JP5390242B2 - 除湿装置および除湿装置の制御方法 - Google Patents

除湿装置および除湿装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、除湿装置の運転制御に関する。
従来、吸着ロータ方式の除湿機のロータ回転数または再生温度を、除湿負荷の変動等に応じて制御する技術として、供給空気の露点温度を検出し、その露点温度が要求条件を満足するように、ロータ回転数や再生温度を調節する技術があり(特許文献1を参照)、また、供給空気の湿度を湿度計で検出し、その湿度が設定湿度に一致するように、ロータ回転数を可変制御する技術がある(特許文献2を参照)。
また、除湿前の空気の湿度が低い場合にはロータの回転数を遅くし、除湿ゾーン入口空気の湿度が高い場合にはロータの回転数を速くする技術があり(特許文献3を参照)、再生ゾーン終端部付近に設けた温度センサの検出値から、再生が完全に近い状態か否かを判定し、再生風量を調節する技術がある(特許文献4を参照)。
特開平6−63344号公報 特開2003−21378号公報 特開平5−200231号公報 特開2002−331221号公報
従来、例えばリチウムイオン電池の製造環境等の、低露点環境に用いられる吸着ロータ方式の乾式除湿装置の省エネルギー運転の方法として、除湿ゾーン入口空気や出口空気の湿度を湿度計(露点計を含む)で測定し、その測定値の変化に応じて運転制御を行う運転方法がある。しかし、湿度計は検出部の汚れ等の影響を受けて測定精度が低下しやすい。具体的には、例えば静電容量式や電気抵抗式の湿度計(露点計)は、溶剤蒸気や汚れの付着等によって測定値が影響を受けやすい上、測定誤差が経時的に増加する性質がある。また、鏡面冷却式の露点計も同様に、空気中の汚染物質(ガスや塵埃)による鏡面の汚れが測定値に悪影響を及ぼす。
そして、湿度計(露点計)の測定誤差が増大すると、その誤った測定値に基づいて不適切な運転制御が行われて、除湿性能が著しく損なわれる虞が生じる。このため、湿度計や露点計を用いて除湿装置の制御を行う場合には、除湿性能の安定性が損なわれることを防止するために、露点計や湿度計の定期的なメンテナンス(例えば、鏡面クリーニング等)や校正が必要であり、保守が煩雑である。
上記した問題に鑑み、本願発明では、除湿装置の運転を制御する方法であって、より安定性の高い可変制御運転を簡易に実現することを課題とする。
本発明は、除湿対象の空気の温度および除湿された空気の温度に基づいて、除湿対象の空気の湿度を推定し、推定湿度に基づいて除湿装置の運転条件を決定することで、より安定性の高い可変制御運転を簡易に実現することを可能とした。
より詳細には、本発明は、通過する空気の除湿を行うための除湿ユニットを有する除湿装置であって、前記除湿ユニットを、除湿対象の空気を通過させて除湿し、露点を所定の範囲内とするための除湿区域と、温度調節された空気を通過させることで該除湿ユニットの除湿能力を再生させるための再生区域と、通過する空気によって該除湿ユニットの放熱を行うためのパージ区域と、に区分けするための区分手段と、前記除湿ユニットを、前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域に対して順に繰り返し割り当てる、区域変更手段と、前記除湿対象の空気の温度と前記除湿区域を通過することで除湿された空気の温度とを取得する温度取得手段と、予め準備された、前記除湿対象空気の温度および前記除湿された空気の温度と前記除湿対象の空気の湿度との対応関係に基づいて、前記温度取得手段によって取得された前記温度に対応する、前記除湿対象の空気の推定湿度を取得する推定湿度取得手段と、予め準備された、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ユニットの再生に要する熱量が最小となる運転条件である好適運転条件と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度取得手段によって取得された前記推定湿度に対応する前記好適運転条件を取得する好適運転条件取得手段と、を備え、前記好適運転条件に従って制御される、除湿装置である。
本発明は、除湿ユニットにおいて、除湿、再生およびパージが繰り返されることによって、除湿ユニットの除湿能力を再生しながら除湿対象空気の除湿を行う種類の除湿装置に適用される。なお、区域変更手段による除湿ユニットの割り当ては、除湿ユニットにおいて、除湿区域、再生区域およびパージ区域の3つの区域が形成され、連続的または断続的にそれらの区域が移行されるように行われる。このような除湿装置の除湿区域では、水蒸気の吸着熱の影響により、除湿区域を通過して除湿された空気の温度は、除湿前の空気の温度よりも高くなる。この温度上昇幅は、除湿前の空気の湿度が低くなるほど小さくなり、除湿前の空気の湿度が高くなるほど大きくなる。本発明は、この除湿前後の空気の温度と除湿対象空気の湿度の関係を予め実験やシミュレーション等で調べておき、除湿前後の空気の温度に基づいて、除湿対象空気の湿度を推定するものである。
推定された湿度は、除湿装置の運転条件を決定するための材料として用いることが出来る。例えば、推定湿度に基づいて、区域変更手段による除湿ユニット割り当て変更の速度や、再生に用いる空気の温度調節の目標値を決定することが可能である。即ち、従来は、湿度計(露点計)によって得られた湿度や露点に従って制御を行っていたところ、本発明では、推定湿度に従って制御を行うことで、湿度計(露点計)による誤測定や保守等の問題を生じることなく、安定性の高い可変制御運転を簡易に実現することが出来る。
なお、除湿装置の制御に用いられる運転条件とは、例えば、除湿ロータ式除湿装置におけるロータ回転数や、再生ヒータによる再生空気の温度調節目標値である再生温度である。一般に、ロータ回転数(または再生温度)を下げるほど加熱再生に要する熱量が減少するので省エネルギーとなるが、供給空気(除湿された空気)の露点が上昇する。また、同じロータ回転数(または再生温度)で比較すると、除湿ゾーン入口の絶対湿度が低いほど供給空気の露点は低下する傾向がある。本発明でいう「好適な」運転条件とは、供給空気の露点が所定の範囲(設定値または目標値の範囲)を満足した状態で、除湿ユニットの再生に要する熱量を最小とすることが出来る運転条件をいい、特に冬期等の除湿負荷の小さい部分負荷運転時ほど大きな効果を生む。
また、本発明において、前記除湿ユニットは、設定された単位時間当たり回転数で回転することで前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域の順に繰り返し割り当てられる除湿ロータであり、前記好適運転条件取得手段は、該除湿装置における、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ロータの再生に要する熱量が最小となる好適ロータ回転数と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す前記好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度に対応する前記好適ロータ回転数を取得し、前記区域変更手段は
