JP5389939B2 - 動物から組織サンプルを採取する装置 - Google Patents

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Description

本発明の分野は、動物を管理及び/又は識別することに関するものである。
より詳細には、本発明は、例えば、後で動物を識別し又は動物の病気を検出すべく、特に、動物の生物学的又は生化学的特徴を有する細胞を保存するために動物から組織を採取することに関する。
本発明は、特に、牛、羊、豚、ヤギ、鳥類、魚、又はより一般的には任意の動物種から組織を採取することを可能にし、この採取を、識別タグの取付けと同時に実施することもまた可能とするものである。
例えば、病気を検出することによって家畜類の追跡記録を改善するために、特に、食用の動物の素性を保証するために、対象となる動物から組織を採取する1つ以上の作業が、ますます一般的に行なわれるようになってきている。
このような採取は、例えば、誕生時に、及び動物に識別タグを取付ける時に、動物に対して直接的に実施することができる。他のサンプル採取作業は、例えば、病気を検出するために、又はDNA配列を比較することによって動物の身元を保証するために、動物の生涯全体にわたって実施することができる。そのため、ひとたび動物から採取された組織のサンプルを、保管することが可能となっており、及び/又は分析のために研究機関に送ることが可能となっている。
現状用いられている採取の技術では、視覚的又は電子的であるとよいとされる識別タグを取付ける際に、動物から組織サンプルを採取することが可能となっている。
しかし残念ながら、これらのサンプル採取の技術では、構造及び使用される材料の両方について、既存のタグを変更する必要がある。このような制約が、タグの耐久性の低下や、早期の経年劣化等、タグの性能の問題を生じさせる可能性がある。
識別タグの取付けとは別個独立に実施される組織採取の技術もまた知られている。BiopsytecGmbhを代表して出願された特許文献1が、この技術の一例を開示している。
図1に示されるように、この技術は、動物から組織のサンプル11を切り取って空洞若しくはハウジング内に採取するように構成された切断部材10を形成しているポンチ、又はこのような切断部材10を備えているポンチを使用することに依拠したものとなっている。このような目的のために、切断部材10は、連続的な接触によってその機能を発揮し、かつ鋸歯状に形成された略円形の刃先を有している。
例えば、クランプ等の採取ツールにおける第1の顎に取り付けられたポンチ10が、ツールの作動時に、動物の皮膚を切り取り、かつツールの第2の顎に取り付けられたマイクロ管12に少なくとも途中まで挿入される。ポンチ10は、典型的に、マイクロ管12の栓として機能するように、マイクロ管12よりもわずかに小さな直径を有している。従って、サンプル11を受け取る空洞は、管の内部に向けて開くように構成されているが、サンプルの汚染を防止するために、管の外部に向けては閉じるように構成されている。
これらのサンプル採取の技術によれば、サンプル11がマイクロ管12に直接的に挿入されており、その結果、サンプルの汚染の可能性が限定的なものとなっている。
欧州特許第1014861号明細書
しかし残念ながら、この技術の1つの欠点は、動物の毛がマイクロ管の壁と栓として機能するポンチとの間に挟まれた状態になることによって、容器の不浸透性の問題が生じることが多いということにあり、その結果、サンプルの保存状態が保証されないこととなる。
さらに、ひとたびポンチがマイクロ管に挿入されると、ポンチを引き出し、又は切断することなく、例えば、保存料又は試薬等のような製品を管に追加することが、もはやできなくなってしまう。
この技術の別の欠点は、空洞内の採取された組織サンプルを取り出すために、ポンチを操作しなければならないということにある。このような作業は困難及び/又は複雑なものとなって、ユーザがカットの影響を受ける可能性がある。
よって、動物から組織を採取する技術であって、これら従来技術の欠点のすべてが存在しないような新規な技術について、ニーズが存在している。
本発明は、これらの従来技術の欠点のすべてを有さない新規な技術的解決策として、
動物から組織のサンプルを切り取るように構成された少なくとも1つの切断部材を有する採取手段と、
サンプルを保存する保存手段と
を備え、
