JP3230887U - 折り畳みデスク - Google Patents

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徹 槇坂
徹 槇坂
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Abstract

【課題】折り畳んで閉鎖状態であっても有効活用できる機能を有する折り畳みデスクを提供する。【解決手段】第1表側1Aと第1裏側1Bを有する本体部(第1箱体)1と、第2表側2Aと第2裏側2Bを有する扉(第2箱体)2と、第1表側1Aと第2表側2Aが開放された開放状態と、第1表側1Aと第2表側2Aが閉鎖された閉鎖状態に開閉移動できるように、本体部1と扉2とを連結する蝶番3と、本体部1の第1表側1Aに設けられ、収納状態と使用状態に切り替え可能なデスク4と、を備えた折り畳みデスクであって、扉2は、第2表側2Aと第2裏側2Bの双方に物品の収容空間が設けられていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本考案は、第1表側と第1裏側を有する第1箱体と、第2表側と第2裏側を有する第2箱体と、前記第1表側と前記第2表側が開放された開放状態と、前記第1表側と前記第2表側が閉鎖された閉鎖状態に開閉移動できるように、前記第1箱体と前記第2箱体とを連結する蝶番と、
前記第1箱体の第1表側に設けられ、収納状態と使用状態に切り替え可能なデスクと、を備えた折り畳みデスクに関する。
折り畳みデスクに関しては、下記特許文献1に開示される組立式机付書棚が知られている。この組立式机付書棚は、机付書棚と脇書棚が蝶番で連結されており、机付書棚と脇書棚が開放された状態と閉鎖された状態とに開閉移動できるように構成されている。机付書棚と脇書棚はいずれも箱型の形状を有しており、閉鎖状態では2つの箱型をあわせた大きな箱型の形で折り畳むことができるようになっている。
机付書棚には机天板が収納されており、これを使用状態にすることで机として使用できるようになっている。机天板と脚体は折り畳んで机付書棚に収納できるようになっている。
実公昭62−14917号
上記の机付書棚は、机付書棚と脇書棚が閉鎖した状態ではただの箱体であり、使用する箇所はない。しかしながら、閉鎖した状態であっても何らかの有効活用できる機能があることが好ましい。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、折り畳んで閉鎖状態であっても有効活用できる機能を有する折り畳みデスクを提供することである。
上記課題を解決するため本考案に係る折り畳みデスクは、
第1表側と第1裏側を有する第1箱体と、
第2表側と第2裏側を有する第2箱体と、
前記第1表側と前記第2表側が開放された開放状態と、前記第1表側と前記第2表側が閉鎖された閉鎖状態に開閉移動できるように、前記第1箱体と前記第2箱体とを連結する蝶番と、
前記第1箱体の第1表側に設けられ、収納状態と使用状態に切り替え可能なデスクと、を備えた折り畳みデスクであって、
前記第2箱体は、前記第2表側と前記第2裏側の双方に物品の収容空間が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成による折り畳みデスクの作用・効果を説明する。この折り畳みデスクは、第1箱体と第2箱体を備えており、両者は蝶番で連結されて開閉移動することができる。すなわち、第1箱体と第2箱体の表側が開放された開放状態と、閉鎖された閉鎖状態とに切り替えることができる。開放状態では、収納されていたデスクを使用状態に切り替えることができる。折り畳みデスクを開放した状態ではデスクを利用して作業を行うことができ、第1箱体と第2箱体の表側の空間を種々活用することができる。また、第2箱体には裏側にも物品の収容空間が設けられている。従って、デスクを使用しない閉鎖状態であっても、裏側の物品の収容空間を有効活用することができる。なお、物品とは書籍、文具、装飾品等であり、特定の種類の物品に限定されるものではない。以上の構成により、折り畳んで閉鎖状態であっても有効活用できる機能を有する折り畳みデスクを提供することができる。