、取得された前記好適ロータ回転数に従って前記除湿ロータを回転させることで、前記除湿ロータを、前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域の順に繰り返し割り当ててもよい。
より具体的には、除湿対象の空気の湿度が低い場合には、より小さい除湿能力で十分であるため、ロータ回転数を下げ、湿度が高い場合には、より大きい除湿能力が必要となるため、ロータ回転数を上げることで対応する。そして、除湿された空気の露点が所定の範囲(設定値または目標値の範囲)を満足した状態で、且つ除湿ロータの再生に要する熱量が最小となる好適ロータ回転数と、除湿対象の空気の湿度と、は一定の関係を有する。このことから、本発明では、予めシミュレーションや実験等により除湿装置における除湿対象湿度と消費エネルギー的に好適なロータ回転数との関係を調べておき、この関係に従って、推定湿度からロータ回転数を決定することとした。なお、本発明は、例えば、所謂吸着ロータ方式の乾式除湿装置に適用することが出来る。また、単位時間当たり回転数は、回転数自体(例えば、1分あたりの回転数等)で設定されてもよいし、回転速度(例えば、1秒あたりの回転角度や、回転距離等)で設定されてもよい。
また、本発明において、前記パージ区域に導入される空気の風量であるパージ風量は、前記ロータ回転数に比例して変化するように制御されてもよい。
特に、パージ区域の出口温度に基づいて再生に用いられる空気の風量(再生風量)を制御する場合には、パージ区域の出口における温度分布は、ロータ回転数を変化させた場合にも一定に保たれることが好ましい。このためには、総パージ風量(パージ風量*パージ時間)を一定にする必要がある。そして、パージ時間はロータ回転数と反比例するため、総パージ風量を一定に保つためには、パージ風量はロータ回転数に比例させることが好ましい。
例えば、ロータ回転数を減少させた場合には、パージ区域での除湿ロータ滞在時間が長くなるため、より少ないパージ風量で除湿ロータを冷却することが可能となる。特に、除湿された空気の負荷への供給風量を一定とする一般的な設計条件の下で、除湿された空気の一部をパージに用いる方式の除湿装置においては、パージ風量を減らすと必然的に除湿風量も減少することとなるため、パージ風量は、ロータ回転数と比例するように制御されることが望ましい。
また、本発明において、前記好適運転条件取得手段は、予め準備された、前記好適運転条件と前記除湿対象の空気の湿度と前記除湿区域に導入される空気の風量である除湿風量との関係を示す好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度取得手段によって取得された前記推定湿度および前記除湿風量に対応する前記好適運転条件を取得してもよい。
即ち、本発明では、予めシミュレーションや実験等により除湿対象湿度および除湿風量と消費エネルギー的に好適な運転条件(例えば、ロータ回転数)との関係を調べておき、この関係に従って、好適運転条件を決定することとしてもよい。好適運転条件を取得するための情報として、推定湿度の他に、除湿風量を用いることで、より精度の高い好適運転条件を得ることが可能となる。
また、本発明に係る除湿装置は、前記除湿区域に導入される前の空気と該除湿区域を通過した後の空気との差圧を取得する差圧取得手段と、予め準備された、前記差圧と前記除湿風量との対応関係に基づいて、前記差圧取得手段によって取得された前記差圧に対応する、前記除湿区域に導入される空気の推定除湿風量を取得する推定風量取得手段と、を更に備え、前記好適運転条件取得手段は、前記推定湿度取得手段によって取得された前記推定湿度および前記推定風量取得手段によって取得された前記推定除湿風量に対応する前記
好適運転条件を取得してもよい。
また、本発明に係る除湿装置は、前記パージ区域に導入される前の空気と該パージ区域を通過した後の空気との差圧を取得する差圧取得手段と、予め準備された、前記差圧と前記パージ風量との対応関係に基づいて、前記差圧取得手段によって取得された前記差圧に対応する、前記パージ区域に導入される空気の推定パージ風量を取得する推定風量取得手段と、を更に備え、前記推定パージ風量が前記ロータ回転数に比例して変化するように制御されることとしてもよい。
風量の取得には、風量計が用いられてもよいが、上記説明したように、差圧に基づいて風量が推定されてもよい。風量計についても、湿度計等と同様、誤測定や保守の問題を有することがあるため、推定によって風量を取得することで、簡易に正確な制御を行うことが可能となる。
また、本発明において、前記再生区域に導入される空気は、設定された再生温度となるように、再生ヒータによって温度調節され、前記好適運転条件取得手段は、該除湿装置における、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ユニットの再生に要する熱量が最小となる好適再生温度と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す前記好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度に対応する前記好適再生温度を取得し、前記再生ヒータは、前記再生区域に導入される空気を、該空気の温度が前記好適再生温度となるように温度調節されてもよい。
より具体的には、除湿対象の空気の湿度が低い場合には、より小さい除湿能力で十分であるため、再生温度を下げることで対応し、除湿対象の空気の湿度が高い場合には、より大きい除湿能力が必要となるため、再生温度を上げることで対応する。そして、除湿された空気の露点が所定の範囲(設定値または目標値の範囲)を満足した状態で、且つ再生に用いられる空気の温度調節に要する熱量が最小となる好適再生温度と、除湿対象の空気の湿度と、は一定の関係を有する。このことから、本発明では、予めシミュレーションや実験等により除湿装置における除湿対象湿度と消費エネルギー的に好適な再生温度との関係を調べておき、この関係に従って、推定湿度から再生温度を決定することとした。
また、本発明において、前記温度取得手段は、前記除湿対象の空気の温度と、前記除湿された空気のうち前記再生区域寄りの除湿区域において除湿された空気の温度と、を取得してもよい。
