JP5391027B2 - 天板付き家具 - Google Patents

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Description

本発明は、前後方向にスタッキングが可能な机等の天板付き家具に関する。
従来、前後方向にスタッキングが可能な机(天板付き家具)として、左右の脚部(脚体)の上端に設けられた支持杆(枢軸)に、天板の後部が上下回動可能に枢着され、天板の下面に前後方向に取り付けられた案内部材のガイド溝を、脚部の天板枢着部よりも下方位置で回動可能に設けられたステーの先端部が移動されるようになっているものがあり、ステーがガイド溝の前方係合部に係合すると、天板が水平状態(使用位置)に保持されるとともに、天板の前部が跳ね上げられた立起状態(不使用位置)では、ステーがガイド溝を移動して後方係合部に係合し、天板が保持されるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3591452号公報(第3頁、第2図)
しかしながら、特許文献1に記載の水平スタッキングテーブル(天板付き家具)にあっては、天板を水平状態(使用位置)から立起状態(不使用位置)にする際に、ステーの先端部が前方係合部から後方係合部に摺動するとともに、天板を立起状態から水平状態にする際に、ステーの先端部が後方係合部から前方係合部に摺動するようになっているため、この机を長期間使用した場合に、ステーの摺動により前方及び後方係合部が磨耗してしまう虞があり、ステーの先端部が後方係合部に係合し難くなるばかりか、天板が立起状態でステーの先端部が後方係合部から不用意に外れてしまう虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、天板が使用位置と不使用位置との間で回動可能となっている天板付き家具において、天板を不使用位置に保持する機能の耐久性を向上できる天板付き家具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の天板付き家具は、
天板と、該天板を支持する脚体と、を備え、前記脚体の前後いずれか一方の端部に左右方向を向く枢軸が設けられ、該枢軸に前記天板の一端側を枢着し、該天板が略水平をなす使用位置と該天板が上方に回動された不使用位置との間で回動可能とした天板付き家具において、
前記枢軸よりも下方位置で前記脚体に枢着されて前後方向に延びる第1リンク部材の遊端部と、前記天板の他端側に枢着されて上下方向に延びる第2リンク部材の遊端部と、が互いに枢着されており、前記天板が不使用位置にあるときに、前記第1リンク部材と前記脚体との枢着点と、前記第2リンク部材と前記天板との枢着点と、を結ぶ仮想線よりも、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材との枢着点が上方位置になることを特徴としている。
この特徴によれば、天板と脚体と第1リンク部材と第2リンク部材とによって4つの枢着点を有する四節リンクが構成され、天板が不使用位置にあるときに、第1リンク部材と第2リンク部材との枢着点が仮想線よりも上方位置になると、4つの枢着点の相対的な位置関係が安定的に固定されるため、このような簡素な構成により、天板を不使用位置に保持する機能を容易に実現でき、かつ天板を使用位置と不使用位置との間で回動させる際に、可動される部位が枢着点における部材同士の回動のみとなり、天板を不使用位置に保持する機能の耐久性を向上できる。
本発明の天板付き家具は、
前記枢軸は、前記脚体の後部に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、天板を不使用位置にする際に、天板の前端部が押し上げられるよう回動されるため、天板付き家具の前方側にいる使用者は、天板付き家具の前方側で第1リンク部材及び第2リンク部材を目視しながら天板の回動操作を行うことができ、家具の前方側で天板の回動作業を行い易くなる。
本発明の天板付き家具は、
前記第2リンク部材は、前方側に膨出するように屈曲されており、前記天板が不使用位置にあるときに、前記第2リンク部材と前記天板との間に隙間部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が天板の端縁に手を掛けて天板を使用位置から不使用位置に回動させる際に、天板と第2リンク部材との間に手を挟むことを防止できる。
本発明の天板付き家具は、
前記第1リンク部材は、前記脚体に枢着された左右広幅の棚板となっており、左右一対をなす前記第2リンク部材を、前記棚板の左右にそれぞれ枢着したことを特徴としている。