本考案に係る前記蝶番は、前記第1箱体の右端部と左端部の双方に設けられており、第2箱体と連結するに際し、いずれかを選択可能に構成したことが好ましい。
この構成によると、使用者の好みにより、折り畳みデスクの開放状態において、第2箱体を第1箱体の右側に連結したり、左側に連結したりすることができる。
本考案に係る前記第2箱体は、第2表側の上部に前記収容空間を設け、第2裏側の下部に前記収容空間を設けたことが好ましい。
これにより、第2箱体の表裏両面を有効活用することができ、厚さも抑制することができる。
本考案に係る前記デスクは、デスク天板と、左右のデスク脚により構成され、
前記デスク天板は水平軸周りに回転できるように構成され、
前記左右のデスク脚は、垂直軸周りに回転できるように構成されており、
前記使用状態では、前記デスク脚が前記デスク天板の裏面に位置し、
前記収納状態では、前記デスク脚の上に重なるように前記デスク板が収納されることが好ましい。
この構成によると、効率よくデスクを第1箱体に収容させることができ、デスクを使用状態に切り替えるときも、デスク天板とデスク脚を回転させるだけの簡単な操作で行うことができる。
本考案において、前記第2箱体の第2表側には、棚板が設けられており、前記使用状態において当該棚板とデスク天板の高さが同一になるように設定されていることが好ましい。
これにより、見た目も違和感なくすることができ、デスクの使い勝手も良くすることができる。
本考案において、前記第2箱体の第2表側には、棚板が設けられており、前記第2表側の収容空間と前記第2裏側の収容空間の境界に前記棚板が設けられていることが好ましい。
これにより、棚板の上下に収容空間を形成することができる。
デスクを使用状態に設定した折り畳みデスクの外観斜視図 デスクを収納状態に設定した外観斜視図 デスクを使用状態に設定した折り畳みデスクの平面図 折り畳んだ状態の折り畳みデスクを示す外観斜視図 扉の裏側を示す図 折り畳んだ状態の折り畳みデスクの平面図 折り畳んだ状態の折り畳みデスクの側面図 折り畳んだ状態の折り畳みデスクの縦断面図 デスクを使用状態に設定した折り畳みデスクの縦断面図 扉を本体部の左側に連結した状態の折り畳みデスクの外観斜視図
本考案に係る折り畳みデスクの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、デスクを使用状態に設定した折り畳みデスクの外観斜視図である。図2は、デスクを収納状態に設定した外観斜視図である。図3は、扉を本体部の右側に連結した状態の折り畳みデスクの平面図である。図4は、折り畳んだ状態の折り畳みデスクを示す外観斜視図である。図5は、扉の裏側を示す図である。図6は、折り畳んだ状態の折り畳みデスクの平面図である。図7は、折り畳んだ状態の折り畳みデスクの側面図である。図8は、折り畳んだ状態の折り畳みデスクの縦断面図である。図9は、デスクを使用状態に設定した折り畳みデスクの縦断面図である。
折り畳みデスクは、本体部1(第1箱体)と扉2(第2箱体)が蝶番3により連結された構成である。本体部1も扉2も箱体の形状を呈しており、全体形状は直方体である。図1では、本体部1と扉2の開いた角度は90゜であるが、最大180゜まで開くことができユーザーが自由に設定することができる。
図3に示すように、本体部1は、第1表側1Aと第1裏側1Bを有し、扉2は、第2前側2Aと第2裏側2Bを有する。ここで前側とはデスク等をユーザーが使用する側のことであり、ユーザーから常時見えている側である。また裏側とは、デスク等を使用する側からは見えない部分である。
本体部1は、天板100、背面板101、底板102、左側側板103と右側側板104を備えており、これらの板により形成される内部空間に棚10,11,12が設けられる。一番上の棚10と中間の棚11は高さが固定されているが、一番下の棚12は高さ位置を変更可能である。なお、棚の配置枚数や高さ調整の可否については適宜設定できる事項である。
本体部1にはデスク4が収納可能に設けられている。デスク4を使用するためには、図1に示すようにデスク4を使用状態に設定する。使用しないときは、図2に示すように収納状態に設定する。デスク4は、デスク天板40と、左右のデスク脚41,42により構成される。これらデスク天板40とデスク脚41,42は折り畳むことで収納することができる。
