JPH105059A - 折畳式テーブル付キャビネット - Google Patents

折畳式テーブル付キャビネット

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JPH105059A
JPH105059A JP8185502A JP18550296A JPH105059A JP H105059 A JPH105059 A JP H105059A JP 8185502 A JP8185502 A JP 8185502A JP 18550296 A JP18550296 A JP 18550296A JP H105059 A JPH105059 A JP H105059A
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JP
Japan
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cabinet
desk
door
upper member
plate
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JP8185502A
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English (en)
Inventor
Yukio Kawashiri
行雄 河尻
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KAWAJIRI KOGEI KK
Original Assignee
KAWAJIRI KOGEI KK
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Publication date
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネット扉が折畳式テーブルを兼ね、キ
ャビネット扉の表面がテーブルの上面となり、キャビネ
ットに対して任意の位置関係でテーブルを使用でき、折
畳式の足を有する折畳式テーブル付キャビネットを提供
する。 【解決手段】 キャビネット2の開口部の側部縦軸を支
点に開閉可能に軸支され、キャビネット扉の下側部分と
机の側板とを兼ねる下部材12bと、下部材12bの上
端に折曲可能に連結され、下部材12bの上方に伸した
状態で前記キャビネット扉の上側部分となり、下部材1
2bに対して略直角に折曲した状態で机の上板となる上
部材12aと、上部材12aの裏面に折曲可能に配設さ
れ、キャビネット扉として使用する場合には上部材12
aの裏面に沿った状態で収納でき、机として使用する場
合には上部材12aの裏面に対して略直角にした状態で
机の足となる脚部材13とを備え、キャビネット扉が折
畳式テーブルを兼ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折畳式テーブル付
キャビネットに関するものであり、特に、キャビネット
扉が折畳式テーブルを兼ねる折畳式テーブル付キャビネ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、本棚、パソコン台、食器棚等
のキャビネットの中には、折畳収納可能な机を備えたキ
ャビネットがある。これらの本棚、パソコン台、食器棚
等のキャビネットに備えられた折畳式の机は、本棚、パ
ソコン台、食器棚の棚の1つを机として引出すものや、
扉を手前に倒して扉の裏面を机面として使用するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
本棚、パソコン台、食器棚等のキャビネットの棚の1つ
を机として引出すものは、机面の奥行きの長さが棚の奥
行きの長さしかないため、奥行きの狭い机になりがち
で、使いづらい等の不便があった。
【0004】また、扉を手前に倒して扉の裏面を机面と
して使用するものは、不使用時には、扉の表面が露出
し、机として使用する際には、扉の裏面が露出するた
め、扉の表面及び裏面の両方の面を仕上面としなければ
ならず、生産コストが高くなるという不具合があった。
【0005】しかも、従来の折畳収納可能な机を備えた
キャビネットでは、キャビネットに対して常に同一位置
関係で机を使用しなければならないために、使用状態が
限定され、使い勝手がよくないことがあった。
【0006】さらに、従来の折畳収納可能な机を備えた
キャビネットでは、机に足のない場合が多く、重量物を
机の上に載せることができない等の問題もあった。