この特徴によれば、棚板を第1リンク部材として兼用することにより、部材点数を低減させることができ、かつ左右一対の第2リンク部材の回動の同期が図られるようになり、第2リンク部材が枢着される第1リンク部材(棚板)及び天板の回動がスムーズに行われるようになる。
本発明の天板付き家具は、
前記天板を不使用位置に向かって付勢する付勢手段が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が使用位置から不使用位置に天板を回動させる際に、天板を持ち上げ易くなめ、使用者の負荷を少なくすることができる。
本発明の天板付き家具は、
前記第1リンク部材の遊端部には、該遊端部を下方に引くための把持部が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、天板が不使用位置にあるときに、使用者は把持部を操作して遊端部を下方に引くことで、仮想線の上方位置にある第1リンク部材と第2リンク部材との枢着点を引き下げることができ、天板を不使用位置から使用位置に回動させる操作を容易に行うことができる。
実施例1における机を示す背面図である。 机を示す側面図である。 机の内部構造を示す平面図である。 天板が使用位置にあるときの机を示す正面図である。 天板が不使用位置にあるときの机を示す正面図である。 天板が使用位置にあるときの机を示す縦断側面図である。 天板の回動中の机を示す縦断側面図である。 枢着軸が仮想線上にあるときの机を示す縦断側面図である。 天板が不使用位置にあるときの机を示す縦断側面図である。 枢支部材を示す斜視図である。 ロック部材を示す斜視図である。 ロック部材が脚体に係合された係合状態を示す図3におけるA−A断面図である。 ロック部材が脚体から外れた非係合状態を示す断面図である。 実施例2におけるロック部材が脚体に係合された係合状態を示す断面図である。 実施例3における係合部材が脚体に係合された係合状態を示す断面図である。
本発明に係る天板付き家具を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る天板付き家具としての机につき、図1から図13を参照して説明する。以下、図2及び図6から図9の紙面右側を机の正面側(前方側)とし、図3の紙面下側を机の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された天板付き家具としての机であり、学校の教室等で使用され、掃除の際などに、天板2を回動させて起立させることができる。そして、複数の机1を前後方向に重ねることにより、室内のスペースを有効に活用できるようになっている。机1には、左右一対の脚体3,3が設けられ、脚体3の上方には、略四角形状をなす天板2が設けられている。
図2に示すように、パイプフレームで構成される脚体3は、側面視で矩形状に形成されており、垂直方向に延びる本発明における脚柱としての前脚4と後脚5と、前後方向に延びる脚体上端部6(水平杆)及び脚体下端部7からなる。左右の脚体3,3は、後方側よりも前方側の左右幅がひろがるように、平面視でハの字状に形成されている(図3参照)。尚、天板2の左右寸法は、脚体3の左右の最大寸法よりも若干大とされている。
左右の脚体上端部6,6の下方には、側板8及びフック9が設けられており、フック9は、側板8の下端部から外向きに突設され、フック9の下端は側板8に固着されている。机1の使用者は、このフック9に荷物等を掛けられるようになっている。また、脚体上端部6の前方上部には、脚体上端部6の径より若干小さい左右幅を有する固定板10が固着されている(図5参照)。
図2及び図3に示すように、左右の脚体上端部6の後部には、左右内向きに枢着軸11を有する天板支持部材12が取り付けられており、枢着軸11を枢軸として、天板2の後端部の下面に取り付けられた天板枢支部材13が枢着されている。この天板枢支部材13により、天板2は、回動可能となっており、後上方に向かって持ち上げることができる。
天板2の下面の前端部には、後述する左右一対のリンクバー枢支部材14(位置固定手段,支持部材)及びロック部材15(位置固定手段,係合部材)が取り付けられており、ロック部材15が脚体上端部6に係合することで、天板2が水平状態となる使用位置で回動不能に保持されるようになっている(図4参照)。尚、本実施例では、天板2が回動されて起立した状態となる位置を不使用位置とする(図5参照)。更に尚、天板2が不使用位置にあるときの傾斜角は任意であり、例えば、天板2が脚体3から離れて少しでも傾いている状態の傾斜角も含むし、天板2が垂直に近い状態の傾斜角も含む。
