JP5335253B2 - げっ歯類動物からの組織採取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マウスやラット等のげっ歯類(齧歯類)動物からの組織採取用装置の技術分野に属するものである。
今日、ゲノム研究の発展に伴い、遺伝子機能を研究するため遺伝子操作をしたマウスやラット等の小型のげっ歯類動物が開発されている。これらげっ歯類動物として、これが例えばマウスである場合、受精卵に遺伝子を導入するトランスジェニックマウス、胚性幹細胞などに遺伝子を導入し相同組み換えによってその遺伝子の発現を消失させるノックアウトマウス、さらには目的の遺伝子を組み入れたノックインマウスなどがあり、これらマウスを用いて操作対象となった遺伝子の機能を個体レベルで解析している。そしてこれら遺伝子操作マウスを研究に用いるためには、操作遺伝子の安定性が求められ、最初に作出された遺伝子操作マウスから多くの系統マウスを作成する必要がある。そしてこの作成操作は、所謂繁殖操作であり、妊性を持ったマウスであれば、計画に添って子孫を作成することが可能である。これらの子孫は、遺伝子操作親からメンデルの法則に従って操作遺伝子が遺伝するはずであり、これらの操作遺伝子を持った個体の選別方法が、繁殖効率と各種系統マウスの作成効率に大いに影響をする。
そしてこの選別作業は、生かしたままのマウスから採取した一部の組織を用いて行い、ゲノムDNA中における操作遺伝子をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)という高感度の遺伝子増幅操作によって初めて可能になることが知られている。このPCRによる遺伝子増幅検査法は、所謂親子鑑定のようなものであって、高感度であるがゆえに他の個体からの組織の混入は絶対的に避ける必要がある。仮に僅かでも他の個体の組織が混入した場合、その感度から操作遺伝子を遺伝していない個体でも陽性個体として誤診(誤判断)してしまうことがある。
このようにして誤診した否遺伝子操作マウスが混じってしまうと、その後の繁殖計画をより煩雑にしてしまうことになり、そこで現状としては、マウスの尻尾や耳たぶから採取した組織を用いてDNAを抽出して標的遺伝子の検出を行っている。この場合において、例えばマウスの切断した尻尾や耳たぶから組織を採取することになるが、尻尾や耳たぶを切断するには、従来から剃刀やハサミ等の切断器具を用いることが常だった。
ところがこのように尻尾や耳たぶを切断する場合において重要なことは、例えばマウスの切断した尻尾から組織を採取するにあたり、他の個体組織の混入を防止することであり、そのため、尻尾を切断する際に用いる剃刀やハサミ等の切断器具について、個々の個体ごとに各別のものを用いる必要があって数多くのものが必要になるが、剃刀を用いる場合、尻尾にある骨の切断が難しいという問題があり、また耳たぶの切除についても高度の技術が要求される。そこでハサミを用いることが試みられているが、ハサミのように一度の使用で廃棄することには経済的負担が大きく、再使用されることになるが、この場合において、切断に使用したハサミには該個体の血液や組織が付着することになるため、極めて厳重に清払処理をした後に再使用する必要があって作業性が悪いという問題がある。
そして実際の現場では、一度に数十匹とか数百匹のマウスの尻尾を切断して組織を採取することが要求されることが多く、このような場合に、作業者には特に重労働が強いられることになるという問題もあり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、一対の切断体、げっ歯類動物の組織採取部位を挿入できるよう離間状に支持する支持体と、前記挿入した組織採取部位の切断をするよう切断体の相対移動操作をする操作体と、前記切断した組織採取部位を収容するため支持体に取付けられる収容体とを備え、切断は操作体に対して着脱自在に取付けられることを特徴とするげっ歯類動物からの組織採取装置である。
請求項2の発明は、一対の切断体は、互いに対向配設される切断刃であり、操作体は、中間部が揺動自在に枢支された一対の操作部であり、該操作部には、基端側に指挿入部がそれぞれ形成され、先端側に前記一対の切断刃にそれぞれ係止する係止部が形成されていて、指挿入部の近接操作に基づいて切断刃を対向側に移動させて切断するものであることを特徴とする請求項1記載のげっ歯類動物からの組織採取装置である。