定常的あるいは過渡的にパージ風量が少ない状態での運転がなされると、除湿ユニットが、パージ区域における冷却が不十分なまま除湿区域へ移動してしまう場合がある。パージ区域における冷却が十分な場合には、除湿区域の空気排出側の温度分布には殆ど差が生じないが、パージ区域での冷却が不十分な場合には、除湿ユニットの熱容量によってパージ区域から除湿区域へと熱が移行し、除湿区域の空気排出側のパージ区域寄りの空気が相対的に高温となる。このため、本発明では、除湿された空気の温度として、再生区域寄りの除湿区域において除湿された空気の温度を用いることで、パージ区域から除湿区域への熱移行の影響による除湿対象空気の湿度の推定精度の悪化を防止することとしている。
なお、本発明は、除湿装置を制御する方法の発明としても把握可能である。例えば、本発明は、通過する空気の除湿を行うための除湿ロータを、除湿対象の空気を通過させて除湿し、露点を所定の範囲内とするための除湿区域と、温度調節された再生空気を通過させることで該除湿ロータの除湿能力を再生させるための再生区域と、通過する空気によって該除湿ロータの放熱を行うためのパージ区域と、に区分けするための区分手段と、前記除湿ロータを、設定された単位時間当たり回転数で回転することで前記除湿区域、前記再生
区域、前記パージ区域に対して順に繰り返し割り当てる、区域変更手段と、を備える除湿装置において、前記除湿対象の空気の温度と前記除湿区域を通過することで除湿された空気の温度とを取得する温度取得ステップと、予め準備された、前記除湿対象空気の温度および前記除湿された空気の温度と前記除湿対象の空気の湿度との対応関係に基づいて、前記温度取得ステップで取得された前記温度に対応する、前記除湿対象の空気の推定湿度を取得する推定湿度取得ステップと、予め準備された、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ロータの再生に要する熱量が最小となる運転条件である好適運転条件と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度取得ステップで取得された前記推定湿度に対応する前記好適運転条件を取得する好適運転条件取得ステップと、前記好適運転条件に従って、前記除湿装置における除湿ロータの回転数および前記再生空気の温度の少なくとも何れかを制御する制御ステップと、を実行する、除湿装置の制御方法である。
本発明によって、除湿装置のロータ回転数や再生温度を可変制御する方法であって、より安定性の高い可変制御運転を簡易に実現することが可能となる。
実施形態に係る乾式除湿装置を備えた、低露点空気を供給するためのシステムの構成を示す図である。 実施形態における除湿ロータおよびセクション分割カセットを示す斜視図である。 実施形態において、パージゾーンにおける再生ゾーン寄りの位置の出口温度を計測するために設けられる温度センサの位置を示す図である。 実施形態における、除湿装置のロータの回転方向の位置角と、再生ゾーンおよびパージゾーンにおける出口温度との関係を示す図である。 再生ゾーンおよびパージゾーンにおける再生風量比毎の回転方向座標(位置角)における出口空気温度を示す図である。 図4Bに示した再生風量比と、温度分布がなくなって均一化したパージ後空気の温度との間の相関関係を示す図である。 実施形態に係る乾式除湿装置における除湿ゾーン入口絶対湿度と除湿ゾーン出入口の空気温度差の関係を示す図である。 実施形態における、好適ロータ回転数と除湿ゾーン入口空気の絶対湿度との関係を示す図である。 実施形態における、好適再生温度と除湿ゾーン入口空気の絶対湿度との関係を示す図である。 除湿ゾーン通過面風速=2.0 メートル/秒における除湿ゾーン出口空気の露点温度、ロータ回転数の関係の例を示す図である。 除湿ゾーン通過面風速=2.0 メートル/秒における除湿ゾーン出口空気の露点温度、再生温度の関係の例を示す図である。 実施形態に係る制御によって得られる省エネ効果を示す図Aである。 実施形態に係る制御によって得られる省エネ効果を示す図Bである。 実施形態における、除湿ゾーン出口側の空気温度分布を示す図である。 除湿された空気の温度を計測するための温度センサの設置位置の例(1)を示す図である。 除湿された空気の温度を計測するための温度センサの設置位置の例(2)を示す図である。 ゾーン通気風量を差圧および温度に基づく推定によって算出する場合の、差圧および温度の検出位置の例を示す図である。 2段階処理システムに本発明を適用する場合の、温度測定位置の例を示す図である。 本発明が適用される除湿システムの処理フローのバリエーションを示す図である。 従来の除湿装置における排出空気の温度変化を示す図である。
以下、本発明に係る除湿装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、吸着ロータ方式の乾式除湿装置に本願発明を適用した場合について説明しているが、本願発明は、吸着ロータ方式の乾式除湿装置に限らず、除湿、再生およびパージのサイクルによって除湿能力の再生が行われる除湿装置であれば適用可能である。例えば、本発明は、吸湿剤を内部に配した矩形の除湿ユニットに対して、該除湿ユニットの開放端から再生空気を挿入する再生空気ダクトが配置され、該再生空気ダクトが除湿ユニットに対して相対的に往復移動する(実際にモータ等で駆動されて移動するのは再生空気ダクトであっても除湿ユニットであってもよい)タイプの往復動式除湿装置にも適用可能である。また、本発明は、除湿ロータのゾーン分割比や除湿ロータのサイズには無関係に適用可能であり、また、複数段の除湿ロータを有する除湿装置にも適用可能である。
図1は、本実施形態に係る乾式除湿装置を備えた、低露点室等の低露点空間に低露点空気を供給するためのシステムの構成を示す図である。また、図2は、本実施形態における除湿ロータおよびセクション分割カセットを示す斜視図である。乾式除湿装置1は、内部に合成ゼオライトやシリカゲル、塩化リチウム等の吸湿剤が基材に含浸される等して配置されていることで、その内部を通過する空気を除湿する除湿ロータ11を備える。除湿ロータ11の両端面には、セクション分割カセット12、13が配置され、除湿ロータ11に対しては、セクション分割カセット12、13を介して空気の導入および排出が行われる。ここで、除湿ロータ11は、本発明の除湿ユニットに相当し、また、セクション分割カセット12、13は、本発明の区分手段に相当する。
セクション分割カセット12、13の夫々の内部は、除湿ロータ11を、除湿ゾーン11a、再生ゾーン11b、およびパージゾーン11cに区分けするために分割されている。そして、セクション分割カセット12には、除湿ゾーン11aへ除湿対象の空気を導入するための除湿ゾーン入口12a、再生ゾーン11bから除湿能力の再生に用いられた空気を排出するための再生ゾーン出口12b、およびパージゾーン11cからパージ用空気を排出するためのパージゾーン出口12cが設けられており、セクション分割カセット13には、除湿ゾーン11aから除湿された空気を排出するための除湿ゾーン出口13a、再生ゾーン11bへ再生に用いられる空気を導入するための再生ゾーン入口13b、およびパージゾーン11cへパージ用空気を導入するためのパージゾーン入口13cが設けられている。