尚、天板枢支部材13は、天板2の下面の後端部に限らず、天板2の下面の後端寄りの部位に取り付けられていればよい。また、リンクバー枢支部材14は、天板2の下面の前端部に限らず、天板2の下面の前端寄りの部位に取り付けられていればよい。
図2に示すように、天板2の下方には、物品を収納できる左右広幅の棚板16が設けられている。棚板16は、本発明における第1リンク部材となっており、棚板16の前端部17は、下方に向かって曲折する形状をなし、本発明における把持部となっている(図3,図6参照)。
棚板16は、後脚5の上部に設けられた、左右内向きに枢着軸18を有する棚板支持部材19によって支持され、この枢着軸18を枢軸として、棚板16の後端部が枢着されている。これにより棚板16は、回動可能となっており、天板2とともに後上方に向かって持ち上げることができる。
尚、枢着軸11には、天板2を後上方、即ち不使用位置に向かって回動付勢するバネ等で構成された付勢部材20(付勢手段)が設けられているとともに、枢着軸18にも、棚板16が後上方に向かって回動付勢するバネ等で構成された付勢部材21が設けられている。
図3に示すように、棚板16の前端部17(遊端部)とリンクバー枢支部材14は、平面視で略Z字状をなす本発明における第2リンク部材としてのリンクバー22を介して連結されている。リンクバー22は、内方を向く内側の枢着軸23を枢軸として、棚板16の前端部17に枢着され、外方を向く外側の枢着軸24を枢軸として、リンクバー枢支部材14に枢着されている。
尚、枢着軸11,18,23,24を角部とする平行四節リンクが構成される(図6参照)。更に尚、リンクバー22の中央部25は、側面視で前方側に膨出するように一部が屈曲されている(図6参照)。
リンクバー22における外側の枢着軸24は、リンクバー枢支部材14に対して回動可能となっており、リンクバー22における内側の枢着軸23及び棚板16の前端部17は、互いに回動可能となっている。また、天板2が使用位置にある場合には、リンクバー22によって棚板16の水平状態が保たれている(図2参照)。
尚、机1の後方側には、左右の後脚5,5の間に幕板26が取り付けられている。また、この幕板26と左右の側板8によって、棚板16の取付部が後方側から見え難くなっているとともに、棚板16に載置した物品等が後方側から落下し難くなっている(図1参照)。
次に、リンクバー枢支部材14とロック部材15について説明する。リンクバー枢支部材14は金属等の材質により形成されるとともに、ロック部材15は弾性を有する合成樹脂等の材質により形成されている。尚、左右のロック部材15は同一形状をなしており、左右のリンクバー枢支部材14は左右対称であるため、左側のリンクバー枢支部材14について説明し、右側のリンクバー枢支部材14については省略する。
図3に示すように、リンクバー枢支部材14は、平面視において内側の部位が外側の部位よりも前後幅が大きく形成されて略L字状をなしている。リンクバー枢支部材14の内側の部位には、ネジ孔27が前後に2つ形成され、左部には、ネジ孔27が1つ形成されており、これらのネジ孔27に下方からネジ28が挿通され、天板2の下面に固定されている。
図10に示すように、リンクバー枢支部材14の外側の部位の下面には、底面視で矩形状をなす嵌合部29と、その嵌合部29の前後縁部に形成されて湾曲された湾曲部48が形成されている。湾曲部48は脚体上端部6の上面の形状と合うようになっている。
また、リンクバー枢支部材14の外側の部位の前面と後面には、挿通孔30が形成されており、リンクバー枢支部材14の側部には、前後方向に延びる本発明における保持手段及び保持部としての突起部31が形成されている。リンクバー枢支部材14の右部には、リンクバー22における外側の枢着軸24が挿入される係合孔32が形成されている。
図11に示すように、ロック部材15は、上下方向の基片33と、基片33の上部両端に設けられた内向きの枢支片34,34と、基片33の内側に設けられた係合片35と、を有している。尚、係合片35は、脚体上端部6の下面の形状と合うように湾曲された形状をなし、脚体上端部6と係合する係合面36となっている。
また、基片33の内側上部には、リンクバー枢支部材14の突起部31が係合する被係合部37(被保持部)が形成されており、枢支片34には、後述する枢支ボルト38が挿通される挿通孔39がそれぞれ形成されている。
図10に示すリンクバー枢支部材14と、図11に示すロック部材15と、を組み合わせて、リンクバー枢支部材14の挿通孔30と、ロック部材15の挿通孔39とを合わせて、その外側から枢支ボルト38,38を挿通し、リンクバー枢支部材14とロック部材15とを枢着させる(図2,図3参照)。