動物から組織を採取するように構成された装置の形態について提案するものである。
本発明によれば、採取手段が、切断部材に対して移動可能に構成された押し部材をさらに備え、この押し部材が、サンプルを切断部材によって切り取った後に保存手段に押し入れることを可能にするように構成されている。
このように、本発明は、動物から組織のサンプルを採取する手法であって、ユーザにとって極めて簡単かつ迅速であり、識別タグを同時に取付ける必要が必ずしもない新規な手法を提案するものである。実際、本発明は、組織のサンプルを切り取るための切断部材及びサンプルを保存手段に押し入れる押し部材等、互いに対して移動可能に構成された2つの別々の部材を使用することを提案するものである。
従って、組織の切断及び保存の作業が、サンプルを採取するときに実施されることとなる。
これら2つの作業に別個の部材を用いることは、多くの利点を有している。例えば、組織を切り取り、次いで、サンプルを保存手段に押し込むということが、サンプルの効率的な切断をもたらし、毛が壁と保存手段の栓との間に挟まれた状態になることを防止できる。さらに、これら2つの別個の部材は、より良好な採取を提供するものとなっている。実際には、切断部材が保存手段に挿入されるようには意図されていないため、切断部材のサイズ、すなわち、切断部材の刃先の長さを増やすことが可能であり、その結果、採取されるサンプルのサイズを大きくすることが可能となっている。
一特定の実施形態によれば、切断部材及び押し部材が、回転によって生じるような形状を有し、かつ一致する軸心を有し、切断部材が押し部材のガイドとして用いられるように構成されている。
例えば、切断部材及び押し部材が、円筒形の形状を有し、押し部材の直径が、切断部材の直径よりもわずかに小さくなっているとよい。切断部材は、中空の円筒となっている。そのため、押し部材の一端が切断部材の刃先のレベルを超えて進むまで、押し部材が、回転の軸心方向にて切断部材の内側を移動することができる。
切断部材を、特に、回転によって生じる形状を有し、かつ切断部材と同じ回転軸心を有する支持体に取付けることができる。
特に、同じ回転軸心を有する切断部材又は切断部材の支持体と、押し部材とが、切断部材の内部における押し部材のスライドを可能にする相補的なスライド案内手段を備えている。
別の態様によれば、押し部材が、少なくとも1つの保存料を収容する容器を有している。このような保存料の使用によって、サンプルを乾燥させることが可能となる。
本発明の一特定の特徴によれば、押し部材が、採取ツールの押し棒形成部材によって突かれるように構成された剛体的な支え面を有する第1の端部を備えている。押し部材が円筒である場合、第1の端部が円筒の底となっており、反対側の第2の端部が、サンプルを押すべくサンプルに接触するように構成された円筒の他方の底を構成している。
この第1の端部の支え面が剛体的であることによって、押し部材を採取ツールの押し棒形成部材で突き、又は押すことによって、押し部材を動かすことができる。その結果、押し部材が、自身の回転の軸心に沿った平行移動をするように案内されて、切断部材を通ってスライドすることとなる。
サンプルに触れるように構成された押し部材の第2の端部は、好ましくは、透過性の壁、すなわち、不浸透性でない壁を有している。
壁が透過性であることによって、押し部材の容器に仕込まれた保存料が、サンプルを保護できるようにサンプルの乾燥に関してサンプルに作用することが可能となっている。
さらに、第2の端部に透過性の壁が存在することによって、保存料又は乾燥剤がサンプルに直接触れることがない。実際、サンプルの性質を変化させ、かつ後のサンプルの分析時に問題を引き起こしかねない接触は、防ぐことが好ましい。
この種の不浸透性でない壁は、ふるいと、少なくとも1つの開口で貫かれた仕切り壁と、膜とを有する一群に含まれている。
本発明の別の態様によれば、採取手段が、切断部材を少なくとも部分的に覆う着脱式の保護部材を備えている。
切断部材を覆うこの保護部材は、ユーザが採取手段を取り扱うときにカットの影響を受けることがないように構成されており、また、切断部材の刃を外部の環境から保護することとなる。さらに、保護部材は、押し部材に用意された保存料を周囲の空気から絶縁し、保存料がサンプルの採取後に保存料の機能を適切に果たすことができるように構成されている。