請求項3の発明は、切断刃には火傷手段が設けられ、動物に残る切断部位を火傷させることで血止めするようになっていることを特徴とする請求項1または2記載のげっ歯類動物からの組織採取装置である。
請求項4の発明は、支持体は、上側刃体を脱落防止される状態で支持する上側支持体と下側刃体を着脱自在に支持する下側支持体とからなり、かつこれら上下側支持体は、切断される組織採取部位を上下に挟む状態で上側刃体と下側刃体とが対向するものであり、操作体は、上側刃体を下側刃体側に押し移動して組織採取部位の切断をするものであり、上側刃体は、操作体の押し移動を解除することで下側刃体側に残るものであることを特徴とする請求項1記載のげっ歯類動物からの組織採取装置である。
請求項5の発明は、組織採取部位は耳であり、支持体には、動物側に残る耳部位を上下に挟んでタグを取付けるタグ取付け手段が設けられていることを特徴とする請求項4記載のげっ歯類動物からの組織採取装置である。
請求項1の発明とすることで、操作体の操作によって目的とする組織切断が簡単にでき、しかも切断後は、切断体と収容体の交換のみで、支持体と操作体とは切断処理した個体の血液や組織の付着がなく、そのまま再利用することができて経済的に有利なものとなる。
請求項2の発明とすることで、ハサミ感覚での組織切断ができ、操作性に優れたものになる。
請求項3の発明とすることで、動物に残る切断部位の血止めができて動物愛護に寄与することができる。
請求項4の発明とすることで、押し操作感覚での組織切断ができ、操作性に優れたものになる。
請求項5の発明とすることで、組織切断と同時にタグ取付けができることになって、組織切断した動物と切断物との特定が確実になる。
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4に示す第一の実施の形態のものにおいて、1はげっ歯類動物の尻尾からの組織採取装置であって、本実施の形態の採取装置1は、操作具2と、切断部3と、止血部4とからなるものであるが、操作具2は、本実施の形態では絶縁素材で形成された洋ハサミ形式を採用したものであって、枢軸5を揺動支点として交差状に軸支された一対の操作体6を用いて構成されている。該各操作体6の基端部には指を挿入するための指挿入部6aがリング状に形成されている。また各操作具6の先端部には、係止部が上下同一方向(本実施の形態では上方向)に突出形成されているが、該係止部は、本実施の形態では突出基端側は細径係止部6bで、その先端は太径係止部6cになっている。そして一対の操作体6の基端部側間には板状の弾機7が介装されているが、弾機7の一端部7aは一方の操作体6に固着(溶着やビス緊締等の適宜の固着手段が採用できる)されている。これに対し、弾機7の他端部7bは、他方の操作体6の内面に対向していて離接可能な構成になっているが、一端部7aのように固着されていても本発明を実施することができる。そして操作部6は、弾機他端部7bが操作体6の内面に丁度当接していて弾機7に負荷が働いていない自然状態では指挿入部6a同士が離間しており、この自然状態から指挿入部6a同士を近接操作をすると、操作体6は、弾機7の押圧を伴いながら対向間隔を狭める方向に揺動変姿をするが、逆に指挿入部6aを離間操作をすると、弾機他端部7bが他方の操作体6から離間する状態で対向間隔が広がる方向に揺動変姿をするようになっている。
また前記切断部3は、絶縁素材で形成された支持体(ホルダー)8を備えて構成されるが、該支持体8は、筒状になっており、その下端部には切断した尻尾を収容できる収容体9が着脱自在に取り付けられている。本実施の形態では、収容体9に、採取した個体を特定するための標識9a(例えばバーコードや必要な筆記ができるもの)が設けられているが、該標識9aはシールとして貼付しても良く、また前もって印刷してあっても勿論良い。因みに、収容体9としては、例えば試験管や有底状のチューブ(袋)が代表され、チューブとして可撓性がある場合には入り口(開口)に開閉自在なチャック9b付きのものを採用することができ、このようにしておけば、収容体9を支持体8から外した後、該収容体9の入り口を閉鎖できることになって都合が良い。