【0007】そこで、本発明は、キャビネット扉が折畳
式テーブルを兼ね、キャビネット扉の表面がテーブルの
上面となり、キャビネットに対して任意の位置関係でテ
ーブルを使用でき、折畳式の足を有する折畳式テーブル
付キャビネットの提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
折畳式テーブル付キャビネットは、キャビネットの開口
部の側部縦軸を支点に開閉可能に軸支され、キャビネッ
ト扉の下側部分と机の側板とを兼ねる下部材と、前記下
部材の上端に折曲可能に連結され、前記下部材の上方に
伸した状態で前記キャビネット扉の上側部分となり、前
記下部材に対して略直角に折曲した状態で机の上板とな
る上部材と、前記上部材の裏面に折曲可能に配設され、
キャビネット扉として使用する場合には前記上部材の裏
面に沿った状態で収納でき、机として使用する場合には
前記上部材の裏面に対して略直角にした状態で机の足と
なる脚部材とを備えたものである。ここで、キャビネッ
トの用途には、特に限定されるものではなく、様々な用
途が考えられる。また、キャビネット及びキャビネット
扉は、木製に限らず、スチール製であってもよい。
【0009】したがって、請求項1の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、扉を開けた状態で、上部
材を裏面側に折曲げるとともに、脚部材を上部材の裏面
と略直角になるまで回動させ、脚部材の下端が床面に当
接するまで上部材を折曲げることにより、上部材の表面
が机の表面となった机をキャビネットに対して所望の位
置に設置できる。
【0010】請求項2の発明にかかる折畳式テーブル付
キャビネットは、請求項1の折畳式テーブル付キャビネ
ットにおいて、脚部材が、長さがキャビネットが設置さ
れる床面から上部材と下部材との連結位置までの高さに
略等しく、前記上部材の裏面に沿わせたときに下端が下
部材の裏面に位置し下部材と係止可能であるとともに、
前記上部材の裏面に平行で水平な軸に上部材の裏面に対
して略直角になる範囲内で上端が上部材の裏面に回動可
能に軸支されているものである。ここで、脚部材は、木
製に限らず、スチール製としてもよい。
【0011】したがって、請求項2の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、請求項1の折畳式テーブ
ル付キャビネットの作用に加えて、脚部材によって、上
部材を下部材の上方に伸した状態で上部材と下部材との
連結部を補強でき、必要に応じて、脚部材を上部材の裏
面に対して略直角に回動させることができる。
【0012】請求項3の発明にかかる折畳式テーブル付
キャビネットは、請求項1または請求項2のいずれかの
折畳式テーブル付キャビネットにおいて、下部材の下端
に支持部材を備えたものである。ここで、支持部材に
は、所定長さで下方に突出させた状態で係止できるラッ
チ錠のようなものでもよいが、常時下方に突出した状態
で固着されたローラでもよい。また、ローラの種類に
は、車輪が球状であらゆる方向に回動自在に係止された
ものがあるが、床面に垂直な軸に回動自在に軸支された
軸受と床面に平行な軸に該軸受に回動自在に軸支された
車輪とを備えたものでもよい。
【0013】したがって、請求項3の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、請求項1または請求項2
の折畳式テーブル付キャビネットの作用に加えて、下部
材が下端に備えた支持部材によっても支持されるので、
より安定した机となる。
【0014】請求項4の発明にかかる折畳式テーブル付
キャビネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折
畳式テーブル付キャビネットにおいて、キャビネットを
本棚としたものである。
【0015】したがって、請求項4の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、請求項1乃至請求項3の
いずれかの折畳式テーブル付キャビネットの作用に加え
て、キャビネットが本棚であるため、勉強机として使用
すれば、収納できる本、ノート、書類等の量が通常の勉
強机よりも多いとともに、床の専有面積は通常の勉強机
よりも大幅に少なくて済む。
【0016】請求項5の発明にかかる折畳式テーブル付
キャビネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折
畳式テーブル付キャビネットにおいて、キャビネットを