別の実施形態によれば、保存手段が保護部材として使用される構成となっている。すなわち、保存手段が、採取の前における切断部材の保護、及び採取の後におけるサンプルの保存という二重の機能を果たすこととなる。
本発明の別の態様によれば、保存手段が、少なくとも1つの開口を備え、押し部材を、この開口を封じるように採取の際に保存手段に導くことができる。
このようにして、サンプルの汚染の恐れなくサンプルを採取することができる。実際、切断部材からサンプルを取り出すための、又はサンプルを保存手段へと挿入するためのユーザの手による操作を必要とせずに、押し部材及びサンプルが、保存手段に直接挿入されることとなる。
本発明の一特定の実施形態によれば、保存手段が、サンプル管及び管上側部材を備え、この管上側部材が、押し部材に強固に結合する手段を備えている。
特に、管上側部材が、中央の開口によって貫かれているフードと、管の縁に支持されるように構成されたフランジとを備えている。
管上側部材の使用は、多くの利点を提供するものである。まず第1に、動物の組織を正確に切断するために切断部材を当接させることができる支持部をもたらす。また、例えば、管上側部材に押し部材を嵌込み、又は留めることによって、管を閉じることができる。さらには、そのような管上側部材の存在は、サンプルだけが管の内部に残るように、管上側部材を取り除くことによって、研究機関において管の開放を自動化することを可能にする。
さらに、本発明は、動物の識別のために構成されたセットであって、
組織を採取する上述のような装置と、
少なくとも1つの識別タグと
を備え、
前記採取装置及び前記少なくとも1つの識別タグの各々が、前記動物の特定を可能にする識別子を有しているセットに関する。
例えば、この種のセットは、上述のような採取装置と、視覚識別タグ(例えば、耳標)と、電子識別タグとを含んでいる。これら3つの構成要素が、動物についての同じ識別番号又は相互に関連付けられた識別子を保有することができる。いずれの場合も、これらの識別子が、同じ情報を符号化するために使用され、すなわち、同じ動物を特定するために使用されることとなる。
当然ながら、動物を識別するように構成されたこの種のセットは、採取装置及び視覚タグ、採取装置及び電子タグ、又は動物の特定及び/若しくは動物の遺伝的監視を可能にする任意の他の要素若しくは製品のみを含んでいてもよい。
本発明の他の特徴及び利点が、すべてを述べ尽くす例ではない単純な例示として提示される以下の特定の実施形態の説明、及び添付の図面から、さらに明確にされている。
組織のサンプルを採取する従来技術による装置を示している。 本発明の一実施形態による採取手段を示している。 本発明の一実施形態による採取手段を示している。 支持体に取付けられた切断部材の例を示している。 押し部材の例を示している。 押し部材の例を示している。 本発明の一実施形態による保存手段を示している。 組織のサンプルを切り抜くように構成された本発明の一実施形態による管上側部材の使用を示している。 サンプルの採取後の保存手段を示している。 サンプル採取の種々の段階における本発明の一実施形態による採取装置を使用する採取ツールの例を示している。 サンプル採取の種々の段階における本発明の一実施形態による採取装置を使用する採取ツールの例を示している。 サンプル採取の種々の段階における本発明の一実施形態による採取装置を使用する採取ツールの例を示している。 サンプル採取の種々の段階における本発明の一実施形態による採取装置を使用する採取ツールの例を示している。
5. 本発明の一実施形態の説明
5.1 全体的な原理
本発明の全体的な原理は、動物から組織サンプルを採取するように、切断部材に加えて押し部材を使用することに依拠している。ここでの採取は、識別タグの取付けとは別個独立に行うことができ、又は識別タグの取付けと同時に行うことができる。
すなわち、本発明は、組織サンプルを採取する新規な装置であって、サンプルの採取手段と、サンプルの保存手段とを備え、採取手段が、動物の組織の切断を可能にする切断部材及び切断されたサンプルを保存手段に押し込むことができるように構成された押し部材等、互いに対して移動可能に構成された2つの別個の部材を備えている装置を提案するものである。
動物の組織のサンプル分析によって、例えば、サンプルの細胞の顕微鏡検査又はDNA配列の抽出に照らして、特に、動物の識別又はこの動物の病気の検出が可能となることが、想定される。
5.2 採取装置