一方、支持体8は、筒部8aが形成され、上端面部には支持溝8bが段差状に形成されているが、該支持溝8bには、支持体筒部8aの内寸法よりは小さいが、マウス尻尾の切断部位を貫通できる大きさの貫通孔10aが形成された補助板10が軽圧入される状態で着脱自在に取り付けられるようになっている。
さらに支持体8の上端部には、外周面から筒部8aの内周面にまで至る左右一対のガイド溝(ガイド孔であっても勿論良い)8cが形成されているが、該各ガイド溝8cには、切断刃11がそれぞれ左右方向移動自在に組込みされている。因みに、ガイド溝8cは、前記貫通孔10aの径よりも溝幅が広く設定され、溝深中間部がさらに幅広になった凹溝8dが形成され、この凹溝8dに切断刃11が軽支持状に挿入組込みされることによって、切断刃11は不用意な移動が規制される状態で左右方向移動自在になっていると共に、切断刃11を抜き差しする際に、切断刃11の貫通孔10aに対応する部位(切断刃11の尻尾切断相当部位)がガイド溝8cの溝底面および溝側面に接触しない、つまり支持体8に切断刃11の尻尾切断部位が接触しないように配慮されている。
さらに切断刃11の表面(上面)には位置決め用のマーク11aが設けられており、該マーク11aを、例えば本実施の形態のようにガイド溝8cの上外端位置8eと位置合わせすることで、切断刃11が支持体8に対して切断前位置に正確に位置決めされるようになっている。
また、切断刃11の支持体8の外側端から外方に突出する外側部位には、係止孔が形成されているが、本実施の形態の係止孔は、外側の広幅孔部11bと内側の狭幅孔部11cとが左右方向に連続するように形成されている。そして前述したように操作体6について、指挿入部6aを拡開操作して広幅孔部11bに太径係止部6cを位置合わせして該太径係止部6cを広幅孔部11bに貫通させ、これによって細径係止部6bを広幅孔部11b位置に位置させ、そして弾機他端部7bが他方の操作体6に丁度当接する位置まで指挿入部6を近接操作すると、細径係止部6bが狭幅孔部11cの内端位置まで移動し、これによって切断刃11が操作体6から抜け止め係止される状態にセットされるようになっている。この係止状態で、補助板貫通孔10aにマウスの尻尾Xを挿入後、指挿入部6aを近接操作すると、切断刃11が互いに内方に移動(相対移動)することになって刃部が互いに交差して(または突き当たって)尻尾Xを切断できるようになっている。
因みにこのものでは、操作体6の先端部が支持体8の外側面に当接するまで操作することで前記切断位置の位置決めが丁度なされるように設定されている。
さらに本実施の形態では、前記尻尾Xの切断された部位の止血ができる止血手段12が設けられている。ここで用いられている止血手段12は、切断にタイミングを合わせて瞬時的に高周波電流を流して尻尾Xの動物側に残った切断面を火傷させることによって止血するものであって、高周波電流発生装置13と、該高周波電流発生装置13に接続されたリード線14と、該リード線14の先端に設けられる係合部(例えばワニ口ジャック)15とからなり、該係合部15を切断刃11の外端部に係合しておき、そして前記切断操作の伴う切断刃11同士の接触で高周波電流が流れ、これによって止血ができるようになっている。尚、血止手段としては高周波電流によって火傷させるものに限定されず、電熱器等の高温発生手段を用いて火傷させられるものであれば手段を問わないものである。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、支持体8に収容体9、補助板10、そして切断刃11をセットすると共に、該セットした切断刃11に操作体6を係止し、さらに係合部15を係合する。そしてこの状態でラットの尻尾Xを補助板貫通孔10aに挿入した後、指挿入部6aに指を入れて操作体6を閉操作すると、切断刃11が交差することになって尻尾Xを切断し、該切断された尻尾X部分は収容体9内に落下する。このとき、ラット側に残る尻尾Xの切断部位は、高周波電流が流れることになって火傷による止血が実行される。
このように本発明が実施されたものにおいては、ラットの尻尾Xの切断が簡単にできるが、この切断作業後においては、操作体6を切断刃11から外すことでよく、これによって一対の突き合った切断刃11が尻尾Xの挿入部位を塞ぐことになって蓋として機能し、そのままの保存ができる。