パソコンラックとしたものである。
【0017】したがって、請求項5の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、請求項1乃至請求項3の
いずれかの折畳式テーブル付キャビネットの作用に加え
て、扉により構成される机面上でキーボードを操作で
き、その他の書類等を載置するのに充分なスペースを確
保できるとともに、床の専有面積は通常のパソコンラッ
クと何ら変わらない。
【0018】請求項6の発明にかかる折畳式テーブル付
キャビネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折
畳式テーブル付キャビネットにおいて、キャビネットを
食器棚としたものである。
【0019】したがって、請求項6の発明の折畳式テー
ブル付キャビネットによれば、請求項1乃至請求項3の
いずれかの折畳式テーブル付キャビネットの作用に加え
て、扉により構成される机面が調理台や食卓として使用
できるとともに、床の専有面積は通常の食器棚と何ら変
わらない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明をする。図1は本発明の一実施形態である折畳式テ
ーブル付キャビネット示す斜視図、図2は本発明の一実
施形態である折畳式テーブル付キャビネットの扉を開け
た状態を示す斜視図である。
【0021】図1及び図2に示すように、本実施形態の
折畳式テーブル付キャビネット1は、キャビネット2
と、扉兼机11とで構成されている。
【0022】キャビネット2は、2枚の側板3と、背板
4と、天板5と、棚板6と、底板7とで構成されてい
る。側板3は略長方形の板材からなり、側板3の長手方
向の長さがキャビネット2の高さに相当し、1つの角部
分が円弧状に面取りされている。背板4は、側板3と長
手方向の長さが略等しい略長方形の板材からなる。天板
5は、背板4の幅から2枚の側板3の板厚を差引いた長
さで、幅が側板3の幅に略等しい略長方形の板材であ
る。棚板6は、長さは天板5と略等しいが幅は天板5よ
り若干短い略長方形の板材である。底板7は、大きさ及
び形状が天板5と略同等の板材である。
【0023】そして、2枚の側板3を互いに平行に向い
合わせ、長手方向を水平な床面に垂直に、円弧状の面を
とってある角部分を正面方向に向けて位置されている。
背面方向より2枚の側板3の側部に背板4が幅方向の側
部を各々に当接し、固着されている。こうして2枚の側
板3と1枚の背板4によって囲われた空間には、天板
5、棚板6及び底板7が、上方より順に下方に並んで、
長手方向の両側部を向い合う2枚の側板3の内面に当接
し、幅方向の後側部を背板4の内面に当接した状態で組
付けられている。これら天板5、棚板6及び底板7のう
ち、天板5及び底板7については、当接位置において側
板3及び背板4に固着されているが、棚板6については
着脱可能になっている。
【0024】つまり、2枚の向い合う側板3の内面に
は、各々端部近傍の位置に長手方向に所定間隔で並ぶ複
数の係止孔3aが穿設されている。各々の係止孔3aに
はピン(図示せず)が一端を突出させて他端を挿入でき
るようになっている。これら複数の係止孔3aのうち、
棚板6を設けたい高さの位置にある4つの係止孔3aの
各々にピン(図示せず)を挿入し、これら4つのピン
(図示せず)によって棚板6を支持するようになってい
る。そのため、棚板6については、設置する高さは係止
孔3aが穿設されている高さの範囲内で任意に選択が可
能である。なお、棚板6の枚数は、1枚に限定する必要
はなく、複数枚としても構わない。
【0025】このようなキャビネット2の正面は、図1
に示すように、扉兼机11により開閉可能に閉蓋されて
いる。扉兼机11は、折畳可能な扉板12と、机の足の
役目をする脚部材13とを備えている。扉板12は、上
部材12aと下部材12bとの2枚の板材からなり、長
手方向の全体の長さが側板3及び背板4の長手方向の長
さより床面から底板7の下面までの高さを差引いた長さ
に略等しく、幅が背板4の幅に略等しい略長方形の板材
であり、上部材12aの上部の角部分が各々円弧状に面
取りされている。そして、扉板12は、長手方向の略中
央において、上部材12aと下部材12bとに分割さ
れ、連結されている。上部材12aと下部材12bとは
分割位置において、裏面より幅方向両側部近傍に折畳用
蝶番15が各々取付けられており、裏面側へ折畳可能に
なっている。つまり、上部材12aは下部材12bに、
2つの折畳用蝶番15を軸にして裏面方向に回動可能に
軸支されている。