以下では、例えば、動物の耳からサンプルを採取するために使用される本発明の一実施形態を説明する。
A) 採取手段
図2A及び図2Bは、この実施形態による採取手段の概略図を示しており、採取手段は、第1に切断部材21を備え、かつ第2に押し部材23を備えている。これらの手段は、少なくとも切断部材21の刃先を覆う着脱式の保護部材24によって、少なくとも部分的に保護可能となっている。
この保護部材24は、ユーザの採取装置の取扱時におけるカットの影響を防止し、かつ切断部材の刃を外部の環境から保護するように構成されている。また、必要に応じて押し部材23の容器に用意される保存料について、外気に対する保護もまた提供する。
消毒剤もまた、例えば、ゲル又は泡の形態で保護部材に備えられてもよい。
さらに、保護部材24を、生分解性の材料により作製してもよい。これによって、ひとたび保護部材と採取手段とが分離されたならば、ユーザが、この保護部材を、例えば、地面に放ることによって、単純に処分できる一方で、同時に環境も保護されることとなる。
図3に示されるように、切断部材21を支持体22に取付けることができる。この支持体22は、プラスチックにより作製することができ、かつ典型的には、採取クランプの把持部(又は、顎)の内1つに強固(剛体的)に接続された押し棒の端部に着脱可能に取り付けられている。支持体22は、切断部材22及び押し部材23と同じ軸心を有する回転によって生じる表面を有する形状となっている。一変形例によれば、切断部材21及び支持体22が、例えば、プラスチック又は金属から一体の部品として形成されている。この場合、切断部材21及び支持体22は、一体成形の部材である1つの部品を形成すると想定される。
金属であってよい切断部材21は刃先211を有し、刃先211は、連続的な接触動作をするか、又は刻み目若しくは鋸歯状の形状を有している。サンプルを採取するとき、切断部材が、刃先211に対応する線に沿って動物の皮膚を切り抜くこととなる。
このような実施形態の一例によれば、切断部材21が、回転によって生じる円筒形を有するものと想定される。その結果、刃先211は、円形の形状を有することとなる。他のより複雑な形状もまた、想定される。
切断部材21を形成している円筒は、押し部材23を通すために、その両端で開口し、その結果、この部材23が、矢印Fによって示される方向に沿ってサンプルを切断部材21から押し出し、かつ保存手段に送ることができる。
図4A(断面図)及び図4Bは、矢印Fによって示される方向に沿って切断部材21の内部で回転によって生じる軸心A−Aに沿って平行移動可能である押し部材23を、さらに正確に示した図である。
図示の実施形態の一例によれば、押し部材23もまた、回転によって生じる円筒形の形状を有している。しかしながら、押し部材23を切断部材21によって形成される円筒の内側でスライド可能とするように、押し部材23の直径は切断部材21の直径よりも小さくなければならない。
押し部材23を形成している円筒は、両端又は両底において少なくとも部分的に閉じられている。
すなわち、押し部材23の第1の端部231が、押し部材23を切断部材21の内部で移動させるように力を加えることができる剛体的な支え面を有している。例えば、この力は、サンプル採取クランプの押し棒を形成する部材によって加えられる。
サンプルと接触するように構成された押し部材23の第2の端部232は、説明される実施形態によれば、透過性の壁、すなわち、不浸透性でない壁を有している。
この壁は、多くの役割を果たすこととなる。まず第1に、サンプルが切断部材によって切り取られた後で、サンプルを保存手段へと押すことによってサンプルの取り出しを可能にする。そのため、サンプルが動物から完全に分離されて、繊維又は毛によって動物に付着したままとなることが防止される。このことによって、サンプル採取の作業において、サンプルがほぼ確実な採取されて、採取の効率が向上することとなる。
さらに、保存料を、押し部材23の容器234に用意することができる。次いで、壁の浸透性により、保存料がサンプルに直接触れることを防止しながら、この保存料をサンプルに対して作用させることができる。
乾燥剤が、特に、サンプルに含まれる水を吸収することによって、サンプルの保存状態を改善させることができる。この乾燥剤は、例えば、シリカゲル(登録商標)であり、より一般的には分子ふるい(molecular screen)となっている。そのため、シリカ、粘土等を主体とし、ビーズ、粉末、ゲル、固体、液体等の形態をとり、かつ多くの場合において泡の状態で含浸されるさまざまな種類の製品が、使用可能である。
