)に押さえ付けられている部分の近傍における連結部品17の状態を、模式的に示したものである。本図に示すように連結部品17には、反対側から固定部材(91、92)によって押さえ付けられる外面(図11に示す断面で見た場合に、略平坦となっており、かつ、上面板11或いは水槽カバー20a側の対向する外面と略平行になる外面)から突出するように、各突起部(17a、17b)が設けられている。そのため、連結部品17と上面板11(或いは水槽カバー20a)との接触面積は、突起部が無い場合に比べて小さくなっており、双方間の接触部分には比較的高い圧力が生じている。
これにより連結部品17は、上面板11へしっかりと圧着した状態に維持され、シール部材の貼り付け等を要することなく、隙間から水漏れ等が生じない程度に密閉状態となるように、上面板11への固定が可能となっている。また同じく連結部品17は、水槽カバー20aへしっかりと圧着した状態に維持され、シール部材の貼り付け等を要することなく、隙間から水漏れ等が生じない程度に密閉状態となるように、水槽カバー20aへの固定が可能となっている。
また連結部品17は、上述したように成型によって、各突起部(17a、17b)を含めた全体を一体的に形成することが可能である。そのため連結部品17を採用する本実施形態の洗濯乾燥機1は、シール部材の貼り付けが必要となる仕様(従来仕様とする)のものに比べて製造工程を削減し、生産性を向上させることが容易となっている。
また連結部品17によれば、シール部材を貼り付ける位置等の誤差が生じるといった事態は起こらない。そのため洗濯乾燥機1は、従来仕様を採用するものに比べて、連結部品17に関わる密封性などの性能が安定し、品質の観点からも有利である。また洗濯乾燥機1は、製造に際してシール部材は不要であるため、製品ごとにシール部材が必要となる従来仕様のものに比べ、製造コストを抑えることが容易となっている。上述したように本実施形態の洗濯乾燥機1は、従来仕様のものの比べ、生産性、品質、および製造コストの面において有利となっている。
[その他]
以上までに説明した通り、本実施形態に係る洗濯乾燥機1は、開口部を有する外筺部(外箱10や上面板11等により形成されている)と、前記外筺部の内側に設けられた水槽部(水槽20や水槽カバー20a等により形成されている)と、弾性材料により形成された略筒形状の部品であり、一端側が外筺部に固定され、他端側が水槽部に固定されることにより、開口部と水槽部の内側が略筒形状の内側において導通するように、外筐部と水槽部を連結する連結部品17と、を備えている。
更に洗濯乾燥機1は、連結部品17を外筐部に、全周に亘って押さえ付けるようにして固定する第1固定部材91と、連結部品17を水槽部に、全周に亘って押さえ付けるようにして固定する第2固定部材92と、を備えている。また洗濯乾燥機1は、連結部品17および各固定部材(91、92)を用いて外筐部と水槽部が連結されており、前記開口部を介して水槽部の内側に入れられた洗濯物を洗濯するものとなっている。
そして連結部品17は、第1固定部材91による押さえ付けがなされる部分に、この押さえ付けの方向に突出するように形成された、第1突起部17aを有している。第1突起部17aは、第1固定部材91による押さえ付けの力によって、外筐部に接触しつつ、弾性変形した状態に維持される。
また連結部品17は、第2固定部材92による押さえ付けがなされる部分に、この押さえ付けの方向に突出するように形成された、第2突起部17bを有している。第2突起部17bは、第2固定部材92による押さえ付けの力によって、水槽部に接触しつつ、弾性変形した状態に維持される。
なお本実施形態では、連結部品17における第1固定部材91による押さえ付けがなされる部分、および、第2固定部材92による押さえ付けがなされる部分の両方に、それぞれ突起部(17a、17b)が設けられているが、何れか一方の部分にだけ突起部が設けられるようにしても構わない。突起部が設けられた部分については、シール部材の貼り付け等を要することなく、高い密閉性を確保することが可能である。
また各突起部(17a、17b)の形状や大きさ等については、様々な形態とすることが可能である。一例を挙げれば、第2突起部17bを、図12(図7の変形例に相当)に示すような形状とすることが可能である。図12に示す第2突起部17bは、連結部品17の外面S3から突出した形状となっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。例えば本発明に係る洗濯機は、乾燥機能を有していなくても構わない。また本発明の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明は、各種形態の洗濯機に利用することができる。
1 洗濯乾燥機(洗濯機)
10 外箱(外筐の一部)
11 上面板(外筐の一部)
11a 出入口(開口部)
14 バックパネル
15 蓋部
15a ヒンジ部
15b フック
17 連結部品
17a 第1突起部
17b 第2突起部
20 水槽(水槽部の一部)
20a 水槽カバー(水槽部の一部)
30 脱水槽
32 バランサ
33 パルセータ
40 駆動ユニット
41 モータ
42 ベルト
43 クラッチ・ブレーキ機構
44 脱水軸
45 パルセータ軸
60 排水ホース
61 排水ダクト
62 排水孔
63 排水弁
91 第1固定部材
92 第2固定部材

Claims (4)

  1. 開口部を有する外筺部と、
    外筺部の内側に設けられた水槽部と、
    弾性材料により形成された略筒形状の部品であり、一端側が外筺部に固定され、他端側が水槽部に固定されることにより、前記開口部と水槽部の内側が該略筒形状の内側において導通するように、外筐部と水槽部を連結する連結部品と、
    を備え、
    前記連結部品を用いて外筐部と水槽部が連結されており、前記開口部を介して水槽部の内側に入れられた洗濯物を洗濯する洗濯機であって、
    前記連結部品は、
    外筐部および水槽部の一方である連結対象に、略全周に亘って押さえ付けられるようにして、該連結対象に固定されるものであり、
    前記押さえ付けがなされる部分において、該押さえ付けの方向に突出するように形成された突起部を有し、
    前記突起部は、
    前記押さえ付けの力によって、前記連結対象に接触しつつ、弾性変形した状態に維持されるものであり、
    前記連結部品を前記連結対象に、略全周に亘って押さえ付けるようにして固定する固定部材を備え、
    該固定部材によって、前記連結部品が前記連結対象に固定されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記固定部材として、前記連結部品を外筐部に固定する第1固定部材と、前記連結部品を水槽部に固定する第2固定部材と、を備えており、
    前記連結部品は、前記突起部として、
    第1固定部材による押さえ付けがなされる部分に形成され、第1固定部材による押さえ付けによって、弾性変形した状態に維持される第1突起部と、
    第2固定部材による押さえ付けがなされる部分に形成され、第2固定部材による押さえ付けによって、弾性変形した状態に維持される第2突起部と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記連結部品は、
    第1固定部材および第2固定部材が取り付けられた後、
    第1固定部材が外筐部に取り付けられることで外筐部へ固定され、第2固定部材が水槽部に取り付けられることで水槽部へ固定されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 水槽部の内側に回転可能に収容された脱水槽が備えられ、該脱水槽内に洗濯物が入れられる請求項1から請求項3の何れかに記載の洗濯機であって、
    前記洗濯の動作に加え、前記脱水槽を回転させることによる脱水動作を行うことを特徴とする洗濯機。
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