図12に示すように、天板2が使用位置にある場合には、脚体上端部6に固着された固定板10がリンクバー枢支部材14の嵌合部29と係合し、天板2が水平方向にがたつかないようになっている。更に、リンクバー枢支部材14に枢着されたロック部材15の係合面36と脚体上端部6の下面とが係合されて係合状態となるとともに、係合片35は側板8に形成されたスリット孔40に挿通され、天板2が使用位置において回動不能に保持されている。
次に、天板2が使用位置から不使用位置に回動される動作について、図6から図9を参照して説明する。図6は、図4の縦断左側面図であり、図9は、図5の縦断左側面図となっている。
図6において、天板2は使用位置にあり、棚板16とともに水平に保持されている。使用者がロック部材15の基片33の下端部を外方向に引き上げると、係合片35がスリット孔40から抜けて非係合状態となるとともに、基片33の上端部がリンクバー枢支部材14の突起部31を乗り越え、ロック部材15の被係合部37が突起部31に係合する(図13参照)。
天板2と脚体3とのロックが解除され、天板2は回動可能な状態となる。また、ロック部材15の被係合部37がリンクバー枢支部材14の突起部31に係合しているため、ロック部材15が上方に引き上げられたまま保持され、使用者がロック部材15から手を離しても、ロック部材15が下方に戻って回動操作を妨げることがなく、回動操作し易くなっている。
そして、図7に示すように、天板2が後上方に押し上げられると、リンクバー22によって連結されている棚板16が天板2とともに後上方に回動する。尚、付勢部材20,21が設けられているため、天板2及び棚板16の荷重による使用者の負荷が軽減されるようになっている。
また、天板2が不使用位置に移動されるまでの途中の揺動状態では、棚板16が後脚5に枢着される枢着軸18(枢着点)と、リンクバー22における外側の枢着軸24がリンクバー枢支部材14に枢着される枢着軸24(枢着点)を結ぶ仮想線Vよりも、棚板16に枢着されたリンクバー22における内側の枢着軸23が下方に位置している。
図8に示すように、更に天板2が後上方に押し上げられると、仮想線Vに枢着軸23が配置される。天板2と脚体3と棚板16とリンクバー22とにより、枢着軸11,18,23,24を角部とする非平行四節リンクが構成され、枢着軸23が仮想線Vに配置された状態が非平行四節リンクの死点となっている。
そして、天板2が不使用位置になると、図9に示すように、この仮想線Vよりも、枢着軸23が上方位置に移動される。この不使用位置において、天板2の上方から荷重が加えられた場合には、枢着軸23は天板2側に向かって移動される力が働くため、天板2は不使用位置のまま保持される。
尚、リンクバー22における中央部25は、前方側に膨出するように屈曲されているため、天板2の不使用位置にあるときに隙間部41が形成される。これにより、使用者が天板2の左右側部に手を掛けて天板2の回動操作をする際に、天板2とリンクバー22との間に指が挟まれることを防止できる。
このように、天板2を不使用位置にするとともに、左右の脚体3がハの字状に設けられているため、机1の前方側に向かって広がる空間ができる。そして、複数の机1に対して同様に回動操作を行うことで、一方の机1の前方側から他方の机1を前後方向にスタッキングできるようになる。
不使用位置から使用位置に回動させる際には、枢着軸23を仮想線Vよりも下方に移動させる。本実施例では、棚板16の前端部17が下方に向かって曲折する形状をなす把持部となっているため、使用者は棚板16の前端部17に指を掛け、引き下げる操作を行うことで、枢着軸11,18,23,24を角部とする平行四節リンクが構成され、天板2を使用位置に簡単に戻せるようになっている。
そして、天板2と棚板16が引き下げられると、天板2の下面のリンクバー枢支部材14の嵌合部29と脚体上端部6の固定板10とが係合し、使用位置になるとともに、天板2と棚板16が水平になる。
また、ロック部材15は、被係合部37がリンクバー枢支部材14の突起部31に係合して上方に引き上げられたまま保持されており、天板2を引き下げて使用位置まで移動させた後に、このロック部材15の基片33の下端部を内方向に引き下げると、基片33の上端部42(接触部)が突起部31を乗り越えて突起部31から被係合部37が離脱される。そして、係合片35がスリット孔40に挿通されることで、ロック部材15が脚体上端部6に係合されて、天板2が使用位置で回動不能に保持される(図12参照)。