除湿ロータ11は、このようなセクション分割カセット12、13を両端に備えた状態で、ギアモータ72によって駆動されて回転する。ここで、上述の通り、セクション分割カセット12、13の内部は、除湿ロータ11を除湿ロータ11の回転方向において順に除湿ゾーン11a、再生ゾーン11bおよびパージゾーン11cに区分けするために分割されている。このため、除湿ロータ11の空気通過域は、3つのセクション(除湿ロータ11の回転方向にみて、除湿ゾーン11a、再生ゾーン11b、パージゾーン11cの順)に区画され、除湿ロータ11の回転に伴って、除湿ロータ11の各部分が除湿ゾーン11a、再生ゾーン11b、パージゾーン11cに順に対応することとなる。このため、除湿ロータ11による除湿、除湿ロータ11の除湿能力の再生、再生により高温となった除湿ロータ11のパージ、が繰り返され、乾式除湿装置の除湿性能は維持される。なお、ギアモータ72は、御演算装置CUによって制御される。即ち、ギアモータ72およびこれを制御する御演算装置CUは、本発明の区域変更手段に相当する。
除湿ゾーン11a、再生ゾーン11bおよびパージゾーン11cは、夫々が除湿ロータ11の回転軸を中心とした放射状に区画されたゾーンである(図2を参照)。各ゾーンがセクション分割カセット全体において占める領域の大きさを、除湿ロータ11の回転軸を中心とする角度で表すと、本実施形態では、除湿ゾーン11aが270度、再生ゾーン11bが60度、パージゾーン11cが30度となっている(図3を参照)。また、セクション分割カセット12、13に設けられた各出入口には、夫々ダクトが接続されている。
セクション分割カセット12の除湿ゾーン入口12aには、除湿対象の空気を取り込むための除湿ダクト22が接続されている。除湿ダクト22には更にファン21が設けられており、ファン21の運転によって、除湿の対象となる空気が取り込まれる。
セクション分割カセット13の除湿ゾーン出口13aには、除湿された低露点空気を低露点空間に供給するための供給ダクト24が接続されている。除湿ダクト22から取り込まれた空気は、除湿ロータ11内の吸湿剤等の働きによって除湿され、供給ダクト24を介して乾式除湿装置から排出される。なお、乾式除湿装置には、目標値となる設定露点が設定されており、乾式除湿装置が期待通りに動作している場合、除湿ダクト22から取り込まれた除湿対象の空気は、この設定露点以下まで除湿されて、供給ダクト24へ排出される。
セクション分割カセット13のパージゾーン入口13cには、再生ゾーン11bを経て再生された吸湿剤等の温度を下げるための空気を導入するためのパージ導入ダクト25が接続されている。供給ダクト24は、低露点空間に接続される他、パージゾーン11cへ空気を導入するためのパージ導入ダクト25へも接続されており、供給ダクト24に排出された空気は、一部が低露点空間に供給され、一部がパージ導入ダクト25を介してパージゾーン11cへ導入される。なお、低露点空間への供給量、およびパージゾーン11cへの導入量は、供給ダクト24に設けられた供給ダンパおよびパージ導入ダクト25に設けられたパージ導入ダンパが制御されることによって調整される。
セクション分割カセット12のパージゾーン出口12cには、パージに用いられた空気を排出するためのパージ排気ダクト26が接続されている。また、セクション分割カセット12の再生ゾーン出口12bには、除湿に用いられた吸湿剤の再生に用いられた空気を排出するための再生排気ダクト27が接続されている。パージ排気ダクト26は、再生ファン31の手前で再生排気ダクト27に合流する。このため、パージに用いられた空気および再生に用いられた空気は、再生ファン31によって吸出され、一部がシステム外へ排気される。
セクション分割カセット13の再生ゾーン入口13bには、除湿に用いられた吸湿剤の再生に用いられる空気を導入するための再生導入ダクト32が接続されている。また、再生導入ダクト32は、再生排気ダクト27に接続されており、途中に再生ヒータ33を備える。このため、パージに用いられた空気および再生に用いられた空気は、再生ファン31によって吸出された後、一部がシステム外へ排気され、一部が再生導入ダクト32へ送られる。なお、システム外への排気量、および再生導入ダクト32への導入量は、再生排気ダクト27に設けられた排気ダンパおよび再生導入ダクト32に設けられた循環ダンパが制御されることによって調整される。
再生導入ダクト32へ送られた空気は、再生ヒータ33によって加熱された後、再生ゾーン11bに導入される。再生ヒータ33は、再生ヒータ33と再生ゾーン入口13bとの間に設けられた温度センサ44の検出結果を取得する温度調節器45によって制御されることで、再生ゾーン11bに導入される再生空気の温度を、設定された再生温度まで温
度調節する。除湿ロータ11の、再生ゾーン11bに対応する位置にある部分の除湿能力は、再生空気によって再生され、その後除湿ゾーン11aに対応する位置まで移動することで、再び除湿に用いられる。
<再生風量の制御>
本実施形態に係る除湿装置では、本発明に係る除湿ゾーン入口空気の絶対湿度を推定してロータ回転数および/または再生温度を制御する処理に先立って(または同時に)、再生風量の制御が行われる。なお、再生風量とは、再生ゾーン11bに導入されることで、除湿ロータ11の除湿能力の再生に用いられる空気(ここでは高温に加熱された空気)の風量である。再生導入ダクト32に設けられた再生ファン31は、再生ファン31より下流に設けられた風量計46において計測される風量が、設定された目標再生風量(本実施形態では、以下に説明する方法で決定される好適再生風量が目標再生風量に設定される)となるように制御される。但し、再生風量の制御には、実施の形態に応じてその他の方法が採用されてもよい。また、実施の形態によっては、後述する再生風量の制御は、省略されてもよい。
図17は、従来の除湿装置における排出空気の温度変化を示す図である。図17に示された温度変化によれば、従来、再生ゾーン11bで完全に再生を完了させ、パージゾーン11cではロータの冷却のみが行われていることがわかる。再生空気の熱は、はじめにロータの温度上昇に使用され、(図中のa〜d)、その後吸着水分の脱離熱として使用される(図中のd〜e)。そして、水分脱離の終了とともに、さらに温度が上昇する(図中のe〜f)。従来は、再生ゾーン11bにおけるパージゾーン11c寄りの位置に温度センサを設け、この温度センサで再生完了温度が検知されるように、再生風量が制御されていた。このため、従来、水分脱離の終了後にロータに与えられる熱は、再生およびパージにおける処理効率を低下させるものであった。ここで、再生完了温度とは、ロータの再生が完了したか否かを、ロータを通過した空気の温度に基づいて判定するための基準となる温度であり、例えば摂氏100度に予め設定されている。