【0026】また、扉板12は上部材12aを上にし、
上端部の高さをキャビネット2の上端の高さに合わせ
て、下部材12bの幅方向一側部を側板3の正面側の側
部に当接し、この当接位置において2つの開閉用蝶番8
によって回動可能に軸支されている。つまり、扉板12
は一方の側板3の正面側の側部を軸に回動可能に軸支さ
れている。
【0027】この扉板12の裏面には、脚部材13が折
畳可能に組付けられている。脚部材13は、断面が長方
形の棒材からなり、外観の形状が略長方形である。脚部
材13は、断面が長方形で長さの等しい棒材からなる2
本の縦部材13bと、断面の形状が縦部材13bと略等
しい棒材からなる2本の横部材13c,13dと、この
横部材13c,13dより2本の縦部材13bの幅の分
だけ長く、断面の形状が縦部材13bと略等しい棒材か
らなる横部材13eからなる。そして、2本の縦部材1
3bは、端部を揃えて横部材13c,13dの長さの間
隔とし、2本の縦部材13bの上端の近傍は横部材13
cで連結され、2本の縦部材13bの略中央は横部材1
3dで連結され、2本の縦部材13bの下端は横部材1
3eが両端を各々当接されて連結されている。このとき
脚部材13の長手方向の長さは、床面から扉板12が分
割されている位置までの高さに略等しい。つまり、脚部
材13の長手方向の長さは、床面から上部材12aと下
部材12bとの連結位置までの高さに略等しい。
【0028】そして、この脚部材13は、向い合う2本
の縦部材13bの外側より横部材13cの中心軸を軸に
して、回動可能に2つの軸受13aにより上部材12a
の裏面に軸支されている。このとき、脚部材13の下端
は上部材12aと下部材12bとの分割位置を越えて下
部材12bへと差しかかっている。また、脚部材13
は、係止具14によって上部材12aの裏面に当接状態
で係止されている。なお、係止具14による係止状態を
解除することにより、脚部材13は横部材13cの中心
軸を支点にして回動させることができる。
【0029】ここでは、上部材12aの裏面に係止具1
4を設け、この係止具14によって脚部材13を上部材
12aに係止する場合について説明したが、係止具14
は下部材12bに設けてもよい。
【0030】このような構成の折畳式テーブル付キャビ
ネット1は、通常のキャビネットと同様に扉板12を開
閉することができる。ここで、この折畳式テーブル付キ
ャビネット1の扉兼机11を使用して折畳式テーブルを
組立てる動作について説明する。
【0031】まず、扉兼机11の扉板12を開き、係止
具14による脚部材13の係止状態を解除し、上部材1
2aの裏面に係止されている脚部材13を離脱させ、軸
受13aを軸にして脚部材13が上部材12aの裏面と
略直角になるまで回動させる。さらに、脚部材13の下
端が床面に当接するまで折畳用蝶番15を軸に上部材1
2aを裏面側に回動させ折曲げると、上部材12aの表
面は机の表面となり図3または図4に示すような机が構
成できる。図3は本発明の一実施形態である折畳式テー
ブル付キャビネットをパソコンラックとして使用してい
る状態を示す斜視図、図4は本発明の一実施形態である
折畳式テーブル付キャビネットを勉強机として使用して
いる状態を示す斜視図である。
【0032】続いて、本実施形態の折畳式テーブル付キ
ャビネット1をパソコンラックとして使用する場合につ
いて説明する。図3に示すように、上記説明のようにし
て構成された机をキャビネット2の正面に位置させ、棚
板6にパソコン20のパソコン本体21を、扉兼机11
より構成される机の上にキーボード22をそれぞれ配置
すれば、本実施形態の折畳式テーブル付キャビネット1
はパソコンラックとして使用できる。しかも、机板を構
成する上部材12aが通常のパソコンラックに比べて面
積にゆとりがあるため、この上部材12a上にはキーボ
ード22以外にも参考資料等を載置することができる。
なお、パソコン本体21とキーボード22はスパイラル
コード23により接続されている。そして、このように
配置されたパソコン20を使用するには、図3に示すよ
うに、正面に配置された椅子30に腰掛けて、キーボー
ド22を操作してもよく、立ったまま操作してもよい。
【0033】つぎに、本実施形態の折畳式テーブル付キ
ャビネット1を勉強机として使用する場合について説明
する。この場合、上記説明のようにして構成された机の
位置はどこでもよいが、図4に示すように、机をキャビ
ネット2から離れた位置に配置すれば、机に向かって椅
子30に腰掛けたときに、正面に視覚を遮る障害物がな
いので圧迫感がない。また、キャビネット2の正面も解