尚、棚板16は、後脚5,5同士の間の左右幅と略同幅の横幅を有する矩形状をなしており、前脚4,4と棚板16の前部との間に隙間が形成される。また、天板2は、天板支持部材12及びリンクバー枢支部材14の高さの分だけ、脚体上端部6よりも上方に位置しており、天板2と脚体上端部6との間に隙間が形成される。これらの隙間により、使用者が天板2に手を掛けて回動操作を行う際にも、棚板16と脚体上端部6との間や、天板2と脚体上端部6との間に指が挟まれる虞がないようになっている。
次に、実施例2に係る天板付き家具としての机につき、図14を参照して説明する。前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図14に示すように、使用者が荷物を掛けるためのフック9’は、ロック部材15の基片33の外側面に固着されている。これにより、フック9’を机1に別途取り付ける必要がなくなる。また、ロック部材15の基片33の形状を外側方に突出させる形状にして、荷物を掛けられるようにしてもよい。これにより、部材点数を低減させることができる。
次に、実施例3に係る天板付き家具としての机につき、図15を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図15に示すように、リンクバー枢支部材14’は、外側の部位が下方に延びる形状をなしており、リンクバー枢支部材14’の内側の部位の下端には、スライド溝43が形成され、このスライド溝43には、脚体上端部6側にスライド移動可能なプレート状の係合部材44が設けられている。係合部材44の下部には、使用者が係合部材44をスライド移動させるために操作する操作部45が形成されている。尚、係合部材44は、合成樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。
スライド溝43の内側上面には、下方に突出する半球状の凸部46が形成されているとともに、係合部材44の上面には、凸部46と係合する凹部47,47が内側と外側に2箇所に形成されている。
図15に示すように、天板2は使用位置にあり、側板8のスリット孔40に係合部材44が挿設されることで、係合部材44が脚体上端部6に係合され、天板2と脚体3が連結状態になっている。このとき、凸部46と、外側の凹部47とが係合しており、係合部材44の係合状態が保持されている。
係合部材44の係合状態を解除するには、使用者が操作部45を外側に引くことにより、係合部材44の外側の凹部47が凸部46から外れて、係合部材44とスリット孔40との係合が解除される。そして、左側の凹部47が凸部46と係合することで、係合部材44の非係合状態を保持することができるようになっている。
内側の凹部47と凸部46とが係合しているときには、係合部材44の内端部は、脚体上端部6よりも外側まで移動されているため、天板2を回動させる際に、係合部材44が回動操作を妨げないようになっている。
尚、リンクバー枢支部材14’にスライド溝43を形成して、係合部材44をスライド移動させているが、リンクバー枢支部材14’とは別体の部材を天板2に取り付け、係合部材44をスライド移動させるようにしてもよい。
以上、本実施例における机1では、天板支持部材12の枢着軸11よりも下方位置で脚体3に枢着されて前後方向に延びる棚板16の前端部17と、天板2の前端部に枢着されて上下方向に延びるリンクバー22の枢着軸23と、が互いに枢着されており、天板2が不使用位置にあるときに、棚板16と脚体3との枢着軸18と、リンクバー22と天板2との枢着軸24と、を結ぶ仮想線Vよりも、棚板16とリンクバー22との枢着点である枢着軸23が上方位置になることで、天板2と脚体3と棚板16とリンクバー22とによって4つの枢着軸11,18,23,24を有する四節リンクが構成され、天板2が不使用位置にあるときに、棚板16とリンクバー22との枢着点である枢着軸23が仮想線Vよりも上方位置になると、4つの枢着軸11,18,23,24の相対的な位置関係が安定的に固定されるため、このような簡素な構成により、天板2を不使用位置に保持する機能を容易に実現でき、かつ天板2を使用位置と不使用位置との間で回動させる際に、可動される部位が枢着軸11,18,23,24における部材同士の回動のみとなり、天板2を不使用位置に保持する機能の耐久性を向上できる。
また、天板支持部材12の枢着軸11は、脚体3の後部に設けられることで、天板2を不使用位置にする際に、天板2の前端部が押し上げられるよう回動されるため、机1の前方側にいる使用者は、机1の前方側で棚板16及びリンクバー22を目視しながら天板2の回動操作を行うことができ、机1の前方側で天板2の回動作業を行い易くなる。
また、リンクバー22は、前方側に膨出するように屈曲されており、天板2が不使用位置にあるときに、リンクバー22と天板2との間に隙間部41が形成されることで、使用者が天板2の端縁に手を掛けて天板2を使用位置から不使用位置に回動させる際に、天板2とリンクバー22との間に手を挟むことを防止できる。