図4Bに示されるように、押し部材の第2の端部232に位置する壁は、例えば、十字の形状であってもよい。硬質であるか、可撓性であるか、弾性的であるか、布地により作製されるか、1つ以上の十字若しくは1つ以上の孔等を有するように穿孔された等である膜、ふるい、又は仕切り等のように、他の種類の壁も想定される。この壁は、サンプルを切断部材21から押し出すために使用可能であり、かつ容器234に保存料が用意される場合にこのような保存料をサンプルに作用させることができれば、十分な機能を発揮するものである。
押し部材23を切断部材21に案内するために、一方(すなわち、切断部材21及び/又は切断部材21の支持体22)と、他方(すなわち、押し部材23)とが、相補的なスライド案内手段を備えている。
例えば、押し部材23が、切断部材21及び押し部材23の回転の軸心に平行な1つ以上のガイド溝を備えている。やはり、押し部材23のスライドを案内すべく、回転の軸心に平行である切断部材21及び/又は切断部材21の支持体22の1つ以上の帯片(strip)を、これらの溝に挿入することができる。これらの帯片は、支持体22を形成する回転によって生じる表面の内面に局在し、さらには/あるいは、切断部材21を形成する中空円筒の内面に局在している。これらの帯片は、サンプルの切断を妨げないよう、切断部材21の刃先までは延びていないと好ましい。
このように、動物の耳を通過しそうな押し部材23が、切断部材21の支持体22によって保護されることを、見て取ることができる。従って、ユーザが、この切断部材23を取り扱う必要がなく、その結果、切断部材の汚染又はサンプルの汚染の恐れが防止されることとなる。また、リング又は中央に孔が開けられたフード等、押し部材23を支持体22の内部に保持することができる手段を、支持体22に追加することもまた可能である。
B) 保存手段
図5は、この実施形態による保存手段の断面図を示しており、保存手段は、第1に少なくとも1つの開口を有するサンプル管51を備え、かつ第2に管上側部材52を備えている。
サンプル管の形状を、例えば、24、48、又は96の位置を備えている「ラック」式のサンプル管支持具と互換性を有するように形成することが、想定される。
この種類の管上側部材52は、例えば、クリッピング又は嵌込みによってサンプル管の入口に取り付けられており、管の首部に挿入することを容易にするために、例えば、ゴム等、可撓材料で製作することが可能である。
より具体的には、管上側部材52が、中央に開口を有するフード(hood、頭巾)の形態となっており、このような開口は、押し部材23の少なくとも一部分を挿入可能とするように十分な直径を有している。このフードに可撓材料を使用することもまた、押し部材23を管51に挿入することを容易にする。その結果、押し部材23が、管51を不浸透の状態又はほぼ不浸透の状態で封じることとなる。
さらに、管上側部材52は、サンプル管51の縁に当接するフランジを有している。このようなフランジを用いることによって、特に、フードの配置及び取り外しを容易にすることができる。ひとたびサンプルが採取され、押し部材23が少なくとも部分的に管上側部材51の中央の開口に挿入されると、実際に、サンプルを分析するために、フランジを把持することによって、管上側部材52及び押し部材23を単一のユニットとして引き戻すことができる。このように、組織のサンプルだけを管51内に残すように管上側部材を取り外し可能にするサンプル管51の開放のための工程を、自動化することができる。
図6に示されるように、フランジは、組織サンプルをより容易に切断できるように、サンプル採取の際に切断部材21の刃先を傾斜可能とするストッパ面(又は、障害部分)もまた定めている。この技術は、動物の毛の効率的な切断をもたらすこととなる。このようにして、毛が管の閉鎖を妨げることがなく、その結果、従来技術と比べ、より良好な管の不浸透性がもたらされることとなる。
次いで、図7に示されるように、押し部材23が、このように切断されたサンプル53を管51の中に押し、管上側部材52に挿入されることによって動き続ける。このようにして、例えば、押し込みによって管上側部材52に強固に結合した押し部材23が、管51を気密又はほぼ気密に封じている。
別の実施形態によれば、サンプル管52を、図2Bによる保護部材24として使用することができる。
