JP5389369B2

JP5389369B2 - 冷却貯蔵庫

Info

Publication number: JP5389369B2
Application number: JP2008089555A
Authority: JP
Inventors: 和彦岡崎
Original assignee: Panasonic Healthcare Co Ltd
Current assignee: PHC Corp
Priority date: 2008-03-31
Filing date: 2008-03-31
Publication date: 2014-01-15
Anticipated expiration: 2028-03-31
Also published as: JP2009243735A

Description

本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、冷却機能付きインキュベータ、冷凍冷蔵庫等の冷却貯蔵庫に関する。この冷却貯蔵庫の振動低減に関するものである。

冷却貯蔵庫においては、圧縮機の振動を低減させるために、振動吸収用の弾性ゴムを利用している。この弾性ゴムにより、圧縮機からの振動が、冷却貯蔵庫本体に伝わるのを減衰させている。（特許文献１，２参照）
特開２００２−２３５６６５号公報特開２００５−３３１２２８号公報

冷却機能付きインキュベータ等で、細胞を培養する場合には、更に振動対策が必要となる。本発明は、冷却貯蔵庫の振動を低減する構造を提供するものである。

本発明は、冷却貯蔵庫において、圧縮機３が上面に設置されるベース基台４と、冷却貯蔵庫本体１に保持されると共にベース基台４を保持し、更に、この冷却貯蔵庫本体１及びベース基台４から取り外し可能な搬送用保持部材８とを備え、搬送用保持部材８は、断面コ字型のレール部材であり、設置時に引き出して取り外されることにより冷却貯蔵庫本体１とベース基台４を離間し、ベース基台４を冷却貯蔵庫本体１から離間させた状態で設置することを特徴とする。

また、前記ベース基台４は、取り外された搬送用保持部材を下に配置して設置されることを特徴とする。

また、本発明は、前記圧縮機３は、冷却貯蔵庫本体１と冷媒配管６にて繋がっていることを特徴とする。

また、本発明は、前記保持部材８には、この保持部材の抜け止め防止機構が設けられていることを特徴とする。

本発明の冷却貯蔵庫によれば、圧縮機などから発生し本体に伝わる振動を大幅に減衰することが出来る。

本発明は、冷却貯蔵庫において、圧縮機が上面に設置されるベース基台と、冷蔵貯蔵庫本体に保持されるとと共に前記ベース基台を保持すると共に、この冷却貯蔵庫本体及び前記ベース基台から取り外し可能な保持部材とを備えることを特徴とする。この保持部材を引き出して取り外すことにより、ベース基台と本体を離間させることができる。

図面を参照しつつ、本発明を冷却機能付きCO2インキュベータに採用した実施例１を説明する。図１は、冷却機能付きCO2インキュベータの搬送時の要部概略図である。図２は、保持部材を取り外した時の要部概略図である。図３は設置運転時の要部概略図である。

図において、１は冷却機能付きCO2インキュベータの本体である。２はこの機械室である。３は圧縮機であり、この冷却貯蔵庫の冷凍サイクルを構成しており、主な振動元でもある。４は、この圧縮機３が取り付けられたベース基台である。５は、圧縮機３から吐出した高温冷媒を冷却する凝縮器（図示せず）に冷却用の風を吹き付ける送風機である。６は冷媒配管であり、冷媒が内部を流れる。圧縮機３と本体１とは冷媒配管６により繋がっている。

７は本体１に固着された断面コ字型の固定レールである。この断面コ字型の固定レール７は、断面コ字型の保持レール８を保持している。そして、この保持レール８は、ベース基台４の両側を保持している。この保持レール８は、引き出すことにより、取り外しが自由である。

つまり、図１の如く、本体１に固定レール７及び保持レール８を介してベース基台４を取り付けて、運搬等を行う。

設置場所にCO2インキュベータを運び込んだ後に、図２に示すように保持レール８を引き抜いて両者を完全に離間させる。これにより、ベース基台４と本体１とは離間し、圧縮機３及び送風機からの振動は、大きく減衰して本体１に伝わる。

なお、図３の様に、外した保持レール８を、ベース基台４の下に配置するようにしても良い。なお、この場合、振動を更に減衰させるために、保持レール８の一部に弾性ゴムを貼り付けるようにしてもよい。

また、搬送時に保持レール８が抜けるのを防止するために、抜け止め防止機構を設けても良い。また、この保持部材８を断面コ字型のレール状８にしているので、引き抜くだけ取り外し自在となり、ベース基台４と本体１とを離間させることができる。

本発明を冷却機能付きCO2インキュベータに採用した実施例１において、搬送時の要部概略図である。実施例１において、保持部材８を取り外した時の要部概略図である。実施例１において、設置運転時の要部概略図である。

符号の説明

１本体
３圧縮機
４ベース基台
５送風機
６冷媒配管
７断面コ字型のレール部材（固定レール）
８保持部材（断面コ字型のレール部材、保持レール）。

Claims

冷却貯蔵庫において、
圧縮機が上面に設置されるベース基台と、
冷却貯蔵庫本体に保持されると共に前記ベース基台を保持し、更に、この冷却貯蔵庫本体及び前記ベース基台から取り外し可能な搬送用保持部材とを備え、
前記搬送用保持部材は、断面コ字型のレール部材であり、設置時に引き出して取り外されることにより前記冷却貯蔵庫本体と前記ベース基台を離間し、前記ベース基台を前記冷却貯蔵庫本体から離間させた状態で設置することを特徴とする冷却貯蔵庫。
前記ベース基台は、前記取り外された搬送用保持部材を下に配置して設置されることを特徴とする請求項１記載の冷却貯蔵庫。
前記圧縮機は、冷却貯蔵庫本体と冷媒配管にて繋がっていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の冷却貯蔵庫。
前記保持部材には、この保持部材の抜け止め防止機構が設けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の冷却貯蔵庫。