また、本発明における第1リンク部材は、脚体3に枢着された左右広幅の棚板16となっており、左右一対をなすリンクバー22を、棚板16の左右にそれぞれ枢着したことで、部材点数を低減させることができ、かつ左右一対のリンクバー22の回動の同期が図られるようになり、リンクバー22が枢着される棚板16及び天板2の回動がスムーズに行われるようになる。
また、天板2を不使用位置に向かって付勢する付勢部材20が設けられることで、使用者が使用位置から不使用位置に天板2を回動させる際に、天板2を持ち上げ易くなめ、使用者の負荷を少なくすることができる。
また、棚板16の前端部17は、前端部17を下方に引くための把持部となっていることで、天板2が不使用位置にあるときに、使用者は前端部17を下方に引くことで、仮想線Vの上方位置にある棚板16とリンクバー22との枢着点である枢着軸23を引き下げることができ、天板2を不使用位置から使用位置に回動させる操作を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、天板2が後上方に回動されるようになっているが、枢着軸11,12を前方側に設け、かつ枢着軸23,24を後方側に設けることで、天板2が前上方に回動されるようにしてもよく、その場合には、天板2を前上方に回動させた際に、複数の机1を前後方向に積み重ねることができる。
また、前記実施例では、本発明における第1リンク部材を棚板16としているが、第1リンク部材を棚板16と別部材としてもよく、例えば、リンクバー22と類似の左右一対の棒状の部材であってもよい。
1 机(天板付き家具)
2 天板
3 脚体
4 前脚(脚柱)
5 後脚(脚柱)
6 脚体上端部(水平杆)
11 枢着軸(枢着点)
12 天板支持部材
13 天板枢支部材
14,14’ リンクバー枢支部材(位置固定手段,支持部材)
15 ロック部材(位置固定手段,係合部材)
16 棚板(第1リンク部材)
17 前端部(遊端部,把持部)
18 枢着軸(枢着点)
19 棚板支持部材
20 付勢部材(付勢手段)
21 付勢部材
22 リンクバー(第2リンク部材)
23 枢着軸(遊端部,枢着点)
24 枢着軸(枢着点)
31 突起部(保持手段,保持部)
37 被係合部(被保持部)
41 隙間部
42 上端部(接触部)
44 係合部材
46 凸部
47 凹部

Claims (6)

  1. 天板と、該天板を支持する脚体と、を備え、前記脚体の前後いずれか一方の端部に左右方向を向く枢軸が設けられ、該枢軸に前記天板の一端側を枢着し、該天板が略水平をなす使用位置と該天板が上方に回動された不使用位置との間で回動可能とした天板付き家具において、
    前記枢軸よりも下方位置で前記脚体に枢着されて前後方向に延びる第1リンク部材の遊端部と、前記天板の他端側に枢着されて上下方向に延びる第2リンク部材の遊端部と、が互いに枢着されており、前記天板が不使用位置にあるときに、前記第1リンク部材と前記脚体との枢着点と、前記第2リンク部材と前記天板との枢着点と、を結ぶ仮想線よりも、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材との枢着点が上方位置になることを特徴とする天板付き家具。
  2. 前記枢軸は、前記脚体の後部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の天板付き家具。
  3. 前記第2リンク部材は、前方側に膨出するように屈曲されており、前記天板が不使用位置にあるときに、前記第2リンク部材と前記天板との間に隙間部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の天板付き家具。
  4. 前記第1リンク部材は、前記脚体に枢着された左右広幅の棚板となっており、左右一対をなす前記第2リンク部材を、前記棚板の左右にそれぞれ枢着したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の天板付き家具。
  5. 前記天板を不使用位置に向かって付勢する付勢手段が設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の天板付き家具。
  6. 前記第1リンク部材の遊端部には、該遊端部を下方に引くための把持部が設けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の天板付き家具。
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