5.3 サンプル採取ツール
上述した採取装置を使用して組織サンプルを採取するために使用することができるサンプル採取ツールの一例を、以下に説明する。
このようなツールは、一般的に、任意の不特定の性質の2つのアーム又はハンドルを有し、その少なくとも一方がヒンジで接続されたクランプの形状を有している。これらのアームが、2つの把持部又は顎に対して作用することとなる。採取手段が、一方の把持部の押し棒形成部材に取付けられ、保存手段が、他方の把持部に取付けられている。
例えば、手で動かすことができる可動アームが、サンプル採取手段により動物の肉を貫き、かつ採取されたサンプルを保存手段に押し込むように、サンプル採取手段を平行移動の動きにて案内するような方法で、押し棒形成部材の駆動手段に作用する。また、クランプを、電気、空気、又は他の形態のエネルギによって作動させることも可能である。従って、サンプル採取手段及び保存手段は、このようなツールと協働するように構成されている。より具体的には、切断部材及び押し部材が、クランプの動作によって互いに対して移動するように構成されている。
図示の一例では、第1のピンが、耳を穿刺する切断部材又は当該切断部材の支持体に平行移動の動作を伝達し、次いで、第2のピンが、切断されたが依然として切断部材に位置する組織サンプルを押してサンプル管内に置くために、押し部材に平行な平行移動の動作を伝達する二連ピン機構が提案されている。従って、耳を貫く切断部材及び押し部材の経路は、直線的となっている。これら2つの動作は、クランプに対するユーザのただ1つの操作によって制御されている。
図8A、図8B、図8C、及び図8Dは、このようなクランプについて、サンプル採取の種々の段階における顎を、さらに正確に示している。
図8Aに示されている初期状態において、本発明のこの実施形態による採取手段は、支持体22に取付けられた切断部材21と、押し部材23とを、クランプの把持部の押し棒形成部材に取り付けた状態で備えている。このような押し棒形成部材は、例えば、第1の押し棒81及び第2の押し棒82と称される2つの押し棒と、バネ83とを備えている。2つの押し棒81及び82については、一方が他方においてスライドすることとなる。
この実施形態による保存手段は、管51及び管上側部材52を備えており、かつクランプの他方の把持部において、例えば、管支持具に取り付けられている。
従って、クランプのいかなる構成要素もまた、採取されたサンプルに直接触れることがない。
保護部材24がサンプル採取手段の切断部材21を保護している場合には、採取作業の前に保護部材24を取り外さなければならない。
次いで、ユーザは、クランプの把持部を、動物(例えば、動物の耳84)のサンプル採取領域の両側に取付けることができる。
次いで、ユーザは、図8Bに示されるように、採取手段を平行移動の動作にて案内するために、押し棒形成部材を駆動するための手段を操作して、クランプを作動させることができる。その結果、切断部材21の刃先がストッパ面又は障害部分を定めている管上側部材52のフランジに支持されるまで、切断部材21が、第1の押し棒81によって駆動されて動物の耳84を通過する。このようにして、切断部材21が、切断部材21によって定められる中空円筒の内側に位置する動物の耳の組織のサンプル53を切り抜くことを可能にする。換言すると、切断部材21がポンチのように機能することとなる。
切断部材21の刃先が管上側部材のフランジに当接するとき、切断部材21の移動が止められる。次いで、長さ調整済みのバネ83が、圧縮され始める。このバネ83の圧縮により、第2の押し棒82が駆動され、第1の押し棒81の内側で案内されて平行移動する。その結果、押し具23が、第2の押し棒82によって駆動され、切断部材21の内側で案内されて平行移動することとなる。押し部材23は、切断部材21によってすでに切断されたサンプル53に接すると、前進を続けて、サンプル53を管51へと押す。換言すると、押し部材23が、切断部材21によって切り抜かれた組織サンプルの取り出しを可能にする。
このように、押し棒へと動作を伝達する機構を、ストリッパがサンプル採取手段を支えるストリッピングシステムとして、見ることができる。このようなシステムでは、第1の押し棒81が切断手段の外周の部材に圧力を作用させ、第2の押し棒が採取手段の中央の部材に圧力を作用可能にする。採取手段の外周の部材が、例えば、支持体22又は切断部材21の内で切断部材21の刃先とは反対側の端部によって形成されるリングに相当する。サンプル採取手段の中央の部材は、例えば、押し部材23の支え面231に相当する。