放状態になるので、キャビネット2の棚板6に本40を
載置する等して本棚として使用すれば、キャビネット2
からの本40の出入れが椅子30に腰掛けたまま容易に
でき、使い勝手がよい。
【0034】また、本実施形態の折畳式テーブル付キャ
ビネット1の他の変化例について説明する。図5は本発
明の一実施形態である折畳式テーブル付キャビネットの
扉板の下部材下端にローラを配設した様子を示す要部拡
大斜視図である。
【0035】図5に示すローラ50は、略円盤状の車輪
54を軸受52に横軸53により回動可能に軸支され、
さらに横軸53に垂直な縦軸51により軸受52を扉板
12の下部材12b下端に回動自在に軸支されたもので
ある。なお、下部材12bの下面から車輪54の下端ま
での距離は、下部材12bの下面から床面までの距離に
略等しいことから、下部材12bは側方が2つの開閉用
蝶番8により支持されるだけでなく、下端よりローラ5
0を介して床面に支持される。そのため、扉兼机11を
机として使用する場合には、安定した机となる。また、
ローラ50は上記のような構成になっているため、扉板
12の開閉に伴い設置位置の移動する軌跡に従って向き
を変えることができ、扉兼机11の開閉動作に何ら悪影
響を与えることはない。
【0036】さらに、本実施形態の折畳式テーブル付キ
ャビネット1の他の変化例について説明する。図6は本
発明の一実施形態である折畳式テーブル付キャビネット
の扉板の下部材下端に支持金具を配設した様子を示す要
部拡大斜視図である。
【0037】この変化例は、上記のローラ50を支持金
具60に代えたものである。支持金具60は、ガイド部
材62に組付けられた棒部材61の一端を下部材12b
の下方より所定の長さだけ突出させた状態で係止できる
ものである。つまり、略長方形の板材のガイド部材62
の中央に曲げ形成されたガイド溝62aと、ガイド部材
62の表面に略コの字状に切欠かれた切欠溝62bとを
備え、ガイド部材62のガイド溝62aに棒部材61が
スライド移動可能に挿通され、棒部材61が床面に対し
て垂直になるように下部材12bの裏面に配設されてい
る。棒部材61には、側方に突出する突起部61aが設
けられており、この突起部61aが切欠溝62bより外
部に突出している。そして、突起部61aを切欠溝62
bの凹部62cに係止させることによって、棒部材61
を突出状態か、或いは引込んだ状態のいずれかの状態に
保持できる。したがって、扉兼机11を机として使用す
る場合には、下部材12bは側方が2つの開閉用蝶番8
により支持されるだけでなく、下端は支持金具60によ
って床面に支持されるので、上記と同様に安定した机と
なる。
【0038】このように、本実施形態の折畳式テーブル
付キャビネット1は、物を収納するキャビネット2と、
キャビネット2の扉兼机11である扉板12を水平面に
より上下に分割した上側の部分である上部材12aと、
扉板12を水平面により上下に分割した下側の部分であ
る下部材12bと、上部材12a及び下部材12bを分
割位置において裏面方向に折曲可能に軸支する折畳用蝶
番15と、下部材12bを側部を軸にキャビネット2に
回動可能に軸支する開閉用蝶番8と、長さがキャビネッ
ト2が設置される床面から上部材12aと下部材12b
との分割面までの高さに略等しい脚部材13と、脚部材
13を長さ方向を上下にして扉板12の裏面に当接させ
たときに脚部材13の下端が上部材12aと下部材12
bとの分割位置より下方に位置するように上部材12a
の裏面に平行で水平な直線を軸に上部材12aの裏面と
略直角になる範囲内で脚部材13の上端を上部材12a
の裏面に回動可能に軸支する軸受13aと、脚部材13
を上端または下端より所定の距離だけ離れた位置におい
て上部材12aまたは下部材12bの裏面に離脱可能に
係止できる係止具14とを備えている。
【0039】したがって、本実施形態の折畳式テーブル
付キャビネット1は、扉兼机11の扉板12を開いた状
態にして、上部材12aまたは下部材12bの裏面に係
止具14により係止されている脚部材13を係止具14
による係止状態を解除し、軸受13aを軸に脚部材13
を上部材12aの裏面と略直角になるまで回動させると
ともに、上部材12aを裏面側に折畳用蝶番15を軸に
脚部材13の下端が床面に当接するまで回動させること
により、上部材12aの表面が机板の表面となり机が構
成できる。
【0040】そのため、面積の大きな扉板12の一部で
ある上部材12aを机板として使用できるので、机板と
して充分な面積を確保できる。また、上部材12aの表
面が机板の表面となるとともに、上部材12aの表面は