使用状態でデスク天板40の高さは、一番上の棚10と同じ高さになる。これにより、デスク天板40の面積よりも広い面積をデスクとして活用でき利便性を高めることができる。デスク天板40は、蝶番43により棚10の先端に回転可能に取り付けられている。左側のデスク脚41は、左側側板103に蝶番(不図示)で連結され、右側のデスク脚42は、右側側板104に蝶番(不図示)により連結される。これにより、左右のデスク脚41,42は、回転可能に取り付けられている。以上のように、デスク天板40は水平軸周りに回転可能であり、デスク脚41,42は垂直軸周りに回転可能である。デスク脚41,42は収納状態から90゜回転させることができる。その上にデスク天板40を載せる形になる。デスク天板40は、デスク4を使用状態に設定することを考慮して90゜以上回転できるようになっている。デスク脚41,42は、4本の棒材を組み合わせて製作されるが、デスク脚41,42の形態はこれに限定されるものではなく、種々の構成を採用することができる。
扉2は、天板200、背面板201、表面板202、右側側板203、左側側板204、底板205により構成されている。図8に示すように、棚20、21が設けられている。上側の棚20より上の空間は物品の収容空間として活用することができる。例えば、書籍や文具等を置くことができる。なお、収容空間をどのように活用するかはユーザーの自由である。棚20の高さはデスク天板40の高さと同じになるように設定されている。
扉2の第2裏側2Bに棚21が設けられている。なお、棚21は設けなくてもよいし、さらに別の棚を追加してもよい。棚21は固定された高さでもよいし、高さを調整できるようにしてもよい。棚20の表面は第2表側2Aに露出しているが、棚20の裏面は第2裏側2Bに露出している。棚20よりも下側の空間は収容空間として機能する。すなわち、棚20は、第2表側2Aの収容空間と第2裏側2Bの収容空間の境界に位置する。図8に示されるように、扉2には上下の収容空間が設けられることになる。
棚21の下方には水平方向にパイプ22が設けられている。これを利用して、例えば、雑誌を立てかけておいたりすることができる。パイプ22は金属製あるいは樹脂製である。扉2の第2裏側2Bの上部には引っかけパイプ23が設けられており、タオル、衣類などを引っかけておくことができる。
棚20の先端には土手20aが設けられており、棚20の後側に置いた物品が不用意に落下しないようにしている。同様の目的で棚21にも土手21aが設けられ、棚11にも土手11aが設けられる。なお、土手を設けるか否かは任意であり、必ずしも設ける必要はない。
扉2の底板205の裏面にはキャスター5が設けられている。キャスター5は左右に2カ所設けられている。本体部1の方にはキャスターは設けられていない。従って、本体部1の方は固定された状態にして、扉2の方を動かして開閉することができる。図8に示すように、底板102と底板205は同じ高さであるが、本体部1の側板103,104の底面は床に当接するようになっている。これにより、安定した状態で折り畳みデスクを設置することができる。
<折り畳みデスクの使用方法>
次に、折り畳みデスクの使用方法について説明する。折り畳みデスクを使用しないときは、図4に示すように、本体部1と扉2は閉鎖した状態である。図4に示すように、閉鎖状態において、デスク4は使用できない状態であるが、棚21や引っかけパイプ23を使用することができる。従って、折り畳みデスクを使用しない閉鎖状態にした場合も、書架として有効活用することができる。蝶番3とは反対側の側面にロック機構6が設けており、閉鎖状態を維持することができる。
デスク4を使用するときは、まずは、ロック機構6を解除して、図2に示すように本体部1と扉2を開放状態にする。すなわち、扉2を蝶番3周りに回転させる。次にデスク4を使用状態にセットする。デスク天板40を持ち上げて、左右のデスク脚41,42を前方側に引き出す(回転させる)。引き出されたデスク脚41,42の上にデスク天板40を載置させることで、デスク4の設定が完了する。デスク天板40の上にパソコンや必要な書類を出したりすることができる。デスク天板40の上にセットするパソコン等は、棚10の上に収納しておいてもよいし、別の場所から持ってきてもよい。不図示の椅子は、適宜別の場所から持ってきて使用する。