これに対して、本実施形態では、再生風量の制御では、再生ゾーン11bで完全に再生が完了しなくても、パージゾーン11cにおいてロータの蓄熱によりパージ空気が加熱されて除湿能力が再生されることに着目し、パージゾーン11cにおいて再生を完了させることとしている。即ち、パージゾーン11cにおける再生ゾーン11b寄りの位置の出口温度が、再生ゾーン11bにおける最もパージゾーン11cよりの位置の出口温度に比べてより高温で且つ再生完了温度以上となるように、再生風量を制御することとした。
図3は、本実施形態において、パージゾーン11cにおける再生ゾーン11b寄りの位置の出口温度を計測するために設けられる温度センサ41の位置を示す図である。図に示された位置に設置された温度センサ41によって再生完了温度が検知されるように再生風量を制御することで、再生風量を、再生ゾーン11bにおいては再生を完全には完了させず、パージゾーン11cにおいてロータの蓄熱で加熱されたパージ空気によって再生が完了するような再生風量とし、装置の効率を向上させることとしている。なお、ここでいう、パージゾーン11cにおける再生ゾーン11b寄りの位置とは、パージゾーン11cの中心よりも、再生ゾーン11b側により近い位置を指す。
図4Aは、本実施形態における、除湿装置のロータの回転方向の位置角θと、再生ゾーン11bおよびパージゾーン11cにおける出口温度との関係を示す図である。図中のA〜Eまでは、再生空気の熱は、はじめにロータの温度上昇に使用され、(図中のA〜D)、その後吸着水分の脱離熱として使用される(図中のD〜E)。ここで、本実施形態では、図3に示された温度センサ41によって再生完了温度が検知されるよう、再生風量が制御されているため、ロータの再生が完了する直前の状態でロータがパージゾーン11cへ
移行することとなる。ここで、図中のEの状態のロータは、出口近傍を除く大部分の領域が摂氏140度程度まで達している。また、ロータの体積あたりの熱容量は空気の熱容量よりもはるかに大きいことから、Eの状態のロータは高温の蓄熱状態となっている。このロータに低温のパージ空気を流すと、パージ空気は速やかに摂氏140度程度まで昇温され、再生が未完了である吸湿剤の再生が行われる(F〜G)。このような処理により、本実施形態に係る除湿装置では、従来に比べて再生に要するエネルギーを節約することとしている。
なお、本願発明者らの研究によれば、パージ風量を一定にした状態では、パージゾーン11cを通過した後の、温度分布がなくなった状態(パージ後の空気が混合されてパージ後空気の温度が均一化した状態)のパージ後空気の温度(いわば、パージゾーン11c出口空気の平均温度)は、再生風量比(=再生風量/除湿風量)の変化に伴う再生ゾーン11bとパージゾーン11cの各出口温度の分布と、相関関係があることが判明している。なお、ここで、再生風量比とは、除湿区域を通過する風量(除湿装置の処理風量)に対する再生風量の割合を指す。
図4Bは、再生ゾーン11bおよびパージゾーン11cにおける再生風量比毎の回転方向座標(位置角)における出口空気温度を示す図である。図4Bに示した例では、再生風量を絞っていくと(再生風量比αの値を小さくすると)、出口空気温度の分布曲線が図の右方向にシフトしていき、パージゾーン11cにおける再生ゾーン寄りの何れかの地点における出口温度が、再生ゾーン11bにおける最もパージゾーン11c寄りの位置における出口温度よりも高温で、且つ再生完了温度以上となる再生風量比があることが分かる。
図4Cは、図4Bに示した再生風量比と、温度分布がなくなって均一化したパージ後空気の温度との間の相関関係を示す図である。図4Cによれば、再生風量比と、温度分布がなくなって均一化したパージ後空気の温度との間の相関関係があることが分かる。このため、上記説明した再生風量の制御においては、図3に示した、パージゾーン11cにおける再生ゾーン11b寄りの位置の出口温度を、温度センサ41によって直接測定して、この温度に基づいて再生風量を決定する方法に代えて、パージ排気ダクト26に設けた温度センサ(図示は省略する)を用いて温度分布がなくなって均一化したパージ後空気の温度を測定し、この温度に基づいて、再生風量を決定する方法が採用されてもよい。このような方法によっても、パージゾーン11cにおける再生ゾーン11b寄りの位置の出口温度が、再生ゾーン11bにおける最もパージゾーン11cよりの位置の出口温度に比べてより高温で且つ再生完了温度以上となるように、再生風量を制御することが出来る。
<除湿ゾーン出入口温度を利用する制御>
更に、本実施形態に係る乾式除湿装置は、ロータ回転数および再生温度が、制御演算装置CUによって制御されることで、効率的な運転を実現する。また、本実施形態において、好適ロータ回転数または好適再生温度は、除湿ゾーン出入口12a、13aの空気の温度から割り出される。
除湿ダクト22の除湿ゾーン入口12a近傍には、除湿対象の空気の温度を計測するための温度センサ42が設けられており、供給ダクト24の除湿ゾーン出口13a近傍には、除湿された供給空気の温度を計測するための温度センサ43が設けられている。温度センサ42、43は、除湿ダクト22を介して乾式除湿装置に取り込まれる空気の温度(入口空気温度TA)、および供給ダクト24を介して低露点空間またはパージ導入ダクト25へ送られる空気の温度(出口空気温度TB)を計測し、制御演算装置CUへ計測された温度TAおよびTBを送信する。また、除湿ダクト22には風量計23が設けられている。風量計23は、除湿ダクト22を介して乾式除湿装置に取り込まれる風量を計測し、制御演算装置CUへ風量信号を送信する。制御演算装置CUは、入力された風量信号に基づいて除湿
ゾーン面風速vproを算出する。
図5は、本実施形態に係る乾式除湿装置における除湿ゾーン入口絶対湿度xAと除湿ゾーン出入口12a、13aの空気温度差ΔTpro= TBTAの関係を示す図である。除湿ゾーン11aでは、水蒸気の吸着熱の影響により出口空気温度TBは入口空気温度TAよりも高くなる。この温度上昇幅ΔTproは、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAが低くなるほど小さくなり、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAが高くなるほど大きくなる。この除湿ゾーン出入口12a、13aの空気温度差ΔTproと除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAの関係を予め実験やシミュレーション等で調べておき、関係式(例えば、以下に示す式(1))または湿度推定処理用マップ等の形式で、推定湿度情報として、制御演算装置CUの記憶装置に記憶させる。そして、制御演算装置CUは、除湿ゾーン出入口12a、13aの空気の温度TA、TBの測定値を受け付けると、この関係式を用いた演算または湿度推定処理用マップの参照を行うことで、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを推定する。パージゾーン11cでの冷却が十分に行われ、パージゾーン11cから除湿ゾーン11aへの熱移行がない条件では、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAは、入口空気温度TAと出口空気温度TBから以下の式(1)で定まり、制御演算装置CUは、除湿ゾーン出入口12a、13aの空気の温度TA、TBを式(1)に代入して演算することで、ロータ回転数・再生温度・除湿風量等とは無関係に除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを推定できる。