さらに必要において収容体9を支持体8から取り外してチャック9aで入り口を塞いでおくこともできる。また切断刃11については、操作体6を外すと共に、支持体8から抜き取ることになるが、支持体8から抜き取る際に、ガイド溝8cは、該ガイド溝8cの上下方向中間位置に設けた凹溝8dで切断刃11を挿入支持されていると共に、尻尾Xが挿入される補助板貫通孔10aよりも幅広に設定されているから、ガイド溝8cの溝底面および溝側面に切断刃11の尻尾切断部位が接触することがなく、この結果、操作体6は勿論のこと、補助板10を交換した支持体8についても再度使用して別のマウスの尻尾Xの切断をすることができる。
さらに、図5〜図11に本発明の第二の実施の形態を示す。このものは、げっ歯類動物の耳たぶYを切断することによる組織採取装置であって、本実施の形態の採取装置20は、操作具21と、切断部22とからなるものであるが、操作具21は、上側支持部23と下側支持部24とを備えて構成される。これら支持部23、24からは支持杆23a、24aが突設され、該支持杆23a、24aは支軸25を軸心として上下方向相対回動自在に設けた回転体23b、24bにそれぞれ連結されている。回転体23b、24b間には図示しない復帰弾機が介装され、上下支持部23、24同士を互いに離間する側に位置するよう付勢している。
上側支持部23には、上下方向に貫通する貫通孔23cが穿設され、該貫通孔23cに作動ロッド25が上下方向移動自在に貫通しているが、作動ロッド25の貫通孔23から上方に貫通する上端には操作体25aが一体的に設けられていると共に、操作体25aと上側支持部23の上面とのあいだに弾機25bが介装されている。
一方、上側支持部23の下端部には、下側が開口し天面を有する溝部23dが形成されるが、上側支持部23の下面に、ゴム質弾性材からなり、中心部には後述する上側刃体27の被支持部27aを嵌入支持するための支持孔26aが形成された支持板26が着脱自在(交換自在)に止着されている。
27は上側刃体であって、該上側刃体27は円柱状をし、上面には小径となった被支持部27aが突出形成されている。そして該上側刃体27は、被支持部27aを支持孔26aに無理嵌め状に嵌入することで上側支持部23に支持されるようになっている。さらに28はタグであって、該タグ28は、作業年月日や時間、マウスの特定標識等、必要な情報が記載(印刷であってもよい)できるものであって、タグ28は被支持部27aが貫通する貫通孔28aが形成されている。そしてタグ28は、貫通孔28aに被支持部27aを貫通した状態で上側刃体27にセットされ、前述したように上側支持体26に上側刃体27を支持することで上側支持体26と上側刃体27とのあいだに挟持状に支持されるようになっている。そしてこの支持状態では、タグ28は溝部23dよりも外方にはみ出す大きさに設定されている。
一方、下側支持体24は、円筒形状をしているが、その上面には下側刃体29を位置決め支持するための第一の支持溝24aと、該第一支持溝24aよりは小径であって、収納体30の開口を嵌合止着した鍔部31を位置決め支持するための第二の支持溝24bが形成されている。
前記下側刃体29には、該下側刃体29の上面にセットされた切断前のマウスの耳たぶYを上側刃体27が嵌入して切断(剪断)するための切断孔29aが形成されるが、さらにこのものでは、下側刃体29の上面に位置決め溝29bが形成されるが、該位置決め溝29bには、切断後にマウスに残る耳たぶY1と前記タグ28とを抜け止め状に貫通する抜止め部(矢尻形状に代表される)32aが所定間隔を存して設けられている。そして耳たぶY2を切り落とした後、さらに上側支持部23と下側支持部24とを近寄せると、抜止め部32aが、残った耳たぶY1とタグ28とを突き抜けて溝部23dに入り込み、これによってタグ28の耳たぶY1からの外れ止めをするための止め具32を位置決めセットできるようになっている。本実施の形態では止め具32はリング状になっているが、間隙を存したものであっても勿論良い。