図8Cに示されるとおり、押し部材23は、管上側部材52にはまり込んで前進を終え、従って管51を気密又はほぼ気密に封じて前進を終える。このように、押し部材23は、保存手段のための栓の機能も果たすこととなる。
さらに、押し部材23に保存料が存在するため、管51に配置されたサンプル53を、数日から数年までの範囲の期間にわたって乾燥させて保存することができる。
ひとたび保存手段が、栓のように機能する押し部材23によって閉じられると、ユーザは、クランプのアームへと加える作用を緩めることができる。
図8Dに示されるとおり、サンプル53を含んで押し部材23によって封じられたサンプル管51は、クランプの一方の把持部の管支持具に取り付けられたままの状態となる。
切断部材21及び当該切断部材21の支持体22を取り付けた第1の押し棒81は、クランプの他方の把持部において元の位置に復帰する。実際、この実施形態において、押し棒形成部材は、押し部材23を管上側部材52に取り付けられたままにしながら、切断部材を初期の位置へと戻すために、切断部材21を保持するための手段を備えている。
次いで、ユーザは、例えば、ユーザが汚れた切断部材21に触れたり、カットの影響を受ける恐れを冒したりすることがないように、排出機構を作動させることによってクランプから切断部材21及び当該切断部材21の支持体22を取り外すことができる。この排出は、ユーザがクランプのアームへと加える作用を緩めたときに初期の位置に復帰する際に、自動的に実施されてもよい。
また、ユーザは、サンプル管51を取り外し、この管内に組織のサンプルが存在することを視覚によって確認することができる。この目的のため、管の少なくとも一部分が透明となっている。
次いで、ユーザは、これらの工程を別の動物について繰り返すことができ、又は管にサンプルが存在しない場合には、同じ動物について繰り返すことができる。
サンプル管を、例えば、コンピュータにとって読み取り可能なマトリクス又は符号の形態である動物の識別番号で特定することが好ましいことに、注目することができる。これは、特に、管内に含まれるサンプルの分析の際に符号又はマトリクスを読み取ることによって、サンプル採取作業の自動処理を可能にする。
特に、サンプル採取装置と、1つ以上の識別タグ(例えば、視覚及び/又は電子識別タグ)とを含むセットを、ユーザに提供することが可能である。
このセットの構成要素の各々が、同じ情報をおそらくは異なる形態(例えば、識別番号、バーコード、又はマトリクスコードの形態)に符号化して有することによって同じ動物を特定するための識別子を有する。すなわち、これらの識別子は、相互に関連付けられている。
例えば、電子及び視覚識別タグ(例えば、耳標)が、同じ識別番号を保有し、サンプル採取装置が、この識別番号を表わすバーコード又はマトリクスコードを保有する。
このような方法において、サンプル採取装置若しくは視覚識別タグに存在し、又は同じセットの電子識別タグによって再び保有される識別子を単に読み取ることによって動物を指定してデータベースに情報を入力し、及び/又はデータベースを参照することは、これらすべての識別子による同じ動物の特定を可能にするので、ユーザ(例えば、畜産家)にとって容易なものとなっている。
さらに、同じ動物に関連付けられたすべての識別子(識別番号、バーコード、マトリクスコード等)を、データベースにおいて、これらの識別子の内ただ1つ(例えば、識別番号)を読み取るだけで得ることができる。例えば、動物の識別子のうちの1つを供給者のインターネットサイトにおいて入力することによって、その動物のすべての識別子を入手することができる。
さらに、動物及び組織採取装置(特に、保存手段)の両方が同じ動物を特定するための識別子を保有しているため、動物の識別子(例えば、動物の識別番号)をデータベースに入力することによって、動物について実施された遺伝分析をより容易に入手することが可能である。
切断部材が動物の組織を切り抜いた後で押し部材が切り抜かれたサンプルを押すように時間的にわずかにずらされている切断部材及び押し部材の平行移動からなる二連の動作が可能なかぎりにおいて、他のサンプル採取ツールを使用することも可能となっている。この時間のずれは、1ナノ秒程度又は1マイクロ秒程度であってよい。