xA = f (TA, TB) ・・・式(1)
制御演算装置CUは、この除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを用いて、湿度が低いときにはロータ回転数を下げ(あるいは再生温度を下げ)、湿度が高いときにはロータ回転数を上げる(あるいは再生温度を上げる)ように可変制御を行う。
図6は、本実施形態における、好適ロータ回転数ωoptと除湿ゾーン入口空気の絶対湿
度xAとの関係を示す図である。また、図7は、本実施形態における、好適再生温度Treg,optと除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAとの関係を示す図である。なお、この関係についても、予め実験やシミュレーション等で事前に調べておき、関係式(以下に示す式(2)および式(3)を参照)、ロータ回転数制御用マップ(図6を参照)、または再生温度制御用マップ(図7を参照)等の形式で、好適運転条件情報として、制御演算装置CUの記憶装置に記憶させておく。
ωopt = f (vpro, xA, Treg, TA) ・・・式(2)
Treg,opt = f (vpro, xA, ω, TA) ・・・式(3)
次に、除湿ゾーン出入口12a、13aの空気の温度を利用して運転条件を決定する処理の全体の流れを説明する。はじめに、制御演算装置CUは、温度センサ42、43から入力された温度信号に基づいて湿度推定処理用マップを参照し除湿ゾーン入口絶対湿度xAを算出する(式(1)より)。また、制御演算装置CUは、風量計23から入力された風量信号に基づいて除湿ゾーン面風速vproを算出する。但し、除湿ゾーン等の各ゾーンを通過する空気の風量としては、風量計による計測によらず、後述する式(4)を用いた推定処理によって得られたものが用いられてもよい。そして、制御演算装置CUは、「回転数の制御」、「再生温度の制御」、および「回転数および再生温度の制御」のうち、事前に定めた何れかの制御を行う。
回転数を制御する場合、制御演算装置CUは、除湿ゾーン面風速vpro、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xA、再生温度Treg、入口空気温度TAを式(2)に適用するか、ロータ回転数制御用マップを参照し、好適回転数ωoptを算出する。この好適回転数を目標値として
、除湿ロータ11を駆動するモータの回転数を調節する。
再生温度を制御する場合、制御演算装置CUは、除湿ゾーン面風速vpro、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xA、ω、入口空気温度TAを式(3)に適用するか、再生温度制御用マップを参照し、好適再生温度Treg,optを算出する。この好適再生温度を目標値として、再生ヒータ出力を調節する。
回転数および再生温度の両者を制御する場合、制御演算装置CUは、除湿ゾーン面風速vpro、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xA、入口空気温度TAに基づいて事前に作成した好適な回転数・再生温度の組み合わせの演算式またはロータ回転数・再生温度制御用マップ等を記憶装置に記録しておき、この演算式を用いた演算またはマップの参照を行うことで、ロータ回転数と再生温度との好適な組み合わせを算出する。この好適回転数と好適再生温度を目標値として、除湿ロータ11を駆動するモータの回転数および再生ヒータ出力を調節する。
<効果>
図8は、除湿ゾーン通過面風速vpro=2.0 メートル/秒における除湿ゾーン出口空気の
露点温度Td,B、ロータ回転数ωの関係の例を示す図である。ロータ回転数を一定とした場合、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xA[g/kg(DA)]が低下するほど、除湿ゾーン出口空気の露点温度Td,Bは低下するため、必要以上の除湿が行われることとなる。本実施形態に係るロータ回転数の制御によれば、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAが低い場合に、供給空気露点が設計仕様を満足する範囲内でロータ回転数ωを遅くするように制御するため、再生ゾーン11bでの除湿ロータ滞在時間が長くなり、より少ない再生熱量で(より少ない再生風量で)、再生を行うことが可能となる。
図9は、除湿ゾーン通過面風速vpro=2.0 メートル/秒における除湿ゾーン出口空気の
露点温度Td,B、再生温度Tregの関係の例を示す図である。再生温度Tregを一定とした場合、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAが低下するほど、除湿ゾーン出口空気の露点温度Td,Bは低下するため、必要以上の除湿が行われることとなる。本実施形態に係る再生温度の制御によれば、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAが低い場合に、供給空気露点が設計仕様を満足する範囲内で再生温度Tregを下げるように制御するため、再生ゾーン11bにおける除湿ロータ11の温度上昇幅が小さくなり、加熱再生に要する熱量が減少する。
図10A、および図10Bは、本実施形態に係る制御によって得られる省エネ効果(定格運転時の再生熱量を100%としたときの再生熱量比)を示す図である。除湿ゾーン通過
面風速は、vpro=2.0 メートル/秒(定格)およびvpro=1.0 メートル/秒の2ケースとした。なお、パージ面風速は式(4)で定め、再生風量は上記した処理によって制御した。
図10A、および図10Bに示された結果によれば、xin=0.5 g/kg(DA)の部分負荷時には、「回転数の制御」を行ったときには、定格回転数での運転時に対して、v=2.0 メートル/秒時に約27%、v=1.0 メートル/秒時に約58%再生熱量を低減でき、「再生温度の制御」を行ったときには、定格再生温度での運転時に対して、v=2.0 メートル/秒時に約10%
、v=1.0 メートル/秒時に約22%再生熱量を低減できることが分かる。このような省エネ