もともと露出しているため仕上面であり、この面を机板
の表面としても兼用できるため、大変経済的である。さ
らに、勉強机として使用すれば、収納できる本、ノー
ト、書類等の量が通常の勉強机よりも多いとともに、床
の専有面積は通常の勉強机よりも大幅に少なくて済むの
で、現代の狭い住宅事情に最適である。なお、キャビネ
ット2をパソコンラックとして使用すれば、扉兼机11
により構成される机面でキーボードを操作する以外に、
書類等を載置するのに充分なスペースを確保できるの
で、非常に使い勝手がよく、床の専有面積は通常のキャ
ビネット2と何ら変わるところがないので、現代の狭い
住宅事情に最適である。また、キャビネット2を食器棚
として使用すれば、扉兼机11により構成される机面が
調理台や食卓として使用できるので、わざわざ調理台や
食卓を別途で用意する必要がなく、床の専有面積は通常
の食器棚と何ら変わるところがないので、現代の狭い住
宅事情に最適である。
【0041】さらに、扉板12の下端にローラ50や支
持金具60の支持部材を設ければ、下部材12bが開閉
用蝶番8だけでなく、下部材12bの下端に備えたロー
ラ50や支持金具60の支持部材によっても支持され、
より安定した机の脚となるので、安定した机が構成でき
る。
【0042】なお、上記説明では、折畳式テーブル付キ
ャビネット1の用途として、パソコンラックとして使用
する場合、勉強机として使用する場合、食器棚として使
用する場合について説明したが、必ずしも限定されるも
のではなく、その他、本棚、衣装ケース、化粧品棚等の
様々な用途に使用しても構わない。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の折畳式
テーブル付キャビネットは、面積の大きな扉板の一部で
ある上部材を机板として使用できるので、机板として充
分な面積を確保できる。また、上部材の表面が机板の表
面となるとともに、上部材の表面はもともと露出してい
るため仕上面であり、この面を机板の表面としても兼用
できるため、大変経済的である。
【0044】請求項2の発明の折畳式テーブル付キャビ
ネットは、請求項1の折畳式テーブル付キャビネットの
効果に加えて、脚部材によって、上部材を下部材の上方
に伸した状態で上部材と下部材との連結部を補強でき、
必要に応じて、脚部材を上部材の裏面に対して略直角に
回動させることができるので、扉兼机としての各機能を
充分に発揮できる。
【0045】請求項3の発明の折畳式テーブル付キャビ
ネットは、請求項1または請求項2の折畳式テーブル付
キャビネットの効果に加えて、下部材が開閉用蝶番だけ
でなく、下部材の下端に備えた支持部材によっても支持
され、より安定した机の脚となるので、安定した机が構
成できる。
【0046】請求項4の発明の折畳式テーブル付キャビ
ネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折畳式テ
ーブル付キャビネットの効果に加えて、キャビネットが
本棚であり、勉強机として使用すれば、収納できる本、
ノート、書類等の量が通常の勉強机よりも多いととも
に、床の専有面積は通常の勉強机よりも大幅に少なくて
済むので、現代の狭い住宅事情に最適である。
【0047】請求項5の発明の折畳式テーブル付キャビ
ネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折畳式テ
ーブル付キャビネットの効果に加えて、扉により構成さ
れる机面上でキーボードを操作でき、その他の書類等を
載置するのに充分なスペースを確保できるので、非常に
使い勝手がよい。また、床の専有面積は通常のパソコン
ラックと何ら変わらないので、現代の狭い住宅事情に最
適である。
【0048】請求項6の発明の折畳式テーブル付キャビ
ネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかの折畳式テ
ーブル付キャビネットの効果に加えて、扉により構成さ
れる机面が調理台や食卓として使用できるので、調理台
や食卓を別途で用意する必要がない。また、床の専有面
積は通常の食器棚と何ら変わらないので、現代の狭い住
宅事情に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネット示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネットの扉を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネットをパソコンラックとして使用している状態を