叙述の如く構成された本発明の第二の実施の形態において、タグ28と共に上側刃体27を上側支持部23にセットする一方、下側刃体28には、収納体30が止着された鍔部31および下側刃体29をセットし、さらに下側刃体29に止め具32をセットした後、耳たぶYを上下刃体27、29間にセットする(図6参照)。このとき、耳たぶYは抜止め部32aからはみ出るようにセットする。この状態で上側支持体23を下側支持体24側に相対的に押し下げて上側刃体27を切断孔29aに嵌入すると、一部の耳たぶY2が切断されて収容体30に落下する(図7参照)。この状態からさらに上側支持体23を前記相対的に押し下げると、抜止め部32aが残った耳たぶY1およびタグ28を抜け止め状に突き抜ける(図8参照)。その後、操作体25aを弾機25bに抗して押し操作すると、上側刃体被支持部27aが押されて支持部26から抜け出ることになる(図9参照)。このとき下動した下側刃体29は切断孔29aに軽支持されることになって切断孔29aの蓋をする。その後、操作体25a、上側支持体23の押し操作を解除して基位置に復帰させ(図10参照)た後、タグ28付きの耳たぶY1を下側刃体29から取外すと共に、下側支持体24から鍔部31、下側刃体29とをセットにして外せば、上側刃体27によって蓋をされた切断耳たぶY2が収容された収納体30が取出せる。
このように、本発明が実施された第二の実施の形態のものでは、ワンタッチで耳たぶの切断ができることになって作業性が向上し、しかも上下の刃体27、29は取り外されて収納体30側に移行するため、上下支持体23、24がマウスによって汚れることがなく、そのまま繰返して使用することができる。
しかもこのものでは、マウスに残った耳たぶY1に、耳たぶY2の切断とあわせてタグ28を抜止め状に取付けることができるから、切り取った耳たぶY2とのあいだの個体識別が簡単にでき、間違うことを回避できることになる。
第一の実施の形態のするげっ歯類動物からの組織採取装置の平面図である。 同組織採取装置の要部の平面図である。 同組織採取装置における図2のA−A視断面図である。 同組織採取装置における図2のB−B視断面図である。 第二の実施の形態のするげっ歯類動物からの組織採取装置の平面図である。 第一の切断工程図である。 第二の切断工程図である。 第三の切断工程図である。 第四の切断工程図である。 第五の切断工程図である。 第六の切断工程図である。
符号の説明
1 組織採取装置
3 切断部
8 支持体
9 収容体
11 切断刃
23 上側支持部
24 下側支持部
27 上側刃体
28 タグ
29 下側刃体

Claims (5)

  1. 一対の切断体、げっ歯類動物の組織採取部位を挿入できるよう離間状に支持する支持体と、前記挿入した組織採取部位の切断をするよう切断体の相対移動操作をする操作体と、前記切断した組織採取部位を収容するため支持体に取付けられる収容体とを備え、切断は操作体に対して着脱自在に取付けられることを特徴とするげっ歯類動物からの組織採取装置。
  2. 一対の切断体は、互いに対向配設される切断刃であり、操作体は、中間部が揺動自在に枢支された一対の操作部であり、該操作部には、基端側に指挿入部がそれぞれ形成され、先端側に前記一対の切断刃にそれぞれ係止する係止部が形成されていて、指挿入部の近接操作に基づいて切断刃を対向側に移動させて切断するものであることを特徴とする請求項1記載のげっ歯類動物からの組織採取装置。
  3. 切断刃には止血手段が設けられ、動物に残る切断部位を血止めするようになっていることを特徴とする請求項1または2記載のげっ歯類動物からの組織採取装置。
  4. 支持体は、上側刃体を脱落防止される状態で支持する上側支持体と下側刃体を着脱自在に支持する下側支持体とからなり、かつこれら上下側支持体は、切断される組織採取部位を上下に挟む状態で上側刃体と下側刃体とが対向するものであり、操作体は、上側刃体を下側刃体側に押し移動して組織採取部位の切断をするものであり、上側刃体は、操作体の押し移動を解除することで下側刃体側に残るものであることを特徴とする請求項1記載のげっ歯類動物からの組織採取装置。
  5. 組織採取部位は耳であり、支持体には、動物側に残る耳部位を上下に挟んでタグを取付けるタグ取付け手段が設けられていることを特徴とする請求項4記載のげっ歯類動物からの組織採取装置。
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