効果を得るために、従来技術では湿度計や露点計を用いる必要があったが、本実施形態に係る乾式除湿装置によれば、湿度計や露点計を用いずにこれと同等の省エネ効果を得ることが出来る。従来技術に比べて除湿性能の安定性が向上する上、湿度計や露点計の定期的な校正作業が不要となり保守が容易になる。
<変形例:除湿ゾーン出口空気温度の測定位置>
図11は、本実施形態における、除湿ゾーン出口側の空気温度分布を示す図である。定
常的あるいは過渡的にパージ風量が少ない状態での運転がなされると、パージゾーン11cでの除湿ロータ11の冷却が不十分なまま除湿ゾーン11aへ除湿ロータ11が移動する場合がある。図11に示すように、パージゾーン11cでの冷却が十分なときには除湿ゾーン出口側にはほとんど温度分布が生じないが、パージゾーン11cでの冷却が不十分なときには、除湿ロータ11の熱容量によってパージゾーン11cから除湿ゾーン11aへと熱が移行し、除湿ゾーン出口側のパージゾーン11c寄りの空気が相対的に高温となる。このような場合、吸着熱以外の要因によって除湿ゾーン出入口12a、13aの空気温度差ΔTproが大きくなってしまうため、除湿ゾーン出口側のダクト内の空気の温度から除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを推定すると、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを過大に推定することになる。このため、除湿された空気の温度を計測するための温度センサを、セクション分割カセット13の除湿ゾーン出口側の再生ゾーン11b寄りに設け(図示は省略する)、この位置で計測された温度を、湿度推定に用いることとしてもよい。
図12は、除湿された空気の温度を計測するための温度センサの設置位置の例(1)を示す図である。除湿ゾーン出口13aのダクト部ではなく、図12に示すように除湿ゾーン出入口12a、13aの空気温度差ΔTproを算出する際の除湿ゾーン出口温度として除湿ゾーン出口側の再生ゾーン11b寄りのカセット部に挿入した温度センサの指示値を用いれば、パージゾーン11cからの熱移行の影響を取り除くことができる。なお、図11の最も再生ゾーン11b寄りの温度が高いのは、除湿ゾーン11aと再生ゾーン11bの間のセクション分割板からの輻射熱の影響である。この影響を受けないように、セクション分割板と温度センサの間には、ある程度の距離(例えば、温度センサと分割板との直線距離が概ね20cm以上)を設けることが望ましい。
図13は、除湿された空気の温度を計測するための温度センサの設置位置の例(2)を示す図である。図13に示すように除湿ゾーン11aを2つに区画し、パージゾーン11cから離れた側の除湿ゾーン11a2の出口側ダクト部の温度を計測することで、パージゾーン11cでの冷却が不十分な場合であっても、パージゾーン11cからの熱移行の影響を取り除き、除湿ゾーン入口空気の絶対湿度xAを過大に推定してしまうことを防止することが出来る。
<変形例:風量の測定方法>
図14は、ゾーン通気風量を差圧および温度に基づく推定によって算出する場合の、差圧および温度の検出位置の例を示す図である。図14のように温度センサと差圧計dPを各ゾーンに設置して測定すれば、風量計を用いなくても、次式で各ゾーンの通気風量を求めることができる。風量計についても、湿度計等と同様、誤測定や保守の問題を有することがあるため、除湿性能の安定性の観点からは、推定による方法のほうが好ましい結果が得られる場合がある。なお、差圧と温度に基づいて風量を推定する場合には、以下に示す式(4)を用いることが出来る。
Figure 0005390242
・・・式(4)
なお、式(4)の計算に必要なゾーン出口の空気温度の測定では、ゾーン出口において温度分布のなくなった空気温度を測定する必要があるが、特にパージゾーン11cや再生ゾーン11bでは除湿ロータ出口部での温度分布が大きいために混合が行われにくく、正確な出口温度測定が行えない場合がある。ダクト流路が長ければこの温度分布は自然に消滅するが、ダクト流路を長くするとダクトからの放熱ロスによって本来測定しようとする出口温度が正確に測定できない場合もありうる。したがって、例えばゾーン出口空気を攪
拌し、攪拌後の空気をゾーン出口空気として、その温度を測定してもよい。このような攪拌は、ゾーン出口側空気流路に設けられたダンパ、プロペラ、整流板、またはエルボによって行うようにしてもよい。または、攪拌をせずに、ゾーン出口側カセット部に一定間隔(位置角方向に)で複数本の温度センサを挿入しておき、その温度平均値をゾーン出口空気温度としてもよい。
<変形例:2段階処理システムにおける温度測定位置>
図15は、2段階処理システムに本発明を適用する場合の、温度測定位置の例を示す図である。図15に示した例では、除湿ゾーンが第1除湿ゾーン11a1および第2除湿ゾーン11a2に分割されており、除湿対象の空気は、一旦第1除湿ゾーン11a1を通過した後、更に第2除湿ゾーン11a2を通過する。即ち、図15に示した例では、除湿対象空気は除湿ゾーンを2度通過する。図15に示すような2段階処理システムに方法1を適用する場合、第1除湿ゾーン11a1の出入口温度差から第1除湿ゾーン11a1の入口湿度を推定し、第2除湿ゾーン11a2の出入口温度差から第2除湿ゾーン11a2の入口湿度を推定して制御を行うことができる。第1除湿ゾーン11a1の出口空気温度と第2除湿ゾーン11a2入口空気の温度がほぼ等しい場合には、何れか一方の温度センサは省略できる。
<変形例:パージ風量の制御>
また、除湿ロータ11の回転数を減少させた場合には、パージゾーン11cでの除湿ロータ滞在時間が長くなるため、より少ないパージ風量で除湿ロータ11の冷却が可能となる。特に、除湿風量の一部をパージ風量に用いる形式のシステムにおいては、パージ風量を減らせば必然的に除湿風量も減少することになるので、再生ファン回転数(インバータ制御)やパージ流路に設けたダンパの開度等を調節して、パージ風量がロータ回転数と比例するように制御することが望ましい。好適ロータ回転数に対応した好適パージ面風速は以下に示す式(5)で算出する。
好適パージ面風速= 定格パージ面風速×好適ロータ回転数/定格ロータ回転数
・・・式(5)
図16は、本発明が適用される除湿システムの処理フローのバリエーションを示す図である。図16に示された表において、列Aは、除湿ロータ11における除湿空気の流れ方向とパージ空気の流れ方向が同方向であり、これに対して再生空気の流れ方向が逆方向である除湿装置を示しており、列Bは、除湿ロータ11における除湿空気の流れ方向に対して、再生空気およびパージ空気の流れが逆方向である除湿装置を示している。また、行1は、パージに用いられた空気が、再生に用いられた空気と再生ファン31の手前で合流して、再生に用いられる除湿装置を示しており、行2は、パージに用いられた空気が、再生に用いられた空気と再生ファン31の後で合流して、再生に用いられる除湿装置を示しており、行3は、パージに用いられた空気が、再生に用いられた後で再利用されない除湿装置を示しており、行4は、パージに用いられた空気が、外部から取り込まれた空気と合流して再生に用いられる除湿装置を示している。但し、本発明に係る除湿装置および除湿装置の制御方法は、図16に示されていない処理フローを有する除湿装置に対して適用されてもよい。