示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネットを勉強机として使用している状態を示す斜視
図である。
【図5】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネットの扉板の下部材下端にローラを配設した様子
を示す要部拡大斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態である折畳式テーブル付キ
ャビネットの扉板の下部材下端に支持金具を配設した様
子を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 折畳式テーブル付キャビネット 2 キャビネット 3 側板 4 背板 5 天板 6 棚板 7 底板 8 開閉用蝶番 11 扉兼机 12 扉板 12a 上部材 12b 下部材 13 脚部材 13a 軸受 14 係止具 15 折畳用蝶番 20 パソコン 21 パソコン本体 22 キーボード 30 椅子 40 本 50 ローラ 60 支持金具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの開口部の側部縦軸を支点
    に開閉可能に軸支され、キャビネット扉の下側部分と机
    の側板とを兼ねる下部材と、 前記下部材の上端に折曲可能に連結され、前記下部材の
    上方に伸した状態で前記キャビネット扉の上側部分とな
    り、前記下部材に対して略直角に折曲した状態で机の上
    板となる上部材と、 前記上部材の裏面に折曲可能に配設され、キャビネット
    扉として使用する場合には前記上部材の裏面に沿った状
    態で収納でき、机として使用する場合には前記上部材の
    裏面に対して略直角にした状態で机の足となる脚部材と
    を具備することを特徴とする折畳式テーブル付キャビネ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記脚部材は、長さがキャビネットが設
    置される床面から上部材と下部材との連結位置までの高
    さに略等しく、前記上部材の裏面に沿わせたときに下端
    が下部材の裏面に位置し下部材と係止可能であるととも
    に、前記上部材の裏面に平行で水平な軸に上部材の裏面
    に対して略直角になる範囲内で上端が上部材の裏面に回
    動可能に軸支されていることを特徴とする請求項1に記
    載の折畳式テーブル付キャビネット。
  3. 【請求項3】 前記下部材は、下端に支持部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
    記載の折畳式テーブル付キャビネット。
  4. 【請求項4】 前記キャビネットは、本棚であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載
    の折畳式テーブル付キャビネット。
  5. 【請求項5】 前記キャビネットは、パソコンラックで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1つに記載の折畳式テーブル付キャビネット。
  6. 【請求項6】 前記キャビネットは、食器棚であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記
    載の折畳式テーブル付キャビネット。
JP8185502A 1996-06-25 1996-06-25 折畳式テーブル付キャビネット Pending JPH105059A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010068832A1 (en) * 2008-12-11 2010-06-17 Aisle Advertising Display stand with table
US9676604B2 (en) 2014-03-21 2017-06-13 Aisle Advertising Convertible beverage serving station
JP6156894B1 (ja) * 2016-10-25 2017-07-05 雅隆 中川 作業台兼用整理箱
KR102220249B1 (ko) * 2019-10-01 2021-02-25 김권호 다기능 가구

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