図示の例において説明したとおり、押し棒に動作を伝達する機構は、ストリッピングシステム(stripping system)であってよい。例えば、第1の押し棒81を駆動する第1のカムと第2の押し棒82を駆動する第2のカムとを備えるカムシャフトシステム等、他の機構も想定される。
別の実施形態においては、上述の技術を、識別タグの同時取付けに組み合わせることができる。好ましくは、この識別タグが、サンプル採取装置の識別子に関連付けられた識別子を保持し、識別子が、同じ情報を符号化した状態で有することによって同じ動物を特定するために使用される構成となっている。

Claims (10)

  1. 動物から組織のサンプルを切り取るように構成された少なくとも1つの切断部材(21)を有する採取手段と、
    前記サンプルを保存する保存手段と
    を備えており、
    動物から組織を採取するように構成されている装置であって、
    前記採取手段が、前記切断部材(21)に対して移動可能に構成された押し部材(23)を備え、
    前記押し部材(23)が、前記サンプルを前記切断部材(21)によって切り取った後に前記保存手段に押し入れることを可能にするように構成されており、
    前記切断部材(21)及び前記押し部材(23)が、円筒形状を有し、かつ一致する軸心を有し、
    前記切断部材(21)が、前記押し部材(23)のガイドとして用いられるように構成され、
    前記保存手段がサンプル管(51)と管上側部材(52)とを備え、
    前記管上側部材(52)が、前記サンプルを切断するために前記切断部材に対するストッパ面として作用するように構成された支持部を形成し、かつ前記管上側部材(52)が、前記押し部材の少なくとも一部を前記保存手段に挿入するように構成された開口を有していることを特徴とする、採取装置。
  2. 前記切断部材(21)又は該切断部材(21)の位置を定めたものと同じ回転軸心を有する支持体と、前記押し部材(23)とが、前記切断部材(21)の内部における前記押し部材(23)のスライドを可能にする相補的なスライド案内手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の採取装置。
  3. 前記押し部材(23)が、少なくとも1つの保存料を収容する容器を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の採取装置。
  4. 前記押し部材の第1の端部が、剛体的な支え面を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の採取装置。
  5. 前記サンプルに触れるように構成された前記押し部材(23)の第2の端部が、透過性の壁を有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の採取装置。
  6. 前記壁が、ふるいと、少なくとも1つの開口で貫かれた仕切り壁と、膜とを有する一群に含まれていることを特徴とする、請求項5に記載の採取装置。
  7. 前記採取手段が、前記切断部材(21)を少なくとも部分的に覆う着脱式の保護部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の採取装置。
  8. 前記管上側部材(52)が、前記開口を閉鎖するために、前記押し部材(23)と強固な結合をするための手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の採取装置。
  9. 前記管上側部材(52)が、中央の開口によって貫かれているフードと、前記管(51)の縁に支持されるように構成されたフランジとを備えていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の採取装置。
  10. 動物を識別するように構成されたセットであって、
    組織を採取する請求項1〜9のいずれか一項に記載の採取装置と、
    少なくとも1つの識別タグと
    を備え、
    前記組織を採取する採取装置及び前記少なくとも1つの識別タグの各々が、前記動物の特定を可能にする識別子を有していることを特徴とする、セット。
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