1 乾式除湿装置
11 除湿ロータ
11a 除湿ゾーン
11b 再生ゾーン
11c パージゾーン
12、13 セクション分割カセット
42、43、44 温度センサ
23、46 風量計

Claims (6)

  1. 通過する空気の除湿を行うための除湿ユニットを有する除湿装置であって、
    前記除湿ユニットを、除湿対象の空気を通過させて除湿し、露点を所定の範囲内とするための除湿区域と、温度調節された空気を通過させることで該除湿ユニットの除湿能力を再生させるための再生区域と、通過する空気によって該除湿ユニットの放熱を行うためのパージ区域と、に区分けするための区分手段と、
    前記除湿ユニットを、前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域に対して順に繰り返し割り当てる、区域変更手段と、
    前記除湿対象の空気の温度と前記除湿区域を通過することで除湿された空気の温度とを取得する温度取得手段と、
    予め準備された、前記除湿対象空気の温度および前記除湿された空気の温度と前記除湿対象の空気の湿度との対応関係に基づいて、前記温度取得手段によって取得された前記温度に対応する、前記除湿対象の空気の推定湿度を取得する推定湿度取得手段と、
    予め準備された、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ユニットの再生に要する熱量が最小となる運転条件である好適運転条件と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度取得手段によって取得された前記推定湿度に対応する前記好適運転条件を取得する好適運転条件取得手段と、を備え、
    前記除湿ユニットは、設定された単位時間当たり回転数で回転することで前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域の順に繰り返し割り当てられる除湿ロータであり、
    前記好適運転条件取得手段は、該除湿装置における、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ロータの再生に要する熱量が最小となる好適ロータ回転数と、前記除湿区域を通過する空気の風量と、前記推定湿度と、再生空気の温度調節目標値である再生温度と、除湿対象の空気の温度と、の関係を示す前記好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度に対応する前記好適ロータ回転数を取得し、
    前記区域変更手段は、取得された前記好適ロータ回転数に従って前記除湿ロータを回転させることで、前記除湿ロータを、前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域の順に繰り返し割り当てる、
    除湿装置。
  2. 前記パージ区域に導入される空気の風量であるパージ風量は、前記ロータ回転数の変化
    に比例して変化するように制御される、
    請求項に記載の除湿装置。
  3. 前記除湿区域に導入される前の空気と該除湿区域を通過した後の空気との差圧を取得する差圧取得手段と、
    予め準備された、前記差圧と前記除湿風量との対応関係に基づいて、前記差圧取得手段によって取得された前記差圧に対応する、前記除湿区域に導入される空気の推定除湿風量を取得する推定風量取得手段と、を更に備え、
    前記好適運転条件取得手段は、前記推定湿度取得手段によって取得された前記推定湿度および前記推定風量取得手段によって取得された前記推定除湿風量に対応する前記好適運転条件を取得する、
    請求項1又は2に記載の除湿装置。
  4. 前記再生区域に導入される空気は、設定された再生温度となるように、再生ヒータによって温度調節され、
    前記好適運転条件取得手段は、該除湿装置における、前記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ユニットの再生に要する熱量が最小となる好適再生温度と、前記除湿対象の空気の湿度と、の関係を示す前記好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度に対応する前記好適再生温度を取得し、
    前記再生ヒータは、前記再生区域に導入される空気を、該空気の温度が前記好適再生温度となるように温度調節する、
    請求項1からの何れか一項に記載の除湿装置。
  5. 前記温度取得手段は、前記除湿対象の空気の温度と、前記除湿された空気のうち前記除湿区域の中心から前記再生区域寄りの区域において除湿された空気の温度と、を取得する、
    請求項1からの何れか一項に記載の除湿装置。
  6. 通過する空気の除湿を行うための除湿ロータを、除湿対象の空気を通過させて除湿し、露点を所定の範囲内とするための除湿区域と、温度調節された再生空気を通過させることで該除湿ロータの除湿能力を再生させるための再生区域と、通過する空気によって該除湿ロータの放熱を行うためのパージ区域と、に区分けするための区分手段と、前記除湿ロータを、設定された単位時間当たり回転数で回転することで前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域に対して順に繰り返し割り当てる、区域変更手段と、を備える除湿装置において、
    前記除湿対象の空気の温度と前記除湿区域を通過することで除湿された空気の温度とを取得する温度取得ステップと、
    予め準備された、前記除湿対象空気の温度および前記除湿された空気の温度と前記除湿対象の空気の湿度との対応関係に基づいて、前記温度取得ステップで取得された前記温度に対応する、前記除湿対象の空気の推定湿度を取得する推定湿度取得ステップと、
    記除湿された空気の露点が前記所定の範囲内のまま前記除湿ロータの再生に要する熱量が最小となる好適ロータ回転数と、前記除湿区域を通過する空気の風量と、前記推定湿度と、再生空気の温度調節目標値である再生温度と、除湿対象の空気の温度と、の関係を示す前記好適運転条件情報に基づいて、前記推定湿度に対応する前記好適ロータ回転数を取得する好適運転条件取得ステップと、
    前記好適運転条件取得ステップで取得された前記好適ロータ回転数に従って前記除湿ロータを回転させることで、前記除湿ロータを、前記除湿区域、前記再生区域、前記パージ区域の順に繰り返し割り当てるステップと、
    を実行する、除湿装置の制御方法。
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