棚10の高さはデスク天板40と同じであるので、デスク4を出して作業するときに、広い面積をデスク4として活用できるので便利である。また、扉2の棚20もデスク天板40と同じ高さに設定されているので、同様に便利である。図3は、デスク4を使用状態にセットした状態の折り畳みデスクの平面図である。本体部1と扉2は直角に開いた状態で使用される。
折り畳みデスクを折り畳むときは、上記の逆の手順を踏めばよい。すなわち、まずデスク4を使用状態から収納状態にし、扉2を折り畳み、図4に示す状態にする。次に、扉2を蝶番3周りに回転させて、開放状態から閉鎖状態へと移行する。ロック機構6で本体部1と扉2を閉鎖状態にロックする。
<別実施形態>
次に、別実施形態を説明する。本実施形態では、扉2と本体部1を連結する蝶番3は、本体部1の右側に設けられているが、これを左側に設けてもよい。図10は、蝶番3を左側に設けた場合の折り畳みデスクの開放状態を示している。この場合、ロック機構は、本体部1の右側に設けられることになる。
本実施形態では、扉2にのみキャスター5を設けているが、本体部1にもキャスターを設けてもよい。キャスターは、不用意に動かないようにロック機構を設けることが好ましい。蝶番3については、市販のものを用いることが可能であるが、種々の形態の蝶番を使用することができる。
1 本体部(第1箱体)
1A 第1表側
1B 第1裏側
10,11,12 棚
100 天板
101 背面板
102 底板
103 左側側板
104 右側側板
2 扉(第2箱体)
2A 第2前側
2B 第2裏側
20 棚
21 棚
22 パイプ
23 引っかけパイプ
200 天板
201 背面板
202 表面板
203 右側側板
204 左側側板
205 底板
3 蝶番
4 デスク
40 デスク天板
41,42 デスク脚
5 キャスター

Claims (6)

  1. 第1表側と第1裏側を有する第1箱体と、
    第2表側と第2裏側を有する第2箱体と、
    前記第1表側と前記第2表側が開放された開放状態と、前記第1表側と前記第2表側が閉鎖された閉鎖状態に開閉移動できるように、前記第1箱体と前記第2箱体とを連結する蝶番と、
    前記第1箱体の第1表側に設けられ、収納状態と使用状態に切り替え可能なデスクと、を備えた折り畳みデスクであって、
    前記第2箱体は、前記第2表側と前記第2裏側の双方に物品の収容空間が設けられていることを特徴とする折り畳みデスク。
  2. 前記蝶番は、前記第1箱体の右端部と左端部の双方に設けられており、第2箱体と連結するに際し、いずれかを選択可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みデスク。
  3. 前記第2箱体は、第2表側の上部に前記収容空間を設け、第2裏側の下部に前記収容空間を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳みデスク。
  4. 前記デスクは、デスク天板と、左右のデスク脚により構成され、
    前記デスク天板は水平軸周りに回転できるように構成され、
    前記左右のデスク脚は、垂直軸周りに回転できるように構成されており、
    前記使用状態では、前記デスク脚が前記デスク天板の裏面に位置し、
    前記収納状態では、前記デスク脚の上に重なるように前記デスク板が収納されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の折り畳みデスク。
  5. 前記第2箱体の第2表側には、棚板が設けられており、前記使用状態において当該棚板とデスク天板の高さが同一になるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の折り畳みデスク。
  6. 前記第2箱体の第2表側には、棚板が設けられており、前記第2表側の収容空間と前記第2裏側の収容空間の境界に前記棚板が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳みデスク。
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